JP2004259942A - Semiウエハマップサーバおよびその通信方法 - Google Patents

Semiウエハマップサーバおよびその通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SEMIウエハマップサーバを、そのマップデータの履歴検索や再作業を簡単にできるようにした。
【解決手段】半導体規格(SEMI)の半導体製造装置通信スタンダード(SECS)通信5を用いて半導体製造装置3により取得した所定ウェハ1のデータをウェハマップデータ6として記憶するSEMIウエハマップサーバ4において、前記ウェハマップデータ6にそのデータ生成時刻を履歴項目として、秒の単位まで記憶させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SEMIウエハマップサーバおよびその通信方法に関し、特に半導体製造装置とホストコンピュータとを接続して運用するSEMIウエハマップサーバおよびその通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体規格(SEMI)における半導体装置のマップサーバは、市販ソフトウェアを利用するのが業界の主流となっている。その原因は、SEMIの半導体製造装置通信スタンダード(Semiconductor Equipment Communication Standerd:以下SECSという)通信に準ずる開発を行なうには、十分な知識と投資が必要であるため、自社開発は考えていない。しかし、市販ソフトウェアは、システムがブラックボックスであり、また、高価である。さらに、履歴検索ができないという問題もある。
【0003】
まず、SECS通信について説明する。SECS通信とは、半導体製造装置と工場のホストコンピュータとを相互運用するための通信方法の規格である。このSECS通信のインターフェイス階層は、図4の階層図のように、ホストアプリケーション11a、装置アプリケーション11bの下に、それぞれSECS−
IIメッセージに対応した装置の振舞いをGEM(Generic Equipment Model)12a,12bがあり、これらの下に通信メッセージフォーマットSECS−II13a,13bがあり、さらに、シリアル通信インターフェイス/通信プロトコル16を示すSECS−I14aおよびTCP/IP17によるメッセージ伝達を行うHSMS(High―SpeedSECS Message Service)14bがある。
【0004】
このHSMSの接続規格は、1セッション接続形態として装置1台に1個のセッションID(デバイスID)が定義できるHSMS―SS(Single
Session)と、複数セッション接続形態として装置1台に複数のセッションID(デバイスID)が定義できるHSMS―GS(General Session)とがあり、ノーマーキングシステム(NMS)では、HSMS―SSが用いられる。
【0005】
このHSMS通信のメッセージフォーマットは、図5のように、HSMSが、4バイトのレングス部21a、10バイトのヘッダ部22a、不定バイトのメッセージ部23aからなり、SECS−Iが、1バイトのレングス部21b、10バイトのヘッダ部22b、244バイトのメッセージ部23b、2バイトのチェックサム部24からなる。
【0006】
また、HSMS―SSのメッセージフォーマットは、図6(a)(b)のように、コントロールメッセージ(CM)が、メッセージ長10(4バイト)のレングス部21aと、メッセージヘッダ(10バイト)のヘッダ部22aからなり、データメッセージ(DM)が、メッセージ長110(4バイト)のレングス部21aと、メッセージヘッダ(10バイト)のヘッダ部22a、メッセージテキストのメッセージ部23aからなる。
【0007】
このメッセージヘッダ(ヘッダ部)22aの10バイトは、0,1番目がセッションID、4番目がHSMS―SSで0を示すPタイプ、5番目がSelect,Link等のコントロールメッセージ(CM)で01〜06,データメッセージ(DM)で00を示すSタイプ、6〜9番目がシステムバイトを示すものである。2番目のバイトでは、コントロールメッセージ(CM)で0,データメッセージ(DM)でSECSのストリームコードを示し、3番目のバイトでは、コントロールメッセージ(CM)のSelect.rspでリターンコードを、それ以外で0、データメッセージ(DM)でSECSのファンクションコードを示す。そしてSECSのストリームコード(S1〜S17)の中で、そのS12が、マップセットアップデータやマップデータ(送信、確認、要求)等の機能F0〜F20のウェハマップデータを示している。このHSMS通信を用いた場合に、半導体装置のマップサーバの運用を適切に実施することができる。
