JP2004279900A - 映像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー表示の場合、原色系のカラーフィルタと同等の明るさを維持すると共に、白黒表示の場合には、より以上の明るさを確保可能な映像投影装置とする。
【解決手段】光源部101からの白色光を、コンデンサレンズ102を介して、2枚の第1及び第2のカラーホイール部103,104それぞれに配置されて、光路上に位置し、回転手段109にて同一軸上を同速度で高速回転している補色系の色からなる各カラーフィルタに入射し、各カラーフィルタを透過した光を受けて映像表示素子107にて形成した映像を、投影レンズ108により光学的に拡大してスクリーンに投影する際に、カラーフィルタ変更手段110にて第1及び第2のカラーホイール部103,104上のカラーフィルタ間の各色の組み合わせを、カラー表示の場合はイエローとマゼンダ、マゼンダとシアン、シアンとイエローの組み合わせとし、白黒表示の場合は同じ色同士の組み合わせに変更する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像投影装置に関し、例えば、プロジェクションテレビジョンやビデオプロジェクタのように、カラー映像をスクリーンに投影する映像投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、プロジェクションテレビジョンやビデオプロジェクタのような映像投影装置においては、液晶表示素子やデジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Micro−mirror Device)などの映像表示素子を用いて映像を形成し、形成された映像を光学的に拡大してスクリーンに投影している。また、かくのごとき映像投影装置は、映像表示素子の構成上からいくつかの分類が可能であるが、現在多く用いられているのは、単板式と3板式と称するものである。
【0003】
3板式の映像投影装置にあっては、光の3原色である赤、緑、青のそれぞれに対して独立に映像表示素子を設け、かつ、白色光を赤、緑、青の各色光に分離して、分離された各色光をそれぞれに対応する映像表示素子に入射して、変調処理を施して各色光の映像を形成して、しかる後に、形成された各色光の映像を拡大してスクリーンに投影している。3板式の利点としては、光の利用効率の向上や画素の高精細化などが挙げられるが、半面、装置の大型化、複雑な光学系の構造によりコストがかかるなどの欠点も伴う。
【0004】
一方、単板式の映像投影装置にあっては、1つの映像表示素子のみを設け、液晶方式のように、映像表示素子自体がカラー表示機能を有しているものと、DMD方式のように、高速で回転するカラーホイール部のカラーフィルタを介して出射された各色光を、映像表示素子で変調して反射して、連続したカラーイメージを観察者の目の中で一体化させることによりカラー映像を表現するものとがある。かかる単板式の欠点としては、光の利用効率が3板式に比べて(1/3)以下に低下してしまうことが挙げられるが、映像表示素子が1つのみで構成可能であり、装置の簡素化、軽量化が可能であると共に、高価な映像表示素子が1つのみであり、コスト的な利点も存在する。
【0005】
ここで、前述のごとき単板式プロジェクタとして、カラーホイール部を備えた従来の映像投影装置について図4に示す構成図を用いて説明する。ここに、図4は、従来例における映像投影装置の光学系の配置を示す光学系配置構成図である。図4に示す映像投影装置400は、光源部401、コンデンサレンズ402、カラーホイール部403、ロッドレンズ404、リレーレンズ部405、反射型の映像表示素子406、投影レンズ407及び回転手段408を備えている。
【0006】
光源部401より発光された白色光はコンデンサレンズ402により集光され、カラーホイール部403上のカラーフィルタを透過して、赤、緑、青の各色光に分離される。カラーホイール部403は、光軸からずれた位置にある軸を中心にして高速で回転手段408により回転駆動されて、回転することにより、周期的に赤、緑、青の各色光の変化を発生することができる。カラーホイール部403を透過した各色光はスクリーン上の品位を向上させるために、ロッドレンズ404及びリレーレンズ部405を通過して映像表示素子406に投射され、映像表示素子406によって映像信号に応じて選択的に反射される。この反射光を投影レンズ407によってスクリーンに結像させることにより、赤、緑、青の各色からなるカラー映像が表示される。
【0007】
