JP2005061648A - 熱交換器 - Google Patents

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Akihiko Takano
明彦 高野
Takafumi Umehara
孝文 梅原
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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Abstract

【課題】フィンをより合理的に構成してなる熱交換器を提供すること。
【解決手段】通風方向の風上に設けられた第1チューブ210と、風下に設けられた第2チューブ220と、各チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィン300とを備えた熱交換器において、フィンの構成部材は、一定のピッチで設けられた複数の頂部303と、複数の頂部の間に交互に設けられた第1傾斜部301及び第2傾斜部302とを有し、フィンの波形の振幅方向と直交する中心軸Lと第1傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとともに、中心軸Lと第2傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとき、これらはθ≠θ、の関係にあり、複数のフィンの構成部材は、中心軸Lを平行としつつ、第1チューブ側の鋭角θ及び鋭角θと、第2チューブ側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転する状態に配置した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、通風方向の風上に設けられた第1チューブと、前記通風方向の風下に設けられた第2チューブと、前記第1チューブ及び前記第2チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィンとを備えた熱交換器に関し、超臨界冷凍サイクルの放熱器として好適に利用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、媒体を流通する偏平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、各チューブの端部を接続したタンクとを備えた熱交換器が知られている。コアには通風がなされ、チューブを流通する媒体は、コアに伝わる熱によって熱交換をする。また、この種の熱交換器については、通風方向の前後に複数のコアを積層する構成も知られている。媒体は、タンクを介して複数のコアのチューブを流通する。又は、前後のコアにそれぞれ異なる媒体を流通させる場合もある。熱交換器は、通風方向の風上に設けられた第1チューブと、通風方向の風下に設けられた第2チューブと、第1チューブ及び第2チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィンとを備えた構成となる。特許文献1及び2には、この種の熱交換器が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開平11−264675号公報
【特許文献2】特開2001−255093号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、熱交換器は、熱交換効率の向上、製造の容易化、小型化、軽量化、及び設置スペースの狭小化等が重要な課題とされており、前述したフィンについても、それらの諸点を考慮しつつ更なる構造的工夫が求められている。特に熱交換器のフィンは、製造が容易であるとともに熱交換効率に対する放熱面積や通気抵抗等のバランス等が重要とされる。
【0005】
また、第1チューブ及び第2チューブにそれぞれフィンを装着する場合は、各フィンの間の熱抵抗について考慮する必要もある。つまり、第1チューブを流通する媒体と第2チューブを流通する媒体とがフィンに伝わる熱により熱交換をしてしまうと、これが熱交換効率を低下する原因となる。
【0006】
フィンに伝わる熱による媒体同士の熱交換を防ぐ対策としては、設計上、各フィンの間に若干の隙間を設けることが考えられる。但し、コアに発生するそり等の微妙な寸法誤差によると、フィン同士は結局当接してしまうことから、かかる場合における熱交換効率の低下を防止するための構成が必要とされている。更に、媒体同士の熱交換を防ぐ対策としては、特許文献1のように、第1チューブ及び第2チューブにそれぞれ波形の位相が異なるフィンを装着することにより、フィン同士の接触部位を可及的に低減する構成も知られている。この構成は、媒体同士の熱交換を防ぐ対策として非常に有効ではあるものの、製造面においてはフィンの構成部材を複数種類用いることがやや不利となる。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通風方向の風上に設けられた第1チューブと、通風方向の風下に設けられた第2チューブと、第1チューブ及び第2チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィンとを備えた熱交換器であって、かかるフィンをより合理的に構成してなる熱交換器、を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、通風方向の風上に設けられた第1チューブと、前記通風方向の風下に設けられた第2チューブと、前記第1チューブ及び前記第2チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィンとを備え、前記第1チューブを流通する媒体及び前記第2チューブを流通する媒体が、前記第1チューブ、前記第2チューブ、及び前記フィンに伝わる熱にて熱交換をする熱交換器において、前記第1チューブに装着されたフィンと前記第2チューブに装着されたフィンとは、互いに共通の構成部材を用いてなり、前記フィンの構成部材は、一定のピッチで設けられた複数の頂部と、前記複数の頂部の間に交互に設けられた第1傾斜部及び第2傾斜部とを有し、前記フィンの波形の振幅方向と直交する中心軸Lと前記第1傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとともに、前記中心軸Lと前記第2傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとき、これらはθ≠θ、の関係にあり、前記複数のフィンの構成部材は、前記中心軸Lを平行としつつ、前記第1チューブ側の鋭角θ及び鋭角θと、前記第2チューブ側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転する状態に配置した構成の熱交換器である。このような構成によると、フィンをより合理的に構成してなる熱交換器が得られる。
