JP2004278841A - 氷削機 - Google Patents
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Abstract
【課題】氷削機の清掃、補修等の維持管理を行なう際に、氷削機の組立て、分解に工具を必要とせず、容易に、かつ、短時間に組立て、分解を行なうことができる氷削機を提供する。
【解決手段】氷削機を構成する各機器の組立てにおいて極力ネジ止締結を避け、その大部分を係り止め等によるワンタッチ組立とする
【選択図】 図1
【解決手段】氷削機を構成する各機器の組立てにおいて極力ネジ止締結を避け、その大部分を係り止め等によるワンタッチ組立とする
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、組立て分解が容易に行なえる氷削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の氷削機(食品切削装置)としては、本出願人が、提案した特公昭61−52385号がある。そして従来の食品切削装置(氷削機)の分解組立てが容易に行なえるようにするという目的は、本出願の氷削機と同一である。しかし、食品切削装置を構成する各機器は、ネジ止締結等により組立てている(特許文献1参照)ので工具を必要とし、かつ作業性が悪く、分解組立てに時間もかかり、いまだ問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特公昭61−52385号(第1−3頁、第1図、第3図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の氷削機は、その組立て分解が容易に行なえるようにして、清掃、部品の交換などが容易に行なえるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の氷削機は、切削面に設けたスリットより切削面に向けて切削刃を突出した切削ケースと、切削ケースの切削面上で旋回して氷を切削刃に向け移送するローターと、ローター軸に連結する駆動機構と、これらの各機器を覆うフードと、フードを取付けるベースとからなる氷削機において、前記フードは、前記切削ケースを上部に取付け可能で、かつ、前フードと後フードとに分割して構成する。そして各々のフードの平面形状は凹溝状に形成するとともに、各々の両側辺突端の接合面に一方に雄、他方に雌の嵌め合い部をそれぞれ設けて連結可能に構成する。
したがって、前フードと後フードの分離組立てが工具を使わずに容易に行なえることと切削ケースをフードの上に直接取付けることができるので、ベース上で切削ケースを支える支柱等が不要である。
【0006】
本発明の請求項2記載の氷削機は、各々のフードの両側辺突端の接合面に設けた雄、雌の嵌め合い部は、前フードには突起による嵌め合い部を形成し、後フードには、前記前フードの突起による嵌め合い部を挿入可能な凹溝状嵌め合い部とする。
【0007】
本発明の請求項3記載の氷削機は、切削ケースの下方に、前下がり傾斜底辺を有するドレイン受を設ける。前フードには、上部にかき氷排出用の開口を設ける。この開口下部近傍の裏側よりその先端縁部が、ドレイン受の前下がり傾斜底辺の先端より下方に位置するとともに切削ケースの軸心側に位置する排水凹部を設ける。そして、排水凹部には排水孔を設ける。
氷により切削ケースが冷やされることにより生じた切削ケース底面の結露水をドレイン受の前下がり傾斜底辺を介して排水凹部に導く事ができる。
【0008】
本発明の請求項4記載の氷削機は、前フードの下部に水平方向に窪むドレインパン用の収納凹部を設ける。
下記ドレインパンを取付ける事ができるるとともに補修等の維持管理する際に、補修者が、ローター軸の下部に取付けた駆動機構を構成するプーリへうっかり手を入れて手を巻きこまれるのを防ぐことができる。
【0009】
本発明の請求項5記載の氷削機は、ドレインパン用の収納凹部には、ドレインパンが、引き出し状に出し入れ可能に取付けられている。
したがって、前記排水凹部の排水孔より排出される結露水を集めることができる。
【0010】
本発明の請求項6記載の氷削機は、先端部が鉤状の係り止め用片を設けた取付片を有するとともにかき氷排出用のシュートを有する取付体を取付片により前記前フードの開口に着脱可能に取付ける。したがって、切削刃の交換、食品の残滓を除去等する際に、最少の部品を分解すればよく作業が容易に、かつ、短時間に行なえる。
