JP2004274554A - 符号化方法及び符号化装置、コンピュータプログラム並びにコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

符号化方法及び符号化装置、コンピュータプログラム並びにコンピュータ可読記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】パックビッツ符号化データの如く、同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、復号処理することなく、同じデータ形式に再符号化し、圧縮率を向上させる。
【解決手段】パックビッツ符号化処理で符号化されたデータが入力されると、データ分割部101で連続するデータ数を示す情報と、データ部とを分離し、それぞれをnum、dataとして出力する。データ処理部102は、監視部14からの指示に従い、所定のビットをマスクし、その結果をデータ結合部103に出力する。データ結合部103及びデータ出力部104は、マスクされたデータ部とnumデータに従い、パックビッツ形式のデータに再構成し、出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は符号化データを処理し、再符号化する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
データの圧縮符号化技術としてパックビッツ符号化が知られている。このパックビッツ符号化とはランレングス符号化の1つであり、符号化前の情報を損失することなし復号可能、すなわち、ロスレス符号化でもある。
【0003】
以下、パックビッツ符号化の説明を、符号化を行う単位であるひとつのデータが8ビットで構成されているものとして行う(データとしては例えば8ビット多値画素データである)。また、符号化する以前のデータを生データと呼び、符号化以前の生データのストリームを生データ列と呼ぶ。
【0004】
パックビッツ符号化とは、生データ列を、「同じデータが連続する部分」と「異なるデータが連続する部分」とに区別し、それぞれの部分に対してデータの「長さ情報」を付加するものである。そして、「同じデータが連続する部分」に関しては、「連続する数+データ」という形に、また「異なるデータが連続する部分」に関しては「異なるデータが連続する数+異なるデータ列」という形で表す。そしてこの処理で生成したデータ列をパックビッツ符号化データとして出力する。
【0005】
今、以下の(1)ような生データ列(24個のデータ)が入力されたとする。個々のデータは8ビット(0〜255の範囲のデータ)。
0,0,0,0,1,2,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,6,7,8,8,9,10,10 … (1)
この場合、生データ列を
0,0,0,0,
1,2,3,
4,4,4,4,4,4,4,4,
5,5,
6,7,
8,8,
9,
10,10 … (2)
というように、「同じデータが連続する部分」と、「異なるデータが連続する部分」とに区別する。そして、それぞれの部分に「長さ情報」を付加し、「同じデータが連続する部分」に関してはデータ部分を1つだけに圧縮する。
【0006】
Figure 2004274554
(3)では「長さ情報」は括弧で囲んで示している。「長さ情報」を正負の値で示したのは、連続する部分が同じデータであるのか、異なるデータであるのかを区別するためである。すなわち、負の数は「同じデータの連続部分」を表し、正の数は「異なるデータの連続部分」を表している。そして、この「長さ情報」をデータと同じく8ビットの幅を持つ「長さコードデータ」としてデータ列に埋め込んで出力する。すなわち、長さコードデータの8ビットの最上位ビットMSBを正負の符号ビットとして扱う。
【0007】
また、上記の値「9」のように連続するデータの間に1つだけ孤立して存在するデータについては、「同じデータがひとる連続している」と定義する。そのため、異なるデータの連続する数は最低でも2つ以上となる。
【0008】
長さコードデータと、「同じ値のデータが連続する数」、及び、「異なる値のデータが連続する数」との関係(テーブル)は次のようになる(注:「0x」は16進数を示す)。
【0009】
Figure 2004274554
したがって、先に示した生データ列(1)をパックビッツ符号化すると、次の示す符号化データ列(4)が生成されることになる。
FD,00,02,01,02,03,F9,04,FF,5,01,06,07,FF,08,00,09,FF,10 … (4)
上記の如く、パックビッツ符号化では、同じデータの連続する数は1乃至128まで表現でき、異なるデータの連続する数は2乃至128まで表現できる。従って、仮に、同じデータが連続する数が129以上の場合には、128個まで連続する符号(長さコードデータ+連続するデータ)を生成し、129番目以降については、その129番目のデータを起点とする符号を生成することになる。これは異なるデータの連続する場合にも同様である。
【0010】
尚、上記表に示すようにパックビッツ符号化では「長さコードデータ」として0x80を生成しない。従って、この「0x80」を、符号化データ列の最後を表すエンドオブリストコードデータとして定義することもある。
【0011】
以降、パックビッツ符号化データにおいて「長さコードデータ」のことを「長さ情報」、長さ情報に続いて出力される実際のデータの値を示す部分を「データ部」という言葉で表現することとする。
【0012】
以上のように、パックビッツ符号化では同じ値のデータが連続して現れる回数が増加すると符号化後のデータ量が減少する(圧縮率が高くなる)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、データを圧縮する場合、生データの量(サイズ)に対して、1/2以下(圧縮率2倍以上)とか、1/4以下(圧縮率4倍以上)といった目標を立てて圧縮符号化を行うことが多い。パックビッツ符号化の場合、同じデータが3つ以上連続する場合に圧縮率が向上することになるが、異なるデータが連続することが多い場合には「長さ情報」が付加される分だけデータ量が増えることになる。
【0014】
従って、パックビッツ符号化を行って目標とするデータ量に到達できない場合には、同じデータが連続するように変更を加えない限り、それを実現できない。
ここで、生データの或るビットを0に固定すると、取り得る値の種類数は半分と少なくなり、必然的に同じ値が連続する確率が高くなるので、このようなデータを圧縮した場合は高い圧縮率となる。例えば、圧縮符号化対象として多値画素を例にすると、LSBを0にした場合、2n、2n+1(nは0、1、2…)で表現される画素値は共に「2n」に丸められる。中間調画像の場合にはもともと隣接する画素の濃度や輝度はその差が小さいので、上記のようにビット値を変更することで更に同じ値になり易くなる。即ち、上記ビット変更処理を行えば、より高い圧縮率になることがわかるであろう。同様に、適当な2ビットを0にすると、更に圧縮率となるのは理解できよう。
【0015】
しかしながら、オリジナルとなる生データの集合(例えば多値画像データ)の1つ1つのデータに上記の丸め処理を行うには、そのデータ量に比例した処理が必要になり、高い処理速度は望めない。また、そのためにオリジナルの生データ全体を記憶しておくメモリも必要とする。
【0016】
そこで、本願発明は、パックビッツ符号化データの如く、同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、復号することなく、同じデータ形式に、より高い圧縮率で再符号化する技術を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、例えば本発明の符号化方法は以下の工程を備える。すなわち、
同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化方法であって、
前記データ形式の符号化データのストリームを入力する工程と、
入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分離する工程と、
分離したデータ部の所望とするビットを変更する工程と、
変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する工程と、
再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する工程とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を説明する。
【0019】
<概要の説明>
実施形態では、デジタル複写機を例にして説明することとする。
【0020】
図14は実施形態におけるデジタル複写機のブロック構成図である。図中、1は装置全体の制御を司る制御部であり、CPU、その制御処理プログラムを記憶しているROM、及びワークエリアとして使用するRAMで構成される。2は原稿を読取るリーダ部であり、原稿画像をカラー画像として読取る撮像ユニット並びにADF(Auto Document Feeder)を搭載している。3は前処理部であって各種補正処理(例えばシェーディング補正等が含まれる)を行う。4は読取って得た画像データを圧縮符号化する符号化部であり、例えばJPEG符号化方法に従って圧縮符号化する。5は圧縮符号化データを一時的に記憶する記憶部である。従って、リーダ部2からは順次原稿画像を読み取ると、その圧縮符号化データが記憶部5に蓄積されていくことになる。6は復号部であって、記憶部5に蓄積された圧縮符号化データを復号する。7は画像処理部であって、復号部12で復号して得られた各画素毎について記録色成分のデータの生成すると共に、後述する復号部12からの各画素毎の情報に基づき、像域に特化した処理を行う。例えば、文字線画領域については、この結果は、プリンタエンジン8に出力され、印刷が行われることになる。プリンタエンジン8は、カラーレーザビームプリンタエンジンとするが、インク液を吐出するタイプでも勿論構わないので、印刷方式で限定されるものではない。
【0021】
一方、前処理部3から出力された各色成分のデータは、像域判定部9に供給され、ここで画素単位にその如何なる像域にあるのかを判定し、1画素につきこの判定結果を1バイトの属性情報として出力する。
【0022】
この像域判定部9で判定する内容としては、注目画素が網点中にある文字線画の画素であるか否か、有彩色/無彩色のいずれであるか、文字か否か(文字線画領域か中間調領域か)、文字線画である場合のその線分の太さ情報が含まれる。
【0023】
文字線画か否かの判定は注目画素と隣接する画素との間の輝度変化が急峻であるか否か(閾値を越えるか)で判断する。そして、その急峻であると判定された画素が所定数連続する場合には文字線画と判定し、所定数に満たない場合には網点であると判断する。従って、網点中にある文字か否かは、注目画素が文字であると判定され、そこから所定の距離範囲内に網点であると判定された画素数が複数存在するかで判断する。なお、文字線画でもなく、網点でもないと判断した場合には、中間調領域と判断すれば良いであろう。
【0024】
また、有彩色か無彩色かの判断は、注目画素の各輝度色成分RGBの輝度値の差が閾値以下の場合に無彩色と判断する。更に精度良く判定するためには、注目画素を含む近傍に1つでも有彩色の画素が存在すれば、注目画素を有彩色と判断するようにする。
【0025】
また、文字の太さ情報とは、文字であると判断された画素のエッジに沿う方向に対して直交する方向の文字線画と判定された画素数を計数すれば良いであろう。
