JP2004272324A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

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JP2004272324A JP2003058031A JP2003058031A JP2004272324A JP 2004272324 A JP2004272324 A JP 2004272324A JP 2003058031 A JP2003058031 A JP 2003058031A JP 2003058031 A JP2003058031 A JP 2003058031A JP 2004272324 A JP2004272324 A JP 2004272324A
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Hideki Matsuhashi
英樹 松橋
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Abstract

【課題】アクセス性能,記憶容量等の仕様の異なるディスク装置群を組み合わせて高いアクセス性能と高い容量効率とを併せ持つディスクアレイ装置を構築する。
【解決手段】ディスクアレイ部25は、仕様の異なるディスク装置群を備えている。RAID制御部23は、優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築する。論理ボリューム制御部10は、複数のRAID仮想ディスクを組み合わせて論理ボリュームを形成し、セグメント管理エントリの上位装置10からのアクセス頻度に応じた順位を管理する。データ再配置部22は、セグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位に応じてデータ再配置を行う。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスクアレイ装置に関し、特に不揮発性記憶媒体からなるディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクアレイ装置は、一般に同一仕様(アクセス性能,記憶容量等)の磁気ディスク装置群をRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)技術により組み合わせて、高アクセス性能かつ高信頼のRAID仮想ディスクを提供するものである。ユーザは、磁気ディスク装置群により構築されたRAID仮想ディスクをあたかも1台の磁気ディスク装置であるかのように使用することが可能である。
【0003】
一般に、ユーザが利用するディスクアレイ装置には、アクセス頻度の高いデータもアクセス頻度の低いデータも記憶されてしまうことが多いが、より高アクセス性能のニーズがある場合は高アクセス性能の磁気ディスク装置を複数組み合わせてRAID−1のRAID仮想ディスクを構築し、容量効率を重視する場合は大記憶容量の磁気ディスク装置群を組み合わせてRAID−5のRAID仮想ディスクを構築するというように使い分けを行っていた。
【0004】
しかし、高コストのRAID−1のRAID仮想ディスクにアクセス頻度の低いデータを記憶することは、コストパフォーマンスが悪く、アクセス性能で劣るRAID−5のRAID仮想ディスクにアクセス頻度の高いデータを記憶することでは、ユーザのニーズを満たすことはできない。
【0005】
そのため、高アクセス性能と容量効率の向上とを両立させるためには、記憶するデータをアクセス頻度に応じて分類し、アクセス頻度の高いデータはRAID−1のRAID仮想ディスクや半導体ディスク装置に記憶し、アクセス頻度の低いデータはRAID−5のRAID仮想ディスクに記憶することが望ましい。しかし、このようなことは、ユーザにとって負担が大きく、またデータの分類自体が不可能な場合が多い。
【0006】
そこで、第1の従来技術では、アクセス性能面で有利であるが容量効率で劣るRAID−1の記憶領域と、アクセス性能面で不利であるが容量効率に優れるRAID−5の記憶領域との間でデータ移行を行うことによって、記憶データ量に応じて最適なRAIDレベルに移行可能にしている(例えば、特許文献1参照)。しかし、第1の従来技術では、RAIDレベルによるアクセス性能の最適化しか行えず、記憶データ容量の増加に伴いアクセス性能が低下する。
【0007】
また、第2の従来技術としては、第1の従来技術に関して、RAID−1の記憶領域の容量算出方法が公知である(例えば、特許文献2参照)。しかし、第2の従来技術でも、RAIDレベルによるアクセス性能の最適化しか行えず、記憶データ容量の増加に伴いアクセス性能が低下する。
【0008】
さらに、第3の従来技術では、物理ディスク装置のアクセスアドレス毎のシーク性能差に応じて、記憶するデータを最適化する技術が記載されている(例えば、特許文献3参照)。しかし、第3の従来技術では、単一の磁気ディスク装置の性能のみの最適化しか行えない。
【0009】
【特許文献1】
特開平7−334315号公報(第6頁、図1)
【特許文献2】
特開平8−278850号公報(第8−9頁、図5,6)
【特許文献3】
特開2002−182860号公報(第3頁、図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
第1の問題点は、ディスクアレイ装置に使用可能な各種のディスク装置(不揮発性記憶媒体の一般名称)に応じたアクセス性能の最適化を行えないということである。その理由には、ディスク装置には磁気ディスク装置,光ディスク装置,半導体ディスク装置というように様々な種類があり、また、同じ種類でもその媒体回転速度や記録密度に応じてアクセス性能,記憶容量等の仕様がそれぞれ異なっているからである。第1および第2の従来技術はそれらの違いを意識しておらず、第3の従来技術は磁気ディスク装置固有のアドレス位置についての特性に関してのみ最適化をする。
【0011】
第2の問題点は、記憶データ容量の増加に伴い、ディスクアレイ装置のアクセス性能が低下するということである。その理由は、第1および第2の従来技術では、記憶データ容量の増加に伴い、容量効率は良いがアクセス性能で劣るRAIDレベルの記憶領域にデータを移行するため、ディスクアレイ装置全体としてはアクセス性能が低下する。
【0012】
本発明の目的は、仕様の異なるディスク装置群やRAIDレベルの異なるRAID仮想ディスクに応じて、最適なデータ再配置を行うようにした高アクセス性能で容量効率の良いディスクアレイ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスクアレイ装置は、ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置において、前記RAID仮想ディスクを一定サイズのRAIDセグメントに分割し、複数のRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを論理セグメントとする論理ボリュームを形成することを特徴とする。
【0014】
また、本発明のディスクアレイ装置は、前記RAID仮想ディスクを構築するディスク装置が、前記RAID仮想ディスク毎に異なる仕様を持つことを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明のディスクアレイ装置は、前記論理ボリュームが、優先度が異なる複数のRAID仮想ディスクにより形成されることを特徴とする。
【0016】
