JP2004259522A - 鉛蓄電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリエチレンを主体とするシートで構成された袋状セパレータを用いた鉛蓄電池において、高率放電時の電圧特性が良好であり、正極板の伸びやセパレータ自体の酸化劣化に起因するセパレータの破損を抑制し、信頼性に優れた鉛蓄電池を提供すること。
【解決手段】ポリエチレンを主体とするシート7を有底袋状とした袋状セパレータ2にエキスパンド格子体5を有した正極板1を収納し、袋状セパレータの袋内側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブ8を有し、ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とする。
【選択図】 図3
【解決手段】ポリエチレンを主体とするシート7を有底袋状とした袋状セパレータ2にエキスパンド格子体5を有した正極板1を収納し、袋状セパレータの袋内側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブ8を有し、ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は袋状セパレータに極板を収納した構造の鉛蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車用鉛蓄電池において、正極板もしくは負極板を微孔ポリエチレンシートからなる袋状セパレータに収納した構成が広く採用されている。この中で、正極板を袋状セパレータに収納した鉛蓄電池では、使用とともにセパレータ強度が酸化劣化により低下する。また腐食により伸びた正極板が袋状セパレータの底部を破り、負極板と短絡するという問題がある。このような正極板の伸びはエキスパンド格子体のように、格子側部に枠骨が存在しない格子体を用いる場合により顕著である。
【0003】
このような問題を防止するため、袋状セパレータのベースシートの厚みを厚くすることが行われていた。しかし、その分電気抵抗が増加し、特に−15℃といった低温域や高率放電時の電圧特性が急激に低下する。一方、正極板による袋状セパレータ底部の破損を防止するために、正極板にかえて負極板を袋状セパレータに収納することが行われている。ところが負極板を袋状セパレータに収納した鉛蓄電池でも、特許文献1に示されたような、正極板側部の活物質の脱落を抑制することを目的として、袋状セパレータの正極板に対向する面に正極板側部と交差するリブが設けられた電池では正極板の伸びにより、セパレータ側部が引き伸ばされて破損し、正極−負極間が短絡することがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−173575号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記したようなポリエチレンを主体とするシートで構成された袋状セパレータを用いた鉛蓄電池において、低温域や高率放電時での放電電圧特性が良好であり、正極板の伸びやセパレータ自体の酸化劣化に起因するセパレータの破損を抑制し、寿命特性に優れた鉛蓄電池を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータにエキスパンド格子体を有した正極板を収納した鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋内側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状のリブを有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池を示すものである。
【0007】
本発明の請求項2に係る発明は、ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータに負極板を収納するとともに、エキスパンド格子体を有した正極板を備えた鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋外側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブと、正極板の左右側辺と交差する交差リブを帯状に配列した交差リブ帯を有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池を示すものである。
【0008】
そして、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1もしくは2の鉛蓄電池において、線状リブの高さを0.4mm以上としたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
≪第1の実施の形態≫
本発明の第1の実施の形態による鉛蓄電池は図1に示したように、袋状セパレータ2に収納された正極板1と負極板3とが組み合わされた極板群4を有している。ここで正極板1は図2に示したようなエキスパンド格子体5を有している。なお、このエキスパンド格子体は上下に枠骨6,6´を有しているが、左右側部には枠骨を有していない。
【0010】
