JP2004268611A - 電源誤接続防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを抑えた安価な電源誤接続防止構造を提供する。
【解決手段】分岐線部15、16は、ワイヤハーネス11を固定するためのハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成される。また、ハーネス側コネクタ12、13は、同一形式のコネクタに形成される。さらに、車載ボックスとしてのジャンクションボックス1には、高い電源電圧の供給を受ける高圧用外部接続コネクタ3と、低い電源電圧の供給を受ける低圧用外部接続コネクタ2とが設けられる。そして、高圧用外部接続コネクタ3は、低圧用外部接続コネクタ2よりも前記ハーネス固定位置側に配置される。また、高圧用外部接続コネクタ3に接続される分岐線部16の長さは、低圧用外部接続コネクタ2に接続される分岐線部15の長さよりも短くなるように形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】分岐線部15、16は、ワイヤハーネス11を固定するためのハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成される。また、ハーネス側コネクタ12、13は、同一形式のコネクタに形成される。さらに、車載ボックスとしてのジャンクションボックス1には、高い電源電圧の供給を受ける高圧用外部接続コネクタ3と、低い電源電圧の供給を受ける低圧用外部接続コネクタ2とが設けられる。そして、高圧用外部接続コネクタ3は、低圧用外部接続コネクタ2よりも前記ハーネス固定位置側に配置される。また、高圧用外部接続コネクタ3に接続される分岐線部16の長さは、低圧用外部接続コネクタ2に接続される分岐線部15の長さよりも短くなるように形成される。
【選択図】 図1
Description
【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に配置固定される電気接続箱のような車載ボックスと、車両電源に接続されるワイヤハーネスとの接続に係る電源誤接続防止構造に関し、特に、同一形式のコネクタを有するワイヤハーネスを備えた場合の電源誤接続防止構造に関する。
【0002 】
【従来の技術】
近年、車両に搭載される電子機器の数が増加の一途を辿っている。そこで、電子機器の増加に伴う電力量不足を補うために、車両の高電圧化が検討されている。その高電圧化は、12/14V電源(実効電圧:14V)と36/42V電源(実効電圧:42V)とが混載されるような、いわゆる多電源となる可能性が高まっている。その場合、例えばジャンクションボックスにおいては、12/14V電源用の外部接続コネクタと、36/42V電源用の外部接続コネクタとがそれぞれ設けられるようになる。
【0003 】
上記ジャンクションボックスに12/14V電源用の外部接続コネクタと、36/42V電源用の外部接続コネクタとがそれぞれ設けられる場合には、12/14V電源と36/42V電源とが間違って上記コネクタに接続されないような構造が必要になる。すなわち、外部接続コネクタへの誤接続が防止される誤接続防止構造(例えば特許文献1参照)が必要になる。
【0004 】
【特許文献1】
特開昭63−261684号公報 (第2頁、第4−5図)
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の誤接続防止構造にあっては、接続状態を検出するための検出手段と、その検出手段による検出結果を表示するための表示手段とを装置側に備える必要があることから、コストアップを避けることはできないという問題点を有していた。
【0006 】
尚、上記の構造の他に、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えて誤接続を防止する構造も考えられるが、それぞれ種類、形状、端子数等が異なる多くのコネクタを準備しなければならず、この場合もコストアップを避けることはできなかった。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、コストアップを抑えた安価な電源誤接続防止構造を提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の電源誤接続防止構造は、高い電源電圧及び低い電源電圧に対する電源供給用の複数本の分岐線部を有するとともに該分岐線部の各端末にハーネス側コネクタを設けて車両内に配索固定されるワイヤハーネスと、前記車両内に配置固定されて前記ワイヤハーネスからの電源供給を受けるとともに電源分配を行う車載ボックスとの接続に係る電源誤接続防止構造であって、前記分岐線部は前記ワイヤハーネスを固定するためのハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成され、また、前記ハーネス側コネクタは同一形式のコネクタに形成され、さらに、前記車載ボックスには前記高い電源電圧の供給を受ける高圧用外部接続コネクタと前記低い電源電圧の供給を受ける低圧用外部接続コネクタとが設けられるとともに、前記高圧用外部接続コネクタが前記低圧用外部接続コネクタよりも前記ハーネス固定位置側に配置されることを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、前記高圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さが、前記低圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さよりも短くなるように前記ワイヤハーネスが形成されることを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、前記高圧用外部接続コネクタと前記低圧用外部接続コネクタの配置エリアが分離されることを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載の電源誤接続防止構造において、前記高い電源電圧及び前記低い電源電圧が42V系及び14V系であることを特徴としている。
【0012 】
請求項1に記載された本発明によれば、同一形式のハーネス側コネクタを有する分岐線部がハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成される。また、車載ボックスの高圧用外部接続コネクタが低圧用外部接続コネクタよりもハーネス固定位置側に配置される。このような関係を有することで、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えなくとも電源の誤接続を防止することが可能になる。
【0013 】
尚、より具体的な作用については発明の実施の形態の欄で説明するが、本発明によれば、車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに、誤接続によって高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が接続されるのを防止することが可能になる。同一形式すなわち同じ形状のハーネス側コネクタを用いても誤接続による車載ボックスの破壊が防止される。
【0014 】
請求項2に記載された本発明によれば、分岐線部の長さが高い電源電圧及び低い電源電圧によって異なる。これにより、高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに接続されることは確実に防止される。
【0015 】
請求項3に記載された本発明によれば、車載ボックスにおいて、高圧用外部接続コネクタの配置エリアと低圧用外部接続コネクタの配置エリアとが分離される。これにより、どちらに接続すべきかが分かり易くなって、電源の誤接続防止に係る信頼性が向上する。
【0016 】
請求項4に記載された本発明によれば、電装品用ワイヤハーネスの軽量化のために一部高電化するなど、42V系及び14V系電源が混載される場合の誤接続防止に寄与する。
【0017 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の電源誤接続防止構造の一実施の形態を示す模式的な構成説明図である。
【0018 】
図1において、引用符号1は車両内に配置固定されるジャンクションボックス(特許請求の範囲に記載した車載ボックスに相当)を示している。そのジャンクションボックス1は、図示しないバッテリーからの電源の供給を受けるとともに、車両に搭載される電子機器などへの電源の分配を行えるように構成されている。このようなジャンクションボックス1には、電源供給用のワイヤハーネス11が電気的に接続されるようになっている。
【0019 】
ワイヤハーネス11は、高い電源電圧用の電線と低い電源電圧用の電線とを備えて構成されており、ワイヤハーネス11の一端には、同一形式すなわち同じ形状のハーネス側コネクタ12及び13がそれぞれ設けられている。また、上記一端に対する他端には、12/14V電源(実効電圧:14V)及び36/42V電源(実効電圧:42V)がそれぞれ接続されている(図3参照)。
【0020 】
尚、ここでは14V系及び42V系電源(12V及び36Vバッテリー。図3参照)を一例に挙げて説明するが、その電圧の電源に限定されないものとする。また、車載ボックスとしてジャンクションボックス1を一例に挙げて説明するが、ワイヤハーネス11が接続できれば他の電気接続箱等であってもよいものとする。
【0021 】
図3において、42V系電源は、エンジンに連結されたオルタネータからの42Vが充電されるように構成されている。また、14V系電源は、DC−DCコンバータによって高電圧(36V)から変換された直流14Vが充電されるように構成されている。図1において、これら各電源に接続されたワイヤハーネス11は、所望の配索経路に沿って車両内に配索固定されるようになっており、複数のクランプ14が取り付けられている。その複数のクランプ14は、ワイヤハーネス11中間の適宜位置に例えば所定の間隔で設けられている。
