JP2004269523A - フラーレン外用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定で効果に優れたフラーレン外用組成物を提供する。
【解決手段】 フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類、のうち少なくても一種を含み、pHが3から10であり、遷移金属化合物の合計濃度が0.1%以下であり、保存安定剤、非イオン界面活性剤、アスコルビン酸誘導体、紫外線防御剤のうち少なくても一種を含有することにより安定なフラーレン外用組成物とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、フラーレンを用いた安定な外用組成物に関するものである。
従来より、肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善などにアスコルビン酸やその誘導体、美白剤、抗炎症剤、抗酸化剤などが配合された乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、軟膏、分散液等の外用組成物が用いられてきた。アスコルビン酸誘導体を代表とする抗酸化剤は、皮膚の老化及びトラブルが活性酸素傷害から起因することから外用組成物の有効成分として多用されるようになっている。
また、一部のファンデーションにUV遮蔽成分として木炭粉、フラーレン等の炭素材が用いられてきてもいる。これら炭素材のうち、近年、その機能において注目されているのがフラーレンであるが、このものを増量剤または顔料として用いたメーキャップ用化粧組成物がすでに提案されてもいる(特許文献1)
しかし、これらの従来の抗酸化剤を利用して外用組成物に応用使用しても肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善などに十分な効果を発揮できなかった。
なかでも、上記のように注目されているフラーレンが抗酸化力を有していることは既に公知であるが、この抗酸化力を外用組成物に応用使用したところ、フラーレンの強い抗酸化力によりフラーレンが酸化されやすく外用組成物に配合しても製剤中不安定であるという問題があった。つまり、フラーレンの強い抗酸化力により外用組成物中で還元性を発揮し急速に酸化される。その結果として皮膚に投与されたときに抗酸化力が減少し、弱まり、又は失活し十分な効果を発揮できないという深刻な問題があった。
また、フラーレンを外用剤として塗布しても、その有効成分が酸化分解され、一部のフラーレンが皮膚上で紫外線などの影響によりフリーラジカルに変化することから抗酸化剤としての効果が不十分であり外用剤としての改善、治療効果を発揮できず防御や予防的効果に留まっていた。
また、これらのフラーレンの酸化の問題から主成分をフラーレン単独での処方では、肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善に十分な効果が得られないという問題があった。
特許第2524476号公報
本発明は、以上のとおりの背景から、従来の問題点を解消し、優れた活性が維持可能とされるフラーレンの新しい安定化外用組成物を提供し、また、この組成物を基礎として、外用剤としての皮膚処方効果が良好に発揮可能とされる新しいフラーレン組成物を提供することを課題としている。
本発明者らは、フラーレン配合外用組成物の安定性を向上させ外用剤としての効果を向上させるべく鋭意検討を行った結果、フラーレン含有外用剤の処方においてpHが3から10であり、遷移金属化合物の合計濃度が0.1%以下であり、保存安定剤、非イオン界面活性剤、アスコルビン酸誘導体、紫外線防御剤のうち少なくても1種を含有することにより、劇的にフラーレン配合外用製剤の安定性を向上させることが可能であることを見出した。さらにこの処方に美白成分、抗炎症成分、抗酸化成分のうち少なくても1種を含有することにより、通常処方では防御、予防効果しか示されなかった肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善の治療効果が劇的に増強されることを見出している。
本発明はこのような新しい知見に基づいて完成されている。
すなわち、本発明においては、フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類のうち少くとも一種を含み、pHが3から10であり、遷移金属化合物の合計濃度が0.1%以下であり、かつ、以下のA成分からD成分のうちの少くとも一種を含有することを特徴とする安定なフラーレン外用組成物を提供する。
(A)0.01%から10%重量の保存安定化剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩類
(B)0.01%から50%重量の非イオン界面活性剤
(C)0.01%から20%重量のアスコルビン酸又はその誘導体又はその塩類
(D)0.001%から50%重量の紫外線防御剤。
そして本発明は、このような安定なフラーレン外用組成物に、以下のE成分からG成分のうちの少くとも一種を含有するフラーレン外用組成物も提供する。
(E)0.01%から20%重量の美白成分
(F)0.001%から10%重量の抗炎症成分
(G)0.001%から10%重量の抗炎症成分
本発明によれば、フラーレンを外用組成物中では抗酸化活性を示さず安定に保ち、皮膚に塗布吸収された後はじめてその抗酸化力を効率よく発揮し、様々な皮膚傷害に対し明確な改善、治療効果を有する外用組成物が提供される。
また、本発明によるフラーレン含有組成物は、肌の美白、ニキビの改善、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の改善、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの改善、肌の殺菌、肌の殺ダニ、肌のキメの改善等の明確な治療効果を発揮することができる。
本発明の実施の形態について、以下詳細に説明する。
本発明のフラーレン(Fullerene) はグラファイト(黒鉛)・ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素の総称であるが、フラーレンを構成する原子は黒鉛中の炭素と同じ種類であり、60個以上の炭素原子が強く結合して球状あるいは、チューブ状に閉じたネットワーク構造を形成している炭素原子構造体である。フラーレンの代表例であるC60はサッカーボールと同じ形をした球形分子で、直径は約0.7ナノメートル(1ナノは10億分の1メートル)といわれている。
C60は1985年にクロトー博士(サセックス大学教授)・スモーリー博士(ライス大学教授)・カール博士(ライス大学教授)の3名により発見され公知となっている。1990年にホフマン博士(アリゾナ大学教授)・クレッチュマー博士(マックスプランク研究所)の共同開発チームがこれを単離することに成功している。また、米国のATTベル研究所がフラーレン薄膜に金属カリウムをドープして18Kという高い転移温度を持つ超伝導体を作り出している。
本発明のフラーレンについては、C60、C70あるいはこれらの混合物をはじめとして各種のものであってよい。たとえばこの出願の発明のフラーレンには、メチレン鎖等のアルキレン鎖を介して複数のフラーレンが結合したものや、アルキレン鎖が、フラーレン骨格の異なる位置の炭素原子に結合するものであってもよい。
また、フラーレン含誘導体については、フラーレン骨格の炭素原子に直接的に、あるいはアルキレン鎖等の炭素鎖を介して水酸基や酸素やリン、窒素、炭素等が結合するものでもよい。
たとえば水酸化率が50/モル・フラーレン以下程度の−OH基(水酸基)が直接結合した水酸化フラーレン等が例示される。
本発明のフラーレン、及びフラーレン誘導体とは、例えばフラーレン60の誘導体としては、フラーレン分子一個に対して修飾基が1個から40個結合していればよく、例えばフラーレン70の誘導体としては、フラーレン分子一個に対して修飾基が1個から50個結合していればよく、この修飾基は、各々独立に水酸基またはその水酸基と無機もしくは有機酸とのエステル基または糖との配糖体基、もしくは水酸基とケトンとのケタール基もしくはアルデヒドとのアセタール基であればよく、このフラーレン修飾化合物またはその塩及びそこから選択される少くとも一種であればよい。本発明のフラーレンは、C60フラーレン、C70フラーレン又はナノチューブフラーレンでもよく、それから選択させる一種以上の混合物でも良い。また、フラーレンの未生成物であるカーボンブラック(フラーレン類を含むすす)が残存したフラーレンでもよく、フラーレン中のカーボンブラックの濃度が0〜98%重量のものであればよい。
本発明のフラーレン、及びフラーレン誘導体には、たとえば以上のようなフラーレンまたはフラーレン誘導体を修飾もしくは包接する有機化合物でもよく、その例としては、有機オリゴマー、有機ポリマーおよび包接化合物または包接錯体が形成可能なシクロデキストリンやクラウンエーテルもしくはそれらの類縁化合物の一種または二種以上のものであってもよい。
