JP2004265725A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持する。
【解決手段】放電灯3が寿命末期になって専用ドライバ回路7の動作が停止状態にホールドすると、放電灯が消灯していても放電灯点灯と判別し専用ドライバ回路は動作しなくなる。これにより、専用ドライバ回路はセンサ21が検知動作を行って点灯命令が入力しても放電灯を点灯させることはない。
【選択図】 図1
【解決手段】放電灯3が寿命末期になって専用ドライバ回路7の動作が停止状態にホールドすると、放電灯が消灯していても放電灯点灯と判別し専用ドライバ回路は動作しなくなる。これにより、専用ドライバ回路はセンサ21が検知動作を行って点灯命令が入力しても放電灯を点灯させることはない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置及び照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】照明器具とセンサ付き送信器を設け、送信器の人感センサが人を検知して検知信号を発生すると、リモコン制御部が送信部から照明器具へ送信信号を送信し、照明器具では、送信信号を受信すると、器具制御部が負荷制御信号を発生し、負荷制御部が負荷制御信号に基づいて照明負荷を点灯させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−326679号公報(段落「0018」、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の照明器具に使用される放電灯点灯装置としては、放電灯が寿命末期になると点灯しにくくなるが、この状態で放電灯を無理に点灯させようとすると、点灯回路に大きなダメージを与えることになる。このため、放電灯が寿命末期になるとそれを検知して点灯禁止状態にホールドするものが知られている。そして、このホールド状態は放電灯を交換したり、電源をオフしてから再度オンさせたりするとリセット制御によって解除されるようになっている。
【0005】
このような放電灯点灯装置において、人感センサが人を検知した時に発生する検知信号を受けてリセット制御を行うと、放電灯が寿命末期になっているにも拘わらず人感センサが人を検知する毎に点灯動作が行われ、点灯回路に大きなダメージを与えるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、放電灯を点灯制御するとともに放電灯が寿命末期になったことを検知して点灯禁止にホールドし、かつ、リセット制御により点灯禁止のホールド状態を解除する点灯回路を備えた放電灯点灯装置において、周囲環境の変化を検知するセンサを設け、点灯回路は、放電灯が寿命末期になっていない状態ではセンサからの検知信号によって放電灯の点灯、消灯制御を行い、放電灯が寿命末期になった状態ではセンサからの検知信号の有無に関係なく点灯禁止のホールド状態を継続する放電灯点灯装置にある。
【0009】
なお、周囲環境の変化を検出するセンサとして、人の有無を検知する人感センサを使用することができる。また、周囲環境の変化を検出するセンサとして、周囲の明るさを検知する照度センサを使用することができる。さらにまた、周囲環境の変化を検出するセンサとして、人の有無を検知する人感センサ及び周囲の明るさを検知する照度センサの両方を使用することができる。
【0010】
また、本発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置と、この放電灯点灯装置を収容する照明器具本体とを備えた照明器具にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は放電灯点灯装置の構成を示す回路構成図で、商用交流電源1に安定器2を介して放電灯3の各フィラメント電極3a,3bの一端を接続している。前記放電灯3の各フィラメント電極3a,3bの他端を端子T1、T2にそれぞれ接続し、その端子T1、T2間には、雑音防止用コンデンサ4を接続するとともに、電流ヒューズ5及び抵抗6を直列に介してASDと呼ばれている専用ドライバ回路7を接続している。すなわち、前記端子T1を、ラインL1を介して前記専用ドライバ回路7の3番端子に接続し、前記抵抗6を、ラインL2を介して前記専用ドライバ回路7の4番端子に接続している。
【0013】
前記抵抗6の両端間電圧を電子スタータ専用IC8で検出している。すなわち、前記抵抗6の電流ヒューズ5と接続している一端を4番端子に接続し、前記抵抗6の他端を7番端子に接続している。前記電子スタータ専用IC8の14番端子、13番端子、12番端子を、それぞれラインL3、L4、L5を介して前記専用ドライバ回路7の1番端子、5番端子、2番端子に接続している。
