JP2004275413A - スケーラー研磨補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯科治療分野で歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して使用される補助具であって、特にスケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができる安価で簡便なスケーラー研磨補助具を提供する。
【解決手段】スケーラー研磨補助具を、水平位置を示す水平表示線1と、この水平表示線1の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線2と、前記水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位3とを表示した薄板状部材4で構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】スケーラー研磨補助具を、水平位置を示す水平表示線1と、この水平表示線1の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線2と、前記水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位3とを表示した薄板状部材4で構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、歯科治療分野で歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して使用される補助具であって、特にスケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができる安価で簡便なスケーラー研磨補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーは、一般的には術者が握るグリップ部とこのグリップ部の両端より突設されたシャンク部とこのシャンク部のグリップ部と反対側に形成された第一シャンク部の先端に形成された刃とから成る。このスケーラーとしては、大きく分けて第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て一方の側にのみ刃が形成されている片刃スケーラーと、第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て両側に刃が形成されている両刃スケーラーとが存在し、またこのような2種類のスケーラーにおいてシャンク部の角度や形状の違いによって更に様々な種類のスケーラーが存在する。
【0003】
このスケーラーは、繰り返し使用されることによってその刃の切れ味が低下するので、その切れ味を保つために定期的に研磨しなくてはらないが、前記したようにスケーラーは複雑な形状をしており、またその形状も多く存在するので、砥石を使用して手動でスケーラーの刃を一定の精度に研磨するのは熟練した者であっても非常に困難な作業であり、また熟練した者であってもその研磨角度を見誤ってしまうとスケーラの刃を欠損させてしまったり一部のみ尖ってしまったりしてスケーラーを使用不能な状態にしてしまうことがあった。
【0004】
そこで、このスケーラーを研磨する作業を行うために、往復動可能に設けられた砥石を含む研磨装置本体に、スケーラーの先端を位置決めする円弧状の凹部を備えた位置決めプレートが備えられたアタッチメントが着脱自在に備えられている装置(例えば、特許文献1参照。)や、水平部と傾斜部とを有する静止部材と、この静止部材に前記傾斜部の上向き部に沿って上下動可能に設ける可動部材と、この可動部材の上向き部に装着する砥石と、前記可動部材の上下動を案内させるガイド部と、前記可動部材を手動により下方に移動させるための操作部と、下方に移動した前記可動部材を自動的に上方に復帰させる弾性部材とを有する装置(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。
【0005】
しかしながら、これらのスケーラーを研磨する装置は大がかりでありコストが高くついてしまうという欠点があり、また様々な形状のスケーラーに対応させるにはその都度角度等の設定やアタッチメント等を取り替えなければならないので煩わしいという欠点もあり、更にこれらの装置はその構造が複雑であるのでこれらの装置自体を使いこなすのに訓練が必要であるという欠点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−38584号公報
【特許文献2】
特開2000−24888号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、歯科治療分野で歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して使用される補助具であって、特にスケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができる安価で簡便なスケーラー研磨補助具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、薄板状部材に、水平位置を示す水平表示線と、この水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、前記水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とを表示すれば、スケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して、研磨作業者はスケーラーの第一シャンクの位置と砥石の面の位置とを薄板状部材に表示されたシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とに合わせるだけの簡単な作業のみで、スケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができると共に、水平位置を示す水平表示線が表示されていることにより机上等で研磨作業する際にその水平表示線を目安に作業が行えるので作業性を向上させることができ、また薄板状部材にそれぞれの線や部位等が表示されているという簡単な構成であるので、非常に安価に作製することができ、更にそれぞれの線や部位等の角度や位置を変化させて表示させれば、様々な形状や種類のスケーラーに簡単且つ安価に対応することができることを究明して本発明を完成したのである。
【0009】
即ち本発明は、水平位置を示す水平表示線と、水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成りスケーラーの第一シャンクの位置とスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とが、薄板状部材に表示されていることを特徴とするスケーラー研磨補助具である。
【0010】
