JP2004275480A - 洗濯機 - Google Patents

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Masaji Kukino
政次 久木野
Masashi Osada
正史 長田
Shinichi Nakamura
新一 中村
Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Hideyuki Ikeda
秀行 池田
Norihiko Ishikawa
則彦 石川
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】受水槽の内側および洗濯兼脱水槽の外周壁面あるいは攪拌翼の裏面や受水槽の底表面に付着した汚れなどをユーザーが認識でき、効率良く洗浄を行なうことができる洗濯機を得る。
【解決手段】外箱8内に、洗濯物13が投入される洗濯兼脱水槽3を回転自在に内設した受水槽1を配設し、受水槽1の少なくとも一部に洗濯兼脱水槽3の外周壁面を目視可能な透明部材で形成した受水槽透明部2を構成し、外箱8に透明部材の受水槽透明部を望める覗き窓9を設ける。よって、外箱8の覗き窓9が受水槽透明部2を望める位置に設けられているので、覗き窓9から受水槽透明部2を通して洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面を直接目視できるため、洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面に洗濯物13に含まれていた汚れ成分や洗剤カスが付着した場合、その付着具合を外箱8の覗き窓9から目視によって確認することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ユーザーが受水槽の内側や洗濯兼脱水槽の外周壁面、攪拌翼の裏面などに付着する汚れやカビを認識でき、効率良く洗浄を行なえる洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗濯機においては、一般に受水槽はポリプロピレン樹脂などの硬質プラスチック成型品からなり、洗濯兼脱水槽はステンレス板金成型品やABS樹脂成型品などからなり、攪拌翼はポリプロピレン樹脂等の硬質プラスチック成型品などから構成されており、外箱は塗装された鋼板成型品で構成されている。通常、受水槽内に洗濯物および洗剤が投入され、洗い行程、脱水行程、濯ぎ行程の一連の行程を経て洗濯行程が終了する。
そして、洗濯兼脱水槽の表面に付着した異物を除去し、洗濯時に剥がれた異物が衣類に付着することを防止するために、槽洗い用の水位を洗濯兼脱水槽の上部に装着された流体バランサーの上端近傍に位置させ、槽洗い専用のコースを設けている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−19692号公報(第6頁、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の洗濯機では、洗濯兼脱水槽の外側と受水槽の内側の間は、脱水行程で洗濯兼脱水槽が高速で回転することから安全性を考慮して、一般ユーザーが手を入れることができない構造となっており、洗濯兼脱水槽や攪拌翼を着脱することも安全性の面から容易にできないような構造となっている。このような従来の洗濯機では、外箱や洗濯兼脱水槽や受水槽の外周壁面や受水槽の内壁面や攪拌翼の下面には洗濯物に含まれていた汚れ成分や洗剤カスが付着し、これらの汚れ成分や洗剤カスが洗濯兼脱水槽の外側と受水槽の内側との空間の高湿度雰囲気に存在することによってカビ発生までに進展することがあり、さらにはこのカビが洗った洗濯物に付着し黒く汚すなど不具合を発生させていた。しかしながら、外部から洗濯兼脱水槽の外周壁面や受水槽の内壁面を見ることができないので、カビがどの程度発生しているかを確認することはおろか、カビが発生しているのか否かも分からず、洗濯物を黒く汚したような不具合が発生した場合でも、定期的に洗濯兼脱水槽や攪拌翼を洗濯機から取り外して洗浄することは、安全性の面から容易に着脱作業を行うことはできず、専門の業者に洗浄作業を依頼する他に手段はなかった。