このエキスパンド格子体の素材として従来から知られているSnを0.2〜1.8質量%程度含み、Caを0.03〜0.10質量%含むPb−Ca−Sn合金の圧延シートを用いことができる。また、合金中にBiやAlといった成分を0.005〜0.020質量%程度の範囲で含ませることもできる。さらに深放電寿命特性や耐過放電性能を改善するために、エキスパンド格子骨に相当する部分に1〜10質量%程度のSbや1〜10質量%程度のSnの一方あるいは両者を含むPb合金箔を貼りつけることもできる。
【0011】
図3および図4に示すように袋状セパレータ2のベースシート7の内側、すなわち正極板1と対向する面には正極板の上下方向に線状のリブ8を有している。本発明においては、ベースシート7の厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とする。また、ベースシート7を構成するポリエチレンは1〜10μmの微孔を有しており、その平均分子量を150万以上、220万以下とする。このようなベースシート厚みにより、正極板1が上下方向に伸びた場合においてもこれを収納した袋状セパレータ2もこの伸びに追随して伸び、結果として、従来、袋状セパレータ2の底部で発生していたセパレータの破損を抑制することができる。
【0012】
また、ベースシート7を構成するポリエチレンの平均分子量を150万〜250万とすることによって、正極活物質や正極から発生する酸素ガスによるベースシート7の酸化とこれによるベースシート7の破損を抑制することができる。また同時にベースシート7の厚みを薄くできるので低温域での急放電時の放電電圧特性を改善することができる。
【0013】
また、本発明の効果をより顕著に得るためには線状のリブ8の高さ(h)を0.4mm以上とすることが好ましい。このようなリブ高さは袋状セパレータ2と正極板1間に酸素気泡の滞留を抑制し、ベースシート7の酸化の進行を抑制する。リブ高さ(h)を0.4mm未満とした場合は滞留した酸素ガスにより正極板1−袋状セパレータ2間の電解液体積が減少し、この部分の電気抵抗が増大するために急放電時の放電電圧を低下させてしまったり、ベースシート7の酸化劣化が促進されるので好ましくない。
【0014】
そしてこの極板群4を用いて鉛蓄電池を構成することにより、本発明の鉛蓄電池を得ることができる。
【0015】
≪第2の実施の形態≫
本発明の第2の実施の形態による鉛蓄電池は、第1の実施の形態による鉛蓄電池の正極板を袋状セパレータに収納した構成に替えて、図5および図6に示したように負極板3を袋状セパレータ9に収納した構成を有している。
【0016】
この袋状セパレータ9は袋状の外側面、すなわち正極板との対向面に第1の実施の形態と同様の線状のリブ10を有している。そして正極板11(破線で表示)も図2で示したエキスパンド格子体5を有している。袋状セパレータ9には正極板11の側部11aと交差する交差リブ12が複数帯状に配置されている。この交差リブ12は正極板11の枠骨の存在しない左右両側部からの活物質の脱落抑制にすぐれた効果を有している。しかしながら、一方で左右両側部における正極板の上下方向の伸びは中心部と比較して大きく、交差リブ12がこの伸びによる変形を受け、袋状セパレータ9が破損するという問題があった。
【0017】
本発明では第1の実施の形態で記載したように、袋状セパレータ9のベースシート13の厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とし、かつベースシート13を構成するポリエチレンの分子量を150万〜220万とすることにより、正極板11の伸びに追従し、交差リブ12での袋状セパレータ9の破損を抑制する。また、ベースシート13の厚みが薄いので急放電時の電圧特性を低下させることもない。また、ベースシート13の酸化による劣化を抑制することもできる。
【0018】
また、前記した第1の実施の形態と同様、リブ10の高さを0.4mm以上とすることにより、本発明のような薄いベースシートから作成された袋状セパレータにおいても袋状セパレータの破損を抑制し、正極−負極間の短絡を抑制することができる。
【0019】
また、本発明は袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量の上限値を規定するものではないが、ベースシートの製造工程における生産性の問題からその上限は分子量を250万、好ましくは220万に制限される。
【0020】
また、袋状セパレータのベースシート厚みは薄くすることによって柔軟性も増し、正極板の伸び変形に追随しやすくなる。ところがセパレータは酸化を受けて厚みが徐々に減少すること、また、ベースシートを折り曲げ、両側部をシールして袋状セパレータを製造する際に、ベースシートを薄くすると両側部のシール強度が維持できないといった他の課題が発生するため、少なくとも0.10mm以上とすることが好ましい。
【0021】
【実施例】
▲1▼実施例1
本発明例及び比較例の自動車用鉛蓄電池(以下、電池)を作成し、寿命試験を行った。電池の構成は表1に示したように、袋状セパレータのリブ形状、シートベースの厚み、袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量および極板群構成を変化させて、JIS D5301で規定された80D26型電池を作成した。なお、正極板に用いたエキスパンド格子の合金組成はPb−0.07質量%Ca−1.8質量%Snとした。さらに負極板にもエキスパンド格子体を用い、その組成をPb−0.07質量%Ca−0.30質量%Snとした。
