JP2004265324A - 人員配置計画方法 - Google Patents

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JP2004265324A JP2003057297A JP2003057297A JP2004265324A JP 2004265324 A JP2004265324 A JP 2004265324A JP 2003057297 A JP2003057297 A JP 2003057297A JP 2003057297 A JP2003057297 A JP 2003057297A JP 2004265324 A JP2004265324 A JP 2004265324A
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Abstract

【課題】看護師などの専門性を有する職業に従事する従事者を各部署に適切に配置する人員配置計画を少ない労力で迅速に作成することを可能とする人員配置計画作成方法および人員配置計画装置を提供する。
【解決手段】専門性を有する従事者を入力部2と処理部1と出力部3とデータベース4とを備える電子計算機を用いた人員配置計画装置Kにより、全従事者の中から配置対象者を所定の基準にしたがって抽出し、全従事者の経験年数の平均Avと各部署の従事者の経験年数Avの平均とを算出し、抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署pに配置し、前記において配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署pに配置するようにしなるものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人員配置計画方法および人員配置計画装置に関する。さらに詳しくは、看護師などの専門性を有する職業に従事する従事者を各部署に適切に配置するための人員配置計画方法および人員配置計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、大規模病院、例えば数百名以上の看護師(看護婦、看護士)が勤務する大規模病院には広大な敷地を有し、病棟も複数設けられているものがある。
【0003】
このような大規模病院では、一つの病院であっても病棟が異なれば全く別の職場といった観があり、病院内の人員配置、異動を実施する際には人間関係も含めて様々な点を考慮する必要がある。
【0004】
一方、病院においても看護師の退職、採用と、定期的な人事異動があり、このような場合は病棟間での異動も行われる。
【0005】
ところが、数百名からの人員を個人的事情を考慮しながら各部署にバランスよく配置することは一般に容易なことではない。特に、看護師の場合は経験未熟による誤りが重大な事故に繋がることもあるため、そのような事故の発生を防止し得る態勢を各部署に整えるよう、人員配置は特別の配慮の下に行われる必要がある。
【0006】
このため、大規模病院においては部署ごとに任命される各看護師長と全部署を統括管理する管理者とが協議し、各部署に人員がバランス良く適切に配置されるよう看護師個人の希望を考慮しながら配置計画を作成するのが一般的である。しかしながら、このような手作業による従来の人員配置計画の作成は大変な労力と時間を要し、計画作成担当者の負担が大きいといった問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、看護師などの専門性を有する職業に従事する従事者を各部署に適切に配置する人員配置計画を少ない労力で迅速に作成することを可能とする人員配置計画方法および人員配置計画装置を提供することを主たる目的とし、その作成プログラムを提供することをも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1形態は、専門性を有する従事者を電子計算機を用いて各部署に適切に配置する人員配置計画方法であって、全従事者の中から配置対象者を所定の基準にしたがって抽出する手順と、全従事者または配置対象者の配置希望を調査する手順と、全従事者の経験年数の平均と、各部署の従事者の経験年数の平均とを算出する手順と、抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置する手順と、前記手順で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置する手順とを含んでいることを特徴とする人員配置計画方法に関する。
【0009】
本発明の第1形態においては、各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置する手順を含んでいるのが好ましい。
【0010】
また、本発明の第1形態においては、前記特定の条件が経験年数であるのが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の第1形態においては、前記所定の基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされているのが好ましい。
【0012】
本発明の第2形態は、入力部と処理部と出力部とデータベースとを備えた電子計算機からなる人員配置計画装置であって、前記データベースに、全従事者の情報と、全従事者または配置対象者の配置希望に関する調査結果と、配置対象者を抽出する基準とが少なくとも格納され、前記処理部は、前記配置対象者を抽出する基準に従って配置対象者を抽出し、全従事者の経験年数の平均と各部署の従事者の経験年数の平均とを算出し、抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置し、前記処理で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置し、前記配置結果を出力部に送出するものとされ、前記出力部は、前記配置結果を出力するものとされてなることを特徴とする人員配置計画装置に関する。
【0013】
