JP2004278832A - 電気瞬間湯沸器 - Google Patents

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Teruo Hasegawa
輝男 長谷川
Masatoshi Miyauchi
正稔 宮内
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Nihon Itomic Co Ltd
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Nihon Itomic Co Ltd
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】過度な連続使用にも耐え得る優れた耐久性を有し、極めて安全性の高い電気瞬間湯沸器を提供する。
【解決手段】湯沸器内に送水される水圧でヒーター4に通電するフロースイッチ1を有し、該ヒーター4で加熱された水が温水となって排出される電気瞬間湯沸器を設ける。フロースイッチ1とヒーター4との間にタイマー2を配してヒーター4の通電開始時間を遅らせる。フロースイッチ1を操作回路側に配設し、ヒーター4に通電する主回路側の接点に無接点リレー3を配設する。タイマー2は、0.2秒〜5秒の範囲内でヒーター4の通電開始時間を遅らせるように設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば高速道路のサービスエリアに設置された洗面所のように不特定多数の人が、連続して使用するのに好適な電気瞬間湯沸器に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路のサービスエリア等に設置された洗面所などでは、手洗いの水を温めるために、超小型の電気瞬間湯沸器を洗面台ごとに装着しているものがある。従来の電気瞬間湯沸器では、送水時の水圧でヒーターに通電するフロースイッチがONになると、このヒーターで水が加熱され、水温プラス26℃〜40℃程度の温水となって排出されるものである。この超小型の電気瞬間湯沸器には排出口としてセンサが感知した信号で電磁弁が開放する自動排水用の水栓が装着されていることが多く、自動水栓には使用時において、センサが物体の有無を感知するのと同期して電磁弁が開閉し、温水がその都度排出される同期排出タイプと、センサが物体を感知した信号を一定時間保持する感知信号保持タイプとがある。
【0003】
一方、瞬間湯沸器において、過熱による損傷を防止する装置や安全装置は特許文献1及び特許文献2に記載されている。
【0004】
特許文献1では、特に、発熱器としてプラズマ発熱器を使用する特殊な電気瞬間湯沸器に使用される過熱防止手段が提案されている。すなわち、プラズマ発熱器内の放電極間の電気抵抗値検出する抵抗検知センサを設け、このセンサの出力値が所定の限界を超えたときに、プラズマ発熱器の放電を禁止するといった独自の過熱防止手段が記載されている。
【0005】
特許文献2は、ガス瞬間湯沸器の過熱安全装置が記載されている。この安全装置は、ガスバーナーの加熱能力を増減する能力切換電磁弁を設けたガス瞬間湯沸器の安全装置で、出湯路の湯温を検出し、高温時に能力切換電磁弁への通電を遮断してガスバーナーの加熱能力を減少させる装置である。
【0006】
【特許文献1】
特開平5‐60386号公報
【特許文献2】
実公昭63‐2848号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
電気瞬間湯沸器には過熱によるトラブルを防止するために、湯沸器内の管路の温度が設定値を超えるとヒーターへの通電を強制的に遮断する過昇温防止スイッチが設けられている。
【0008】
サービスエリア等に設置された超小型の電気瞬間湯沸器には、使用水量節約のために同期排出タイプの自動水栓が接続されていることが多くみられる。このような場合に多数の使用者が連続して使用すると、排出停止後のヒーターの余熱により湯沸器管路内の水が連続的に加熱されることになる。さらに一度の使用量が少量であると水温上昇が加速度的になり、最終的に過昇温防止スイッチが作動する温度に達し回路が遮断される。ところが、この過昇温防止スイッチが作動すると、ヒーターの過熱を防止する反面、水を加熱できなくなるので瞬間湯沸器としての効果が損なわれてしまう不都合が生じる。しかも、過昇温防止スイッチが作動すると、ヒーター通電を復帰させるための操作が必要になり、メンテナンスにも手間を要するものであった。