【0014】
前記ラインL1とL3との間に抵抗9、10、11の直列回路を接続し、前記電子スタータ専用IC8の14端子と1番端子との間に抵抗12を接続している。そして、前記抵抗11の両端間に第1のフォトカプラPC1の双方向性受光素子13bを接続し、前記抵抗10、11の直列回路の両端間に第2のフォトカプラPC2の双方向性受光素子14bを接続し、前記ラインL4とL2との間に第3のフォトカプラPC3の双方向性受光素子15bを接続している。
【0015】
また、前記ラインL1とL5との間に抵抗16、17及びダイオード18の直列回路を、ダイオード18のアノードをラインL5側にして接続し、前記ラインL5とL2との間に電解コンデンサ19を接続している。
【0016】
また、前記端子T1、T2に全波整流回路20の入力端子を接続している。この全波整流回路20の出力端子間には、照度センサや人感センサなどの周囲環境の変化を検出するセンサ21を介して第4のフォトカプラPC4の発光ダイオード22a、第5のフォトカプラPC5の発光ダイオード23a及び抵抗24の直列回路を接続している。
【0017】
また、前記全波整流回路20の出力端子間には、抵抗25を介して、前記第1のフォトカプラPC1の発光ダイオード13aとNPN型トランジスタ26の直列回路を接続するとともに、抵抗27と前記第4のフォトカプラPC4におけるホトトランジスタ22bの直列回路を接続している。そして、前記抵抗27とホトトランジスタ22bとの接続点を前記トランジスタ26のベースに接続している。
【0018】
また、前記全波整流回路20の出力端子間には、前記抵抗25及び前記第5のフォトカプラPC5のホトトランジスタ23bを直列に介して、抵抗28と前記第3のフォトカプラPC3の発光ダイオード15aとの直列回路を接続し、また、抵抗29と定電圧ダイオード30と前記第2のフォトカプラPC3の発光ダイオード14aとの直列回路を接続し、また、抵抗31と電解コンデンサ32との直列回路を接続している。
【0019】
そして、前記定電圧ダイオード30と発光ダイオード14aとの直列回路にNPN型トランジスタ33を並列に接続し、そのトランジスタ33のベース、エミッタ間に抵抗34を接続している。また、前記抵抗31と電解コンデンサ32との接続点を、定電圧ダイオード35を介して前記トランジスタ33のベースに接続している。
【0020】
このような構成の放電灯点灯装置においては、電源が投入されると、電解コンデンサ19が充電され、この充電レベルが所定レベル以上になると、電子スタータ専用IC8及び専用ドライバ回路7は動作可能になる。
【0021】
電子スタータ専用IC8は、14番端子の電圧のゼロクロスから一定時間後のある位相における電圧が、規定されている電圧以上であれば、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子との間を短絡及び開放させて安定器2に誘起電圧を発生させ、放電灯3を点灯させる動作を行う。専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子の短絡及び開放は内部に設けられたACスイッチをオン、オフ制御して行う。また、電子スタータ専用IC8は、13番端子を接地電位に落とすと、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子とを短絡、開放するが、このときには安定器2に誘起電圧を発生させず放電灯3が点灯しない位相に開放する。
【0022】
また、照度センサや人感センサなどセンサ21が動作しないときには、センサ21はオフとなり、第4、第5のフォトカプラPC4、PC5がオフする。これにより、第1のフォトカプラPC1がオンし、第2、第3のフォトカプラPC2、PC3がオフする。このときの電子スタータ専用IC8の14番端子に印加される電圧は、抵抗9、10の直列抵抗値と抵抗12の抵抗値との比で決まる。このときの電圧は正常に放電灯3を点灯判別できる電圧に設定してある。
【0023】
また、照度センサや人感センサなどセンサ21が動作したときには、センサ21はオンとなり、第4、第5のフォトカプラPC4、PC5がオンする。これにより、第1のフォトカプラPC1がオフし、第2、第3のフォトカプラPC2、PC3がオンする。このとき、第5のフォトカプラPC5がオンすると、コンデンサ32が充電され、一定時間後に定電圧ダイオード35がオンしてトランジスタ33がオンし、定電圧ダイオード30と第2のフォトカプラPC2の発光ダイオード14aとの直列回路が短絡される。従って、一定時間経過後には第2のフォトカプラPC2はオフされる。
【0024】
