JP2004272442A - 情報処理装置、情報処理方法およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術は、商品の販売価格設定が、予め決められた価格若しくは予め決められた割引価格で販売するものであり、1日の販売状況や、在庫状況に応じて、販売価格を設定するものでなく、売れ残りが生じる等の問題があった。
【解決手段】本発明は、割引スケジュール情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲を高めることで、売れ残りや在庫をなくすことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、割引スケジュール情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲を高めることで、売れ残りや在庫をなくすことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介しての商品、特に弁当などの調理済み食品の購入予約システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、インターネットを介して、商品を取引する電子商取引に関する技術がある(非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
楽天株式会社ホームページ、インターネット<URL:http://www.rakuten.co.jp/>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、商品の販売価格設定が、予め決められた価格若しくは予め決められた割引価格で販売するものであり、1日の販売状況や、在庫状況に応じて、販売価格を設定するものでなく、売れ残りが生じる等の問題があった。
【0005】
また、店舗では、閉店時刻に応じて、売れ残りそうな商品を割引価格で販売することが通常行われており、この行為は、人が直接、売れ残りそうな商品を管理し、割引価格の表示ラベルを貼っているものであった。人が管理するため、売れ残りの問題や、売れ残りをなくすために、早い時刻から割引を始めて、売り上げを少なくするといった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は、割引スケジュール情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲を高めることで、売れ残りや在庫をなくすことができる。
【0007】
また、他の本発明は、割引スケジュール情報及び在庫情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲をさらに高めることで、売れ残りや在庫を、精度良くなくすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態において、同一の符号を用いた構成要素やフローチャートのステップなどは、同じ機能を果たすので、一度説明したものについて説明を省略する場合がある。
【0009】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。情報処理装置は、割引スケジュール情報格納部101、電子商取引割引処理部102、店舗内割引処理部103を有する。
【0010】
割引スケジュール情報格納部101は、割引スケジュール情報を格納している。割引スケジュール情報は、例えば、電子商取引割引情報と店舗取引割引情報を有する情報である。電子商取引割引情報は、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引開始時刻、割引商品名、当該割引商品の割引率等の情報を有する。店舗取引割引情報は、例えば、電子商取引割引開始時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す店舗取引割引開始時刻、割引商品名、当該割引商品の割引率等の情報を有する。割引スケジュール情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも良い。割引スケジュール情報格納部101は、具体的には、DVD(Digital Versatile Disc)などが好適である。なお、割引スケジュール情報のデータ構造は、問わない。また、割引スケジュール情報は、過去の一定期間、例えば、割引する日から起算して、過去1年間、過去1ヶ月間等に、製造原価、天候、町内行事、その他の変動要因等を考慮して決めるものであり、商品によって異なるものである。また、割引スケジュール情報は、人が直接キーボードに入力をして、この入力を情報処理装置が取得して、割引スケジュール情報格納部101に記録させる手段でも良い。また、情報処理装置は、外部装置が有する商品、割引率等の情報を取得し、割引スケジュール情報を構成して、割引スケジュール情報格納部101に記録しても良い。
【0011】
電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、電子商取引割引処理部102は、例えば、電子商取引割引情報に基づいて、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引率の表示をする自動書換え処理を行う。詳細は後述する。また、電子商取引割引処理部102は、例えば、電子商取引上で商品が割引中である旨、もしくは、電子商取引上で割引商品が完売した旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理を行っても良い。また、顧客に直接、電子メールを送信する処理をしても良い。
【0012】
電子商取引割引処理部102は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。電子商取引割引処理部102は、インターネット上のホームページを書き換える場合、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部102は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部102は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0013】
店舗内割引処理部103は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。そして、店舗内割引処理部103は、店舗取引割引情報に基づいて、商品が割引中である旨を、店舗内において、スピーカー等から音で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯等する出力をしても良い。また、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理をしても良い。
【0014】
店舗内割引処理部103は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。店舗内割引処理部103は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、店舗内割引処理部103は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0015】
以下、本実施の形態に情報処理装置の動作について図2と図3のフローチャートを用いて説明する。情報処理装置は、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103を並列的に処理する動作を行わせる。図2は、電子商取引割引処理部102の動作について説明している。図3は、店舗内割引処理部103の動作について説明している。以下に、図2のフローチャートの動作について説明する。
【0016】
(ステップS201)電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ202に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ201に戻る。
【0017】
(ステップS202)電子商取引割引処理部102は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0018】
(ステップS203)電子商取引割引処理部102は、ステップS201で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS204に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0019】
(ステップS204)電子商取引割引処理部102は、i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS205に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS206に行く。
【0020】
(ステップS205)電子商取引割引処理部102は、ホームページ上の商品情報を、自動書換え処理をする。この自動書換え処理は、i番目の割引商品とi番目の割引率をホームページ上に表示する旨の書換え処理である。
【0021】
(ステップS206)電子商取引割引処理部102は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS203に戻る。
【0022】
以下に、図3のフローチャートの動作について説明する。
【0023】
(ステップS301)店舗内割引処理部103は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。割引スケジュール情報を取得したら、ステップS302に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップS301に戻る。
【0024】
(ステップS302)店舗内割引処理部103は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する店舗取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0025】
(ステップS303)店舗内割引処理部103は、ステップS301で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS304に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0026】
(ステップS304)店舗内割引処理部103は、i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS305に行く。i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS306に行く。
【0027】
(ステップS305)店舗内割引処理部103は、店舗内において、割引商品が割引をしている旨をスピーカー等から音声で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯する出力をする。
【0028】
(ステップS306)店舗内割引処理部103は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS303に戻る。
【0029】
以上、情報処理装置の動作について図2と図3のフローチャートを用いて説明した。なお、情報処理装置は、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103を並列的に処理する動作を行わせるものだったが、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103をシーケンシャルに処理する動作を行わせても良い。また、情報処理装置の動作の開始は、1分ごとに動作を開始しても良く、電子商取引割引開始時刻と店舗取引割引開始時刻が、時間単位であれば、動作の開始は、1時間ごとに動作を開始しても良い。なお、現時刻を取得するために、情報処理装置は、時計を具備するものである。