そして、受水槽の内側および洗濯兼脱水槽の外周壁面に付着した汚れやカビなどの汚れを除去するには、洗濯兼脱水槽の上部付近の高さまで槽洗い用の水位を別個に形成するために、第2の排水弁を設ける必要があり、洗濯機の材料費の増大と製造費用の増大を招き、槽洗浄時に洗濯時の高水位の溢水水面より上方まで給水する必要があり、多量の水量を必要とし水道代の増大を招くなどの問題点があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、受水槽の内側および洗濯兼脱水槽の外周壁面あるいは攪拌翼の裏面や受水槽の底表面に付着した汚れなどをユーザーが認識でき、効率良く洗浄を行なうことができる洗濯機を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る洗濯機においては、外箱内に、洗濯物が投入される洗濯兼脱水槽を回転自在に内設した受水槽を配設した洗濯機において、前記受水槽の少なくとも一部を前記洗濯兼脱水槽の外周壁面を目視可能な透明部材で構成し、前記外箱に前記受水槽の外周壁面または透明部材部分を望める覗き窓を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1と図2はこの発明の実施の形態1における洗濯機を示す斜視図と断面図である。図において、洗濯液12を貯める受水槽1内に回転可能に洗濯兼脱水槽3を設け、洗濯兼脱水槽3の底部には攪拌翼4を設けている。洗濯兼脱水槽3や攪拌翼4を駆動する駆動部5を受水槽1の外側底部に設け、駆動部5は駆動制御部6により駆動制御される。受水槽1の上部には、洗濯物13を投入するための洗濯物投入部7を形成し、受水槽1は外箱8に収納支持されている。受水槽1の一部には光が透過する透明部材からなる受水槽透明部2(特許請求の範囲でいう透明部材)を形成し、外箱8には受水槽透明部2と対向位置で受水槽透明部2を望めるように覗き窓9を設ける。外箱8の上部には洗濯物投入口7の開閉を行なう外蓋10を設け、外箱8上面部には洗濯行程の各種設定とその状態を制御・表示する制御パネル11が設けられている。
【0008】
このように構成された洗濯機においては、外箱8の覗き窓9が受水槽透明部2を望める位置に設けられているので、覗き窓9から受水槽透明部2を通して洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面を直接目視することができる。したがって、洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面に洗濯物13に含まれていた汚れ成分や洗剤カスが付着した場合、その付着具合を外箱8の覗き窓9から目視によって確認することができる。
【0009】
また、覗き窓9の高さ位置については、受水槽1の内周壁面および洗濯兼脱水槽3の外周壁面の洗浄液12の水位設定の高水位付近ならびに受水槽1の内側底面付近に汚れやカビが付着しやすいことから、受水槽透明部2は受水槽1の内側底面付近から洗浄液12の水位設定の高水位付近までの範囲に設け、覗き窓9は前記範囲を望める位置(例えば受水槽1の内側底面付近から洗浄液12の水位設定の高水位付近までの範囲)に設ける構成としても良い。
【0010】
また、受水槽透明部2ならびに覗き窓9は、受水槽1ならびに外箱8の全周どの面に設けてもよいが、一般的に制御パネル11は洗濯機本体の前面側に設けられ、洗濯物13の出し入れも洗濯機本体の前面側から行われることなどから、洗濯機は操作者(ユーザー)から見て洗濯機本体の前面が対向するように設置されることが多いので、受水槽1ならびに外箱8の前面側に受水槽透明部2ならびに覗き窓9を設ける構成にすれば壁などで覗き窓9が塞がれるといったことが少ない。
【0011】
また、覗き窓9は、受水槽透明部2の高水位付近から底面付近までの広範囲を見るために凹レンズで構成してもよい。
【0012】
また、覗き窓9は、図3に示すように、外箱8の受水槽透明部2を望める位置ドアスコープ14を設けて、採光のために外蓋10を開ける構成にしても良い。
【0013】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における洗濯機を示す攪拌翼近傍の拡大斜視図である。図において、洗濯兼脱水槽3の底部に設けられている攪拌翼4の一部、ここでは平坦部の一部に光を透過する透明部材からなる攪拌翼透明部15(特許請求の範囲でいう透明部材)を形成している。
【0014】
このように受水槽1の底表面を望める位置に配設されている攪拌翼4に、透明部材からなる攪拌翼透明部15を形成することで、攪拌翼透明部15を通して受水槽1の底表面あるいは攪拌翼透明部15の下面(裏面)を直接目視することができ、受水槽1の底表面や攪拌翼4の下面に洗濯物に含まれていた汚れ成分や洗剤カスが付着した場合には、その付着具合を目視によって確認することができる。
【0015】
実施の形態3.
