JP2004264326A - 形状情報符号化方法及び装置、形状情報復号化方法及び装置、並びにプログラム - Google Patents

形状情報符号化方法及び装置、形状情報復号化方法及び装置、並びにプログラム Download PDF

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晋哉 足立
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Abstract

【課題】短い区間の道路等の形状を表す形状情報であっても、高効率に圧縮可能にし、さらなるデータ量の削減を図る。
【解決手段】道路等の本線に接続される支線部の形状データ11は、その始端位置(始端ノードP1)が本線の形状データ12上にあるため、支線部の始端位置情報を、本線の形状データを利用して相対位置で表現する。例えば、始端位置を[参照する本線の形状データ番号]+[本線の始端からのノード個数]+[本線形状の方位との偏角]で表現する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、交通情報提供システム、地図情報配信システム等に用いられる、地図情報を表す道路等の形状情報とこの形状情報に関連する渋滞や事故等の事象及びその位置等の関連情報とを移動端末等に伝達する際の形状情報符号化方法及び装置、形状情報復号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル地図情報を用いるシステムとして、例えば、車両に搭載して現在地周辺の地図や交通情報等を表示する車載ナビゲーション装置が普及しつつある。車載ナビゲーション装置では、デジタル地図データベースを保持し、GPS受信機で受信する緯度・経度データに基づいて、自車位置周辺の地図を画面に表示したり、走行軌跡や目的地までの経路探索結果を地図上に併せて表示することができる。また、最近の車載ナビゲーション装置では、交通情報提供システムから提供される渋滞情報や事故情報などの交通情報を受信して、渋滞や事故位置を地図上に表示したり、それらの情報を条件に加えて経路探索を実施することができるようになっている。
【0003】
現在実現されている交通情報提供システムでは、地域を管轄する交通情報収集センターから情報配信センターに交通情報が供給され、各通信メディア(FM放送、路上ビーコン、携帯電話)用に編集された交通情報がそれぞれの通信メディアを通じて送信される。
【0004】
特許文献1や特許文献2等に開示されているように、道路区間の道路形状を示す道路形状データと道路区間内での道路位置を示す相対位置データ及び形状とを用いて道路位置情報を伝達し、受信側で道路形状データの形状マッチングを行ってデジタル地図上の道路区間を特定し、相対位置データを用いて道路区間内の道路位置を特定する方式(以下、これをマップマッチング方式と称する)のデジタル地図の位置情報伝達方法及び装置がある。このマップマッチング方式の位置情報伝達方法及び装置は、交通情報等を提供する場合に送り手側と受け手側とが制作元の異なるデジタル地図を保持しているときでもデジタル地図上の位置を正確に伝達することができ、また、道路の新設や変更に伴う情報更新等のメンテナンスを容易に行えるなどの利点がある。
【0005】
しかし、上記のようなマップマッチング方式の位置情報伝達方法及び装置では、交通情報等の関連情報は道路形状データ及び相対位置データで表現されるデータとして伝送するため、従来より用いられている位置情報識別子方式のシステムと比べて道路形状データによるデータ量は大きなものとなり、データ伝送量が増大する傾向にある。
【0006】
【特許文献1】
国際公開WO 01/18769号明細書
【特許文献2】
国際公開WO 01/50089号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、マップマッチング方式の位置情報伝達方法及び装置においては、情報伝達時の伝送速度や伝送効率を向上するために、道路形状データ等のデータ量のさらなる削減が望まれている。
【0008】
特に、道路形状データにおいて、例えば高速道路の本線と一般道路とを繋ぐインターチェンジ部の入出路、高速道路の本線同士を繋ぐ連絡路や連結路などの支線部等に関しては、道路形状を表すノード数が少なく、短い道路形状データになる場合が多い。このような短い道路形状データは、道路形状データの始端を表す圧縮不能な情報の割合が高くなり、伝達する情報全体の圧縮効率が低くなってしまうという問題点がある。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、短い区間の道路等の形状を表す形状情報であっても、高効率に圧縮することができ、さらなるデータ量の削減を図ることができる形状情報符号化方法及び装置、形状情報復号化方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る形状情報符号化方法は、デジタル地図上の位置を特定するための形状情報を符号化する形状情報符号化方法であって、前記形状情報に対応する複数のノードからなる座標列について、第1のノードである始端位置に対して第2以降のノードの位置情報を、前記始端位置の位置情報または他のノードの位置情報を用いて相対位置で表現する手順と、前記始端位置の位置情報を、他の形状情報を用いた相対位置で表現する手順とを有するものである。
【0011】
上記手順により、形状情報における始端位置の位置情報を絶対位置表現で表す場合に比べて、始端位置の位置情報のデータ量を削減できる。このため、短い区間の道路等の形状を表す形状情報のように、ノード数が少なく始端位置情報が占める割合が大きい形状情報であっても、高効率に圧縮することができ、さらなるデータ量の削減を図ることが可能となる。
【0012】
また、本発明において、前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からのノード数で表現することとする。これにより、他の形状情報の基準点からのノード数によって少ないデータ量で始端位置の相対位置を表現可能である。
【0013】
また、本発明において、前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からの距離で表現することとする。これにより、他の形状情報の基準点からの距離によって少ないデータ量で始端位置の相対位置を表現可能である。
【0014】
また、本発明において、前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点で表現することとする。これにより、他の形状情報の基準点によって少ないデータ量で始端位置の相対位置を表現可能である。
【0015】
また、本発明において、前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からの相対座標で表現することとする。これにより、他の形状情報の基準点からの相対座標によって少ないデータ量で始端位置の相対位置を表現可能である。
【0016】
また、本発明において、前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の基準点からのノード数と、前記他の形状情報における方位との偏角とを含むものとする。これにより、始端位置の位置情報のデータ量を絶対位置表現で表す場合に比べて小さくできる。