本発明の第2形態においては、各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置するのが好ましい。
【0014】
また、本発明の第2形態においては、前記特定の条件が経験年数であるのが好ましい。
【0015】
さらに、本発明の第2形態においては、前記配置対象者を抽出する基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされているのが好ましい。
【0016】
本発明の第3形態は、コンピュータに読み取り可能なプログラムであって、全従事者の中から配置対象者を所定の基準にしたがって抽出する手順と、全従事者の経験年数の平均と、各部署の従事者の経験年数の平均とを算出する手順と、抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置する手順と、前記手順で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置する手順とを含んでいることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なプログラムに関する。
【0017】
本発明の第3形態においては、各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置する手順を含んでいるのが好ましい。
【0018】
また、本発明の第3形態においては、前記特定の条件が経験年数であるのが好ましい。
【0019】
さらに、本発明の第3形態においては、前記所定の基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされているのが好ましい。
【0020】
本発明の第4形態は、前記いずれかのコンピュータに読み取り可能なプログラムが格納されてなることを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。
【0021】
【作用】
本発明は、前記の如く構成されているので、各部署に従事者を適切かつ迅速に配置することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0023】
図1に本発明の一実施形態に係る人員配置計画方法が適用される人員配置計画装置(以下単に装置という)の概略構成を示す。
【0024】
装置Kは、パソコンなどの電子計算機(コンピュータ)からなり、処理部1と入力部2と出力部3とデータベース4とを備える。
【0025】
処理部1は、所定のプログラム(以下、人員配置計画作成プログラムと称する)を実行して人員配置計画作成処理を実施する。
【0026】
入力部2は、キーボード、マウス、フロッピーディスク読み取り装置などの情報入力機器を含み、人員配置計画作成処理の基礎となる各種情報(以下、計画基礎情報という)を処理部1に入力する。
【0027】
出力部3は、ディスプレイ装置、プリンタ装置、フロッピーディスク書き込み装置などの情報出力機器を含み、処理部1が実施した人員配置計画作成処理の結果を出力する。
【0028】
データベース4には、全従事者の情報、後述する調査結果、配置対象者を抽出する基準、各部署に関する情報などが格納されている。
【0029】
以下、人員配置計画作成処理を説明する。
【0030】
この実施形態の人員配置計画作成処理は、数百名の看護師が勤務するような大規模病院において、各部署における看護師を最適化して配置するものとされる。したがって、以下においては処理の対象者を看護師に特定して説明する。しかしながら、本処理を部分的に修正することによって、専門性を有する各種技術的職業に従事する従事者を各部署に配置する場合に適用することは容易である。本処理の原則は下記の通り。
【0031】
(1)数Nの看護師(n)(n:n=1、2、…、N;以下、数nを看護師番号と称する。また、数Nを看護師総数ともいう)を数Pの部署(p)(p:p=1、2、…、P;以下、数pを部署番号と称する。また、数Pを部署総数ともいう)に配置する。
【0032】
(2)各部署(p)の定員はあらかじめ定められている。
【0033】
(3)各部署(p)に配置し得る非常勤職員の看護師の数は所定数(部署非常勤職員定数と称する)HCまでに制限される。
【0034】
(4)配置をする際の役職の異動については特に考慮しない。
【0035】
(5)異動を希望しない者は強制的に異動させない。
【0036】
(6)役職(看護部長、副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師、准看護師、看護助手、非常勤職員の看護師、非常勤職員の看護助手、といった各役職がある)に拘わらず、全て看護師(n)として取り扱う。
【0037】
図2に、人員配置計画作成処理の全体的な流れを示す。なお、図中、S1−S5はステップ番号を示す。
【0038】
ステップS1:全看護師(n)の中から、新規採用者を含めて新たな配置を行う者(配置対象者とも称する)を抽出する。すなわち、下記ステップS4およびステップS5の処理対象となる者を抽出する。
【0039】
ステップS2:前記ステップS1を実施した段階での、全看護師(n)の経験年数の平均(以下、全平均と称する)AVtと、部署(p)に配置された看護師(n)の経験年数の平均(以下、部署平均という)AVpとを算出する。なお、本人員配置計画作成処理では、当該病院における勤務年数を看護師(n)の経験年数として処理する。
【0040】
ステップS3:各看護師(n)の希望を調べる。ここでは、あらかじめ実施される希望調査の結果を利用し、看護師(n)の中で異動を希望している各看護師(n)の希望配置先についての情報を抽出する。前記希望調査では、第1希望、第2希望、…というように序列を付けた所定数までの部署(p)名を挙げさせるようにする(図7参照)。この実施形態では各看護師(n)が第1希望から第3希望までの部署(p)を挙げることが可能であるものとされる。なお、異動を希望する場合に希望部署を挙げることは必須とされない。この場合、過去所定期間内、例えば過去3年に異動がなされた者については、調査をしないようにされてもよい。
