JP2004266859A - 画像入力装置及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化及び撮影の即時性を保ちながら性能の向上を図った画像入力装置を提供する。
【解決手段】 通信機能301により受信されるデータの受信予定サイズに、現在の撮影モード(撮影画質モード)での予め定められた撮影画像のデータサイズを加えた値が、記憶手段304のメモリ残量よりも大きかった場合には、現在の撮影モードを変更することで、画像圧縮手段306の圧縮率を高圧縮率とする。これにより、撮影中の突発的な受信に対応して、撮影と通信の即時性の両立を図る。
【選択図】 図15
【解決手段】 通信機能301により受信されるデータの受信予定サイズに、現在の撮影モード(撮影画質モード)での予め定められた撮影画像のデータサイズを加えた値が、記憶手段304のメモリ残量よりも大きかった場合には、現在の撮影モードを変更することで、画像圧縮手段306の圧縮率を高圧縮率とする。これにより、撮影中の突発的な受信に対応して、撮影と通信の即時性の両立を図る。
【選択図】 図15
Description
本発明は、ディジタルカメラ等に適用され、特に、通信機能を備えた画像入力装置及び装置やシステムの動作制御を行うための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものである。
近年においては、半導体等の技術進歩により、ディジタルカメラの普及にはめざましいものがある。このディジタルカメラは、撮影して得られた画像をディジタル化して、画像メモリに記憶するものであり、この画像メモリとしては、特に、半導体メモリが多く用いられている。
しかしながら、半導体メモリは非常に高価なものであるため、ディジタルカメラ全体のコストを考慮すると、ディジタルカメラに設ける半導体メモリの容量も限られる。すなわち、撮影可能枚数も限られる。現在、ディジタルカメラに標準装備されている半導体メモリの容量は、カメラ機器として要求される一般的な撮影頻度に対して、充分な量であるとは言えない状態にある。
そこで、例えば、画像メモリとして、PCMCIAのフラッシュメモリカードやスマートメモリ等の交換可能型記憶デバイスを使用し、この画像メモリを使用者の必要に応じて交換可能とすることで、撮影可能枚数を増加させたディジタルカメラがある。しかしながら、フルになった画像メモリを新たな画像メモリに交換したい時等に、該新たな画像メモリを入手できない場合が考えられる。したがって、使用者は、撮影を行う前に撮影枚数を予め予想しておき、その予想枚数に充分な余裕を持って、PCMCIAのフラッシュメモリカードやスマートメディア等を携行する必要がある。
また、上述したカメラ機器に要求される一般的な撮影頻度に対して充分な撮影可能枚数を確保するために、画像メモリとして、半導体メモリではなく、ハードディスク等の磁気メモリを使用することが考えられる。しかしながら、磁気メモリを画像メモリとして使用した場合でも、その容量は無限大ではない。すなわち、限界がある。
したがって、上述のようなディジタルカメラは、内蔵されている画像メモリの容量や交換可能型記憶デバイスの入手性によって、撮影可能枚数が限られていた。このため、制限された枚数を超えて撮影を行う場合、例えば、撮影現場にて、撮影して既に画像メモリに記憶させた撮影画像の中から不要な画像を消去したり、或いは、パーソナルコンピュータ内の記憶デバイス等に撮影画像を転送して、画像メモリの使用可能な容量を増加させる、という作業が必要である。
しかしながら、撮影現場にて、上記の作業を行うことは、時間的なロスを生み、即時性を求められるディジタルカメラにとって、大きな欠点となる。
具体的には、撮影画像の中から不要な画像を消去する場合、どの画像が不要であるかを判断するためには、種々の情報の確認が必要である。この確認を行うことは、撮影者にとって大きな負担となる。特に、撮影画像の良否は、一般的にディジタルカメラが備えている小型ディスプレイでは判断しにくいこともある。さらに、上記の確認を効率的に行おうとすると、該確認のための専用の新たな操作スイッチ群や情報確認用ディスプレイ等が必要となる。これは、ディジタルカメラの小型化を阻害することになる。さらにまた、撮影者にとって、撮影した画像を現場にて消去することは、心理的に負担を強いることである。したがって、上記の作業に対する撮影者の抵抗感は強いと言える。
一方、撮影画像を他のパーソナルコンピュータ内の記憶デバイス等に転送する場合、上述したような撮影者に対する負担は生じないが、ディジタルカメラとパーソナルコンピュータのインターフェース等を携行する必要があり、したがって、物理的な負担が大きくなる。
そこで、上述のような問題を解消するために、例えば、ディジタルカメラに通信機能を設け、必要に応じて撮影画像や電子メールを送受信することが考えられる。
しかしながら、ディジタルカメラに通信機能を設けた構成としても、撮影画像を記憶するメモリと、受信データを記憶するメモリとが同一メモリである場合、該メモリに対する要求の衝突のため、撮影機能のみのディジタルカメラでは存在しなかった問題が生じてくる。
例えば、これから撮影を行おうとしているまさにその瞬間、通信の着呼が発生し、その受信データが撮影画像を記憶しようとしていたメモリを占領してしまった場合、直前まで可能であった撮影が行えなくなることが考えられる。この問題を回避するために、使用者が通信の是非を着呼の度に、その場で判定する必要があるが、これでは、撮影の即時性が失われ、シャッターチャンスを逃す可能性がある。このような問題は、ディジタルカメラとして大きな欠点である。
また、通信中に撮影機能を動作させたために、受信データを最後までメモリに記憶できなくなることが考えられる。これも、通信の確実性に影響してしまい、通信機能にとって、大きな欠点である。
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、小型化及び撮影の即時性を保ちながら性能の向上を図ったディジタルカメラ等を提供することができる画像入力装置、及び装置やシステムの動作制御を行うための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
斯かる目的下において、本願の請求項1に記載の発明によれば、通信機能を有し、該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像を記憶手段に記憶する画像入力装置であって、上記撮影モードに対応した圧縮率で入力画像を圧縮して上記記憶手段に記憶する画像圧縮手段と、上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、上記記憶手段のメモリ残量を得る残量発生手段と、上記撮影モード、上記受信量発生手段で得られた容量、及び上記残量発生手段で得られたメモリ残量に基づいて、上記画像圧縮手段での圧縮率を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また本願の請求項2に記載の発明によれば、撮影モードを入力する入力手段と、上記入力手段で入力された撮影モードにより得られた画像を入力する画像入力手段と、上記画像入力手段で入力された入力画像を圧縮する画像圧縮手段と、任意のデータを受信する通信手段と、上記画像圧縮手段で圧縮された入力画像及び上記通信手段で受信されたデータを記憶する記憶手段と、上記記憶手段のメモリ残量を管理する残量発生手段と、上記通信手段によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、上記入力手段で入力された撮影モード、上記残量発生手段で得られたメモリ残量、及び上記受信量発生手段で得られた容量に基づいて、上記画像圧縮手段に対して入力画像量の制御の指示を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また本願の請求項3に記載の発明によれば、通信機能を有し、該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像を記憶手段に記憶する画像入力装置であって、上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、上記記憶手段のメモリ残量を得る残量発生手段と、上記撮影モード、上記受信量発生手段で得られた容量、及び上記残量発生手段で得られたメモリ残量に基づいて、上記通信機能での受信動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また本願の請求項4に記載の発明によれば、撮影モードを入力する入力手段と、上記入力手段で入力された撮影モードにより得られた画像を入力する画像入力手段と、上記画像入力手段で入力された入力画像を圧縮する画像圧縮手段と、任意のデータを受信する通信手段と、上記画像圧縮手段で圧縮された入力画像及び上記通信手段で受信されたデータを記憶する記憶手段と、上記記憶手段のメモリ残量を管理する残量発生手段と、上記通信手段によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、上記入力手段で入力された撮影モード、上記残量発生手段で得られたメモリ残量、及び上記受信量発生手段で得られた容量に基づいて、上記通信手段での受信データ量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また本願の請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明において、上記制御手段が、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限することを特徴とする。
また本願の請求項6に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明において、上記制御手段が、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限し、その後、送信側にデータの再送要求を発行することを特徴とする。
また本願の請求項7に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明において、上記制御手段が、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、送信側に対して圧縮率を上げてデータ送信させることを特徴とする。
また本願の請求項8に記載の発明によれば、請求項5〜7の何れか1項に記載の発明において、上記制御手段が、上記の場合に、上記記憶手段に記憶された入力画像を送信側に送信することを特徴とする。
また本願の請求項9に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明において、上記制御手段が、上記受信量発生手段で得られた容量に対応する受信データがストリーミングデータである場合、受信を拒絶する制御を行うことを特徴とする。
また本願の請求項10に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明において、上記制御手段が、予め定められた入力画像枚数分のデータサイズに上記受信量発生手段で得られた容量及び上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限することを特徴とする。
また本願の請求項11に記載の発明によれば、通信機能、及び該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像をメモリに記憶するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記処理ステップは、上記撮影モードに対応した圧縮率で上記入力画像を圧縮して上記メモリに記憶する画像圧縮ステップと、上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生ステップと、上記メモリのメモリ残量を得る残量発生ステップと、上記撮影モード、上記受信量発生ステップで得られた容量、及び上記残量発生ステップで得られたメモリ残量に基づいて、上記画像圧縮ステップでの圧縮率を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
また本願の請求項12に記載の発明によれば、通信機能、及び該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像をメモリに記憶するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記処理ステップは、上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生ステップと、上記メモリのメモリ残量を得る残量発生ステップと、上記撮影モード、上記受信量発生ステップで得られた容量、及び上記残量発生ステップで得られたメモリ残量に基づいて、上記通信機能での受信動作を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
また本願の請求項13に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明において、上記制御ステップが、上記受信量発生ステップで得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限するステップを含むことを特徴とする。
また本願の請求項14に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明において、上記制御ステップが、上記受信量発生ステップで得られた容量に対応する受信データがストリーミングデータである場合、受信を拒絶する制御を行うステップを含むことを特徴とする。
また本願の請求項15に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明において、上記制御ステップが、予め定められた入力画像枚数分のデータサイズに上記受信量発生ステップで得られた容量及び上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、圧縮率の自動変更や受信データサイズの自動変更という制御を行うことで、ディジタルカメラと通信機器を一体にすることによるメモリ資源の衝突というデメリット等を克服することができる。
