JP2004277138A - スラットバンドチェーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トッププレート部A2の後端縁には、複数の後方突設片11と後方収容溝12を設け、トッププレート部A2の前端縁には、複数の前方突設片13と前方収容溝14を設け、後方突設片11は、前方収容溝14内に収まり、前方突設片13は、後方収容溝12内に収まるよう構成し、後方カール部1の上面に、複数のカール部後方突設片11a或いは複数のカール部後方収容溝12aを設け、前方突設片13及び前方収容溝14の一部が、カール部後方収容溝12a及びカール部後方突設片11aに対応するよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のチェーン基体相互を連結軸ピンを介して無端状に連結されると共に、上面がフラットなトッププレート部に搬送物が載置されて曲線搬送できるように構成したスラットバンドチェーンに係るもので、特に、チェーン基体相互の連結部分に於ける強度が損なわれることなく、搬送物をより安定的に搬送できるように工夫したスラットバンドチェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスラットバンドチェーンとしては、種々のものが提供されており、例えば、特許文献1に図示されているようなタイプのものが数多く利用されている。すなわち、特許文献1に図示されているようなタイプのものは、適宜合成樹脂材によって一体的に形成されるチェーン基体相互を連結軸ピンを介して連結し、このチェーン基体の上部には、搬送物が載置されるフラットな上面を有するトッププレート部を設け、下部には、連結軸ピンを介してチェーン基体相互を連結するためのリンク部を設け、このリンク部は、後端がわ中央に配される後方カール部と、前端がわに配されると共に、隣設するチェーン基体の後方カール部を左右から挟むように配される一対の前方カール部とを有し、前記後方カール部が、隣設するチェーン基体のトッププレート部の前端がわ中央に設けた切欠凹部に収まるように構成されている。
また、前述の如きスラットバンドチェーンに於いて、後方カール部を、適宜間隔を隔てて配される一対の後方カール部で構成し、前方カール部を、三つの前方カール部で構成し、一対の後方カール部が、三つの前方カール部の間に収まるように構成したものもある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−10710(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1のタイプのスラットバンドチェーンにあっては、後方カール部と切欠凹部の奥縁との間に、比較的長く且つ幅広となる直線的な隙間部分ができてしまい、この隙間部分に搬送物が引っ掛かる虞れがあった。特に、載置面が小さく且つ高さのある搬送物を搬送する際、前記隙間部分に搬送物が引っ掛かり易く、搬送物が倒れたり、損傷する虞れ等があった。
また、後者のタイプのスラットバンドチェーンにあっては、一対の後方カール部の間に一つの前方カール部が収まるようになるため、一対の後方カール部の全体長さが長くなり、曲線搬送する際に隣設するチェーン基体相互を大きく曲げることが難しくなる難点があった。
しかも、曲線搬送の際に隣設するチェーン基体相互を大きく曲げられるようにすべく、一対の後方カール部の全体長さが短くなるように設定すると、後方カール部夫々の長さを短くする必要があり、すると後方カール部の連結軸ピンからの圧力を受ける面積が減少する難点があった。すなわち、搬送スピードアップや、スラットバンドチェーンシステム全体の長さが長くなること等によって、より高い負荷がスラットバンドチェーンにかかった時に、後方カール部自体の変形(伸び)や、損傷等が生じ易くなる虞れがあった。
更に、後方カール部がわに於ける連結軸ピンからの圧力を受ける面積が減少しないように、一対の後方カール部夫々の長さを長くしてある場合には、後方カール部に於ける隣設するチェーン基体との隙間部分が比較的長くなり、搬送物が引っ掛かり易くなってしまう難点等があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消し、チェーン基体相互の連結部分に於ける強度が損なわれることなく、搬送物をより安定的に搬送でき、しかも、衛生的で、構成が簡素で、耐久性に優れ、経済的に優れたスラットバンドチェーンを提供すべく創出されたものである。
