JP2004274524A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Miyuko Maruyama
光世子 丸山
Shinya Kishi
信哉 貴志
Masako Shinozuka
雅子 篠塚
Masashi Tanimoto
昌史 谷本
Yoshiaki Tomaru
好章 都丸
Takateru Yamamoto
隆照 山本
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Abstract

【課題】メモリや複数の送受信チャンネル(通信部)を有効活用し,データ受信の途中でメモリ残量が少なくなった場合でも1つの受信データを分散させることなくメモリ受信を完了させることができること。
【解決手段】回線制御部13の一のチャンネルによりデータ受信中に画像メモリ14の空き容量を監視し(S201〜S203),メモリの空き容量が所定の転送開始空き容量Ms以下となったことが検知された場合(S203のN側)に,データ受信と並行して,他のチャンネルにより,送信先メモリ15に記憶された転送先へ画像メモリ14内の受信済みデータの転送を行う(S205)。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,データの送受信を行う複数の通信部を有するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,ファクシミリ装置には,複数の送受信チャンネル(通信部)を具備し,一のチャンネルでデータ受信を行いながら他のチャンネルでデータ送信を行う等の並行送受信処理が可能なものがある。さらに,受信データ(画像データ)を受信時には出力(画像形成)せずに一旦メモリに蓄積し,所定のタイミングで一括出力或いは指定データのみ出力可能なメモリ受信機能を有するものもある。このようなファクシミリ装置では,メモリに蓄積された未出力の受信データは,利用者によって消去されない限りメモリに累積される。このため,メモリフルとなって新たな受信データの蓄積ができなくなる場合の処理が問題となる。
この問題に対し,特許文献1では,受信開始時点で用紙切れやメモリフルのため受信できない場合に,一のチャンネルで受信したデータを予め登録された転送先に対して他のチャンネルを用いてそのまま転送することが提案されている。
また,特許文献2では,通信中に受信側のファクシミリ装置がメモリフルとなった場合に,送信側のファクシミリ装置が,予め登録された代行受信先に対してデータを送信することが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平05−022559号公報
【特許文献2】
特開平07−162626号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,特許文献1には,データ受信の途中でメモリフルとなった場合の対応については何ら示唆されていない。このため,データ受信の中断を防止するためには,メモリ残量に十分な余裕がある場合にのみメモリ受信を行うことになり,メモリを十分に活用できないという問題点があった。また,メモリ受信の途中でメモリフルとなった時点から受信データをそのまま他装置へ転送したのでは,1つのデータが複数の装置に分散記憶されるという問題点があった。
また,特許文献2においても,データを複数装置に分散(分割)記憶させないためには,代行受信先に対してデータ送信を初めからやり直す必要があり,チャンネルの占有時間や通信回線の使用時間に無駄が生じるという問題点があった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,メモリや複数の送受信チャンネル(通信部)を有効活用し,データ受信の途中でメモリ残量が少なくなった場合でも1つの受信データを分散させることなくデータ受信(メモリ受信)を完了させることができるファクシミリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,データの送受信を行う複数の通信部と,受信データを順次記憶するデータ記憶手段と,受信データの転送先を記憶する転送先記憶手段とを具備するファクシミリ装置において,一の前記通信部によりデータ受信中に前記データ記憶手段の空き容量を監視する空き容量監視手段と,前記空き容量監視手段により前記空き容量が所定の転送開始空き容量以下となったことが検知された場合に,前記一の通信部によるデータ受信と並行して,他の前記通信部により,前記転送先記憶手段に記憶された前記転送先へ前記データ記憶手段内の受信済みデータの転送を行うデータ転送手段と,を具備してなることを特徴とするファクシミリ装置として構成されるものである。
これにより,データ受信の途中で前記データ記憶手段の残容量が少なくなった場合でも,既に受信済みのデータそれぞれごとに分散させずに転送することができる。さらに,受信中のデータについても,転送済みデータが前記データ記憶手段に残らない場合にはその空き部分に書き込むことができ,残る場合であっても転送済みデータに上書きすることも可能となるので,受信データを分散させることなくデータ受信(メモリ受信)を完了させることができる。