【0030】
以下、本実施の形態における情報処理装置の具体的な動作について説明する。図4は、情報処理装置401、サーバ402、ユーザー端末403を示す。図4によれば、情報処理装置401とサーバ402とユーザー端末403は、インターネットを介して接続されている。
【0031】
今、電子商取引割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、電子商取引割引情報を取得する。図5は、割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報を示す。図5によれば、割引商品と電子商取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「鮭弁当」「16:00」「30%」、「ジャンボコロッケ」「17:00」「40%」、「刺身盛合せ」「17:00」「50%」である。
【0032】
次に、電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻と現時刻を比較して、電子商取引割引時刻が、現時刻である場合、その電子商取引割引時刻に対応する割引商品と当該割引商品の割引率を取得する。現時刻が、16:00である場合、図5によれば、電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「鮭弁当」と、割引率「30%」を取得する。
【0033】
次に、電子商取引割引処理部は、商品情報を掲載するホームページを管理するサーバに、自動的にアクセスして、商品情報の書換え処理を行う。この書換え処理は、情報処理装置が予め格納してあるファイルをサーバにアップロードするファイルの差し換える処理である。このファイルは、割引商品と、割引率をホームページ上に表示する内容のものである。また、書換え処理は、電子商取引割引処理部がホームページ自動書き換えモジュール等の手段で、割引商品と、割引率をホームページ上に表示することでも良い。図6、図7、図8は、ホームページ上の表示例を示す。図6によれば、書き換え前の表示例であり、本日の目玉商品等を表示している。図7と図8は、書き換え後の表示例であり、本日の目玉商品等に追加して、割引商品、定価、割引率、および、申し込み受付けのチェックボックスを表示する。
【0034】
図7と図8は、電子商取引割引情報の有する電子取引割引開始時刻に対応して、割引商品と割引率を表示する。図7によれば、割引開始時刻が「16:00」である、商品「鮭弁当」とその定価「500円」と割引率「30%」を表示する。図8によれば、割引開始時刻が「17:00」である、商品「ジャンボコロッケ」とその定価「50円」と割引率「40%」、商品「刺身盛合せ」とその定価「800円」と割引率「50%」を表示する。
【0035】
また、申込者が端末から、申し込み受付けのチェックボックスをチェックすることで、割引商品の、予約注文が完了する。図9は、予約注文の申し込み受付けのチェックボックスをチェックした場合を示す。
【0036】
以上、情報処理装置の電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻に応じて、ホームページ上の表示の自動書換え処理を繰り返す。
【0037】
店舗内割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、店舗取引割引情報を取得する。図10は、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報を示す。図10によれば、割引商品と店舗取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「鮭弁当」「19:00」「40%」、「ジャンボコロッケ」「20:00」「50%」、「刺身盛合せ」「20:00」「60%」である。
【0038】
次に、店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻と現時刻を比較して、店舗取引割引時刻が、現時刻である場合、その店舗取引割引時刻に対応する割引商品名と当該割引商品の割引率を取得する。現時刻が、19:00である場合、図10によれば、店舗取引割引時刻が「19:00」である商品「鮭弁当」と、割引率「20%」を取得する。
【0039】
次に、店舗内割引処理部は、店舗内において、割引商品「鮭弁当」と、その割引率「40%」を店舗内に設置のスピーカーを用いて音声で出力する。この出力は、例えば、「ただいま、弁当惣菜コーナーにおきまして、鮭弁当が、表示価格の40%引きでご奉仕いたしております。」等である。この出力データは、店舗内割引処理部に予め格納されてデータを基に、「鮭弁当」と「40%」を音声合成して出力するものである。また、割引する商品を陳列する陳列ケースに設置したランプを点灯する出力をする。図11は、陳列ケースと「鮭弁当」を示す。図11によれば、「鮭弁当」を陳列する陳列ケースに設置したランプが、点灯している状態を示す。
【0040】
以上、情報処理装置の店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻に応じて、その割引商品や割引率を音声出力する処理をし、割引する商品の陳列ケースのランプの点灯を行う処理を繰り返す。
【0041】
以上、本実施の形態における情報処理装置は、電子商取引での割引開始の処理をし、かつ、店舗の商取引での割引開始の処理を行う。この電子商取引での割引開始時刻が、店舗での割引開始時刻よりも、早く設定することで、消費者が、早くから電子商取引で割引商品の購入予約をし、店舗での在庫を減らすことができ、売上額を確保できる。また、電子商取引と店舗取引の両方で割引を行うという新しい割引方法を、店舗が提供しているものと、顧客が認識し、顧客が店舗に対し、好印象を持つ。かかる好印象により、この店舗で購入しようとする購買意欲が高まる効果がある。また、電子商取引での予約購入により、予約購入者が、店舗に訪れ、割引商品以外の商品も購入しようとする購買意欲が高まり、その結果、店の売り上げ向上に役立つものである。
【0042】
また、本実施の形態において、電子商取引割引情報と店舗取引割引情報とを有する割引スケジュール情報は、予め、割引スケジュール情報格納部に格納されているものだったが、情報処理装置が割引スケジュール情報をカスタマイズする手段を有して、割引スケジュール情報格納部に格納された割引スケジュール情報が、最新の割引スケジュール情報に更新されるものであっても良い。
【0043】
また、本実施の形態において、電子商取引割引処理部が、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引率の表示をする自動書換え処理を行うものだったが、電子商取引割引処理部が、電子商取引上で、商品が割引中である旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、顧客に直接、電子メールを送信する処理を行うものでも良い。
【0044】
さらに、本実施の形態における情報処理装置の動作について、ソフトウェアで実現し、当該ソフトウェアを例えば、サーバ上に置いて、ソフトウェアダウンロードにより当該ソフトウェアを配布しても良い。さらにソフトウェアをCD−ROM等の記録媒体に記録して流布しても良い。このことは、すべての他の実施の形態においても同様である。なお、本実施の形態における情報処理装置の動作をソフトウェアで実現した場合のプログラムは、以下のようになる。コンピュータに、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラムである。
【0045】
(実施の形態2)
図12は、本実施の形態における情報処理装置1201と無線タグ1202の構成を示すブロック図である。情報処理装置1201は、割引スケジュール情報格納部101、在庫情報取得部12011、電子商取引割引処理部12012、店舗内割引処理部12013を有する。
【0046】
在庫情報取得部12011は、在庫情報を受信する。また、在庫情報取得部12011は、受信した在庫情報を、在庫情報取得部12011に内蔵の記録媒体に記録する。この記録は、一時的な、キャッシュやメモリ等への記録も含む。取得在庫情報取得部12011は、例えば、在庫情報が無線タグ1202から送信される場合、無線タグリーダー等から構成され実現される。また、在庫情報がPOSシステム等から送信される場合、ネットワークカードとそのドライバーソフト等から構成され実現される。ここで、在庫情報とは、商品の在庫に関する情報であって、例えば、商品名、在庫数量、定価、賞味期限、品質保持期限、製造日時等である。在庫情報取得部12011は、通常、ソフトウェアで実現されるが、在庫情報を記録する記録媒体を含む、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。この記録媒体は、不揮発性の記録媒体でも揮発性の記録媒体でも良い。
【0047】
電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、電子商取引割引処理部12012は、例えば、在庫情報取得部12011が取得した在庫情報と電子商取引割引情報に基づいて、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引価格と残り数等の表示をする自動書換え処理を行う。詳細は後述する。また、電子商取引割引処理部12012は、例えば、電子商取引上で、商品が割引中である旨、もしくは、割引商品が完売した旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理を行っても良い。また、顧客に直接、電子メールを送信する処理をしても良い。
【0048】
電子商取引割引処理部12012は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。電子商取引割引処理部12012は、インターネット上のホームページを書き換える場合、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部12012は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部12012は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0049】
店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、店舗内割引処理部12013は、在庫情報取得部12011が取得した在庫情報を読み込む。また、店舗内割引処理部12013は、サーバが送信した予約注文情報を取得し、最新の在庫情報を算出する。また、店舗内割引処理部12013は、例えば、在庫情報と店舗取引割引情報に基づいて、商品が割引中である旨、もしくは、割引商品が完売した旨を、店舗内において、スピーカー等から音で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯等する出力をしても良い。また、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理をしても良い。
【0050】
店舗内割引処理部12013は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。店舗内割引処理部12013は、サーバから予約注文情報を取得する場合には、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有する。また、店舗内割引処理部12013は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、店舗内割引処理部12013は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0051】