そして、シャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とをそれぞれ識別するための識別表示部が更に表示されていれば、初心者であってもシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とを誤って認識することがないので好ましく、また水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を中心とし水平表示線の両端間を結ぶ円弧状の曲線が更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位の2本の線がそれぞれ円弧状の曲線に到達していれば、薄板状部材に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましいことも究明したのである。
【0011】
また、研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石を持つ手と研磨される片刃スケーラーを持つ手とを逆に入れ替えると無く研磨作業が行うことができると共に、研磨する際に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましく、また研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃を研磨する砥石の面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部が更に表示されていれば、片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えることがないので好ましいことも究明したのである。
【0012】
更に、研磨されるスケーラが両刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に両刃スケーラーを研磨する際に両刃スケーラー自体の位置を移動させることなく両刃スケーラーのそれぞれの刃を研磨することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましいことも究明したのである。
【0013】
また更に、上記した片刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具と両刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具とをセットとすれば、研磨するスケーラーが片刃スケーラーであっても両刃スケーラーであっても容易に対応することができて好ましく、またこれらのスケーラー研磨補助具を収納する保持部と保持部の一辺に回転自在に設けられた蓋体とから成り蓋体を最も開いた状態で蓋体と保持部とが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段を更に備えていれば、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率が向上すると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在した場合にはまとめて保管できるのでなくすことがなく好ましいこともことも究明したのである。
【0014】
【発明の実施の態様】
以下、図面により本発明に係るスケーラー研磨補助具について詳細に説明する。
図1は本発明に係る片刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図、図2は本発明に係る両刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図、図3は収納表示手段を更に備えているスケーラー研磨補助具の斜視説明図、図4は本発明に係るスケーラー研磨補助具を用いてスケーラーを研磨する状態を示す説明図、図5はスケーラーの1例を示す正面説明図である。
【0015】
図面中、1は水平位置を示す水平表示線であり、その略中央から後述するシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3が引き出されると共に机上等で研磨作業をする際に目安となるので作業性が向上させる役目を果たす。
【0016】
そして、図1〜3に示す如くこの水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を中心とし水平表示線1の両端間を結ぶ円弧状の曲線1aが更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位3の2本の線がそれぞれ該円弧状の曲線1aに到達していれば、後述する薄板状部材4に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましい。
【0017】
2は水平表示線1の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置を示すシャンク位置表示線であり、スケーラーSの刃bを研磨する際に後述する砥石面位置表示部位3と共にスケーラーSの好適な研磨角度を示す役割を果たす。このシャンク位置表示線2が研磨されるスケーラーSの刃bの位置やスケーラーSのグリップ部gではなく研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置を示すのは、スケーラーSの刃bの位置では目視して位置を合わせるのが困難であり、またスケーラーSのグリップ部gでは研磨されるスケーラーSの刃bと砥石Tの面とが接する部位と、スケーラーSのグリップ部gとが離れているために研磨が難しいからであり、そして研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置であれば、研磨作業者は視線の移動を最小限にすることができるのでスケーラーSの好適な位置を容易に認識できるので好ましいからである。
【0018】
このシャンク位置表示線2としては、後述する砥石面位置表示部位3の2本の線と同じ長さであってもよいが、図1〜図4に示す如くスケーラーSの第一シャンクfよりも多少長い長さであれば、第一シャンクfをシャンク位置表示線2に沿って移動させた場合に常にシャンク位置表示線2が見える状態にあるので第一シャンクfと砥石Tとの角度が適正な範囲外になることを防止することができるので好ましい。そして、このシャンク位置表示線2は、水平表示線1の略中央から鋭角に引き出されていても、水平表示線1の略中央から直角に引き出されていてもよいが、研磨されるスケーラーSが両刃スケーラーである場合において、後述する砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左右に表示されている場合には、図2に示す如く水平表示線1の略中央から直角に引き出されていれば、シャンク位置表示線2と後述する砥石面位置表示部位3との位置関係を把握し易いので好ましい。
【0019】
3は水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成りスケーラーSの第一シャンクfの位置とスケーラーSの刃bを研磨する砥石Tの面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位であり、シャンク位置表示線2に第一シャンクfを合わせたスケーラーSの刃bに対して、砥石Tの面を当接させる好適な角度を表示する役目を果たす。この砥石面位置表示部位3としては、単に水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線のみから成るものであってもよいが、この2本の線に挟まれた部位がこの2本の線と同じ色に塗りつぶされているものであれば、砥石面位置表示部位3を認識し易いので好ましい。