有機オリゴマーや有機ポリマーとしては、たとえば、カルボン酸エステル類、アルコール類、糖類、多糖類、多価アルコール類、ポリエチレングリコール、ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、等のポリアルキレングリコール又は多価アルコール類の重合体、デキストラン、プルラン、デンプン、ヒドロキシエチルデンプン及びヒドロキシプロピルデンプンのようなデンプン誘導体を含む非イオン性水溶性高分子、アルギン酸、ヒアルロン酸、キトサン、キチン誘導体、並びにこれらの高分子のアニオン性又はカチオン性誘導体及びこれらの高分子グリセリン及び脂肪酸類、油類、炭酸プロピレン、ラウリルアルコール、エトキシル化ひまし油、ポリソルベート類、及びこれらのエステル類又はエーテル類、及びこれらの重合体、及びこれらのポリエステル重合体類、ポリビニルピロリドン等のピロリドン重合体類、不飽和アルコール重合体類のエステル類またはエーテル類およびポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体等のものがフラーレン又はその誘導体に結合したものが好ましく、それらの一種以上の混合物であってもよい。
本発明の安定なフラーレン含有外用組成物に水分を含む場合のそのpHは、フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類の原体のpHにより異なるが、通常pHが3から10の範囲にあればフラーレン及びその誘導体を安定に配合することができる。
フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類の原体の20℃、0.5%重量水溶液のpHを測定し小数点以下の数字を四捨五入した数字をn(nは0から14までの整数)とするとき、nが3から10の場合は、本発明の安定な外用組成物のpHは、n±2の範囲でかつpH3から10の範囲でpHを調整するとよい。また、フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類の原体の20℃、0.5%重量水溶液のpHの四捨五入した数字をnとするとき、nが3以下の場合は、本発明の安定なフラーレン外用剤のpHは3から4の範囲とし、nのpHが10以上の場合はpH9から10とするのが良い。いずれにしても本発明の安定なフラーレン含有外用組成物のpHは3から10の範囲とする。
pH調整剤としては特に限定されないが本発明のA成分としての保存安定化剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩を使用するのが好ましい。化粧品原料には、安全性の確保のために通常重金属の濃度上限が決められており、一般にヒ素含量として10ppm以下の制限がある。しかし、遷移金属についてはその安全性が比較的高いため濃度上限は通常決められていないのが普通である。しかし、本発明のフラーレン含有外用組成物の処方においては遷移金属の含有濃度が低濃度でもその安定性に大きな問題となることが判明した。実際、化粧品のパッケージに利用されるガラス容器や化粧品原料に使用される水、酸化チタンや酸化亜鉛、珪藻土等化粧品に多く利用される原料のなかに鉄などの遷移金属が多量に混入しているケースがありこれらの遷移金属がフラーレンの安定性を著しく損ねるケースが認められた。
本発明のA成分としての保存安定剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩とは、エリソルビン酸及びその塩、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロールおよびその誘導体、ポルフィリン、ブチルヒドロキシアニソール、亜硫酸水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、没食子酸及びその誘導体、アラニン、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸及びその塩、クエン酸及びその塩、グルコン酸、酒石酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムからなる群より選ばれる少なくとも一種であることが好ましく、その配合量は、外用組成物の全重量に対して0.01%から50%重量の範囲で、好ましくは0.1%から5%重量の範囲で添加すればよい。塩としては、特に限定されないがその皮膚に対する安全性から遷移金属以外の金属が望ましく特にナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムが望ましい。
本発明のB成分としての非イオン界面活性剤としては、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPセチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOEエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、ラウリン酸モノエタノールアミド等のアルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸、ポリグリセリン脂肪酸エステルより選ばれる少なくとも一種であることが好ましく、また、その配合量としては、0.01%から50%重量の範囲であればよく、より好ましくは、0.1から5%重量の範囲である。
本発明のC成分としてのアスコルビン酸又はその誘導体又はその塩類は次の一般式(1)で示されるものが好ましい。
Figure 2004269523
(式中、R1、R2、R3及びR4は、各々独立に水酸基またはその水酸基と無機もしくは有機酸とのエステル基または糖との配糖体基、もしくはその水酸基のうち隣接した2個の水酸基とケトンとのケタール基もしくはアルデヒドとのアセタール基を示す。ただしR1及びR2は、同時に水酸基であることはない。)
具体的には以下のアスコルビン酸及びその誘導体を好適に使用することができる。
本発明に用いられるアスコルビン酸誘導体としては、アスコルビン酸そのものを使用することもでき、アスコルビン酸としてはL体、D体またはDL体のいずれでもよく、無機酸または有機酸とのエステル、糖との配糖体、あるいはアスコルビン酸の水酸基のうち隣接した2個の水酸基とケトンと結合したケタールまたはアルデヒドと結合したアセタールであってもよい。
この場合の無機酸としては、リン酸、ジリン酸、トリリン酸、硫酸などが挙げられ好ましくはリン酸である。有機酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸などが挙げられ、パルミチン酸などの高級脂肪酸が特に好ましい。糖としては、グルコース、スクロース、フラクトースなどであり、特にグルコースが好ましい。ケトンとしてはアセトン、メチルエチルケトンが挙げられ、アルデヒドとしてはアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒドなどを挙げることができる。塩とする時は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどを挙げることができ、ナトリウム塩、マグネシウム塩が特に好ましい。
このようなアスコルビン酸誘導体の具体例としては、例えばアスコルビン酸2−リン酸、アスコルビン酸2−二リン酸、アスコルビン酸2−三リン酸、アスコロルン酸2−ポリリン酸、アスコルビン酸2−リン酸ジエステル、アスコルビン酸2−リン酸6−パルミチン酸、アスコルビン酸2−リン酸6−ミリスチン酸、アスコルビン酸2−リン酸6−ステアリン酸、アスコルビン酸2−リン酸6−オレイン酸、アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸2−グルコシド6−パルミチン酸、アスコルビン酸2−グルコシド6−ミリスチン酸、アスコルビン酸2−グルコシド6−ステアリン酸、アスコルビン酸2−グルコシド6−オレイン酸、アスコルビン酸2−硫酸などのアスコルビン酸エステル類、L−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等の誘導体等であり、これらの塩であるナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩等でも良い。更に具体的には、パルミチン酸L−アスコルビン酸、ジパルミチン酸L−アスコルビン酸、イソパルミチン酸L−アスコルビン酸、ジイソパルミチン酸L−アスコルビン酸、テトライソパルミチン酸L−アスコルビン酸、ステアリン酸L−アスコルビン酸、ジステアリン酸L−アスコルビン酸、イソステアリン酸L−アスコルビン酸、ジイソステアリン酸L−アスコルビン酸、ミリスチン酸L−アスコルビン酸、ジミリスチン酸L−アスコルビン酸、イソミリスチン酸L−アスコルビン酸、ジイソミリスチン酸L−アスコルビン酸、オレイン酸L−アスコルビン酸、ジオレイン酸L−アスコルビン酸2−エチルヘキサン酸L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸アルミニウム等であり、およびこれらのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、アルキル置換アンモニウム塩、ヒドロキシアルキル置換アンモニウム塩等が挙げられる。
また、これらアスコルビン酸誘導体がポリマー鎖に結合している形状でもよい。水溶性等の製剤上の利便性と誘導体の化学的安定性、さらに効果の点から、特にアスコルビン酸2−リン酸およびアスコルビン酸2−グルコシド、および特にこれらの上記塩類が好ましい。本発明に使用されるアスコルビン酸誘導体の配合量は、特に限定が無く、用途に応じて適宜決定されるが、重量濃度で0.01〜20%が好ましく、効果と製剤上の利便性の点から、特に0.1〜10重量%が好ましい。
