JP2004267778A - 開動作が滑らかな製品パッケージング用コンパクト - Google Patents

Abstract

【課題】確実な繰り返し使用が可能で、ゆっくりと自動的に開く動作によって贅沢感を付与するコンパクトを提供する。
【解決手段】化粧品の収容を目的とする、少なくとも１つのコンパートメントを画定する基部（２）と、可逆的に少なくとも前記基部の一部を覆うことができる蓋部（３）と、前記基部と前記蓋部の間に配置され、旋回軸（７）を画定するヒンジ（４）とを含むコンパクト（１）。前記ヒンジは、少なくとも当該コンパクトが閉じた位置にあるときに戻ろうとする弾性に取り付けられた弾性復帰手段（２６）を備え、コンパクトが開けられたときに前記弾性復帰手段により発生される戻り力に抵抗してコンパクトの開く動作を減速するための摩擦手段（２４）を備えるカートリッジ（１０）の外側上に配置され、前記カートリッジは、前記蓋部とともに前記基部によって形成された凹部（１１，１２）の中に嵌合される。
【選択図】 図１

Description

本発明は、製品、特に化粧または美容ケア製品をパッケージングするためのコンパクトであって、製品を収容できる空洞が形成された基部、および可逆的に上記製品を内包するためにコンパクトの基部に固定可能な蓋部からなるコンパクトに関する。

コンパクトの内部に画定された空洞は、一般に、アイシャドー、口紅、ほお紅、コンパクトパウダーおよび他のパウダーのような化粧製品によって占められる。これら化粧製品は、コンパクトの基部から分離可能な容器内に存在し得る。

蓋部は、一般に、コンパクトの基部に対して旋回するように取り付けられている。コンパクトはまた、一般に、基部上で蓋部を「閉じた」位置に保持するための留金手段を含んでおり、これにより、製品へのアクセスが防止される。このヒンジ装置は、「閉じた」位置から「開いた」位置への、あるいはその逆の動作を楽にするために、スプリング式手段を含むようにしてもよい。この場合、留金手段が解放されると、「閉じた」位置では引っ張られている状態にある弾性復帰手段が、コンパクトを「開いた」位置に自動的に移動させ、よって製品へのアクセスが許可される。

手でしっかりとコンパクトの基部を把持したユーザにより、蓋部を「開いた」位置へ移動させるためには、蓋部を動かすために十分なねじれ力をスプリングに作用させる必要がある。ねじれ力は、動かされる蓋部の質量に関連して決められる。

従来技術で生じる問題は、重力すなわち地球の引力に直接関係する蓋部の重量が、ユーザがコンパクトを把持する位置、および前記重力に関係する力がどの程度スプリングの戻り力に抵抗するかに依存することにある。

スプリング要素が、ユーザがコンパクトを把持する位置に関わりなく自動的にコンパクトを開けることを可能にするには、戻り力または作動力が蓋部の最大重量より大きな、高張力のスプリングを嵌め込む。しかしながら、従来技術から引き出される解決方法は、コンパクトが特定の位置、すなわち蓋部の重量が最大でない位置にあるとき、「閉じた」位置から「開いた」位置への移動が急激なものになり得るという問題をもたらす。

周知の方法において、特許文献１および２は、コンパクトが閉じた位置にあるときにねじれた状態で予め組み込まれた弾性復帰手段が取り付けられたコンパクトを提案している。また、該コンパクトは、コンパクトがゆっくりと連続的に制御されて開くようにする手段を含んでいる。こういったコンパクトのヒンジは旋回軸部の周りを回転するタイプのものである。旋回軸部は、蓋部がこの旋回軸部を通る回転軸の周りを、基部に対して回転できるように取り付けられている。旋回軸部は、基部に固定して保持され、蓋部内の凹部の中に配置されたロッドである。この凹部は、蓋部および凹部の内壁がこのロッドの周りを回転するときの開動作に対抗する剪断力を生成するべく設計された粘性流体で満たされている。
ＦＲ−Ａ−２６８４９６２ ＦＲ−Ａ−２６６９３７０