【0011】
本発明の請求項7記載の氷削機は、取付体よりかき氷排出用のシュートを分離して単独体として構成する。そして、かき氷排出用のシュートは、筒状本体の両側片より両側片に沿う一対の係り止め片を突出するとともに、取付体には中央にシュート挿入孔を設け、その外縁には、鉤状止め片を突出する。
上記と同様の効果を奏する。
【0012】
本発明の請求項8記載の氷削機は、ローターは、中央に設けたローター軸の取付け孔を有するボス部と、ボス部から放射状に延びる複数の移送羽根と各移送羽根の先端上部を連結する氷の押板とから構成する。押板上には筒状のホッパーを取り付け、ローター軸の上部には雄ネジ部を設けるとともに上部先端には雌ネジ孔を設ける。前記雄ネジ部と雌ネジ孔はそれぞれ反対の巻き方向のネジとして雄ネジ部にはナットを、雌ネジ孔にはボルトをねじ込んでローターをローター軸に取付ける。
したがって、雄ネジ部か雌ネジ孔の何れかががローターの回転方向と異なるので、ローターがローター軸より緩んで抜けでることなく、さらに、ボルト、ナットに手締め用の面取り、ローレット加工などを施せば手締めでローターをローター軸に取付け可能で、組立て分解が工具を使用せずに容易に行なえる。
【0013】
本発明の請求項9記載の氷削機は、切削ケースのローター挿入口の縁部を立上がり縁部としてその外縁に溝部を設ける。この溝部に頂部に開口を有し、外周下部裏側に鉤部を突出した筒状の防水カバーの前記鉤部を嵌め合わせて切削ケースの外縁に筒状の防水カバーを着脱自在に取付ける。
【0014】
本発明の請求項10記載の氷削機は、後ケースの両側辺の連結辺上部及び前記前フードの両側辺の上部にそれぞれ取付孔を設けるとともに、前、後フードを嵌め合わせて一体としたフードの上部に被せる平面四辺形状のカバーであって、天板に食品投入口を設け、その上部には蓋を有しており、後部側板より前記後ケースの取付孔への挿入片を突出し、両側板の前側下端部より前記前フードの取付孔に嵌め合う、先端側部に突起を有する止片を突出した上部カバーをフード上部に被せる。
分解組立てが工具を使わずに容易に行なえる。
【0015】
本発明の請求項11記載の氷削機は、前フード、後フードの上端部及び前記上部カバーの側板下端部に、それぞれ召し合せ部を設ける。
したがって、それぞれの組立て時の位置決めが容易に行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】
氷削機を構成する各機器の組立てにおいて極力ネジ止締結を避け、その大部分を係り止め等によるワンタッチ組立とする。
【0017】
【実施例】
図1は、本発明装置の氷削機の1実施例の断面図。図2は前フード、後フード、シュート及び取付体、引出し、上部カバーの分解斜視図。1は、氷削機。2は、擂鉢状の切削ケースで、切削面3にスリット4を有し、このスリット4より切削面3に望んで切削刃5が取付けられている。切削ケース2の上部は四辺形の取付体6を形成する。切削ケース2は、前フード7、後フード8の上部に取付体6を載せてボルト等の締結具で取付る。切削ケース2の底部には、モータMと連結したローター軸9のハウジング10を取り付ける。また、モータMと、それに連結するプーリ18、ベルト19、ローター軸9のプーリ17で駆動機構53を構成する
【0018】
ローター11は、中央に設けたローター軸9の取付け孔12を有するボス部13と、ボス部13から放射状に延びる複数の移送羽根14と各移送羽根14の先端上部を連結する環状の氷の押板15とから構成する。
ローター軸9は、その上部には、雄ネジ部16と上部先端中央に設けた雄ネジ部16と巻き方向が反対の雌ネジ孔56を設ける。下部には、プーリ17を設けてモータMの回転軸のプーリ18とベルト19により連結する。そして、ローター11をローター軸9上部の雄ネジ部16と上部先端中央に設けた雄ネジ部16にそれぞれナット20、ボルト21によりローター軸9上部へ締結する。
【0019】
前フード7は、平面形状を略凹溝状に形成する。そして、左右の側辺22、23の突端に凸状の突起24を設けて嵌め合い部25を形成するとともに両側辺22、23の上部に取付孔58を設ける。また、後フードも平面形状を略凹溝状に形成する。そして、左右の側辺26、27の突端には、それぞれ前フード突起による嵌め合い部を25を挿入可能な凹溝状嵌め合い部28を形成する。さらに、両側辺26、27を結ぶ連結辺の上部には取付孔59設ける。
