JP2004274511A - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、手ぶれの影響のない静止画像を簡易な構成で取得し得る携帯型電子機器を実現できる。
【解決手段】本発明は、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で使用されるリモコン部14に、当該カメラ付携帯電話機2の動作状態に応じた通話処理命令又は撮像命令を入力できる兼用スイッチ19を設けるようにしたことにより、撮像モード時にカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、当該兼用スイッチ18を介して撮像命令を入力できるので、カメラ付携帯電話機2に一体となって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で使用されるリモコン部14に、当該カメラ付携帯電話機2の動作状態に応じた通話処理命令又は撮像命令を入力できる兼用スイッチ19を設けるようにしたことにより、撮像モード時にカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、当該兼用スイッチ18を介して撮像命令を入力できるので、カメラ付携帯電話機2に一体となって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯型電子機器に関し、例えばカメラ付携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機における筺体の所定位置にCCD(Charge Coupled Device)カメラを備えたカメラ付携帯電話機が普及している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなカメラ付携帯電話機においては、ユーザによって筺体が片手で保持され、CCDカメラが撮像対象に対して向けられた状態で当該筺体を保持している手の指で筺体の所定位置に設けられたシャッターキーが押下されることにより撮像対象の静止画像を取得するようになされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−320463公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる構成のカメラ付携帯電話機においては、筺体を保持している手の指でシャッターキーが押下される際、当該シャッターキーを押下する際の力が筺体に直接与えれることになって当該筺体がぶれ、結果的に手ぶれの生じた静止画像を取り込んでしまうことになるという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る携帯型電子機器を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、外部からの撮像命令に従って静止画像を取得する撮像手段が一体となって設けられた本体部と、当該撮像手段に対する撮像命令を入力するための撮像命令入力手段及び本体部に対する所定の信号処理命令を入力するための信号処理命令入力手段を兼用し、本体部とは分離された状態で当該本体部と有線又は無線で電気的に接続され上記本体部を操作する遠隔操作部とを設けるようにした。
【0008】
従って、本体部が直接押下操作されることなく、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段を兼用させた遠隔操作部を介して撮像命令が入力されることになるので、本体部と一体になって設けられた撮像手段に対する手ぶれを簡易な構成で防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
図1において、1は全体として本発明の携帯型電子機器としてのイヤホンマイク付携帯電話機を示し、カメラ付携帯電話機2と、当該カメラ付携帯電話機2に対して着脱自在に取り付けられたリモートコントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)付イヤホンマイク3とによって構成されている。
【0011】
カメラ付携帯電話機2は、第1の筺体(以下、これを上側筺体と呼ぶ)4と第2の筺体(以下、これを下側筺体と呼ぶ)5とがヒンジ部6を介して折り畳み可能に形成されている。
【0012】
上側筺体4の正面には、上側中央部にスピーカ7が設けられていると共に、当該スピーカ7の下側に例えばLCD(Liquid Crystal Display)でなる正面表示部8が設けられている。
【0013】
一方、下側筐体5には、正面下部にマイクロホン9が設けられていると共に、正面中央部にシャッターキー10A等の各種操作キーで構成された操作部10が設けられており、当該操作部10の操作に応じて正面表示部8上で項目選択や発呼処理、終話処理、着信処理、静止画像取得処理等の種々の処理を実行し得るようになされている。
【0014】
そして下側筺体5の右側側面には、リモコン付イヤホンマイク3が取り付けられるためのリモコンジャック11が設けられており、当該リモコンジャック11にリモコンプラグ13が挿着されることによりリモコン付イヤホンマイク3が取り付けられるようになされている。
【0015】
下側筺体5は、リモコン付イヤホンマイク3が取り付けられると、カメラ付携帯電話機2の内部電源部からの電源電圧をリモコンケーブル13を介してリモコン部14に供給すると共に、当該カメラ付携帯電話機2の回路基板からの着信信号及び音声信号をリモコンケーブル13及びイヤホンケーブル15を介してイヤホン16に出力する。
【0016】
ここで遠隔操作部としてのリモコン部14は、ほぼ円柱形状でなりその内部に各種回路が内蔵されている。
