JP2004273239A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプの交換などを簡単にできながら、反射板に対して接地導通を確実にすることができる照明器具を提供することにある。
【解決手段】ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具に関し、具体的には、建物の天井面などに取り付けられるのに有用な照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照明器具としては、例えば、図13および図14に示すごとく、ランプ(1)の前方近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)といったものから構成されており、上記ランプ(1)の交換の際などには、一般的に同図14に示すごとく、仮吊紐(12)の一端を器具本体(3)に結び付けるとともに、同仮吊紐(12)のもう一端も反射板(2)に結び付けて、同反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、上記ランプ(1)の交換を完結させていたものである。
【0003】
他の従来の照明器具としては、例えば、下記の特許文献1に示されている特開2002−203423号公報のようなものが知られていた。具体的には、図15の(a)〜(c)および図16に示すごとく、ランプの近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、この器具本体(3)の表側に形成された上記反射板(2)を保持するためのラッチバネ(13)、および、このラッチバネ(13)にて固定され、かつ、上記反射板(2)に形成されるラッチ(14)を設け、さらに、このラッチ(14)には、接地導通させるための突起(15)が形成されていたものであった。
【0004】
上記突起(15)は、図15の(a)〜(c)および図16に示すごとく、接地導通させるためのものであり、上記ラッチ(14)に形成されているものである。この突起(15)としては、接地導通させることができるものであれば、例えば、図15の(b)、(c)および図16、図17に示すごときラッチ(14)を突出させて形成されているものであった。そして、この突起(15)にて導電部分を形成しているものであった。
【0005】
また、図18の(a)および(b)に示すごとく、上記ラッチ(14)および上記反射板(2)に同ラッチ(14)の回転軸を中心とした任意の円周上に高さの異なる凹凸(16)で同ラッチ(14)の回転中に塗膜保護機能を有するようになしている工夫がなされていてもかまわないものであり、このような高さの異なる凹凸(16)の存在にて反射板(2)を取り付けていない状態では、反射板(2)およびラッチ(14)に形成された凹凸(16)の大きさが合わないために、反射板(2)とラッチ(14)との間に隙間ができ、突起(15)が反射板(2)に触れず、塗膜を破ることはないものであり、結果的に、ラッチ(14)の回転中に塗膜保護機能を有するようになっているものであった。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−203423号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の照明器具においては、図13および図14に示す場合であると、ランプ(1)の交換の際などには、仮吊紐(12)の一端を器具本体(3)に結び付けるとともに、同仮吊紐(12)のもう一端も反射板(2)に結び付けて、同反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、仮吊紐(12)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものであるが、ランプ(1)の交換後など器具本体(3)に対して反射板(2)の取り付けが完結すると、電源電線や器具本体(3)内の配電線が触れる恐れのある反射板(2)に対して接地導通をとれていないものであった。
【0008】
また、下記の特許文献1にある特開2002−203423号公報のような図15ないし図18に示す場合であると、反射板(2)に形成されるラッチ(14)の突起(15)にて反射板(2)の表面の塗膜を破り、同反射板(2)の塗膜の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が容易にとれるものであり、しかも、ランプの交換の際なども、反射板(2)がランプの後方に配置されている場合、簡単に交換が行えるものであるが、ランプの前方近傍に配置される反射板(2)の場合であると、そのたびごとに反射板(2)を外さなければならなくなり、非常に面倒なものであった。
【0009】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ランプの交換などを簡単にできながら、反射板に対して接地導通を確実にすることができる照明器具を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る照明器具は、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2に係る照明器具は、上記反射板(2)を取り外した際に、上記接続部材(4)の一端が、上記器具本体(3)の一部に取り付けられているとともに、同接続部材(4)のもう一端が、同反射板(2)に取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)と上記反射板(2)と上記器具本体(3)とをネジなどのような締結部品(8)にて導通を取りながら取り付け固定させたことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項4に係る照明器具は、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項5に係る照明器具は、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては水平方向へスライドされるものであることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項6に係る照明器具は、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては鉛直方向へスライドされるものであることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項7に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に上記被嵌合部(9)に対しての外れを防止する外れ防止片(10)を設けたことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項8に係る照明器具は、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項9に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に外方へ突出する突出部(11)を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に係る図面に基づいて詳しく説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した斜視図である。図3は、本発明の照明器具に用いられる第1の実施形態に係る接続部材などを示した斜視図である。図4は、本発明の照明器具に用いられる第2の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図5は、本発明の照明器具に用いられる第3の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図6は、本発明の照明器具に用いられる第4の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【0021】
