JP2004273003A - 音声データ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のデータ再生装置1は、複数のフォルダを用いて管理されている音声データを再生し、文字列を表示する表示部9を具えているデータ再生装置であり、選択されたフォルダに応じて、前記表示部9の背景色を変えることを特徴とする。また、本発明のデータ再生装置1の表示部9は、バックライト12を有する液晶表示装置10を具えており、前記バックライト12は、発光色が夫々異なる複数の発光ダイオード13a−cを具えている。さらに、本発明のデータ再生装置1は、各発光ダイオード13a−cの電流レベルをフォルダ毎に定めるテーブルを用いて、選択されたフォルダに応じて各発光ダイオード13a−cに流れる電流を制御する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録された音声データがフォルダ群を用いて管理されている音声データ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
楽曲等に関する音声データを記録及び再生する方式は多数存在しているが、現在、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer−3)フォーマットで所望の音声データを記録媒体に記録し、これを再生することが広く行われている。MP3フォーマットによれば、CD−DAに記録された音声データを、再生された音声の音質の劣化を殆ど伴わずに約10分の1のデータ量に圧縮して記録できる。ゆえに、音声データがMP3フォーマットで記録された記録媒体を再生可能であれば、音声データ装置における記録媒体の取替えは大幅に少なくなる。これは、車載用の音声データ再生装置には非常に大きな利点であるので、現在、MP3フォーマットの音声データを再生可能な車載用の音声データ再生装置が急速に普及しつつある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−266554号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
CD−Rやハードディスク等の記録媒体に記録されるMP3フォーマットの音声データ(以下、「オーディオファイル」と称す)は、音声データ再生装置において、ツリー構造を有するフォルダ群を用いて管理される。フォルダ群は、ツリー状に階層化された複数のフォルダで構成され、これらフォルダの幾つかには、1又は複数のオーディオファイルが格納される。
【0005】
音声データ再生装置では、種々の再生モードにおけるフォルダの再生順序管理やフォルダ検索等を行うために、個々のフォルダにフォルダ番号が設定される。従来の音声データ再生装置は、オーディオファイルの再生中に、このオーディオファイルに関する楽曲名等の付加情報の他に、現在選択されているフォルダのフォルダ番号、すなわち、このオーディオファイルが格納されているフォルダのフォルダ番号を、例えば、「FOLDER:10」のように表示していた。このため、音声データ再生装置の表示部は、複数行の文字例を表示可能なように構成する必要があり、大きさが制限されている車載用の音声データ再生装置では、表示される文字列を小さくしたり、操作スイッチを小さくして表示部の領域を確保することが行われていた。
【0006】
しかしながら、文字列を小さくした場合、音声データ再生装置の表示部の識別性能が低下し、操作スイッチを小さくした場合、音声データ再生装置の操作性が低下していた。また、複数行の文字例を表示可能な表示部を設けることで、音声データ装置のコストが増加していた。
【0007】
本発明は、選択されているフォルダを、そのフォルダ番号を表示することなく使用者に認識させる音声データ再生装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の音声データ再生装置は、複数のフォルダを用いて管理されている音声データを再生し、文字列を表示する表示部を具えた音声データ再生装置において、選択されたフォルダに応じて、前記表示部の背景色を変えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の音声データ再生装置の表示部は、バックライトを有する液晶表示装置を具えており、前記バックライトは、発光色が夫々異なる複数の発光ダイオードを具えている。さらに、本発明の音声データ再生装置は、各発光ダイオード(13a−c)の電流レベルをフォルダ毎に定めるテーブルを用いて、選択されたフォルダに応じて各発光ダイオードに流れる電流を制御する。また、本発明の音声データ再生装置は、音量調節ツマミを具えており、前記音量調節ツマミの位置に応じて表示部の明るさを変化させる。
