JP2004258371A - 表示装置および表示装置の表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレゼンテーションやプレゼンテーション装置の操作に不慣れな発表者であっても、見ている人を不快にすることなく、見易い高品質なプレゼンテーションを行うことを可能とする表示装置を提供する。
【解決手段】ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する手段を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する手段を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置および表示装置の表示方法に関し、特にプレゼンテーションに使用する大画面表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、PDP(プラズマディスプレイ)や、フロントプロジェクタ、リアプロジェクタ等の大画面の表示装置が普及してきており、これら大画面の表示装置を備えた情報処理システムは、プレゼンテーション、ブレーンストーミング、会議等において使用されている。
【0003】
ノートPC等よりの出力信号を大画面表示装置に入力し表示する場合、発表資料の操作を行うノートPCの画面と、参加者のために発表資料を表示する大画面表示装置の画面が同じであった。
【0004】
また、プロジェクター等において、リモコンの指示により、画面のフリーズができるものがある。
【0005】
図5は、従来技術によるプレゼンテーションシステムの構成を示すものであり、501はプロジェクター、502はノートPC、503はノートPC502の表示画面、504はノートPC502のキーボード、505はマウス、506はスクリーン、507はリモコンである。発表者は、ノートPC502のキーボード504またはマウス505を用いて表示画面503上で発表資料の確認を行いながらプレゼンテーションを行う。ノートPC502より出力された映像信号は、プロジェクター501に入力され、スクリーン503上に投射表示される。
【0006】
また、リモコンによる表示画面のフリーズ制御が可能なプロジェクターを用いた場合には、発表者は、リモコン504を用いてプロジェクター501に対して、スクリーン503に投射される映像のフリーズの設定および解除を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプレゼンテーションシステムでは、ノートPC等よりの出力信号を大画面表示装置に入力し表示する場合、発表資料の操作・確認画面であるノートPCの画面に表示される映像と、参加者が発表資料を見る大画面表示装置の画面に表示される映像が同じであった。
【0008】
そのため、発表者が適切な操作を行わない場合(例えば、画面の切り替えが速い場合や、スクロール操作が煩雑な場合等)には、見ている人が不快になる等の問題があった。
【0009】
また、表示画面のフリーズができるプロジェクターを用いてプレゼンテーションを行う場合は、プレゼンテーションのための操作をノートPCで行い、尚且つ、フリーズの指示をリモコンで行うため、2種類の操作をしなければならないため、操作が煩雑になるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、プレゼンテーションやプレゼンテーション装置の操作に不慣れな発表者であっても、見ている人を不快にすることなく、見易い高品質なプレゼンテーションを行うことを可能とする表示装置および表示装置の表示方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
上記課題を解決するために、本発明は以下(1)〜(8)の構成を備える。
【0012】
(1)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。
【0013】
(2)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。
【0014】
(3)上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の表示装置。
【0015】
(4)上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算手段と、
ルール設定手段を持ち、
前記動き範囲演算手段の出力とルール設定手段のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の表示装置。
【0016】
(5)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。
【0017】
(6)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。
【0018】
(7)上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であることを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の表示装置の表示方法。
【0019】
(8)上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算工程と、
ルール設定工程を持ち、
