JP2004264974A - シーケンス評価装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御部と被制御部間で授受されるシーケンス制御用の制御信号および応答信号を確認する場合に、制御部または被制御部がそれぞれ単体であっても、前記授受の確認が可能なシーケンス評価装置を提供する。
【解決手段】要求仕様に定められた制御信号および応答信号のシーケンスを設定するシーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)と、該シーケンス設定手段が設定した制御信号および応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部の何れを評価するのかに応じて、切り換え可能なシーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)と、該シーケンス切り換え手段が切り換えた前記制御信号または応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部に供給するシーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】要求仕様に定められた制御信号および応答信号のシーケンスを設定するシーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)と、該シーケンス設定手段が設定した制御信号および応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部の何れを評価するのかに応じて、切り換え可能なシーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)と、該シーケンス切り換え手段が切り換えた前記制御信号または応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部に供給するシーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シーケンス評価装置に関し、特に、制御部と被制御部間で授受されるシーケンス制御用の制御信号および応答信号を確認する場合に、制御部または被制御部がそれぞれ単体であっても、前記授受の確認が可能なシーケンス評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器装置の中には、CPUなどを搭載し任意の制御信号の出力、および外部からの応答信号の入力を可能とした制御部と、該制御部が出力する制御信号を受け、それに応じた動作を行う被制御部からなるものがある。
この電子機器装置の開発中の評価作業において、制御部の試作機および被制御部の試作機を用意した上で結合動作させ、電子機器装置動作として要求される設計仕様が実現されていることを確認する。この評価作業にはシーケンス評価装置を使用する。
【0003】
図10は、シーケンス評価装置による評価工程を適用する対象システムとなる電子機器装置(評価対象システムHS)のブロック図である。
図10に示すように、評価対象システムHSは、制御をする側の機能ブロック(制御部100)と制御を受ける側の機能ブロック(被制御部200)に分かれ、制御部100は制御信号を出力し、被制御部200が該制御信号を受ける。
【0004】
また、前記制御信号を受けた被制御部200は応答信号を出力し、制御部100が該応答信号を受ける。制御信号および応答信号の数は、電子機器装置毎の仕様により異なり、最も簡単な構成では一対一で構成される(図10は一対一の場合)。そして、複雑な制御が必要になると制御信号と応答信号が、それぞれ数百本以上となる場合もある。
【0005】
被制御部200はシステムの仕様に従い、制御部100が出力する制御信号に従って予め定められた動作を実行する。また、被制御部200は、動作結果または外的要因により応答信号を制御部100に対し出力する。同様に制御部100はシステム仕様に従い、応答信号を受け新たな制御信号を出力するなどの制御動作を継続する。以上のような制御は、制御部と被制御部とからなる電子機器装置一般に共通する。
【0006】
図11は、評価対象システムHSにおける制御信号と応答信号の動作例を示す図である。
図10,図11に示すように、制御信号が制御部100より出力され、被制御部200が制御信号を受付けると、所定動作Aを実行する。被制御部200は、所定動作Aの完了時などの場合に、応答信号を制御部100に対して出力する。応答信号を受付けた制御部100はシステム仕様で定められた時間(T)だけ待ち、再び制御信号を出力する。
評価対象システムHSは、以上のようなシーケンス制御の確認後、動作Aを繰り返す電子機器装置として完成する。
【0007】
今、評価対象システムの新規開発において、制御部100および被制御部200についてそれぞれ試作機を作成し評価を行う場合を考える。この場合に、制御部試作機においては制御信号を仕様通りに出力するか、応答信号に対する反応が仕様通りであるか等の評価を、被制御部200を使用せずに実施するものと仮定する。
【0008】
同様に、被制御部試作機においては制御部100を使用せずに、制御信号の受信により仕様通りの動作を実行し、応答信号を出力することを評価するものと仮定する。
図10,図11の例では制御信号,応答信号ともに一対一であるため評価も容易であるが、一般に電子機器装置内では数十,数百の制御信号,応答信号を評価確認する必要がある。
【0009】
