JP2004263876A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2のシール部材6の固定部61を第1のシール部材5の固定部51内周に嵌着し、この第1のシール部材5と第2のシール部材6の嵌着部に、第1,第2のシール部材間の空間Aとダスト側の空間Dとを連通する通路8を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
互いに同心的に相対回転可能に組み付けられるシールハウジングとロール軸との2部材間をシールするもので、軸受側かつ潤滑剤供給側の第1のシール部材とダスト側の第2のシール部材とを備えた連続鋳造機用ロールの密封装置において、
上記第1のシール部材が、上記シールハウジングの内周に固定される円筒状の固定部を有し、上記固定部が、上記固定部における円筒の半径方向内方に延びる内向きフランジ部を有し、上記内向きフランジ部が、ダスト側に延び上記ロール軸に摺動自在に密封接触す
るゴム状弾性体からなるシール部を有し、
上記第1のシール部材の上記固定部の内周に固定されているとともに内向きフランジ部を有する位置決め環を有し、
上記位置決め環における内向きフランジ部に当接するとともに、上記第1のシール部材および上記第2のシール部材の嵌着部に介在されたガイドリングを有し、
上記ガイドリングにより上記第2のシール部材が保持され、
上記第2のシール部材が、ゴム状弾性体からなる外周リングと、上記外周リングの内周に固定され上記ロール軸に摺動自在に密封接触した樹脂からなるシールリングとからなる断面略矩形状のリング部材であり、
上記位置決め環および上記ガイドリングの外周部に、上記第1のシール部材および上記第2のシール部材の間の空間とダスト側の空間とを連通する通路が設けられている
ことを特徴とする密封装置である。
ので、第1,第2のシール部材の間に浸入したダストによる第1,第2のシール部材の傷つきを防止することができ、長期にわたって良好なシール性能が維持される。
3は金属環55外周にゴム状弾性体56が焼き付けられ、延長部54の外周は金属環55の外周面が露出している。
リングとしての内周リング62と、から構成されている。
と第2のシール部材6のシール部S2との軸方向位置を固定する位置決め環10が介装さ
れ、この位置決め環10にはガイドリング9の切欠き81と共に通路8を構成する穴11が設けられている。
に組み付けることができる。位置決めされた状態で、第1のシール部材5の固定部51の円筒状部51a先端の延長部54先端をかしめ、このかしめ部54aによって、第1,第2のシール部材5,6が強固に固定される。
1,第2のシール部材5,6間の空間に流入し蓄積される。さらに、液体潤滑剤が供給されると、位置決め環10の等配穴11よりガイドリング9の外環92に設けられた等配の切欠き81を抜けて、シールハウジング4の内向きフランジ部41端面との隙間からダストと共に排出される。さらに、ロール軸2aとシールハウジング4の内向きフランジ部41間の環状隙間12を通過する際に、この環状隙間12に液体潤滑剤の溜まりを作る。この液体潤滑剤の溜まりによっても、水,スケール等のダストの浸入が防止される。
ング62は硬質樹脂によって構成されているので、ダストによって傷が付きにくい。しかも内周リング62が全幅にわたって面接触しているので、ダスト側の端部が多少傷ついても、残りの接触面によってダストの浸入が阻止される。
2 ロール
2a ロール軸
2b ロール本体
3 軸受
4 シールハウジング
41 内向きフランジ部
5 第1のシール部材
51 固定部
51a 円筒状部
51b 内向きフランジ部
52 シールリップ
52a リップ先端
53 円筒状部本体
54 延長部
54a かしめ部
55 金属環
56 ゴム状弾性体
S1 第1シール部
6 第2のシール部材
61 外周リング(固定部)
62 内周リング
S2 第2シール部
7 軸受ハウジング
7a 供給孔
8 通路
81 切欠き(通路)
9 ガイドリング
91 内環
91a 円筒部
91b 内向きフランジ部
92 外環
92a 円筒部
92b 内向きフランジ部
10 位置決め環
10a 円筒部
10b 内向きフランジ部
11 穴(通路)
12 環状隙間
A 第1,第2のシール部材間の空間
D ダスト側の空間
Claims (4)
- 互いに同心的に相対回転可能に組み付けられるシールハウジングとロール軸との2部材間をシールするもので、軸受側かつ潤滑剤供給側の第1のシール部材とダスト側の第2のシール部材とを備えた連続鋳造機用ロールの密封装置において、
上記第1のシール部材が、上記シールハウジングの内周に固定される円筒状の固定部を有し、上記固定部が、上記固定部における円筒の半径方向内方に延びる内向きフランジ部を有し、上記内向きフランジ部が、ダスト側に延び上記ロール軸に摺動自在に密封接触するゴム状弾性体からなるシール部を有し、
上記第1のシール部材の上記固定部の内周に固定されているとともに内向きフランジ部を有する位置決め環を有し、
上記位置決め環における内向きフランジ部に当接するとともに、上記第1のシール部材および上記第2のシール部材の嵌着部に介在されたガイドリングを有し、
上記ガイドリングにより上記第2のシール部材が保持され、
上記第2のシール部材が、ゴム状弾性体からなる外周リングと、上記外周リングの内周に固定され上記ロール軸に摺動自在に密封接触した樹脂からなるシールリングとからなる断面略矩形状のリング部材であり、
上記位置決め環および上記ガイドリングの外周部に、上記第1のシール部材および上記第2のシール部材の間の空間とダスト側の空間とを連通する通路が設けられている
ことを特徴とする密封装置。 - 上記通路が、上記嵌着部の周方向に沿って複数設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の密封装置。 - 上記ガイドリングが、上記第2のシール部材の外周リングが全周的に嵌合される内環と、上記内環の外周が嵌合される外環とから構成され、
上記外環に上記通路の部分を構成する切り欠きが設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載の密封装置。 - 相対回転可能の2部材間におけるダスト側の空間に、ダスト側に流出する潤滑剤を溜める環状隙間が形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004118805A JP3941792B2 (ja) | 1995-10-20 | 2004-04-14 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29784995 | 1995-10-20 | ||
JP2004118805A JP3941792B2 (ja) | 1995-10-20 | 2004-04-14 | 密封装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29767496A Division JP3845483B2 (ja) | 1995-10-20 | 1996-10-18 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004263876A true JP2004263876A (ja) | 2004-09-24 |
JP3941792B2 JP3941792B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=33133345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004118805A Expired - Lifetime JP3941792B2 (ja) | 1995-10-20 | 2004-04-14 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3941792B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116998A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Kayaba Ind Co Ltd | ダストシール構造 |
JP2010116997A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Kayaba Ind Co Ltd | ダストシール構造 |
-
2004
- 2004-04-14 JP JP2004118805A patent/JP3941792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116998A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Kayaba Ind Co Ltd | ダストシール構造 |
JP2010116997A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Kayaba Ind Co Ltd | ダストシール構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3941792B2 (ja) | 2007-07-04 |
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