JP2004274863A - 限流装置 - Google Patents

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Kazuya Muta
一弥 牟田
Tsutomu Hoshino
勉 星野
Taketsune Nakamura
武恒 中村
Khosru Mohammad Salim
コースル・モハメッド・サリム
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Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】限流効果が高く、負荷追従性が高く、かつ構成が簡単な限流装置を提供する。
【解決手段】この限流装置は、直流端子T1,T2間に接続された可変リアクトル1と、可変リアクトル1に直流電流を流すサイリスタ2,3およびダイオード4,5とを備え、可変リアクトル1は、コイル11と、超伝導磁気シールド12と、鉄芯13とを含む。事故が発生すると磁気シールド12が常伝導状態に変化し、可変リアクトル1のインダクタンスが増大する。したがって、定電流源が不要であるので、構成の簡単化が図られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は限流装置に関し、特に、交流電源と負荷の間に設けられ、負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、交流電源から負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の限流装置の構成を示す回路ブロック図である。図12において、この限流装置は、コイル51、サイリスタ52,53、およびダイオード54,55を備える。
【0003】
コイル51は、直流端子T51,T52間に接続される。サイリスタ52は電力供給源57と直流端子T51の間に接続され、ダイオード54は直流端子T52と負荷58の間に接続される。ダイオード55は負荷58と直流端子T51の間に接続され、サイリスタ53は直流端子T52と電力供給源57との間に接続される。
【0004】
通常時は、交流電流はサイリスタ52、コイル51およびダイオード54の経路、またはダイオード55、コイル51およびサイリスタ53の経路で流れる。
負荷が一定の場合は、コイル51に流れる電流の方向および振幅は略一定であり、コイル51の電圧降下は0になる。
【0005】
負荷58側で短絡事故または地絡事故が発生し、電力供給源57から負荷58側に過電流が流れようとすると、コイル51によって電流変化が抑制される。次いでサイリスタ52,53が非導通状態に固定されて事故電流が遮断される(たとえば特許文献1参照)。
【0006】
しかし、このような限流装置では、事故が発生しなくても負荷変動があった場合は常にコイル51によって電流変化が抑制されるので、負荷変動に対する電源電流の応答性が悪いという問題があった。
【0007】
また、図13は、従来の他の限流装置の要部を示す回路図である。図13を参照して、この限流装置が図12の限流装置と異なる点は、コイル51が可飽和リアクトル60で置換されている点である。
【0008】
可飽和リアクトル60は、一次コイル61、二次コイル62および可飽和鉄芯63を含む変圧器64と、定電流源65とを備える。一次コイル61は直流端子T51,T52間に接続される。定電流源65は、二次コイル63に所定電流を流し、可飽和鉄芯63を飽和状態にする。コイル61,63は、共に超伝導体で形成されている。
【0009】
通常時は、鉄芯63は飽和状態で動作し、鉄芯63内の磁束密度は殆ど変化しない。このとき、一次コイル61のインダクタンスが極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動があっても、リアクトル60によって電流変化が妨げられることがない。
【0010】
負荷58側で短絡事故または地絡事故が発生した場合は、一次コイル61に流れる電流が増加し、可飽和鉄芯63の動作点が非飽和領域に入る。これにより、可飽和鉄芯63の磁束密度が低下して一次コイル61のインダクタンスが増加し、事故電流の増加が抑制される(たとえば特許文献2参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−285012号公報
【0012】
【特許文献2】
特開2002−291150号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図13の限流装置では、二次コイル62に常時定電流を流す必要があったので、装置構成が複雑になるという問題あった。
【0014】
それゆえに、この発明の主たる目的は、限流効果が高く、負荷追従性が高く、かつ構成が簡単な限流装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る限流装置は、交流電源と負荷の間に設けられ、負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、交流電源から負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子と、第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルとを備えたものである。ここで、可変リアクトルは、第1および第2の端子間に接続されたコイルと、超伝導体で形成されてコイルの少なくとも一部をシールドし、コイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる磁気シールドとを含む。