次に、実施の形態1ならびに実施の形態2における洗濯機の槽洗浄コースについて説明する。図5〜図8はこの発明の実施の形態3における洗濯機の槽洗浄コースを示すフローチャートと槽洗浄コース内の槽洗浄サブプログラムのフロチャート図と槽洗浄コース内の攪拌翼洗浄サブプログラムのフローチャート図と槽洗浄コース内の濯ぎサブプログラムのフローチャート図である。
【0016】
槽洗浄コースの動作について、図5のフローチャート図に基づいて説明する。図において、槽洗浄コースが選択されると、スタート開始を判定する(ステップ1)。スタートスイッチが押されると給水弁17が開き、給水を開始する(ステップ2)。給水が開始されると、次に水位センサ16が所定水位まで給水されたか否かを判定し(ステップ3)、否ならば給水を継続し、肯定ならば給水弁を閉じる(ステップ4)。このときの所定水位は、洗濯兼脱水槽3の略中間程度の高さに設定される。次に、槽洗浄剤の投入を促す表示を制御パネル11に表示する。そのときブザー等の音声を併用してもよい(ステップ5)。次に、洗浄剤投入完了の判定に移行し(ステップ6)、否ならば洗浄剤投入を促す表示を継続し、肯定ならば攪拌翼洗浄サブプログラムを実行し(ステップ7)、次に攪拌翼サブプログラムを実行し(ステップ8)、攪拌翼4の洗浄を行なう。攪拌翼4の洗浄が終了した後、排水弁18を開いて洗浄液12の排水を開始し(ステップ9)、排水完了か否かの判定ルーチンに移行する(ステップ10)。否ならば排水を継続し、肯定ならば排水弁18を閉じる(ステップ11)。そして最後に、濯ぎサブプログラムを実行するルーチンに移行して、洗濯兼脱水槽3や攪拌翼4を濯ぐ(ステップ12)。濯ぎサブプログラムが終了したならば槽洗浄コースのルーチンを終了するようになっている。
【0017】
次に、槽洗浄コース内の槽洗浄サブプログラム(ステップ7)の動作について、図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、洗濯兼脱水槽3を回転できるように各種パラメータを設定する洗濯兼脱水槽回転モード設定ルーチンを実行する(ステップ101)。次に洗濯兼脱水槽3の時計方向回転を開始する(ステップ102)。洗濯兼脱水槽3の回転開始直後において、洗濯液12は静止状態にあるので洗濯兼脱水槽3との間に相対運動が生じる。この相対運動によって洗濯兼脱水槽3の外周壁面が洗浄される。洗濯兼脱水槽3の回転が継続されると洗濯液12も回転運動を開始し、徐々に回転速度が上昇し始める。そして、洗濯液12の回転速度が上昇すると遠心力により洗濯兼脱水槽3の外周に行くほど水位が上昇し、受水槽1の上部まで達する。受水槽1と洗濯液12との相対運動により受水槽1の内周壁面の上部まで洗浄される。また、洗濯兼脱水槽3の回転が開始されると、水位センサ16は遠心力による水位上昇を判定する(ステップ103)。否ならば洗濯兼脱水槽3の回転を継続し、所定水位まで上昇したと判定されたらモータ20を停止し(ステップ104)、同時にブレーキ19を作動させて洗濯兼脱水槽3を急激に停止させる(ステップ105)。洗濯兼脱水槽3を急激に停止させたとき、洗濯液12は慣性により回転を継続しようとし、洗濯兼脱水槽3との間に相対運動が生じる。この相対運動によって、洗濯兼脱水槽3の外周壁面が再び洗浄される。また、ブレーキ19作動の後、洗濯兼脱水槽3の回転が停止したか否かの判定が行なわれ(ステップ106)、否ならばブレーキ19の作動を継続し、肯定ならばブレーキ19の作動を解除し所定時間槽回転を停止する(ステップ107)。
【0018】
次に、洗濯兼脱水槽3の反時計方向回転を開始する(ステップ108)。この動作においては、洗濯兼脱水槽3の回転方向が異なるのみで諸動作は時計方向回転と同様であるので詳細な説明は省略する。ただし、洗濯兼脱水槽3の回転方向が反転することにより相対運動の方向も反転することになり、洗濯兼脱水槽3の外周壁面や受水槽1の内周壁面に付着した汚れ等には反対向きの力が作用する。次に、洗濯兼脱水槽3の反時計方向回転が停止したか否かの判定が行なわれ(ステップ112)、否ならばブレーキ19の作動を継続し肯定ならばブレーキ19の作動を解除し所定時間洗濯兼脱水槽3の槽回転を停止する(ステップ113)。次に、ステップ102〜ステップ113による槽洗浄を所定回数実行したか否かの判定が行なわれ(ステップ114)、否ならばステップ102に移行して槽洗浄サブプログラムを繰り返し継続し、肯定ならば槽洗浄サブプログラムを終了する。