【0017】
リモコン部14には、その正面下部にリモコン側マイクロホン18が設けられていると共に、当該リモコン側マイクロホン18の上側中央部に兼用スイッチ19が設けられており、通常の電話としての機能を実現する通話モードのときに当該兼用スイッチ19が押下されると、自動的に発呼処理や終話処理、着信処理(以下、これらをまとめて通話処理と呼ぶ)を実行し、静止画像を撮像するスチルカメラとしての機能を実現する撮像モードのときに兼用スイッチ19が押下されると、静止画像取得処理を実行するようになされている。
【0018】
因みにリモコン部14においては、その背面の所定位置にクリップ金具20が設けられており、例えば上着の胸ポケットに挟まれた状態で使用され得るようになされている。
【0019】
そして図2に示すように、下側筺体5の背面には、その上側右部に送受信用のアンテナ21が取り付けられている。
【0020】
また上側筺体4の背面上部には、撮像手段としてのCCDカメラ22が一体となって設けられていると共に、当該CCDカメラ22の下側中央部には例えばLCDでなる背面表示部23が設けられており、撮像モード時、ユーザによって選択された正面表示部8又は背面表示部23に対してCCDカメラ22を介して撮像されている撮像画像を表示させ続ける。
【0021】
かかる構成に加えてイヤホンマイク付携帯電話機1では、この状態でリモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、静止画像取得処理を実行することによりその時点の撮像画像を静止画像として取得し、当該取得した静止画像を正面表示部8又は背面表示部23に表示するようになされている。
【0022】
因みにイヤホンマイク付携帯電話機1では、操作部10(図1)のシャッターキー10Aが押下された場合であっても静止画像取得処理を実行し、CCDカメラ22を介して静止画像を取得し得るようになされている。
【0023】
このようなイヤホンマイク付携帯電話機1においては、図3に示すように、カメラ付携帯電話機2のリモコンジャック11と、リモコン付イヤホンマイク3のリモコンプラグ12とが電気的に接続されており、カメラ付携帯電話機2とリモコン付イヤホンマイク3との間で各種情報の授受を行うようになされている。
【0024】
ここでカメラ付携帯電話機2は、制御部30にリモコンジャック11、スピーカ7、マイクロホン9、正面表示部8、操作部10、CCDカメラ22、背面表示部23及び通信処理部31が接続されていると共に、当該通信処理部31にアンテナ21が接続されている。
【0025】
この場合、制御部30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Processing)、予め基本プログラム及び兼用スイッチ判別処理プログラム等の各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)や検出回路32等で構成されており、各種命令に応じてROMに格納された各種プログラムを適宜RAMに読み出すことにより所定の処理を実行する。
【0026】
例えば制御部30は、通話モード時、リモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、これに応じて通話処理を実行し通話相手の電話機との間で通話状態を確保する。
【0027】
このとき制御部30は、マイクロホン9又はリモコン側マイクロホン18を介して集音した音声データに通信処理部31によって所定の変調処理を施すことにより送信信号を生成し、これをアンテナ21を介して送信する。
【0028】
また制御部30は、アンテナ21を介して受信した受信信号に対して通信処理部31により所定の復調処理を施し、その結果得られた音声信号をスピーカ7又はイヤホン16を介して出力する。
【0029】
これに加えて制御部30は、操作部10に対する操作に応じて通話モードからCCDカメラ22による撮像モードへ移行した後、リモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、これに応じてCCDカメラ22により静止画像を撮像し、当該撮像した静止画像をRAMに一旦取り込むと共に、正面表示部8又は背面表示部23のいずれかに表示する。
【0030】
ところでカメラ付携帯電話機2では、兼用スイッチ19が押下されずに開いていると、接点PとアースGとの電気的な接続が当該兼用スイッチ19によって遮断されることにより電源部33から供給される電流がアースGに流れず、接点Pの電圧値が一定に保持される。
【0031】
これに対してカメラ付携帯電話機2では、兼用スイッチ19が押下されることにより当該兼用スイッチ19が閉じられると、接点PとアースGとが兼用スイッチ19を介して電気的に接続されることにより電源部33から供給される電流が接点P、リモコンジャック11、リモコンプラグ12及び兼用スイッチ19を順次介してアースGに流れ、当該接点Pにおいて一定に保持されていた電圧値が降下する。
【0032】
ここで検出回路32は、兼用スイッチ19の押下に応じて生じる接点Pの電圧値の変化を検出し得るようになされている。
【0033】
そして命令検出手段としての制御部30は、検出回路32における電圧値の検出結果を常時監視しており、当該電圧値の変化に基づいて兼用スイッチ19が押下されたか否かを検出し得るようになされている。
【0034】
これにより制御部30は、検出回路32の検出結果に基づいて、兼用スイッチ19が押下されたことを検出すると、カメラ付携帯電話機2で現在選択されている通話モード又は撮像モードに応じた通話処理又は静止画像取得処理を実行するようになされている。
【0035】
