JP2004279987A - 表示駆動装置および表示装置 - Google Patents

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Koji Ueno
孝司 上野
Yukihiro Nakahara
征洋 中原
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Abstract

【課題】入力映像信号のペアリングがタイミングコントローラのペアリング設定と異なる場合に自動的かつ正確に判別して適正なペアリング設定とする。
【解決手段】インターレス方式の入力映像信号がノンインターレス方式に変換されて表示素子1に表示される際に、検知処理回路6によって、入力映像データが次の1V(垂直周期)後の映像データと比較され、そのレベル差が大きい場所が検知される。検知された箇所に対して、数Vの期間にわたって、比較回路7によって映像データを比較することによって、タイミングコントローラ5によって設定された映像データのペアリングが正しいか誤っているかが判定される。誤っていると判定された場合には、遅延制御回路によってタイミングコントローラ5に入力される垂直同期信号の位相が遅延され、タイミングコントローラ5による映像データのペアリングが変更される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばテレビジョン装置、モニタ装置およびカーナビゲーションシステムなどの表示部に用いられ、ノンインターレス(順次走査)方式の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子などの表示素子を備えた液晶表示装置などの表示駆動装置およびそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の表示装置およびそのペアリング設定制御方法について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図8(a)および図8(b)は、インターレス(飛越走査)方式の概要を説明するための概念図である。
【0004】
図8(a)には、垂直帰線期間中に、映像信号に挿入される垂直同期信号が示されている。この垂直同期信号は、等化パルスの前半期間1(3H期間)と、垂直同期パルス期間2(3H期間)と、等化パルスの後半期間3(3H期間)が示されている。垂直同期パルス期間の始まりから、奇数フィールドの映像信号のタイミングが図8(a)の丸枠で囲んだ番号で示され、偶数フィールドの映像信号のタイミングが図8(a)の四角枠で囲んだ番号で示されている。なお、このタイミングは、垂直同期パルス期間の始まりからの映像信号同士の関係を示しているが、実際の映像データは、垂直同期パルス期間の始まりから約20H期間後から供給されるようになっている。
【0005】
また、図8(b)には、インターレス方式の表示装置について、奇数フィールドの水平走査タイミングが左側の丸枠で囲んだ番号で示され、偶数フィールドの水平走査タイミングが右側の四角枠で囲んだ番号で示されている。
【0006】
図9は、従来のノンインターレス方式(順次走査)の表示装置の要部構成を示すブロック図である。
【0007】
図9において、この表示装置200は、画像表示を行う複数の画素が縦方向および横方向にマトリックス状に配列されたマトリックス表示素子1と、このマトリックス表示素子1の複数の信号線にRGBの映像信号データを印加するデータドライバ2と、マトリックス表示素子1の複数の走査線を縦方向に走査する走査ドライバ3と、入力映像信号から水平同期信号および垂直同期信号を分離する画像処理IC4と、この画像処理IC4からの水平同期信号および垂直同期信号を受けてデータドライバ2および走査ドライバ3に表示用の各種制御信号を供給するタイミングコントローラ5とを備えている。
【0008】
例えばCRT(陰極線管)では、奇数フィールドの走査線が262.5本設けられており、偶数フィールドの走査線もこれと同数設けられているので、全走査線数は525本となり、2フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有しているが、表示素子の中には、例えば液晶表示装置などのように、製造の困難さから、その縦方向画素数が1フィールド走査線相当分となっているものも多い。ここでは、マトリックス表示素子1は1フィールド走査線相当の縦方向画素数を有するものとする。
【0009】
タイミングコントローラ5には、画像処理IC4によって入力映像信号から分離された水平同期信号および垂直同期信号が供給されており、垂直スタートパルスSPSおよび垂直クロック信号CLSが生成されて走査ドライバ3に供給され、水平スタートパルスSPIOおよび水平サンプリングクロック信号CLDが生成されてデータドライバ2に供給される。この垂直スタートパルスSPSを基準として、奇数フィールドおよび偶数フィールドのスタート映像がそれぞれ決定され、同じラインに表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドの映像データのペアリングが設定される。
【0010】
ここで、図8に示すインターレス(飛越走査)方式の入力映像信号を図9に示すノンインターレス方式(順次走査)でマトリックス表示素子1に表示させる場合、同じ水平ラインに表示される映像データのペアリングが2通り存在することから、誤ったペアリングが選択されると、マトリックス表示素子1の垂直解像度が大幅に低下するという問題が生じる。
【0011】
図10は、インターレス(飛越走査)方式の映像信号データをノンインターレス(順次走査)方式に変換する際の2通りのペアリング設定について説明するための図である。
【0012】
図10(a)に示すように、偶数フィールドの2nライン目のデータと、奇数フィールドの2n+1ライン目のデータとをペアリングして同じ水平ラインに表示させる方法(以下、「偶数−奇数ペアリング」という)と、図10(b)に示すように、偶数フィールドの2nライン目のデータと、奇数フィールドの2n−1ライン目のデータとをペアリングして同じラインに表示させる方法(以下、「奇数−偶数ペアリング」という)とがある。これらの場合の問題について、以下に、具体的に説明する。
【0013】
図11(a)および図11(b)は、各々のペアリングにおいて、黒線が一本表示される場合の表示素子の画面を示す図である。
【0014】
図11(a)に示す偶数−奇数ペアリングでは、インターレス(飛越走査)方式の入力映像信号のペアリングとタイミングコントローラ5によるペアリングとが一致しているため、正常に1本の黒線が表示されている。これに対して、図11(b)に示す奇数−偶数ペアリングでは、インターレス(飛越走査)方式の入力映像信号のペアリングとタイミングコントローラ5により設定された映像データのペアリングとが不一致であるため、灰色の二重線が表示されている。
【0015】
これを解決するために、例えば特許文献1には、タイミングコントローラに入力される垂直同期信号の位相の遅延時間を、0(遅延なし)と0.5水平周期との間で切り換えることによって、上記ペアリングを奇数−偶数ペアリングと偶数奇数ペアリングとの間で切り換え可能な液晶表示パネルの駆動装置が開示されている。
【0016】
また、特許文献2には、同期分離前の映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対する、同期分離された垂直同期信号の始点の遅延時間tが、水平周期Hおよび正の整数kに対して、