【0017】
また、本発明において、前記相対位置で表現する形状情報を参照する他の形状情報の後ろに配置し、前記始端位置の位置情報として、前記他の形状情報の基準点からのノード数と、前記他の形状情報における方位との偏角とを含むものとする。この場合、参照する他の形状情報の識別情報を省略でき、始端位置の位置情報のデータ量を絶対位置表現で表す場合に比べてより小さくできる。
【0018】
また、本発明において、前記始端位置のノードから次のノードへの方位が前記他の形状情報における方位と一致する場合は、前記始端位置の位置情報として、前記他の形状情報における方位との偏角を省略し、前記他の形状情報の基準点からのノード数を少なくとも含むものとする。この場合、参照する他の形状情報に対する角度情報を省略でき、始端位置の位置情報のデータ量を絶対位置表現で表す場合に比べてより小さくできる。
【0019】
また、本発明において、前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の始端位置または終端位置を示す識別情報と、当該始端位置の絶対方位とを含むものとする。これにより、始端位置の位置情報のデータ量を絶対位置表現で表す場合に比べて小さくできる。
【0020】
また、本発明において、前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の始端位置または終端位置を示す識別情報と、前記始端位置または終端位置に対する相対位置情報と、当該始端位置の絶対方位とを含むものとする。これにより、始端位置の位置情報のデータ量を絶対位置表現で表す場合に比べて小さくできる。
【0021】
また、本発明において、前記他の形状情報の各ノードを等間隔にリサンプリングする手順と、前記始端位置を前記リサンプリングしたノードのいずれかに対応させて補正する手順とを有するものとする。
【0022】
上記手順により、形状情報の各ノードの等間隔リサンプリングを行うことで、各ノード毎の距離情報を不要にでき、形状情報のデータ量を削減できる。
【0023】
また、本発明は、上記いずれかに記載の形状情報符号化方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。このプログラムの実行により、大幅にデータ量を削減した形態で形状情報を符号化できる。
【0024】
本発明に係る形状情報符号化装置は、デジタル地図上の位置を特定するための形状情報を符号化して送信する送信側装置に用いられる形状情報符号化装置であって、前記形状情報に対応する複数のノードからなる座標列について、第1のノードである始端位置に対して第2以降のノードの位置情報を、前記始端位置の位置情報または他のノードの位置情報を用いて相対位置で表現する手段と、前記始端位置の位置情報を、他の形状情報を用いた相対位置で表現する手段とを有する符号化部を備えたものである。
【0025】
上記構成により、形状情報における始端位置の位置情報を絶対位置表現で表す場合に比べて、始端位置の位置情報のデータ量を削減できる。このため、短い区間の道路等の形状を表す形状情報のように、ノード数が少なく始端位置情報が占める割合が大きい形状情報であっても、高効率に圧縮することができ、さらなるデータ量の削減を図ることが可能となる。
【0026】
本発明に係る形状情報復号化方法は、デジタル地図上の位置を特定するための形状情報であり、始端位置の位置情報を他の形状情報を用いた相対位置で表現して符号化された形状情報を復号化する形状情報復号化方法であって、前記他の形状情報を復号化する手順と、前記復号化した他の形状情報を用いて、前記相対位置で表現された始端位置を特定する手順と、前記始端位置の位置情報に基づき、前記相対位置で表現された形状情報を復号化する手順とを有するものである。
【0027】
上記手順により、他の形状情報を用いた相対位置で表現することでデータ量が削減された符号化形状情報について、他の形状情報を参照して始端位置を特定し、基の形状情報を復号することが可能である。
【0028】
また、本発明において、前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からのノード数により特定することとする。これにより、他の形状情報の基準点からのノード数によって形状情報の始端位置を特定して復元することが可能である。
【0029】
また、本発明において、前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からの距離により特定することとする。これにより、他の形状情報の基準点からの距離によって形状情報の始端位置を特定して復元することが可能である。
【0030】
また、本発明において、前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点により特定することとする。これにより、他の形状情報の基準点によって形状情報の始端位置を特定して復元することが可能である。
【0031】
また、本発明において、前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からの相対座標により特定することとする。これにより、他の形状情報の基準点からの相対座標によって形状情報の始端位置を特定して復元することが可能である。
【0032】
また、本発明は、上記いずれかに記載の形状情報復号化方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。このプログラムの実行により、相対位置で表現されて符号化された形状情報を復号化して位置を特定することができる。
【0033】
本発明に係る形状情報復号化装置は、デジタル地図上の位置を特定するための形状情報であり、始端位置の位置情報を他の形状情報を用いた相対位置で表現して符号化された形状情報を受信して復号化する受信側装置に用いられる形状情報復号化装置であって、前記他の形状情報を復号化する手段と、前記復号化した他の形状情報を用いて、前記相対位置で表現された始端位置を特定する手段と、前記始端位置の位置情報に基づき、前記相対位置で表現された形状情報を復号化する手段とを有する復号化部を備えたものである。
【0034】
上記構成により、他の形状情報を用いた相対位置で表現することでデータ量が削減された符号化形状情報について、他の形状情報を参照して始端位置を特定し、基の形状情報を復号することが可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明に係る形状情報符号化方法及び装置、並びに形状情報復号化方法及び装置の実施の形態として、以降では交通情報提供システムから車載機に交通情報を伝送して表示する車載ナビゲーション装置に適用した場合の構成及び動作を説明する。
【0036】
まず始めに、道路等の形状データの符号化圧縮方法について説明する。
本実施形態では、まず、道路等の形状を、統計的に偏りを持つ形状データで表現する。これは、形状データを符号化圧縮したときに、圧縮率が高くなるようにするためである。
【0037】