本発明のD成分としての紫外線防御剤としては、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、メトキシケイ皮酸オクチル、ジイソプロピルケイ皮酸メチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤−2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸ブチル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸アミル等の安息香酸系紫外線吸収剤、サリチル酸2−エチルヘキシル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸メチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸アミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸イソプロピルベンジル、サリチル酸カリウム等のサリチル酸系紫外線吸収剤、4−t−ブチル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−メトキシジベンゾイルメタン、4−t−ブチル−4′−ヒドロキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤、メンチル−O−アミノベンゾエート−2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート−2−(2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メンチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛等が挙げられる。これらの金属酸化物はシリカ被覆されたもので良い。紫外線防御剤の配合量としては0.001から50%重量であればよく、好ましくは0.01から10%重量である。
本発明のE成分としての美白成分とは、システイン及びその誘導体並びにその塩、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、胎盤抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、グルタチオンから選ばれる少なくとも一種であることが好ましく、その配合量は0.001%から20%重量であればよく、好ましくは0.5%から5%重量である。
本発明のF成分としての抗炎症剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム等、β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム等のグリチルリチン酸、若しくはグリチルレチン酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパンテノール及びその誘導体並びにそれらの塩、ε−アミノカプロン酸、ジクロフェナクナトリウム、トラネキサム酸等が挙げられる。配合量としては0.001から10%重量であり、より好ましくは0.01から5%重量である。
本発明のG成分としての抗酸化剤としては、スーパーオキシドディスムターゼ、マンニトール、ヒスチジン、トリプトファン、ビリルビン、クエルセチン、クエルシトリン、ポリフェノール、プロアントシアニジン、トコトリエノール、カテキン、カテキン誘導体、ルチン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体等、ユビキノン、アスタキサンチン、カロチン、及びその他のパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体、レチナール及びその誘導体、デヒドロレチナール、カロチン、リコピン、アスタキサンチン等のカロチノイド、カロチノイド類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等のピリドキシン類、フラビ、アデニヌクレチオド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB類;エルゴカルシフェロール、コレカルフェロール、ジヒドロキシスタナール等のビタミンD類;d1−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸d1−α−トコフェロール、ニコチンd1−α−トコフェロール、リノール酸d1−α−トコフェロール、コハク酸d1−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等のビタミンE類、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。配合量としては0.001から10%重量であり、より好ましくは0.01から5%重量である。
これらの美白剤、抗炎症剤、抗酸化剤は、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明において、外用組成物中のフラーレンの安定化のためには、pHが3から10であり、且つ上記の(A成分)保存安定剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩類(B成分)非イオン界面活性剤、(C成分)アスコルビン酸誘導体、(D成分)紫外線防御剤のうち少なくても一種を含有することが必要である。
また、本発明のフラーレン含有外用組成物には、安定性だけでなく具体的な治療効果を発揮させるためには、pHが3から10であり、且つ上記のA〜D成分のうちの少なくても一種を含有するのに加え、上記に示された(E成分)美白成分、(F成分)抗炎症成分、(G成分)抗酸化成分のうち少くても一種を含有させる。これにより、本発明のフラーレン含有外用組成物は肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善に対して治療効果を持つことができる。
また、これら効果を得るのに必要な本発明の外用組成物中のフラーレンの濃度は、フラーレン、又はその誘導体、又はその包接物等によって異なるが、0.001%〜100%重量であればよい。この100%重量とはフラーレンの原体粉末そのものを外用組成物として処方する事もできる。但し使用感を考慮すると0.01〜10%重量が好ましい。この濃度でフラーレンが含有された本発明の外用組成物の皮膚への塗布量は皮膚面積1平方cm当たり0.1mgから10gであり、使用感から好ましくは1mgから0.5gであるのが望ましい。
本発明の外用組成物は、常法に従い、上記の各成分を通常の外用組成物として知られる種々の形態の基剤に配合して調製することができる。例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、オイル、ネイルケアプロダクト、リップクリーム、育毛剤、養毛剤、入浴剤、制汗剤等の基礎化粧料、シャンプー、リンス等の洗顔料や全身洗浄料、ファンデーション、白粉、メーキャップ用下地等のメーキャップ化粧料、軟膏、分散液等の外用医薬品等とすることができ、液状、多層状、乳液状、ペースト状、ゲル状、固形状、粉末状、顆粒状等種々の形態を選択することができる。
また、本発明の外用組成物には、上記各成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、すなわち水(精製水、温泉水、深層水等)油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、保湿剤、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、PH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン類、細胞賦活剤、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、活性酸素消去剤、角質溶解剤、酵素等を適宜一種又は二種以上を0.001から90%重量の範囲でさらに好ましくは0.01から50%重量の範囲で添加することができる。