ここで,前記転送手段により転送済みのデータが前記データ記憶手段内に残る場合には,転送済みデータを前記データ記憶手段内から消去するデータ消去手段を具備するものが考えられる。
【0006】
また,前記データ記憶手段内の前記受信済みデータから転送対象データを選択する転送対象選択手段と,前記転送対象選択手段により選択された前記転送対象データの容量に基づいて前記所定の転送開始空き容量を決定する転送開始空き容量決定手段と,を具備するものが考えられる。
これにより,前記受信済みデータの容量に応じて,データ受信の途中で容量不足とならない適切な前記転送開始空き容量を決定することができる。
例えば,データ受信速度とデータ転送速度とが同速度であると考えた場合,転送対象とする受信済みデータの容量と同等の容量を前記転送開始空き容量とすれば,計算上は,データ転送途中で前記データ記憶手段の残容量がなくなることはない。もちろん,この場合でも,通信速度のばらつき等を考慮して,前記転送開始空き容量を所定の余裕を設けて決定した方が望ましい。
【0007】
また,前記転送対象選択手段が,前記データ転送開始前における前記データ記憶手段の空き容量に前記データ記憶手段内の1又は複数の受信済みデータをデータ容量の小さいものから順次累積した容量が所定の基準容量以上となる最少数の前記受信済みデータを前記転送対象データとして選択するものが考えられる。
これにより,データ転送開始前の前記データ記憶手段の空き容量に転送対象データの合計容量を加えた容量が,前記基準容量以上で最小容量となるように転送対象データが選択されることになる。ここで,データ受信速度とデータ転送速度とがほぼ同速度であると考えた場合,データ転送開始前の前記データ記憶手段の空き容量に,転送対象データの容量の合計を加えた容量分のデータ受信が可能となる(受信途中で空き容量が無くなることによる受信の中断が生じない)。このため,上記構成により,少なくとも前記基準容量以上のデータ受信を中断なく行うことが可能となる。従って,前記基準容量を通常考えられる最大の受信データの容量とする等により,確実に受信を完了させることができる受信データの容量を自由に設計することが可能となる。
【0008】
また,前記転送先記憶手段が,1又は複数の転送先と該転送先それぞれが親展データを処理する親展機能を有するか否かの識別情報とを記憶するものであり,前記データ転送手段が,前記データ記憶手段内の前記親展データについては前記親展機能を有する転送先へのみ転送するものが考えられる。
これにより,親展データが親展機能を有さない装置に転送されて,転送先で親展データを出力できなかったり,親展設定が無視されて他人によって出力されたりすることがなくなる。
ここで,親展データとは,パスワード等の特定情報が設定されており,その特定情報が所定の操作部等から入力されなければ出力できないデータをいう。また,親展機能とは,前記親展データの出力の際に,前記特定情報の入力処理と,入力された特定情報と前記親展データに設定された特定情報との照合結果に基づいてその親展データの出力を行う処理とを実行する機能をいう。
【0009】
また,前記転送先記憶手段が,前記親展機能を有する転送先の転送受け入れ可能容量も記憶するものであり,前記転送対象選択手段が,前記親展データについては,前記転送受け入れ可能容量に基づいて前記転送対象データとするか否かを決定するものが考えられる。
これにより,転送先の受け入れ可能容量を超える量の前記親展データが転送されることを防止できる。
【0010】
また,前記データ転送手段が,前記転送対象データに前記親展データと非親展データとが含まれる場合に,該非親展データから優先して転送するものが考えられる。
これにより,機密性の高い親展データよりも非親展データが優先して転送されるので,転送によるセキュリティの低下が最小限に抑えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zの概略構成を表すブロック図,図2は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zにおけるデータ転送の準備処理の手順を表すフローチャート,図3は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zにおけるデータ転送処理の手順を表すフローチャート,図4は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置におけるデータ転送の準備処理が終了後の画像メモリの状態を模式的に表した図,図5は本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送の準備処理の手順を表すフローチャート,図6は本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送処理の主要部の手順を表すフローチャートである。
【0012】
