JP2004266065A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのチップ内で配置配線工程における電源強化対策を行っても解消できなかった電源電圧の降下による回路の誤動作を防止することが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】この半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された半導体チップ1と、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された半導体チップ2と、(c)半導体基板30と、半導体基板の第1の面に形成され、半導体チップ1の配線に電気的に接続された第1群の電極39aと、半導体基板の第2の面に形成され、半導体チップ2の配線に電気的に接続された第2群の電極35bと、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む半導体チップ3とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】この半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された半導体チップ1と、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された半導体チップ2と、(c)半導体基板30と、半導体基板の第1の面に形成され、半導体チップ1の配線に電気的に接続された第1群の電極39aと、半導体基板の第2の面に形成され、半導体チップ2の配線に電気的に接続された第2群の電極35bと、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む半導体チップ3とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSI(large scale integration:大規模集積回路)のような大規模な半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は、さらに大規模化、高速化される傾向にある。しかしながら、半導体集積回路の大規模化に伴う配線長の増大又は配線幅の減少により、電圧降下が生じて回路の誤動作を招くおそれがある。そこで、配置配線(P&R:place and route)工程において、予想される長い電源配線部分における電圧降下を防ぐために、電源配線にバイパス配線を追加する等により電源配線の抵抗値を下げる電源強化対策を行っていた。
【0003】
しかしながら、配置配線工程において電源強化対策を行っても、実際に製造された半導体チップにおいては、電圧降下による回路の誤動作が生じて、レイアウトの再設計を行わなければならないことが多いという問題があった。即ち、配置配線工程における電源強化対策は、その時点における暫定対策でしかなく、恒久対策にはなっていなかった。
【0004】
ところで、下記の特許文献1には、同一平面形状よりなり、同一位置に同一属性のパッドを有する複数の異種の半導体チップを、前記同一属性のパッドどうしが、一方の面から他方の面へ貫通する形状よりなるチップ間接続電極を介して接続されるように、キャリア等を介さずにチップ自身を直接積層し、3層以上の積層型マルチ・チップ・モジュール構成とした半導体集積回路について述べられている。
【0005】
特許文献1によれば、複数の異種のICチップの互いに同一位置に同一属性のパッドを形成し、同一属性のパッドどうしをチップ間接続電極を介して接続することにより、キャリア等を介さずにチップ自身を直接積層している。しかしながら、特許文献1においては、電圧降下の対策については述べられていない。
【0006】
【特許文献1】
特許第2605968号公報 (第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、1つのチップ内で配置配線工程における電源強化対策を行っても解消できなかった電源電圧の降下による回路の誤動作を防止することが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1の半導体チップと、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2の半導体チップと、(c)半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成され、第1の半導体チップの配線に電気的に接続された第1群の電極と、半導体基板の第2の面に形成され、第2の半導体チップの配線に電気的に接続された第2群の電極と、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む第3の半導体チップとを具備する。
【0009】
ここで、第3の半導体チップが、第1の半導体チップから半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、第2の半導体チップから半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含むようにしても良い。
【0010】
また、第1及び第2の半導体チップの配線が、第3の半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って第1及び第2の半導体チップの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されるようにしても良い。あるいは、第1及び第2の半導体チップの配線が、第1及び第2の半導体チップの1つの面の全面にそれぞれ形成されるようにしても良い。
【0011】
さらに、第1の半導体チップの配線と第3の半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続され、第2の半導体チップの配線と第3の半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されるようにしても良い。