【0020】
ここで、砥石面位置表示部位3が水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成るのは、この砥石面位置表示部位3が1本の線のみから成るものであった場合には砥石Tの厚さによって研磨作業者より完全に見えなくなってしまい、そしてその砥石Tの厚さのために好適な研磨角度を維持することが困難になってしまうからである。この砥石面位置表示部位3の2本の線で形成される角度は、研磨後のスケーラーSの刃bの精度が許容範囲内に収まるように、概ね5度〜10度の範囲内であることが好ましい。また、水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点とする砥石面位置表示部位3の中心軸とシャンク位置表示線2とで形成される角度は、研磨されるスケーラーSの刃のエッジ部の角度等によって変化するが、研磨されるスケーラーSが片刃スケーラーである場合には概ね20度〜40度の範囲にあり、両刃スケーラーである場合には概ね10〜20度の範囲にあることが好ましい。
【0021】
そして、研磨されるスケーラSが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石TやスケーラーSを左右の手に持ち替えることがないので、研磨する際に砥石Tを右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましい。もちろん、砥石Tを持つ手と研磨される片刃スケーラーを持つ手とを交差させて研磨作業を行うこともできる。また、研磨されるスケーラSが両刃スケーラーである場合において、図2に示す如く砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に砥石Tを右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましい。
【0022】
4は水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等が表示される薄板状部材であり、薄板状の部材に直接水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等を直接表示されたものであっても、また薄板状の部材に水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等が表示された紙製のシール等を貼ったものであってもよい。この薄板状部材4としては、紙や板状のプラスチックや薄い金属板等が好ましく使用される。また、図示しないが机上等で自立できるように、例えば下部をL字状等に折り曲げられていてもよい。
【0023】
5はシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別するための識別表示部であり、研磨作業者がシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とを誤って認識しないようにする役目を果たす。この識別表示部5としては、図1及び図2に示す如く文字でシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別させるものであってもよく、また図示しないが色彩の違いによりシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別させるものであってもよい。
【0024】
6は研磨されるスケーラSが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃bを研磨する砥石Tの面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部であり、研磨作業者が片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えないようにさせる役目を果たす。
【0025】
この片刃スケーラー先端向き表示部6としては、図1に示す如く砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の右側に表示されている場合に、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面が左側に、そして片刃スケーラーの刃bを研磨する砥石Tの面が右側にそれぞれ表示されていれば、それぞれの位置関係が一見して認識できるので好ましく、また図1に示す如くスケーラーSの刃bの先端が下向きの片刃スケーラー先端向き表示部6とスケーラーSの刃bの先端が上向きの片刃スケーラー先端向き表示部6が一対表示されていれば、スケーラーSの刃の先端から見てどちらの側に刃bが存在するのかを認識し易いので好ましい。
【0026】
これは、スケーラーSが片刃スケーラーである場合には、一般的には図5に示す如く術者が握るグリップ部gの両端にそれぞれ、シャンク部とこのシャンク部のグリップ部の反対側に形成された第一シャンク部fとこの第一シャンク部の先端に形成された刃bが突設されており、このグリップ部gの両端にはスケーラーSの刃の先端から見て右側に刃面があるものと左側に刃面があるものとが一対存在するが、形状が複雑であり刃面も小さいために一見してその刃面がどちらに存在するのかが直ぐに認識できないのである。
【0027】
また、一般に広く市上されている片刃スケーラには、そのグリップ部gにそれぞれのどちらの側に刃面があるのかを示す番号や記号等が表示されているので、これらの番号や記号等がスケーラーSに表示されている場合にはその番号や記号等が更に片刃スケーラー先端向き表示部6に表示されていれば、直ぐに片刃スケーラーの研磨すべき刃面を認識できるのでより好ましい。
【0028】
7はスケーラー研磨補助具を収納する保持部7aと保持部7aの一辺に回転自在に設けられた蓋体7bとから成り蓋体7bを最も開いた状態で蓋体7bと保持部7aとが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段であり、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率を向上させると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在する場合にはまとめて保管できるのでなくさないようにする役目を果たす。この収納表示手段7としては、図3及び図4に示す如く一般に広く市上されている光磁気ディスクや磁気ディスク等のケースが好ましく使用される。
【0029】
このような構成の本発明に係るスケーラー研磨補助具を使用してスケーラーSの刃bを研磨するには、先ず図4に示す如く一方の手でスケーラーSのグリップ部gを握り研磨する刃bの第一シャンクfの位置とシャンク位置表示線2の位置とが一致し、且つスケーラーSの刃bの先端が水平表示線1の略中央にあるシャンク位置表示線2の引出点に位置するようスケーラーSを移動させる。この際、研磨されるスケーラーが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラー先端向き表示部6が表示されている場合には、その片刃スケーラー先端向き表示部6を参照して片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を確認する。