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zの構成について説明する。
ファクシミリ装置Zは,図1に示すように,制御部12,回線制御部13,画像メモリ14,送信先メモリ15,ROM16,表示部17,操作部18,原稿読取部19,符号/復号部20,画像形成部21を備えている。
前記制御部12は,不図示のMPU及びその周辺機器で構成され,前記ROM16に予め記憶されたプログラムに従い,本ファクシミリ装置Zにおける原稿の送受信その他の処理を制御する。
前記表示部17は,液晶表示パネル等の表示装置であり,操作部18は,シートキー或いはタッチパネル等の入力装置である。
前記回線制御部13は,不図示のNCU(Network Control Unit)やモデム等からなり,複数チャンネルの通信回線11(複数の通信回線或いはISDN回線におけるB1及びB2チャンネル等,各チャンネルが前記通信部の一例)それぞれへのダイヤル信号の発信等の通信制御や送受信データの変調・復調等を行うものである。該回線制御部13により,前記画像メモリ14から画像データが読み出されて相手側ファクシミリ装置へ送信され,相手側ファクシミリ装置からの受信データが前記画像メモリ14へ格納される(メモリ受信機能)。この際,データの送受信が行われる前に,相手側がファクシミリ装置であること,相手側ファクシミリ装置と相互に共通する符号化能力とすること等について相互に確認し,通信方法を決定するネゴシエーション処理が行われる。前記回線制御部13の一部のチャンネルは,受信済みの画像データの転送先となるメモリ受信機能を有する他のファクシミリ装置A1,A2と通信回線11を介して接続されている。
前記画像メモリ14は,DRAM等の一時記憶装置であり,前記符号/復号部20によって符号化或いは復号化された画像データが格納されるものである。
前記送信先メモリ15は,SRAM等の記憶装置であり,送信相手先の情報(電話番号や名前)に加え,本ファクシミリ装置Zが受信済みのデータを自動転送(後述)する際の転送先の情報(電話番号や名前,転送先のファクシミリ装置が親展機能を有するか否か等の情報)が格納されるものである(前記転送先記憶手段の一例)。該送信先メモリ15に格納される情報は,前記操作部18から入力される。
前記原稿読取部19は,不図示の原稿台,CCD等の光学系から構成されるラインセンサを備えており,前記原稿台に載置された送信原稿の画像を読み取って画像データを生成し,前記符号/復号部20に出力するものである。
前記符号/復号部20は,前記原稿読取部19によって生成された画像データを圧縮して符号化し,前記画像メモリ14へ格納するとともに,相手側ファクシミリ装置から受信した画像データを前記画像メモリ14から読み出して復号化し,前記画像形成部21へ出力するものである。
前記画像形成部21は,前記符号/復号部20によって前記画像メモリ14から読み出され復号化された画像データを用紙に画像形成するものである。このとき,前記画像メモリ14内の画像データは,画像形成が終了したものから順次消去される。
本ファクシミリ装置Zの特徴は,前記回線制御部13によりいずれかのチャンネルでデータ受信中(メモリ受信中)に,前記画像メモリ14の残容量が少なくなってきた場合に,データ受信と並行して,前記画像メモリ14に既に受信済みの画像データを,他のチャンネルを用いて前記送信先メモリ15に登録(記憶)された転送先に転送するとともに,転送済みの画像データを前記画像メモリ14から消去するよう構成されていることである。これにより,前記画像メモリ14に空きが生じ,データ受信を完了させることが可能となる。
【0013】
次に,図2のフローチャートを用いて,本ファクシミリ装置Zにおけるデータ転送の準備処理の手順について説明する。以下,S101,S102,…は,処理手順(ステップ)の番号を表す。以下に示す準備処理は,データ受信の終了後,次のデータ受信が開始されるまでの間(例えば,データ受信が完了した直後等)に実行される処理である。特に記載がない場合は,前記制御部12によって実行されるものとする。
また,以下に示される記号のうち,Mtはデータ受信を完了させるために前記画像メモリ14に準備(確保)しておきたい(望ましい)メモリ容量の基準値(予め設定された値,以下,基準容量という),Maは現在の(処理を行う時点の)前記画像メモリ14の空き容量,Mcはデータ受信と並行してデータ転送を行なうことによって計算上受信可能なデータ(画像データ)の容量(受信可能容量),S(i)(i=1,2,…,n)は前記画像メモリ14内の既に受信済みのデータ(画像データ)それぞれの容量(iは,受信済みデータそれぞれを識別する番号を表す),Msはデータ転送開始の判断基準とする前記画像メモリ14の空き容量(以下,転送開始空き容量という)を表すものとする。データ受信中に,前記画像メモリ14の残容量(空き容量)が,前記転送開始空き容量Ms以下となった時点から,データ転送が開始される。
図2に示すデータ転送の準備処理は,前記転送開始空き容量Msと,転送対象とするデータ(データ番号:1〜x(1≦x≦n))とを決定する処理である(前記転送開始空き容量決定手段及び前記転送対象選択手段の処理の一例)。