しかして、本発明の請求項1記載のスラットバンドチェーンにあっては、複数のチェーン基体A相互を連結軸ピンBを介して無端状に連結して構成される曲線搬送可能なスラットバンドチェーンに於いて、チェーン基体Aは、その上面に搬送物が載置されるフラットなトッププレート部A2と、このトッププレート部A2の下面に連設されると共に、チェーン基体A相互を連結するリンク部A1とからなり、リンク部A1は、トッププレート部A2下面の後端がわに配される少なくとも一つの後方カール部1と、トッププレート部A2下面の前端がわに配されると共に、隣設するチェーン基体Aの後方カール部1を左右から挟むように配される少なくとも一対の前方カール部2とを備え、トッププレート部A2の後端縁には、複数の後方突設片11が突設されると共に、隣設する後方突設片11の間に後方収容溝12が設けられ、トッププレート部A2の前端縁には、複数の前方突設片13が突設されると共に、隣設する前方突設片13の間に前方収容溝14が設けられ、前記後方突設片11は、後方で隣設するチェーン基体Aの前方収容溝14内に収まり、前記前方突設片13は、前方で隣設するチェーン基体Aの後方収容溝12内に収まるように構成され、後方カール部1の上面に、複数のカール部後方突設片11a或いは複数のカール部後方収容溝12aを設け、前方突設片13及び前方収容溝14の一部が、前記カール部後方収容溝12a及びカール部後方突設片11aに対応するように構成する手段を採用した。
【0006】
また、請求項2記載のスラットバンドチェーンにあっては、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bと、このカール部後方収容溝12aに収容される隣設するチェーン基体Aの前方突設片13下面との間に適宜隙間空間を設ける手段を採用した。
【0007】
更に、請求項3記載のスラットバンドチェーンにあっては、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bを、後方に行くに従って漸次低くなるような傾斜面とする手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明のスラットバンドチェーンは、例えば、飲料品や、食品や、医薬品や、その他の適宜搬送物を曲線搬送(水平方向に於いて左右へのカーブを含む搬送)ができるように構成されたラインに使用されるもので、適宜合成樹脂材によって一体的に成型される複数のチェーン基体A相互を、金属製(或いは、適宜合成樹脂製、或いは、適宜複合材で構成したものであっても良い)の連結軸ピンBを介して無端状に連結したものである。
【0009】
そして、前記チェーン基体Aは、その上面に搬送物が載置されるフラットなトッププレート部A2と、このトッププレート部A2の下面に連設されると共に、チェーン基体A相互を連結するリンク部A1とが一体的に構成されたものである。更に、このリンク部A1は、トッププレート部A2下面の後端がわに配される少なくとも一つの後方カール部1と、トッププレート部A2下面の前端がわに配されると共に、隣設するチェーン基体Aの後方カール部1を左右から挟むように配される少なくとも一対の前方カール部2とを備えた構成となっている。
尚、図示例では、後方カール部1は、トッププレート部A2下面の後端中央部に配され、前方カール部2は、トッププレート部A2下面の前端左右寄りに夫々配されて、隣設するチェーン基体Aの後方カール部1を左右から挟むように構成されているが、後方カール部1が複数あっても良いし、前方カール部2は、後方カール部1の数に応じて設けられるようになる。
しかも、リンク部A1は、後方カール部1と前方カール部2を結ぶような補強用リブ3を設けて、全体の強度、耐久性が増すように構成したものであっても良い。
【0010】
また、トッププレート部A2は、基板10の後端縁に、複数の後方突設片11を突設すると共に、隣設する後方突設片11の間に後方収容溝12を設け、一方、基板10の前端縁に、複数の前方突設片13を突設すると共に、隣設する前方突設片13の間に前方収容溝14を設けて構成されている。
しかも、前記後方突設片11は、後方で隣設するチェーン基体Aの前方収容溝14内に収まり、前記前方突設片13は、前方で隣設するチェーン基体Aの後方収容溝12内に収まるように構成されている。
すなわち、チェーン基体A相互の隣設部分にあっては、後方突設片11と前方突設片13とが交互に噛み合うようになって、その隙間部分の平面形状が略方形波状となり、載置面が小さく且つ高さのある搬送物でも安定的に搬送できるように構成されている。
【0011】
加えて、後方カール部1の上面には、複数のカール部後方突設片11a或いは複数のカール部後方収容溝12aを設け、前方突設片13及び前方収容溝14の一部が、前記カール部後方収容溝12a及びカール部後方突設片11aに対応するように構成されている。
すなわち、チェーン基体A相互の後方カール部1に於ける隣設部分にあっては、カール部後方突設片11aと前方突設片13とが交互に噛み合うようになって、その隙間部分の平面形状が略方形波状となり、載置面が小さく且つ高さのある搬送物でも安定的に搬送できるように構成されている。しかも、後方カール部1に於いてその幅が短くなることがないので、連結軸ピンBからの圧力を受ける面積が減少することがないよう構成できる。
【0012】