【0022】
【表1】
【0023】
なお、表1の極板群構成において正極板を袋状セパレータに収納したものは「正極袋詰め」、負極板を袋状セパレータに収納したものは「負極板袋詰めA」もしくは「負極板袋詰めB」と記している。正極板袋詰めは図3および図4に示した袋状セパレータ2を用い、線状のリブ8の高さ(h)を0.60mmとした。また、負極板袋詰めAは図5および図6に示した袋状セパレータ9を用い、袋外側に設けた線状のリブ10の高さ(h)と交差リブ12の高さ(h´)を0.60mmとした。また、負極板袋詰めBは図5および図6に示した袋状セパレータ9において、交差リブ12を有さないセパレータを用いたものであり、線状のリブ高さは負極板袋詰めAと同じく0.60mmとした。
【0024】
これらの表1に示した電池について75℃の気相雰囲気下で寿命試験を行った。この寿命試験条件は以下の通りである。
【0025】
▲1▼放電 25Aで4分間
▲2▼充電 14.8V(最大電流25A)で10分間
▲3▼判定放電 上記▲1▼の放電と▲2▼の充電で構成される放電−充電サイクルの480サイクル毎に582Aで5秒間
そして▲3▼の判定放電における放電末期電圧は7.2Vまで低下した時点を寿命サイクル数とした。なお、試験中に電解液中の水分が減少するので、判定放電終了後に精製水を補給した。
【0026】
この寿命試験の結果を表1に示す。なお、試験結果として寿命サイクル数とあわせて1回目の判定放電、すなわち480サイクル時点の放電末期電圧を示した。
【0027】
表1に示した結果から、袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量を150万以上、かつベースシート厚みを0.22mm以下とした本発明の構成により、より優れた寿命特性を得ることができる。また、同時に480サイクル目の放電末期電圧も向上することができる。
【0028】
特にベースシート厚みを0.25mm以下とした正極板袋詰めおよび負極板袋詰めAの電池ではそれぞれ袋状セパレータの底部と交差リブに対応した側部でセパレータに穴や亀裂が発生することによって、正極板と負極板とが短絡し、急激に電圧低下して寿命に至った。交差リブを有さない負極板袋詰めBでは正極板側部に対応した交差リブでの亀裂は発生していなかったが、活物質の脱落が進行し、緩やかに放電電圧が低下して寿命に至った。
【0029】
一方、ベースシート厚み0.22mm以下、ポリエチレンの平均分子量130万とした比較例の電池ではセパレータのベースシートの厚みが減少し、一部にピンホールが生じているものがあった。
【0030】
本発明例の電池は前記したように良好な寿命特性を示すが、正極板袋詰め、負極板袋詰めAの本発明例の電池では正極板の変形に追随してセパレータが柔軟に伸び、結果としてセパレータの破損が抑制されていた。
【0031】
▲2▼実施例2
次に実施例1における電池B−4について0.60mmの線状のリブ高さを0.40mm、0.30mmに変化させて実施例1と同様の寿命試験を行った。その結果、リブ高さを0.30mmまで低くしたものの寿命サイクル数は5500サイクルであり、0.40mmのものは5900サイクルであった。リブ高さを低くすることによって寿命サイクル数は低下する傾向があったが、これは主に正極板周囲の電解液量が減少したことに起因すると推測できる。
【0032】
ここで寿命試験終了後の電池を分解し、セパレータのベースシート厚みを測定したところ、当初0.60mmのものは0.58mm、当初0.40mmのものは0.37mm、そして当初0.30mmのものは0.20mmまで厚みが減少していた。0.30mmまでリブ高さを低くすると急激に厚みの減少が進行することがわかる。
【0033】
この厚みの減少は硫酸との接触とともに、正極活物質との接触や正極で発生する酸素ガスによって酸化を受けたことによると推測できる。また0.30mmのものは局部的にベース厚みが0.06mmまで薄くなった部位が発生し、この部分で亀裂が発生していた。したがって、これらのセパレータの厚み減少とこれによる亀裂を抑制するためには少なくともリブ高さを0.40mm以上とすることが必要である。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明の構成によれば、鉛蓄電池において発生する正極板の伸びに起因する袋状セパレータの破損とこれによる正極−負極板の短絡を抑制し、放電電圧特性と寿命特性に優れた鉛蓄電池を提供できることから、工業上、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】極板群を示す図
【図2】エキスパンド格子体を示す図
【図3】袋状セパレータを示す図
【図4】袋状セパレータの断面を示す図
【図5】袋状セパレータを示す図
【図6】袋状セパレータを示す図
【符号の説明】
1 正極板
2 袋状セパレータ
3 負極板
4 極板群
5 エキスパンド格子体
6,6´ 枠骨
7 ベースシート
8 リブ
9 袋状セパレータ
10 リブ
11 正極板
11a 側部
12 交差リブ
13 ベースシート