【0026】
上記の如く、像域判定部9は、1画素毎にその判定結果を8ビットのデータとして出力する。8ビットの内訳は、
Bit 意味
7 予約(0)
6 予約(0)
5 文字太さ
4 文字太さ ビット4、5で文字・線画の太さ0〜3を表現
3 予約(0)
2 文字 文字線画=1、非文字線画(中間調)=0
1 網点中文字 網点中にある文字・線画=1、それ以外=0
0 無彩色 無彩色=1、有彩色=0
とした。
【0027】
さて、像域判定部9では、上記の如く、1画素につき1バイトの像域情報が出力されてくるが、像域情報符号化部10はこの情報をパックビッツ符号化を行うことで圧縮する。本実施形態における特徴部分は、この像域情報符号化部10にあるので、その詳細について後述することとする。11は像域情報符号化部10でパックビッツ符号化された像域情報を一時的に記憶する記憶部である。12は復号部であって、記憶部11に記憶された圧縮符号化された像域情報を復号し、画像処理部7に供給する。従って、復号部6、11は互いに同期して、復号結果を画像処理部7に出力することになる。
【0028】
上記構成において、実施形態における像域情報符号化部10の構成は、例えば図15に示す構成となっている。
【0029】
図中、11は後述する監視部からの指示に従い、像域判定部9からの1バイト(画素の像域情報)の各ビットを条件つきでマスクするマスク部であり、1ページの初期状態では全てのビットを通過するようになっている。
【0030】
12はマスク部11を介して入力した像域データを順次入力し、公知のパックビッツ符号化を行うパックビッツ符号化部である。13は、記憶部12に出力する際に、一時的に格納するためのバッファメモリである。14はバッファメモリ12に蓄積されるデータ量を監視する監視部(制御部1の制御下にある)であり、1枚の原稿画像に対応する属性情報の符号データの格納が完了する以前に予め設定された符号量(閾値)に達した場合に、マスク部11でマスクするビットを決定すると共に、以下に説明するパックビッツ再符号化部15に対する制御信号を生成する。15はパックビッツ再符号化部であって、バッファメモリ12に格納されている圧縮符号化された像域情報を再符号化し、再度、バッファメモリ12に格納する。その際の再符号化条件(圧縮パラメータ)は、監視部14から出力されてきた制御信号によって異なる(詳細は後述)。また、監視部13は、この再符号化によるデータ量をも監視することになる。16はパックビッツ再符号化部15とバッファメモリ13との間に位置し、パックビッツ再符号化部15によるデータ読み込み及び書き込みを行うためのメモリ制御部である。
【0031】
さて、上記の構成において、実施形態における監視部14は、原稿1枚の画像を読込みを行う初期段階では、マスク部11には、8ビットの全てのデータを通過するように設定する。そして、バッファメモリ13に蓄積されていく像域情報の符号化データ量を監視し、1ページ分のデータが格納される以前に予め設定されたデータ量に達した(オーバーフロー状態という)と判断した場合、マスク部11に対して所定のビットをマスクさせ、それ以降に入力される像域情報に制限を加える。また、既にバッファメモリ13に蓄積さた符号化データ(像域情報)については、パックビッツ再符号化部15で再符号化させる。この再符号化する際には、マスク部11と同様、所定ビットをマスクするように設定する。
【0032】
この結果、バッファメモリ13には、オーバーフロー状態になったと判断した以降のデータについては、マスクされた結果に基づくパックビッツ符号化が行われることになり、オーバーフロー状態になったと判断したタイミングよりも前に符号化された像域情報の符号化データに対してパックビッツ再符号化部15で再符号化することになる。監視部14は、オーバーフロー状態になったとき、監視していたデータ量を一旦リセットし、パックビッツ符号化部11から出力されてきたデータ量と、パックビッツ再符号化部15での再符号化データ量との合計値が再びオーバーフローするか否かを監視続けることになる。そして、1ページの属性の圧縮符号化データ量が再びオーバーフローした場合には、更にマスクするビットを増やし、上記処理を繰り返すことになる。
【0033】
実施形態におけるオーバーフロー(OF)の回数と、像域情報のマスク条件及びビットは、
OF回数 条件&マスクビット
0 マスク無し
1 文字フラグ(ビット2)が0なら、無彩色(ビット0)を0
2 文字フラグが0ならば、文字太さ(ビット4、5)を0
3 文字フラグが0ななら、網点文字フラグ(ビット1)を0
4 文字フラグ以外全て0
5 全て0
とした。
【0034】
上記内容を分かりやすく説明するのであれば、画素の属性をそれを包含する属性に変更することを意味する。例えば、最初のオーバーフローで無彩色を有彩色にするのは、有彩色空間内に無彩色空間が包含されると言えるからである。
【0035】
なお、マスク部11では、オーバーフロー回数が例えば2回目である場合には、1回目と2回目のOR条件でマスクするビットは2つになる。一方、パックビッツ再符号化部15では、上記の通りで良い。なぜなら、再符号化する対象は前回の符号化、或いは前回の再符号化で既にマスク済みであるからである。
【0036】
また、上記の処理において、パックビッツ符号化部12の処理そのものはオーバーフロー回数とは無縁の処理を単純に行い続ければ良い。一方、パックビッツ再符号化部15は非常に高速な処理が望まれる。
【0037】
本実施形態におけるパックビッツ再符号化部15の再符号化する対象はパックビッツ符号化されたデータであることに着目し、その符号データのまま再符号化するようにした。以下、その具体的な解決策を説明することとする。
【0038】
<パックビッツ再符号化部15の説明>
図1は本実施形態におけるパックビッツ再符号化部のブロック図である。以下、同図のブロック図を用いて、その構成と処理内容を説明することとする。
【0039】
図1において、101はデータ分割(分離)部であり、メモリ制御部16を介して、encode_data(図中の111)から入力されるパックビッツ符号化データの長さ情報とデータ部を判別し、入力された長さ情報を解析することにより、長さ情報に続いて入力されるデータ部のデータ値がいくつ連続しているのか(以下、連続個数と記す)をデータ値と同時に出力する。すなわち、長さ情報と出た部とを分離する、と言えば分かりやすい。
【0040】
本実施形態のデータ分割部101はパックビッツ符号化データを受け取るencode_dataの他にencode_dataからパックビッツ符号化データが入力されていることを表す有効信号であるdata_valid(110)及び符号化データの入力が終了したことを表す終了信号data_end(113)、及び、データ分割部が符号化データを入力可をメモリ制御部16に通知するレディ信号data_ready(112)を用いてパックビッツ符号化データを取得する。換言すれば、メモリ制御部16は、このdata_ready信号がイネーブルとなると、次のデータをバッファメモリ13から読出すことになる。
【0041】
また、データ分割部101からの出力はdata(115)を用いてデータ値を、num(116)を用いて連続個数の出力を行う。本実施形態では、前述のdata、numのバスの他に前記data及びnumから出力されている値が有効であることを表す有効信号valid(114)、受け側がデータの受信が可能であることを表すレディ信号ready(117)及びデータの出力が終了したことを表す終了信号end(118)を用いてデータの授受を行う。これら入出力信号の動作については後で説明する。
【0042】
102はデータ処理部であり、監視部14からの制御信号に従い、データ分割部101から出力されたデータ値に対して、先に説明した条件に従い、data(115)として入力されたデータ値に対してマスク(ビット値を0)にする処理を行い、masked_data(121)として出力する。
【0043】
103はデータ結合部であり、データ処理部102がmasked_dataとして出力したデータ値及びデータ分割部101がnumから出力した連続個数を参照してデータ量を削減できる部分に対してパックビッツ方式による符号化処理を行って新たな符号化データを生成する。
【0044】
尚、本実施形態ではnum、masked_dataの他にデータ分割部101で説明したvalid及びレディ信号ready、終了信号endを用いてデータ値及連続個数を取得する。
【0045】
データ結合部で生成した符号化データは、v_out(133)を用いて出力される。しかしデータ結合部103から出力される符号化データは通常のパックビッツ符号化データとは異なり、先にデータ部のデータ値が、データ部に続いて長さ情報がv_outから出力される。
【0046】
そのため本実施形態のデータ結合部では、v_outから出力しているデータが長さ情報であるかデータ部であるかを判別するために、長さ情報有効信号であるl_valid及びデータ部有効信号であるd_vald、データの出力が終了したことを表す終了信号v_end(134)を用いて符号化データの出力を行う。
【0047】
104はデータ出力部であり、データ結合部103から取得した符号化データを、通常のパックビッツ符号化データの順番になるように長さ情報とデータ部の並び順を入れ替えを行う。上記データ結合部103及びデータ出力部104により、パックビッツ符号化データを再構成することになる。
本実施形態では並び換えたパックビッツ符号化データを8データ分をまとめて64ビットとしてreencode_data(141)から出力すると共に、前記reencode_dataから出力したデータを格納する後段のメモリアドレスをaddress(142)から出力する。また、reencode_data及びaddressからデータ及びアドレスを出力する際には、前記データ及びアドレスが有効であることを表すように有効信号であるreencode_valdから1を出力する。
【0048】
また、データ出力部からのアドレス及びデータの出力が終了すると、reencode_end(143)から1を出力することでデータの出力が終了したことを後段に知らせる。
【0049】
データ分割部101の動作を手順として示すと、図2に示すフローチャートのようになる。
【0050】
データ分割部101は動作を開始すると内部カウンタ(図2ではiと表記)を初期化する。具体的にはカウンタ i を0に設定し(ステップS201)、次にパックビッツ符号化データの入力が終了しているかどうかの判断を行う(ステップS202)。
【0051】
データの入力終了の判断は先に説明したように「長さ情報として128(16進数表記で80h、以下数字に続く括弧内は16進数表記を表す)を入力する」という方法もあるが、本実施形態ではdata_endから「TRUE=1」を入力することによりデータの入力終了を表すこととする。
【0052】
ステップS202においてデータ入力が終了していない(data_end = 0)と判断されると、データ分割部はencode_dataからデータが入力されるのを待つ。ここで、従来の技術で示した(3)及び(4)のようにパックビッツ符号化データは最初に長さ情報が入力されるため、具体的には長さ情報が入力されるのを待つことになる。
【0053】
encode_dataから最初の符号化データである長さ情報(図2ではLと表す)が入力されると(ステップS203)、データ分割部では入力されたLの値を参照して長さ情報が「同じデータが連続する数」を表しているか「異なるデータが連続する数」を表しているのかを判断する。具体的には、入力された長さ情報Lを正負の符号無しデータとし、閾値「128(80h)」と比較し(ステップS204)、Lが128より大きい場合は「同じデータが連続する数」、128未満の場合は「異なるデータが連続する数」と判断する。