【0010】
【作用及び効果】
本発明によれば、選択されたフォルダに応じて表示部の背景色を変えることによって、音声データ再生装置において、現在選択されているフォルダを、そのフォルダのフォルダ番号の表示をせずとも表現できる。従って、フォルダ番号の表示がない分だけ、表示部の文字列及び操作スイッチを大きくできるので、表示部の識別性能及び音声データ再生装置の操作性が向上する。また、背景色の違いにより各フォルダを差別化しているので、フォルダ変更が行われたことが、背景色の変化によって視覚的に且つ瞬時に使用者に把握され易い。
【0011】
表示部が、バックライトを有する液晶表示装置を具えており、このバックライトが、発光色が夫々異なる複数の発光ダイオードを具えていることにより、選択されたフォルダに応じて表示部の背景色を変えることができる。特に、バックライトは、様々な背景色を実現するために、赤色、緑色及び青色発光ダイオードを具えていることが好ましい。
【0012】
各発光ダイオードに流れる電流を制御するために、各発光ダイオードの電流レベルをフォルダ毎に定めるテーブルを用いると、フォルダと背景色の対応関係が確立されて、あるフォルダが選択された場合、そのフォルダに対応する背景色を確実に実現できる。また、音量調節ツマミの位置に応じて表示部の明るさを変化させることで、再生された音声の音量を視覚的に把握することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。図1は、本発明に係る音声データ再生装置(1)のブロック図である。音声データ再生装置(1)は、CD−R対応CDドライブ装置(2)及びHDD装置(3)を具えており、CDドライブ装置(2)に装填されたCD−DA又はCD−Rに記録された音声データ、及びHDD装置(3)の具えるハードディスクに記録された音声データを再生する。
【0014】
制御部(4)は、CPU、ROM、及びRAMを具えるマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称す)(図示せず)を具えており、音声データ再生装置(1)の統括的な制御を行う。CD−DA、CD−R、又はハードディスクに記録された音声データは、所定の方式で圧縮されて記録されており、制御部(4)は、CDドライブ装置(2)又はHDD装置(3)から送られた音声データを復号及びアナログ化して再生信号を生成する。生成された再生信号は、増幅器(5)で増幅された後、外部スピーカ(6)に送られる。
【0015】
CD−R又はハードディスクには、音声データがMP3フォーマットで記録されている。音声データは、楽曲毎にオーディオファイルとして記録されており、これらオーディオファイルは、フォルダ群を用いて管理されている。図2は、CD−R又はハードディスクに記録されたオーディオファイル及びフォルダ群の一例を示す概念図である。ツリー状に階層化されて構成されたフォルダ群の最下層には、夫々異なるアーティストに対応したフォルダ(51)(52)が存在し、各フォルダ(51)(52)には、対応するアーティストの楽曲に係る複数のオーディオファイル(61,62,…)が格納されている。これらフォルダ(51)(52)は、これらアーティストの属するジャンルに対応するフォルダ(41)に格納されている。フォルダ(41)と同一階層には、ジャンルに対応する2つのフォルダ(42)(43)が存在している。これらフォルダ(42)(43)の下位には、アーティストに対応するフォルダは存在していない。ジャンルに対応するフォルダ(41−43)は、ツリー構造の最上位にあるルートフォルダ(31)に格納されている。
【0016】
各フォルダには番号及び名称が設定されており、ルートフォルダ(31)には番号1及び名称「ROOT」が設定されている。ルートフォルダ(31)の下位にあるジャンルに対応するフォルダ(41)には、番号2及びジャンルを示す名称「POPS」が、フォルダ(42)には、番号3及び名称「ROCK」が、フォルダ(43)には、番号4及び名称「CLASSIC」が設定されている。さらに、フォルダ(41)の下位にある、アーティストに対応するフォルダ(51)には、番号2−1及びアーティストを示す名称「ABCD」が設定されており、フォルダ(52)には、番号2−2及び名称「EFGHIJ」が設定されている。なお、フォルダ番号は、制御部(4)内のマイコンにおいてコードで管理されており、例えば、フォルダ番号2のコードは「200」、フォルダ番号2−1のコードは「201」、フォルダ番号2−2のコードは「202」となっている。
