JP2004280417A - 写真印刷装置及びその記憶媒体取り忘れ防止制御方法 - Google Patents
写真印刷装置及びその記憶媒体取り忘れ防止制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】写真印刷中にユーザに記憶媒体の取外しに当たらせてその取り忘れを確実に防止できるようにする。
【解決手段】制御部15は、ユーザが表示/操作部13を用いて写真画像選択を選択した後、該表示/操作部13による印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理を実行するように制御する。この制御により、印刷開始のユーザ操作後(写真印刷中)には記憶メディア5を装置本体部から取外し可能となる状態を確保したうえで、写真のプリント中には、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ1350aを表示し、ユーザに記憶メディア5の取外しを促す。
【選択図】 図11
【解決手段】制御部15は、ユーザが表示/操作部13を用いて写真画像選択を選択した後、該表示/操作部13による印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理を実行するように制御する。この制御により、印刷開始のユーザ操作後(写真印刷中)には記憶メディア5を装置本体部から取外し可能となる状態を確保したうえで、写真のプリント中には、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ1350aを表示し、ユーザに記憶メディア5の取外しを促す。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に装着された記憶媒体から縮小画像データを読み込んでインデックス用の写真画像を表示すると共に、該写真画像の中からユーザにより選択された写真画像に対応する写真画像データのみを記憶媒体から読み込んで写真を印刷する写真印刷装置に係わり、詳しくは、装置本体から記憶媒体を取外すことを忘れないようにメッセージ通知を行なう記憶媒体取り忘れ防止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、例えば、コンビニエンスストア等に設置した写真印刷装置を用いた写真印刷サービスが普及しつつある。
【0003】
この写真印刷サービスを利用するには、不特定多数の人間(ユーザ)が各自のデジタルカメラで撮影した写真画像データを記憶した記憶媒体を持ち込んで写真印刷装置に装着し、ユーザ操作部を用いて写真印刷に必要な一連のユーザ操作を行なって写真印刷を行ない、その際、印刷枚数等に応じて課金されるサービス料金を支払う。
【0004】
ここで、記憶媒体には、デジタルカメラで撮影された写真に相当する写真画像データと、該写真画像データを間引いた縮小画像データ(サムネイル画像データ)とが同一ファイル内に記憶されている。
【0005】
一方、写真印刷装置は、各ユーザが持ち込んで装置本体内に装着した記憶媒体からサムネイル画像データを読み込んでインデックス(見出し)用の写真画像を表示し、該表示された見出し写真画像の中からユーザによる所望の見出し写真画像の選択や印刷部数の入力を受付け、該選択された見出し写真画像に対応する写真画像データを記憶媒体から装置本体内のハードディスク等で実現される記憶部に読み込んで上記指定部数の写真を印刷する機能を備えている。
【0006】
この種の写真印刷装置は、例えば、印刷枚数等に応じて課金されるサービス料金を支払うことで、不特定多数のユーザが利用できるものであり、各ユーザは記憶媒体を装置本体に装着して写真印刷を行ない、写真印刷後には装置本体から記憶媒体を取外して持ちかえる必要がある。
【0007】
かかる利用形態の写真印刷装置では、ユーザによる記憶媒体の取り忘れを防止する対策も重要になる。
【0008】
記憶媒体の取り忘れ防止対策として、下記特許文献1には、釣銭の支払いを印刷出力後に行なうことによって、記憶媒体の取り忘れを防止する画像印刷装置が開示されている。
【0009】
また、下記特許文献2には、記憶メディアが記憶メディア挿入部から抜かれない限り、プリントが行なわれないように制御する機能を有するデジタルプリント機が開示されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−331871号公報
【特許文献2】
特開2001−117747号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、釣銭がある場合は、印刷出力が完了して釣銭を受け取る際にユーザの注意が記憶媒体に向くためその取り忘れ防止効果があるが、釣銭がない場合は、釣銭の受け取りに際してユーザの注意が記憶媒体に向くという機会が損なわれるため、記憶媒体の取り忘れ防止効果は望めないという問題点があった。
【0011】
また、プリント→記憶媒体取外し→釣銭受取りといったユーザ操作の流れからも分かるように、ユーザは、記憶媒体の取外し、釣銭受け取りをプリント終了後に行なう必要があるため、写真印刷装置の1ユーザ当たりの占有時間が長くなるという問題点もあった。
【0012】
一方、特許文献2に記載のものでは、記憶媒体が取外されないとプリントが開始されないというシーケンシャルな動作を行なうため、プリント開始から終了までのユーザの待ち時間が長くなるという問題点があった。
【0013】
本発明は上記問題点を解消し、選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理を先行して実施することにより、写真印刷中には、記憶媒体が取外し可能になったことをユーザに通知してその取り忘れを確実に防止できるようにすると共に、記憶媒体の取外しを印刷中に済ませて印刷終了後のユーザの手間を減らすことにより、写真が印刷出力されるまでのユーザの待ち時間を短縮できる写真印刷装置及びその記憶媒体取り忘れ制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、前記写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記メッセージの通知後、最終ページの写真の印刷開始までの間に前記記憶媒体が取外されなかった場合、該最終ページの写真を印刷出力しないように制御する印刷停止制御手段を具備することを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記メッセージ通知の後、所定のページの写真が印刷されるまでの間に前記記憶媒体が取外されない場合、前記メッセージの通知形態をユーザにとってより注意を引き易い形態に変更する通知形態変更手段を具備することを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか記載の発明において、前記通知手段は、前記写真印刷中に前記ユーザ操作部の表示部に表示される印刷中画面上に、前記メッセージをカットインして表示することを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記通知手段は、前記メッセージ表示後、前記記憶媒体が取外された場合、前記カットインメッセージを隠し、前記印刷中画面に戻すことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された時点で、該選択された見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なうことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に複数の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された場合、当該選択された各見出し写真画像に対応する写真画像データを並列に前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なうことを特徴とする。
【0021】
請求項8記載の発明は、上記請求項6または7記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された後、該選択を取り消す操作が行なわれた場合、当該取り消し操作がなされた見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む動作を停止する制御を行なうことを特徴とする。
【0022】
また、請求項9記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0023】
また、請求項10記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知することを特徴とする。
【0024】
また、請求項11記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係る写真印刷装置1の構成を示すブロック図である。
【0027】
この写真印刷装置1は、装置本体部11、プリンタ16、課金装置17から構成される。
【0028】
装置本体部11には、ユーザがデジタルカメラで撮影した写真画像データと該写真画像データを縮小したサムネイル画像データが記憶された記憶媒体(以下、記憶メディアという)5を着脱可能な機構を備え、装着された記憶メディア5から情報を読み取る記憶媒体読取部(メディアリーダ)12、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作(写真選択、部数入力、編集指示、プリント開始指示等)を行なうユーザインタフェース部(UI部)であって、写真印刷操作画面等の各種情報の表示や、該表示画面上でのユーザ操作に対応する各種情報の入力を行なう表示/操作部13、表示/操作部13での写真選択操作に応じてメディアリーダ12により記憶メディア5から読み取られる写真画像データ等の各種情報を記憶する記憶部14、装置全体を制御する制御部15が備わる。
【0029】
プリンタ16は、制御部15の制御下で、表示/操作部13でのプリント開始指示に基づき記憶部14から転送される写真画像データを用いて指定部数の写真を印刷する装置であり、課金装置17は、制御部15の制御下で、プリンタ16で印刷される写真の枚数や編集内容等に応じて写真印刷サービス料金の課金を行なう装置である。
【0030】
ユーザが、この写真印刷装置1で写真を印刷しようとする場合、メディアリーダ12に記憶メディア5(図示しないデジタルカメラで撮影した写真の写真画像データが記憶された各種の媒体)を装着し、表示/操作部13に表示される写真印刷操作画面に従って写真印刷に必要な一連の操作を行なう。
【0031】
ここで、メディアリーダ12に装着された記憶メディア5には、例えば、図2に示すように、圧縮された撮像解像度(例えば、3000×2000)の写真画像データと、該写真画像データを間引きした低解像度(例えば、160×120)のサムネイル画像(当該画像も圧縮されている)とから成る写真ファイルが記憶されている。
【0032】
このように、同一ファイル内に写真画像データと該写真画像データに対応するサムネイル画像データが記憶された記憶メディア5を写真印刷装置1のメディアリーダ12に装着した後、ユーザが、表示/操作部13に表示されている初期画面上で、今回挿入した記憶メディア5の種類を選択する操作を行なうと、制御部15は、メディアリーダ12を制御して記憶メディア5からサムネイル画像データを読み出し、該データを基に、後述する写真選択画面131を用いて、インデックス用の写真画像(見出し写真画像)を複数枚づつ表示(インデックス表示)する。
【0033】
図3は、表示/操作部13に表示される写真選択画面131の一例を示す図である。
【0034】
この写真選択画面131において、インデックス表示フィールド1311には、記憶メディア5から読み取られた複数のサムネイル画像データに基づく複数の見出し写真画像がインデックスとして表示される。この例では、1画面に横4枚縦3枚の見出し写真画像が表示可能である。
【0035】
この写真選択画面131は、インデックス表示フィールド1311に表示された見出し写真画像を見ながら、これから印刷しようとする所望の写真の選択及びその部数を入力する操作画面であり、上記インデックス表示フィールド1311の他、メッセージ表示フィールド1312、選択枚数表示フィールド1313、一括設定/解除ボタン1314、インデックスプリントボタン1315、テンキー1317、設定完了ボタン1318、ページスクロールボタン1319、終了ボタン1320、ヘルプボタン1321等が設けられている。
【0036】
メッセージ表示フィールド1312には、写真の選択及び部数の入力を促すためのメッセージ(例えば、“写真の選択、部数を入力して下さい”)が表示される。