このタイプのコンパクトにより生じる問題は、粘性液体が蓋部の内部に直接置かれるため、使用中に漏出するリスクが高い点である。本発明によるケーシングのタイプが化粧品およびボディケアの分野における特定の使用のために設計されることを考えると、化粧またはボディケア製品の近くに上記粘性液体が存在することは、この製品およびこのタイプのパッケージングのユーザにとっての魅力を完全に打ち消すので、粘液の漏出は最大限防止しなければならない。ゆえに、漏出のリスクは、考慮される適用分野に全く相容れない。

さらに、本発明によるコンパクトは、第１の製品容器を第２の製品容器に取り替えることによって容易に再使用できる。したがって、コンパクトは、長期にわたり繰り返し使用できるように設計されている。ゆえに、向上した信頼性と実用的な寿命を持つ他のコンパクトの利点を持たせる必要性がある。

さらに、既知のコンパクトは第２の欠点を有する。これらのコンパクトの製造プロセスは、高価で、適用性も限られる。実際、このようなコンパクトを組み立てるためには、旋回軸部を収容することを目的とする各々の凹部に粘性液体を多量に注入する必要がある。もし、異なるコンパクト・モデルにこの種のヒンジを取り付けることを望むならば、組立ツールを、各モデルに適合させなくてはならない。さらに、この種の組立プロセスは、コンパクトの組立シーケンスに粘性流体注入工程を必然的に必要とし、ゆえに、注入後および化粧品の設置の前にコンパクトをクリーニングすることを含む付加的なステップを必要とする。したがって、非常に容易に組立てられる他のコンパクトの利点を持たせる必要性がある。

本発明は、上述した問題のうち少なくとも１つを解決することを意図している。本発明によるコンパクトは、確実な繰り返し使用が可能で、ゆっくりと自動的に開く動作によってコンパクトに贅沢感を付与する。さらに、この開く動作は滑らかで、急激に動くことなく一様に行われる。

本発明の目的は、
１）化粧品を収容することを目的とする、少なくとも１つのコンパートメントを画定している基部と、
２）可逆的に少なくとも前記基部の一部を覆うことができる蓋部と、
３）前記基部と前記蓋部の間に配置され、旋回軸を画定するヒンジと、
を含むコンパクトであり、
前記ヒンジは、コンパクトが閉位置にあるときに戻ろうとする弾性に取り付けられた弾性復帰手段を備え、コンパクトが開けられると弾性復帰手段により発生する戻り力に抵抗してコンパクトの開く動作を減速するための摩擦手段を備えるカートリッジの外側上に配置され、前記カートリッジは、前記蓋部とともに前記基部によって形成された凹部の中に嵌合されている。

上記凹部は、基部に成形により得られる少なくも１つの第１のコンパートメントと、蓋部に成形により得られる少なくとも１つの第２のコンパートメントとにより形成されることが有利である。

これらのコンパートメントは、好ましくは、基部と蓋部の周辺部で画定され、これらのコンパートメントは同一直線上にあり、かつヒンジの軸上に一直線に配置されている。

本発明では、弾性復帰手段とカートリッジは、蓋部および基部のそれぞれから物理的に独立しており、それに嵌め込まれ、単純に適所に保持される。
カートリッジは、第１の部品と第２の部品とを含み、摩擦手段は、それら２つの部品の間に保持され、回転吸収手段を形成することが有利である。これらの部品は、蓋部および基部にそれぞれ設けられた対応する突起にそれぞれが機械的に噛合うように形成された複数の突起を備える。これら２つの部品は、ヒンジの軸上で一方が他方に挿入されることが好ましい。よって、カートリッジは、ヒンジが回転する旋回軸部を形成する。この場合、補助的な突起を凹部のコンパートメントの内壁に形成することができる。