【0017】
CD−R又はハードディスクに記録された各オーディオファイル(61,62,…)には楽曲名等を示す文字列を含む付加情報が付加されている。CDドライブ装置(2)又はHDD装置(3)により読み出された付加情報は、制御部(4)内のマイコンに記憶されて、操作部(8)から送られた指示信号により表示部(9)に表示される。
【0018】
図3は、表示部(9)の斜視図である。表示部(9)は、液晶表示装置(10)(以下、「LCD」と称す)を具えている。LCD(10)は、横方向に並べられた複数の文字表示パターン(11)を有しており、各文字表示パターン(11)は、7行×5列で配置された画素で構成されている。LCD(10)は透過型であり、その背面側に、LCD(10)を透過する光を発生するバックライト(12)が装着されている。バックライト(12)の光源は、発光色が夫々異なる複数の発光ダイオード(以下、「LED」と称す)で構成されている。本実施例では、バックライト(12)の光源は、ランプフォルダ(14)に装着された赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)で構成されている。これらLED(13a−c)から出た光は、バックライト(12)の具える導光板(15)を介してLCD(10)に送られる。なお、本発明の実施において、バックライト(12)の光源に用いるLEDの種類、個数及び組合せは、本実施例に限られることはない。
【0019】
図1に示すように、制御部(4)と表示部(9)の間には、制御部(4)からの指令信号に基づき表示部(9)を駆動させる表示制御部(16)が設けられている。表示制御部(16)は、文字表示パターン(11)を構成する各画素に加える電圧を制御するLCDドライバ(17)を具えている。各画素は、液晶層を挟んで並行に配置された一対の透明電極を有している。これら電極間の電圧を制御することにより、一部の画素ではバックライト(12)からの光が遮断されて、文字表示パターン(11)に黒色で文字が表示される。これら画素以外ではバックライト(12)からの光が透過することで、この光の色が、文字表示パターン(11)に表示される文字の、すなわち、表示部(9)に表示される文字列の背景色となる。
【0020】
制御部(4)は、赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)の各々について電流レベルを示す信号を表示制御部(16)に送る。表示制御部(16)は、この信号を受けて、各LED(13a−c)に流れる電流を制御するバックライト制御部(18)を具えている。バックライト制御部(18)が、各LED(13a−c)に流す電流を夫々変化させることで、各LED(13a−c)の輝度、さらにはバックライト(12)の明るさが調整され、また、表示部(9)の背景色が様々に変化する。例えば、表示部(9)の背景色を白色にする場合、バックライト制御部(18)は、赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)を同じ輝度で点灯させて、赤色光、緑色光及び青色光の合成光である白色光がバックライト(12)からLCD(10)に送られる。表示部(9)の背景色を青色にする場合、バックライト制御部(18)は、青色LED(13c)のみを点灯する。また、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)を点灯し、緑色LED(13b)を青色LED(13c)の倍の輝度で点灯させた場合、表示部(9)の背景色は青みがかかった緑色となる。
【0021】
図4は、本発明に係る音声データ再生装置(1)の斜視図である。音声データ再生装置(1)の前面部には、CD−R又はCD−DAを出し入れするためのCDスロット(21)が開設されている。CDスロット(21)の下側には、表示部(9)のLCD(10)が露出している。LCD(10)の周囲には、操作部(8)を構成する各種ツマミ及びボタンが配設されている。LCD(10)の右側にはモード調整ツマミ(22)が、左側には音量調節ツマミ(23)が配設されている。モード調整ツマミ(22)は、プッシュスイッチ付きのツマミであり、このツマミを押下するごとに、モード調整ツマミ(22)を回転させることにより行われる調整が、低音調整、高温調整、左右バランス、音場前後調整の順番で巡回的に変化する。