0≦t−kH<0.5H
で示される第1の範囲である場合と、
0.5H≦t−kH<1H
で示される第2の範囲である場合とのどちらに属するかを判別し、第1の範囲に属するときには垂直同期信号の位相を0.5水平周期だけ遅延させてタイミングコントローラに入力し、第2の範囲に属するときには垂直同期信号の位相を遅延させずにタイミングコントローラに入力する液晶表示素子の駆動装置が開示されている。これによって、マトリクス液晶表示素子を表示駆動する際に、使用する同期分離用の画像処理ICや構成部品によって、分離された垂直同期信号の遅延量が変動したとしても、タイミングコントローラによる映像データのペアリング設定を適正に保つことが可能となる。
【0017】
【特許文献1】
特開平9−325739号公報
【0018】
【特許文献2】
特開平10−198314号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにインターレス方式からノンインターレス方式に方式変換する際に、動画を表示する場合には、上記図10(a)および図10(b)に示す奇数−偶数ペアリングおよび偶数−奇数ペアリングのいずれのペアリングでも、垂直解像度の差は殆ど生じない。しかし、静止画または準静止画(ナビゲーション画面などのように画面変動が少ない画像)を表示する場合には、タイミングコントローラ5によって設定される奇数フィールドと偶数フィールドとのペアリングが、入力映像信号のペアリングと異なると、例えば図11(a)に示すような横一本線が図11(b)に示すように二重線に見えるなど、垂直解像度に大幅な低下が発生するという問題がある。
【0020】
また、上記特許文献1,2では、タイミングコントローラに入力される垂直同期信号の位相を切り換えることによって、タイミングコントローラによる映像データのペアリング設定を変更することが可能であるものの、入力映像信号のペアリングと、タイミングコントローラによって設定されているペアリングとが一致しているか否かを自動的に正確に判別することができないという問題がある。
【0021】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、例えばインターレス方式からノンインターレス方式に方式変換する際に、入力映像信号が静止画または準静止画である場合に、入力映像信号のペアリングに対してタイミングコントローラによるペアリング設定が正しいか否かを自動的に正確に判定し、誤っている場合には適正ペアリング設定に切り換えることにより、従来のような垂直解像度の低下を抑制して、垂直解像度が高く、より精細な映像表示を行うことができる表示駆動装置およびそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示駆動装置は、インターレス方式の入力映像信号からノンインターレス方式の映像信号に方式変換して表示素子に表示駆動させる表示駆動装置において、該入力映像信号の同一フィールド毎またはフレーム毎の各映像データの変化の有無または変化量を検知し、該変化の有無または変化量に応じて、動画か静止画または準静止画かどうかを判定する判定手段と、該判定結果に基づいて、該表示素子に表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドの映像データのペアリングを所定の適正ペアリングに切換制御するペアリング設定切換手段とを有しており、そのことにより上記目的が達成される。
【0023】
また、本発明の表示駆動装置は、入力映像信号を表示素子に表示駆動させる表示駆動装置において、表示素子に表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドのスタート映像信号を決定して奇数フィールドおよび偶数フィールドの映像データのペアリングを設定するタイミングコントローラと、奇数フィールドおよび偶数フィールドの一方フィールドの映像データと、この映像データに対して1水平周期前または/および後の他方フィールドの映像データを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、そのデータ比較結果に基づいて、タイミングコントローラによるペアリング設定の正誤を判定する判定手段とを有し、タイミングコントローラは、その判定結果に基づいてペアリング設定を所定の適正ペアリング設定に切換制御するペアリング設定切換手段を有しており、そのことにより上記目的が達成される。
【0024】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置において、一方フィールドの映像データと、この映像データに対して1水平周期前または/および後の他方フィールドの映像データとを比較して、各映像データのレベル差が所定値以上の映像データの箇所を検知する検知処理回路をさらに有し、この検知箇所の映像データに対して、判定手段によるペアリング設定の正誤判定が行われる。
【0025】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置における判定手段は、入力映像データを1ライン分保持するラインメモリを有し、このラインメモリ内の映像データを用いてペアリング設定の正誤を判定する。
【0026】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置における判定手段は、一方フィールドの映像データと、この映像データに対して1水平周期前または/および後の前記他方フィールドの映像データとを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、比較した各データが一致した場合に、前記タイミングコントローラによるペアリング設定が誤りであると判定する。
【0027】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置における判定手段は、一方フィールドの映像データと、この映像データに対して1水平周期前または/および後の他方フィールドの映像データとを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、比較した各データが異なる場合にタイミングコントローラによるペアリング設定が正しいと判定する。
【0028】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置におけるペアリング設定切換手段は、垂直同期信号の位相の遅延時間を切り換え可能な遅延制御回路である。
【0029】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置における遅延制御回路は、タイミングコントローラに入力される垂直同期信号の位相の遅延時間を0(遅延無し)と0.5水平周期との間で切り換え可能であり、判定手段にてペアリング設定が誤りであると判定された場合には、遅延制御回路によって垂直同期信号の位相を0.5水平周期遅延させ、また、判定手段にてペアリング設定が正しいと判定された場合には、遅延制御回路による垂直同期信号の位相遅延をせずにそのままの状態で出力する。
【0030】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置において、検知箇所の映像データに対して数垂直周期期間にわたって、判定手段によるデータ比較処理が繰り返し行われて判定される。