【0054】
入力された長さ情報Lが128(80h)より大きい場合、データ分割部では長さ情報Lから同じデータの連続する数を求めて変数Nに代入する。本実施形態では同じデータが連続する数は2の補数により負の値として表現されているため、長さ情報Lから連続数の算出を行う(ステップS205)。具体的には
N = 256 − L +1
により連続数を求めてNに代入する。
【0055】
同じデータが連続する数を算出すると、データ分割部は再びencode_dataからパックビッツ符号化データが入力されるのを待つ。パックビッツ符号化データでは長さ情報が128以上の場合、次のデータは連続するデータの値が入力されるため、ここではデータ部(データ値)の入力を待つ。
【0056】
encode_dataからデータ部(図2ではDと表す)が入力されると(ステップS206)、データ分割部はnum出力(116)からデータ連続数であるNを、data出力(115)からデータ値であるDを出力する(ステップS207)。
【0057】
これにより、「データ値DがN個ある」という情報を後段に送り、再びステップS202によるデータ入力終了の判断に戻る。
【0058】
また、入力された長さ情報Lが128(80h)未満の場合、データ分割部では長さ情報Lから異なるデータが連続する数を求めて変数N’に代入する(ステップS208)。本実施形態では異なるデータが連続する数は長さ情報に1を加えた値であるため、具体的には
N’=L + 1
により異なるデータの数を求める。
【0059】
異なるデータの数を算出すると、データ分割部は再びencode_dataからパックビッツ符号化データが入力されるのを待つ。パックビッツ符号化データでは長さ情報が128以下の場合、長さ情報に続いて先に算出したN’の数だけデータの値が入力される。従ってここではデータ部(データ値)の入力を待つ。
【0060】
encode_dataからデータ部Dが入力されると(ステップS209)、データ分割部はnum出力(116)から1を、data出力(115)からデータ値Dを出力する(ステップS210)。これにより、「dataから出力したデータ値Dは1つである」という情報を後段に送る。
【0061】
dataからデータ値Dを出力すると、データ分割部は内部カウンタ i に1を加算し(ステップS212)、N’との比較を行う(ステップS212)。カウンタ値 i がN’より小さい場合は、引き続きデータ値が入力されるためステップS209に戻りencode_dataからデータ部が入力されるのを待つ。
【0062】
またステップS212により比較した結果カウンタ値iとN’の値が等しい場合は、データ値がN’の個数入力されたため、カウンタiを0に初期化して(ステップS213)、ステップ202によるデータ入力終了の判断に戻る。
【0063】
上記ステップS202〜213の動作を繰り返すことでパックビッツ符号化データの入力を行い、最後にステップ202においてdata_end=1が入力されてパックビッツ符号化データの入力終了が検出されると、データ分割部101はデータ出力を終了したことを表すためにend出力から1を出力して動作を終了する。
【0064】
図10にデータ分割部101の入出力タイミングチャートの一例を示す。
【0065】
図10において、clkはクロックを表し、各信号はclkに同期して入出力が行われる。data_valid、encode_data、data_ready及びdata_endの各信号はパックビッツ符号化データをデータ分割部に入力するための信号である。N、N’及びiはデータ分割部内で使用する変数及びカウンタ値を表し、valid、num、data、ready及びend信号はデータ部及び連続個数をデータ処理部102及びデータ結合部103に出力するための信号である。
【0066】
尚、図10ではencode_dataから入力されるパックビッツ符号化データのうち、長さ情報を表す部分には二重下線を引いて表示している。
【0067】
図10においてデータ分割部101の動作が開始すると、図10のタイミングt0において内部カウンタiの初期化動作が行われる(ステップS201)。その後、t1からdata_valid=1とすることによりencode_dataからデータ分割部にパックビッツ符号化データの入力が開始される。
【0068】
最初にデータ分割部に入力されるバックビッツ符号化データは長さ情報であるため、データ分割部はt1において入力された値253(=FDh)を長さ情報Lとして取得する(ステップS203)。その後取得した長さ情報Lと128(80h)を比較し(ステップS204)、
L < 128
の条件が満たされないため、取得した長さ情報Lを用いて、ステップ205に示した演算によりデータ連続数4(04h)を算出してNに格納する。
【0069】
その後、タイミングt2においてencode_dataから入力された値0(00h)をデータ値Dとして取得し(ステップS206)、タイミングt3においてnumからデータ連続個数Nを、dataからデータ値Dを出力した後(ステップS207)、ステップS202においてdata_endを参照してデータ入力が終了しているかどうかを判断する。
【0070】
タイミングt3ではdata_endから1が入力されていないため、ステップS203に進み、t3においてencode_dataから入力された値248(F8h)を長さ情報Lとして取得する(ステップS203)。そして長さ情報Lと128(80h)を比較し、ステップS205に進んでデータ連続数9(09h)を算出してNに格納する。そしてタイミングt4でencode_dataからデータ値Dとして1(01h)を取得して(ステップS206)、タイミングt4においてnumからデータ連続個数Nを、dataからデータ値Dを出力する。
【0071】
その後再びステップS202においてデータ入力終了の判断を行い、タイミングt5におけるdata_endは0であるのでステップS203に進み、タイミングt5においてencode_dataから入力されている6(06h)を長さ情報Lとして取得する。
【0072】
ステップS204により長さ情報Lと128(80h)を比較し、
L < 128
の条件を満たすため、ステップ208に示した式により長さ情報Lから長さ情報に続いて入力されるデータ値の個数7(07h)を算出してN’に格納(ステップS208)した後、eocnde_dataからデータ部Dの入力を待つ。
【0073】
タイミングt6においてencode_dataからデータ値Dとして「2(02h)」が入力されるとすると(ステップ209)、t7でnumからデータ連続数として1(01h)を、dataからデータ値Dである「2(0h)」を出力する(ステップS210)。出力値が「2」のまま変らないのは、第1回めのオーバーフロー時のマスク条件が、文字であるビット2が0である場合には、無彩色を示すビット0を0、すなわち、有彩色にするからである。そして内部カウンタiに1を加算して(ステップS211)、ステップ208で算出したN’と比較する(ステップS212)。
【0074】
タイミングt7では内部カウンタiの値は1であるためN’に格納したデータ入力個数である7と等しくないため、ステップS209に戻り再びencode_dataからデータ部Dが入力されるのを待つ。
【0075】
タイミングt7ではdata_validが1であるためencode_dataから入力されているデータは有効であるが、後述するデータ分割部103がデータの入力準備ができていないためready信号を0にしている。そのため、データ分割部でもdata_readyから0を出力してデータの取得を停止する。この時、encode_dataから入力されているデータは次のclkまで保持される。
【0076】
t8になりデータ分割部103がデータの入力が可能になりreadyから1が入力されると、データ分割部もdata_readyから1を出力してencode_dataからデータ値Dとして3(03h)が取得される。
【0077】
以後、ステップS209〜ステップS212により同様の動作をN’の回数だけ繰り返し、encode_dataから入力された値としてタイミングt9で2(02h)が出力される。理由は、文字であることを示すビット2が0であるので、ビット0がマスクされるからである。
【0078】
続く、t10で2(02h)、t11で3(03h)、t13で4(04h)、t14で3(03h)、t15で1(01h)を取得して、dataとしてタイミングt10で2(02h)、t11で2(02h)、t12で4(04h)、t14で2(02h)、t15で0(00h)を出力することになる。これらはマスク条件に従って行われるのは先に説明した通りである。
【0079】
タイミングt15では内部カウンタ i の値が7となりデータ入力個数N’と等しくなるため、ステップS212における比較の後、内部カウンタiを0に初期化し(ステップS213)、ステップS202に戻りdata_endを参照してデータ入力が終了しているかどうかを判断する。
【0080】
タイミングt15ではdata_endから1が入力されていないため、ステップS203に進み、タイミングt15においてencode_dataから入力された値253(FDh)を長さ情報Lとして取得し(ステップS203)、ステップS204で128(80h)を比較した後、ステップS205に進んでデータ連続数4(04h)を算出してNに格納する。そしてタイミングt16でencode_dataからデータ値Dとして0(00h)を取得して(ステップS206)、タイミングt17においてnumからデータ連続個数Nを、dataからデータ値Dを出力し、ステップS202に戻る。
【0081】
タイミングt17ではではencode_endから1が入力されているため、データ分割部ではステップS202においてデータ入力が終了したと判断し、タイミングt18においてend出力から1を出力することによりデータ出力の終了を後段に知らせることにより(ステップS214)、本動作を終了する。
【0082】
図10のmasked_dataはデータ処理部102からの出力であり、本実施形態ではデータ処理部102においてデータ分割部101のdataから出力された値に対して、最初のオーバーフローの例を示した。すなわち、文字であることを示すビット2が0の場合、ビット0を0にするものである。しかし、次のオーバーフロー(2回めのオーバーフロー)の場合には、条件がまた異なることになることは明らかであろう。
【0083】
尚、本実施形態のデータ処理部102では図10に示す様にデータ処理部にdataから値が入力されてからclk遅延無くmasked_dataを出力しているため、masked_dataから出力されたデータと、データ分割部のnumから出力されているデータの連続個数を表す情報は同じタイミングでデータ結合部に与えられる。
【0084】
次に、実施形態におけるデータ結合部103の動作処理を図3乃至図8のフローチャートに従って説明する。
【0085】
データ連結部103がその処理を開始すると、num及びmasked_dataから最初のデータ連続個数及びデータ処理部102で処理されたデータ値の入力を待つ。
【0086】
データ連続個数及びデータ値が入力されると(ステップS301)、その値を初期値としてnumから入力されたデータ連続個数を内部変数cntに、masked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納する(ステップS302)。
【0087】
