JP2004280170A - 携帯通信端末及びその制御プログラム - Google Patents

携帯通信端末及びその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作する。
【解決手段】メール受信者側の携帯電話機は、ステップS8の処理において、メール送信者側の携帯電話機が送信した電子メールを受信する。そして、メール受信者側の携帯電話機は、ステップS9の処理において、受信した電子メールのヘッダ部分で指定されている機能を実行し、電子メールの本文部分を表示、削除、転送、返信する等、メール送信者がヘッダ部分で指示した操作内容を、電子メールの本文部分に施す処理を機能の実行状況に合わせて実行する。これにより、メール送信者は、メール受信者の環境に合わせて電子メールを操作することができる。
【選択図】 図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージデータの受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作する処理に適用して好適な、携帯通信端末及びその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末に電子メールの受信機能が搭載され、ユーザは、電子メールをどこでも受信することができるようになった(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−77438号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来までの携帯通信端末では、電子メールを受信したことを通知する処理は電気通信回線の状態に応じて実行され、この受信通知処理においてメール受信者がおかれている環境(状況)が考慮されることはなかった。
【0005】
このため、従来までの携帯通信端末によれば、電子メールを大量に受信した場合、メール受信者は、電子メールの内容が自分にとって必要なものであるか否かを電子メール毎に判断しなければならず、場合によっては大切な内容が読み飛ばされてしまうことがあった。
【0006】
なお、「重要」,「至急」等のマークを電子メールに付加したり、電子メールの件名に緊急度を指定したりして、電子メールの内容の判断材料をメール送信者が付与することもできるが、この方法では、電子メールに付与された判断材料の意味の理解はメール受信者に全て委ねられるために、メール送信者がメール受信者の環境を考慮することはできない。
【0007】
また、指定された日時に電子メールを開いたり、メール送信者の意図したタイミングでメール受信者にスケジュールを通知したりして、電子メールの受信機能とスケジュール管理機能とを組み合わせる方法も考えられるが、この方法は、指定された時間にのみ応じて処理を行うものであり、メール受信者の環境を考慮したものではない。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、メッセージデータの受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作することが可能な、携帯通信端末及びその制御プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯通信端末及び制御プログラムの第一の特徴は、メッセージデータの操作内容とその操作内容の実行条件が指定されたメッセージデータを受信し、実行条件が満たされたか否かを判別し、実行条件が満たされるのに応じて、受信したメッセージデータを指定された操作内容に従って操作することにある。
【0010】
すなわち、本発明は、メッセージデータを受信した携帯通信端末の状況に応じてメッセージデータを操作する。そして、このような構成によれば、メッセージデータの送信者は受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作することが可能となる。
【0011】
本発明に係る携帯通信端末及び制御プログラムの第二の特徴は、相手端末が実行可能な機能のリストを受信し、相手端末に機能を実行させる共に、機能の実行状況に応じてメッセージデータに対し指定した操作を行うことを指示する指示子が付与されたメッセージデータを作成し、作成したメッセージデータを相手端末に送信することにある。
【0012】
すなわち、本発明は、相手端末の性能に合わせて操作されるメッセージデータを作成、送信する。そして、このような構成によれば、相手端末の性能を理解し、メッセージデータの送信者は受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば図1に示すような携帯電話機に適用することができる。以下、図面を参照して、本発明の一実施形態となる携帯電話機の構成及び動作について詳しく説明する。
【0014】
[携帯電話機の構成]
本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、図1に示すように、表示部2、操作入力部3、バイブレータ4、LED(Light Emission Diode)5、音声出力部6、電話プロトコル制御部7、外部機器データ入出力部8、制御部9、温度センサ10、公共放送受信部11、オーディオ入力部12、人体認証部13、位置認識部14、画像入力部15、ユーザ識別部16、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random Access Memory)18、外部記憶装置インタフェイス部19、DSP(Digital Signal Processor)20、及びCPU(Central Processing Unit)21を主な構成要素として備え、各構成要素はバス配線22を介してバス制御部23に接続されている。
【0015】
上記表示部2は、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(ElectroLuminescence)パネル等の表示装置により構成され、CPU21の制御に従って、文字や数字、記号、アイコン、カーソル、画像、動画像等の情報を可視表示する。
【0016】
