JP2004271104A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2004271104A JP2003064454A JP2003064454A JP2004271104A JP 2004271104 A JP2004271104 A JP 2004271104A JP 2003064454 A JP2003064454 A JP 2003064454A JP 2003064454 A JP2003064454 A JP 2003064454A JP 2004271104 A JP2004271104 A JP 2004271104A
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locking
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Soichi Kato
宗一 加藤
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

【課題】コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材を簡単に装着することができる熱交換器を提供すること。
【解決手段】媒体を流通するチューブ210を積層してなるコア200と、チューブの端部を接続したタンク300と、コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材710,720とを備え、媒体がコアを通過する空気との間で熱交換を行う熱交換器において、ガイド部材には弾性変形可能な係止片711,721を設けるとともに、当該熱交換器の要所には係止片を係止する係止部501,601を設けた構成の熱交換器である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材を備えた熱交換器に関し、例えば自動車に搭載される車内空調用冷凍サイクルの放熱器として好適に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車内空調用冷凍サイクルの放熱器は、自動車のエンジンルーム最前部に配置されており、放熱器の後部には、ラジエータが配置されている。そして、放熱器及びラジエータを冷却する空気は、自動車の前方からエンジンルームに取り込まれ、放熱器を通過した後にラジエータを通過する。放熱器及びラジエータに対する空気の通風は、ラジエータの後部に配置された吸引ファン、又は放熱器の前部に配置された送風ファンによって行われる。この種の放熱器は、媒体(つまり冷媒)を流通するチューブを積層してなるコアと、チューブの端部を接続したタンクとを備え、媒体がコアを通過する空気との間で熱交換を行う構成となっている。
【0003】
また、放熱器による媒体の熱交換効率は、コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材を設けることによって向上される。つまりガイド部材は、コアの外に空気が漏れたり、コアを通過した空気が再びコアに巻き込まれたりすることがないように空気の流れを規制するものである。自動車の放熱器に装着されるガイド部材は、例えば特許文献1にも記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開平2002−286392号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車内空調用冷凍サイクルの放熱器は、所要の熱交換性能を確保するとともに、その強度の向上、軽量化、製造の容易化、及び車体に対する組み立て作業の簡素化等が重要な課題とされており、前述したガイド部材についても、それらの諸点を考慮しつつ更なる構造的工夫が求められている。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材を簡単に装着することができる熱交換器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、媒体を流通するチューブを積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンクと、前記コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材とを備え、前記媒体が前記コアを通過する空気との間で熱交換を行う熱交換器において、前記ガイド部材には弾性変形可能な係止片を設けるとともに、当該熱交換器の要所には前記係止片を係止する係止部を設けた構成の熱交換器である。このような構成によると、ガイド部材は簡単に装着することが可能となる。すなわち、本発明におけるガイド部材は、係止片を係止部に係止することにより素早く且つ正確に装着され得るという利便性に優れたものである。仮に、ガイド部材を熱交換器にねじ止めする場合は、ボルト等の部品点数が増加するうえ、ねじ止めの作業性が問題となるが、本発明によれば、そのような不都合は回避される。
【0007】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、当該熱交換器は、前記コアの側部に配置されるとともにその端部を前記タンクに支持してなるサイドプレートを備え、前記係止部は、前記サイドプレートに設けた構成の熱交換器である。すなわち、係止片を係止する係止部は、コアの側部に配置されるとともにその端部をタンクに支持してなるサイドプレートに設けるとよい。ガイド部材は、かかるサイドプレートを利用して装着することが可能である。
【0008】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1において、当該熱交換器は、前記タンクに支持された外部接続用のブラケットを備え、前記係止部は、前記ブラケットに設けた構成の熱交換器である。すなわち、係止片を係止する係止部は、タンクに支持された外部接続用のブラケットに設けるとよい。ガイド部材は、外部接続用のブラケットを利用して装着することが可能である。
【0009】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記ガイド部材は、前記係止片が一体に設けられた樹脂製の部材である構成の熱交換器である。すなわち、ガイド部材としては、係止片が一体に設けられた樹脂製の部材を採用するとよい。樹脂製のガイド部材によれば、その成形性及び軽量化の点で有利である。
【0010】
本願第5請求項に記載した発明は、当該熱交換器は、車内空調用冷凍サイクルの放熱器である構成の熱交換器である。すなわち、本発明の熱交換器は、自動車に搭載される車内空調用冷凍サイクルの放熱器として極めて好適に利用することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて説明する。図1乃至図2に示す本例の熱交換器は、自動車に搭載される車内空調用冷凍サイクルの放熱器であり、自動車のエンジンルーム最前部に設けられるものである。
【0012】
