JP2004263911A - 貯湯式給湯装置及びその湯張り制御方法 - Google Patents

貯湯式給湯装置及びその湯張り制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貯湯タンク内の排熱回収が不足時にユーザーの湯張り要求が生じた場合に、省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させるか、湯張り完了を遅らせても省エネルギー性を優先させるかをユーザーに選択させ得るようにする。
【解決手段】ふろ自動SWがONされたとき(S2)、貯湯が十分であれば本体コントローラに信号を送出して貯湯により湯張りし(S3,S4)、貯湯不足でかつ熱電併給装置も非稼働であれば本体コントローラに信号を送出して補助熱源装置作動により湯張りする(S3,S5,S6)。貯湯不足ではあるが熱電併給装置が稼働中であれば、信号送出を保留し、湯張りを解除するか、放置して湯張りを強行するか、熱電併給装置稼働による排熱回収が終了するまで待機して貯湯を用いた湯張りをするかの選択をユーザーに促す(S7)。待機が選択されたらふろ沸き上がり時刻を演算して報知して排熱回収が終了してから湯張りを実行する(S8,S11)。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱電併給装置又は太陽熱集熱装置等の如き外部熱源装置の排熱を利用して加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯を浴槽に給湯(注湯)して湯張りするための貯湯式給湯装置に関し、特に貯湯タンクへの貯湯のための加熱運転途中に湯張り要求指令があった場合の技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の貯湯タンクの貯湯を利用して浴槽への湯張り制御を行うものとして、予約タイマに設定された湯張り時刻までに貯湯タンク内に湯張りに必要な湯を予め加熱して貯湯し終えておくようにする貯湯式給湯装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このものでは、予約タイマに予約された湯張り時刻までに熱電併給装置からの排熱により貯湯タンク内の湯水を設定温度まで予め加熱しておき、湯張り時刻になれば貯湯タンクから浴槽へ湯を供給することが記載されている。
【0003】
また、コジェネレーション設備において、蓄熱量が熱需要を賄い得る状態にあるか否かを表示手段に表示すれば、コジェネレーション設備を効率的かつ経済的に運転し得ることも開示されている(例えば特許文献2参照)。このものでは、コジェネレーション設備において、発電に伴い生じる熱を蓄熱する蓄熱槽の蓄熱量の検出及び熱需要の経時変化データに基づき、蓄熱量が熱需要を賄い得る状態であれば熱使用を促す表示又は節電を促す表示を、賄い得ない状態であれば熱使用の抑制を促す表示,電力使用を促す表示又は賄い得る状態になるまでの予測時間の表示をそれぞれ行うように表示手段を構成する点が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−343159号公報
【特許文献2】
特開2000−088482号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、外部熱源装置(例えば熱電併給装置)の排熱との熱交換により湯水を加熱して貯湯タンクに貯湯するという形態で排熱回収し、この貯湯を給湯に利用するという給湯装置においては、貯湯タンク内がフルに蓄熱された高温の貯湯状態になればそれ以上の加熱運転(排熱回収運転)は行い得ず、貯湯タンク内の湯水が所定温度まで低下した時点で外部熱源装置を再度稼働させて加熱運転が再開されることになる。このため、上記の加熱運転が不能又は加熱運転中で貯湯が不十分な状態での給湯使用に備えて、燃料等のエネルギー消費により加熱する補助熱源装置が一般的に併設されている。
【0006】
そして、ユーザーのリモコン操作に基づいて本体コントローラにより実行される湯張り制御においては、貯湯タンク内に湯張りのために十分な貯湯量があればこの貯湯タンク内の湯水をそのまま浴槽への湯張りに利用する一方、湯張りのための貯湯量(所定温度以上の貯湯量)が不足していれば上記補助熱源装置を強制的に稼働させて貯湯タンク内の湯水を加熱した上で浴槽への湯張りに利用することになる。
【0007】
しかしながら、このような補助熱源装置の運転は排熱回収による省エネルギー化促進の目的に反するものであり、給湯装置利用上の経済性を十分に実現し得ないことになるため、補助熱源装置はできる限り運転させないようにするのが好ましい。
【0008】
ここで、ユーザーの湯張り要求のタイミングも様々である上に、その湯張り要求の度合も様々であると考えられる。つまり、早急に入浴したい場合もあれば、入浴はしたいが急ぎはしないという場合もあると考えられる。このようにユーザーの湯張り要求が様々であるにも拘わらず、湯張りのためのリモコン操作が行われれば、貯湯タンク内の貯湯状態が湯張りに不十分な状態にあると自動的かつ一律に補助熱源装置を稼働させる制御が行われてしまい、ユーザーの省エネルギー化志向に反する結果となる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、貯湯タンク内の貯湯状態が湯張りに不十分なときにユーザーの湯張り要求が生じた場合に、省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させるか、湯張り完了を遅らせても省エネルギー性を優先させるかをユーザーに選択させ得るようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、貯湯式給湯装置の湯張り制御方法に係る発明として、外部熱源装置の稼働により発生する排熱を熱源とする加熱手段と、この加熱手段の加熱運転により内部の湯水が加熱されて貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンク内の貯湯を浴槽に対し注湯して湯張りする注湯回路と、上記貯湯タンク内の貯湯状態を検出する貯湯状態検出手段とを備え、湯張り要求指令の出力を受けて上記注湯回路を用いた湯張り制御を行うようにする場合の湯張り制御方法を対象として次の種々の特定事項を備えるものとした。
【0011】
すなわち、請求項1に係る発明では、まず、ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を受けたとき、上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づいて現在の貯湯状態が湯張りを満たすに十分であるか否かを判定する。次に、不十分であると判定されたとき、ユーザーに対し上記湯張り要求指令に基づく湯張り制御の実行を湯張り可能な貯湯状態になるまで待機した上で開始させるか否かの選択的入力操作を促す報知を行う。そして、ユーザーの選択的入力操作に基づき待機指令の入力を受ければ上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づき湯張り可能な貯湯状態になるまで上記湯張り要求指令の出力を保留するようにした。