実際上、カメラ付携帯電話機2は電源が投入されると、兼用スイッチ判別処理プログラムに従って図4に示すようにルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部30は、検出回路32により、接点Pにおける電圧値の降下を検出したか否かを判断する。
【0036】
ここで否定結果が得られると、このことは兼用スイッチ19が押下されていないことを表しており、このとき制御部30は、再びステップSP1へ戻る。
【0037】
これに対してステップSP1で肯定結果が得られると、このことは兼用スイッチ19が押下されたことを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP2へ移る。
【0038】
ステップSP2において制御部30は、カメラ付携帯電話機2が現在通話モードであるか、或いは撮像モードであるかのモード判別処理を実行し、次のステップSP3へ移る。
【0039】
ステップSP3において制御部30は、ステップSP2の判別結果が撮像モードであるか否かを判断する。
【0040】
ステップSP3で否定結果が得られると、このことはカメラ付携帯電話機2が現在通話モードであること、すなわちユーザがカメラ付携帯電話機2を通常の電話機として機能させていることを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP4へ移る。
【0041】
ステップSP4において制御部30は、兼用スイッチ19の押下によって入力された命令を通話処理命令として検出し、当該通話処理命令に基づいて通話処理を実行し得るようになされている。
【0042】
これに対してステップSP3で肯定結果が得られると、このことはカメラ付携帯電話機2が現在撮像モードであること、すなわちユーザがカメラ付携帯電話機2をスチルカメラのように機能させていることを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP5へ移る。
【0043】
ステップSP5において制御部30は、兼用スイッチ19の押下によって入力された命令を撮像命令として検出し、当該撮像命令に基づいてCCDカメラ22により静止画像取得処理を実行することにより静止画像を取得し得るようになされている。
【0044】
以上の構成において、イヤホンマイク付携帯電話機1では、撮像モード時、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で当該カメラ付携帯電話機2と有線(この場合、リモコンケーブル13)を介して電気的に接続されたリモコン部14における兼用スイッチ19を介して撮像命令を入力できるようにした。
【0045】
従ってイヤホンマイク付携帯電話機1では、カメラ付携帯電話機2を保持させている手の指でシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、リモコン部14の兼用スイッチ19で撮像命令を入力させることができるので、カメラ付携帯電話機2と一体になって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を確実に取得できる。
【0046】
またイヤホンマイク付携帯電話機1では、兼用スイッチ19が押下されると、当該押下された際のカメラ付携帯電話機2での動作状態(すなわち通話モード又は撮像モード)に応じた通話処理命令又は撮像命令が入力され、当該通話処理命令又は撮像命令に基づいて動作状態に応じた処理を実行するようにした。
【0047】
従ってユーザはリモコン部14の兼用スイッチ19を押下しさえすれば動作状態に応じたユーザ所望の処理をカメラ付携帯電話機2で容易に実行させることができる。
【0048】
さらにイヤホンマイク付携帯電話機1では、通話モード又は撮像モードに応じた通話処理命令又は撮像命令を兼用スイッチ19の押下によって入力させるようにしたことにより、通話処理命令及び撮像命令を入力させるための専用スイッチをリモコン部14にそれぞれ個別に設ける必要がなく、当該リモコン部14におけるスイッチの数を減らすことができ、かくしてリモコン部14を簡易な構成にできると共に小型化できる。
【0049】
以上の構成によれば、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で使用されるリモコン部14に、当該カメラ付携帯電話機2の動作状態に応じた通話処理命令又は撮像命令を入力できる兼用スイッチ19を設けるようにしたことにより、撮像モード時にカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、当該兼用スイッチ19を介して撮像命令を入力させることができるので、カメラ付携帯電話機2と一体になって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る。
【0050】
なお上述の実施の形態においては、兼用スイッチ19の押下によって撮像命令が入力されると、これに応じて静止画像取得処理を実行し静止画像を取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、兼用スイッチ19の押下によって撮像命令が入力されると、予め任意に設定された所定時間経過後に静止画像取得処理を実行し静止画像を取得するようにしても良く、この場合、カメラ付携帯電話機2においては、兼用スイッチ19が押下されてからユーザ所望のタイミングで静止画像を取得できる。
【0051】
また上述の実施の形態においては、撮像モード時に兼用スイッチ19に加えてカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aが押下されても静止画像を取得できるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像モード時に兼用スイッチ19が押下されたときにだけ静止画像を取得できるようにしても良い。