油剤としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、天然系油であるか、合成油であるか、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等、いずれの油剤も使用することができる。例えば、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等の炭化水素類、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ等のロウ類、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、硬化油、タートル油、豚脂、馬脂、ミンク油、肝油、卵黄油等の動物油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のラノリン誘導体、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール−2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、シトステロール、ラノステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)等の高級アルコール、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール−2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セパシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油、アセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、トリイソパルミチン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド等のグリセライド油、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコンゴム、シリコーンレジン等のシリコーン油、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤が挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の活性剤があるが、本発明では非イオン界面活性剤が使用できる。
但し、本発明の請求項1に規定された(A成分)保存安定剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩類が配合された場合は、アニオン性、カチオン性、及び両性の活性剤を0.01から10%の範囲で使用することができる。このとき使用できるアニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウムやパルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等;カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等;非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等;両性界面活性剤としては、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等が挙げられるがこれらに限定されない。
金属セッケンとしては、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等が挙げられる。
ゲル化剤としては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
粉体としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば、無機粉体としては、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、モンモリロナイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、ラウロイルリジン等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ一酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体で、これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なった粉体でもよい。
アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、エリスリトール、マルチトール、マルトース、キシリトール、キシロース、トレハロース、イノシトール、グルコース、マンニトール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール等がある。
水溶性高分子としては、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムチン、デルマタン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸から選ばれるムコ多糖類及びその塩、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライト等の無機系水溶性高分子等がある。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、ペンタジオール、アイチュリン、サーファクチン、ポリグリシン、エタノール、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
PH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、清涼剤としては、L−メントール、カンフル等が挙げられる。
動物由来及び微生物由来の抽出物としては、例えば、ブタ、ウシ等の血液抽出液、血清除蛋白抽出物、脾臓抽出物、トリの卵成分、鶏冠抽出物、魚肉抽出物、イカスミ、キチン、キトサン、貝殻抽出物、貝肉抽出物、ローヤルゼリー、シルクプロテイン及びその分解物又はそれらの誘導体、ヘモグロビン又はその分解物、牛乳、カゼイン及びその誘導体又はそれらの分解物、ラクトフェリン又はその分解物、コラーゲン及びその誘導体又はそれらの加水分解物、エラスチン及びその誘導体又はそれらの加水分解物、ケラチン及びその誘導体又はそれらの分解物等、哺乳類、鳥類、魚類、軟体動物類、甲殻類、貝類、昆虫類等の動物由来抽出物;酵母代謝物、醗酵代謝産物、酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物等の微生物由来の抽出物が挙げられる。
本発明の外用剤に添加可能な天然抽出物としては、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、胎盤抽出物、カロチノイド類及びこれらを含有する動植物抽出物、ネオアガロビオース、アガロースオリゴサッカライド、アスパラガス抽出物、イブキトラノオ抽出物、エンドウ豆抽出物、エイジツ抽出物、オウゴン抽出物、オノニス抽出物、海藻抽出物、キイチゴ抽出物、クジン抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、リノール酸を含有する植物油、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ抽出物、シラユリ抽出物、シャクヤク抽出物、センプクカ抽出物、ソウハクヒ抽出物、大豆抽出物、茶抽出物、トウキ抽出物、糖蜜抽出物、ビャクレン抽出物、ブナノキ抽出物、ブドウ種子抽出物、フローデマニータ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヨクイニン抽出物及び羅漢果抽出物、アスパラガス、アカネ、アカブドウ、アカメガシワ、アケビ、アサ、アサガオ、アズキ、アセンヤク、アマチャ、アマチャヅル、イタドリ、イチジク、イチョウ、イランイラン、ウツボグサ、ウメ、ウワウルシ、ウンシュウミカン、エゾウコギ、エビスグサ、エンジュ、エンドウ、オオバコ、オクラ、オグルマ、オニグルミ、オミナエシ、オランダイチゴ、カキ、カキドウシ、カシュウ、カシュー、カノコソウ、カラスウリ、カリン、ガラナ、キキョウ、キク、キササゲ、ギシギシ、ギムネマ・シルベスタ、キンミズヒキ、グアバ、クコ、クズ、クスノキ、クリ、ケイケットウ、ゲッケイジュ、ケイヒ、ゴショイチゴ、コショウ、コーヒー、ゴマノハグサ、コロンボ、サザンカ、サンショウ、サフラン、サクラ、ザクロ、サンズコン、サンペンズ、シオン、ショウブ、スイカ、ステビア、スモモ、セイヨウキズタ、セイヨウナシ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウネズ、セイヨウワサビ、セキショウ、セリ、セネガ、センナ、ダイオウ、ダイダイ、タマリンド、タラノキ、タンポポ、チコリ、チョウジ、チョウセンゴミシ、チョレイ、ツキミソウ、ツボクサ、ツユクサ、ツルナ、テウチグルミ、トウガン、トチュウ、トロロアオイ、ナズナ、ナツミカン、ナンテン、ニガキ、ノゴギリソウ、パイナップル、ハイビスカス、パパイヤ、バジル、ハス、ハダカムギ、ヒオウギ、ピーナツ、ヒキオコシ、ヒシ、ピスタチオ、ヒバ、ヒメマツタケ、ビャクシ、ビワ、フキタンポポ、フシノキ、フジバカマ、ブルーベリー、ボウフウ、ホオズキ、ホオノキ、ボケ、マイカイ、マオウ、マンゴー、マンネンタケ、ミシマサイコ、ミソハギ、ミツバ、ミモザ、メリロート、メロン、モクレン、モモルディカ・グロスベノリィ、モロヘイヤ、モヤシ、ヤクチ、ヤクモソウ、ガグルマソウ、ヤシ、ヤシャジツ、ヤドリギ、ヤナギタデ、ヤマゴボウ、ヤマモモ、ユズリハ、ヨモギ、ライムギ、ラン、リュウガン、リンゴ、レイシ、レンギョウ等が挙げられる。
ビタミン類としては、リノレン酸及びその誘導体等のブタミンF類;フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール等のビタミンK類;エリオシトリン、ヘスペリジン等のビタミンP類、;その他、ビオチン、カルチニン、フェルラ酸等が挙げられる。