【0031】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置における判定手段は、一方フィールドの映像データと、この映像データに対して2n垂直周期後(nは自然数)の一方フィールドと同一フィールドの映像データとを比較し、その比較結果として映像データが異なる場合には動画であると判定し、遅延制御回路は、この判定結果に基づいて、垂直同期信号の位相を遅延せずそのままの状態で垂直同期信号を出力する。
【0032】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置におけるタイミングコントローラは、奇数フィールドおよび偶数フィールドで1フレームを構成するインターレス方式の入力映像信号を同期分離して得られた水平同期信号および垂直同期信号に基づいて表示素子をノンインターレス方式で表示制御する。
【0033】
さらに、好ましくは、本発明の表示駆動装置において、2系統以上の入力映像信号を切り換えるスイッチ手段を有する画像処理回路をさらに備え、表示素子に2系統以上の画像が合成されて表示される場合に、判定手段は、2系統以上の入力映像信号のうちの任意の入力映像信号に対してデータ比較を行って、判定手段によるペアリング設定の正誤を判定する。
【0034】
本発明の表示装置は、表示素子を表示駆動する請求項1〜11の何れかに記載の表示駆動装置を備え、この表示素子はマトリックス表示素子であり1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0035】
上記構成により、以下に、本発明の作用について説明する。
【0036】
本発明にあっては、インターレス方式の入力映像信号がノンインターレス方式に変換されて表示素子に表示される際に、検知処理回路によって、まず、入力映像データが例えば次の1H(水平周期)後(または1V(垂直周期)後)の映像データと比較され、そのレベル差が所定値よりも大きい箇所が検知される。
【0037】
次に、このレベル差が所定値よりも大きいと検知された箇所の映像データに対して、数V(垂直周期)の期間の間、映像データを比較することによって、タイミングコントローラによって設定された映像データのペアリングが正しいか誤っているかが自動的かつ正確に判定される。
【0038】
誤っていると判定された場合には、遅延制御回路によってタイミングコントローラに入力される垂直同期信号の位相が所定期間だけ遅延されて映像データのペアリング設定が変更される。
【0039】
これにより、どのような映像信号が入力されても、従来のような垂直解像度の低下を抑制して、より垂直解像度が高いペアリングを自動的かつ正確に判定できて、タイミングコントローラによりペアリング設定を最適にすることができて、より精細な映像表示を行うことが可能となる。
【0040】
また、車載用途でのナビゲーションシステムやOSD(On Screen Display)システムなどのように、一つの表示素子にテレビジョン画面とナビゲーション画面、またはテレビジョン画面とOSD画面の表示など、2系統以上の画像表示を行う場合には、通常、画像処理ICなどによって、2系統以上の入力映像信号を切り換えるスイッチ手段が設けられている。このような場合に、テレビジョン画面は、動画が表示されることが多いため、ペアリング設定が誤っていても、表示に大きな影響は生じない。よって、例えばビデオ切り換えスイッチを利用して、ペアリング設定を重視する必要がある静止画または準静止画の映像データのみに対して判定を行って、適正なペアリングを設定することによって、画質を向上させることも可能である。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の表示駆動装置の実施形態をノンインターレス(順次走査)方式の表示装置に適用した場合について、図面を参照しながら説明する。
【0042】
図1は、本発明のノンインターレス(順次走査)方式の表示装置の実施形態における要部構成を示すブロック図である。なお、図9の構成部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付する。
【0043】
図1において、この表示装置100は、1フィールド走査線相当の縦方向画素数を有するマトリックス表示素子1と、このマトリックス表示素子1の複数の信号線に三原色(RGB)の映像信号データを印加するデータドライバ2と、マトリックス表示素子1の複数の走査線を縦方向に走査する走査ドライバ3と、入力映像信号を映像データ(RGBデータ)と水平同期信号および垂直同期信号とに分離する画像処理IC4と、この画像処理IC4からの水平同期信号および垂直同期信号を受けてデータドライバ2および走査ドライバ3に各種制御信号を供給するタイミングコントローラ5Aと、画像処理IC4によって入力映像信号から分離された映像データ(RGBデータ)を1H(1水平周期)後のデータ(垂直方向に隣接するデータ)と比較して、信号レベル差が所定値以上である箇所を検知する検知処理回路6と、この検知箇所に対して、数V(数垂直周期)の期間にわたって映像データを比較して、タイミングコントローラ5Aによるペアリングの設定が正しいか誤っているかを判定する判定手段としての比較回路7とを備えている。
【0044】
タイミングコントローラ5Aには、画像処理IC4によって奇数フィールドおよび偶数フィールドで1フレームを構成するインターレス方式の入力映像信号から分離された水平同期信号および垂直同期信号が供給され、垂直スタートパルスSPSおよび垂直クロック信号CLSなどの各種制御信号が生成されて走査ドライバ3に供給され、水平スタートパルスSPIOおよび水平サンプリングクロック信号CLDなどの各種制御信号が生成されてデータドライバ2に供給される。この垂直スタートパルスSPSを基準として、奇数フィールドおよび偶数フィールドのスタート映像データ(スタート映像信号)が各々決定され、同じラインに表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドの各映像データのペアリングが設定される。
【0045】
また、タイミングコントローラ5Aは、検知処理回路6を制御すると共に検知処理回路6からの検知パルス信号を受けて比較回路7を制御し、比較回路7から供給されるペアリング判定信号によって、入力される垂直同期信号の位相の遅延時間が切り換えられ、それによってペアリングの設定が変更されるようになっている。
【0046】
タイミングコントローラ5Aは、そのペアリング判定信号(判定結果)に基づいて、垂直同期信号の位相の遅延時間を切り換えることにより、所定の適正ペアリング設定に切換制御するペアリング設定切換手段としての遅延制御回路(図示せず)を有している。
【0047】
ここで、図1の検知処理回路6の要部構成およびその検知処理動作について図2および図3を参照しながら詳細に説明する。
【0048】
図2は、図1の検知処理回路6の要部構成例を示す回路図であり、図3は、図2の検知処理回路6の検知処理動作を説明するための図である。
【0049】
ここでは、画像処理IC4から出力される映像信号がA/Dコンバータ20によってデジタル化され、上位3ビットの映像データがタイミングコントローラ5Aからの書き込み制御信号WriteA〜DによってラインメモリA 23a〜D 23dに書き込まれて、タイミングコントローラ5Aからの読み出し制御信号Read A〜DによってラインメモリA 23a〜D23dに書き込まれた映像データが検知処理制御回路6Bに供給されるようになっている。