このときに電子スタータ専用IC8の14番端子に印加される電圧は、最初は抵抗9と抵抗12の抵抗値の比で決まる。このときの電圧は、センサ21がオフしている時よりも高くなり、放電灯が点灯していない状態と見なされる。専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子が短絡する短絡状態において、第2のフォトカプラPC2がオフとなり、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子が開放されたとき電子スタータ専用IC8の14番端子の電圧はセンサ21がオフしている時よりも低くなるため、放電灯3が消灯していても放電灯点灯と判別し専用ドライバ回路7は動作しなくなる。
【0025】
具体的には、予熱開始時には専用ドライバ回路7内のACスイッチがオンされ、3番端子と4番端子が短絡される。予熱電流が350mAなど所定電流に達すると、それを抵抗6の両端間電圧を検出している電子スタータ専用IC8が検出し、専用ドライバ回路7を制御してACスイッチをオフさせる。これにより、安定器2に誘起電圧が発生し、放電灯3のフィラメント電極3a,3b間に印加する。
【0026】
この動作によって放電灯3が点灯しなければ、電子スタータ専用IC8は再度専用ドライバ回路7を制御し、ACスイッチをオンさせて予熱を行った後オフさせて安定器2にサイド誘起電圧を発生させる。そして、これを8回繰り返すまでに放電灯3が点灯すれば良いが、放電灯3が点灯しなかった場合には寿命末期と判断し、これにより放電灯3が消灯していても放電灯点灯と判別することで専用ドライバ回路7の動作を停止させる。以降、電源の再投入や放電灯3の交換などでリセット制御が行われるまで、この停止状態をホールドする。
【0027】
そして、放電灯3が寿命末期になって専用ドライバ回路7の動作が停止状態にホールドすると、専用ドライバ回路7はセンタ21が検知動作を行って点灯命令が入力しても放電灯3を点灯させることはない。これにより、寿命末期の放電灯を無理に点灯させることにより専用ドライバ回路7や電子スタータ専用IC8などの点灯回路がダメージを受けるのを防止できる。
【0028】
なお、この実施の形態においては、照度センサ、あるいは人感センサからなるセンサを1個使用した場合について述べたがこれに限定するものではなく、照度センサと人感センサの両方、すなわち、センサを2個使用したものであっても良い。
【0029】
図2はこのような構成の放電灯点灯装置を2灯点灯用の放電灯点灯装置にして組み込んだ照明器具を示している。すなわち、この照明器具50は、照明器具本体51のソケット52,53にそれぞれ放電灯54,55を取付け、内部に2灯点灯用の放電灯点灯装置56を組み込み、この放電灯点灯装置56によって放電灯54,55を点灯するようになっている。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0031】
また、本発明によれば、さらに、人を検知して点灯制御ができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0032】
また、本発明によれば、さらに、周囲の明るさを検知して点灯制御ができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0033】
また、本発明によれば、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図。
【図2】同実施の形態の放電灯点灯装置を組み込んだ照明器具を示す斜視図。
【符号の説明】3…放電灯、7…専用ドライバ回路、8…電子スタータ専用IC、9,10,11,12…抵抗、21…センサ、PC1,PC2,PC3,PC4,PC5…フォトカプラ。
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置及び照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】照明器具とセンサ付き送信器を設け、送信器の人感センサが人を検知して検知信号を発生すると、リモコン制御部が送信部から照明器具へ送信信号を送信し、照明器具では、送信信号を受信すると、器具制御部が負荷制御信号を発生し、負荷制御部が負荷制御信号に基づいて照明負荷を点灯させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−326679号公報(段落「0018」、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の照明器具に使用される放電灯点灯装置としては、放電灯が寿命末期になると点灯しにくくなるが、この状態で放電灯を無理に点灯させようとすると、点灯回路に大きなダメージを与えることになる。このため、放電灯が寿命末期になるとそれを検知して点灯禁止状態にホールドするものが知られている。そして、このホールド状態は放電灯を交換したり、電源をオフしてから再度オンさせたりするとリセット制御によって解除されるようになっている。