さらにまた、本発明のディスクアレイ装置は、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部と、前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部と、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルと、優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、上位装置からアクセスがあったときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部と、前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部とを有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明のディスクアレイ装置は、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部と、上位装置からのアクセスを制御するホスト制御部と、前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部と、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルと、優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、前記ホスト制御部により上位装置からのアクセスが制御されたときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部と、データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域と、前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記データ退避領域を用いて前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部とを有することを特徴とする。
【0018】
一方、本発明のディスクアレイ装置のデータ管理方法は、ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置のデータ管理方法において、論理ボリュームの論理セグメントを前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントに一対一で対応させて管理するセグメント管理エントリから構成される論理ボリュームテーブルが、上位装置からのアクセス頻度に応じた順位付けでセグメント管理エントリを配置することを特徴とする。
【0019】
また、本発明のディスクアレイ装置のデータ再配置方法は、ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置のデータ再配置方法において、上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされたセグメント管理エントリに従い前記論理ボリュームを形成するRAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータを入れ替えて、アクセス頻度の高い論理セグメントが優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントに割り当てられるようにすることを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明のディスクアレイ装置におけるエントリ順位移動方法は、ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置におけるエントリ順位移動方法において、論理ボリューム制御部が、テーブル領域が複数に分割され、各テーブル領域がさらにサイズのほぼ等しい2つのテーブルエリアに分けられており、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルを用い、データ再配置を実行しているかどうかを判断する工程と、データ再配置を実行していなければ、論理ボリュームテーブルの当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリアの上位または下位を判断する工程と、上位のテーブルエリアであれば、当該セグメント管理エントリが属するテーブル領域よりもさらに上位のテーブル領域が存在するかどうかを判断する工程と、上位のテーブル領域が存在しなければ、当該セグメント管理エントリを、当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、上位のテーブル領域が存在すれば、当該セグメント管理エントリを上位のテーブル領域における上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、下位のテーブルエリア内のLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、下位のテーブルエリアであれば、当該セグメント管理エントリを同一テーブル領域における上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、上位のテーブルエリア内のLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、下位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程とを実行することを特徴とする。
【0021】
さらにまた、本発明のディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法は、ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法において、データ再配置処理部が、テーブル領域が複数に分割され、各テーブル領域がさらにサイズのほぼ等しい2つのテーブルエリアに分けられており、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルを用い、交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の最も高いセグメント管理エントリである領域番号0のテーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のMRU位置のセグメント管理エントリに設定する工程と、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号と、当該セグメント管理エントリが管理する論理セグメントにRAIDセグメントが割り当てられているRAID仮想ディスクの優先度とが一致しているかどうかを判定する工程と、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスクの優先度とが一致していれば、交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の1つ低いセグメント管理エントリに切り替える工程と、全セグメント管理エントリの再配置処理が完了したかどうかを判定する工程と、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスクの優先度とが一致していなければ、最初の交換先のセグメント管理エントリの候補となる1つ下位となるテーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のMRU位置のセグメント管理エントリを設定する工程と、設定された交換先のセグメント管理エントリのRAID番号と交換元のセグメント管理エントリのRAID番号とが一致しているかどうかを判断する工程と、RAID番号が一致すれば、現在の交換先のセグメント管理エントリの1つ下位のセグメント管理エントリを新しい交換先のセグメント管理エントリに指定する工程と、RAID番号が一致しなければ、データ交換処理を実行する工程とを実行することを特徴とする。
【0022】