【0012】
この請求項1に係る発明の場合、ユーザーが例えば湯張りスイッチのON操作により湯張り要求指令が入力されると、貯湯状態が湯張りを満たすに十分であればそのまま湯張り要求指令が出力されて湯張り制御が開始される一方、不十分であると判定されればその旨及び待機するか否かの選択を促す報知がユーザーに対し行われる。この報知を受けたユーザーは、排熱回収による湯を湯張りに使用するという省エネルギー性を優先させたければ、待機を選択してその選択的入力操作を行うことになる一方、省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させたければ、待機を選択しないことになる。貯湯状態が湯張りに不十分なときに待機が選択されずに湯張りが優先される場合には例えば補助熱源装置による加熱によって湯張りが行われることになる。以上より、ユーザーの省エネルギー志向を加味して、省エネルギー性を優先させるか否かの選択をユーザーに保証することが可能になる。また、待機を選択した場合には湯張り可能な貯湯状態になれば、湯張り要求指令の出力によって引き続いて湯張り制御が自動的に開始されることになる。これにより、湯張り可能な貯湯状態になれば自動的に実行開始される湯張り制御による利便性と、ユーザーの省エネルギー意思とを両立させることが可能になり、省エネルギー性の向上が図られる。
【0013】
なお、上記の「貯湯状態が湯張りを満たすに十分である」とは貯湯タンク内の湯水の量自体ではなくてその湯水の温度と貯湯タンクの容量とで定められる蓄熱量が十分であることであり、浴槽への湯張りに必要な所定温度以上の湯水が必要量以上あるか否かで十分か不十分かが判定されることになる。また、上記の「報知」は例えばリモコンの表示部への表示又は/及び音声アナウンス等により行うことができる。以上の点は以下の発明においても同じである。
【0014】
ここで、上記請求項1の湯張り制御方法においては、選択的入力操作を促す報知を、現在の貯湯状態が湯張りを満たすに不十分であると判定され、かつ、現在加熱運転中であるときに行うようにしてもよい(請求項2)。この場合には、上記の如き省エネルギー性の向上に加え、現在加熱運転中であるためさほど待たなくても湯張り実行開始可能となり、ユーザーにとって使い勝手のよい湯張り制御方法となる。
【0015】
また、上記の請求項1又は請求項2の湯張り制御方法においては、選択的入力操作を促す報知を行う際に、加熱運転の実行により湯張り可能な貯湯状態になるまでの時間値と、湯張り制御の開始から終了までに要する時間値とを現在の時刻に加えて湯張り終了想定時刻を演算し、この湯張り終了想定時刻を併せて報知するようにしてもよい(請求項3)。このように湯張り終了想定時刻をユーザーに報知することにより、ユーザーが待機か実行かの選択をする場合の判断材料をユーザーに与えることが可能になり、より使い勝手のよい湯張り制御方法となる。なお、上記の「選択的入力操作を促す報知を行う際に、……湯張り終了想定時刻を併せて報知する」とは、報知を行う前に湯張り終了想定時刻を演算し選択的入力操作を促す報知と同時に湯張り想定時刻の報知を行う場合と、選択的入力操作による選択入力を受けてから引き続いて湯張り終了想定時刻の報知を行う場合の双方を含む。
【0016】
この請求項3の湯張り制御方法の場合には、上記待機指令の入力を受けた待機中に、ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を再度受けたとき、上記湯張り終了想定時刻を再度報知するようにしてもよい(請求項4)。この場合には、待機中にユーザーが湯張り終了想定時刻を確認したいときには常に知らしめることが可能になり、使い勝手が向上する。
【0017】
以上の請求項1〜請求項4のいずれかの湯張り制御方法においては、上記待機指令の入力を受けたときにはリモコンにより待機中であることを報知するようにし、2以上のリモコンがある場合には待機指令の入力を受けたリモコンから他のリモコンに送信して他のリモコンにおいても待機中であることを報知させるようにする(請求項5)。この場合には、リモコンにより待機中であることが報知されて待機中であることの認識をユーザーに持続させ得る一方、リモコンが複数ある場合であっても全てのリモコンにおいて待機中であることが報知されて上記の待機中であることの認識をより確実に持続させ得ることになる。
【0018】
また、請求項6の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法に係る発明では、まず、ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を受けたとき、上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づいて現在の貯湯状態が湯張りを満たすに十分であるか否かを判定する。次に、不十分であると判定されたとき、ユーザーに対し上記湯張り要求指令をキャンセルして解除するか否かの選択的入力操作を促す報知を行う。そして、ユーザーの選択的入力操作に基づき解除指令の入力を受ければ上記湯張り要求指令をキャンセルするようにした。
【0019】
この請求項6に係る発明の場合、ユーザーが例えば湯張りスイッチをON操作して湯張り要求指令が入力されると、貯湯状態が湯張りを満たすに十分であればそのまま湯張り要求指令が出力されて湯張り制御が開始される一方、不十分であると判定されればその旨及び解除するか否かの選択を促す報知がユーザーに対し行われる。この報知を受けたユーザーは、排熱回収による湯を湯張りに使用するという省エネルギー性を優先させたければ、解除を選択してその選択的入力操作を行うことになる一方、省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させたければ、解除を選択しないことになる。このため、請求項1に係る発明の場合と同様にユーザーの省エネルギー志向を加味して、省エネルギー性を優先させるか否かの選択をユーザーに保証することが可能になる一方、一旦入力した湯張り要求指令をキャンセルすることで省エネルギー性の向上が図られる。
【0020】
一方、貯湯式給湯装置に係る発明としては、外部熱源装置の稼働により発生する排熱を熱源とする加熱手段と、この加熱手段により内部の湯水が加熱されて貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンク内の貯湯を浴槽に対し注湯して湯張りする注湯回路と、上記貯湯タンク内の貯湯状態を検出する貯湯状態検出手段と、湯張り要求指令の出力を受けて上記注湯回路による湯張り運転を制御する湯張り制御手段とを備えた貯湯式給湯装置を対象として次の種々の特定事項を備えるものとした。