例えば、摩擦手段は、カートリッジの前記部品の互いに対する回転が少なくとも部分的に妨げられるような粘性流体、特に剪断係数を有する油である。この流体は、例えばシリコンオイルまたは他の類似する粘性材料である。流体の剪断係数は、その粘性の関数であり、また、２つの部品の間の作用の関数でもある。すなわち、粘性がより高くなると、それぞれ、作用がより小さくなり、回転運動に対抗する力がより大きくなる。

変形例では、摩擦手段は、摩擦ブレーキとして作用する、エラストマー材料から切られたブロックである。第１の部品と第２の部品は、このエラストマーブロックの外周に対して直接擦れる壁を有している。

カートリッジは、封密になっていることが有利である。例えば、カートリッジは、第１の部品と第２の部品の間で防漏を確実にするための充填材（シール）を含む。シーリング処理は、粘性流体の漏出を防止するように設計されている。

本発明の有利な態様によれば、弾性復帰手段はヘリカル・スプリングであり、スプリングの軸は回転軸と同一直線上にある。このスプリングは、一方を蓋部に、他方を基部に固定するための手段を、それぞれの先端に含むことが好ましい。

有利な実施形態では、第１の部品は、ヒンジの軸上で第２の部品に挿入される。したがって、摩擦手段で形成される摩擦面は、ヒンジの軸に平行に、および／またはヒンジの軸に垂直に画定することができる。例えば、流体は、特に、ヒンジの軸に平行および／または直交に規定された量で分布する。

コンパクトは、閉じた位置に留める手段を含むことを有利とする。この留金手段は、例えば対応する欠刻に係合する弾性タブを有するスナップタイプの閉め具であり、この欠刻とタブは、一方が蓋部に設けられ、他方が基部の対応する位置に設けられる。

好適な実施形態によれば、第１の受け部は、化粧品、特に化粧または美容ケア製品を収容するために基部に形成されている。第２の受け部は、任意で、塗布用具を収容するために基部に形成されていてよい。もう１つの変形として、第３の受け部が鏡を収容するために蓋部に形成されてもよい。

本発明は、以下の説明を読むことにより、また、説明の主要部を形成する添付の図面を参照することにより、よりよく理解することができる。

図１は、本発明によるコンパクト１を示す。コンパクト１は、基部２と蓋部３とからなる。基部２と蓋部３はヒンジ４により結合されている。ヒンジ４は、蓋部３を「閉じた」位置から「開いた」位置へ、およびその逆に基部２に関連して動かすことを可能にする。閉じた位置では、蓋部３は被さるようして基部２を覆う。開いた位置は、コンパクト内に収容されている製品５を利用可能にする蓋部の位置に一致する。蓋部３は、ヒンジ４により許容される最大角度で、基部２の下に配置される。

製品５は、例えば口紅、ほお紅、アイシャドー等の化粧または美容ケア製品、或いは他の任意の固形または半固形の化粧または美容ケア製剤であることが好ましい。製品５は、基部２に置かれることが望ましい。このために、基部２は、製品５を収容するように設計された少なくとも１つの受け部６を備える。製品は、受け部６の寸法を有する容器に入れることができ、該容器は、ユーザがそのコンパクトで利用したい製品に応じて置き換えできるように、例えば取り外し可能である。したがって、コンパクトは再利用可能である。

ヒンジ４は、旋回軸７の周りを回転するように配置された旋回型であることが好ましい。この旋回軸７は、基部２および蓋部３によって形成される面（複数）に平行である。ヒンジ４はそれぞれ、基部２の端部８に対向して、且つ蓋部３の端部９に対向して配置されている。

ヒンジ４は、旋回軸部１０を含んでいる。この旋回軸部は、略円筒形である。一方が端部８の近くに配置された基部２内のコンパートメント１１に収容され、他方が端部９の近くに配置された蓋部のコンパートメント１２に収容されている。これらコンパートメント１１および１２は、旋回軸部１０に対して蓋部と基部とを回転させることを可能にする。