【0041】
ステップS4:前記ステップS1で抽出された配置対象者の条件を考慮しながら配置対象者を各部署に配置する。
【0042】
ステップS5:配置対象者の条件を考慮せずに配置対象者を各部署に配置する。この手順は前記ステップS4の手順では配置の決まらなかった看護師(n)を、所定の基準で各部署に配置していくものとされる。具体的には、下記要領(イ)〜(ハ)に示すように前記ステップS4で考慮した条件を1つづつ解除しながら配置を行う。
【0043】
(イ)まず、後述するステップS78、S79、S85、S86、S98、S99、S105、S106における経験年数についての条件を外す。つまり、各看護師(n)の希望および非常勤職員の定員についての条件だけを考慮しながら配置を行う。
【0044】
(ロ)次に、ステップS78、S79、S85、S86、S98、S99、S105、S106における経験年数および各看護師(n)の希望についての条件を外す。つまり、非常勤職員の定員についての条件だけを考慮して配置する。
【0045】
(ハ)最後に、ステップS78、S79、S85、S86、S98、S99、S105、S106における総ての条件を外して配置を行う。
【0046】
次に、図3を参照しながら前記ステップS1の手順をさらに説明する。図3は、前記ステップS1の手順の詳細を示すフローチャートである。なお、図中、S11−S31はステップ番号を示す。
【0047】
ステップS11:看護師番号1の看護師(1)から順次下記ステップS13〜ステップS31の手順を実施するように看護師番号nを値「1」とする。ただし、看護師番号nは、1からNまでの整数を勤続年数の長い看護師から昇順に付す。
【0048】
ステップS12:看護師番号nが看護師(n)の総数Nを超えているかをチェックする。超えていれば、すなわちn>Nが成立していれば、全ての看護師(n)について下記ステップS13〜ステップS31の手順を実施したものとして処理を終了する一方、看護師番号nが総数N以下であればステップS13に進む。
【0049】
ステップS13:看護師(n)が退職予定者であるかをチェックする。退職予定者であるならば、配置対象者とはしないものとして単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS14)、ステップS12に戻る。看護師(n)が退職予定者ではない場合は、ステップS15に進む。なお、本実施形態ではインクリメントによる値の増加分は全て1とする。すなわち、値を1増加させることをインクリメントする、と記述する。
【0050】
ステップS15:看護師(n)について異動が過去所定期間内、例えば過去3年以内になされているかをチェックする。異動が過去3年以内になされていれば、看護師(n)を配置対象者とはしないものとして現部署(p)にそのまま配置し(ステップS16)、ステップS17に進む。看護師(n)について異動が過去所定期間内になされていなければステップS21に進む。
【0051】
ステップS17:看護師(n)が非常勤職員であるかをチェックする。非常勤職員であれば、前記ステップS16で配置が行われた現部署(p)の非常勤職員のカウント数を(後掲する非常勤職員数カウンタHCntp参照)インクリメントし(ステップS18)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS19)、ステップS12に戻る。
【0052】
前記ステップS17で、当該看護師(n)が非常勤職員ではないときは、単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS20)、ステップS12に戻る。
【0053】
ステップS21:看護師(n)の経験年数が0であるか、すなわち看護師(n)が新規採用者であるかをチェックする。看護師(n)が新規採用者であればステップS22に進む。看護師(n)が新規採用者ではないときはステップS24に進む。
【0054】
ステップS22:看護師(n)を前記ステップS4の手順により処理する配置対象者として抽出し、看護師番号nをインクリメントし(ステップS23)、ステップS12に戻る。
【0055】
ステップS24:看護師(n)が配置換えを希望しているかをチェックする。看護師(n)が、配置換えを希望していればステップS25に進み、配置換えを希望していなければステップS27に進む。
【0056】
ステップS25:看護師(n)を前記ステップS4の手順により処理する配置対象者として抽出し、看護師番号nをインクリメントし(ステップS26)、ステップS12に戻る。
【0057】
ステップS27:看護師(n)を、現部署(p)に配置してステップS28に進む。
【0058】
ステップS28:看護師(n)が非常勤職員であるかをチェックする。非常勤職員であれば、前記ステップS27で当該看護師(n)が配置された現部署(p)の非常勤職員の現在数をインクリメントし(ステップS29)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS30)、ステップS12に戻る。
【0059】
前記ステップS28で当該看護師(n)が非常勤職員ではない場合は、単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS31)、ステップS12に戻る。
【0060】
以上のようにして、全ての看護師(n)の中から新たな配置を行う配置対象者を抽出する。
【0061】
図4に、前記図3の手順に対応するプログラムの流れを示す。なお、図中、S41−S61はステップ番号を示す。
【0062】
ステップS41:看護師番号n(図4の手順では看護師番号nはプログラミング言語の変数として取り扱う)に値「1」を代入し、部署(p)に配置済の看護師の数を示すカウンタ(既配置者数カウンタと称する)Cntに値「0」を代入し、部署(p)に配置済の非常勤職員の数を示すカウンタ(既配置非常勤職員数カウンタと称する)HCntに値「0」を代入し、ステップS42に進む。
【0063】
ステップS42:看護師番号nが看護師(n)の総数Nを超えているかをチェックする。超えていれば、すなわちn>Nが成立していれば処理を終了する一方、看護師番号nが総数N以下であればステップS43に進む。