ここで、図4に示す映像投影装置400においては、カラーホイール部403を透過する色光は、カラーホイール部403上に設けられたカラーフィルタにより、赤、緑、青の波長に相当する各色光に分離されるが、カラーホイール部403上には、図5(A)に示す構成のように、赤色カラーフィルタ501、緑色カラーフィルタ502、青色カラーフィルタ503の光の3原色に対応したそれぞれの色の各フィルタが、均等角度(120度)の大きさに3分割されて配置されている。ここに、図5は、従来の一般的なカラーホイール部に設けられているカラーフィルタの構成と、各カラーフィルタの分光特性とを示す説明図である。かくのごとき均等角度に分割した各カラーフィルタを用いる場合、図5(B)に示す各カラーフィルタの分光特性のように、各カラーフィルタを透過する光は、輝度を犠牲にして、各カラーフィルタに対応する各色光のみを透過しているものであり、光源部401からの白色光として利用可能な光量のうち(1/3)しか利用していないことを意味している。
【0008】
かくのごとき問題を解決するために、カラーホイール部上に赤色、緑色、青色の各カラーフィルタの他に白色のフィルタを設けている特許文献1の特開2000―329922号公報「カラーホイール」に記載のような技術やカラーホイール部が光路上から外れるように移動することを可能としている特許文献2の特開平9―163391号公報「デジタル画像ディスプレイシステム」に記載のような技術が提案されている。
【0009】
即ち、特許文献1に記載の技術においては、図6(A)に示す構成のように、赤色カラーフィルタ601、緑色カラーフィルタ602、青色カラーフィルタ603のそれぞれを均等角度(例えば90度)の大きさに配置すると共に、各カラーフィルタ601、602、603の間に、3つの白色フィルタ604がそれぞれ例えば30度ずつの均等角度の大きさで配置されている。ここに、図6は、特許文献1に示す従来の技術に関する他の例において、カラーホイール部に設けられているカラーフィルタと白色フィルタの構成と、各カラーフィルタと白色フィルタの分光特性とを示す説明図である。図6(A)に示すように、赤色カラーフィルタ601、緑色カラーフィルタ602、青色カラーフィルタ603の他に、白色フィルタ604を均等角度の位置に分配配置している場合、図6(B)に示す各カラーフィルタを透過する分光特性のように、白色フィルタ604の透過光量如何により、輝度を、図5に示すカラーホイール部403に比し、例えば約1.5倍に向上させることができる可能性を有している。
【0010】
また、特許文献2に記載の技術においては、カラーホイール部が光路上のみならず、光路から外れた方向にも移動することができる構造とされているので、カラーホイール部が光路から外れた位置に移動した場合には、白黒のみの映像となるが、輝度は、光路上に配置されている図5に示すカラーホイール部の構成に比して、3倍の明るさを得ることができ、カラーホイール部が光路上に戻ってきた場合でも、カラー映像の輝度としては、図5の場合と同じ明るさを確保することができる。従って、カラーホイール部の移動位置を適当に制御することにより、全体として明るい輝度の映像を得ることができる。
【0011】
【特許文献1】
特開2000―329922号公報(第3−第4頁、図2)
【特許文献2】
特開平9―163391号公報(第3−第4頁、図1)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の特許文献1に記載の技術においては、図6に示すように、カラーホイール部上に各カラーフィルタの他に白色フィルタを追加して配置することに伴って、結果的に赤色、緑色、青色の各色のカラーフィルタの透過領域が狭くなり、もしくは、透過時間が短くなり、例えば白色フィルタの総面積を他の各カラーフィルタと同じ面積に分割した場合には、赤、緑、青の各色をスクリーン上で投射した際の明るさ(輝度)は、図5に示すカラーホイール部403の構成の場合よりも25%も暗くなってしまう。つまり、白色を表現する時は、明るく表示することができるが、赤、緑、青の各色を表現する時は、反って暗くなってしまうという課題がある。
【0013】
また、前述の特許文献2に記載の技術においては、カラーホイール部を光路上から外すように移動できる機構とその移動空間とが必要になってくるので、製品としては大型化してしまう。また、カラーホイール部の厚み及び屈折率により、光路上におけるカラーホイール部の有無により、光源部からの光線・光量にずれが生じて、後置されているロッドレンズへの入射状態が変化してしまい、結果的に、スクリーン上の明るさ、周辺光量比が変化してしまうという課題がある。