ところで、近年は新製品の早期市場投入のために開発期間の短縮が望まれ、試作機を用いた確認作業を効率的に行うことが困難になってきている。
即ち、制御部試作機の動作を評価確認するためには、要求仕様通りの動作確認がなされた被制御部が必要であり、逆に被制御部試作機の動作を評価確認するためには、要求仕様通りの動作確認がなされた制御部が必要である。しかし、前述のように開発期間が十分でなくなっている。
【0010】
そこで、このような状況の中で、特に電子機器装置全体の仕様が全くの新規開発である場合、制御部試作機および被制御部試作機それぞれの個別評価確認を進めながら結合し、電子機器装置全体としての評価作業を進めるが、以下のような問題点があった。
【0011】
1.制御部および被制御部試作機の開発期間の差異のため、結合評価にスムースに移行できない。
2.制御部および被制御部の評価確認が不完全な場合、または結合動作になんらかの不具合がある場合には、原因個所を特定し対応することが困難である。
3.対向モジュール(制御部にとっては被制御部、被制御部にとっては制御部)の一方に不具合がある場合に、不具合のあるモジュールへの対応が完了するまで、結合動作確認を継続し行うことができない。
【0012】
制御部および被制御部の各機能が高機能・複雑化する中で、開発期間短縮のためには制御部および被制御部間の結合動作仕様の確認に先立ち、単体での評価確認作業を並行に進め、個々の単体での評価を十分に行う従来技術として、例えば下記特許文献1の提案がある。
この特許文献1の提案では、任意信号波形を出力設定可能な汎用シーケンサ装置により、被制御部(機械系)動作の確認を行うようにしている。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−117609号公報、段落番号0007〜0008、 図1
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の提案は、評価対象はあくまでも被制御部であり、制御部側の単体評価には適用できないという不都合があった。
【0015】
そこで本発明の課題は、制御部と被制御部間で授受されるシーケンス制御用の制御信号および応答信号を確認する場合に、制御部または被制御部がそれぞれ単体であっても、前記授受の確認が可能なシーケンス評価装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明は、制御部と被制御部との間で授受されるシーケンス制御の制御信号および応答信号が、正しく授受されているか否かを確認するシーケンス評価装置において、
要求仕様に定められた制御信号および応答信号のシーケンスを設定するシーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)と、
該シーケンス設定手段が設定した制御信号および応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部の何れを評価するのかに応じて、切り換え可能なシーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)と、
該シーケンス切り換え手段が切り換えた前記制御信号または応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部に供給するシーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)とを備えた構成としてある。
【0017】
このようにすれば、例えば図4,図5に示すように、シーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)により、制御信号および応答信号用の2種類のシーケンス(制御部用シーケンス26と被制御部用シーケンス25)を作成する。シーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)は、制御部100または被制御部200の何れを評価するかに応じて制御信号および応答信号の入出力を切り換える。
【0018】
シーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)は、制御部を評価する場合は制御信号を受信し、応答信号を発信する。また、被制御部を評価する場合は制御信号を発信し、応答信号を受信する。
従って、制御部100単体または被制御部200単体で評価を実施することが可能となる。
【0019】
また、請求項2では、請求項1記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部と被制御部とを結合して評価する場合に、当該シーケンス評価装置からの制御信号および応答信号を、前記制御部または被制御部の何れを評価するかに応じて、自動的に切り換えるようにした構成としてある。
【0020】
このようにすれば、例えば図6,図7に示すように、シーケンス設定データ(被制御部用シーケンス設定25または制御部用シーケンス設定26)に従い、自動的に入出力双方向を切換え可能な構成としているので、評価対象の変更の際の準備作業等が不要になり、シーケンス評価装置の使い勝手が向上する。
【0021】
また、請求項3では、請求項1又は請求項2記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部または被制御部の何れかの単体評価時に、評価に使用する信号動作状態を記憶する信号動作状態記憶手段(図2のメモリ部24)と、