【0009】
更に、大電流の流れる主回路内にフロースイッチが配設されているため、不特定多数の使用者が連続して使用することで、ヒーターに通電するフロースイッチの接点が惹起電力のスパークによって溶着され、フロースイッチが入ったままの状態になってしまう恐れも高くなる。
【0010】
また、センサが物体を感知した信号を一定時間保持する感知信号保持タイプでは、使用者の利用時間に拘わらず、使用後に常に一定量の温水が排出されることになるので、特に、多数の使用者が少量ずつ連続して使用するような場合には、前記同期排出タイプに比べて、使用水量及び使用電力量共に増加する不都合がある。しかも、この感知信号保持タイプにおいても、頻繁に連続使用された場合には、フロースイッチが主回路内にあるため、フロースイッチの接点が溶着する恐れがあった。
【0011】
一方、過熱による湯沸器の損傷を防止する特許文献1の湯沸器は、発熱器としてプラズマ発熱器を使用する特殊な電気瞬間湯沸器であり、このプラズマ発熱器による過熱の損傷を防止するものである。したがって、特許文献1に記載された過熱防止手段、すなわち、プラズマ発熱器内の放電極間の電気抵抗値検出する抵抗検知センサを設けるといった独自の過熱防止手段は、プラズマ発熱器を用いていない従来の電気瞬間湯沸器に適用することはできない。
【0012】
また、特許文献2に記載された過熱安全装置は、ガスバーナーの加熱能力を増減する能力切換電磁弁を設けたガス瞬間湯沸器の安全装置なので、特許文献1と同様に、従来の電気瞬間湯沸器に適用することはできない。
【0013】
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、例えばサービスエリアに設置された洗面所等に使用される超小型の電気瞬間湯沸器において、過度な連続使用にも耐え得る優れた耐久性を有し、しかも極めて安全性の高い電気瞬間湯沸器の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、湯沸器内に送水される水圧でヒーター4に通電するフロースイッチ1を有し、該ヒーター4で加熱された水が温水となって排出される電気瞬間湯沸器において、フロースイッチ1とヒーター4との間にタイマー2を配してヒーター4の通電開始時間を遅らせる。
【0015】
第2の手段は、フロースイッチ1を操作回路側に配設し、ヒーター4に通電する主回路側の接点に無接点リレー3を配設する。
【0016】
第3の手段のタイマー2は、0.2秒〜5秒の範囲内でヒーター4の通電開始時間を遅らせるように設定する。
【0017】
第4の手段のフロースイッチ1は、センサが感知した信号で開放する電磁弁を介して送水された水圧で作動するように設けたことを課題解消のための手段とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
本発明湯沸器は、湯沸器内に送水される水圧でヒーター4に通電するフロースイッチ1を有する超小型の電気瞬間湯沸器であり、該ヒーター4で加熱された水が温水となって排出される。設置場所としては、例えば高速道路のサービスエリアに設置された洗面所など、不特定多数の人が連続して使用する洗面台等に個々に装着される(図4参照)。
【0020】
この本発明湯沸器には、フロースイッチ1とヒーター4との間にタイマー2を配している。このタイマー2は、0.2秒〜5秒の範囲内でヒーター4の通電開始時間を遅らせるように設定している。設定時間は、季節や環境の温度変化に合わせて設定する外、湯沸器の種類や容量などによっても自由に変更する。例えば、前述のサービスエリアに設置された洗面台Qの自動水栓Pから、水温プラス26℃〜40℃程度の温水を排出する場合、タイマー2の遅延時間を0.5秒程度に設定すると、ヒーター4の通電が停止した後の余熱で加熱された湯沸器配管内の水は排出され、後に送水されてくる水が加熱されるので、どれほど頻繁に連続使用されても過熱する恐れは全くなくなっている。尚、図示のタイマー2は、ソリッドステート・タイマーを使用しているが、タイマー2の機種選択は任意である。
【0021】