【0052】
この場合、イヤホンマイク付携帯電話機1では、操作部10を介した設定や、リモコン付イヤホンマイク3がカメラ付携帯電話機2に挿着されたことに応じて制御部30が操作部10を制御し、シャッターキー10Aが押下されても静止画像を取得し得ないようにすれば、カメラ付携帯電話機2が保持されている手で誤ってシャッターキー10Aが押下されても静止画像は取得されず、このためユーザに対してシャッターキー10Aを気にさせずにカメラ付携帯電話機2を自由に保持させることができる。
【0053】
さらに上述の実施の形態においては、所定の信号処理命令として通話処理命令を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像や音声の記録再生等その他種々の信号処理命令を適用するようにしても良い。
【0054】
また兼用スイッチ19を介して入力できる命令としては、例えば兼用スイッチ19が長押しされることにより通話モードから撮像モードに切り換えたり、或いは撮像モードから通話モードに切り換えることができるようなモード切換命令であっても良く、この場合、ユーザに対して兼用スイッチ19により通話モード及び撮像モードの切り換えを自由に行わせることができると共に、通話モードから撮像モードに切り換えられた際にCCDカメラ22によって容易に手ぶれの影響がない静止画像を取得できる。
【0055】
さらに上述の実施の形態においては、通話処理命令及び撮像命令の2つの命令を兼用スイッチ19を介して入力できるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通話処理命令及び撮像命令に加えて、例えばCCDカメラ22のズーム倍率を変更させるズーム倍率変更命令等の3つ以上の複数の命令を兼用スイッチ19を介して入力できるようにしても良い。
【0056】
さらに上述の実施の形態においては、撮像手段と一体になって設けられた本体部として、CCDカメラ22と一体になって設けられたカメラ付携帯電話機2を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CCDカメラと一体になって設けられたPHS(Personal Handy−phone System)やPDA(Personal Digital Assistance)、携帯型音楽再生装置等その他種々の本体部を適用するようにしても良い。
【0057】
さらに上述の実施の形態においては、リモコン部14をリモコンケーブル13を介してカメラ付携帯電話機2と電気的に接続させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リモコン部14を例えば赤外線やBluetooth(登録商標)等の無線通信手段を介してカメラ付携帯電話機2と電気的に接続させるようにしても良い。
【0058】
さらに上述の実施の形態においては、信号処理として通話モード時における通話処理を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽再生処理、電子メールやインターネット等のネットワーク通信処理等その他種々の信号処理を適用するようにしても良い。
【0059】
さらに上述の実施の形態においては、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段として、機械的な兼用スイッチ19を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、兼用スイッチの押下に応じて動作する電磁開閉スイッチや光電スイッチ等のような電気的なスイッチを適用するようにしても良い。
【0060】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、本体部が直接押下操作されることなく、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段を兼用させた本体部を操作する遠隔操作部を介して撮像命令が入力されることになるので、本体部と一体になって設けられた撮像手段に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響のない静止画像を簡易な構成で取得し得る携帯型電子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイヤホンマイク付携帯電話機の外観構成(1)を示す略線的斜視図である。
【図2】本発明によるイヤホンマイク付携帯電話機の外観構成(2)を示す略線的斜視図である。
【図3】イヤホンマイク付携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図4】兼用スイッチ判別処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……イヤホンマイク付携帯電話機、2……カメラ付携帯電話機、3……リモコン付イヤホンマイク、10……操作部、13……リモコンケーブル、14……リモコン部、16……イヤホン、18……リモコン側マイクロホン、19……兼用スイッチ、22……CCDカメラ、30……制御部、32……検出回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯型電子機器に関し、例えばカメラ付携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機における筺体の所定位置にCCD(Charge Coupled