【0030】
次に、図4に示す如くスケーラーSの刃bを研磨する砥石Tの面を露出させるように他方の手で砥石Tを持ち、砥石Tの面の位置が砥石面位置表示部位3の水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線の範囲内に位置するように砥石Tを移動させ、スケーラーSの刃bと砥石Tの面とを当接させる。
【0031】
次いで、スケーラーSの第一シャンクfと砥石Tの面との角度を維持しながらスケーラーSの刃bを砥石Tの面で研磨する操作を行う。この際、スケーラーSを固定した状態で砥石Tを往復運動させるように研磨するか、又は砥石Tを固定した状態でスケーラーSを往復運動させるように研磨する。そして、この往復運動を行っている間においても、スケーラーSの第一シャンクfと砥石Tの面との角度が好適な研磨角度となるように、シャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とを確認しながら研磨を行う。
【0032】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、本発明に係るスケーラー研磨補助具は、薄板状部材に、水平位置を示す水平表示線と、この水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、前記水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とが表示されているので、スケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して、研磨作業者はスケーラーの第一シャンクの位置と砥石の面の位置とを薄板状部材に表示されたシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とに合わせるだけの簡単な作業のみで、スケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができると共に、水平位置を示す水平表示線が表示されていることにより、机上等で研磨作業する際にその水平表示線を目安に作業が行えるので作業性が向上されることができ、また薄板状部材にそれぞれの線や部位等が表示されているという簡単な構成であるので、非常に安価に作製することができ、更にそれぞれの線や部位等の角度や位置を変化させて表示させたものを準備すれば、様々な形状や種類のスケーラーに簡単且つ安価に対応することができるのである。
【0033】
そして、シャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とをそれぞれ識別するための識別表示部が更に表示されていれば、初心者であってもシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とを誤って認識することがないので好ましく、また水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を中心とし水平表示線の両端間を結ぶ円弧状の曲線が更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位の2本の線がそれぞれ円弧状の曲線に到達していれば、薄板状部材に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましいのである。
【0034】
また、研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石やスケーラーを左右の手に持ち替えることがないので、研磨する際に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましく、また研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃を研磨する砥石の面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部が更に表示されていれば、片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えることがないので好ましいのである。
【0035】
更に、研磨されるスケーラが両刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましいのである。
【0036】
また更に、上記した片刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具と両刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具とをセットとすれば、研磨するスケーラーが片刃スケーラーであっても両刃スケーラーであっても容易に対応することができて好ましく、またこれらのスケーラー研磨補助具を収納する保持部と保持部の一辺に回転自在に設けられた蓋体とから成り蓋体を最も開いた状態で蓋体と保持部とが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段を更に備えていれば、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率が向上すると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在した場合にはまとめて保管できるのでなくすことがなく好ましいのである。
【0037】
このような種々の効果を奏する本発明に係るスケーラー研磨補助具の歯科分野に貢献する価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図である。
【図2】本発明に係る両刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図である。
【図3】収納表示手段を更に備えているスケーラー研磨補助具の斜視説明図である。
【図4】本発明に係るスケーラー研磨補助具を用いてスケーラーを研磨する状態を示す説明図である。
【図5】スケーラーの1例を示す正面説明図である。
【符号の説明】
1 水平表示線
1a 円弧状の曲線
2 シャンク位置表示線
3 砥石面位置表示部位
4 薄板状部材
5 識別表示部
6 片刃スケーラー先端向き表示部
7 収納表示手段
7a 保持部
7b 蓋体
S スケーラー
b 刃
f 第一シャンク
g グリップ部
T 砥石
【産業上の利用分野】
本発明は、歯科治療分野で歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して使用される補助具であって、特にスケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができる安価で簡便なスケーラー研磨補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーは、一般的には術者が握るグリップ部とこのグリップ部の両端より突設されたシャンク部とこのシャンク部のグリップ部と反対側に形成された第一シャンク部の先端に形成された刃とから成る。このスケーラーとしては、大きく分けて第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て一方の側にのみ刃が形成されている片刃スケーラーと、第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て両側に刃が形成されている両刃スケーラーとが存在し、またこのような2種類のスケーラーにおいてシャンク部の角度や形状の違いによって更に様々な種類のスケーラーが存在する。