【0014】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる従来例の2倍の透過光量が得られる補色系のカラーフィルタを2枚のカラーホイール部上にそれぞれ配置して、かかる2枚の補色系のカラーフィルタの組み合わせを用いて所定の色の光を透過させるようにして、赤、緑、青の各色光をスクリーン上で投射する際の明るさとしては、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる場合と同等の明るさを維持すると共に、白黒のみの映像を表現する際には、2枚のカラーフィルタ間の相対位置関係を同一の色のカラーフィルタが組み合わされるように、両者のカラーホイール部の相対角度差を回転変化することができる構造として、投影表示装置としての大きさを大型化することなく、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる場合よりも2倍の明るさを確保せんとすることに、その目的がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の技術手段に係る映像投影装置は、白色光を出射する光源と、該光源から出射される白色光の径路上に位置するカラーフィルタをそれぞれに配置している2枚の第1及び第2のカラーホイール部と、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれを回転駆動させる回転手段と、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれのカラーフィルタを透過した任意の波長の光を受けて映像を形成する映像表示素子と、該映像表示素子により形成された映像を光学的に拡大してスクリーンに投影する投射レンズとを備えた映像投影装置において、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置された前記カラーフィルタ間のカラーの組み合わせを変更させることができるカラーフィルタ変更手段を備えていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第2の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第1の技術手段に係る映像投影装置において、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置されたカラーフィルタが、赤、緑及び青の3原色と補色関係にあるシアン色、マゼンダ色及びイエロー色の3つの色のフィルタからなっていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の第3の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第2の技術手段に係る映像投影装置において、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置された前記カラーフィルタの3つの色の各フィルタの大きさが、均等な大きさからなっていることを特徴とするものである。
【0018】
本発明の第4の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第2又は第3の技術手段に係る映像投影装置において、前記回転手段により回転駆動される前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれの回転数が同一であることを特徴とするものである。
【0019】
本発明の第5の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第2乃至第4の技術手段のいずれかに係る映像投影装置において、前記回転手段により回転駆動される前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれの回転中心軸が同一軸であることを特徴とするものである。
【0020】
本発明の第6の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第2乃至第5の技術手段のいずれかに係る映像投影装置において、前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各色の組み合わせを示す相対位置関係は、前記カラーフィルタの各フィルタの数を用いて、
{360/(前記第1又は第2のカラーホイール部上に配置された前記カラーフィルタの各フィルタの数)}
を単位として変更させることができることを特徴とするものである。
【0021】