【0008】
次に、このようなHSMS通信を用いていない従来の半導体チップの管理システムについて説明する。図7は、半導体チップの管理システムの工程を説明する概念図である。図7において、ウエハをチップに分離する前の試験装置31では、ウエハに付された特有の番号とこれを載せる冶具に付された特有の番号とを読み込み、装置の制御情報からチップのウエハ上の位置、例えばウエハ上におけるチップのXY座標あるいは並び順と、試験データとを記憶し、これらの情報をホストコンピュータ36に送る。
【0009】
ウエハをチップごとに分離し冶具に載せる工程32は、ウエハの番号と載せる冶具の番号とを読み込み、装置の制御情報からチップのウエハ上の位置と、載せた冶具上の位置とを記憶し、これらの情報をホストコンピュータ36に送る。
【0010】
チップ分離後の中間試験装置33は、移し元(FROM)の冶具の番号と移し先(TO)の冶具の番号を読み込み、装置の制御情報から移し元の冶具上のチップの位置と、移し先の冶具上の位置、および試験データとを記憶し、これらの情報をホストコンピュータ36に送る。
【0011】
また、チップの移し換えを伴う工程34は、移し元の冶具の番号と移し先の冶具の番号とを読み込み、装置の制御情報から移し元の冶具上のチップの位置と、移し先の冶具上の位置とを記憶し、これらの情報をホストコンピュータ36に送る。さらに最終試験装置35は、移し元の冶具の番号と移し先の冶具の番号とを読み込み、装置の制御情報から移し元の冶具上のチップの位置と、移し先の冶具上の位置、および試験データとを記憶し、これらの情報をホストコンピュータ36に送る。
【0012】
ホストコンピュータ36は、上記のマッピング情報を用い、各チップの試験データとウエハ上の位置とを関連付ける。そして、各試験工程の結果を例えばマッピング図37として表示する。
【0013】
すなわち、ウエハおよびチップを乗せる冶具に特有の番号を付け、装置に読み込み、装置の制御情報からマッピングデータ(8)をホストコンピュータ36に送る。ホストコンピュータ36はそのマッピング情報を用い各チップの試験データとウエハ上の位置を関連付けることにより、チップの小型化により、チップ自体へのナンバリングできないもの、また、パッケージング後にはチップのナンバリングが見えないなもの等の最終的な性能とウエハ上の位置との対応をとれるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0014】
次に、半導体製造装置として、図8のブロック図に示すものがある。これは、ウェハID(番号)2aをもつ半導体ウェハ1aをウェハ欠陥検査装置45で検査する場合の構成を示し、n個の第1〜第nの検査機A1〜Anとメインコンピュータ8とが、通信回線9を介して接続したものである。
【0015】
ウェハ番号検知機41は、検査機Akのウェハ搬送部42の近くに配置され、半導体ウェハ1aのウェハ番号(ID)2aを自動的に読み取り、ウェハ欠陥検査装置45は、ウェハ番号検知機44、情報端末43を含み、半導体ウェハ1aの欠陥検査を行い、ウェハ番号検知機44の出力から各ウェハ1aの識別番号と検査結果が対応した検査データを作成する。メインコンピュータ8は、半導体ウェハ1aの検査情報を記憶し、各検査情報を処理して各半導体ウェハ1aの欠陥履歴データを更新し、検査機Akと同様な構成の検査機A1〜Anと接続されている。
【0016】
半導体ウェハ1aは製造工程が終ると、ウェハ収納カセット41に収納されて、検査機Akに搬入され、ウェハ欠陥検査装置45によりパターン欠陥などの検査が行われる。この半導体ウェハ1aはウェハ欠陥検査装置5に搬送中にウェハ番号検知機44によりウェハ番号2aが自動的に読取られる。
【0017】
ウェハ欠陥検査装置45では、搬入された半導体ウェハ1aの欠陥検査が行われてその検査結果が算出され、この検査結果がウェハ番号検知機44からのウェハ番号2aと1対1に対応した検査情報として作成される。この検査情報は、通信回線9を介してメインコンピュータ8に送られ、ここで蓄えられる。そして検査が終了すると、半導体ウェハ1aは再度搬送部42によりカセット41に収納され返却される。このようにして半導体ウェハ1aの検査結果が、ウェハ番号2aと1対1に対応した検査情報として出力することが出来る(例えば、特許文献2参照)。
【0018】
