JP2004264472A - 放射線画像形成用ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、取り扱い作業性に優れるとともに、エネルギ・サブトラクション処理等を効率的に遂行することを可能にする。
【解決手段】ユニット10は、蓄積性蛍光体シート12と、この蓄積性蛍光体シート12を収容するケース14とを備える。蓄積性蛍光体シート12は、枠部材22を備え、この枠部材22に形成された矩形状の開口部24には、第1蛍光体層18と、銅板16と、第2蛍光体層20とが積層状態で収容固定される。第1蛍光体層18側から放射線が照射されることにより、第1および第2蛍光体層18、20には、放射線のエネルギ吸収特性の異なった条件で記録された放射線画像が得られ、エネルギ・サブトラクション処理が遂行される。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄積性蛍光体シートと、前記蓄積性蛍光体シートを収容するケースとを備える放射線画像形成用ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギ強度に応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を写真感光材料等に再生させる、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
上記のシステムでは、具体的には、人体等の被写体の放射線画像情報をシート状の蓄積性蛍光体層(画像記録層)を備えた蓄積性蛍光体シートに一旦記録(撮影)する撮影装置と、この蓄積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を照射することにより輝尽発光光を発生させ、この輝尽発光光を光電的に読み取る読取装置と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去装置とを、一体的にまたは個別に備えている。
【0004】
この種のシステムでは、複数枚の蓄積性蛍光体シートに同時に被写体の放射線画像情報を記録して放射線画像のエネルギ・サブトラクション処理を行う方式が知られている。
【0005】
エネルギ・サブトラクション処理とは、放射線のエネルギ吸収特性の異なった条件で記録(撮影)した複数の放射線画像を光電的に読み出してデジタル画像信号を得た後、これらのデジタル画像信号を、それぞれの画像の各画素に対応させて減算処理することにより、放射線画像として記録された被写体のエネルギ吸収特性の異なる特定の構造物(内臓等の軟部や骨部等)を抽出させる差信号を得る方式である。
【0006】
例えば、2枚の蓄積性蛍光体シートの間に、放射線の低エネルギ成分を吸収する金属等の板状フィルタ(放射線エネルギ分離フィルタ)を介在させた状態で、この2枚の蓄積性蛍光体シートに被写体を透過した放射線を同時に曝射させることにより、前記2枚の蓄積性蛍光体シートに互いにエネルギ分布の異なる放射線を照射すればよい。
【0007】
この場合、2枚の蓄積性蛍光体シートと板状フィルタとは、カセッテに収容された状態で放射線の曝射が行われた後、前記カセッテから読取装置(処理装置)内に各蓄積性蛍光体シートが取り出されて読取処理を行っている。この種のカセッテとしては、例えば、特許文献1のカセッテが知られている。
【0008】
具体的には、図6に示すように、カセッテ1は、2枚の蓄積性蛍光体シート2と、前記2枚の蓄積性蛍光体シート2の間に配置される銅板等の放射線エネルギ変換用フィルタ3とを、内部に収容可能なカセッテ本体4を備えている。このカセッテ本体4には、蓋部5が開閉自在に取り付けられている。カセッテ本体4の一側面には、フィルタ3を矢印A方向に出し入れするためのスリット6が形成されている。
【0009】
カセッテ1は、撮影が終了した後にローダに装填されると、蓋部5が開放されて1枚目の蓄積性蛍光体シート2が取り出される。次に、このカセッテ1がローダから一旦取り出されてフィルタ3がスリットから引き抜かれた後、前記カセッテ1がローダに再度装填され、2枚目の蓄積性蛍光体シート2が取り出される。
【0010】
【特許文献1】
特公平8−33596号公報(図1、図2)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1では、2枚目の蓄積性蛍光体シート2に読取処理を施す際に、カセッテ1をローダから一旦取り出してフィルタ3を引き抜く作業が必要である。このため、カセッテ1の取り扱い作業が比較的煩雑になり易く、作業全体の簡素化が望まれている。
【0012】
本発明はこの種の要請に応じてなされたものであり、簡単な構成で、取り扱い作業性に優れるとともに、エネルギ・サブトラクション処理等を効率的に遂行することが可能な放射線画像形成用ユニットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る放射線画像形成用ユニットでは、蓄積性蛍光体シートと前記蓄積性蛍光体シートを収容するケースとを備えるとともに、前記蓄積性蛍光体シートは、放射線エネルギ分離フィルタの両面に放射線画像記録領域を構成する第1および第2蛍光体層が設けられる。
【0014】
そこで、ケース内に蓄積性蛍光体シートが収容された状態で、放射線が照射されることにより、被写体の放射線画像情報が第1および第2蛍光体層に同時に記録される。その際、第1および第2蛍光体層の間には、放射線エネルギ分離フィルタが介装されており、前記第1および第2蛍光体層には、それぞれ放射線のエネルギ吸収特性の異なった条件で放射線画像情報が記録される。