【0016】
また、この発明に係る他の限流装置は、交流電源と負荷の間に設けられ、負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、交流電源から負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子と、第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルとを備えたものである。ここで、可変リアクトルは、第1および第2の端子間に接続され、超伝導体で形成された第1のコイルと、超伝導体で形成されて第1のコイルの電流に応じた値の電流を流し、第1のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルとを含む。第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消し合うように電磁結合されている。
【0017】
好ましくは、第2のコイルは、第1および第2の端子間に接続されている。
また好ましくは、可変リアクトルは、さらに、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第3の端子に接続された第5および第6の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第4の端子に接続された第7および第8の整流素子とを含む。第2のコイルは、第3および第4の端子間に接続される。第5および第7の整流素子、および/または第6および第8の整流素子の各々は、第1のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通にされる点弧可制御素子を含む。
【0018】
また好ましくは、第2のコイルの端子間は短絡されている。
また、この発明に係るさらに他の限流装置は、交流電源と負荷の間に設けられ、負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、交流電源から負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子と、第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルとを備えたものである。ここで、可変リアクトルは、その一方端子が第1の端子に接続され、超伝導体で形成された第1のコイルと、超伝導体で形成されて第1のコイルの他方端子と第2の端子との間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルとを含む。第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消し合うように電磁結合されている。
【0019】
好ましくは、可変リアクトルは、さらに、第2のコイルの他方端子と第2の端子との間に介挿され、第2のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通になる第1のスイッチング素子と、第1のコイルの他方端子と第2の端子との間に介挿され、第2のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて導通する第2のスイッチング素子とを含む。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による限流装置の構成を示す回路ブロック図である。図1において、この限流装置は、可変リアクトル1、サイリスタ(点弧可制御素子)2,3、ダイオード4,5、電圧センサ6、電流センサ7、および制御回路8を備える。
【0021】
可変リアクトル1は、図2に示すように、円筒状に巻回されたコイル11と、コイル11の内側に挿入された円筒状の超伝導磁気シールド12と、シールド12の内側に挿入された円柱状の鉄芯13とを含む。
【0022】
コイル11に電流を流すと、コイル11の周囲に磁束が発生する。コイル11のインダクタンスは、磁束のループの大きさに応じて大きくなる。超伝導体は磁界を通さない性質を有するので、通常の負荷電流の範囲ではコイル11のインダクタンスは極めて小さな値になる。負荷側で短絡事故または地絡事故が発生して、コイル11に所定のしきい値電流を越える電流が流れると、超伝導体が常伝導状態に転移し、シールド12が磁界を通すようになる。これにより、コイル11のインダクタンスが大きな値になり、事故電流が抑制される。なお、鉄芯13は、磁束のループの大きさを等価的に大きくする効果を有する。可変リアクトル1のコイル11は、直流端子T1とT2の間に接続される。
【0023】
サイリスタ2のアノードおよびサイリスタ3のカソードは母線L1を介して電力供給源9に接続され、サイリスタ2のカソードおよびサイリスタ3のアノードはそれぞれ直流端子T1,T2に接続される。
【0024】
ダイオード4のアノードおよびダイオード5のカソードはそれぞれ直流端子T2,T1に接続され、ダイオード4のカソードおよびダイオード5のアノードは配電線L2を介して負荷10に接続される。
【0025】
