JP2004262309A - 車両用空気清浄器 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナスイオン発生機能を備えた車両用空気清浄器を小型化する。
【解決手段】吸入口及び吹出口を有する空気通路と、空気通路中に配置された除塵フィルタ及び脱臭フィルタを備え、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方はマイナスイオンを発生させる機能を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】吸入口及び吹出口を有する空気通路と、空気通路中に配置された除塵フィルタ及び脱臭フィルタを備え、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方はマイナスイオンを発生させる機能を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空気清浄器の一つとして、車室内空気中の塵埃を除去する機能を備えた除塵フィルタや、煙草等の悪臭、有害化学物質およびウイルスや細菌類の病原体等を除去する機能を備えた脱臭フィルタの他に、車室内空気をマイナスイオン化させるマイナスイオン発生装置を備えたものが公知である。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−253662号公報(第25段落、第3図)
【0004】
このタイプの車両用空気清浄器に内蔵されるマイナスイオン発生装置は、電極間に電圧を与えることによりマイナスイオンを発生させるため、電極だけでなく、電圧を与えるための制御回路や電源が必要であり、空気清浄器の寸法が大きくなってしまうというという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点を鑑み、本発明の目的はマイナスイオン発生機能を備えた車両用空気清浄器を小型化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る車両用空気清浄器によれば、吸入口及び吹出口を有する空気通路と、空気通路中に配置された除塵フィルタ及び脱臭フィルタを備え、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方はマイナスイオンを発生させる機能を備えている。このように、フィルタにおいてマイナスイオンを発生させ、フィルタで清浄した空気と共にマイナスイオンを空気通路から放出することにより、マイナスイオン発生器を別個に配置する必要がなく、空気清浄器を小型化することができる。
【0007】
請求項2に係る車両用空気清浄器によれば、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方にトルマリンが担持されている。このように、フィルタに担持させたトルマリンによりマイナスイオンを発生させることにより、電源及び制御回路を不要として構造を簡素化すると共に、製造コストを低減することができる。
【0008】
請求項3に係る車両用空気清浄器によれば、トルマリンは粉末状でフィルタに添着されている。このように、トルマリンが添着によりフィルタに確実に担持されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。最初に本発明の車両用空気清浄器の概略構成について説明する。図1は車両の天井に取り付けた状態の本発明の車両用空気清浄器の断面図であり、図2はフィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。1は本発明の車両用空気清浄器を全体的に示している。空気清浄器1は、上側の本体2と下側のカバー(グリル)3で主に構成され、本体2とカバー3を組み付けた状態で内部において以下に説明する構成要素を保持する。なお、本体2及びカバー3は共にABS等の樹脂でつくられている。
【0010】
車両用空気清浄器1の組み付けは、最初に、内側の内装板(天井)8に設けられた開口81を通して、内装板(天井)8と外側の屋根板9との間の空間部91において車両横断方向に延びているリインフォースメント(図示せず)にブラケット(図示せず)を介して本体2を空間部91内に固定し、次に、カバー3の周縁部が内装板8に当接するように、カバー3をこの本体2に締結することによって完了する。
【0011】
次に本発明の車両用空気清浄器の内部構成について説明する。図1に示すように、車両用空気清浄器1は、中央において吸込口11から空気を吸い込む中央のスクロール部21と、スクロール部21の両側において一つの吹出口12から空気を吹き出す二つの吹出し部22とで構成されている。また、空気通路13は、スクロール部21の外面に設けられた吸込口11から送風機5まで延びている上流空気通路13aと、送風機5から各吹出し部22の外面に設けられた吹出口12まで延びている二つの下流空気通路13bとで構成されている。
【0012】
スクロール部21の中央には、空気を吸込口11から吸い込んで下流空気通路13bに送風する送風機5が配置されている。この送風機5は、ファン52と、ファン52を駆動するブラシレスモータ51とを備えている。このファン52は、回転軸方向、すなわち、上流空気通路13aから空気を吸入して径外方向に向けて吹き出す遠心式のファンである。
【0013】
また、下流空気通路13bには、上流から、ひだ折りした不織布により空気中の塵を捕捉する除塵フィルタ6と、ハニカム担体に添着された活性炭により空気中の臭いを除去する脱臭フィルタ7が配置されている。これらフィルタ6及び7は、着脱自在にカバー3に取り付けられているフィルタカバー4を取り外して下流空気通路13bを開放することによって交換することができる。
【0014】
