JP2004254797A - 静脈伸展性評価指標計測装置 - Google Patents

静脈伸展性評価指標計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】静脈伸展性の評価が手軽に行える静脈伸展性評価指標計測装置を提供する。
【解決手段】圧力調節部10からの加圧力の発生により静脈閉塞部3で上腕の静脈をの押え付けを開始し、その際に、電極部から電流を流すと共にその際の電圧を検出し、インピーダンス変換部12でこの検出した電圧からインピーダンスに変換し、インピーダンス変化勾配演算手段15でインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを求め、静脈伸展性評価指標判定手段16でこのインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する静脈年齢、及びこの静脈年齢に対応する静脈硬化度を記憶部13に予め記憶する関係データを用いて求め、表示部8で静脈年齢及び静脈硬化度を表示する。このため、本発明は、他人の介在することなしに手軽に静脈年齢及び静脈硬化度を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静脈伸展性の評価指標について計測する静脈伸展性評価指標計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上腕静脈をカフで圧迫し、心臓よりも遠い身体の末端部位(手側)に血液を貯留させて、静脈の容積変化を測定するインピーダンス法による静脈閉塞プレチスモグラフィー(例えば、非特許文献1参照)を用いて、上腕静脈の容積の経時的変化を測定し、上腕静脈容積の経時的変化の傾きが大きい場合には血液が流れやすく、容積の経時的変化の傾きが小さい場合には血液が流れにくいといった評価を行っていた。
【0003】
【非特許文献1】
本郷利憲、廣重力、豊田順一、熊田衛編者、「標準生理学」、第4版、株式会社医学書院、1999年3月1日(第3刷)、p.508−509
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述に用いられているインピーダンス法による静脈閉塞プレチスモグラフィーは、単に静脈における容積変化を測定するに過ぎず、医師等の専門家の指導を受けなければ、これによる測定結果に基づく静脈伸展性の評価ができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上記のような従来の事情を鑑みて、静脈伸展性の評価が手軽に行える静脈伸展性評価指標計測装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、一つの観点による本発明の静脈伸展性評価指標計測装置は、身体部位の一部分の静脈を押圧状態にする静脈閉塞部と、前記静脈閉塞部に対して前記身体部位の一部分の静脈を押圧状態にするための圧力を加減調節する圧力調節部と、前記静脈閉塞部で前記身体部位の一部分の静脈の押圧を開始してからの経過時間を計る計時部と、前記計時部で前記経過時間を計る際に前記身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈に所定周波数の電流を供給すると共に電圧を検出する電極部と、前記電極部で供給する前記所定周波数の電流を生成すると共に前記電極部で検出した前記電圧からインピーダンスに変換するインピーダンス変換部と、前記インピーダンス変換部で変換した前記インピーダンスと前記計時部で計った前記経過時間とに基づいてインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを演算するインピーダンス変化勾配演算手段と、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと第1の静脈伸展性評価指標との関係データを予め記憶する記憶部と、前記記憶部に予め記憶した前記関係データから前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記第1の静脈伸展性評価指標を特定する静脈伸展性評価指標判定手段と、前記静脈伸展性評価指標判定手段で特定した前記第1の静脈伸展性評価指標を表示する表示部とを備える。これによると、静脈閉塞部で身体部位の一部分の静脈を押圧状態とすることで、この身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈の膨張による容積変化を電極部で検出し、インピーダンス変換部でインピーダンスに変換し、インピーダンス変化勾配演算手段でインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを求め、静脈伸展性評価指標判定手段で静脈の膨張による容積変化の評価指標、すなわち、静脈伸展性の評価指標を特定し、表示部でこの静脈伸展性の評価指標を表示することができる。したがって、他人の介在することなしに手軽に静脈伸展性の評価指標を求めて知ることができる。
【0007】
また、前記押圧状態とは、30mmHg以上90mmHg以下の一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする。これによると、身体部位の一部分の静脈を主としてを閉塞することができる。