【0050】
なお、これらのラインメモリA 23a〜D 23dと、AND回路21a〜21dおよび22a〜22dと、A/Dコンバータ20とは、画像処理IC4内に設けてもよいが、ここではこれらをメモリ部6Aとして検知処理回路6内に設けている。
【0051】
一方、検知処理制御回路6Bは、黒レベルを判定するNOR回路24a〜24dと、白レベルを判定するAND回路25a〜25dと、ラインメモリA23aの映像データとラインメモリB 23bの映像データとの信号レベル差を検出する比較回路26と、ラインメモリB 23bの映像データとラインメモリC 23cの映像データとの信号レベル差を検出する比較回路27と、ラインメモリC23cの映像データとラインメモリD 23dの映像データとの信号レベル差を検出する比較回路28と、ラインメモリD 23dの映像データとラインメモリA 23aの映像データとの信号レベル差を検出する比較回路29とを有している。
【0052】
また、検知処理制御回路6Bは、AND回路33bから検知パルス出力がタイミングコントローラ5Aに1度出力されると、次の比較動作が終了するまで新たに検知パルス出力が出力されないようにするフリップフロップ回路34と、所定のレベル差が検知されたフィールドにおいて検知後にWrite信号とRead信号とがラインメモリA23a〜D23dに供給されることを制限し、検知対象となった映像データが上書きされることを防ぐためのフリップフロップ回路35と、検知パルス出力がファーストフィールドにおいて出力され、次のセカンドフィールドでは出力されないように制限するためのフィールド判別回路31とをさらに有している。
【0053】
NOR回路24a〜24dは、入力されるデータが黒レベルのときに”H”が出力され、AND回路25a〜25dは、入力されるデータが白レベルのときに”H”が出力されるようになっている。また、比較回路26はAND回路26a、26bおよびNOR回路26cによって構成され、比較回路27はAND回路27a、27bおよびNOR回路27cによって構成され、比較回路28はAND回路28a、28bおよびNOR回路28cによって構成され、比較回路29はAND回路29a、29bおよびNOR回路29cによって構成されており、それぞれ、入力される一方のデータが白レベルで他方のデータが黒レベルのときに”H”が出力されるようになっている。
【0054】
これらの比較回路26〜29からの各出力が入力されるOR回路30からは、ラインメモリA 31aおよびB 31bからのデータの信号レベル差、ラインメモリA31bおよびB 31cからのデータの信号レベル差、ラインメモリC 31cおよびD 31dからのデータの信号レベル差、ラインメモリD 31dおよびA 31aからのデータの信号レベル差のいずれか一つでも大きい場合に、検知パルス”H”が出力されるようになっている。
【0055】
以下に、この検知処理制御回路6Bによる映像信号データのレベル差検知動作について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。
【0056】
画像処理IC4から出力される映像信号は、A/Dコンバータ20によってデジタル化(この例では6ビット)され、ラインメモリA23a〜D 23dに、デジタル化された信号データの上位3ビットがそれぞれ書き込まれる。ここで、下位ビットは、A/D変換誤差なども含まれているため、ラインメモリA23a〜D23dには書き込まれない。
【0057】
ラインメモリA 23a〜D 23dはそれぞれ、タイミングコントローラ5Aから供給される、図3の左側に示す書き込み制御信号Write_A〜D、図3の右側に示す読み出し制御信号Read_A〜Dおよび図3の上側に示すサンプリングクロックSamplingCLKによって制御されており、まず、垂直方向1ライン目のデータがラインメモリA 23aに書き込まれ、次に、垂直方向2ライン目のデータがラインメモリB 23bに書き込まれる。さらに、垂直方向3ライン目のデータがラインメモリC23cに書き込まれると同時に、ラインメモリA 23aのデータとラインメモリB 23bのデータとが読み出されて検知処理制御回路6Bに供給され、信号レベル差が所定値よりも大きい箇所が検知される。信号レベル差が所定値よりも大きい箇所が検知されない場合には、垂直方向4ライン目のデータがラインメモリD23dに書き込まれ、それと同時にラインメモリB 23bのデータとラインメモリC 23cのデータとが読み出されて検知処理制御回路6Bに供給され、信号レベル差が所定値よりも大きい箇所が検知される。このようにして、マトリクス状(2次元状)に配列された各画素に対応する映像データの信号レベルが1H後(垂直方向真下の隣接画素)の信号レベルと比較される。
【0058】
検知処理制御回路6Bにおいて、ラインメモリA 23a〜D 23dから供給された各映像データは、黒レベルを判定するNOR回路24a〜24dにそれぞれ入力されており、例えば6ビットの信号(2=64階調)の場合には、それぞれ8階調目以下の信号レベルである場合にNOR回路24a〜24dから”H”が出力される。また、ラインメモリA23a〜D 23dから供給された映像データは、白レベルを判定するAND回路25a〜25dにもそれぞれ入力されており、例えば6ビットの信号(2=64階調)の場合には、それぞれ56階調目以上の信号レベルである場合にAND回路25a〜25dから”H”が出力されるようになっている。
【0059】
NOR回路24aおよびAND回路24bからの出力信号は比較回路26に入力される。比較回路26は、AND回路26aおよび26bとOR回路26cとによって構成されており、例えば図3の右側の斜線部に示す箇所において、ラインメモリA23aからのデータが黒レベル(8階調目以下)で、ラインメモリB 23bからのデータが白レベル(56階調目以上)のとき(各映像データのレベル差が所定値以上)、またはその反対にラインメモリB23bからのデータが黒レベル(8階調目以下)で、ラインメモリA 23aからのデータが白レベル(56階調目以上)のときに(各映像データのレベル差が所定値以上)、図3の下側に示すように検知パルス出力が出力されるようになっている。
【0060】
これと同様に、比較回路27ではラインメモリB 23bからのデータとラインメモリC 23cからのデータとが比較され、比較回路28ではラインメモリC23cからのデータとラインメモリD 23dからのデータとが比較され、比較回路29ではラインメモリD 23dからのデータとラインメモリ A23aからのデータとが比較される。
【0061】
このように、信号レベル差が大きい箇所を検知する理由は、次に詳細説明する比較回路7でデータ比較する際に、誤判定を避け正確な判定をするために、信号レベル差が所定値よりも大きい箇所の各映像データで比較する方が好ましいからである。
【0062】
検知処理制御回路6Bの比較回路26〜29からの検知パルスはOR回路30に入力され、OR回路30では、比較回路26〜29のいずれかによって信号レベル差が所定値よりも大きいことが検知されると、OR回路30から検知パルス出力が出力される。
【0063】
OR回路30から出力される検知パルスは、AND回路32およびAND回路33aを介してフリップフロップ回路34を構成するフロップフリップフロップ回路34aのクロック入力端子CKに入力されており、このフリップフロップ回路34aの出力端子Qとデータ入力端子Dとが接続されたフリップフロップ回路34bのクロック入力端子CKはインバータ回路36を介してラインメモリA23a〜D 23dとそれぞれ接続されている。