そしてcntに格納した値を参照し(ステップS303)、その値が1以外である場合はmasked_dataから入力されたデータ値が「同じデータ値が連続している」部分のデータ値であると判断し、その状態をデータ連続部で保持するために内部変数continueを1に設定する(ステップS304)。
【0088】
また、cntに格納した値が1である場合は、masked_dataから入力されたデータ値が「同じデータが連続していない」部分のデータ値であると判断し、この状態をデータ連続部で保持するために内部変数continueを0に設定する(ステップS305)。
【0089】
以上により、次のデータを入力するための準備が終了する。
【0090】
次にデータ結合部はデータ入力の終了を判断する(ステップS308)。本実施形態ではデータ分割部がend(118)が「1=high」にすることでデータの入力が終了したと判断し、図8の処理へと分岐する。end(118)から1が入力されていない場合には、データ分割部はnum(116)とmasked_data(121)から次のデータ連続数及びデータ値が入力されるのを待つ。
【0091】
データ連続数とデータ値が入力されると(ステップS307)、データ結合部は内部変数continueの値により分岐を行う(ステップS308)。continueの値が「同じデータが連続していない」部分を表す0である場合、さらにmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値を比較する(ステップS309)。ここでmasked_dataから入力されたデータ値とdata_bufの値が異なる場合は図4の処理へ分岐する。また、masked_dataから入力されたデータ値とdata_bufの値が等しい場合は、図5の処理へ分岐して「同じデータが連続していない部分」を終了するための処理と、新たに「同じデータが連続している部分」が始まるための処理を行う。
【0092】
一方、ステップS308により内部変数continueの値が「同じデータが連続している」部分を表す1であった場合、同様にmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値を比較し(ステップS310)、masked_dataから入力されたデータ値とdata_bufの値が異なる場合は図6の処理へ分岐する。また、masked_dataから入力されたデータ値とdata_bufの値が等しい場合は、図5へ分岐して「同じデータが連続している部分」を続けるための処理を行う。
【0093】
図4はデータ結合部における、内部変数continueが0かつmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値が異なる場合(図3におけるステップS309がyes)の処理を表すフローチャートである。
【0094】
この場合、新たなパックビッツ符号化データを生成するためにdata_bufに格納されている値が必要であるためdata_bufに格納されている値をv_outから出力する(ステップS401)。そしてnumから入力されているデータ連続数を参照する(ステップS402)。
【0095】
データ連続数が1以外であれば、それはmasked_dataから入力されている値が1つ以上連続している事を表しているため、「同じデータが連続していない」部分はここで終了する。そのため内部変数continueの値を「同じデータが連続している」部分を表す1に設定し(ステップS403)、それまで続いていた「異なるデータが連続している」部分のデータ数が格納されている内部カウンタcntから1を減ずることで「異なるデータが連続する数」を表す長さ情報を求め、その長さ情報をv_outから出力する(ステップS404)。
【0096】
その後、内部変数cntを0に初期化して(ステップS405)から、numから入力されたデータ連続数をcntに加算し(ステップS406)、masked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納し(ステップS407)、次のデータ受け取り準備を行った後で、図3のステップS306に戻る。
【0097】
また、ステップS402においてnumから入力されたデータ連続数が1であった場合は、引き続き「同じデータが連続していない」部分であることを表している。この場合はまず内部変数cntの値を参照し、128(80h)であるかを判断する(ステップS408)。本実施形態では8ビットでパックビッツ符号データを表しているため、「同じデータが連続している」部分及び「同じデータが連続していない」部分の数は128までしか表す事が出来ない。そのため内部cntの値が128の場合、「同じデータが連続していない部分」が128回続いているという情報を出力する必要が生ずる。そのためステップS404により長さ情報を算出して(この場合「異なるデータが128個連続しているので」長さ情報として127(7Fh)が生成される)v_outから出力する。
【0098】
その後、内部変数cntを0に初期化して(ステップS405)から、numから入力されたデータ連続数(ここでは1)をcntに加算し(ステップS406)、masked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納し(ステップS4077)、次のデータ受け取り準備を行った後で図3のステップS306に戻る。
【0099】
ステップS408において内部変数cntの値が128でない(128未満)である場合は、numから入力されたデータ連続数(ここでは1)をcntに加算し(ステップS406)、masked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納して(ステップS407)、次のデータ受け取り準備を行った後で、図3のステップS306に戻る。
【0100】
図5はデータ結合部における、内部変数continueが0かつmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値が同じ場合(図3におけるステップS309でNo)の処理を表すフローチャートである。
【0101】
この場合、一つ前の処理まではcontinueが0であるため「同じデータが連続しない」部分の処理を行っていたが、masked_dataから入力されているデータ値と内部変数data_bufの値が同じであるため「同じデータが連続しない」部分は一つ前のデータで終了していたことになる。そこで内部変数continueの値を「同じデータが連続している」部分を表す1に設定し(ステップS501)、内部変数cntの値を参照する(ステップS502)。cntの値が1でなければ、それまで続いていた「異なるデータが連続している」部分のデータ数を算出して出力する必要がある。
【0102】
そのためには、現在data_bufに格納されている値は「同じデータが連続している」部分に含まれるため、実際に「同じデータが連続していない」部分のデータ数は内部カウンタcntから1を減した値となる。また、「異なるデータが連続する数」を表す長さ情報は「異なるデータが連続している」数から1を減じた値であるため、ここでは内部変数cntから2を減じて長さ情報を求め、その長さ情報をv_outから出力する(ステップS503)。
【0103】
そしてmasked_dataから入力されるのデータ値と同じデータがdata_bufに入っているため内部変数cntを1に設定(ステップS504)してから、numより入力されたデータ連続数をcntに加算(ステップS505)して次のデータ受け取り準備を行い、図3におけるステップS306に戻る。
【0104】
また、ステップS502においてcnt値が1であった場合は、cntの値にnumから入力されたデータ連続数を加算する(ステップS506)。
【0105】
本実施形態では8ビットでパックビッツ符号データを表しているため、「同じデータが連続している」部分の数は128までしか表す事が出来ないため、内部cntの値が129以上の場合、「同じデータが連続している」部分が128回続いているという情報を出力する必要が生ずる。そのため内部変数cntの値を参照し(ステップS507)、その値が129以上である場合はdata_buf に格納されているデータ値をv_outから出力し(ステップS508)、それに続いて「同じデータが128個連続している」ことを表す長さ情報である129(81h)をv_outから出力する(ステップS509)。尚、この129という長さ情報は、従来技術で説明した長さ情報とコードをテーブルとして記憶保持し、それを参考して求めてもいいし、同じデータがn個続く事を表す長さ情報が
256−n+1
であることから求めてもよい。ステップS508により長さ情報が出力出力されると、データ結合部は内部変数cntから後段にパックビッツ符号データとして出力した分の「128」を減じ(ステップS510)、次のデータ受け取り準備を行った後で、図3のステップS306に戻る。
【0106】
また、ステップS507において内部cntの値が129未満である場合は、図3のステップS306に戻ることになる。
【0107】
尚、ここではパックビッツ符号化に必要なデータ値は既にdata_bufに格納されているのでmasked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納する必要は無いが、格納してもよい。
【0108】
図6はデータ結合部における、内部変数continueが1かつmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値が異なる場合(図3におけるステップS310がNo)の処理を表すフローチャートである。
【0109】
この場合masked_dataから入力されるデータ値をdta_bufの値が異なるため、「同じデータが連続している」部分はここで終了する。そのためdata_bufに格納されている値をv_outから出力する(ステップS601)。そしてnumから入力されているデータ連続数を参照する(ステップS602)。
【0110】
データ連続数が1以外であれば、それはmasked_dataから入力されている値が1つ以上連続している事を表しているため、再び「同じデータが連続している」部分が開始される。そのため内部変数continueの値は「同じデータが連続している」部分を表す1のままにしておき、それまで続いていた「同じデータが連続している」部分のデータ数が格納されている内部カウンタcntから長さ情報を求め(256からcntの値を減じ、さらに1を加えることにより求める)、その長さ情報をv_outから出力する(ステップS603)。
【0111】
その後、内部変数cntを0に初期化して(ステップS604)から、masked_dataから新たなデータ値を取得してdata_bufに格納し(ステップS605)、さらにnumから入力されたデータ連続数をcntに加算する(ステップS606)。こうして次のデータ受け取り準備が終了すると、図3のステップS306に戻ることになる。
【0112】
また、ステップS602においてnumから入力されたデータ連続数が1であった場合は「同じデータが連続していない」部分が始まる事を表している。この場合はまず内部変数continueの値を「同じデータが連続していない」部分を表す0に設定して(ステップS607)、内部変数cntの値を参照する(ステップS608)。
【0113】
cntの値が1以外であれば、「同じデータが連続している」部分のデータ数が格納されている内部カウンタcntから長さ情報を求め(256からcntの値を減じ、さらに1を加えることにより求める)、その長さ情報をv_outから出力する(ステップS603)。