【0008】
また、前記押圧状態とは、50mmHgの一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする。これによると、身体部位の一部分の静脈を主として確実に閉塞することができる。
【0009】
また、前記所定周波数が1kHz以上500kHz以下であることを特徴とする。これによると、静脈の膨張による容積変化を確実に検出することができる。
【0010】
また、前記所定周波数が4kHzであることを特徴とする。これによると、静脈の膨張による容積変化をより確実に検出することができる。
【0011】
また、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであることを特徴とする。これによると、血管系疾患との関連性を有する静脈年齢又は静脈硬化度を出力することができる。したがって、血管系疾患の予測などについての評価をすることができる。
【0012】
また、前記記憶部は、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈年齢との関係データとして、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きをSit、静脈年齢をVa、係数をγ及びδとする相関式Va=−γ×Sit+δを記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に予め記憶した前記相関式から前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記静脈年齢を演算することを特徴とする。これによると、インピーダンス変化率の傾きの増加に従って静脈年齢が低下する関係にある相関式Va=−γ×Sit+δは、年齢の上昇に伴って静脈が硬化していくといった一般的傾向に合致するために(年齢の上昇に伴って静脈が硬化し、この硬化に伴って静脈の膨張の進行が遅くなり、膨張に伴って血管内の容積変化の進行も遅くなり、この容積変化を捉えるインピーダンスの変化率の進行が遅くなることによる。)、静脈年齢を特に正確に判定することができる。
【0013】
また、前記記憶部は、前記第1の静脈伸展性評価指標と第2の静脈伸展性評価指標との関係データを更に予め記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に更に予め記憶した前記関係データから先に特定した前記第1の静脈伸展性評価指標に対応する前記第2の静脈伸展性評価指標を特定する。これによると、複数の静脈伸展性に係わる評価指標を出力することができる。
【0014】
また、前記第1の静脈伸展性評価指標は、静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであり、前記第2の静脈伸展性評価指標は、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢である場合には静脈硬化度、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈硬化度である場合には静脈年齢であることを特徴とする。これによると、血管系疾患との関連性を有する静脈年齢及び静脈硬化度を出力することができる。したがって、血管系疾患の予測などについてを多面的な観点から評価をすることができる。
【0015】
また、前記記憶部は、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈年齢との関係データとして、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きをSit、静脈年齢をVa、係数をγ及びδとする相関式Va=−γ×Sit+δを記憶し、更に静脈年齢と静脈硬化度との関係データとして、静脈年齢が39歳以下の場合には静脈硬化度が0レベル、静脈年齢が40歳以上49歳以下の場合には静脈硬化度が1レベル、静脈年齢が50歳以上59歳以下の場合には静脈硬化度が2レベル、静脈年齢が65歳以上の場合には静脈硬化度が3レベルとする対応データを記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に予め記憶した前記相関式から前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記静脈年齢を特定し、更に前記記憶部に予め記憶する前記対応データから先に演算した前記静脈年齢に対応する前記静脈硬化度を特定することを特徴とする。これによると、インピーダンス変化率の傾きの増加に従って静脈年齢が低下する関係にある相関式Va=−γ×Sit+δは、年齢の上昇に伴って静脈が硬化していくといった一般的傾向に合致するために(年齢の上昇に伴って静脈が硬化し、この硬化に伴って静脈の膨張の進行が遅くなり、膨張に伴って血管内の容積変化の進行も遅くなり、この容積変化を捉えるインピーダンスの変化率の進行が遅くなることによる。)、静脈年齢を特に正確に判定することができる。また、この静脈年齢に静脈硬化度が関連性を有するため、静脈硬化度についても正確に判定することができる。
【0016】