【0064】
このフリップフロップ回路34では、一度検知パルスが取り込まれると、図3の下側に示すように、フリップフロップ回路34bの反転出力端子Qバーからの出力が”L”となる。この出力はAND回路33aおよび33bの各一方入力端に信号入力されており、フリップフロップ回路34の各リセット端子Rにリセットパルスが供給されるまで、図3の右側の斜線部に示すように、信号レベル差がある箇所でも、図3の下側に示すように、新たに検知パルス出力が外部(タイミングコントローラ5A)に出力されないようになっている。これによって、OR回路30からの検知パルスが1度出力されると、次の比較回路7による判定動作が終了するまで新たに検知パルスが出力されないように制御される。
【0065】
フリップフロップ回路34からの出力は、フリップフロップ回路35のデータ入力端子Dに入力されており、フリップフロップ回路35の反転出力端子Qバーからの出力は、制御信号WriteおよびReadが入力されるAND回路21a〜21dおよび22a〜22dの各一方入力端にそれぞれ入力されている。これによって、検知されたフィールドで検知後に制御信号WriteおよびReadがラインメモリ23a〜23dに供給されないように制限され、検知対象となった映像信号データが上書きされることを防ぐことができる。
【0066】
また、AND回路32の他方入力端には、XNOR回路31aによって構成される、ファーストフィールドとセカンドフィールドとを判別するフィールド判別回路31の出力端とも接続されており、フィールド判別回路31には、フィールド判別出力信号と、タイミングコントローラ5Aによる現行のペアリング設定信号とが入力されるようになっている。なお、ペアリング設定が奇数−偶数ペアリングの場合にはファーストフィールドは奇数フィールドであり、偶数−奇数ペアリングの場合にはファーストフィールドは偶数フィールドである。
【0067】
これによって、このフィールド判別回路31は、例えば奇数フィールド(フィールド判別出力信号が”H”)、かつ、ペアリング設定が”H”(奇数−偶数ペアリング)のとき、または偶数フィールド(フィールド判別出力信号が”L”)、かつ、ペアリング設定が”L”(偶数−奇数ペアリング)のときに”H”が出力されるようになっている。したがって、ファーストフィールドでのみ”H”が出力されて検知パルス出力が外部(タイミングコントローラ5A)に出力され、セカンドフィールドでは検知パルスが外部に出力されないように制限される。このように、検知パルス出力を制限する理由は、後の比較回路7を簡易な構成とすることができるため、好ましいからである。
【0068】
なお、フィールド判別回路31からのフィールド判別出力信号は、例えば特許文献(特開昭61−30177号公報)に開示されているような公知の判別回路によって生成することができる。これは、図8(a)に示すような垂直同期信号から後半期間3の等価パルスを入力して計数し、等価パルス数が奇数個であるか偶数個であるかによって、奇数フィールドであるか偶数フィールドであるかを判別するものである。
【0069】
図3の例では、水平方向5ドット目、垂直方向5ドット目(以下、「(h、v)=(5、5)」と記載する)の映像データと(h、v)=(5、6)の映像データとの各信号のレベル差が、垂直方向7ドット目の時点で検知されている。検知パルス出力が出力されると、図2のフィールド回路34を構成するフリップフロップ回路34aの反転出力端子Qバーからの出力が”L”となり(図3の下側参照)、新たな検知パルス出力が出力されないように制御される。
【0070】
また、垂直方向では、検知されたフィールドにおいて、その検知後に、制御信号WriteおよびRead信号がラインメモリAD23a〜D23dに供給されず、検知時に取得されたデータが上書きされないように制御される。
【0071】
以上により、検知処理回路6は、一方フィールドの映像データと、この一方フィールドの映像データに対して1水平周期後の他方フィールドの映像データとを比較し、比較した各映像データのレベル差が所定値以上の映像データの箇所を検知する。この検知した箇所の映像データに対して、後述する比較回路7がデータ比較を行って所定の判定処理が為される。
【0072】
次に、図1の比較回路7の要部構成およびその判定動作について図4〜図6を参照しながら詳細に説明する。
【0073】
図4は、図1の比較回路7の要部構成例を示す回路図であり、図5および図6は、そのペアリング設定判定処理動作を説明するための図である。
【0074】
ここでは、画像処理IC4から出力される映像信号がA/Dコンバータ20によってデジタル化され、上位3ビットのデータがタイミングコントローラ5Aからの書き込み制御信号WriteA〜DによってラインメモリA 23a〜D 23dに順次書き込まれて、タイミングコントローラ5Aからの読み出し制御信号Read A〜DによってラインメモリA 23a〜D23dに書き込まれたデータが比較制御回路7Bに供給される。
【0075】
なお、ラインメモリA 23a〜D 23d、A/Dコンバータ20とは、画像処理IC4内に設けてもよいが、ここではこれらをメモリ部7Aとして比較制御回路7内に設けている。なお、図4のA/Dコンバータ20は図2のA/Dコンバータ20と共通に設けられていても別々に設けられていてもよい。
【0076】
一方、比較制御回路7Bは、ラインメモリA 23aの4ビット目〜6ビット目の各データをそれぞれ、ラインメモリC 23cの4ビット目〜6ビット目の各データとそれぞれ比較する比較回路41と、ラインメモリB23bの4ビット目〜6ビット目の各データをそれぞれ、ラインメモリD 23dの4ビット目〜6ビット目の各データとそれぞれ比較する比較回路42とを有している。
【0077】
比較回路41はXOR回路41a〜41cとOR回路41dとによって構成され、比較回路42はXOR回路42a〜42cとOR回路42dとによって構成されており、各ビットでのデータが全て一致するときにのみ”L”が出力されるようになっている。
【0078】
これらの比較回路41および42からの各出力が入力されるOR回路43からは、ラインメモリA 21aおよびC 21cの4ビット目〜6ビット目のデータが全て一致し、ラインメモリB23bおよびD 23dの4ビット目〜6ビット目のデータが全て一致したときに”L”が出力され、いずれか一つでも異なる場合には”H”が出力されるようになっている。
【0079】
ラインメモリA 23aとラインメモリC 23cの各データが全て一致し、およびラインメモリB 23bとラインメモリD 23dの各データが全て一致した場合には、OR回路43の出力がインバータ回路45を介して供給されると共に読み出し制御信号ReadA〜Dが入力されるANDゲート44aから、比較回路制御信号のタイミングでペアリング誤り判定パルス信号が出力されてカウンタ46のクロック入力端子CLKに入力される。
【0080】
比較回路7の動作期間を、例えば検知後10V(垂直周期、ファーストフィールドおよびセカンドフィールドを各5フィールドづつ)とした場合、ペアリング誤り判定パルスが所定回数、例えば10回、カウンタ46に入力されると、現行のペアリング設定は誤りであると判定され、ペアリング判定信号としてペアリング変更命令信号が出力されてタイミングコントローラ5Aに供給され、現行ペアリング設定が変更される。
