JP2004258515A - 魚眼レンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側より複数の負レンズ成分L1と、L2と、少なくとも1組の接合レンズ成分L3とを有し全体として負の屈折力の前群G1と、前記前群G1に対して軸上間隔をあけて配置され全体として正の屈折力の後群G2とから構成され、前記後群G2は少なくとも1組の接合レンズ成分L5を有し、かつ所定の条件を満足すること。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型でありながらレンズ最終面から像面までの空気換算距離を充分に確保した一眼レフカメラ用魚眼レンズに関し、特にデジタル一眼レフカメラに最適な魚眼レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚眼レンズの殆どは35mmフィルム用の一眼レフカメラに対応したレンズである(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭54−32319号公報
【0004】
しかし、特許文献1に開示された35mmフイルム用の一眼レフカメラに対応した魚眼レンズをそのままデジタル一眼レフカメラに用いた場合、イメージサイズの違いによりレンズの焦点距離と画角の関係が従来の銀塩一眼レフカメラとは異なるため、180度の画角を保つことが出来ない。
【0005】
また、一般的にデジタル一眼レフカメラに用いられる撮像素子の面積は、35mmフィルムのフルサイズよりも少し小さめのサイズである。その結果、「35mmフィルムイメージサイズの対角線」を「撮像素子のイメージサイズの対角線」で割った値をレンズの焦点距離に掛けた値がデジタル一眼レフカメラにおける焦点距離になってしまう。従って、銀塩一眼レフカメラで180度の画角を持っていた魚眼レンズをそのままデジタル一眼レフカメラに使用すると単なる超広角レンズの効果しか得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
撮影画面が35mmフィルムのフルサイズよりも少し小さいデジタル一眼レフカメラ用レンズの焦点距離は上述した理由から必然的に短くなる。その上、魚眼レンズのように広い範囲を写し込もうとすると焦点距離をより短く設定しなければならない。その結果、バックフォーカスは焦点距離の3倍以上必要になるため、物体側に極端に強い発散系を配置する必要が生じる。魚眼レンズにおいては主点を後方へ出すレトロフォーカスタイプが用いられるが、上記理由から物体側に強い発散系を配置することにより、像面湾曲および非点収差による性能劣化を招きやすい。さらにレトロフォーカスタイプは、前群の負レンズの外径が大きくなる傾向があり、魚眼レンズの大形化、重量化を伴うという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みて行われたものであり、バックフォーカスを充分に確保し、像面湾曲が良好に補正され優れた光学性能を有する明るくコンパクトなデジタルカメラに適した魚眼レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にかかる魚眼レンズは、物体側より複数の負レンズ成分と一組の接合レンズ成分を有し全体として負の屈折力の前群と、軸上間隔をあけて配置され全体として正の屈折力の後群とから構成され、前記後群は一組の接合レンズ成分を有し、以下の条件(1)を満足することを特徴とする。
(1)Bf/f ≧3.45
但し、
Bf:前記魚眼レンズのバックフォーカス、
f :前記魚眼レンズ全系の焦点距離、
また、本発明の魚眼レンズでは、以下の条件(2)を満足することが好ましい。
(2) 4.0≦Σd/f≦10.0
但し、
Σd:前記魚眼レンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離である。
【0009】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズと、負レンズと正レンズとの接合からなる第3レンズ成分とから構成されていることが望ましい。
【0010】
また、本発明の魚眼レンズ群では、前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズと、負レンズのみからなる第3レンズ成分と、正レンズと負レンズとの接合からなる第4レンズ成分とから構成されていることが望ましい。
【0011】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ成分と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ成分と、正レンズのみからなる第3レンズ成分と、正レンズと負レンズとの接合からなる第4レンズ成分とから構成されていることが望ましい。
【0012】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記後群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズと正レンズとから成る接合レンズ成分と、正レンズとから構成されていることが望ましい。
【0013】
また、本発明の魚眼レンズは、以下の条件(3)を満足することが望ましい。(3)1.5≦f2/f≦4.0
但し、
f2:前記後群の焦点距離である。
【0014】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記前群の最も像側のレンズ面から前記後群の最も物体側のレンズ面までの間隔d1は、以下の条件(4)を満足する構成が望ましい。
(4)0.5<d1/f<2.0