【0037】
ユーザは、そのメッセージに従い、例えば、見出し写真画像にタッチして写真を選択した後、テンキー1317から部数を入力する操作を繰り返すことにより、各写真毎にその選択と印刷部数の入力を行なうことができる。
【0038】
また、一括設定/解除ボタン1314を押下した後、所望の写真を順次選択していき、最後にテンキー1317から部数を入力することにより、それまでに選択した各写真に対して当該部数を一括して設定できる。
【0039】
また、写真の選択及び部数の入力を行なっている途中で、一括設定/解除ボタン1314を押下することにより、それまでの設定内容を一括解除できる。
【0040】
上記選択操作により選択された写真(見出し写真画像)は、所定の方法で強調表示され(図3の例では、強調表示の様子を斜線を用いて表わしている)、該選択された写真の下部には、指定された部数(例えば、1部、2部、3部等)が表示される。
【0041】
この写真選択画面131では、インデックス表示フィールド1311内に所望の写真が表示されていない場合、スクロールボタン1319を操作することにより、インデックス表示を上下にスクロールさせて前の頁あるいは次の頁のインデックス表示を行なうことができる。
【0042】
上述した写真選択操作の実行中、選択枚数表示フィールド1313には、それまでに選択された写真の枚数(この例では、3枚)が表示される。
【0043】
また、上述した写真選択、部数入力が完了した後、インデックスプリントボタン1315を押下することにより、それまでに選択された写真のサムネイル画像データを用いて、プリンタ16により、インデックスプリント(選択された写真が通常より小さいサイズで印刷されたもの)を印刷させることができる。
【0044】
また、終了ボタン1320を押下することにより、写真選択画面131を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0045】
また、ヘルプボタン1321を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、写真選択あるいは部数入力に関する操作方法等の検索が行なえる。
【0046】
また、上記写真選択と部数入力が完了した後、設定完了ボタン1318が押下されると、それまでに選択された写真と入力された部数が確定されると共に、表示/操作部13の表示内容は後述する編集画面133に遷移する。
【0047】
図4は、表示/操作部13に表示される編集画面133の一例を示す図である。
【0048】
この例では、編集画面133において、メッセージ表示フィールド1331には、編集対象の写真に対する編集条件の入力を促すメッセージ(例えば、“用紙と、レイアウトを選んで下さい。”)が表示される。
【0049】
また、編集画面表示フィールド1332には、用紙〔サイズと方向(縦横)〕を選択するために用いる用紙選択フィールド1332aと、該選択された用紙に対するレイアウト(1UP、2UP、4UP等)を指定するために用いるレイアウト指定フィールド1332bが設けられる。
【0050】
ユーザは、用紙選択フィールド1332aを用いて用紙を選択し、レイアウト指定フィールド1332bを用いて、上記選択された用紙に対するレイアウト(1UP、2UP、4UP等)を指定することができる。
【0051】
図4の例は、特に、A4縦の用紙が選択され、該用紙に対して2UPの写真を印刷を行なうことが指示された時の表示例を示すものである。この時、用紙選択フィールド1332a内には、該編集対象の画像を指定形式(2UP)で印刷した時の印刷イメージが表示される。
【0052】
この他、編集画面133には、設定完了ボタン1333、スクロールボタン1334、終了ボタン1335、ヘルプボタン1336、戻るボタン1337等が設けられている。
【0053】
ユーザは、スクロールボタン1334を操作することにより、前の頁に戻るか次の頁に進んで編集操作を続けることができる。
【0054】
また、終了ボタン1335を押下することにより、編集画面133を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0055】
また、ヘルプボタン1336を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、編集に関する操作方法等の検索が行なえる。
【0056】
また、戻るボタン1337を押下することにより、写真選択画面131に戻って写真の選択や部数入力を行なうことができる。
【0057】
また、設定完了ボタン1333を押下することにより、それまでに指定した編集条件が設定(確定)されると共に、表示/操作部13の表示内容は後述する課金画面134に遷移する。
【0058】
なお、図4では、用紙の選択とレイアウト指定等の編集処理を行う時の編集画面133の表示例を挙げているが、当該編集画面133には、この他、選択した写真(画像)の拡大、縮小、画像配置、あるいはトリミング等、種々の編集を行なうためのツールを設けても良い。
【0059】
図5は、表示/操作部13に表示される課金画面134の一例を示す図である。
【0060】
この課金画面134において、課金操作案内表示フィールド1341には、それまでに選択、部数入力並びに編集指定のなされた写真の印刷に要するサービス料金額(この例では、300円)が、印刷条件(同、カラープリント/用紙サイズ:A4/ページ数3)や、サービス料金分の金銭投入を促すメッセージ(例えば、“料金箱へ、お金を入れて下さい。”)と共に表示される。
【0061】
また、投入金額表示フィールド1342には、その時点までに課金装置17に付設の料金箱(図示せず)に投入された金銭の額を示す情報(この例では、“只今の投入金額 100円”)が表示される。
【0062】
また、グラフィックアニメーション表示フィールド1343には、料金箱への料金投入を模したグラフィックアニメーションが表示される。
【0063】
この他、課金画面134には、終了ボタン1344、ヘルプボタン1345、戻るボタン1346等が設けられている。
【0064】
終了ボタン1344を押下することにより、該課金画面134を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0065】
また、ヘルプボタン1345を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、料金支払いに関する操作方法等の検索が行なえる。
【0066】
また、戻るボタン1346を押下することにより、編集画面133に戻って写真編集操作を行なうことができる。
【0067】
課金画面134の表示中、投入金額が投入を促したサービス料金額に達すると、表示/操作部13の表示内容は、後述するプリントスタート画面135に遷移する。
【0068】
図6は、表示/操作部13に表示されるプリントスタート画面135の一例を示す図である。
【0069】
このプリントスタート画面135には、プリント進捗表示フィールド1351、プリント動作表示フィールド1352、プリントスタートボタン1353、プリント中止ボタン1354、終了ボタン1355、ヘルプボタン1356、戻るボタン1357等が設けられている。
【0070】
このプリントスタート画面135上でプリントスタートボタン1353が押下されると、それまでのユーザ操作で選択されかつ編集処理がなされた写真画像データがプリンタ16に送られ、指定部数の写真が印刷される。
【0071】
写真の印刷(プリント)動作を行なっている間、プリント動作表示フィールド1352には、プリント動作中であることを示すメッセージ(この例では、“プリントしています。”)が表示される。
【0072】
また、プリント動作中、プリント進捗表示フィールド1351には、例えばその上段に、全印刷ページのうちの何ページ目を印刷中かを数字で表わすプリント進捗ページ表示がなされる。中段には、例えば、印刷対象のページの画像のうちの印刷完了した部分の画像が印刷の進行に合わせて次第に見えてくるイメージを表わすプリント進捗画像表示がなされる。下段には、全体の印刷時間のうちのどの程度の時間までプリントが終了したかをレベルメータで表わすプリント進捗レベル表示がなされる。
【0073】
上記プリント動作の進行中、プリント中止ボタン1354が押下されると、その時点で当該プリント動作が中止される。
【0074】
また、プリントスタート画面135上で終了ボタン1355を押下することにより、当該画面135を閉じ、初期画面を経て写真印刷処理を終了することができる。
【0075】
また、プリントスタート画面135上でヘルプボタン1356を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、プリント操作方法等の検索を行なうことができる。
【0076】
また、プリントスタート画面135上で戻るボタン1357を押下することにより、編集画面133まで戻り、写真の編集操作を行なうことができる。
【0077】
このように、本発明の写真印刷装置1では、表示/操作部13にUI画面(写真選択画面131、編集画面133、課金画面134、プリントスタート画面135等)を表示し、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作を当該UI画面を用いて受付けるようにしている。
【0078】
上記UI画面を用いた一連のユーザ操作に対して、制御部15は、その操作内容を解析し、該解析結果に従ってメディアリーダ12、表示/操作部13、記憶部14、プリンタ16、課金装置17の各部を制御して写真印刷を実現する。
【0079】
特に、本発明に係わる写真印刷装置1において、制御部15は、ユーザが表示/操作部13を用いて写真画像を選択した後、該表示/操作部13による印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理を実行するように制御する。
【0080】
この制御によれば、上記印刷開始のユーザ操作後、つまり、プリンタ16による写真のプリント中には、それまでに選択された写真の印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から記憶部14に既に読み込み済みのため、装置本体部11(メディアリーダ12)から記憶メディア5を取外し可能な状態となる。
【0081】
このような動作状態において、制御部15は、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する制御を行なう。これにより、ユーザは、写真のプリント中、ただ待っているだけでなく、上記メッセージの通知を受けて記憶メディア5を取り出す作業を行なうことができる。
【0082】
なお、写真プリント中に記憶メディア5を取外し可能にする方法としては、初期画面で記憶メディア5の種類が選択された時に、該記憶メディア5の全ての写真画像データをサムネイル画像データと共に装置本体部11内に読み込む方法も考えられるが、この方法では、情報量の大きな写真画像データを全て読み込むために時間がかかり、1ユーザ当たりの装置占有時間が更に長くなって実用的ではない。
【0083】
この点、本発明に係わる写真印刷装置1は、ユーザの選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを装置本体部11内の記憶部14に読み込むようにして、写真画像データの読み込みにかかる時間を極力短くしたうえで、更に、写真プリント中に、記憶メディア5が取外し可能であることをユーザに通知してその取外しを促すものであり、上述した方法に基づく装置とは、根本的に異なるものである。
【0084】
以下、本発明に係わる印刷装置1における写真印刷処理動作について各実施例を挙げて詳しく説明する。
【0085】
第1の実施例:
図7は、第1の実施例に係わる写真印刷装置1の写真印刷処理動作を示すフローチャートである。
【0086】
図7に示すように、本実施例の写真印刷装置1における写真印刷処理は、各種UI画面(写真選択画面131、編集画面133、課金画面134、プリントスタート画面135等)上でのユーザ操作に対して、それぞれの処理ステップの時点でその処理をシーケンシャルに実行していくメインスレッドと、メインスレッド中のある処理ステップを契機に、写真印刷準備処理〔記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14〔例えば、ハードディスク(HDD)で構成される〕への写真画像データの読み込み、編集処理等〕を並行して行なうワーカスレッド(1、2)とで実現される。
【0087】
まず、メインスレッドにおいて、制御部15は、メディアリーダ12に装着された記憶メディア5からメディアリーダ12によりサムネイル画像データを読み込んで表示/操作部13に送り、写真選択画面131(図3参照)を用いて、見出し写真画像を表示する(ステップS701)。