このため、即時性の高い通信と、即時性の高い撮影との双方の要求を満足することができ、且つ小型で操作性の高い装置やシステムを提供することができる。また、撮影現場においても、シャッターチャンスを逃すことなく、機敏な撮影や信頼性の高い通信を行うことができる。
また、送信側に対して圧縮率を上げてデータ送信させる場合等、撮影終了後等に、送信側に対して再送要求を発行するように構成すれば、本来受信すべきデータを得ることができる。このとき、撮影済の画像データ(装置或いはシステム内に記憶した撮影により得られた画像)を送信側に送信してから、上記の制御を行うようにしてもよい。これにより、メモリ残量が増加するため、送信側からのデータを確実に受信することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明に係る画像処理方法は、例えば、図1に示すようなディジタルカメラ100により実施される。このディジタルカメラ100は、本発明に係る画像処理装置或いは画像入力装置を適用したものでもある。
本発明に係る画像処理方法は、例えば、図1に示すようなディジタルカメラ100により実施される。このディジタルカメラ100は、本発明に係る画像処理装置或いは画像入力装置を適用したものでもある。
すなわち、ディジタルカメラ100は、電話や電子メール等の通信機能を有しており、上記図1(装置外観図)に示すように、ディジタルカメラ100本体の前面には、シャッタボタン102、モードダイヤル101、レンズ108、及びレンズ108の上方に配置されたストロボ109が設けられている。また、ディジタルカメラ100本体の側面には、その本体に内蔵されたスピーカ105、白黒液晶104、キーボード103、後述するジョグダイヤル(図示せず)、及びその本体に内蔵されたマイク106が設けられている。
さらに、シャッタボタン102、モードダイヤル101、レンズ108、及びストロボ109が設けられた面に対向する面には、図2(上記図1の矢印A方向からの装置外観図)に示すように、ポインティングデバイス110が設けられている。さらにまた、上述のスピーカ105部分は、同図に示すように、ディジタルカメラ100本体に対して矢印B方向に開閉自在に設けられており、開状態でカラー液晶107が観察可能なように構成されている。
ここで、上述のモードダイヤル101は、パワースイッチ機能も有しており、図3(上記図1の矢印C方向からのモードダイヤル101の正面図)に示すように、シャッタボタン102の回りを回転する構造となっている。そして、このモードダイヤル101の回転によって、電源を切った状態(OFFモード)、電話の送受信を行える状態(TELモード)、ディジタルカメラ100本体に記憶された画像、音声、テキスト等の情報を表示する状態(VIEWモード)、及びカメラ撮影が可能な状態(CAMERAモード)等を切り換えることができるようになされている。
したがって、上述のようなディジタルカメラ100の各モードにおける機能を図示すると、図4に示すようになる。
この図4に示すように、OFFモード以外のモードでは、電話の着信を受けること(TEL着信機能)が可能となる。
TELモードでは、通常のPHS(パーソナル・ハンディホン・システム)電話機の機能が動作可能となる(TEL着信機能、TEL発信機能)。すなわち、TELモードでは、ディジタルカメラ100本体のキーボード103からの電話番号の入力、白黒液晶104への入力番号表示、及び予め記憶されている電話番号の表示(電話帳の表示)が可能となり、ディジタルカメラ100本体に内蔵されているスピーカ105とマイク105を用いることで、電話の送受信ができるようになされている。また、TELモードでは、必要に応じて、カラー液晶107の表示を行うことも可能となり、色分け等のよって、複雑なオプション機能を容易に選択できるようになされている。尚、ここでの「電話の送受信」とは、PHS電話機や携帯電話機等で可能であるデータ通信も含むものとする。
VIEWモードでは、後述するCAMERAモードにより撮影して得られた画像、録音した音声、受信した画像や音声、或いはテキストを選択し、それを再生したり、表示したりすることができるようになされている(画像表示/出力機能、音声出力機能、テキスト表示機能、電子メール機能)。
CAMERAモードでは、詳細は後述するが、レンズ108を介した被写体像をCCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して電気信号に変換し、必要に応じて所定の画像処理を行って、フラッシュメモリ等の記憶デバイスに記憶するようになされている(画像入力/記憶機能)。また、CAMERAモードでは、ポインティングデバイス110を用いて、カラー液晶107に表示されるメニュー画面からストロボ109の発光条件を選択し、その発光条件で被写体を照明できるようにもなされている。さらに、CAMERAモードでは、後述するプレイ・バック(Play back)機能により、撮影して得られた画像を確認し、その画像が不要である場合に消去したり、アノテーションとして音声を記録したり(音声入力/記憶機能)、或いは、電子メールとして所望する相手に送信することもできるようになされている(電子メール送信機能)。
上述のようなディジタルカメラ100の内部構成は、例えば、図5に示すように、メインCPU部201、サブCPU部202、PHS部203、及びカメラ部204を主とした構成としており、これらの各部が協調動作することによって、上述したTELモード、VIEWモード、及びCAMERAモードの各モード下で各機能を実現するように成されている。
以下、メインCPU部201、サブCPU部202、PHS部203、及びカメラ部204について具体的に説明する。
(1)カメラ部204
図6は、上記図5のカメラ部204を具体的に示したものである。この図6に示すように、カメラ部204は、上記図1のレンズ108からの入射光が撮像面に結像するように設けられた撮像素子213と、撮像素子213の出力が供給されるCDS/AGC回路214と、CDS/AGC回路214の出力が供給されるA/D変換器215と、A/D変換器215の出力が供給される信号処理回路216と、詳細は後述するメインCPU210のCPU29(上記図5)と接続されたカメラマイコン211とを備えており、カメラマイコン211の出力は信号処理回路216に供給され、信号処理回路216の出力はCPU29に供給されるようになされている。また、カメラ部204は、CPU29の出力が供給されるタイミングジェネレータ218と、タイミングジェネレータ218の出力が供給される垂直ドライバ217とを備えており、タイミングジェネレータ218の出力は、撮像素子213、CDS/AGC回路214、A/D変換器215、及び信号処理回路216に各々供給され、垂直ドライバ217の出力は、撮像素子213に供給されるようになされている。さらに、上述の信号処理回路216には、CPU29の出力も供給されるようになされている。
図6は、上記図5のカメラ部204を具体的に示したものである。この図6に示すように、カメラ部204は、上記図1のレンズ108からの入射光が撮像面に結像するように設けられた撮像素子213と、撮像素子213の出力が供給されるCDS/AGC回路214と、CDS/AGC回路214の出力が供給されるA/D変換器215と、A/D変換器215の出力が供給される信号処理回路216と、詳細は後述するメインCPU210のCPU29(上記図5)と接続されたカメラマイコン211とを備えており、カメラマイコン211の出力は信号処理回路216に供給され、信号処理回路216の出力はCPU29に供給されるようになされている。また、カメラ部204は、CPU29の出力が供給されるタイミングジェネレータ218と、タイミングジェネレータ218の出力が供給される垂直ドライバ217とを備えており、タイミングジェネレータ218の出力は、撮像素子213、CDS/AGC回路214、A/D変換器215、及び信号処理回路216に各々供給され、垂直ドライバ217の出力は、撮像素子213に供給されるようになされている。さらに、上述の信号処理回路216には、CPU29の出力も供給されるようになされている。
上述のようなカメラ部204において、カメラマイコン211は、装置全体の動作制御を行うCPU29と通信することで、カメラ部204全体の動作制御を行う。例えば、カメラマイコン211は、レンズ108(上記図1)のレンズ位置の情報が与えられることで、各種の画像処理のための動作制御を行ったり、絞り状態に基づいた操作を使用者に促すための情報をCPU29に伝える。具体的には、まず、レンズ108は、例えば、3倍のズームレンズであり、手動によりズーム位置が移動可能なように構成されており、35mmカメラに換算すると、34mm〜103mmの焦点距離を持っている。そして、このレンズ位置は、図示していないホール素子により、カメラマイコン211に与えられる。したがって、カメラマイコン211は、与えられたレンズ108のレンズ位置に応じた各種の画像処理を行うように、カメラ部204の動作制御を行う。一方、明るさに関しては、例えば、F2.4〜F3.5とする。また、レンズ108と撮像素子213間には、図示していないが、開放と絞り込みの2種類の光学的絞りが設けられており、これらの絞りは、手動により操作される。そこで、カメラマイコン211は、この絞り位置を検出し、その検出結果をCPU29に与える。したがって、CPU29は、カメラマイコン211からの検出結果に基づいて、光量不足や光量オーバの際の警告等を使用者に通知する。また、ストロボ109は、調光回路付きのものであり、この充電制御や発光の制御も、カメラマイコン211により行われる。すなわち、ストロボ109は、カメラマイコン211からのレンズ108(ズームレンズ)のレンズ位置に基づいて、調光制御のリファレンスレベルを変動させることで、レンズ108のレンズ位置に関わらず、適切な発光を得るようになされている。尚、CPU29は、詳細は後述するが、メモリコントローラ及びシリアルインターフェースを有する混在型ICからなり、装置全体の動作制御を行うものである。
上述のようなカメラマイコン211の制御により、カメラ部204は、以下のように動作する。
先ず、タイミングジェネレータ(TG)218には、CPU29で生成された装置全体のタイミングの基となるクロックK信号230、及び水平/垂直同期信号40が、撮像素子108での表示タイミングで供給される。タイミングジェネレータ218は、撮像素子213に画像を形成させるためのタイミング信号を生成するものであり、CPU29からのクロックK信号230及び水平/垂直同期信号40に同期して、撮像素子213にはタイミング信号226(画像を形成する基となるタイミング信号)を、垂直ドライバ217にはタイミング信号227(撮像素子213に与える電圧変換を必要とするタイミング信号)を、CDS/AGC回路214にはサンプルホールド信号231(サンプル・ホールドのタイミング信号)を、A/D変換器215及び信号処理回路216にはサンプルクロック228(画素信号をサンプリングする基となるクロック)を、各々供給する。
このとき、レンズ108は、図示していない被写体からの光を屈折させて、撮像素子213の撮像面(電荷面)に集光させる。撮像素子213は、例えば、CCDからなり、この撮像素子213で形成される画像の大きさは、例えば、横1280画素(dot)、縦960画素である。そして、撮像素子213は、タイミングジェネレータ218からのタイミング信号226に従って、上述のレンズ108からの被写体光を電気信号(電荷)に変換し、アナログの画素信号222として、CDS/AGC回路214に供給する。また、垂直ドライバ(V−Driver)217は、タイミングジェネレータ218からのタイミング信号227に従って、撮像素子213を駆動する信号の電圧振幅を変換する。これにより、CDS/AGC回路214には、横1280画素、縦960画素の電気信号が撮影画像信号として供給されることになる。
CDS/AGC回路214は、タイミングジェネレータ218からのサンプルホールド信号231に従って、撮像素子108からの撮影画像信号(222)にサンプリング処理を行ってノイズを取り除き、また、その信号振幅のゲインを自動制御する。そして、CDS/AGC回路214は、それらの処理を行った撮影画像信号223をA/D変換器215に供給する。
A/D変換器215は、タイミングジェネレータ218からのサンプルクロック228に従って、CDS/AGC回路214からの撮影画像信号(アナログの画素信号)を10ビットのディジタルデータ64に変換し、そのディジタルデータ224を10本のデータバスを介して信号処理回路216に供給する。
信号処理回路(Image Processor)216は、画像処理ICであり、この信号処理回路216には、CPU29からの制御信号221がカメラマイコン211を介して与えられる。したがって、信号処理回路216は、制御信号221により、図示していない内部レジスタの読み書きを行うことで、ホワイトバランスやAE等の画像処理を行う。具体的には、信号処理回路216は、タイミングジェネレータ218からのサンプルクロック228に従って、A/D変換器215からのディジタルデータにホワイトバランス等の補正処理を行い、そのデータを撮像素子213での色空間からRGB系の色空間に変換し、YUV8ビットのフォーマットの画像データ39として、8本のデータバスを介して、CPU29に供給する。
(2)サブCPU部202
サブCPU部202は、上記図5に示すように、メインCPU部201、PHS部203、及び上述のカメラ部204と通信するサブCPU1を備えている。このサブCPU1には、白黒液晶(LCDディスプレイ)104、ジョグダイヤル11、キーボード103、モードダイヤル101、シャッタボタン102、RTC4、DC−DCコンバータ24、及び電池22が接続されている。
サブCPU部202は、上記図5に示すように、メインCPU部201、PHS部203、及び上述のカメラ部204と通信するサブCPU1を備えている。このサブCPU1には、白黒液晶(LCDディスプレイ)104、ジョグダイヤル11、キーボード103、モードダイヤル101、シャッタボタン102、RTC4、DC−DCコンバータ24、及び電池22が接続されている。