【0114】
その後、内部変数cntを0に初期化して(ステップS604)から、masked_dataから新たなデータ値を取得してdata_bufに格納し(ステップS)、さらにnumから入力されたデータ連続数(ここでは1)をcntに加算する(ステップS606)。こうして次のデータ受け取り準備が終了すると、図3のステップS306に戻り、データ入力終了の判断を行うことになる。
【0115】
また、ステップS608により内部変数cntの値が1であった場合は、ステップS601で出力したデータ値を「同じデータが連続しない」部分の最初のデータとして処理を行う。そのためmasked_dataから新たなデータ値を取得してdata_bufに格納し(ステップS605)、さらにnumから入力されたデータ連続数(ここでは1)をcntに加算する(ステップS606)。こうして次のデータ受け取り準備が終了すると、図3のステップS306に戻る。
【0116】
図7はデータ結合部における、内部変数continueが1かつmasked_dataから入力されたデータ値と内部変数data_bufの値が同じ場合(図3におけるステップS310がyes)の処理を表すフローチャートである。
【0117】
この場合masked_dataから入力されるデータ値をdta_bufの値が同じため、「同じデータが連続している」部分はさらに続く。そのためデータが連続する数を求めるため内部変数cntにnumから入力されたデータ連続数を加算する(ステップS701)。
【0118】
また、本実施形態では8ビットでパックビッツ符号データを表しているため、「同じデータが連続している」部分及び「同じデータが連続していない」部分の数は図5の説明で述べた様に「128」までしか表す事が出来ない。そのため内部cntの値が129以上の場合、「同じデータが連続している」部分が128回続いているという情報を出力する必要が生ずる。そのため内部変数cntの値を参照し(ステップS702)、その値が129以上である場合はdata_bufに格納されているデータ値をv_outから出力し(ステップS703)、それに続いて「同じデータが128個連続している」ことを表す長さ情報である「129(81h)」をv_outから出力する(ステップS704)。尚、この「129」という長さ情報は従来技術で説明したテーブルを保持するようにし、それを参考して求めてもいいし、同じデータがn個続く事を表す長さ情報が
256−n+1
であることから求めてもよい。ステップS704により長さ情報が出力出力されると、データ結合部は内部変数cntから後段にパックビッツ符号データとして出力した分の「128」を減じ(ステップS705)、次のデータ受け取り準備を行った後で、図3におけるステップS306に戻る。
【0119】
また、ステップS702により内部変数cntが128以下の場合は、パックビッツ符号化に必要なデータは生成されないため、そのまま図3のステップS306に戻り、データ入力終了の判断を行うことになる。
【0120】
尚、図7のフローチャートではパックビッツ符号化に必要なデータ値は既にdata_bufに格納されているのでmasked_dataから入力されたデータ値を内部変数data_bufに格納する必要は無いが、格納してもよい。
【0121】
図8は図3のステップS306によりend(118)から1が入力され、データの入力が終了したと判断した場合のフローチャートを示す。
【0122】
図8ではまず始めに内部変数data_bufに格納しているデータ値をv_outから出力し(ステップS801)、その後内部変数continueの値を参照する(ステップS802)。
【0123】
continueの値が0の場合、ステップS801で出力したデータ値は「データが連続していない」部分の最後のデータ値であるため、内部変数cntから「異なるデータが連続する」部分の長さ情報を生成して出力する。具体的には内部変数cntの値から1を減じてv_outから出力する(ステップS803)。
【0124】
そして後段にデータの出力終了を知らせるためにv_end(134)に1を出力して(ステップS804)動作を終了する。
【0125】
一方ステップS802においてcontinueが1であった場合は、ステップS801で出力したデータ値は「データが連続している」部分のデータ値であるため、内部変数cntから「同じデータが連続する」部分の長さ情報を生成して出力する。具体的には内部変数cntの値をもちいて
256−cnt+1
の値を求め、v_outから出力する(ステップS805)。
【0126】
そして後段にデータの出力終了を知らせるためにv_end(134)に1を出力して(ステップS804)動作を終了する。
【0127】
尚、本実施形態のデータ結合部103では、図3乃至図8において内部変数data_bufに格納したデータ値をv_outから出力する場合は同時にd_valid(131)から1を出力し、また内部変数cntから生成した長さ情報をv_outから出力する場合は同時にl_valid(132)から1を出力する。これによりv_out(133)から出力されるデータの有効信号、及びv_outから出力したデータがパックビッツ符号化データのデータ部であるか長さ情報であるかの区別を後段に知らせている。
【0128】
また、図3乃至図8において、図6のステップS603や図7のステップS704の様に、num及びdataからデータ連続数及びデータ値の取得を行う事でv_outからデータ部および長さ情報の二つのデータを出力しなければならない場合は、v_outからの出力が終了するまでready(117)を0(すなわち、次のデータの入力要求をしない)にすることによりデータ結合部101及び画像処理部102からのデータ連続数及びデータ入力を停止させる必要がある。
【0129】
図11は、実施形態におけるデータ結合部103の入出力タイミングチャートの一例を示している。
【0130】
図11において、clkはクロックを表し、各信号はclkに同期して入出力が行われる。valid、num、masked_data、ready及びend信号はデータ分割部で生成されたデータ連続数及びデータ処理部102で生成されたデータ値をデータ結合部103に入力するための信号である。
【0131】
cnt、data_buf及びcontinueはデータ結合部内で使用する内部変数を表し、d_valid、l_valid、v_out及びv_end信号はパックビッツ符号化データのデータ部および長さ情報をデータ出力部104に出力するための信号である。
【0132】
尚、図11ではv_outから出力されるパックビッツ符号化データのうち、長さ情報を表す部分には二重下線を引いて表示している。
【0133】
図11においてタイミングt3においてnum及びmasked_dataから最初のデータ連続数及びデータ値が入力される(ステップS301)と、データ結合部103ではnumから入力された4(04h)を内部変数cntへ、masked_dataから入力された0(00h)を内部変数data_bufに格納する(ステップS302)。
【0134】
そしてステップ303によりcntの値を参照し、値が1ではないのでステップ304により内部変数continueを1に設定する。
【0135】
その後ステップ306によりデータ入力終了の判断を行い、endから1が入力されていないので再びnum及びmasked_dataからデータ連続数及びデータ値が入力されるのを待つ。
【0136】
タイミングt5においてnumから9(09h)、masked_dataから0(00h)が入力されると(ステップS307)、データ結合部103はステップS308により内部変数continueの値を参照し、その値が1であるのでステップ310に進みmasked_dataから入力されたデータ値とdata_bufに格納されている値の比較を行う。タイミングt3ではmasked_dataのデータ値とdata_bufの値がともに0(00h)で等しいため、データ結合部の動作は図7のステップS701へ進む。
【0137】
ステップ701により内部変数cntの値とnumから入力されたデータ連続数を加算し、加算後のcntの値を129と比較する(ステップS702)。加算した結果、内部変数cntの値は図11のタイミングt6に示す様に13(0Dh)であり、129よりも小さいため図3のステップ306に戻る。
【0138】
タイミングt6において再びステップ306によりデータ入力終了の判断を行い、endから1が入力されていないのでnum及びmasked_dataからデータ連続数及びデータ値が入力されるのを待つ。
【0139】
タイミングt7においてnumから1(01h)、masked_dataから2(02h)が入力されると(ステップS307)、データ結合部103はステップS308により内部変数continueの値を参照し、その値が1であるのでステップS310に進みmasked_dataから入力されたデータ値とdata_bufに格納されている値の比較を行う。タイミングt7ではmasked_dataのデータ値とdata_bufの値が異なるため、データ結合部の動作は図6のステップS601へ進む。
【0140】
ステップS601によりdata_bufに格納した値をd_validを1にすると同時にv_outから出力した後、numから入力された値を参照し(ステップS602)、その値が1であるためステップS607により内部変数continueを0に設定して「同じデータが連続しない」部分が始まる準備を行う。
【0141】
また、ステップS608により内部変数cntの値を参照し、1(01h)でないためステップS603により長さ情報
256−13+1
を算出してl_validを1にすると同時にv_outから244(F4h)を出力する。そして内部変数cntを0に初期化し(ステップS604)、masked_dataから入力されているデータ値である2(02h)をdata_bufに格納(ステップS605)、さらにnumから入力されているデータ連続数「1(01h)」をcntに加算して、cntの値を1(01h)にして図3のステップS306に戻る。
【0142】
尚、上記説明した動作はそれぞれ、ステップS601のdata_bufの値の出力をタイミングt7、ステップ607による内部変数continueに0を設定する動作をタイミングt7、ステップS603の長さ情報の出力をタイミングt8、ステップS605及びステップS606におけるデータ値の取得及びデータ連続数の加算をタイミングt8で行うことになる。
【0143】
また、タイミングt7で入力されたnum及びmasked_dataからデータ連続数及びデータ値については、データ結合部のv_outからデータ部および長さ情報の二つのデータを出力する必要があるため、タイミングt7においてデータ結合部のreadyから1を出力し、タイミングt7で入力されたnum及びmasked_dataから入力された値をタイミングt8まで保持して、タイミングt8においてnum及びmasked_dataから必要な値の取得を行っている。
【0144】
次のデータとしてタイミングt9でnumから1(01h)、masked_dataから2(02h)が入力されると、データ結合部はステップS308によりcontinue値を参照する。タイミングt8におけるcontinue値は0であるため、ステップS309によりmasked_dataから入力された値2と、data_bufの値を比較する。タイミングt8におけるdata_bufの値は2であるためデータ結合部の動作は図5のステップS501へ進むことになる。
【0145】