【0012】
また、本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1のフィルムと、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2のフィルムと、(c)半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成され、第1のフィルムの配線に電気的に接続された第1群の電極と、半導体基板の第2の面に形成され、第2のフィルムの配線に電気的に接続された第2群の電極と、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む半導体チップとを具備する。
【0013】
ここで、半導体チップが、第1のフィルムから半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、第2のフィルムから半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含むようにしても良い。
【0014】
また、第1及び第2のフィルムの配線が、半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って第1及び第2のフィルムの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されるようにしても良い。あるいは、第1及び第2のフィルムの配線が、第1及び第2のフィルムの1つの面の全面にそれぞれ形成されるようにしても良い。
【0015】
さらに、第1のフィルムの配線と半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されており、第2のフィルムの配線と半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されるようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の正面図であり、図2は平面図である。なお、図1においては、本実施形態に係る半導体集積回路の構成を分かりやすくするために、半田ボール4が熔融する前の状態を示している。
【0017】
図1に示すように、この半導体集積回路は、強化電源用チップ1と強化電源用チップ2とによって、回路形成用チップ3を挟むようにして構成される。強化電源用チップ1は、高電位側の電源電位VDDを強化するために用いられ、強化電源用チップ2は、低電位側の電源電位VSSを強化するために用いられる。
【0018】
回路形成用チップ3は、半導体基板の両面に複数の強化電源用パットを有している。これらの強化電源用パットは、半田ボール4を用いたボールボンディングによって、強化電源用チップ1及び2に形成された配線に電気的に接続される。即ち、図1に示す半田ボール4を熔融することにより、回路形成用チップ3の強化電源用パットが、強化電源用チップ1及び2に形成された配線に電気的に接続され、チップ1〜3が互いに密着する。図2においては、回路形成用チップ3の片面に形成された強化電源用パット39aと、強化電源用チップ1に形成された配線11とが示されている。
【0019】
また、回路形成用チップ3において、少なくとも一方の面に、ロジック回路、メモリ回路、アナログ回路等の回路ブロックが形成されている。本実施形態においては、回路形成用チップ3において、強化電源用チップ1側の面に、複数の回路素子を含む少なくとも1つの回路ブロックが形成されている。
【0020】
さらに、半導体集積回路に信号を入力し、半導体集積回路から信号を出力するために、複数の入出力パッド301が形成されている。また、半導体集積回路に電源を供給するための複数の電源パッドも形成されている。図2においては、半導体集積回路に高電位側の電源電位VDDを供給するための電源パット302が示されている。
【0021】
図3は、本実施形態に係る半導体集積回路の部分的な断面図である。図3に示すように、強化電源用チップ1において、半導体基板10の回路形成用チップ3側の面上には、アルミ等の導電膜から成る配線11が形成されている。同様に、強化電源用チップ2において、半導体基板20の回路形成用チップ3側の面上には、アルミ等の導電膜から成る配線21が形成されている。
【0022】
また、回路形成用チップ3において、半導体基板30の強化電源用チップ1側の第1の面上には、シリコン酸化膜等のゲート絶縁膜31を介して、不純物を含むポリシリコン等の導電膜から成るゲート電極32が形成されている。ゲート絶縁膜31及びゲート電極32の両側の半導体基板30内には、ソース及びドレインとなる不純物拡散領域33が形成されている。
【0023】
さらに、半導体基板30の第1の面上に、層間絶縁膜34aと、アルミ等の導電膜から成る配線35a、36及び37を含む第1の配線層とが形成されている。配線35a及び36は、層間絶縁膜34aに形成されたビアホールを通して、不純物拡散領域33に接続されている。
【0024】
第1の配線層の上には、層間絶縁膜38と、アルミ等の導電膜から成る配線39を含む第2の配線層とが形成されている。配線39は、層間絶縁膜38に形成されたスルーホールを通して、配線37に接続されている。一部の領域において、配線39は、強化電源用パット39aとして用いられる。強化電源用パット39aは、ボールボンディングによって形成された半田4aを介して、強化電源用チップ1の配線11に電気的に接続されている。第2の配線層の上には、絶縁膜40aが形成されている。
【0025】
一方、半導体基板30の強化電源用チップ2側の第2の面上には、層間絶縁膜34bと、アルミ等の導電膜から成る強化電源用パット35bが形成されている。強化電源用パット35bは、ボールボンディングによって形成された半田4bを介して、強化電源用チップ2の配線21に電気的に接続されている。さらに、半導体基板30の第2の面上には、絶縁膜40bが形成されている。
【0026】