別の観点による本発明の静脈伸展性評価指標計測装置は、身体部位の一部分の静脈を押圧状態から減圧状態にする静脈閉塞部と、前記静脈閉塞部に対して前記身体部位の一部分の静脈を押圧状態から減圧状態にするための圧力を加減調節する圧力調節部と、前記静脈閉塞部で前記身体部位の一部分の静脈の減圧を開始してからの経過時間を計る計時部と、前記計時部で前記経過時間を計る際に前記身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈に所定周波数の電流を供給すると共に電圧を検出する電極部と、前記電極部で供給する前記所定周波数の電流を生成すると共に前記電極部で検出した前記電圧からインピーダンスに変換するインピーダンス変換部と、前記インピーダンス変換部で変換した前記インピーダンスと前記計時部で計った前記経過時間とに基づいてインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを演算するインピーダンス変化勾配演算手段と、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと第1の静脈伸展性評価指標との関係データを予め記憶する記憶部と、前記記憶部に予め記憶した前記関係データから前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記第1の静脈伸展性評価指標を特定する静脈伸展性評価指標判定手段と、前記静脈伸展性評価指標判定手段で特定した前記第1の静脈伸展性評価指標を表示する表示部とを備える。これによると、静脈閉塞部で身体部位の一部分の静脈を押圧状態から減圧状態にすることで、この身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈の収縮(回復)による容積変化を電極部で検出し、インピーダンス変換部でインピーダンスに変換し、インピーダンス変化勾配演算手段でインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを求め、静脈伸展性評価指標判定手段で静脈の収縮(回復)による容積変化の評価指標、すなわち、静脈伸展性の評価指標を特定し、表示部でこの静脈伸展性の評価指標を表示することができる。したがって、他人の介在することなしに手軽に静脈伸展性の評価指標を求めて知ることができる。
【0017】
また、前記押圧状態とは、30mmHg以上90mmHg以下の一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする。これによると、身体部位の一部分の静脈を主としてを閉塞することができる。
【0018】
また、前記押圧状態とは、50mmHgの一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする。これによると、身体部位の一部分の静脈を主として確実に閉塞することができる。
【0019】
また、前記所定周波数が1kHz以上500kHz以下であることを特徴とする。これによると、静脈の収縮(回復)による容積変化を確実に検出することができる。
【0020】
また、前記所定周波数が4kHzであることを特徴とする。これによると、静脈の収縮(回復)による容積変化をより確実に検出することができる。
【0021】
また、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであることを特徴とする。これによると、血管系疾患との関連性を有する静脈年齢又は静脈硬化度を出力することができる。したがって、血管系疾患の予測などについての評価をすることができる。
【0022】
また、前記記憶部は、前記第1の静脈伸展性評価指標と第2の静脈伸展性評価指標との関係データを更に予め記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に更に予め記憶した前記関係データから先に特定した前記第1の静脈伸展性評価指標に対応する前記第2の静脈伸展性評価指標を特定することを特徴とする。これによると、複数の静脈伸展性に係わる評価指標を出力することができる。
【0023】
また、前記第1の静脈伸展性評価指標は、静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであり、前記第2の静脈伸展性評価指標は、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢である場合には静脈硬化度、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈硬化度である場合には静脈年齢であることを特徴とする。これによると、血管系疾患との関連性を有する静脈年齢及び静脈硬化度を出力することができる。したがって、血管系疾患の予測などについてを多面的な観点から評価をすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0025】
まず、本発明に係わる静脈伸展性評価指標計測装置の構成について、図1に示すブロック図を参照して説明する。
【0026】
本発明の静脈伸展性評価指標計測装置は、本体1と、本体1との間をエア管2で接続する静脈閉塞部3と、本体1との間をコード4で接続する電極部5とにより構成する。
【0027】