【0088】
次に、写真選択画面131において、ユーザによる写真(見出し写真画像)の選択及び部数の入力を受付ける(ステップS702)。
【0089】
その際、ユーザによる写真の選択及び部数の入力が確定される毎に、選択された写真に対応する写真画像データを記憶メディア5から読み込むワーカスレッド1を開始する(ステップS720)。
【0090】
ワーカスレッド1は、例えば、図8(a)に示すように、写真が選択される毎にリードスレッドを生成し(ステップS721−1,S721−2,S721−3,…)、この選択された写真に対応する写真画像データを記憶メディア5から読み込み(ステップS722−1,S722−2,S722−3,…)、装置本体部11内の記憶部14に記憶し(ステップS723−1,S723−2,S723−3,…)、その後、当該リードスレッドを消滅させる(ステップS724−1,S724−2,S724−3,…)という手順で行なわれる。
【0091】
この間、ワーカスレッド1では、画像(見出し写真画像)選択、部数入力が終了したかどうかを監視し(ステップS725)、画像選択、部数入力が終了した場合(ステップS725YES)は、写真印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から装置本体部11内に読み込まれたどうかをチェックする(ステップS726)。
【0092】
そして、写真印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から装置本体部11内に読み込まれた場合(ステップS726YES)、メインスレッド側に対し、メディアリーダ12から記憶メディア5の取外しが可能であることを通知し(ステップS727)、処理を終了する。
【0093】
このように、ワーカスレッド1において、制御部15は、インデックス表示された写真(見出し写真画像)の中から複数の写真が選択され、それぞれに部数が入力された場合、これら各写真に対応する写真画像データを並列(マルチスレッド)に記憶メディア5から記憶部14に読み込み、写真印刷に必要な情報が全て揃った時に、メインスレッド側に対して、記憶メディア5が取外し可能になったことを通知する制御を行なう。
【0094】
一方、メインスレッド側では、表示/操作部13に表示中の写真選択画面131を用いて、それまでに選択されあるいは部数が入力された写真に対する取り消し操作がなされた場合(ステップS703YES)、対象となるリードスレッドを消滅させ(ステップS704)、記憶メディア5から記憶部14への該当する写真画像データの読み込みを停止させる。
【0095】
また、上記取り消し操作が行なわれない場合(ステップS703NO)、例えば、写真選択画面131上で設定完了ボタン1318が押下されかつワーカスレッド1側から“記憶メディア5が取外し可能”であることが通知されたか否かを監視することにより印刷対象の写真が揃ったかどうかをチェックし(ステップS705)、印刷対象の写真が揃うまでの間(ステップS705NO)は、写真選択及び部数入力(ステップS702)の受付けと、取り消し操作がなされたか否かの監視(ステップS703)を継続する。
【0096】
この間、印刷対象の写真が揃った場合(ステップS705YES)、制御部15は、表示/操作部13に編集画面133(図4参照)を表示し、ユーザによる画像編集入力を受付ける(ステップS706)。
【0097】
そして、この編集画面133での対象の写真の画像編集操作が完了し、当該編集条件で写真印刷することが決定される(例えば、設定完了ボタン1333が押下されたことで判断する)と、それまでに選択された写真の印刷に必要な金額(写真印刷サービス料金)を指定部数や編集内容等を基に算出し、課金画面134(図5参照)を用いて、当該写真印刷に必要な金額の投入を促すメッセージを表示する(ステップS707)。
【0098】
また、上記メッセージを表示すると同時に、制御部15は、既に読み込み済みで記憶部14に記憶してある写真画像データに対しての編集処理であるワーカスレッド2を開始する(ステップS730)。
【0099】
ワーカスレッド2は、例えば、図8(b)に示すように、編集画面133での編集操作完了を契機にスレッドを生成し(ステップS731)、これら編集対象の写真に対応する写真画像データを記憶部14から読み出し、上記編集画面133での編集操作内容に従って当該写真画像データを印刷可能なデータ形式に編集し(ステップS732)、該編集完了後の写真画像データを記憶部14に再度記憶し(ステップS733)、記憶完了後、当該スレッドを消滅させる(ステップS734)という手順により行なう。
【0100】
また、メインスレッドにおいて、制御部15は、上記課金画面134を表示後、ユーザが金銭投入を中止したかどうか、つまり、印刷の取り消しが行なわれたかどうかを監視し(ステップS708)、印刷の取り消しが行なわれない場合には(ステップS708NO)、上記サービス料金分の金銭が課金装置17の料金箱に投入されたかどうか(金額が揃ったかどうか)を監視する(ステップS710)。
【0101】
この間、ユーザが金銭投入を中止し、印刷の取り消しが行なわれた場合(ステップS708YES)、制御部15は、ステップ731で生成した対象のワーカスレッド2を消滅させ、今回印刷取り消しのなされた写真を対象とした上記プリント出力フォーマットへの編集処理を中止させ(ステップS709)、メインメニューへと戻る。
【0102】
一方、印刷の取り消しがなされないまま(ステップS708NO)、ユーザが料金箱に投入した金銭の額が上記サービス料金分の金額に達した場合(ステップS710YES)、制御部15は、表示/操作部13にプリントスタート画面135(図6参照)を表示し、ユーザによる印刷指示入力を受付ける(ステップS711)。
【0103】
このプリントスタート画面135上で、プリントスタートボタン1353が押下された場合、制御部15は、プリンタ16を制御してプリント処理(ステップS712)を実行する。
【0104】
図9は、本実施例に係わる写真印刷装置1におけるプリント処理動作を示すフローチャートである。
【0105】
このプリント処理(ステップS712)において、制御部15は、まず、表示/操作部13に表示されたプリントスタート画面135上でプリントスタートボタン1353が押下されたかどうかを監視する(ステップS751)。
【0106】
ここで、プリントスタートボタン1353が押下された場合(ステップS751YES)、制御部15は、上記プリントスタート画面135上に、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージを表示する(ステップS752)。
【0107】
図10(a)は、メディア取外し可メッセージの表示例を示す図である。この例では、上記プリントスタート画面135上にカットインして、“メディアの取外しが可能です。”という内容のメディア取外し可メッセージ1350aを表示している。
【0108】
引き続き、制御部15は、印刷可能な1枚分の写真画像データを記憶部14から読み出してプリンタ16に転送し(ステップS753)、該プリンタ16において当該写真画像データに基づき1枚の写真を印刷させる(ステップS754)。
【0109】
次いで、制御部15は、次に印刷可能な写真画像データ(次頁)があるかどうかをチェックし(ステップS755)、次頁がなければ(ステップS755NO)、プリント処理を終了し、次頁があれば(ステップS755YES)、記憶メディア5が取外し済みかどうかをチェックする(ステップS756)。
【0110】
記憶メディア5が取外し済みかどうかは、例えば、メディアリーダ12に記憶メディア5が装着されているどうかを検出するセンサ(光学式、機械式等は問わない)を設け、該センサの検出結果に基づいてチェックする。
【0111】
ここで、記憶メディア5が取外し済みであれば(ステップS756YES)、プリントスタート画面135にカットイン表示している上記メディア取外し可メッセージ1350aを隠し(ステップS757)、ステップS753以降の処理に進む。
【0112】
一方、記憶メディア5が取外し済みでない場合(ステップS756NO)、プリントスタート画面135に対する上記メディア取外し可メッセージ1350aのカットイン表示を続けながら、残りの印刷枚数が1枚よりも多いかどうかをチェックする(ステップS758)。
【0113】
ここで、残りの印刷枚数が1枚よりも多い場合(ステップS758YES)、そのままステップS753以降の処理に進む。
【0114】
これに対して、残りの印刷枚数が1枚となった場合(ステップS758NO)、制御部15は、プリントスタート画面135に表示する上記メディア取外し可メッセージ1350aの表示形態を変更し(ステップS759)、その後、ステップS753以降の処理に進む。
【0115】
図10(b)は、メディア取外し可メッセージの表示形態の変更表示例を示す図である。
【0116】
この例では、プリントスタート画面135上で、“メディアの取外しが可能です。”という内容のメディア取外し可メッセージ1350bを、図10(a)の場合よりも大きなエリア(プリントスタート画面135のほぼ全面を覆うようなエリア)を使って表示し、該メッセージに対するユーザの注意をより引き付け易いような表示形態に変更している。
【0117】
図11は、第1の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す概念図である。
【0118】
図11(a)は、それまでに選択完了した3枚の写真のうちの1枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0119】
この時には、3枚の写真の印刷に必要な情報(写真画像データ)が記憶部14に読み込み済みで、記憶メディア5が取外し可能な状態にあるが、メディアリーダ12から記憶メディア5が取外されていないため、プリントスタート画面135上には、記憶メディア取外し可メッセージ1350aが表示されている。
【0120】
図11(b)は、上記3枚の写真のうちの2枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0121】
この時には、上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付いたユーザがメディアリーダ12から記憶メディア5を取外しているため、プリントスタート画面135上からは記憶メディア取外し可メッセージ1350aが消されている。
【0122】
図11(c)は、上記3枚の写真のうちの3枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0123】
この時には、ユーザが上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付かずメディアリーダ12から記憶メディア5を取外していないため、プリントスタート画面135上には、表示形態を変えた記憶メディア取外し可メッセージ1350bが表示されている。
【0124】
このように、本実施例では、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像選択を選択した後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施すると共に、上記印刷開始のユーザ操作後、つまり、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ〔図10(a)参照〕を表示する制御を行なう。
【0125】
この制御によれば、ユーザは、写真のプリント中、メディア取外し可メッセージの表示を見て記憶メディア5の取外しに当たることができ、プリント終了後に記憶メディア5を取外す場合に比べて、該記憶メディア5を取り忘れる危険性を大幅に低減できる。
【0126】
また、本実施例では、記憶メディア5が取外されないまま最終ページの写真の印刷まで至った場合、メディア取外し可メッセージの表示形態を例えばユーザにとってより注意を引き易い形態〔図10(b)参照〕に変更して表示するため、プリント開始直後にはユーザがメッセージに気付かなかった場合にも、最終ページの印刷時には表示形態を変更したメッセージに気付いて記憶メディア5を取外しを行なえる可能性が高まり、メディア取り忘れ防止効果をより高めることができる。
【0127】
なお、本実施例では、メディア取外し可メッセージの表示形態を変更するタイミングは、残りの印刷枚数が1枚になった時点としたが、これに限らず、残りの印刷枚数が所定枚数になった時点としても良い。
【0128】
また、記憶メディア5が取外されることなく写真プリントが終了した場合に、メディア取外し可メッセージの表示形態を変更するようにしても良い。