このようなサブCPU部202は、以下のような機能を有している。
(2−1)
サブCPU1は、メインCPU部201のCPU29と通信を行って、コマンドやデータ等のやり取りを行う。この通信の手段としては、13本の信号線からなるバス19を使用したパラレル転送で行われる。バス19は、8本のデータバスと、1本のアドレス信号線、I/OREAD信号線、I/OWRITE信号線、チップセレクト信号線、INTERRUPT信号線とからなる。また、サブCPU1は、メインCPU部201に対するリセット要求信号Resetを、信号線20を介してCPU29に供給する。さらに、サブCPU1は、カメラ部204の制御を行うためのリセット要求信号Resetを、信号線21を介してカメラマイコン51に供給する。
サブCPU1は、メインCPU部201のCPU29と通信を行って、コマンドやデータ等のやり取りを行う。この通信の手段としては、13本の信号線からなるバス19を使用したパラレル転送で行われる。バス19は、8本のデータバスと、1本のアドレス信号線、I/OREAD信号線、I/OWRITE信号線、チップセレクト信号線、INTERRUPT信号線とからなる。また、サブCPU1は、メインCPU部201に対するリセット要求信号Resetを、信号線20を介してCPU29に供給する。さらに、サブCPU1は、カメラ部204の制御を行うためのリセット要求信号Resetを、信号線21を介してカメラマイコン51に供給する。
(2−2)
サブCPU1は、PHS部203のPHSモジュール48と通信を行って、コマンドやデータ等のやり取りを行う。この通信手段としては、シリアルデータ転送信号(TxD,RxD)用の信号線16、RING信号用の信号線17、及びWakeUp信号用の信号線18を使用したシリアル転送で行われる。また、サブCPU1は、PHS部203に対するリセット要求信号Resetを、信号線18を介してPHSモジュール48に供給する。
サブCPU1は、PHS部203のPHSモジュール48と通信を行って、コマンドやデータ等のやり取りを行う。この通信手段としては、シリアルデータ転送信号(TxD,RxD)用の信号線16、RING信号用の信号線17、及びWakeUp信号用の信号線18を使用したシリアル転送で行われる。また、サブCPU1は、PHS部203に対するリセット要求信号Resetを、信号線18を介してPHSモジュール48に供給する。
(2−3)
サブCPU1は、電話番号等を表示するための白黒液晶104に対して、CS信号、RS信号、SDA信号、及びSCL信号用の信号線3により、コマンドやデータ等をシリアル転送することで、白黒液晶104での表示動作を制御する。また、サブCPU1は、信号線3を介して、BL−ON信号を白黒液晶104に供給することで、白黒液晶104の図示していないバックライトのON/OFF制御も行う。
サブCPU1は、電話番号等を表示するための白黒液晶104に対して、CS信号、RS信号、SDA信号、及びSCL信号用の信号線3により、コマンドやデータ等をシリアル転送することで、白黒液晶104での表示動作を制御する。また、サブCPU1は、信号線3を介して、BL−ON信号を白黒液晶104に供給することで、白黒液晶104の図示していないバックライトのON/OFF制御も行う。
(2−4)
サブCPU1は、RTC4とI2C−BUS(Inter IC BUS:Philips社提唱)により接続されている。このRTC4は、カレンダーや時刻の情報等を生成するものである。また、RTC4は、例えば、32.768KHzの動作クロックで動作し、この動作クロックは、信号線49を介してPHSモジュール48に供給される。このようなRTC4により、サブCPU1は、日付や時刻等の情報を得るようになされている。また、サブCPU1の割り込み端子IRQには、RTC4からのアラーム信号が信号線6を介して与えられる。これにより、サブCPU1は、予め設定された時刻で、割り込みを発生させるようになされている。
サブCPU1は、RTC4とI2C−BUS(Inter IC BUS:Philips社提唱)により接続されている。このRTC4は、カレンダーや時刻の情報等を生成するものである。また、RTC4は、例えば、32.768KHzの動作クロックで動作し、この動作クロックは、信号線49を介してPHSモジュール48に供給される。このようなRTC4により、サブCPU1は、日付や時刻等の情報を得るようになされている。また、サブCPU1の割り込み端子IRQには、RTC4からのアラーム信号が信号線6を介して与えられる。これにより、サブCPU1は、予め設定された時刻で、割り込みを発生させるようになされている。
(2−5)
サブCPU1は、モードダイヤル101やシャッタボタン102、キーボード103等によるキー操作入力を検出する。
サブCPU1は、モードダイヤル101やシャッタボタン102、キーボード103等によるキー操作入力を検出する。
すなわち、サブCPU1は、モードダイヤル101(モード切り替えスイッチ)の操作状態を検出することで、上述したOFFモード(電源遮断モード)、TELモード(電話モード)、VIEWモード(再生モード)、CAMERAモード(カメラモード)の4つのモードを識別する。このため、サブCPU1とモードダイヤル101は、4本の信号線(スイッ入力端子)8で接続されている。
また、サブCPU1は、シャッタボタン102(シャッタスイッチ)の操作状態を検出する。このシャッタボタン102は、半押し状態と全押し状態の2段階スイッチからなる。したがって、サブCPU1は、シャッタボタン102が半押し状態であるか全押し状態であるかを識別する。このため、サブCPU1とシャッタボタン102は、2本の信号線(スイッ入力端子)10で接続されている。
また、サブCPU1は、ジョグダイヤル11の操作状態を検出する。このジョグダイヤル11は、白黒液晶104に画面表示された複数の項目の中から目的の項目を選択するような場合等に用いられるものである。例えば、使用者は、ジョグダイヤル11を回すことで、白黒液晶104の表示画面上にてカーソルを移動させ、そのカーソルが目的の項目上に位置したときに、ジョグダイヤル11を押し込むことで目的とする項目を決定する。また、ジョグダイヤル11は、左右に傾けることができるように構成されており、これにより、白黒液晶104の表示を切り換えることができるようになされている。例えば、ジョグダイヤル11を左に倒せば前の画面に戻り、右に倒せば次の画面に進む。このようなジョグダイヤル11の操作に伴った動作制御は、サブCPU1がジョグダイヤル11の操作状態を検出することで行われる。したがって、サブCPU1とジョグダイヤル11は、ジョグダイヤル11の回転方向判別用の2本の信号線、その押し込み判別用の1本の信号線、及びその左右の傾き判別用の2本の信号線からなる合計5本の信号線(スイッチ入力端子)12で接続されている。
また、サブCPU1は、キーボード103の操作状態を検出する。このキーボード103は、電話番号入力のためのテンキー等に使用され、例えば、8×2のキーマトリクス方式のスイッチからなる。したがって、キーボード103は、8本の出力用信号線(出力端子)14と、2本の入力用信号線(入力端子)15により、サブCPU1からスキャンされる。
上述したモードダイヤル101やシャッタボタン102、キーボード103等の各種のキーには、入力が変化した時に割り込みが入るようになされた特別な入力端子が設けられている。このため、サブCPU1は、実行すべきジョブ(JOB)がなく、スタンバイ状態である時には、キー入力が変化することで、自動的にスタンバイ状態からフルオン(Full−ON)状態となり、その入力変化に伴って行うべき制御処理を実行する。
(2−6)
サブCPU1は、電池22と信号線26で接続されており、この信号線26により、RxDによるシリアル通信を行う。例えば、サブCPU1は、信号線26を介して、電池22から電池エネルギーの残量や、充電時の電池の情報(電圧や温度等)を受け取り、その情報に応じた制御処理を行う。ここで、電池22の電力は、DC−DCコンバータ24を介して、サブCPU部202の各部に与えられる。そこで、サブCPU1は、DC−DCコンバータ24のON/OFFを、信号線25(出力端子)を介して制御することで、パワーマネージメントを行う。また、電池22には、電池22の取り出し口の蓋のノブ(図示せず)に連動した着脱検出スイッチ23が設けられており、この着脱検出スイッチ23の検出信号は、通信線27を介してサブCPU1に供給される。サブCPU1は、着脱検出スイッチ23からの検出信号により、電池22が抜かれそうになった状態を把握し、そのときにはパワーオフ処理を行い、メモリのデータ等の破壊を防ぐための処理を行う。さらに、電池22の出力電圧は、信号線28(A/Dコンバータ用入力端子)を介してサブCPU1に供給される。これにより、サブCPU1は、電池22の電圧を監視し、過充電や過放電等の異常を検出した場合には、それに対応するための保護処理を行う。
サブCPU1は、電池22と信号線26で接続されており、この信号線26により、RxDによるシリアル通信を行う。例えば、サブCPU1は、信号線26を介して、電池22から電池エネルギーの残量や、充電時の電池の情報(電圧や温度等)を受け取り、その情報に応じた制御処理を行う。ここで、電池22の電力は、DC−DCコンバータ24を介して、サブCPU部202の各部に与えられる。そこで、サブCPU1は、DC−DCコンバータ24のON/OFFを、信号線25(出力端子)を介して制御することで、パワーマネージメントを行う。また、電池22には、電池22の取り出し口の蓋のノブ(図示せず)に連動した着脱検出スイッチ23が設けられており、この着脱検出スイッチ23の検出信号は、通信線27を介してサブCPU1に供給される。サブCPU1は、着脱検出スイッチ23からの検出信号により、電池22が抜かれそうになった状態を把握し、そのときにはパワーオフ処理を行い、メモリのデータ等の破壊を防ぐための処理を行う。さらに、電池22の出力電圧は、信号線28(A/Dコンバータ用入力端子)を介してサブCPU1に供給される。これにより、サブCPU1は、電池22の電圧を監視し、過充電や過放電等の異常を検出した場合には、それに対応するための保護処理を行う。
(3)PHS部203
PHS部203の内部構成を具体的に示すと、例えば、図7のようになる。すなわち、PHS部203は、上記図7に示すように、アンテナ251に接続されたアンテナスイッチ252と、アンテナスイッチ252の出力が供給される受信用増幅器(AMP)265と、シンセサイザ257と、受信用増幅器265及びシンセサイザ257の各出力が供給される受信回路254と、受信回路254の出力が供給されるTDMAデフレーマ回路259と、TDMAデフレーマ回路259の出力が各々供給されるADPCMコーデック回路260、PIAFSフレーム分解/組立回路262、及び制御回路263と、制御回路263と接続されたアプリケーション部(以下、単に「アプリケーション」と言う)264とを備えており、PIAFSフレーム分解/組立回路262は、制御回路263及びアプリケーション264とも接続されており、シンセサイザ257には、制御回路263の出力が供給されるようになされている。また、ADPCMコーデック回路260には、送受話器261が接続されている。また、PHS部203は、制御回路263及びADPCMコーデック回路260の各出力が供給されるTDMAフレーマ回路258と、シンセサイザ257及びTDMAフレーマ回路258の各出力が供給される送信回路255と、制御回路263及び送信回路255の各出力が供給される送信用増幅器253とを備えており、送信用増幅器253の出力は、アンテナスイッチ252を介してアンテナ251から送出されるようになされている。
PHS部203の内部構成を具体的に示すと、例えば、図7のようになる。すなわち、PHS部203は、上記図7に示すように、アンテナ251に接続されたアンテナスイッチ252と、アンテナスイッチ252の出力が供給される受信用増幅器(AMP)265と、シンセサイザ257と、受信用増幅器265及びシンセサイザ257の各出力が供給される受信回路254と、受信回路254の出力が供給されるTDMAデフレーマ回路259と、TDMAデフレーマ回路259の出力が各々供給されるADPCMコーデック回路260、PIAFSフレーム分解/組立回路262、及び制御回路263と、制御回路263と接続されたアプリケーション部(以下、単に「アプリケーション」と言う)264とを備えており、PIAFSフレーム分解/組立回路262は、制御回路263及びアプリケーション264とも接続されており、シンセサイザ257には、制御回路263の出力が供給されるようになされている。また、ADPCMコーデック回路260には、送受話器261が接続されている。また、PHS部203は、制御回路263及びADPCMコーデック回路260の各出力が供給されるTDMAフレーマ回路258と、シンセサイザ257及びTDMAフレーマ回路258の各出力が供給される送信回路255と、制御回路263及び送信回路255の各出力が供給される送信用増幅器253とを備えており、送信用増幅器253の出力は、アンテナスイッチ252を介してアンテナ251から送出されるようになされている。
上述のようなPHS部203において、まず、アンテナスイッチ252は、アンテナ251からデータを送出する送信系経路と、アンテナ251でデータを受信する受信系経路との切り替えを行う。制御回路263は、各種機能ブロック(各回路)の制御を司ると共に、アプリケーション264からの要求の受付及びアプリケーション264への状態の通知を行う。アプリケーション264は、サービスを司る各種機能のアプリケーションからなり、例えば、上述したサブCPU部202のサブCPU1、メインCPU部201のCPU29、及びそのソフトウェア(後述する各種のプログラム)に対応する。そして、PHS部203には、このPHS部203に関するコマンドやデータが、サブCPU1により与えられ、PHS部203での通信は、CPU29の制御により行われる。