本発明の第7の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第6の技術手段に係る映像投影装置において、前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各フィルタの色の組み合わせを、カラー表示の映像を投影する場合には、イエロー色とマゼンダ色、シアン色とイエロー色及びマゼンダ色とシアン色、との組み合わせとなるように変更させることを特徴とするものである。
【0022】
本発明の第8の技術手段に係る映像投影装置は、本発明の前記第6の技術手段に係る映像投影装置において、前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各フィルタの色の組み合わせを、白黒表示の映像を投影する場合には、シアン色とシアン色、マゼンダ色とマゼンダ色及びイエロー色とイエロー色との同一色の組み合わせとなるように変更させることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る映像投影装置の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る映像投影装置の光学系の配置の一例を示す光学系配置構成図である。図1に示す映像投影装置100は、光源部101、コンデンサレンズ102、第1のカラーホイール部103、第2のカラーホイール部104、ロッドレンズ105、リレーレンズ部106、反射型の映像表示素子107、投影レンズ108、回転手段109及びカラーフィルタ変更手段110を備えている。
【0024】
光源部101より発光された白色光はコンデンサレンズ102により集光され、第1のカラーホイール部103上のカラーフィルタと第2のカラーホイール部104上のカラーフィルタとを透過して、赤、緑、青の各色光に分離される。ここに、2枚のカラーホイール部103、104は、それぞれ高速の同一回転速度(回転数)で同一軸を中心として回転手段109により回転駆動されて、回転することにより、周期的に赤、緑、青の各色の光となるような、カラー変化を発生させた透過色光に分離することができる。
【0025】
これら2枚のカラーホイール部103、104を透過した各色光は、スクリーン上の品位を向上させるために、ロッドレンズ105及びリレーレンズ部106を通過して、反射型の映像表示素子107に投射され、投射された任意の波長の光を受けて、映像表示素子107は映像信号に応じた映像を形成するように選択的に各色光を反射光として反射させる。該反射光は、スクリーン上に光学的に拡大して投影する投射レンズとなる投影レンズ108によってスクリーン上に結像されることにより、第1及び第2のカラーホイール部103、104上のそれぞれに配置されたカラーフィルタ間の各色の組み合わせに対応した所望のカラー映像がスクリーン上に表示される。
【0026】
ここに、第1及び第2のカラーホイール部103、104上のそれぞれに配置されたカラーフィルタ間の各色の組み合わせの相対位置関係は、カラーフィルタ変更手段110により、適宜変更させることができ、第1及び第2のカラーホイール部103、104上のそれぞれに配置されたカラーフィルタ間の各色の組み合わせを示す相対位置関係は、カラーフィルタの各フィルタの数を用いて、例えば、
{360/(第1又は第2のカラーホイール部103、104上に配置されたカラーフィルタの各フィルタの数)}度
を単位として変更させることができる。
【0027】
本発明に係る映像投影装置の構成の一例を示す図1のごとき第1のカラーホイール部103と第2のカラーホイール104部上とのそれぞれに設けられているカラーフィルタの構成と、各カラーフィルタの分光特性とを図2に示す。
図2(A)に記載のごとく均等角度(120度)の大きさに3分割して配置している各カラーフィルタ201、202、203の分光特性は、図2(B)に示すように、それぞれ異なる分光特性を有しており、それぞれ赤、緑及び青の3原色と補色関係にあるシアン色、マゼンダ色及びイエロー色の3つの色により構成されている。
【0028】
ここで、2枚のカラーホイール部103、104を、回転中心軸が同一軸上で、かつ、同速度の回転数で、回転手段109により回転駆動制御することにより、コンデンサレンズ102により集光された白色光は、常に、2枚のカラーホイール部103、104それぞれに設けられている各カラーフィルタ201、202、203相互間の組み合わせが同じ組み合わせとされて、2枚のカラーホイール部103、104上のカラーフィルタを透過することとなる。
【0029】
次に、2枚のカラーホイール部103、104それぞれに設けられている各カラーフィルタ201、202、203の相互の組み合わせ状態毎に、組み合わせた2枚のカラーフィルタを透過する色光について更に説明する。