【0014】
まず,現在の空き容量Maが前記基準容量Mt以上であるか否かが判別され(S101),前記基準容量Mt以上である場合はそのまま本準備処理は終了する。
一方,現在の空き容量Maが前記基準容量Mtに満たない場合は,前記画像メモリ14内の受信済みデータ(画像データ)のサイズ(容量)が,小さいものから順に並べられて(昇順にソートされて)S(i)(i=1,2,…,n)に設定される(S102)。ここで,S(1)が最も小さいサイズであり,S(n)が最も大きいサイズである。
次に,前記受信可能容量Mcに,初期値として現在の空き容量Maがセット(S103)された後,所定の変数i(i=1〜n)が初期値1から順次1ずつカウントアップされて,S104とS107との間に示す処理(S105,S106)についてループ処理がなされる。
まず,前記受信可能容量Mcに,前記受信済みデータのサイズS(i)が加算され(S105),加算後の前記受信可能容量Mcが,前記基準容量Mt以上(Mc≧Mt)であるか否かが判別される(S106)。ここで,Mc≧Mtでなければ,iが1カウントアップされてS105へ戻ってループする。
【0015】
一方,Mc≧Mtとなった場合には,ループ処理を抜け,その時点でのiが変数xに代入されて記憶される(S110)とともに,前記転送開始空き容量Msに,S(x)+α(αは,所定の余裕定数)がセットされる(S111)。
次に,現在の空き容量Maが前記転送開始空き容量Msを越えている(Ma>Ms)か否かがチェックされ(S112),Ma>Msであれば,本準備処理が終了する。
一方,Ma>Msでない場合には,空き容量確保のために,以下の事前転送処理(S13,S114)が行われる。即ち,前記画像メモリ14内の受信済みデータのうち,データ番号=xのデータ(即ち,データサイズが小さい方から数えてx番目であるデータ,以下,受信済みデータ(x)という)が,前記回線制御部13により,前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている転送先に転送され,転送済みのデータ(受信済みデータ(x))が前記画像メモリ14から消去される(S113)。さらに,xが1カウントダウン(x←x−1)され(S114),再度,S111へ戻って前記転送開始空き容量Msが再設定(Ms←S(x)+α)される。これにより,Ma>Msとなるので(S112のY側),本準備処理が終了する。
また,i=1〜n全てについてS104〜S107のループ処理を実行しても,Mc≧Mtの条件が成立しない場合は,所定のエラー処理(S108)が行われた後,本準備処理が終了する。
ここで,前記基準容量Mtが前記画像メモリ14の全容量以下に設定されていれば,通常はS108の処理に移行することはないが,例えば,受信済みデータ以外の何らのデータ(例えば,前記原稿読取部19で読み取られた画像データ等)が前記画像メモリ14に存在する場合には,S108の処理に移行することが生じ得る。
【0016】
図4は,図2に示したデータ転送の準備処理を実行した後の,前記画像メモリ14の状態を模式的に表したものである。図中,網掛けで表した部分は,データサイズの小さい順に並べられた受信済みデータ(番号=1,2,…,n)を表し,空白部分がメモリの空き部分を表す。また,受信済みデータのうち,1〜xが転送対象となるデータである。図4は,あくまで模式図であり,前記画像メモリ14内で,実際に受信済みデータが小サイズ順に並べられているわけではない。
データ転送の準備処理により,データ転送開始前における前記画像メモリ14の空き容量Maに受信済みデータ(1〜n)をデータ容量の小さいものから順次累積した容量が前記基準容量Mt以上となる最少数の受信済みデータ(1〜x)が転送対象データとして選択されたことになる。さらに,選択された転送対象データ(1〜x)のうちの最大のデータサイズS(x)に所定の余裕定数αが加えられた容量(S(x)+α)が前記転送開始空き容量Msとして設定されている。また,Ma>Msである。ここで,データを受信することによって空き容量Maが減り,Ma≒Msとなった時点から転送対象データ(1〜x)を順次転送し,転送済みのデータを前記画像メモリ14から消去する場合を考える。この場合,データ受信速度とデータ転送速度とがほぼ同速度であるとすれば,Ma≒Ms=S(x)+αであるので,例えば転送対象データ(1〜x)のうち最大サイズのデータ(x)(サイズはS(x))をデータ受信と並行して転送したとしても,そのデータ(x)の転送が完了して消去されるまでに,メモリの空き容量が不足することがない。ここで,転送処理については,前記ネゴシエーション等の通信接続を開始するための処理時間を要するので,その時間やデータ受信速度とデータ転送速度との多少の違いの分は,前記余裕定数αで見込んでおけばよい。
従って,前記基準容量Mtを,通常考えられる受信データ(画像データ)の最大容量に設定しておけば,その容量以内の受信データは,前記画像メモリ14の空き容量不足によって途中でメモリ受信が中断されることがなく,ほぼ確実にメモリ受信を完了できる。
【0017】