【0081】
一方、この10Vの期間のうち、一度でもラインメモリA 23aとラインメモリC 23cとの各データ、またはラインメモリB23bとラインメモリD 23dとの各データが異なった場合には、OR回路43の出力がそのまま供給されると共に読み出し制御信号Readが入力されるAND回路44bから”H”が出力され、現行のペアリング設定が正しいか、または検知された映像は動画であり、ペアリング設定を変更する必要はないと判定され、ペアリング判定信号としてタイミングコントローラ5Aに供給される。
【0082】
なお、この比較回路制御信号および比較時のラインメモリの制御信号Write、Readなどについては、検知パルス出力時にタイミングコントローラ5Aの水平・垂直カウンタ(図示せず)の値を読み取っておくことによって、容易に制御信号を生成することができる。
【0083】
以下に、この比較回路7によるペアリング設定判定動作について、図5および図6のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
【0084】
検知処理回路6によって信号レベル差が検知されると、その次のフィールドから一定のフィールド期間(多い程、精度を向上させることができる)、検知されたデータと映像信号データとの信号レベルが比較回路7によって比較され、現行のペアリング設定が正常であるかどうかが判定される。このときの比較方法は、ファーストフィールドとセカンドフィールドとで若干異なるため、以下では、それぞれの場合に分けて説明する。
【0085】
図5は、セカンドフィールドにおける比較回路7のペアリング設定判定動作を示すタイミングチャートである。ここでは、図2の(h、v)=(5、7)の箇所で信号レベル差が検知された場合について示している。
【0086】
ラインメモリA 23aおよびラインメモリB 23bには、信号レベル差が検知されたフィールドでの(h、v)=(5、5)のデータ、および(h、v)=(5、6)のデータが保持されている。上述したように、セカンドフィールドでは検知パルスが出力されないため、ラインメモリA23aおよびB 23bのデータは、ファーストフィールドで書き込まれたデータである。
【0087】
また、ラインメモリC 23aおよびラインメモリD 23dには、現フィールド(セカンドフィールド)で書き込まれた(h、v)=(5、4)のデータおよび(h、v)=(5、5)のデータが保持されている。
【0088】
したがって、比較回路41および42によって、ラインメモリC 23cに保持されているセカンドフィールドの(h、v)=(5、4)の映像データと、ラインメモリA23aに保持されているファーストフィールドの(h、v)=(5、5)の映像データとを比較し、およびラインメモリD 23dに保持されているセカンドフィールドの(h、v)=(5、5)の映像データと、ラインメモリB23bに保持されているファーストフィールドの(h、v)=(5、6)の映像データとを比較することによって、現行のペアリング設定が正しいか誤っているかを判定することができる。
【0089】
これは、入力映像データのペアリングが、タイミングコントローラ5A(タイミングコンバータ)による現行のペアリング設定と異なる場合には、上記二つの映像データが一致するからである。しかしながら、1V期間程度の比較では精度が低いため、検知処理回路6による信号レベル差の検知後、数V期間程度、比較回路7による所定の判定処理を繰り返し行って、それでも変化が無い場合(一致する場合)には、ペアリング設定が誤っていると考えられる。
【0090】
図6は、ファーストフィールドにおける比較回路7のペアリング設定判定動作を示すタイミングチャートである。ここでも、図2の(h、v)=(5、7)の箇所の映像信号で信号レベル差が検知された場合について示している。
【0091】
ラインメモリA 23aおよびラインメモリB 23bには、上記と同様に、信号レベル差が検知された時点(ファーストフィールド)で書き込まれた(h、v)=(5、5)のデータおよび(h、v)=(5、6)のデータが保持されており、ラインメモリC23cおよびラインメモリD 23dには、現フィールド(ファーストフィールド)で書き込まれた(h、v)=(5、5)のデータおよび(h、v)=(5、6)のデータが保持されている。
【0092】
ここでは、比較回路41および42によって、ラインメモリA 23aとラインメモリC 23bとに保持されている(h、v)=(5、5)のデータ、およびラインメモリB23bとラインメモリD 23dとに保持されている(h、v)=(5、6)のデータをそれぞれ比較する。この各データが異なれば、同じフィールド(2nフィールド後のデータ)であっても映像データが変化していることから、検知された映像データが動画であると判断される。この場合には、いずれのペアリング設定であっても垂直解像度の変化は殆ど生じないので、現行のペアリング設定を変える必要はない。
【0093】
図7Aおよび図7Bは、本実施形態の表示装置によるペアリング設定制御方法の処理フローを説明するためのフローチャートである。
【0094】
図7AのステップS1において、画像処理IC4から出力される映像信号データは、ステップS2において、A/Dコンバータ20によってデジタル信号化され、ステップS3において、検知処理制御回路6Bによって映像データの信号レベル差が所定値よりも大きい箇所が検知される。この検知処理制御回路6Bでは、上記図2および図3を用いて説明したように、ファーストフィールドにおいて、画素に書き込まれる映像データが1H後の信号データと比較され、信号レベル差が所定値よりも大きい箇所が検知されて検知パルス出力信号がタイミングコントローラ5Aに出力される。ここでは、(h、v)=(k、n)において、(h、v)=(k、n−2)の映像データの信号レベルと、(h、v)=(k、n−1)の映像データの信号レベルとの差が大きいと検知されたものとする。
【0095】
なお、2系統以上の画像が合成されて表示素子1に表示される表示装置では、ステップS4において、ビデオ切り換えスイッチによって検知処理制御回路6Bから検知パルス出力が出力されることを制限することによって、ペアリング設定が重視される静止画像や準静止画像が多いナビゲーション画像やOSD表示などの各画像に対してのみペアリング設定が判別され、ペアリング設定が重視されない動画像が多いテレビジョン画像などについてはペアリング設定が判別されないようにすることもできる。
【0096】
次に、ステップS5において、比較回路7によってペアリング設定が正しいか誤っているかが判定される。この比較回路7では、図4〜図6を用いて説明したように、検知処理回路6による映像データの信号レベル差検知後、数V、例えば10Vの期間にわたって、画素に書き込まれる映像信号データの信号レベルが、検知処理制御回路6Bで検知された映像データの信号レベルと繰り返し比較され、現在のペアリング設定が正しいか否かが判定される。
【0097】
このペアリング設定判定処理は、ステップS6〜ステップS8に示すファーストフィールドと、ステップS10〜ステップS12に示すセカンドフィールドとで、異なる処理が行われる。
【0098】
ファーストフィールドでは、図7BのステップS6において、信号レベル差が検知されたとき(ファーストフィールド)の映像信号データ((h、v)=(k、n−2)の映像データ)と、同じ画素に書き込まれる映像信号データ((k、n−1))とのレベル差が比較される。なお、上記では10回比較した場合を示したが、ここでは5回比較する場合を示す。