アミノ酸類としては、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、シスチン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、オルチニン、シトルリン、テアニン等のアミノ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、あるいはピロリドンカルボン酸等のアミノ酸誘導体またはその誘導体等が挙げられる。核酸関連物質としては、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン二リン酸、アデノシン一リン酸から選ばれるアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、サイクリックAMP、サイクリックGMP、フラビンアデニンヌクレオチド、グアニン、アデニン、シトシン、チミン、キサンチン及びそれらの誘導体であるカフェイン、テオフィリン並びにそれらの塩、ホルモンとしては、エストラジオール、エテニルエストラジオール等が挙げられる。酵素としては、リパーゼ、パパイン等が挙げられる。
血行促進剤としては、ノニル酸ワレニルアミド、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、α−ボルネオール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等、皮膚収斂剤としては、タンニン酸等が挙げられ、抗脂漏剤としては、イオウ、チアントロール等があげられる。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。
まず、以下の配合で本発明の外用剤に配合するフラーレン及びその誘導体、その包接体F1〜F7を調製した。
<F1> C60フラーレン,C70フラーレンを含む混合フラーレン粉体(平均分子量744)以下F1を混合フラーレンと略す。
<F2> C60フラーレン粉体(分子量720)
<F3> PEG修飾フラーレン(平均分子量20000/70mg/ml)(純水溶液)
PEG:分子量5200:修飾比率1−4mol/mol fullerene、混合フラーレン:744、混合フラーレン濃度:2mg/ml)
<F4> PVP包接フラーレン(平均分子量40,000/70mg/ml(純水溶液)、PVP:分子量40,000、混合フラーレン:744、混合フラーレン濃度:0.3mg/ml)
<F5> CD包接フラーレン(平均分子量1235/4.8mg/ml(純水溶液)、gamma −CD(シクロデキストン):分子量1297:混合比率4mol/mol fullerence、混合フラーレン:分子量744、混合フラーレンン濃度:0.3mg/ml)
<F6> 水酸化フラーレン:平均分子量958.7/粉体(水溶性固体)、水酸化率14 OH group/molecule
<F7> 混合フラーレン/イソステアリン酸:平均分子量744/5mg/g(溶媒のイソステアリン酸:分子量284)
以上のF1〜F7のフラーレン試料を以下の実施例において配合成分として用いた。
(実施例1)
(1)以下の組成処方に従って本発明のローションと比較対照のためのローションを調整した。
本発明のローション1
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は54ppmであった)
本発明のローション2
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
本発明のローション3
F1 0.1%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は61ppmであった)
本発明のローション4
F1 0.1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は40ppmであった)
本発明のローション5
F1 0.1%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は32ppmであった)
対照ローション1
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
酸化亜鉛 0.1%
酸化第二鉄 0.1%
対照ローション2
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを10.5に調整)
精製水 残量
対照ローション3
F1 0.1%
キサンタンガム 0.1%
精製水 残量
(2)上記のローション1から8を使用して45℃、3ヶ月間の安定性試験を行なった結果、安定性試験前と終了後のローションの過酸化水素添加後のESRトラッピング法によるヒドロキシラジカル消去活性を測定しその残存活性を%で示した結果を以下の表1に示した。
Figure 2004269523
以上の結果より本発明のフラーレン外用組成物の活性が維持され、高い安定性を示すことが確認された。
(実施例2)
(1)以下の組成処方に従って本発明のローションと比較対照のためのローションを調製した。
本発明のローション1
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は54ppmであった)
本発明のローション6
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
グラブリジン
グリチルリチン酸
ニコチン酸アミド
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
本発明のローション7
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
グラブリジン 0.05%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
本発明のローション8
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
グリチルリチン酸2K 0.5%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
本発明のローション9
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
ニコチン酸アミド 0.1%
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
対照ローション4
F1 0.1%
精製水 残量
対照ローション5
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
ニコチン酸アミド
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
(2)上記の各ローションを使用してモルモット皮膚紫外線惹起色素沈着に対する消退効果を評価した。
試験方法は次のとおりとした。すなわち、褐色モルモット(各群20匹)の背部を剃毛し、UV−B領域の紫外線を最小紅斑量(MED)を1日1回、2日置きに計4回照射し、色素沈着を誘導した。この色素沈着部位に1日2回、4週間にわたり、試験ローションを連続塗布することにより色素沈着に対する消退効果を調べた。評価は、目視評価により以下の評価基準に従って行った。
(評価基準)
〔スコア〕〔状態〕
0:色素沈着が全く認められない 1:ごくわずか色素沈着が認められる 2:色素沈着は認められるが非照射部位との境界は不明瞭 3:色素沈着が認められ、非照射部位との境界は鮮明
上記評価基準に従い、それぞれの評点が1点以下であるモルモットが20匹中何匹いたかを数え、以下の判定基準に従って判定した。
(判定基準)
<判 定><内 容>著 効 20匹中、評点1点以下のモルモット数が16匹以上である。
有 効 20匹中、評点1点以下のモルモット数が12匹〜14匹である。
やや有効 20匹中、評点1点以下のモルモット数が8匹〜10匹である。
無 効 20匹中、評点1点以下のモルモット数が6匹以下である。
(結果)
判定結果を次の表2に示した。
Figure 2004269523
表2の結果に示されるように、リン酸L−アスコルビン酸マグネシウムと植物抽出物と抗炎症剤、抗酸化剤から選ばれる薬効剤の一種と、更には紫外線防御剤とを組み合わせた試料は、これらを皮膚に適用することにより、色素消退効果を示すことが明らかになった。
(実施例3)
(1)前記の本発明のローション6とともに、以下の組成のプラセボローションを調製した。
本発明のローション6
F1 0.1%
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
グラブリジン
グリチルリチン酸
ニコチン酸アミド
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
プラセボローション
クエン酸 1.0%
L−アスコルビン酸2−リン酸Na 1%
POEソルビタンモノオレエート 0.5%
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1%
キサンタンガム 0.1%
グラブリジン
グリチルリチン酸
ニコチン酸アミド
NaOH(pHを8に調整)