【0129】
第2の実施例:
第2の実施例に係わる写真印刷装置(便宜的に、1Aとする。制御部15のプリント処理制御機能を除いては、その基本構成は第1の実施例の装置1と同じ)では、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像選択を選択した後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施する点(図7参照)は、第1の実施例に係わる装置1と同様である。
【0130】
第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aが第1の実施例に係わる装置1と異なる点はその写真プリント処理(図7のステップS712に相当)にある。
【0131】
図12は、第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aにおけるプリント処理動作を示すフローチャートである。
【0132】
このプリント処理(ステップS712A)において、ステップS751〜S758までの処理は、第1の実施例に係わる写真印刷装置1における処理(図9参照)と同様であるため、ここのでの詳しい説明は割愛する。
【0133】
ここでは、第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aに特有の処理であるステップS761,S762を主体に説明する。
【0134】
このプリント処理(ステップS712A)中、ステップS751〜S758まで処理が進み、ステップS758において、残りの印刷枚数が1枚よりも多いと判断された場合(ステップS758YES)、そのままステップS753以降の処理に進む。
【0135】
これに対して、残りの印刷枚数が1枚となった場合(ステップS758NO)、制御部15は、プリントスタート画面135に上記メディア取外し可メッセージ1350aをカットイン表示したまま、メディア取外し待ちの状態に入り(ステップS761)、この状態のまま、記憶メディア5が取外されたか否かの監視(ステップS762)を続ける。
【0136】
この間、記憶メディア5が取り外されない限り(ステップS762NO)は、上記メディア取外し待ち状態が続き、最終ページの写真のプリント出力は中断したままとなる。
【0137】
なお、このメディア取外し待ち状態の時には、プリントスタート画面135上に、表示形態を変えたメディア取外し可メッセージ1350bを表示するようにしても良い。
【0138】
これに対し、上記メディア取外し待ち状態の間に、記憶メディア5が取外された場合(ステップS762YES)、ステップS753に進んで印刷可能な写真画像データ(最終頁の写真画像データ)をプリンタ16に転送し、該プリンタ16において当該写真画像データに基づき最終頁の写真を印刷させる(ステップS754)。
【0139】
その後、制御部15は、次に印刷可能な写真画像データ(次頁)がないものと判断して(ステップS755NO)、一連のプリント処理を終了する。
【0140】
図13は、第2の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す概念図である。
【0141】
図13(a)は、それまでに選択完了した3枚の写真のうちの1枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0142】
この時には、3枚の写真の印刷に必要な情報(写真画像データ)が記憶部14に読み込み済みで、記憶メディア5が取外し可能な状態にあるが、メディアリーダ12から記憶メディア5が取外されていないため、プリントスタート画面135上には、記憶メディア取外し可メッセージ1350aが表示されている。
【0143】
図13(b)は、上記3枚の写真のうちの3枚目(最終ページ)の写真印刷開始前における装置動作状態を示している。
【0144】
この時には、ユーザが未だに上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付かずメディアリーダ12から記憶メディア5を取外していないため、最終ページのプリント待機状態となり、プリントスタート画面135上には、表示形態を変えた記憶メディア取外し可メッセージ1350bが表示されている。
【0145】
図13(c)は、上記3枚の写真のうちの3枚目(最終ページ)の写真印刷時における装置動作状態を示している。
【0146】
この時には、図13(b)の動作により最終プリントがなされないことに気付いたユーザがメディアリーダ12から記憶メディア5を取外した時点から、最終ページのプリントが再開され、プリントスタート画面135上からは記憶メディア取外し可メッセージ1350bが消されている。
【0147】
このように、第2の実施例では、第1の実施例と同様、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施すると共に、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ〔図10(a)参照〕を表示する制御を行なう。
【0148】
従って、第2の実施例においても、写真のプリント中、ユーザはメディア取外し可メッセージの表示を見て記憶メディア5の取外しに当たることができ、プリント終了後に記憶メディア5を取外す場合に比べて、記憶メディア5を取り忘れる危険性が低く、メディア取り忘れ防止効果が高いという、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0149】
また、第2の実施例特有の制御としては、写真プリント中、最終ページの写真の印刷開始までの間に記憶メディア5が取外されなかった場合、該最終ページの写真のプリント出力を行なわないようにしているため、プリント開始当初、ユーザがメディア取外し可メッセージに気付かなかったとしても、その後にプリント待ちしている間に、最終ページまで写真が揃わないことに疑問を抱いたユーザが記憶メディア5の存在に気付いてこれを取外す作業に至る可能性が増し、記憶メディア5の取り忘れをより確実に防止できる。
【0150】
この他、本発明特有の効果としては、写真プリント中に記憶メディア5の取外しを行なえるようにしたことで、写真プリント終了後に記憶メディアの取外しを行なう従来装置に比べて、写真プリント終了後におけるユーザの作業が記憶メディアの取外し作業分だけ減ることになり、ユーザの装置占有時間を短縮することができる。
【0151】
また、写真プリント中、ただ待つだけでは待ち時間が長く感じられるが、本発明では、この間に、記憶メディアの取り出し作業を行なうことで、ユーザ側の体感待ち時間も短縮できるようになる。
【0152】
結果として、本発明では、ユーザの待ち時間を増やすことなく、記憶メディアの取り忘れを防止できるようになる。
【0153】
なお、本発明において、写真印刷中に記憶メディアの取外しが行なえるということは、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作中、写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理を少なくとも写真印刷開始操作までの間に先行して実施する制御を行なうことによるものであるが、この写真印刷準備処理先行実施制御は、写真印刷中におけるユーザの作業範囲拡大をももたらす。
【0154】
例えば、写真印刷準備処理の先行実施により、写真印刷中には、当該印刷に必要な金額が既に確定しているため、印刷中に行なえるユーザの作業範囲としては釣銭の払い戻しも含まれるようになり、この場合には、釣銭の取り忘れ防止効果も期待できる。
【0155】
この釣銭取り忘れ防止機能を実現するためには、例えば、記憶メディアの取り忘れ防止制御と同様、写真印刷中に、課金装置から釣銭の払い戻しを行なうと共に、その際、印刷中画面上に、“釣銭をお受け取り下さい”等、釣銭を受け取ることを促すメッセージを表示するようにすれば良い。
【0156】
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0157】
例えば、上記各実施例では、印刷開始のユーザ操作後(写真の印刷中)に記憶メディア5の取外しが可能であることを示すメッセージを通知するようにしているが、記憶メディア5の取り忘れを防止するという観点からは、写真印刷開始前であっても、例えば、写真画像データの読み込みが終了した時点で、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知するようにしても良い。
【0158】
また、写真印刷準備処理において、記憶メディア5から装置本体部への写真画像データの読み込みタイミングは、写真選択画面131上で写真が選択され、且つ部数が入力された時点に限らず、これら選択及び部数入力が確定した写真に対して、その後、編集画面133上で編集操作が開始されるタイミングとしても良い。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、見出し写真画像の選択後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの装置本体記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、上記印刷開始のユーザ操作後に、記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知するようにしたため、上記メッセージにより写真印刷中にユーザに記憶媒体の取外しに当たらせることでその取り忘れを確実に防止できると共に、記憶媒体の取外しを印刷中に済ませて印刷終了後のユーザの手間を減らすことにより、写真が印刷出力されるまでのユーザの待ち時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真印刷装置の構成を示すブロック。
【図2】記憶メディアに記憶される写真ファイルの構成例を示す図。
【図3】写真選択画面の一例を示す図。
【図4】編集画面の一例を示す図。
【図5】課金画面の一例を示す図。
【図6】プリントスタート画面の一例を示す図。
【図7】第1の実施例に係わる写真印刷装置の写真印刷処理動作を示すフローチャート。
【図8】図8におけるワーカスレッド1及び2の処理動作を示すフローチャート。
【図9】第1の実施例に係わる写真印刷装置のプリント処理動作を示すフローチャート。
【図10】メディア取外し可メッセージの表示例を示す図。
【図11】第1の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す図。
【図12】第2の実施例に係わる写真印刷装置のプリント処理動作を示すフローチャート。
【図13】第2の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す図。
【符号の説明】
5…記憶媒体(記憶メディア)、1,1A…写真印刷装置、11…装置本体部、12…記憶媒体読取部(メディアリーダ)、13…表示/操作部、131…写真選択画面、133…編集画面、134…課金画面、135…プリントスタート画面、1350a,1350b…メディア取外し可メッセージ、14…記憶部、15…制御部、16…プリンタ、17…課金装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に装着された記憶媒体から縮小画像データを読み込んでインデックス用の写真画像を表示すると共に、該写真画像の中からユーザにより選択された写真画像に対応する写真画像データのみを記憶媒体から読み込んで写真を印刷する写真印刷装置に係わり、詳しくは、装置本体から記憶媒体を取外すことを忘れないようにメッセージ通知を行なう記憶媒体取り忘れ防止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、例えば、コンビニエンスストア等に設置した写真印刷装置を用いた写真印刷サービスが普及しつつある。
【0003】
この写真印刷サービスを利用するには、不特定多数の人間(ユーザ)が各自のデジタルカメラで撮影した写真画像データを記憶した記憶媒体を持ち込んで写真印刷装置に装着し、ユーザ操作部を用いて写真印刷に必要な一連のユーザ操作を行なって写真印刷を行ない、その際、印刷枚数等に応じて課金されるサービス料金を支払う。
【0004】
ここで、記憶媒体には、デジタルカメラで撮影された写真に相当する写真画像データと、該写真画像データを間引いた縮小画像データ(サムネイル画像データ)とが同一ファイル内に記憶されている。
【0005】