【0005】
このような放電灯点灯装置において、人感センサが人を検知した時に発生する検知信号を受けてリセット制御を行うと、放電灯が寿命末期になっているにも拘わらず人感センサが人を検知する毎に点灯動作が行われ、点灯回路に大きなダメージを与えるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、放電灯を点灯制御するとともに放電灯が寿命末期になったことを検知して点灯禁止にホールドし、かつ、リセット制御により点灯禁止のホールド状態を解除する点灯回路を備えた放電灯点灯装置において、周囲環境の変化を検知するセンサを設け、点灯回路は、放電灯が寿命末期になっていない状態ではセンサからの検知信号によって放電灯の点灯、消灯制御を行い、放電灯が寿命末期になった状態ではセンサからの検知信号の有無に関係なく点灯禁止のホールド状態を継続する放電灯点灯装置にある。
【0009】
なお、周囲環境の変化を検出するセンサとして、人の有無を検知する人感センサを使用することができる。また、周囲環境の変化を検出するセンサとして、周囲の明るさを検知する照度センサを使用することができる。さらにまた、周囲環境の変化を検出するセンサとして、人の有無を検知する人感センサ及び周囲の明るさを検知する照度センサの両方を使用することができる。
【0010】
また、本発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置と、この放電灯点灯装置を収容する照明器具本体とを備えた照明器具にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は放電灯点灯装置の構成を示す回路構成図で、商用交流電源1に安定器2を介して放電灯3の各フィラメント電極3a,3bの一端を接続している。前記放電灯3の各フィラメント電極3a,3bの他端を端子T1、T2にそれぞれ接続し、その端子T1、T2間には、雑音防止用コンデンサ4を接続するとともに、電流ヒューズ5及び抵抗6を直列に介してASDと呼ばれている専用ドライバ回路7を接続している。すなわち、前記端子T1を、ラインL1を介して前記専用ドライバ回路7の3番端子に接続し、前記抵抗6を、ラインL2を介して前記専用ドライバ回路7の4番端子に接続している。
【0013】
前記抵抗6の両端間電圧を電子スタータ専用IC8で検出している。すなわち、前記抵抗6の電流ヒューズ5と接続している一端を4番端子に接続し、前記抵抗6の他端を7番端子に接続している。前記電子スタータ専用IC8の14番端子、13番端子、12番端子を、それぞれラインL3、L4、L5を介して前記専用ドライバ回路7の1番端子、5番端子、2番端子に接続している。
【0014】
前記ラインL1とL3との間に抵抗9、10、11の直列回路を接続し、前記電子スタータ専用IC8の14端子と1番端子との間に抵抗12を接続している。そして、前記抵抗11の両端間に第1のフォトカプラPC1の双方向性受光素子13bを接続し、前記抵抗10、11の直列回路の両端間に第2のフォトカプラPC2の双方向性受光素子14bを接続し、前記ラインL4とL2との間に第3のフォトカプラPC3の双方向性受光素子15bを接続している。
【0015】
また、前記ラインL1とL5との間に抵抗16、17及びダイオード18の直列回路を、ダイオード18のアノードをラインL5側にして接続し、前記ラインL5とL2との間に電解コンデンサ19を接続している。
【0016】
また、前記端子T1、T2に全波整流回路20の入力端子を接続している。この全波整流回路20の出力端子間には、照度センサや人感センサなどの周囲環境の変化を検出するセンサ21を介して第4のフォトカプラPC4の発光ダイオード22a、第5のフォトカプラPC5の発光ダイオード23a及び抵抗24の直列回路を接続している。
【0017】
また、前記全波整流回路20の出力端子間には、抵抗25を介して、前記第1のフォトカプラPC1の発光ダイオード13aとNPN型トランジスタ26の直列回路を接続するとともに、抵抗27と前記第4のフォトカプラPC4におけるホトトランジスタ22bの直列回路を接続している。そして、前記抵抗27とホトトランジスタ22bとの接続点を前記トランジスタ26のベースに接続している。
【0018】
また、前記全波整流回路20の出力端子間には、前記抵抗25及び前記第5のフォトカプラPC5のホトトランジスタ23bを直列に介して、抵抗28と前記第3のフォトカプラPC3の発光ダイオード15aとの直列回路を接続し、また、抵抗29と定電圧ダイオード30と前記第2のフォトカプラPC3の発光ダイオード14aとの直列回路を接続し、また、抵抗31と電解コンデンサ32との直列回路を接続している。