次に、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの保持部について説明する。図2はフィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。図2に示すように、空気清浄器1の下流空気通路13bの一部を形成しているフィルタカバー4を取り外すと、下流空気通路13bに配置されている、除塵フィルタ6を保持する除塵フィルタ保持部60と、脱臭フィルタ7を保持する脱臭フィルタ保持部70とが開放される。
【0015】
除塵フィルタ6と脱臭フィルタ7の両方又はいずれか一方には、マイナスイオンを発生させるために、トルマリンが粉末状で添着物質を介して添着により確実に担持されている。
【0016】
このような構成により、空気清浄器1の作動停止時には、フィルタ上のトルマリンから発生するマイナスイオンはフィルタ近傍に滞留し、その一方で、作動時には、吸込口11から上流空気通路13aを通して空気が吸い込まれ、送風機5付近で二つの下流空気通路13bのいずれかに分配され、各下流空気通路13b中の除塵フィルタ6と脱臭フィルタ7を通った清浄空気は、フィルタ上で発生するマイナスイオンと共に、吹出口12から空気が吹き出される。以上のように、空気清浄器の作動と同期してマイナスイオンを車室内に放出させることができる。
【0017】
このように、フィルタ上のトルマリンからマイナスイオンを発生させることにより、従来では必要であった電源及び制御回路を備えたマイナスイオン発生装置を不要として構造を簡素化すると共に、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の天井に取り付けた状態の本発明の車両用空気清浄器の断面図である。
【図2】フィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。
【符号の説明】
1…車両用空気清浄器
6…除塵フィルタ
7…脱臭フィルタ
11…吸入口
12…吹出口
13…空気通路
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空気清浄器の一つとして、車室内空気中の塵埃を除去する機能を備えた除塵フィルタや、煙草等の悪臭、有害化学物質およびウイルスや細菌類の病原体等を除去する機能を備えた脱臭フィルタの他に、車室内空気をマイナスイオン化させるマイナスイオン発生装置を備えたものが公知である。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−253662号公報(第25段落、第3図)
【0004】
このタイプの車両用空気清浄器に内蔵されるマイナスイオン発生装置は、電極間に電圧を与えることによりマイナスイオンを発生させるため、電極だけでなく、電圧を与えるための制御回路や電源が必要であり、空気清浄器の寸法が大きくなってしまうというという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点を鑑み、本発明の目的はマイナスイオン発生機能を備えた車両用空気清浄器を小型化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る車両用空気清浄器によれば、吸入口及び吹出口を有する空気通路と、空気通路中に配置された除塵フィルタ及び脱臭フィルタを備え、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方はマイナスイオンを発生させる機能を備えている。このように、フィルタにおいてマイナスイオンを発生させ、フィルタで清浄した空気と共にマイナスイオンを空気通路から放出することにより、マイナスイオン発生器を別個に配置する必要がなく、空気清浄器を小型化することができる。
【0007】
請求項2に係る車両用空気清浄器によれば、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの少なくとも一方にトルマリンが担持されている。このように、フィルタに担持させたトルマリンによりマイナスイオンを発生させることにより、電源及び制御回路を不要として構造を簡素化すると共に、製造コストを低減することができる。
【0008】
請求項3に係る車両用空気清浄器によれば、トルマリンは粉末状でフィルタに添着されている。このように、トルマリンが添着によりフィルタに確実に担持されている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。最初に本発明の車両用空気清浄器の概略構成について説明する。図1は車両の天井に取り付けた状態の本発明の車両用空気清浄器の断面図であり、図2はフィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。1は本発明の車両用空気清浄器を全体的に示している。空気清浄器1は、上側の本体2と下側のカバー(グリル)3で主に構成され、本体2とカバー3を組み付けた状態で内部において以下に説明する構成要素を保持する。なお、本体2及びカバー3は共にABS等の樹脂でつくられている。
【0010】
車両用空気清浄器1の組み付けは、最初に、内側の内装板(天井)8に設けられた開口81を通して、内装板(天井)8と外側の屋根板9との間の空間部91において車両横断方向に延びているリインフォースメント(図示せず)にブラケット(図示せず)を介して本体2を空間部91内に固定し、次に、カバー3の周縁部が内装板8に当接するように、カバー3をこの本体2に締結することによって完了する。
【0011】
次に本発明の車両用空気清浄器の内部構成について説明する。図1に示すように、車両用空気清浄器1は、中央において吸込口11から空気を吸い込む中央のスクロール部21と、スクロール部21の両側において一つの吹出口12から空気を吹き出す二つの吹出し部22とで構成されている。また、空気通路13は、スクロール部21の外面に設けられた吸込口11から送風機5まで延びている上流空気通路13aと、送風機5から各吹出し部22の外面に設けられた吹出口12まで延びている二つの下流空気通路13bとで構成されている。