一方、写真印刷装置は、各ユーザが持ち込んで装置本体内に装着した記憶媒体からサムネイル画像データを読み込んでインデックス(見出し)用の写真画像を表示し、該表示された見出し写真画像の中からユーザによる所望の見出し写真画像の選択や印刷部数の入力を受付け、該選択された見出し写真画像に対応する写真画像データを記憶媒体から装置本体内のハードディスク等で実現される記憶部に読み込んで上記指定部数の写真を印刷する機能を備えている。
【0006】
この種の写真印刷装置は、例えば、印刷枚数等に応じて課金されるサービス料金を支払うことで、不特定多数のユーザが利用できるものであり、各ユーザは記憶媒体を装置本体に装着して写真印刷を行ない、写真印刷後には装置本体から記憶媒体を取外して持ちかえる必要がある。
【0007】
かかる利用形態の写真印刷装置では、ユーザによる記憶媒体の取り忘れを防止する対策も重要になる。
【0008】
記憶媒体の取り忘れ防止対策として、下記特許文献1には、釣銭の支払いを印刷出力後に行なうことによって、記憶媒体の取り忘れを防止する画像印刷装置が開示されている。
【0009】
また、下記特許文献2には、記憶メディアが記憶メディア挿入部から抜かれない限り、プリントが行なわれないように制御する機能を有するデジタルプリント機が開示されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−331871号公報
【特許文献2】
特開2001−117747号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、釣銭がある場合は、印刷出力が完了して釣銭を受け取る際にユーザの注意が記憶媒体に向くためその取り忘れ防止効果があるが、釣銭がない場合は、釣銭の受け取りに際してユーザの注意が記憶媒体に向くという機会が損なわれるため、記憶媒体の取り忘れ防止効果は望めないという問題点があった。
【0011】
また、プリント→記憶媒体取外し→釣銭受取りといったユーザ操作の流れからも分かるように、ユーザは、記憶媒体の取外し、釣銭受け取りをプリント終了後に行なう必要があるため、写真印刷装置の1ユーザ当たりの占有時間が長くなるという問題点もあった。
【0012】
一方、特許文献2に記載のものでは、記憶媒体が取外されないとプリントが開始されないというシーケンシャルな動作を行なうため、プリント開始から終了までのユーザの待ち時間が長くなるという問題点があった。
【0013】
本発明は上記問題点を解消し、選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理を先行して実施することにより、写真印刷中には、記憶媒体が取外し可能になったことをユーザに通知してその取り忘れを確実に防止できるようにすると共に、記憶媒体の取外しを印刷中に済ませて印刷終了後のユーザの手間を減らすことにより、写真が印刷出力されるまでのユーザの待ち時間を短縮できる写真印刷装置及びその記憶媒体取り忘れ制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、前記写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記メッセージの通知後、最終ページの写真の印刷開始までの間に前記記憶媒体が取外されなかった場合、該最終ページの写真を印刷出力しないように制御する印刷停止制御手段を具備することを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記メッセージ通知の後、所定のページの写真が印刷されるまでの間に前記記憶媒体が取外されない場合、前記メッセージの通知形態をユーザにとってより注意を引き易い形態に変更する通知形態変更手段を具備することを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか記載の発明において、前記通知手段は、前記写真印刷中に前記ユーザ操作部の表示部に表示される印刷中画面上に、前記メッセージをカットインして表示することを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記通知手段は、前記メッセージ表示後、前記記憶媒体が取外された場合、前記カットインメッセージを隠し、前記印刷中画面に戻すことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された時点で、該選択された見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なうことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に複数の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された場合、当該選択された各見出し写真画像に対応する写真画像データを並列に前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なうことを特徴とする。
【0021】
請求項8記載の発明は、上記請求項6または7記載の発明において、前記制御手段は、見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された後、該選択を取り消す操作が行なわれた場合、当該取り消し操作がなされた見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む動作を停止する制御を行なうことを特徴とする。
【0022】
また、請求項9記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0023】
また、請求項10記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知することを特徴とする。
【0024】
また、請求項11記載の発明は、装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係る写真印刷装置1の構成を示すブロック図である。
【0027】
この写真印刷装置1は、装置本体部11、プリンタ16、課金装置17から構成される。
【0028】
装置本体部11には、ユーザがデジタルカメラで撮影した写真画像データと該写真画像データを縮小したサムネイル画像データが記憶された記憶媒体(以下、記憶メディアという)5を着脱可能な機構を備え、装着された記憶メディア5から情報を読み取る記憶媒体読取部(メディアリーダ)12、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作(写真選択、部数入力、編集指示、プリント開始指示等)を行なうユーザインタフェース部(UI部)であって、写真印刷操作画面等の各種情報の表示や、該表示画面上でのユーザ操作に対応する各種情報の入力を行なう表示/操作部13、表示/操作部13での写真選択操作に応じてメディアリーダ12により記憶メディア5から読み取られる写真画像データ等の各種情報を記憶する記憶部14、装置全体を制御する制御部15が備わる。
【0029】
プリンタ16は、制御部15の制御下で、表示/操作部13でのプリント開始指示に基づき記憶部14から転送される写真画像データを用いて指定部数の写真を印刷する装置であり、課金装置17は、制御部15の制御下で、プリンタ16で印刷される写真の枚数や編集内容等に応じて写真印刷サービス料金の課金を行なう装置である。
【0030】
ユーザが、この写真印刷装置1で写真を印刷しようとする場合、メディアリーダ12に記憶メディア5(図示しないデジタルカメラで撮影した写真の写真画像データが記憶された各種の媒体)を装着し、表示/操作部13に表示される写真印刷操作画面に従って写真印刷に必要な一連の操作を行なう。
【0031】
ここで、メディアリーダ12に装着された記憶メディア5には、例えば、図2に示すように、圧縮された撮像解像度(例えば、3000×2000)の写真画像データと、該写真画像データを間引きした低解像度(例えば、160×120)のサムネイル画像(当該画像も圧縮されている)とから成る写真ファイルが記憶されている。
【0032】
このように、同一ファイル内に写真画像データと該写真画像データに対応するサムネイル画像データが記憶された記憶メディア5を写真印刷装置1のメディアリーダ12に装着した後、ユーザが、表示/操作部13に表示されている初期画面上で、今回挿入した記憶メディア5の種類を選択する操作を行なうと、制御部15は、メディアリーダ12を制御して記憶メディア5からサムネイル画像データを読み出し、該データを基に、後述する写真選択画面131を用いて、インデックス用の写真画像(見出し写真画像)を複数枚づつ表示(インデックス表示)する。
【0033】
図3は、表示/操作部13に表示される写真選択画面131の一例を示す図である。
【0034】
この写真選択画面131において、インデックス表示フィールド1311には、記憶メディア5から読み取られた複数のサムネイル画像データに基づく複数の見出し写真画像がインデックスとして表示される。この例では、1画面に横4枚縦3枚の見出し写真画像が表示可能である。
【0035】
この写真選択画面131は、インデックス表示フィールド1311に表示された見出し写真画像を見ながら、これから印刷しようとする所望の写真の選択及びその部数を入力する操作画面であり、上記インデックス表示フィールド1311の他、メッセージ表示フィールド1312、選択枚数表示フィールド1313、一括設定/解除ボタン1314、インデックスプリントボタン1315、テンキー1317、設定完了ボタン1318、ページスクロールボタン1319、終了ボタン1320、ヘルプボタン1321等が設けられている。
【0036】
メッセージ表示フィールド1312には、写真の選択及び部数の入力を促すためのメッセージ(例えば、“写真の選択、部数を入力して下さい”)が表示される。
【0037】
ユーザは、そのメッセージに従い、例えば、見出し写真画像にタッチして写真を選択した後、テンキー1317から部数を入力する操作を繰り返すことにより、各写真毎にその選択と印刷部数の入力を行なうことができる。
【0038】
また、一括設定/解除ボタン1314を押下した後、所望の写真を順次選択していき、最後にテンキー1317から部数を入力することにより、それまでに選択した各写真に対して当該部数を一括して設定できる。
【0039】
また、写真の選択及び部数の入力を行なっている途中で、一括設定/解除ボタン1314を押下することにより、それまでの設定内容を一括解除できる。
【0040】
上記選択操作により選択された写真(見出し写真画像)は、所定の方法で強調表示され(図3の例では、強調表示の様子を斜線を用いて表わしている)、該選択された写真の下部には、指定された部数(例えば、1部、2部、3部等)が表示される。
【0041】
この写真選択画面131では、インデックス表示フィールド1311内に所望の写真が表示されていない場合、スクロールボタン1319を操作することにより、インデックス表示を上下にスクロールさせて前の頁あるいは次の頁のインデックス表示を行なうことができる。
【0042】
上述した写真選択操作の実行中、選択枚数表示フィールド1313には、それまでに選択された写真の枚数(この例では、3枚)が表示される。
【0043】
また、上述した写真選択、部数入力が完了した後、インデックスプリントボタン1315を押下することにより、それまでに選択された写真のサムネイル画像データを用いて、プリンタ16により、インデックスプリント(選択された写真が通常より小さいサイズで印刷されたもの)を印刷させることができる。
【0044】
また、終了ボタン1320を押下することにより、写真選択画面131を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0045】
また、ヘルプボタン1321を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、写真選択あるいは部数入力に関する操作方法等の検索が行なえる。
【0046】
また、上記写真選択と部数入力が完了した後、設定完了ボタン1318が押下されると、それまでに選択された写真と入力された部数が確定されると共に、表示/操作部13の表示内容は後述する編集画面133に遷移する。
【0047】
図4は、表示/操作部13に表示される編集画面133の一例を示す図である。
【0048】
この例では、編集画面133において、メッセージ表示フィールド1331には、編集対象の写真に対する編集条件の入力を促すメッセージ(例えば、“用紙と、レイアウトを選んで下さい。”)が表示される。
【0049】
また、編集画面表示フィールド1332には、用紙〔サイズと方向(縦横)〕を選択するために用いる用紙選択フィールド1332aと、該選択された用紙に対するレイアウト(1UP、2UP、4UP等)を指定するために用いるレイアウト指定フィールド1332bが設けられる。