【0020】
切削ケース2の底面の下方に、前下がり傾斜底辺29を有するドレイン受30を設ける。
そして、前フード7には、上部に後下がり傾斜部35を設け、この傾斜部35にかき氷排出用の開口31を設けてこの開口31下部近傍の裏側よりその先端縁部32が、ドレイン受30の前下がり傾斜底辺29の先端より下方に位置するとともに切削ケース2の軸心側に位置する排水凹部33を設ける。排水凹部33には、排水孔34を設ける。また、前フード7には、下部に水平方向に窪む、換言すれば後部に窪むドレインパン用の収納凹部36を設ける。そして、上部が開放されている引出し状のドレインパン37を収納凹部36に収納する。
【0021】
前記前フード7の食品排出用の開口31には、シュート38を取付体39により取付ける。取付体39は、四辺形の板状に形成し、四隅に先端部が鉤状の係り止め用片57を設ける。取付体39の中央には、シュート挿入孔40を設ける。また、図示しない切削刃5の調整撮み用の挿入孔を設けることもできる。
シュート38は、切削ケース2のスリットに連絡する筒状本体41の両側片より、これに沿う一対の先端が鉤状の係り止め片42を突出する。そして、この係り止め片42を取付体39のシュート挿入孔40に係り止めしてシュート38を取付ける。同様にして、取付体39を前フード7の食品排出用の開口31に取付ける。なお本実施例では、シュートと取付体を分離する構成としたが一体に構成してもよい。
【0022】
47は、頂部に開口45を有し、外周下部裏側に鉤部46を突出した筒状の防水カバーである。切削ケース2のローター挿入口の縁部を立上がり縁部43としてその外周に溝部44を設ける。この溝部44に前記防水カバー47の鉤部46をを嵌め合わせて切削ケース2の外縁に防水カバー47を着脱自在に取付ける。なお、ローター11の環状の食材の押板15上には、筒状で下向きに広がる傾斜側壁を有するホッパー51を取付ける。防水カバー47は、このホッパー51を囲い込む状態となる。
【0023】
48は、フードの上部に被せる平面四辺形状のカバーである。カバー48の天板には氷投入口を設ける。その上部には蓋を有している。後部側板より挿入片55を突出するとともにその両側片の前部に、先端側部に突起49を有する止片50を突出する。また、全側片の下端には召し合せ部52を形成する。
そして、前フード7と、後フード8の上端にもそれぞれ召し合せ部52を形成する。
【0024】
本発明の氷削機を組立てるには、、後フード8をベース54にネジ止め等で固定する。切削ケース2には、切削刃5、ローター11、ローター軸9とその駆動機構53、ホッパー51及びドレイン受30を組込んだ状態で、後フード8の上部にその取付体6を載せてネジ止め等にて取付ける。次に前フード7は、その両側辺突端の突起を後フード8の凹部に嵌め合わせた後、切削ケース2の取付体6とベース54にそれぞれネジ止め締結する。そして、カバー48をその後部側板の挿入片55を後フードの取付孔59挿入するとともに両側片の止片50をその弾性を利用して撓ませながら前フードの取付孔58へ突起により係り止めして各フード上に設置する。その後、シュート38及び取付体39を取付ける。シュート38及び取付体39予め前フード7取付けることもできる。分解はこの逆手順で行なうことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明の氷削機は、ネジ締結を極力少なくしたので、その組立て分解が容易に,短時間で行なうことができ、補修、維持管理に手間がかからない。また、その副次的効果として部品点数が少なくする事できコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氷削機の1実施例の断面図。
【図2】図1の前フード、後フード、シュート及び取付体、引出し、上部カバーの分解斜視図。
【図3】図2のシュート及び取付体の拡大図。
【符号の説明】
1 氷削機
2 切削ケース
3 切削面
4 スリット
5 切削刃
7 前フード
8 後フード
9 ローター軸
10 ハウジング
11 ローター
30 ドレイン受
33 排水凹部
34 収納凹部
38 シュート
48 カバー
53 駆動機構
【発明が属する技術分野】