旋回軸部１０は、一方が他方の内部に回転可能に配置された、第１の部品１３と第２の部品１４を備える。第１の部品１３は、第２の部品１４によって形成されるロータ１６を収容するように空洞１５を備える。例えば、第１の部品１３は、コンパートメント１１内に機械的に保持される。よってそれは、回転において基部２と一体である。ゆえに、ロータ１６は、ヒンジ４の回転軸に重畳する軸の周りを空洞１５内で回転可能である。第２の部品１４は第２のコンパートメント１２内に機械的に保持される。したがってそれは、回転において蓋部３と一体である。したがって、基部２に対する蓋部３の回転は、空洞１５内でロータ１６を回転させる。

コンパートメント１１および１２には、例えばテーパー部分が形成され、該テーパーの端と端は、回転軸７上で互いに反対を向くように配置できる。それらのコンパートメント内に旋回軸部１０を挿入するために、コンパートメントの１つは、側面に開口部１７を含んでいる。図２によれば、側面の開口部１７は、第１のコンパートメント１１に形成されている。

旋回軸部１０がそれらのコンパートメントに挿入されると、第２の部品１４上の第１の機械的固定手段１８が、例えば、第２のコンパートメント１２の底に設けられた第１の対応突起１９に嵌合する。これらのコンパートメント内に一旦完全に挿入されると、側面開口部１７は、プラグ２０によって閉ざされる。このプラグ２０は、第１のコンパートメント１１に継続的に取り付けられる第１の手段２１と、第１の部品１３上に設けられた突起２３に対応する、機械的な取り付けのための突起を形成する第２の手段２２とを含んでいる。プラグ２０は、第１の部品１３を第１のコンパートメント１１に、すなわち基部２に取り付ける役目をする。

第１の取り付け部品２１は、例えば、第１のコンパートメント１１上の対応する受け部２１ｂに収容されるように設計されたラグ（突起）２１ａである。コンパートメント上の第１の突起１９および第２の突起２２は、部品１３および１４が、各々固定されているコンパートメントに対して回転できないように配置されている。

旋回軸部１０は、回転を吸収する手段として作用するように設計されている。したがって、基部２に対する蓋部３の回転は、旋回軸部１０によって吸収される。このために、旋回軸部１０は回転運動に対抗する摩擦力を左右する。この摩擦力は、２つの部品１３および１４の間に配設された摩擦手段２４によって得られる。ゆえに、旋回軸部１０はカートリッジを形成する。

例えば、この摩擦手段２４は、空洞１５内に配置された流体であり、ロータ１６と空洞１５の間の空隙の全てを満たしている。好適には、粘性流体は、それらが回転している間に所定の再生可能な摩擦力を得るために、その剪断係数のような基準に関連して選択される。選択された流体は、例えばシリコンオイルである。

カートリッジ１０により得ることができる摩擦力を変化させるためには、摩擦面は、この粘性流体で覆われた表面に対応して画定され、第１の部品１３の一部が第２の部品１４の少なくとも一部に対向して配置される。この摩擦面は、円筒形の空洞１５の内部で、円筒形のロータ１６の周辺で、軸７に平行に、軸７に沿って定められる。ロータ１６は、粘性流体のための空間だけが残るように、遊びを残して空洞１５の内部に設けられている。また、この摩擦面は、図３の変形例で示される場合のように、軸７に直交した面に定められる。

第１の部品１３は、第２の部品１４の周りに封密方式で設けられている。例えば、第１の部品１３は、対応溝と連動している襟部を介して第２の部品１４に嵌合している。加えて、Ｏリングシール２５がそれら２つの部品の接合部分に設けられてもよい。このシール２５は好ましくは、カートリッジの防漏を確実にする一方、第２の部品を第１の部品の内側で回転可能にする縁部を備えている。