回路形成用チップ3において、第1の面上に形成された配線35aと第2の面上に形成された強化電源用パット35bとは、半導体基板30に形成された開口(スルーホール)35cに充填されたアルミ等の導電体35によって電気的に接続されている。これにより、強化電源用チップ2から半導体基板30の第1の面に低電位側の電源電位VSSを供給したり、又は、強化電源用チップ1から半導体基板30の第2の面に高電位側の電源電位VDDを供給することができる。
【0027】
このように、本実施形態によれば、高電位側の電源電位VDDと低電位側の電源電位VSSとを別々の強化電源用チップ1及び2を用いて回路形成用チップ3の回路素子に供給する構成としたので、多数の回路素子を有する大規模な半導体集積回路において、電源配線を回路形成用チップから分離し、又は、回路形成用チップに形成された電源配線を補強することにより、各回路素子に安定した電源を供給することが可能である。
【0028】
なお、強化電源用チップ1及び2において、配線11及び21の各々は、複数の電源強化用パット39a又は35bに沿って半導体基板の1つの面の一部の領域に配置しても良いし、半導体基板の1つの面の全面に配置しても良い。また、一部の回路素子に供給される電源電位が降下するおそれがある場合には、さらに多くの強化電源用パットを設けるようにしても良い。ここで、ボールボンディングの工程において半田ボールを設置する位置を選択することにより、強化電源用パット39a又は35bと配線11又は21との電気的接続を選択的に行っても良い。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の正面図であり、図5は平面図である。なお、図4においては、本実施形態に係る半導体集積回路の構成を分かりやすくするために、半田ボール4が熔融する前の状態を示している。
【0030】
本実施形態に係る半導体集積回路においては、図1に示す第1の実施形態に係る半導体集積回路における強化電源用チップ1及び2の替りに、強化電源用フィルム5及び6を用いている。その他の構成については、図1〜図3に示すものと同じである。
【0031】
図4に示すように、この半導体集積回路は、強化電源用フィルム5と強化電源用フィルム6とによって、回路形成用チップ3を挟むようにして構成される。強化電源用フィルム5は、高電位側の電源電位VDDを強化するために用いられ、強化電源用フィルム6は、低電位側の電源電位VSSを強化するために用いられる。
【0032】
回路形成用チップ3は、半導体基板の両面に複数の強化電源用パットを有している。これらの強化電源用パットは、半田ボール4を用いたボールボンディングによって、強化電源用フィルム5及び6に形成された配線に電気的に接続される。即ち、図4に示す半田ボール4を熔融することにより、回路形成用チップ3の強化電源用パットが、強化電源用フィルム5及び6に形成された配線に電気的に接続され、回路形成用チップ3と強化電源用フィルム5及び6とが互いに密着する。図5においては、回路形成用チップ3の片面に形成された強化電源用パット39aと、強化電源用フィルム5に形成された配線51とが示されている。
【0033】
本実施形態によれば、強化電源用チップの替りに強化電源用フィルムを用いることにより、生産性の向上や、半導体集積回路の小型化が可能となる。さらに、強化電源用フィルムをメッシュ構造とすることにより、回路形成用チップが放出する熱を外部に逃がし易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の正面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の平面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の部分的断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の正面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の平面図。
【符号の説明】
1、2 強化電源用チップ、 3 回路形成用チップ、 4 半田ボール、 4a、4b 半田、 5、6 強化電源用フィルム、 10、20、30 半導体基板、 11、21、35a、36、37、39 配線、 31 ゲート絶縁膜、 32 ゲート電極、 33 不純物拡散領域、 34a、34b、38 層間絶縁膜、 35 導電体、 35b、39a 電源強化用パット、 40a、40b 絶縁膜
【発明の属する技術分野】
本発明は、LSI(large scale integration:大規模集積回路)のような大規模な半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は、さらに大規模化、高速化される傾向にある。しかしながら、半導体集積回路の大規模化に伴う配線長の増大又は配線幅の減少により、電圧降下が生じて回路の誤動作を招くおそれがある。そこで、配置配線(P&R:place and route)工程において、予想される長い電源配線部分における電圧降下を防ぐために、電源配線にバイパス配線を追加する等により電源配線の抵抗値を下げる電源強化対策を行っていた。
【0003】
しかしながら、配置配線工程において電源強化対策を行っても、実際に製造された半導体チップにおいては、電圧降下による回路の誤動作が生じて、レイアウトの再設計を行わなければならないことが多いという問題があった。即ち、配置配線工程における電源強化対策は、その時点における暫定対策でしかなく、恒久対策にはなっていなかった。
【0004】
ところで、下記の特許文献1には、同一平面形状よりなり、同一位置に同一属性のパッドを有する複数の異種の半導体チップを、前記同一属性のパッドどうしが、一方の面から他方の面へ貫通する形状よりなるチップ間接続電極を介して接続されるように、キャリア等を介さずにチップ自身を直接積層し、3層以上の積層型マルチ・チップ・モジュール構成とした半導体集積回路について述べられている。
【0005】