さらに、製品の品質管理方法を説明するフローを図9に示す。ここでは、制御部、記憶部、表示部、入力部を備えた情報処理装置を用いて製品の品質管理を行う場合について述べる。
【0019】
品質管理される製品は、製造装置を用いた処理によってロット毎に製造される。この製品の品質管理を行うにあたっては、まず、図9のステップS11に示すように、製品のロット単位での特性を表すロット情報と、製造装置で処理された日時の情報を表すロット履歴とをロット毎に集める。このロット情報としては、例えば製品の製造中に測定されるロット特性を表すロット特性データ(PQCデータ)と、検査装置を用いた製品の検査よって得られる検査データ等が挙げられる。ここでは、ロット情報としてPQCデータと検査データとを用い、ロット毎にPQCデータと検査データとを集める。
【0020】
また製造装置の特性を測定することにより、この測定結果と測定日時とを製造装置の特性データ(EQCデータ)として求め、集める。なお、この場合において、品質管理に用いる情報処理装置は、上記の製造装置と、この製造装置の特性を測定する装置と、PQCデータ、検査データを得る各種の装置とそれぞれ接続されている。従って、ロット履歴、検査データ、PQCデータ、EQCデータは、発生する度に情報処理装置の記憶部1に格納され、データベースとして集約される。
【0021】
各データの発生の様子を説明する。例えば、第1装置、第2製造装置によってこの順にロットが処理された後、ロット特性(PQC)が測定され、検査装置によって製品検査が行われて製品が製造される場合には、処理が行われる度に、ロット番号、処理に用いられた製造装置名、処理日時等の情報が発生し、これらがロット履歴として記憶部に記憶される。同様に、PQC測定が行われる毎に、ロット番号、測定日時等の情報を含むロット履歴と、ロット番号の情報およびPQC測定結果からなるPQCデータとが発生して、これらのデータが記憶部に記憶される。また検査が行われる毎に、ロット番号、検査装置名、測定日時等の情報を含むロット履歴と、検査結果およびロット番号の情報からなる検査データとが発生して、これらのデータが記憶部に記憶される。
【0022】
また第1製造装置の特性が、例えば1日1回測定される度に、得られた結果とこの測定に用いた装置名と、測定日時との情報がEQCデータとして発生し、EQCデータが記憶部に記憶される。同様に第2製造装置の特性が、例えば1日2回測定される度に、EQCデータが発生して記憶部に記憶される。次に、ステップS12に示すように、ロット履歴を基にロットが製造装置で処理された日時順にロット情報のPQCデータと検査データとを並べる。またこれとともに、EQCデータをこのEQCデータの測定日時順に並べる。そしてPQCデータおよび検査データとEQCデータとを日時で関連付ける(ステップS13)。またロット情報の例えばPQCデータと検査データとをロット番号で関連付ける。
【0023】
EQCデータとロットとの時間的関係は、例えば、第2製造装置から得られた2回のEQCデータのうち、1回目の測定結果をデータE1、測定日時をタイムE1とし、2回目の測定結果をデータE2、測定日時をタイムE2とする。また第2製造装置でロット1を処理した日時をL1、ロット2を処理した日時をL2、以降L3,L4とする。ロットを第2製造装置で処理された日時順に並べ、EQCデータを測定日時順に並べることにより、時間的関係、すなわち、タイムE1以前に処理されたロットがロット1、タイムE1とタイムE2との間に処理されたロットがロット2、ロット3、タイムE2以降に処理されたロットがロット4といった関係が明らかになる。
【0024】
そして、例えばEQCデータをこの測定が行われた日時以前に処理されたロットに関連付け、あるいはEQCデータをこの測定が行われた日時以降に処理されたロットに関連付ける。EQCデータをこの測定が行われた日時以前のロットに関連付けた場合には、データE1がロット1に、データE2がロット2、ロット3に関連付けられる。またEQCデータをこの測定が行われた日時以降のロットに関連付けた場合には、データE1がロット2、ロット3に、データE2がロット4に関連付けられる。このような方法により、EQCデータと、PQCデータ、検査データとが関連付けされる。
【0025】
またこの関連付けは、例えばPQCデータ、EQCデータ等を格納する記憶部を備えた情報処理装置によって自動的に、あるいは情報処理装置の入力部からの入力によって設定され、データ処理されて情報処理装置の表示部に、EQCデータとPQCデータ等が関連付けられてグラフ表示され、あるいは帳票表示される。また、表示部にEQCデータやPQCデータ等も個別に表示させることも可能である。