また、本発明の魚眼レンズでは、前記後群中の前記接合レンズ成分は、以下の条件(5)を満足することが望ましい。
(5)30≦νRp−νRn≦60
但し、
νRp:前記接合レンズ成分中の正レンズのアッベ数の平均値、
νRn:前記接合レンズ成分中の負レンズのアッベ数の平均値である。
【0015】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記後群中の前記接合レンズ成分は、以下の条件(6)を満足することが望ましい。
(6)0.2≦nRn−nRp≦0.45
但し、
nRn:前記接合レンズ成分中の負レンズのd線の屈折率の平均値、
nRp:前記接合レンズ成分中の正レンズのd線の屈折率の平均値である。
【0016】
また、本発明の魚眼レンズでは、前記前群および前記後群の各レンズ面は、球面のみ、または球面および平面のみで構成されていることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる魚眼レンズの実施の形態に付いて説明する。
【0018】
本発明にかかる魚眼レンズは、物体側より複数の負レンズ成分と一組の接合レンズ成分を有し全体として負の屈折力の前群と、軸上間隔をあけて配置され全体として正の屈折力の後群とから構成されている。そして、後群は一組の接合レンズ成分を有し、前述の条件式(1)及び(2)を満足している。
【0019】
前群は、180度という大きな角度から入射する光束を光軸と平行な方向へ大きく曲げる働きを行う強い発散作用の負レンズを有し、複数の負レンズで構成することにより、負レンズによって発生する収差を分散させることが可能になる。また前群に1組の接合レンズを有することにより、倍率色収差の発生を緩和することが可能になる。
【0020】
以下、各条件式について説明する。
【0021】
条件式(1)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、魚眼レンズ全系の焦点距離と魚眼レンズのバックフォーカスとの関係を定めた条件である。この条件を外れると一眼レフカメラに用いることが不可能になり好ましくない。
【0022】
条件式(2)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、魚眼レンズのバックフォーカスを十分に保ちながら軸外収差を補正しつつ魚眼レンズ全系の大型化、重量化を抑えるための条件である。上限値を超えると魚眼レンズのバックフォーカスが短くなりすぎるため、一眼レフカメラ用に使用できない。さらに180度の光束を通すためには最も物体側に配置されたレンズの直径(前玉径)が極端に大形化してしまい魚眼レンズ全系の大型化、重量化を招いてしまう。より効果をあげるには上限値を8.0にするのが良い。下限値を超えると魚眼レンズのバックフォーカスは十分に取ることは可能になるが、180度の画角を保つことが不可能になるため好ましくない。本条件においてより効果をあげるには下限値を5.0にするのが良い。
【0023】
条件式(3)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、魚眼レンズのバックフォーカスを十分に保ちながら軸外収差を補正するために、後群の焦点距離を規定した条件である。上限値を超えると非点収差及びコマ収差の補正が困難になるばかりか180度の画角を保つことも困難になり好ましくない。下限値を超えると魚眼レンズのバックフォーカスが短くなりすぎるため、一眼レフカメラ用に使用できない。
【0024】
条件式(4)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、前群と後群との間隔を規定したものである。上限値を超えると倍率色収差が過大になりすぎて補正するのが難しくなる。また魚眼レンズのバックフォーカスが短くなりすぎるため一眼レフカメラ用に使用できない。下限値を超えると非点収差及びコマ収差の補正が困難になるばかりか180度の画角を保つことも困難になり好ましくない。より好ましくは下限値を0.6にすることが良い。
【0025】
上記構成において、前群で補正しきれなかった倍率色収差を後群に1組の接合レンズを配することにより、倍率色収差の発生を緩和することが可能になる。そして、本発明にかかる魚眼レンズでは、条件式(5)を満足するのが良い。
【0026】
条件式(5)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、前群で発生した倍率色収差及び軸上色収差を補正するため後群中に設けられた接合レンズ成分中の正レンズと負レンズのアッベ数の差を規定したものである。上限値を超えると軸上色収差の補正が困難になるばかりか実在する硝材での構成が困難になる。下限値を超えると前群の負レンズによる倍率色収差を後群で補正しきれなくなりg線(λ=485.8nm)の倍率色収差がマイナス傾向になり好ましくない。
【0027】
条件式(6)は、本発明にかかる魚眼レンズにおいて、像面湾曲及び非点収差を補正するための条件である。後群中に設けられた接合レンズ成分中の負レンズをできる限り高い屈折率、正レンズを低い屈折率とすることにより、魚眼レンズ全系のペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲及び非点収差を小さく抑えることが可能になる。上限値を超えると、負レンズと正レンズのアッベ数の差を大きく付けなければならなくなり、前群で発生する軸上の色収差の補正が困難になる。下限値を超えると魚眼レンズ全系のペッツバール和が大きくなり像面湾曲が大きく発生するため好ましくない。
【0028】
上記構成において、前群および後群の各レンズ面は、非球面を使用しないで球面または平面で構成するのが良い。それによって、レンズ加工が容易になり、また組立て調整も容易になり、製造コストを低減できる。