【0099】
ステップS7において信号レベルに差があり、各データが一致しない場合には、同じフィールドでも映像データが変化しているため、映像データは動画であると判定され、ペアリング設定を変更する必要はないと判断される。このファーストフィールドの処理は、例えば5回行われるが、5回中、1回でも信号レベルに差があった場合には、ステップS9の処理に進み、タイミングコントローラ5にペアリング判定信号によってペアリング変更が不要であることが通知され、現行ペアリング設定が変更されずに継続される。
【0100】
また、ステップS8において、信号レベルに差が無く、各データが一致した場合には、映像データは静止画または準静止画であると判定される。5回比較中、5回とも信号レベル差に差が無かった場合には、ステップS13の処理に進み、イミングコントローラ5Aにペアリング判定信号としてペアリング変更命令信号が供給され、ペアリング設定が変更される。
【0101】
なお、ペアリング変更命令信号を受けてペアリング設定を切り換える方法は、例えば特許文献1に開示されているように、タイミングコントローラ5に入力される垂直同期信号を0.5H遅延させるか、または遅延させずにそのまま入力するかを切り換えるスイッチ手段(遅延制御回路)を設けることによって、実現することができる。
【0102】
一方、セカンドフィールドでは、図7BのステップS10において、信号レベル差が検知されたとき(ファーストフィールド)の映像信号データ((h、v)=(k、n−2)の映像データ)と、一つ上の画素(垂直方向上側に隣接する画素)に書き込まれる映像信号データ(k、n−3)とのレベル差が比較される。
【0103】
ステップS11において信号レベルに差があり、各データが一致しない場合には、ペアリング設定が間違っておらず、ペアリング設定を変更する必要はないと判断される。このセカンドフィールドの処理は、例えば5回比較が行われるが、5回比較中、1回でも信号レベルに差があった場合には、ステップS9の処理に進み、タイミングコントローラ5Aにペアリング判定信号によってペアリング変更が不要であることが通知され、現行ペアリング設定が変更されずに継続される。
【0104】
また、ステップS12において、信号レベルに差が無く、各データが一致した場合には、ペアリング設定に誤りがあると判定される。5回比較中、5回とも信号レベル差に差が無かった場合には、ステップS13の処理に進み、タイミングコントローラ5Aにペアリング判定信号としてペアリング変更命令信号が供給され、ペアリング設定が変更される。
【0105】
以上説明したように、本実施形態によれば、インターレス方式の入力映像信号がノンインターレス方式に変換されて表示素子1に表示される際に、検知処理回路6によって、入力映像データが次の1V(垂直周期)後の映像データと比較され、そのレベル差が所定値よりも大きい箇所が検知される。検知された箇所に対して、数Vの期間にわたって、比較回路7によって映像データを比較することによって、タイミングコントローラ5Aによって設定された映像データのペアリング設定が正しいか誤っているかが判定される。誤っていると判定された場合には、遅延切り換え制御回路(遅延制御回路)によってタイミングコントローラ5Aに入力される垂直同期信号の位相が遅延され、タイミングコントローラ5Aによる映像データのペアリングが変更される。これによって、入力映像信号のペアリングがタイミングコントローラ5Aで設定されたペアリングと異なる場合に、これを判別して、適正なペアリングに設定し、垂直解像度が低下することを防ぐことができる。
【0106】
なお、上記実施形態では、検知処理回路6および判定手段としての比較回路7を設けて、一方フィールドの映像データと、1水平周期後の他方フィールドの映像データとを比較して、各映像データのレベル差が所定値以上の映像データの箇所を検知し、その検知箇所の映像データに対して、次の同一フィールドの映像データを比較し、そのデータ比較結果に基づいて、タイミングコントローラ5Aによるペアリング設定の正誤を判定するようにしたが、これに限らず、検知処理回路6および比較回路7のうち検知処理回路6を設けずに、図12に示すように比較回路7だけを設けて、入力映像信号のペアリングがタイミングコントローラ5Aのペアリング設定と異なる場合に自動的かつ正確に判別して適正なペアリング設定とするように構成してもよい。また、図12おいて、比較回路7の代わりに、図13に示す判定手段としての比較回路7Aを設けて、奇数フィールドおよび偶数フィールドの一方フィールドの映像データと、この映像データに対して1水平周期後の他方フィールドの映像データを比較し、そのデータ比較結果に基づいて、タイミングコントローラ5Aによるペアリング設定の正誤を判定するようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上により、本発明によれば、インターレス方式の入力映像信号がノンインターレス方式に変換されて表示素子に表示される際に、タイミングコントローラによって設定された映像データのペアリング設定が正しいか誤っているかを自動的かつ正確に判別し、タイミングコントローラによる映像データのペアリング設定が適正に保たれるため、垂直解像度の低下が少ない高精細な映像表示を行うことができる。
【0108】
また、一つの表示素子に2系統以上の画像が表示される場合には、その中の任意の映像データに対してペアリング設定を判別することが可能であり、動画と静止画とが混在するような場合でも、その静止画のペアリング設定を適正に保ち、画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノンインターレス(順次走査)方式の表示装置の実施形態における要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1の検知処理回路の要部構成例を示す回路図である。
【図3】図2の検知処理回路の検知処理動作を説明するための図である。
【図4】図1の比較回路の要部構成例を示す回路図である。
【図5】セカンドフィールドにおいて、図4の比較回路によるペアリング設定判定処理動作を説明するための図である。
【図6】ファーストフィールドにおいて、図4の比較回路によるペアリング設定判定処理動作を説明するための図である。
【図7A】図1の表示装置におけるペアリング設定制御方法の処理フロー(その1)について説明するためのフローチャートである。
【図7B】図1の表示装置におけるペアリング設定制御方法の処理フロー(その2)について説明するためのフローチャートである。
【図8】(a)および(b)は、インターレス方式の概要を説明するための概念図である。
【図9】従来のノンインターレス方式の表示装置の要部構成を示すブロック図である。
【図10】(a)および(b)は、インターレス方式の映像信号データをノンインターレス方式に変換する際の2通りのペアリング設定について説明するための図である。
【図11】(a)および(b)は、入力映像信号データのペアリングと、タイミングコントローラによるペアリング設定とが一致する場合と異なる場合との表示の違いについて説明するための図である。
【図12】本発明のノンインターレス(順次走査)方式の表示装置の他の実施形態における要部構成を示すブロック図である。
【図13】図12の比較回路7Aの要部構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 マトリックス型表示素子