特許文献1によれば、複数の異種のICチップの互いに同一位置に同一属性のパッドを形成し、同一属性のパッドどうしをチップ間接続電極を介して接続することにより、キャリア等を介さずにチップ自身を直接積層している。しかしながら、特許文献1においては、電圧降下の対策については述べられていない。
【0006】
【特許文献1】
特許第2605968号公報 (第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、1つのチップ内で配置配線工程における電源強化対策を行っても解消できなかった電源電圧の降下による回路の誤動作を防止することが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1の半導体チップと、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2の半導体チップと、(c)半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成され、第1の半導体チップの配線に電気的に接続された第1群の電極と、半導体基板の第2の面に形成され、第2の半導体チップの配線に電気的に接続された第2群の電極と、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む第3の半導体チップとを具備する。
【0009】
ここで、第3の半導体チップが、第1の半導体チップから半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、第2の半導体チップから半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含むようにしても良い。
【0010】
また、第1及び第2の半導体チップの配線が、第3の半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って第1及び第2の半導体チップの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されるようにしても良い。あるいは、第1及び第2の半導体チップの配線が、第1及び第2の半導体チップの1つの面の全面にそれぞれ形成されるようにしても良い。
【0011】
さらに、第1の半導体チップの配線と第3の半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続され、第2の半導体チップの配線と第3の半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されるようにしても良い。
【0012】
また、本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、(a)高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1のフィルムと、(b)低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2のフィルムと、(c)半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成され、第1のフィルムの配線に電気的に接続された第1群の電極と、半導体基板の第2の面に形成され、第2のフィルムの配線に電気的に接続された第2群の電極と、第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む半導体チップとを具備する。
【0013】
ここで、半導体チップが、第1のフィルムから半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、第2のフィルムから半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含むようにしても良い。
【0014】
また、第1及び第2のフィルムの配線が、半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って第1及び第2のフィルムの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されるようにしても良い。あるいは、第1及び第2のフィルムの配線が、第1及び第2のフィルムの1つの面の全面にそれぞれ形成されるようにしても良い。
【0015】
さらに、第1のフィルムの配線と半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されており、第2のフィルムの配線と半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されるようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の正面図であり、図2は平面図である。なお、図1においては、本実施形態に係る半導体集積回路の構成を分かりやすくするために、半田ボール4が熔融する前の状態を示している。
【0017】
図1に示すように、この半導体集積回路は、強化電源用チップ1と強化電源用チップ2とによって、回路形成用チップ3を挟むようにして構成される。強化電源用チップ1は、高電位側の電源電位VDDを強化するために用いられ、強化電源用チップ2は、低電位側の電源電位VSSを強化するために用いられる。
【0018】
回路形成用チップ3は、半導体基板の両面に複数の強化電源用パットを有している。これらの強化電源用パットは、半田ボール4を用いたボールボンディングによって、強化電源用チップ1及び2に形成された配線に電気的に接続される。即ち、図1に示す半田ボール4を熔融することにより、回路形成用チップ3の強化電源用パットが、強化電源用チップ1及び2に形成された配線に電気的に接続され、チップ1〜3が互いに密着する。図2においては、回路形成用チップ3の片面に形成された強化電源用パット39aと、強化電源用チップ1に形成された配線11とが示されている。
【0019】