【0022 】
ワイヤハーネス11に関し、引用符号15及び16は低い電源電圧及び高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部をそれぞれ示している。これら分岐線部15及び16は、ワイヤハーネス11を固定するためのハーネス固定位置、すなわちワイヤハーネス11の上記一端にもっとも近いクランプ14から所定長さの範囲でもって形成されている。尚、ここでは分岐線部15及び16を一本ずつ図示しているが、それぞれ複数本備えてもよいものとする。
【0023 】
低い電源電圧に対する分岐線部15は、クランプ14からL1の長さに形成されており、その端末にはハーネス側コネクタ12が設けられている。また、高い電源電圧に対する分岐線部16は、クランプ14からL2の長さに形成されており、その端末にはハーネス側コネクタ13が設けられている。高い電源電圧に対する分岐線部16は、低い電源電圧に対する分岐線部15よりも短く形成されている(L1>L2)。また、後述するが、高い電源電圧に対する分岐線部16は、その端末のハーネス側コネクタ13が、ハーネス側コネクタ12の接続されるべき部分に届かない長さとなるように形成されている。
【0024 】
ジャンクションボックス1には、14V系電源の供給を受ける低圧用外部接続コネクタ2と、42V系電源の供給を受ける高圧用外部接続コネクタ3とが設けられている。低圧用外部接続コネクタ2は、14V系電源の供給用エリアに設けられている。また、高圧用外部接続コネクタ3は、42V系電源の供給用エリアに設けられている。
【0025 】
低圧用外部接続コネクタ2には、ワイヤハーネス11のハーネス側コネクタ12が接続されるようになっている。また、高圧用外部接続コネクタ3には、ワイヤハーネス11のハーネス側コネクタ13が接続されるようになっている。
【0026 】
上記各供給用エリアは、例えば図示の如く分離されている。すなわち、低圧用外部接続コネクタ2と高圧用外部接続コネクタ3とが離れて配置されている。このような配置によって、ハーネス側コネクタ12及び13をどちらに接続すべきかが分かり易くなっている。
【0027 】
高圧用外部接続コネクタ3は、低圧用外部接続コネクタ2よりもハーネス固定位置側に配置されている。言い換えれば、車両のパネル等に形成されたクランプ穴4側に配置されている。クランプ穴4は、ワイヤハーネス11の上記一端にもっとも近いクランプ14に対しての固定用の穴であって、そのクランプ穴4からL2の長さの位置に高圧用外部接続コネクタ3が形成されている。また、クランプ穴4からL1の長さの位置に低圧用外部接続コネクタ2が形成されている(L1>L2)。
【0028 】
上記構成において、分岐線部15のハーネス側コネクタ12には、14V系電源が供給される。また、分岐線部16のハーネス側コネクタ13には、42V系電源が供給される。ハーネス側コネクタ12がジャンクションボックス1の低圧用外部接続コネクタ2に接続されると、その低圧用外部接続コネクタ2には、14V系電源が供給される。また、ハーネス側コネクタ13がジャンクションボックス1の高圧用外部接続コネクタ3に接続されると、その高圧用外部接続コネクタ3には、42V系電源が供給される。
【0029 】
ハーネス側コネクタ12及び13の形状が同一形式であることから、単純に考えれば誤接続の可能性がある。しかしながら、本発明の電源誤接続防止構造によれば、次のような作用を有して誤接続を回避することができる。
【0030 】
仮に、ハーネス側コネクタ12が高圧用外部接続コネクタ3に接続されたりすると、42V系の電子機器などに対して14V系電源が供給される。42V系の電子機器などは、14V系電源が供給されると動作不良の可能性はあるが、ジャンクションボックス1の破壊の恐れは少ない。逆に、ハーネス側コネクタ13が低圧用外部接続コネクタ2に接続されたりすると、14V系の電子機器などに対して42V系電源が供給され、ジャンクションボックス1の破壊の恐れがある。
【0031 】
しかし、低圧用外部接続コネクタ2までの距離はL1であり、ハーネス側コネクタ13を有する分岐線部16の長さはL2であることから、ワイヤハーネス11がクランプ14及びクランプ穴4によって固定されていれば、ハーネス側コネクタ13は低圧用外部接続コネクタ2に届かず、その結果、誤った位置に接続されることはない。この時点で誤接続が生じていることが分かる。
【0032 】
以上、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えなくとも電源の誤接続を防止することができる。また、特別な装置を用いずに電源の誤接続を防止することができる。本発明の電源誤接続防止構造は、長さや配置によって誤接続かどうかを判別することができる。従って、従来と比べて安価な電源誤接続防止構造を提供することができる。