【0009】
すなわち、本発明の熱交換器は、第1チューブ側のフィンと第2チューブ側のフィンとが互いに共通の構成部材を用いてなるものであり、製造面においては部材共通化による利点が得られる。更に、第1チューブ側の鋭角θ及び鋭角θと、第2チューブ側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転していれば、必然的に、第1チューブ側の第1傾斜部は、第2チューブ側の第1傾斜部及び第2傾斜部に対して非平行となる。且つ、第1チューブ側の第2傾斜部は、第2チューブ側の第1傾斜部及び第2傾斜部に対して非平行となる。従って、各フィンの構成部材を配置する際には、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ側の第1傾斜部と第2チューブ側の第1傾斜部又は第2傾斜部とが線に沿って連続的に接触することはない。また、第1チューブ側の第2傾斜部と第2チューブ側の第1傾斜部又は第2傾斜部とが線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン同士の接触部位が低減され、第1チューブ側と第2チューブ側との間の熱抵抗を十分に確保することが可能となる。
【0010】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記複数の頂部はそれぞれ、互いに異なる第1の曲率Rと第2の曲率Rとを有し、前記複数のフィンの構成部材は、前記第1チューブ側の頂部と、前記第2チューブ側の頂部とが互いに反転する状態に配置した構成の熱交換器である。
【0011】
すなわち、第1チューブ側の頂部と、第2チューブ側の頂部とが互いに反転していれば、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ側の頂部と第2チューブ側の頂部とが曲線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン同士の接触部位は一層低減される。各フィンの頂部はチューブとそれぞれ接触する部位であることから、頂部同士の接触を低減することは、第1チューブ側と第2チューブ側との間の熱抵抗を確保する上で極めて有効である。
【0012】
本願第3請求項に記載した発明は、請求項1において、前記フィンの波形の振幅方向に対して一方の前記頂部の曲率をR、他方の前記頂部の曲率をRとするとき、これらはR≠R、の関係にあり、前記複数のフィンの構成部材は、前記第1チューブ側の前記曲率Rの頂部及び前記曲率Rの頂部と、前記第2チューブ側の前記曲率Rの頂部及び前記曲率Rの頂部とが互いに反転する状態に配置した構成の熱交換器である。
【0013】
すなわち、第1チューブ側の曲率Rの頂部及び曲率Rの頂部と、第2チューブ側の曲率Rの頂部及び曲率Rの頂部とが互いに反転していれば、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ側の頂部と第2チューブ側の頂部とが曲線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン同士の接触部位は一層低減される。各フィンの頂部はチューブとそれぞれ接触する部位であることから、頂部同士の接触を低減することは、第1チューブ側と第2チューブ側との間の熱抵抗を確保する上で極めて有効である。
【0014】
本願第4請求項に記載した発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、当該熱交換器は、その内部の圧力が前記媒体の臨界点を超える冷凍サイクルの放熱器であり、前記媒体は、前記第2チューブを流通した後に前記第1チューブを流通する構成の熱交換器である。ここで、臨界点とは、気層と液層が共存する状態の高温側の限界(つまり高圧側の限界)であり、蒸気圧曲線の一方での終点である。臨界点での圧力、温度、密度は、それぞれ臨界圧力、臨界温度、臨界密度となる。熱交換器の内部において、圧力が媒体の臨界点を上まわると、媒体は凝縮されない。
【0015】
すなわち、本発明の熱交換器は、フィンをより合理的に構成してなる熱交換器であり、その内部の圧力が媒体の臨界点を超える冷凍サイクルの放熱器として好適に利用することが可能である。媒体が凝縮されない放熱器は、媒体が定常的に凝縮される放熱器(つまりコンデンサ)と比較すると、媒体の温度変化が極めて大きいことから、第1チューブ側と第2チューブ側との間の熱抵抗を十分に確保する必要がある。そして本発明は、フィンを合理化することによって超臨界冷凍サイクルの放熱器の性能を向上するという顕著な効果を達成している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1具体例を図1乃至図8に基づいて説明する。図1及び図2に示す本例の熱交換器1は、自動車の車内空調用の冷凍サイクルに用いられる放熱器である。媒体としてはCOを採用しており、熱交換器1の内部の圧力は、気温等の使用条件により、媒体の臨界点を上まわる。
【0017】
この熱交換器1は、偏平状のチューブ210,220とコルゲート型のフィン300とを交互に積層してなる複数のコア110,120と、各チューブ210,220の端部を連通接続した複数のタンク400とを備え、チューブ210,220を流通する媒体がコア110,120に伝わる熱にて熱交換をする構成となっている。各コア110,120の上下側部には、補強部材たるサイドプレート500を設けており、各サイドプレート500の両端部は、それぞれタンク400に支持されている。
【0018】