また、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bと、このカール部後方収容溝12aに収容される隣設するチェーン基体Aの前方突設片13下面との間に適宜隙間空間を設けて、適宜不要物(例えば、洗浄液や、埃や、ゴミ等)が前記隙間空間に入り込んでも、排出できるように構成されている。
【0013】
更に、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bを、後方に行くに従って漸次低くなるような傾斜面として、隙間空間に入り込んだ適宜不要物(例えば、洗浄液や、埃や、ゴミ等)がスムーズに排出できるように構成されている。
【0014】
前記後方カール部1は、例えば、略円筒状に形成され、その中心部分には連結軸ピンBが遊挿可能となる遊挿孔4が穿設されている。
【0015】
また、前記前方カール部2は、例えば、略厚肉円盤状に形成され、その中心部分には連結軸ピンBに合致する略D字状の嵌挿孔5が穿設されている。すなわち、この嵌挿孔5によって連結軸ピンBが固定保持できるように形成されている。
【0016】
前記補強用リブ3は、後方カール部1と前方カール部2とを適宜連結して補強すると共に、トッププレート部A2部分の強度、剛性も強くなるように構成されている。しかも、補強用リブ3の外側面部分は、下方に行くに従って外側方に張出すように傾斜する傾斜面で構成されており、例えば、図4に示すように、一対のガイドレールの間に装着されるリンク部A1が、一対のガイドレールの間から上方に(及び下方に)逸脱しないように構成されている。尚、補強用リブ3の外側面下部に、外側方に略水平に張出す逸脱防止片を連設して、一対のガイドレールの間からリンク部A1が上方に(及び下方に)逸脱しないように構成しても良いし、或いは、トッププレート部A2の下面に一対の略L字状の逸脱防止脚片を連設して、一対のガイドレールの間からリンク部A1が上方に(及び下方に)逸脱しないように構成しても良いし、その他の適宜手段を採用することができる。
【0017】
遊挿孔4は、例えば、図示例では断面略D字状に形成されており、しかも、その前方がわ内周面は、平断面略偏平V字状に形成されており、その左右端が水平面に於いて前後に移動するように、連結軸ピンBを傾けることができるように形成されている。すなわち、スラットバンドチェーンが曲線搬送する際に、連結軸ピンBが遊挿孔4内で水平面内左右にスムーズに傾くように構成してある。尚、遊挿孔4は、搬送方向に長い略長円状に形成したり、その他の形状に形成することができるものである。
【0018】
トッププレート部A2の基板10は、例えば、平面略細長樽状の板で構成され、スラットバンドチェーンが曲線搬送をしたときに、隣設するトッププレート部A2の基板10相互の間隔が極端に短くならないように(または、干渉しないように)形成してある。
【0019】
後方突設片11及び前方突設片13は、例えば、平面略矩形状で、その下面が先端がわに行くに従って漸次薄くなるような傾斜面が設けられている。更に、左右方向端部がわに位置するもの程、その長さと幅が僅か宛大きくなるように形成されている。すなわち、スラットバンドチェーンが曲線搬送をすると、左右方向端部がわに位置するもの程、その移動距離が大きくなるため、隣設するトッププレート部A2間で、大きな隙間が生じないように配慮してある。
また、後方突設片11及び前方突設片13の先端縁部分は、スラットバンドチェーンのチェーンピッチ基準(遊挿孔4の連結軸ピンBの中心と嵌挿孔5の連結軸ピンBの中心)より1mm以上搬送方向に長く突出するように設定してある。
【0020】
後方収容溝12及び前方収容溝14は、例えば、平面略矩形状で、前方突設片13や後方突設片11が収まるように形成されている。しかも、スラットバンドチェーンが曲線搬送をしたときでも、前方突設片13や後方突設片11に干渉しないように構成されている。
【0021】
カール部後方突設片11aは、例えば、平面略矩形状で、後方突設片11に比べてその厚みが略半分程度となるように形成されている。
【0022】
また、カール部後方収容溝12aは、例えば、平面略矩形状で、前方突設片13が収まるように形成されている。しかも、スラットバンドチェーンが曲線搬送をしたときでも、前方突設片13に干渉しないように構成されている。更に、このカール部後方収容溝12aに収まる前方突設片13は、その厚みが他の前方突設片13に比べて略半分程度となるように形成されており、しかも、溝底面12bとの間に、適宜寸法の隙間空間が設けられるように形成されている。
【0023】
前記軸ピンCは、例えば、略前端面がわが偏平な断面略D字状を呈し、前方カール部2の嵌挿孔5に圧入または挿入し、確実に固定保持できるように構成されている。尚、連結軸ピンBは、比較的強度が高く、低廉な金属製のものが利用されるが、その他の適宜材料(例えば、合成樹脂材や複合材)を利用することができる。
【0024】