電圧センサ6は、母線L1の電圧を検出する。電流センサ7は、配電線L2の電流を検出する。制御回路8は、電圧センサ6を介して検出した母線L1の交流電圧に同期してサイリスタ2,3の各々をターンオンさせて電力供給源9からの商用電力を負荷10に与えるとともに、電流センサ6を介して検出した配電線L2の電流が所定の電流値を越えた場合にサイリスタ2,3を非導通状態にして事故電流を遮断する。
【0026】
なお、事故発生からサイリスタ2,3を非導通状態にするまでに商用電力の1周期程度の時間が必要となるので、その間の過電流を可変リアクトル1によって抑制する。また図1では、1相分の回路のみが示されているが、実際には3相分設けられていることは言うまでもない。
【0027】
次に、この限流装置の動作について説明する。通常時は、商用電圧に同期してサイリスタ2,3の各々がターンオンされ、交流電流は母線L1、サイリスタ2、可変リアクトル1、ダイオード4および配電線L2の経路、または配電線L2、ダイオード5、可変リアクトル1、ダイオード3および母線L1の経路で流れる。このとき、可変リアクトル1のリアクタンスは極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動があってもリアクトル1によって電流変化が妨げられることはない。
【0028】
負荷10側で短絡事故または地絡事故が発生した場合は、可変リアクトル1の超伝導磁気シールド12が常伝導状態に転移し、可変リアクトル1のリアクタンスが大きな値になる。したがって、事故による過大な電流が流れることが防止される。次いでサイリスタ2,3が非導通に固定され、事故電流が遮断されて超伝導磁気シールド12が超伝導状態に戻される。事故が復帰されると、再びサイリスタ2,3の各々がターンオンされ、負荷10に電力が供給される。
【0029】
図3は、図1で示した限流装置のシミュレーション条件を示す回路図である。図3において、電力供給源9は電圧源9aおよびコイル9bを含む。電圧源9aの出力電圧vを6.6kVとし、コイル9bのインダクタンスLを0.875mHとした。可変リアクトル1は、直流端子T1とT2の間に直列接続されたコイル1a,1bと、コイル1a,1b間のノードと直流端子T2との間に直列接続されたコイル1cおよび可変抵抗素子1dを含む。コイル1a,1b,1cのインダクタンスL,L、Lをそれぞれ175μH,17.5mH,175μHとした。抵抗素子1dの抵抗値は、シールド12が超伝導状態の場合は0になり、シールド12が常伝導状態の場合は所定値に増大するものとする。負荷10は、抵抗素子10aと、抵抗素子10aに並列に直列接続された抵抗素子10bおよびスイッチ10cを含む。抵抗素子10a,10bの抵抗値は、共に13.2Ωとした。Fは、短絡または地絡事故を示している。
【0030】
図4は、シミュレーション結果を示す波形図である。ある時刻において負荷10側で短絡または地絡事故Fが発生すると、コイル電流i、ダイオード電流i、負荷電流iが増大しようとするが、コイル1a,1bにより抑制されることがわかる。また、スイッチ10cをオンして負荷電流を50%増大させたときの電圧降下は0.3%であった。
【0031】
また、可変リアクトル1のサイズおよび巻数を計算した。直径260mm、高さ95mm、厚さ20mmのボビンに190ターンのコイルを巻くと、可変リアクトル1のインダクタンスは17.4mHになった。可変リアクトル1の中央部の磁束密度は0.626Tになり、電流密度は1kA時で100A/mmになった。
【0032】
この実施の形態1では、コイル11、超伝導磁気シールド12および鉄芯13によって可変リアクトル1を構成するので、変圧器64および定電流源65によって可飽和リアクトル60を構成した従来に比べ、構成の簡単化を図ることができる。
【0033】
なお、この実施の形態1では、超伝導磁気シールド12の内側に鉄芯13を設けたが、鉄芯13の代りに鉄以外の磁性体部材を設けてもよいし、鉄芯13を設けなくてもよい。
【0034】
また、この実施の形態1では、電流センサ7の検出結果に基づいてサイリスタ2,3を非導通にしたが、超伝導磁気シールド12が常伝導状態になったことに応じて生じる物理現象、たとえば直流端子T1、T2間の電圧の上昇を検出してサイリスタ2,3を非導通にしてもよい。
【0035】
また、事故発生が発生した場合でもサイリスタ2,3を導通状態に維持しておき、別途設けられた遮断器で事故電流を遮断してもよい。
【0036】
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2による限流装置の要部を示す回路図である。図5を参照して、この限流装置が図1の限流装置と異なる点は、可変リアクトル1が可変リアクトル20で置換されている点である。
【0037】
可変リアクトル20はトリガコイル21、制限コイル22およびリング状の鉄芯23を備える。コイル21,22は、直流端子T1とT2の間に並列接続され、鉄芯23に対して互いに逆方向に同じ回数だけ巻回されている。コイル21,22は共に超伝導体で形成されている。トリガコイル21の電流容量は制限コイル22の電流容量よりも小さな値に設定されており、トリガコイル21は制限コイル22よりも小さな電流で常伝導状態に転移するようになっている。
【0038】
通常時は、2つのコイル21,22は共に超伝導状態にあり、トリガコイル21の電流I22と制限コイル22の電流I22は同じ値になっている。このとき、2つのコイル21,22による磁束が互いに打ち消し合い、鉄芯23内の磁束は0になっている。したがって、可変リアクトル20のインピーダンスは極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動があってもリアクトル20によって電流変化が妨げられることはない。