本発明は、組立て分解が容易に行なえる氷削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の氷削機(食品切削装置)としては、本出願人が、提案した特公昭61−52385号がある。そして従来の食品切削装置(氷削機)の分解組立てが容易に行なえるようにするという目的は、本出願の氷削機と同一である。しかし、食品切削装置を構成する各機器は、ネジ止締結等により組立てている(特許文献1参照)ので工具を必要とし、かつ作業性が悪く、分解組立てに時間もかかり、いまだ問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特公昭61−52385号(第1−3頁、第1図、第3図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の氷削機は、その組立て分解が容易に行なえるようにして、清掃、部品の交換などが容易に行なえるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の氷削機は、切削面に設けたスリットより切削面に向けて切削刃を突出した切削ケースと、切削ケースの切削面上で旋回して氷を切削刃に向け移送するローターと、ローター軸に連結する駆動機構と、これらの各機器を覆うフードと、フードを取付けるベースとからなる氷削機において、前記フードは、前記切削ケースを上部に取付け可能で、かつ、前フードと後フードとに分割して構成する。そして各々のフードの平面形状は凹溝状に形成するとともに、各々の両側辺突端の接合面に一方に雄、他方に雌の嵌め合い部をそれぞれ設けて連結可能に構成する。
したがって、前フードと後フードの分離組立てが工具を使わずに容易に行なえることと切削ケースをフードの上に直接取付けることができるので、ベース上で切削ケースを支える支柱等が不要である。
【0006】
本発明の請求項2記載の氷削機は、各々のフードの両側辺突端の接合面に設けた雄、雌の嵌め合い部は、前フードには突起による嵌め合い部を形成し、後フードには、前記前フードの突起による嵌め合い部を挿入可能な凹溝状嵌め合い部とする。
【0007】
本発明の請求項3記載の氷削機は、切削ケースの下方に、前下がり傾斜底辺を有するドレイン受を設ける。前フードには、上部にかき氷排出用の開口を設ける。この開口下部近傍の裏側よりその先端縁部が、ドレイン受の前下がり傾斜底辺の先端より下方に位置するとともに切削ケースの軸心側に位置する排水凹部を設ける。そして、排水凹部には排水孔を設ける。
氷により切削ケースが冷やされることにより生じた切削ケース底面の結露水をドレイン受の前下がり傾斜底辺を介して排水凹部に導く事ができる。
【0008】
本発明の請求項4記載の氷削機は、前フードの下部に水平方向に窪むドレインパン用の収納凹部を設ける。
下記ドレインパンを取付ける事ができるるとともに補修等の維持管理する際に、補修者が、ローター軸の下部に取付けた駆動機構を構成するプーリへうっかり手を入れて手を巻きこまれるのを防ぐことができる。
【0009】
本発明の請求項5記載の氷削機は、ドレインパン用の収納凹部には、ドレインパンが、引き出し状に出し入れ可能に取付けられている。
したがって、前記排水凹部の排水孔より排出される結露水を集めることができる。
【0010】
本発明の請求項6記載の氷削機は、先端部が鉤状の係り止め用片を設けた取付片を有するとともにかき氷排出用のシュートを有する取付体を取付片により前記前フードの開口に着脱可能に取付ける。したがって、切削刃の交換、食品の残滓を除去等する際に、最少の部品を分解すればよく作業が容易に、かつ、短時間に行なえる。
【0011】
本発明の請求項7記載の氷削機は、取付体よりかき氷排出用のシュートを分離して単独体として構成する。そして、かき氷排出用のシュートは、筒状本体の両側片より両側片に沿う一対の係り止め片を突出するとともに、取付体には中央にシュート挿入孔を設け、その外縁には、鉤状止め片を突出する。
上記と同様の効果を奏する。
【0012】
本発明の請求項8記載の氷削機は、ローターは、中央に設けたローター軸の取付け孔を有するボス部と、ボス部から放射状に延びる複数の移送羽根と各移送羽根の先端上部を連結する氷の押板とから構成する。押板上には筒状のホッパーを取り付け、ローター軸の上部には雄ネジ部を設けるとともに上部先端には雌ネジ孔を設ける。前記雄ネジ部と雌ネジ孔はそれぞれ反対の巻き方向のネジとして雄ネジ部にはナットを、雌ネジ孔にはボルトをねじ込んでローターをローター軸に取付ける。