上記操作入力部3は、例えば「0」から「9」までの数字の入力、文字の入力、記号の入力、発信や受信の指示入力、電源のオン/オフの指示入力等の操作に使用される複数のキーボタンを有する。また、この操作入力部3は、表示部2上に表示されたカーソルの移動操作や画面のスクロール操作等の操作に使用されるダイアル(ジョグダイアル)を有する。
【0017】
上記バイブレータ4は、振動発生装置により構成され、CPU21の制御に従って所定のタイミングで携帯電話機1を振動させる。上記LED5は、発光ダイオードにより構成され、CPU21の制御に従って所定のタイミングで点灯する。上記音声出力部6は、CPU21の制御に従って音声信号を出力する。
【0018】
上記電話プロトコル制御部7は、電気配線を介して接続されているRF(Radio Frequency)部24を制御することにより、所定の制御信号をアンテナ25を介して基地局に送信して発呼処理を行う。また、電話プロトコル制御部7は、アンテナ25を介して着信信号を受信するのに応じて、CPU21に対して着信通知を行う。
【0019】
また、電話プロトコル制御部7は、RF部24を制御することにより、アンテナ25を介して受信した信号を増幅,復調して音声信号を生成する。また、電話プロトコル制御部7は、RF部24を制御することにより、入力された音声信号を変調,増幅して送信信号を生成し、生成した送信信号をアンテナ25を介して送信する。
上記外部機器データ入出力部8は、外部機器と携帯電話機1との間のデータ通信処理を制御する。なお、ここでいう外部機器には、USB(Universal Serial Bus)接続機器やUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)接続機器等の有線接続機器や、IrDA(Infrared Data Association), Bluetooth(登録商標), IEEE 802.11x等の無線接続機器が含まれる。
【0020】
上記制御部9は、CPU21の制御に従って、携帯電話機1の構成要素や外部機器に対する、リセット処理,電源供給処理,及びクロック供給処理を実行する。上記温度センサ10は、CPU21の制御に従って携帯電話機1周部の温度を検出する。
【0021】
上記公共放送受信部11は、接続されているRF部26を制御することにより、テレビジョン放送やラジオ放送等の公共放送の電波信号をアンテナ27を介して受信,復調し、映像信号や音声信号を抽出する。上記オーディオ入力部12は、マイクロフォン28を介して入力されたトーン形式の音声信号や、MIDI(Musical Instruments Digital Interface)形式の音声信号をCPU21に出力する。
【0022】
上記人体認証部13は、声紋や指紋等の人体の特徴部分を検出する装置により構成される。より具体的には、指紋を検出する場合、人体認証部13は、指紋の凹凸に起因する押圧力の違いを電気信号として検出する圧電センサにより構成される。
【0023】
上記位置認識部14は、GPS(Global Positioning System)電波受信機能を備え、CPU21の制御信号に従って、GPS電波を利用して位置情報(例えば、経度(x)、緯度(y)、高さ(z))を取得する。
【0024】
上記画像入力部15は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子と、撮像素子上に被写体等の光像を結像させる光学系により構成され、撮影した画像データはDSP20に出力される。上記ユーザ識別部16は、SIM(Subscriber Identity Module)カード等のIDカード内に記憶されたユーザの個人情報を読み取る装置により構成される。
【0025】
上記ROM17は、CPU21が各部を制御するための制御プログラム(図示せず)、電子メールの処理プログラム(いわゆる、メーラー)、後述する携帯電話機1の動作を実現する制御プログラム等の各種コンピュータプログラムと、各種の初期データを記憶する。また、詳しくは後述するが、ROM17は、携帯電話機1を操作可能なユーザに関する情報が記述されたユーザ情報(図2参照)と、このユーザ情報に登録されているユーザが利用可能な携帯電話機1の機能が定義された解放機能リスト(図3参照)を記憶する。
【0026】
また、ROM17は、他のユーザの携帯電話機1において利用可能な機能とその携帯電話機1のメールアドレスとをユーザ解放メニューとして関連付けして記憶する。なお、上記解放機能リストに記述される機能は、携帯電話機1のユーザが操作入力部3を操作して選択,指定できるものとする。また、ROM17は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)のような書き換え可能なROMであってもよい。
【0027】
上記RAM18は、CPU21が各種処理を行う際のワーキングエリアとして機能する。また、RAM18は、電気通信回線を介して受信したテキストデータ,画像データ,及び音声データ等、CPU21が実行する処理と関係する各種データを随時格納する。上記外部記憶装置インタフェイス部19は、半導体メモリ等の外部記憶装置と携帯電話機1との間のデータ通信処理を制御する。
【0028】
上記DSP20は、CPU21からの制御に従って、音声認識処理,音声合成処理,音声コーデック処理,画像認識処理,画像生成処理,画像コーデック処理,及び音声画像同期処理等の各種処理を実行する。より具体的には、DSP20は、CPU21から指示されたデータの画像合成を行い、生成した画像データをRAM18に出力する。また、DSP20は、RAM18内に蓄積された画像データに対しリサイズ処理や回転処理等の処理を施した後、出力先に応じたデータ形式に画像データを変換する。
【0029】
また、DSP20は、CPU21からの指示に従って、RAM18内に蓄積された電子メールのテキストデータを解釈,音声出力する(=メール音声読み上げ機能)。また、DSP20は、位置認識部14が取得した位置情報と地図情報とをマッピングする。さらに、DSP20は、人体認証部13が取得した人体の特徴部分とROM17内に記憶された特徴データとを照合する。なお、DSP20が、RAM18上のどのエリアのデータを用いてどの処理を実行し、RAM18上のどのエリアに処理結果を出力するかは、CPU21により指示されるものとする。