また、図7は、本発明の照明器具に用いられる第5の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図8の(a)は、図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられる際の様子を示した側面図であり、図8の(b)は、同図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した断面図である。図9は、図7の接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。図10は、図7の接続部材と被嵌合部とは形状のみが異なる接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。図11は、本発明の照明器具に用いられる第6の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図12は、図11の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した上面図である。
【0022】
本発明の照明器具は、図1ないし図12に示すごとく、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けているものである。
【0023】
上記ランプ(1)としては、例えば、図1および図2に示すごとき蛍光灯が用いられるものであるが、その他豆電球タイプの形状のものなどが用いられたとしてもかまわないものである。そして、このランプは、ソケット台のソケット部分に取り付けられているものである。
【0024】
上記反射板(2)は、図1および図2に示すごとく、上記ランプ(1)の近傍に配置されているものである。この反射板(2)の表面は、塗料などが塗装されているものであり、同反射板(2)の材質としては、上記ランプ(1)からの光を反射させることができるものであれば、様々な材質のものを自由自在に設定して使用することができるものである。
【0025】
そして、上記器具本体(3)には、図1および図2に示すごとく、上記反射板(2)が取り付けられるものである。この器具本体(3)の表面は、上記反射板(2)の場合と同様に、塗料などが塗装されているものである。
【0026】
上記接続部材(4)は、図1に示すごとく、上記器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続しているものである。この接続部材(4)の本体部(5)は、例えば、銅や鉄やアルミニウムなどの金属製のものなどのように電気を通すことができる導通性部材(6)で形成されているものである。
【0027】
上記塗装剥ぎ部品(7)は、図1ないし図11に示すごとく、上記接続部材(4)の両端部に設けられているものである。この接続部材(4)の両端部は、すなわち、上述した導通性部材(6)の両端に当たり、この導通性部材(6)の両端のそれぞれに塗装剥ぎ部品(7)を設けているものである。この塗装剥ぎ部品(7)は、上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がすものである。つまり、この塗装剥ぎ部品(7)が、反射板(2)の近傍にあれば、同反射板(2)の塗装を剥がすことができるものであり、同塗装剥ぎ部品(7)が、器具本体(3)の近傍にあれば、同器具本体(3)の塗装を剥がすことができるものである。図3に示すごとく、この塗装剥ぎ部品(7)としては、例えば、後述する締結部品(8)などが取り付けられるように中央部に開口穴を設けたようなものであってもかまわないが、特にこれに制限されるものではないものである。
【0028】
本発明は、このような構成をとることによって、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0029】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0030】
また、図1に示すごとく、上記反射板(2)を取り外した際に、上記接続部材(4)の一端が、上記器具本体(3)の一部に取り付けられているとともに、同接続部材(4)のもう一端が、同反射板(2)に取り付けられているものであると、ランプ(1)の交換時などには、このような接続部材(4)にて、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、このときに、同接続部材(4)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものとなる。
【0031】
さらに、図1および図3に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)と上記反射板(2)と上記器具本体(3)とをネジなどのような締結部品(8)にて導通を取りながら取り付け固定させているものであると、ネジなどのような締結部品(8)にて塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定させることができるものであり、しかも、接続部材(4)を介して反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0032】
なお、上記締結部品(8)としては、ネジやフランジナットなどのようなものであるが、その他にも塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定することができるものであれば、特に制限されるものではないものである。
【0033】
そして、図4ないし図6に示すごとく、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されているものであると、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0034】
また、図4および図5に示すごとく、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては水平方向へスライドされるものであると、水平方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)に嵌め込むだけの簡単なワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0035】
このとき、図4に示す場合、上記被嵌合部(9)は、ブリッジ状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、ブリッジ状のものに嵌まる板状のものである。一方、図5に示す場合、上記被嵌合部(9)は、角穴状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、角穴状の被嵌合部(9)に上下から挟み込むようなワニ口のクリップ状のものである。具体的には、図4に示す場合であると、このブリッジ状の被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を水平方向へスライドさせて嵌め込めば良いものである。また、図5に示す場合であると、角穴状の被嵌合部(9)にクリップ状の塗装剥ぎ部品(7)を挟み込むように配置してから、水平方向へスライドさせて嵌め込めば良いものである。