フロースイッチ1は、無接点リレー3を介してヒーター4に通電するように設けてある。すなわち、図1に示す如く、フロースイッチ1を操作回路側に配置しヒーター4に通電する主回路側の接点に無接点リレー3を配置している。この結果、フロースイッチ1がON/OFFする際に、接点が溶着するようなスパークは生じず、安全な使用が可能になる。
【0022】
また、センサが感知した信号で電磁弁が開放する自動排水用の水栓に装着する場合には、排出側にセンサと電磁弁とを装着しておき(図示せず)、センサが感知した信号で電磁弁が開放して送水された水圧でフロースイッチ1が作動するように設ける。ここで使用されるセンサは、特に近赤外線センサが適しているが、他のセンサを使用することも可能である。この場合サービスエリアに設置された洗面所などに使用する超小型電気湯沸器として好適になる。
【0023】
更に本発明湯沸器は、センサが物体の有無を感知するのと同期して電磁弁が開閉し、温水がその都度排出される同期排出タイプと、センサが物体を感知した信号を一定時間保持する感知信号保持タイプとのいずれのタイプにも用いることができる。特に、本発明湯沸器を同期排出タイプに設定すると、感知信号保持タイプに比べて使用電力及び使用水量共に少なくなるので、高い安全性と共に省エネルギー化に適応した合理性も兼ね備える。
【0024】
尚、図1に示す符号5は、過昇温防止スイッチである。本発明湯沸器では、この過昇温防止スイッチ5に代わる安全性と耐久性とを提供することができるので、特に過昇温防止スイッチ5を装着する必要性はない。しかしながら、この過昇温防止スイッチ5を備えることで、不測の事態による過熱の防止が可能になり、安全性を更に高めることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成した。
【0026】
すなわち、フロースイッチ1とヒーター4との間にタイマー2を配してヒーター4の通電開始時間を遅らせることにより、過度な連続使用でも異常な温度上昇を防止し、極めて安全な使用ができる。
【0027】
また、フロースイッチ1を操作回路側に配設し、ヒーター4に通電する主回路側の接点に無接点リレー3を配設しているので、従来のように接点が溶着する不都合も解消され、不特定多数の連続使用にも十分に耐えることができる優れた耐久性が得られる。
【0028】
更に、タイマー2によって、0.2秒〜5秒の範囲内でヒーター4の通電開始時間を遅らせるように設定するので、例えば季節の移り変りや、設置環境の変化、電気瞬間湯沸器の使用目的や容量などによって設定を変更することで、あらゆる用途に使用可能になり、汎用性に富むものとなる。
【0029】
そしてセンサが感知した信号で開放する電磁弁を設け、この電磁弁を介して送水された水圧でフロースイッチ1が作動するように設けることで、自動排水用の混合水栓などに装着することができる。
【0030】
このように、本発明によると、過度な連続使用にも耐え得る優れた耐久性を有し、しかも極めて高い安全性を実現するなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の部品配置例を示す一部切り欠き正面図である。
【図3】本発明の部品配置例を示す一部切り欠き正面図である。
【図4】本発明の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
P 自動水栓
Q 洗面台
1 フロースイッチ
2 タイマー
3 無接点リレー
4 ヒーター
5 過昇温防止スイッチ

Claims (4)

  1. 湯沸器内に送水される水圧でヒーターに通電するフロースイッチを有し、該ヒーターで加熱された水が温水となって排出される電気瞬間湯沸器において、フロースイッチとヒーターとの間にタイマーを配してヒーターの通電開始時間を遅らせることを特徴とする電気瞬間湯沸器。
  2. 前記フロースイッチを操作回路側に配設し、ヒーターに通電する主回路側の接点に無接点リレーを配設した請求項1記載の電気瞬間湯沸器。
  3. 前記タイマーは、0.2秒〜5秒の範囲内でヒーターの通電開始時間を遅らせるように設定した請求項1記載の電気瞬間湯沸器。
  4. 前記フロースイッチは、センサが感知した信号で開放する電磁弁を介して送水された水圧で作動するように設けた請求項1記載の電気瞬間湯沸器。
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