【0030】
上記CPU21は、ROM17内に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより、プログラムコードに従って携帯電話機の動作を制御すると共に、各種の演算処理を行う。上記バス制御部23は、バス配線22を介した構成要素間の情報通信処理を制御する。
【0031】
[ユーザ情報]
上記ユーザ情報は、図2に示すように、XML(eXtensible Markup Language)により記述された複数のユーザ個人情報Aにより構成され、各ユーザ個人情報Aには、操作入力部3を操作してユーザ個人情報Aを検索可能なように、固有のリスト番号(list no)が割り当てられている。
【0032】
なお、この実施形態では、リスト番号が0(list no=”0”)に対応するユーザ個人情報Aには携帯電話機1の所有者(以下、メール受信者と表記する)に関する情報が記述されている。また、この実施形態ではユーザ情報をXMLにより記述したが、他の言語を使用してユーザ情報を記述してもよい。
【0033】
各ユーザ個人情報Aは、ユーザ名(name)a1,メールアドレス(mail)a2,パスワード(password)a3,アクセス権レベル(security_level)a4,パスワードの有効期限(password有効期限)a5,及びメール操作権利情報Bを構成要素として備える。ここで、図2に示すユーザ情報では、パスワードが表記されているが、実際には、パスワードの機密性を高めるためにパスワードにスクランブル処理が施され、第三者がパスワードを容易に読み出すことができないように構成されている。
【0034】
上記アクセス権レベルa4とは、携帯電話機1内の機能の利用を許可する度合いを示す。なお、この実施形態では、アクセス権レベルa4の数値が小さくなるに従って携帯電話機1の機能をより多く利用可能になると定義し、アクセス権レベル「0」(=携帯電話機1の全ての機能を利用可能であることを示す)はメール受信者に割り当てられる。
【0035】
上記メール操作権利情報Bは、表示,削除,返信,転送等、受信した電子メールに対し行うことを許可する操作内容(操作許可範囲)b1、電子メールを受信した際に直ちに着信表示をするのではなく、電子メール内で指定された機能(ジョブ)の実行が完了し電子メールを操作する段階にて着信表示をすることを許可するか否かを示す(メール着信表示操作可否)パラメータb2、実行中の機能の内容をメール送信者が非公開に設定できるか否かを示す(job内容公開)パラメータb3、メール受信者が実行中の機能を強制終了した場合、機能が強制終了されたことをメール送信者に返信することを許可するか否か示す(jobキャンセル時自動返信可否)パラメータb4を備える。
【0036】
また、メール操作権利情報Bは、メール受信者が実行中の機能を強制終了した場合、電子メールを削除、又は、表示するを示す(jobキャンセル時本文の扱い)パラメータb5、実行中の機能が指定された時間内に終了しなかった場合、メール送信者にその旨を伝えるか否かを示す(job条件不一致時自動返信可否)パラメータb6、実行中の機能が指定された時間内に終了しなかった場合、電子メールを削除、又は、表示するかを示す(job条件不一致時本文の扱い)パラメータb7、機能の実行期限を示す(job最大滞留許可時間)パラメータb8、メール受信者によって電子メールが削除されず、且つ、機能の実行条件が満足する限り、何回まで機能を実行するかを示す(job最大繰り返し実行許可回数)パラメータb9が記述されている。
【0037】
なお、パラメータb3によってメール送信者が実行中の機能の内容を非公開に設定した場合であっても、セキュリティーの関係上、メール受信者はどのユーザの機能がいつまで動作しているかを確認できるようにするとよい。また、機能を実行させたメール送信者、電子メールの件名、アクセス権レベルを参照し、場合によっては、機能の実行を停止できるようにすることが望ましい。また、この実施形態では、ユーザ毎にメール操作権利情報Bを設定したが、メール操作権利情報Bをアクセス権レベル毎に設定してもよい。
【0038】
[解放機能リスト]
上記解放機能リストには、図3に示すように、上記ユーザ情報内に登録されたユーザ(=メール送信者)が利用可能な携帯電話機1の各機能のデータがXMLにより定義されている。なお、この実施形態では、携帯電話機1の各機能は、アドミニストレータ機能C,電話機能D,メール機能E,マルチメディア再生機能F,ゲーム機能G,カメラ撮影機能H,時刻機能I,温度測定機能J,照度検出機能K,及び電源機能Lに分類されている。なお、この実施形態では、解放機能リストをXMLにより記述したが、他の言語を使用して解放機能リストを記述してもよい。
【0039】
また、携帯電話機1の各機能には、アクセス権レベル(security_level)が指定され、指定されているアクセス権レベルの条件を満たすユーザのみがその機能を利用可能なように構成されている。また、各機能は、機能番号、機能名(LINK_WORD)、機能の説明文(メニューメッセージ)、及びその機能を実行するために必要なパラメータ(設定入力n)をデータとして備え、詳しくは後述するが、ユーザによって機能名(LINK_WORD)が選択されるのに応じて、機能の説明文(メニューメッセージ)とパラメータ(value)の値の入力を促すメッセージが表示部2に表示されるように構成されている。
【0040】
〔アドミニストレータ機能〕
上記アドミニストレータ機能Cには、図4に示すように、メール送信者がメール受信者による携帯電話機1のキー操作をモニターする機能c1、メール送信者がROM17内に記憶されている電話帳データの書き換えを行う機能c2が含まれる。なお、メール送信者は、機能c1を利用して、メール受信者によるキー操作を順を追ってモニターすることができ、この機能を利用する場合、メール送信者は、モニターする順序でキー名をパラメータ(value)として指定する。また、機能c2を利用して電話帳データを書き換える場合には、メール送信者は、電子メールに電話帳データを添付、若しくは、予め定めた記述方式で電子メール内に電話帳データを記述する。
【0041】
〔電話機能〕