前記制御部と被制御部間で授受される制御信号および応答信号の全てを記憶する制御信号・応答信号記憶手段(図2のメモリ部24)と備え、
ホストコンピュータ(図1のホストPC10)上に、前記記憶したシーケンスデータのタイミングチャートを表示すると共に、前記制御部または被制御部を単体で評価した単体評価時記憶データと前記制御部と被制御部とを結合して評価した結合評価時記憶データとを照合し、その差異を抽出するようにした構成としてある。
【0022】
このようにすれば、例えばシーケンス評価装置SТ内には結合評価用シーケンス設定27が記憶され有効となっているため、信号入出力部22aおよび信号入出力部22bは両方とも信号入力方向に設定される。そして、評価対象システムHSの制御部100と被制御部200間で授受される制御信号および応答信号が、全て結合動作シーケンスとしてシーケンス評価装置SТ内に取り込まれる。
【0023】
シーケンス評価装置SТでは、図9に示すように、要求仕様シーケンスと、取り込んだ結合動作シーケンスをタイミングチャート表示し、その差異を抽出し表示することが可能であるため、結合動作時の動作シーケンスが要求仕様と異なる点を評価者は容易に判別する事が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシーケンス評価装置を、図示の実施形態に基づいて説明する。
(1)第1の実施形態…請求項1に対応
図1は本実施形態のブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のシーケンス評価装置STは、情報処理装置(ホストPC)10と、シーケンス信号制御部20と、ホストPC10とシーケンス信号制御部20とを接続し、互いにデータ授受を行う通信部30とを備えてなる。
【0025】
ホストPC10はシーケンス設定部11を備え、シーケンス設定部11はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置上(以下、ホストPCと称す)で動作するアプリケーションプログラムであり、以下の機能を有する。
【0026】
信号定義機能11a:信号名称,入出力,シーケンス信号制御部20における入出力口を対応付ける機能。
シーケンス作成機能11b:信号入出力動作を定義する機能。
データ授受制御機能11c:ホストPC10とシーケンス信号制御部20との間のデータ授受を制御する機能。
【0027】
図2は、シーケンス信号制御部20のブロック図である。
図2に示すように、シーケンス信号制御部20は、全体を制御するCPU部21と、信号が入出力する複数の信号入出力部22と、ホストPC10との通信を行う通信部23と、評価対象である制御部や被制御部(例えば、前記図10の評価対象システムHS)に対して授受したシーケンス設定データを保持するメモリ部24とを備える。
【0028】
次に本実施形態の動作を説明する。
まず、シーケンス設定部11では、信号定義機能11aによりシーケンス信号定義を行う。前記図10の評価対象システムHSを評価するとすれば、個々の出力信号をそれぞれ定義する必要がある。前記複数の信号入出力部22のうち、使用する入出力口を選択し、名称と共に定義する。
【0029】
次に、シーケンス作成機能11bにより、定義済である該当信号の発生シーケンスを作成する。
ここで発生シーケンスの作成において、評価対象が前記図10の制御部100に対するものであるか、または被制御部200に対するものであるかによって作成方法が異なる。
即ち、制御部100を評価するためのシーケンスであれば、シーケンス評価装置STは被制御部としての機能を発揮するので、制御信号は入力信号であり、応答信号は出力信号である。
逆に、被制御部200を評価するためのシーケンスであれば、シーケンス評価装置STは制御部としての機能を発揮するので、制御信号は出力信号であり、応答信号は入力信号である。
【0030】
このように評価対象により、シーケンス評価装置SТが扱う信号は入出力を反転すると共に、発生条件についても評価対象別に設定する機能を有する。
具体的には、信号定義後、タイミングチャート作成機能等により、制御信号,応答信号の発生フローを記述するが、評価対象が前記図10の電子機器装置(評価対象システムHS)である場合、前記図11に従った図3のようなタイミングチャートを作成することになる。この段階では入出力に関係なく各信号の発生タイミング(T1〜T7),発生順序が明確に指示されているのみである。
【0031】
ここで、操作者は作成するシーケンス設定データが制御部100用のものであるか、被制御部200用のものであるかをシーケンス設定部11の操作により指示する。
図4に示すように、制御部100用のシーケンス設定である場合(制御部用シーケンス設定26)、前述した通りシーケンス評価装置STからみて制御信号は入力信号、応答信号は出力信号となる。ここではシーケンス評価装置SТが出力すべき応答信号の出力条件を指示する。例えば、制御信号を受信したあと時間(T2)において応答信号を出力し、時間(T4)までの間有効とする等と設定する。
【0032】
逆に、図5に示すように、被制御部200用のシーケンス設定である場合(被制御部用シーケンス設定25)、前述した通りシーケンス評価装置SТからみて制御信号は出力信号、応答信号は入力信号となる。ここではシーケンス評価装置SТが出力すべき制御信号の出力条件を指示する。
例えば、制御信号を時間(T1)において出力したあと時間(T2)までの間に応答信号を受信しなければエラーとし、応答信号が時間(T2−T4)の間有効となったことを確認判定した後、時間(T5)で再び制御信号を有効にする等と設定する。