【0036】
それから、図6に示すごとく、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては鉛直方向へスライドされるものであると、鉛直方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)にて同塗装剥ぎ部品(7)を押し込むようにするだけで反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0037】
このとき、図6に示す場合、上記被嵌合部(9)は、丸穴状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、この丸穴状のものに嵌まる筒状のものである。
【0038】
そして、図5および図6に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に上記被嵌合部(9)に対しての外れを防止する外れ防止片(10)を設けているものであると、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結した後も、外れ防止片(10)の存在により、被嵌合部(9)に対しての同塗装剥ぎ部品(7)の外れや抜けが防止されるものとなり、非常に好ましいものである。
【0039】
なお、上記外れ防止片(10)としては、単に切り起こして形成されたものであってもかまわないし、折り曲げて形成されたり、その他に突出させて形成されたものであってもかまわないものである。
【0040】
さらに、図7ないし図12に示すごとく、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されているものであると、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。そして、塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)から取り外したい場合も、同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして被嵌合部(9)から取り外せば良く、取り付けや取り外しを繰り返して行うのが非常に簡単なものとなっていて、結果として、使い勝手の高いものとなっている。
【0041】
この場合、上記被嵌合部(9)は、上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に形成されるものであり、具体的には、同塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に凹所を設けたり、穴を開けたりしておくものである。
【0042】
そして、図7ないし図10に示す場合、上記塗装剥ぎ部品(7)が一対のバネ状のものであり、この一対のバネ状の塗装剥ぎ部品(7)にて弾性変形させながら狭めるようにして内側へ向けて押し縮め、開口穴状で角穴の被嵌合部(9)に嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が外側へ広がろうとする弾性力を利用して導通を取るものである。なお、上記塗装剥ぎ部品(7)の形状は、図7に示すように先端が内方へ閉じているようなものであってもかまわないし、図8の(a)および(b)に示すように先端が外方へ広がるようなものであってもかまわないものである。上記開口穴状の被嵌合部(9)としても、図7ないし図9に示すごとく、単に角穴状としてもかまわないし、図10に示すごとく、4隅をCカットしたようなものであってもかまわないものである。4隅をCカットしたような開口穴状の被嵌合部(9)であると、上記塗装剥ぎ部品(7)が嵌め込まれるときに弾性力でCカットしたような開口穴状の被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)が当たって塗装が剥がれ、その結果、導通が得やすいものである。
【0043】
それから、図11および図12に示す場合、上記塗装剥ぎ部品(7)が3つ以上の複数個のバネ状のものであり、この複数個のバネ状の塗装剥ぎ部品(7)にて弾性変形させながら狭めるようにして内側へ向けて押し縮め、開口穴状で丸穴の被嵌合部(9)に嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が外側へ広がろうとする弾性力を利用して導通を取るものである。この場合、特に、上記塗装剥ぎ部品(7)が3つ以上の複数個のバネ状のものであるために、取り付けるときの安定性が良いものである。
【0044】
また、図4ないし図6に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に外方へ突出する突出部(11)を設けているものであると、塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)との取り付け固定の際に、外方へ突出する突出部(11)にて反射板(2)の表面の塗装を破り、同反射板(2)の塗装の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が確実、かつ、簡単にとれるものとなり、しかも、ランプ(1)の交換の際なども簡単に交換が行えるものである。
【0045】
本発明に係る照明器具によると、図1ないし図12に示すごとく、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けたので、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0046】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る照明器具によると、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0048】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0049】
本発明の請求項2に係る照明器具によると、請求項1記載の場合に加えて、ランプ(1)の交換時などには、このような接続部材(4)にて、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、このときに、同接続部材(4)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものとなる。
【0050】
本発明の請求項3に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、ネジなどのような締結部品(8)にて塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定させることができるものであり、しかも、接続部材(4)を介して反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0051】
本発明の請求項4に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0052】