また、本発明のディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法は、前記データ交換処理が、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリが管理する論理セグメントへの上位装置からのアクセスを遮断する工程と、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリのRAID番号で示されるRAID仮想ディスクにおけるRAIDセグメント番号で指定されるRAIDセグメントのデータをRAID仮想ディスクからメモリ上のデータ退避領域にそれぞれ読み込む工程と、前記データ退避領域に読み込んだデータを読み込み元とは異なるRAIDセグメントにそれぞれ書き込む工程と、交換元のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号と、交換先のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号とを入れ替える工程と、上位装置からのアクセスの遮断を解除する工程とを含むことを特徴とする。
【0023】
他方、本発明のプログラムは、コンピュータを、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部,前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部,論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブル,優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、上位装置からアクセスがあったときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部,および前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部として動作させることを特徴とする。
【0024】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部,上位装置からのアクセスを制御するホスト制御部,前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部,論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブル,優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、前記ホスト制御部により上位装置からのアクセスが制御されたときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部,データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域,前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記データ退避領域を用いて前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部として動作させることを特徴とする。
【0025】
図1に示すように、本発明のディスクアレイ装置は、アクセス性能,記憶容量等の仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部25と、これらディスク装置群のRAID制御を行いRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部23と、論理ボリュームを形成するRAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ配置の制御を行う論理ボリューム制御部26と、論理ボリュームを形成するRAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ配置等のテーブル情報を格納する管理テーブル24aと、上位装置10からのアクセス頻度に応じて論理ボリュームを形成するRAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部22と、データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域24bと、上位装置10からのアクセスを制御するホスト制御部21とから構成されている。
【0026】
論理ボリューム制御部26は、RAID制御部23により構築された優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて上位装置10からアクセス可能な論理ボリュームを形成する。また、論理ボリューム制御部26は、上位装置10からのアクセスがあったときに論理セグメントを管理するセグメント管理エントリにアクセス頻度に応じた順位付けを行う。
【0027】
データ再配置部22は、論理ボリューム制御部26によるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従い、よりアクセス頻度の高い論理セグメントにはより優先度の高いRAID仮想ディスク2のRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低い(容量効率の良い)RAID仮想ディスク2のRAIDセグメントを割り当てる。
【0028】
この結果、アクセス頻度の高いデータは高アクセス性能なディスク装置に配置されるために高いレスポンスが得られ、アクセス頻度の低いデータはアクセス性能は低いが安価で容量効率の良いディスク装置に配置することができる。
【0029】
このようにして、本発明によれば、仕様の異なるディスク装置群を組み合わせて各ディスク装置の特徴に応じたデータを配置することができるため、高アクセス性能で容量効率の良いディスクアレイ装置を提供することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置20の構成を示すブロック図である。
【0032】
第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置20は、アクセス性能,記憶容量等の仕様の異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部25と、これらディスク装置群のRAID制御を行いRAID−0,RAID−1,RAID−3,RAID−5,RAID−10,RAID−50等のRAIDレベルの異なるRAID仮想ディスク2を構築可能なRAID制御部23と、論理ボリューム1(図2参照)を形成するRAID仮想ディスク2(図2参照)のRAIDセグメント4(図2参照)のデータ配置の制御を行う論理ボリューム制御部26と、論理ボリューム1を形成するRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4のデータ配置等のテーブル情報を記憶する管理テーブル24aと、上位装置10からのアクセス頻度に応じて論理ボリューム1を形成するRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4のデータ再配置を行うデータ再配置部22と、データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域24bと、上位装置10からのアクセスを制御するホスト制御部21とを備える。
【0033】
図2を参照すると、論理ボリューム1は、上位装置10からアクセス可能なデータ領域であり、一定サイズの論理セグメント3に分割管理されている。各論理セグメント3は、論理ボリュームテーブル40(図3参照)のセグメント管理エントリと呼ばれるデータ管理単位に対応付けられて管理されている。
【0034】