前記動き範囲演算工程の出力とルール設定工程のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の表示装置の表示方法。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
【実施例1】
図1は、本発明による表示装置の構成を示すものであり、101は入力部、102はDSP、103はメモリ、104はガンマ変換部、105は画質調整部、106はフォーマット変換部、107はフリーズ制御部、108はルール設定部、109は動き検出部、110はD/Aコンバーター、111は駆動回路、112はLCD、113はリモコン、114はリモコン制御部、115はRAM、116はROM、117はマイコン(CPU)である。
【0022】
ノートPC等の外部接続機器より出力されたプレゼンテーションのための映像信号は、入力部101より入力され、DSP部(ディジタル信号処理部)102において、ガンマ変換部104、画質調整部105、フォーマット変換部106、フリーズ制御部107を介して各種の画像処理を行う。メモリ103はDSP部102に接続され、各種画像処理を行う際に必要な信号を記憶するために用いられる。DSP部102から出力された映像信号は、D/Aコンバーター110においてアナログ信号に変換された後に駆動回路111においてLCD112に適合した信号に変換され、LCD112にて表示される。
【0023】
ルール設定部108は動き検出部109へ、動きと判断するか否かの条件を与える。
【0024】
リモコン制御部114はリモコン113から送信された指示信号を受信し、CPU117において指示内容に応じた制御を行う。RAM115およびROM116はCPU117に接続され、プログラムやデータの記憶を行う。
【0025】
入力部101より入力されるプレゼンテーション映像は一般に静止画像であり、静止画像を一定期間表示している間に、発表者がその静止画像である資料の説明を行った後に、次の静止画像である資料を表示し説明するという行為を繰り返す。
【0026】
会議の参加者は、表示された資料を見ながら発表を聞くため、表示された映像が頻繁に切り換わったり、動いたりすると、発表内容が理解し難いだけではなく、生理的に不快になってしまうという問題がある。
【0027】
近年、プロジェクターの普及により、PCを使用したプレゼンを行うことが多くなり、パワーポイントで作成した資料だけではなく、他のプレゼン用ではないソフト(例えば、ワードやエクセル等)で作成した資料を用いて発表を行う機会が増えてきた。この場合、資料がPCのデスクトップよりも大きい場合、画面上のスクロールバーを操作して、発表に必要な資料の位置を移動しながら説明することになる。また、発表に必要な資料な位置を探すために、頻繁にスクロール動作を繰り返すことになる。
【0028】
また、各種のソフトで作成した資料をデスクトップ上で検索したり、確認のために資料を表示したりする機会が増える。
【0029】
また、パワーポイントにおいても、資料の検索のため、サムネイル表示をしたり、表示を頻繁に切り替える場合がある。
【0030】
以上のような場合には、表示画面全体が移動したり切り換わったりするため、見ている人が不快になるという問題があった。
【0031】
図2は、本発明の実施例1の処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
入力部101より入力されるフレーム映像信号を入力される映像フレーム毎に順次比較することにより、表示画面が変化しているか否かを判断する(S201)。動き検出の方法としては、例えば、動きベクトルを求める方法を用いればよい。
【0033】
映像が変化している場合は、動き部分が表示画面内の領域を演算し、ルール設定手段により決められた領域より大きい場合は、動き画像と判断する(S202)。
【0034】
動き画像の領域が画面全体に占める割合を考慮して判断することにより、プレゼンテーション資料における特殊効果(アニメーションや文字が動きを伴って表示される効果等)においても動き映像として判断しないため、特殊効果を含むプレゼンテーション資料であっても誤動作をせず、特殊効果を表示することができる。動き画像と判断すると、表示画像の更新を中止し、同じ映像を繰返し表示するフリーズ表示を行う(S203)。
【0035】
次に、フリーズ後、ルール設定部で定められた一定時間が経過したか判断する(S204)。
【0036】
一度フリーズすると、ルール設定手段により決められた一定時間が経過するまではフリーズが解除されない。一定時間が経過するとフリーズが解除される(S205)。
【0037】
図3を用いて、本発明の表示例について説明する。図3(a)は入力画像であり、時間tが進むにつれて、画面が変化していく様子を示している。図3(b)は本発明による処理を行った後の表示画面である。本例では、ルール設定部10により、Δt=2の期間において画像が変化しない時にだけ、表示画像が更新されるように設定されている。
【0038】
【実施例2】
実施例2では、スクロール検出部を用いて、発表を見ている人が特に不快と感じるスクロール動作による表示を禁止する方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
スクロール動作を精度良く判別するために、動きベクトルを抽出することにより、動く方向が上下または左右方向である場合はスクロールをしていると判断する。
【0040】
まず、現フレーム映像と1フレーム前の映像を比較し、動きベクトルを抽出する(S401)。