【0019】
次に、槽洗浄コース内の攪拌翼洗浄サブプログラム(ステップ8)の動作について、図7のフローチャートに基づいて説明する。まず、攪拌翼4を回転できるよう各種パラメータを設定する攪拌翼回転モード設定ルーチンを実行する(ステップ201)。次に、攪拌翼4の時計方向回転を開始する(ステップ202)。攪拌翼4と洗浄液12との相対運動によって攪拌翼4の下面および受水槽1の底表面が洗浄されるが、この洗浄効果を高めるために、攪拌翼4の回転速度は通常の洗濯運転時より高い回転速度に設定されている。次に、攪拌翼4の回転が所定回転に達したか否かの判定が行なわれ(ステップ203)、否ならば攪拌翼4の回転を継続し、肯定ならば所定時間攪拌翼4の回転を停止する(ステップ204)。この攪拌翼4の所定回転の判定は回転時間の長さで行なわれてもよい。
【0020】
攪拌翼4の回転を停止した後、攪拌翼4の反時計方向回転を開始する(ステップ205)。この動作は、攪拌翼4の回転方向が異なるのみで諸動作は上記した時計方向回転と同様であるので詳細な説明は省略する。攪拌翼4の回転方向が反転することにより攪拌翼4と洗浄液12あるいは受水槽1の底表面に付着した汚れ等に上述した攪拌翼4が時計方向回転していた時と反対向きの力が作用する。そして、攪拌翼4が所定回転に達したか否かの判定が行なわれ(ステップ206)、否ならば回転を継続し、肯定ならば所定時間回転を停止する(ステップ207)。次に、ステップ202〜207による攪拌翼洗浄を所定回数実行したか否かの判定が行なわれ(ステップ208)、否ならばステップ202に移行し攪拌翼洗浄サブプログラムを継続し、肯定ならば攪拌翼洗浄サブプログラムを終了する。
【0021】
次に、槽洗浄コース内の濯ぎサブプログラム(ステップ12)の動作について、図8のフローチャートに基づいて説明する。まず、給水弁17を開き、受水槽1に給水を開始する(ステップ301)。次に、水位センサ16の出力を基に所定水位に達したか否かの判定が行なわれ(ステップ302)、否ならば給水を継続し、肯定ならば給水弁17を閉じる(ステップ303)。このときの水位は、洗濯兼脱水槽3の略中間程度の高さに設定される。そして、前記した槽洗浄サブプログラムを実行するステップ304に移行する。次に、前記した攪拌翼洗浄サブプログラムを実行するステップ305に移行する。この槽洗浄サブプログラムと攪拌翼サブプログラムを実行することにより、洗濯兼脱水槽3および受水槽1ならびに攪拌翼4が濯がれる。次に排水弁18を開き、受水槽1の洗浄液12を排水し、水位センサ16の出力を基に排水が終了したか否かを判定するルーチンに移行する(ステップ307)。否ならば排水を継続し、肯定ならば排水弁18を閉じ(ステップ307)濯ぎサブプログラムを終了する。
【0022】
このように、槽洗浄コースは、槽洗浄サブプログラム、攪拌翼洗浄サブプログラム、濯ぎサブプログラムを実行することで、洗濯兼脱水槽3を時計方向あるいは反時計方向に回転させることにより洗浄液12と洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面との相対運動により、洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面に付着した汚れ等に力が作用し、付着した汚れが洗浄される。そして、汚れを含んだ洗浄液12を排水し、新たに給水し濯ぎサブプログラムを実行することによって、洗濯兼脱水槽3および受水槽1ならびに攪拌翼4が濯がれ、濯ぎ水を排水して運転を終了する。
【0023】
このようにして、洗濯兼脱水槽3の中間程度の高さに設定された水位のもとで、洗濯兼脱水槽3を時計方向あるいは反時計方向に回転させることにより、洗浄液12と洗濯兼脱水槽3の外周壁面および受水槽1の内周壁面に付着した汚れ等に力が作用するので、付着した汚れを少ない水量で効率的に洗浄することができる。さらに、攪拌翼4を時計方向あるいは反時計方向に回転させることにより洗浄液12と攪拌翼4の下面および受水槽1の底表面との相対運動により、攪拌翼4の下面および受水槽1の底表面に付着した汚れ等に力が作用し、付着した汚れを少ない水量で効率的に洗浄することができる。
【0024】
なお、この槽洗浄コースは、上記実施の形態1および2の覗き窓9、受水槽透明部2、攪拌翼透明部15から汚れを目視し、操作部のスイッチにより動作させるようにしたり、洗濯行程終了後に自動で行なうようにしても良い。
【0025】
実施の形態4.