【0026】
次いで、ステップS14に示すように、関連付けられたEQCデータ、PQCデータ、検査データを、例えば表示されたグラフを目視することにより比較し、そして、比較結果に基づき、第1製造装置、第2製造装置等を制御することによって、製品の品質を管理している(例えば、特許文献3参照)。
【0027】
【特許文献1】
特開2002−75812号公報
【特許文献2】
特開平2−208949号公報
【特許文献3】
特開平10−49585号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の特許文献1では、マップデータをサーバに保存する例で、ウエハおよびチップを乗せる冶具に固有の番号を付け、装置に読み込み、装置の制御情報からマッピングデータ37をホストコンピュータ36により、マッピング情報を用い各チップの試験データとウエハ上の位置を関連付けることが出来るが、記憶容量を多く必要とし、管理システムとして、複雑な構成となってしまう問題がある。
【0029】
また、特許文献2は、半導体ウエハ1aの欠陥履歴を時系列に重ね合わせる例であり、欠陥履歴データのウエハマッピングが可能となるが、これも特許文献1の場合と同様に、記憶容量を多く必要とし、管理システムとして、複雑な構成となってしまう問題がある。
【0030】
さらに、特許文献3では、製品のロット情報と特性データと日時データを関連付ける例であり、製品を日時データに関連づけられるが、時間と関連づけても、時間データだけでは、重複するデータが含まれ、その製品を識別することは困難である。
【0031】
また、SECS通信のおける半導体規格(SEMI)におけるSEMIウエハマップサーバは、作業したマップデータを上書きしていために、マップデータの履歴検索や再工事ができないという問題があった。
【0032】
本発明の目的は、このような問題を解決し、マップデータの履歴検索や再作業を簡単にできるようにしたSEMIウエハマップサーバおよびその通信方法を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、半導体規格(SEMI)の半導体製造装置通信スタンダード(SECS)を用いて半導体製造装置により取得した所定ウェハのデータをウェハマップデータとして記憶するSEMIウエハマップサーバにおいて、前記ウェハマップデータにそのデータ生成時刻を秒の単位で記憶させるようにしたことを特徴とする。
【0034】
また、本発明の他の構成は、SEMIによるSECS通信を用いて半導体製造装置により取得した所定ウェハのデータをSEMIウエハマップサーバにウェハマップデータとして記憶するSEMIウエハマップサーバの通信方法おいて、前記SECS通信のマップデータのダウンロード要求に対して、該当するウエハIDの中で、最新の作成時刻データを秒の単位まで検索し返信する機能と、前記マップデータのアップロード要求に対して、前記ウエハIDとその作成時刻データを秒の単位毎にデータを保存する機能を持つことを特徴とする。
【0035】
これら発明において、データ生成時刻を作成年月日時分秒として記憶させたり、また、その履歴項目は、データ生成時刻の代りに、その履歴項目の重複がなく、かつ、その大きさが判断できる場合に、データの昇順連番を用いるようにすることができる。
【0036】
本発明の構成により、SECS通信のマップデータのダウンロード要求に対して、該当するウエハIDの中で、最新の作成年月日時分秒のデータを検索し返信する機能と、アップロード要求に対して、ウエハIDと作成年月日時分秒毎にデータを保存する機能を持っているので、マップデータの履歴検索や再作業を簡単にできるという特徴がある。
【0037】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す構成図である。図1に示すように、(半導体)ウエハ1には、ウエハを特定するウエハID2が付けられている。このウエハ1は、半導体製造装置3により、加工や検査が行なわれる。半導体製造装置3はウエハ1にあるチップが良品か不良品かをウエハマップ情報として持っている。
【0038】
SEMI規格では、半導体製造装置1とSEMIマップサーバ4との間で、ウエハマップ情報をSECS通信5する方法が決められている。SEMIウエハマップサーバ4は、ウエハマップ情報をウエハマップデータ6として保存し、「アップロード要求」「ダウンロード要求」に対応できるようになっている。
【0039】