本発明の請求項5に係る照明器具によると、請求項4記載の場合に加えて、水平方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)に嵌め込むだけの簡単なワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0053】
本発明の請求項6に係る照明器具によると、請求項4記載の場合に加えて、鉛直方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)にて同塗装剥ぎ部品(7)を押し込むようにするだけで反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0054】
本発明の請求項7に係る照明器具によると、請求項4ないし請求項6いずれか記載の場合に加えて、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結した後も、外れ防止片(10)の存在により、被嵌合部(9)に対しての同塗装剥ぎ部品(7)の外れや抜けが防止されるものとなり、非常に好ましいものである。
【0055】
本発明の請求項8に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。そして、塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)から取り外したい場合も、同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして被嵌合部(9)から取り外せば良く、取り付けや取り外しを繰り返して行うのが非常に簡単なものとなっていて、結果として、使い勝手の高いものとなっている。
【0056】
本発明の請求項9に係る照明器具によると、請求項1ないし請求項8いずれか記載の場合に加えて、塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)との取り付け固定の際に、外方へ突出する突出部(11)にて反射板(2)の表面の塗装を破り、同反射板(2)の塗装の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が確実、かつ、簡単にとれるものとなり、しかも、ランプ(1)の交換の際なども簡単に交換が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明器具を示した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る照明器具を示した斜視図である。
【図3】本発明の照明器具に用いられる第1の実施形態に係る接続部材などを示した斜視図である。
【図4】本発明の照明器具に用いられる第2の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図5】本発明の照明器具に用いられる第3の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図6】本発明の照明器具に用いられる第4の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図7】本発明の照明器具に用いられる第5の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図8】(a)は、図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられる際の様子を示した側面図であり、(b)は、同図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した断面図である。
【図9】図7の接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。
【図10】図7の接続部材と被嵌合部とは形状のみが異なる接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。
【図11】本発明の照明器具に用いられる第6の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図12】図11の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した上面図である。
【図13】一従来例に係る照明器具の要部のみを示した断面図である。
【図14】一従来例に係る照明器具を示した分解斜視図である。
【図15】(a)は、他の一従来例に係る照明器具を示した断面図であり、(b)は、(a)の照明器具において、反射板とラッチの近傍のみを示した断面図であり、(c)は、(a)の照明器具において、器具本体とラッチの近傍のみを示した断面図である。
【図16】図15の従来例に係る照明器具を示した、ラッチバネに取り付けられる前の様子の断面図である。
【図17】図15の従来例に係る照明器具を示した、反射板取り付け前の断面図である。
【図18】(a)は、図17のA矢視図であり、(b)は、図17のB矢視図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 反射板
3 器具本体
4 接続部材
5 本体部
6 導通性部材
7 塗装剥ぎ部品
8 締結部品
9 被嵌合部
10 外れ防止片
11 突出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具に関し、具体的には、建物の天井面などに取り付けられるのに有用な照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照明器具としては、例えば、図13および図14に示すごとく、ランプ(1)の前方近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)といったものから構成されており、上記ランプ(1)の交換の際などには、一般的に同図14に示すごとく、仮吊紐(12)の一端を器具本体(3)に結び付けるとともに、同仮吊紐(12)のもう一端も反射板(2)に結び付けて、同反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、上記ランプ(1)の交換を完結させていたものである。
【0003】
他の従来の照明器具としては、例えば、下記の特許文献1に示されている特開2002−203423号公報のようなものが知られていた。具体的には、図15の(a)〜(c)および図16に示すごとく、ランプの近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、この器具本体(3)の表側に形成された上記反射板(2)を保持するためのラッチバネ(13)、および、このラッチバネ(13)にて固定され、かつ、上記反射板(2)に形成されるラッチ(14)を設け、さらに、このラッチ(14)には、接地導通させるための突起(15)が形成されていたものであった。
【0004】
上記突起(15)は、図15の(a)〜(c)および図16に示すごとく、接地導通させるためのものであり、上記ラッチ(14)に形成されているものである。この突起(15)としては、接地導通させることができるものであれば、例えば、図15の(b)、(c)および図16、図17に示すごときラッチ(14)を突出させて形成されているものであった。そして、この突起(15)にて導電部分を形成しているものであった。
【0005】