【0021】
すなわち、請求項7に係る発明では、上記貯湯状態検出手段からの検出情報を受けて貯湯タンク内の貯湯状態の如何に関する情報を報知する報知手段と、ユーザーによる入力操作を受けてユーザーの湯張りに関する操作意思を実行処理する操作処理手段とを備えることとした。そして、上記操作処理手段として、湯張り要求指令の入力を受け付ける湯張り要求入力部と、この湯張り要求入力部が湯張り要求指令の入力を受け付けたときユーザーによる選択的入力操作をさらに受けてその選択的入力操作に対応する処理を行う選択処理部とを備えたものとする。さらに、上記選択処理部として、上記湯張り要求指令に基づく湯張り制御の実行を湯張り可能な貯湯状態になるまで待機した上で開始させる指令を上記湯張り制御手段に出力する待機処理部を含んで構成することとした。
【0022】
この請求項7に係る発明の場合、請求項1に係る湯張り制御方法におけるユーザーによる選択の機会を保証してその選択に基づく待機及び湯張り制御を具体的に実現し得ることになる。すなわち、ユーザーの湯張り要求の入力操作により湯張り要求入力部が湯張り要求指令を受け付け、さらにユーザーによる選択的入力操作により待機が選択されると選択処理部を構成する待機処理部によって湯張り制御手段に対し指令が出力されて、湯張り可能な貯湯状態になるまで待機した上で湯張り制御が開始されることになる。
【0023】
一方、上記待機処理部による処理の選択をユーザーが選択的入力操作を行わずに放置した場合には、この待機処理部による処理は実行されずに湯張り要求入力部に入力された湯張り要求指令がそのまま湯張り制御手段に出力されて湯張り制御が実行されることになる。この点を明確にすると、上記選択処理部として、ユーザーからの選択的入力操作がないとき湯張り要求指令を湯張り制御手段に対しそのまま出力する構成とすればよいことになる(請求項8)
上記の請求項7又は請求項8の貯湯式給湯装置における選択処理部として、上記湯張り要求指令の入力をキャンセルする解除処理部をさらに備えるようにすることもできる(請求項9)。この場合には請求項6に係る湯張り制御方法をも加味してそれを具体的に実現させ得ることになり、その作用を確実に得られることになる。すなわち、ユーザーによる選択的入力操作により解除が選択されれば、上記解除処理部により既に入力された湯張り要求指令がキャンセルされることになる。
【0024】
また、上記請求項7の貯湯式給湯装置において、上記報知手段による報知処理を行う報知処理手段をさらに備え、上記報知処理手段として、貯湯状態検出手段による検出情報に基づき貯湯状態が湯張りのためには貯湯量不足であると判定され、かつ、上記外部熱源装置が貯湯タンク内の湯水の加熱のために稼働中であれば、選択的入力操作を促す内容の報知を出力するように構成することもできる(請求項10)。この場合には、請求項2に係る湯張り制御方法を実現して、それらの作用を確実に得られることになる。
【0025】
さらに、上記請求項7の貯湯式給湯装置において、ユーザーの選択的入力操作により待機処理部による処理が選択されたとき湯張り終了想定時刻を求め、求めた終了想定時刻についての報知を上記報知手段に対し出力する時間情報処理手段をさらに備えるようにし、上記時間情報処理手段として、上記外部熱源装置の稼働開始時刻に対し過去の加熱運転時の学習により得られた加熱所要時間値又は予め設定された加熱所要時間値を加えて加熱運転終了時刻を割り出し、この加熱運転終了時刻に対し湯張り開始から湯張り終了までの湯張り所要時間値を加えて上記湯張り終了想定時刻を割り出す構成とすることもできる(請求項11)。この場合には、請求項3に係る湯張り制御方法を具体的に実現してその作用を確実に得られることになる。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1〜請求項5のいずれかの貯湯式給湯装置の湯張り制御方法によれば、ユーザーが湯張り要求指令を入力した場合に、貯湯状態が湯張りを満たすに不十分であると判定されたとき、その判定結果の報知を受けて省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させるか、あるいは、ユーザーの省エネルギー志向を加味して省エネルギー性を優先させるかの選択の機会をユーザーに与えることができる。これにより、ユーザーが湯張り要求指令を入力すれば貯湯状態の如何に拘わらず画一的に湯張り制御を開始する場合の省エネルギー性を招く事態の発生を回避して、省エネルギー性の向上を図ることができる。しかも、待機を選択すれば湯張り可能な貯湯状態になった段階で引き続いて湯張り制御が自動的に開始されて湯張りを自動的に行わすことができるため、湯張り可能な貯湯状態になれば自動的に実行開始される湯張り制御による利便性と、ユーザーの省エネルギー意思とを両立させることができることになる。
【0027】
特に、請求項2によれば、上記の如き省エネルギー性の向上に加え、現在加熱運転中であるため、待機又は解除を選択したとしても、さほど待たなくても湯張り実行開始可能となり、ユーザーにとって使い勝手のよい湯張り制御方法となる。
【0028】
請求項3によれば、湯張り終了想定時刻をユーザーに報知することにより、ユーザーが待機か実行か、あるいは、解除か実行かの選択をする場合の判断材料をユーザーに与えることができ、より使い勝手のよい湯張り制御方法となる。
【0029】
請求項4によれば、待機中にユーザーが湯張り終了想定時刻を確認したいときには常に知らしめることができ、使い勝手のより向上を図ることができる。
【0030】
請求項5によれば、リモコンにより待機中であることが報知されて待機中であることの認識をユーザーに持続させることができる一方、リモコンが複数ある場合であっても全てのリモコンにおいて待機中であることが報知されて上記の待機中であることの認識をより確実に持続させることができる。
【0031】
また、請求項6の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法によれば、ユーザーが湯張り要求指令を入力した場合に、貯湯状態が湯張りを満たすに不十分であると判定されたとき、その判定結果の報知を受けて省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させるか、あるいは、省エネルギー性を優先させてキャンセルするかの選択の機会をユーザーに与えることができる。これにより、ユーザーが湯張り要求指令を入力すれば貯湯状態の如何に拘わらず画一的に湯張り制御を開始する場合の省エネルギー性を招く事態の発生を回避して、省エネルギー性の向上を図ることができる。つまり、解除の選択的入力操作を行うことにより、ユーザー自身の選択で排熱回収以外の他のエネルギー消費に基づく湯張りを回避することができ、省エネルギー性の向上を図ることができる。
【0032】