【0050】
ユーザは、用紙選択フィールド1332aを用いて用紙を選択し、レイアウト指定フィールド1332bを用いて、上記選択された用紙に対するレイアウト(1UP、2UP、4UP等)を指定することができる。
【0051】
図4の例は、特に、A4縦の用紙が選択され、該用紙に対して2UPの写真を印刷を行なうことが指示された時の表示例を示すものである。この時、用紙選択フィールド1332a内には、該編集対象の画像を指定形式(2UP)で印刷した時の印刷イメージが表示される。
【0052】
この他、編集画面133には、設定完了ボタン1333、スクロールボタン1334、終了ボタン1335、ヘルプボタン1336、戻るボタン1337等が設けられている。
【0053】
ユーザは、スクロールボタン1334を操作することにより、前の頁に戻るか次の頁に進んで編集操作を続けることができる。
【0054】
また、終了ボタン1335を押下することにより、編集画面133を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0055】
また、ヘルプボタン1336を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、編集に関する操作方法等の検索が行なえる。
【0056】
また、戻るボタン1337を押下することにより、写真選択画面131に戻って写真の選択や部数入力を行なうことができる。
【0057】
また、設定完了ボタン1333を押下することにより、それまでに指定した編集条件が設定(確定)されると共に、表示/操作部13の表示内容は後述する課金画面134に遷移する。
【0058】
なお、図4では、用紙の選択とレイアウト指定等の編集処理を行う時の編集画面133の表示例を挙げているが、当該編集画面133には、この他、選択した写真(画像)の拡大、縮小、画像配置、あるいはトリミング等、種々の編集を行なうためのツールを設けても良い。
【0059】
図5は、表示/操作部13に表示される課金画面134の一例を示す図である。
【0060】
この課金画面134において、課金操作案内表示フィールド1341には、それまでに選択、部数入力並びに編集指定のなされた写真の印刷に要するサービス料金額(この例では、300円)が、印刷条件(同、カラープリント/用紙サイズ:A4/ページ数3)や、サービス料金分の金銭投入を促すメッセージ(例えば、“料金箱へ、お金を入れて下さい。”)と共に表示される。
【0061】
また、投入金額表示フィールド1342には、その時点までに課金装置17に付設の料金箱(図示せず)に投入された金銭の額を示す情報(この例では、“只今の投入金額 100円”)が表示される。
【0062】
また、グラフィックアニメーション表示フィールド1343には、料金箱への料金投入を模したグラフィックアニメーションが表示される。
【0063】
この他、課金画面134には、終了ボタン1344、ヘルプボタン1345、戻るボタン1346等が設けられている。
【0064】
終了ボタン1344を押下することにより、該課金画面134を閉じ、初期画面を経て印刷処理を終了することができる。
【0065】
また、ヘルプボタン1345を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、料金支払いに関する操作方法等の検索が行なえる。
【0066】
また、戻るボタン1346を押下することにより、編集画面133に戻って写真編集操作を行なうことができる。
【0067】
課金画面134の表示中、投入金額が投入を促したサービス料金額に達すると、表示/操作部13の表示内容は、後述するプリントスタート画面135に遷移する。
【0068】
図6は、表示/操作部13に表示されるプリントスタート画面135の一例を示す図である。
【0069】
このプリントスタート画面135には、プリント進捗表示フィールド1351、プリント動作表示フィールド1352、プリントスタートボタン1353、プリント中止ボタン1354、終了ボタン1355、ヘルプボタン1356、戻るボタン1357等が設けられている。
【0070】
このプリントスタート画面135上でプリントスタートボタン1353が押下されると、それまでのユーザ操作で選択されかつ編集処理がなされた写真画像データがプリンタ16に送られ、指定部数の写真が印刷される。
【0071】
写真の印刷(プリント)動作を行なっている間、プリント動作表示フィールド1352には、プリント動作中であることを示すメッセージ(この例では、“プリントしています。”)が表示される。
【0072】
また、プリント動作中、プリント進捗表示フィールド1351には、例えばその上段に、全印刷ページのうちの何ページ目を印刷中かを数字で表わすプリント進捗ページ表示がなされる。中段には、例えば、印刷対象のページの画像のうちの印刷完了した部分の画像が印刷の進行に合わせて次第に見えてくるイメージを表わすプリント進捗画像表示がなされる。下段には、全体の印刷時間のうちのどの程度の時間までプリントが終了したかをレベルメータで表わすプリント進捗レベル表示がなされる。
【0073】
上記プリント動作の進行中、プリント中止ボタン1354が押下されると、その時点で当該プリント動作が中止される。
【0074】
また、プリントスタート画面135上で終了ボタン1355を押下することにより、当該画面135を閉じ、初期画面を経て写真印刷処理を終了することができる。
【0075】
また、プリントスタート画面135上でヘルプボタン1356を押下することにより、ヘルプ画面を表示し、プリント操作方法等の検索を行なうことができる。
【0076】
また、プリントスタート画面135上で戻るボタン1357を押下することにより、編集画面133まで戻り、写真の編集操作を行なうことができる。
【0077】
このように、本発明の写真印刷装置1では、表示/操作部13にUI画面(写真選択画面131、編集画面133、課金画面134、プリントスタート画面135等)を表示し、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作を当該UI画面を用いて受付けるようにしている。
【0078】
上記UI画面を用いた一連のユーザ操作に対して、制御部15は、その操作内容を解析し、該解析結果に従ってメディアリーダ12、表示/操作部13、記憶部14、プリンタ16、課金装置17の各部を制御して写真印刷を実現する。
【0079】
特に、本発明に係わる写真印刷装置1において、制御部15は、ユーザが表示/操作部13を用いて写真画像を選択した後、該表示/操作部13による印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理を実行するように制御する。
【0080】
この制御によれば、上記印刷開始のユーザ操作後、つまり、プリンタ16による写真のプリント中には、それまでに選択された写真の印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から記憶部14に既に読み込み済みのため、装置本体部11(メディアリーダ12)から記憶メディア5を取外し可能な状態となる。
【0081】
このような動作状態において、制御部15は、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する制御を行なう。これにより、ユーザは、写真のプリント中、ただ待っているだけでなく、上記メッセージの通知を受けて記憶メディア5を取り出す作業を行なうことができる。
【0082】
なお、写真プリント中に記憶メディア5を取外し可能にする方法としては、初期画面で記憶メディア5の種類が選択された時に、該記憶メディア5の全ての写真画像データをサムネイル画像データと共に装置本体部11内に読み込む方法も考えられるが、この方法では、情報量の大きな写真画像データを全て読み込むために時間がかかり、1ユーザ当たりの装置占有時間が更に長くなって実用的ではない。
【0083】
この点、本発明に係わる写真印刷装置1は、ユーザの選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを装置本体部11内の記憶部14に読み込むようにして、写真画像データの読み込みにかかる時間を極力短くしたうえで、更に、写真プリント中に、記憶メディア5が取外し可能であることをユーザに通知してその取外しを促すものであり、上述した方法に基づく装置とは、根本的に異なるものである。
【0084】
以下、本発明に係わる印刷装置1における写真印刷処理動作について各実施例を挙げて詳しく説明する。
【0085】
第1の実施例:
図7は、第1の実施例に係わる写真印刷装置1の写真印刷処理動作を示すフローチャートである。
【0086】
図7に示すように、本実施例の写真印刷装置1における写真印刷処理は、各種UI画面(写真選択画面131、編集画面133、課金画面134、プリントスタート画面135等)上でのユーザ操作に対して、それぞれの処理ステップの時点でその処理をシーケンシャルに実行していくメインスレッドと、メインスレッド中のある処理ステップを契機に、写真印刷準備処理〔記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14〔例えば、ハードディスク(HDD)で構成される〕への写真画像データの読み込み、編集処理等〕を並行して行なうワーカスレッド(1、2)とで実現される。
【0087】
まず、メインスレッドにおいて、制御部15は、メディアリーダ12に装着された記憶メディア5からメディアリーダ12によりサムネイル画像データを読み込んで表示/操作部13に送り、写真選択画面131(図3参照)を用いて、見出し写真画像を表示する(ステップS701)。
【0088】
次に、写真選択画面131において、ユーザによる写真(見出し写真画像)の選択及び部数の入力を受付ける(ステップS702)。
【0089】
その際、ユーザによる写真の選択及び部数の入力が確定される毎に、選択された写真に対応する写真画像データを記憶メディア5から読み込むワーカスレッド1を開始する(ステップS720)。
【0090】
ワーカスレッド1は、例えば、図8(a)に示すように、写真が選択される毎にリードスレッドを生成し(ステップS721−1,S721−2,S721−3,…)、この選択された写真に対応する写真画像データを記憶メディア5から読み込み(ステップS722−1,S722−2,S722−3,…)、装置本体部11内の記憶部14に記憶し(ステップS723−1,S723−2,S723−3,…)、その後、当該リードスレッドを消滅させる(ステップS724−1,S724−2,S724−3,…)という手順で行なわれる。
【0091】
この間、ワーカスレッド1では、画像(見出し写真画像)選択、部数入力が終了したかどうかを監視し(ステップS725)、画像選択、部数入力が終了した場合(ステップS725YES)は、写真印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から装置本体部11内に読み込まれたどうかをチェックする(ステップS726)。
【0092】
そして、写真印刷に必要な全ての情報が記憶メディア5から装置本体部11内に読み込まれた場合(ステップS726YES)、メインスレッド側に対し、メディアリーダ12から記憶メディア5の取外しが可能であることを通知し(ステップS727)、処理を終了する。
【0093】
このように、ワーカスレッド1において、制御部15は、インデックス表示された写真(見出し写真画像)の中から複数の写真が選択され、それぞれに部数が入力された場合、これら各写真に対応する写真画像データを並列(マルチスレッド)に記憶メディア5から記憶部14に読み込み、写真印刷に必要な情報が全て揃った時に、メインスレッド側に対して、記憶メディア5が取外し可能になったことを通知する制御を行なう。
【0094】
一方、メインスレッド側では、表示/操作部13に表示中の写真選択画面131を用いて、それまでに選択されあるいは部数が入力された写真に対する取り消し操作がなされた場合(ステップS703YES)、対象となるリードスレッドを消滅させ(ステップS704)、記憶メディア5から記憶部14への該当する写真画像データの読み込みを停止させる。
【0095】
また、上記取り消し操作が行なわれない場合(ステップS703NO)、例えば、写真選択画面131上で設定完了ボタン1318が押下されかつワーカスレッド1側から“記憶メディア5が取外し可能”であることが通知されたか否かを監視することにより印刷対象の写真が揃ったかどうかをチェックし(ステップS705)、印刷対象の写真が揃うまでの間(ステップS705NO)は、写真選択及び部数入力(ステップS702)の受付けと、取り消し操作がなされたか否かの監視(ステップS703)を継続する。
【0096】