【発明の属する技術分野】
本発明は袋状セパレータに極板を収納した構造の鉛蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車用鉛蓄電池において、正極板もしくは負極板を微孔ポリエチレンシートからなる袋状セパレータに収納した構成が広く採用されている。この中で、正極板を袋状セパレータに収納した鉛蓄電池では、使用とともにセパレータ強度が酸化劣化により低下する。また腐食により伸びた正極板が袋状セパレータの底部を破り、負極板と短絡するという問題がある。このような正極板の伸びはエキスパンド格子体のように、格子側部に枠骨が存在しない格子体を用いる場合により顕著である。
【0003】
このような問題を防止するため、袋状セパレータのベースシートの厚みを厚くすることが行われていた。しかし、その分電気抵抗が増加し、特に−15℃といった低温域や高率放電時の電圧特性が急激に低下する。一方、正極板による袋状セパレータ底部の破損を防止するために、正極板にかえて負極板を袋状セパレータに収納することが行われている。ところが負極板を袋状セパレータに収納した鉛蓄電池でも、特許文献1に示されたような、正極板側部の活物質の脱落を抑制することを目的として、袋状セパレータの正極板に対向する面に正極板側部と交差するリブが設けられた電池では正極板の伸びにより、セパレータ側部が引き伸ばされて破損し、正極−負極間が短絡することがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−173575号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記したようなポリエチレンを主体とするシートで構成された袋状セパレータを用いた鉛蓄電池において、低温域や高率放電時での放電電圧特性が良好であり、正極板の伸びやセパレータ自体の酸化劣化に起因するセパレータの破損を抑制し、寿命特性に優れた鉛蓄電池を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータにエキスパンド格子体を有した正極板を収納した鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋内側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状のリブを有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池を示すものである。
【0007】
本発明の請求項2に係る発明は、ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータに負極板を収納するとともに、エキスパンド格子体を有した正極板を備えた鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋外側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブと、正極板の左右側辺と交差する交差リブを帯状に配列した交差リブ帯を有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池を示すものである。
【0008】
そして、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1もしくは2の鉛蓄電池において、線状リブの高さを0.4mm以上としたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
≪第1の実施の形態≫
本発明の第1の実施の形態による鉛蓄電池は図1に示したように、袋状セパレータ2に収納された正極板1と負極板3とが組み合わされた極板群4を有している。ここで正極板1は図2に示したようなエキスパンド格子体5を有している。なお、このエキスパンド格子体は上下に枠骨6,6´を有しているが、左右側部には枠骨を有していない。
【0010】
このエキスパンド格子体の素材として従来から知られているSnを0.2〜1.8質量%程度含み、Caを0.03〜0.10質量%含むPb−Ca−Sn合金の圧延シートを用いことができる。また、合金中にBiやAlといった成分を0.005〜0.020質量%程度の範囲で含ませることもできる。さらに深放電寿命特性や耐過放電性能を改善するために、エキスパンド格子骨に相当する部分に1〜10質量%程度のSbや1〜10質量%程度のSnの一方あるいは両者を含むPb合金箔を貼りつけることもできる。
【0011】
図3および図4に示すように袋状セパレータ2のベースシート7の内側、すなわち正極板1と対向する面には正極板の上下方向に線状のリブ8を有している。本発明においては、ベースシート7の厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とする。また、ベースシート7を構成するポリエチレンは1〜10μmの微孔を有しており、その平均分子量を150万以上、220万以下とする。このようなベースシート厚みにより、正極板1が上下方向に伸びた場合においてもこれを収納した袋状セパレータ2もこの伸びに追随して伸び、結果として、従来、袋状セパレータ2の底部で発生していたセパレータの破損を抑制することができる。