精製水 残量
(上記ローションの総遷移金属含量は50ppmであった)
(2)美容皮膚科に訪れた患者のうち、肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善を訴える患者、15才から75才の男女各グループ20人づつを選び、上記の本発明のローション6を使用するグループとプラセボのグループの2グループに分け、59日から97日間朝晩二回患部に塗布してその結果をスコアに基づきアンケート調査した。評価基準、判定基準は以下のとおりとした。その結果を表3にまとめた。
(評価基準)
〔スコア〕〔状態〕
0:著効が認められる 1:効果あり 2:ごくわずか効果が認められる 3:効果無し
上記評価基準に従い、それぞれの評点が1点以下である患者が20人中何人いたかを数え、以下の判定基準に従って判定した。
(判定基準)
<判 定><内 容>著 効 20人中、評点1点以下の患者が16人以上である。
有 効 20人中、評点1点以下の患者が12〜14人である。
やや有効 20人中、評点1点以下の患者が8〜10人である。
無 効 20人中、評点1点以下の患者が6人以下である。
Figure 2004269523
この結果、本発明のフラーレン含有外用組成物において肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、皮膚のキメの改善の全ての対象疾患において優れた効果が認められた。
(実施例4)
次に示す処方で化粧水を調製した。
(処方)(以下重量%で示す。)
(1)F1:0.5,(2)1,3−ブチレングリコール:6.5,(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2 モノラウリン酸エステル:1.0,(4)エチルアルコール:8.0,(5)ウーロン茶抽出物*1:1.0,(6)海藻抽出物*2:1.0,(7)リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム*3:0.5,(8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム*4:1.0,(9)ε−アミノカプロン酸*5:0.2,(10)防腐剤 適量,(11)香料 適量,(12)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記化粧水の総遷移金属含有は100ppm以下であった。)*1 丸善製薬社製 *2 一丸ファルコス社製 *3 和光純薬社製 *4 メルク社製 *5 シグマ社製)
(実施例5)
次に示す処方で化粧水を調製した。
(処方)(以下重量%で示す。)
(1)F2:0.5,(2)1,3−ブチレングリコール:6.5,(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2 モノラウリン酸エステル:0.5,(4)エチルアルコール:8.0,(5)ウーロン茶抽出物*1:1.0,(6)海藻抽出物*2:1.0,(7)リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム*3:0.5,(8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム*4:1.0,(9)ε−アミノカプロン酸*5:0.2,(10)防腐剤 適量,(11)香料 適量,(12)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記化粧水の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)
*1 丸善製薬社製 *2 一丸ファルコス社製 *3 和光純薬社製 *4メルク社製 *5 シグマ社製
(実施例6)
次に示す処方で乳液を調製した。
(処方)(%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0 モノステアレート:0.5,(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5 テトラオレエート:0.5,(3)グリセリルモノステアレート:1.0,(4)F3:0.1,(5)ベヘニルアルコール:0.5,(6)スクワラン:8.0,(7)ブナの芽抽出物*1:2.0,(8)ブドウ抽出物*2:2.0,(9)コンフリー抽出物*3:2.0,(10)グリチルリチン酸ジカリウム*4:0.02,(11)L−アスコルビン酸硫酸エステル−−2−ナトリウム*5:1.0,(12)カルボキシビニルポリマー:0.1,(13)水酸化ナトリウム:0.05,(14)エチルアルコール:5.0,(15)精製水:残量,(16)防腐剤 適量,(17)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記乳液の総遷移金属含量は100ppm以下であった)。
*1 ガテホセ社製 *2 一丸ファルコス社製 *3 丸善製薬社製 *4 丸善製薬社製 *5 日光ケミカルズ社製
(実施例7)
次に示す処方で乳液を調製した。
(処方)(%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0 モノステアレート:1.0,(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5 テトラオレエート:1.0,(3)グリセリルモノステアレート:1.0,(4)ステアリン酸:0.5,(5)ベヘニルアルコール:0.5,(6)F4:6.0,(7)ホホバ油*2:1.0,(8)テトライソパルミチン酸L−アスコルビン酸*2:2.0,(9)大麦抽出物*3:0.1,(10)ニンジン抽出物*4:0.1,(11)D−パンテノール*5:0.1,(12)パルミチン酸レチノール*6:0.1,(11)D−パンテノール*5:0.1,(12)パルミチン酸レチノール*6:0.01,(13)防腐剤:0.1,(14)カルボキシビニルポリマー:0.1,(15)水酸化ナトリウム:0.05,(16)エチルアルコール:5.0,(17)精製水:残量,(18)香料:適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記の総遷移金属含量は100ppm以下であった)。*1 高級アルコール工業社製 *2 日本サーファクタント社製 *3 テクノーブル社製 *4 丸善製薬社製 *5 シグマ社製 *6 日本ロシュ社製
(実施例8)
次に示す処方で軟膏を調製した。
(処方)(%)
(1)ステアリン酸 18.0,(2)セタノール 4.0,(3)トリエタノールアミン 2.0,(4)F5:1.0,(5)イラクサ抽出物*1:0.05,(6)サンザシ抽出物*2:0.05,(7)ボダイジュ抽出物*3:0.05,(8)N,N′−ジアセチルシスチンジメチル*4:0.01,(9)トラネキサム酸*5:0.2,(10)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記軟膏の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 丸善製薬社製 *2 丸善製薬社製 *3 丸善製薬社製 *4 シグマ社製 *5 シグマ社製
(実施例9)
次に示す処方でゲル軟膏を調製した。
(処方)(%)
(1)カルボキシビニルポリマー*1:1.0,(2)トリエタノールアミン:1.0,(3)1,3−ブチレングリコール:10.0,(4)F6:0.5,(5)アロエ抽出物*2:0.5,(6)アラントイン*3:1.0,(7)リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム*4:2.0,(8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム*5:3.0,(9)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記ゲル軟膏の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 A.M.I社製 *2 丸善製薬社製 *3 和光純薬社製 *4 和光純薬社製 *5 メルク社製
(実施例10)
次に示す処方でゲル軟膏を調製した。
(処方)(%)
(1)カルボキシビニルポリマー*1:1.0,(2)トリエタノールアミン:1.0,(3)1,3−ブチレングリコール:10.0,(4)F7:0.5,(5)アロエ抽出物*2:0.5,(6)アラントイン*3:1.0,(7)リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム*4:2.0,(8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム*5:3.0,(9)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記ゲル軟膏の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 A.M.I社製 *2 丸善製薬社製 *3 和光純薬社製 *4 和光純薬社製 *5 メルク社製
(実施例11)
次に示す処方及び下記製法でクリームを調製した。