静脈閉塞部3は、身体部位の一部分の静脈を押圧状態又は押圧状態から減圧状態にする。より具体的に詳述すると、静脈閉塞部3は、公知の血圧計に有するような、マンシェット(カフ帯)であり、上腕に巻きつけて閉め付ける。
【0028】
電極部5は、身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈に所定周波数の電流を供給すると共に電圧を検出する。より具体的に詳述すると、電極部5は、公知の生体インピーダンス計測装置に有するような、身体部位に貼付ける電極(通電用電極5a、計測用電極5b)5から成り、前腕に間隔を有するように通電用電極5aを貼付けて主として静脈に電流を流し、前腕の電流経路間となる位置に計測用電極5bを貼付けて前腕の電流経路間の電圧を検出する。
【0029】
本体1は、電源スイッチ6、設定スイッチ7及び表示部8を外表に備え、電源9、圧力調節部10、計時部11、インピーダンス変換部12、記憶部13及び演算・制御部14を内部に備える。
【0030】
電源スイッチ6は、電気系統各部への電力の供給又は停止の切替えをする。電源9は、電源スイッチ6がオン状態に切替わると電気系統各部へ電力を供給する。設定スイッチ7は、年齢その他身体情報を入力して設定登録する。表示部8は、静脈伸展性を評価するための第1の指標(第1の静脈伸展性評価指標)として静脈年齢と、静脈伸展性を評価するための第2の指標(第2の静脈伸展性評価指標)として静脈硬化度とを表示する。なお、本件においての静脈伸展性とは、静脈が膨張して伸び広がったり、膨張した状態が元の状態に収縮(回復)して縮んだりする性質をいう。
【0031】
圧力調節部10は、静脈閉塞部3に対して身体部位の一部分の静脈を主として押圧状態及び押圧状態から減圧状態にするための圧力を加減調節する。より具体的に詳述すると、圧力調節部10は、公知の血圧計に有するような、圧力センサ、加圧装置、排気弁等から成り、演算・制御部14からの制御により約3秒間で50mmHgに加圧又はこの加圧状態から約2秒間で0mmHgに減圧し、この圧力状態を維持するように加減調節する。
【0032】
計時部11は、静脈閉塞部3で身体部位の一部分の静脈の押圧又は減圧を開始してからの経過時間を計る。より具体的に詳述すると、計時部11は、身体部位の一部分の静脈の押圧を開始後30秒間及び身体部位の一部分の静脈の押圧状態の減圧を開始後30秒間についての経過時間を計る。
【0033】
インピーダンス変換部12は、通電用電極5aから供給する所定周波数の電流を生成すると共に、計測用電極5bにより検出した電圧をインピーダンスに変換する。より具体的に詳述すると、インピーダンス変換部12は、公知の生体インピーダンス計測装置に有するような、定電圧発生回路、電圧−電流変換回路、増幅回路、A−D変換回路、インピーダンス演算部等から成り、電極部間に4kHzの周波数の電流を流し、検出した電圧と流した電流とに基づいて公知の如きインピーダンスを演算する。
【0034】
記憶部13は、静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係データ、及び静脈年齢と静脈硬化度との関係データを予め記憶すると共に、公知の如き各処理の際におけるデータを記憶する。より具体的に詳述すると、記憶部13は、図5のグラフに示すような、静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係データとして、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きをSit、静脈年齢をVa、係数をγ、δとする相関式Va=−γ×Sit+δを記憶し、更に、図6の表に示すような、静脈年齢と静脈硬化度との関係データとして、静脈年齢が39歳以下の場合には静脈硬化度が0レベル、静脈年齢が40歳以上49歳以下の場合には静脈硬化度が1レベル、静脈年齢が50歳以上59歳以下の場合には静脈硬化度が2レベル、静脈年齢が65歳以上の場合には静脈硬化度が3レベルとする対応データを記憶する。また、設定スイッチ7から入力される年齢その他身体情報を記憶する。なお、ここでは、静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係データは、大勢の被験者の年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係に基づいて求めたものである。また、静脈年齢と静脈硬化度との関係データは、年齢と静脈硬化に係わる疾患者数との関係に基づいて求めたものである。
【0035】
演算・制御部14は、インピーダンス変化勾配演算手段15と静脈伸展性評価指標判定手段16とを成すと共に、公知の如き各部の制御や演算を行う。
【0036】
インピーダンス変化勾配演算手段15は、まず、インピーダンス変換部12で変換した身体部位の一部分の静脈の押圧を開始していない時にサンプリングしてインピーダンス変換部12で変換したインピーダンスをIsとし、身体部位の一部分の静脈の押圧を開始してからサンプリングしてインピーダンス変換部12で変換したインピーダンスをIwとし、次に示す(1)式を用いてインピーダンス変化率Icrを演算する。
Icr=(Is−Iw)/Is×100 ・・・(1)
【0037】