【0033 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0034 】
尚、図2は車載ボックスの回路分岐について示す模式的な説明図であるが、ここでの回路分岐についてを上記ジャンクションボックス1に適用してもよいものとする。図2において、車載ボックス31の内部構成は、図示の如く、幅M1となる42V系電源エリアと、幅M2となる14V系電源エリアとを有しており(M1<M2)、高圧用のジャンパ線32が42V系電源エリアに接続されている。また、低圧用のジャンパ線33が14V系電源エリアに接続されている。高圧用のジャンパ線32は、低圧用のジャンパ線33よりも短く形成されており、高圧用のジャンパ線32が14V系電源エリアに接続されないようになっている。
【0035 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、特別な装置を用いずに電源の誤接続を防止することができる。従って、安価な電源誤接続防止構造を提供することができるという効果を奏する。
【0036 】
請求項2に記載された本発明によれば、高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに接続されてしまうのを確実に防止することができるという効果を奏する。
【0037 】
請求項3に記載された本発明によれば、どちらに接続すべきかを分かり易くすることができる。従って、電源の誤接続防止に係る信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【0038 】
請求項4に記載された本発明によれば、42V系及び14V系電源が混載される場合の誤接続防止に寄与することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源誤接続防止構造の一実施の形態を示す模式的な構成説明図である。
【図2】車載ボックスの回路分岐について示す模式的な説明図である。
【図3】電源について説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 ジャンクションボックス(車載ボックス)
2 低圧用外部接続コネクタ
3 高圧用外部接続コネクタ
4 クランプ穴
11 ワイヤハーネス
12、13 ハーネス側コネクタ
14 クランプ
15、16 分岐線部
31 車載ボックス
32 高圧用のジャンパ線
33 低圧用のジャンパ線
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に配置固定される電気接続箱のような車載ボックスと、車両電源に接続されるワイヤハーネスとの接続に係る電源誤接続防止構造に関し、特に、同一形式のコネクタを有するワイヤハーネスを備えた場合の電源誤接続防止構造に関する。
【0002 】
【従来の技術】
近年、車両に搭載される電子機器の数が増加の一途を辿っている。そこで、電子機器の増加に伴う電力量不足を補うために、車両の高電圧化が検討されている。その高電圧化は、12/14V電源(実効電圧:14V)と36/42V電源(実効電圧:42V)とが混載されるような、いわゆる多電源となる可能性が高まっている。その場合、例えばジャンクションボックスにおいては、12/14V電源用の外部接続コネクタと、36/42V電源用の外部接続コネクタとがそれぞれ設けられるようになる。
【0003 】
上記ジャンクションボックスに12/14V電源用の外部接続コネクタと、36/42V電源用の外部接続コネクタとがそれぞれ設けられる場合には、12/14V電源と36/42V電源とが間違って上記コネクタに接続されないような構造が必要になる。すなわち、外部接続コネクタへの誤接続が防止される誤接続防止構造(例えば特許文献1参照)が必要になる。
【0004 】
【特許文献1】
特開昭63−261684号公報 (第2頁、第4−5図)
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の誤接続防止構造にあっては、接続状態を検出するための検出手段と、その検出手段による検出結果を表示するための表示手段とを装置側に備える必要があることから、コストアップを避けることはできないという問題点を有していた。
【0006 】