したがって、雄ネジ部か雌ネジ孔の何れかががローターの回転方向と異なるので、ローターがローター軸より緩んで抜けでることなく、さらに、ボルト、ナットに手締め用の面取り、ローレット加工などを施せば手締めでローターをローター軸に取付け可能で、組立て分解が工具を使用せずに容易に行なえる。
【0013】
本発明の請求項9記載の氷削機は、切削ケースのローター挿入口の縁部を立上がり縁部としてその外縁に溝部を設ける。この溝部に頂部に開口を有し、外周下部裏側に鉤部を突出した筒状の防水カバーの前記鉤部を嵌め合わせて切削ケースの外縁に筒状の防水カバーを着脱自在に取付ける。
【0014】
本発明の請求項10記載の氷削機は、後ケースの両側辺の連結辺上部及び前記前フードの両側辺の上部にそれぞれ取付孔を設けるとともに、前、後フードを嵌め合わせて一体としたフードの上部に被せる平面四辺形状のカバーであって、天板に食品投入口を設け、その上部には蓋を有しており、後部側板より前記後ケースの取付孔への挿入片を突出し、両側板の前側下端部より前記前フードの取付孔に嵌め合う、先端側部に突起を有する止片を突出した上部カバーをフード上部に被せる。
分解組立てが工具を使わずに容易に行なえる。
【0015】
本発明の請求項11記載の氷削機は、前フード、後フードの上端部及び前記上部カバーの側板下端部に、それぞれ召し合せ部を設ける。
したがって、それぞれの組立て時の位置決めが容易に行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】
氷削機を構成する各機器の組立てにおいて極力ネジ止締結を避け、その大部分を係り止め等によるワンタッチ組立とする。
【0017】
【実施例】
図1は、本発明装置の氷削機の1実施例の断面図。図2は前フード、後フード、シュート及び取付体、引出し、上部カバーの分解斜視図。1は、氷削機。2は、擂鉢状の切削ケースで、切削面3にスリット4を有し、このスリット4より切削面3に望んで切削刃5が取付けられている。切削ケース2の上部は四辺形の取付体6を形成する。切削ケース2は、前フード7、後フード8の上部に取付体6を載せてボルト等の締結具で取付る。切削ケース2の底部には、モータMと連結したローター軸9のハウジング10を取り付ける。また、モータMと、それに連結するプーリ18、ベルト19、ローター軸9のプーリ17で駆動機構53を構成する
【0018】
ローター11は、中央に設けたローター軸9の取付け孔12を有するボス部13と、ボス部13から放射状に延びる複数の移送羽根14と各移送羽根14の先端上部を連結する環状の氷の押板15とから構成する。
ローター軸9は、その上部には、雄ネジ部16と上部先端中央に設けた雄ネジ部16と巻き方向が反対の雌ネジ孔56を設ける。下部には、プーリ17を設けてモータMの回転軸のプーリ18とベルト19により連結する。そして、ローター11をローター軸9上部の雄ネジ部16と上部先端中央に設けた雄ネジ部16にそれぞれナット20、ボルト21によりローター軸9上部へ締結する。
【0019】
前フード7は、平面形状を略凹溝状に形成する。そして、左右の側辺22、23の突端に凸状の突起24を設けて嵌め合い部25を形成するとともに両側辺22、23の上部に取付孔58を設ける。また、後フードも平面形状を略凹溝状に形成する。そして、左右の側辺26、27の突端には、それぞれ前フード突起による嵌め合い部を25を挿入可能な凹溝状嵌め合い部28を形成する。さらに、両側辺26、27を結ぶ連結辺の上部には取付孔59設ける。
【0020】
切削ケース2の底面の下方に、前下がり傾斜底辺29を有するドレイン受30を設ける。
そして、前フード7には、上部に後下がり傾斜部35を設け、この傾斜部35にかき氷排出用の開口31を設けてこの開口31下部近傍の裏側よりその先端縁部32が、ドレイン受30の前下がり傾斜底辺29の先端より下方に位置するとともに切削ケース2の軸心側に位置する排水凹部33を設ける。排水凹部33には、排水孔34を設ける。また、前フード7には、下部に水平方向に窪む、換言すれば後部に窪むドレインパン用の収納凹部36を設ける。そして、上部が開放されている引出し状のドレインパン37を収納凹部36に収納する。
【0021】