【0012】
また、ベースシート7を構成するポリエチレンの平均分子量を150万〜250万とすることによって、正極活物質や正極から発生する酸素ガスによるベースシート7の酸化とこれによるベースシート7の破損を抑制することができる。また同時にベースシート7の厚みを薄くできるので低温域での急放電時の放電電圧特性を改善することができる。
【0013】
また、本発明の効果をより顕著に得るためには線状のリブ8の高さ(h)を0.4mm以上とすることが好ましい。このようなリブ高さは袋状セパレータ2と正極板1間に酸素気泡の滞留を抑制し、ベースシート7の酸化の進行を抑制する。リブ高さ(h)を0.4mm未満とした場合は滞留した酸素ガスにより正極板1−袋状セパレータ2間の電解液体積が減少し、この部分の電気抵抗が増大するために急放電時の放電電圧を低下させてしまったり、ベースシート7の酸化劣化が促進されるので好ましくない。
【0014】
そしてこの極板群4を用いて鉛蓄電池を構成することにより、本発明の鉛蓄電池を得ることができる。
【0015】
≪第2の実施の形態≫
本発明の第2の実施の形態による鉛蓄電池は、第1の実施の形態による鉛蓄電池の正極板を袋状セパレータに収納した構成に替えて、図5および図6に示したように負極板3を袋状セパレータ9に収納した構成を有している。
【0016】
この袋状セパレータ9は袋状の外側面、すなわち正極板との対向面に第1の実施の形態と同様の線状のリブ10を有している。そして正極板11(破線で表示)も図2で示したエキスパンド格子体5を有している。袋状セパレータ9には正極板11の側部11aと交差する交差リブ12が複数帯状に配置されている。この交差リブ12は正極板11の枠骨の存在しない左右両側部からの活物質の脱落抑制にすぐれた効果を有している。しかしながら、一方で左右両側部における正極板の上下方向の伸びは中心部と比較して大きく、交差リブ12がこの伸びによる変形を受け、袋状セパレータ9が破損するという問題があった。
【0017】
本発明では第1の実施の形態で記載したように、袋状セパレータ9のベースシート13の厚みを0.22mm以下、0.10mm以上とし、かつベースシート13を構成するポリエチレンの分子量を150万〜220万とすることにより、正極板11の伸びに追従し、交差リブ12での袋状セパレータ9の破損を抑制する。また、ベースシート13の厚みが薄いので急放電時の電圧特性を低下させることもない。また、ベースシート13の酸化による劣化を抑制することもできる。
【0018】
また、前記した第1の実施の形態と同様、リブ10の高さを0.4mm以上とすることにより、本発明のような薄いベースシートから作成された袋状セパレータにおいても袋状セパレータの破損を抑制し、正極−負極間の短絡を抑制することができる。
【0019】
また、本発明は袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量の上限値を規定するものではないが、ベースシートの製造工程における生産性の問題からその上限は分子量を250万、好ましくは220万に制限される。
【0020】
また、袋状セパレータのベースシート厚みは薄くすることによって柔軟性も増し、正極板の伸び変形に追随しやすくなる。ところがセパレータは酸化を受けて厚みが徐々に減少すること、また、ベースシートを折り曲げ、両側部をシールして袋状セパレータを製造する際に、ベースシートを薄くすると両側部のシール強度が維持できないといった他の課題が発生するため、少なくとも0.10mm以上とすることが好ましい。
【0021】
【実施例】
▲1▼実施例1
本発明例及び比較例の自動車用鉛蓄電池(以下、電池)を作成し、寿命試験を行った。電池の構成は表1に示したように、袋状セパレータのリブ形状、シートベースの厚み、袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量および極板群構成を変化させて、JIS D5301で規定された80D26型電池を作成した。なお、正極板に用いたエキスパンド格子の合金組成はPb−0.07質量%Ca−1.8質量%Snとした。さらに負極板にもエキスパンド格子体を用い、その組成をPb−0.07質量%Ca−0.30質量%Snとした。
【0022】
【表1】
【0023】
なお、表1の極板群構成において正極板を袋状セパレータに収納したものは「正極袋詰め」、負極板を袋状セパレータに収納したものは「負極板袋詰めA」もしくは「負極板袋詰めB」と記している。正極板袋詰めは図3および図4に示した袋状セパレータ2を用い、線状のリブ8の高さ(h)を0.60mmとした。また、負極板袋詰めAは図5および図6に示した袋状セパレータ9を用い、袋外側に設けた線状のリブ10の高さ(h)と交差リブ12の高さ(h´)を0.60mmとした。また、負極板袋詰めBは図5および図6に示した袋状セパレータ9において、交差リブ12を有さないセパレータを用いたものであり、線状のリブ高さは負極板袋詰めAと同じく0.60mmとした。
【0024】
これらの表1に示した電池について75℃の気相雰囲気下で寿命試験を行った。この寿命試験条件は以下の通りである。
【0025】
▲1▼放電 25Aで4分間
▲2▼充電 14.8V(最大電流25A)で10分間
▲3▼判定放電 上記▲1▼の放電と▲2▼の充電で構成される放電−充電サイクルの480サイクル毎に582Aで5秒間