以下、本実施の形態に情報処理装置の動作について図13と図14のフローチャートを用いて説明する。情報処理装置は、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013を並列的に処理する動作を行わせる。図13は、電子商取引割引処理部12012の動作について説明している。図14は、店舗内割引処理部12013の動作について説明している。以下に、図13のフローチャートの動作について説明する。
【0052】
(ステップS1301)電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ1302に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ1301に戻る。
【0053】
(ステップS1302)電子商取引割引処理部12012は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0054】
(ステップS1303)電子商取引割引処理部12012は、ステップS1301で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS1304に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0055】
(ステップS1304)電子商取引割引処理部12012は、i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS1305に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS1308に行く。
【0056】
(ステップS1305)在庫情報取得部12011は、在庫情報を取得する。
【0057】
(ステップS1306)電子商取引割引処理部12012は、ステップ1305で取得した在庫情報に基づいて、割引商品の在庫が一定数量以上あるか否かを判断する。一定数量以上の在庫がある場合ステップS1307に行く。一定数量以上の在庫がない場合、ステップS1308に行く。
【0058】
(ステップS1307)電子商取引割引処理部12012は、ホームページ上の商品情報を、自動書換え処理をする。この自動書換え処理は、i番目の割引商品とi番目の割引率をホームページ上に表示する旨の書換え処理である。
【0059】
(ステップS1308)電子商取引割引処理部12012は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS1303に戻る。
【0060】
以下に、図14のフローチャートの動作について説明する。
【0061】
(ステップS1401)店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ1402に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ1401に戻る。
【0062】
(ステップS1402)店舗内割引処理部12013は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0063】
(ステップS1403)店舗内割引処理部12013は、ステップS1401で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS1404に行く。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0064】
(ステップS1404)店舗内割引処理部12013は、i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS1405に行く。i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS1408に行く。
【0065】
(ステップS1405)在庫情報取得部12011は、在庫情報を取得する。
【0066】
(ステップS1406)店舗内割引処理部12013は、ステップ1405で取得した在庫情報と店舗内割引処理部12013が取得した予約注文情報に基づいて、割引商品の在庫が一定数量以上あるか否かを判断する。予約注文情報は、サーバから送信され、店舗内割引処理部12013が受信する。一定数量以上の在庫がある場合ステップ1407に行く。一定数量以上の在庫がない場合、ステップ1408に行く。
【0067】
(ステップS1407)店舗内割引処理部12013は、店舗内において、i番目の割引商品が割引をしている旨をスピーカー等から音声で出力する。また、i番目の割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯する出力をする。
【0068】
(ステップS1408)店舗内割引処理部12013は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS1403に戻る。
【0069】
以上、情報処理装置の動作について図13と図14のフローチャートを用いて説明した。なお、情報処理装置は、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013を並列的に処理する動作を行わせるものだったが、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013をシーケンシャルに処理する動作を行わせても良い。また、情報処理装置の動作の開始は、1分ごとに動作を開始しても良く、電子商取引割引開始時刻と店舗取引割引開始時刻が、時間単位であれば、動作の開始は、1時間ごとに動作を開始しても良い。なお、現時刻を取得するために、情報処理装置は、時計を具備するものである。
【0070】
以下、本実施の形態における情報処理装置の具体的な動作について説明する。図15は、情報処理装置1501、鮭弁当の無線タグ1502、サーバ1503、ユーザー端末1504、POSシステム1505を示す。図15によれば、情報処理装置1501とサーバ1503とユーザー端末1504とPOSシステム1505は、インターネットを介して接続されている。
【0071】
今、電子商取引割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、電子商取引割引情報と割引商品と割引率を取得する。図16は、割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報を示す。図16によれば、割引商品と電子商取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「幕の内弁当」「16:00」「30%」、「鮭弁当」「16:00」「30%」、「ジャンボコロッケ」「17:00」「40%」、「えび天ぷら」「17:00」「40%」、「刺身盛合せ」「17:00」「50%」である。
【0072】
次に、電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻と現時刻を比較して、電子商取引割引時刻が、現時刻である場合、その電子商取引割引時刻に対応する割引商品および割引率を取得する。
【0073】
現時刻が、16:00である場合、図16によれば、電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「幕の内弁当」、割引率「30%」を取得する。
【0074】
次に、在庫情報取得部の無線タグリーダーは、無線タグが送信する在庫情報を受信して、最新の在庫情報を、記録媒体に記録する。この在庫情報には、商品名、数量、賞味期限等が含まれる。図17は、情報処理装置と商品と無線タグについて示す。図17によれば、すべての割引商品の「幕の内弁当」と「鮭弁当」に、無線タグが貼付され、当該無線タグが在庫情報を情報処理装置に送信する。そして、情報処理装置が具備する無線タグリーダーが、在庫情報を受信して、当該在庫情報を、記録する。図18は、在庫情報を示す。図18によれば、幕の内弁当の在庫は、1個である。
【0075】
なお、本実施の形態において、電子商取引割引時刻が16:00である場合の、割引商品の在庫情報のみを、在庫情報取得部が、取得し記録するものだったが、その他の、割引商品の在庫情報をも取得するものでも良い。
【0076】
次に、電子商取引割引処理部は、記録された、「幕の内弁当」の在庫情報を取得する。そして、取得した在庫数量が、一定数量以上在るか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、電子商取引で割引する商品とする。一定数量以上の在庫数量がない場合は、次の電子商取引割引時刻と割引商品と割引率について、電子商取引割引時刻が現時刻か否かを判断する。ここで、一定数量とは、5個をいう。今、「幕の内弁当」は、在庫数量が1個である。つまり、「幕の内弁当」は割引する商品にはならない。
【0077】
電子商取引割引処理部は、次の電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「鮭弁当」、割引率「30%」を取得する。そして、「鮭弁当」の在庫情報を受信し記録する。図18によれば、鮭弁当の在庫は、10個である。次に、電子商取引割引処理部は、記録された「鮭弁当」の在庫情報を取得し、当該在庫数量が、一定数量以上在るか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、電子商取引で割引する商品とする。今、「鮭弁当」は、在庫数量が10個である。つまり、「鮭弁当」は、電子商取引で割引する商品となる。
【0078】
なお、本実施の形態において、一定数量は5個であったが、他の値でも良い。
【0079】
次に、電子商取引割引処理部は、商品情報を掲載するホームページを管理するサーバに、自動的にアクセスして、商品情報の書換え処理を行う。この書換え処理は、実施の形態1と同様の処理である。図19、図20は、ホームページ上の表示例を示す。図19によれば、書き換え前の表示例であり、本日の目玉商品等を表示している。図20と図21は、書き換え後の表示例であり、本日の目玉商品等に追加して、割引商品、定価、割引率、残り数、および、申し込み受付けのチェックボックスを表示する。
【0080】
図20によれば、割引開始時刻が「16:00」である、商品「鮭弁当」とその定価「500円」と割引率「30%」を表示する。
【0081】
以上、情報処理装置の電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻に応じて、ホームページ上の表示の自動書換え処理を繰り返す。例えば、現時刻が17:00である場合、図16によれば、電子商取引割引時刻が「17:00」である商品「ジャンボコロッケ」、割引率「40%」と商品「えび天ぷら」、割引率「40%」と商品「刺身盛合せ」、割引率「50%」を取得する。そして、かかる商品の在庫情報を取得して、在庫数量が5個以上である商品のみを、ホームページ上に、割引する商品として表示する。図21によれば、割引開始時刻が「17:00」である、商品「ジャンボコロッケ」とその定価「50円」と割引率「40%」、商品「刺身盛合せ」とその定価「800円」と割引率「50%」を表示する。
【0082】
なお、ホームページ上の残り数の表示は、POSシステムが、サーバにアクセスして、ホームページ上の残り数の表示を自動で書換える処理をする。かかる場合、POSシステムは、ホームページ上での予約注文情報をサーバから取得する予約注文情報取得手段と、無線タグリーダーまたは、バーコードリーダー等を具備して、在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、予約注文情報と在庫情報から最新の残り数を算出する算出手段と、残り数の表示を自動で書き換える自動書換え処理手段を有するものである。ここで、残り数の書換え処理のタイミングは、予約注文を取得した場合、あるいは、割引商品を店舗で販売した場合等に、行うものでも良いし、一定時間経過後に、例えば、割引開始時刻から15分経過するごとに、行っても良い。
【0083】
また、POSシステムは、残り数がゼロの場合、完売の旨を表示する書換え処理をする。図22は、ホームページ上の表示例を示す。図22によれば、残り数が、完売の旨を表示する。