また、図18の(a)および(b)に示すごとく、上記ラッチ(14)および上記反射板(2)に同ラッチ(14)の回転軸を中心とした任意の円周上に高さの異なる凹凸(16)で同ラッチ(14)の回転中に塗膜保護機能を有するようになしている工夫がなされていてもかまわないものであり、このような高さの異なる凹凸(16)の存在にて反射板(2)を取り付けていない状態では、反射板(2)およびラッチ(14)に形成された凹凸(16)の大きさが合わないために、反射板(2)とラッチ(14)との間に隙間ができ、突起(15)が反射板(2)に触れず、塗膜を破ることはないものであり、結果的に、ラッチ(14)の回転中に塗膜保護機能を有するようになっているものであった。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−203423号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の照明器具においては、図13および図14に示す場合であると、ランプ(1)の交換の際などには、仮吊紐(12)の一端を器具本体(3)に結び付けるとともに、同仮吊紐(12)のもう一端も反射板(2)に結び付けて、同反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、仮吊紐(12)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものであるが、ランプ(1)の交換後など器具本体(3)に対して反射板(2)の取り付けが完結すると、電源電線や器具本体(3)内の配電線が触れる恐れのある反射板(2)に対して接地導通をとれていないものであった。
【0008】
また、下記の特許文献1にある特開2002−203423号公報のような図15ないし図18に示す場合であると、反射板(2)に形成されるラッチ(14)の突起(15)にて反射板(2)の表面の塗膜を破り、同反射板(2)の塗膜の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が容易にとれるものであり、しかも、ランプの交換の際なども、反射板(2)がランプの後方に配置されている場合、簡単に交換が行えるものであるが、ランプの前方近傍に配置される反射板(2)の場合であると、そのたびごとに反射板(2)を外さなければならなくなり、非常に面倒なものであった。
【0009】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ランプの交換などを簡単にできながら、反射板に対して接地導通を確実にすることができる照明器具を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る照明器具は、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2に係る照明器具は、上記反射板(2)を取り外した際に、上記接続部材(4)の一端が、上記器具本体(3)の一部に取り付けられているとともに、同接続部材(4)のもう一端が、同反射板(2)に取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)と上記反射板(2)と上記器具本体(3)とをネジなどのような締結部品(8)にて導通を取りながら取り付け固定させたことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項4に係る照明器具は、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項5に係る照明器具は、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては水平方向へスライドされるものであることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項6に係る照明器具は、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては鉛直方向へスライドされるものであることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項7に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に上記被嵌合部(9)に対しての外れを防止する外れ防止片(10)を設けたことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項8に係る照明器具は、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項9に係る照明器具は、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に外方へ突出する突出部(11)を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に係る図面に基づいて詳しく説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る照明器具を示した斜視図である。図3は、本発明の照明器具に用いられる第1の実施形態に係る接続部材などを示した斜視図である。図4は、本発明の照明器具に用いられる第2の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図5は、本発明の照明器具に用いられる第3の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図6は、本発明の照明器具に用いられる第4の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【0021】
また、図7は、本発明の照明器具に用いられる第5の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図8の(a)は、図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられる際の様子を示した側面図であり、図8の(b)は、同図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した断面図である。図9は、図7の接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。図10は、図7の接続部材と被嵌合部とは形状のみが異なる接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。図11は、本発明の照明器具に用いられる第6の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。図12は、図11の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した上面図である。
【0022】
本発明の照明器具は、図1ないし図12に示すごとく、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けているものである。
【0023】
上記ランプ(1)としては、例えば、図1および図2に示すごとき蛍光灯が用いられるものであるが、その他豆電球タイプの形状のものなどが用いられたとしてもかまわないものである。そして、このランプは、ソケット台のソケット部分に取り付けられているものである。
【0024】