【0033】
以上のようにシーケンス設定部11での操作を切り換えることにより、一個の要求仕様シーケンスから制御部100および被制御部200の各々のシーケンス設定を作成した後、図4,図5に示すとおり、制御部100および被制御部200の単体評価を実施する。
【0034】
(2)第2の実施形態…請求項2に対応
前記第1の実施形態では、シーケンス信号制御部20の信号入出力部22は、入力または出力の一方向信号を伝達するのみであった。
これに対し本実施形態は第1の実施形態の機能に加え、シーケンス設定データに従い自動的に入出力双方向を切換え可能な構成としているため、シーケンス設定部11での設定により入出力が設定された信号(制御信号,応答信号)に対して適切な信号方向を設定することが可能である。この例を図6および図7に示す。
【0035】
図6ではシーケンス評価装置SТ内に被制御部200用のシーケンス設定が保持され有効となっているため(被制御部用シーケンス設定25)、シーケンス評価装置SТの信号入出力部22aは評価対象に対し制御信号を送信するために出力方向に設定される。
また、信号入出力部22bは評価対象から応答信号を受信するために、入力方向に自動的に設定される。
【0036】
逆に、図7ではシーケンス評価装置SТ内に制御部100用のシーケンス設定が保持され有効となっているため(制御部用シーケンス設定26)、シーケンス評価装置SТの信号入出力部22aは評価対象から制御信号を受信するために入力方向に設定される。
また、信号入出力部22bは評価対象に対して応答信号を送信するために出力方向に自動的に設定される。シーケンス評価装置SТと評価対象を電気的に接続するための接続手段も一種類用意するだけで良い。
【0037】
(3)第3の実施形態…請求項3に対応
本実施形態のブロック図を図8に示す。評価対象システムHSとシーケンス評価装置SТの接続方法は、第2の実施形態と全く同じである。
シーケンス評価装置SТ内には結合評価用シーケンス設定(評価対象システムに対する要求仕様シーケンス)27が記憶され有効となっているため、信号入出力部22aおよび信号入出力部22bは両方とも信号入力方向に設定される。
【0038】
この状態で評価対象システムを動作させることにより、評価対象システムHSの制御部100と被制御部200間で授受される制御信号および応答信号が、全て結合動作シーケンスとしてシーケンス評価装置SТ内に取り込まれる。
シーケンス評価装置SТでは、図9に示すように、前記の要求仕様シーケンスと、取り込んだ結合動作シーケンスをタイミングチャート表示し、その差異を抽出し表示することが可能であるため、結合動作時の動作シーケンスが要求仕様と異なる点を評価者は容易に判別する事が可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を発揮することができる。
請求項1記載の発明によれば、本来の制御部試作機または被制御部試作機を用意する事なく、要求仕様シーケンスに基づき、試作機単体評価作業により実際の結合評価に近い状態での評価確認を進めることが可能となる。
また一個の要求仕様シーケンスから制御部用および被制御部用シーケンス設定を生成することが可能なため、個別に制御部/被制御部のシーケンス設定を作成した場合と比較し、設定誤りにより発生する仕様の不整合を防止することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、一台のシーケンス評価装置を用意することにより、信号接続を変更することなく、制御部および被制御部どちらの単体評価にも適用可能となる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、単体評価時の記録データと結合評価時の記録データを容易に比較することができ結合評価にて不具合が発生した場合には、単体評価時との信号状態の違い等を容易に抽出することが可能となり、単体評価時の評価データを有効活用し結合評価を実施することができ開発効率向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のブロック図である。
【図2】同第1の実施形態におけるシーケンス信号制御部のブロック図である。
【図3】同第1の実施形態におけるタイミングチャートである。
【図4】同第1の実施形態における、制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図5】同第1の実施形態における、被制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図6】同第2の実施形態における、被制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図7】同第2の実施形態における、制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図8】同第3の実施形態のブロック図である。
【図9】同第3の実施形態における、タイミングチャートである。
【図10】従来の評価対象システムのブロック図である。
【図11】図10の評価対象システムにおける制御信号と応答信号の動作例を示す図である。
【符号の説明】
HS…評価対象システム
SТ…シーケンス評価装置
10…ホストPC
11…シーケンス設定部
11a…信号定義機能
11b…シーケンス作成機能
11c…データ授受制御機能
20…シーケンス信号制御部
21…CPU部
22…信号入出力部
22a…制御信号入出力口
22b…応答信号入出力口