次に,図3のフローチャートを用いて,本ファクシミリ装置Zにおけるデータ転送処理の手順について説明する。図3に示す処理は,前記回線制御部13のいずれかのチャンネルによるデータ受信中に,該受信と並行して実行される処理である。特に記載がない場合は,前記制御部12によって実行されるものとする。
まず,前記画像メモリ14への新たなデータの書き込み状況が監視され(S201),メモリへの書き込みが検出された場合は,前記回線制御部13によるデータ受信の処理が完了したか否かがチェックされる(S202)。ここで,受信が完了していれば,データ転送を行わずに本処理が終了するが,受信が完了していなければ,前記画像メモリ14の空き容量Maが前記転送開始空き容量Msを越えているか(Ma>Ms)否かが判別され(S203),Ma>Msである場合は,S201へ戻って処理が繰り返される(S201〜S203が前記空き容量監視手段の処理の一例)。
一方,Ma>Msでない(即ち,Ma≒MsかつMa≦Msである)場合は,所定の変数y(y=1〜x)が初期値1から順次1ずつカウントアップされて,S204とS207との間に示す処理(S205,S206)についてループ処理がなされる。
まず,前記画像メモリ14内の受信済みデータ(y)(転送対象データのうちの1つ)が,前記回線制御部13により,受信処理中のチャンネルとは異なる他のチャンネルを用いて,前記送信先メモリ15に登録(記憶)された転送先に転送されるとともに,転送済みの画像データが前記画像メモリ14から消去される(S205,前記データ転送手段及び前記データ消去手段の処理の一例)。
このデータ転送が終了すると,次に,前記回線制御部13によるデータ受信の処理が完了したか否かがチェックされる(S206)。ここで,受信が完了していれば,ループ処理を抜けて本データ転送処理が終了するが,受信が完了していなければ,yが1カウントアップされてS205へ戻ってループする。
ここでは,yを1から順にカウントアップすることで,便宜上,容量の小さいデータから順に転送されるようにしているが,転送順序はどのような順序であってもかまわない。
【0018】
上記ループ処理が,y=xとなるまで実行されてもデータ受信が完了していない場合は,前記画像メモリ14への新たなデータの書き込みの有無,前記回線制御部13によるデータ受信の完了及び前記画像メモリ14の空き容量Maの有無が順次チェックされ(S208,S209,S210),空き容量Maが無くなる(メモリフルとなる)前にデータ受信が完了すれば,そのまま本処理が終了(正常終了)するが,データ受信の完了前にメモリフルとなった場合は,所定のエラー処理(S211)が実行された後,本処理が終了(異常終了)する。
前述したように,前記基準容量Mtを,通常考えられる受信データ(画像データ)の最大容量に設定しておけば,通常は,S211のエラー処理へ移行することはない。このエラー処理は,想定外の大容量のデータが受信された場合や,前記画像メモリ14が,他の用途で消費されてしまっている場合等の特殊な場合に対応するための処理である。
【0019】
【実施例】
次に,前記画像メモリ14に格納されている受信済みデータに,親展データと非親展データとが含まれる場合に,これらを区別して転送処理を行う実施例について説明する。
この実施例に係るファクシミリ装置は,前述した実施の形態に係るファクシミリ装置Zに対して,前記制御部12による転送の準備処理及び転送処理(各処理を行うためのプログラム)が異なるのみであり,その装置構成は,図1に示したものと変わらない。但し,本実施例では,前記送信先メモリ15に複数の転送先の情報が登録(記憶)されており,各転送先ごとに優先度とその転送先の装置が親展機能を有するか否かの識別情報とが設定されている。さらに,親展機能を有する転送先については,その転送先が親展データの転送の受け入れが可能な限度容量(親展データ転送限度容量(転送受け入り可能容量))も設定されている。
【0020】
次に,図5のフローチャートを用いて,本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送の準備処理の手順について説明する。以下に示す準備処理は,データ受信の終了後,次のデータ受信が開始されるまでの間(例えば,データ受信が完了した直後等)に実行される処理である。特に記載がない場合は,前記制御部12によって実行されるものとする。また,以下に示される記号のうち,Mt,Ma,Mc,S(i),Msは,前述したように,それぞれ前記基準容量,現在空き容量,前記受信可能容量,受信済みデータそれぞれの容量,前記転送開始空き容量を表す。さらに,Mcsは転送対象とする親展データの合計容量(以下,親展データ転送対象容量という),Mclは前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている親展データの転送先に設定されている前記親展データ転送限度容量,S1(i1)(i1=1〜x1)は,受信済みデータのうち,転送対象とする非親展データそれぞれのデータサイズ(容量),S2(i2)(i2=1〜x2)は,転送対象とする親展データそれぞれのデータサイズを表す。以下,転送対象とする非親展データのうち,データサイズが小さい方から数えてx1番目であるデータを非親展データ(x1),転送対象とする親展データのうち,データサイズが小さい方から数えてx2番目であるデータを親展データ(x1)ということとする。