【0039】
負荷10側で短絡事故または地絡事故が発生した場合は、事故電流によってトリガコイル21が常伝導状態になり、図6に示すように、コイル21に抵抗値が発生する。図6では、コイル21の抵抗値は抵抗素子24で示されている。これにより、トリガコイル21の電流I21が制限コイル22の電流I22よりも小さくなり、鉄芯23内に磁束が発生する。したがって、可変リアクトル20のインピーダンスが大きな値になり、事故電流が過大な値になることが抑制される。
【0040】
この実施の形態2では、コイル21,22および鉄芯23で可変リアクトル20を構成するので、変圧器64および定電流源65によって可飽和リアクトル60を構成していた従来に比べ、構成の簡単化を図ることができる。
【0041】
なお、この実施の形態2では、コイル21,22に共通に鉄芯23を設けたが、鉄芯23の代りに鉄以外の磁性体部材を設けてもよいし、鉄芯23を設けなくてもよい。
【0042】
[実施の形態3]
図7は、この発明の実施の形態3による限流装置を示す回路ブロック図である。図7を参照して、この限流装置が図5の限流装置と異なる点は、トリガコイル21用のサイリスタ25〜28が追加されている点である。
【0043】
サイリスタ25のアノードおよびサイリスタ26のカソードは母線L1に接続され、サイリスタ25のカソードおよびサイリスタ26のアノードはそれぞれ直流端子T11,T12に接続される。
【0044】
サイリスタ27のアノードおよびサイリスタ28のカソードはそれぞれ直流端子T12およびT11に接続され、サイリスタ27のカソードおよびサイリスタ28のアノードは配電線L2に接続される。トリガコイル21は、直流端子T11,T12間に接続される。
【0045】
通常時は、商用電圧に同期してサイリスタ2,25,27;3,28,26がターンオンされ、交流電流は母線L1、サイリスタ2、コイル22、ダイオード4および配電線L2の経路および母線L1、サイリスタ25、コイル21、サイリスタ27および配電線L2の経路、または配電線L2、ダイオード5、コイル22、サイリスタ3および母線L1の経路および配電線L2、サイリスタ28、コイル21、サイリスタ26および母線L1の経路を流れる。このときコイル21,22のインピーダンスは極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動があってもコイル21,22によって電流変化が妨げられることはない。
【0046】
負荷10側で短絡事故または地絡事故が発生した場合は、トリガコイル21が常伝導状態に転移してコイル21,22のインピーダンスが大きな値になり、事故による過大な電流が流れることが防止される。また、サイリスタ25,26が迅速に非導通にされ、トリガコイル21に流れる電流が遮断される。これにより、トリガコイル21の温度上昇が抑制され、トリガコイル21の復帰時間が短縮化される。次いでサイリスタ2,3が非導通にされて事故電流が遮断される。
【0047】
事故が復帰した場合は、まずサイリスタ2,3のみをターンオンさせて電流供給を行なう。このときコイル22のインピーダンスが大きいので、突入電流が小さく抑えられる。次いでサイリスタ25,26もターンオンさせて電力供給を行なう。これにより、通常状態に戻る。
【0048】
この実施の形態3では、実施の形態2と同じ効果が得られる他、トリガコイル21の温度上昇が抑制され、トリガコイル21の復帰時間の短縮化が図られる。
【0049】
なお、この実施の形態3では、電流センサ7の検出結果に基づいてサイリスタ2,3,25〜28を制御したが、端子T1,T2間および/または端子T11,T12間に電流センサを設け、コイル22および/またはコイル21に流れる電流の検出結果に基づいてサイリスタ2,3,25〜28を制御してもよい。
【0050】
[実施の形態4]
図8は、この発明の実施の形態4による限流装置の要部を示す回路図である。
図8を参照して、この限流装置が図1の限流装置と異なる点は、可変リアクトル1が可変リアクトル30で置換されている点である。
【0051】
可変リアクトル30は制限コイル31、トリガコイル32、リング状の鉄芯33、およびGTOサイリスタ(点弧・消弧可制御素子)34,35を含む。制限コイル31およびGTOサイリスタ35は直流端子T1,T2間に直列接続され、トリガコイル32およびGTOサイリスタ34はGTOサイリスタ35のアノードと直流端子T2との間に直列接続される。コイル31,32は、共に超伝導体で形成されており、鉄芯33に対して同方向に同じ回数だけ巻回されている。
トリガコイル32の電流容量は制限コイル31の電流容量よりも小さな値に設定されており、トリガコイル32は制限コイル31よりも小さな電流で常伝導状態に転移するようにされている。
【0052】
通常時は、2つのコイル31,32が超伝導状態にあり、GTOサイリスタ35が非導通にされるとともにGTOサイリスタ34が導通し、コイル31,32およびGTOサイリスタ34の経路で電流が流れる。このとき、2つのコイル31,32による磁束が互いに打ち消し合い、鉄芯33の磁束が0になっている。
したがって、可変リアクトル30のリアクタンスは極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動があってもリアクトル30によって電流変化が妨げられることはない。
【0053】
負荷10側で短絡事故または地絡事故が発生した場合は、事故電流によってトリガコイル32が常伝導状態に転移し、トリガコイル32に抵抗値が発生する。