また、回路形成用チップ3において、少なくとも一方の面に、ロジック回路、メモリ回路、アナログ回路等の回路ブロックが形成されている。本実施形態においては、回路形成用チップ3において、強化電源用チップ1側の面に、複数の回路素子を含む少なくとも1つの回路ブロックが形成されている。
【0020】
さらに、半導体集積回路に信号を入力し、半導体集積回路から信号を出力するために、複数の入出力パッド301が形成されている。また、半導体集積回路に電源を供給するための複数の電源パッドも形成されている。図2においては、半導体集積回路に高電位側の電源電位VDDを供給するための電源パット302が示されている。
【0021】
図3は、本実施形態に係る半導体集積回路の部分的な断面図である。図3に示すように、強化電源用チップ1において、半導体基板10の回路形成用チップ3側の面上には、アルミ等の導電膜から成る配線11が形成されている。同様に、強化電源用チップ2において、半導体基板20の回路形成用チップ3側の面上には、アルミ等の導電膜から成る配線21が形成されている。
【0022】
また、回路形成用チップ3において、半導体基板30の強化電源用チップ1側の第1の面上には、シリコン酸化膜等のゲート絶縁膜31を介して、不純物を含むポリシリコン等の導電膜から成るゲート電極32が形成されている。ゲート絶縁膜31及びゲート電極32の両側の半導体基板30内には、ソース及びドレインとなる不純物拡散領域33が形成されている。
【0023】
さらに、半導体基板30の第1の面上に、層間絶縁膜34aと、アルミ等の導電膜から成る配線35a、36及び37を含む第1の配線層とが形成されている。配線35a及び36は、層間絶縁膜34aに形成されたビアホールを通して、不純物拡散領域33に接続されている。
【0024】
第1の配線層の上には、層間絶縁膜38と、アルミ等の導電膜から成る配線39を含む第2の配線層とが形成されている。配線39は、層間絶縁膜38に形成されたスルーホールを通して、配線37に接続されている。一部の領域において、配線39は、強化電源用パット39aとして用いられる。強化電源用パット39aは、ボールボンディングによって形成された半田4aを介して、強化電源用チップ1の配線11に電気的に接続されている。第2の配線層の上には、絶縁膜40aが形成されている。
【0025】
一方、半導体基板30の強化電源用チップ2側の第2の面上には、層間絶縁膜34bと、アルミ等の導電膜から成る強化電源用パット35bが形成されている。強化電源用パット35bは、ボールボンディングによって形成された半田4bを介して、強化電源用チップ2の配線21に電気的に接続されている。さらに、半導体基板30の第2の面上には、絶縁膜40bが形成されている。
【0026】
回路形成用チップ3において、第1の面上に形成された配線35aと第2の面上に形成された強化電源用パット35bとは、半導体基板30に形成された開口(スルーホール)35cに充填されたアルミ等の導電体35によって電気的に接続されている。これにより、強化電源用チップ2から半導体基板30の第1の面に低電位側の電源電位VSSを供給したり、又は、強化電源用チップ1から半導体基板30の第2の面に高電位側の電源電位VDDを供給することができる。
【0027】
このように、本実施形態によれば、高電位側の電源電位VDDと低電位側の電源電位VSSとを別々の強化電源用チップ1及び2を用いて回路形成用チップ3の回路素子に供給する構成としたので、多数の回路素子を有する大規模な半導体集積回路において、電源配線を回路形成用チップから分離し、又は、回路形成用チップに形成された電源配線を補強することにより、各回路素子に安定した電源を供給することが可能である。
【0028】
なお、強化電源用チップ1及び2において、配線11及び21の各々は、複数の電源強化用パット39a又は35bに沿って半導体基板の1つの面の一部の領域に配置しても良いし、半導体基板の1つの面の全面に配置しても良い。また、一部の回路素子に供給される電源電位が降下するおそれがある場合には、さらに多くの強化電源用パットを設けるようにしても良い。ここで、ボールボンディングの工程において半田ボールを設置する位置を選択することにより、強化電源用パット39a又は35bと配線11又は21との電気的接続を選択的に行っても良い。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の正面図であり、図5は平面図である。なお、図4においては、本実施形態に係る半導体集積回路の構成を分かりやすくするために、半田ボール4が熔融する前の状態を示している。
【0030】
本実施形態に係る半導体集積回路においては、図1に示す第1の実施形態に係る半導体集積回路における強化電源用チップ1及び2の替りに、強化電源用フィルム5及び6を用いている。その他の構成については、図1〜図3に示すものと同じである。
【0031】
図4に示すように、この半導体集積回路は、強化電源用フィルム5と強化電源用フィルム6とによって、回路形成用チップ3を挟むようにして構成される。強化電源用フィルム5は、高電位側の電源電位VDDを強化するために用いられ、強化電源用フィルム6は、低電位側の電源電位VSSを強化するために用いられる。
【0032】
回路形成用チップ3は、半導体基板の両面に複数の強化電源用パットを有している。これらの強化電源用パットは、半田ボール4を用いたボールボンディングによって、強化電源用フィルム5及び6に形成された配線に電気的に接続される。即ち、図4に示す半田ボール4を熔融することにより、回路形成用チップ3の強化電源用パットが、強化電源用フィルム5及び6に形成された配線に電気的に接続され、回路形成用チップ3と強化電源用フィルム5及び6とが互いに密着する。図5においては、回路形成用チップ3の片面に形成された強化電源用パット39aと、強化電源用フィルム5に形成された配線51とが示されている。
【0033】