この間、印刷対象の写真が揃った場合(ステップS705YES)、制御部15は、表示/操作部13に編集画面133(図4参照)を表示し、ユーザによる画像編集入力を受付ける(ステップS706)。
【0097】
そして、この編集画面133での対象の写真の画像編集操作が完了し、当該編集条件で写真印刷することが決定される(例えば、設定完了ボタン1333が押下されたことで判断する)と、それまでに選択された写真の印刷に必要な金額(写真印刷サービス料金)を指定部数や編集内容等を基に算出し、課金画面134(図5参照)を用いて、当該写真印刷に必要な金額の投入を促すメッセージを表示する(ステップS707)。
【0098】
また、上記メッセージを表示すると同時に、制御部15は、既に読み込み済みで記憶部14に記憶してある写真画像データに対しての編集処理であるワーカスレッド2を開始する(ステップS730)。
【0099】
ワーカスレッド2は、例えば、図8(b)に示すように、編集画面133での編集操作完了を契機にスレッドを生成し(ステップS731)、これら編集対象の写真に対応する写真画像データを記憶部14から読み出し、上記編集画面133での編集操作内容に従って当該写真画像データを印刷可能なデータ形式に編集し(ステップS732)、該編集完了後の写真画像データを記憶部14に再度記憶し(ステップS733)、記憶完了後、当該スレッドを消滅させる(ステップS734)という手順により行なう。
【0100】
また、メインスレッドにおいて、制御部15は、上記課金画面134を表示後、ユーザが金銭投入を中止したかどうか、つまり、印刷の取り消しが行なわれたかどうかを監視し(ステップS708)、印刷の取り消しが行なわれない場合には(ステップS708NO)、上記サービス料金分の金銭が課金装置17の料金箱に投入されたかどうか(金額が揃ったかどうか)を監視する(ステップS710)。
【0101】
この間、ユーザが金銭投入を中止し、印刷の取り消しが行なわれた場合(ステップS708YES)、制御部15は、ステップ731で生成した対象のワーカスレッド2を消滅させ、今回印刷取り消しのなされた写真を対象とした上記プリント出力フォーマットへの編集処理を中止させ(ステップS709)、メインメニューへと戻る。
【0102】
一方、印刷の取り消しがなされないまま(ステップS708NO)、ユーザが料金箱に投入した金銭の額が上記サービス料金分の金額に達した場合(ステップS710YES)、制御部15は、表示/操作部13にプリントスタート画面135(図6参照)を表示し、ユーザによる印刷指示入力を受付ける(ステップS711)。
【0103】
このプリントスタート画面135上で、プリントスタートボタン1353が押下された場合、制御部15は、プリンタ16を制御してプリント処理(ステップS712)を実行する。
【0104】
図9は、本実施例に係わる写真印刷装置1におけるプリント処理動作を示すフローチャートである。
【0105】
このプリント処理(ステップS712)において、制御部15は、まず、表示/操作部13に表示されたプリントスタート画面135上でプリントスタートボタン1353が押下されたかどうかを監視する(ステップS751)。
【0106】
ここで、プリントスタートボタン1353が押下された場合(ステップS751YES)、制御部15は、上記プリントスタート画面135上に、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージを表示する(ステップS752)。
【0107】
図10(a)は、メディア取外し可メッセージの表示例を示す図である。この例では、上記プリントスタート画面135上にカットインして、“メディアの取外しが可能です。”という内容のメディア取外し可メッセージ1350aを表示している。
【0108】
引き続き、制御部15は、印刷可能な1枚分の写真画像データを記憶部14から読み出してプリンタ16に転送し(ステップS753)、該プリンタ16において当該写真画像データに基づき1枚の写真を印刷させる(ステップS754)。
【0109】
次いで、制御部15は、次に印刷可能な写真画像データ(次頁)があるかどうかをチェックし(ステップS755)、次頁がなければ(ステップS755NO)、プリント処理を終了し、次頁があれば(ステップS755YES)、記憶メディア5が取外し済みかどうかをチェックする(ステップS756)。
【0110】
記憶メディア5が取外し済みかどうかは、例えば、メディアリーダ12に記憶メディア5が装着されているどうかを検出するセンサ(光学式、機械式等は問わない)を設け、該センサの検出結果に基づいてチェックする。
【0111】
ここで、記憶メディア5が取外し済みであれば(ステップS756YES)、プリントスタート画面135にカットイン表示している上記メディア取外し可メッセージ1350aを隠し(ステップS757)、ステップS753以降の処理に進む。
【0112】
一方、記憶メディア5が取外し済みでない場合(ステップS756NO)、プリントスタート画面135に対する上記メディア取外し可メッセージ1350aのカットイン表示を続けながら、残りの印刷枚数が1枚よりも多いかどうかをチェックする(ステップS758)。
【0113】
ここで、残りの印刷枚数が1枚よりも多い場合(ステップS758YES)、そのままステップS753以降の処理に進む。
【0114】
これに対して、残りの印刷枚数が1枚となった場合(ステップS758NO)、制御部15は、プリントスタート画面135に表示する上記メディア取外し可メッセージ1350aの表示形態を変更し(ステップS759)、その後、ステップS753以降の処理に進む。
【0115】
図10(b)は、メディア取外し可メッセージの表示形態の変更表示例を示す図である。
【0116】
この例では、プリントスタート画面135上で、“メディアの取外しが可能です。”という内容のメディア取外し可メッセージ1350bを、図10(a)の場合よりも大きなエリア(プリントスタート画面135のほぼ全面を覆うようなエリア)を使って表示し、該メッセージに対するユーザの注意をより引き付け易いような表示形態に変更している。
【0117】
図11は、第1の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す概念図である。
【0118】
図11(a)は、それまでに選択完了した3枚の写真のうちの1枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0119】
この時には、3枚の写真の印刷に必要な情報(写真画像データ)が記憶部14に読み込み済みで、記憶メディア5が取外し可能な状態にあるが、メディアリーダ12から記憶メディア5が取外されていないため、プリントスタート画面135上には、記憶メディア取外し可メッセージ1350aが表示されている。
【0120】
図11(b)は、上記3枚の写真のうちの2枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0121】
この時には、上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付いたユーザがメディアリーダ12から記憶メディア5を取外しているため、プリントスタート画面135上からは記憶メディア取外し可メッセージ1350aが消されている。
【0122】
図11(c)は、上記3枚の写真のうちの3枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0123】
この時には、ユーザが上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付かずメディアリーダ12から記憶メディア5を取外していないため、プリントスタート画面135上には、表示形態を変えた記憶メディア取外し可メッセージ1350bが表示されている。
【0124】
このように、本実施例では、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像選択を選択した後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施すると共に、上記印刷開始のユーザ操作後、つまり、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ〔図10(a)参照〕を表示する制御を行なう。
【0125】
この制御によれば、ユーザは、写真のプリント中、メディア取外し可メッセージの表示を見て記憶メディア5の取外しに当たることができ、プリント終了後に記憶メディア5を取外す場合に比べて、該記憶メディア5を取り忘れる危険性を大幅に低減できる。
【0126】
また、本実施例では、記憶メディア5が取外されないまま最終ページの写真の印刷まで至った場合、メディア取外し可メッセージの表示形態を例えばユーザにとってより注意を引き易い形態〔図10(b)参照〕に変更して表示するため、プリント開始直後にはユーザがメッセージに気付かなかった場合にも、最終ページの印刷時には表示形態を変更したメッセージに気付いて記憶メディア5を取外しを行なえる可能性が高まり、メディア取り忘れ防止効果をより高めることができる。
【0127】
なお、本実施例では、メディア取外し可メッセージの表示形態を変更するタイミングは、残りの印刷枚数が1枚になった時点としたが、これに限らず、残りの印刷枚数が所定枚数になった時点としても良い。
【0128】
また、記憶メディア5が取外されることなく写真プリントが終了した場合に、メディア取外し可メッセージの表示形態を変更するようにしても良い。
【0129】
第2の実施例:
第2の実施例に係わる写真印刷装置(便宜的に、1Aとする。制御部15のプリント処理制御機能を除いては、その基本構成は第1の実施例の装置1と同じ)では、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像選択を選択した後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記写真画像選択操作で選択された写真画像に対応する写真画像データを記憶メディア5から装置本体部11内の記憶部14へ読み込む処理を含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施する点(図7参照)は、第1の実施例に係わる装置1と同様である。
【0130】
第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aが第1の実施例に係わる装置1と異なる点はその写真プリント処理(図7のステップS712に相当)にある。
【0131】
図12は、第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aにおけるプリント処理動作を示すフローチャートである。
【0132】
このプリント処理(ステップS712A)において、ステップS751〜S758までの処理は、第1の実施例に係わる写真印刷装置1における処理(図9参照)と同様であるため、ここのでの詳しい説明は割愛する。
【0133】
ここでは、第2の実施例に係わる写真印刷装置1Aに特有の処理であるステップS761,S762を主体に説明する。
【0134】
このプリント処理(ステップS712A)中、ステップS751〜S758まで処理が進み、ステップS758において、残りの印刷枚数が1枚よりも多いと判断された場合(ステップS758YES)、そのままステップS753以降の処理に進む。
【0135】
これに対して、残りの印刷枚数が1枚となった場合(ステップS758NO)、制御部15は、プリントスタート画面135に上記メディア取外し可メッセージ1350aをカットイン表示したまま、メディア取外し待ちの状態に入り(ステップS761)、この状態のまま、記憶メディア5が取外されたか否かの監視(ステップS762)を続ける。
【0136】
この間、記憶メディア5が取り外されない限り(ステップS762NO)は、上記メディア取外し待ち状態が続き、最終ページの写真のプリント出力は中断したままとなる。
【0137】
なお、このメディア取外し待ち状態の時には、プリントスタート画面135上に、表示形態を変えたメディア取外し可メッセージ1350bを表示するようにしても良い。
【0138】
これに対し、上記メディア取外し待ち状態の間に、記憶メディア5が取外された場合(ステップS762YES)、ステップS753に進んで印刷可能な写真画像データ(最終頁の写真画像データ)をプリンタ16に転送し、該プリンタ16において当該写真画像データに基づき最終頁の写真を印刷させる(ステップS754)。
【0139】
その後、制御部15は、次に印刷可能な写真画像データ(次頁)がないものと判断して(ステップS755NO)、一連のプリント処理を終了する。
【0140】