【0003】
このスケーラーは、繰り返し使用されることによってその刃の切れ味が低下するので、その切れ味を保つために定期的に研磨しなくてはらないが、前記したようにスケーラーは複雑な形状をしており、またその形状も多く存在するので、砥石を使用して手動でスケーラーの刃を一定の精度に研磨するのは熟練した者であっても非常に困難な作業であり、また熟練した者であってもその研磨角度を見誤ってしまうとスケーラの刃を欠損させてしまったり一部のみ尖ってしまったりしてスケーラーを使用不能な状態にしてしまうことがあった。
【0004】
そこで、このスケーラーを研磨する作業を行うために、往復動可能に設けられた砥石を含む研磨装置本体に、スケーラーの先端を位置決めする円弧状の凹部を備えた位置決めプレートが備えられたアタッチメントが着脱自在に備えられている装置(例えば、特許文献1参照。)や、水平部と傾斜部とを有する静止部材と、この静止部材に前記傾斜部の上向き部に沿って上下動可能に設ける可動部材と、この可動部材の上向き部に装着する砥石と、前記可動部材の上下動を案内させるガイド部と、前記可動部材を手動により下方に移動させるための操作部と、下方に移動した前記可動部材を自動的に上方に復帰させる弾性部材とを有する装置(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。
【0005】
しかしながら、これらのスケーラーを研磨する装置は大がかりでありコストが高くついてしまうという欠点があり、また様々な形状のスケーラーに対応させるにはその都度角度等の設定やアタッチメント等を取り替えなければならないので煩わしいという欠点もあり、更にこれらの装置はその構造が複雑であるのでこれらの装置自体を使いこなすのに訓練が必要であるという欠点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−38584号公報
【特許文献2】
特開2000−24888号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、歯科治療分野で歯面や歯周ボケット等に発生する歯石やプラーク等を除去するために使用されるスケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して使用される補助具であって、特にスケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができる安価で簡便なスケーラー研磨補助具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、薄板状部材に、水平位置を示す水平表示線と、この水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、前記水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とを表示すれば、スケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して、研磨作業者はスケーラーの第一シャンクの位置と砥石の面の位置とを薄板状部材に表示されたシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とに合わせるだけの簡単な作業のみで、スケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができると共に、水平位置を示す水平表示線が表示されていることにより机上等で研磨作業する際にその水平表示線を目安に作業が行えるので作業性を向上させることができ、また薄板状部材にそれぞれの線や部位等が表示されているという簡単な構成であるので、非常に安価に作製することができ、更にそれぞれの線や部位等の角度や位置を変化させて表示させれば、様々な形状や種類のスケーラーに簡単且つ安価に対応することができることを究明して本発明を完成したのである。
【0009】
即ち本発明は、水平位置を示す水平表示線と、水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成りスケーラーの第一シャンクの位置とスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とが、薄板状部材に表示されていることを特徴とするスケーラー研磨補助具である。
【0010】
そして、シャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とをそれぞれ識別するための識別表示部が更に表示されていれば、初心者であってもシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とを誤って認識することがないので好ましく、また水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を中心とし水平表示線の両端間を結ぶ円弧状の曲線が更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位の2本の線がそれぞれ円弧状の曲線に到達していれば、薄板状部材に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましいことも究明したのである。
【0011】
また、研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石を持つ手と研磨される片刃スケーラーを持つ手とを逆に入れ替えると無く研磨作業が行うことができると共に、研磨する際に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましく、また研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃を研磨する砥石の面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部が更に表示されていれば、片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えることがないので好ましいことも究明したのである。
【0012】
更に、研磨されるスケーラが両刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に両刃スケーラーを研磨する際に両刃スケーラー自体の位置を移動させることなく両刃スケーラーのそれぞれの刃を研磨することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましいことも究明したのである。
【0013】