Device)カメラを備えたカメラ付携帯電話機が普及している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなカメラ付携帯電話機においては、ユーザによって筺体が片手で保持され、CCDカメラが撮像対象に対して向けられた状態で当該筺体を保持している手の指で筺体の所定位置に設けられたシャッターキーが押下されることにより撮像対象の静止画像を取得するようになされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−320463公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる構成のカメラ付携帯電話機においては、筺体を保持している手の指でシャッターキーが押下される際、当該シャッターキーを押下する際の力が筺体に直接与えれることになって当該筺体がぶれ、結果的に手ぶれの生じた静止画像を取り込んでしまうことになるという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る携帯型電子機器を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、外部からの撮像命令に従って静止画像を取得する撮像手段が一体となって設けられた本体部と、当該撮像手段に対する撮像命令を入力するための撮像命令入力手段及び本体部に対する所定の信号処理命令を入力するための信号処理命令入力手段を兼用し、本体部とは分離された状態で当該本体部と有線又は無線で電気的に接続され上記本体部を操作する遠隔操作部とを設けるようにした。
【0008】
従って、本体部が直接押下操作されることなく、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段を兼用させた遠隔操作部を介して撮像命令が入力されることになるので、本体部と一体になって設けられた撮像手段に対する手ぶれを簡易な構成で防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
図1において、1は全体として本発明の携帯型電子機器としてのイヤホンマイク付携帯電話機を示し、カメラ付携帯電話機2と、当該カメラ付携帯電話機2に対して着脱自在に取り付けられたリモートコントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)付イヤホンマイク3とによって構成されている。
【0011】
カメラ付携帯電話機2は、第1の筺体(以下、これを上側筺体と呼ぶ)4と第2の筺体(以下、これを下側筺体と呼ぶ)5とがヒンジ部6を介して折り畳み可能に形成されている。
【0012】
上側筺体4の正面には、上側中央部にスピーカ7が設けられていると共に、当該スピーカ7の下側に例えばLCD(Liquid Crystal Display)でなる正面表示部8が設けられている。
【0013】
一方、下側筐体5には、正面下部にマイクロホン9が設けられていると共に、正面中央部にシャッターキー10A等の各種操作キーで構成された操作部10が設けられており、当該操作部10の操作に応じて正面表示部8上で項目選択や発呼処理、終話処理、着信処理、静止画像取得処理等の種々の処理を実行し得るようになされている。
【0014】
そして下側筺体5の右側側面には、リモコン付イヤホンマイク3が取り付けられるためのリモコンジャック11が設けられており、当該リモコンジャック11にリモコンプラグ13が挿着されることによりリモコン付イヤホンマイク3が取り付けられるようになされている。
【0015】
下側筺体5は、リモコン付イヤホンマイク3が取り付けられると、カメラ付携帯電話機2の内部電源部からの電源電圧をリモコンケーブル13を介してリモコン部14に供給すると共に、当該カメラ付携帯電話機2の回路基板からの着信信号及び音声信号をリモコンケーブル13及びイヤホンケーブル15を介してイヤホン16に出力する。
【0016】
ここで遠隔操作部としてのリモコン部14は、ほぼ円柱形状でなりその内部に各種回路が内蔵されている。
【0017】
リモコン部14には、その正面下部にリモコン側マイクロホン18が設けられていると共に、当該リモコン側マイクロホン18の上側中央部に兼用スイッチ19が設けられており、通常の電話としての機能を実現する通話モードのときに当該兼用スイッチ19が押下されると、自動的に発呼処理や終話処理、着信処理(以下、これらをまとめて通話処理と呼ぶ)を実行し、静止画像を撮像するスチルカメラとしての機能を実現する撮像モードのときに兼用スイッチ19が押下されると、静止画像取得処理を実行するようになされている。
【0018】
因みにリモコン部14においては、その背面の所定位置にクリップ金具20が設けられており、例えば上着の胸ポケットに挟まれた状態で使用され得るようになされている。
【0019】
そして図2に示すように、下側筺体5の背面には、その上側右部に送受信用のアンテナ21が取り付けられている。
【0020】
また上側筺体4の背面上部には、撮像手段としてのCCDカメラ22が一体となって設けられていると共に、当該CCDカメラ22の下側中央部には例えばLCDでなる背面表示部23が設けられており、撮像モード時、ユーザによって選択された正面表示部8又は背面表示部23に対してCCDカメラ22を介して撮像されている撮像画像を表示させ続ける。
【0021】
かかる構成に加えてイヤホンマイク付携帯電話機1では、この状態でリモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、静止画像取得処理を実行することによりその時点の撮像画像を静止画像として取得し、当該取得した静止画像を正面表示部8又は背面表示部23に表示するようになされている。
【0022】
因みにイヤホンマイク付携帯電話機1では、操作部10(図1)のシャッターキー10Aが押下された場合であっても静止画像取得処理を実行し、CCDカメラ22を介して静止画像を取得し得るようになされている。