例えば、道路形状をその道路上に配列する座標点(ノードとも称する)で表す場合、図1に示すように、各座標点(P)の位置は、隣接する座標点(PJ−1)からの距離と角度との2つのディメンジョンにより一意に特定することができる。この角度として、図1では、真北(図の上方)の方位を0度とし、時計回りに0〜360度の範囲で大きさを指定する「絶対方位」による角度Θを示している。このように、座標点を距離と絶対方位とを用いて表すことを全曲率関数表現という。
【0038】
座標点PJ−1、P、PJ+1のxy座標をそれぞれ(xj−1,yj−1)、(x,y)、(xj+1,yj+1)とするとき、距離L(座標点P、PJ+1間の距離)及び絶対角度Θ(座標点Pから座標点PJ+1に向かう直線の絶対方位)は、次式により算出することができる。
【0039】
=√{(xj+1−x+(yj+1−y
Θ =tan−1{(xj+1−x)/(yj+1−y)}
ここで、√{α}はαの平行根を表している。
【0040】
ところで、道路形状の上に、隣接する座標点からの距離が一定(=L)となるように新たな座標点を設定し直した(リサンプルした)場合には、共通するLの情報の他に、それらの個々の座標点に関して、角度Θの情報(即ち、1ディメンジョンの情報)を伝えるだけで、受信側では座標点の位置を特定することが可能になり、伝送データ量の削減を図ることができる。
【0041】
図2(a)は、道路上の隣接する座標点からの距離が一定(=L)となる位置に座標点をリサンプルした場合の各座標点(P)における絶対方位Θを示している。各座標点を絶対方位Θで表した場合には、図2(d)に図示するように、各座標点を示す角度情報Θの発生頻度に統計的な偏りは現れない。
【0042】
しかし、各座標点の角度は、図2(b)に示すように、絶対方位の変位差、即ち、「偏角」θによって表すこともできる。この偏角θは、
θ=Θ−Θj−1
として算出される。各座標点を偏角θで表した場合、直線的な道路が多い地域では、図2(e)に図示するように、各座標点を示す角度情報θの発生頻度は、θ=0°に極大が現れる。
【0043】
また、各座標点の角度は、図2(c)に示すように、偏角θと偏角統計予測値S(偏角で表した予測値)との差分Δθ(偏角差分値)により表すこともできる。偏角統計予測値Sとは、着目する座標点Pの偏角θを、それ以前のPJ−1までの座標点の偏角を用いて推定した値である。例えば、偏角統計予測値Sは、
=θj−1
と定義したり、
=(θj−1+θj−2)/2
と定義することができる。また、過去n個の座標点の偏角の加重平均をSとして定義しても良い。偏角の予測値差分Δθは、
Δθ=θ−S
として算出される。
【0044】
道路形状は、直線や緩やかに曲がる曲線が殆どであるため、座標点間の距離Lを一定に設定した場合、偏角の予測値差分Δθは0°付近に集中し、図2(f)に図示するように、各座標点を示す角度情報Δθの発生頻度は、θ=0°を中心に強い偏りを見せる。
【0045】
そこで、統計的に偏りを持つ形状データを得るためには、図3に示すように、道路形状(元の形状)を一定の距離を持つリサンプル区間長Lで等間隔にサンプリングし、サンプリング点(ノード)Pの位置データを、偏角θ又は偏角θの予測値差分Δθ(=θ−S)で表すようにすれば良い。なお、ここで言う距離は、実世界に展開したときの実際の距離でも良いし、予め決めた正規化座標での単位で表現された長さでも構わない。
【0046】
いま、偏角統計予測値Sを、
=(θj−1+θj−2)/2
と定義することにする。道路形状は殆どの場合なだらかに曲がるため、
θ≒(θj−1+θj−2)/2=S
となり、Δθは0を中心に極狭い範囲に分布すると考えられる。
【0047】
このΔθは、理論上、−360°〜+360°の値を取り得るが、−180°〜+180°あるいは0°〜360°の値で一意に表現できる。そのためΔθを1°分解能で表現するには、360の数値を表す9bitが必要である。ここで、±0°近辺の角度に9bitより小さい値を割り振り、±0°から離れたところの角度に9bitより大きな値を割り振って符号化するハフマン符号等による可変長符号化を用いることにより、Δθの符号化に使用する平均bit数を9bitより少なくすることができ、形状データをトータルとして短いデータ量で表現することが可能になる。
【0048】
次に、さらなる形状データのデータ量削減を可能とした本実施形態の符号化方法について説明する。
【0049】
上述のように、形状データは、道路上の複数地点としてデジタル地図データベースに含まれるノード及び補間点(以下、これらをまとめてノードと称する)を使用し、複数のノードの位置を示す座標データ列によって該当道路区間の道路形状等を表すものである。各ノードの座標データは、起点となる始端ノードについては絶対座標(緯度と経度)で、他のノードについては始端または隣のノードからの相対座標でそれぞれ表される。
【0050】
上記の等間隔リサンプリング及び偏角差分値による符号化方法を用いた場合、本発明の発明者等が道路形状データで試算した結果、始端以外の座標点のデータについては形状にもよるが1ノードあたり3〜6bitまで圧縮できることが分かった。数m分解能で座標点の緯度経度を表現する場合は、緯度と経度それぞれに32bitずつ、合計64bit必要であるが、上記符号化方法によればこれを1/10〜1/20まで圧縮することが可能である。なおここで、始端位置情報としては、緯度32bit、経度32bit、絶対方位9bit(角度情報の360°表現)の合計73bit必要となる。
【0051】
このように形状データは、図4に示すように、圧縮不可能な始端Pa1の始端位置情報と圧縮効率が高い他の座標点Pa2〜Pan(図4の例ではPa2〜Pa8)の位置情報とを組み合わせた構成となる。しかしながら、実際の道路形状データでは、ノード数が少ない(始端以外の座標点が少ない)短い形状データが多数発生する場合がある。短い形状データは、圧縮効果が高い始端以外のノードの形状情報(位置情報)の割合が小さく、始端位置情報の割合が大きいため、短い形状データが多くある場合は形状データ全体の圧縮効率が低下してしまう。
【0052】
これらの短い形状データのほとんどは、高速道路と一般道路とを繋ぐインターチェンジの入出路部や、高速道路や幹線道路等の本線同士を繋ぐ連絡路、連結路などの支線部に相当するものである。本実施形態では、このような支線部に相当する短い形状データの始端位置情報のデータ量を削減する方法を提供する。
【0053】
図5はインターチェンジの入出路部、連絡路、連結路等の支線部に相当する短い形状データの一例を示す図である。このような本線に接続される支線部の形状データ11は、以下のような特性を有している。
【0054】
(1)本線と支線部とでは、当然本線の方が重要度は高いので、支線部の情報が提供される場合にはこれに接続される本線の情報も提供されることがほとんどである。
(2)支線部の形状データ11(支線部形状データα)の始端位置(始端ノードP1)は、これに接続される本線を構成する形状データ12(本線形状データβ)上にある。
(3)始端ノードP1→次ノードP2間の絶対方位は、これに接続される本線の形状データ上の方位情報(偏角や偏角統計予測値差分)から参照して得ることができる。よって、本線の接続部分の方位に対する偏角θ1により表すことができる。
【0055】
上記支線部の形状データの特性により、支線部の始端位置情報は本線の形状データを利用して、次の第1表現形式のように表現できる場合が非常に多い。
Figure 2004264326
【0056】
このため、本実施形態では、支線部の形状データの始端位置を上記のように表現することによって、短い形状データであってもデータ量を削減可能にする。