そこで、送信時においては、先ず、アンテナスイッチ252は、受信系経路に切り替える。PIAFSフレーム分解/組立回路262は、制御回路263からの制御に従って、アプリケーション264により与えられた送信すべきデータに対して、PHSデータ通信規格(PIAFS標準)にのっとった組立処理を行う。そして、PIAFSフレーム分解/組立回路262は、組み立てた送信データをTDMAフレーマ回路258に供給する。このとき、TDMAフレーマ回路258には、制御回路263からのメッセージ情報TX_MSGも供給される。また、ADPCMコーデック回路260は、送受話器261から入力された音声をディジタル化して、TDMAフレーマ回路258に供給する。したがって、TDMAフレーマ回路258は、制御回路263からのメッセージ情報TX_MSGと、PIAFSフレーム分解/組立回路262及びADPCMコーデック回路260からのデータTCH_TXとを、PHSの通信フレーム(TDMAフレーム)に組み立てて、送信回路255に供給する。ここで、制御回路263は、シンセサイザ257に対して、ある基準周波数の信号を発信することで、キャリアの指定を行う。これにより、シンセサイザ257は、送信回路255に対して、キャリアを指定する。送信回路255は、シンセサイザ257により指定されたキャリアで、TDMAフレーマ回路258からのデータを変調し、送信用増幅器253に供給する。送信用増幅器253は、制御回路263からの制御(TX_POWER)に従って、送信回路255からのデータを増幅して、アンテナスイッチ252を介して、アンテナ251から送出する。
一方、受信時においては、先ず、アンテナスイッチ252は、受信系経路に切り替える。アンテナ251で受信されたデータは、受信用増幅器265で増幅された後、受信回路254に供給される。このとき、制御回路263は、シンセサイザ257に対して、ある基準周波数の信号を発信することで、キャリアの指定を行う。これにより、シンセサイザ257は、受信回路254に対して、キャリアを指定する。受信回路254は、シンセサイザ257により指定されたキャリアで、受信用増幅器265からの受信データを復調し、TDMAデフレーマ回路259に供給する。TDMAデフレーマ回路259は、受信回路254からの受信データ(データフレーム)を、制御回路263へのメッセージ情報RX_MSGと、音声やPIAFSデータ等の通信情報データTCH_RXとに分解し、メッセージ情報RXMSGを制御回路263に供給し、通信情報データTCH_RXをADPCMコーデック回路260及びPIAFSフレーム分解/組立回路262に各々供給する。ADPCMコーデック回路260は、TDMAデフレーマ回路259からの通信情報データTCH_RXに含まれる音声データをアナログ化して、音声として送受話器261から出力する。PIAFSフレーム分解/組立回路262は、制御回路263からの制御に従って、TDMAデフレーマ回路259からの通信情報データTCH_RXに対して、PHSデータ通信規格(PIAFS標準)にのっとった分解処理を行う。そして、PIAFSフレーム分解/組立回路262は、分解して得られたデータをアプリケーション264に供給する。制御回路263は、TDMAデフレーマ回路259からのメッセージ情報RXMSGをアプリケーション264へ供給する。アプリケーション264は、PIAFSフレーム分解/組立回路262及び制御回路263からの各データに対して、各種処理を行う。
(4)メインCPU部201
メインCPU部201は、上記図5に示すように、上述したCPU29と、CPU29に接続されたEDODRAM30、フラッシュROM31、ROM32、及びIrDAモジュール35と、IrDAモジュール35に接続されたIrDALED36とを備えている。また、メインCPU部201は、CPU29に設けられた水晶発振器46及び47を備えている。
メインCPU部201は、上記図5に示すように、上述したCPU29と、CPU29に接続されたEDODRAM30、フラッシュROM31、ROM32、及びIrDAモジュール35と、IrDAモジュール35に接続されたIrDALED36とを備えている。また、メインCPU部201は、CPU29に設けられた水晶発振器46及び47を備えている。
上述のようなメインCPU部201において、まず、CPU29(CPUチップ)は、3つのシリアルポート(SerialPort0〜2)を有している。
シリアルポートSerialPort0の信号線38は、カメラ部204との通信に使用される。したがって、CPU29は、この信号線38により、カメラ部204に対して、露出条件の指示、ストロボ109に関する指示、撮影モードの指示、撮影タイミングの指示等を与える。
シリアルポートSerialPort1の信号線37は、図示していない外部ホストコンピュータとのIrDA通信を行うためのものである。ここでは、IrDAモジュール35は、信号線37を介して与えられたシリアルデータをIrDA用に変換する。そして、IrDALED36(ドライバ/レシーバ)により、IrDAモジュール35で得られたIrDA用のデータの通信を赤外線通信で行う。
シリアルポートSerialPort2の信号線34は、図示していない無線通信部との通信に使用される。上記無線通信部に対しては、サブCPU部202のサブCPU部1からコマンドが与えられて、通信データについては、このCPU29から信号線34を介して与えられる。したがって、無線通信中にその伝送を中断することなく、上記無線通信部への指示や情報収集が可能となる。例えば、電界強度情報の入手に使用することができる。
また、CPU29は、パラレルインターフェース19を有しており、サブCPU部202とメインCPU201は、このパラレルインターフェース19により接続されている。
さらに、CPU29は、映像のキャプチャリング、映像信号の補間及び間引き処理、白黒液晶104やカラー液晶107への表示出力、カメラ部204のカメラマイコン211との通信、サブCPU202との通信、上述の無線通信部との通信、上述の外部ホストコンピュータとの通信、TCP/IP等のインターネットにおいて通常使用されるプロトコル処理、電子メールやWWW等のユーザアプリケーションの実行等を行う。
このため、CPU29は、カメラ部204のインターフェース39及びディスプレイインターフェース41と共に、図示していないシリアルポート、メモリインターフェース、パラレルインターフェース、General Purpose IO(以下、GPIOと言う)、演算部、キャッシュメモリ、DMAコントローラ、タイマ、及び圧縮伸張エンジン等を備えている。尚、カメラ部204のインターフェース39及びディスプレイインターフェース41についての詳細は後述する。
インタラプトの要因としては、カメラ部204のインターフェース、ディスプレイインターフェース、タイマ、DMAコントローラ、GPIO、シリアルインターフェース、パラレルインターフェース、及び圧縮伸張エンジンであり、各々の動作変化時等に、インタラプトを起こすことができるようになされている。
DMAチャンネルとしては、カメラ部204インターフェース、ディスプレイインターフェース、シリアルインターフェース、及び圧縮伸張エンジンが割り当てられており、データがそろい次第、演算部の介在なしに、データ転送を行うことができるようになされている。
EDODRAM30は、OSやアプリケーションソフトウェアの作業領域として使用されるものである。ここでは、EDODRAM30を、例えば、3.3Vの16M(1M×16)bitのEDODRAMを2個からなるものとする。尚、EDODRAM30は、セルフリフレッシュ(SelfRefresh)モードをサポートしており、CPU29の図示していないメモリコントローラの制御により、低消費電力状態へ移行するようになされている。
フラッシュROM31は、例えば、NOR型のメモリであり、ハードウェアインターフェースとしては、通常のSRAMと同様の形態で接続されている。このフラッシュROM31は、カメラ部204にて撮影して得られた画像の保存用、着信した電子メール、ftp通信により得たデータ、PHS部203の送受話器261(マイク)からの音声データ、及び各種パラメータ等のデータ記録用に使用されるものである。そして、フラッシュROM31への書き込みは、CPU29上で実行されるソフトウエアプログラムによるプロトコルにより行われる。
ROM32は、例えば、16MbitMaskROMからなり、OSやアプリケーションソフトウェアのプログラム自体が格納されている。そして、CPU29の電源立ち上げ時、リセット解除した後に、このROM32が選択され、ブートストラップコードが選択される。
水晶発振器46及び47は、CPU29内部で使用される周波数を作りだすものである。水晶発振器46は、システム全体の制御及びNTSC符号化の際に用いる周波数を生成する。一方、水晶発振器47は、カメラ部204からデータを得る(データ入力)際に用いる周波数を生成する。これらの水晶発振器46及び47は、低消費電力状態で発振停止状態となるように構成されている。
カメラ部204のインターフェース39は、上述したように、カメラ部204から伝送されてくる画像データをフラッシュROM31に格納するために使用される。ここで、伝送されてくる上記画像データは、上述したように、撮像素子213で撮像して得られた画像信号(CCDRawデータ)に、信号処理回路216にて、色空間変換、画像補間、自動露出調整、オートホワイトバランス、及びオートフォーカス制御等の画像処理が行われた後の4:2:2フォーマットのデータである。このため、通常の上記CCDRawデータの2倍のサンプリング周波数が必要となる。そこで、CPU29は、信号線40を介して、水平同期信号HD及び垂直同期信号VDをカメラ部204の信号処理回路216やタイミングジェネレータ218に与える。これにより、画像データのフラッシュROM31への格納タイミングを、カメラ部204に同期して行うことができる。
ディスプレイインターフェース41は、CPU29から出力されるNTSC信号を、外部コネクタ42、及びカラー液晶107(LCD)のLCDコントローラ53に与えるために使用されるものである。したがって、LCDコントローラ45は、ディスプレイインターフェース41により与えられたNTSC信号を、電圧変換デバイス44を介して、カラーLCD43に供給する。
以上が、ディジタルカメラ100の主な構成であるメインCPU部210、サブCPU部220、PHS部230、及びカメラ部240についての説明である。
つぎに、ディジタルカメラ100の撮影時等の動作制御について、以下具体的に説明する。
(1)CAMERAモード時の撮影動作の制御
ROM32には、例えば、図8に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100のCAMERAモード時における撮影動作が行われる。
ROM32には、例えば、図8に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100のCAMERAモード時における撮影動作が行われる。
すなわち、先ず、ディジタルカメラ100が、モードダイヤル101の操作により電源が投入されると、或いは、CAMERAモードに切り換えられると(ステップS501)、ストロボ109発光用のコンデンサへの充電を開始する(ステップS502)。これは、このCAMERAモードにて、さらにストロボ撮影モードに切り換えられた場合に、即座にストロボ発光が行えるように準備するためである。
次に、カメラ部204の撮像素子213等を制御するカメラマイコン211(コントローラを含むCCDモジュール)を動作可能な状態(enable)にし(ステップS503)、続いて、カラー液晶107が、撮影時に被写体(図示せず)を確認するための電子ビューファインダ(EVF)として機能するように、その動作を開始する(ステップS504)。
そして、撮影が開始されると、カメラ部204から取り込んだ画像をカラー液晶107へ表示するまでの連続処理が、以下のステップ処理により行われる。
先ず、レンズ108から取り込んだ被写体の光情報を撮像素子213によって電気信号に変換する処理(光電変換処理)を行う(ステップS505)。撮像素子213の出力信号は、インターレースアナログ信号であり、処理速度を上げるために、1280×960画素の総画素のデータではなく、間引き処理により、320×240画素の縮小サイズのデータとしている。
次に、ステップS505で得られた信号は、信号処理回路216に送られ、上述したような画像処理が行われる(ステップS506)。すなわち、オートホワイトバランス、AE、ストロボ109撮影時の補正処理、YCrCb(4:2:2)フォーマットへの変換処理等の画像処理が行われる。
また、ステップS506で得られた信号(YCrCbフォーマットに変換された信号)は、さらに、撮像素子213から出力される画像信号と、カラー液晶107(EVF)に対する出力画像信号との処理周波数の違いによるアスペクト比のずれを補正する処理等をソフトウェアによって行う(ステップS507)。
次に、ステップS506及びS507で各種処理が行われた信号を、NTSCエンコーダ(図示せず)により、NTSC信号に変換して(ステップS508)、カラー液晶107のLCDコントローラ45に供給する(ステップS509)。
したがって、カラー液晶107では、LCDコントローラ45の出力信号により、EVFによる被写体映像の画面表示が行われる(ステップS510)。
上述のステップS505〜ステップS510の各処理ステップを、30分の1秒のサイクルで連続的にループして実行することにより、カラー液晶107には、被写体映像が常にモニタされることになる。
そこで、カラー液晶107でモニタされている間において、撮影者によるキー操作があった場合、その検出信号によって、割り込みイベントが発生し、割り込み処理Aに処理が移行する。
(1−1)割り込み処理A
ROM32には、例えば、図9に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のような割り込み処理(キー操作による割り込み処理)が行われる。
ROM32には、例えば、図9に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のような割り込み処理(キー操作による割り込み処理)が行われる。