尚、上記の構造の他に、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えて誤接続を防止する構造も考えられるが、それぞれ種類、形状、端子数等が異なる多くのコネクタを準備しなければならず、この場合もコストアップを避けることはできなかった。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、コストアップを抑えた安価な電源誤接続防止構造を提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の電源誤接続防止構造は、高い電源電圧及び低い電源電圧に対する電源供給用の複数本の分岐線部を有するとともに該分岐線部の各端末にハーネス側コネクタを設けて車両内に配索固定されるワイヤハーネスと、前記車両内に配置固定されて前記ワイヤハーネスからの電源供給を受けるとともに電源分配を行う車載ボックスとの接続に係る電源誤接続防止構造であって、前記分岐線部は前記ワイヤハーネスを固定するためのハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成され、また、前記ハーネス側コネクタは同一形式のコネクタに形成され、さらに、前記車載ボックスには前記高い電源電圧の供給を受ける高圧用外部接続コネクタと前記低い電源電圧の供給を受ける低圧用外部接続コネクタとが設けられるとともに、前記高圧用外部接続コネクタが前記低圧用外部接続コネクタよりも前記ハーネス固定位置側に配置されることを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、前記高圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さが、前記低圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さよりも短くなるように前記ワイヤハーネスが形成されることを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、前記高圧用外部接続コネクタと前記低圧用外部接続コネクタの配置エリアが分離されることを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明の電源誤接続防止構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載の電源誤接続防止構造において、前記高い電源電圧及び前記低い電源電圧が42V系及び14V系であることを特徴としている。
【0012 】
請求項1に記載された本発明によれば、同一形式のハーネス側コネクタを有する分岐線部がハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成される。また、車載ボックスの高圧用外部接続コネクタが低圧用外部接続コネクタよりもハーネス固定位置側に配置される。このような関係を有することで、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えなくとも電源の誤接続を防止することが可能になる。
【0013 】
尚、より具体的な作用については発明の実施の形態の欄で説明するが、本発明によれば、車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに、誤接続によって高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が接続されるのを防止することが可能になる。同一形式すなわち同じ形状のハーネス側コネクタを用いても誤接続による車載ボックスの破壊が防止される。
【0014 】
請求項2に記載された本発明によれば、分岐線部の長さが高い電源電圧及び低い電源電圧によって異なる。これにより、高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに接続されることは確実に防止される。
【0015 】
請求項3に記載された本発明によれば、車載ボックスにおいて、高圧用外部接続コネクタの配置エリアと低圧用外部接続コネクタの配置エリアとが分離される。これにより、どちらに接続すべきかが分かり易くなって、電源の誤接続防止に係る信頼性が向上する。
【0016 】
請求項4に記載された本発明によれば、電装品用ワイヤハーネスの軽量化のために一部高電化するなど、42V系及び14V系電源が混載される場合の誤接続防止に寄与する。
【0017 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の電源誤接続防止構造の一実施の形態を示す模式的な構成説明図である。
【0018 】
図1において、引用符号1は車両内に配置固定されるジャンクションボックス(特許請求の範囲に記載した車載ボックスに相当)を示している。そのジャンクションボックス1は、図示しないバッテリーからの電源の供給を受けるとともに、車両に搭載される電子機器などへの電源の分配を行えるように構成されている。このようなジャンクションボックス1には、電源供給用のワイヤハーネス11が電気的に接続されるようになっている。
【0019 】
ワイヤハーネス11は、高い電源電圧用の電線と低い電源電圧用の電線とを備えて構成されており、ワイヤハーネス11の一端には、同一形式すなわち同じ形状のハーネス側コネクタ12及び13がそれぞれ設けられている。また、上記一端に対する他端には、12/14V電源(実効電圧:14V)及び36/42V電源(実効電圧:42V)がそれぞれ接続されている(図3参照)。
【0020 】