【0012】
スクロール部21の中央には、空気を吸込口11から吸い込んで下流空気通路13bに送風する送風機5が配置されている。この送風機5は、ファン52と、ファン52を駆動するブラシレスモータ51とを備えている。このファン52は、回転軸方向、すなわち、上流空気通路13aから空気を吸入して径外方向に向けて吹き出す遠心式のファンである。
【0013】
また、下流空気通路13bには、上流から、ひだ折りした不織布により空気中の塵を捕捉する除塵フィルタ6と、ハニカム担体に添着された活性炭により空気中の臭いを除去する脱臭フィルタ7が配置されている。これらフィルタ6及び7は、着脱自在にカバー3に取り付けられているフィルタカバー4を取り外して下流空気通路13bを開放することによって交換することができる。
【0014】
次に、除塵フィルタ及び脱臭フィルタの保持部について説明する。図2はフィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。図2に示すように、空気清浄器1の下流空気通路13bの一部を形成しているフィルタカバー4を取り外すと、下流空気通路13bに配置されている、除塵フィルタ6を保持する除塵フィルタ保持部60と、脱臭フィルタ7を保持する脱臭フィルタ保持部70とが開放される。
【0015】
除塵フィルタ6と脱臭フィルタ7の両方又はいずれか一方には、マイナスイオンを発生させるために、トルマリンが粉末状で添着物質を介して添着により確実に担持されている。
【0016】
このような構成により、空気清浄器1の作動停止時には、フィルタ上のトルマリンから発生するマイナスイオンはフィルタ近傍に滞留し、その一方で、作動時には、吸込口11から上流空気通路13aを通して空気が吸い込まれ、送風機5付近で二つの下流空気通路13bのいずれかに分配され、各下流空気通路13b中の除塵フィルタ6と脱臭フィルタ7を通った清浄空気は、フィルタ上で発生するマイナスイオンと共に、吹出口12から空気が吹き出される。以上のように、空気清浄器の作動と同期してマイナスイオンを車室内に放出させることができる。
【0017】
このように、フィルタ上のトルマリンからマイナスイオンを発生させることにより、従来では必要であった電源及び制御回路を備えたマイナスイオン発生装置を不要として構造を簡素化すると共に、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の天井に取り付けた状態の本発明の車両用空気清浄器の断面図である。
【図2】フィルタカバーを外した状態の本発明の車両用空気清浄器の正面図である。
【符号の説明】
1…車両用空気清浄器
6…除塵フィルタ
7…脱臭フィルタ
11…吸入口
12…吹出口
13…空気通路
Claims (3)
- 吸入口及び吹出口を有する空気通路と、
前記空気通路中に配置された除塵フィルタ及び脱臭フィルタを備え、
前記除塵フィルタ及び前記脱臭フィルタの少なくとも一方はマイナスイオンを発生させる機能を備えていることを特徴とする車両用空気清浄器。 - 前記除塵フィルタ及び前記脱臭フィルタの少なくとも一方にトルマリンが担持されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気清浄器。
- 前記トルマリンは粉末状で前記フィルタに添着されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用空気清浄器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003053687A JP2004262309A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 車両用空気清浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003053687A JP2004262309A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 車両用空気清浄器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004262309A true JP2004262309A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33118228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003053687A Pending JP2004262309A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 車両用空気清浄器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004262309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108939703A (zh) * | 2017-05-17 | 2018-12-07 | 吴瑛 | 可以释放负离子的空调滤芯及其制备方法 |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003053687A patent/JP2004262309A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108939703A (zh) * | 2017-05-17 | 2018-12-07 | 吴瑛 | 可以释放负离子的空调滤芯及其制备方法 |
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