したがって、事故電流が過大な値になることが抑制される。
【0054】
次いで、GTOサイリスタ35を導通させGTOサイリスタ34を非導通にすると、コイル31およびGTOサイリスタ35の経路で電流が流れる。これにより、トリガコイル32による磁束がなくなり、磁束33内に磁束が発生してコイル31にインピーダンスが発生し、可変リアクトル30のインピーダンスが継続発生して事故電流が過大な値になることが抑制される。
【0055】
この実施の形態4でも、実施の形態3と同じ効果が得られる。
なお、この実施の形態4では、コイル31,32に共通に鉄芯33を設けたが、鉄芯33の代りに鉄以外の磁性体部材を設けてもよいし、鉄芯33を設けなくてもよい。また、GTOサイリスタ34,35の各々をIGBT、SIT、FET、パワートランジスタなどで置換してもよい。また、GTOサイリスタ(点弧・消弧可制御素子)35を通常のサイリスタ(点弧可制御素子)で置換してもよい。
【0056】
[実施の形態5]
図9は、この発明の実施の形態5による限流装置の要部を示す回路図である。
図9を参照して、この限流装置が図1の限流装置と異なる点は、可変リアクトル1が可変リアクトル40で置換されている点である。可変リアクトル40は、図5の可変リアクトル20においてトリガコイル21の端子間を短絡したものである。
【0057】
通常時は、2つのコイル21,22は共に超伝導状態にあり、コイル21,22には同じ値の電流が流れ、コイル21,22の端子間電圧は共に0Vになっている。したがって、可変リアクトル40のインピーダンスは極めて小さな値になっているので、通常範囲の負荷変動はあってもリアクトル40によって電流変化が妨げられることはない。
【0058】
負荷10側で経路または地絡事故が発生した場合は、事故電流によってトリガコイル21が常伝導状態に転移し、コイル21に抵抗値が発生する。したがって、可変リアクトル40のインピーダンスが大きな値になり、事故電流が過大な値になることが抑制される。
【0059】
図10は、図9に示した限流装置の実験条件を示す回路図である。図10において、電力供給源9は電圧源9aおよびコイル9bを含む。電圧源9aの出力電圧vを100Vとし、コイル9bのインダクタンスを0.145mHとし、負荷電流iを10Aとした。トリガコイル21は、コイル21aおよび可変抵抗素子21bを含む。可変抵抗素子21bの抵抗値は、コイル21が超伝導状態の場合は0になり、コイル21が常伝導状態の場合は所定値に増大するものとする。負荷10は、抵抗素子10aと、抵抗素子10aに並列に直列接続された抵抗素子10bおよびスイッチ10cを含む。電圧源9aの出力電圧v、制限コイル22の端子間電圧v、制限コイル22の電流i、トリガコイル21の電流i、および負荷電流iをモニタした。Fは、短絡または地絡事故を示している。
【0060】
図11に示すように、ある時刻に1サイクル間だけ短絡または地絡事故Fを発生させた。事故が発生するとトリガコイル21の電流iが急激に増大するが、トリガコイル21が常伝導状態に転移すると電流iは急激に減少する。電流iのピーク値は108Aであった。制限コイル22の電流iおよび負荷電流iは、事故が発生すると増大しようとするが、トリガコイル21が常伝導状態に転移したことに応じて抑制される。事故期間では、制限コイル22の端子間電圧vは、電源電圧vを全波整流した電圧になった。
【0061】
この実施の形態5でも、実施の形態2と同じ効果が得られる。
なお、以上の実施の形態1〜5において、ダイオードをサイリスタのような点弧可制御素子やGTOサイリスタのような点弧・消弧可制御素子で置換してもよいし、サイリスタをGTOサイリスタのような点弧・消弧可制御素子で置換してもよい。
【0062】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る限流装置では、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子と、第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルとが設けられ、この可変リアクトルは、第1および第2の端子間に接続されたコイルと、超伝導体で形成されてコイルの少なくとも一部をシールドし、コイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる磁気シールドとを含む。したがって、通常時は磁気シールドによってコイルの磁束のループが小さく抑えられるので、コイルのインダクタンスが小さくなり、負荷変動に対する応答性が高くなる。事故発生時は、磁気シールドが常伝導状態に転移されてコイルのインダクタンスが大きくなり、事故電流が抑制される。また、定電流源は必要ないので、構成の簡単化が図られる。
【0064】
また、この発明に係る他の限流装置では、可変リアクトルは、第1および第2の端子間に接続され、超伝導体で形成された第1のコイルと、超伝導体で形成されて第1のコイルの電流に応じた値の電流を流し、第1のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルとを含む。第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消し合うように電磁結合されている。したがって、通常時は第1および第2のコイルは互いに磁束を打ち消すので、第1および第2のコイルのインダクタンスが小さくなり、負荷変動に対する応答性が高くなる。事故発生時は、第1および第2のコイルの磁束はキャンセルされなくなるので、第1および第2のコイルのインダクタンスが大きくなり、事故電流が抑制される。また、定電流源は必要ないので、構成の簡単化が図られる。