【0023】
このようなイヤホンマイク付携帯電話機1においては、図3に示すように、カメラ付携帯電話機2のリモコンジャック11と、リモコン付イヤホンマイク3のリモコンプラグ12とが電気的に接続されており、カメラ付携帯電話機2とリモコン付イヤホンマイク3との間で各種情報の授受を行うようになされている。
【0024】
ここでカメラ付携帯電話機2は、制御部30にリモコンジャック11、スピーカ7、マイクロホン9、正面表示部8、操作部10、CCDカメラ22、背面表示部23及び通信処理部31が接続されていると共に、当該通信処理部31にアンテナ21が接続されている。
【0025】
この場合、制御部30は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Processing)、予め基本プログラム及び兼用スイッチ判別処理プログラム等の各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)や検出回路32等で構成されており、各種命令に応じてROMに格納された各種プログラムを適宜RAMに読み出すことにより所定の処理を実行する。
【0026】
例えば制御部30は、通話モード時、リモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、これに応じて通話処理を実行し通話相手の電話機との間で通話状態を確保する。
【0027】
このとき制御部30は、マイクロホン9又はリモコン側マイクロホン18を介して集音した音声データに通信処理部31によって所定の変調処理を施すことにより送信信号を生成し、これをアンテナ21を介して送信する。
【0028】
また制御部30は、アンテナ21を介して受信した受信信号に対して通信処理部31により所定の復調処理を施し、その結果得られた音声信号をスピーカ7又はイヤホン16を介して出力する。
【0029】
これに加えて制御部30は、操作部10に対する操作に応じて通話モードからCCDカメラ22による撮像モードへ移行した後、リモコン部14の兼用スイッチ19が押下されると、これに応じてCCDカメラ22により静止画像を撮像し、当該撮像した静止画像をRAMに一旦取り込むと共に、正面表示部8又は背面表示部23のいずれかに表示する。
【0030】
ところでカメラ付携帯電話機2では、兼用スイッチ19が押下されずに開いていると、接点PとアースGとの電気的な接続が当該兼用スイッチ19によって遮断されることにより電源部33から供給される電流がアースGに流れず、接点Pの電圧値が一定に保持される。
【0031】
これに対してカメラ付携帯電話機2では、兼用スイッチ19が押下されることにより当該兼用スイッチ19が閉じられると、接点PとアースGとが兼用スイッチ19を介して電気的に接続されることにより電源部33から供給される電流が接点P、リモコンジャック11、リモコンプラグ12及び兼用スイッチ19を順次介してアースGに流れ、当該接点Pにおいて一定に保持されていた電圧値が降下する。
【0032】
ここで検出回路32は、兼用スイッチ19の押下に応じて生じる接点Pの電圧値の変化を検出し得るようになされている。
【0033】
そして命令検出手段としての制御部30は、検出回路32における電圧値の検出結果を常時監視しており、当該電圧値の変化に基づいて兼用スイッチ19が押下されたか否かを検出し得るようになされている。
【0034】
これにより制御部30は、検出回路32の検出結果に基づいて、兼用スイッチ19が押下されたことを検出すると、カメラ付携帯電話機2で現在選択されている通話モード又は撮像モードに応じた通話処理又は静止画像取得処理を実行するようになされている。
【0035】
実際上、カメラ付携帯電話機2は電源が投入されると、兼用スイッチ判別処理プログラムに従って図4に示すようにルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部30は、検出回路32により、接点Pにおける電圧値の降下を検出したか否かを判断する。
【0036】
ここで否定結果が得られると、このことは兼用スイッチ19が押下されていないことを表しており、このとき制御部30は、再びステップSP1へ戻る。
【0037】
これに対してステップSP1で肯定結果が得られると、このことは兼用スイッチ19が押下されたことを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP2へ移る。
【0038】
ステップSP2において制御部30は、カメラ付携帯電話機2が現在通話モードであるか、或いは撮像モードであるかのモード判別処理を実行し、次のステップSP3へ移る。
【0039】
ステップSP3において制御部30は、ステップSP2の判別結果が撮像モードであるか否かを判断する。
【0040】
ステップSP3で否定結果が得られると、このことはカメラ付携帯電話機2が現在通話モードであること、すなわちユーザがカメラ付携帯電話機2を通常の電話機として機能させていることを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP4へ移る。
【0041】
ステップSP4において制御部30は、兼用スイッチ19の押下によって入力された命令を通話処理命令として検出し、当該通話処理命令に基づいて通話処理を実行し得るようになされている。
【0042】
これに対してステップSP3で肯定結果が得られると、このことはカメラ付携帯電話機2が現在撮像モードであること、すなわちユーザがカメラ付携帯電話機2をスチルカメラのように機能させていることを表しており、このとき制御部30は、次のステップSP5へ移る。
【0043】