上記反射板(2)は、図1および図2に示すごとく、上記ランプ(1)の近傍に配置されているものである。この反射板(2)の表面は、塗料などが塗装されているものであり、同反射板(2)の材質としては、上記ランプ(1)からの光を反射させることができるものであれば、様々な材質のものを自由自在に設定して使用することができるものである。
【0025】
そして、上記器具本体(3)には、図1および図2に示すごとく、上記反射板(2)が取り付けられるものである。この器具本体(3)の表面は、上記反射板(2)の場合と同様に、塗料などが塗装されているものである。
【0026】
上記接続部材(4)は、図1に示すごとく、上記器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続しているものである。この接続部材(4)の本体部(5)は、例えば、銅や鉄やアルミニウムなどの金属製のものなどのように電気を通すことができる導通性部材(6)で形成されているものである。
【0027】
上記塗装剥ぎ部品(7)は、図1ないし図11に示すごとく、上記接続部材(4)の両端部に設けられているものである。この接続部材(4)の両端部は、すなわち、上述した導通性部材(6)の両端に当たり、この導通性部材(6)の両端のそれぞれに塗装剥ぎ部品(7)を設けているものである。この塗装剥ぎ部品(7)は、上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がすものである。つまり、この塗装剥ぎ部品(7)が、反射板(2)の近傍にあれば、同反射板(2)の塗装を剥がすことができるものであり、同塗装剥ぎ部品(7)が、器具本体(3)の近傍にあれば、同器具本体(3)の塗装を剥がすことができるものである。図3に示すごとく、この塗装剥ぎ部品(7)としては、例えば、後述する締結部品(8)などが取り付けられるように中央部に開口穴を設けたようなものであってもかまわないが、特にこれに制限されるものではないものである。
【0028】
本発明は、このような構成をとることによって、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0029】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0030】
また、図1に示すごとく、上記反射板(2)を取り外した際に、上記接続部材(4)の一端が、上記器具本体(3)の一部に取り付けられているとともに、同接続部材(4)のもう一端が、同反射板(2)に取り付けられているものであると、ランプ(1)の交換時などには、このような接続部材(4)にて、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、このときに、同接続部材(4)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものとなる。
【0031】
さらに、図1および図3に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)と上記反射板(2)と上記器具本体(3)とをネジなどのような締結部品(8)にて導通を取りながら取り付け固定させているものであると、ネジなどのような締結部品(8)にて塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定させることができるものであり、しかも、接続部材(4)を介して反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0032】
なお、上記締結部品(8)としては、ネジやフランジナットなどのようなものであるが、その他にも塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定することができるものであれば、特に制限されるものではないものである。
【0033】
そして、図4ないし図6に示すごとく、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されているものであると、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0034】
また、図4および図5に示すごとく、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては水平方向へスライドされるものであると、水平方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)に嵌め込むだけの簡単なワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0035】
このとき、図4に示す場合、上記被嵌合部(9)は、ブリッジ状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、ブリッジ状のものに嵌まる板状のものである。一方、図5に示す場合、上記被嵌合部(9)は、角穴状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、角穴状の被嵌合部(9)に上下から挟み込むようなワニ口のクリップ状のものである。具体的には、図4に示す場合であると、このブリッジ状の被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を水平方向へスライドさせて嵌め込めば良いものである。また、図5に示す場合であると、角穴状の被嵌合部(9)にクリップ状の塗装剥ぎ部品(7)を挟み込むように配置してから、水平方向へスライドさせて嵌め込めば良いものである。
【0036】
それから、図6に示すごとく、上記被嵌合部(9)に上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品(7)としては鉛直方向へスライドされるものであると、鉛直方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)にて同塗装剥ぎ部品(7)を押し込むようにするだけで反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0037】
このとき、図6に示す場合、上記被嵌合部(9)は、丸穴状のものであり、上記塗装剥ぎ部品(7)は、この丸穴状のものに嵌まる筒状のものである。
【0038】
そして、図5および図6に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に上記被嵌合部(9)に対しての外れを防止する外れ防止片(10)を設けているものであると、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結した後も、外れ防止片(10)の存在により、被嵌合部(9)に対しての同塗装剥ぎ部品(7)の外れや抜けが防止されるものとなり、非常に好ましいものである。
【0039】
なお、上記外れ防止片(10)としては、単に切り起こして形成されたものであってもかまわないし、折り曲げて形成されたり、その他に突出させて形成されたものであってもかまわないものである。
【0040】