ステップS501により内部変数continueの値を「同じデータ連続する」部分を表す1に設定し、ステップS502により内部変数cntの値を参照する。このときのcntの値は1であるためステップS506に進んでcntの値とnumから入力されるデータ連続数の加算を行う。タイミングt9におけるnumの値は1(01h)であるためcntの値は2(02h)となる。
【0146】
次にステップS507においてcntの値を参照するが、この時のcntの値は上に示したように2であり、129未満であるためにそのまま図3のステップS306に戻る。
【0147】
タイミングt10及びタイミングt11における動作は、入力される値及び動作がタイミングt9の場合と同じであるためここでは説明を省略するが、タイミングt10及びタイミングt11の動作により内部変数cntの値はそれぞれタイミングt11では3(03h)、タイミングt12では4(04h)となり、continueの値は1のままである。
【0148】
タイミングt12においてnumから1(01h)、masked_dataから4(04h)が入力されると、データ結合部はステップS307からS308へ進み、内部変数continueが1であるためステップS310へ進む。そこでmasked_dataから入力された値である4と、data_bufに格納されている値である2を比較し、値が異なっているので図6のステップS601に進む。
【0149】
ステップS601によりv_outからdata_bufの値である2(02h)を出力し、numから入力されているデータ連続数が1であるためにステップS602からステップ607に進む。ここで「同じデータが連続連続しない」ことを表すようにcontinueに0を設定し、ステップS608によりcntの値を参照する。タイミングt12におけるcntの値は4(04h)であるため、ステップS603に進んでcntの値から「同じデータが連続する」数を示す長さ情報を算出してv_outから出力し、ステップS604においてcntを初期化した後、masked_dataのデータ値である4(04h)をdata_bufに格納し、初期化後のcntにnumから入力されたデータ連続数1(01h)を加算して図3のステップS306に戻る。
【0150】
尚、上記説明した動作はそれぞれ、ステップS601のdata_bufの値の出力がタイミングt12、ステップS607による内部変数continueに0を設定する動作をタイミングt12、ステップS603の長さ情報の出力がタイミングt13、ステップS605及びステップS606におけるデータ値の取得及びデータ連続数の加算はタイミングt13で行われる。
【0151】
また、タイミングt12で入力されたnum及びmasked_dataからデータ連続数及びデータ値については、データ結合部のv_outからデータ部および長さ情報の二つのデータを出力する必要があるため、タイミングt12においてデータ結合部のreadyから1を出力し、タイミングt12で入力されたnum及びmasked_dataから入力された値をタイミングt13まで保持して、タイミングt13においてnum及びmasked_dataから必要な値の取得を行っている。
【0152】
タイミングt14においてnumから1(01h)、masked_dataから2(02h)が入力されると、データ結合部はステップS307からS308へと処理を進め、内部変数continueが0であるためステップS309へ進む。そこでmasked_dataから入力された値である2と、data_bufに格納されている値である4を比較し、値が異なっているので図4のステップS401に進む。
【0153】
ステップS401によりv_outからdata_bufの値である4(04h)を出力し、numから入力されているデータ連続数が1であるためにステップS402からステップS408に進む。ここでの内部変数cntの値は1(01h)であるため、ステップS408からステップS406に進み、numの値を内部変数cntに加算する(これによりcntは2となる)。そしてステップS407でmasked_dataから入力された値をdata_bufに格納した後、図3のステップ306に戻る。。
【0154】
タイミングt15では、データ結合部はタイミングt14と同様の動作を行う。これによりv_outからは2(02h)が出力され、内部変数cntの値は1加算されて3に、data_bufの値はmasked_dataから入力された0(00h)となる。
【0155】
タイミングt17においてnumから4(04h)、masked_dataから0(00h)が入力されると、データ分割部はステップS307からS308へ進み、内部変数continueが0であるためステップS309へ進む。そこでmasked_dataから入力された値である0と、data_bufに格納されている値である0を比較し、値が同じであるので図5のステップS501に進む。
【0156】
ステップS501により内部変数continueの値を「同じデータ連続する」部分を表す1に設定し、ステップS502により内部変数cntの値を参照する。このときのcntの値は3であるためステップS503に進み、cnt値から「異なるデータが連続する」数を表す長さ情報を算出する。具体的にはcnt値である3から2を減じた値である1(01h)を長さ情報としてv_outから出力する。
【0157】
そしてステップS503によりcntに1を設定し、ステップS504によりnumから入力されたデータ連続数である4をcnt値に加算して5(05h)として、図3のステップS306に戻る。
【0158】
タイミングt18においてend(118)から1が入力されると、データ結合部ではステップS306においてデータ入力が終了したと判断して動作を終了するための処理のために図8のステップS801に進む。
【0159】
ステップS801においてdata_bufに格納されたデータ値をv_outから出力した後、ステップS802により内部変数continueの値を参照する。タイミングt18におけるcontinueの値は1であるため、ステップS805に進んでcntの値から「同じデータが連続する」部分を表す長さ情報を生成する。具体的にはcnt値である5(05h)を下式に用いて長さ情報として252(FCh)を算出してv_outから出力する。
256−cnt+1
その後、後段にデータの出力が終了した事を知らせるためにステップS804においてv_endから1を出力して動作を停止する。
【0160】
尚、上記説明した動作はそれぞれ、ステップS801のdata_bufの値の出力がタイミングt18、ステップS805による長さ情報の出力がタイミングt19、ステップS804のv_endからの1の出力はタイミングt20において行われる。
【0161】
また、タイミングt18でendから1が入力された状態については、データ結合部のv_outからデータ部および長さ情報の二つのデータを出力する必要があるため、タイミングt18においてデータ結合部のreadyから1を出力し、タイミングt18で入力されたendの状態をタイミングt19まで保持することにより、データ結合部はデータ入力の終了を了承する。
【0162】
上記説明した動作により、実施形態におけるデータ結合部103は通常のパックビッツ符号化データの並び順序である「連続する数+データ値」又は「異なるデータが連続する数+異なるデータ列」とは逆に、「データ値+連続する数」又は「異なるデータ列+異なるデータが連続する数」という順序でパックビッツ符号化データを出力する。
【0163】
データ出力部104は、データ結合部103から出力された符号化データを並び換え、通常のパックビッツ符号化データの順序になるように長さ情報とデータ部の並び順を入れ替えて出力する。
【0164】
実施形態におけるデータ出力部104が行う処理手順として示すと、図9のフローチャートのようになろう。
【0165】
データ出力部は動作を開始すると内部変数の初期設定を行う(ステップS901)。本実施形態におけるデータ出力部には内部変数として、v_outから入力される長さ情報を格納するバッファを示すL_locate、同様にv_outから入力されるデータ部のデータ値を格納するバッファを示すD_locate、及び長さ情報及びデータ部のデータ値を格納するための16個の8ビットのデータバッファdata_buf[15]〜data_buf[0]、data_buf[15]〜data_buf[8]の内容を出力する時に出力先のアドレスを示すアドレスバッファaddr_buf[1]及びdata_buf[7]〜data_buf[0]の内容を出力する時に出力先のアドレスを示すアドレスバッファaddr_buf[0]が存在する。
【0166】
ステップS901ではこれらの内部変数を、
L_locate = 0
D_locate = 1
addr_buf[0] = 0
addr_buf[1] = 1
data_buf[15]〜data_buf[0] = 0
のように設定する。
【0167】
内部変数の初期化が終了すると、データ出力部はデータ結合部からのデータの入力が終了しているかどうかの判断を行う(ステップS902)。データの入力終了の判断は、本実施形態ではv_endから1が入力されているかどうかで判断し、1が入力されているとデータの入力終了とする。
【0168】
ステップS902においてデータ入力が終了していない(v_end = 0)と判断されると、データ出力部はv_outからデータが入力されるのを待つ。本実施形態ではv_outから長さ情報が入力される場合はl_validから1が、データ部のデータ値が入力される場合はd_validから1が入力されるため、具体的にはデータ出力部はl_validの値を参照(ステップS903)及びd_validの値を参照(ステップS904)することによりv_outからので−タ入力を待つ。そしてv_endから1が入力されてデータ入力が終了するか、又はl_valid又はd_validが1になりv_outからデータが入力されるまで、図9のステップS902乃至904を繰り返す。
【0169】
ステップS903によりl_validから1が入力されたことを検知すると、データ出力部はv_outから入力される長さ情報をL_lodateが示す番号のdata_buf(以下data_buf[L_lodate]と示す)に格納し(ステップS905)、D_lodateが示していた値を新たな長さ情報格納位置としてL_locateに格納し、D_locateはD_locateが格納していた値に1を加える(ステップS906)。
【0170】
また、ステップS907では、ステップS906において設定されたL_locateの値を参照する。本実施形態ではL_locteの値より小さい番号のデータバッファには既にデータが格納されているため、L_locateの値が7より大きい場合はdata_buf[7]〜data_buf[0]の全てのデータバッファに値が格納されていることになる。
【0171】
そのためdata_buf[7]〜data_buf[0]の格納先を表すアドレスバッファaddr_buf[0]の値をaddressから出力すると共に、reencode_dataからdata_buf[7]〜data_buf[0]の値を出力する(ステップS908)。
【0172】
そしてaddr_buf[1]に格納されているアドレスを新たなアドレスとしてaddr_buf[0]に格納し、addr_buf[1]はaddr_buf[1]に格納していた値に1を加える。また、data_buf[15]〜data_buf[8]に格納された値をdata_buf[7]〜data_buf[0]に代入し、data_buf[15]〜data_buf[8]は0に初期化する。さらにD_locate及びL_locateの値からそれぞれ8を減じる(ステップS909)。