【0064】
ステップS43:値「1」であるときに当該看護師(n)が退職予定者であることを示す2値フラグ(退職予定フラグと称する)Rが値「1」であるかをチェックする。退職予定フラグRが値「1」であるならば看護師番号nをインクリメントし(ステップS44)、ステップS42に戻る。フラグRが値「1」ではないときはステップS45に進む。
【0065】
ステップS45:前回異動した年度と本年度との差に相当する年度数を示す変数(以下、前回異動後間隔と称する)Lが所定値、例えば値「3」以下であるかをチェックする。前回異動後間隔Lが所定値以下であればステップS46に進み、前回異動後間隔Lが所定値を超えていればステップS51に進む。
【0066】
ステップS46:看護師(n)の配置先の部署(p)を示す変数(以下、配置先部署と称する)PA(PA=1、2、…、P)に当該看護師(n)の現部署(p)を示す変数(現部署変数と称する)P(P=1、2、…、P)の値を代入し、部署番号p(図4の手順では部署番号pはプログラミング言語の変数として取り扱う)に変数Pの値を代入し、部署(p)の既配置者数カウンタCntをインクリメントし、ステップS47に進む。
【0067】
ステップS47:看護師(n)の役職を表す変数(以下、役職変数と称する)S(S=1、2、…、S)が値「8」および値「9」のいずれかであるかをチェックする。ここで、役職変数Sの値と、役職との対応関係は下記の通りである。
【0068】
1:看護部長、2:副看護部長、3:看護師長、4:副看護師長、5:看護師、6:准看護師、7:看護助手、8:非常勤職員の看護師、9:非常勤職員の看護助手、とされる。
【0069】
役職変数Sの値が値「8」および値「9」のいずれかであれば、看護師(n)が非常勤職員であるものとして当該部署(p)の非常勤職員数カウンタHCntをインクリメントし(ステップS48)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS49)、ステップS42に戻る。
【0070】
前記ステップS47で、役職変数Sの値が値「8」および値「9」以外であれば当該看護師(n)が非常勤職員ではないものとして単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS50)、ステップS42に戻る。
【0071】
ステップS51:看護師(n)の経験年数を示す変数Exが値「0」であるか、つまり看護師(n)が新規採用者であるかをチェックする。変数Exが値「0」であればステップS52に進む。変数Exが値「0」ではないときはステップS54に進む。
【0072】
ステップS52:看護師(n)を前記ステップS4の手順により処理する配置対象者として抽出し、看護師番号nをインクリメントし(ステップS53)、ステップS42に戻る。
【0073】
ステップS54:値「1」であるときに看護師(n)が配置換えを希望していることを示す2値フラグ(以下、配置換え希望フラグと称する)Cが値「0」であるかをチェックする。つまり、配置換えを希望していないかをチェックする。配置換え希望フラグCが値「0」であればステップS55に進む。配置換え希望フラグCnが値「0」ではないときはステップS57に進む。
【0074】
ステップS55:看護師(n)を前記ステップS4の手順により処理する配置対象者として抽出し、看護師番号nをインクリメントし(ステップS56)、ステップS42に戻る。
【0075】
ステップS57:看護師(n)の配置先部署PAに現部署変数Pの値を代入し、部署数pに現部署変数Pの値を代入し、部署(p)の既配置者数カウンタCntをインクリメントし、ステップS58に進む。
【0076】
ステップS58:看護師(n)の役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれかであるかをチェックする。役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれかであれば、看護師(n)が非常勤職員であるものとして当該部署(p)の非常勤職員数カウンタHCntをインクリメントし(ステップS59)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS60)、ステップS42に戻る。
【0077】
前記ステップS58で当該看護師(n)の役職変数Sが値「8」および値「9」以外の値であれば、非常勤職員ではないものとして単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS61)、ステップS42に戻る。
【0078】
次に、図5を参照しながら前記ステップS4の手順をさらに説明する。図5は、前記ステップS4の手順の詳細を示すフローチャートである。なお、図中、S71−S90はステップ番号を示す。
【0079】
ステップS71:部署(p)の配置順Ar(Ar=1、2、…、P)、すなわちどのような順番で各部署(p)に看護師(n)を配置していくかの序列を配列として表したものを値「1」とする。つまり、設定された配置順Arpによる第1位の部署(p)を選択する。ステップS71が終了するとステップS72に進む。
【0080】
ここで、配置順Arの設定は下記の4パターンで実行される。
【0081】
第1パターン:各看護師(n)の第1希望から第3希望までを対象として各部署(p)の出現度数をカウントし、出現度数の少ない部署(p)から順に序列を付ける。
【0082】
第2パターン:各看護師(n)の第1希望から第3希望までを対象として各部署(p)の出現度数をカウントし、出現度数の多い部署(p)から順に序列を付ける。
【0083】
第3パターン:各看護師(n)の第1希望だけを対象として各部署(p)の出現度数をカウントし、出現度数の少ない部署(p)から順に序列を付ける。
【0084】
第4パターン:各看護師(n)の第1希望だけを対象として各部署(p)の出現度数をカウントし、出現度数の多い部署(p)から順に序列を付ける。
【0085】
ステップS72:配置順Arが部署総数Pを超えているかをチェックする。超えていれば全ての部署(p)について人員配置を終えたものとして処理を終了し、超えていなければステップS73に進む。