【0057】
デジタル地図の道路形状を形状データで表す場合、実用上形状データ番号はどんなに多く見積もっても2000個以内であり、最大11bitで表現できる。また、形状データのノードの個数は、多く見積もっても200個以内であり、最大8bitで表現できる。また、本線形状の方位との偏角は、上述したようにハフマン符号等の符号表により可変長符号化されたデータを用いることができるため、平均3〜6bitで表現できる。上記を合計すると、19+αbit(αは可変長であるが、平均3〜6bit)であり、絶対緯度経度で表現すると73bit必要である始端位置情報のデータ量(ビット数)を大幅に削減できる。
【0058】
図6は図5に示した本線及び支線部の形状データをそれぞれ等距離にリサンプリングした場合を示す図である。実際に形状データを符号化する際には、本線と支線部それぞれの形状データについて上述したように各ノードを等距離にリサンプリングし、始端以外のノードは角度情報のみで表現できるようにしてデータ量を削減する。
【0059】
このとき、支線部の形状データ11aは、元の形状の上流側(本線の始端側)で、最も支線部の始端位置に近い本線の形状データ12a上のノードを新たに支線部の形状データ11aの始端P1として定義し直す。この場合は、図5に示した本線の元の形状データ12が等距離リサンプリングされて符号化圧縮され、ノード位置が多少ずれるため、支線部の形状データ11aの始端P1は、本線の形状データ12a上でこの本線の始端に近いノードから選出することになる。
【0060】
ここで、図7及び図8に形状データの構成例を示す。図7は始端位置情報を絶対座標表現(緯度経度表現)で表した場合の形状データ列を示した図、図8は始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第1表現形式で表した場合の形状データ列を示した図である。
【0061】
図7に示す絶対座標表現による形状データ列100は、各道路形状を表す複数の形状データの集合であり、それぞれの形状データのベクトルデータ種別(道路など)、形状データ番号、符号化に用いた符号表番号、サンプル区間長、ノード総数などを有している。始端である第1のノード(ノードP1)の位置情報については、始端位置の表現形式識別子(この場合は絶対緯度経度)、ノードP1の絶対座標(XY方向の緯度経度、及びノードP1→P2間の絶対方位を有する。また、第2以降のノード(ノードP2、P3、…)の位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0062】
これに対し、図8に示す本実施形態の第1表現形式による形状データ列101は、図7の例と比較して始端である第1のノード(ノードP1)の位置情報表現が異なり、上記のように本線の形状データを参照して位置を特定する表現形式を用いたものである。ノードP1の位置情報として、始端位置の表現形式識別子(この場合は第1表現形式)、参照する形状データ番号、参照する形状データの始端からのノード個数、本線形状の方位との偏角を有する。また、第2以降のノード(ノードP2、P3、…)は図7と同様に、各ノードの位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0063】
支線部などの短い形状データについては、この第1表現形式を用いることによって、対応する本線の形状データを参照した相対表現で始端ノードの位置を表すことができ、始端位置情報のデータ量を大幅に削減することが可能である。
【0064】
次に、上記のような形状データの生成(符号化)、送受信、復元(復号化)、及び表示に関して、装置構成及び動作の一例をより具体的に説明する。図9は本実施形態の車載ナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【0065】
交通情報提供システム対応の車載ナビゲーション装置では、交通情報提供システムのセンター装置から渋滞や事故等の交通情報を事象情報として送信し、この事象情報を車載機で受信して車載機が持っている地図情報との対応付けを行い、自車位置周辺の地図と共に交通情報を表示装置に表示するようになっている。
【0066】
図9に示すように、車載ナビゲーション装置のシステムは、交通情報等の事象情報を道路等の形状データとともに送信するセンター装置に対応する送信側装置30と、前記送信側装置30より伝送された形状データを受信してデジタル地図情報とともに表示する車載機に対応する受信側装置40と、形状データの符号化圧縮時に用いる符号表データを生成する符号表データ生成装置50とを備えている。
【0067】
送信側装置30は、渋滞などを伝える交通情報等の事象情報を入力する事象情報入力部31と、送信側のデジタル地図データを格納するデジタル地図データベース32と、前記事象情報とデジタル地図データとを基に送信用の形状データを抽出する形状データ抽出部33とを備えている。また、符号表データ生成装置50で生成された符号表データを格納する符号表データベース34と、前記符号表データを用いて前記抽出した形状データを符号化して圧縮する形状データ符号化部35と、前記符号化された形状データ及び符号表情報等を送信する情報送信部36とを備えている。
【0068】
受信側装置40は、送信側装置30より送信された形状データ及び符号表情報等を受信する情報受信部41と、復号用の符号表データを格納する符号表データベース42と、前記符号表データを用いて前記受信した形状データを復号化する形状データ復号化部43とを備えている。また、受信側のデジタル地図データを格納するデジタル地図データベース44と、前記デジタル地図データを用いて前記復号化した形状データと自装置のデジタル地図データとの形状マッチングを行うマップマッチング部45とを備えている。さらに、前記マップマッチングの結果に基づき、自装置のデジタル地図上における形状データに関連する事象情報等の位置を液晶モニタ等により表示するデジタル地図表示部46を備えている。
【0069】
符号表データ生成装置50は、過去の交通情報51とデジタル地図データベース52とに基づいて符号化時にデータ圧縮効果の高い符号表データを生成する符号表算出部53を備え、生成された符号表データ54を送信側装置30に送信する機能を有している。
【0070】
上記送信側装置30は、事象情報入力部31から入力された交通情報等の事象情報とデジタル地図データベース32のデジタル地図データとに基づき、形状データ抽出部33により前記事象情報を伝達するための道路等の形状データを抽出する。そして、形状データ符号化部35により形状データの符号化圧縮を行う。このとき、符号表データベース34の符号表データ(ハフマン符号など)を用いて、形状データの偏角統計予測値差分値などを可変長符号化する。その後、符号化した形状データを情報送信部36より送信する。
【0071】
一方、受信側装置40は、情報受信部41で受信した形状データを形状データ復号化部43において復号化する。このとき、形状データとともに送信されてきた符号表情報に基づき符号表データベース42を参照し、可変長符号化された偏角統計予測値差分値などを該当する符号表データを用いて復号する。そして、マップマッチング部45において、デジタル地図データベース44のデジタル地図データを用いて復号化した形状データのマップマッチングを行い、形状データとともに送られてきた事象情報等に関して自装置のデジタル地図データ上での位置を特定する。その後、デジタル地図表示部46において、デジタル地図とともに事象情報等の位置を表示する。