図9と図10はこの発明の実施の形態4を示す洗濯機の要部断面図と磁気センサの出力チャート図である。図において、1〜5、19は上記実施の形態1と同一であり、その説明は省略する。攪拌翼4の裏面に1ないし複数個固定して磁石A22を設け、磁石A21に対向するように受水槽1の底裏面に1ないし複数個ホール素子あるいはリードスイッチ等からなる磁気センサA22を設ける。洗濯兼脱水槽3の底裏面に複数個磁石B23を設け、磁石B23に対向するように受水槽1の底裏面に1ないし複数個ホール素子あるいはリードスイッチ等からなる磁気センサB24を設ける。洗濯兼脱水槽3を回転駆動する回転軸A25をボルトA27で固定し、攪拌翼4を回転駆動する回転軸B26をボルトB28で固定する。
【0026】
このように構成された洗濯乾燥機は、攪拌翼4の下面あるいは受水槽1の内周壁面や洗濯兼脱水槽3の外周壁面に付着した汚れやカビを目視した場合において、ボルトA27あるいはボルトB28を緩め取り外すことにより攪拌翼4あるいは洗濯兼脱水槽3を回転軸から容易に取り外し、攪拌翼4の下面あるいは受水槽1の内周壁面や洗濯兼脱水槽3の外周壁面に付着した汚れやカビをブラシ等で洗浄することができる。
【0027】
そして、攪拌翼4の下面あるいは受水槽1の内周壁面や洗濯兼脱水槽3の外周壁面に付着した汚れやカビの洗浄が終了した後、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4を回転軸A25、B26に取り付け、ボルトA27、B28で固定する。このとき、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸A25、B26に取り付けられ、確実に固定されていることが安全上求められる。
【0028】
次に、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸A25、B26に取り付けられ、確実に固定されているか否かの判定する動作について、図10に基づいて説明する。図10は、洗濯兼脱水槽3および攪拌翼4に各々3個の磁石Aおよび磁石Bがそれぞれ等角度間隔で取り付けられ、受水槽1の底裏面にそれぞれに対向する位置に各々1個の磁気センサAおよび磁気センサBが取り付けられている状態の磁気センサの出力チャート図である。洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸A25、B26に取り付けられ、確実に固定されているならば、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4を低速度で回転させることにより磁石A1、磁石A2、磁石A3(磁石B1、磁石B2、磁石B3)と磁気センサA(磁気センサB)とのそれぞれ対応する距離が一定となるため、図10(a)に示すように、磁気センサ出力は磁石A1、磁石A2、磁石A3(磁石B1、磁石B2、磁石B3)の各々の出力が同一レベルとなる。
【0029】
しかし、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸に取り付けられず、傾斜して取り付けられた場合は、磁石A1、磁石A2、磁石A3(磁石B1、磁石B2、磁石B3)と磁気センサA(磁気センサB)とのそれぞれ対応する距離が各々異なるため図10(b)に示すように、磁気センサ出力はそれぞれの対応する距離に応じて出力が異なるレベルとなる。
【0030】
このように、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸に取り付けられているか否かは、磁気センサA(磁気センサB)の出力が同一レベルであるか異なるレベルであるか判定できる。同一レベルであるならば正しく取り付けられていると判定し、これ以降洗濯運転を実行できるように制御パネル11のメモリに記憶し、設定する。しかし、異なるレベルと判定されたならば洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸に取り付けられていないと判定され、警報を出すと同時にこれ以降洗濯運転を実行できないように制御パネル11のメモリに記憶し、設定する。
【0031】
このようにして、磁気センサA(磁気センサB)の出力によって洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が正しく回転軸に取り付けられているか否かの判定を行ない、確実に取り付けられていないと判定されたならば、それ以降の洗濯運転を不可能に設定することで、安全性を確保することができ、これにより、ユーザが洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4を容易に取り外して洗浄することを可能にすることができる。