23…通信部
24…メモリ部
25…被制御部用シーケンス設定
26…制御部用シーケンス設定
27…結合評価用シーケンス設定
30…通信部
100…制御部
200…被制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、シーケンス評価装置に関し、特に、制御部と被制御部間で授受されるシーケンス制御用の制御信号および応答信号を確認する場合に、制御部または被制御部がそれぞれ単体であっても、前記授受の確認が可能なシーケンス評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器装置の中には、CPUなどを搭載し任意の制御信号の出力、および外部からの応答信号の入力を可能とした制御部と、該制御部が出力する制御信号を受け、それに応じた動作を行う被制御部からなるものがある。
この電子機器装置の開発中の評価作業において、制御部の試作機および被制御部の試作機を用意した上で結合動作させ、電子機器装置動作として要求される設計仕様が実現されていることを確認する。この評価作業にはシーケンス評価装置を使用する。
【0003】
図10は、シーケンス評価装置による評価工程を適用する対象システムとなる電子機器装置(評価対象システムHS)のブロック図である。
図10に示すように、評価対象システムHSは、制御をする側の機能ブロック(制御部100)と制御を受ける側の機能ブロック(被制御部200)に分かれ、制御部100は制御信号を出力し、被制御部200が該制御信号を受ける。
【0004】
また、前記制御信号を受けた被制御部200は応答信号を出力し、制御部100が該応答信号を受ける。制御信号および応答信号の数は、電子機器装置毎の仕様により異なり、最も簡単な構成では一対一で構成される(図10は一対一の場合)。そして、複雑な制御が必要になると制御信号と応答信号が、それぞれ数百本以上となる場合もある。
【0005】
被制御部200はシステムの仕様に従い、制御部100が出力する制御信号に従って予め定められた動作を実行する。また、被制御部200は、動作結果または外的要因により応答信号を制御部100に対し出力する。同様に制御部100はシステム仕様に従い、応答信号を受け新たな制御信号を出力するなどの制御動作を継続する。以上のような制御は、制御部と被制御部とからなる電子機器装置一般に共通する。
【0006】
図11は、評価対象システムHSにおける制御信号と応答信号の動作例を示す図である。
図10,図11に示すように、制御信号が制御部100より出力され、被制御部200が制御信号を受付けると、所定動作Aを実行する。被制御部200は、所定動作Aの完了時などの場合に、応答信号を制御部100に対して出力する。応答信号を受付けた制御部100はシステム仕様で定められた時間(T)だけ待ち、再び制御信号を出力する。
評価対象システムHSは、以上のようなシーケンス制御の確認後、動作Aを繰り返す電子機器装置として完成する。
【0007】
今、評価対象システムの新規開発において、制御部100および被制御部200についてそれぞれ試作機を作成し評価を行う場合を考える。この場合に、制御部試作機においては制御信号を仕様通りに出力するか、応答信号に対する反応が仕様通りであるか等の評価を、被制御部200を使用せずに実施するものと仮定する。
【0008】
同様に、被制御部試作機においては制御部100を使用せずに、制御信号の受信により仕様通りの動作を実行し、応答信号を出力することを評価するものと仮定する。
図10,図11の例では制御信号,応答信号ともに一対一であるため評価も容易であるが、一般に電子機器装置内では数十,数百の制御信号,応答信号を評価確認する必要がある。
【0009】
ところで、近年は新製品の早期市場投入のために開発期間の短縮が望まれ、試作機を用いた確認作業を効率的に行うことが困難になってきている。
即ち、制御部試作機の動作を評価確認するためには、要求仕様通りの動作確認がなされた被制御部が必要であり、逆に被制御部試作機の動作を評価確認するためには、要求仕様通りの動作確認がなされた制御部が必要である。しかし、前述のように開発期間が十分でなくなっている。
【0010】
そこで、このような状況の中で、特に電子機器装置全体の仕様が全くの新規開発である場合、制御部試作機および被制御部試作機それぞれの個別評価確認を進めながら結合し、電子機器装置全体としての評価作業を進めるが、以下のような問題点があった。
【0011】
1.制御部および被制御部試作機の開発期間の差異のため、結合評価にスムースに移行できない。
2.制御部および被制御部の評価確認が不完全な場合、または結合動作になんらかの不具合がある場合には、原因個所を特定し対応することが困難である。
3.対向モジュール(制御部にとっては被制御部、被制御部にとっては制御部)の一方に不具合がある場合に、不具合のあるモジュールへの対応が完了するまで、結合動作確認を継続し行うことができない。
【0012】
制御部および被制御部の各機能が高機能・複雑化する中で、開発期間短縮のためには制御部および被制御部間の結合動作仕様の確認に先立ち、単体での評価確認作業を並行に進め、個々の単体での評価を十分に行う従来技術として、例えば下記特許文献1の提案がある。
この特許文献1の提案では、任意信号波形を出力設定可能な汎用シーケンサ装置により、被制御部(機械系)動作の確認を行うようにしている。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−117609号公報、段落番号0007〜0008、 図1