【0072】
ここで、送信側装置30における形状データ符号化部35の動作を詳細に説明する。図10は送信側装置の形状データ符号化部における符号化処理手順を示したフローチャートである。なおここでは、図5及び図6に示したように、支線部に対応する形状データを支線部形状データα、本線に対応する形状データを本線形状データβと呼ぶことにする。
【0073】
形状データ符号化部35は、形状データを受信すると(ステップS11)、本線形状データβの途中に始端が存在する支線部形状データαを抽出する(ステップS12)。ここで、本線形状データβ上に始端が存在する支線部形状データαが複数ある場合は複数の支線部形状データαnを抽出する。次いで、本線形状データβの始端から各支線部形状データαnの始端まで、本線形状データβ上のそれぞれの道なり距離Lnを算出する(ステップS13)。そして、図5の状態から図6の状態のように、本線形状データβを等距離リサンプリングし、可変長符号化圧縮を行う(ステップS14)。
【0074】
次に、リサンプリングされた本線形状データβ上で、本線形状データβ上の始端からの道なり距離が上記Lnよりも短い適当なリサンプリング点(ノード)を検索する(ステップS15)。そして、本線形状データβの始端からのノード個数を用いて、前記検索したノードによって各支線部形状データαnの始端を表現する(ステップS16)。次いで、それぞれの支線部形状データαnの始端を前記本線形状データβ上のノードに変更して始端P1をノード個数により再定義し、支線部形状データαnを補正する(ステップS17)。その後、各支線部形状データαnを等距離リサンプリングし、可変長符号化圧縮を行う(ステップS18)。
【0075】
そして、受信した全形状データについて処理が終了したかを判断し(ステップS19)、終了していない場合はステップS12に戻って上記と同様の処理を繰り返す。全形状データについて処理を終了した場合は、符号化圧縮した形状データを情報送信部36に送出する(ステップS20)。
【0076】
また、受信側装置40における形状データ復号化部43の動作を詳細に説明する。図11は受信側装置の形状データ復号化部における復号化処理手順を示したフローチャートである。
【0077】
形状データ復号化部43は、形状データを受信すると(ステップS21)、本線形状データβの復号化を行う(ステップS22)。次いで、支線部形状データαnの始端P1を、復号化した本線形状データβ及びその始端からのノード個数から特定する(ステップS23)。その後、対応する本線形状データβを参照して支線部形状データαnを復号化する(ステップS24)。
【0078】
そして、受信した全形状データについて処理が終了したかを判断し(ステップS25)、終了していない場合はステップS22に戻って上記と同様の処理を繰り返す。全形状データについて処理を終了した場合は、復号化した形状データをマップマッチング部45に送出する(ステップS26)。
【0079】
このようにして、形状データの符号化及び復号化を行うことにより、上述した本実施形態の表現形式による形状データの生成及び復元が可能であり、送受信する形状データのデータ量を大幅に削減できる。なお、上記の各処理は、形状データ符号化部35及び形状データ復号化部43としてそれぞれ機能させるためのソフトウェアプログラムを、送信側装置30や受信側装置40に設けたプロセッサで実行することによって実現される。
【0080】
次に、本実施形態による形状データの符号化の変形例として、他の表現形式をいくつか示す。まず、図12及び図13を用いて第2表現形式を説明する。
【0081】
この第2表現形式は、図12に示すように1つの本線の形状データ14上に複数の支線部の形状データ15a〜15cの始端が存在する場合に好適である。このような支線部の形状データ15a〜15cを符号化する際に、参照される形状データ(親となる本線の形状データ14)の後ろに前述した第1表現形式の形状データを並べるようにルール化すると、図8における参照する形状データ番号を省略できる。この場合、支線部の形状データ15a〜15cの始端位置情報は次の第2表現形式のように表現できる。
始端位置=[本線の始端からのノード個数]+[本線形状の方位との偏角]…(第2表現形式)
【0082】
図13は始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第2表現形式で表した場合の形状データ列を示した図である。第2表現形式による形状データ列102は、図7に示したものと同様に絶対座標表現による参照する本線の形状データ102aの後ろに、支線部の形状データ102bを配置したものである。支線部の形状データ102bは、始端ノードの位置情報として、始端位置の表現形式識別子(この場合は第2表現形式)、参照する直前の絶対座標表現による形状データの始端からのノード個数、本線形状の方位との偏角を有する。また、2番目以降のノードは参照する形状データ102aと同様に、各ノードの位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0083】
この第2表現形式の形状データは、前述の第1表現形式に比べて、参照する形状データ番号の分の11bitを省略でき、さらにデータ量を削減できる。なお、支線部の形状データ102bが複数ある場合は、参照する本線の形状データ102aの後に複数の支線部の形状データ102bを並べて配置し、始端位置を本線の形状データ102aの始端からのノード個数のみで表現すればよい。
【0084】
また、図12の例のように、ある本線の形状データ14上に始端が存在するものであれば、通常の交差点で交差または接続する他の本線の形状データ16についても、支線部の形状データ15a〜15cと同様に表現することが可能である。すなわち、本実施形態による形状データの表現形式は、インターチェンジの入出路部、連絡路、連結路等の支線部に限らず、ある形状データの途中に始端が存在する他の本線等の形状データについても適用することができる。
【0085】
次いで、図14〜図16を用いて第3表現形式を説明する。この第3表現形式は、図14に示すように右折や左折時の待ち時間(右折コストや左折コスト)を表現する場合に好適である。
【0086】
車載ナビゲーション装置において経路探索を行う場合などに、右折や左折にかかる待ち時間を考慮して最適な経路を抽出することが提案されている。このような経路探索のために、本線の形状データ17に付随して右折コスト18a,18bや左折コスト18cの情報を形状データを用いて提供する場合を考える。
【0087】
ここで、右左折コスト(右左折待ち時間)について説明する。車載ナビゲーション装置の車載機が保有する道路情報である道路ネットワークは、図15(a)に示すように、交差点等に対応する黒丸で示したノード201と、ノード201間を接続する道路等に対応するリンク202とにより構成される。渋滞等の交通情報を考慮した動的経路探索では、図15(b)に示すように、車載機が保有する道路ネットワークのリンク202に交通情報(ここでは渋滞情報)203を重畳し、出発地205から目的地206までのリンクコストを計算する。リンクコストとは、経路計算時に使用する各リンクの重み付けのことであり、一般的には各リンク202を通過するための所要時間が用いられる。ただし、リンクコストには、道路種別(主要幹線道路、高速道路等)の優先順位などの所要時間以外の重み付けを加味することもある。