【0065】
好ましくは、第2のコイルは、第1および第2の端子間に接続されている。この場合は、構成の一層の簡単化を図ることができる。
【0066】
また好ましくは、可変リアクトルは、さらに、それらの陽極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陰極が共に第3の端子に接続された第5および第6の整流素子と、それらの陰極がそれぞれ交流電源および負荷に接続され、それらの陽極が共に第4の端子に接続された第7および第8の整流素子を含む。
第2のコイルは、第3および第4の端子間に接続される。第5および第7の整流素子、および/または第6および第8の整流素子の各々は、第1のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通にされる点弧可制御素子を含む。この場合は、事故時に第2のコイルが切り離されるので、第2のコイルの温度上昇が抑制され、超伝導状態への復帰時間が短縮化される。
【0067】
また好ましくは、第2のコイルの端子間は短絡されている。この場合は、構成の一層の簡単化を図ることができる。
【0068】
また、この発明に係るさらに他の限流装置では、可変リアクトルは、その一方端子が第1の端子に接続され、超伝導体で形成された第1のコイルと、超伝導体で形成されて第1のコイルの他方端子と第2の端子との間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルとを含む。第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消すように電磁結合されている。したがって、通常時は第1および第2のコイルが互いに磁束を打ち消し合うので、第1および第2のコイルのインダクタンスが小さくなり、負荷変動に対する応答性が高くなる。事故発生時は、第1および第2のコイルの磁束がキャンセルされなくなるので、第1および第2のコイルのインダクタンスが大きくなり、事故電流が抑制される。また、定電流源は必要ないので、構成の簡単化が図られる。
【0069】
好ましくは、可変リアクトルは、さらに、第2のコイルの他方端子と第2の端子との間に介挿され、第2のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通になる第1のスイッチング素子と、第1のコイルの他方端子と第2の端子との間に介挿され、第2のコイルに予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて導通する第2のスイッチング素子とを含む。この場合は、事故時に第2のコイルが切り離されるので、第2のコイルの温度上昇が抑制され、超伝導状態への復帰時間が短縮化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による限流装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示した可変リアクトルの構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した限流装置のシミュレーション条件を示す回路図である。
【図4】図3で示したシミュレーションの結果を示す波形図である。
【図5】この発明の実施の形態2による限流装置の要部を示す回路図である。
【図6】図5に示した可変リアクトルの動作を示す回路図である。
【図7】この発明の実施の形態3による限流装置の要部を示す回路ブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態4による限流装置の要部を示す回路図である。
【図9】この発明の実施の形態5による限流装置の要部を示す回路図である。
【図10】図9に示した限流装置の実験条件を示す回路図である。
【図11】図10で示した実験の結果を示す波形図である。
【図12】従来の限流装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図13】従来の他の限流装置の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1,20,30,40 可変リアクトル、2,3,25〜28,52,53 サイリスタ、4,5,54,55 ダイオード、6 電圧センサ、7 電流センサ、8 制御回路、9,57 電力供給源、10,58 負荷、11,21,22,31,32,51,61,62 コイル、12 超伝導磁気シールド、13,23,33,63 鉄芯、34,35 GTOサイリスタ、60 可飽和リアクトル、65 定電流源。

Claims (7)

  1. 交流電源と負荷の間に設けられ、前記負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、前記交流電源から前記負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、
    それらの陽極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子、
    それらの陰極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子、および前記第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルを備え、