図2(a)〜(c)は、図1の動作を説明する概念図である。ウエハ1は、工程の流れ図2(a)のように作業される。すなわち、半導体製造装置(A)3Aでは、「ダウンロード要求」5Aに対して,ウエハ1を作業する前に、ウエハID2を認識し、SEMIウエハマップサーバ4から、ウエハマップデータ6Aを検索し、SECS通信7により半導体製造装置3Aに、ウエハマップデータ6A(Y)がダウンロードされる。この場合、ウエハマップデータ6A(Y)に1個の不良(×)であることがわかる。なお、ウエハマップデータ6Aは、ウエハIDデータ7A,データ生成時刻データ7B及びマップデータ7Cから構成され,データ生成時刻データ7Bは、作成年月日時分秒毎のデータとなる。
【0040】
次の図2(b)は、図2(a)の次の動作を示し、図のように、半導体製造装置3Aで作業され、ウエハ1は、3個の不良(×)になったとする。半導体製造装置3Aは、SECS通信7を使い、アップロード要求5Bを行なう。SEMIウエハマップサーバ4は、ウエハマップデータ6B(Z)を保存する。このウエハマップデータ6Bは、ウエハIDデータ7D,データ生成時刻データ7E及びマップデータ7Fから構成される。
【0041】
さらに、図2(c)は、図2(b)の次の動作を示す説明図である。ウエハ1は、半導体製造装置3Bでは、ウエハを作業する前に、ウエハID2を認識し、SEMIウエハマップサーバ4から、最新のウエハマップデータ6B(Z)を検索し、SECS通信7により半導体製造装置3Bに、「ダウンロード要求」5Cに対してウエハマップデータ6B(Z)がダウンロードされる。この場合、3個の不良(×)があることが分かる。このように、「ダウンロード要求」5A,5Cと「アップロード要求」5Bを、半導体製造装置3A,3BとSEMIマップサーバ4の間で行ない、ウエハ情報が作成年月日時分秒毎に蓄積される。
【0042】
図3は、図1のSEMIマップサーバの処理フローチャートである。まず、ステップS1で、SEMIマップサーバ4は、設備要求として、「アップロード要求」と「ダウンロード要求」を待ち受ける。次のステップS2で、「アップロード要求」の有無を調べ、アップロード要求があった場合(yes)は、ステップS3で、ウエハIDデータ7Aとデータ生成年月日字分秒のデータ7Bとをマップデータ6として追加書込みを行ない、ステップS1に戻る。また、ステップS2で、アップロード要求がなかった場合(no)は、次のステップS4で、「ダウンロード要求」の有無を調べ、ダウンロード要求があった場合は、ステップS5で、同一ウエハID6の中で、データ生成年月日時分秒の一番新しいデータを検索し、該当するウエハマップデータ6を半導体製造装置3に返信し、ダウンロード要求がなっかた場合は、ステップS1に戻り、設備要求を待つことになる。
【0043】
従って、本発明のウエハマップ情報の履歴項目を「データ生成年月日時分秒」とすることにより、ウエハID2と組み合わせた項目は、運用上重複しないという特徴があり、また、いつ作業したのかという履歴情報としてそのまま扱うことができる。
【0044】
本発明の他の実施形態として、履歴項目は、重複なく、大きさが判断できれば、「データ生成年月日時分秒」の代わりに使用することができるで、「昇順連番」が考えられる。ウエハマップのアップロードのたびに連番をカウントアップすることで実現可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の構成によれば、ウエハマップ情報のダウンロード要求に対して、ウエハIDの最新の「データ生成年月日時分秒」を検索して、該当するウエハマップ情報を返信しており、データベースのプライマリーキーに設定する場合に、重複しないことが必須であるが、その履歴項目を「データ生成年月日時分秒」にすることにより、ウエハIDと組み合わせた項目が、運用上重複することはないという効果があり、さらに、いつ作業したのかという履歴情報としてそのまま扱うことができるという効果がある。
【0046】
次に、再作業ということがあるが、これは作業を終わった後で、もう一度、同じ作業を行なうことであり、この場合は、作業情報を「最初の状態」に戻す必要がある。本発明では、対象のウエハIDの中で、最新の「データ生成年月日時分秒」のデータを削除するだけで、簡単に「最初の状態」することができる。
【0047】
また、現在のウエハマップサーバは、ウエハマップ情報を直接書き換えるため、ハードウエアやソフトウエアの動作異常等により、ウエハマップデータそのものを壊してしまう危険性があるが、本発明では、新しくウエハマップ情報を追加するだけなので、少なくとも追加前のデータまで破壊することはないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のSEMIウエハマップサーバを示す構成図。