【0084】
今、店舗内割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、店舗取引割引情報と割引商品と割引率を取得する。図23は、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報を示す。図23によれば、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「幕の内弁当」「18:00」「40%」、「鮭弁当」「18:00」「40%」、「ジャンボコロッケ」「19:00」「50%」、「えび天ぷら」「19:00」「50%」、「刺身盛合せ」「19:00」「60%」である。店舗取引割引時刻は、電子商取引割引時刻よりも、それぞれ1時間遅い時刻となっているが、電子商取引割引時刻よりも遅い、その他の時刻でも良い。また、店舗取引の割引率は、電子商取引よりも10%高いが、その他の値でも良い。
【0085】
次に、店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻と現時刻を比較して、店舗取引割引時刻が、現時刻である場合、その店舗取引割引時刻に対応する割引商品と当該割引商品の割引率を取得する。
【0086】
現時刻が、18:00である場合、図23によれば、店舗取引割引時刻が「18:00」である商品「幕の内弁当」、割引率「20%」を取得する。
【0087】
次に、在庫情報取得部が有する無線タグリーダーは、無線タグが送信する在庫情報を受信して、最新の在庫情報を、記録媒体に記録する。また、この在庫情報には、商品名、数量、賞味期限等が含まれる。
【0088】
次に、店舗内割引処理部は、予約注文情報を取得する。この予約注文情報は、電子商取引での予約に関する情報であり、例えば、商品名とその予約注文数等を有する。
【0089】
次に、店舗内割引処理部は、記録された、「幕の内弁当」の在庫情報を取得する。そして在庫数量から予約注文数を除算して、最新の在庫数量を算出する。当該算出した在庫数量が、一定数量以上あるか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、店舗取引で割引する商品とする。一定数量以上の在庫数量がない場合は、次の店舗取引割引時刻と割引商品と割引率について、店舗取引割引時刻が現時刻か否かを判断する。ここで、一定数量とは、1個をいう。今、「幕の内弁当」は、在庫数量が1個である。つまり、「幕の内弁当」は割引する商品となる。なお、本実施の形態において、一定数量は1個であったが、他の値でも良い。
【0090】
次に、店舗内割引処理部は、店舗内において、割引商品「幕の内弁当」とその割引率「20%」を店舗内に設置のスピーカーを用いて音声で出力する。この出力は、例えば、「ただいま、弁当惣菜コーナーにおきまして、幕の内弁当が、表示価格の20%引きでご奉仕いたしております。」等である。この出力データは、店舗内割引処理部に予め格納されてデータを基に、「幕の内弁当」と「20%」を音声合成して出力するものである。また、割引する商品を陳列する陳列ケースに設置したランプを点灯する出力をする。この出力する態様は、実施の形態1と同様である。
【0091】
なお、店舗内割引処理部は、最新の在庫情報と、予約注文情報から在庫数量を算出し、当該在庫数量がゼロの場合に、割引する商品が、完売した旨をスピーカー等から、音等で出力しても良いし、割引する商品の陳列ケースのランプを消灯する出力をしても良い。かかる場合、店舗内割引処理部は、予約注文が完了した場合、または、割引商品を店舗で販売した場合に、最新の在庫情報と、予約注文情報を取得する手段を有する。
【0092】
以上、情報処理装置の店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻に応じて、その割引商品と割引率を音声出力する処理や、割引する商品の陳列ケースのランプの点灯を行う処理を繰り返す。
【0093】
以上、本実施の形態における情報処理装置は、在庫情報を取得し、在庫情報と、割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引での割引開始の処理をし、かつ、店舗の商取引での割引開始の処理を行う。在庫情報と割引情報に基づいて、割引する処理を開始することで、在庫が一定以上ある割引商品を割引する処理を行うことができる。また、この電子商取引での割引開始時刻が、店舗での割引開始時刻よりも、早く設定することで、消費者が、早くから電子商取引で割引商品の購入予約をし、店舗の在庫を減らすことができ、売上額を確保できる。また、電子商取引と店舗取引の両方で割引を行うという新しい割引方法を、店舗が提供しているものと、顧客が認識し、顧客が店舗に対し、好印象を持つ。かかる好印象により、この店舗で購入しようとする購買意欲が高まる効果がある。また、電子商取引での予約購入により、予約購入者が、店舗に訪れ、割引商品以外の商品も購入しようとする購買意欲が高まり、その結果、店の売り上げ向上に役立つものである。
【0094】
なお、本実施の形態において、情報処理装置が無線タグリーダーを具備して、在庫情報を受信するものだったが、POSシステム等の販売管理システムが無線タグリーダーを具備して、在庫情報を取得し、当該販売管理システムが送信する在庫情報を情報装置が受信するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、販売管理システムとインターネット等を介して接続され、情報処理装置は、ネットワークカードとそのドライバーソフト等を有する。
【0095】
また、本実施の形態において、POSシステムが、サーバにアクセスして、ホームページ上の残り数の表示を自動で書換える処理を行うものであったが、かかる処理を、電子商取引割引処理部が行っても良い。かかる場合、電子商取引割引処理部は、予約注文情報を取得する予約注文情報取得手段と、予約注文情報と在庫情報から最新の残り数を算出する算出手段と、残り数の表示を自動で書き換える自動書換え処理手段を有する。
【0096】
また、本実施の形態において、それぞれの割引率は、予め決められた割引スケジュール情報から取得するものだったが、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引率を算出するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、割引率を算出する割引率算出手段を有する。
【0097】
また、本実施の形態において、それぞれの割引時刻は、予め決められた割引スケジュール情報から取得するものだったが、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引時刻を算出するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引時刻を算出する割引率算出手段を有する。
【0098】
さらに、本実施の形態における情報処理装置の動作をソフトウェアで実現した場合のプログラムは、以下のようになる。コンピュータに、商品の在庫に関する情報である在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報と在庫情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、割引スケジュール情報と在庫情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理装置が、電子商取引割引時刻に、電子商取引の割引を開始し、電子商取引の割引開始時刻よりも遅い時刻である店舗取引割引時刻に、割引を開始する仕組みを担保することにより、売上額を確保でき、かつ、売れ残りをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における情報処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本施の形態1における情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図3】実施の形態1における情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図4】情報処理装置の外観の例を示す図
【図5】割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図6】ホームページ上の表示例を示す図
【図7】ホームページ上の表示例を示す図
【図8】ホームページ上の表示例を示す図
【図9】予約注文の申し込み受付けのチェックボックスをチェックした場合を示す図
【図10】割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図11】陳列ケースと「鮭弁当」を示す図
【図12】実施の形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図
【図13】実施の形態2に情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図14】実施の形態2に情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図15】情報処理装置の外観の例を示す図
【図16】割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図17】情報処理装置と商品と無線タグについて示す図
【図18】在庫情報の例を示す図
【図19】ホームページ上の表示例を示す図
【図20】ホームページ上の表示例を示す図
【図21】書き換え後の表示例を示す図
【図22】ホームページ上の表示例を示す図
【図23】割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【符号の説明】
101 割引スケジュール情報格納部
102、12011 電子商取引割引処理部
103、12012 店舗内割引処理部
401、1201、1501 情報処理装置
402、1503 サーバ
403、1504 ユーザー端末
12011 在庫情報取得部
1502 無線タグ
1505 POSシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介しての商品、特に弁当などの調理済み食品の購入予約システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、インターネットを介して、商品を取引する電子商取引に関する技術がある(非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
楽天株式会社ホームページ、インターネット<URL:http://www.rakuten.co.jp/>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、商品の販売価格設定が、予め決められた価格若しくは予め決められた割引価格で販売するものであり、1日の販売状況や、在庫状況に応じて、販売価格を設定するものでなく、売れ残りが生じる等の問題があった。
【0005】
また、店舗では、閉店時刻に応じて、売れ残りそうな商品を割引価格で販売することが通常行われており、この行為は、人が直接、売れ残りそうな商品を管理し、割引価格の表示ラベルを貼っているものであった。人が管理するため、売れ残りの問題や、売れ残りをなくすために、早い時刻から割引を始めて、売り上げを少なくするといった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明は、割引スケジュール情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲を高めることで、売れ残りや在庫をなくすことができる。
【0007】