一方、請求項7〜請求項11のいずれかの貯湯式給湯装置によれば、請求項1に係る湯張り制御方法におけるユーザーによる選択の機会を保証してその選択に基づく待機及び待機選択時の湯張り制御を具体的に実現することができ、その効果を得ることができる。
【0033】
特に請求項8によれば、ユーザーが省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先させたい場合の制御構成を明確にすることができる。
【0034】
請求項9によれば、請求項6に係る湯張り制御方法をも加味してそれを具体的に実現することができ、その効果を確実に得ることができる。
【0035】
また、請求項10によれば、請求項2に係る湯張り制御方法を実現することができ、それらの効果を確実に得ることができる。
【0036】
さらに、請求項11によれば、請求項3に係る湯張り制御方法を具体的に実現することができ、その効果を確実に得ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0038】
図1は、本発明の実施形態に係る貯湯式給湯装置を適用したコジェネレーションシステムを示す。このコジェネレーションシステムは、外部熱源装置としての熱電併給装置(例えば発電機駆動用ガスエンジン又は燃料電池等)1の排熱を加熱手段2の熱源として利用し、貯湯タンク3内の湯水を循環加熱回路4を通して上記加熱手段2により加熱して貯湯タンク3内に貯湯するものである。つまり、例えばガスエンジン1の冷却水を排熱媒体としてその排熱を貯湯の形で貯湯タンク3に蓄熱するものである。そして、上記貯湯タンク3に貯湯した湯水を給湯カラン5への給湯や、後述の注湯回路12を通して浴槽6への湯張り用の注湯として利用したり、あるいは、上記加熱手段2等により加熱された湯水を温水暖房回路7及び追焚回路8の加熱用熱源として利用するものである。以下に熱電併給装置1としてガスエンジンを用いた場合の本コジェネレーションシステムについてその詳細を説明する。
【0039】
上記加熱手段2は熱電併給装置1の冷却水を排熱媒体として利用し、この排熱媒体である冷却水をヒータ21、排熱熱交換器22及び冷却水循環ポンプ23を介装した排熱循環回路24を通して熱電併給装置1と上記排熱熱交換器22との間を循環させるようになっている。上記ヒータ21は熱電併給装置1の運転により発電される電力が消費電力との関係で余剰となった場合にその余剰電力を利用して排熱熱交換器22に供給される冷却水をさらに昇温させるものであり、上記排熱熱交換器22は液−液熱交換器により構成されたものである。この加熱手段2においては、熱電併給装置1を運転させると、同時に冷却水循環ポンプ23も作動され、熱電併給装置1から吸熱して昇温した冷却水がヒータ21を通して排熱熱交換器22に供給され、この排熱熱交換器22において上記循環加熱回路4の湯水を熱交換加熱することにより冷却された冷却水が再び熱電併給装置1に戻されて熱電併給装置1の冷却を行い再び吸熱するようになっている。
【0040】
上記貯湯タンク3はその下部に接続された給水路9を通して水道水が水道圧等に基づき供給されて満水状態に維持されるようになっている。つまり、給湯カラン5が開かれて給湯路10を通して給湯されたり、上記の注湯回路12を通して浴槽6に湯張りされたりなどして貯湯タンク3内の湯水が減ったときに、その減った分だけ給水路9から給水されるようになっている。なお、図1中の符号91,91は給水路9及び後述の分岐給水路9aに介装された逆止弁であり、92は給水温度センサである。
【0041】
上記貯湯タンク3には上下方向に互いに離れた複数の検出位置で内部の湯水温度を検出するための複数の温度センサ31〜35(図1には5つの温度センサを例示)が配設されている。なお、この温度センサ31〜35による湯水温度の検出は湯水温度を直接に検出しても、タンク外壁温度の検出により間接的に検出しても、いずれでもよい。図1の例示の場合、第1温度センサ31が最上部位置、第2温度センサ32がその下方位置である上部位置、第3温度センサ33が中部位置、第4温度センサ34が下部位置、第5温度センサ35が最下部位置での各位置における湯水温度を検出するようになっている。これらの温度センサ31〜35による湯水温度の検出と、各温度センサ31〜35の各設置位置を境界とする貯湯タンク3内の各槽毎の予め設定された容量値とに基づいて貯湯タンク3内の貯湯状態、つまり蓄熱量が検出されるようになっており、上記温度センサ31〜35が貯湯状態検出手段を構成する。
【0042】
上記循環加熱回路4は上流端41が貯湯タンク3の下部に接続され、下流端42が貯湯タンク3の上部に接続されたものである。上記循環加熱回路4は、途中に介装されたタンク水循環ポンプ43の作動により、貯湯タンク3の下部から取り出した湯水を上記排熱熱交換器22、補助熱源装置11及びタンク水比例弁44を通して貯湯タンク3の上部に戻すようになっている。この循環加熱回路4の運転(タンク水循環ポンプ43の作動)が開始されると、加熱手段2が運転されていれば上記排熱熱交換器22における熱交換加熱により、又は、補助熱源装置11が運転されていればその燃焼バーナ111の燃焼熱を受けた熱交換器112における熱交換加熱により、貯湯タンク3の下部の湯水が加熱され、所定の目標温度まで加熱された湯水が貯湯タンク3の上部に順に戻されて貯湯タンク3内に上下方向に温度成層を形成しつつ貯湯されることになる。
【0043】
なお、上記補助熱源装置11は例えば通常のガス給湯器と同様構成のものが用いられ、加熱手段2による加熱が不能もしくは不足時に後述の本体コントローラ15により作動されて循環加熱回路4内の湯水に対する加熱を補助するものである。つまり、上記補助熱源装置11は加熱手段2に対し副加熱手段又は補助加熱手段を構成するものであり、排熱回収による省エネルギーを企図した加熱手段2に対し燃料等のエネルギー消費により積極的に加熱する加熱手段を構成するものである。
【0044】
上記循環加熱回路4のタンク水比例弁44と下流端42との間から上記給湯路10が分岐し、この給湯路10は、給水路9の上流側から分岐した分岐給水路9aからの水を所定の混合比で混合する混水器101と、出湯水比例弁102と、給湯流量センサ103とを介して下流端が給湯カラン5に接続されている。そして、給湯カラン5を開けば貯湯タンク3の上部から高温の湯水が上記給湯路10を通して給湯されるようになっており、この給湯の際に上記混水器101による混水制御を受けて給湯カラン5からの出湯が後述のリモコン16aに入力設定された設定給湯温度になるように温調されるようになっている。
【0045】
一方、上記給湯路10の給湯流量センサ103の下流側位置から注湯回路12が分岐し、この注湯回路12は注湯流量センサ121と、注湯電磁弁122と、二段配置の逆止弁123とを介して下流端が追焚回路8のいずれか(図例では追焚循環ポンプ81の上流側)に連通接続されている。
【0046】