【0015】
次に、ケースが読取装置に装填されると、このケース内から蓄積性蛍光体シートが取り出される。この蓄積性蛍光体シートでは、第1および第2蛍光体層に対して、同時にまたは個別に放射線画像情報の読取処理が施され、被写体のエネルギ吸収特性の異なる特定の構造物(内臓等の軟部や骨部等)を抽出することができる。
【0016】
これにより、ケース自体の構成が簡素化かつコンパクト化されるとともに、フィルタの着脱作業等が不要になって、前記ケースの取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、単一の蓄積性蛍光体シートに第1および第2蛍光体層が設けられており、ユニット全体の構造が有効に簡素化されるとともに、エネルギ・サブトラクション処理等を効率的に遂行することが可能になる。
【0017】
また、ユニットは、2枚の蓄積性蛍光体シートと、一の側面に前記蓄積性蛍光体シートを挿入および排出するための開口部が形成され、前記蓄積性蛍光体シートを収容するケースとを備える。そして、蓄積性蛍光体シートは、蛍光体層を枠部材により保持する一方、前記ケース内には、放射線エネルギ分離フィルタを介装して第1および第2室が形成され、前記第1および第2室にそれぞれ前記蓄積性蛍光体シートが収容されることにより、各枠部材が前記開口部を閉塞する。
【0018】
このため、ケースは、構成が簡素化されるとともに、有効に小型化され、このケースの取り扱い作業性が向上する。しかも、蓄積性蛍光体シートは、エネルギ・サブトラクション処理の他、種々の異なる撮影処理に使用することができ、汎用性に優れる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線画像形成用ユニット10の斜視説明図であり、図2は、前記ユニット10の一部断面説明図である。
【0020】
ユニット10は、蓄積性蛍光体シート12と、前記蓄積性蛍光体シート12を収容するケース(カセッテ)14とを備える。蓄積性蛍光体シート12は、放射線の低エネルギ成分を吸収する放射線エネルギ分離フィルタ、例えば、銅板16の両面に放射線画像記録領域を構成する第1および第2蛍光体層18、20が配置された積層体を収容する枠部材22を備える。
【0021】
第1および第2蛍光体層18、20は、例えば、ガラス等の硬質材料からなる支持基板に柱状の蛍光体を蒸着して形成される硬質のシートを用いることができる。なお、第1および第2蛍光体層18、20は、真空容器内で蓄積性蛍光体を加熱して蒸発させ、これらを支持基板上に付着させる真空蒸着法、スパッタリング、CVD、イオンフレーティング法を用いて形成することができる。
【0022】
このようにして形成される第1および第2蛍光体層18、20は、蛍光体がこの第1および第2蛍光体層18、20の平面と略垂直な柱状をなし、それぞれが光学的に独立に構成されており、照射される放射線に対して高感度で、かつ、画像の粒状性を低下させることができるとともに、励起光の散乱を減少させて画質を鮮明にすることができる。
【0023】
また、第1および第2蛍光体層18、20は、支持基板に蛍光体を塗布して形成される可撓性のシート(例えば、特開2000−249795号公報等参照)を用いてもよい。
【0024】
枠部材22は、例えば、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂またはABSとポリカーボネートのポリマーアロイ(ポリカABS樹脂)等の熱可塑性樹脂により構成される。
【0025】
図2に示すように、枠部材22は、矩形状の開口部24が形成されるとともに、この開口部24には、第1蛍光体層18と銅板16と第2蛍光体層20とが積層状態で収容固定される。銅板16は、例えば、インサート成形により枠部材22に埋設されており、この銅板16の両面には、第1および第2蛍光体層18、20が、例えば、両面テープを介して交換可能に設けられる。第1および第2蛍光体層18、20の表面は、枠部材22の両方の表面22a、22bよりも内方に配置される。
【0026】
図1に示すように、ケース14は、矩形状に構成されており、前記ケース14の一の側面には、蓄積性蛍光体シート12を挿入および取り出すための開口部26が形成される。開口部26に蓄積性蛍光体シート12の枠部材22が配置されることにより、前記枠部材22の端面28がケース端面を構成する(図2参照)。
【0027】
このように構成されるユニット10の動作について、以下に説明する。
【0028】
ユニット10は、ケース14内に蓄積性蛍光体シート12が収容された状態で、図示しない撮影装置に装填される。そして、被写体(図示せず)の放射線画像情報が、ケース14の表面14a側から蓄積性蛍光体シート12に照射される。このため、被写体に対向する蓄積性蛍光体シート12の第1蛍光体層18には、前記被写体の放射線画像情報が直接記録される。さらに、この第1蛍光体層18を透過した放射線は、銅板16を介して低エネルギ成分が吸収された後、第2蛍光体層20に照射され、この第2蛍光体層20に放射線画像情報が記録される。
【0029】
この第2蛍光体層20に記録される放射線画像情報は、第1蛍光体層18に記録される放射線画像情報よりも、放射線の高エネルギ成分が強調されたエネルギ分布の画像情報となっている。
【0030】
次いで、ユニット10は、図示しない読取装置(処理装置)に装填される。この読取装置内では、ケース14から蓄積性蛍光体シート12が取り出され、まず第1蛍光体層18が読取部(処理部)に配置される。この読取部では、第1蛍光体層18に励起光が照射されて、この第1蛍光体層18に記録されている放射線画像情報の読取処理が行われる。