図3は、2枚のカラーホイール部103、104それぞれに設けられているカラーフィルタの組み合わせと、組み合わせた2枚のカラーフィルタを透過する色光との関係を説明するための説明図である。図3(A)、(B)、(C)それぞれは2枚のカラーフィルタの異なる色の組み合わせを示しており、カラーフィルタ変更手段110により適宜変更して設定された状態を示している。図3上、左側が第1のカラーホイール部103、右側が第2のカラーホイール部104にそれぞれ設けられているカラーフィルタを示している。
【0030】
例えば、図3(A)に示したように、第1のカラーホイール部103のカラーフィルタがシアン色のカラーフィルタ201であり、第2のカラーホイール部104のカラーフィルタがイエロー色のカラーフィルタ202である場合には、緑の光が透過される。図3(B)に示したように、第1のカラーホイール部103のカラーフィルタがイエロー色のカラーフィルタ202であり、第2のカラーホイール部104のカラーフィルタがマゼンダ色のカラーフィルタ203である場合には、赤の光が透過される。また、図3(C)に示したように、第1のカラーホイール部103のカラーフィルタがマゼンダ色のカラーフィルタ203であり、第2のカラーホイール部104のカラーフィルタがシアン色のカラーフィルタ201である場合には、青の光が透過される。
【0031】
原理的には、以下の通りである。図2に示すカラーフィルタ201は前述のようにシアン色であり、青波長帯域(B)と緑波長帯域(G)との光を透過するフィルタである。図2に示すカラーフィルタ202はイエロー色であり、緑波長帯域(G)と赤波長帯域(R)との光を透過するフィルタである。また、図2に示すカラーフィルタ203はマゼンダ色であり、青波長帯域(B)と赤波長帯域(R)のと光を透過するフィルタである。
【0032】
つまり、図2に示すカラーフィルタ201とカラーフィルタ202とを組み合わせた場合、透過してくる光は、カラーフィルタ201とカラーフィルタ202との双方のフィルタとして重なり合っている波長帯域(G)の緑の光のみである。図2に示すカラーフィルタ202とカラーフィルタ203とを組み合わせた場合、透過してくる光は、カラーフィルタ202とカラーフィルタ203との双方のフィルタとして重なり合っている波長帯域(R)の赤の光のみである。そして、図2に示すカラーフィルタ203とカラーフィルタ201とを組み合わせた場合、透過してくる光は、カラーフィルタ203とカラーフィルタ201との双方のフィルタとして重なり合っている波長帯域(B)の青の光のみである。
【0033】
以上のように、2枚のカラーホイール部103、104それぞれに設けられている2枚の補色系のカラーフィルタの組み合わせを用いて、所定の色(赤、緑、青)の各色光を透過させるように構成しているので、赤、緑、青の各色光をスクリーン上で投射してカラー映像を表示している場合の明るさについては、図5(A)に示すような赤、緑、青の原色系の3つのカラーフィルタを用いている一般的なカラーホイールの場合と同等の明るさを維持することができる。
【0034】
また、スクリーン上に白黒のみの映像を表現する場合には、2枚のカラーホイール部103、104上それぞれに設けられているカラーフィルタは同じ色のものを組み合わせるように、2枚のカラーホイール部103、104の両者の相対角度差を、カラーフィルタ変更手段110を用いて、前述した図3の場合の組み合わせから変更することができるような構造になっている。つまり、カラーフィルタ変更手段110により、2枚のカラーホイール部103、104上それぞれに設けられているカラーフィルタの相対角度差即ち相対的位置関係として、シアン色のカラーフィルタ201同士の組み合わせ、イエロー色のカラーフィルタ202同士の組み合わせ、マゼンダ色のカラーフィルタ203同士の組み合わせとするように変更させる。
【0035】
図1及び図2のような光学系構成からなる場合、2枚のカラーホイール部103、104上それぞれに配置されているカラーフィルタはシアン色、イエロー色、マゼンダ色の3つの色が均等角度の大きさに分割して配置されていることから、赤、緑、青の3つの色光をスクリーン上に投射している状態においては、図3に示すごとく、2枚のカラーホイール部103、104上それぞれのカラーフィルタの組み合わせが、(シアン色+イエロー色)のカラーフィルタ201+202の組み合わせ、(イエロー色+マゼンダ色)のカラーフィルタ202+203の組み合わせ、(マゼンダ色+シアン色)のカラーフィルタ203+201の組み合わせ、の相対位置関係にある状態から、カラーフィルタ変更手段110により、例えば第2のカラーホイール部104側のカラーフィルタを120度回転変更させて、同じ色同士の組み合わせとなるように、(シアン色+シアン色)のカラーフィルタ201+201の組み合わせ、(イエロー色+イエロー色)のカラーフィルタ202+202の組み合わせ、(マゼンダ色+マゼンダ色)のカラーフィルタ203+203の組み合わせ、の相対位置関係とするように変更することになる。