また、他の本発明は、割引スケジュール情報及び在庫情報に基づいて、自動的に、電子商取引での割引率と店舗内取引での割引率を設定するものである。本発明により、閉店時刻や在庫状況等に応じて、商品の割引率を自動で設定し、電子商取引と店舗内取引のそれぞれの割引率で販売する旨を宣伝して購買意欲をさらに高めることで、売れ残りや在庫を、精度良くなくすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態において、同一の符号を用いた構成要素やフローチャートのステップなどは、同じ機能を果たすので、一度説明したものについて説明を省略する場合がある。
【0009】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。情報処理装置は、割引スケジュール情報格納部101、電子商取引割引処理部102、店舗内割引処理部103を有する。
【0010】
割引スケジュール情報格納部101は、割引スケジュール情報を格納している。割引スケジュール情報は、例えば、電子商取引割引情報と店舗取引割引情報を有する情報である。電子商取引割引情報は、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引開始時刻、割引商品名、当該割引商品の割引率等の情報を有する。店舗取引割引情報は、例えば、電子商取引割引開始時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す店舗取引割引開始時刻、割引商品名、当該割引商品の割引率等の情報を有する。割引スケジュール情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも良い。割引スケジュール情報格納部101は、具体的には、DVD(Digital Versatile Disc)などが好適である。なお、割引スケジュール情報のデータ構造は、問わない。また、割引スケジュール情報は、過去の一定期間、例えば、割引する日から起算して、過去1年間、過去1ヶ月間等に、製造原価、天候、町内行事、その他の変動要因等を考慮して決めるものであり、商品によって異なるものである。また、割引スケジュール情報は、人が直接キーボードに入力をして、この入力を情報処理装置が取得して、割引スケジュール情報格納部101に記録させる手段でも良い。また、情報処理装置は、外部装置が有する商品、割引率等の情報を取得し、割引スケジュール情報を構成して、割引スケジュール情報格納部101に記録しても良い。
【0011】
電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、電子商取引割引処理部102は、例えば、電子商取引割引情報に基づいて、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引率の表示をする自動書換え処理を行う。詳細は後述する。また、電子商取引割引処理部102は、例えば、電子商取引上で商品が割引中である旨、もしくは、電子商取引上で割引商品が完売した旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理を行っても良い。また、顧客に直接、電子メールを送信する処理をしても良い。
【0012】
電子商取引割引処理部102は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。電子商取引割引処理部102は、インターネット上のホームページを書き換える場合、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部102は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部102は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0013】
店舗内割引処理部103は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。そして、店舗内割引処理部103は、店舗取引割引情報に基づいて、商品が割引中である旨を、店舗内において、スピーカー等から音で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯等する出力をしても良い。また、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理をしても良い。
【0014】
店舗内割引処理部103は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。店舗内割引処理部103は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、店舗内割引処理部103は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0015】
以下、本実施の形態に情報処理装置の動作について図2と図3のフローチャートを用いて説明する。情報処理装置は、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103を並列的に処理する動作を行わせる。図2は、電子商取引割引処理部102の動作について説明している。図3は、店舗内割引処理部103の動作について説明している。以下に、図2のフローチャートの動作について説明する。
【0016】
(ステップS201)電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。電子商取引割引処理部102は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ202に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ201に戻る。
【0017】
(ステップS202)電子商取引割引処理部102は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0018】
(ステップS203)電子商取引割引処理部102は、ステップS201で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS204に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0019】
(ステップS204)電子商取引割引処理部102は、i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS205に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS206に行く。
【0020】
(ステップS205)電子商取引割引処理部102は、ホームページ上の商品情報を、自動書換え処理をする。この自動書換え処理は、i番目の割引商品とi番目の割引率をホームページ上に表示する旨の書換え処理である。
【0021】
(ステップS206)電子商取引割引処理部102は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS203に戻る。
【0022】
以下に、図3のフローチャートの動作について説明する。
【0023】
(ステップS301)店舗内割引処理部103は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。割引スケジュール情報を取得したら、ステップS302に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップS301に戻る。
【0024】
(ステップS302)店舗内割引処理部103は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する店舗取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0025】
(ステップS303)店舗内割引処理部103は、ステップS301で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS304に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0026】
(ステップS304)店舗内割引処理部103は、i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS305に行く。i番目の店舗取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS306に行く。
【0027】
(ステップS305)店舗内割引処理部103は、店舗内において、割引商品が割引をしている旨をスピーカー等から音声で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯する出力をする。
【0028】
(ステップS306)店舗内割引処理部103は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS303に戻る。
【0029】
以上、情報処理装置の動作について図2と図3のフローチャートを用いて説明した。なお、情報処理装置は、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103を並列的に処理する動作を行わせるものだったが、電子商取引割引処理部102と店舗内割引処理部103をシーケンシャルに処理する動作を行わせても良い。また、情報処理装置の動作の開始は、1分ごとに動作を開始しても良く、電子商取引割引開始時刻と店舗取引割引開始時刻が、時間単位であれば、動作の開始は、1時間ごとに動作を開始しても良い。なお、現時刻を取得するために、情報処理装置は、時計を具備するものである。
【0030】
以下、本実施の形態における情報処理装置の具体的な動作について説明する。図4は、情報処理装置401、サーバ402、ユーザー端末403を示す。図4によれば、情報処理装置401とサーバ402とユーザー端末403は、インターネットを介して接続されている。
【0031】
今、電子商取引割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、電子商取引割引情報を取得する。図5は、割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報を示す。図5によれば、割引商品と電子商取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「鮭弁当」「16:00」「30%」、「ジャンボコロッケ」「17:00」「40%」、「刺身盛合せ」「17:00」「50%」である。
【0032】
次に、電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻と現時刻を比較して、電子商取引割引時刻が、現時刻である場合、その電子商取引割引時刻に対応する割引商品と当該割引商品の割引率を取得する。現時刻が、16:00である場合、図5によれば、電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「鮭弁当」と、割引率「30%」を取得する。
【0033】
次に、電子商取引割引処理部は、商品情報を掲載するホームページを管理するサーバに、自動的にアクセスして、商品情報の書換え処理を行う。この書換え処理は、情報処理装置が予め格納してあるファイルをサーバにアップロードするファイルの差し換える処理である。このファイルは、割引商品と、割引率をホームページ上に表示する内容のものである。また、書換え処理は、電子商取引割引処理部がホームページ自動書き換えモジュール等の手段で、割引商品と、割引率をホームページ上に表示することでも良い。図6、図7、図8は、ホームページ上の表示例を示す。図6によれば、書き換え前の表示例であり、本日の目玉商品等を表示している。図7と図8は、書き換え後の表示例であり、本日の目玉商品等に追加して、割引商品、定価、割引率、および、申し込み受付けのチェックボックスを表示する。
【0034】