【0031】
さらに、第1蛍光体層18に残存する放射線画像情報の消去が行われた後、蓄積性蛍光体シート12が一旦ケース14内に戻されて、前記ケース14が読取装置から離脱される。ケース14は、表裏が180゜反転されて読取装置に装填される。なお、ケース14は、読取装置内で180゜反転されてもよく、また、読取装置内に2つの読取部が設けられ、第1および第2蛍光体層18、20に記録されている放射線画像情報を同時に読み取ることも可能である。
【0032】
そして、ケース14から蓄積性蛍光体シート12が取り出され、この蓄積性蛍光体シート12の第2蛍光体層20が読取部に配置される。この読取部では、第2蛍光体層20に励起光が照射され、この第2蛍光体層20に記録されている放射線画像情報の読取処理が行われる。
【0033】
その際、第2蛍光体層20に記録されている放射線画像情報は、第1蛍光体層18に記録されている放射線画像情報よりも放射線の高エネルギ成分が強調されている。従って、これらの放射線画像情報が、エネルギ・サブトラクション処理を施されることにより、被写体の軟部や骨部等の画像情報を得ることができる。
【0034】
次に、第2蛍光体層20に残存する放射線画像情報の消去が行われた後、蓄積性蛍光体シート12がケース14内に挿入される。このケース14は、新たな被写体の放射線画像情報の記録を行うために、撮影装置に装填される。
【0035】
この場合、第1の実施形態では、蓄積性蛍光体シート12は、銅板16の両面に放射線画像記録領域を構成する第1および第2蛍光体層18、20が設けられている。そして、ケース14内に蓄積性蛍光体シート12が収容された状態で、被写体の放射線画像情報が第1および第2蛍光体層18、20に同時に記録される。
【0036】
次に、ケース14が読取装置に装填されると、このケース14内から蓄積性蛍光体シート12が取り出され、この蓄積性蛍光体シート12の第1および第2蛍光体層18、20に対して放射線画像情報の読取処理が施される。このため、被写体のエネルギ吸収特性の異なる特定の構造物(内臓等の軟部や骨部等)が抽出される。
【0037】
これにより、ケース14自体の構成が簡素化かつコンパクト化されるとともに、従来のフィルタの着脱作業等が不要になって、前記ケース14の取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、単一の蓄積性蛍光体シート12に第1および第2蛍光体層18、20が設けられており、ユニット10全体の構造が有効に簡素化されるとともに、エネルギ・サブトラクション処理等を効率的に遂行することが可能になるという効果が得られる。
【0038】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る放射線画像形成用ユニット40の一部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係るユニット10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0039】
ユニット40は枠部材42を備え、この枠部材42の一方の表面42aに比較的深溝な第1凹部44が形成されるとともに、他方の表面42bに比較的浅溝な第2凹部46が形成される。第1凹部44には、放射線エネルギ分離フィルタ、例えば、銅板16が、例えば、インサート成形により埋設され、この銅板16に第1蛍光体層18が固着される。第2凹部46には、第2蛍光体層20が固着される。
【0040】
従って、第2の実施形態では、ケース14自体の構成が簡素化かつコンパクト化されるとともに、単一の蓄積性蛍光体シート62を用いるだけでよく、ユニット40全体の構成が有効に簡素化される等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0041】
図4は、本発明の第3の実施形態に係る放射線画像形成用ユニット60の斜視説明図であり、図5は、前記ユニット60の一部断面説明図である。
【0042】
ユニット60は、第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64と、前記第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64を収容するケース(カセッテ)66とを備える。第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64は、枠部材68、70を備え、この枠部材68、70には、矩形状の凹部72、74が形成される。凹部72、74には、それぞれ第1蛍光体層18と第2蛍光体層20とが収容固定される。
【0043】
ケース66は、矩形状に構成されており、このケース66内には、放射線エネルギ分離フィルタとして、例えば、銅板16が固定される。ケース66内には、銅板16を介して第1および第2室76、78が形成されるとともに、この第1および第2室76、78は、前記ケース66の一の側面で開口されている。
【0044】
このように構成される第3の実施形態では、ケース66の第1室76に第1蓄積性蛍光体シート62が収容されるとともに、ケース66の第2室78に第2蓄積性蛍光体シート64が収容され、それぞれの枠部材68、70の端面が前記ケース66のケース端面を構成している(図5参照)。
【0045】