また、当該熱交換器1は、通風方向の前後に複数のコア110,120を積層し、各コア110,120のチューブ210,220に流れる媒体の向きを互いに対向させる構成となっている。隣接するサイドプレート500同士、又はタンク400同士は、ブラケット600にて支持されている。尚、図中の白矢印は、図示を省略したファンによる風通方向を示している。
【0019】
以下の説明においては、通風方向の風上に設けられたコアを第1コア110とし、通風方向の風下に設けられたコアを第2コア120とする。更に、第1コア110におけるチューブを第1チューブ210とし、第2コア120におけるチューブを第2チューブ220とする。第2チューブ220の一方の端部を接続したタンク400の要所には、媒体を流入する入口部401が設けられており、第1チューブ210の一方の端部を接続したタンク400の要所には、媒体を流出する出口部402が設けられている。また、第2チューブ220の他方の端部を接続したタンク400と、第1チューブ210の他方の端部を接続したタンク400とは、連通部403を介して連通されている。入口部401から熱交換器1の内部に流入した媒体は、第2チューブ220を流通した後に第1チューブ210を流通し、その後に出口部402から熱交換器1の外部に流出する。
【0020】
第1チューブ210、第2チューブ220、フィン300、タンク400、入口部401、出口部402、連通部403、サイドプレート500、及びブラケット600は、それぞれアルミニウム又はアルミニウム合金製の部材からなり、ジグを用いて一体に組み立てるとともに、その組み立て体を炉中で加熱処理して一体にろう付けしている。また、このようなろう付けに際し、各部材の要所には予めろう材及びフラックスが設けられる。
【0021】
尚、熱交換器1における媒体の流通構造は、適宜に設計変更が可能である。例えば、図1及び図2に示す熱交換器1は、連通部403を介して所定のタンク400同士を連通したものであるところ、図3に示すように、1つのタンク400に第1チューブ210の端部及び第2チューブ220の端部を接続すれば、連通部403を省略するとともにタンク400の数を削減することが可能である。
【0022】
本例のフィン300は、第1チューブ210及び第2チューブ220にそれぞれ装着されたコルゲート型のものである。また、第1チューブ210に装着されたフィン300と第2チューブ220に装着されたフィン300とは、互いに共通の構成部材を用いてなるものである。フィン300の構成部材は、帯状の金属素材をロール成形し、これを所定の長さに切断して製造している。その適宜部位には、乱流を発生して媒体の熱交換効率を向上するルーバ(図示はせず)が設けられている。第1チューブ210側のフィン300と第2チューブ220側のフィン300とが互いに共通の構成部材を用いてなるものであれば、製造面においては部材共通化による利点が得られる。
【0023】
図4には、本例のフィン300の波形を示す。同図に示すように、フィン300の構成部材は、一定のピッチで設けられた複数の頂部303と、複数の頂部の間に交互に設けられた第1傾斜部301及び第2傾斜部302とを有している。また、フィン300の波形の振幅方向と直交する中心軸Lと第1傾斜部301とが交差してなる鋭角をθとするとともに、中心軸Lと第2傾斜部302とが交差してなる鋭角をθとするとき、これらはθ≠θ、の関係となっている。そして、複数のフィン300の構成部材は、中心軸Lを平行としつつ、第1チューブ側の鋭角θ及び鋭角θと、第2チューブ側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転する状態に配置されている。
【0024】
また本例の場合、複数の頂部303はそれぞれ、互いに異なる第1の曲率Rと第2の曲率Rとを有し、複数のフィン300の構成部材は、第1チューブ210側の頂部と、第2チューブ220側の頂部とが互いに反転する状態に配置されている。
【0025】
図5乃至図8には、図4に示すフィン300の波形を反転してなる波形を破線表示する。これらの図中の破線は、各図毎に中心軸L方向に漸次相対移動させたものである。
【0026】
つまり、第1チューブ210側の鋭角θ及び鋭角θと、第2チューブ220側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転していれば、必然的に、第1チューブ210側の第1傾斜部301は、第2チューブ220側の第1傾斜部301及び第2傾斜部302に対して非平行となる。且つ、第1チューブ210側の第2傾斜部302は、第2チューブ220側の第1傾斜部301及び第2傾斜部302に対して非平行となる。従って、各フィン300の構成部材を配置する際には、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ210側の第1傾斜部301と第2チューブ220側の第1傾斜部301又は第2傾斜部302とが線に沿って連続的に接触することはない。また、第1チューブ210側の第2傾斜部302と第2チューブ220側の第1傾斜部301又は第2傾斜部302とが線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン300同士の接触部位が低減され、第1チューブ210側と第2チューブ220側との間の熱抵抗を十分に確保することができる。
【0027】
また、第1チューブ210側の頂部303と、第2チューブ220側の頂部303とが互いに反転していれば、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ210側の頂部303と第2チューブ220側の頂部303とが曲線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン300同士の接触部位は一層低減することができる。各フィン300の頂部303はチューブ210,220とそれぞれ接触する部位であることから、頂部303同士の接触を低減することは、第1チューブ210側と第2チューブ220側との間の熱抵抗を確保する上で極めて有効である。
【0028】