【0022】
音量調節ツマミ(23)も、プッシュスイッチ付きのツマミであり、このツマミを押下することで、外部電源(7)から音声データ再生装置(1)への給電が行われ、又は停止される。音量調節ツマミ(23)が回転されて、これに装着された可変抵抗器(図示せず)の抵抗変化が生じると、増幅器(5)における再生信号の増幅率が、さらには外部スピーカ(6)から発生する音声の音量が変化する。一方で、制御部(4)は、この抵抗変化を受けて、バックライト制御部(18)内に設けられた可変抵抗器(図示せず)の抵抗値を変化させて、赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)の電流を一律に増減させる。外部スピーカ(6)から発生する音量が大きくなるように音量調節ツマミ(23)が移動するにつれて、各LED(13a−c)の電流が増加して表示部(9)が明るくなるように、バックライト制御部(18)の可変抵抗器の抵抗値は変化する。
【0023】
LCD(10)の下側には、第1ボタン(24)乃至第5ボタン(28)が、モード調整ツマミ(22)の下側には、第6ボタン(29)が配設されている。第1ボタン(24)は、音声データ再生装置(1)が、CDドライブ装置(2)に装填されたCD−R、又はHDD装置(3)のハードディスクに記録されたオーディオファイルを再生する場合、フォルダを選択するボタンとなる。第1ボタン(24)を押下する毎に、枝に沿ってより下位にあるフォルダが選択される。下位のフォルダが存在しない場合は、押下前に選択されているフォルダと同一階層にあるフォルダが順次選択される。これらフォルダが全て選択されると、別の枝に移って同様にフォルダが選択される。図2に示したフォルダ群の場合、第1ボタン(24)を押下する毎に、フォルダ(31)(番号1)、フォルダ(41)(番号2)、フォルダ(51)(番号2−1)、フォルダ(52)(番号2−2)、フォルダ(42)(番号3)、フォルダ(43)(番号4)の順番でフォルダが巡回的に選択される。
【0024】
本実施例では、フォルダ選択用のボタンは第1ボタン(24)のみ設けられているが、フォルダ選択用のボタンを2つ設けて、一方のボタンを、フォルダを下位階層へ移行させるものとし、他方のボタンを、フォルダを同一階層内で移行させるものとしてもよい。また、フォルダ選択用のボタンを4つ設けて、フォルダを上下階層及び同一階層で夫々双方向に移行可能としてもよい。
【0025】
音声データ再生装置(1)でMP3フォーマットの音声データが再生される場合、すなわち、CD−R又はハードディスクに記録されたオーディオファイルが再生される場合、第2ボタン(25)は、再生されるオーディオファイルを選択するボタンとなる。第2ボタン(25)が押下される毎に、オーディオファイルは次トラック番号のファイルへ巡回的に移行する。CDドライブ装置(2)に装填されたCD−DAに記録された楽曲が再生される場合も、第2ボタン(25)が押下される毎に、楽曲が次のトラックに巡回的に移行する。
【0026】
第3ボタン(26)は、表示部(9)の表示内容を選択するボタンである。第3ボタン(26)が押下される毎に、フォルダ名、楽曲名、アーティスト名、経過時間の順番で表示部(9)の表示内容が巡回的に切り替わる。第4ボタン(27)は、データ再生装置(1)の再生モードを指定するボタンである。第4ボタン(27)が押下される毎に、通常再生モード、リピート再生モード、シャッフル再生モードの順番でデータ再生装置(1)の再生モードが巡回的に切り替わる。なお、選択されたフォルダにオーディオファイルが存在しない場合は、フォルダ名のみが表示される。第5ボタン(28)は、再生される音声データのソースをCDドライブ装置(2)及びHDD装置(3)の間で切り替えるボタンであり、第5ボタン(28)が押下される毎に、CDドライブ装置(2)又はHDD装置(3)が指定される。
【0027】
データ再生装置(1)は、CD−DAに記録された楽曲をHDD装置(3)のハードディスクに記録するダビング機能を具えている。以下、この手順を説明する。まず、ハードディスクに記録される楽曲が記録されたCD−DAが、CDスロット(21)に挿入され、CDドライブ装置(2)に装填される。CDドライブ装置(2)は、CD−DAの存在を検知すると、CD−DAが装填された旨を示す信号を制御部(4)に送る。制御部(4)は、CDドライブ装置(2)から送られる音声データを処理するように設定される。
【0028】