同じく、図2を参照すると、RAID仮想ディスク2は、仕様の異なるディスク装置群をRAID制御部23により組み合わせた仮想ディスク装置である。各RAID仮想ディスク2は、特徴を明確にするために同じ仕様のディスク装置群でそのディスク装置群の特徴に合ったRAIDレベルとすることが望ましい。例えば、半導体ディスク装置や高速回転の磁気ディスク装置の場合はアクセス性能を生かすためにRAID−1のRAID仮想ディスク2を構築し、大容量の低速回転の磁気ディスク装置の場合は容量効率を重視するためにRAID−5のRAID仮想ディスク2を構築することがよい。しかし、前記の構成以外のRAIDレベルのRAID仮想ディスク2が構築できないわけではなく、必要な要件に従って自由に適切なRAIDレベルのRAID仮想ディスク2を構築することができる。
【0035】
RAID仮想ディスク2は、一定サイズのRAIDセグメント4毎に分割管理されており、各RAIDセグメント4には、シリアルにRAIDセグメント番号(図4の33参照)が振られている。RAIDセグメント4のサイズは、他のRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4のサイズや論理セグメント3のサイズとも等しくなっている。
【0036】
論理セグメント3のサイズとRAIDセグメント4のサイズとが等しいことにより、複数のRAID仮想ディスク2を組み合わせて論理ボリューム1を形成することができる。
【0037】
また、複数のRAID仮想ディスク2を組み合わせて論理ボリューム1を形成する際には、各RAID仮想ディスク2の優先度,およびどのRAID仮想ディスク2のどのRAIDセグメント4を論理セグメント3として論理ボリューム1を形成するかを設定する必要がある。
【0038】
図3を参照して、論理ボリューム1を形成するための管理テーブル24aについて説明する。管理テーブル24aとしては、優先度テーブル30と、論理ボリュームテーブル40とがある。論理ボリュームテーブル40のセグメント管理エントリ41は、それぞれ論理セグメント3に割り当てられたRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4を参照している。
【0039】
図4を参照すると、優先度テーブル30には、RAID仮想ディスク2のデータ配置の優先順位を指定する優先度31と、RAID仮想ディスク2を指定するRAID番号32と、指定する連続した複数のRAIDセグメント4の先頭のRAIDセグメント番号33と、指定するRAIDセグメント数34とが設定されている。
【0040】
優先度31は、アクセス性能が最も高いRAID仮想ディスク2に対して0、以下、アクセス性能が低くなる順に1がインクリメントされた数字が付与される。一般に、RAIDレベルがRAID―1のRAID仮想ディスク2はアクセス性能が高いので、若い数字が優先度として付与され、RAIDレベルがRAID―5のRAID仮想ディスク2はアクセス性能が低いので、大きい数字が優先度として付与される傾向がある。しかし、RAID仮想ディスク2を構築するディスク装置群の仕様によっても優先度は変わってくる可能性があり、管理者が総合的に判断してRAID仮想ディスク2毎に優先度31を決定する。以下、本実施の形態では、論理ボリュームテーブル40の領域番号0のテーブル領域に存在するセグメント管理エントリの優先度を0、論理ボリュームテーブル40の領域番号1のテーブル領域に存在するセグメント管理エントリの優先度を1、論理ボリュームテーブル40の領域番号2のテーブル領域に存在するセグメント管理エントリの優先度を2というように、優先度と領域番号とが一致するものとする。
【0041】
図5を参照すると、論理ボリュームテーブル40は、論理セグメント3をRAIDセグメント4に一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリ群からなる。各セグメント管理エントリは、RAID仮想ディスク2を特定するRAID番号61と、RAIDセグメント4を特定するRAIDセグメント番号62と、セグメント管理エントリがアクセス頻度に応じた順位でどのテーブル領域に属するかを示す領域番号63と、領域番号63のテーブル領域内での上下のテーブルエリアを示すエリア番号64と、各論理セグメント3をアクセス頻度に応じて順位付けするためのリスト構造情報65とを含んで構成されている。なお、図5では、論理セグメント3の管理情報等の図示は省略されている。
【0042】
セグメント管理エントリは、管理する論理セグメント3の論理ボリューム1におけるアドレス順に並んでいるが、リスト構造情報65により同時にリスト構造もなしている。このリスト構造は、アクセス頻度に応じた順位を表しており、論理ボリューム1の形成直後は論理ボリュームテーブル40のセグメント管理エントリのアドレス順と等しく設定されている。
【0043】
図6を参照して、論理ボリュームテーブル40におけるセグメント管理エントリのリスト構造の一例について説明する。
【0044】
本例では、3つのRAID仮想ディスク2により論理ボリューム1を形成しているものとし、論理ボリュームテーブル40のセグメント管理エントリが領域番号0〜2の3つのテーブル領域71〜73に分けられている。また、これら3つのテーブル領域71〜73は、さらにサイズのほぼ等しい2つのテーブルエリアに分けられている。すなわち、領域番号0のテーブル領域71は、エリア番号0のテーブルエリア74と、エリア番号1のテーブルエリア75との2つに分けられている。また、領域番号1のテーブル領域72は、エリア番号0のテーブルエリア76と、エリア番号1のテーブルエリア77との2つに分けられている。さらに、領域番号2のテーブル領域73は、エリア番号0のテーブルエリア78と、エリア番号1のテーブルエリア79との2つに分けられている。
【0045】
各テーブル領域71〜73は、優先度の異なるRAID仮想ディスク2にそれぞれ対応しており、例えば、論理ボリューム1の形成直後またはデータ再配置処理終了直後であれば、領域番号0のテーブル領域71に属するセグメント管理エントリで管理される論理セグメント3は、全て優先度0のRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4に割り当てられている。同様に、領域番号1のテーブル領域72に属するセグメント管理エントリで管理される論理セグメント3は、優先度1のRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4に割り当てられている。また、領域番号2のテーブル領域73に属するセグメント管理エントリで管理される論理セグメント3は、優先度2のRAID仮想ディスク2のRAIDセグメント4に割り当てられている。
【0046】
論理ボリュームテーブル40では、上位装置10からのアクセス頻度に応じてセグメント管理エントリの順位の入れ替えが行われるが、その詳細な手順については後述する。
【0047】
図7は、論理ボリュームテーブル40の任意の1つの領域番号のテーブル領域の詳細を説明する図である。テーブル領域は、エリア番号0のテーブルエリア81と、エリア番号1のテーブルエリア83との2つに分けられて管理されている。各テーブルエリア81,83は、複数のセグメント管理エントリが、直近にアクセスされた論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリ(以下、このセグメント管理エントリの位置を、MRU(Most Recently Used)位置という)から、最も長い間アクセスされていない論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリ(以下、このセグメント管理エントリの位置を、LRU(Least Recently Used)位置という)まで、リスト構造情報65(図5参照)で連結されてリスト構造をなしている。なお、図7中、符号85はエリア番号0のテーブルエリア81内のMRU位置を示すポインタA0MruP、86はエリア番号0のテーブルエリア81内のLRU位置を示すポインタA0LruP、87はエリア番号1のテーブルエリア83内のMRU位置を示すポインタA1MruP、88はエリア番号1のテーブルエリア83内のLRU位置を示すポインタA1LruPをそれぞれ示す。
【0048】