本実施形態によれば、強化電源用チップの替りに強化電源用フィルムを用いることにより、生産性の向上や、半導体集積回路の小型化が可能となる。さらに、強化電源用フィルムをメッシュ構造とすることにより、回路形成用チップが放出する熱を外部に逃がし易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の正面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の平面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の部分的断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の正面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路の平面図。
【符号の説明】
1、2 強化電源用チップ、 3 回路形成用チップ、 4 半田ボール、 4a、4b 半田、 5、6 強化電源用フィルム、 10、20、30 半導体基板、 11、21、35a、36、37、39 配線、 31 ゲート絶縁膜、 32 ゲート電極、 33 不純物拡散領域、 34a、34b、38 層間絶縁膜、 35 導電体、 35b、39a 電源強化用パット、 40a、40b 絶縁膜
Claims (10)
- 高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1の半導体チップと、
低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2の半導体チップと、
半導体基板と、前記半導体基板の第1の面に形成され、前記第1の半導体チップの配線に電気的に接続された第1群の電極と、前記半導体基板の第2の面に形成され、前記第2の半導体チップの配線に電気的に接続された第2群の電極と、前記第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され前記第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む第3の半導体チップと、
を具備する半導体集積回路。 - 前記第3の半導体チップが、前記第1の半導体チップから前記半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、前記第2の半導体チップから前記半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、前記半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含む、請求項1記載の半導体集積回路。
- 前記第1及び第2の半導体チップの配線が、前記第3の半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って前記第1及び第2の半導体チップの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されている、請求項1又は2記載の半導体集積回路。
- 前記第1及び第2の半導体チップの配線が、前記第1及び第2の半導体チップの1つの面の全面にそれぞれ形成されている、請求項1又は2記載の半導体集積回路。
- 前記第1の半導体チップの配線と前記第3の半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されており、前記第2の半導体チップの配線と前記第3の半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されている、請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体集積回路。
- 高電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第1のフィルムと、
低電位側の電源電位を供給するための配線が形成された第2のフィルムと、
半導体基板と、前記半導体基板の第1の面に形成され、前記第1のフィルムの配線に電気的に接続された第1群の電極と、前記半導体基板の第2の面に形成され、前記第2のフィルムの配線に電気的に接続された第2群の電極と、前記第1群の電極から高電位側の電源電位が供給され前記第2群の電極から低電位側の電源電位が供給されて動作する複数の回路素子とを含む半導体チップと、
を具備する半導体集積回路。 - 前記半導体チップが、前記第1のフィルムから前記半導体基板の第2の面に高電位側の電源電位を供給するために、又は、前記第2のフィルムから前記半導体基板の第1の面に低電位側の電源電位を供給するために、前記半導体基板に設けられたスルーホールを通して形成された導電体を含む、請求項6記載の半導体集積回路。
- 前記第1及び第2のフィルムの配線が、前記半導体チップの第1群及び第2群の電極に沿って前記第1及び第2のフィルムの1つの面の一部の領域にそれぞれ形成されている、請求項6又は7記載の半導体集積回路。
- 前記第1及び第2のフィルムの配線が、前記第1及び第2のフィルムの1つの面の全面にそれぞれ形成されている、請求項6又は7記載の半導体集積回路。
- 前記第1のフィルムの配線と前記半導体チップの第1群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されており、前記第2のフィルムの配線と前記半導体チップの第2群の電極とが、半田ボールを用いたボールボンディングによって電気的に接続されている、請求項6〜9のいずれか1項記載の半導体集積回路。
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JP2003054006A JP2004266065A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 半導体集積回路 |
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- 2003-02-28 JP JP2003054006A patent/JP2004266065A/ja not_active Withdrawn
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