【0088】
例えば、渋滞部は走行速度が遅くなる。このため、渋滞部では他のリンクに比べて走行速度を低く設定し、該当リンクの通過所要時間(リンクコスト)を大きくする。これにより、渋滞部が最短経路として選ばれにくくなる。このようなリンクコストを用いて経路探索を行うと、例えば図15(c)に示すように渋滞情報203がある渋滞部を避けて出発地205から目的地206までの最短経路207が求められる。
【0089】
しかしながら、実際の道路走行時には、各リンクの通過所要時間の他に、交差点の右左折に要する時間も発生する。これを右左折コストまたは右左折待ち時間と呼ぶ。最近では、プローブカーや画像センサなどのセンサ技術の進歩に伴って、実際の右左折待ち時間が計測できるようになりつつある。この動的に変化する右左折待ち時間を考慮し、右左折コストとしてリンクコストに重畳することで、最短経路をより精度良く計算することができる。例えば図15(d)に示すように、右折待ち渋滞がある場合に右左折コスト204として大きな値を設定する。これにより、図15(e)に示すように、右折待ち渋滞を避けた出発地205から目的地206までの最短経路207aが求められる。
【0090】
図14に示した右折コスト18a,18bや左折コスト18cの発生位置を表現するためには、交差点の分岐直前から分岐直後までの非常に短い区間の形状データによって、交差点位置と曲がる方向とを表現すれば良い。この形状データは、始端ノードから次のノードまでは必ず本線上に載るように位置するため、偏角統計予測値差分(本線形状の方位との偏角)は必要ない。よって、右折コストや左折コストの形状データの始端位置情報は、次の第3表現形式のように表現できる。
始端位置=[本線の始端からのノード個数] …(第3表現形式)
【0091】
図16は始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第3表現形式で表した場合の形状データ列を示した図である。図16(a)に示す第3表現形式による形状データ列103は、図7に示したものと同様に絶対座標表現による参照する本線の形状データ103aの後ろに、右左折コストを表現するための形状データ103bを配置したものである。右左折コストの形状データ103bは、始端ノードの位置情報として、始端位置の表現形式識別子(この場合は第3表現形式)、参照する直前の絶対座標表現による形状データの始端からのノード個数を有する。また、2番目以降のノードは参照する形状データ103aと同様に、各ノードの位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0092】
また、図16(b)に示すように、交通情報の一種である右左折待ち時間情報104として、参照する右左折コストの形状データ番号、右左折待ち時間を設ける。交通情報提供システムのセンター装置等からは、これらの形状データ列103及び右左折待ち時間情報104を経路探索用の情報として送信する。
【0093】
この第3表現形式の形状データは、前述の第1表現形式や第2表現形式に比べて、始端からのノード個数による8bitのみで表現可能であり、右左折コスト等を表す形状データについてさらにデータ量を削減できる。
【0094】
なお、上記第1〜第3表現形式により形状データを表現して符号化する場合は、図10に示した符号化処理及び図11に示した復号化処理を適用することによって実現可能である。
【0095】
次に、図17〜図18を用いて第4表現形式を説明する。この第4表現形式は、図17に示すように交差点に対する上り下りの各道路形状を表現する場合に好適である。
【0096】
道路の交差点21を中心として考えた場合、この交差点21は形状データAの終端=形状データBの始端=形状データC,F,Gの始端=形状データD,E,Hの終端となる。このため、例えば形状データAを参照する基準となる形状データとすると、形状データB〜Hは、次の第4表現形式のように表現できる。
Figure 2004264326
【0097】
図18は始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第4表現形式で表した場合の形状データ列を示した図である。第4表現形式による形状データ列105は、始端ノードの位置情報として、始端位置の表現形式識別子(この場合は第4表現形式)、参照する形状データ番号、参照する形状データの始端・終端の識別、始端ノード→次ノード間の絶対方位を有する。また、2番目以降のノードは第1表現形式等と同様に、各ノードの位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0098】
この第4表現形式の形状データは、参照する形状データ番号(11bit)+始端または終端(1bit)+絶対方位(9bit)の合計21bitで表現でき、絶対緯度経度で表現する場合に比べて始端位置情報のデータ量を大幅に削減できる。
【0099】
また、図19〜図20を用いて第5表現形式を説明する。この第5表現形式は、図19に示すように二条線の交差点に対する上り下りの各道路形状を表現する場合に好適である。
【0100】
二条線の道路の交差点22を中心として考えた場合も、上記第4表現形式を変形させて表現することができる。この場合、二条線の一方の交差点22aに対する他方の交差点22bのオフセット経度ΔX及びオフセット緯度ΔYを用いると、形状データAの終端+(ΔX,ΔY)=形状データB,Gの始端=形状データD,Hの終端となる。よって、例えば形状データAを参照する基準となる形状データとすると、形状データB,D,G,Hは、次の第5表現形式のように表現できる。なお、オフセット経度ΔX及びオフセット緯度ΔYは、大きくても100m程度であり、1m分解能で表現しても正負の識別用の1bitも含めてそれぞれ8bitで表現可能である。
Figure 2004264326
【0101】
図20は始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第5表現形式で表した場合の形状データ列を示した図である。第5表現形式による形状データ列106は、始端ノードの位置情報として、始端位置の表現形式識別子(この場合は第5表現形式)、参照する形状データ番号、参照する形状データの始端・終端の識別、経度方向のオフセット、緯度方向のオフセット、始端ノード→次ノード間の絶対方位を有する。また、2番目以降のノードは第1表現形式等と同様に、各ノードの位置を示す形状の符号化データとして、偏角θまたは偏角統計予測値差分Δθを可変長符号化したビット列を有する。
【0102】
この第5表現形式の形状データは、参照する形状データ番号(11bit)+始端または終端(1bit)+オフセット経度(8bit)+オフセット緯度(8bit)+絶対方位(9bit)の合計37bitで表現でき、絶対緯度経度で表現する場合に比べて始端位置情報のデータ量を削減できる。
【0103】
また、第6表現形式として、上記の第1表現形式を変形して次のように表現することも可能である。
Figure 2004264326
【0104】
このように参照する形状データの始端からのノード個数の代わりに、道なり距離で始端位置を表現するようにしても、同様に形状データの始端位置情報のデータ量を削減できる。