尚、ここでは14V系及び42V系電源(12V及び36Vバッテリー。図3参照)を一例に挙げて説明するが、その電圧の電源に限定されないものとする。また、車載ボックスとしてジャンクションボックス1を一例に挙げて説明するが、ワイヤハーネス11が接続できれば他の電気接続箱等であってもよいものとする。
【0021 】
図3において、42V系電源は、エンジンに連結されたオルタネータからの42Vが充電されるように構成されている。また、14V系電源は、DC−DCコンバータによって高電圧(36V)から変換された直流14Vが充電されるように構成されている。図1において、これら各電源に接続されたワイヤハーネス11は、所望の配索経路に沿って車両内に配索固定されるようになっており、複数のクランプ14が取り付けられている。その複数のクランプ14は、ワイヤハーネス11中間の適宜位置に例えば所定の間隔で設けられている。
【0022 】
ワイヤハーネス11に関し、引用符号15及び16は低い電源電圧及び高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部をそれぞれ示している。これら分岐線部15及び16は、ワイヤハーネス11を固定するためのハーネス固定位置、すなわちワイヤハーネス11の上記一端にもっとも近いクランプ14から所定長さの範囲でもって形成されている。尚、ここでは分岐線部15及び16を一本ずつ図示しているが、それぞれ複数本備えてもよいものとする。
【0023 】
低い電源電圧に対する分岐線部15は、クランプ14からL1の長さに形成されており、その端末にはハーネス側コネクタ12が設けられている。また、高い電源電圧に対する分岐線部16は、クランプ14からL2の長さに形成されており、その端末にはハーネス側コネクタ13が設けられている。高い電源電圧に対する分岐線部16は、低い電源電圧に対する分岐線部15よりも短く形成されている(L1>L2)。また、後述するが、高い電源電圧に対する分岐線部16は、その端末のハーネス側コネクタ13が、ハーネス側コネクタ12の接続されるべき部分に届かない長さとなるように形成されている。
【0024 】
ジャンクションボックス1には、14V系電源の供給を受ける低圧用外部接続コネクタ2と、42V系電源の供給を受ける高圧用外部接続コネクタ3とが設けられている。低圧用外部接続コネクタ2は、14V系電源の供給用エリアに設けられている。また、高圧用外部接続コネクタ3は、42V系電源の供給用エリアに設けられている。
【0025 】
低圧用外部接続コネクタ2には、ワイヤハーネス11のハーネス側コネクタ12が接続されるようになっている。また、高圧用外部接続コネクタ3には、ワイヤハーネス11のハーネス側コネクタ13が接続されるようになっている。
【0026 】
上記各供給用エリアは、例えば図示の如く分離されている。すなわち、低圧用外部接続コネクタ2と高圧用外部接続コネクタ3とが離れて配置されている。このような配置によって、ハーネス側コネクタ12及び13をどちらに接続すべきかが分かり易くなっている。
【0027 】
高圧用外部接続コネクタ3は、低圧用外部接続コネクタ2よりもハーネス固定位置側に配置されている。言い換えれば、車両のパネル等に形成されたクランプ穴4側に配置されている。クランプ穴4は、ワイヤハーネス11の上記一端にもっとも近いクランプ14に対しての固定用の穴であって、そのクランプ穴4からL2の長さの位置に高圧用外部接続コネクタ3が形成されている。また、クランプ穴4からL1の長さの位置に低圧用外部接続コネクタ2が形成されている(L1>L2)。
【0028 】
上記構成において、分岐線部15のハーネス側コネクタ12には、14V系電源が供給される。また、分岐線部16のハーネス側コネクタ13には、42V系電源が供給される。ハーネス側コネクタ12がジャンクションボックス1の低圧用外部接続コネクタ2に接続されると、その低圧用外部接続コネクタ2には、14V系電源が供給される。また、ハーネス側コネクタ13がジャンクションボックス1の高圧用外部接続コネクタ3に接続されると、その高圧用外部接続コネクタ3には、42V系電源が供給される。
【0029 】
ハーネス側コネクタ12及び13の形状が同一形式であることから、単純に考えれば誤接続の可能性がある。しかしながら、本発明の電源誤接続防止構造によれば、次のような作用を有して誤接続を回避することができる。
【0030 】
仮に、ハーネス側コネクタ12が高圧用外部接続コネクタ3に接続されたりすると、42V系の電子機器などに対して14V系電源が供給される。42V系の電子機器などは、14V系電源が供給されると動作不良の可能性はあるが、ジャンクションボックス1の破壊の恐れは少ない。逆に、ハーネス側コネクタ13が低圧用外部接続コネクタ2に接続されたりすると、14V系の電子機器などに対して42V系電源が供給され、ジャンクションボックス1の破壊の恐れがある。
【0031 】