ここで、このキー操作発生時の段階では、内部的に2種類のモードのうち何れかのモードとなっている。一つは、通常モードであり、上記図8に示したような、映像のモニタ動作が電源投入から連続的に行われているモードである。もう一つは、半押しモードであり、一旦シャッタボタン102が半押しされ、各種のカメラ設定がロックされた状態で、映像のモニタ動作が行われているモードである。そこで、ここでは、処理の開始位置を通常モードからの処理と、半押しモードからの処理との2つの処理に分けて説明する。
(1−1−1)通常モードからの割り込み処理
先ず、どのキーが操作されたかを検出するためのキーステータスを読み込む(ステップS521)。
先ず、どのキーが操作されたかを検出するためのキーステータスを読み込む(ステップS521)。
ステップS521により取り込んだキーステータスにより、シャッタスイッチ102が操作されたと判別された場合(ステップS522)、オートホワイトバランス、AE、ストロボ109撮影の場合のストロボ補正等、信号処理回路216内の各種カメラ設定を現在の設定値でロックし(ステップS523)、続いて、CPU29による処理の負荷を低減するために、カラー液晶107(EVF)の動作を停止する(ステップS537)。
次に、上述したように、映像のモニタ処理では、処理速度を上げるために、縮小画像の画素数の信号のみしかその処理を行わなかったが、ここでは、撮影画像として、1280×960画素のフル画像のキャプチャー信号の取り込みを行い、信号処理回路216における所定の画像処理の後、YCrCbフォーマットのデータをEDODRAM30に格納する(ステップS538)。
ステップS538でEDODRAM30に格納されたデータは、JPEG規格に準拠した画像圧縮処理が行われ(ステップS539)、その圧縮データは、フラッシュROM31に画像ファイルとして書き込まれる(ステップS540)。
その後、停止状態であるカラー液晶107を動作状態とし(ステップS541)、撮影画像の確認が行えるように、カラー液晶107にて、フラッシュROM31に書き込んだ画像ファイルの表示を一定時間行って(ステップS542)、本割り込み処理を終了し(ステップS543)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
一方、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、Play backのキー操作が行われたと判別された場合(ステップS524)、後述するPlay back機能Bの処理を実行する。
また、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、シャッタボタン102が半押し操作されたと判別された場合(ステップS525)、内部の状態設定を半押しモードに設定し(ステップS526)、上述したステップS523と同様に、オートホワイトバランス、AE、ストロボ109撮影の場合のストロボ補正等、信号処理回路216内の各種カメラ設定を現在の設定値でロックする(ステップS527)。その後、本割り込み処理を終了し(ステップS528)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
また、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、撮影条件の変更を行うためのキー操作が行われたと判別された場合(ステップS529)、オートホワイトバランス、AE、ストロボ109撮影の場合のストロボ補正等、信号処理回路216内の各種カメラ設定を、その条件変更に合わせて設定しなおし(ステップS530)、本割り込み処理を終了し(ステップS528)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
また、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、OFF(電源OFF)のキー操作が行われたと判別された場合(ステップS531)、カラー液晶107の動作の終了(ステップS532)、上述のCCDモジュールの動作の終了(ステップS533)を順次行って、その他の撮影動作の終了を行った後、システムの電源OFF処理を実行する(ステップS534)。一方、ステップS531で、OFF(電源OFF)のキー操作が行われたと判別されなかった場合には、有効なキー操作が行われていないと認識し、何も処理を行わずに、本割り込み処理を終了し(ステップS528)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
(1−1−2)半押しモードにおける割り込み処理
先ず、どのキーが操作されたかを検出するためのキーステータスを読み込む(ステップS535)。
先ず、どのキーが操作されたかを検出するためのキーステータスを読み込む(ステップS535)。
ステップS521により取り込んだキーステータスにより、シャッタスイッチ102が操作されたと判別された場合(ステップS536)、以前の半押しキーの検出(ステップS525)でロックされた信号処理回路216内の各種のカメラ設定(ステップS527)を有効にしたままの状態で、上述したステップS537からの処理を実行する。
一方、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、シャッタスイッチ102が半押し解除操作されたと判別された場合(ステップS545)、内部の状態設定を半押しモード時の設定から解除して(ステップS546)、本割り込み処理を終了し(ステップS528)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
また、ステップS521により取り込んだキーステータスにより、シャッタスイッチ102が半押し解除操作されていないと判別された場合(ステップS545)、有効なキー操作が行われていないと認識し、何も処理を行わずに、本割り込み処理を終了し(ステップS528)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
(1−2)Play back機能Bの処理
このPlay back機能Bの処理は、上記図9のキー操作判断処理(ステップS524)で、Play back機能のためのキー操作が行われたと判別された場合に実行される処理である。ここで、Play back機能とは、カメラ撮影直後の撮影画像に対して、モードの切り替えを行うことなく、簡単なキー操作によって、音声等の情報の付加(音声付加機能)、電子メールによる画像情報の転送(メール転送機能)、画像の削除(画像削除機能)等のアクションを起こすことのできる機能である。そこで、ROM32には、例えば、図10に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなPlay back機能Bの処理が行われる。
このPlay back機能Bの処理は、上記図9のキー操作判断処理(ステップS524)で、Play back機能のためのキー操作が行われたと判別された場合に実行される処理である。ここで、Play back機能とは、カメラ撮影直後の撮影画像に対して、モードの切り替えを行うことなく、簡単なキー操作によって、音声等の情報の付加(音声付加機能)、電子メールによる画像情報の転送(メール転送機能)、画像の削除(画像削除機能)等のアクションを起こすことのできる機能である。そこで、ROM32には、例えば、図10に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなPlay back機能Bの処理が行われる。
先ず、直前に撮影して得られた画像があるか否かの判別を行う(ステップS551)。直前の画像とは、シャッタボタン102の操作による撮影動作後、モードの切り替え等の他の機能が実行されるまで有効となっている撮影画像のことを示す。
この判別結果、直前の画像がない場合には、何も処理を行わずに、本割り込み処理を終了し(ステップS560)、再び、上記図8のループ処理に戻り、映像のモニタ処理を再開する。
一方、直前の画像がある場合、上記図8に示したステップS507〜ステップS510の処理と同様に、先ず、EDODRAM30に書き込まれている直前画像に対して、処理周波数の違いによるアスペクト比のずれを補正する処理等をソフトウェアにより行う(ステップS552)。
次に、ステップS552で処理された信号を、NTSCエンコーダ(図示せず)により、NTSC信号に変換して(ステップS553)、カラー液晶107のLCDコントローラ45に供給する(ステップS554)。
したがって、カラー液晶107では、LCDコントローラ45の出力信号により、EVFによる被写体映像の画面表示が行われる(ステップS555)。
その後、撮影者によって選択されたPlay back機能の種別を判別し(ステップS556)、各々の処理へと分岐する。すなわち、音声付加機能が選択されている場合には、音声付加処理を実行し(ステップS557)、メール転送機能が選択されている場合には、メール転送処理を実行し(ステップS558)、画像削除機能が選択されている場合には、撮影画像の削除処理を実行する(ステップS559)。
(2)VIEWモード(画像表示モード)
VIEWモードとは、撮影して得られた画像を再生(表示)するモードである。そこで、ROM32には、例えば、図11に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100のVIEWモードにおける動作が行われる。
VIEWモードとは、撮影して得られた画像を再生(表示)するモードである。そこで、ROM32には、例えば、図11に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100のVIEWモードにおける動作が行われる。
先ず、ディジタルカメラ100が、モードダイヤル101の操作により電源が投入されると、或いは、VIEWモードに切り換えられると(ステップS571)、カラー液晶107が、撮影時に被写体を確認するための電子ビューファインダ(EVF)として動作するように、カラー液晶107の動作を開始する(ステップS572)。
次に、上記図9の撮影画像の書き込み処理(ステップS540)により、フラッシュROM31に書き込まれた圧縮画像ファイルを読み出し(ステップS573)、画像解凍処理、すなわちJPEG規格に準拠した圧縮データを、元のデータ(YCrCbフォーマットのデータ)に変換する処理を行う(ステップS574)。
その後、ステップS574で解凍して得られた元データを、EDODRAM30に書き込む(ステップS575)。
以降、上記図8のステップS507〜ステップS510の処理と同様に、EDODRAM30上に書き込んだ元データ(画像データ)に対して、処理周波数の違いによるアスペクト比のずれを補正する処理等をソフトウェアにより実行し(ステップS576)、NTSCエンコーダ(図示せず)により、NTSC信号に変換して(ステップS577)、カラー液晶107のLCDコントローラ45に供給する(ステップS578)。したがって、カラー液晶107では、LCDコントローラ45の出力信号により、EVFによる指定された選択の画面表示が行われる(ステップS579)。
(3)電子メール送受信時の動作制御
ROM32には、例えば、図12〜図14に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100での電子メール送受信のための動作が行われる。
ROM32には、例えば、図12〜図14に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100での電子メール送受信のための動作が行われる。
(3−1)リンク確立
例えば、電話回線を使用したPPP(Point to Point Protocol)のTCP/IPのリンク確立を行うものとする。
例えば、電話回線を使用したPPP(Point to Point Protocol)のTCP/IPのリンク確立を行うものとする。
すなわち、上記図12に示すように、先ず、ATコマンドによって電話回線の接続処理を開始する(ステップS581)。
次に、電話回線接続が確立したか否かを判別し(ステップS582)、接続した場合に、PPPによるTCP/IPの接続処理を開始する(ステップS583)。
次に、LCP(Link Control Protocol)により、データリンク層のリンク確立処理を行う(ステップS584)。
次に、ユーザ認証が必要か否かを判別し(ステップS585)、必要である場合のみ、ユーザ認証のプロトコルを実行する(ステップS586)。
ユーザ認証が必要でない場合、或いは、ユーザ認証が必要でありユーザ認証のプロトコルを実行後、NCP(Network Control Protocol)による設定の確認を行う(ステップS587)。
次に、PPPによる接続を確立し(ステップS588)、LCPによる接続を確立して(ステップS589)、本処理を終了とする。
(3−2)電子メール送信
例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により、電子メールの送信を行う場合、上記図13に示すように、先ず、SMTPのクライアント(以下、単にクライアントと言う)は、SMTPのサーバ(以下、単にサーバと言う)に対して、電子メールの送信のための接続要求を発行する(ステップS591)。
例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により、電子メールの送信を行う場合、上記図13に示すように、先ず、SMTPのクライアント(以下、単にクライアントと言う)は、SMTPのサーバ(以下、単にサーバと言う)に対して、電子メールの送信のための接続要求を発行する(ステップS591)。
この接続要求により、サーバが接続されると、サーバは、接続OKを示す応答コードをクライアントに対して返送する。クライアントは、この返答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS592)、HELOコマンドにより自分のドメイン名をサーバに伝えることで、サーバに対する使用開始宣言を行う(ステップS593)。