以上のように、本例の熱交換器1は、フィン300をより合理的に構成してなるものであり、車内空調用冷凍サイクルの放熱器として好適に利用することができる。勿論、本例におけるフィン300の構成は、その他各種の熱交換器に応用することも可能である。例えば、ラジエータのコアと冷凍サイクルの放熱器のコアとを積層してなる熱交換器であって、第1チューブ及び第2チューブにそれぞれ異なる媒体を流通するものに応用することも可能である。
【0029】
次に、本発明の第2具体例を図9乃至部13に基づいて説明する。図9には、本例のフィン300の波形を示す。本例の場合、フィン300の波形の振幅方向に対して一方の頂部303の曲率をR、他方の頂部303の曲率をRとするとき、これらはR≠R、の関係にあり、複数のフィン300の構成部材は、第1チューブ210側の曲率Rの頂部303及び曲率Rの頂部303と、第2チューブ220側の曲率Rの頂部303及び曲率Rの頂部303とが互いに反転する状態に配置されている。尚、その他の基本構成は前述した具体例と同様である。
【0030】
図10乃至図13には、図9に示すフィン300の波形を反転してなる波形を破線表示する。これらの図中の破線は、各図毎に中心軸L方向に漸次相対移動させたものである。
【0031】
つまり、第1チューブ210側の曲率Rの頂部303及び曲率Rの頂部303と、第2チューブ220側の曲率Rの頂部303及び曲率Rの頂部303とが互いに反転していれば、各構成部材を中心軸L方向にどのように相対移動させても、第1チューブ210側の頂部303と第2チューブ220側の頂部303とが曲線に沿って連続的に接触することはない。その結果、フィン300同士の接触部位は一層低減することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、フィンをより合理的に構成してなる熱交換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、熱交換器を示す左上斜視図である。
【図2】本発明の具体例に係り、熱交換器を示す右上斜視図である。
【図3】本発明の具体例に係り、熱交換器を示す右上斜視図である。
【図4】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図5】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図6】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図7】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図8】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図9】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図11】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図12】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【図13】本発明の具体例に係り、フィンの波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
110 第1コア
120 第2コア
210 第1チューブ
220 第2チューブ
300 フィン
301 第1傾斜部
302 第2傾斜部
303 頂部
400 タンク
401 入口部
402 出口部
403 連通部
500 サイドプレート
600 ブラケット

Claims (4)

  1. 通風方向の風上に設けられた第1チューブと、前記通風方向の風下に設けられた第2チューブと、前記第1チューブ及び前記第2チューブにそれぞれ装着された複数のコルゲート型のフィンとを備え、前記第1チューブを流通する媒体及び前記第2チューブを流通する媒体が、前記第1チューブ、前記第2チューブ、及び前記フィンに伝わる熱にて熱交換をする熱交換器において、前記第1チューブに装着されたフィンと前記第2チューブに装着されたフィンとは、互いに共通の構成部材を用いてなり、
    前記フィンの構成部材は、一定のピッチで設けられた複数の頂部と、前記複数の頂部の間に交互に設けられた第1傾斜部及び第2傾斜部とを有し、
    前記フィンの波形の振幅方向と直交する中心軸Lと前記第1傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとともに、前記中心軸Lと前記第2傾斜部とが交差してなる鋭角をθとするとき、これらはθ≠θ、の関係にあり、
    前記複数のフィンの構成部材は、前記中心軸Lを平行としつつ、前記第1チューブ側の鋭角θ及び鋭角θと、前記第2チューブ側の鋭角θ及び鋭角θとが互いに反転する状態に配置したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記複数の頂部はそれぞれ、互いに異なる第1の曲率Rと第2の曲率Rとを有し、
    前記複数のフィンの構成部材は、前記第1チューブ側の前記頂部における前記第1の曲率R及び前記第2の曲率Rと、前記第2チューブ側の前記頂部における前記第1の曲率R及び前記第2の曲率Rとが互いに反転する状態に配置したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記フィンの波形の振幅方向に対して一方の前記頂部の曲率をR、他方の前記頂部の曲率をRとするとき、これらはR≠R、の関係にあり、
    前記複数のフィンの構成部材は、前記第1チューブ側の頂部と、前記第2チューブ側の頂部とが互いに反転する状態に配置したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 当該熱交換器は、その内部の圧力が前記媒体の臨界点を超える冷凍サイクルの放熱器であり、前記媒体は、前記第2チューブを流通した後に前記第1チューブを流通することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の熱交換器。
JP2003207741A 2003-08-18 2003-08-18 熱交換器 Pending JP2005061648A (ja)

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