【0086】
ステップS73:看護師番号nを値「1」とする。つまり、看護師番号1の看護師(n)を選択する。ステップS73が終了するとステップS74に進む。
【0087】
ステップS74:看護師番号nが総数Nを超えているか、および部署(p)が定員に達しているかをチェックする。いずれかの条件が成立していれば、つまり看護師番号nが値Nを超えているかまたは部署(p)が定員に達していれば、ステップS75に進む。いずれの条件も成立していなければステップS76に進む。
【0088】
ステップS75:配置順Arをインクリメントし、ステップS72に戻る。ステップS75の手順によって、設定された配置順Arの中の次順位の部署(p)が選択される。
【0089】
ステップS76:前記ステップS2(図2)の手順で算出された当該部署(p)の部署平均Avが全平均Avよりも大きいかをチェックする。部署平均Avが全平均Avよりも大きければステップS77に進み、大きくないときはステップS84に進む。
【0090】
ステップS77:部署(p)に現在配置されている非常勤職員の数が定員に達しているかをチェックする。定員に達していればステップS78に進み、達していなければステップS79に進む。
【0091】
ステップS78:非常勤職員ではなくかつ経験年数が全平均Avよりも小さい看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該部署(p)に配置し、当該部署(p)の部署平均Avを更新し、看護師番号nをインクリメントし、ステップS74に戻る。なお、このステップS78で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)を選出できないときにも看護師番号nをインクリメントする。
【0092】
ステップS79:経験年数が全平均Avよりも小さい看護師(n)の中から希望を考慮して1人の看護師(n)を選出し、当該部署(p)に配置し、当該部署(p)の部署平均Avを更新し、看護師番号nをインクリメントし、ステップS80に進む。なお、このステップS79で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)を選出できないときにも看護師番号nをインクリメントするが、下記ステップS80〜ステップS83の手順はスキップする。
【0093】
ステップS80:前記ステップS79で当該部署(p)に配置された看護師(n)が非常勤職員であるかをチェックする。非常勤職員ではないときは単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS81)、ステップS74に戻る。非常勤職員であればステップS82に進む。
【0094】
ステップS82:部署(p)に配置された非常勤職員のカウント数をインクリメントし、看護師番号nをインクリメントし(ステップS83)、ステップS74に戻る。
【0095】
ステップS84:部署(p)に現在配置されている非常勤職員の数が、定員に達しているかをチェックする。定員に達していればステップS85に進み、達していなければステップS86に進む。
【0096】
ステップS85:非常勤職員ではなくかつ経験年数が全平均Avよりも大きい看護師(n)の中から希望を考慮して1人の看護師(n)を選出し、当該部署(p)に配置し、当該部署(p)の部署平均Avを更新し、看護師番号nをインクリメントし、ステップS74に戻る。なお、このステップS85で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)を選出できないときにも看護師番号nをインクリメントする。
【0097】
ステップS86:経験年数が全平均Avよりも大きい看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該部署(p)に配置し、当該部署(p)の部署平均Avを更新し、看護師番号nをインクリメントし、ステップS87に進む。なお、このステップS86で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)を選出できないときにも看護師番号nをインクリメントするが、下記ステップS87〜ステップS90の手順はスキップする。
【0098】
ステップS87:前記ステップS86で当該部署(p)に配置された看護師(n)が非常勤職員であるかをチェックする。非常勤職員ではないときは単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS88)、ステップS74に戻る。非常勤職員であればステップS89に進む。
【0099】
ステップS89:当該部署(p)に配置された非常勤職員のカウント数をインクリメントし、看護師番号nをインクリメントし(ステップS90)、ステップS74に戻る。
【0100】
図6に、前記図5の手順に対応するプログラムの流れを示す。なお、図中、S91−S110はステップ番号を示す。
【0101】
ステップS91:配置順Arに値「1」を代入し、ステップS92に進む。
【0102】
ステップS92:配置順Arが値Pを超えているかをチェックする。超えていれば、全ての部署(p)について下記ステップS93〜ステップS109の手順を実施したものとして処理を終了する。超えていなければ、ステップS93に進む。
【0103】
ステップS93:看護師番号n(図6の手順では看護師番号nはプログラミング言語の変数として取り扱う)に値「1」を代入し、ステップS94に進む。
【0104】
ステップS94:看護師番号nが値Nを超えているか、および部署(p)の既配置者数カウンタCntが部署定員C以上であるかをチェックする。いずれかの条件が成立していれば、つまりn>NおよびCnt≧Cのいずれかが成立していればステップS95に進み、いずれの条件も成立していなければステップS96に進む。
【0105】
ステップS95:配置順Arをインクリメントし、ステップS92に戻る。
【0106】