【0173】
これにより次のデータの取得準備が終了したのでデータ出力部はステップS905に戻りv_endから1が入力されるかv_outから新たなデータが入力されるのを待つ。
【0174】
尚、ステップS907において参照したL_locateの値が7以下である場合は、そのままステップS902に戻り、v_endから1が入力されるかv_outから新たなデータが入力されるのを待つ。
【0175】
また、ステップS903においてl_validの値が0であり、かつステップS904においてd_validから1が入力されたことを検知すると、データ出力部はv_outから入力されるデータ部のデータ値をD_lodateが示す番号のdata_buf(以下data_buf[D_lodate]と示す)に格納し(ステップS910)、D_locateが格納していた値に1を加える(ステップS911)。
【0176】
また、ステップS911において設定されたD_locateの値を参照する(ステップS912)。本実施形態ではステップS902、903、904におけるL_locteは7以下の値しか取らないため、D_locateの値が15より大きい場合はdata_buf[15]〜data_buf[8]の全てのデータバッファに値が格納されていることになる。
【0177】
そのためdata_buf[15]〜data_buf[8]の格納先を表すアドレスバッファaddr_buf[1]の値をaddressから出力すると共に、reencode_dataからdata_buf[15]〜data_buf[8]の値を出力する(ステップS913)。
【0178】
そしてaddr_buf[1]に格納していた値に1を加え、data_buf[15]〜data_buf[8]の内容を0に初期化すると共にD_locateの値から8を減じる(ステップS914)。
【0179】
これにより次のデータの取得準備が終了したのでデータ出力部はステップS902に戻りv_endから1が入力されるかv_outから新たなデータが入力されるのを待つ。
【0180】
尚、ステップS912において参照したD_locateの値が15以下である場合は、そのままステップS902に戻り、v_endから1が入力されるかv_outから新たなデータが入力されるのを待つ。
【0181】
また、ステップS902においてv_endから1が入力されてデータ入力が終了すると、データ出力部はL_locateの値を参照する(ステップS915)。L_locateの値が0以外である場合はデータバッファdata_buf[7]〜data_buf[0]のいくつかのバッファの中に未出力のデータが存在しているので、data_buf[7]〜data_buf[0]の格納先を表すアドレスバッファaddr_buf[0]の値をaddressから出力すると共に、reencode_dataからdata_buf[7]〜data_buf[0]の値を出力する(ステップS916)。
【0182】
その後、後段にデータの出力終了を知らせるためにreencode_endから1を出力して(ステップS917)動作を終了する。
【0183】
またステップS915においてL_locateの値が0であった場合は、データバッファの中に出力されていないデータが無いため、ステップS917に進みreencode_endから1を出力してデータの出力終了を知らせた後、動作を終了する。
【0184】
尚、上記説明におけるステップS909及びS914においてreencode_dtaからデータを、またaddressからアドレスを出力する際にはreencode_validを1にすることを付け加えておく。
【0185】
図12、図13は、本実施形態におけるデータ出力部104に、図11に示すタイミングでd_valid、l_valid、v_out及びv_endが入力された場合のデータ出力部の動作を表す図であり、内部変数及び出力信号の値の遷移を示しめしている。
【0186】
図12における先頭にあるのは、図11のタイミングt0におけるデータ出力部の状態である。同図同箇所において、1201は図11における時間(タイミング)、1202は1201で表した時間におけるデータ出力部への入力値を表している。、また、1202は1201で表した時間における内部変数の値を、1203は同じ様に1201で表した時間におけるデータ出力部の出力値を表している。尚、図12のタイミングt0では図9のステップS901において内部変数を初期化した状態が示されている。尚、data_buf[0]〜data_buf[15]の値は0に設定されるが、タイミングt0ではv_outから入力されるデータと区別をするためにdata_bufの値は空欄で示している。
【0187】
タイミングt7では、v_outからデータ部のデータ値が入力された状態を表している。この時のデータ出力部104はステップS904によりd_validが1であることを検知し、D_locateの値が1であることからステップS910によりv_outから入力された値をdata_buf[1]に格納すると共に、ステップ911によりD_locateの値に1を加算して2とする。その後、ステップS912によりD_locateの値を参照し、15以下であるためにステップS902に戻る。上記動作後は、タイミングt8に示す状態になる。
【0188】
図12のタイミングt8は、v_outから長さ情報が入力された状態を表している。この時、データ出力部104はステップS903によりl_validが1であることを検知し、L_locateの値が0であることからステップS905によりv_outから入力された値をdata_buf[0]に格納すると共に、ステップS906によりD_locateに格納されていた値2をL_locateに格納し、D_locateの値2に1を加算して3とする。その後、ステップS907によりL_locateの値を参照し、7以下であるためにステップS902に戻る。上記動作後の内部変数の状態はタイミングt12のようになる。
【0189】
同様にしてタイミングt12、t14、t15、及び、図13におけるタイミングt18ではd_validから1が入力されるため、D_locateの値が示すdata_bufにv_outから入力されるデータ部のデータ値を格納し、D_locateの値を1加算する。
【0190】
また、タイミングt17ではl_validから1が入力されるため、L_locateの値が示すdata_bufにv_outから入力された長さ情報を格納し、D_locateの値をL_locateへ格納してD_locateの値を1加算する。
【0191】
タイミングt19ではv_outから長さ情報が入力されている。このときL_locateの値は7であるため、ステップS905によりv_outから入力された値FChはdata_buf[7]に格納され、その後ステップS906によりL_locateにはD_locateの値である9が、またD_locateには10が格納される。
【0192】
この時、ステップS907においてL_locateを参照するとL_locateの値は7以上であるため、ステップS908によりaddressからaddr_buf[0]の値である0が、またreencode_dataからはdata_buf[0]〜data_buf[7]の内容を出力する。
【0193】
その後、ステップS909によりaddr_buf[0]の内容をaddr_buf[1]に格納されている1に設定し、addr_buf[1]の値は1を加算して2とする。またdata_buf[8]〜data_buf[15]に格納された値をdata_buf[0]〜data_buf[7]に設定して、data_buf[8]〜data_buf[15]を0に初期化する(図12、図13内では空欄で表す)。さらにL_locate及びD_locateの値から8を減じてL_locateの値を1に、D_locateの値を2にする。
【0194】
尚、上記ステップS905〜S909の動作結果は図13のタイミングt20に示されている。また、上記説明においてaddress及びreencode_dataからアドレス及びデータを出力する際はreencode_validからも1を出力する。
【0195】
図13のタイミングt20において、v_endから1が入力されている状態を表している。この時データ出力部104はステップS902によりv_endが1であることを検知し、ステップS905によりL_locateの値を参照する。タイミングt20ではL_locateの値は1であるため、ステップS916によりdata_buf[0]〜data_buf[7]に残ったデータの出力を行う。そのため、reencode_validから1を出力すると共に、addressからはaddr_buf[0]の値である1をreencode_dataからはdata_buf[0]〜data_buf[7]の値を出力する。
【0196】
その後、ステップS917によりreencode_endから1を出力してデータ出力部の動作を終了する。
【0197】
上記説明において、ステップS916における動作結果は図13のタイミングt21に、ステップS917における動作結果は図13のタイミングt22のようになる。
【0198】
以上説明した様に本実施形態によれば、パックビッツ符号化装置ではパックビッツ符号化データを入力し、パックビッツ符号化データのままデータ部に対して所定の処理を行った後で再度パックビッツ符号化処理(パックビッツ符号の再構成)を行う事が可能となる。本実施形態では具体例として、図10においてencode_dataから入力された14個のパックビッツ符号化データが、データ処理部により最下位ビットを0にすることにより図11のv_outに示す様に9個のパックビッツ符号化データに圧縮する事が出来るようになる。
【0199】
なお、実施形態では、像域情報をパックビッツ符号化する場合について説明したが、画像データである各画素値を符号化対象としても構わない。この場合、先に示したオーバーフローの回数とマスクするビットの関係は、画素値のLSBから上位に向かうNビット(N=オーバーフロー回数)をマスクするようにすれば良いであろう。
【0200】
また、実施形態では、パックビッツ符号化を例にして説明したが、同じデータの連続する数とそのデータ、異なるデータが連続する数とそのデータ列で表現される符号化に対して適用できるものであるから、上記実施形態によって本願発明が限定されるものではない。
【0201】
<第2の実施形態>
図16は本発明のパックビッツ再符号化部の他の例(第2の実施形態)である。
【0202】
図16のパックビッツ符号化装置はencode_dataからパックビッツ符号化データだけでなくパックビッツ符号化を行う前の生データの入力も可能にするため、データ分割部1401にraw_data信号(1410)が追加されている。
【0203】
本第2の実施形態のパックビッツ符号化装置ではraw_dataから0が入力されると、データ分割部1401は図2に示す様にencode_data(111)からパックビッツ符号化データが入力された場合の動作を行い、raw_dataから1が入力されるとencode_data(111)からパックビッツ符号化を行う前の生データが入力された場合の動作を行う。
【0204】
生データが入力された場合のデータ分割部1401の動作を具体的に説明すると、encode_data(111)から生データが入力されると、入力されたデータはdata(115)からデータ処理部102へ出力し、それと同時にnum(116)からデータ連続数として1(01h)を出力する。
【0205】
これによりデータ結合部103及びデータ処理部104では、データ分割部1401から出力された後、データ処理部102で処理されたデータ値を「データ連続数が1」であるデータとしてパックビッツ符号化処理を行う。