図7と図8は、電子商取引割引情報の有する電子取引割引開始時刻に対応して、割引商品と割引率を表示する。図7によれば、割引開始時刻が「16:00」である、商品「鮭弁当」とその定価「500円」と割引率「30%」を表示する。図8によれば、割引開始時刻が「17:00」である、商品「ジャンボコロッケ」とその定価「50円」と割引率「40%」、商品「刺身盛合せ」とその定価「800円」と割引率「50%」を表示する。
【0035】
また、申込者が端末から、申し込み受付けのチェックボックスをチェックすることで、割引商品の、予約注文が完了する。図9は、予約注文の申し込み受付けのチェックボックスをチェックした場合を示す。
【0036】
以上、情報処理装置の電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻に応じて、ホームページ上の表示の自動書換え処理を繰り返す。
【0037】
店舗内割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、店舗取引割引情報を取得する。図10は、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報を示す。図10によれば、割引商品と店舗取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「鮭弁当」「19:00」「40%」、「ジャンボコロッケ」「20:00」「50%」、「刺身盛合せ」「20:00」「60%」である。
【0038】
次に、店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻と現時刻を比較して、店舗取引割引時刻が、現時刻である場合、その店舗取引割引時刻に対応する割引商品名と当該割引商品の割引率を取得する。現時刻が、19:00である場合、図10によれば、店舗取引割引時刻が「19:00」である商品「鮭弁当」と、割引率「20%」を取得する。
【0039】
次に、店舗内割引処理部は、店舗内において、割引商品「鮭弁当」と、その割引率「40%」を店舗内に設置のスピーカーを用いて音声で出力する。この出力は、例えば、「ただいま、弁当惣菜コーナーにおきまして、鮭弁当が、表示価格の40%引きでご奉仕いたしております。」等である。この出力データは、店舗内割引処理部に予め格納されてデータを基に、「鮭弁当」と「40%」を音声合成して出力するものである。また、割引する商品を陳列する陳列ケースに設置したランプを点灯する出力をする。図11は、陳列ケースと「鮭弁当」を示す。図11によれば、「鮭弁当」を陳列する陳列ケースに設置したランプが、点灯している状態を示す。
【0040】
以上、情報処理装置の店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻に応じて、その割引商品や割引率を音声出力する処理をし、割引する商品の陳列ケースのランプの点灯を行う処理を繰り返す。
【0041】
以上、本実施の形態における情報処理装置は、電子商取引での割引開始の処理をし、かつ、店舗の商取引での割引開始の処理を行う。この電子商取引での割引開始時刻が、店舗での割引開始時刻よりも、早く設定することで、消費者が、早くから電子商取引で割引商品の購入予約をし、店舗での在庫を減らすことができ、売上額を確保できる。また、電子商取引と店舗取引の両方で割引を行うという新しい割引方法を、店舗が提供しているものと、顧客が認識し、顧客が店舗に対し、好印象を持つ。かかる好印象により、この店舗で購入しようとする購買意欲が高まる効果がある。また、電子商取引での予約購入により、予約購入者が、店舗に訪れ、割引商品以外の商品も購入しようとする購買意欲が高まり、その結果、店の売り上げ向上に役立つものである。
【0042】
また、本実施の形態において、電子商取引割引情報と店舗取引割引情報とを有する割引スケジュール情報は、予め、割引スケジュール情報格納部に格納されているものだったが、情報処理装置が割引スケジュール情報をカスタマイズする手段を有して、割引スケジュール情報格納部に格納された割引スケジュール情報が、最新の割引スケジュール情報に更新されるものであっても良い。
【0043】
また、本実施の形態において、電子商取引割引処理部が、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引率の表示をする自動書換え処理を行うものだったが、電子商取引割引処理部が、電子商取引上で、商品が割引中である旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、顧客に直接、電子メールを送信する処理を行うものでも良い。
【0044】
さらに、本実施の形態における情報処理装置の動作について、ソフトウェアで実現し、当該ソフトウェアを例えば、サーバ上に置いて、ソフトウェアダウンロードにより当該ソフトウェアを配布しても良い。さらにソフトウェアをCD−ROM等の記録媒体に記録して流布しても良い。このことは、すべての他の実施の形態においても同様である。なお、本実施の形態における情報処理装置の動作をソフトウェアで実現した場合のプログラムは、以下のようになる。コンピュータに、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラムである。
【0045】
(実施の形態2)
図12は、本実施の形態における情報処理装置1201と無線タグ1202の構成を示すブロック図である。情報処理装置1201は、割引スケジュール情報格納部101、在庫情報取得部12011、電子商取引割引処理部12012、店舗内割引処理部12013を有する。
【0046】
在庫情報取得部12011は、在庫情報を受信する。また、在庫情報取得部12011は、受信した在庫情報を、在庫情報取得部12011に内蔵の記録媒体に記録する。この記録は、一時的な、キャッシュやメモリ等への記録も含む。取得在庫情報取得部12011は、例えば、在庫情報が無線タグ1202から送信される場合、無線タグリーダー等から構成され実現される。また、在庫情報がPOSシステム等から送信される場合、ネットワークカードとそのドライバーソフト等から構成され実現される。ここで、在庫情報とは、商品の在庫に関する情報であって、例えば、商品名、在庫数量、定価、賞味期限、品質保持期限、製造日時等である。在庫情報取得部12011は、通常、ソフトウェアで実現されるが、在庫情報を記録する記録媒体を含む、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。この記録媒体は、不揮発性の記録媒体でも揮発性の記録媒体でも良い。
【0047】
電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、電子商取引割引処理部12012は、例えば、在庫情報取得部12011が取得した在庫情報と電子商取引割引情報に基づいて、ホームページ上に、割引商品と、当該割引商品の割引価格と残り数等の表示をする自動書換え処理を行う。詳細は後述する。また、電子商取引割引処理部12012は、例えば、電子商取引上で、商品が割引中である旨、もしくは、割引商品が完売した旨を、店舗内外において、スピーカー等から音を出力してもよく、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理を行っても良い。また、顧客に直接、電子メールを送信する処理をしても良い。
【0048】
電子商取引割引処理部12012は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。電子商取引割引処理部12012は、インターネット上のホームページを書き換える場合、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部12012は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、電子商取引割引処理部12012は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0049】
店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報格納部101から割引スケジュール情報を取得する。また、店舗内割引処理部12013は、在庫情報取得部12011が取得した在庫情報を読み込む。また、店舗内割引処理部12013は、サーバが送信した予約注文情報を取得し、最新の在庫情報を算出する。また、店舗内割引処理部12013は、例えば、在庫情報と店舗取引割引情報に基づいて、商品が割引中である旨、もしくは、割引商品が完売した旨を、店舗内において、スピーカー等から音で出力する。また、割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯等する出力をしても良い。また、ケーブルテレビやラジオ等の放送する出力をしても良いし、顧客に直接、FAXや電話等をする処理をしても良い。
【0050】
店舗内割引処理部12013は、通常、ソフトウェアから構成されるが、ハードウエア(専用回路)により実現しても良い。店舗内割引処理部12013は、サーバから予約注文情報を取得する場合には、ネットワークカードとそのドライバーソフトを有する。また、店舗内割引処理部12013は、音を出力する場合には、スピーカーとそのドライバーソフトを有しても良い。また、店舗内割引処理部12013は、ケーブルテレビやラジオ等で放送する場合、放送手段を有しても良い。また、顧客に直接、FAXや電話等で出力する場合,FAX手段や電話手段等を有する。
【0051】
以下、本実施の形態に情報処理装置の動作について図13と図14のフローチャートを用いて説明する。情報処理装置は、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013を並列的に処理する動作を行わせる。図13は、電子商取引割引処理部12012の動作について説明している。図14は、店舗内割引処理部12013の動作について説明している。以下に、図13のフローチャートの動作について説明する。
【0052】
(ステップS1301)電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。電子商取引割引処理部12012は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ1302に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ1301に戻る。
【0053】
(ステップS1302)電子商取引割引処理部12012は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0054】
(ステップS1303)電子商取引割引処理部12012は、ステップS1301で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS1304に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0055】
(ステップS1304)電子商取引割引処理部12012は、i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS1305に行く。i番目の電子商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS1308に行く。
【0056】
(ステップS1305)在庫情報取得部12011は、在庫情報を取得する。
【0057】
(ステップS1306)電子商取引割引処理部12012は、ステップ1305で取得した在庫情報に基づいて、割引商品の在庫が一定数量以上あるか否かを判断する。一定数量以上の在庫がある場合ステップS1307に行く。一定数量以上の在庫がない場合、ステップS1308に行く。
【0058】
(ステップS1307)電子商取引割引処理部12012は、ホームページ上の商品情報を、自動書換え処理をする。この自動書換え処理は、i番目の割引商品とi番目の割引率をホームページ上に表示する旨の書換え処理である。
【0059】
(ステップS1308)電子商取引割引処理部12012は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS1303に戻る。