上記電話機能Dには、図5に示すように、メール受信者がパラメータ(value)で指定された電話番号に電話を掛けた時に電子メールを操作する機能d1、メール受信者がパラメータ(value)で指定された電話番号からの電話を受け取った時に電子メールを操作する機能d2、メール受信者がパラメータ(value)で指定された電話番号との電話を終了した時に電子メールを操作する機能d3、メール受信者が携帯電話機1をマナーモードに設定、若しくは解除した時に電子メールを操作する機能d4、メール受信者がパラメータ(value)で指定された電話番号を含む住所録にアクセスした時に電子メールを操作する機能d4が含まれる。
【0042】
〔メール機能〕
上記メール機能Eには、図6に示すように、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたメールアドレスに電子メールを送信した時に電子メールを操作する機能e1、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたメールアドレスからの電子メールを受信した際に電子メールを操作する機能e2、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたメールアドレスのメール本文を閉じた(=閲覧を終了した)時に電子メールを操作する機能e3、メール受信者が携帯電話機1のメール音声読み上げ機能を設定・解除した時に電子メールを操作する機能e4、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたメールアドレスを含む住所録にアクセスした時に電子メールを操作する機能e5が含まれる。
【0043】
〔マルチメディア再生機能〕
上記マルチメディア再生機能Fには、図7に示すように、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたマルチメディアファイルを再生した時に電子メールを操作する機能f1、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたマルチメディアファイルの再生を終了した時に電子メールを操作する機能f2、パラメータ(value)で指定されたマルチメディアファイル名が携帯電話機1、若しくは外部記憶装置内に存在しない時に電子メールを操作する機能f3が含まれる。
【0044】
〔ゲーム機能〕
上記ゲーム機能Gには、図8に示すように、メール受信者がパラメータ(value)で指定されたファイル名のゲームプログラムや学習プログラムでパラメータ(value)で指定された基準点を達成した時に電子メールを操作する機能g1が含まれる。なお、この機能g1において指定可能なプログラムのファイル名は、メール受信者が予め作成したリストの中から選択させるようにしてもよい。
【0045】
〔カメラ機能〕
上記カメラ撮影機能Hには、図9に示すように、メール受信者がカメラ撮影を行うためにカメラスルーモードに設定・解除した時に電子メールを操作する機能h1が含まれる。
【0046】
〔時刻機能〕
上記時刻機能Iには、図10に示すように、携帯電話機1の時計がパラメータ(value)で指定された時刻になった時に電子メールを操作する機能i1、携帯電話機1の時計がパラメータ(value)で指定された時刻以降になった時に電子メールを操作する機能i2、メール受信者が電子メールを操作した時に他の指定された機能名(LINK_WORD)に対応する機能を実行する機能i3が含まれる。
【0047】
〔温度測定機能〕
上記温度測定機能には、図11に示すように、携帯電話機1がパラメータ(value)で指定された温度下にある時に電子メールを操作する機能j1が含まれる。
【0048】
〔照度検出機能〕
上記照度検出機能Kには、図12に示すように、携帯電話機1がパラメータ(value)で指定された照度下にある時に電子メールを操作する機能k1が含まれる。
【0049】
〔電源機能〕
上記電源機能Lには、図13に示すように、メール受信者が電源キーを操作した時に電子メールを操作する機能l1、メール受信者が充電器への携帯電話機1の接続を開始・終了した時に電子メールを操作する機能l2が含まれる。
【0050】
[携帯電話機の動作]
以上のような構成を有する携帯電話機1は、上記解放機能リスト内に記述されている機能の実行が指定された電子メールを受信すると、電子メール内で指定された機能を実行し、機能の実行状況に合わせてメール送信者から指示された内容でメール本文を操作する。
【0051】
以下、図14に示すフローチャートを参照して、上記処理を実行する際のメール送信者側及びメール受信者側の携帯電話機の動作について説明する。なお、以下に示すメール送信者側及びメール受信者側の携帯電話機の動作は、CPU21が、ROM17内からRAM18内にロードされた制御プログラムを実行することにより実現される。
【0052】
図14に示すフローチャートは、メール送信者が自身の携帯電話機を操作して、ユーザ解放メニューの送信を要求するメール(以下、ユーザ解放メニュー要求メールと表記)の作成を指示することで開始となり、この制御処理はステップS1の処理に進む。
【0053】
ステップS1の処理では、メール送信者側の携帯電話機が、例えば図15に示すような形式のユーザ解放メニューの送信を要求する電子メール(以下、ユーザ解放メニュー要求メールと略記)を作成し、作成したユーザ解放メニュー要求メールをメール受信者側の携帯電話機に送信する。これにより、このステップS1の処理は完了し、この制御処理はステップS1の処理からステップS2の処理に進む。なお、このステップS1の処理の詳細については、図18に示すフローチャートを参照して後述する。
【0054】
ステップS2の処理では、メール受信者側の携帯電話機が、メール送信者側の携帯電話機が送信したユーザ解放メニュー要求メールを受信する。これにより、このステップS2の処理は完了し、この制御処理はステップS2の処理からステップS3の処理に進む。
【0055】