図8を参照すると、論理ボリューム制御部26によるエントリ順位移動処理は、データ再配置実行中判定ステップ100と、エリア番号判定ステップ101と、上位テーブル領域有無判定ステップ102と、当該セグメント管理エントリ移動ステップ103と、当該セグメント管理エントリ移動ステップ104と、セグメント管理エントリ追い出し移動ステップ105と、当該セグメント管理エントリ移動ステップ106と、セグメント管理エントリ追い出し移動ステップ107とからなる。
【0049】
図9を参照すると、データ再配置処理部22によるデータ再配置処理は、交換元セグメント管理エントリ設定ステップ201と、RAID番号/優先度一致判定ステップ202と、交換元セグメント管理エントリ切り替えステップ203と、優先度最低テーブル領域判定ステップ204と、交換先セグメント管理エントリ設定ステップ205と、RAID番号一致判定ステップ206と、交換先セグメント管理エントリ設定ステップ207と、データ交換処理208とからなる。
【0050】
図10を参照すると、データ交換処理208は、上位装置アクセス遮断ステップ211と、RAIDセグメントデータ読み込みステップ212と、RAIDセグメントデータ書き込みステップ213と、RAID番号およびRAIDセグメント番号入れ替えステップ214と、上位装置アクセス遮断解除ステップ215とからなる。
【0051】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置20の動作について、図1ないし図10を参照しながら詳細に説明する。
【0052】
上位装置10からアクセスがあると、論理ボリューム制御部26は、アクセスされたデータを記憶する論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリの、論理ボリュームテーブル40におけるアクセス頻度に応じた順位を移動する。
【0053】
詳しくは、論理ボリューム制御部26は、まず、データ再配置を実行しているかどうかを判断し(ステップ100)、実行中であればセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位は移動しないで処理を終了する。
【0054】
データ再配置を実行していなければ(ステップ100でノー)、論理ボリューム制御部26は、アクセスされたデータを記憶する論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位を移動するために、論理ボリュームテーブル40の当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリアのエリア番号に応じて分岐する(ステップ101)。
【0055】
エリア番号が0であれば、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリが属するテーブル領域よりもさらに上位のテーブル領域が存在するかどうかを判断する(ステップ102)。
【0056】
上位のテーブル領域が存在しなければ(ステップ102でノー)、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリを、当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリア内のポインタA0MruP85で指定されるMRU位置に移動する(ステップ103)。
【0057】
上位のテーブル領域が存在すれば(ステップ102でイエス)、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリを上位のテーブル領域におけるエリア番号1のテーブルエリア内のポインタA1MruP87で指定されるMRU位置に移動する(ステップ104)。
【0058】
この移動により、上位のテーブル領域におけるエリア番号1のテーブルエリアに属するセグメント管理エントリ数が増加し、移動元のテーブルエリアに属するセグメント管理エントリ数が減少するため、論理ボリューム制御部26は、エリア番号1のテーブルエリア内のポインタA1LruP88で指定されるLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、エリア番号0のテーブルエリア内のポインタA0MruP85で指定されるMRU位置に移動し、各テーブルエリアに属しているセグメント管理エントリ数を一定に保つ(ステップ105)。
【0059】
ステップ101でエリア番号が1であれば、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリを同一テーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のポインタA0MruP85で指定されるMRU位置に移動する(ステップ106)。
【0060】
この移動により、エリア番号0のテーブルエリア内のセグメント管理エントリ数が増加し、エリア番号1のテーブルエリア内のセグメント管理エントリ数が減少するため、論理ボリューム制御部26は、エリア番号0のテーブルエリア内のポインタA0LruP86で示されるLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、エリア番号1のテーブルエリア内のポインタA1MruP87で示されるMRU位置に移動する(ステップ107)。
【0061】
以上で、上位装置10からのアクセス時のセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じたエントリ順位移動処理が終了する。
【0062】
このように、論理ボリューム制御部26は、論理セグメント3のデータにアクセスがあった場合は、当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリアの1つ上のテーブルエリアに当該セグメント管理エントリを移動し、移動先のテーブルエリア内のセグメント管理エントリの順位を1つ下げるようにしている。また、上位のテーブルエリアが存在しない場合は、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリを同一テーブルエリア内のMRU位置(先頭位置)に移動する。
【0063】
例えば、図6を参照すると、領域番号2のテーブル領域73においてエリア番号1のテーブルエリア79に属するセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータにアクセスがあった場合、論理ボリューム制御部26は、当該セグメント管理エントリを領域番号2のテーブル領域73におけるエリア番号0のテーブルエリア78内のMRU位置に移動する。一方、領域番号0のテーブル領域71におけるエリア番号0のテーブルエリア74に属するセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータにアクセスがあった場合は、上位のテーブルエリアには移動できないので、当該セグメント管理エントリをエリア番号0のテーブルエリア74内のMRU位置に移動する。
【0064】
各テーブル領域において上記のエントリ順位移動処理を行うことにより、よりアクセス頻度の高い論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリはより上位のテーブル領域へ移動し、アクセスの無いまたはアクセス頻度の低い論理セグメント3を管理するセグメント管理エントリは下位のテーブル領域へ移動するようになる。
【0065】
なお、上記のエントリ順位移動処理は、アクセス頻度に応じた順位を移動するだけであるので、この処理によって上位装置10への応答性能が向上したり低下したりするようなことはない。
【0066】
次に、データ再配置処理部22によるデータ再配置処理について、図9および図10を参照しながら説明する。
【0067】
データ再配置処理部22によるデータ再配置処理は、任意の契機により実行可能であり、例えば、ユーザからの手動による指示や一定時間が経過することによる自動的な指示などが想定される。
【0068】