【0105】
なお、始端位置の相対表現の基準は、参照する形状データの始端からのノード個数や距離に限るものではない。上述した各表現形式では、参照する形状データの始端位置を基準点とし、この基準点からのノード個数や距離、あるいはこの基準点自体またはこの基準点からの相対座標などで表した例を主に示している。基準点としては、参照する形状データの始端位置の他に、終端位置を用いても良いし、あるいは形状データ上の特徴となる任意の特徴点(交差点や分岐点等を表す点)などを用いることもできる。例えば、形状データの途中にある交差点や分岐点等の位置に基準点を設けている場合は、この基準点からのノード個数や距離で表現することも可能である。
【0106】
次に、上述した第1〜第6表現形式の全てに対応可能な形状データの符号化及び復号化処理手順を示す。図21は第1〜第6表現形式に適用可能な送信側装置の形状データ符号化部における符号化処理手順を示したフローチャートである。なおここでは、支線部等の始端位置を相対表現で表す圧縮対象の形状データを対象形状データα、本線等の参照する基準となる形状データを参照形状データβと呼ぶことにする。
【0107】
形状データ符号化部は、形状データを受信すると(ステップS31)、始端が参照形状データβの相対位置で表現できる形状データを対象形状データαとして抽出する(ステップS32)。ここで、対象形状データαが複数ある場合は複数の対象形状データαnを抽出する。次いで、対象形状データαnの始端P1を、参照形状データβ上の相対位置で表現する(ステップS33)。そして、参照形状データβを等距離リサンプリングし、可変長符号化圧縮を行う(ステップS34)。
【0108】
次に、リサンプリングされた参照形状データβを用いて、参照形状データβ上のリサンプリングされたノード等によって各対象形状データαnの始端P1の相対位置表現を補正する(ステップS35)。次いで、補正された始端P1を用いてそれぞれの対象形状データαnを補正する(ステップS36)。その後、各対象形状データαnを等距離リサンプリングし、可変長符号化圧縮を行う(ステップS37)。
【0109】
そして、受信した全形状データについて処理が終了したかを判断し(ステップS38)、終了していない場合はステップS32に戻って上記と同様の処理を繰り返す。全形状データについて処理を終了した場合は、符号化圧縮した形状データを情報送信部に送出する(ステップS39)。
【0110】
図22は第1〜第6表現形式に適用可能な受信側装置の形状データ復号化部における復号化処理手順を示したフローチャートである。
【0111】
形状データ復号化部は、形状データを受信すると(ステップS41)、参照形状データβの復号化を行う(ステップS42)。次いで、対象形状データαnの始端P1を、復号化した参照形状データβ及び相対位置から特定する(ステップS43)。その後、対応する参照形状データβを参照して対象形状データαnを復号化する(ステップS44)。
【0112】
そして、受信した全形状データについて処理が終了したかを判断し(ステップS45)、終了していない場合はステップS42に戻って上記と同様の処理を繰り返す。全形状データについて処理を終了した場合は、復号化した形状データをマップマッチング部に送出する(ステップS46)。
【0113】
このようにして、形状データの符号化及び復号化を行うことにより、上述した本実施形態の第1〜第6表現形式による形状データの生成及び復元が可能であり、送受信する形状データのデータ量を大幅に削減できる。
【0114】
上述したように、本実施形態によれば、道路等の形状データを符号化圧縮する際に、他の形状データを参照して始端位置情報を相対表現で表すことによって、ノード数が少なく始端位置情報が占める割合が高くなる支線部等の短い形状データであっても、本線等の形状データを用いて表現でき、始端位置情報のデータ量を大幅に削減することが可能となる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、短い区間の道路等の形状を表す形状情報であっても、高効率に圧縮することができ、さらなるデータ量の削減を図ることができる形状情報符号化方法及び装置、形状情報復号化方法及び装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形状データにおける座標点を特定する距離及び角度について説明する図
【図2】形状データの表現例を示す図であり、(a)、(d)は形状データの全曲率関数表現を示し、(b)、(e)は形状データの偏角表現を示し、(c)、(f)は形状データの偏角の予測値差分表現を示した図
【図3】形状データを等間隔リサンプリングした場合の座標点(ノード)を示す図
【図4】形状データの構成例を示す図
【図5】本発明の実施形態の形状データ符号化方法に係る支線部に相当する短い形状データを含む形状データの一例を示す図
【図6】図5に示した本線及び支線部の形状データをそれぞれ等距離にリサンプリングした場合を示す図
【図7】始端位置情報を絶対座標表現(緯度経度表現)で表した場合の形状データ列を示した図
【図8】始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第1表現形式で表した場合の形状データ列を示した図
【図9】本実施形態の車載ナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図
【図10】本実施形態の送信側装置の形状データ符号化部における符号化処理手順を示したフローチャート
【図11】本実施形態の受信側装置の形状データ復号化部における復号化処理手順を示したフローチャート
【図12】本実施形態の第2表現形式による符号化方法を適用する形状データの一例を示した図
【図13】始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第2表現形式で表した場合の形状データ列を示した図
【図14】本実施形態の第3表現形式による符号化方法を適用する形状データの一例を示した図
【図15】経路探索時に用いる右左折コストを説明する図
【図16】始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第3表現形式で表した場合の形状データ列を示した図
【図17】本実施形態の第4表現形式による符号化方法を適用する形状データの一例を示した図
【図18】始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第4表現形式で表した場合の形状データ列を示した図
【図19】本実施形態の第5表現形式による符号化方法を適用する形状データの一例を示した図
【図20】始端位置情報を本実施形態の符号化方法による第5表現形式で表した場合の形状データ列を示した図
【図21】本実施形態の第1〜第6表現形式に適用可能な送信側装置の形状データ符号化部における符号化処理手順を示したフローチャート
【図22】本実施形態の第1〜第6表現形式に適用可能な受信側装置の形状データ復号化部における復号化処理手順を示したフローチャート
【符号の説明】
11、11a、15a〜15c 支線部の形状データ
12、12a、14、17 本線の形状データ
16 他の本線の形状データ
18a、18b 右折コスト