【0029】
「実施例」
以下に本発明にかかる魚眼レンズの各実施例を示す。
【0030】
図1、図3、図5、および図7は、それぞれ本発明にかかる魚眼レンズの第1実施例から第4実施例のレンズ構成図を示している。レンズ構成図中の符号Sは開口絞りを、符号Pはフィルタを表している。フィルタは光学系中のどこに挿入しても性能に影響はない。また光学系中にフィルタの挿入がなくても基本的な性能に影響は及ばさない。
【0031】
図2、図4、図6、および図8は、それぞれ本発明にかかる魚眼レンズの第1実施例から第4実施例の諸収差図を示している。各収差図中のdはd線(λ=587.6nm)における収差、gはg線(λ=435.8nm)における収差をそれぞれ表している。非点収差図において、実線はメリジオナル像面、破線はサジタル像面をそれぞれ表している。FNOはFナンバー、2ωは画角(単位:度)をそれぞれ示している。非球面収差では最大口径に対応するFナンバーの値を示し、非点収差図、歪曲収差図では画角2ωの最大値をそれぞれ示している。歪曲収差は等立体角射影y=2fsin(ω/2) からのズレ量を示している。そして各収差図とも、収差が良好に補正されていることが分かる。
【0032】
以下の表1から表4に、第1実施例から第4実施例の諸元の値をそれぞれ示す。各表中における、左端の数値は面番号、rは曲率半径(mm)、dは面間隔(mm)、ndはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはアッベ数、fは魚眼レンズ全系の焦点距離(mm)、FNはFナンバー、2ωは画角(単位:度)、Bfはバックフォーカス(mm)、TLは魚眼レンズの全長(mm)をそれぞれ表している。
【0033】
なお、以下の全ての実施例の表において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔dその他の長さは、特記の無い場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。
【0034】
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図を示す。
【0035】
図1において、本第1実施例の魚眼レンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズL1と、同じく物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズL2と、負レンズと正レンズとの接合からなり全体として正屈折力を有する第3レンズ成分L3とからなる全体として負屈折力を有する前群G1と、軸上間隔をあけて配置され像側により強い凸面を向けた両凸形状の第4レンズL4と、負レンズと正レンズとの接合からなり全体として正屈折力を有する第5レンズ成分L5と、両凸形状の正屈折力の第6レンズL6とからなる全体として正屈折力を有する後群G2とから構成されている。前群および後群の各レンズ面は全て球面で構成されている。
【0036】
【表1】
(第2実施例)図3は、本発明の第2実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図を示す。
【0037】
図3において、本第2実施例の魚眼レンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズL1と、同じく物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズL2と、両凹形状の第3レンズL3と、正レンズと負レンズとの接合からなり全体として正屈折力を有する第4レンズ成分L4とからなり全体として負屈折力を有する前群G1と、軸上間隔をあけて配置され像側により強い凸面を向けた正メニスカス形状の第5レンズL5と、負レンズと正レンズとの接合からなり全体として負屈折力を有する第6レンズ成分L6と、両凸形状の正屈折力の第7レンズL7とからなる全体として正屈折力を有する後群G2とから構成されている。前群および後群の各レンズ面は全て球面で構成されている。
【0038】
【表2】
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図を示す。
【0039】
図5において、本第3実施例の魚眼レンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズL1と、同じく物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズL2と、両凸形状の正屈折力の第3レンズL3と、正レンズと負レンズとの接合からなり全体として負屈折力を有する第4レンズ成分L4とからなり全体として負屈折力を有する前群G1と、軸上間隔をあけて配置され両凸形状の正屈折力の第5レンズL5と、負レンズと正レンズとの接合からなり全体として負屈折力を有する第6レンズ成分L6と、両凸形状の正屈折力の第7レンズL7とからなる全体として正屈折力を有する後群G2とから構成されている。前群および後群の各レンズ面は全て球面で構成されている。
【0040】
【表3】
(第4実施例)図7は、本発明の第4実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図を示す。
【0041】
