JP4449869B2 - 携帯端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
上記特許文献1に開示の技術を着信時に適用すると、ユーザと携帯電話機は離れた状態にあるので、先ずテレビ電話機能が必ず選択されてしまい、ユーザの意向に拘らずテレビ電話機能による拡声通話が始まってしまうといった問題点があった(音声通話を行おうとする場合は、そのあとユーザが携帯電話機に耳を近づけることで始めて音声電話機能への切り替えが行われる)。
上記特許文献2に開示の技術では、携帯電話機とユーザの距離が離れると無条件にテレビ電話機能に切り替わってしまい、ハンズフリーで音声電話の通話を継続したい場合にはわざわざ再度の音声電話機能への切り替え操作が必要になるといった課題があった。
図1は、本発明の実施の形態を適用可能な携帯端末装置の一実施例の外観を示す図であり、テレビ電話機能と音声電話機能を備えた携帯電話機(以下、携帯電話機1)に適用した例である。
図1において、携帯電話機1はアンテナ4、スピーカ5、表示部6、キー操作部7、マイク8、カメラ部16、音量センサ18、および光センサ19を備えている。
スピーカ5は音声出力手段として機能するものであり、図示しないA/D変換部によって通信制御部12から送られたデジタル音声信号を基に外部に音声出力するが、この際、携帯電話機1の状態に応じて通常モード若しくは拡声モードで音声を出力する。また、キー操作時にはCPU11の制御下で操作案内等を行なうガイド音声を出力することもできる。スピーカ5は拡声モードにおいて音声電話機能での通話時にスピーカ音量を大にし、拡声モードでない場合(通常モードと記す)はスピーカ音量を小さくする。拡声モードまたは通常モードへの切り替えは携帯電話1の状態に応じて自動的に行われる。また、テレビ電話機能ではスピーカ5は拡声モードに自動的に切り替えられる。まり、テレビ電話機能が選択されると拡声通話が行われる。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図3に基づいて説明する。
図4は、本発明の実施の形態を適用可能な携帯端末装置の一実施例の外観を示す図であり、テレビ電話機能と音声電話機能を備えたスライド式携帯電話機(以下、携帯電話機50)に適用した例である。携帯電話機50は、アンテナ4、スピーカ5、表示部6、キー操作部7、マイク8、カメラ部16、音量センサ18、および光センサ19を備えている。
図4において、携帯電話機50は大きくわけて2つの筐体、つまり、スライド部2と本体部3から構成されている。スライド部2は本体部3上で本体部3の長手方向に沿ってスライド可能に構成されている。 アンテナ4はスライド部2の上部に設けられており伸縮自在となっている。スピーカ5はスライド部2の前面上側に設けられており、音声出力を行う。また、スピーカ5の近傍には音量センサ18が設けられている。更に、スライド部2の前面上側にはカメラ部16が設けられている。表示部6はスライド部2の前面に設けられたカラー液晶表示画面を含む。キー入力部7−1はスライド部2に設けられたカラー液晶表示画面の下に設けられており、電源ボタン22や通話ボタン21等の各種機能キーやカーソルキー等からなる。
また、スライド部2の背面には本体部3に設けられたスライド機構と嵌合してスライド部2を上下にスライド可能とするスライド部材(図示せず)が設けられている。スライド部2の下部若しくは上部に一定以上の力を加えるとスライド部2は上方若しくは下方にスライドする。
スライド検出部30は本体部3のスライド機構に設けられており、スライド部2が「開」状態か否かを検出し、検出結果をCPU11に送出する。スライド検出部30は、例えば、スライド部2が「開」状態になるとオンとなり、「閉」状態になるとオフになるスイッチ部材で構成することができる。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図4〜図6に基いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態を適用可能な携帯端末装置の一実施例の外観を示す図であり、テレビ電話機能と音声電話機能を備えた折り畳み式携帯電話機(以下、携帯電話機60)に適用した例である。
図1(a)は携帯電話(開状態)の外観を示す正面図である。 図1において、携帯電話機60は大きくわけて2つの筐体、蓋部2と本体部3から構成されており、アンテナ4、スピーカ5、表示部6、キー操作部7、マイク8、カメラ部16、音量センサ18、光センサ19、および蓋部2と本体部3を電気的に接続可能に開閉する開閉機構35を構成する部材(図示せず)を備えている。
開閉検出部31は開閉機構若しくはその近傍に設けられており、蓋部2が「開」状態か否かを検出し、検出結果をCPU11に送出する。開閉検出部31は、例えば、蓋部2が開くとオンとなり、閉じるとオフになるスイッチ部材で構成することができる。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図7〜図9に基いて説明する。
上記実施形態1〜3では携帯電話機自体の構造を基にした状態変化によりテレビ電話機能による通話か音声電話機能による通話かを自動選択する例について述べたが、本発明は携帯電話機自体の構造を基にした状態変化だけでなく、携帯電話機と他の機器(外部装置)との係りの有無を携帯電話機の状態変化としてテレビ電話機能による通話か音声電話機能による通話かを自動選択することもできる。
接続検出部32は携帯電話機70の本体底部に設けられているクレードル接続部に設けられており、携帯電話機70のクレードルへの着脱を検出し、検出結果をCPU11に送出する。接続検出部32は、例えば、携帯電話機70がクレードルの携帯電話機装着部に装着されるとオンとなり、携帯電話機70がクレードルの携帯電話機装着部から取り外されるとオフになるスイッチ部材で構成することができる。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図10および図11に基いて説明する。