ステップS3の処理では、メール受信者側の携帯電話機が、メール送信者のアクセス権レベルを判別し、例えば図16に示すような形式の、メール送信者が利用可能な携帯電話機の機能が記載されたユーザ解放メニューを生成する。そして、メール受信者側の携帯電話機は、生成したユーザ解放メニューをメール送信者側の携帯電話機に送信する。なお、図16に示すユーザ解放メニューは、メール送信者が利用可能なメール受信者側の携帯電話機の機能と、メール受信者が設定したメール送信者のメール操作権利情報Bとにより構成される。これにより、このステップS3の処理は完了し、この制御処理はステップS3の処理からステップS4の処理に進む。
【0056】
ステップS4の処理では、メール送信者側の携帯電話機が、メール受信者側の携帯電話機が送信したユーザ解放メニューを受信する。この処理により、メール送信者は、自分が利用可能なメール受信者側の携帯電話機の機能を把握することができる。これにより、このステップS4の処理は完了し、この制御処理はステップS4の処理からステップS5の処理に進む。
【0057】
ステップS5の処理では、メール送信者側の携帯電話機が、受信したユーザ解放メニューと、メール受信者のメールアドレスとを関連付けしてROM17内に記憶する。これにより、このステップS5の処理は完了し、この制御処理はステップS5の処理からステップS6の処理に進む。
【0058】
ステップS6の処理では、メール送信者側の携帯電話機が、ユーザ解放メニューを参照して、例えば図17(a),(b)に示すような、メール受信者側の携帯電話機に実行させる機能名(LINK_WORD)とメール操作の内容(<メール操作指定>)がヘッダ部分に記述された電子メールを作成する。これにより、このステップS6の処理は完了し、この制御処理はステップS6の処理からステップS7の処理に進む。なお、このステップS6の処理の詳細については、図19に示すフローチャートを参照して後述する。
【0059】
ステップS7の処理では、メール送信者側の携帯電話機が、ステップS6の処理において作成した電子メールをメール受信者の携帯電話機に送信する。これにより、このステップS7の処理は完了し、この制御処理はステップS7の処理からステップS8の処理に進む。
【0060】
ステップS8の処理では、メール受信者側の携帯電話機が、メール送信者側の携帯電話機から送信された電子メールを受信し、受信した電子メールのデータをRAM18内に記憶する。これにより、このステップS8の処理は完了し、この制御処理はステップS8の処理からステップS9の処理に進む。
【0061】
ステップS9の処理では、メール受信者側の携帯電話機が、電子メールのヘッダ部分を参照して、メール送信者が指定した機能を実行し、機能の実行状況に応じて電子メールのメッセージデータに対し<メール操作指定>で指定された操作を実行する。より具体的には、例えば図17(a)に示す電子メールを受信した場合、メール受信者側の携帯電話機1は、機能名(LINK_WORD)が「電話を掛けた時」及び「指定時刻以降」、<メール操作指定>が「開く」とヘッダ部分で指定されているので、各機能のパラメータ(value)の値に従って、2002年12月24日23時59分59秒(<value0 digit=”021224235959”/>)以降、メール受信者がメール送信者の電話番号(0123456789##)に電話を掛けた際に、メール本文を表示させる。
【0062】
また、図17(b)に示す電子メールを受信した場合、メール受信者側の携帯電話機は、機能名(LINK_WORD)が「カメラスルーモードに入った時」及び「指定時刻以降」、<メール操作指定>が「返信」とヘッダ部分で指定されているので、各機能のパラメータ(value)の値に従って、2002年1月1日13時0分0秒(<value0 digit=”020101130000”/>)以降、メール受信者が携帯電話機をカメラ撮影モードに設定した際に、メール本文を返信モードで表示させる。これにより、このステップS9の処理は完了し、一連の制御処理は終了する。
【0063】
このように、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、メール送信者から送信された電子メールのヘッダ部分に記述されている機能を実行し、機能の実行状況に合わせて、メール送信者が指定した操作内容で電子メールの本文部分を操作するので、メール送信者はメール受信者の環境を考慮して電子メールを操作することが可能となる。
【0064】
〔ユーザ解放メニュー要求メール送信処理〕
次に、図18に示すフローチャートを参照して、上記ステップS1のユーザ解放メニュー要求メール送信処理を実行する際のメール送信者側の携帯電話機の動作について説明する。
【0065】
図18に示すフローチャートは、メール送信者が自身の携帯電話機を操作してユーザ解放メニュー要求メールの作成を指示することで開始となり、この送信処理はステップS11の処理に進む。
【0066】
ステップS11の処理では、CPU21が、「電子メールの送信先のメールアドレスを入力して下さい」等のメッセージを表示部2に出力する等して、メール受信者のメールアドレスを入力することをメール送信者に要求する。これにより、このステップS11の処理は完了し、この送信処理はステップS11の処理からステップS12の処理に進む。
【0067】
ステップS12の処理では、CPU21が、メールアドレスが入力されるのに応じて、入力されたメールアドレスに対応するユーザ解放メニューがROM17内に記憶されているか否かを判別する。そして、判別の結果、入力されたメールアドレスに対応するユーザ解放メニューが記憶されていない場合、CPU21はこの送信処理をステップS12の処理からステップS14の処理に進める。一方、入力されたメールアドレスに対応するユーザ開放メニューがROM17内に記憶されている場合には、CPU21はこの送信処理をステップS12の処理からステップS13の処理に進める。
【0068】
ステップS13の処理では、CPU21が、「既存のユーザ解放メニューを使用しますか?」等のメッセージを表示部2に出力する等して、ROM17内に記憶されているユーザ解放メニューを使用するか否かをメール送信者に問い合わせる。そして、メール送信者が記憶されているユーザ解放メニューを使用することを指示した場合、この送信処理は終了すると共に、ユーザ解放メニュー要求メールを送信する必要が無くなるので、上述の制御処理はステップS1の処理からステップS6の処理に進む。一方、記憶されているユーザ開放メニューを使用することをメール送信者が拒否した場合には、CPU21はこの送信処理をステップS13の処理からステップS14の処理に進める。