(処方)(%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート:2.0,(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型)*1:5.0,(3)ステアリン酸:5.0,(4)ベヘニルアルコール:0.5,(5)スクワラン:15.0,(6)イソオクタン酸セチル:5.0,(7)1,3−ブチレングリコール:5.0,(8)F7:1.0,(9)シラカバ抽出物*2:0.1,(10)ユキノシタ抽出物*3:0.2,(11)L−アスコルビン酸2−リン酸ナトリウム*4:1.0,(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル*5:5.0,(13)リボフラビン*6:0.05,(14)システイン*7:0.1,(15)精製水:残量,(16)防腐剤 適量,(17)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記クリームの総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 成和化成社製 *2 丸善製薬社製 *3 一丸ファルコス社製 *4 シグマ社製 *5 BASF社製 *6 シグマ社製 *7 システイン(和光純薬社製)を1.0mg/mlになるように水で希釈して用いた。
(実施例12)
次に示す処方でクリームを調製した。
(処方)(%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート:2.0,(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型)*1:5.0,(3)ステアリン酸:5.0,(4)ベヘニルアルコール:0.5,(5)スクワラン:15.0,(6)イソオクタン酸セチル:5.0,(7)1,3−ブチレングリコール:5.0,(8)F7:0.2,(9)クジン抽出物*2:0.2,(10)タイソウ抽出物*3:0.2,(11)ニコチン酸dl−α−トコフェロール*4:0.001,(12)グルタチオン*5:0,5,(13)防腐剤 適量,(14)精製水:残量,(15)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記クリームの総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 丸善製薬社製 *2 丸善製薬社製 *3 丸善製薬社製 *4 エーザイ社製 *5 シグマ社製
(実施例13)
次に示す処方でリキッドファンデーションを調製した。
(処方)(%)
(1)ラノリン:7.0,(2)流動パラフィン:5.0,(3)ステアリン酸:2.0,(4)セタノール:1.0,(5)マカデミアナッツ油*1:5.0,(6)F6:0.5,(7)マルメロ抽出物*3:0.5,(8)グリセリン:5.0,(9)トリエタノールアミン:1.0,(10)カルボキシメチルセルロース:0.7,(11)精製水:残量,(12)マイカ:15.0,(13)タルク:6.0,(14)酸化チタン:3.0,(15)着色顔料:6.0,(16)ジパルミチン酸L−アスコルビン酸*4:0.1,(17)D−パンテノール*5:0.01,(18)4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン*6:3.5,(19)グルタチオン*7:0.005,(20)防腐剤 適量,(21)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記リキッドファンデーションの総遷移金属含量は100ppm以下であった。)*1 日本サーファクタント工業社製 *2 参考例1で製造したもの *3 香栄興業社製 *4 日本サーファクタント社製 *5 日本ロシュ社製 *6 ジボダン社製*7 シグマ社製
(実施例14)
次に示す処方及び下記製法でリキッドファンデーションを調製した。
(処方)(%)
(1)ラノリン:7.0,(2)流動パラフィン:5.0,(3)ステアリン酸:2.0,(4)セタノール:1.0,(5)ヒマワリ油*1:1.0,(6)グリセリン:5.0,(7)トリエタノールアミン:1.0,(8)カルボキシメチルセルロース:0.7,(9)精製水:残量,(10)マイカ:15.0,(11)タルク:6.0,(12)酸化チタン:3.0,(13)着色顔料:6.0,(14)F5:0.5,(15)トルメンチラ抽出物*3:0.5,(16)テトライソパルミチン酸L−アスコルビン酸*4:0.02,(17)グリチルレチン酸ステアリル*5:0.1,(18)防腐剤 0.5,(19)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記リキッドファンデーションの総遷移金属含量は100ppm以下であった。)*1 味の素社製 *2 一丸ファルコス社製 *3 丸善製薬社製 *4 日本サーファクタント工業社製 *5 丸善製薬社
(実施例15)
次に示す処方で日焼け止め用乳液を調製した。
(処方)(%)
(1)ステアリン酸:2.0,(2)セタノール:1.0,(3)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):0.5,(4)セスキオレイン酸ソルビタン:0.5,(5)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル*1:8.0,(6)2−エチルヘキサン酸セチル:12.0,(7)1,3−ブチレングリコール:10.0,(8)カルボキシビニルポリマー:0.2,(9)トリエタノールアミン:0.5,(10)ペパーミント抽出物*1:0.02,(11)F4:0.1,(12)カンゾウ抽出物*3:0.02,(13)胎盤抽出物*4:0.3,(14)酢酸dl−α−トコフェロール*5:0.2,(15)精製水:残量,(16)防腐剤 適量,(17)酸化チタン:3.0,(18)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記日焼け止め用乳液の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 丸善製薬社製 *2 一丸ファルコス社製 *3 丸善製薬社製 *4 ニチレイ社製 *5 エーザイ社製
(実施例16)
次に示す処方で日焼け止め用乳液を調製した。
(処方)(%)
(1)ステアリン酸:2.0,(2)セタノール:1.0,(3)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):0.5,(4)セスキオレイン酸ソルビタン:0.5,(5)2−エチルヘキサン酸セチル:12.0,(6)シア脂*1:2.0,(7)ゴマ油*2:1.0,(8)オウゴン抽出物*3:0.1,(9)F3:0.5,(10)エルゴカルシフェロール*5:0.1,(11)リン酸L−アスコルビン酸マグネシウム*6:3.0,(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル*7:8.0,(13)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン*8:2.0,(14)1,3−ブチレングリコール:10.0,(15)カルボキシビニルポリマー:0.2,(16)精製水:残量,(17)防腐剤 適量,(18)酸化チタン:3.0,(19)トリエタノールアミン:0.5.(20)香料 適量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記日焼け止め用乳液の総遷移金属含有量は100ppm以下であった。)*1 一丸ファルコス社製 *2 日清製油社製 *3 一丸ファルコス社製 *4 丸善製薬社製 *5 シグマ社製 *6 和光純薬社製 *7 BASF社製 *8 シグマ社製
(実施例17)
次に示す処方でパックを調製した。
(処方)(%)
(1)ポリビニルアルコール:20.0,(2)エチルアルコール:20.0,(3)グリセリン:5.0,(4)カオリン:6.0,(5)ウスベニアオイ抽出液*1:0.05,(6)F2:0.5,(7)ユリ抽出物*3:0.05,(8)レゾルシン*4:0.02,(9)リボフラビン*5:0.1,(10)トラネキサム酸*6:0.5,(11)防腐剤:0.2,(12)香料:0.1,(13)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記パックの総遷移金属含量は100ppm以下であった。)*1 丸善製薬社製 *2 丸善製薬社製 *3 ガテホセ社製 *4 シグマ社製 *5 シグマ社製 *6 シグマ社製
(実施例18)
次に示す処方で洗浄料を調製した。
(処方)(%)
(1)ステアリン酸:10.0,(2)パルミチン酸:8.0,(3)ミリスチン酸:12.0,(4)ラウリン酸:4.0,(5)オレイルアルコール:1.5,(6)精製ラノリン:1.0,(7)アスタキサンチン*1:0.005,(8)香料:0.1,(9)防腐剤:0.2,(10)グリセリン:18.0,(11)水酸化カリウム:6.0,(12)F1:0.5,(13)サボンソウ抽出物*3:0.5,(14)グリチルリチン酸ジカリウム*4:0.2,(15)パルミチン酸L−アスコルビン酸*5:0.05,(16)精製水:残量(クエン酸1%とNaOHでpHは7±1に調整した。上記洗浄料の総遷移金属含量は100ppm以下であった。)*1 シグマ社製 *2 丸善製薬社製 *3 一丸ファルコス社製 *4 丸善製薬社製 *5 シグマ社製