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の提案は、評価対象はあくまでも被制御部であり、制御部側の単体評価には適用できないという不都合があった。
【0015】
そこで本発明の課題は、制御部と被制御部間で授受されるシーケンス制御用の制御信号および応答信号を確認する場合に、制御部または被制御部がそれぞれ単体であっても、前記授受の確認が可能なシーケンス評価装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明は、制御部と被制御部との間で授受されるシーケンス制御の制御信号および応答信号が、正しく授受されているか否かを確認するシーケンス評価装置において、
要求仕様に定められた制御信号および応答信号のシーケンスを設定するシーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)と、
該シーケンス設定手段が設定した制御信号および応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部の何れを評価するのかに応じて、切り換え可能なシーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)と、
該シーケンス切り換え手段が切り換えた前記制御信号または応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部に供給するシーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)とを備えた構成としてある。
【0017】
このようにすれば、例えば図4,図5に示すように、シーケンス設定手段(シーケンス作成機能11b)により、制御信号および応答信号用の2種類のシーケンス(制御部用シーケンス26と被制御部用シーケンス25)を作成する。シーケンス切り換え手段(データ授受制御機能11c)は、制御部100または被制御部200の何れを評価するかに応じて制御信号および応答信号の入出力を切り換える。
【0018】
シーケンス供給手段(シーケンス信号制御部20)は、制御部を評価する場合は制御信号を受信し、応答信号を発信する。また、被制御部を評価する場合は制御信号を発信し、応答信号を受信する。
従って、制御部100単体または被制御部200単体で評価を実施することが可能となる。
【0019】
また、請求項2では、請求項1記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部と被制御部とを結合して評価する場合に、当該シーケンス評価装置からの制御信号および応答信号を、前記制御部または被制御部の何れを評価するかに応じて、自動的に切り換えるようにした構成としてある。
【0020】
このようにすれば、例えば図6,図7に示すように、シーケンス設定データ(被制御部用シーケンス設定25または制御部用シーケンス設定26)に従い、自動的に入出力双方向を切換え可能な構成としているので、評価対象の変更の際の準備作業等が不要になり、シーケンス評価装置の使い勝手が向上する。
【0021】
また、請求項3では、請求項1又は請求項2記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部または被制御部の何れかの単体評価時に、評価に使用する信号動作状態を記憶する信号動作状態記憶手段(図2のメモリ部24)と、
前記制御部と被制御部間で授受される制御信号および応答信号の全てを記憶する制御信号・応答信号記憶手段(図2のメモリ部24)と備え、
ホストコンピュータ(図1のホストPC10)上に、前記記憶したシーケンスデータのタイミングチャートを表示すると共に、前記制御部または被制御部を単体で評価した単体評価時記憶データと前記制御部と被制御部とを結合して評価した結合評価時記憶データとを照合し、その差異を抽出するようにした構成としてある。
【0022】
このようにすれば、例えばシーケンス評価装置SТ内には結合評価用シーケンス設定27が記憶され有効となっているため、信号入出力部22aおよび信号入出力部22bは両方とも信号入力方向に設定される。そして、評価対象システムHSの制御部100と被制御部200間で授受される制御信号および応答信号が、全て結合動作シーケンスとしてシーケンス評価装置SТ内に取り込まれる。
【0023】
シーケンス評価装置SТでは、図9に示すように、要求仕様シーケンスと、取り込んだ結合動作シーケンスをタイミングチャート表示し、その差異を抽出し表示することが可能であるため、結合動作時の動作シーケンスが要求仕様と異なる点を評価者は容易に判別する事が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシーケンス評価装置を、図示の実施形態に基づいて説明する。
(1)第1の実施形態…請求項1に対応
図1は本実施形態のブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のシーケンス評価装置STは、情報処理装置(ホストPC)10と、シーケンス信号制御部20と、ホストPC10とシーケンス信号制御部20とを接続し、互いにデータ授受を行う通信部30とを備えてなる。
【0025】
ホストPC10はシーケンス設定部11を備え、シーケンス設定部11はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置上(以下、ホストPCと称す)で動作するアプリケーションプログラムであり、以下の機能を有する。
