JP2004278189A - 外壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】方立や無目内部に侵入した雨水を外部に排出する構造の加工を簡素化することができ、外部意匠をすっきりとしたものにすることが容易な外壁を提供する。
【解決手段】左右方向に間隔をおいて立設された複数の縦材12a〜12hと、該縦材と直交する方向に架け渡された複数の横材13a〜13jと、これら縦材及び横材により構成される枠に取り付けられたパネルP1〜P8とを備えた外壁10において、前記縦材及び横材の内部に侵入した雨水を、最下部に設けられた横材13i、13jより排出し、それより上方に位置する縦材及び横材の内部に侵入した雨水は、前記縦材内部を通じて前記最下部の横材内部に流下するように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンウオール等の建物の外壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品の量販店などの建物は、店舗のイメージを高めるため建物正面部分にガラスパネルを多用したカーテンウオール構造を配したものが多い。カーテンウオールとしては左右に隣接する方立間に無目を連結し、左右に隣接する方立と上下に隣接する無目間にパネルを装着したものが知られている。
【0003】
雨天となり、雨が横殴りに降り注ぐような状況になると、雨水は前記カーテンウオールのガラスパネルや、方立などに沿って、地表の基礎部分まで流下される。しかし、方立、及び無目により構成される枠とパネルとの間のシールや方立の継ぎ目の密封が不完全であると、雨水がシール部分や方立の継ぎ目から、無目や方立の内部に侵入する。
【0004】
特許文献1には、最上部無目の上部に沿って流れる雨水等を中間部無目より排水するために、方立の無目取り付け面に最上部無目、中間部無目を連結し、その最上部無目の上部中空部を方立の凹溝に連続させ、中間部無目の上部凹溝を凹溝に連続させ、方立の凹溝に排水ブロックを取付けることにより、最上部無目の上部に沿って流れる雨水等を水抜穴で上部中空部に流し込み、その雨水等が凹溝、排水ブロックを経て上部凹溝に流れるようにし、その上部凹溝の排水口より室外側面に排水する構造が開示されている。
【0005】
また、図7に示すように、パネルごとに、下枠を構成する無目71に、室外側から室内側に向けたスリット状の水平な溝72を形成し、この溝を構成する上面側の板73に水止め及び水抜き穴74を設け、この水抜き穴74から前記溝72の内面に沿って流下させることにより、枠内に侵入した雨水75を外部に排出させる構造が公知である。
【特許文献1】
特開平9−60170号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1には、最上部無目に関する排水構造が開示されているものの、それから下方にある無目や方立内部に侵入した雨水をどのようにするかという問題についてはなんら開示されていない。
【0007】
また、図7に示されている公知の構造については、パネル毎に排水孔及び水止めを加工することが必要であり、手間がかかるという問題があった。また、水抜き穴から排出される水を外部に導くための、スリット状の溝は、外壁に陰影を生じるため、外観意匠上の制限となっている。またスリット状の溝を流下する雨水によって、外壁部に水垢やしみなどが生じ、外観上不快感を生じることもある。
【0008】
そこで、本発明は、方立や無目内部に侵入した雨水を外部に排出する構造の加工を簡素化することができ、外部意匠をすっきりとしたものにすることが容易な外壁を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】
請求項1の発明は、左右方向に間隔をおいて立設された複数の縦材(12a〜12h)と、該縦材と直交する方向に架け渡された複数の横材(13a〜13j)と、これら縦材及び横材により構成される枠に取り付けられたパネル(P1〜P8)とを備えた外壁(10)であって、前記縦材及び横材の内部に侵入した雨水を、最下部に設けられた横材(13i、13j、30)より排出し、それより上方に位置する縦材及び横材の内部に侵入した雨水は、前記縦材内部を通じて前記最下部の横材内部に流下するように構成された外壁により前記課題を解決する。
【0011】
この発明によれば、最下部以外の横材内部に侵入した雨水は、その部分の横材が架け渡された左右のいずれかの方立に流れ込み、方立内部を流下される。一方、方立に直接侵入した雨水はその方立内部を下方に向かって流下される。そして、方立て内部を最下部にある横材の高さまで流下して、最下部横材内に流れ込み、最下部横材に設けられた排出孔より外部に排出される。
【0012】
したがって、パネル毎に排出孔を設ける必要がないので、加工の手間を省略することが可能である。また、排出する雨水を外部へと導く溝を設ける必要がないので、意匠上の制限をなくすとともに、正面方向の外観をすっきりとしたものにすることができる。
【0013】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0015】