ステップSP5において制御部30は、兼用スイッチ19の押下によって入力された命令を撮像命令として検出し、当該撮像命令に基づいてCCDカメラ22により静止画像取得処理を実行することにより静止画像を取得し得るようになされている。
【0044】
以上の構成において、イヤホンマイク付携帯電話機1では、撮像モード時、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で当該カメラ付携帯電話機2と有線(この場合、リモコンケーブル13)を介して電気的に接続されたリモコン部14における兼用スイッチ19を介して撮像命令を入力できるようにした。
【0045】
従ってイヤホンマイク付携帯電話機1では、カメラ付携帯電話機2を保持させている手の指でシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、リモコン部14の兼用スイッチ19で撮像命令を入力させることができるので、カメラ付携帯電話機2と一体になって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を確実に取得できる。
【0046】
またイヤホンマイク付携帯電話機1では、兼用スイッチ19が押下されると、当該押下された際のカメラ付携帯電話機2での動作状態(すなわち通話モード又は撮像モード)に応じた通話処理命令又は撮像命令が入力され、当該通話処理命令又は撮像命令に基づいて動作状態に応じた処理を実行するようにした。
【0047】
従ってユーザはリモコン部14の兼用スイッチ19を押下しさえすれば動作状態に応じたユーザ所望の処理をカメラ付携帯電話機2で容易に実行させることができる。
【0048】
さらにイヤホンマイク付携帯電話機1では、通話モード又は撮像モードに応じた通話処理命令又は撮像命令を兼用スイッチ19の押下によって入力させるようにしたことにより、通話処理命令及び撮像命令を入力させるための専用スイッチをリモコン部14にそれぞれ個別に設ける必要がなく、当該リモコン部14におけるスイッチの数を減らすことができ、かくしてリモコン部14を簡易な構成にできると共に小型化できる。
【0049】
以上の構成によれば、カメラ付携帯電話機2とは分離された状態で使用されるリモコン部14に、当該カメラ付携帯電話機2の動作状態に応じた通話処理命令又は撮像命令を入力できる兼用スイッチ19を設けるようにしたことにより、撮像モード時にカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aを直接押下操作させることなく、当該兼用スイッチ19を介して撮像命令を入力させることができるので、カメラ付携帯電話機2と一体になって設けられたCCDカメラ22に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響がない静止画像を簡易な構成で取得し得る。
【0050】
なお上述の実施の形態においては、兼用スイッチ19の押下によって撮像命令が入力されると、これに応じて静止画像取得処理を実行し静止画像を取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、兼用スイッチ19の押下によって撮像命令が入力されると、予め任意に設定された所定時間経過後に静止画像取得処理を実行し静止画像を取得するようにしても良く、この場合、カメラ付携帯電話機2においては、兼用スイッチ19が押下されてからユーザ所望のタイミングで静止画像を取得できる。
【0051】
また上述の実施の形態においては、撮像モード時に兼用スイッチ19に加えてカメラ付携帯電話機2のシャッターキー10Aが押下されても静止画像を取得できるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像モード時に兼用スイッチ19が押下されたときにだけ静止画像を取得できるようにしても良い。
【0052】
この場合、イヤホンマイク付携帯電話機1では、操作部10を介した設定や、リモコン付イヤホンマイク3がカメラ付携帯電話機2に挿着されたことに応じて制御部30が操作部10を制御し、シャッターキー10Aが押下されても静止画像を取得し得ないようにすれば、カメラ付携帯電話機2が保持されている手で誤ってシャッターキー10Aが押下されても静止画像は取得されず、このためユーザに対してシャッターキー10Aを気にさせずにカメラ付携帯電話機2を自由に保持させることができる。
【0053】
さらに上述の実施の形態においては、所定の信号処理命令として通話処理命令を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像や音声の記録再生等その他種々の信号処理命令を適用するようにしても良い。
【0054】
また兼用スイッチ19を介して入力できる命令としては、例えば兼用スイッチ19が長押しされることにより通話モードから撮像モードに切り換えたり、或いは撮像モードから通話モードに切り換えることができるようなモード切換命令であっても良く、この場合、ユーザに対して兼用スイッチ19により通話モード及び撮像モードの切り換えを自由に行わせることができると共に、通話モードから撮像モードに切り換えられた際にCCDカメラ22によって容易に手ぶれの影響がない静止画像を取得できる。
【0055】
さらに上述の実施の形態においては、通話処理命令及び撮像命令の2つの命令を兼用スイッチ19を介して入力できるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通話処理命令及び撮像命令に加えて、例えばCCDカメラ22のズーム倍率を変更させるズーム倍率変更命令等の3つ以上の複数の命令を兼用スイッチ19を介して入力できるようにしても良い。
【0056】