    前記可変リアクトルは、
    前記第1および第2の端子間に接続されたコイル、および超伝導体で形成されて前記コイルの少なくとも一部をシールドし、前記コイルに前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる磁気シールドを含む、限流装置。
  2. 交流電源と負荷の間に設けられ、前記負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、前記交流電源から前記負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、
    それらの陽極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子、
    それらの陰極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子、および前記第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルを備え、
    前記可変リアクトルは、
    前記第1および第2の端子間に接続され、超伝導体で形成された第1のコイル、および超伝導体で形成されて前記第1のコイルの電流に応じた値の電流を流し、前記第1のコイルに前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルを含み、
    前記第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消し合うように電磁結合されている、限流装置。
  3. 前記第2のコイルは、前記第1および第2の端子間に接続されている、請求項2に記載の限流装置。
  4. 前記可変リアクトルは、
    さらに、それらの陽極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陰極が共に第3の端子に接続された第5および第6の整流素子、およびそれらの陰極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陽極が共に第4の端子に接続された第7および第8の整流素子を含み、
    前記第2のコイルは、前記第3および第4の端子間に接続され、
    前記第5および第7の整流素子、および/または前記第6および第8の整流素子の各々は、前記第1のコイルに前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通にされる点弧可制御素子を含む、請求項2に記載の限流装置。
  5. 前記第2のコイルの端子間は短絡されている、請求項2に記載の限流装置。
  6. 交流電源と負荷の間に設けられ、前記負荷側で短絡事故または地絡事故が発生した場合に、前記交流電源から前記負荷側に流れる短絡電流を抑制する限流装置であって、
    それらの陽極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陰極が共に第1の端子に接続された第1および第2の整流素子、
    それらの陰極がそれぞれ前記交流電源および前記負荷に接続され、それらの陽極が共に第2の端子に接続された第3および第4の整流素子、および前記第1および第2の端子間に接続され、予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じてそのインピーダンスが増大する可変リアクトルを備え、
    前記可変リアクトルは、
    その一方端子が前記第1の端子に接続され、超伝導体で形成された第1のコイル、および超伝導体で形成されて前記第1のコイルの他方端子と前記第2の端子との間に接続され、前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて常伝導状態になる第2のコイルを含み、
    前記第1および第2のコイルは、超伝導状態において互いに磁束を打ち消し合うように電磁結合されている、限流装置。
  7. 前記可変リアクトルは、
    さらに、前記第2のコイルの他方端子と前記第2の端子との間に介挿され、前記第2のコイルに前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて非導通になる第1のスイッチング素子、および前記第1のコイルの他方端子と前記第2の端子との間に介挿され、前記第2のコイルに前記予め定められた電流よりも大きな電流が流されたことに応じて導通する第2のスイッチング素子を含む、請求項6に記載の限流装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009267298A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Mayekawa Mfg Co Ltd 超電導限流器
JP2015142450A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 住友電気工業株式会社 限流器
CN108767833A (zh) * 2018-07-27 2018-11-06 国电南瑞科技股份有限公司 单相磁约束型故障电流限制器

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