また、上記循環加熱回路4の補助熱源装置11とタンク水比例弁44との間から二次循環回路13の上流端131が分岐し、この二次循環回路13は加熱手段2又は補助熱源装置11により加熱された湯水を二次加熱手段14に加熱用熱源として供給した後、その下流端132が上記循環加熱回路4の上流端41とタンク水循環ポンプ43との間に合流するように接続されている。
【0047】
上記二次加熱手段14は温水暖房回路7が通過する暖房熱交換器141と、追焚回路8が通過する追焚熱交換器142とを備えており、上記二次循環回路13に上流端131から流入した湯水は途中で分岐して一方が上記暖房熱交換器141に、他方が上記追焚熱交換器142に加熱用熱源として供給された後、暖房出口電磁弁133又は追焚出口電磁弁134を介して合流されて下流端132に至るようになっている。
【0048】
一方、上記温水暖房回路7は暖房循環ポンプ71の作動により閉回路内の温水を上記暖房熱交換器141と暖房端末(例えば床暖房器等)72との間に循環させ、上記追焚回路8は追焚循環ポンプ81の作動により浴槽6内の湯水を追焚熱交換器142との間に循環させるようになっている。なお、図1中の符号82は浴槽6内の湯水の温度を検出するふろ温度センサ、83は圧力検出により浴槽6内の湯水の水位を検出する水位センサである。
【0049】
以上の構成のコジェネレーションシステムは、リモコン16a,16bのスイッチ操作により入力されるユーザーからの要求指令や、予め搭載された所定のプログラム及び回路基板等による自動制御指令を受けて、本体コントローラ15により加熱運転、給湯運転、湯張り運転、暖房運転及び追焚運転等の種々の運転に係る制御が行われるようになっている。上記リモコン16aは給湯カラン5の設置場所(例えば台所)の近傍に、リモコン16bは浴槽6が設置された浴室の近傍にそれぞれ設置されるものであり、これらリモコン16a,16bはCPU、後述の記憶部161及び表示部162等を備え有線又は無線により本体コントローラ15と双方向通信可能に接続されている。このようなリモコン16a,16bにより報知手段や操作処理手段が構成されている。以下の湯張り制御の説明ではユーザーが浴室近傍に設置されたリモコン16bを用いて湯張り要求指令の入力操作を行う場合を想定し、リモコン16bを対象にその構成を説明するが、他のリモコン16aも同様構成を備えている。
【0050】
加熱運転を行う加熱制御は、加熱制御部151(図2参照)により実行され、上記暖房出口電磁弁133及び追焚出口電磁弁134を共に閉じた状態で、熱電併給装置1を起動させ、冷却水循環ポンプ23及びタンク水循環ポンプ43を作動させることにより行われる。すると、熱電併給装置1の稼働に伴い高温に昇温された冷却水がヒータ21を通過して排熱熱交換器22に供給されることになり、その一方、この排熱熱交換器22には貯湯タンク3の下部から取り出された湯水が供給され、この湯水が液−液熱交換により加熱されて貯湯タンク3の上部に戻されることになる。この際、タンク水比例弁44の開度調整による流量調整によって、貯湯タンク3の上部に戻される湯水温度が目標温度(例えば70℃)まで加熱されるようにしている。
【0051】
そして、貯湯タンク3の上部から順に目標温度の湯水で満たされ、最下層の第5温度センサ35が所定の上限温度(例えば55℃)以上の湯水温度を検出すると、加熱運転を強制的に停止するようになっている。すなわち、排熱熱交換器22に供給される冷却水は熱交換加熱により冷却されて熱電併給装置1の冷却のために戻されるが、熱交換加熱を受ける貯湯タンク3の下部の湯水温度が上記冷却水をもはや冷却し得ない温度になれば熱電併給装置1の冷却機能を確保し得なくなるため、加熱運転を停止し熱電併給装置1の稼働も停止させるようになっている。この加熱運転の停止時には貯湯タンク3の最下層部分を除き上側は上記目標温度の湯水が貯湯されてフルに蓄熱された貯湯状態となる。
【0052】
また、このような加熱運転の実行時には、本体コントローラ15に内蔵の電子時計から熱電併給装置1の稼働開始時刻(加熱運転開始時刻)を稼働時間学習部152(図2参照)に出力する一方、リモコン16bに上記稼働開始時刻を送信するようにしている。そして、加熱運転の終了時には上記稼働時間学習部152に対し稼働終了時刻(加熱運転終了時刻)を上記と同様に出力し、稼働時間学習部152において上記稼働終了時刻と稼働開始時刻との差分として貯湯タンク3の加熱(蓄熱)に要する稼働時間を学習する一方、上記加熱運転実行時に際してはこの稼働時間学習部152から前回までの学習により更新された稼働時間の学習値を上記稼働開始時刻と共にリモコン16bに対し送信するようにしている。なお、リモコン16bにおける処理については後述する。
【0053】
給湯運転を行う給湯制御は、ユーザーがリモコン16aに給湯温度を入力設定すれば、この給湯温度の湯水が給湯カラン5から出湯されるように混水器101による混水制御を行い、これにより、貯湯タンク3の上部から水道圧に基づき取り出される湯水に対し所定の混合比で混水して温度調整した上で給湯カラン5に給湯するようになっている。
【0054】
湯張り運転を行う湯張り制御は、湯張り要求指令の出力を受けて湯張り制御手段としての湯張り制御部153(図2参照)により実行される。そして、湯張り制御部153は温度センサ31〜35からの検出情報に基づき貯湯タンク3内の貯湯量(蓄熱量)が湯張りに十分であるか不足(不十分)であるかを判定する判定部154を備えており、この判定部154により十分と判定された場合には、上記暖房出口電磁弁133及び追焚出口電磁弁134を共に閉じタンク水比例弁44を閉じた状態で、注湯回路12の注湯電磁弁122を開く。すると、給湯と同様に貯湯タンク3の上部から水道圧に基づき湯水が給湯路10に取り出され、次いで注湯回路12に流れ込み、追焚循環回路8を通して浴槽6に落とし込まれ湯張りされる。一方、湯張り要求指令の出力を受けても、貯湯タンク3内の貯湯量が湯張りには不足であると判定された場合には、タンク水循環ポンプ43及び補助熱源装置11を作動させ、補助熱源装置11により強制的に加熱しつつ上記給湯路1、注湯回路12及び追焚循環回路8を通して浴槽6に注湯して湯張りすることになる。以上の湯張りの際にもリモコン16bに入力設定されたふろ設定温度に応じて上記混水器101による混水制御が併用される。そして、水位センサ83による水位検出又は注湯流量センサ121による注湯量の積算により浴槽6に所定の設定水位まで湯張りされたことことが検出されると、湯張り制御は終了する。なお、ユーザーの入力操作によりリモコン16bに湯張り要求指令が入力された際の制御については後述する。
【0055】
暖房運転を行う暖房制御は、ユーザーによるリモコン操作によって暖房要求指令が出力されると、タンク水比例弁44を閉じ、暖房出口電磁弁133を開けた状態で温水暖房回路7の暖房循環ポンプ71を作動させ、上記の加熱制御と同様に熱電併給装置1を起動させ、冷却水循環ポンプ23及びタンク水循環ポンプ43を作動させることにより行われる。すると、循環加熱回路4で加熱された湯水が二次循環回路13にその上流端131から流入し、その湯水が暖房熱交換器141及び暖房出口電磁弁133を通過した後、その下流端132から再び循環加熱回路4に戻されて加熱手段2により再び加熱される一方、温水暖房回路7内の温水が暖房熱交換器141において加熱されつつ暖房端末72に循環供給されることになる。