次に、サーバは、クライアントのドメイン名が認識できた場合に、正常を示す応答コードと、サーバのドメイン名とをクライアントに対して返送する。クライアントは、この応答コード及びサーバのドメイン名が送られてきたことを認識すると(ステップS594)、MAILコマンドにより、サーバに対して、From情報を通知し、送信元のユーザ名(アドレス)を指定することで、サーバに対する電子メールの送信開始の宣言を行う(ステップS595)。
次に、サーバは、クライアントからFrom情報及び送信元のユーザ名が送られることにより、このメールの受信準備ができており、送信元のユーザ名(アドレス)に間違いがないことを認識すると、正常を示す応答コードをクライアントに対して返送する。クライアントは、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS596)、RCPTコマンドにより、サーバに対して、メールの宛て先を指定する(ステップS597)。尚、複数人にメールを送信する場合には、ステップS597にて、複数のメールの宛て先を指定する。
次に、サーバは、クライアントから指定されたメールの宛て先が、自分で扱えるものであるかを判断し、扱える場合に、正常を示す応答コードをクライアントに対して返送する。また、扱えない場合には、別のSMTPサーバに転送するようにすることを示すコードを返送する。クライアントは、正常を示す応答コードが送られてきたことを認識した場合に(ステップS598)、DATAコマンドにより、サーバに対して、メール本文を送信する宣言を行う(ステップS599)。
次に、サーバは、クライアントからのメール本文の送信宣言により、受信の準備ができている場合に、メールの送信許可を示す応答コード(応答コード354)をクライアントに対して返送する。クライアントは、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS600)、送信すべきメール本文をサーバに対して送信する(ステップS601)。そして、クライアントは、サーバに対して、<CR><LF>.<CR><LF>等で示されるコードを送信することで、メール本文送信終了を宣言する(ステップS602)。
次に、サーバは、クライアントからのメール本文送信終了の宣言により、リクエストが正常に終了したことを示す応答コード(応答コード250)をクライアントに対して返送する。クライアントは、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS603)、QUITコマンドにより、サーバに対して、SMTPによる電子メールの送信終了を宣言する(ステップS604)。尚、本実施の形態では、メール本文に画像ファイル(撮影して得られた画像ファイルや受信した画像ファイル等)を添付するようにしてもよい。
そして、サーバは、クライアントからの終了宣言により、終了を示す応答コードをクライアントに対して返送する。クライアントが、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS605)、TCP接続が切断され、本処理が終了となる。
(3−3)電子メール受信
例えば、POP3(Post Office Protocol Version3)により、電子メールの受信を行う場合、上記図14に示すように、先ず、POPのクライアント(以下、単にクライアントと言う)は、POPのサーバ(以下、単にサーバと言う)に対して、電子メールの受信のための接続要求を発行する(ステップS611)。
例えば、POP3(Post Office Protocol Version3)により、電子メールの受信を行う場合、上記図14に示すように、先ず、POPのクライアント(以下、単にクライアントと言う)は、POPのサーバ(以下、単にサーバと言う)に対して、電子メールの受信のための接続要求を発行する(ステップS611)。
次に、サーバは、接続OKを示す応答コード及びサーバ名を、クライアントに対して返送する。クライアントは、この返答コード及びサーバ名が送られてきたことを認識すると(ステップS612)、USERコマンド及びPASSコマンドにより、ユーザ認証のためのユーザ名とパスワードをサーバに対して送信する(ステップS613)。
次に、サーバは、クライアントからのユーザ名とパスワードを確認できた場合に、正常を示す応答コードをクライアントに対して返送する。クライアントは、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS614)、必要に応じて、STATコマンド(メール数等のメールボックスの受信状態情報の要求を示すコマンド)、LISTコマンド(メールボックスに存在するメールのリスト情報の要求を示すコマンド)により、サーバに対して、メールボックスの情報を要求する(ステップS615)。
次に、サーバは、この要求に対応するメールボックスの情報をクライアントに対して送信する。クライアントは、サーバからの情報を基に、RETRコマンドにより、サーバに対して、必要なメールを要求する(ステップS616)。
次に、サーバは、クライアントから要求されたメールを、クライアントに対して送信する(ステップS617)。クライアントは、サーバからのメールを受信し、必要なメールを全てサーバに対して要求したか否かを判別し(ステップS618)、全てのメールを要求し終えていない場合には、ステップS615の処理に戻って、以降の処理を繰り返し行う。
クライアントが必要なメール全てをサーバに対して要求し終えた場合、クライアントは、QUITコマンドにより、サーバに対して、メールボックスの更新処理を実行させ、POP3による電子メールの受信を終了することを宣言する(ステップS619)。
そして、サーバは、クライアントからの終了宣言により、終了を示す応答コードをクライアントに対して返送する。クライアントが、この応答コードが送られてきたことを認識すると(ステップS620)、POP3接続が切断され、本処理が終了となる。
上述のような各種機能を持ち、各種の動作を行うようになされたディジタルカメラ100における制御の流れを概念的なブロックに置き換えると、例えば、図15のような構成となる。
すなわち、ディジタルカメラ100は、通信部301と、通信部301の出力が各々供給される受信量算出部302及びデータ記憶部303と、データ記憶部303の出力が供給されるメモリ304と、画像入力部305と、画像入力部305の出力が供給される画像圧縮部306と、画像圧縮部306の出力が供給される画像記憶部307とを備えており、メモリ304には、画像記憶部307の出力も供給されるようになされている。また、ディジタルカメラ100は、メモリ304の出力が供給されるメモリ残量算出部309と、入力部310と、入力部310の出力が供給される撮影モード設定部311と、上述の受信量算出部302、メモリ残量算出部309及び撮影モード設定部311の各出力が供給される撮影画像量制御部308とを備えており、撮影画像量制御部308の出力は、画像圧縮部306に供給されるようになされている。
そこで、まず、通信部301は、PHS部203に相当するものである。
受信量算出部302は、メインCPU部201のCPU29にて実行されるソフトウェアによって実現されるものである。この受信量算出部302は、通信プロトコルを用いることで、これらから通信部301で受信する予定データのデータ量(受信データ予定量)を算出する。
データ記憶部303は、通信部301で受信されたデータを、メモリ304にファイルシステムを用いて記憶する。メモリ304は、メインCPU201のフラッシュROM32(不揮発性メモリ)に相当するものである。
画像入力部305は、上記図6に示したような構成を有するカメラ部204全体に相当するものである。
画像圧縮部306は、CPU29に内蔵されているものであり、量子化テーブルを変更することで、圧縮後の画像サイズを調整できるようになされている。
画像記憶部307は、CPU29によって、画像圧縮部306で圧縮された画像データをメモリ304に記憶する。
撮影画像量制御部308は、CPU29のソフトウェアによって実現されるものである。具体的には、画像圧縮部306における量子化テーブル等のパラメータを変更することで、その圧縮制御を行う。すなわち、後述のメモリ残量算出部309からの指示により、メモリ304の残量が少ないと判断された場合、その旨を画像圧縮部306に通知することで、画像圧縮部306での圧縮率を変更する。メモリ残量算出部309は、CPU29のソフトウェアによって実現されるものであり、メモリ304の残量を算出する際には、メモリ304上に構築されたファイルシステムのテーブルを使用する。
入力部310は、モードダイヤル101に相当するものである。すなわち、撮影者が撮影モード等を指示する場合に用いられる。
撮影モード設定部311は、サブCPU部202のサブCPU1によって、モードダイヤル101(入力部310)の状態をCPU29に通知することで、撮影モードの設定を行う。
ここで、上述の画像圧縮部306が撮影画像量制御手段308によって変更される撮影モードと、典型的な画像サイズ、及びその時に使用される量子化テーブルの番号の一例を表1に示す。
ここでは、撮影モードを、スーパファイン(SUPER FINE)モード、ファイン(FINE)モード、ノーマル(NORMAL)モード、及びエコノミ(ECONMY)モードの4段階とし、圧縮後の画像サイズを、400KB、200KB、100KB、及び50KBの4段階に分類されているものとする。
そこで、撮影画像量を制御するためのソフトウェアによる処理について以下説明する。
メインCPU部201のROM32には、例えば、図16に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100における撮影画像量の制御が行われる。
先ず、通信部301(PHS部203)が受信着呼状態であるか否かを判別し(ステップS631)、また、画像入力部305(カメラ部204)が撮影状態であるか否かを判別する(ステップS632)。これらの判別の結果、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合に、以降の処理ステップを実行し、そうでない場合には、本処理を終了する。尚、ステップS632での撮影状態であるか否かの判別は、シャッタボタン102が半押し状態、或いは、全押し状態であるかを検出することで行う。或いは、モードダイヤル101により、CAMERAモードに設定されたかを検出することで行う。
次に、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合、撮影画像量制御部308は、メモリ残量算出部309にて算出されたメモリ304の残量から、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量を減じた値Aを得る(ステップS633)。ここでの受信データ予定量は、例えば、Email受信でのデータの予定量を算出するものとする。すなわち、通信プロトコルとして上述したPOP3を使用し、上記図14に示したようなプログラム中のステップS615”サーバに各種情報要求”にて、POP3のLISTコマンドやSTATコマンドを使用することで算出する。
次に、撮影画像量制御部308は、撮影モード設定部311から設定された現在の撮影モードに対応した典型的な圧縮後の画像サイズを、上記表1から求め、その求めた画像サイズを、ステップS633で得た値Aから減じる。そして、その結果が一定量の値を超えているか否かを判別する(ステップS634)。ここで、一定量の値をオフセットとして用いる理由としては、JPEG方式等の圧縮では、圧縮後の画像サイズを事前に予測することは困難であり、あくまで典型的な圧縮後の画像サイズしか予測できないからである。この一定量の値を大きく設定することで、通信終了後も一定量の枚数の撮影画像を確保することが可能となる。
ステップS634の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていた場合、これはメモリ304の残量に余裕があることを示しているため、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行って(ステップS638)、本処理を終了する。
ステップS634の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていなかった場合、撮影画像量制御部308は、上記表1を用いて、画像圧縮部306での圧縮率をさらに高くすべく、より圧縮率の高い撮影モードが存在するか否かを判別する(ステップS635)。
ステップS635の判別の結果、該当する撮影モードが存在しない場合、受信動作を中止し(ステップS637)、本処理を終了する。尚、撮影動作については、メモリ304の残量を検出した上で撮影動作を開始するものとするため、このステップS635の判別の結果により、該当する撮影モードが存在しない場合でも、撮影動作は継続する。
ステップS635の判別の結果、該当する撮影モードが存在した場合、撮影画像量制御部308は、上記表1により得られるその撮影モードに対応する量子化テーブルを、画像圧縮部306に指示することで、画像圧縮部306での圧縮率をさらに高くする(ステップS636)。その後、ステップS634に戻り、以降の処理ステップを繰り返し行う。
(第2の実施の形態)
本実施の形態におけるディジタルカメラは、上述した第1の実施の形態におけるディジタルカメラ100と同様の構成としているが、全体の制御についてが異なっている。すなわち、上記図15において、通信部301での通信動作と、画像入力部305での撮影動作とが重なったために、メモリ304の残量不足が生じた場合、通信プロトコルを使用して、相手先からの受信データ量を制御(制限)するようにする。
本実施の形態におけるディジタルカメラは、上述した第1の実施の形態におけるディジタルカメラ100と同様の構成としているが、全体の制御についてが異なっている。すなわち、上記図15において、通信部301での通信動作と、画像入力部305での撮影動作とが重なったために、メモリ304の残量不足が生じた場合、通信プロトコルを使用して、相手先からの受信データ量を制御(制限)するようにする。
このため、上記図15に示したディジタルカメラ100の構成(概念的なブロック構成)を、例えば、図17の構成とする。