さらに、図7ないし図12に示すごとく、上記反射板(2)または上記器具本体(3)において、上記接続部材(4)の上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に被嵌合部(9)を形成するとともに、この被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が導通を取りながら取り付け固定されているものであると、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。そして、塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)から取り外したい場合も、同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして被嵌合部(9)から取り外せば良く、取り付けや取り外しを繰り返して行うのが非常に簡単なものとなっていて、結果として、使い勝手の高いものとなっている。
【0041】
この場合、上記被嵌合部(9)は、上記塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に形成されるものであり、具体的には、同塗装剥ぎ部品(7)を取り付けたい箇所に凹所を設けたり、穴を開けたりしておくものである。
【0042】
そして、図7ないし図10に示す場合、上記塗装剥ぎ部品(7)が一対のバネ状のものであり、この一対のバネ状の塗装剥ぎ部品(7)にて弾性変形させながら狭めるようにして内側へ向けて押し縮め、開口穴状で角穴の被嵌合部(9)に嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が外側へ広がろうとする弾性力を利用して導通を取るものである。なお、上記塗装剥ぎ部品(7)の形状は、図7に示すように先端が内方へ閉じているようなものであってもかまわないし、図8の(a)および(b)に示すように先端が外方へ広がるようなものであってもかまわないものである。上記開口穴状の被嵌合部(9)としても、図7ないし図9に示すごとく、単に角穴状としてもかまわないし、図10に示すごとく、4隅をCカットしたようなものであってもかまわないものである。4隅をCカットしたような開口穴状の被嵌合部(9)であると、上記塗装剥ぎ部品(7)が嵌め込まれるときに弾性力でCカットしたような開口穴状の被嵌合部(9)に同塗装剥ぎ部品(7)が当たって塗装が剥がれ、その結果、導通が得やすいものである。
【0043】
それから、図11および図12に示す場合、上記塗装剥ぎ部品(7)が3つ以上の複数個のバネ状のものであり、この複数個のバネ状の塗装剥ぎ部品(7)にて弾性変形させながら狭めるようにして内側へ向けて押し縮め、開口穴状で丸穴の被嵌合部(9)に嵌め込み、同塗装剥ぎ部品(7)が外側へ広がろうとする弾性力を利用して導通を取るものである。この場合、特に、上記塗装剥ぎ部品(7)が3つ以上の複数個のバネ状のものであるために、取り付けるときの安定性が良いものである。
【0044】
また、図4ないし図6に示すごとく、上記塗装剥ぎ部品(7)の一部に外方へ突出する突出部(11)を設けているものであると、塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)との取り付け固定の際に、外方へ突出する突出部(11)にて反射板(2)の表面の塗装を破り、同反射板(2)の塗装の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が確実、かつ、簡単にとれるものとなり、しかも、ランプ(1)の交換の際なども簡単に交換が行えるものである。
【0045】
本発明に係る照明器具によると、図1ないし図12に示すごとく、ランプ(1)の近傍に配置される反射板(2)があって、この反射板(2)が取り付けられる器具本体(3)、および、この器具本体(3)と上記反射板(2)とを接続する接続部材(4)を設け、さらに、この接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端にそれぞれ上記反射板(2)と上記器具本体(3)との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品(7)を設けたので、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0046】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る照明器具によると、ランプ(1)の交換の際などには、接続部材(4)が器具本体(3)と反射板(2)とを接続しているので、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、接続部材(4)の本体部(5)を導通性部材(6)で形成するとともに、この導通性部材(6)の両端に塗装剥ぎ部品(7)を設けているので、同塗装剥ぎ部品(7)にて反射板(2)と器具本体(3)との塗装を剥がすことができて、結果として、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0048】
すなわち、本発明は、ランプ(1)の交換などを簡単にできながら、反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0049】
本発明の請求項2に係る照明器具によると、請求項1記載の場合に加えて、ランプ(1)の交換時などには、このような接続部材(4)にて、反射板(2)を器具本体(3)に対して仮保持させたまま、ランプ(1)の交換を簡単に完結させることができるものであり、しかも、このときに、同接続部材(4)にて器具本体(3)からの反射板(2)の落下防止を兼ねた非常に優れるものとなる。
【0050】
本発明の請求項3に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、ネジなどのような締結部品(8)にて塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)とをそれぞれ確実に取り付け固定させることができるものであり、しかも、接続部材(4)を介して反射板(2)に対して接地導通を確実にすることができるものである。
【0051】
本発明の請求項4に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)をスライドさせて嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0052】
本発明の請求項5に係る照明器具によると、請求項4記載の場合に加えて、水平方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)に嵌め込むだけの簡単なワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0053】
本発明の請求項6に係る照明器具によると、請求項4記載の場合に加えて、鉛直方向へスライドされる塗装剥ぎ部品(7)にて同塗装剥ぎ部品(7)を押し込むようにするだけで反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。
【0054】
本発明の請求項7に係る照明器具によると、請求項4ないし請求項6いずれか記載の場合に加えて、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結した後も、外れ防止片(10)の存在により、被嵌合部(9)に対しての同塗装剥ぎ部品(7)の外れや抜けが防止されるものとなり、非常に好ましいものである。
【0055】