前記前フード7の食品排出用の開口31には、シュート38を取付体39により取付ける。取付体39は、四辺形の板状に形成し、四隅に先端部が鉤状の係り止め用片57を設ける。取付体39の中央には、シュート挿入孔40を設ける。また、図示しない切削刃5の調整撮み用の挿入孔を設けることもできる。
シュート38は、切削ケース2のスリットに連絡する筒状本体41の両側片より、これに沿う一対の先端が鉤状の係り止め片42を突出する。そして、この係り止め片42を取付体39のシュート挿入孔40に係り止めしてシュート38を取付ける。同様にして、取付体39を前フード7の食品排出用の開口31に取付ける。なお本実施例では、シュートと取付体を分離する構成としたが一体に構成してもよい。
【0022】
47は、頂部に開口45を有し、外周下部裏側に鉤部46を突出した筒状の防水カバーである。切削ケース2のローター挿入口の縁部を立上がり縁部43としてその外周に溝部44を設ける。この溝部44に前記防水カバー47の鉤部46をを嵌め合わせて切削ケース2の外縁に防水カバー47を着脱自在に取付ける。なお、ローター11の環状の食材の押板15上には、筒状で下向きに広がる傾斜側壁を有するホッパー51を取付ける。防水カバー47は、このホッパー51を囲い込む状態となる。
【0023】
48は、フードの上部に被せる平面四辺形状のカバーである。カバー48の天板には氷投入口を設ける。その上部には蓋を有している。後部側板より挿入片55を突出するとともにその両側片の前部に、先端側部に突起49を有する止片50を突出する。また、全側片の下端には召し合せ部52を形成する。
そして、前フード7と、後フード8の上端にもそれぞれ召し合せ部52を形成する。
【0024】
本発明の氷削機を組立てるには、、後フード8をベース54にネジ止め等で固定する。切削ケース2には、切削刃5、ローター11、ローター軸9とその駆動機構53、ホッパー51及びドレイン受30を組込んだ状態で、後フード8の上部にその取付体6を載せてネジ止め等にて取付ける。次に前フード7は、その両側辺突端の突起を後フード8の凹部に嵌め合わせた後、切削ケース2の取付体6とベース54にそれぞれネジ止め締結する。そして、カバー48をその後部側板の挿入片55を後フードの取付孔59挿入するとともに両側片の止片50をその弾性を利用して撓ませながら前フードの取付孔58へ突起により係り止めして各フード上に設置する。その後、シュート38及び取付体39を取付ける。シュート38及び取付体39予め前フード7取付けることもできる。分解はこの逆手順で行なうことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明の氷削機は、ネジ締結を極力少なくしたので、その組立て分解が容易に,短時間で行なうことができ、補修、維持管理に手間がかからない。また、その副次的効果として部品点数が少なくする事できコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氷削機の1実施例の断面図。
【図2】図1の前フード、後フード、シュート及び取付体、引出し、上部カバーの分解斜視図。
【図3】図2のシュート及び取付体の拡大図。
【符号の説明】
1 氷削機
2 切削ケース
3 切削面
4 スリット
5 切削刃
7 前フード
8 後フード
9 ローター軸
10 ハウジング
11 ローター
30 ドレイン受
33 排水凹部
34 収納凹部
38 シュート
48 カバー
53 駆動機構
Claims (11)
- 切削面に設けたスリットより切削面に向けて切削刃を突出した切削ケースと、切削ケースの切削面上で旋回して氷を切削刃に向け移送するローターと、ローター軸に連結する駆動機構と、これらの各機器を覆うフードと、フードを取付けるベースとからなる食材切削装置において、前記フードは、前記切削ケースを上部に取付け可能で、かつ、前フードと後フードとに分割して構成し、各々のフードの平面形状は凹溝状に形成するとともに、各々の両側辺突端の接合面に一方に雄、他方に雌の嵌め合い部をそれぞれ設けて連結可能に構成したことを特徴とする氷削機。
- 前記各々のフードの両側辺突端の接合面に設けた雄、雌の嵌め合い部は、前フードには突起による嵌め合い部を形成し、後フードには、前記前フード突起による嵌め合い部を挿入可能な凹溝状嵌め合い部を設けたことを特徴とする請求項1記載の氷削機。