【0032】
なお、上述した磁気センサによる洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4の回転軸A25あるいは回転軸B26への装着状態の判定は、操作部のスイッチにより動作させるようにしたり、洗濯兼脱水槽3あるいは攪拌翼4が取り外された時に自動で行なうようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、外箱内に、洗濯物が投入される洗濯兼脱水槽を回転自在に内設した受水槽を配設した洗濯機において、前記受水槽の少なくとも一部を前記洗濯兼脱水槽の外壁を目視可能な透明部材で構成し、前記外箱に前記透明部材部分を望める覗き窓を設けたことにより、受水槽あるいは洗濯兼脱水槽の外周壁面に付着した汚れを容易に目視でき、ユーザーに洗浄を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である洗濯機を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1である洗濯機を示す断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1である洗濯機を示す斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態2である洗濯機を示す攪拌翼近傍の拡大斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態3である洗濯機を示す槽洗浄コースのフローチャート図である。
【図6】この発明の実施の形態3である洗濯機を示す槽洗浄サブプログラムのフローチャート図である。
【図7】この発明の実施の形態3である洗濯機を示す攪拌翼洗浄サブプログラムのフローチャート図である。
【図8】この発明の実施の形態3である洗濯機を示す濯ぎサブプログラムのフローチャート図である。
【図9】この発明の実施の形態4である洗濯機を示す要部断面図である。
【図10】この発明の実施の形態4である洗濯機を示す磁気センサの出力チャート図である。
【符号の説明】
1 受水槽、2 受水槽透明部(透明部材)、3 洗濯兼脱水槽、4 攪拌翼、5 駆動部、6 駆動制御部、7 洗濯物投入部、8 外箱、9 覗き窓、10 外蓋、11 制御パネル、12 洗濯液、13 洗濯物、14 ドアスコープ、15 攪拌翼透明部(透明部材)、16 水位センサ、17 給水弁、18排水弁、19 ブレーキ、20 モータ、21 磁石A、22 磁気センサA、23 磁石B、24 磁気センサB、25 回転軸A、26 回転軸B、27ボルトA、28 ボルトB。

Claims (6)

  1. 外箱内に、洗濯物が投入される洗濯兼脱水槽を回転自在に内設した受水槽を配設した洗濯機において、前記受水槽の少なくとも一部を前記洗濯兼脱水槽の外周壁面を目視可能な透明部材で構成し、前記外箱に前記受水槽の外周壁面または透明部材部分を望める覗き窓を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 外箱内に受水槽を配設し、前記受水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在に配設し、前記攪拌翼に、該攪拌翼の裏側あるいは受水槽底表面を目視可能な透明部材を、少なくとも一部に設けたことを特徴とする洗濯機。
  3. 前記受水槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在に配設し、前記攪拌翼の少なくとも一部を透明部材とし、前記攪拌翼の裏側あるいは受水槽底表面の汚れを目視できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 前記攪拌翼または洗濯兼脱水槽を回転軸より着脱可能とし、前記攪拌翼および洗濯兼脱水槽の回転軸への装着状態を確認する判定を行なうことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の洗濯機。
  5. 前記受水槽の外表面あるいは攪拌翼の裏側あるいは受水槽底表面の汚れを洗浄する槽洗浄コースを設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の洗濯機。
  6. 前記槽洗浄コースは、洗濯兼脱水槽の略中間程度の水位で洗濯兼脱水槽の回転方向を反転させて行なうことを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
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