さらに上述の実施の形態においては、撮像手段と一体になって設けられた本体部として、CCDカメラ22と一体になって設けられたカメラ付携帯電話機2を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CCDカメラと一体になって設けられたPHS(Personal Handy−phone System)やPDA(Personal Digital Assistance)、携帯型音楽再生装置等その他種々の本体部を適用するようにしても良い。
【0057】
さらに上述の実施の形態においては、リモコン部14をリモコンケーブル13を介してカメラ付携帯電話機2と電気的に接続させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リモコン部14を例えば赤外線やBluetooth(登録商標)等の無線通信手段を介してカメラ付携帯電話機2と電気的に接続させるようにしても良い。
【0058】
さらに上述の実施の形態においては、信号処理として通話モード時における通話処理を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽再生処理、電子メールやインターネット等のネットワーク通信処理等その他種々の信号処理を適用するようにしても良い。
【0059】
さらに上述の実施の形態においては、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段として、機械的な兼用スイッチ19を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、兼用スイッチの押下に応じて動作する電磁開閉スイッチや光電スイッチ等のような電気的なスイッチを適用するようにしても良い。
【0060】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、本体部が直接押下操作されることなく、撮像命令入力手段及び信号処理命令入力手段を兼用させた本体部を操作する遠隔操作部を介して撮像命令が入力されることになるので、本体部と一体になって設けられた撮像手段に対する手ぶれを簡易な構成で防止でき、かくして手ぶれの影響のない静止画像を簡易な構成で取得し得る携帯型電子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイヤホンマイク付携帯電話機の外観構成(1)を示す略線的斜視図である。
【図2】本発明によるイヤホンマイク付携帯電話機の外観構成(2)を示す略線的斜視図である。
【図3】イヤホンマイク付携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図4】兼用スイッチ判別処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……イヤホンマイク付携帯電話機、2……カメラ付携帯電話機、3……リモコン付イヤホンマイク、10……操作部、13……リモコンケーブル、14……リモコン部、16……イヤホン、18……リモコン側マイクロホン、19……兼用スイッチ、22……CCDカメラ、30……制御部、32……検出回路。
Claims (5)
- 外部からの撮像命令に従って静止画像を取得する撮像手段と一体になって設けられた本体部と、
上記撮像手段に対する上記撮像命令を入力するための撮像命令入力手段と、上記本体部に対する所定の信号処理命令を入力するための信号処理命令入力手段とを兼用し、上記本体部とは分離された状態で当該本体部と有線又は無線で電気的に接続され上記本体部を操作する遠隔操作部と
を具えた携帯型電子機器。 - 上記本体部は、上記遠隔操作部によって入力された命令が上記撮像命令又は上記信号処理命令のいずれかであるかを検出する命令検出手段を有し、上記撮像命令であることを検出したとき上記静止画像を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 上記本体部は、携帯電話機の本体であり、
上記遠隔操作部は、上記携帯電話機に対して着脱自在に取り付けられたリモートコントローラ付イヤホンマイクである
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器。 - 外部からの撮像命令に従って静止画像を取得する撮像手段と本体部とが一体となって設けられた携帯型電子機器の静止画像取得方法において、
上記撮像命令を入力するための撮像命令入力手段と、上記本体部に対して所定の信号処理命令を入力するための信号処理命令入力手段とを兼用し、かつ上記本体部とは分離された状態で当該本体部と有線又は無線で電気的に接続された遠隔操作部を介して上記撮像手段に対する上記撮像命令又は上記本体部に対する上記信号処理命令を入力する命令入力ステップと、
上記命令入力ステップで入力された命令が上記撮像命令又は上記信号処理命令のいずれかであるかを検出する命令検出ステップと、
上記命令検出ステップで検出した上記撮像命令又は上記信号処理命令に応じて上記本体部における静止画像取得処理又は所定の信号処理を切り換える制御ステップと
を具えることを特徴とする携帯型電子機器の静止画像取得方法。 - 上記本体部は、携帯電話機の本体であり、
上記遠隔操作部は、上記携帯電話機に対して着脱自在に取り付けられたリモートコントローラ付イヤホンマイクである
ことを特徴とする請求項4に記載の携帯型電子機器の静止画像取得方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-03-10 JP JP2003064050A patent/JP2004274511A/ja not_active Withdrawn
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