【0069】
ステップS14の処理では、CPU21が、「送信先のパスワードを入力して下さい」等のメッセージを表示部2に出力する等して、自身のパスワード(=送信先のユーザ情報に記載されているパスワード)の入力を要求する。これにより、このステップS14の処理は完了し、この送信処理はステップS14の処理からステップS15の処理に進む。
【0070】
ステップS15の処理では、CPU21が、メール送信者が入力したパスワードを<password>欄に記述し、例えば図15に示すような形式のユーザ解放メニュー要求メールを作成する。なお、図15に示すユーザ解放メニュー要求メールでは、電子メール内にパスワード(password)が表記されているが、実際は、パスワードの機密性を高めるために、パスワードにはスクランブル処理が施され、パスワードを容易に読み出すことができないように構成されている。これにより、このステップS15の処理は完了し、この送信処理はステップS15の処理からステップS16の処理に進む。
【0071】
ステップS16の処理では、CPU21が、作成したユーザ解放メニュー要求メールをメール受信者側の携帯電話機に送信する。これにより、一連の送信処理は完了する。
【0072】
〔電子メール作成処理〕
次に、図19に示すフローチャートを参照して、上記ステップS6の電子メール作成処理を実行する際のメール送信者側の携帯電話機の動作について説明する。
【0073】
図19に示すフローチャートは、メール送信者が自身の携帯電話機を操作して、電子メールの作成を指示することで開始となり、この作成処理はステップS21の処理に進む。
【0074】
ステップS21の処理では、CPU21が、ROM17内に記憶されているユーザ解放メニューをRAM18内にロードし、ユーザ解放メニューを構成する各機能の機能名(LINK_WORD)を表示部2に表示する。また、CPU21は、カーソルが位置する機能名(LINK_WORD)に対応する説明文(メニューメッセージ)も表示部2に併せて表示する。これにより、このステップS21の処理は完了し、この作成処理はステップS21の処理からステップS22の処理に進む。
【0075】
ステップS22の処理では、CPU21が、メール受信者が操作入力部3を操作して機能名(LINK_WORD)を選択したか否かを判別する。そして、機能名(LINK_WORD)が選択されるのに応じて、CPU21はこの作成処理をステップS22の処理からステップS23の処理に進める。
【0076】
ステップS23の処理では、CPU21が、選択された機能名(LINK_WORD)に対応するパラメータ(value)がRAM18内に記憶されているか否かを判別する。そして、判別の結果、選択された機能名(LINK_WORD)に対応するパラメータ(value)が記憶されている場合には、CPU21は、この作成処理をステップS23の処理からステップS24の処理に進める。一方、選択された機能名(LINK_WORD)に対応するパラメータ(value)が記憶されていない場合には、CPU21は、この作成処理をステップS23の処理からステップS25の処理に進める。
【0077】
ステップS24の処理では、記憶されているパラメータ(value)のn値を1増数する。なお、この処理は、例えば、アドミニストレータ機能Cの機能c1を利用する場合等、一つの機能に対し複数のパラメータを設定するためのものである。これにより、このステップS24は完了し、この作成処理はステップS24の処理からステップS25の処理に進む。
【0078】
ステップS25の処理では、CPU21が、選択された機能名(LINK_WORD)に対応するパラメータ(value)の値の入力を要求する。より具体的には、機能名(LINK_WORD)が「電話を掛けた時」である機能が選択された場合、CPU21は、「電話番号を入力して下さい」というメッセージを表示し、電話番号の入力をメール受信者に要求する。これにより、このステップS25の処理完了し、この作成処理はステップS25の処理からステップS26の処理に進む。
【0079】
ステップS26の処理では、CPU21が、パラメータ(value)の値が入力されるのに応じて、入力された値を<value(n) digit(or character)=””/>)の属性値としてRAM18内に記憶する。これにより、このステップS26の処理は完了し、この送信処理はステップS26の処理からステップS27の処理に進む。
【0080】
ステップS27の処理では、CPU21が、他の機能を選択するか否かをメール送信者に問い合わせる。そして、メール送信者が他の機能を選択することを指示した場合は、CPU21はこの送信処理をステップS27の処理からステップS21の処理に戻す。一方、メール送信者が他の機能を選択しないことを指示した場合には、CPU21はこの送信処理をステップS27の処理からステップS28の処理に進める。
【0081】
ステップS28の処理では、CPU21が、メール操作権利情報B内の各要素の入力をメール送信者に対し要求し、メール操作権利情報B内の各要素の入力が完了するのに応じて、この送信処理をステップS28の処理からステップS29の処理に進める。
【0082】
ステップS29の処理では、CPU21が、電子メールのメッセージデータの入力を要求し、メッセージデータの入力が完了するのに応じて、メール受信者側の携帯電話機に実行させる機能及びメール本文の操作内容がヘッダ部分に記述された電子メールを作成する処理は完了する。ここで、上記電子メールを作成する際、CPU21は、電子メール固有の番号を生成し、生成した番号を<JOBID>として電子メールのヘッダ部分に記述する。
【0083】
なお、メール送信者側の携帯電話機が、メール受信者側の携帯電話機に図18(a)に示す電子メールを送付後、例えば図20に示すような形式の電子メールを送付することにより、前回送信した電子メールの内容を変更できるようにすることが望ましい。但し、この場合、メール送信者側の携帯電話機は、メール受信者側の携帯電話機が内容の変更指示を理解できるように、前回の電子メールに付与した<JOBID>と同じものを新たに送信する電子メールに付与する。