また更に、上記した片刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具と両刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具とをセットとすれば、研磨するスケーラーが片刃スケーラーであっても両刃スケーラーであっても容易に対応することができて好ましく、またこれらのスケーラー研磨補助具を収納する保持部と保持部の一辺に回転自在に設けられた蓋体とから成り蓋体を最も開いた状態で蓋体と保持部とが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段を更に備えていれば、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率が向上すると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在した場合にはまとめて保管できるのでなくすことがなく好ましいこともことも究明したのである。
【0014】
【発明の実施の態様】
以下、図面により本発明に係るスケーラー研磨補助具について詳細に説明する。
図1は本発明に係る片刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図、図2は本発明に係る両刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図、図3は収納表示手段を更に備えているスケーラー研磨補助具の斜視説明図、図4は本発明に係るスケーラー研磨補助具を用いてスケーラーを研磨する状態を示す説明図、図5はスケーラーの1例を示す正面説明図である。
【0015】
図面中、1は水平位置を示す水平表示線であり、その略中央から後述するシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3が引き出されると共に机上等で研磨作業をする際に目安となるので作業性が向上させる役目を果たす。
【0016】
そして、図1〜3に示す如くこの水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を中心とし水平表示線1の両端間を結ぶ円弧状の曲線1aが更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位3の2本の線がそれぞれ該円弧状の曲線1aに到達していれば、後述する薄板状部材4に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましい。
【0017】
2は水平表示線1の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置を示すシャンク位置表示線であり、スケーラーSの刃bを研磨する際に後述する砥石面位置表示部位3と共にスケーラーSの好適な研磨角度を示す役割を果たす。このシャンク位置表示線2が研磨されるスケーラーSの刃bの位置やスケーラーSのグリップ部gではなく研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置を示すのは、スケーラーSの刃bの位置では目視して位置を合わせるのが困難であり、またスケーラーSのグリップ部gでは研磨されるスケーラーSの刃bと砥石Tの面とが接する部位と、スケーラーSのグリップ部gとが離れているために研磨が難しいからであり、そして研磨されるスケーラーSの刃bの第一シャンクfの位置であれば、研磨作業者は視線の移動を最小限にすることができるのでスケーラーSの好適な位置を容易に認識できるので好ましいからである。
【0018】
このシャンク位置表示線2としては、後述する砥石面位置表示部位3の2本の線と同じ長さであってもよいが、図1〜図4に示す如くスケーラーSの第一シャンクfよりも多少長い長さであれば、第一シャンクfをシャンク位置表示線2に沿って移動させた場合に常にシャンク位置表示線2が見える状態にあるので第一シャンクfと砥石Tとの角度が適正な範囲外になることを防止することができるので好ましい。そして、このシャンク位置表示線2は、水平表示線1の略中央から鋭角に引き出されていても、水平表示線1の略中央から直角に引き出されていてもよいが、研磨されるスケーラーSが両刃スケーラーである場合において、後述する砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左右に表示されている場合には、図2に示す如く水平表示線1の略中央から直角に引き出されていれば、シャンク位置表示線2と後述する砥石面位置表示部位3との位置関係を把握し易いので好ましい。
【0019】
3は水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成りスケーラーSの第一シャンクfの位置とスケーラーSの刃bを研磨する砥石Tの面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位であり、シャンク位置表示線2に第一シャンクfを合わせたスケーラーSの刃bに対して、砥石Tの面を当接させる好適な角度を表示する役目を果たす。この砥石面位置表示部位3としては、単に水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線のみから成るものであってもよいが、この2本の線に挟まれた部位がこの2本の線と同じ色に塗りつぶされているものであれば、砥石面位置表示部位3を認識し易いので好ましい。
【0020】
ここで、砥石面位置表示部位3が水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成るのは、この砥石面位置表示部位3が1本の線のみから成るものであった場合には砥石Tの厚さによって研磨作業者より完全に見えなくなってしまい、そしてその砥石Tの厚さのために好適な研磨角度を維持することが困難になってしまうからである。この砥石面位置表示部位3の2本の線で形成される角度は、研磨後のスケーラーSの刃bの精度が許容範囲内に収まるように、概ね5度〜10度の範囲内であることが好ましい。また、水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点とする砥石面位置表示部位3の中心軸とシャンク位置表示線2とで形成される角度は、研磨されるスケーラーSの刃のエッジ部の角度等によって変化するが、研磨されるスケーラーSが片刃スケーラーである場合には概ね20度〜40度の範囲にあり、両刃スケーラーである場合には概ね10〜20度の範囲にあることが好ましい。
【0021】
そして、研磨されるスケーラSが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石TやスケーラーSを左右の手に持ち替えることがないので、研磨する際に砥石Tを右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましい。もちろん、砥石Tを持つ手と研磨される片刃スケーラーを持つ手とを交差させて研磨作業を行うこともできる。また、研磨されるスケーラSが両刃スケーラーである場合において、図2に示す如く砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に砥石Tを右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましい。
【0022】