コンパクトの開口を容易にするために、コンパクト１は、「開いている」位置において蓋部を基部２に対して回転させるように、すなわちコンパクトを閉じた位置から「開いた」位置に動かすように設計された弾性復帰手段２６も含む。手段２６は、蓋部３内の第１の端部２７、および基部２内の第２の端部２８によって保持されるように、コンパートメント１１および１２の内部に配置されることが好ましい。弾性復帰手段２６は、例えば、蓋部３および基部２の間にねじれ力を受けて配置されたヘリカル・スプリングである。「閉じた」位置では、２つの端部２７および２８は、スプリング・コイルが負荷の下にあるように、互いに関連させて配置される。コイルは、回転軸と同一直線上に延長している。

閉じた位置でコンパクトを維持するために、コンパクトは、回転吸収手段１０および弾性復帰手段２６の双方を含む場合、留金手段２９を含む。留金手段２９は、例えば、基部２内の欠刻３１に係合するように蓋部３上に形成されたタブ３０を含む。留め作用はスナップタイプとすることができる。欠刻３１とタブ３０の係合または解放は、コンパクト１の外側からアクセス可能なプッシュボタン３２によって制御することができる。留金手段２９は、コンパクトの、端部８および９の反対側の端部に設けられることが好ましい。

ゆえに、留金手段２９が解放されると、スプリング２６は、受けているねじれ力から解放される。特に、スプリング２６の解放は、その端部２７および２８の互いの再配置を起こす。端部２７および２８は、基部２に対して蓋部３を動かし、スプリングの解放は、「開いた」位置で基部２に対して蓋部３が取り得る、それぞれの位置の限度内で起こる。実際には、コンパクトに対する蓋部の位置は、例えば１２０°程度の特定の開口角度に制限することができる。開口角度は、例えば、コンパートメントの１つにおける、他方のコンパートメントに設けられた対応する窓部内で自在に回転するくぼみによって制限することができる。

変形例では、コンパクトは、２つより多いコンパートメントにより画定された凹部を含む。これらのコンパートメントは、特に、コンパートメントが基部２と一体であるか、蓋部３と一体であるかにより、軸７上にそれぞれ異なる長さを有していてよい。全てのケースにおいて、コンパートメントは、軸７に沿って互いに同軸上に画定されている。これらコンパートメントの長さの配分は、コンパクト１が開かれたとき、特にユーザがコンパクト２をその端部８により把持しているとき、コンパクト１がユーザの手から落ちないように最適化されている。

図１および図２に示す第１の変形例では、弾性復帰手段２６は、カートリッジ１０の周りに画定されている。図３に示す第２の変形例では、弾性復帰手段２６は、カートリッジ１０と並置される。この第２の変形例では、第１の部品１３は第２のコンパートメント１２内に取り付けられ、一方、第２の部品１４は第１のコンパートメント１１内に嵌合される。明らかに、この逆転は決して、上述したヒンジ４の動作に影響を及ぼすものではない。さらに、この変形例では、第１の部品により形成された対応突起２３’は、第２のコンパートメント１２の内壁３３上に形成された対応突起２２’に嵌合するように半径方向に広がっている。スプリングは、第２のコンパートメント１２内に完全に収容される。

好ましい実施形態において、基部２は、製品５を取ることができる塗布用具３５を収容するために第２の受け部３４を含む。製品５を最適に塗布するために、蓋部３は、鏡３６を収容するために設計された第３の受け部を備える。この場合、蓋部は１２０°程度の角度位置にロックされることが好ましい。

本発明によるコンパクトの分解図である。 図１に示した本発明によるコンパクトが「閉じた」位置にあるときのＡ−Ａにおける断面図である。 本発明の第２実施形態によるコンパクトの分解図である。