- 前記切削ケースの下方に、前下がり傾斜底辺を有するドレイン受を設け、前記前フードには、上部に食材排出用の開口を設けるとともに開口下部近傍の裏側よりその先端縁部が、前記ドレイン受の前下がり傾斜底辺の先端より下方に位置するとともに切削ケースの軸心側に位置し、排水孔を有する排水凹部を設けた請求項1乃至2記載の氷削機。
- 前記前フードの下部に水平方向に窪むドレインパン用の収納凹部を設けた請求項1乃至3記載の氷削機。
- 前記ドレインパン用の収納凹部にドレインパンを引き出し状に出し入れ可能に取付けた請求項1乃至4記載の氷削機。
- 先端部が鉤状の係り止め用片を設けた取付片を有するとともにかき氷排出用のシュートを有する取付体を取付片により前記前フードの開口に着脱可能に取付けた請求項1乃至5記載の氷削機。
- 前記取付体よりかき氷排出用のシュートを分離して単独体として構成し、かき氷排出用のシュートは筒状本体の両側片より両側片に沿う一対の係り止め片を突出するとともに、取付体には、シュート挿入孔を設け、その外縁には、鉤状止め片を突出した請求項1乃至6記載の氷削機。
- 前記ローターは、中央に設けたローター軸の取付け孔を有するボス部と、ボス部から放射状に延びる複数の移送羽根と各移送羽根の先端上部を連結する食材の押板とからなり、押板上には筒状のホッパーを取り付け、ローター軸の上部には雄ネジ部を設けるとともに上部先端には雌ネジ孔を設け、かつ前記雄ネジ部と雌ネジ孔はそれぞれ反対の巻き方向のネジとして、雄ネジ部にはナットを、雌ネジ孔にはボルトをねじ込んでローターをローター軸に取付けた請求項1乃至7記載の氷削機。
- 前記切削ケースは、ローターの挿入口の縁部を立上がり縁部としてその外縁に溝部を設けて、この溝部に頂部に開口を有し、外周下部裏側に鉤部を突出した筒状の防水カバーの前記鉤部を嵌め合わせて切削ケースの外縁に筒状の防水カバーを着脱自在に取付けた請求項1乃至8記載の氷削機。
- 前記後ケースの両側辺の連結辺上部及び前記前フードの両側辺の上部にそれぞれ取付孔を設けるとともに、前、後フードを嵌め合わせて一体としたフードの上部に被せる平面四辺形状のカバーであって、天板に氷投入口を設け、その上部には蓋を有しており、後部側板より前記後ケースの取付孔への挿入片を突出し、両側板の前側下端部より前記前フードの取付孔に嵌め合う、先端側部に突起を有する止片を突出した上部カバーをフード上部に被せた請求項1乃至9記載の氷削機。
- 前記前、後フードの上端部及び前記上部カバーの側板下端部に、それぞれ召し合せ部を設けた請求項1乃至10記載の氷削機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003067946A JP2004278841A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 氷削機 |
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JP2003067946A JP2004278841A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 氷削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004278841A true JP2004278841A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33285410
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004278841A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103925756A (zh) * | 2013-01-11 | 2014-07-16 | 宋堃蔚 | 组合式刨冰机 |
CN107992042A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-05-04 | 苏州诚满信息技术有限公司 | 一种基于极坐标的智能雪地修复系统 |
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2003
- 2003-03-13 JP JP2003067946A patent/JP2004278841A/ja active Pending
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