ところで、スラットバンドチェーンの具体的構成、具体的搬送状態、チェーン基体Aの具体的構成、形状、寸法、材質、リンク部A1の具体的構成、形状、寸法、材質、トッププレート部A2の具体的構成、形状、寸法、材質、後方カール部1の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、前方カール部2の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、補強用リブ3の有無、具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、遊挿孔4の具体的構成、形状、寸法、配設位置、嵌挿孔5の具体的構成、形状、寸法、配設位置、基板10の具体的構成、形状、寸法、材質、後方突設片11の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、カール部後方突設片11aの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、後方収容溝12の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、カール部後方収容溝12aの具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、溝底面12bの具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、前方突設片13の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、前方収容溝14の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。また、スラットバンドチェーンの搬送方向は、後方カール部1がわから前方カール部2がわに向うように搬送されるが、スラットバンドチェーンを逆に搬送せしめるように使用しても良いものである。
【0025】
【発明の効果】
従って、本発明の請求項1記載のスラットバンドチェーンは、複数のチェーン基体A相互を連結軸ピンBを介して無端状に連結して構成される曲線搬送可能なスラットバンドチェーンに於いて、チェーン基体Aは、その上面に搬送物が載置されるフラットなトッププレート部A2と、このトッププレート部A2の下面に連設されると共に、チェーン基体A相互を連結するリンク部A1とからなり、リンク部A1は、トッププレート部A2下面の後端がわに配される少なくとも一つの後方カール部1と、トッププレート部A2下面の前端がわに配されると共に、隣設するチェーン基体Aの後方カール部1を左右から挟むように配される少なくとも一対の前方カール部2とを備え、トッププレート部A2の後端縁には、複数の後方突設片11が突設されると共に、隣設する後方突設片11の間に後方収容溝12が設けられ、トッププレート部A2の前端縁には、複数の前方突設片13が突設されると共に、隣設する前方突設片13の間に前方収容溝14が設けられ、前記後方突設片11は、後方で隣設するチェーン基体Aの前方収容溝14内に収まり、前記前方突設片13は、前方で隣設するチェーン基体Aの後方収容溝12内に収まるように構成され、後方カール部1の上面に、複数のカール部後方突設片11a或いは複数のカール部後方収容溝12aを設け、前方突設片13及び前方収容溝14の一部が、前記カール部後方収容溝12a及びカール部後方突設片11aに対応するように構成したので、チェーン基体A相互の隣設部分にあっては、後方突設片11(カール部後方突設片11a)と前方突設片13とが交互に噛み合うようになって、従来のような比較的長く且つ幅広となる直線的な隙間部分を解消できるようになり、載置面が小さく且つ高さのある搬送物であっても、これをより安定的に搬送できるようになる。しかも、構成が簡素で、量産に適し、経済的に優れたスラットバンドチェーンとなる。
【0026】
特に、後方カール部1の上面に、複数のカール部後方突設片11a或いは複数のカール部後方収容溝12aを設け、前方突設片13及び前方収容溝14の一部が、前記カール部後方収容溝12a及びカール部後方突設片11aに対応するように構成したので、チェーン基体A相互の隣設部分にあっては、カール部後方突設片11aと前方突設片13とが交互に噛み合うようになって、後方カール部1に於ける隣設するチェーン基体A相互の隙間部分が平面略方形波状となり、載置面が小さく且つ高さのある搬送物であっても、これをより安定的に搬送できるようになる。
加えて、後方カール部1に於いて連結軸ピンBからの圧力を受ける面積が減少することなく構成できるようになり、チェーン基体A相互の連結部分(後方カール部1)に於ける強度が損なわれる虞れのないものとなる。ひいては、搬送スピードアップや、スラットバンドチェーンシステム全体の長さを長く設定して、スラットバンドチェーンにより高い負荷がかかるようにしても、変形(伸び)や、損傷等が生じ難い、耐久性の優れたものとなる。しかも、後方カール部1が大きくなることもなく、コンパクトに構成できるようになると共に、曲線搬送する際に隣設するチェーン基体A相互を大きく曲げられるようになる。