データ再配置処理が開始されると、データ再配置処理部22は、まず、交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の最も高いセグメント管理エントリである領域番号0のテーブル領域71におけるエリア番号0のテーブルエリア74内のMRU位置のセグメント管理エントリに設定する(ステップ201)。
【0069】
続いて、データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号と、当該セグメント管理エントリが管理する論理セグメント3にRAIDセグメント4が割り当てられているRAID仮想ディスク2の優先度とが一致しているかどうかを判定する(ステップ202)。RAID仮想ディスク2の優先度は、図4に示した優先度テーブル30中のRAID番号32に対応する優先度31から得られる。
【0070】
交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスク2の優先度とが一致していれば(ステップ202でイエス)、当該セグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位に対応したRAID仮想ディスク2にデータが記憶されていることになるので、データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の1つ低いセグメント管理エントリに切り替える(ステップ203)。
【0071】
次に、データ再配置処理部22は、全セグメント管理エントリの再配置処理が完了したかどうかを判定する(ステップ204)。ここでは、交換元のセグメント管理エントリが優先度の最も低いテーブル領域に属していれば、交換先のセグメント管理エントリが存在しないことになるので、データ再配置処理部22は、データ再配置処理を終了する。さもなければ、データ再配置処理部22は、ステップ202に制御を戻してデータ再配置処理を継続する。
【0072】
交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスク2の優先度とが一致していなければ(ステップ202でノー)、データ再配置処理部22は、交換先のセグメント管理エントリをより下位のテーブル領域のセグメント管理エントリの中から検索する。詳しくは、データ再配置処理部22は、最初の交換先のセグメント管理エントリの候補となる1つ下位となるテーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のMRU位置のセグメント管理エントリを設定する(ステップ205)。
【0073】
続いて、データ再配置処理部22は、設定された交換先のセグメント管理エントリのRAID番号と交換元のセグメント管理エントリのRAID番号とが一致しているかどうかを判断する(ステップ206)。
【0074】
RAID番号が一致すれば(ステップ206でイエス)、データを交換することができないため、データ再配置処理部22は、現在の交換先のセグメント管理エントリの1つ下位のセグメント管理エントリを新しい交換先のセグメント管理エントリに指定し(ステップ207)、ステップ206の処理を再び繰り返す。
【0075】
RAID番号が一致しなければ(ステップ206でノー)、データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータと交換先のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータとを交換することにより、交換元のセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位に対応したRAID仮想ディスク2にデータを再配置することができるので、データ交換処理を実行する(ステップ208)。
【0076】
引き続き、図10を参照してデータ交換処理(ステップ208)の具体的な例を説明する。
【0077】
データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3への上位装置10からのアクセスを遮断する(ステップ211)。これは、データ交換処理中のデータは、上位装置10からのアクセスに応答することができないためである。
【0078】
次に、データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリのRAID番号で示されるRAID仮想ディスク2におけるRAIDセグメント番号で指定されるRAIDセグメント4のデータをRAID仮想ディスク2からメモリ24上のデータ退避領域24bにそれぞれ読み込み(ステップ212)、データ退避領域24bに読み込んだデータを読み込み元とは異なるRAIDセグメント4にそれぞれ書き込む(ステップ213)。
【0079】
この処理により、交換元のRAIDセグメント4のデータと交換先のRAIDセグメント4のデータとを入れ替えることができるが、論理セグメント3から参照するデータも入れ替わっているため、データ再配置処理部22は、交換元のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号と、交換先のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号とを入れ替えることにより、論理セグメント3からの参照先も整合するようにする(ステップ214)。
【0080】
最後に、データ再配置処理部22は、ステップ208で行ったアクセスの遮断を解除する(ステップ215)。
【0081】
以上により、交換元のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータと、交換先のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3のデータとを入れ替えることができ、また、交換元のセグメント管理エントリが管理する論理セグメント3は、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号に対応したRAID仮想ディスク2に属するようになる。
【0082】
データ交換処理(ステップ208)の終了後、データ再配置処理部22は、ステップ203に制御を戻して、アクセス頻度に応じた順位の1つ低いセグメント管理エントリを交換元のセグメント管理エントリに設定してデータ再配置処理を継続する。
【0083】
以上に説明したデータ再配置処理により、アクセス頻度の高い順に並べられたセグメント管理エントリに対応するように、セグメント管理エントリに設定されているRAID番号およびRAIDセグメント番号、そしてRAIDセグメント4に記憶しているデータを再配置することができる。
【0084】
なお、本実施の形態では、全てのデータのデータ再配置処理を連続して行う例を説明したが、一定時間または一定処理毎に任意のインターバルを設定することにより容易にデータ再配置処理に伴う負荷を低減できることから、上位装置10からのアクセスに対して極力影響をなくしてデータ再配置処理を行うことも容易に実施可能である。
【0085】
[第2の実施の形態]
図11は、本発明の第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置20の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るディスクアレイ装置20は、図1に示した第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置20に対してディスクアレイプログラム300を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0086】
ディスクアレイプログラム300は、ディスクアレイ装置20に読み込まれ、ディスクアレイ装置20の動作を、ホスト制御部21,データ再配置部22,RAID制御部23,管理テーブル24a,データ退避領域24b,ディスクアレイ部25,および論理ボリューム制御部26として制御する。ディスクアレイプログラム300の制御によるディスクアレイ装置20の動作は、第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置20の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0087】