図1は、本発明の外壁10を備えた建物1の正面図である。かかる建物1は、家電量販店等の店舗に多く採用されている。一階部分に出入口11が設けられ、通常2〜3階建ての構造とされている。正面部分の外壁10は通常カーテンウオールと呼ばれるもので、左右方向に間隔をおいて立設された複数の縦材12a〜12hと、該縦材と直交する方向に縦材間に架け渡された複数の横材13a〜13iとが縦横に配置されている。なお、図では横材13a〜13iは横方向に連続しているように見えるが、各縦材12a〜12hにより分断されており、各横材それぞれが多数の部材の集合として構成されている。これに対して縦材12a〜12hは上下方向に1本ずつ貫かれている。これら縦材12a〜12h及び横材13a〜13iにより構成される枠にシール部材を介して多数のパネル(図1においては後の説明に必要な鎖線で囲まれたA部及びB部のパネルのみ参照符号P1〜8を付してある。)が取り付けられて、建物1の正面の外観たる外壁10(カーテンウオール)を構成している。通常パネルとして、ハーフミラーにされたガラスパネルが使用されている。
【0016】
本発明の特徴的部分は、建物の外壁において、
(1)上部構造として、最下部横材より上方に位置する縦材及び横材の内部に、方立の継ぎ目やシール部材の隙間から侵入した雨水は、縦材内部を通じて最下部の横材内部に流下するように構成し、
(2)下部構造として、上部構造の内部に侵入し、縦材部を流下して来た雨水を、最下部に設けられた横材で受けて、該横材に設けた孔より外部に排出する構造にある。
【0017】
以下、(1)の上部構造について図2により、(2)の下部構造について図3〜6を参照しつつ説明することとする。
【0018】
(1)上部構造
図2(A)は、図1において参照符号Aで示した部分を破断して示す斜視図である。また、図2(B)は、従来の構造と本発明の構造を比較するために、従来公知であった外壁の構造を図2(A)の各部材と同様に配置して示す図である。図2(A)及び(B)においては、図の左上方向が室内側、右下方向が室外側を示している。
【0019】
図2(A)において、略垂直方向に立設された方立12cと、方立12cに直交して配置された無目(横材)13dとに仕切られるように、4枚のガラスパネルP1、P2、P3、及びP4が、配置されている。各ガラスパネルP1〜P4と、方立12c、無目13dとの間はビードまたはシール14、14、…によりシールまたはビードで固定されている。室外側において、雨水が外壁10に吹きつけるような場合であっても、ビード14によるシールが完全であると、外壁10に吹きつけられた雨水は、ガラスパネルP1〜P4や、方立12c、無目13dの室外側面に沿って下方へと流れ落ちる。
【0020】
しかし、左右の2分割材からなる方立12cの継ぎ目のシールが不完全な場合、ビード14によるシール効果が不完全な場合、あるいはビード14自体が劣化や切断などしてシール材として完全に機能していない場合、方立12c、無目13dのガラス溝の内部に雨水が侵入することがある。図2(A)はこのような場合の方立12c、無目13dのガラス溝の内部に侵入した雨水の流れ方向を概略的に示している。
【0021】
本発明においては、最下部横材より上方に位置する横材である無目13dのガラス溝の内部に進入した雨水W1は、横材13d内部に設けられた水平水路15により、方立12cの内部室外側に設けられた縦樋16に流入する。すなわち水平水路15と縦樋16との間には、水平水路15にある雨水W1が縦樋16内に流入可能なように流路が形成されている。縦樋16は、垂直な方立12cの内部にあるので縦樋16の内部に流入した雨水W1は、縦樋16の内部を急速に下方に流れ落ち、最下部の横材に達する。これ以降の雨水の行方については下記「下部構造」の項において説明する。
【0022】
一方、方立12cの継ぎ目や、方立12c部のシールから侵入した雨水W2は、その侵入個所が縦樋16となるように縦樋16が配置されているので、そのまま縦樋16の内部を無目13dのガラス溝から侵入した雨水W1と合流して、雨水W12(図3参照)となって急速に下方に流れ落ち、最下部の横材に流れ込む。これ以降の雨水の行方についても、下記「(2)下部構造」の項において説明する。
【0023】
図2(B)は、従来の構造の外壁110を、本発明の外壁10と対比するために各部材を外壁10と同様に配置して示すものである。外壁110は、略垂直方向に立設された方立112cと、方立112cに直交して配置された無目(横材)113dとに仕切られるように、4枚のガラスパネルP11〜P14が、配置されている。各ガラスパネルP11〜P14と、方立112c、無目113dとの間はビード114、114、…によりシールされている。室外側において、雨水が外壁110に吹きつけるような場合であっても、ビード114によるシールが完全であると、外壁110に吹きつけられた雨水は、ガラスパネルP11〜P14や、方立112c、無目113dの室外側面に沿って下方へと流れ落ちる。
【0024】