ステップS96:部署平均Avが全平均Av以上であるかをチェックする。そうであればステップS97に進み、部署平均Avが全平均Avよりも小さいときはステップS104に進む。
【0107】
ステップS97:部署(p)の既配置非常勤職員数カウンタHCntが当該部署(p)の非常勤職員定員HC以上であるかをチェックする。カウンタHCntの値が値HC以上であればステップS98に進み、カウンタHCntの値が値HC未満であればステップS99に進む。
【0108】
ステップS98:役職変数Sの値が値「8」および値「9」のいずれでもなく、かつ経験年数を表す変数(経験年数変数と称する)EXが全平均Av以下である看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該看護師(n)の配置部署を示す変数(配置部署変数という)PAに当該部署(p)の部署番号pを代入し、既配置者数カウンタCntをインクリメントして部署平均Avを更新し、ついで看護師番号nをインクリメントしてステップS94に戻る。なお、このステップS98で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)を選出できないときにも看護師番号nをインクリメントする。
【0109】
ステップS99;経験年数を表す変数EXが全平均Av以下である看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該看護師(n)の配置部署を示す変数PAに当該部署(p)の部署番号pを代入し、既配置看護師数カウンタCntをインクリメントして部署平均Avを更新し、ついで看護師番号nをインクリメントしてステップS94に戻る。なお、このステップS99で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)が選出できないときにも看護師番号nをインクリメントするが、下記ステップS100〜ステップS103の手順はスキップする。
【0110】
ステップS100:前記ステップS99で配置された看護師(n)の役職変数Snの値が値「8」および値「9」のいずれかであるかをチェックする。役職変数Snが値「8」および値「9」のいずれでもないときは、非常勤職員ではないものとして単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS101)、ステップS94に戻る。役職変数Snが値「8」および値「9」のいずれかであれば部署(p)の非常勤職員数カウンタHCntをインクリメントし(ステップS102)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS103)、ステップS94に戻る。
【0111】
ステップS104:部署(p)の既配置非常勤職員数カウンタHCntが非常勤職員定員HC以上であるかをチェックする。カウンタHCntが定員HC以上であればステップS105に進み、カウンタHCntが定員HC未満であればステップS106に進む。
【0112】
ステップS105:役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれでもなくかつ経験年数変数EXが全平均Av以上である看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該看護師(n)の配置部署変数PAに当該部署(p)の部署番号pを代入し、既配置看護師数カウンタCntをインクリメントして部署平均Avを更新し、ついで看護師番号nをインクリメントしてステップS94に戻る。なお、このステップS105で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)が選出できないときにも看護師番号nをインクリメントする。
【0113】
ステップS106:経験年数を表す変数EXの値が全平均Av以上である看護師(n)の中から希望を考慮しながら1人の看護師(n)を選出し、当該看護師(n)の配置部署を示す変数PAに当該部署(p)の部署番号pを代入し、既配置看護師数カウンタCntをインクリメントして部署平均Avを更新し、ついで看護師番号nをインクリメントしてステップS107に進む。なお、このステップS106で当該部署(p)に配置すべき看護師(n)が選出できないときにも看護師番号nをインクリメントするが、下記ステップS107〜ステップS110の手順はスキップする。
【0114】
ステップS107:前記ステップS106で配置された看護師(n)の役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれかであるかをチェックする。役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれでもないときは、当該看護師(n)が非常勤職員ではないものとして単に看護師番号nをインクリメントし(ステップS108)、ステップS94に戻る。役職変数Sが値「8」および値「9」のいずれかであれば部署(p)の非常勤職員数カウンタHCntをインクリメントし(ステップS109)、看護師番号nをインクリメントし(ステップS110)、ステップS94に戻る。
【0115】
このように、この実施形態の人員配置計画方法は、異動を希望しない看護師(n)は原則として現部署(p)に配置し、異動を希望する看護師(n)は各部署(p)の非常勤職員の数が所定の定員を超えないことを条件に、各部署(p)に配置される看護師(n)の平均経験年数をできるだけ平準化するよう各看護師(n)の希望を考慮しながら異動を希望する者を各部署(p)に配置していく。
【0116】
また、看護師(n)を各部署(p)に配置していくときに、いずれの部署(p)から先に配置していくかという配置順Arの設定の仕方を前記した4パターンとし、ついで各パターンにしたがって人員配置計画を作成してその作成された各計画を所定の基準、例えば後掲する満足度を用いて評価するものとされる。
【0117】
したがって、各部署に配置される看護師の技術レベルに極端なアンバランスが生じることを防止しつつ、各看護師の希望を可能な限り満足させる人員配置計画を作成することができる。これにより、経験未熟に起因する事故の発生を防止することができる態勢で各部署に人員配置することが容易になる。