【0036】
ここで、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタよりも透過光量が2倍に大きい2枚の補色系のカラーフィルタを組み合わせて用いていることから、白黒のみの映像ではあるが、明るさは、図5(A)のような従来例に示す原色系のカラーフィルタの場合よりも、2倍の明るさが確保できることになる。
【0037】
原理的には、以下の通りである。前述のように、図2に示すカラーフィルタ201はシアン色であり、青波長帯域(B)と緑波長帯域(G)との光を透過するフィルタである。図2に示すカラーフィルタ202はイエロー色であり、緑波長帯域(G)と赤波長帯域(R)との光を透過するフィルタである。また、図2に示すカラーフィルタ203はマゼンダ色であり、赤波長帯域(R)と青波長帯域(B)との光を透過するフィルタである。
【0038】
よって、2枚のカラーホイール部103、104上それぞれのカラーフィルタが同じ色同士の組み合わせ(シアン色のカラーフィルタ同士の組み合わせ、イエロー色のカラーフィルタ同士の組み合わせ、マゼンダ色のカラーフィルタ同士の組み合わせ)になるように組み合わせると、2枚のカラーホイール部103、104を透過した光は、次の通りである。即ち、1つ目のフィルタパターンとして、シアン色のカラーフィルタ201同士を組み合わせた場合、透過光は、青波長帯域(B)と緑波長帯域(G)との光となる。2つ目のフィルタパターンとして、イエロー色のカラーフィルタ202同士を組み合わせた場合は、透過光は、緑波長帯域(G)と赤波長帯域(R)との光となる。そして、3つ目のフィルタパターンとして、マゼンダ色のカラーフィルタ203同士を組み合わせた場合は、透過光は、赤波長帯域(R)と青波長帯域(B)との光となる。
【0039】
白色の光を表現する場合は、この3つのフィルタパターンの総和として投影することになるので、
Figure 2004279900
の光となる。つまり、2×(R+G+B)となり、図5(A)のような従来例に示す原色系のカラーフィルタの場合における(R+G+B)の2倍の明るさとなる。
【0040】
また、従来技術として示したような特開2000―329922号公報のように、赤、緑、青の各色光をスクリーン上に投射している場合の明るさが暗くなることもなく、また、特開平9―163391号公報のように、カラーホイール部を光軸上又は横方向に動かす必要もないので、投影表示装置内にカラーホイール部の移動空間が不要であり、投影表示装置の大きさを大きくすることもなく、更には、後置されているロッドレンズへの入射状態も変化することがないので、スクリーン上の明るさ、周辺光量比が変化してしまうなどの課題も発生しない。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る投影表示装置によれば、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる従来例の2倍の透過光量が得られる補色系のカラーフィルタを2枚のカラーホイール部上にそれぞれ配置して、かかる2枚の補色系のカラーフィルタの組み合わせを用いて所定の色の光を透過させるようにしているので、赤、緑、青の各色光をスクリーン上で投射する際の明るさとして、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる場合と同等の明るさを維持することができると共に、白黒のみの映像を表現する際には、2枚のカラーフィルタ間の相対位置関係を同一の色のカラーフィルタが組み合わされるように、両者のカラーホイール部の相対角度差を回転変化することができる構造になっているので、投影表示装置としての大きさを大型化することなく、赤、緑、青の原色系のカラーフィルタを用いる場合よりも2倍の明るさを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像投影装置の光学系の配置の一例を示す光学系配置構成図である。
【図2】本発明に係る映像投影装置の構成の一例を示す図1のごとき第1のカラーホイール部と第2のカラーホイール部上とのそれぞれに設けられているカラーフィルタの構成と、各カラーフィルタの分光特性とを示す説明図である。
【図3】2枚のカラーホイール部それぞれに設けられているカラーフィルタの組み合わせと、組み合わせた2枚のカラーフィルタを透過する色光との関係を説明するための説明図である。
【図4】従来例における映像投影装置の光学系の配置を示す光学系配置構成図である。