しかし、方立112cの継ぎ目が不完全な場合、ビード114によるシール効果が不完全な場合、あるいはビード114自体が劣化や切断などしてシール材として完全に機能していない場合、方立112c、無目113dの内部に雨水が侵入する。図2(B)は、従来の外壁110において、このような場合の方立112c、無目113dの内部に侵入した雨水の流れ方向を示している。
【0025】
従来の構造では、無目113d内部には侵入した雨水W3を受ける水平溝115が設けられている。方立112cの内部に侵入した雨水W4は、無目113d内の水平溝115に流入するように構成されている。一方、無目113dの室外側には、水平方向のスリット状の溝部111が形成されている。さらに、溝部111の上部板材には孔112が設けられている。この上部板材は上記水平溝115の最低位にある底板を構成している。したがって、方立112cの内部に侵入した雨水W4、及び無目113dの内部に侵入した雨水W3は全てこの孔112を介して外部に排出される。孔112から排出された雨水は水平なスリット状の溝部111の面に沿って下方へと流下し、無目113dの前面下端部から地表へと落下してゆく。あるいは無目113dの下方のガラスパネルP13の室外側面に沿ってさらに下方へと流下して行く。したがって、従来の外壁110をと比較した場合、本発明の外壁10は、
(1)方立や無目内部に侵入した雨水を、各パネルの孔から排出する必要がない。換言すれば、パネル毎に孔を設ける必要がなく加工の手間が省ける。
(2)無目にスリット状の溝部を設ける必要がない。したがって意匠上の制約が少なく、すっきりとした外観を有する外壁をデザインすることが可能となる。
(3)孔から流れ落ちる雨水により無目やガラスパネルにシミ、水垢が生じる虞がない。従来構造では、孔はパネル毎に設けられていたので、視線の集中する部分にも上記シミや水垢が発生して、外壁の見栄えを悪くするという虞があった。
【0026】
(2)下部構造
<1:ボーダー>
本発明において上部構造の部分から方立、無目内に侵入した雨水は方立内部室外側に設けられた縦樋16により下方へと流下され、最下部の横材内部に流入され、該横材に設けられた孔より排出される。本項においては図1における参照符号Bで示される部分の破断構造を拡大して示す図3、および図3をさらに拡大して示す図4を参照しつつ本発明の下部構造における水抜きについて説明する。
【0027】
図3においては、方立12bと、該方立12bに直交方向に組み付けられた無目13h及び無目13hとは平行に前記方立12bに取り付けられた下部横材13iと、これら方立12b、無目13h、及び横材13iを枠として、ビードを介して取り付けられた4枚のガラスパネルP5〜P8が表されている。下部横材13iは、外壁10の方立12a〜12cの間の巾における最も下方の横材であり、その下面側には、ボーダー30が取り付けられている。
【0028】
また、図4は、視点を室外側下方(図3において矢印Eが視線を示す。)に移して方立12bと下部横材13iとの交点を拡大して示す斜視図である。なお、内部構造を説明する便宜のために、図4において、ボーダー30は、下部横材13iの下面から取りはずされて、横材13iの下方に離隔されて示されている。図4からも明らかなように、横材13iは方立12bにより左右に分断されているのに対し、ボーダー30は、横材13iの全長にわたり1部材として形成されている。したがって、方立、12bの下端部開口12に、ボーダー30の上面が対向する構成となっている。
【0029】
ボーダー30は、図4に示されるように、室外側立面31と、室外側立面31の下端から短い長さで室内側に延設された水平面32と、水平面32の室内側先端からやや上方に傾いて室内側に延在する傾斜面33とを備えている。また水平面32と傾斜面33とが接する線状の部分の下面には横材と平行な方向に突条34が設けられている。さらに水平面32には、貫通孔35が設けられている。
【0030】
図3に戻り説明を続ける。上記したように上部構造において方立や無目の内部に侵入した雨水W12は方立内部の縦樋16に集められて下方に流下されてくる。図3における左上部に楕円系で示される図は、図3において参照符号Dで示されている部分の拡大図である。拡大図におけるX−X線は第一次止水ラインであり、通常の状態でシールの機能が完全な場合にはこのラインより室内側には雨水は侵入しない。シール部材が不完全であって、第一次止水ラインを超えて無目あるいは方立内部に侵入した雨水W12は方立12bの内部に設けられた縦樋16により下方に流下される。
【0031】
縦樋16はD部拡大図から明らかなように左右方向に左室16a、中央室16b、及び右室16cに分割されている。図3に示される例においては、ガラスパネルP5、P7の部分から侵入した雨水W1は、左室16aに流入し、下方へと流下する雨水W12となる。ガラスパネルP6、P8の部分から侵入した雨水W1は、右室16cに流入し、下方へと流下する雨水W12となる。また、方立12b(左右2部材に分割されたものを組み立てている。)の継ぎ目から侵入した雨水は中央室16bに流入し、下方へと流下する雨水W12となる。
【0032】