使用者は、第2ボタン(25)を押下して、ハードディスクに記録したい楽曲のトラックを選択する。第6ボタン(29)は、ダビング動作の開始を指示するボタンであり、第6ボタン(29)が押下されると、ダビング動作の開始を指示する信号が制御部(4)に送られる。制御部(4)は、選択されたトラックを先頭から終わりまで再生するようにCDドライブ装置(2)に指示する。CDドライブ装置(2)から送られたこのトラックに係る音声データは、制御部(4)においてMP3フォーマットに圧縮される。圧縮された音声データは、HDD装置(3)に送られて、オーディオファイルとしてハードディスクに記録される。
【0029】
HDD装置(3)のハードディスクには、予めCDデータベース情報ファイルが記録されている。制御部(4)は、このCDデータベース情報ファイルを参照して、オーディオファイルが格納されるフォルダを決定又は作成する。図5に、CDデータベース情報ファイルの一例を示す。CDデータベース情報ファイルは、各CDのID番号に対応するジャンル名、アーティスト名及びアルバム名を示すテーブルになっている。制御部(4)は、CDドライブ装置(2)に装填されたCD−DAに記録されたID番号を読み出して、CDデータベース情報ファイルからこのID番号に対応するジャンル名、アーティスト名及びアルバム名を取得する。そして、制御部(4)は、取得されたジャンル名が設定されたフォルダの下位、さらにはアーティスト名が設定されたフォルダの下位にある、アルバム名が設定されたフォルダに、再生された楽曲に係るオーディオデータファイルを格納する。対応するフォルダが存在しない場合は、新たにフォルダが作成される。例えば、図2に示すフォルダ構造の場合、ID番号が「125690」であるCD−DAに記録された楽曲が再生された場合、フォルダ名が「POPS」であるフォルダ(41)の下位にあり、フォルダ名が「ABCD」であるフォルダ(51)の下層に、新たにアルバム名「KLMN」が設定されたフォルダが作成される。そして、オーディオデータファイルは、このフォルダに格納される。
【0030】
CDデータベース情報ファイルは、CD−DAの最内周領域に記録されたTOC(Table of Contents)に含まれる、CD−DAに記録された各トラックの開始及び終了時刻情報と、このCD−DAに記録されたこれら楽曲のジャンル名及びアーティスト名を対応づけるテーブルとしてもよい。また、以上の説明では、音声データ再生装置(1)は、1つのトラックのダビングしか行っていないが、CD−DAに記録された各トラックをハードディスクにダビングすることもできる。第6ボタン(29)が一定時間(例えば、5秒)押し続けられることで、ダビングモードの切替えが行われる。
【0031】
次に、制御部(4)が行う表示部(9)の背景色制御について説明する。音声データ装置(1)が立ち上げられた際、制御部(4)は、HDD装置(3)のハードディスクのフォルダ構造に基づいてフォルダ色テーブルを作成する。このフォルダ色テーブルは、フォルダ毎に、このフォルダが選択された場合における赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)の電流レベルを定めたテーブルである。本実施例のフォルダ色テーブルは、各フォルダを特定するためにフォルタ番号を用いており、フォルダ番号と各LED(13a−c)の電流レベルとが対応づけられたテーブルとなっている。
【0032】
図6に、フォルダ色テーブルの一例を示す。電流レベルは、0から255までの整数で示されており、0は最低レベル(LEDに流れる電流値がゼロ)、255は最高レベル(LEDに流れる電流値が最大)を示している。電流レベルの値は、例えば、フォルダ番号1のフォルダに対応する、赤色LED(13a)、緑色LED(13b)及び青色LED(13c)の電流レベルは、全て255である。この場合、フォルダ番号1のフォルダ(31)が選択されると、各LED(13a−c)には最高レベルの電流が流れて、表示部(9)の背景色は白色となる。フォルダ番号が2であるフォルダ(41)が選択された場合、背景色は青色となり、フォルダ番号が2−1であるフォルダ(51)が選択された場合、背景色は青緑色となり、フォルダ番号が2−2であるフォルダ(52)が選択された場合、背景色は紫色となる。フォルダ番号が3であるフォルダ(42)が選択された場合、背景色は赤色となり、フォルダ番号が4であるフォルダ(43)が選択された場合、背景色は黄色となる。本実施例では、各LED(13a−c)の電流レベルを256段階で設定できることから、3つのLED(13a−c)を組み合わせることにより、256の3乗である1677万色余りの背景色を実現できる。