【発明の効果】
第1の効果は、高速なアクセス性能を実現できることである。その理由は、アクセス性能,記憶容量等の仕様の異なるディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、上位装置からのアクセス頻度の高い順にデータを順位付けして、アクセス頻度の高いデータを優先的にアクセス性能の良いRAID仮想ディスクに再配置することにより、アクセス頻度の高いデータについては高速なアクセスを実現できるからである。
【0088】
第2の効果は、高い容量効率を実現できることである。その理由は、第1の効果で説明した手順により、アクセス頻度の低いデータを容量効率の良いRAID仮想ディスクに再配置することができるので、アクセス性能への影響が低いデータの容量効率を上げることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置における論理ボリュームおよびRAID仮想ディスクの説明図である。
【図3】第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置における優先度テーブルおよび論理ボリュームテーブルの説明図である。
【図4】図3中の優先度テーブルの内容例を示す図である。
【図5】図3中の論理ボリュームテーブルの内容例を示す図である。
【図6】図5中の論理ボリュームテーブルのテーブル領域およびテーブルエリアを説明する図である。
【図7】図6中の1つのテーブル領域をさらに詳細に説明する図である。
【図8】図1中の論理ボリューム制御部によるエントリ順位移動処理を示すフローチャートである。
【図9】図1中のデータ再配置処理部によるデータ再配置処理を示すフローチャートである。
【図10】図9中のデータ交換処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 論理ボリューム
2 RAID仮想ディスク
3 論理セグメント
4 RAIDセグメント
10 上位装置
20 ディスクアレイ装置
21 ホスト制御部
22 データ再配置部
23 RAID制御部
24 メモリ
24a 管理テーブル
24b データ退避領域
25 ディスクアレイ部
26 論理ボリューム制御部
30 優先度テーブル
31 優先度
32 RAID番号
33 RAIDセグメント番号
34 RAIDセグメント数
40 論理ボリュームテーブル
41 セグメント管理エントリ
61 RAID番号
62 RAIDセグメント番号
63 領域番号
64 エリア番号
65 リスト構造情報
71〜73 テーブル領域
74〜79 テーブルエリア
81,83 テーブルエリア
85 A0MruP
86 A0LruP
87 A1MruP
88 A1LruP
300 ディスクアレイプログラム

Claims (12)

  1. ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置において、
    前記RAID仮想ディスクを一定サイズのRAIDセグメントに分割し、複数のRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを論理セグメントとする論理ボリュームを形成することを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記RAID仮想ディスクを構築するディスク装置が、前記RAID仮想ディスク毎に異なる仕様を持つことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置。
  3. 前記論理ボリュームが、優先度が異なる複数のRAID仮想ディスクにより形成されることを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ装置。
  4. 仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部と、
    前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部と、
    論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルと、
    優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、上位装置からアクセスがあったときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部と、
    前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部と
    を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部と、
    上位装置からのアクセスを制御するホスト制御部と、
    前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部と、
    論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルと、
    優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、前記ホスト制御部により上位装置からのアクセスが制御されたときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部と、
    データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域と、
    前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記データ退避領域を用いて前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部と
    を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  6. ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置のデータ管理方法において、
    論理ボリュームの論理セグメントを前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントに一対一で対応させて管理するセグメント管理エントリから構成される論理ボリュームテーブルが、上位装置からのアクセス頻度に応じた順位付けでセグメント管理エントリを配置することを特徴とするディスクアレイ装置のデータ管理方法。
  7. ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置のデータ再配置方法において、
    上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされたセグメント管理エントリに従い前記論理ボリュームを形成するRAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータを入れ替えて、アクセス頻度の高い論理セグメントが優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントに割り当てられるようにすることを特徴とするディスクアレイ装置のデータ再配置方法。
  8. ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置におけるエントリ順位移動方法において、
    論理ボリューム制御部が、