【0056】
追焚運転を行う追焚制御は、ユーザーによるリモコン16bの操作によって追焚要求指令が出力されると、タンク水比例弁44を閉じ、追焚出口電磁弁134を開けた状態で追焚回路8の追焚循環ポンプ81を作動させ、上記の加熱運転制御と同様に熱電併給装置1を起動させ、冷却水循環ポンプ23及びタンク水循環ポンプ43を作動させることにより行われる。すると、循環加熱回路4で加熱された湯水が二次循環回路13にその上流端131から流入し、その湯水が追焚熱交換器142及び追焚出口電磁弁134を通過した後、その下流端132から再び循環加熱回路4に戻されて加熱手段2により再び加熱される一方、追焚回路8内の浴槽6内の湯水が追焚熱交換器142により加熱されつつ浴槽6に戻されてふろ温度センサ82により設定ふろ温度が検出されるまで追い焚きされることになる。
【0057】
次に、ユーザーがリモコン16bのふろ自動スイッチ(図4参照)163aをON操作することにより湯張り要求指令を入力した場合の制御について詳細に説明すると、上記リモコン16bは図2に示すように記憶部161、報知手段を構成する表示部162、及び、上記のふろ自動スイッチ163a等の入力操作用の各種スイッチ163を備える他、操作処理手段164、報知処理手段165及び時間情報処理手段166を備えている。上記操作処理手段164は、処理機能により分けると湯張り要求入力部164aと選択処理部164bとから構成され、選択処理部164bは待機処理部164c及び解除処理部164dを備えている。なお、上記ふろ自動スイッチ163aは、浴槽6への湯張りと、ふろ設定温度までの沸き上げ及びそのふろ設定温度維持のための追い焚きとを自動制御で行わせるための操作スイッチであるが、このふろ自動スイッチ163aの代わりに湯張りスイッチが上記リモコン16bに設けられている場合には、この湯張りスイッチにより湯張り要求指令が入力されることになる。
【0058】
以下、図3に示すフローチャートを参照しつつ上記操作処理手段164等の処理について説明する。まず本体コントローラ15から送信される熱電併給装置1の稼働開始時刻と、学習値である稼働時間値とを時間処理手段166が受けて記憶部161に記憶し(ステップS1)、ふろ自動スイッチ163aがONされたか否かを判定する(ステップS2)。ふろ自動スイッチ163aがONされた場合にはそのONにより入力される湯張り要求指令を湯張り要求入力部164aが受け付け(ステップS2でYES)、次に判定部154から一定時間毎に定期的に送信される貯湯状態の判定結果に基づき現在の貯湯タンク3が湯張りのために貯湯量不足か否かを判定する(ステップS3)。湯張りに十分な貯湯量があれば、湯張り要求入力部164aは本体コントローラ15の湯張り制御部153に対しふろ自動信号(湯張り要求指令)を出力(送出)する(ステップS3でNO、ステップS4)。この場合には、上記湯張り制御部153により貯湯タンク3内の貯湯を用いた湯張り制御が実行される。
【0059】
一方、上記ステップS3で貯湯量不足であると判定された場合には(ステップS3でYES)、さらに本体コントローラ15の加熱制御部151からの情報に基づいて熱電併給装置1が稼働中であるか否かを判定し(ステップS5)、熱電併給装置1が稼働中でなければ、すなわち、加熱運転中でなければ、湯張り要求入力部164aから本体コントローラ15の湯張り制御部153にふろ自動信号を出力する(ステップS5でNO、ステップS6)。この場合には、上記湯張り制御部153により補助熱源装置11が作動されて補助熱源装置11により加熱しつつ湯張りする湯張り制御が実行される。
【0060】
上記ステップS5で熱電併給装置1が稼働中(加熱運転中)であれば(ステップS5でYES)、選択処理部164bによるユーザー選択処理を実行する(ステップS7)。このユーザー選択処理を行うのは、貯湯量不足ではあるものの、現在加熱運転が行われている最中であれば、あとしばらく待てば貯湯量不足が解消されて、補助熱源装置11を作動させなくても排熱回収による貯湯のみで湯張りが可能となるため、ユーザーに省エネルギー性を優先させるか否かの選択の機会を与えるためである。すなわち、リモコン16bにその旨の報知と、さらなる選択的入力操作を促す報知とを報知処理手段165により行う。この報知は、例えば図4(a)に示すように表示部162に対し、例えば「もうしばらくするとお湯がお得です」と表示し、待機するか解除するかの選択的入力操作を促すために入力操作用の第1入力スイッチ163bの横に「待機」を、第2入力スイッチ163cの横に「解除」をそれぞれ表示することにより行う。もちろん、このような表示と共に、あるいは、表示に代えて、音声アナウンスにより上記報知を行うようにしてもよい(以下の報知も同じ)。
【0061】
次に、ユーザーによる選択的入力操作に基づく入力が何であるかを判定し(ステップS8)、その選択的入力操作により選択された内容に応じた処理を行う。すなわち、一旦入力した湯張り要求をキャンセルすることをユーザーが選択して第2入力スイッチ163cをON操作した場合には、ステップS2でON操作されたふろ自動スイッチ163aを解除処理部164dにより強制的にOFFにする(ステップS9)。また、第1入力スイッチ163bも第2入力スイッチ163cもいずれもON操作せずに所定時間経過(例えば10〜20sec)するまで放置するという選択をした場合には、省エネルギー性を犠牲にしても湯張りを優先したいというユーザーの意思の表れと判断してステップS6と同様に本体コントローラ15の湯張り制御部153にふろ自動信号を出力して補助熱源装置11を用いた湯張り制御を実行させる(ステップS10)。
【0062】
一方、第1入力スイッチ163bがユーザーによりON操作されて待機が選択された場合には、待機処理部164cにより待機中であることを報知するためにふろ自動スイッチ163aの横にあるLED163dを点滅させる一方、時間情報処理手段166においてふろ沸き上がり想定時刻の演算を行い、演算されたふろ沸き上がり想定時刻を表示部162に表示することにより報知する(ステップS11)。例えば図4(b)に示すように上記ふろ沸き上がり想定時刻が12時30分であれば、「12時30分に沸き上がります」というように表示する。そして、上記待機処理部164cにおいて、現在実行されている加熱運転により貯湯タンク3内の貯湯量不足が解消して湯張りに十分な貯湯量になったと判定されれば、湯張り要求指令を湯張り制御部153に出力して、貯湯タンク3内の貯湯を用いた湯張り制御を開始する。つまり、湯張り制御の開始を貯湯タンク3内の貯湯量が湯張り可能になるまで待機させて遅延させる。
【0063】