上記図17に示すように、ここでは、上記図16に示した撮影画像量制御部308の代わりに、受信量制御部321を設けた構成としている。この受信量制御部321は、受信量算出部302及びメモリ残量算出部309の各出力が供給され、通信部301に対して出力するものであり、CPU29のソフトウェアによって実現されるものである。また、受信量制御部321は、メモリ残量算出部309からのメモリ304の残量情報により、受信データ量が多いと判断した場合には、その旨を通信部301に通知することで、通信部301での受信データの量を制限する。具体的には、通信プロトコルを使用して、一部若しくは全部の受信データの拒否を通信部301を介して相手先に通知する。
そこで、受信データ量を制御(制限)するためのソフトウェアによる処理について以下説明する。尚、ここでは、上述した第1の実施の形態と異なることについてのみ、具体的に説明する。
メインCPU部201のROM32には、例えば、図18に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100における受信データ量の制御(制限)が行われる。
先ず、上記図16に示したステップS631〜ステップS634及びステップS638と同様に、受信着呼状態であるか否か、また、撮影状態であるか否かを判別し(ステップS641、ステップS642)、これらの判別の結果、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合に、以降の処理ステップを実行し、そうでない場合には、本処理を終了する。受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合、受信量制御部321は、メモリ残量算出部309にて算出されたメモリ304の残量から、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量を減じた値Aを得る(ステップS643)。そして、受信量制御部321は、撮影モード設定部311から設定された現在の撮影モードに対応した典型的な圧縮後の画像サイズを、上記表1から求め、その求めた画像サイズを、ステップS643で得た値Aから減じ、その結果が一定量の値を超えているか否かを判別する(ステップS644)。ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていた場合、これはメモリ304の残量に余裕があることを示しているため、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行って(ステップS648)、本処理を終了する。
そこで、ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていなかった場合、受信量制御部321は、さらに高い圧縮率で伝送可能であるかを、通信部301を介して相手側に問い合わせる(ステップS645)。
ステップS645により、相手側で高い圧縮率での伝送が可能でない場合、受信動作を中止し(ステップS647)、本処理を終了する。尚、撮影動作については、メモリ304の残量を検出した上で撮影動作を開始するものとするため、このステップS645により、相手側で高い圧縮率での伝送が可能でない場合でも、撮影動作は継続する。
ステップS645の判別の結果、相手側で高い圧縮率での伝送が可能であった場合、受信量制御部321は、通信部301(受信側)と相手側(送信側)における圧縮伸張方式を変更すべく制御を、各々に対して行う。例えば、音声の伝送に関しては、量子化ビット数の削除、サンプリングレートの変更、アルゴリズムの変更等を制御する(ステップS646)。その後、ステップS644に戻り、以降の処理ステップを繰り返し行う。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、上述した第2の実施の形態における制御(上記図18参照)に加えて、撮影終了後に相手側に再送要求を発行する制御を行うようにする。すなわち、上記図18に示したステップS645において、相手側で高い圧縮率での伝送が可能である、と判別された場合、本来送信されるデータ量に対して圧縮率が変更されたデータが送信されてくる。そこで、この場合には、撮影終了後にて、本来送信されるべきデータ(圧縮率が変更されていない元データ)を受信するように構成する。このため、CPU29が実行するプログラムとしては、上記図18のプログラムの代わりに、例えば、図19に示すフローチャートに従ったプログラムを用いる。これにより、上述の本実施の形態での制御が実施される。
本実施の形態では、上述した第2の実施の形態における制御(上記図18参照)に加えて、撮影終了後に相手側に再送要求を発行する制御を行うようにする。すなわち、上記図18に示したステップS645において、相手側で高い圧縮率での伝送が可能である、と判別された場合、本来送信されるデータ量に対して圧縮率が変更されたデータが送信されてくる。そこで、この場合には、撮影終了後にて、本来送信されるべきデータ(圧縮率が変更されていない元データ)を受信するように構成する。このため、CPU29が実行するプログラムとしては、上記図18のプログラムの代わりに、例えば、図19に示すフローチャートに従ったプログラムを用いる。これにより、上述の本実施の形態での制御が実施される。
尚、上記図19のフローチャートにおいて、上記図18のフローチャートと同様に実行される処理ステップについては同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。ここでは、第2の実施の形態と異なる構成についてのみ具体的に説明する。
先ず、受信着呼状態であるか否か、また、撮影状態であるか否かを判別し(ステップS641、ステップS642)、これらの判別の結果、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合に、次のステップS643からの処理ステップを実行し、そうでない場合には、後述するステップS702からの処理ステップを実行する。
受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合、受信量制御部321は、メモリ残量算出部309にて算出されたメモリ304の残量から、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量を減じた値Aを得る(ステップS643)。ここでの受信データ予定量は、サーバに各種情報要求にて必要なコマンドを使用して算出する。例えば、”(3−3)電子メール受信”の説明にて述べたような、POP3のLISTコマンドやSTATコマンドを使用する。
そして、受信量制御部321は、撮影モード設定部311から設定された現在の撮影モードに対応した典型的な圧縮後の画像サイズを、ステップS643で得た値Aから減じ、その結果が一定量の値を超えているか否かを判別する(ステップS644)。このように、”一定量の値”をオフセットとして用いる理由としては、JPEG方式等の圧縮方式では、圧縮後の画像サイズを事前に予測することが困難であり、あくまで典型的な圧縮後の画像サイズを予測することしかできないためである。尚、通信後も一定量の撮影枚数を確保したい場合は、”一定量の値”を大きく設定すればよい。
ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていた場合、これはメモリ304の残量に余裕があることを示しているため、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行う(ステップS648)。そして、後述する図19にて示されるステップS702に進む。
一方、ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていなかった場合、これは一定の画像サイズのマージンが取れないことを示しているため、受信量制御部321は、さらに高い圧縮率で伝送可能であるかを、通信部301を介して相手側に問い合わせる(ステップS645)。
ステップS645により、相手側で高い圧縮率での伝送が可能でない場合、受信動作を中止する(ステップS647)。そして、後述するステップS702に進む。尚、撮影動作については、上述した理由により継続される。
ステップS645の判別の結果、相手側で高い圧縮率での伝送が可能であった場合、受信量制御部321は、通信部301(受信側)と相手側(送信側)における圧縮伸張方式を変更すべく制御を、各々に対して行う。このとき、通信部301において、再送フラグ(内部フラグ)をセットする(ステップS646)。その後、ステップS644に戻り、以降の処理ステップを繰り返し行う。
ステップS702では、通信部301は、再送フラグがセットされているか否かを判別する。この判別の結果、再送フラグがセットされていた場合、通信部301は、相手側に対して、元データの再送要求を発行する。このとき、例えば、使用者に対して残メモリ量の増大を促してから、或いは、残メモリ量が増大してから、上記の再送要求を発行するようにする。これにより、元データを受信するだけの残メモリ量が確保できない、ということ等を防ぐことができ、常に正常に元のデータを受信することができる(ステップS703)。その後、再送フラグはリセットされ、本処理終了となる。一方、再送フラグがセットされていない場合、そのまま本処理終了となる。
(第4の実施の形態)
上述した第2の実施の形態では、圧縮伸張方式を変更することで受信データ量を制御(制限)するようにしたが(上記図18のステップS645、S646参照)、本実施の形態では、本来送信されてくるべきデータ(元データ)の一部のみを受信し、撮影終了後に残りのデータを受信することで、受信データ量を制御(制限)する。このため、CPU29が実行するプログラムとしては、上記図18のプログラムの代わりに、例えば、図20に示すフローチャートに従ったプログラムを用いる。これにより、上述の本実施の形態での制御が実施される。
上述した第2の実施の形態では、圧縮伸張方式を変更することで受信データ量を制御(制限)するようにしたが(上記図18のステップS645、S646参照)、本実施の形態では、本来送信されてくるべきデータ(元データ)の一部のみを受信し、撮影終了後に残りのデータを受信することで、受信データ量を制御(制限)する。このため、CPU29が実行するプログラムとしては、上記図18のプログラムの代わりに、例えば、図20に示すフローチャートに従ったプログラムを用いる。これにより、上述の本実施の形態での制御が実施される。
尚、上記図20のフローチャートにおいて、上記図18のフローチャートと同様に実行される処理ステップについては同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。ここでは、第2の実施の形態と異なる構成についてのみ具体的に説明する。
先ず、受信着呼状態であるか否か、また、撮影状態であるか否かを判別し(ステップS641、ステップS642)、これらの判別の結果、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合に、次のステップS643からの処理ステップを実行し、そうでない場合には、後述するステップS712からの処理ステップを実行する。
受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合、受信量制御部321は、メモリ残量算出部309にて算出されたメモリ304の残量から、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量を減じた値Aを得る(ステップS643)。
そして、受信量制御部321は、撮影モード設定部311から設定された現在の撮影モードに対応した典型的な圧縮後の画像サイズを、ステップS643で得た値Aから減じ、その結果が一定量の値を超えているか否かを判別する(ステップS644)。
ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていた場合、これはメモリ304の残量に余裕があることを示しているため、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行う(ステップS648)。そして、後述するステップS712に進む。
一方、ステップS644の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていなかった場合、これは一定の画像サイズのマージンが取れないことを示しているため、受信量制御部321は、通信部301に対して、相手側から送信されてくる全データの一部のデータのみを受信すべく制御を行う。例えば、電子メール受信の場合、”表題”のみの受信を行う。また、通信部301において、再送フラグ(内部フラグ)をセットする(ステップS711)。このように、相手側から元データの一部のデータのみを受信するように構成すれば、残メモリ量に余裕が生まれる。これにより、上述したステップS648が実行可能となり、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行う(ステップS648)。その後、次のステップS712に進む。
ステップS712では、通信部301は、再送フラグがセットされているか否かを判別する。この判別の結果、再送フラグがセットされていた場合、通信部301は、相手側に対して、残りのデータの再送要求を発行する。このとき、例えば、使用者に対して残メモリ量の増大を促してから、或いは、残メモリ量が増大してから、上記の再送要求を発行するようにする。これにより、元データを受信するだけの残メモリ量が確保できない、ということ等を防ぐことができ、常に正常に元のデータを受信することができる(ステップS713)。その後、再送フラグはリセットされ、本処理終了となる。一方、再送フラグがセットされていない場合、そのまま本処理終了となる。
(第5の実施の形態)