【0026】
信号定義機能11a:信号名称,入出力,シーケンス信号制御部20における入出力口を対応付ける機能。
シーケンス作成機能11b:信号入出力動作を定義する機能。
データ授受制御機能11c:ホストPC10とシーケンス信号制御部20との間のデータ授受を制御する機能。
【0027】
図2は、シーケンス信号制御部20のブロック図である。
図2に示すように、シーケンス信号制御部20は、全体を制御するCPU部21と、信号が入出力する複数の信号入出力部22と、ホストPC10との通信を行う通信部23と、評価対象である制御部や被制御部(例えば、前記図10の評価対象システムHS)に対して授受したシーケンス設定データを保持するメモリ部24とを備える。
【0028】
次に本実施形態の動作を説明する。
まず、シーケンス設定部11では、信号定義機能11aによりシーケンス信号定義を行う。前記図10の評価対象システムHSを評価するとすれば、個々の出力信号をそれぞれ定義する必要がある。前記複数の信号入出力部22のうち、使用する入出力口を選択し、名称と共に定義する。
【0029】
次に、シーケンス作成機能11bにより、定義済である該当信号の発生シーケンスを作成する。
ここで発生シーケンスの作成において、評価対象が前記図10の制御部100に対するものであるか、または被制御部200に対するものであるかによって作成方法が異なる。
即ち、制御部100を評価するためのシーケンスであれば、シーケンス評価装置STは被制御部としての機能を発揮するので、制御信号は入力信号であり、応答信号は出力信号である。
逆に、被制御部200を評価するためのシーケンスであれば、シーケンス評価装置STは制御部としての機能を発揮するので、制御信号は出力信号であり、応答信号は入力信号である。
【0030】
このように評価対象により、シーケンス評価装置SТが扱う信号は入出力を反転すると共に、発生条件についても評価対象別に設定する機能を有する。
具体的には、信号定義後、タイミングチャート作成機能等により、制御信号,応答信号の発生フローを記述するが、評価対象が前記図10の電子機器装置(評価対象システムHS)である場合、前記図11に従った図3のようなタイミングチャートを作成することになる。この段階では入出力に関係なく各信号の発生タイミング(T1〜T7),発生順序が明確に指示されているのみである。
【0031】
ここで、操作者は作成するシーケンス設定データが制御部100用のものであるか、被制御部200用のものであるかをシーケンス設定部11の操作により指示する。
図4に示すように、制御部100用のシーケンス設定である場合(制御部用シーケンス設定26)、前述した通りシーケンス評価装置STからみて制御信号は入力信号、応答信号は出力信号となる。ここではシーケンス評価装置SТが出力すべき応答信号の出力条件を指示する。例えば、制御信号を受信したあと時間(T2)において応答信号を出力し、時間(T4)までの間有効とする等と設定する。
【0032】
逆に、図5に示すように、被制御部200用のシーケンス設定である場合(被制御部用シーケンス設定25)、前述した通りシーケンス評価装置SТからみて制御信号は出力信号、応答信号は入力信号となる。ここではシーケンス評価装置SТが出力すべき制御信号の出力条件を指示する。
例えば、制御信号を時間(T1)において出力したあと時間(T2)までの間に応答信号を受信しなければエラーとし、応答信号が時間(T2−T4)の間有効となったことを確認判定した後、時間(T5)で再び制御信号を有効にする等と設定する。
【0033】
以上のようにシーケンス設定部11での操作を切り換えることにより、一個の要求仕様シーケンスから制御部100および被制御部200の各々のシーケンス設定を作成した後、図4,図5に示すとおり、制御部100および被制御部200の単体評価を実施する。
【0034】
(2)第2の実施形態…請求項2に対応
前記第1の実施形態では、シーケンス信号制御部20の信号入出力部22は、入力または出力の一方向信号を伝達するのみであった。
これに対し本実施形態は第1の実施形態の機能に加え、シーケンス設定データに従い自動的に入出力双方向を切換え可能な構成としているため、シーケンス設定部11での設定により入出力が設定された信号(制御信号,応答信号)に対して適切な信号方向を設定することが可能である。この例を図6および図7に示す。
【0035】
図6ではシーケンス評価装置SТ内に被制御部200用のシーケンス設定が保持され有効となっているため(被制御部用シーケンス設定25)、シーケンス評価装置SТの信号入出力部22aは評価対象に対し制御信号を送信するために出力方向に設定される。
また、信号入出力部22bは評価対象から応答信号を受信するために、入力方向に自動的に設定される。
【0036】
逆に、図7ではシーケンス評価装置SТ内に制御部100用のシーケンス設定が保持され有効となっているため(制御部用シーケンス設定26)、シーケンス評価装置SТの信号入出力部22aは評価対象から制御信号を受信するために入力方向に設定される。
また、信号入出力部22bは評価対象に対して応答信号を送信するために出力方向に自動的に設定される。シーケンス評価装置SТと評価対象を電気的に接続するための接続手段も一種類用意するだけで良い。
【0037】
(3)第3の実施形態…請求項3に対応
本実施形態のブロック図を図8に示す。評価対象システムHSとシーケンス評価装置SТの接続方法は、第2の実施形態と全く同じである。
シーケンス評価装置SТ内には結合評価用シーケンス設定(評価対象システムに対する要求仕様シーケンス)27が記憶され有効となっているため、信号入出力部22aおよび信号入出力部22bは両方とも信号入力方向に設定される。