図5に示すデータ転送の準備処理は,前記転送開始空き容量Msと,転送対象とする非親展データ(1〜x1)及び親展データ(1〜x2)とを決定する処理である。
【0021】
まず,現在の空き容量Maが前記基準容量Mt以上であるか否かが判別され(S301),前記基準容量Mt以上である場合はそのまま本準備処理は終了する。一方,現在の空き容量Maが前記基準容量Mtに満たない場合は,前記画像メモリ14内の受信済みデータ(画像データ)のサイズ(容量)が,小さいものから順に並べられて(昇順にソートされて)S(i)(i=1,2,…,n)に設定される(S302)。ここで,S(1)が最も小さいサイズであり,S(n)が最も大きいサイズである。
【0022】
次に,初期値の設定処理として,前記受信可能容量Mcの初期値に現在の空き容量Maが,前記親展データ転送対象容量Mcsに初期値0が,所定の変数i1,i2それぞれに初期値1がセット(S303)された後,所定の変数i(i=1〜n)が初期値1から順次1ずつカウントアップされて,S304とS311との間に示す処理(S305〜S310)についてループ処理がなされる。
まず,受信済みデータ(i)が親展データであるか否かが判別され,親展データではない場合は,その受信済みデータ(i)が転送対象とする非親展データとして選択(追加)(S308)された後,S309の処理へ移行する。具体的には,転送対象非親展データの容量S1(i1)に受信済みデータの容量S(i)がセットされ,さらに変数i1が1カウントアップされる(S308)。
一方,受信済みデータ(i)が親展データである場合は,その時点でのMcsに受信済みデータの容量S(i)を加算した値が,前記親展データ転送限度容量Mclを超える(Mcs+S(i)>Mcl)か否かがチェックされる(S306)。ここで,超えない(Mcs+S(i)≦Mcl)場合には,受信済みデータ(i)が転送対象とする親展データとして選択(追加)(S307)された後,S309の処理へ移行する。具体的には,前記親展データ転送対象容量への受信済みデータの容量S(i)の加算と,転送対象親展データの容量S2(i2)への受信済みデータの容量S(i)のセットと,変数i2の1カウントアップとがなされる(S307)。また,前記親展データ転送限度容量Mclを超える(Mcs+S(i)>Mcl)場合には,その受信済みデータ(i)は転送対象とせず,iが1カウントアップされてS305へ戻ってループする。
S309では,前記受信可能容量Mcに,前記受信済みデータのサイズS(i)が加算され(S309),加算後の前記受信可能容量Mcが,前記基準容量Mt以上(Mc≧Mt)であるか否かが判別される(S310)。ここで,Mc≧Mtでなければ,iが1カウントアップされてS305へ戻ってループする。
【0023】
一方,Mc≧Mtとなった場合には,ループ処理を抜け,その時点でのi1,i2が,それぞれ変数x1,x2に代入されて記憶される(S320)。
次に,転送対象として選択されたデータのうちの最大の容量Smaxが設定される(S321)。具体的には,前記転送対象非親展データの容量S1(x1)と前記転送対象親展データの容量S1(x2)との大きい方の値がSmaxにセットされる(S321)。
次に,前記転送開始空き容量Msに,Smax+α(αは,所定の余裕定数)がセットされ(S322),現在の空き容量Maが前記転送開始空き容量Msを越えている(Ma>Ms)か否かがチェックされる(S323)。ここで,Ma>Msであれば,本準備処理が終了するが,Ma>Msでなければ,空き容量を確保するために以下の処理が行われる。
【0024】
まず,x1>0であるか否か(即ち,転送対象とする非親展データが存在するか否か)がチェックされ(S324),x1>0である場合は,非親展データ(x1)が前記回線制御部13により,前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている親展機能を有さない転送先(非親展転送先)に転送され,転送済みのデータ(非親展データ(x1))が前記画像メモリ14から消去される(S325)。さらに,x1が1カウントダウン(x1←x1−1)され(S326),再度,S321へ戻って前述した処理が繰り返される。
一方,x1>0でない(即ち,転送対象とする非親展データが存在しない)場合は,x2>0であるか否か(転送対象とする親展データが存在するか否か)がチェックされる(S327)。ここで,x2>0である場合は,親展データ(x2)が前記回線制御部13により,前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている親展機能を有する転送先(親展転送先)に転送され,転送済みのデータ(親展データ(x2))が前記画像メモリ14から消去される(S328)。さらに,x2が1カウントダウン(x2←x2−1)され(S329),再度,S321へ戻って前述した処理が繰り返される。