本発明の請求項8に係る照明器具によると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、被嵌合部(9)に塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込むだけのワンタッチの施工で、反射板(2)または器具本体(3)に対しての塗装剥ぎ部品(7)の取り付け固定が完結されるものとなり、結果として、施工現場での施工がより一層確実に簡単なものとなる。そして、塗装剥ぎ部品(7)を被嵌合部(9)から取り外したい場合も、同塗装剥ぎ部品(7)を弾性変形させながら狭めるようにして被嵌合部(9)から取り外せば良く、取り付けや取り外しを繰り返して行うのが非常に簡単なものとなっていて、結果として、使い勝手の高いものとなっている。
【0056】
本発明の請求項9に係る照明器具によると、請求項1ないし請求項8いずれか記載の場合に加えて、塗装剥ぎ部品(7)と反射板(2)、あるいは、塗装剥ぎ部品(7)と器具本体(3)との取り付け固定の際に、外方へ突出する突出部(11)にて反射板(2)の表面の塗装を破り、同反射板(2)の塗装の破れた部分で接地導通を確実に取ることができて、結果として、接地導通が確実、かつ、簡単にとれるものとなり、しかも、ランプ(1)の交換の際なども簡単に交換が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明器具を示した分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る照明器具を示した斜視図である。
【図3】本発明の照明器具に用いられる第1の実施形態に係る接続部材などを示した斜視図である。
【図4】本発明の照明器具に用いられる第2の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図5】本発明の照明器具に用いられる第3の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図6】本発明の照明器具に用いられる第4の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図7】本発明の照明器具に用いられる第5の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図8】(a)は、図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられる際の様子を示した側面図であり、(b)は、同図7の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した断面図である。
【図9】図7の接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。
【図10】図7の接続部材と被嵌合部とは形状のみが異なる接続部材と被嵌合部とを示した要部のみの上面図である。
【図11】本発明の照明器具に用いられる第6の実施形態に係る接続部材と被嵌合部とを示した要部斜視図である。
【図12】図11の接続部材と被嵌合部とにおいて、被嵌合部に接続部材が取り付けられた後の様子を示した上面図である。
【図13】一従来例に係る照明器具の要部のみを示した断面図である。
【図14】一従来例に係る照明器具を示した分解斜視図である。
【図15】(a)は、他の一従来例に係る照明器具を示した断面図であり、(b)は、(a)の照明器具において、反射板とラッチの近傍のみを示した断面図であり、(c)は、(a)の照明器具において、器具本体とラッチの近傍のみを示した断面図である。
【図16】図15の従来例に係る照明器具を示した、ラッチバネに取り付けられる前の様子の断面図である。
【図17】図15の従来例に係る照明器具を示した、反射板取り付け前の断面図である。
【図18】(a)は、図17のA矢視図であり、(b)は、図17のB矢視図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 反射板
3 器具本体
4 接続部材
5 本体部
6 導通性部材
7 塗装剥ぎ部品
8 締結部品
9 被嵌合部
10 外れ防止片
11 突出部
Claims (9)
- ランプの近傍に配置される反射板があって、この反射板が取り付けられる器具本体、および、この器具本体と上記反射板とを接続する接続部材を設け、さらに、この接続部材の本体部を導通性部材で形成するとともに、この導通性部材の両端にそれぞれ上記反射板と上記器具本体との塗装を剥がす塗装剥ぎ部品を設けたことを特徴とする照明器具。
- 上記反射板を取り外した際に、上記接続部材の一端が、上記器具本体の一部に取り付けられているとともに、同接続部材のもう一端が、同反射板に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 上記塗装剥ぎ部品と上記反射板と上記器具本体とをネジなどのような締結部品にて導通を取りながら取り付け固定させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
- 上記反射板または上記器具本体において、上記接続部材の上記塗装剥ぎ部品を取り付けたい箇所に被嵌合部を形成するとともに、この被嵌合部に同塗装剥ぎ部品をスライドさせて嵌め込み、同塗装剥ぎ部品が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
- 上記被嵌合部に上記接続部材の上記塗装剥ぎ部品をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品としては水平方向へスライドされるものであることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
- 上記被嵌合部に上記接続部材の上記塗装剥ぎ部品をスライドさせて嵌め込む際、同塗装剥ぎ部品としては鉛直方向へスライドされるものであることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
- 上記塗装剥ぎ部品の一部に上記被嵌合部に対しての外れを防止する外れ防止片を設けたことを特徴とする請求項4ないし請求項6いずれか記載の照明器具。
- 上記反射板または上記器具本体において、上記接続部材の上記塗装剥ぎ部品を取り付けたい箇所に被嵌合部を形成するとともに、この被嵌合部に同塗装剥ぎ部品を弾性変形させながら狭めるようにして嵌め込み、同塗装剥ぎ部品が導通を取りながら取り付け固定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
- 上記塗装剥ぎ部品の一部に外方へ突出する突出部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項8いずれか記載の照明器具。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012064393A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Panasonic Corp | 照明器具および照明器具の組立方法 |
JP2015141760A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具 |
JP2017162744A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 留め具及び照明器具 |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003061446A patent/JP2004273239A/ja active Pending
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