【0041】
次に、動き方向が上下方向か左右方向か斜め方向かを判断し、上下方向または左右方向であれば、スクロール動作と判断する(S402)。
【0042】
スクロール動作であると判断すれば、表示画像の更新を停止しフリーズ状態にする(S403)。
【0043】
フリーズ状態にした後の経過時間をカウントし、ルール設定手段により決められた時間より経過したか判断する(S404)。
【0044】
時間が経過していれば、フリーズを解除し(S405)、S401に戻る。
【0045】
以上により、スクロール動作を精度良く判別できるため、見ている人を不快にすることなく、見易い高品質なプレゼンテーションを行うことが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
本発明では、上記のプレゼンルール設定に基づいて、操作画面とは異なった最適な映像がプレゼン画面に表示されるため、発表者が操作に不慣れな場合や操作をミスした場合においても、不快な画面をプレゼン画面に表示することなく高品質のプレゼンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1の処理手順を示すフローチャート
【図3】実施例1による表示例を説明する図
【図4】実施例2の処理手順を示すフローチャート
【図5】従来例を示す図
【符号の説明】
101 入力部
102 DSP部
103 メモリ
104 ガンマ変換部
105 画質調整部
106 フォーマット変換部
107 フリーズ制御部
108 ルール設定部
109 動き検出部
110 D/Aコンバーター
111 駆動回路
112 LCD
113 リモコン
114 リモコン制御部
115 RAM
116 ROM
117 マイコン(CPU)
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置および表示装置の表示方法に関し、特にプレゼンテーションに使用する大画面表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、PDP(プラズマディスプレイ)や、フロントプロジェクタ、リアプロジェクタ等の大画面の表示装置が普及してきており、これら大画面の表示装置を備えた情報処理システムは、プレゼンテーション、ブレーンストーミング、会議等において使用されている。
【0003】
ノートPC等よりの出力信号を大画面表示装置に入力し表示する場合、発表資料の操作を行うノートPCの画面と、参加者のために発表資料を表示する大画面表示装置の画面が同じであった。
【0004】
また、プロジェクター等において、リモコンの指示により、画面のフリーズができるものがある。
【0005】
図5は、従来技術によるプレゼンテーションシステムの構成を示すものであり、501はプロジェクター、502はノートPC、503はノートPC502の表示画面、504はノートPC502のキーボード、505はマウス、506はスクリーン、507はリモコンである。発表者は、ノートPC502のキーボード504またはマウス505を用いて表示画面503上で発表資料の確認を行いながらプレゼンテーションを行う。ノートPC502より出力された映像信号は、プロジェクター501に入力され、スクリーン503上に投射表示される。
【0006】
また、リモコンによる表示画面のフリーズ制御が可能なプロジェクターを用いた場合には、発表者は、リモコン504を用いてプロジェクター501に対して、スクリーン503に投射される映像のフリーズの設定および解除を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプレゼンテーションシステムでは、ノートPC等よりの出力信号を大画面表示装置に入力し表示する場合、発表資料の操作・確認画面であるノートPCの画面に表示される映像と、参加者が発表資料を見る大画面表示装置の画面に表示される映像が同じであった。
【0008】
そのため、発表者が適切な操作を行わない場合(例えば、画面の切り替えが速い場合や、スクロール操作が煩雑な場合等)には、見ている人が不快になる等の問題があった。
【0009】
また、表示画面のフリーズができるプロジェクターを用いてプレゼンテーションを行う場合は、プレゼンテーションのための操作をノートPCで行い、尚且つ、フリーズの指示をリモコンで行うため、2種類の操作をしなければならないため、操作が煩雑になるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、プレゼンテーションやプレゼンテーション装置の操作に不慣れな発表者であっても、見ている人を不快にすることなく、見易い高品質なプレゼンテーションを行うことを可能とする表示装置および表示装置の表示方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】
上記課題を解決するために、本発明は以下(1)〜(8)の構成を備える。
【0012】
(1)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。
【0013】
(2)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。
【0014】
(3)上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の表示装置。
【0015】