【0060】
以下に、図14のフローチャートの動作について説明する。
【0061】
(ステップS1401)店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報を取得したか否かを判断する。店舗内割引処理部12013は、割引スケジュール情報を取得したら、ステップ1402に行く。割引スケジュール情報を取得しない場合、ステップ1401に戻る。
【0062】
(ステップS1402)店舗内割引処理部12013は、カウンタiを1に初期化する。カウンタiのi番目とは、割引スケジュール情報が有する電子商取引割引開始時刻がi番目に記録されている記録順序を意味する。
【0063】
(ステップS1403)店舗内割引処理部12013は、ステップS1401で取得した割引スケジュール情報の有するi番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在するか否かを判断する。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在すれば、ステップS1404に行く。i番目の店舗取引割引開始時刻と割引商品と割引率が存在しなければ、動作は終了する。
【0064】
(ステップS1404)店舗内割引処理部12013は、i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻か否かを判断する。i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻であれば、ステップS1405に行く。i番目の店舗商取引割引開始時刻が現時刻でなければ、ステップS1408に行く。
【0065】
(ステップS1405)在庫情報取得部12011は、在庫情報を取得する。
【0066】
(ステップS1406)店舗内割引処理部12013は、ステップ1405で取得した在庫情報と店舗内割引処理部12013が取得した予約注文情報に基づいて、割引商品の在庫が一定数量以上あるか否かを判断する。予約注文情報は、サーバから送信され、店舗内割引処理部12013が受信する。一定数量以上の在庫がある場合ステップ1407に行く。一定数量以上の在庫がない場合、ステップ1408に行く。
【0067】
(ステップS1407)店舗内割引処理部12013は、店舗内において、i番目の割引商品が割引をしている旨をスピーカー等から音声で出力する。また、i番目の割引商品を陳列する陳列ケースや陳列棚等に設置したランプを点灯する出力をする。
【0068】
(ステップS1408)店舗内割引処理部12013は、カウンタiを1カウントアップする。そして、ステップS1403に戻る。
【0069】
以上、情報処理装置の動作について図13と図14のフローチャートを用いて説明した。なお、情報処理装置は、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013を並列的に処理する動作を行わせるものだったが、電子商取引割引処理部12012と店舗内割引処理部12013をシーケンシャルに処理する動作を行わせても良い。また、情報処理装置の動作の開始は、1分ごとに動作を開始しても良く、電子商取引割引開始時刻と店舗取引割引開始時刻が、時間単位であれば、動作の開始は、1時間ごとに動作を開始しても良い。なお、現時刻を取得するために、情報処理装置は、時計を具備するものである。
【0070】
以下、本実施の形態における情報処理装置の具体的な動作について説明する。図15は、情報処理装置1501、鮭弁当の無線タグ1502、サーバ1503、ユーザー端末1504、POSシステム1505を示す。図15によれば、情報処理装置1501とサーバ1503とユーザー端末1504とPOSシステム1505は、インターネットを介して接続されている。
【0071】
今、電子商取引割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、電子商取引割引情報と割引商品と割引率を取得する。図16は、割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報を示す。図16によれば、割引商品と電子商取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「幕の内弁当」「16:00」「30%」、「鮭弁当」「16:00」「30%」、「ジャンボコロッケ」「17:00」「40%」、「えび天ぷら」「17:00」「40%」、「刺身盛合せ」「17:00」「50%」である。
【0072】
次に、電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻と現時刻を比較して、電子商取引割引時刻が、現時刻である場合、その電子商取引割引時刻に対応する割引商品および割引率を取得する。
【0073】
現時刻が、16:00である場合、図16によれば、電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「幕の内弁当」、割引率「30%」を取得する。
【0074】
次に、在庫情報取得部の無線タグリーダーは、無線タグが送信する在庫情報を受信して、最新の在庫情報を、記録媒体に記録する。この在庫情報には、商品名、数量、賞味期限等が含まれる。図17は、情報処理装置と商品と無線タグについて示す。図17によれば、すべての割引商品の「幕の内弁当」と「鮭弁当」に、無線タグが貼付され、当該無線タグが在庫情報を情報処理装置に送信する。そして、情報処理装置が具備する無線タグリーダーが、在庫情報を受信して、当該在庫情報を、記録する。図18は、在庫情報を示す。図18によれば、幕の内弁当の在庫は、1個である。
【0075】
なお、本実施の形態において、電子商取引割引時刻が16:00である場合の、割引商品の在庫情報のみを、在庫情報取得部が、取得し記録するものだったが、その他の、割引商品の在庫情報をも取得するものでも良い。
【0076】
次に、電子商取引割引処理部は、記録された、「幕の内弁当」の在庫情報を取得する。そして、取得した在庫数量が、一定数量以上在るか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、電子商取引で割引する商品とする。一定数量以上の在庫数量がない場合は、次の電子商取引割引時刻と割引商品と割引率について、電子商取引割引時刻が現時刻か否かを判断する。ここで、一定数量とは、5個をいう。今、「幕の内弁当」は、在庫数量が1個である。つまり、「幕の内弁当」は割引する商品にはならない。
【0077】
電子商取引割引処理部は、次の電子商取引割引時刻が「16:00」である商品「鮭弁当」、割引率「30%」を取得する。そして、「鮭弁当」の在庫情報を受信し記録する。図18によれば、鮭弁当の在庫は、10個である。次に、電子商取引割引処理部は、記録された「鮭弁当」の在庫情報を取得し、当該在庫数量が、一定数量以上在るか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、電子商取引で割引する商品とする。今、「鮭弁当」は、在庫数量が10個である。つまり、「鮭弁当」は、電子商取引で割引する商品となる。
【0078】
なお、本実施の形態において、一定数量は5個であったが、他の値でも良い。
【0079】
次に、電子商取引割引処理部は、商品情報を掲載するホームページを管理するサーバに、自動的にアクセスして、商品情報の書換え処理を行う。この書換え処理は、実施の形態1と同様の処理である。図19、図20は、ホームページ上の表示例を示す。図19によれば、書き換え前の表示例であり、本日の目玉商品等を表示している。図20と図21は、書き換え後の表示例であり、本日の目玉商品等に追加して、割引商品、定価、割引率、残り数、および、申し込み受付けのチェックボックスを表示する。
【0080】
図20によれば、割引開始時刻が「16:00」である、商品「鮭弁当」とその定価「500円」と割引率「30%」を表示する。
【0081】
以上、情報処理装置の電子商取引割引処理部は、電子商取引割引時刻に応じて、ホームページ上の表示の自動書換え処理を繰り返す。例えば、現時刻が17:00である場合、図16によれば、電子商取引割引時刻が「17:00」である商品「ジャンボコロッケ」、割引率「40%」と商品「えび天ぷら」、割引率「40%」と商品「刺身盛合せ」、割引率「50%」を取得する。そして、かかる商品の在庫情報を取得して、在庫数量が5個以上である商品のみを、ホームページ上に、割引する商品として表示する。図21によれば、割引開始時刻が「17:00」である、商品「ジャンボコロッケ」とその定価「50円」と割引率「40%」、商品「刺身盛合せ」とその定価「800円」と割引率「50%」を表示する。
【0082】
なお、ホームページ上の残り数の表示は、POSシステムが、サーバにアクセスして、ホームページ上の残り数の表示を自動で書換える処理をする。かかる場合、POSシステムは、ホームページ上での予約注文情報をサーバから取得する予約注文情報取得手段と、無線タグリーダーまたは、バーコードリーダー等を具備して、在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、予約注文情報と在庫情報から最新の残り数を算出する算出手段と、残り数の表示を自動で書き換える自動書換え処理手段を有するものである。ここで、残り数の書換え処理のタイミングは、予約注文を取得した場合、あるいは、割引商品を店舗で販売した場合等に、行うものでも良いし、一定時間経過後に、例えば、割引開始時刻から15分経過するごとに、行っても良い。
【0083】
また、POSシステムは、残り数がゼロの場合、完売の旨を表示する書換え処理をする。図22は、ホームページ上の表示例を示す。図22によれば、残り数が、完売の旨を表示する。
【0084】
今、店舗内割引処理部は、割引スケジュール情報格納部の割引スケジュール情報から、店舗取引割引情報と割引商品と割引率を取得する。図23は、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報を示す。図23によれば、割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率はそれぞれ、「幕の内弁当」「18:00」「40%」、「鮭弁当」「18:00」「40%」、「ジャンボコロッケ」「19:00」「50%」、「えび天ぷら」「19:00」「50%」、「刺身盛合せ」「19:00」「60%」である。店舗取引割引時刻は、電子商取引割引時刻よりも、それぞれ1時間遅い時刻となっているが、電子商取引割引時刻よりも遅い、その他の時刻でも良い。また、店舗取引の割引率は、電子商取引よりも10%高いが、その他の値でも良い。
【0085】
次に、店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻と現時刻を比較して、店舗取引割引時刻が、現時刻である場合、その店舗取引割引時刻に対応する割引商品と当該割引商品の割引率を取得する。
【0086】
現時刻が、18:00である場合、図23によれば、店舗取引割引時刻が「18:00」である商品「幕の内弁当」、割引率「20%」を取得する。
【0087】
次に、在庫情報取得部が有する無線タグリーダーは、無線タグが送信する在庫情報を受信して、最新の在庫情報を、記録媒体に記録する。また、この在庫情報には、商品名、数量、賞味期限等が含まれる。
【0088】
次に、店舗内割引処理部は、予約注文情報を取得する。この予約注文情報は、電子商取引での予約に関する情報であり、例えば、商品名とその予約注文数等を有する。
【0089】
次に、店舗内割引処理部は、記録された、「幕の内弁当」の在庫情報を取得する。そして在庫数量から予約注文数を除算して、最新の在庫数量を算出する。当該算出した在庫数量が、一定数量以上あるか否かを判断して、一定数量以上の在庫数量がある場合には、店舗取引で割引する商品とする。一定数量以上の在庫数量がない場合は、次の店舗取引割引時刻と割引商品と割引率について、店舗取引割引時刻が現時刻か否かを判断する。ここで、一定数量とは、1個をいう。今、「幕の内弁当」は、在庫数量が1個である。つまり、「幕の内弁当」は割引する商品となる。なお、本実施の形態において、一定数量は1個であったが、他の値でも良い。