4は水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等が表示される薄板状部材であり、薄板状の部材に直接水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等を直接表示されたものであっても、また薄板状の部材に水平表示線1やシャンク位置表示線2や砥石面位置表示部位3等が表示された紙製のシール等を貼ったものであってもよい。この薄板状部材4としては、紙や板状のプラスチックや薄い金属板等が好ましく使用される。また、図示しないが机上等で自立できるように、例えば下部をL字状等に折り曲げられていてもよい。
【0023】
5はシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別するための識別表示部であり、研磨作業者がシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とを誤って認識しないようにする役目を果たす。この識別表示部5としては、図1及び図2に示す如く文字でシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別させるものであってもよく、また図示しないが色彩の違いによりシャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とをそれぞれ識別させるものであってもよい。
【0024】
6は研磨されるスケーラSが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃bを研磨する砥石Tの面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部であり、研磨作業者が片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えないようにさせる役目を果たす。
【0025】
この片刃スケーラー先端向き表示部6としては、図1に示す如く砥石面位置表示部位3がシャンク位置表示線2の右側に表示されている場合に、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面が左側に、そして片刃スケーラーの刃bを研磨する砥石Tの面が右側にそれぞれ表示されていれば、それぞれの位置関係が一見して認識できるので好ましく、また図1に示す如くスケーラーSの刃bの先端が下向きの片刃スケーラー先端向き表示部6とスケーラーSの刃bの先端が上向きの片刃スケーラー先端向き表示部6が一対表示されていれば、スケーラーSの刃の先端から見てどちらの側に刃bが存在するのかを認識し易いので好ましい。
【0026】
これは、スケーラーSが片刃スケーラーである場合には、一般的には図5に示す如く術者が握るグリップ部gの両端にそれぞれ、シャンク部とこのシャンク部のグリップ部の反対側に形成された第一シャンク部fとこの第一シャンク部の先端に形成された刃bが突設されており、このグリップ部gの両端にはスケーラーSの刃の先端から見て右側に刃面があるものと左側に刃面があるものとが一対存在するが、形状が複雑であり刃面も小さいために一見してその刃面がどちらに存在するのかが直ぐに認識できないのである。
【0027】
また、一般に広く市上されている片刃スケーラには、そのグリップ部gにそれぞれのどちらの側に刃面があるのかを示す番号や記号等が表示されているので、これらの番号や記号等がスケーラーSに表示されている場合にはその番号や記号等が更に片刃スケーラー先端向き表示部6に表示されていれば、直ぐに片刃スケーラーの研磨すべき刃面を認識できるのでより好ましい。
【0028】
7はスケーラー研磨補助具を収納する保持部7aと保持部7aの一辺に回転自在に設けられた蓋体7bとから成り蓋体7bを最も開いた状態で蓋体7bと保持部7aとが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段であり、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率を向上させると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在する場合にはまとめて保管できるのでなくさないようにする役目を果たす。この収納表示手段7としては、図3及び図4に示す如く一般に広く市上されている光磁気ディスクや磁気ディスク等のケースが好ましく使用される。
【0029】
このような構成の本発明に係るスケーラー研磨補助具を使用してスケーラーSの刃bを研磨するには、先ず図4に示す如く一方の手でスケーラーSのグリップ部gを握り研磨する刃bの第一シャンクfの位置とシャンク位置表示線2の位置とが一致し、且つスケーラーSの刃bの先端が水平表示線1の略中央にあるシャンク位置表示線2の引出点に位置するようスケーラーSを移動させる。この際、研磨されるスケーラーが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラー先端向き表示部6が表示されている場合には、その片刃スケーラー先端向き表示部6を参照して片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を確認する。
【0030】
次に、図4に示す如くスケーラーSの刃bを研磨する砥石Tの面を露出させるように他方の手で砥石Tを持ち、砥石Tの面の位置が砥石面位置表示部位3の水平表示線1上のシャンク位置表示線2の引出点を始点として引き出される2本の線の範囲内に位置するように砥石Tを移動させ、スケーラーSの刃bと砥石Tの面とを当接させる。
【0031】
次いで、スケーラーSの第一シャンクfと砥石Tの面との角度を維持しながらスケーラーSの刃bを砥石Tの面で研磨する操作を行う。この際、スケーラーSを固定した状態で砥石Tを往復運動させるように研磨するか、又は砥石Tを固定した状態でスケーラーSを往復運動させるように研磨する。そして、この往復運動を行っている間においても、スケーラーSの第一シャンクfと砥石Tの面との角度が好適な研磨角度となるように、シャンク位置表示線2と砥石面位置表示部位3とを確認しながら研磨を行う。
【0032】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、本発明に係るスケーラー研磨補助具は、薄板状部材に、水平位置を示す水平表示線と、この水平表示線の略中央から引き出されており研磨されるスケーラーの刃の第一シャンクの位置を示すシャンク位置表示線と、前記水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り前記スケーラーの第一シャンクの位置とこのスケーラーの刃を研磨する砥石の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位とが表示されているので、スケーラーの刃を砥石によって手動で研磨するに際して、研磨作業者はスケーラーの第一シャンクの位置と砥石の面の位置とを薄板状部材に表示されたシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とに合わせるだけの簡単な作業のみで、スケーラーの刃と砥石の面との好適な研磨角度を熟練した者でなくても容易に認識することができると共に、水平位置を示す水平表示線が表示されていることにより、机上等で研磨作業する際にその水平表示線を目安に作業が行えるので作業性が向上されることができ、また薄板状部材にそれぞれの線や部位等が表示されているという簡単な構成であるので、非常に安価に作製することができ、更にそれぞれの線や部位等の角度や位置を変化させて表示させたものを準備すれば、様々な形状や種類のスケーラーに簡単且つ安価に対応することができるのである。