上述した第3の実施の形態では(上記図19参照)、相手側で高い圧縮率での伝送が可能であると判別された場合(ステップS645)、本来送信されるデータ量に対して圧縮率が変更されたデータが送信されてくるため(ステップS701)、撮影終了後の再接続時にて、本来送信されるべきデータ(圧縮率が変更されていない元データ)の再送要求を相手側に発行する(ステップS703)ようにした。本実施の形態では、この場合において、図21に示すように、再送要求を発行する前に、撮影済の画像データを相手側に送信して、それから相手側に再送要求を発行する(ステップS731)。このように、撮影済の画像データ(撮影にて得られた撮影画像データ)を相手側に送信すれば、装置内にある画像データが消去されることになる。このため、その分残メモリ量を増加させることができ、相手側からの元データを受信するだけの残メモリ量が確保できない、ということ等を防ぐことができる。
上述した第3の実施の形態では(上記図19参照)、相手側で高い圧縮率での伝送が可能であると判別された場合(ステップS645)、本来送信されるデータ量に対して圧縮率が変更されたデータが送信されてくるため(ステップS701)、撮影終了後の再接続時にて、本来送信されるべきデータ(圧縮率が変更されていない元データ)の再送要求を相手側に発行する(ステップS703)ようにした。本実施の形態では、この場合において、図21に示すように、再送要求を発行する前に、撮影済の画像データを相手側に送信して、それから相手側に再送要求を発行する(ステップS731)。このように、撮影済の画像データ(撮影にて得られた撮影画像データ)を相手側に送信すれば、装置内にある画像データが消去されることになる。このため、その分残メモリ量を増加させることができ、相手側からの元データを受信するだけの残メモリ量が確保できない、ということ等を防ぐことができる。
(第6の実施の形態)
本実施の形態におけるディジタルカメラは、上述した第2の実施の形態におけるディジタルカメラ100と同様の構成としているが、全体の制御についてが異なっている。すなわち、受信データ量の予測が困難な音声や画像等のストリーミングデータを受信する場合、通信の拒否を行うようにする。
本実施の形態におけるディジタルカメラは、上述した第2の実施の形態におけるディジタルカメラ100と同様の構成としているが、全体の制御についてが異なっている。すなわち、受信データ量の予測が困難な音声や画像等のストリーミングデータを受信する場合、通信の拒否を行うようにする。
以下、ストリーミングデータを受信する場合のソフトウェアによる処理について説明する。尚、ここでは、上述した第2の実施の形態と異なることについてのみ、具体的に説明する。
メインCPU部201のROM32には、例えば、図22に示すフローチャートに従ったプログラムが予め格納されており、このプログラムがCPU29により読み出されて実行されることで、以下のようなディジタルカメラ100におけるストリーミングデータ受信時の制御が行われる。
先ず、上記図18に示したステップS641〜ステップS643と同様に、受信着呼状態であるか否か、また、撮影状態であるか否かを判別し(ステップS651、ステップS652)、これらの判別の結果、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合に、以降の処理ステップを実行し、そうでない場合には、本処理を終了する。そして、受信着呼状態であり、且つ撮影状態である場合、受信量制御部321は、メモリ残量算出部309にて算出されたメモリ304の残量から、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量を減じた値Aを得る(ステップS653)。
そこで、受信量制御部321は、受信量算出部302にて算出された受信データ予定量が、ストリーミングデータのものであるか否かを判別する(ステップS654)。
ステップS654の判別の結果、ストリーミングデータのものであった場合、すなわち受信予定のデータが通話会話の録音のようなデータであった場合、受信動作を中止し(ステップS657)、本処理を終了する。これは、ストリーミングデータの場合には、そのデータ量を予測することは困難であり、また仮に予測することができ、上述したように受信データ量を制限したとしても、使用者にとっては使いにくい機能となってしまうためである。
ステップS654の判別の結果、ストリーミングデータのものでなかった場合には、上記図18に示したステップS644及びステップS648と同様に、受信量制御部321は、撮影モード設定部311から設定された現在の撮影モードに対応した典型的な圧縮後の画像サイズを、上記表1から求め、その求めた画像サイズを、ステップS643で得た値Aから減じ、その結果が一定量の値を超えているか否かを判別する(ステップS655)。ステップS655の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていた場合、これはメモリ304の残量に余裕があることを示しているため、受信処理、撮影処理、圧縮処理、及び記録処理を継続して行って(ステップS658)、本処理を終了する。ステップS655の判別の結果、減算値が一定量の値を超えていなかった場合、受信動作を中止し(ステップS657)、本処理を終了する。
尚、本発明の目的は、上述した各実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明における調停手段の調停動作(或いは、制御手段の制御動作)については、上述の実施の形態に限らず、例えば、単にディジタルカメラ等の画像入力を一時的に遅延させるためのバッファメモリに、画像データを退避させるようにしてもよい。
また、本発明における受信データ量の変更ついても、上述の実施の形態に限らず、例えば、受信データを再びデータ圧縮アルゴリズム(パーソナルコンピュータで使用されているZIP方式等)によって圧縮するようにしてもよい。
301:通信部
302:受信量算出部
303:データ記憶部
304:メモリ
305:画像入力部
306:画像圧縮部
307:画像記憶部
308:撮影画像量制御部
309:メモリ残量算出部
310:入力部
311:撮影モード設定部
302:受信量算出部
303:データ記憶部
304:メモリ
305:画像入力部
306:画像圧縮部
307:画像記憶部
308:撮影画像量制御部
309:メモリ残量算出部
310:入力部
311:撮影モード設定部
Claims (15)
- 通信機能を有し、該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像を記憶手段に記憶する画像入力装置であって、
上記撮影モードに対応した圧縮率で入力画像を圧縮して上記記憶手段に記憶する画像圧縮手段と、
上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、
上記記憶手段のメモリ残量を得る残量発生手段と、
上記撮影モード、上記受信量発生手段で得られた容量、及び上記残量発生手段で得られたメモリ残量に基づいて、上記画像圧縮手段での圧縮率を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。 - 撮影モードを入力する入力手段と、
上記入力手段で入力された撮影モードにより得られた画像を入力する画像入力手段と、
上記画像入力手段で入力された入力画像を圧縮する画像圧縮手段と、
任意のデータを受信する通信手段と、
上記画像圧縮手段で圧縮された入力画像及び上記通信手段で受信されたデータを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段のメモリ残量を管理する残量発生手段と、
上記通信手段によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、
上記入力手段で入力された撮影モード、上記残量発生手段で得られたメモリ残量、及び上記受信量発生手段で得られた容量に基づいて、上記画像圧縮手段に対して入力画像量の制御の指示を行う制御手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。 - 通信機能を有し、該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像を記憶手段に記憶する画像入力装置であって、
上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、
上記記憶手段のメモリ残量を得る残量発生手段と、
上記撮影モード、上記受信量発生手段で得られた容量、及び上記残量発生手段で得られたメモリ残量に基づいて、上記通信機能での受信動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。 - 撮影モードを入力する入力手段と、
上記入力手段で入力された撮影モードにより得られた画像を入力する画像入力手段と、
上記画像入力手段で入力された入力画像を圧縮する画像圧縮手段と、
任意のデータを受信する通信手段と、
上記画像圧縮手段で圧縮された入力画像及び上記通信手段で受信されたデータを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段のメモリ残量を管理する残量発生手段と、
上記通信手段によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生手段と、
上記入力手段で入力された撮影モード、上記残量発生手段で得られたメモリ残量、及び上記受信量発生手段で得られた容量に基づいて、上記通信手段での受信データ量を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像入力装置。 - 上記制御手段は、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像入力装置。
- 上記制御手段は、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限し、その後、送信側にデータの再送要求を発行することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像入力装置。
- 上記制御手段は、上記受信量発生手段で得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記記憶手段のメモリ残量より大きかった場合、送信側に対して圧縮率を上げてデータ送信させることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像入力装置。
- 上記制御手段は、上記の場合に、上記記憶手段に記憶された入力画像を送信側に送信することを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の画像入力装置。
- 上記制御手段は、上記受信量発生手段で得られた容量に対応する受信データがストリーミングデータである場合、受信を拒絶する制御を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像入力装置。
- 上記制御手段は、予め定められた入力画像枚数分のデータサイズに上記受信量発生手段で得られた容量及び上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像入力装置。
- 通信機能、及び該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像をメモリに記憶するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記処理ステップは、
上記撮影モードに対応した圧縮率で上記入力画像を圧縮して上記メモリに記憶する画像圧縮ステップと、
上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生ステップと、
上記メモリのメモリ残量を得る残量発生ステップと、
上記撮影モード、上記受信量発生ステップで得られた容量、及び上記残量発生ステップで得られたメモリ残量に基づいて、上記画像圧縮ステップでの圧縮率を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする記憶媒体。 - 通信機能、及び該通信機能による受信データ及び予め指定された撮影モードで入力して得られた入力画像をメモリに記憶するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記処理ステップは、
上記通信機能によるデータ受信に必要な容量を得る受信量発生ステップと、
上記メモリのメモリ残量を得る残量発生ステップと、
上記撮影モード、上記受信量発生ステップで得られた容量、及び上記残量発生ステップで得られたメモリ残量に基づいて、上記通信機能での受信動作を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする記憶媒体。 - 上記制御ステップは、上記受信量発生ステップで得られた容量に上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。
- 上記制御ステップは、上記受信量発生ステップで得られた容量に対応する受信データがストリーミングデータである場合、受信を拒絶する制御を行うステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。
- 上記制御ステップは、予め定められた入力画像枚数分のデータサイズに上記受信量発生ステップで得られた容量及び上記撮影モードでの予め定められた入力画像の予定サイズを加えた値が、上記メモリ残量より大きかった場合、受信データ量を制限するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。
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Cited By (1)
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WO2008001901A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Nikon Corporation | Appareil photo numérique |
-
2004
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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