そして,このような処理の繰り返しにより,現在の空き容量Maが前記転送開始空き容量Msを越えた場合(Ma>Ms)には,本準備処理が終了する(正常終了)。ここで,転送対象とする非親展データ及び進展データがなくなるまで繰り返してもMa>Msとならない場合や,S304〜S311のループ処理において前記受信可能容量Mcが前記基準容量以上とならない場合には,所定のエラー処理が実行(S312)された後,本準備処理が終了する(異常終了)。
【0025】
以上のような準備処理により,前記画像メモリ14内の受信済みデータのうち,進展データについては,前記震源データ転送限度容量Mclの範囲内で転送対象が選択される。さらに,図4に示したのと同様に,例えば転送対象データ(非親展データ(1〜x1)及び親展データ(1〜x2))のうち最大サイズのデータ(サイズはSmax)をデータ受信と並行して転送したとしても,そのデータの転送が完了して消去されるまでに,メモリの空き容量が不足することがない。ここで,前記余裕定数αを加える(S322)理由は前述した通りである。
また,親展データは,非親展データに比べて機密性が高いため,極力転送を行わない方が好ましい。従って,前記画像メモリ14の空き容量が足りない場合の事前転送処理(S321〜S329)において,非親展データから優先的に転送されるようにしている。
また,ここでは,y1,y2をそれぞれ1から順にカウントアップすることで,便宜上,容量の小さいデータから順に転送されるようにしているが,転送順序はどのような順序であってもかまわない。
【0026】
次に,図6のフローチャートを用いて,本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送処理の主要部の手順について説明する。図6に示す処理は,図3に示したデータ転送処理における「※B」の部分(S204〜S207)に置き換えて実行される処理であり,その前後の処理は,図3と同じであるため記載を省略している。
前記画像メモリ14の空き容量Maが前記転送開始空き容量Msを越えていない(即ち,Ma≒MsかつMa≦Msである)場合(図3のS203のN側)は,所定の変数y1(y1=1〜x1)が初期値1から順次1ずつカウントアップされて,S401とS404との間に示す処理(S402,S403)についてループ処理がなされる。
まず,前記画像メモリ14内の転送対象として選択されている非親展データ(y1)が,前記回線制御部13により,受信処理中のチャンネルとは異なる他のチャンネルを用いて,前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている親展機能を有さない転送先(非親展転送先)に転送され,転送済みのデータ(非親展データ(y1))が前記画像メモリ14から消去される(S402)。このデータ転送が終了すると,次に,前記回線制御部13によるデータ受信の処理が完了したか否かがチェックされる(S403)。ここで,受信が完了していれば,ループ処理を抜けて本データ転送処理が終了するが,受信が完了していなければ,y1が1カウントアップされてS402へ戻ってループする。
【0027】
以上のようにして,転送対象として選択されている非親展データ(1〜x1)全てを転送してもデータ受信が完了しない場合は,今度は,転送対象として選択されている親展データ(1〜x2)の転送が実行される。
即ち,所定の変数y2(y2=1〜x2)が初期値1から順次1ずつカウントアップされて,S405とS408との間に示す処理(S406,S407)についてループ処理がなされる。
まず,前記画像メモリ14内の転送対象として選択されている親展データ(y2)が,前記回線制御部13により,受信処理中のチャンネルとは異なる他のチャンネルを用いて,前記送信先メモリ15に登録(記憶)されている親展機能を有する転送先(親展転送先)に転送され,転送済みのデータ(親展データ(y2))が前記画像メモリ14から消去される(S406)。このデータ転送が終了すると,次に,前記回線制御部13によるデータ受信の処理が完了したか否かがチェックされる(S407)。ここで,受信が完了していれば,ループ処理を抜けて本データ転送処理が終了するが,受信が完了していなければ,y2が1カウントアップされてS406へ戻ってループする。
このようにして,転送対象として選択されている非親展データ(1〜x1)及び親展データ(1〜x2)全てを転送してもデータ受信が完了しない場合は,図3で示したS208〜S211の処理が実行される。
このように,転送対象とされたデータのうち,機密性の高い親展データよりも非親展データが優先して転送されるので,転送によるセキュリティの低下が最小限に抑えられる。
また,親展データは親展機能を有する転送先に転送されるので,転送先において,親展データを出力できない,或いは親展設定が無視されて他人に出力されてしまう等の問題の発生を防止できる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,データ受信の途中でメモリの残容量が少なくなった場合でも,既に受信済みのデータそれぞれごとに分散させずに転送することができる。さらに,受信中のデータについても,転送済みデータの消去等によって受信データを分散させることなくデータ受信(メモリ受信)を完了させることができる。