この熱交換器1は、フィン220を介して複数の偏平状のチューブ210を積層してなるコア200と、各チューブ210の両端部がそれぞれ接続された一対のタンク300と、タンク300の要所にそれぞれ連通された入口側の継手部310及び出口側の継手部320とを備え、入口側の継手部310からタンク300の内部に流入した媒体が、コア200に伝わる熱にて冷却されて凝縮し、出口側の継手部320から流出する構成となっている。つまり媒体は、コア200を通過する空気との間で熱交換を行う。また、一方のタンク300には、気液分離器400を装着する継手部330を設けており、入口側の継手部310から流入した媒体は、出口側の継手部320から流出するまでの間に一旦気液分離器400に送られ、液層が過冷却される構成となっている。
【0013】
更に、コア200の上下側部には、補強部材たるサイドプレート500をそれぞれ設けている。各サイドプレート500の両端部は、各タンク300にそれぞれ接続されている。また、各タンク300の要所には、外部接続用のブラケット600をそれぞれ設けている。熱交換器1は、これらのブラケット600を車体側に支持して配置される。
【0014】
そして、チューブ210、フィン220、タンク300、入口側の継手部310、出口側の継手部320、気液分離器400を装着する継手部330、サイドプレート500、及びブラケット600を構成する部材は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の押し出し成形部材又はプレス成形部材であり、熱交換器1は、これらの複数の部材を一体に組み付け、その組み付け体を炉中で加熱処理してろう付けし、製造される。このような炉中ろう付けに際し、各部材の要所には予めろう材及びフラックスが設けられる。
【0015】
このようなろう付けの後、熱交換器1の上部及び両側部にはそれぞれ第1ガイド部材710及び第2ガイド部材720が設けられる。これらのガイド部材710,720は、コア200を通過する空気の流れを規制するプレート状の部材である。
【0016】
図3乃至図4に示すように、第1ガイド部材710及び第2ガイド部材720の要所には、弾性変形可能な係止片711,721をそれぞれ設けるとともに、当該熱交換器1の要所には、それらの係止片711,721をそれぞれ係止する係止部501,601を設けている。より詳細には、コア200の上側部に位置するサイドプレート500には、熱交換器1の上部に装着される第1ガイド部材710の係止片711を係止する係止部501を設けている。また、各ブラケット600には、熱交換器1の側部に装着される第2ガイド部材720の係止片712を係止する係止部601を設けている。
【0017】
これらの係止部501,601は、プレスにて穿孔された孔部であり、各係止片711,721は、各係止部501,601に弾性変形されつつ挿入され、その先端が係止部501,601を貫通して弾性復元したところで抜け止めされる構成となっている。尚、係止部501,601に対する係止片711,721の挿入方向は、コア200に対する通風方向に対し、非対向方向となっている。つまり、風の力で係止片711,721が抜け落ちる心配はない。また、第1ガイド部材710及び第2ガイド部材720は、各係止片711,721がそれぞれ一体に設けられた樹脂製の射出成形部材である。
【0018】
第1ガイド部材710は、その係止片711をサイドプレート500の係止部501に係止して装着され、第2ガイド部材720は、その係止片721をブラケット600の係止部601に係止して装着される。これらのガイド部材710,720は、ねじ止めする必要はない。
【0019】
尚、係止片711,721の形状は、例えば図5に示すように、適宜に設計変更が可能であり、図例したものに限定されないことは勿論である。
【0020】
本例によると、ガイド部材710,720は極めて簡単に装着することができる。特に、係止片711,721を係止する係止部501,601をサイドプレート500及びブラケット600にそれぞれ設けることによれば、ガイド部材710,720を支持する部材を別途に設ける必要はない。従って、熱交換器の構成部材数を低減するとともに、軽量化を達成するという点で非常に有利である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の構成によると、コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材を簡単に装着することができる熱交換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、ガイド部材を装着した熱交換器を示す斜視図である。
【図2】本発明の具体例に係り、ガイド部材装着前の熱交換器を示す斜視図である。
【図3】本発明の具体例に係り、第1ガイド部材及びサイドプレートの要部を示す断面図である。
【図4】本発明の具体例に係り、第2ガイド部材及びブラケットの要部を示す断面図である。
【図5】本発明の具体例に係り、第2ガイド部材及びブラケットの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
200 コア
210 チューブ
220 フィン
300 タンク
310 入口側の継手部
320 出口側の継手部
330 気液分離器を装着する継手部
400 気液分離器
500 サイドプレート
501 係止部
600 ブラケット
601 係止部
710 第1ガイド部材
711 係止片
720 第2ガイド部材
721 係止片

Claims (5)

  1. 媒体を流通するチューブを積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンクと、前記コアを通過する空気の流れを規制するガイド部材とを備え、前記媒体が前記コアを通過する空気との間で熱交換を行う熱交換器において、
    前記ガイド部材には弾性変形可能な係止片を設けるとともに、当該熱交換器の要所には前記係止片を係止する係止部を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 当該熱交換器は、前記コアの側部に配置されるとともにその端部を前記タンクに支持してなるサイドプレートを備え、前記係止部は、前記サイドプレートに設けたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 当該熱交換器は、前記タンクに支持された外部接続用のブラケットを備え、前記係止部は、前記ブラケットに設けたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 前記ガイド部材は、前記係止片が一体に設けられた樹脂製の部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の熱交換器。
  5. 当該熱交換器は、車内空調用冷凍サイクルの放熱器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101233091B1 (ko) 2006-04-14 2013-02-14 한라공조주식회사 열교환기
JP2014059087A (ja) * 2012-09-17 2014-04-03 Denso Corp 熱交換器のブラケット取付装置

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