そして▲3▼の判定放電における放電末期電圧は7.2Vまで低下した時点を寿命サイクル数とした。なお、試験中に電解液中の水分が減少するので、判定放電終了後に精製水を補給した。
【0026】
この寿命試験の結果を表1に示す。なお、試験結果として寿命サイクル数とあわせて1回目の判定放電、すなわち480サイクル時点の放電末期電圧を示した。
【0027】
表1に示した結果から、袋状セパレータを構成するポリエチレンの分子量を150万以上、かつベースシート厚みを0.22mm以下とした本発明の構成により、より優れた寿命特性を得ることができる。また、同時に480サイクル目の放電末期電圧も向上することができる。
【0028】
特にベースシート厚みを0.25mm以下とした正極板袋詰めおよび負極板袋詰めAの電池ではそれぞれ袋状セパレータの底部と交差リブに対応した側部でセパレータに穴や亀裂が発生することによって、正極板と負極板とが短絡し、急激に電圧低下して寿命に至った。交差リブを有さない負極板袋詰めBでは正極板側部に対応した交差リブでの亀裂は発生していなかったが、活物質の脱落が進行し、緩やかに放電電圧が低下して寿命に至った。
【0029】
一方、ベースシート厚み0.22mm以下、ポリエチレンの平均分子量130万とした比較例の電池ではセパレータのベースシートの厚みが減少し、一部にピンホールが生じているものがあった。
【0030】
本発明例の電池は前記したように良好な寿命特性を示すが、正極板袋詰め、負極板袋詰めAの本発明例の電池では正極板の変形に追随してセパレータが柔軟に伸び、結果としてセパレータの破損が抑制されていた。
【0031】
▲2▼実施例2
次に実施例1における電池B−4について0.60mmの線状のリブ高さを0.40mm、0.30mmに変化させて実施例1と同様の寿命試験を行った。その結果、リブ高さを0.30mmまで低くしたものの寿命サイクル数は5500サイクルであり、0.40mmのものは5900サイクルであった。リブ高さを低くすることによって寿命サイクル数は低下する傾向があったが、これは主に正極板周囲の電解液量が減少したことに起因すると推測できる。
【0032】
ここで寿命試験終了後の電池を分解し、セパレータのベースシート厚みを測定したところ、当初0.60mmのものは0.58mm、当初0.40mmのものは0.37mm、そして当初0.30mmのものは0.20mmまで厚みが減少していた。0.30mmまでリブ高さを低くすると急激に厚みの減少が進行することがわかる。
【0033】
この厚みの減少は硫酸との接触とともに、正極活物質との接触や正極で発生する酸素ガスによって酸化を受けたことによると推測できる。また0.30mmのものは局部的にベース厚みが0.06mmまで薄くなった部位が発生し、この部分で亀裂が発生していた。したがって、これらのセパレータの厚み減少とこれによる亀裂を抑制するためには少なくともリブ高さを0.40mm以上とすることが必要である。
【0034】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明の構成によれば、鉛蓄電池において発生する正極板の伸びに起因する袋状セパレータの破損とこれによる正極−負極板の短絡を抑制し、放電電圧特性と寿命特性に優れた鉛蓄電池を提供できることから、工業上、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】極板群を示す図
【図2】エキスパンド格子体を示す図
【図3】袋状セパレータを示す図
【図4】袋状セパレータの断面を示す図
【図5】袋状セパレータを示す図
【図6】袋状セパレータを示す図
【符号の説明】
1 正極板
2 袋状セパレータ
3 負極板
4 極板群
5 エキスパンド格子体
6,6´ 枠骨
7 ベースシート
8 リブ
9 袋状セパレータ
10 リブ
11 正極板
11a 側部
12 交差リブ
13 ベースシート
Claims (3)
- ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータにエキスパンド格子体を有した正極板を収納した鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋内側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブを有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池。
- ポリエチレンを主体とするシートを有底袋状とした袋状セパレータに負極板を収納するとともに、エキスパンド格子体を有した正極板を備えた鉛蓄電池であって、前記袋状セパレータの袋外側にはシート上から正極板に突出して設けられた線状リブと、正極板の左右側辺と交差する交差リブを帯状に配列した交差リブ帯を有し、前記ポリエチレンの平均分子量を150万〜220万、かつ前記ベースシートの厚みを0.22mm以下、0.10mm以上としたことを特徴とする鉛蓄電池。
- 前記線状リブの高さを0.4mm以上としたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の鉛蓄電池。
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