しかし、低圧用外部接続コネクタ2までの距離はL1であり、ハーネス側コネクタ13を有する分岐線部16の長さはL2であることから、ワイヤハーネス11がクランプ14及びクランプ穴4によって固定されていれば、ハーネス側コネクタ13は低圧用外部接続コネクタ2に届かず、その結果、誤った位置に接続されることはない。この時点で誤接続が生じていることが分かる。
【0032 】
以上、コネクタの種類やコネクタの形状やコネクタの端子数等を変えなくとも電源の誤接続を防止することができる。また、特別な装置を用いずに電源の誤接続を防止することができる。本発明の電源誤接続防止構造は、長さや配置によって誤接続かどうかを判別することができる。従って、従来と比べて安価な電源誤接続防止構造を提供することができる。
【0033 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0034 】
尚、図2は車載ボックスの回路分岐について示す模式的な説明図であるが、ここでの回路分岐についてを上記ジャンクションボックス1に適用してもよいものとする。図2において、車載ボックス31の内部構成は、図示の如く、幅M1となる42V系電源エリアと、幅M2となる14V系電源エリアとを有しており(M1<M2)、高圧用のジャンパ線32が42V系電源エリアに接続されている。また、低圧用のジャンパ線33が14V系電源エリアに接続されている。高圧用のジャンパ線32は、低圧用のジャンパ線33よりも短く形成されており、高圧用のジャンパ線32が14V系電源エリアに接続されないようになっている。
【0035 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、特別な装置を用いずに電源の誤接続を防止することができる。従って、安価な電源誤接続防止構造を提供することができるという効果を奏する。
【0036 】
請求項2に記載された本発明によれば、高い電源電圧に対する電源供給用の分岐線部が車載ボックスの低圧用外部接続コネクタに接続されてしまうのを確実に防止することができるという効果を奏する。
【0037 】
請求項3に記載された本発明によれば、どちらに接続すべきかを分かり易くすることができる。従って、電源の誤接続防止に係る信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【0038 】
請求項4に記載された本発明によれば、42V系及び14V系電源が混載される場合の誤接続防止に寄与することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源誤接続防止構造の一実施の形態を示す模式的な構成説明図である。
【図2】車載ボックスの回路分岐について示す模式的な説明図である。
【図3】電源について説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 ジャンクションボックス(車載ボックス)
2 低圧用外部接続コネクタ
3 高圧用外部接続コネクタ
4 クランプ穴
11 ワイヤハーネス
12、13 ハーネス側コネクタ
14 クランプ
15、16 分岐線部
31 車載ボックス
32 高圧用のジャンパ線
33 低圧用のジャンパ線
Claims (4)
- 高い電源電圧及び低い電源電圧に対する電源供給用の複数本の分岐線部を有するとともに該分岐線部の各端末にハーネス側コネクタを設けて車両内に配索固定されるワイヤハーネスと、前記車両内に配置固定されて前記ワイヤハーネスからの電源供給を受けるとともに電源分配を行う車載ボックスとの接続に係る電源誤接続防止構造であって、
前記分岐線部は前記ワイヤハーネスを固定するためのハーネス固定位置から所定長さの範囲でもって形成され、また、前記ハーネス側コネクタは同一形式のコネクタに形成され、さらに、前記車載ボックスには前記高い電源電圧の供給を受ける高圧用外部接続コネクタと前記低い電源電圧の供給を受ける低圧用外部接続コネクタとが設けられるとともに、前記高圧用外部接続コネクタが前記低圧用外部接続コネクタよりも前記ハーネス固定位置側に配置される
ことを特徴とする電源誤接続防止構造。 - 請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、
前記高圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さが、前記低圧用外部接続コネクタに接続される前記分岐線部の長さよりも短くなるように前記ワイヤハーネスが形成される
ことを特徴とする電源誤接続防止構造。 - 請求項1に記載の電源誤接続防止構造において、
前記高圧用外部接続コネクタと前記低圧用外部接続コネクタの配置エリアが分離される
ことを特徴とする電源誤接続防止構造。 - 請求項1ないし請求項3いずれか記載の電源誤接続防止構造において、
前記高い電源電圧及び前記低い電源電圧が42V系及び14V系である
ことを特徴とする電源誤接続防止構造。
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