(4)上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算手段と、
ルール設定手段を持ち、
前記動き範囲演算手段の出力とルール設定手段のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の表示装置。
【0016】
(5)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。
【0017】
(6)ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。
【0018】
(7)上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であることを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の表示装置の表示方法。
【0019】
(8)上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算工程と、
ルール設定工程を持ち、
前記動き範囲演算工程の出力とルール設定工程のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の表示装置の表示方法。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
【実施例1】
図1は、本発明による表示装置の構成を示すものであり、101は入力部、102はDSP、103はメモリ、104はガンマ変換部、105は画質調整部、106はフォーマット変換部、107はフリーズ制御部、108はルール設定部、109は動き検出部、110はD/Aコンバーター、111は駆動回路、112はLCD、113はリモコン、114はリモコン制御部、115はRAM、116はROM、117はマイコン(CPU)である。
【0022】
ノートPC等の外部接続機器より出力されたプレゼンテーションのための映像信号は、入力部101より入力され、DSP部(ディジタル信号処理部)102において、ガンマ変換部104、画質調整部105、フォーマット変換部106、フリーズ制御部107を介して各種の画像処理を行う。メモリ103はDSP部102に接続され、各種画像処理を行う際に必要な信号を記憶するために用いられる。DSP部102から出力された映像信号は、D/Aコンバーター110においてアナログ信号に変換された後に駆動回路111においてLCD112に適合した信号に変換され、LCD112にて表示される。
【0023】
ルール設定部108は動き検出部109へ、動きと判断するか否かの条件を与える。
【0024】
リモコン制御部114はリモコン113から送信された指示信号を受信し、CPU117において指示内容に応じた制御を行う。RAM115およびROM116はCPU117に接続され、プログラムやデータの記憶を行う。
【0025】
入力部101より入力されるプレゼンテーション映像は一般に静止画像であり、静止画像を一定期間表示している間に、発表者がその静止画像である資料の説明を行った後に、次の静止画像である資料を表示し説明するという行為を繰り返す。
【0026】
会議の参加者は、表示された資料を見ながら発表を聞くため、表示された映像が頻繁に切り換わったり、動いたりすると、発表内容が理解し難いだけではなく、生理的に不快になってしまうという問題がある。
【0027】
近年、プロジェクターの普及により、PCを使用したプレゼンを行うことが多くなり、パワーポイントで作成した資料だけではなく、他のプレゼン用ではないソフト(例えば、ワードやエクセル等)で作成した資料を用いて発表を行う機会が増えてきた。この場合、資料がPCのデスクトップよりも大きい場合、画面上のスクロールバーを操作して、発表に必要な資料の位置を移動しながら説明することになる。また、発表に必要な資料な位置を探すために、頻繁にスクロール動作を繰り返すことになる。
【0028】
また、各種のソフトで作成した資料をデスクトップ上で検索したり、確認のために資料を表示したりする機会が増える。
【0029】
また、パワーポイントにおいても、資料の検索のため、サムネイル表示をしたり、表示を頻繁に切り替える場合がある。
【0030】
以上のような場合には、表示画面全体が移動したり切り換わったりするため、見ている人が不快になるという問題があった。
【0031】
図2は、本発明の実施例1の処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
入力部101より入力されるフレーム映像信号を入力される映像フレーム毎に順次比較することにより、表示画面が変化しているか否かを判断する(S201)。動き検出の方法としては、例えば、動きベクトルを求める方法を用いればよい。
【0033】
映像が変化している場合は、動き部分が表示画面内の領域を演算し、ルール設定手段により決められた領域より大きい場合は、動き画像と判断する(S202)。
【0034】
動き画像の領域が画面全体に占める割合を考慮して判断することにより、プレゼンテーション資料における特殊効果(アニメーションや文字が動きを伴って表示される効果等)においても動き映像として判断しないため、特殊効果を含むプレゼンテーション資料であっても誤動作をせず、特殊効果を表示することができる。動き画像と判断すると、表示画像の更新を中止し、同じ映像を繰返し表示するフリーズ表示を行う(S203)。
【0035】
次に、フリーズ後、ルール設定部で定められた一定時間が経過したか判断する(S204)。