    テーブル領域が複数に分割され、各テーブル領域がさらにサイズのほぼ等しい2つのテーブルエリアに分けられており、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルを用い、
    データ再配置を実行しているかどうかを判断する工程と、
    データ再配置を実行していなければ、論理ボリュームテーブルの当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリアの上位または下位を判断する工程と、
    上位のテーブルエリアであれば、当該セグメント管理エントリが属するテーブル領域よりもさらに上位のテーブル領域が存在するかどうかを判断する工程と、
    上位のテーブル領域が存在しなければ、当該セグメント管理エントリを、当該セグメント管理エントリが属するテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、
    上位のテーブル領域が存在すれば、当該セグメント管理エントリを上位のテーブル領域における上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、
    下位のテーブルエリア内のLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、
    下位のテーブルエリアであれば、当該セグメント管理エントリを同一テーブル領域における上位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と、
    上位のテーブルエリア内のLRU位置のセグメント管理エントリを追い出して、下位のテーブルエリア内のMRU位置に移動する工程と
    を実行することを特徴とするディスクアレイ装置におけるエントリ順位移動方法。
  9. ディスク装置群を組み合わせて構築されたRAID仮想ディスクを複数備えるディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法において、
    データ再配置処理部が、
    テーブル領域が複数に分割され、各テーブル領域がさらにサイズのほぼ等しい2つのテーブルエリアに分けられており、論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブルを用い、
    交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の最も高いセグメント管理エントリである領域番号0のテーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のMRU位置のセグメント管理エントリに設定する工程と、
    交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号と、当該セグメント管理エントリが管理する論理セグメントにRAIDセグメントが割り当てられているRAID仮想ディスクの優先度とが一致しているかどうかを判定する工程と、
    交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスクの優先度とが一致していれば、交換元のセグメント管理エントリをアクセス頻度に応じた順位の1つ低いセグメント管理エントリに切り替える工程と、
    全セグメント管理エントリの再配置処理が完了したかどうかを判定する工程と、交換元のセグメント管理エントリが属するテーブル領域の領域番号とRAID仮想ディスクの優先度とが一致していなければ、最初の交換先のセグメント管理エントリの候補となる1つ下位となるテーブル領域におけるエリア番号0のテーブルエリア内のMRU位置のセグメント管理エントリを設定する工程と、
    設定された交換先のセグメント管理エントリのRAID番号と交換元のセグメント管理エントリのRAID番号とが一致しているかどうかを判断する工程と、
    RAID番号が一致すれば、現在の交換先のセグメント管理エントリの1つ下位のセグメント管理エントリを新しい交換先のセグメント管理エントリに指定する工程と、
    RAID番号が一致しなければ、データ交換処理を実行する工程と
    を実行することを特徴とするディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法。
  10. 前記データ交換処理が、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリが管理する論理セグメントへの上位装置からのアクセスを遮断する工程と、交換元のセグメント管理エントリおよび交換先のセグメント管理エントリのRAID番号で示されるRAID仮想ディスクにおけるRAIDセグメント番号で指定されるRAIDセグメントのデータをRAID仮想ディスクからメモリ上のデータ退避領域にそれぞれ読み込む工程と、前記データ退避領域に読み込んだデータを読み込み元とは異なるRAIDセグメントにそれぞれ書き込む工程と、交換元のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号と、交換先のセグメント管理エントリのRAID番号およびRAIDセグメント番号とを入れ替える工程と、上位装置からのアクセスの遮断を解除する工程とを含むことを特徴とする請求項9記載のディスクアレイ装置におけるデータ再配置方法。
  11. コンピュータを、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部,前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部,論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブル,優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、上位装置からアクセスがあったときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部,および前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部として動作させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、仕様が異なるディスク装置群を備えるディスクアレイ部,上位装置からのアクセスを制御するホスト制御部,前記ディスク装置群のRAID制御を行い、前記ディスク装置群を組み合わせて優先度の異なる複数のRAID仮想ディスクを構築するRAID制御部,論理ボリュームの論理セグメントと前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントとを一対一に対応させて管理するセグメント管理エントリが上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けされて配置された論理ボリュームテーブル,優先度の異なるRAID仮想ディスクを複数組み合わせて論理ボリュームを形成し、前記ホスト制御部により上位装置からのアクセスが制御されたときに前記論理ボリュームテーブルを用いてアクセスがあった論理セグメントを管理するセグメント管理エントリを上位装置からのアクセス頻度に応じて順位付けする論理ボリューム制御部,データ再配置を行う際に実施するデータ交換手順で一時的にデータを退避させるデータ退避領域,前記論理ボリュームテーブルにおけるセグメント管理エントリのアクセス頻度に応じた順位付けに従いアクセス頻度の高い論理セグメントには優先度の高いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当て、アクセス頻度の低い論理セグメントには優先度の低いRAID仮想ディスクのRAIDセグメントを割り当てるように前記データ退避領域を用いて前記RAID仮想ディスクのRAIDセグメントのデータ再配置を行うデータ再配置部として動作させるためのプログラム。
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