【0118】
また、各部署に配置される非常勤職員の数があらかじめ定められる定員までに制限されるので業務に支障を来す事態の招来も避けられる。
【0119】
さらに、この人員配置計画作成プログラムは電子計算機からなる処理部1によって実行されるので、これによって作成に要する時間が大幅に短縮され、計画作成に要する労力が極限まで減少される。したがって、計画作成担当者の負担を顕著に削減することができる。
【0120】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。この実施例は、ある大学病院において558人の看護師を対象に実施したアンケートに基づいて実施形態の人員配置計画作成処理を実施し、これにより前記した第1パターン〜第4パターンの配置順Arに対応する4通りの人員配置計画(以下、各パターンに対応する計画を第1実施例、第2実施例、第3実施例、第4実施例と称する)を作成し、その結果を従来通りの手作業により作成された人員配置計画(以下、比較例と称する)と対比したものである。
【0121】
ここで、人員配置計画装置KはCPU(central processing unit;中央演算処理装置)として、Intel社製のPentium Processor31GHzを搭載したパソコンとされ、これにより第1実施例〜第4実施例の計画を作成するのに要した時間は約1秒であった。
【0122】
図7に、アンケートの結果を用いて人員配置計画作成処理の基礎となる情報を電子計算機に入力したときの入力形式を示す。図8に実施例において前記ステップS2の手順までを実施した段階における結果を表形式で示す。図9および図10に第1実施例〜第4実施例における各看護師の満足度についての情報と、比較例における各看護師の満足度についての情報とを表形式で示す。
【0123】
図7においては、各看護師ごとに、役職、氏名、生年月日、年齢、採用年月日、直近の異動年月、現在の配置部署、退職予定の有無、現在配置されている部署に継続して配置されることを希望するか否か、現部署への配置を希望しない場合はいずれの部署への異動を希望するのか、といった各項目が計画基礎情報として電子計算機に入力されることが示されている。なお、表中、「第1」、「第2」、「第3」という用語は異動を希望する場合の配置先部署についての第1希望、第2希望、第3希望にそれぞれ対応している。
【0124】
また、各実施例における看護師(n)の経験年数は、採用年月日と現在年月日との差とされる。前回異動後間隔は現年度と直近異動年月との差とされる。
【0125】
図8においては、総数17の部署(p)に前記ステップS2までの手順を実施した時点における、各部署(p)の配置済人数、定員からの不足人数、各部署(p)の非常勤職員定数、各部署の配置済非常勤職員数および平均経験年数(部署平均Av)が示されている。
【0126】
図9においては、第1実施例〜第4実施例および比較例における満足度についての情報が示されている。
【0127】
すなわち、第1実施例〜第4実施例および比較例において、第1希望の部署に配置された者の数(満足人数)、その満足人数の配置対象者全体から見た割合(満足率)および第1希望までの満足率の累計(累積満足率)と、第2希望の部署に配置された者の数(満足人数)、その満足人数の配置対象者全体から見た割合(満足率)および第2希望までの満足率の累計(累積満足率)と、第3希望の部署に配置された者の数(満足人数)、その満足人数の配置対象者全体から見た割合(満足率)および第3希望までの満足率の累計(累積満足率)と、特に希望部署をアンケートに記載しなかった者(どこでもよい)の数(満足人数)、その満足人数の配置対象者全体から見た割合(満足率)および第1希望からここまでの満足率の累計(累積満足率)、とが示されている。
【0128】
また、第1実施例〜第4実施例および比較例において、配置先の希望をアンケートに記載したにも拘わらず希望部署に配置されなかった者(希望外)の数(不満足人数)およびその不満足人数の配置対象者全体から見た割合(不満足率)が示されている。
【0129】
図10においては、図9と別の観点から第1実施例〜第4実施例および比較例における満足度を考察した結果が示されている。
【0130】
すなわち、第1実施例〜第4実施例および比較例において、第1希望を記載した者の数(希望の数)、第1希望の部署に配置された者の数(満足人数)およびその満足人数の「希望の数」に対する割合(満足率)と、第2希望を記載した者の数(希望の数)、第2希望の部署に配置された者の数(満足人数)およびその満足人数の「希望の数」に対する割合(満足率)と、第3希望を記載した者の数(希望の数)、第3希望の部署に配置された者の数(満足人数)およびその満足人数の「希望の数」に対する割合(満足率)、とが示されている。
【0131】
また、図11に、第1実施例〜第4実施例および比較例における、各部署(p)(p=1、2、…、17)の経験年数の平均(単位:年)およびその標準偏差(同図(a)参照)と各部署(p)に配置された非常勤職員の数(同図(b))を示す。
【0132】
図11(b)において、部署番号16および部署番号17の各部署について、第2実施例と第4実施例とは非常勤職員の定数を超えた(表中に*付き数値で示している)。
【0133】
以上の結果により、第1実施例〜第4実施例をどのように評価するかは、第1希望の満足率が高いことを重視するか、第1希望〜第3希望および「どこでもよい」の累計満足率が高いことを重視するか、非常勤職員を定数以内とすることを重視するかといった、価値判断に係わる問題であるが、いずれの場合にも各看護師の満足度を指標に各計画を評価することができる。
【0134】
以上、本発明を実施形態および実施例に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態および実施例においては看護師を例に取り説明されているが、鉄道車両の整備士の人員配置計画にも適用できる。