【0084】
また、メール送信者側の携帯電話機が、メール受信者側の携帯電話機に図18(a)に示す電子メールを送付後、例えば図21に示すような形式の電子メールを送付することにより、前回送信した電子メールの内容を削除できるようにすることが望ましい。但し、この場合も、メール送信者側の携帯電話機は、メール受信者側の携帯電話機が内容の削除指示を理解できるように、前回の電子メールに付与した<JOBID>と同じものを新たに送信する電子メールに付与する。
【0085】
さらに、メール送信者側の携帯電話機が、メール受信者側の携帯電話機に図18(b)に示す電子メールを送付後、例えば図22に示すような形式の電子メールを送付することにより、前回送信した電子メールを転送できるようにすることが望ましい。但し、この場合も、メール送信者側の携帯電話機は、メール受信者側の携帯電話機が内容の転送指示を理解できるように、前回の電子メールに付与した<JOBID>と同じものを新たに送信する電子メールに付与する。
【0086】
[応用例]
近年の携帯電話機の多機能化に伴い、携帯電話機の操作は非常に複雑化している。このため、携帯電話機の操作に不慣れなユーザは、操作手順を紙に書き写し、書き写した操作手順を参照しながら携帯電話機を操作していた。しかしながら、このような方法により携帯電話機を操作した場合、操作手順の数が多い時には、どの操作手順まで実行したかがユーザが分からなくなることがあった。なお、携帯電話機内にユーザガイドプログラムを内蔵し、操作手順を段階を追って教示する方法も考えられるが、ユーザガイドプログラムは一般的な内容となってしまうために、ユーザの環境に合わせて操作手順を教示することは難しい。
【0087】
これに対し、本発明の一実施形態となる携帯電話機は、上述の構成によって、メール受信者が所定の操作を行うのに応じて次の操作の内容を示す電子メールを表示し、メール受信者の操作状況に合わせて電子メールを表示することができるので、携帯電話機の操作に不慣れなユーザであっても簡単に操作することができる。また、メッセージデータが表示される度毎に自動返信し、メール受信者の操作履歴を残するように制御することができるので、メール受信者から質問があった時に次の操作を回答できる状況を実現することができる。
【0088】
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、メール送信者から送信された電子メールのヘッダ部分に記述されている機能を実行し、電子メールの本文部分を表示、削除、転送、返信する等、メール送信者がヘッダ部分で指示した操作内容を電子メールの本文部分に施す処理を機能の実行状況に合わせて実行するので、メール送信者はメール受信者の環境に合わせて電子メールを操作することができる。
【0089】
また、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、メール受信者の環境がメール送信者が希望するものと合致した際に着信表示するので、メール受信者の環境に合った電子メールを自動的に表示し、大量の電子メールの中から自身に必要なものをユーザが探す手間を無くすことができる。
【0090】
また、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、メール受信者の環境が電子メールの閲覧に適した環境になるのに応じて電子メールの内容を自動的に表示するので、電子メールの送信者と受信者との間の新密度を増加させることができる。
【0091】
また、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、メール送信者が電子メールによりメール受信者にカメラ撮影を依頼する場合、カメラ撮影が完了するのに応じてメール送信者からの電子メールに対する返信画面が開くので、メール受信者は撮影した写真をメール送信者に簡単に返信することができる。
【0092】
また、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、電子メールに添付された声紋データや指紋データ等の人体認証データがメール受信者のそれと一致した際に、電子メールを開く、返信、削除、転送等の操作を実行ので、第三者により電子メールが操作されることを防止することができる。
【0093】
また、本発明の一実施形態となる携帯電話機1は、電源キーをオフ状態にしたり、電池電圧低下警告状態になるのに応じて、メール送信者に電子メールを返信するように制御するように制御することができるので、携帯電話機1が圏外なのか電源を切った状態にあるのか簡単に区別することができる。
【0094】
[その他の実施形態]
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。
【0095】
例えば、上記実施の形態では、電子メールの受信者の環境に合わせて電子メールを処理することとしたが、本発明はこれに限られることなく、電子メール以外のテキストデータ、画像データ、音声データ等、電気通信回線を介して送受信される種々の形態のメッセージデータに適用することができる。
【0096】
また、携帯電話機1は、メール送信者から送信された電子メールに従って、制御部9や外部記憶装置インタフェイス部19に特定の外部機器が接続されているか否かを判別し、外部機器が接続されている場合にのみメール送信者から指示された処理を電子メールに対し行うようにしてもよい。
【0097】
さらに、例えば図23に示すように、一つの機能とメール本文で使用する単語,記号,制御コード,又は添付ファイルとを関連付けすると共に、複数の機能をグループ化した単語(Group_word)を定義し、メール受信者が電子メールを開く際に、グループ化されている機能の中で実行が完了しているものを抽出し、実行が完了している機能と関連付けされている要素に上記単語(Group_word)を置き換えて表示してもよい。このよう処理によれば、メール受信者が電子メールをいつどのような環境で読むのかが明らかでないような場合でも、メール受信者にとって適切な表現でメール本文を表示させることができる。なお、図23に示す例は、メール受信者がメール送信者に電話を掛けた、若しくは、メール送信者から電話を受け取った場合には、メール本文中の単語(Group_word)「電話するけど」の表現を、「電話かけた」若しくは「電話もらった」に置換して表示させ、メール受信者の周囲の温度が、所定の温度以下、若しくは、所定の温度以上である場合には、メール本文中の単語(Group_word)「元気?」の表現を、「寒くなったね」若しくは「暖かい日だね」に置換して表示させるものである。