【0019】
そして、前記定電圧ダイオード30と発光ダイオード14aとの直列回路にNPN型トランジスタ33を並列に接続し、そのトランジスタ33のベース、エミッタ間に抵抗34を接続している。また、前記抵抗31と電解コンデンサ32との接続点を、定電圧ダイオード35を介して前記トランジスタ33のベースに接続している。
【0020】
このような構成の放電灯点灯装置においては、電源が投入されると、電解コンデンサ19が充電され、この充電レベルが所定レベル以上になると、電子スタータ専用IC8及び専用ドライバ回路7は動作可能になる。
【0021】
電子スタータ専用IC8は、14番端子の電圧のゼロクロスから一定時間後のある位相における電圧が、規定されている電圧以上であれば、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子との間を短絡及び開放させて安定器2に誘起電圧を発生させ、放電灯3を点灯させる動作を行う。専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子の短絡及び開放は内部に設けられたACスイッチをオン、オフ制御して行う。また、電子スタータ専用IC8は、13番端子を接地電位に落とすと、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子とを短絡、開放するが、このときには安定器2に誘起電圧を発生させず放電灯3が点灯しない位相に開放する。
【0022】
また、照度センサや人感センサなどセンサ21が動作しないときには、センサ21はオフとなり、第4、第5のフォトカプラPC4、PC5がオフする。これにより、第1のフォトカプラPC1がオンし、第2、第3のフォトカプラPC2、PC3がオフする。このときの電子スタータ専用IC8の14番端子に印加される電圧は、抵抗9、10の直列抵抗値と抵抗12の抵抗値との比で決まる。このときの電圧は正常に放電灯3を点灯判別できる電圧に設定してある。
【0023】
また、照度センサや人感センサなどセンサ21が動作したときには、センサ21はオンとなり、第4、第5のフォトカプラPC4、PC5がオンする。これにより、第1のフォトカプラPC1がオフし、第2、第3のフォトカプラPC2、PC3がオンする。このとき、第5のフォトカプラPC5がオンすると、コンデンサ32が充電され、一定時間後に定電圧ダイオード35がオンしてトランジスタ33がオンし、定電圧ダイオード30と第2のフォトカプラPC2の発光ダイオード14aとの直列回路が短絡される。従って、一定時間経過後には第2のフォトカプラPC2はオフされる。
【0024】
このときに電子スタータ専用IC8の14番端子に印加される電圧は、最初は抵抗9と抵抗12の抵抗値の比で決まる。このときの電圧は、センサ21がオフしている時よりも高くなり、放電灯が点灯していない状態と見なされる。専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子が短絡する短絡状態において、第2のフォトカプラPC2がオフとなり、専用ドライバ回路7の3番端子と4番端子が開放されたとき電子スタータ専用IC8の14番端子の電圧はセンサ21がオフしている時よりも低くなるため、放電灯3が消灯していても放電灯点灯と判別し専用ドライバ回路7は動作しなくなる。
【0025】
具体的には、予熱開始時には専用ドライバ回路7内のACスイッチがオンされ、3番端子と4番端子が短絡される。予熱電流が350mAなど所定電流に達すると、それを抵抗6の両端間電圧を検出している電子スタータ専用IC8が検出し、専用ドライバ回路7を制御してACスイッチをオフさせる。これにより、安定器2に誘起電圧が発生し、放電灯3のフィラメント電極3a,3b間に印加する。
【0026】
この動作によって放電灯3が点灯しなければ、電子スタータ専用IC8は再度専用ドライバ回路7を制御し、ACスイッチをオンさせて予熱を行った後オフさせて安定器2にサイド誘起電圧を発生させる。そして、これを8回繰り返すまでに放電灯3が点灯すれば良いが、放電灯3が点灯しなかった場合には寿命末期と判断し、これにより放電灯3が消灯していても放電灯点灯と判別することで専用ドライバ回路7の動作を停止させる。以降、電源の再投入や放電灯3の交換などでリセット制御が行われるまで、この停止状態をホールドする。
【0027】
そして、放電灯3が寿命末期になって専用ドライバ回路7の動作が停止状態にホールドすると、専用ドライバ回路7はセンタ21が検知動作を行って点灯命令が入力しても放電灯3を点灯させることはない。これにより、寿命末期の放電灯を無理に点灯させることにより専用ドライバ回路7や電子スタータ専用IC8などの点灯回路がダメージを受けるのを防止できる。
【0028】