(実施例19)
本発明の上記実施例4〜18の処方について、またこれらの処方から、存安定剤、非イオン界面活性剤、アスコルビン酸誘導体、紫外線防御剤の全てを除いた処方を対照区として作成し、40℃、1ヶ月間の安定性試験を行った。安定性試験の評価は製剤の色の変化と沈殿の発生、及び臭気の発生を以下のスコアで評価してその平均点を求めて比較した。評価は20歳から50歳までの男女それぞれ10人が個別に評価してその平均点を求めた。
(スコア)
色の変化:全く変化しない0点、変化が認められる2点、激しい変化が認められる3点
沈殿の発生:全く発生しない0点、沈殿が認められる2点、激しい沈殿が認められる3点
臭気の変化:全く変化しない0点、変化が認められる2点、激しい変化が認められる3点
その結果本発明の実施例4〜14の処方においては、色の変化と沈殿の発生、及び臭気の変化の全てにおいて経時変化は認められず0点であったが、存安定剤、非イオン界面活性剤、アスコルビン酸誘導体、紫外線防御剤の全てを除いた対照区の処方の化粧品では平均点で0点は存在せず2点から3点であり、この結果から本発明の処方の優れた安定性が証明された。

Claims (9)

  1. フラーレン、フラーレン誘導体、フラーレン包接化合物、又はその塩類のうち少なくとも1種を含み、pHが3から10であり、遷移金属化合物の合計濃度が0.1%以下であり、且つ以下に記載されたAからD成分のうち少くとも1種を含有することを特徴とする安定なフラーレン外用組成物。
    (A成分)0.01%から10%重量の保存安定剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩類
    (B成分)0.01%から50%重量の非イオン界面活性剤
    (C成分)0.01%から20%重量のアスコルビン酸又はその誘導体又はその塩類
    (D成分)0.001から50%重量の紫外線防御剤
  2. A成分の保存安定剤又はキレート効果を有する有機酸又はその塩類が、エリソルビン酸及びその塩、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロールおよびその誘導体、ポリフィリン、ブチルヒドロキシアニソール、亜硫酸水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、没食子酸及びその誘導体、アラニン、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸及びその塩、クエン酸及びその塩、グルコン酸、酒石酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1の安定なフラーレン外用組成物。
  3. B成分の非イオン界面活性剤が、
    POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPセチルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOEエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、ラウリン酸モノエタノールアミド等のアルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸、ポリグリセリン脂肪酸エステルより選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1の安定なフラーレン外用組成物。
  4. C成分のアスコルビン酸又はその誘導体又はその塩類が、
    一般式(1)
    Figure 2004269523
    (式中、R1、R2、R3及びR4は、各々独立に水酸基またはその水酸基と無機もしくは有機酸とのエステル基または糖との配糖体基、もしくはその水酸基のうち隣接した2個の水酸基とケトンとのケタール基もしくはアルデヒドとのアセタール基を示す。ただしR1及びR2は、同時に水酸基であることはない。)で表される化合物またはその塩及びそこから選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1の安定なフラーレン外用組成物。
  5. D成分の紫外線防御剤が、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、メトキシケイ皮酸オクチル、ジイソプロピルケイ皮酸メチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤−2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン−2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸ブチル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸アミル等の安息香酸系紫外線吸収剤、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸メチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸アミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸イソプロピルベンジル、サリチル酸カリウム等のサリチル酸系紫外線吸収剤、4−t−ブチル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−メトキシジベンゾイルメタン、4−t−ブチル−4′−ヒドロキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤、メンチル−O−アミノベンゾエート−2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル−2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート−2−エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート−2−(2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メンチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛及びこれらの金属酸化物のシリカ被覆物から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1の安定なフラーレン外用組成物。
  6. 請求項1から5のうちのいずれかの安定なフラーレン外用組成物に、さらに以下に記載されたEからG成分のうち少なくとも1種を含有することにより、肌の美白、色素沈着の改善、ニキビの治療、シワの改善、肌荒れの改善、油肌の改善、乾燥肌の改善、毛穴の縮小、瘢痕の治療、赤ら顔の治療、抜け毛の治療、育毛促進、やけどの治療、皮膚の殺菌、皮膚の殺ダニ、および皮膚のキメの改善のうちの少くとも一種の効果が増強されていることを特徴とするフラーレン外用組成物。
    (E成分)0.01%から20%重量の美白成分
    (F成分)0.001%から10%重量の抗炎症成分
    (G成分)0.001%から10%重量の抗酸化成分
  7. E成分の美白成分が、システイン及びその誘導体並びにその塩、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、胎盤抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、グルタチオンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項6のフラーレン外用組成物。
  8. F成分の抗炎症成分が、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン、パンテノール及びその誘導体並びにそれらの塩、ε−アミノカプロン酸、ジクロフェナクナトリウム、トラネキサム酸から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項6のフラーレン外用組成物。
  9. G成分の抗酸化成分がスーパーオキシドディスムターゼ、マンニトール、ヒスチジン、トリプトファン、ビリルビン、クエルセチン、クエルシトリン、ポリフェノール、プロアントシアニジン、トコトリエノール、カテキン、カテキン誘導体、ルチン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体等、ユビキノン、アスタキサンチン、カロチン、及びその他のカロチノイド類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンB類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンD類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれる少くとも一種であることを特徴とする請求項6のフラーレン外用組成物。
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