【0098】
このように、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、メッセージデータの送信者は受信者の環境に合わせてメッセージデータを操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態となる携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態となるユーザ情報の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態となる解放機能リストの構成を示す図である。
【図4】図3に示すアドミニストレータ機能の構成を示す図である。
【図5】図3に示す電話機能の構成を示す図である。
【図6】図3に示すメール機能の構成を示す図である。
【図7】図3に示すマルチメディア再生機能の構成を示す図である。
【図8】図3に示すゲーム機能の構成を示す図である。
【図9】図3に示すカメラ撮影機能の構成を示す図である。
【図10】図3に示す時刻機能の構成を示す図である。
【図11】図3に示す温度測定機能の構成を示す図である。
【図12】図3に示す照度検出機能の構成を示す図である。
【図13】図3に示す電源機能機能の構成を示す図である。
【図14】電子メールの受信者の環境に合わせて電子メールを操作する際のメール送信者側及びメール受信者側の携帯電話機の動作を示すフローチャート図である。
【図15】本発明の一実施形態となるユーザ解放メニュー要求メールの構成を示す図である。
【図16】本発明の一実施形態となるユーザ解放メニューの構成を示す図である。
【図17】図14に示す電子メール作成処理により作成される電子メールの構成を示す図である。
【図18】図14に示すユーザ解放メニュー要求メール送信処理の流れを示すフローチャート図である。
【図19】図14に示す電子メール作成処理の流れを示すフローチャート図である。
【図20】既に送信した電子メールの内容を変更する際の電子メールの構成を示す図である。
【図21】既に送信した電子メールを削除する際の電子メールの構成を示す図である。
【図22】既に送信した電子メールを転送する際の電子メールの構成を示す図である。
【図23】メール受信者にとって適切な表現でメール本文を表示させる際の電子メールの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機、2…表示部、3…操作入力部、4…バイブレータ、5…LED、6…音声出力部、7…電話プロトコル制御部、8…外部機器データ入出力部、9…制御部、10…温度センサ、11…公共放送受信部、12…オーディオ入力部、13…人体認証部、14…位置認識部、15…画像入力部、16…ユーザ識別部、17…ROM(Read Only Memory)、18…RAM(Random Access Memory)、19…外部記憶装置インタフェイス部、20…DSP(Digital Signal Processor)、21…CPU(Central Processing Unit)、22…バス配線、23…バス制御部、24,26…RF部、25,27…アンテナ、28…マイクロフォン

Claims (7)

  1. メッセージデータの操作内容と当該操作内容の実行条件が指定されたメッセージデータを受信する受信部と、
    上記実行条件が満たされたか否かを判別し、当該実行条件が満たされるのに応じて、上記操作内容に従って上記メッセージデータを操作するデータ処理部と
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 請求項1に記載の携帯通信端末であって、
    上記データ処理部は、上記実行条件が満たされるのに応じて上記メッセージデータを受信したことを通知すること
    を特徴とする携帯通信端末。
  3. 請求項1に記載の携帯通信端末であって、
    上記操作内容は、上記メッセージデータの表示処理、削除処理、転送処理、当該メッセージデータに対する返信処理の少なくとも一つを含むこと
    を特徴とする携帯通信端末。
  4. 相手端末上で実行可能な機能のリストを受信する受信部と、
    上記機能の実行を指示すると共に、当該機能の実行状況に応じてメッセージデータに対し指定した操作を実行することを指示する指示子が付与されたメッセージデータを作成するデータ作成部と、
    作成された上記メッセージデータを上記相手端末に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  5. 請求項4に記載の携帯通信端末であって、
    上記指示子により指定する操作は上記メッセージデータを受信したことを通知する処理であること
    を特徴とする携帯通信端末。
  6. メッセージデータの操作内容と当該操作内容の実行条件が指定されたメッセージデータを受信する処理と、
    上記実行条件が満たされたか否かを判別する処理と、
    上記実行条件が満たされるのに応じて、上記操作内容に従って上記メッセージデータを操作する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯通信端末の制御プログラム。
  7. 相手端末上で実行可能な機能のリストを受信する処理と、
    上記機能の実行を指示すると共に、当該機能の実行状況に応じてメッセージデータに対し指定した操作を実行することを指示する指示子が付与されたメッセージデータを作成する処理と、
    作成された上記メッセージデータを上記相手端末に送信する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯通信端末の制御プログラム。
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