18c 左折コスト
21、22 交差点
30 送信側装置
31 事象情報入力部
32 デジタル地図データベース
33 形状データ抽出部
34 符号表データベース
35 形状データ符号化部
36 情報送信部
40 受信側装置
41 情報受信部
42 符号表データベース
43 形状データ復号化部
44 デジタル地図データベース
45 マップマッチング部
46 デジタル地図表示部
50 符号表データ生成装置
53 符号表算出部
54 符号表データ
100 絶対座標表現による形状データ列
101 第1表現形式による形状データ列
102 第2表現形式による形状データ列
103 第3表現形式による形状データ列
104 右左折待ち時間情報
105 第4表現形式による形状データ列
106 第5表現形式による形状データ列

Claims (20)

  1. デジタル地図上の位置を特定するための形状情報を符号化する形状情報符号化方法であって、
    前記形状情報に対応する複数のノードからなる座標列について、第1のノードである始端位置に対して第2以降のノードの位置情報を、前記始端位置の位置情報または他のノードの位置情報を用いて相対位置で表現する手順と、
    前記始端位置の位置情報を、他の形状情報を用いた相対位置で表現する手順とを有する形状情報符号化方法。
  2. 前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からのノード数で表現することとした請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  3. 前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からの距離で表現することとした請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  4. 前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点で表現することとした請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  5. 前記始端位置の相対位置を、前記他の形状情報の基準点からの相対座標で表現することとした請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  6. 前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の基準点からのノード数と、前記他の形状情報における方位との偏角とを含むものとする請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  7. 前記相対位置で表現する形状情報を参照する他の形状情報の後ろに配置し、前記始端位置の位置情報として、前記他の形状情報の基準点からのノード数と、前記他の形状情報における方位との偏角とを含むものとする請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  8. 前記始端位置のノードから次のノードへの方位が前記他の形状情報における方位と一致する場合は、前記始端位置の位置情報として、前記他の形状情報における方位との偏角を省略し、前記他の形状情報の基準点からのノード数を少なくとも含むものとする請求項6または7に記載の形状情報符号化方法。
  9. 前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の始端位置または終端位置を示す識別情報と、当該始端位置の絶対方位とを含むものとする請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  10. 前記始端位置の位置情報として、参照する他の形状情報の識別情報と、前記他の形状情報の始端位置または終端位置を示す識別情報と、前記始端位置または終端位置に対する相対位置情報と、当該始端位置の絶対方位とを含むものとする請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  11. 前記他の形状情報の各ノードを等間隔にリサンプリングする手順と、前記始端位置を前記リサンプリングしたノードのいずれかに対応させて補正する手順とを有する請求項1に記載の形状情報符号化方法。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の形状情報符号化方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. デジタル地図上の位置を特定するための形状情報を符号化して送信する送信側装置に用いられる形状情報符号化装置であって、
    前記形状情報に対応する複数のノードからなる座標列について、第1のノードである始端位置に対して第2以降のノードの位置情報を、前記始端位置の位置情報または他のノードの位置情報を用いて相対位置で表現する手段と、
    前記始端位置の位置情報を、他の形状情報を用いた相対位置で表現する手段とを有する符号化部を備えた形状情報符号化装置。
  14. デジタル地図上の位置を特定するための形状情報であり、始端位置の位置情報を他の形状情報を用いた相対位置で表現して符号化された形状情報を復号化する形状情報復号化方法であって、
    前記他の形状情報を復号化する手順と、
    前記復号化した他の形状情報を用いて、前記相対位置で表現された始端位置を特定する手順と、
    前記始端位置の位置情報に基づき、前記相対位置で表現された形状情報を復号化する手順とを有する形状情報復号化方法。
  15. 前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からのノード数により特定することとした請求項14に記載の形状情報復号化方法。
  16. 前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からの距離により特定することとした請求項14に記載の形状情報復号化方法。
  17. 前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点により特定することとした請求項14に記載の形状情報復号化方法。
  18. 前記相対位置で表現された始端位置を、前記他の形状情報の基準点からの相対座標により特定することとした請求項14に記載の形状情報復号化方法。
  19. 請求項14〜18のいずれかに記載の形状情報復号化方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. デジタル地図上の位置を特定するための形状情報であり、始端位置の位置情報を他の形状情報を用いた相対位置で表現して符号化された形状情報を受信して復号化する受信側装置に用いられる形状情報復号化装置であって、
    前記他の形状情報を復号化する手段と、
    前記復号化した他の形状情報を用いて、前記相対位置で表現された始端位置を特定する手段と、
    前記始端位置の位置情報に基づき、前記相対位置で表現された形状情報を復号化する手段とを有する復号化部を備えた形状情報復号化装置。
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