ケース66は、図示しない撮影装置に装填されると、このケース66の表面66a側から被写体(図示せず)の放射線画像情報が照射される。このため、第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64の第1および第2蛍光体層18、20に被写体の放射線画像情報が記録される。
【0046】
次に、ユニット60は、図示しない処理装置、例えば、読取装置に装填される。この読取装置内では、まず、第1蓄積性蛍光体シート62がケース66から取り出され、この第1蓄積性蛍光体シート62の第1蛍光体層18に記録されている放射線画像情報の読み取りが行われる。読取処理後の第1蓄積性蛍光体シート62は、例えば、図示しない消去部により第1蛍光体層18に残存する放射線画像情報の消去が行われた後、ケース66の第1室76に収容される。
【0047】
次いで、第2蓄積性蛍光体シート64がケース66から取り出され、第2蛍光体層20に記録されている放射線画像情報の読み取りおよび消去が行われる。そして、第2蓄積性蛍光体シート64は、ケース66の第2室78に収容され、このケース66が読取装置から取り出されて撮影装置に装填される。
【0048】
このように、第3の実施形態では、ケース66内に銅板16を介して第1および第2室76、78が形成され、この第1および第2室76、78に第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64が収容される。従って、ケース66自体の構成が簡素化かつコンパクト化され、ユニット60全体の取り扱い性が向上する。しかも、第1および第2蓄積性蛍光体シート62、64は、エネルギ・サブトラクション処理の他、種々の異なる撮影処理に使用することができ、汎用性に優れるという効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る放射線画像形成用ユニットでは、ケース自体の構成が簡素化かつコンパクト化されるとともに、フィルタの着脱作業等が不要になって、前記ケースの取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、単一の蓄積性蛍光体シートに第1および第2蛍光体層が設けられており、ユニット全体の構造が有効に簡素化されるとともに、エネルギ・サブトラクション処理等を効率的に遂行することが可能になる。
【0050】
また、蓄積性蛍光体シートは、蛍光体層が枠部材により保持される一方、ケース内には、放射線エネルギ分離フィルタが固定されて第1および第2室が形成され、前記第1および第2室にそれぞれ蓄積性蛍光体シートが収容されることにより、各枠部材が前記開口部を閉塞する。このため、ケースは、構成が簡素化されるとともに、有効に小型化され、このケースの取り扱い作業性が向上する。さらに、蓄積性蛍光体シートは、エネルギ・サブトラクション処理の他、種々の異なる撮影処理に使用することができ、汎用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放射線画像形成用ユニットの斜視説明図である。
【図2】前記ユニットの一部断面説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る放射線画像形成用ユニットの一部断面説明図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る放射線画像形成用ユニットの斜視説明図である。
【図5】前記ユニットの一部断面説明図である。
【図6】特許文献1のカセッテの斜視説明図である。
【符号の説明】
10、40、60…ユニット 12、62、64…蓄積性蛍光体シート
14、66…ケース 16…銅板
18、20…蛍光体層 22、42、68、70…枠部材
24、26…開口部 28…端面
44、46、72、74…凹部 76、78…室

Claims (2)

  1. 放射線を照射して被写体の放射線画像情報を記録するとともに、前記放射線画像情報を消去して繰り返し使用可能な蓄積性蛍光体シートと、
    前記蓄積性蛍光体シートを収容するケースと、
    を備え、
    前記蓄積性蛍光体シートは、放射線の低エネルギ成分を吸収する放射線エネルギ分離フィルタの両面に放射線画像記録領域を構成する第1および第2蛍光体層が設けられることを特徴とする放射線画像形成用ユニット。
  2. 放射線を照射して被写体の放射線画像情報を記録するとともに、前記放射線画像情報を消去して繰り返し使用可能な2枚の蓄積性蛍光体シートと、
    一の側面に前記蓄積性蛍光体シートを挿入および排出するための開口部が形成され、前記蓄積性蛍光体シートを収容するケースと、
    を備え、
    前記蓄積性蛍光体シートは、枠部材と、
    前記枠部材に形成された凹部に収容されて放射線画像記録領域を構成する蛍光体層と、
    を備えるとともに、
    前記ケース内には、放射線の低エネルギ成分を吸収する放射線エネルギ分離フィルタを介装して第1および第2室が形成され、前記第1および第2室にそれぞれ前記蓄積性蛍光体シートが収容されることにより、各枠部材が前記開口部を閉塞可能に構成することを特徴とする放射線画像形成用ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082663A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Natl Inst Of Radiological Sciences 多色x線測定装置及び方法

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