図7において、本第4実施例の魚眼レンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズL1と、同じく物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズL2と、両凸形状の正屈折力の第3レンズL3と、正レンズと負レンズとの接合からなり全体として負屈折力を有する第4レンズ成分L4とからなり全体として負屈折力を有する前群G1と、軸上間隔をあけて配置され両凸形状の第5レンズL5と、負レンズと正レンズとの接合からなり全体として負屈折力を有する第6レンズ成分L6と、両凸形状の正屈折力の第7レンズL7とからなる全体として正屈折力を有する後群G2とから構成されている。前群および後群の各レンズ面は全て球面で構成されている。なお、以上の各実施例において、任意のレンズ面を平面としても構わない。
【0042】
【表4】
本発明の第1実施例から第4実施例にかかる魚眼レンズにおける条件式対応値を表5に掲げる。
【0043】
【表5】
【0044】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、充分なバックフォーカスを確保しながら画角が180°を有しつつFナンバー2.8と明るくコンパクトなデジタルカメラに適した魚眼レンズを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる魚眼レンズの諸収差図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる魚眼レンズの諸収差図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図である。
【図6】本発明の第3実施例にかかる魚眼レンズの諸収差図である。
【図7】本発明の第4実施例にかかる魚眼レンズのレンズ構成図である。
【図8】本発明の第4実施例にかかる魚眼レンズの諸収差図である。
【符号の説明】
G1 前群
G2 後群
S 開口絞り
P フィルタ
I 像面
Claims (11)
- 物体側より複数の負レンズ成分と、一組の接合レンズ成分とを有し全体として負の屈折力の前群と、軸上間隔をあけて配置され全体として正の屈折力の後群とから構成され、前記後群は一組の接合レンズ成分を有し、以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(1) Bf/f ≧3.45
但し、
Bf:前記魚眼レンズのバックフォーカス,
f :前記魚眼レンズ全系の焦点距離. - 請求項1に記載の魚眼レンズにおいて、
以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(2) 4.0≦Σd/f≦10.0
但し、
Σd:前記魚眼レンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離. - 請求項1または2に記載の魚眼レンズにおいて、
前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズと、負レンズと正レンズとの接合からなる第3レンズ成分とからなることを特徴とする魚眼レンズ。 - 請求項1または2に記載の魚眼レンズにおいて、
前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズと、負レンズのみからなる第3レンズ成分と、正レンズと負レンズとの接合からなる第4レンズ成分とからなることを特徴とする魚眼レンズ。 - 請求項1または2に記載の魚眼レンズにおいて、
前記前群は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ成分と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ成分と、正レンズのみからなる第3レンズ成分と、正レンズと負レンズとの接合からなる第4レンズ成分とからなることを特徴とする魚眼レンズ。 - 請求項1または2に記載の魚眼レンズにおいて、
前記後群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズと正レンズとから成る接合レンズ成分と、正レンズとからなることを特徴とする魚眼レンズ。 - 請求項6に記載の魚眼レンズにおいて、
以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(3)1.5≦f2/f≦4.0
但し、
f2:前記後群の焦点距離. - 請求項1または2に記載の魚眼レンズにおいて、
前記前群の最も像側のレンズ面から前記後群最も物体側のレンズ面までの間隔d1は、以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(4)0.5<d1/f<2.0 - 請求項6に記載の魚眼レンズにおいて、
前記後群中の前記接合レンズ成分は、以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(5)30≦νRp−νRn≦60
但し、
νRp:前記接合レンズ成分中の正レンズのアッベ数の平均値,
νRn:前記接合レンズ成分中の負レンズのアッベ数の平均値. - 請求項6に記載の魚眼レンズにおいて、
前記後群中の前記接合レンズ成分は、以下の条件を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
(6)0.2≦nRn−nRp≦0.45
但し、
nRn:前記接合レンズ成分中の負レンズのd線の屈折率の平均値,
nRp:前記接合レンズ成分中の正レンズのd線の屈折率の平均値. - 前記前群および前記後群の各レンズ面は、球面のみ、または球面および平面のみで構成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の魚眼レンズ。
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