【図5】従来の一般的なカラーホイール部に設けられているカラーフィルタの構成と、各カラーフィルタの分光特性とを示す説明図である。
【図6】従来の他の例におけるカラーホイール部に設けられているカラーフィルタと白色フィルタの構成と、各カラーフィルタと白色フィルタの分光特性とを示す説明図である。
【符号の説明】
100,400…映像投影装置、101,401…光源部、102,402…コンデンサレンズ、103…第1のカラーホイール部、104…第2のカラーホイール部、403…カラーホイール部、105,404…ロッドレンズ、106,405…リレーレンズ部、107,406…映像表示素子、108,407…投影レンズ、109,408…回転手段、110…カラーフィルタ変更手段、201…シアン色カラーフィルタ、202…イエロー色カラーフィルタ、203…マゼンダ色カラーフィルタ、501,601…赤色カラーフィルタ、502,602…緑色カラーフィルタ、503,603…青色カラーフィルタ、604…白色フィルタ。

Claims (8)

  1. 白色光を出射する光源と、該光源から出射される白色光の径路上に位置するカラーフィルタをそれぞれに配置している2枚の第1及び第2のカラーホイール部と、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれを回転駆動させる回転手段と、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれのカラーフィルタを透過した任意の波長の光を受けて映像を形成する映像表示素子と、該映像表示素子により形成された映像を光学的に拡大してスクリーンに投影する投射レンズとを備えた映像投影装置において、前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各色の組み合わせを変更させることができるカラーフィルタ変更手段を備えていることを特徴とする映像投影装置。
  2. 前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置されたカラーフィルタが、赤、緑及び青の3原色と補色関係にあるシアン色、マゼンダ色及びイエロー色の3つの色の各フィルタからなっていることを特徴とする請求項1記載の映像投影装置。
  3. 前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部上それぞれに配置された前記カラーフィルタの3つの色の各フィルタの大きさが、均等な大きさからなっていることを特徴とする請求項2記載の映像投影装置。
  4. 前記回転手段により回転駆動される前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれの回転数が同一であることを特徴とする請求項2又は3に記載の映像投影装置。
  5. 前記回転手段により回転駆動される前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれの回転中心軸が同一軸であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の映像投影装置。
  6. 前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各色の組み合わせを示す相対位置関係は、前記カラーフィルタの各フィルタの数を用いて、
    {360/(前記第1又は第2のカラーホイール部上に配置された前記カラーフィルタの各フィルタの数)}度
    を単位として変更させることができることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の映像投影装置。
  7. 前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各フィルタの色の組み合わせを、カラー表示の映像を投影する場合には、イエロー色とマゼンダ色、シアン色とイエロー色及びマゼンダ色とシアン色、との組み合わせとなるように変更させることを特徴とする請求項6に記載の映像投影装置。
  8. 前記カラーフィルタ変更手段により変更させる前記2枚の第1及び第2のカラーホイール部それぞれに配置された前記カラーフィルタ間の各フィルタの色の組み合わせを、白黒表示の映像を投影する場合には、シアン色とシアン色、マゼンダ色とマゼンダ色及びイエロー色とイエロー色との同一色の組み合わせとなるように変更させることを特徴とする請求項6に記載の映像投影装置。
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