2 データドライバ
3 走査ドライバ
4 画像処理IC
5 タイミングコントローラ
6 検知処理回路
7、7a 比較回路
20 A/Dコンバータ
21a〜21d、22a〜22d AND回路
23a〜23d ラインメモリー
24a〜24d 黒レベルを判定するためのNOR回路
25a〜25d 白レベルを判定するためのAND回路
26 ラインメモリAとBとの映像信号レベル差を検知する比較回路
27 ラインメモリBとCとの映像信号レベル差を検知する比較回路
28 ラインメモリCとDとの映像信号レベル差を検知する比較回路
29 ラインメモリDとAとの映像信号レベル差を検知する比較回路
26a、26b、27a、27b、28a、28b、29a、29b 比較回路26〜27を構成するAND回路
26d、27d、28d、29d 比較回路26〜27を構成するOR回路
30 OR回路
31 ファーストフィールドとセカンドフィールドとを判別するフィールド判別回路
31a フィールド判別回路を構成するXNOR回路
32、33a、33b AND回路
34 一度検知パルスが出力されたときに、比較回路が動作し終えるまで、新たな検知パルスが出力されないように制御するフリップフロップ回路
34a、34b フリップフロップ回路34を構成するフリップフロップ回路
35 検知パルスが出力された後、そのフィールドで制御信号WriteおよびReadがラインメモリに供給されることを制限するフリップフロップ回路
36 インバータ回路
41 ラインメモリAとCとの映像信号レベルを比較する比較回路
42 ラインメモリBとDとの映像信号レベルを比較する比較回路
41a〜41c 比較回路41を構成するXOR回路
41d 比較回路41を構成するOR回路
42a〜42c 比較回路42を構成するXOR回路
42d 比較回路42を構成するOR回路
43 OR回路
44a、44b AND化悪露
45 インバータ回路
46 カウンタ
100 表示装置

Claims (13)

  1. インターレス方式の入力映像信号からノンインターレス方式の映像信号に方式変換して表示素子に表示駆動させる表示駆動装置において、
    該入力映像信号の同一フィールド毎またはフレーム毎の各映像データの変化の有無または変化量を検知し、該変化の有無または変化量に応じて、動画か静止画または準静止画かどうかを判定する判定手段と、
    該判定結果に基づいて、該表示素子に表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドの映像データのペアリングを所定の適正ペアリングに切換制御するペアリング設定切換手段とを有した表示駆動装置。
  2. 入力映像信号を表示素子に表示駆動させる表示駆動装置において、
    該表示素子に表示される奇数フィールドおよび偶数フィールドのスタート映像信号を決定して該奇数フィールドおよび偶数フィールドの映像データのペアリングを設定するタイミングコントローラと、
    該奇数フィールドおよび偶数フィールドの一方フィールドの映像データと、当該映像データに対して1水平周期前または/および後の他方フィールドの映像データを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、そのデータ比較結果に基づいて、該タイミングコントローラによるペアリング設定の正誤を判定する判定手段とを有し、
    前記タイミングコントローラは、その判定結果に基づいて該ペアリング設定を所定の適正ペアリング設定に切換制御するペアリング設定切換手段を有する表示駆動装置。
  3. 前記一方フィールドの映像データと、該映像データに対して1水平周期前または/および後の前記他方フィールドの映像データとを比較して、各映像データのレベル差が所定値以上の映像データの箇所を検知する検知処理回路をさらに有し、該検知箇所の映像データに対して、前記判定手段によるペアリング設定の正誤判定が行われる請求項1または2記載の表示駆動装置。
  4. 前記判定手段は、前記入力映像データを1ライン分保持するラインメモリを有し、該ラインメモリ内の映像データを用いて前記ペアリング設定の正誤を判定する請求項1または2記載の表示駆動装置。
  5. 前記判定手段は、前記一方フィールドの映像データと、該映像データに対して1水平周期前または/および後の前記他方フィールドの映像データとを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、比較した各データが一致した場合に、前記タイミングコントローラによるペアリング設定が誤りであると判定する請求項1、2および4の何れかに記載の表示駆動装置。
  6. 前記判定手段は、前記一方フィールドの映像データと、該映像データに対して1水平周期前または/および後の前記他方フィールドの映像データとを比較し、または該一方フィールドと次または/および前の一方フィールドとの各映像データを比較し、比較した各データが異なる場合に前記タイミングコントローラによるペアリング設定が正しいと判定する請求項1、2、4および5の何れかに記載の表示駆動装置。
  7. 前記ペアリング設定切換手段は、垂直同期信号の位相の遅延時間を切り換え可能な遅延制御回路である請求項1または2記載の表示駆動装置。
  8. 前記遅延制御回路は、前記タイミングコントローラに入力される垂直同期信号の位相の遅延時間を0(遅延無し)と0.5水平周期との間で切り換え可能であり、前記判定手段にてペアリング設定が誤りであると判定された場合には、該遅延制御回路によって垂直同期信号の位相を0.5水平周期遅延させ、また、前記判定手段にてペアリング設定が正しいと判定された場合には、該遅延制御回路による垂直同期信号の位相遅延をせずにそのままの状態で出力する請求項7記載の表示駆動装置。
  9. 前記検知箇所の映像データに対して数垂直周期期間にわたって、前記判定手段によるデータ比較処理が繰り返し行われて判定される請求項3記載の表示駆動装置。
  10. 前記判定手段は、前記一方フィールドの映像データと、該映像データに対して2n垂直周期後(nは自然数)の該一方フィールドと同一フィールドの映像データとを比較し、その比較結果として映像データが異なる場合には動画であると判定し、前記遅延制御回路は、この判定結果に基づいて、垂直同期信号の位相を遅延せずそのままの状態で該垂直同期信号を出力する請求項7または8記載の表示駆動装置。
  11. 前記タイミングコントローラは、前記奇数フィールドおよび偶数フィールドで1フレームを構成するインターレス方式の入力映像信号を同期分離して得られた水平同期信号および垂直同期信号に基づいて前記表示素子をノンインターレス方式で表示制御する請求項2記載の表示駆動装置。
  12. 2系統以上の入力映像信号を切り換えるスイッチ手段を有する画像処理回路をさらに備え、前記表示素子に2系統以上の画像が合成されて表示される場合に、前記判定手段は、該2系統以上の入力映像信号のうちの任意の入力映像信号に対して前記ペアリング設定の正誤を判定する請求項1または2記載の表示駆動装置。
  13. 前記表示素子を表示駆動する請求項1〜12の何れかに記載の表示駆動装置を備え、
    該表示素子はマトリックス表示素子であり1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有する表示装置。
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