【0027】
また、請求項2記載のスラットバンドチェーンは、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bと、このカール部後方収容溝12aに収容される隣設するチェーン基体Aの前方突設片13下面との間に適宜隙間空間を設けたので、この隙間空間に不要物(例えば、洗浄液や、埃や、ゴミ等)が入り込んだとしても、溜まることなく排出できるようになり、衛生的なスラットバンドチェーンとなる。
【0028】
更に、請求項3記載のスラットバンドチェーンは、後方カール部1の上面となるカール部後方収容溝12aの溝底面12bを、後方に行くに従って漸次低くなるような傾斜面としたので、溝底面12bと前方突設片13下面との間の隙間空間に入り込んだ不要物(例えば、洗浄液や、埃や、ゴミ等)を、よりスムーズに排出できるようになり、衛生的なスラットバンドチェーンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する一部切欠分解斜視図である。
【図2】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する平面図である。
【図3】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する一部切欠底面図である。
【図4】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する正面図である。
【図5】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する側面図である。
【図6】本発明のスラットバンドチェーンの一部を例示する部分側断面図である。
【符号の説明】
A チェーン基体 A1 リンク部
A2 トッププレート部
1 後方カール部 2 前方カール部
3 補強用リブ 4 遊挿孔
5 嵌挿孔
10 基板
11 後方突設片 11a カール部後方突設片
12 後方収容溝 12a カール部後方収容溝
12b 溝底面
13 前方突設片
14 前方収容溝
B 連結軸ピン
Claims (3)
- 複数のチェーン基体相互を連結軸ピンを介して無端状に連結して構成される曲線搬送可能なスラットバンドチェーンに於いて、チェーン基体は、その上面に搬送物が載置されるフラットなトッププレート部と、このトッププレート部の下面に連設されると共に、チェーン基体相互を連結するリンク部とからなり、リンク部は、トッププレート部下面の後端がわに配される少なくとも一つの後方カール部と、トッププレート部下面の前端がわに配されると共に、隣設するチェーン基体の後方カール部を左右から挟むように配される少なくとも一対の前方カール部とを備え、トッププレート部の後端縁には、複数の後方突設片が突設されると共に、隣設する後方突設片の間に後方収容溝が設けられ、トッププレート部の前端縁には、複数の前方突設片が突設されると共に、隣設する前方突設片の間に前方収容溝が設けられ、前記後方突設片は、後方で隣設するチェーン基体の前方収容溝内に収まり、前記前方突設片は、前方で隣設するチェーン基体の後方収容溝内に収まるように構成され、後方カール部の上面に、複数のカール部後方突設片或いは複数のカール部後方収容溝を設け、前方突設片及び前方収容溝の一部が、前記カール部後方収容溝及びカール部後方突設片に対応するように構成したことを特徴とするスラットバンドチェーン。
- 後方カール部の上面となるカール部後方収容溝の溝底面と、このカール部後方収容溝に収容される隣設するチェーン基体の前方突設片下面との間に適宜隙間空間を設けたことを特徴とする請求項1記載のスラットバンドチェーン。
- 後方カール部の上面となるカール部後方収容溝の溝底面を、後方に行くに従って漸次低くなるような傾斜面としたことを特徴とする請求項1記載または請求項2記載のスラットバンドチェーン。
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WO2006038296A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Yamakyu Chain Co., Ltd. | スラットバンドチェーン |
JP2014028671A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Tsubaki Yamakyu Chain Co | 搬送用チェーン |
KR101561435B1 (ko) * | 2014-11-19 | 2015-10-20 | 이동덕 | 컨베이어용 링크체인 |
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