上記のふろ沸き上がり想定時刻の演算は次のようにして行われる。すなわち、本体コントローラ15から送信されて記憶部161に記憶されている稼働開始時刻及び稼働時間の学習値を用い、今回の稼働開始時刻に稼働時間の学習値を加えて稼働(加熱運転)が終了して湯張り制御が開始可能になる開始可能時刻を求める。そして、開始可能時刻に対しふろ自動処理に要するふろ自動必要時間値を加えることにより、ふろ沸き上がり想定時刻を得る。上記ふろ自動必要時間値は、浴槽6に対する湯張りに必要な湯水量を注湯回路12を用いて湯張りし湯張りした湯水をふろ設定温度まで追い焚きし終わるまでに要する時間値のことである。従って、注湯するだけで浴槽6にふろ設定温度の湯張りが完了する場合には、上記湯張りに要する時間値がふろ自動必要時間値と等しくなり、湯張り終了想定時刻がふろ沸き上がり想定時刻となる。
【0064】
ここで、上記のふろ自動必要時間値は、ふろ水位設定値、浴槽6内の残水量検出値、貯湯タンク内の貯湯量、各温度センサ31〜35による検出情報等に基づいて演算により求めるようにしてもよいが、予め試験等により割り出して設定した固定時間値を用いるようにしてもよい。このような固定時間値を上記ふろ自動必要時間値として用いる場合には、季節変化による気温変動に起因して湯張り時の放熱度合が変化するため、例えば冬季には夏季に比べて長くするというようにカレンダ機能から割り出される季節に応じて上記固定時間値に増減を加えた時間値を用いるようにしてもよい。また、上記の開始可能時刻は、稼働開始時刻に対し稼働時間の学習値をそのまま加えるようにしても、稼働時間の学習値の例えば50%〜75%の時間値を加えるようにしてもよい。
【0065】
なお、上記時間情報処理部166によるふろ沸き上がり想定時刻の演算及びその報知という処理(ステップS11)に代えて、湯張り終了想定時刻の演算及びその報知という処理に置き換えてもよい。ユーザーにとっては入浴可能となる時刻の目安が分かればよいからである。この場合には、上記の演算手順において、ふろ自動必要時間値に代えて、注湯回路8を用いた湯張りに要する湯張り必要時間値を用いるようにすればよい。
【0066】
以上によれば、貯湯タンク3内の排熱回収に基づく貯湯量が湯張りに不足している場合には、湯張り要求指令を入力したユーザーに対し、排熱回収に基づく省エネルギーを犠牲にしても湯張りを優先させるか(放置)、省エネルギー性を最優先して湯張り要求指令をキャンセルするか(解除選択)、省エネルギーを優先しつつ自動制御による湯張りを実行させるか(待機選択)の選択の機会を与えることができる。これにより、湯張り要求指令がユーザーにより入力されれば、貯湯タンク3内の排熱回収の状況がどのような状態であっても、つまり湯張り実行には貯湯量不足で補助熱源装置による加熱を必要とする状態であっても、画一的に湯張りを実行してしまうという省エネルギー性に反する事態の発生を回避することができる。その一方、ユーザー側の事情に応じて湯張りに対するユーザーの操作意思を確実に湯張り制御に反映させることができる。
【0067】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、浴室近傍に設置されたリモコン16bに対しユーザーが湯張り要求指令の入力操作を行なった場合を想定して、選択処理部164bによる表示部162を用いた各種報知や、待機をユーザーが選択した場合の待機中であることの報知(LED163dの点滅)を上記リモコン16bに対し行う場合を説明したが、これに限らず、他の台所等に設置されているリモコン16aに対してもリモコン16bと同様に報知を行うようにしてもよい。この場合には、複数のリモコン16a,16bを双方向通信可能に接続し、ユーザーによる湯張り要求指令が入力操作の行われたリモコン16bにより演算されたふろ沸き上がり想定時刻(湯張り終了想定時刻)や、待機が選択された場合に現在待機中であることを表す信号をリモコン16bからリモコンaに送信し、リモコン16aの表示部に上記ふろ沸き上がり想定時刻を表示したり、リモコン16aのLEDを点滅させて待機中であることを報知させたりするようにしてもよい。これにより、待機を選択して現在待機中であることの認識をユーザーに持続させることができる一方、それを知らない他のユーザーにも認知させて誤入力操作を回避させることができる。
【0068】
具体例を示すと、図5のフローチャートに示すように、ステップS8でユーザーによる第1入力スイッチ163bのON操作により待機が選択された場合には、図3のステップS11と同様の処理を行った後に、ステップS12で他のリモコン16aに対し待機選択信号を送出してリモコン16aにおいても上述のふろ沸き上がり想定時刻の表示やLEDの点滅を行わす待機中報知処理を行えばよい。
【0069】
また、ユーザーにより待機が選択されてリモコン16b及び/又はリモコン16aにふろ沸き上がり想定時刻を表示し、表示された状態で一定時間が経過すると、表示部162の表示画面がユーザーにより設定された給湯温度を表示するデフォルト画面(例えば図6参照)に戻るような仕様にしている場合には、ユーザーによるスイッチ操作(例えばふろ自動スイッチ163a)を受けると再度図4(b)に示すようなふろ沸き上がり想定時刻の表示(報知)に切換えて一定時間持続させるようにしてもよい。これにより、ユーザーは容易に確認することができる。
【0070】
上記実施形態では、貯湯状態検出手段として、貯湯タンク3の上下方向に5つの温度センサ31〜35を配置した場合を示したが、少なくとも上部と下部との2つ以上配置されていればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す模式図である。
【図2】湯張りに係る制御部分のブロック構成図である。
【図3】湯張り要求指令が入力された際のリモコン側での処理を示すフローチャートである。
【図4】リモコンの例を示し、図4(a)はユーザーに選択を促す表示がなされた状態を、図4(b)はふろ沸き上がり時刻の表示がなされた状態をそれぞれ示した正面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図3対応図である。
【図6】デフォルト画面が表示されたリモコンの例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 熱電併給装置(外部熱源装置)
2 加熱手段
3 貯湯タンク
12 注湯回路
14 本体コントローラ(湯張り制御手段)
16a,16b リモコン(報知手段、操作処理手段)
31〜35 温度センサ(貯湯状態検出手段)
164 操作処理手段
164a 湯張り要求入力部
164b 選択処理部
164c 待機処理部
164d 解除処理部
165 報知処理手段
166 時間情報処理手段

Claims (11)