【0206】
以上の構成により、図16のパックビッツ符号化装置はパックビッツ符号化データ及び生データのどちらを入力しても、パックビッツ符号化データを生成して出力することが可能になる。
【0207】
以上述べたように本第1、第2の実施形態によれば、パックビッツ符号化を行った符号化データを複号処理することなく、パックビッツ符号化データを長さ情報とデータ部に分割し、データ部のデータ値に対して処理を行い、処理後のデータ値と長さ情報を用いて新たなパックビッツ符号化データを再構成することが可能となり、再符号化する際に多くのメモリを必要とせず、高速な再符号化が行えるようになる。
【0208】
また、実施形態では、複写機に適用させた例を説明したが、本願発明はこれに限定されるものではない。
【0209】
更に、実施形態では、再符号化する際に、マスクする(0にする)ビット位置を決定する例を示したが、1にセットすることで対処しても構わない。すなわち、正論理/負論理のいずれを採用しても構わない。要するに、再符号化する際に、データの取り得る種類の数を減らす方向にビット変更すれ良い。なぜなら、この結果、同じデータの連続する割合が高くできることになり、より高い圧縮率が期待できるからである。
【0210】
また、実施形態で説明したパックビッツ再符号化部15が有する夫々の構成要素をフローチャートを用いて説明した。かかる説明から明らかなように、その機能と同機能をコンピュータプログラムで実現させても構わない。すなわち、本発明はコンピュータプログラムもその範疇とする。また、通常、コンピュータプログラムは、それが記憶されたCDROM等のコンピュータ可読記憶媒体を装置にセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能となるわけであるから、本発明はかかるコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇とするのは明らかである。
【0211】
以上であるが、上記実施形態での記載に従って本発明にかかる実施態様を列挙すれば次の通りである。
【0212】
[実施態様1] 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化方法であって、
前記データ形式の符号化データのストリームを入力する工程と、
入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分割する工程と、
分割したデータ部の所望とするビットを変更する工程と、
変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する工程と、
再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する工程と
を備えることを特徴とする符号化方法。
【0213】
[実施態様2] 更に、前記変更する工程に対し、変更するビット位置を指定する工程を有することを特徴とする実施態様1に記載の符号化方法。
【0214】
[実施態様3] 前記指定工程は、データ部の所定のビットの情報に基づいて変更するビット位置を指定することを特徴とする実施態様2に記載の符号化方法。
【0215】
[実施態様4] 前記符号化データのデータ部は、画像データの画素の複数の像域属性のフラグビットで構成されることを特徴とする実施態様1乃至3のいずれか1項に記載の符号化方法。
【0216】
[実施態様5] 前記符号化データは、パックビッツ符号化データであることを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1項に記載の符号化方法。
【0217】
[実施態様6] 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化装置であって、
前記データ形式の符号化データのストリームを入力する入力手段と、
入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分割する分割手段と、
分割したデータ部の所望とするビットを変更する変更手段と、
変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する再構成手段と、
再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する出力手段と
を備えることを特徴とする符号化装置。
【0218】
[実施態様7] 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化装置として機能するコンピュータプログラムであって、
前記データ形式の符号化データのストリームを入力する入力手段と、
入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分割する分割手段と、
分割したデータ部の所望とするビットを変更する変更手段と、
変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する再構成手段と、
再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する出力手段と
して機能することを特徴とするコンピュータプログラム。
【0219】
[実施態様8] 実施態様7に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【0220】
なお、上記実施態様6、7、8に対して、実施態様2乃至5が付加可能であることは明らかである。
【0221】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、パックビッツ符号化データの如く、同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、復号処理することなく、同じデータ形式に再符号化し、圧縮率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるパックビッツ再符号化部のブロック構成図である。
【図2】実施形態におけるデータ分割部101の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図3】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図4】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図5】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図6】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図7】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図8】実施形態におけるデータ結合部103の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図9】実施形態におけるデータ出力部104の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図10】実施形態におけるデータ分割部101及びデータ処理部102の入出力タイミングチャートである。
【図11】実施形態におけるデータ結合部103の入出力タイミングチャートである。
【図12】実施形態におけるデータ出力部104の動作にともなう内部状態の遷移図である。
【図13】実施形態におけるデータ出力部104の動作にともなう内部状態の遷移図である。
【図14】実施形態が適用するデジタル複写機のブロック構成図である。
【図15】図14における像域情報符号化部のブロック構成図である。
【図16】第2の実施形態におけるパックビッツ再符号化装置のブロック構成図である。

Claims (9)

  1. 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化方法であって、
    前記データ形式の符号化データのストリームを入力する工程と、
    入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分離する工程と、
    分離したデータ部の所望とするビットを変更する工程と、
    変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する工程と、
    再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する工程と
    を備えることを特徴とする符号化方法。
  2. 更に、前記変更する工程に対し、変更するビット位置を指定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の符号化方法。
  3. 前記指定工程は、データ部の所定のビットの情報に基づいて変更するビット位置を指定することを特徴とする請求項2に記載の符号化方法。
  4. 前記符号化データのデータ部は、画像データの画素の複数の像域属性のフラグビットで構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の符号化方法。
  5. 前記符号化データのデータ部は、画像データを符号化したデータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の符号化方法。
  6. 前記符号化データは、パックビッツ符号化データであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の符号化方法。
  7. 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化装置であって、
    前記データ形式の符号化データのストリームを入力する入力手段と、
    入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分離する分離手段と、
    分離したデータ部の所望とするビットを変更する変更手段と、
    変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する再構成手段と、
    再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  8. 同じデータの連続数を示す連続数コード部と前記データを示すデータ部、及び、異なるデータ列の連続数を示す連続数コード部と前記異なるデータ列を示すデータ部のデータ形式で表現される符号化データを、前記データ形式に再符号化する符号化装置として機能するコンピュータプログラムであって、
    前記データ形式の符号化データのストリームを入力する入力手段と、
    入力したストリームから、連続数コードとデータ部とに分離する分離手段と、
    分離したデータ部の所望とするビットを変更する変更手段と、
    変更したデータ部と前記連続数コード部に基づき、前記データ形式に再構成する再構成手段と、
    再構成したデータを再符号化データストリームとして出力する出力手段と
    して機能することを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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