【0036】
一度フリーズすると、ルール設定手段により決められた一定時間が経過するまではフリーズが解除されない。一定時間が経過するとフリーズが解除される(S205)。
【0037】
図3を用いて、本発明の表示例について説明する。図3(a)は入力画像であり、時間tが進むにつれて、画面が変化していく様子を示している。図3(b)は本発明による処理を行った後の表示画面である。本例では、ルール設定部10により、Δt=2の期間において画像が変化しない時にだけ、表示画像が更新されるように設定されている。
【0038】
【実施例2】
実施例2では、スクロール検出部を用いて、発表を見ている人が特に不快と感じるスクロール動作による表示を禁止する方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
スクロール動作を精度良く判別するために、動きベクトルを抽出することにより、動く方向が上下または左右方向である場合はスクロールをしていると判断する。
【0040】
まず、現フレーム映像と1フレーム前の映像を比較し、動きベクトルを抽出する(S401)。
【0041】
次に、動き方向が上下方向か左右方向か斜め方向かを判断し、上下方向または左右方向であれば、スクロール動作と判断する(S402)。
【0042】
スクロール動作であると判断すれば、表示画像の更新を停止しフリーズ状態にする(S403)。
【0043】
フリーズ状態にした後の経過時間をカウントし、ルール設定手段により決められた時間より経過したか判断する(S404)。
【0044】
時間が経過していれば、フリーズを解除し(S405)、S401に戻る。
【0045】
以上により、スクロール動作を精度良く判別できるため、見ている人を不快にすることなく、見易い高品質なプレゼンテーションを行うことが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
本発明では、上記のプレゼンルール設定に基づいて、操作画面とは異なった最適な映像がプレゼン画面に表示されるため、発表者が操作に不慣れな場合や操作をミスした場合においても、不快な画面をプレゼン画面に表示することなく高品質のプレゼンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1の処理手順を示すフローチャート
【図3】実施例1による表示例を説明する図
【図4】実施例2の処理手順を示すフローチャート
【図5】従来例を示す図
【符号の説明】
101 入力部
102 DSP部
103 メモリ
104 ガンマ変換部
105 画質調整部
106 フォーマット変換部
107 フリーズ制御部
108 ルール設定部
109 動き検出部
110 D/Aコンバーター
111 駆動回路
112 LCD
113 リモコン
114 リモコン制御部
115 RAM
116 ROM
117 マイコン(CPU)
Claims (8)
- ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。 - ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する手段
を設けたことを特徴とする表示装置。 - 上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 上記映像信号の特性を検出する手段は動き検出手段であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算手段と、
ルール設定手段を持ち、
前記動き範囲演算手段の出力とルール設定手段のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な表示画面を備えた外部接続機器より出力された映像を入力し表示を行う表示装置において、
前記外部接続機器より入力される映像信号の画像の特性に応じて、表示画面の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。 - ポインティングデバイスにて表示画面の操作が可能な第一の表示手段と、
第一の表示手段に表示される画面を選択して表示する第二の表示手段と、
第一の表示手段にて表示される映像信号の画像の特性に応じて、第二の表示手段に表示される画像の更新速度を制御する工程
を設けたことを特徴とする表示装置の表示方法。 - 上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であることを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置の表示方法。
- 上記映像信号の特性を検出する工程は動き検出工程であり、
画面内の動きのある範囲を特定する動き範囲演算工程と、
ルール設定工程を持ち、
前記動き範囲演算工程の出力とルール設定工程のルールを比較した結果に応じて表示画面の更新速度を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置の表示方法。
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Publications (1)
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-
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