  1. 外部熱源装置の稼働により発生する排熱を熱源とする加熱手段と、この加熱手段の加熱運転により内部の湯水が加熱されて貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンク内の貯湯を浴槽に対し注湯して湯張りする注湯回路と、上記貯湯タンク内の貯湯状態を検出する貯湯状態検出手段とを備え、湯張り要求指令の出力を受けて上記注湯回路を用いた湯張り制御を行うようにする貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を受けたとき、上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づいて現在の貯湯状態が湯張りを満たすに十分であるか否かを判定し、
    不十分であると判定されたとき、ユーザーに対し上記湯張り要求指令に基づく湯張り制御の実行を湯張り可能な貯湯状態になるまで待機した上で開始させるか否かの選択的入力操作を促す報知を行い、
    ユーザーの選択的入力操作に基づき待機指令の入力を受ければ上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づき湯張り可能な貯湯状態になるまで上記湯張り要求指令の出力を保留するようにする
    ことを特徴とする貯湯式給湯装置の湯張り制御方法。
  2. 請求項1に記載の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    選択的入力操作を促す報知を、現在の貯湯状態が湯張りを満たすに不十分であると判定され、かつ、現在加熱運転中であるときに行うようにする、貯湯式給湯装置の湯張り制御方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    選択的入力操作を促す報知を行う際に、加熱運転の実行により湯張り可能な貯湯状態になるまでの時間値と、湯張り制御の開始から終了までに要する時間値とを現在の時刻に加えて湯張り終了想定時刻を演算し、この湯張り終了想定時刻を併せて報知するようにする、貯湯式給湯装置の湯張り制御方法。
  4. 請求項3に記載の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    上記待機指令の入力を受けた待機中に、ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を再度受けたとき、上記湯張り終了想定時刻を再度報知するようにする、貯湯式給湯装置の湯張り制御手段。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    上記待機指令の入力を受けたときにはリモコンにより待機中であることを報知するようにし、2以上のリモコンがある場合には待機指令の入力を受けたリモコンから他のリモコンに送信して他のリモコンにおいても待機中であることを報知させるようにする、貯湯式給湯装置の湯張り制御方法。
  6. 外部熱源装置の稼働により発生する排熱を熱源とする加熱手段と、この加熱手段の加熱運転により内部の湯水が加熱されて貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンク内の貯湯を浴槽に対し注湯して湯張りする注湯回路と、上記貯湯タンク内の貯湯状態を検出する貯湯状態検出手段とを備え、湯張り要求指令の出力を受けて上記注湯回路を用いた湯張り制御を行うようにする貯湯式給湯装置の湯張り制御方法であって、
    ユーザーの入力操作に基づき湯張り要求指令の入力を受けたとき、上記貯湯状態検出手段からの検出情報に基づいて現在の貯湯状態が湯張りを満たすに十分であるか否かを判定し、
    不十分であると判定されたとき、ユーザーに対し上記湯張り要求指令をキャンセルして解除するか否かの選択的入力操作を促す報知を行い、
    ユーザーの選択的入力操作に基づき解除指令の入力を受ければ上記湯張り要求指令をキャンセルするようにする
    ことを特徴とする貯湯式給湯装置の湯張り制御方法。
  7. 外部熱源装置の稼働により発生する排熱を熱源とする加熱手段と、この加熱手段により内部の湯水が加熱されて貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンク内の貯湯を浴槽に対し注湯して湯張りする注湯回路と、上記貯湯タンク内の貯湯状態を検出する貯湯状態検出手段と、湯張り要求指令の出力を受けて上記注湯回路による湯張り運転を制御する湯張り制御手段とを備えた貯湯式給湯装置であって、
    上記貯湯状態検出手段からの検出情報を受けて貯湯タンク内の貯湯状態の如何に関する情報を報知する報知手段と、ユーザーによる入力操作を受けてユーザーの湯張りに関する操作意思を実行処理する操作処理手段とを備え、
    上記操作処理手段は、湯張り要求指令の入力を受け付ける湯張り要求入力部と、この湯張り要求入力部が湯張り要求指令の入力を受け付けたときユーザーによる選択的入力操作をさらに受けてその選択的入力操作に対応する処理を行う選択処理部とを備え、
    上記選択処理部は、上記湯張り要求指令に基づく湯張り制御の実行を湯張り可能な貯湯状態になるまで待機した上で開始させる指令を上記湯張り制御手段に出力する待機処理部を含んで構成されている
    ことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  8. 請求項7に記載の貯湯式給湯装置であって、
    上記選択処理部は、ユーザーからの選択的入力操作がないとき湯張り要求指令を湯張り制御手段に対しそのまま出力するように構成されている、貯湯式給湯装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の貯湯式給湯装置であって、
    上記選択処理部は、上記湯張り要求指令の入力をキャンセルする解除処理部をさらに備えている、貯湯式給湯装置。
  10. 請求項7記載の貯湯式給湯装置であって、
    上記報知手段による報知処理を行う報知処理手段をさらに備え、
    上記報知処理手段は、貯湯状態検出手段による検出情報に基づき貯湯状態が湯張りのためには貯湯量不足であると判定され、かつ、上記外部熱源装置が貯湯タンク内の湯水の加熱のために稼働中であれば、選択的入力操作を促す内容の報知を出力するように構成されている、貯湯式給湯装置。
  11. 請求項7記載の貯湯式給湯装置であって、
    ユーザーの選択的入力操作により待機処理部による処理が選択されたとき湯張り終了想定時刻を求め、求めた終了想定時刻についての報知を上記報知手段に対し出力する時間情報処理手段をさらに備え、
    上記時間情報処理手段は、上記外部熱源装置の稼働開始時刻に対し過去の加熱運転時の学習により得られた加熱所要時間値又は予め設定された加熱所要時間値を加えて加熱運転終了時刻を割り出し、この加熱運転終了時刻に対し湯張り開始から湯張り終了までの湯張り所要時間値を加えて上記湯張り終了想定時刻を割り出すように構成されている、貯湯式給湯装置。
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