なお、この実施の形態においては、照度センサ、あるいは人感センサからなるセンサを1個使用した場合について述べたがこれに限定するものではなく、照度センサと人感センサの両方、すなわち、センサを2個使用したものであっても良い。
【0029】
図2はこのような構成の放電灯点灯装置を2灯点灯用の放電灯点灯装置にして組み込んだ照明器具を示している。すなわち、この照明器具50は、照明器具本体51のソケット52,53にそれぞれ放電灯54,55を取付け、内部に2灯点灯用の放電灯点灯装置56を組み込み、この放電灯点灯装置56によって放電灯54,55を点灯するようになっている。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0031】
また、本発明によれば、さらに、人を検知して点灯制御ができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0032】
また、本発明によれば、さらに、周囲の明るさを検知して点灯制御ができる放電灯点灯装置を提供できる。
【0033】
また、本発明によれば、放電灯が寿命末期になって点灯回路が点灯禁止のホールド状態になっているときに周囲環境の変化を検知するセンサから放電灯を点灯させる信号が発生しても、点灯回路はリセットされずに点灯禁止のホールド状態を維持することができる放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路図。
【図2】同実施の形態の放電灯点灯装置を組み込んだ照明器具を示す斜視図。
【符号の説明】3…放電灯、7…専用ドライバ回路、8…電子スタータ専用IC、9,10,11,12…抵抗、21…センサ、PC1,PC2,PC3,PC4,PC5…フォトカプラ。
Claims (2)
- 放電灯を点灯制御するとともに放電灯が寿命末期になったことを検知して点灯禁止にホールドし、かつ、リセット制御により点灯禁止のホールド状態を解除する点灯回路を備えた放電灯点灯装置において、周囲環境の変化を検知するセンサを設け、前記点灯回路は、前記放電灯が寿命末期になっていない状態では前記センサからの検知信号によって前記放電灯の点灯、消灯制御を行い、前記放電灯が寿命末期になった状態では前記センサからの検知信号の有無に関係なく点灯禁止のホールド状態を継続することを特徴とする放電灯点灯装置。
- 請求項1記載の放電灯点灯装置と、この放電灯点灯装置を収容する照明器具本体とを備えたことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003054762A JP2004265725A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003054762A JP2004265725A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004265725A true JP2004265725A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33119002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003054762A Pending JP2004265725A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004265725A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150111972A1 (en) * | 2012-03-09 | 2015-04-23 | B.C. B. International Limited | Alcohol-containing compositions useful as solid fuels and processes for their manufacture |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003054762A patent/JP2004265725A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20150111972A1 (en) * | 2012-03-09 | 2015-04-23 | B.C. B. International Limited | Alcohol-containing compositions useful as solid fuels and processes for their manufacture |
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