さらに,親展データが親展機能を有する転送先にのみ転送され,親展データよりも非親展データが優先して転送されることにより,機密性の高い親展データのセキュリティの低下を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zの概略構成を表すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zにおけるデータ転送の準備処理の手順を表すフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Zにおけるデータ転送処理の手順を表すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置におけるデータ転送の準備処理が終了後の画像メモリの状態を模式的に表した図。
【図5】本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送の準備処理の手順を表すフローチャート。
【図6】本発明の実施例に係るファクシミリ装置におけるデータ転送処理の主要部の手順を表すフローチャート。
【符号の説明】
11…通信回線
12…制御部(空き容量監視手段,データ転送手段,データ消去手段,転送対象選択手段,転送開始空き容量決定手段)
13…回線制御部(通信部)
14…画像メモリ(データ記憶手段)
15…送信先メモリ(転送先記憶手段)
16…ROM
17…表示部
18…操作部
19…原稿読取部
20…符号/復号部
21…画像形成部
S101,S102,,…処理手順(ステップ)

Claims (7)

  1. データの送受信を行う複数の通信部と,受信データを順次記憶するデータ記憶手段と,受信データの転送先を記憶する転送先記憶手段とを具備するファクシミリ装置において,
    一の前記通信部によりデータ受信中に前記データ記憶手段の空き容量を監視する空き容量監視手段と,
    前記空き容量監視手段により前記空き容量が所定の転送開始空き容量以下となったことが検知された場合に,前記一の通信部によるデータ受信と並行して,他の前記通信部により,前記転送先記憶手段に記憶された前記転送先へ前記データ記憶手段内の受信済みデータの転送を行うデータ転送手段と,
    を具備してなることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記転送手段により転送済みのデータが前記データ記憶手段内に残る場合に,転送済みデータを前記データ記憶手段内から消去するデータ消去手段を具備してなる請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記データ記憶手段内の前記受信済みデータから転送対象データを選択する転送対象選択手段と,
    前記転送対象選択手段により選択された前記転送対象データの容量に基づいて前記所定の転送開始空き容量を決定する転送開始空き容量決定手段と,
    を具備してなる請求項1又は2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. 前記転送対象選択手段が,前記データ転送開始前における前記データ記憶手段の空き容量に前記データ記憶手段内の1又は複数の受信済みデータをデータ容量の小さいものから順次累積した容量が所定の基準容量以上となる最少数の前記受信済みデータを前記転送対象データとして選択するものである請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記転送先記憶手段が,1又は複数の転送先と該転送先それぞれが親展データを処理する親展機能を有するか否かの識別情報とを記憶するものであり,
    前記データ転送手段が,前記データ記憶手段内の前記親展データについては前記親展機能を有する転送先へのみ転送するものである請求項1〜4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 前記転送先記憶手段が,前記親展機能を有する転送先の転送受け入れ可能容量も記憶するものであり,
    前記転送対象選択手段が,前記親展データについては,前記転送受け入れ可能容量に基づいて前記転送対象データとするか否かを決定するものである請求項5に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記データ転送手段が,前記転送対象データに前記親展データと非親展データとが含まれる場合に,該非親展データから優先して転送するものである請求項5又は6のいずれかに記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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