符号の説明

１ コンパクト
２ 基部
３ 蓋部
４ ヒンジ
５ 製品
６ 第１の受け部
７ 旋回軸
８、９ 端部
１０ 旋回軸部
１１，１２ コンパートメント・凹部
１３，１４ 部品
１５ 空洞
１６ ロータ
１７ 開口部
１８ 機械的固定手段
１９ 突起
２０ プラグ
２１ｂ 受け部
２１ 第１の取り付け部品
２２、２３ 突起
２４ 摩擦手段
２５ シール
２６ スプリング・弾性復帰手段
２７，２８ 端部
２９ 留金手段
３０ タブ
３１ 欠刻
３２ プッシュボタン
３３ 内壁
３４ 第２の受け部
３６ 鏡

Claims (14)

1. １）化粧品を収容することを目的とする、少なくとも１つのコンパートメントを画定している基部（２）と、
   ２）可逆的に少なくとも前記基部の一部を覆うことができる蓋部（３）と、
   ３）前記基部と前記蓋部の間に配置され、旋回軸（７）を画定するヒンジ（４）と、
   を含むコンパクト（１）であって、
   前記ヒンジは、少なくとも当該コンパクトが閉じた位置にあるときに戻ろうとする弾性に取り付けられた弾性復帰手段（２６）を備え、コンパクトが開けられたときに前記弾性復帰手段により発生される戻り力に抵抗してコンパクトの開く動作を減速するための摩擦手段（２４）を備えるカートリッジ（１０）の外側上に配置され、前記カートリッジは、前記蓋部とともに前記基部によって形成された凹部（１１，１２）の中に嵌合されていることを特徴とするコンパクト。
2. 前記凹部は、基部に成形されることより得られる第１のコンパートメント（１１）と、蓋部に成形されることにより得られる第２のコンパートメント（１２）とによって形成されていることを特徴とする請求項１記載のコンパクト。
3. 前記第１のコンパートメント（１１）は前記基部の周辺部（８）で画定され、前記第２のコンパートメント（１２）は前記蓋部の周辺部（９）で画定され、これらのコンパートメントは同一直線上にあることを特徴とする請求項２記載のコンパクト。
4. 前記弾性復帰手段および前記カートリッジは、コンパクトの周辺部に設けられた凹部の内部に収納されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のコンパクト。
5. 前記カートリッジは、第１の部品（１３）と第２の部品（１４）とを含み、前記摩擦手段は、それら２つの部品の間に配設されることを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載のコンパクト。
6. 前記第１の部品は、前記ヒンジの軸上で前記第２の部品に挿入されることを特徴とする請求項５記載のコンパクト。
7. 前記カートリッジの前記第１の部品および前記第２の部品はそれぞれ突起（１８，２３）を備え、該突起はそれぞれ前記蓋部または前記基部上の対応する突起（１９，２２）に機械的に噛合うことを特徴とする請求項５または６記載のコンパクト。
8. 前記摩擦手段は、前記カートリッジ内に封密方式（２５）で保持された、油などの粘性流体であることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載のコンパクト。
9. 前記摩擦手段は、前記カートリッジの壁に摩擦接触するエラストマーを備えるブレーキであることを特徴とする請求項１ないし８のいずれかに記載のコンパクト。
10. 前記弾性復帰手段は、螺旋状のスプリングであり、前記スプリングの軸が前記旋回軸と同一直線上にあることを特徴とする請求項１ないし９のいずれかに記載のコンパクト。
11. 前記蓋部がスナップタイプの取り付けにより前記基部に固定されるように、閉位置に留金手段（２９）を含むことを特徴とする請求項１ないし１０のいずれかに記載のコンパクト。
12. 化粧品（５）、特に化粧または美容ケア製品を収容するための第１の受け部（６）が前記基部に形成されていることを特徴とする請求項１ないし１１のいずれかに記載のコンパクト。
13. 塗布用具（３５）を収容するための第２の受け部（３４）が前記基部に形成されていることを特徴とする請求項１ないし１２のいずれかに記載のコンパクト。
14. 鏡（３６）を収容するための第３の受け部が前記蓋部に形成されていることを特徴とする請求項１ないし１３のいずれかに記載のコンパクト。

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