【0033】
フォルダ色テーブルは、各フォルダに対応する表示色が重複しないように作成される。HDD装置(3)のハードディスクのフォルダ構造が変化した場合、例えば、新規のフォルダが作成された場合では、これに応じてフォルダ色テーブルは書き換えられる。また、CDドライブ装置(2)にMP3フォーマットで音声データが記録されたCD−Rが装填された際にも、このCD−Rのフォルダ構造に対応したフォルダ色テーブルが作成及び記憶される。
【0034】
図7は、制御部(4)が行う表示部(9)の背景色制御のフローチャートである。制御部(4)は、第1ボタン(24)が押下されてフォルダの変更が発生したか否かを判定し(S1)、新たなフォルダが選択された場合は、このフォルダのフォルダ番号を取得する(S2)。そして、フォルダ色テーブルを参照して、取得されたフォルダ番号に対応する各LED(13a−c)の電流レベルを決定し(S3)、バックライト制御部(18)にこれら電流レベルを設定する(S4)。バックライト制御部(18)は、設定された電流レベルに応じた量の電流を各LED(13a−c)に流すことにより、表示部(9)の背景色は、選択されたフォルダに対応する背景色になる。なお、上述したように、各LED(13a−c)の電流は、音量調節ツマミ(23)の位置に応じてバックライト制御部(18)で一律に調節される。
【0035】
例えば、フォルダ番号が2−1であるフォルダ(52)が選択されている場合、表示部(9)には、このフォルダ(52)に格納されているオーディオファイルの何れかに関する曲名等が、背景色を青緑色として表示されている。第1ボタン(24)が押されると、フォルダ番号が2−2であるフォルダ(52)が選択されて、このフォルダ(52)に格納されているオーディオファイルのうち最初のトラックに関する曲名等が表示される。この際、上記のステップS1乃至S4が行われることにより、表示された曲名等は紫色の背景色で表示される。使用者は、背景色の変化によってフォルダの変更が行われたことを認識する。さらに、第1ボタン(24)が押される毎に、選択されたフォルダに応じて、背景色は、赤色、黄色、白色、青色、青緑色、紫色の順番に巡回的に変化する。オーディオファイルが存在しないフォルダが選択された場合、表示部(9)にはこのフォルダに対応する背景色でフォルダ名が表示される。
【0036】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声データ再生装置のブロック図である。
【図2】オーディオファイル及びフォルダ群の一例を示す概念図である。
【図3】本発明に係る音声データ再生装置の表示部の斜視図である。
【図4】本発明に係る音声データ再生装置の斜視図である。
【図5】CDデータベース情報ファイルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る音声データ再生装置のフォルダ色テーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る音声データ再生装置の制御部が行う、背景色制御のフローチャートである。
【符号の説明】
(1) 音声データ再生装置
(2) CDドライブ装置
(3) HDD装置
(4) 制御部
(9) 表示部
(10) 液晶表示装置
(12) バックライト
(13a−c) 発光ダイオード
(16) 表示制御部
(31) フォルダ
(41)(42)(43) フォルダ
(51)(52) フォルダ
(61)(62) オーディオファイル
Claims (4)
- 複数のフォルダを用いて管理されている音声データを再生し、文字列を表示する表示部(9)を具えた音声データ再生装置において、選択されたフォルダに応じて、前記表示部(9)の背景色を変えることを特徴とする音声データ再生装置。
- 前記表示部(9)は、バックライト(12)を有する液晶表示装置(10)を具えており、前記バックライト(12)は、発光色が夫々異なる複数の発光ダイオード(13a−c)を具えている請求項1に記載の音声データ再生装置。
- 各発光ダイオード(13a−c)の電流レベルをフォルダ毎に定めるテーブルを用いて、選択されたフォルダに応じて各発光ダイオード(13a−c)に流れる電流を制御する請求項2に記載の音声データ再生装置。
- 音量調節ツマミ(23)を具えており、前記音量調節ツマミ(23)の位置に応じて前記表示部(9)の明るさを変化させる請求項1に記載の音声データ再生装置。
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