【0135】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、専門性を有する従事者を迅速かつ適切に各部署に配置することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る人員配置計画方法が適用される計画装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】人員配置計画作成処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS1の詳細を示すフローチャートである。
【図4】人員配置計画作成プログラムの図3の各手順に対応する部分のフローチャートである。
【図5】図2のステップS4の詳細を示すフローチャートである。
【図6】人員配置計画作成プログラムの図5の各手順に対応する部分のフローチャートである。
【図7】図2のステップS3の手順で人員配置計画装置に計画基礎情報を入力するために用いるフォーマットの一例を示す模式図である。
【図8】図2のステップS2の手順までを実施した時点の実施例の結果を示すテーブル図である。
【図9】第1実施例〜第4実施例および比較例における配置対象者の満足度に関するデータを示すテーブル図である。
【図10】図9とは別の観点から考察した、第1実施例〜第4実施例および比較例における配置対象者の満足度に関するデータを示すテーブル図である。
【図11】第1実施例〜第4実施例および比較例におけるテーブル図であって、同(a)は各部署の経験年数の平均およびその標準偏差を示し、同(b)は各部署に配置された非常勤職員の数を示す。
【符号の説明】
1 処理部
2 入力部
3 出力部
4 データベース

Claims (13)

  1. 専門性を有する従事者を電子計算機を用いて各部署に適切に配置する人員配置計画方法であって、
    全従事者の中から配置対象者を所定の基準にしたがって抽出する手順と、
    全従事者または配置対象者の配置希望を調査する手順と、
    全従事者の経験年数の平均と、各部署の従事者の経験年数の平均とを算出する手順と、
    抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置する手順と、
    前記手順で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置する手順
    とを含んでいることを特徴とする人員配置計画方法。
  2. 各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置する手順を含んでいることを特徴とする請求項1記載の人員配置計画方法。
  3. 前記特定の条件が経験年数であることを特徴とする請求項1記載の人員配置計画方法。
  4. 前記所定の基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされていることを特徴とする請求項1記載の人員配置計画方法。
  5. 入力部と処理部と出力部とデータベースとを備えた電子計算機からなる人員配置計画装置であって、
    前記データベースに、全従事者の情報と、全従事者または配置対象者の配置希望に関する調査結果と、配置対象者を抽出する基準とが少なくとも格納され、
    前記処理部は、
    前記配置対象者を抽出する基準に従って配置対象者を抽出し、
    全従事者の経験年数の平均と各部署の従事者の経験年数の平均とを算出し、
    抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置し、
    前記処理で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置し、
    前記配置結果を出力部に送出する
    ものとされ、
    前記出力部は、前記配置結果を出力するものとされてなる
    ことを特徴とする人員配置計画装置。
  6. 各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置することを特徴とする請求項5記載の人員配置計画装置。
  7. 前記特定の条件が経験年数であることを特徴とする請求項5記載の人員配置計画装置。
  8. 前記配置対象者を抽出する基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされていることを特徴とする請求項5記載の人員配置計画装置。
  9. コンピュータに読み取り可能なプログラムであって、
    全従事者の中から配置対象者を所定の基準にしたがって抽出する手順と、
    全従事者の経験年数の平均と、各部署の従事者の経験年数の平均とを算出する手順と、
    抽出された配置対象者について各配置対象者の条件を考慮しながら各部署に配置する手順と、
    前記手順で配置がなされなかった配置対象者について、特定の条件を解除しながら各部署に配置する手順
    とを含んでいることを特徴とするコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  10. 各部署において非常勤の従事者が各部署における制限値を超えないようにして配置する手順を含んでいることを特徴とする請求項9記載のコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  11. 前記特定の条件が経験年数であることを特徴とする請求項9記載のコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  12. 前記所定の基準に、退職予定者および過去所定期間内に異動があったは者は配置対象者に含まないとされていることを特徴とする請求項9記載のコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  13. 請求項9ないし請求項12のいずれか一項に記載のコンピュータに読み取り可能なプログラムが格納されてなることを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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