【0038】
この状態で評価対象システムを動作させることにより、評価対象システムHSの制御部100と被制御部200間で授受される制御信号および応答信号が、全て結合動作シーケンスとしてシーケンス評価装置SТ内に取り込まれる。
シーケンス評価装置SТでは、図9に示すように、前記の要求仕様シーケンスと、取り込んだ結合動作シーケンスをタイミングチャート表示し、その差異を抽出し表示することが可能であるため、結合動作時の動作シーケンスが要求仕様と異なる点を評価者は容易に判別する事が可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を発揮することができる。
請求項1記載の発明によれば、本来の制御部試作機または被制御部試作機を用意する事なく、要求仕様シーケンスに基づき、試作機単体評価作業により実際の結合評価に近い状態での評価確認を進めることが可能となる。
また一個の要求仕様シーケンスから制御部用および被制御部用シーケンス設定を生成することが可能なため、個別に制御部/被制御部のシーケンス設定を作成した場合と比較し、設定誤りにより発生する仕様の不整合を防止することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、一台のシーケンス評価装置を用意することにより、信号接続を変更することなく、制御部および被制御部どちらの単体評価にも適用可能となる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、単体評価時の記録データと結合評価時の記録データを容易に比較することができ結合評価にて不具合が発生した場合には、単体評価時との信号状態の違い等を容易に抽出することが可能となり、単体評価時の評価データを有効活用し結合評価を実施することができ開発効率向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のブロック図である。
【図2】同第1の実施形態におけるシーケンス信号制御部のブロック図である。
【図3】同第1の実施形態におけるタイミングチャートである。
【図4】同第1の実施形態における、制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図5】同第1の実施形態における、被制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図6】同第2の実施形態における、被制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図7】同第2の実施形態における、制御部用のシーケンス設定である場合の制御信号と応答信号の方向を示す図である。
【図8】同第3の実施形態のブロック図である。
【図9】同第3の実施形態における、タイミングチャートである。
【図10】従来の評価対象システムのブロック図である。
【図11】図10の評価対象システムにおける制御信号と応答信号の動作例を示す図である。
【符号の説明】
HS…評価対象システム
SТ…シーケンス評価装置
10…ホストPC
11…シーケンス設定部
11a…信号定義機能
11b…シーケンス作成機能
11c…データ授受制御機能
20…シーケンス信号制御部
21…CPU部
22…信号入出力部
22a…制御信号入出力口
22b…応答信号入出力口
23…通信部
24…メモリ部
25…被制御部用シーケンス設定
26…制御部用シーケンス設定
27…結合評価用シーケンス設定
30…通信部
100…制御部
200…被制御部
Claims (3)
- 制御部と被制御部との間で授受されるシーケンス制御の制御信号および応答信号が、正しく授受されているか否かを確認するシーケンス評価装置において、
要求仕様に定められた制御信号および応答信号のシーケンスを設定するシーケンス設定手段と、
該シーケンス設定手段が設定した制御信号および応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部の何れを評価するのかに応じて、切り換え可能なシーケンス切り換え手段と、
該シーケンス切り換え手段が切り換えた前記制御信号または応答信号のシーケンスを、前記制御部または被制御部に供給するシーケンス供給手段と
を備えたことを特徴とするシーケンス評価装置。 - 請求項1記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部と被制御部とを結合して評価する場合に、当該シーケンス評価装置からの制御信号および応答信号を、前記制御部または被制御部の何れを評価するかに応じて、自動的に切り換えるようにしたことを特徴とするシーケンス評価装置。 - 請求項1又は請求項2記載のシーケンス評価装置において、
前記制御部または被制御部の何れかの単体評価時に、評価に使用する信号動作状態を記憶する信号動作状態記憶手段と、
前記制御部と被制御部間で授受される制御信号および応答信号の全てを記憶する制御信号・応答信号記憶手段と備え、
ホストコンピュータ上に、前記記憶したシーケンスデータのタイミングチャートを表示すると共に、前記制御部または被制御部を単体で評価した単体評価時記憶データと前記制御部と被制御部とを結合して評価した結合評価時記憶データとを照合し、その差異を抽出するようにしたことを特徴とするシーケンス評価装置。
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