【0090】
次に、店舗内割引処理部は、店舗内において、割引商品「幕の内弁当」とその割引率「20%」を店舗内に設置のスピーカーを用いて音声で出力する。この出力は、例えば、「ただいま、弁当惣菜コーナーにおきまして、幕の内弁当が、表示価格の20%引きでご奉仕いたしております。」等である。この出力データは、店舗内割引処理部に予め格納されてデータを基に、「幕の内弁当」と「20%」を音声合成して出力するものである。また、割引する商品を陳列する陳列ケースに設置したランプを点灯する出力をする。この出力する態様は、実施の形態1と同様である。
【0091】
なお、店舗内割引処理部は、最新の在庫情報と、予約注文情報から在庫数量を算出し、当該在庫数量がゼロの場合に、割引する商品が、完売した旨をスピーカー等から、音等で出力しても良いし、割引する商品の陳列ケースのランプを消灯する出力をしても良い。かかる場合、店舗内割引処理部は、予約注文が完了した場合、または、割引商品を店舗で販売した場合に、最新の在庫情報と、予約注文情報を取得する手段を有する。
【0092】
以上、情報処理装置の店舗内割引処理部は、店舗取引割引時刻に応じて、その割引商品と割引率を音声出力する処理や、割引する商品の陳列ケースのランプの点灯を行う処理を繰り返す。
【0093】
以上、本実施の形態における情報処理装置は、在庫情報を取得し、在庫情報と、割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引での割引開始の処理をし、かつ、店舗の商取引での割引開始の処理を行う。在庫情報と割引情報に基づいて、割引する処理を開始することで、在庫が一定以上ある割引商品を割引する処理を行うことができる。また、この電子商取引での割引開始時刻が、店舗での割引開始時刻よりも、早く設定することで、消費者が、早くから電子商取引で割引商品の購入予約をし、店舗の在庫を減らすことができ、売上額を確保できる。また、電子商取引と店舗取引の両方で割引を行うという新しい割引方法を、店舗が提供しているものと、顧客が認識し、顧客が店舗に対し、好印象を持つ。かかる好印象により、この店舗で購入しようとする購買意欲が高まる効果がある。また、電子商取引での予約購入により、予約購入者が、店舗に訪れ、割引商品以外の商品も購入しようとする購買意欲が高まり、その結果、店の売り上げ向上に役立つものである。
【0094】
なお、本実施の形態において、情報処理装置が無線タグリーダーを具備して、在庫情報を受信するものだったが、POSシステム等の販売管理システムが無線タグリーダーを具備して、在庫情報を取得し、当該販売管理システムが送信する在庫情報を情報装置が受信するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、販売管理システムとインターネット等を介して接続され、情報処理装置は、ネットワークカードとそのドライバーソフト等を有する。
【0095】
また、本実施の形態において、POSシステムが、サーバにアクセスして、ホームページ上の残り数の表示を自動で書換える処理を行うものであったが、かかる処理を、電子商取引割引処理部が行っても良い。かかる場合、電子商取引割引処理部は、予約注文情報を取得する予約注文情報取得手段と、予約注文情報と在庫情報から最新の残り数を算出する算出手段と、残り数の表示を自動で書き換える自動書換え処理手段を有する。
【0096】
また、本実施の形態において、それぞれの割引率は、予め決められた割引スケジュール情報から取得するものだったが、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引率を算出するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、割引率を算出する割引率算出手段を有する。
【0097】
また、本実施の形態において、それぞれの割引時刻は、予め決められた割引スケジュール情報から取得するものだったが、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引時刻を算出するものでも良い。かかる場合、情報処理装置は、在庫情報が有する、在庫数量、賞味期限、製造日時等に基づいて、それぞれの割引時刻を算出する割引率算出手段を有する。
【0098】
さらに、本実施の形態における情報処理装置の動作をソフトウェアで実現した場合のプログラムは、以下のようになる。コンピュータに、商品の在庫に関する情報である在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報と在庫情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、割引スケジュール情報と在庫情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理装置が、電子商取引割引時刻に、電子商取引の割引を開始し、電子商取引の割引開始時刻よりも遅い時刻である店舗取引割引時刻に、割引を開始する仕組みを担保することにより、売上額を確保でき、かつ、売れ残りをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における情報処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本施の形態1における情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図3】実施の形態1における情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図4】情報処理装置の外観の例を示す図
【図5】割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図6】ホームページ上の表示例を示す図
【図7】ホームページ上の表示例を示す図
【図8】ホームページ上の表示例を示す図
【図9】予約注文の申し込み受付けのチェックボックスをチェックした場合を示す図
【図10】割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図11】陳列ケースと「鮭弁当」を示す図
【図12】実施の形態2における情報処理装置の構成を示すブロック図
【図13】実施の形態2に情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図14】実施の形態2に情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図15】情報処理装置の外観の例を示す図
【図16】割引商品名と電子商取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【図17】情報処理装置と商品と無線タグについて示す図
【図18】在庫情報の例を示す図
【図19】ホームページ上の表示例を示す図
【図20】ホームページ上の表示例を示す図
【図21】書き換え後の表示例を示す図
【図22】ホームページ上の表示例を示す図
【図23】割引商品名と店舗取引割引時刻と割引率の情報の例を示す図
【符号の説明】
101 割引スケジュール情報格納部
102、12011 電子商取引割引処理部
103、12012 店舗内割引処理部
401、1201、1501 情報処理装置
402、1503 サーバ
403、1504 ユーザー端末
12011 在庫情報取得部
1502 無線タグ
1505 POSシステム
Claims (8)
- 電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、
電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報を格納している割引スケジュール情報格納部を具備して、
前記割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行い、かつ、前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う情報処理装置。 - 商品の在庫に関する情報である在庫情報を取得する在庫情報取得部をさらに具備し、
前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行い、かつ、前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う請求項1記載の情報処理装置。 - 無線タグリーダーを具備し、
前記在庫情報は、1以上の商品に貼付された無線タグから送信された情報である請求項2記載の情報処理装置。 - 前記在庫情報は、販売管理システムから受信した情報である請求項2記載の情報処理装置。
- 電子商取引において割引を開始する時刻を示す情報である電子商取引割引時刻情報を有する電子商取引割引情報と、
電子商取引割引時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻を示す情報であり、店舗内での商品販売において割引を開始する時刻を示す情報を有する店舗取引割引情報を有する割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理ステップを行い、かつ、前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理ステップを行う情報処理方法。 - 商品の在庫に関する情報である在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理ステップを行い、かつ、前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う情報処理方法。 - コンピュータに、
前記割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、
前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
商品の在庫に関する情報である在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、電子商取引において割引を開始する処理を行う処理ステップと、
前記在庫情報と前記割引スケジュール情報に基づいて、店舗内での商品販売において割引を開始する処理を行う処理ステップを実行させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2003059950A JP2004272442A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 情報処理装置、情報処理方法およびそのプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021149456A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | ソフトバンク株式会社 | サーバ装置、方法及びプログラム |
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US12067548B2 (en) | 2018-09-26 | 2024-08-20 | Nec Corporation | Information processing system, information processing device, information processing method, and recording medium storing program |
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2003
- 2003-03-06 JP JP2003059950A patent/JP2004272442A/ja active Pending
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