上記実施形態1〜4ではテレビ電話着信時および発信時における携帯電話機の状態に基づいてテレビ電話機能による通話か音声電話機能による通話かを自動選択する例について述べたが、本発明の「携帯電話機の状態」によるテレビ電話機能による通話か音声電話機能による通話の自動選択方法はテレビ電話着信時および発信時だけでなく、音声通話時にも適用できる。
以下、上記実施形態1で例とした携帯電話機1(図1、図2参照)を例として説明するが、本実施形態は上記実施形態2〜4で例とした各携帯電話機(携帯電話機50(図4、図5)、携帯電話機60(図7、図8)、携帯電話機70(図10))にも携帯電話機1と同様に適用できる。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1、図2および図12に基いて説明する。
図13は、実施形態6に係わる携帯電話機の動作概要を示すフローチャートであり、このフローチャートは携帯電話機60のコンピュータに、音声通話開始時に携帯電話機60の状態(スピーカ音量のレベルや蓋開閉状態から導かれる携帯電話60とユーザの距離関係)に応じてテレビ電話機能か音声電話機能の自動選択制御を含む動作を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。
以下に示す処理は基本的にCPU11が予めプログラム格納メモリ14に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラム格納メモリ14に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図7、図8および図13に基いて説明する。
また、ステップX5、X6を「上記ステップX3で入力音量のレベルが低下していた場合は、CPU11は接続検出部32からの検出信号を調べ、携帯電話機70がクレードルに装着されている場合はステップX7に進み(ステップX5)、携帯電話機70がクレードルに装着されていない場合拡声モードに切り替えてステップX11に進む(ステップX6)。」とすれば上記実施形態4で例とした携帯電話機(携帯電話機70(図10参照)に適用できる。
5 マイク
7 キー操作部(通話開始指示操作手段)
8 スピーカ
11 CPU(電話機能選択手段、通話制御手段)
12 通信制御部
13 姿勢検出部(状態検出手段、姿勢検出手段)
18 音量センサ(関係検出手段)
19 光センサ(関係検出手段)30 スライド検出部(状態検出手段、開閉検出手段)
31 開閉検出部(状態検出手段、開閉検出手段)
32 接続検出部(状態検出手段、接続検出手段)
50 スライド式携帯電話機(携帯端末装置)
60 折り畳み式携帯電話機(携帯端末装置)
Claims (6)
- テレビ電話機能と音声電話機能とを備えた携帯端末装置であって、
音声電話機能による通話中において前記端末装置とユーザとの距離関係を検出する関係検出手段と、
前記関係検出手段によって前記距離関係の変化が検出されたときに該端末装置の状態を検出する状態検出手段と、
前記状態検出手段によって検出される状態に応じてテレビ電話機能か音声電話機能による拡声通話のいずれかに切り替える通話切り替え手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 前記状態検出手段は前記端末装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を含み、
前記通話切り替え手段は、前記姿勢検出手段によって前記端末装置の横置き状態が検出された場合に前記音声電話機能での拡声通話への切り替えを行い、横置き状態が検出されない場合は前記テレビ電話機能への切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 2つの筐体と、これら筐体を開閉自在に接続する開閉構造部材と、前記開閉構造部材による筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段を備え、
前記通話切り替え手段は、前記開閉検出手段による前記筐体の開閉状態の検出結果に応じて前記テレビ電話機能への切り替え、または前記音声電話機能での拡声通話への切り替えを行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記開閉構造部材は前記2筐体をスライド可能とするスライド開閉構造部材からなり、
前記通話切り替え手段は、音声電話機能による通話中において前記開閉検出手段によって前記筐体の開状態が検出された場合に前記テレビ電話機能への切り替えを行ない、前記筐体の閉状態が検出された場合に前記音声電話機能での拡声通話への切り替えを行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。 - 前記開閉構造部材は前記2筐体を折り畳み可能とする折り畳み開閉構造部材からなり、
前記通話切り替え手段は、音声電話機能による通話中において前記開閉検出手段によって前記筐体の閉状態が検出された場合に前記テレビ電話機能を選択し、前記筐体の開状態が検出された場合に前記音声電話機能を選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。 - テレビ電話機能と音声電話機能とを備えた携帯端末装置のコンピュータに、
音声電話機能による通話中において前記端末装置とユーザとの距離関係を検出する機能と、
前記距離関係の変化が検出されたときに前記端末装置の状態を検出する機能と、
前記検出される状態に応じてテレビ電話機能か音声電話機能による拡声通話のいずれかに切り替える機能と、
を実行させるプログラム。
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