【0033】
そして、シャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とをそれぞれ識別するための識別表示部が更に表示されていれば、初心者であってもシャンク位置表示線と砥石面位置表示部位とを誤って認識することがないので好ましく、また水平表示線上のシャンク位置表示線の引出点を中心とし水平表示線の両端間を結ぶ円弧状の曲線が更に表示されていると共に、砥石面位置表示部位の2本の線がそれぞれ円弧状の曲線に到達していれば、薄板状部材に表示されたそれぞれの線や部位等を認識し易くなるので、作業性が向上して好ましいのである。
【0034】
また、研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左側に表示されているものとの2種類で構成されていれば、片刃スケーラーの第一シャンク部の先端に形成された刃先から見て何れの側に刃が形成されていても、砥石やスケーラーを左右の手に持ち替えることがないので、研磨する際に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができて好ましく、また研磨されるスケーラが片刃スケーラーである場合において、片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と片刃スケーラーの刃を研磨する砥石の面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部が更に表示されていれば、片刃スケーラーの研磨すべき刃の面を間違えることがないので好ましいのである。
【0035】
更に、研磨されるスケーラが両刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位がシャンク位置表示線の左右に表示されていれば、両刃スケーラのそれぞれの刃の好適な研磨角度を一見してだけで認識することができると共に砥石を右手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても左手で持つ方が研磨し易い研磨作業者であっても対応することができるので、両刃スケーラを研磨する場合において作業性が向上して好ましいのである。
【0036】
また更に、上記した片刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具と両刃スケーラーに好適なスケーラー研磨補助具とをセットとすれば、研磨するスケーラーが片刃スケーラーであっても両刃スケーラーであっても容易に対応することができて好ましく、またこれらのスケーラー研磨補助具を収納する保持部と保持部の一辺に回転自在に設けられた蓋体とから成り蓋体を最も開いた状態で蓋体と保持部とが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段を更に備えていれば、机上等で研磨作業を行う際にスケーラー研磨補助具が目視し易い角度で維持されるので作業効率が向上すると共に、これらのスケーラー研磨補助具が複数存在した場合にはまとめて保管できるのでなくすことがなく好ましいのである。
【0037】
このような種々の効果を奏する本発明に係るスケーラー研磨補助具の歯科分野に貢献する価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図である。
【図2】本発明に係る両刃スケーラー用のスケーラー研磨補助具の1実施例の正面説明図である。
【図3】収納表示手段を更に備えているスケーラー研磨補助具の斜視説明図である。
【図4】本発明に係るスケーラー研磨補助具を用いてスケーラーを研磨する状態を示す説明図である。
【図5】スケーラーの1例を示す正面説明図である。
【符号の説明】
1 水平表示線
1a 円弧状の曲線
2 シャンク位置表示線
3 砥石面位置表示部位
4 薄板状部材
5 識別表示部
6 片刃スケーラー先端向き表示部
7 収納表示手段
7a 保持部
7b 蓋体
S スケーラー
b 刃
f 第一シャンク
g グリップ部
T 砥石
Claims (8)
- 水平位置を示す水平表示線(1)と、該水平表示線(1)の略中央から引き出されており研磨されるスケーラー(S)の刃(b)の第一シャンク(f)の位置を示すシャンク位置表示線(2)と、前記水平表示線(1)上の該シャンク位置表示線(2)の引出点を始点として引き出される2本の線に挟まれた部位より成り該スケーラー(S)の第一シャンク(f)の位置と該スケーラー(S)の刃(b)を研磨する砥石(T)の面との好適な研磨角度の範囲を示す砥石面位置表示部位(3)とが、薄板状部材(4)に表示されていることを特徴とするスケーラー研磨補助具。
- シャンク位置表示線(2)と砥石面位置表示部位(3)とをそれぞれ識別するための識別表示部(5)が更に表示されている請求項1に記載のスケーラー研磨補助具。
- 水平表示線(1)上のシャンク位置表示線(2)の引出点を中心とし該水平表示線(1)の両端間を結ぶ円弧状の曲線(1a)が更に表示されていると共に、該砥石面位置表示部位(3)の2本の線がそれぞれ該円弧状の曲線(1a)に到達している請求項1又は2に記載のスケーラー研磨補助具。
- 研磨されるスケーラ(S)が片刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位(3)がシャンク位置表示線(2)の右側に表示されているものと、砥石面位置表示部位(3)がシャンク位置表示線(2)の左側に表示されているものとの2種類で構成されている請求項1から3までの何れか1項に記載のスケーラー研磨補助具。
- 研磨されるスケーラ(S)が片刃スケーラーである場合において、該片刃スケーラーの刃先の位置及び刃面と該片刃スケーラーの刃を研磨する砥石(T)の面との位置の関係を示す片刃スケーラー先端向き表示部(6)が更に表示されている請求項1から4までの何れか1項に記載のスケーラー研磨補助具。
- 研磨されるスケーラ(S)が両刃スケーラーである場合において、砥石面位置表示部位(3)がシャンク位置表示線(2)の左右に表示されている請求項1から3までの何れか1項に記載のスケーラー研磨補助具。
- 請求項4又は5に記載のスケーラー研磨補助具と、請求項6に記載のスケーラー研磨補助具とのセットから成ることを特徴とするスケーラー研磨補助具。
- スケーラー研磨補助具を収納する保持部(7a)と該保持部(7a)の一辺に回転自在に設けられた蓋体(7b)とから成り該蓋体(7b)を最も開いた状態で該蓋体(7b)と該保持部(7a)とが鋭角を成す状態が維持される収納表示手段(7)を更に備えている請求項1から7までの何れか1項に記載のスケーラー研磨補助具。
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2003
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Legal Events
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Effective date: 20060222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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