図13は、第2の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す概念図である。
【0141】
図13(a)は、それまでに選択完了した3枚の写真のうちの1枚目の写真の印刷時における装置動作状態を示している。
【0142】
この時には、3枚の写真の印刷に必要な情報(写真画像データ)が記憶部14に読み込み済みで、記憶メディア5が取外し可能な状態にあるが、メディアリーダ12から記憶メディア5が取外されていないため、プリントスタート画面135上には、記憶メディア取外し可メッセージ1350aが表示されている。
【0143】
図13(b)は、上記3枚の写真のうちの3枚目(最終ページ)の写真印刷開始前における装置動作状態を示している。
【0144】
この時には、ユーザが未だに上記記憶メディア取外し可メッセージ1350aに気付かずメディアリーダ12から記憶メディア5を取外していないため、最終ページのプリント待機状態となり、プリントスタート画面135上には、表示形態を変えた記憶メディア取外し可メッセージ1350bが表示されている。
【0145】
図13(c)は、上記3枚の写真のうちの3枚目(最終ページ)の写真印刷時における装置動作状態を示している。
【0146】
この時には、図13(b)の動作により最終プリントがなされないことに気付いたユーザがメディアリーダ12から記憶メディア5を取外した時点から、最終ページのプリントが再開され、プリントスタート画面135上からは記憶メディア取外し可メッセージ1350bが消されている。
【0147】
このように、第2の実施例では、第1の実施例と同様、ユーザがUI部を用いて行なう画像選択、部数入力、編集操作等の一連のオペレーション(メインスレッド)中、写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理(ワーカスレッド1,2)を先行して実施すると共に、写真のプリント中、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメディア取外し可メッセージ〔図10(a)参照〕を表示する制御を行なう。
【0148】
従って、第2の実施例においても、写真のプリント中、ユーザはメディア取外し可メッセージの表示を見て記憶メディア5の取外しに当たることができ、プリント終了後に記憶メディア5を取外す場合に比べて、記憶メディア5を取り忘れる危険性が低く、メディア取り忘れ防止効果が高いという、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0149】
また、第2の実施例特有の制御としては、写真プリント中、最終ページの写真の印刷開始までの間に記憶メディア5が取外されなかった場合、該最終ページの写真のプリント出力を行なわないようにしているため、プリント開始当初、ユーザがメディア取外し可メッセージに気付かなかったとしても、その後にプリント待ちしている間に、最終ページまで写真が揃わないことに疑問を抱いたユーザが記憶メディア5の存在に気付いてこれを取外す作業に至る可能性が増し、記憶メディア5の取り忘れをより確実に防止できる。
【0150】
この他、本発明特有の効果としては、写真プリント中に記憶メディア5の取外しを行なえるようにしたことで、写真プリント終了後に記憶メディアの取外しを行なう従来装置に比べて、写真プリント終了後におけるユーザの作業が記憶メディアの取外し作業分だけ減ることになり、ユーザの装置占有時間を短縮することができる。
【0151】
また、写真プリント中、ただ待つだけでは待ち時間が長く感じられるが、本発明では、この間に、記憶メディアの取り出し作業を行なうことで、ユーザ側の体感待ち時間も短縮できるようになる。
【0152】
結果として、本発明では、ユーザの待ち時間を増やすことなく、記憶メディアの取り忘れを防止できるようになる。
【0153】
なお、本発明において、写真印刷中に記憶メディアの取外しが行なえるということは、写真印刷を行なうために必要な一連のユーザ操作中、写真画像データの読み込みを含む写真印刷準備処理を少なくとも写真印刷開始操作までの間に先行して実施する制御を行なうことによるものであるが、この写真印刷準備処理先行実施制御は、写真印刷中におけるユーザの作業範囲拡大をももたらす。
【0154】
例えば、写真印刷準備処理の先行実施により、写真印刷中には、当該印刷に必要な金額が既に確定しているため、印刷中に行なえるユーザの作業範囲としては釣銭の払い戻しも含まれるようになり、この場合には、釣銭の取り忘れ防止効果も期待できる。
【0155】
この釣銭取り忘れ防止機能を実現するためには、例えば、記憶メディアの取り忘れ防止制御と同様、写真印刷中に、課金装置から釣銭の払い戻しを行なうと共に、その際、印刷中画面上に、“釣銭をお受け取り下さい”等、釣銭を受け取ることを促すメッセージを表示するようにすれば良い。
【0156】
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0157】
例えば、上記各実施例では、印刷開始のユーザ操作後(写真の印刷中)に記憶メディア5の取外しが可能であることを示すメッセージを通知するようにしているが、記憶メディア5の取り忘れを防止するという観点からは、写真印刷開始前であっても、例えば、写真画像データの読み込みが終了した時点で、記憶メディア5を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知するようにしても良い。
【0158】
また、写真印刷準備処理において、記憶メディア5から装置本体部への写真画像データの読み込みタイミングは、写真選択画面131上で写真が選択され、且つ部数が入力された時点に限らず、これら選択及び部数入力が確定した写真に対して、その後、編集画面133上で編集操作が開始されるタイミングとしても良い。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、見出し写真画像の選択後、印刷開始までの一連のユーザ操作中に、上記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの装置本体記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、上記印刷開始のユーザ操作後に、記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知するようにしたため、上記メッセージにより写真印刷中にユーザに記憶媒体の取外しに当たらせることでその取り忘れを確実に防止できると共に、記憶媒体の取外しを印刷中に済ませて印刷終了後のユーザの手間を減らすことにより、写真が印刷出力されるまでのユーザの待ち時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真印刷装置の構成を示すブロック。
【図2】記憶メディアに記憶される写真ファイルの構成例を示す図。
【図3】写真選択画面の一例を示す図。
【図4】編集画面の一例を示す図。
【図5】課金画面の一例を示す図。
【図6】プリントスタート画面の一例を示す図。
【図7】第1の実施例に係わる写真印刷装置の写真印刷処理動作を示すフローチャート。
【図8】図8におけるワーカスレッド1及び2の処理動作を示すフローチャート。
【図9】第1の実施例に係わる写真印刷装置のプリント処理動作を示すフローチャート。
【図10】メディア取外し可メッセージの表示例を示す図。
【図11】第1の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す図。
【図12】第2の実施例に係わる写真印刷装置のプリント処理動作を示すフローチャート。
【図13】第2の実施例のメディア取外し可メッセージ表示に係わる装置動作を示す図。
【符号の説明】
5…記憶媒体(記憶メディア)、1,1A…写真印刷装置、11…装置本体部、12…記憶媒体読取部(メディアリーダ)、13…表示/操作部、131…写真選択画面、133…編集画面、134…課金画面、135…プリントスタート画面、1350a,1350b…メディア取外し可メッセージ、14…記憶部、15…制御部、16…プリンタ、17…課金装置
Claims (11)
- 装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、
前記写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、
前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段と
を具備することを特徴とする写真印刷装置。 - 前記メッセージの通知後、最終ページの写真の印刷開始までの間に前記記憶媒体が取外されなかった場合、該最終ページの写真を印刷出力しないように制御する印刷停止制御手段
を具備することを特徴とする請求項1記載の写真印刷装置。 - 前記メッセージ通知の後、所定のページの写真が印刷されるまでの間に前記記憶媒体が取外されない場合、前記メッセージの通知形態をユーザにとってより注意を引き易い形態に変更する通知形態変更手段
を具備することを特徴とする請求項1記載の写真印刷装置。 - 前記通知手段は、
前記写真印刷中に前記ユーザ操作部の表示部に表示される印刷中画面上に、前記メッセージをカットインして表示する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の写真印刷装置。 - 前記通知手段は、
前記メッセージ表示後、前記記憶媒体が取外された場合、前記カットインメッセージを隠し、前記印刷中画面に戻す
ことを特徴とする請求項4記載の写真印刷装置。 - 前記制御手段は、
見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された時点で、該選択された見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なう
ことを特徴とする請求項1記載の写真印刷装置。 - 前記制御手段は、
見出し写真画像表示中に複数の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された場合、当該選択された各見出し写真画像に対応する写真画像データを並列に前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む制御を行なう
ことを特徴とする請求項6記載の写真印刷装置。 - 前記制御手段は、
見出し写真画像表示中に所望の見出し写真画像が選択され、且つ印刷部数が入力された後、該選択を取り消す操作が行なわれた場合、当該取り消し操作がなされた見出し写真画像に対応する写真画像データを前記記憶媒体から前記記憶部に読み込む動作を停止する制御を行なう
ことを特徴とする請求項6または7記載の写真印刷装置。 - 装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置において、
前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行する制御手段と、
前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する通知手段と
を具備することを特徴とする写真印刷装置。 - 装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、
前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、
前記印刷開始のユーザ操作後に、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する
ことを特徴とする写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法。 - 装置本体に装着した記憶媒体から縮小画像データを読み込んで見出し写真画像を表示し、ユーザ操作部での選択操作により選択された見出し写真画像に対応する写真画像データのみを前記装置本体内の記憶部に読み込んで写真印刷を行なう写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法において、
前記見出し写真画像の選択後、前記ユーザ操作部でなされる印刷開始までの一連のユーザ操作中に、前記選択された見出し写真画像に対応する写真画像データの前記記憶部への読み込み処理を含む写真印刷準備処理を実行し、
前記写真画像データの読み込みが終了した時点で、前記記憶媒体を取外し可能であることを示すメッセージをユーザに通知する
ことを特徴とする写真印刷装置の記憶媒体取り忘れ防止制御方法。
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