D部拡大図におけるY−Y線は第二次止水ラインであり、基本的にこれより室内側に雨水が侵入することがないラインである。万が一これを超えて雨水が侵入した場合、あるいは方立12bの内面に結露があるような場合、これらの水分W5は、方立本体内部を流下してゆく。
【0033】
図4に示されるように、方立12bの下部は水平に開口されている。上記雨水W5、W12は方立12bの下部開口12から、ボーダー30上に流れ落ちる。ボーダー30は、室外側が低くなるように傾斜面33が設けられているので、方立12bの下部開口から流れ落ちてきた雨水W5、W12は、いずれもボーダー30の水平面32に集まる。水平面32には貫通孔35が設けられているので、ボーダー内に集められた雨水はこの貫通孔35を通じて外部へと排出される。しかもボーダー30の下面には突条34が下向に形成されているので、貫通孔35より排出された雨水は、ボーダー下面を伝って室内側に流れ寄ることがなく、そのまま下方に落下する。
【0034】
<2:巾木>
本項においては、図1における参照符号Cで示される部分の破断構造を拡大して示す図5、及びその一部をさらに詳しく示す図6を参照しつつ本発明の下部構造における他の一例としての水抜きについて説明する。なお図5、及び図6は室内側斜め上方の視点からの斜視図として示されている。
【0035】
図5は、上記したように図1の参照符号Cで示される部分を拡大して示す斜視図であり、方立12dの両側部に巾木13j、13kが取り付けられている状態が示されている。また図6は、これら方立12d、巾木13kの内部のより良い理解を得るために、方立12dの下部と巾木13jとが取り除かれて示されている。図5に示されているように、巾木13j、13kの室外側上部には通水溝50が設けられ、通水溝を形成する3つの面のうち、室外側に向けられた面には孔50a、50bが設けられている。方立12dの内部に設けられている縦樋16(16a〜16c)の下面は開放されており、通水溝50に通じている。したがって、縦樋16を流下してきた雨水W12は、通水溝50に流れ落ちる。
【0036】
一方、方立12d本体の下面も開放されており、その下方には受け皿61、62が設けられている。さらに受け皿61、62からは通水溝50に通じる水路63、64が設けられている。したがって、方立12d内部にて結露として発生した水分、及び第二次止水ラインを超えて侵入してきた雨水W5は、受け皿61、および62、並びに水路63、及び64を介して、通水溝50に流入される。
【0037】
かくして通水溝50に流入された雨水等W12、W5は、孔50a、50bから外部へと排出される。
【0038】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う外壁もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【0039】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、最下部以外の横材内部に侵入した雨水は、その部分の横材が架け渡された左右のいずれかの方立に流れ込み、方立内部を流下される。一方、方立に直接侵入した雨水はその方立内部を下方に向かって流下される。そして、方立て内部を最下部にある横材の高さまで流下して、最下部横材内に流れ込み、最下部横材に設けられた排出孔より外部に排出される。
【0040】
したがって、パネル毎に排出孔を設ける必要がないので、加工の手間を省略することが可能である。また、排出する雨水を外部へと導く溝を設ける必要がないので、意匠上の制限をなくすとともに、正面方向の外観をすっきりとしたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外壁を備えた建物の正面図である。
【図2】(A)は、図1において参照符号Aで示した部分を破断して示す斜視図、(B)は、従来の構造と本発明の構造を比較するために、従来公知であった外壁の構造を(A)の各部材と同様に配置して示す図である。
【図3】図1における参照符号Bで示される部分を破断して示す拡大図である。
【図4】図3をさらに拡大して示す図である。
【図5】図1における参照符号Cで示される部分の破断構造を拡大して示す図である。
【図6】図5の一部をさらに詳しく示す図である。
【図7】従来の外壁の水抜き構造を可概念的に示す図である。
【符号の説明】
P1〜P8 ガラスパネル(パネル)
1 建物
10 外壁(カーテンウオール)
12a〜12h 方立(縦材)
13a〜13h 無目(横材)
13i 下部横材(横材)
13j 巾木(最下部横材)
14 ビード(シール部材)
30 ボーダー(最下部横材)

Claims (1)

  1. 左右方向に間隔をおいて立設された複数の縦材と、該縦材と直交する方向に架け渡された複数の横材と、これら縦材及び横材により構成される枠に取り付けられたパネルとを備えた外壁であって、
    前記縦材及び横材の内部に侵入した雨水を、最下部に設けられた横材より排出し、それより上方に位置する縦材及び横材の内部に侵入した雨水は、前記縦材内部を通じて前記最下部の横材内部に流下するように構成された外壁。
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