【図2】(a)〜(b)は図1の動作を順に説明する構成図。
【図3】図1のSEMIマップサーバの処理工程を説明するフローチャート。
【図4】従来例の半導体製造装置の通信構造を説明する階層図。
【図5】図4の通信構造におけるSECS−I,HSMSを説明する構成図。
【図6】図5のHSMSの構造を説明する構成図。
【図7】従来例の半導体チップの管理システムを説明する概略構成図。
【図8】他の従来例の半導体製造装置を説明するブロック図。
【図9】従来例の製品の品質管理を説明するフロー図。
【符号の説明】
1,1a 半導体ウェハ
2,1a ウェハID(番号)
3,3A,3B 半導体製造装置
4 SEMIマップサーバ
5 SECS通信
5A,5C ダウンロード要求
5B アップロード要求
6,6A,6B ウェハマップデータ
7A,7D ウェハIDデータ
7B,7E データ生成時刻データ
7C,7F マップデータ
8 メインコンピュータ
9 通信回線
11a ホストアプリケーション
11b 装置アプリケーション
12a,12b GEM
13a,13b SECS―II
14a,14b SECS―I
15a,15b HSMS
16 シリアル通信
17 TCP/IP
21a,21b レングス部
22a,22b ヘッダ部
23a,23b メッセージ部
24 チェックサム部
31 試験装置
32 チップ分離工程
33 中間試験装置
34 チップ移し換え工程
35 最終試験装置
36 ホストコンピュータ
37 マッピング図
41 ウェハ収納カセット
42 ウェハ搬送部
43 情報端末
44 ウェハ番号検知機
45 ウェハ欠陥検査装置
A1〜An 第1〜第nの検査機

Claims (6)

  1. 半導体規格(SEMI)の半導体製造装置通信スタンダード(SECS)を用いて半導体製造装置により取得した所定ウェハのデータをウェハマップデータとして記憶するSEMIウエハマップサーバにおいて、前記ウェハマップデータとして、そのウェハ識別番号と共に、その履歴項目をデータ生成時刻として、秒の単位まで記憶させるようにしたことを特徴とするSEMIウエハマップサーバ。
  2. データ生成時刻を作成年月日時分秒として記憶させる請求項1記載のSEMIウエハマップサーバ。
  3. SECS通信のマップデータの履歴項目は、データ生成時刻の代りに、その履歴項目の重複がなく、かつ、その大きさが判断できる場合に、データの昇順連番を用いるようにした請求項1または2記載のSEMIウエハマップサーバ。
  4. SEMIによるSECS通信を用いて半導体製造装置により取得した所定ウェハのデータをSEMIウエハマップサーバにウェハマップデータとして記憶するSEMIウエハマップサーバの通信方法おいて、前記SECS通信のマップデータのダウンロード要求に対して、該当するウエハIDの中で、最新の作成時刻データを秒の単位まで検索し返信する機能と、前記マップデータのアップロード要求に対して、前記ウエハIDとその作成時刻データを秒の単位毎にデータを保存する機能を持つことを特徴とするSEMIウエハマップサーバの通信方法。
  5. データ生成時刻を作成年月日時分秒として検索し、また保存するようにした請求項4記載のSEMIウエハマップサーバの通信方法。
  6. SECS通信のマップデータの履歴項目は、データ生成時刻の代りに、その履歴項目の重複がなく、かつ、その大きさが判断できる場合に、データの昇順連番を用いるようにした請求項4または5記載のSEMIウエハマップサーバの通信方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100647462B1 (ko) 2005-12-16 2006-11-23 삼성전자주식회사 반도체 장치에서 사용되는 칩 정보 기호 및 이의 표기방법.
JP2008033856A (ja) * 2006-08-01 2008-02-14 Tokyo Electron Ltd サーバ装置およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100647462B1 (ko) 2005-12-16 2006-11-23 삼성전자주식회사 반도체 장치에서 사용되는 칩 정보 기호 및 이의 표기방법.
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