インピーダンス変化勾配演算手段15は、次いで、計時部11で計った身体部位の一部分の静脈の押圧又は減圧を開始してから静脈の膨張又は収縮(回復)の変化状態を把握するのに必要とする経過時間と、先に演算したサンプリング毎のインピーダンス変化率との相関式を最小二乗法により演算し、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを特定する。
【0038】
静脈伸展性評価指標判定手段16は、記憶部13に予め記憶した静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係データからインピーダンス変化勾配演算手段15で演算したインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する静脈年齢を特定し、更に、記憶部13に予め記憶した静脈年齢と静脈硬化度との関係データから先に演算した静脈年齢に対応する静脈硬化度を特定する。
【0039】
次に、本発明に係わる静脈伸展性評価指標計測装置の使用及び動作手順について、図2に示すメインフローチャート、図3に示す静脈伸展性の評価指標を判定処理するためのサブルーチンフローチャートを参照して説明する。
【0040】
まず、静脈閉塞部(マンシェット)3を上腕に巻きつけ、通電用電極5aの間に計測用電極5bが位置するように、前腕の手首寄りに通電用電極5aと計測用電極5bとを貼り付け、前腕の肘寄りに通電用電極5aと計測用電極5bとを貼り付け、電源スイッチ6をオンする。これにより、電源9が電気系統各部に電力を供給し、装置各部が作動状態となる。次いで、設定スイッチ7から年齢(例えば、34歳)を入力する。これにより、記憶部13においてこの入力した年齢を記憶する(ステップS1)。
【0041】
続いて、計時部11において時間の計測を開始し、演算・制御部14においてこの時間をサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした時間を記憶する(ステップS2)。
【0042】
続いて、インピーダンス変換部12において通電用電極5a間に4kHzの周波数の電流を発生し、計測用電極5b間で検出した電圧に基づいて、前腕のインピーダンスとして変換し、演算・制御部14においてこの前腕のインピーダンス(無押圧時の静脈状態のインピーダンス)をサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした前腕のインピーダンス(無押圧時の静脈状態のインピーダンス)を記憶する(ステップS3)。
【0043】
続いて、計時部11で時間の計測を開始してから所定時間が経過したかを演算・制御部14において判断する(ステップS4)。ここで、所定時間とは、被計測者の安静な姿勢においての静脈状態を確保しうる時間であり、本件では10秒としている。所定時間が経過していない場合(ステップS4でNO)には、ステップS2に戻って処理を繰り返す。一方、所定時間が経過した場合(ステップS4でYES)には、圧力調節部10の加圧装置において加圧力を生成し、静脈閉塞部(マンシェット)3がこの加圧力を受けて上腕の閉め付けを開始する(ステップS5)。
【0044】
続いて、計時部11で計測中の時間を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした時間を記憶する(ステップS6)。
【0045】
続いて、インピーダンス変換部12で変換中の前腕のインピーダンス(押圧加速中の静脈状態のインピーダンス)を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした前腕のインピーダンス(押圧加速中の静脈状態のインピーダンス)を記憶する(ステップS7)。
【0046】
続いて、静脈閉塞部(マンシェット)3で上腕を閉じている圧力を圧力調節部10の圧力センサで検出し、演算・制御部14において50mmHgの圧力に達したかを判断する(ステップS8)。50mmHgの圧力に達してない場合(ステップS8でNO)には、ステップS5に戻って処理を繰り返す。一方、50mmHgの圧力に達してた場合(ステップS8でYES)には、圧力調節部10は、加圧装置においての加圧し、排気弁においての排気を調節することにより、50mmHgの圧力を保持し続ける(ステップS9)。
【0047】
続いて、計時部11で計測中の時間を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした時間を記憶する(ステップS10)。
【0048】
続いて、インピーダンス変換部12で変換中の前腕のインピーダンス(押圧一定時の静脈状態のインピーダンス)を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした前腕のインピーダンス(押圧一定時の静脈状態のインピーダンス)を記憶する(ステップS11)。
【0049】
続いて、静脈閉塞部(マンシェット)3で上腕を閉じる圧力を保持を開始してからの計時部11で計測した所定時間の経過を演算・制御部14において判断する(ステップS12)。ここで、所定時間とは、閉塞により膨張した静脈状態の安定化を確保しうる時間であり、本件では30秒としている。所定時間が経過していない場合(ステップS12でNO)には、ステップS9に戻って処理を繰り返す。一方、所定時間が経過した場合(ステップS12でYES)には、圧力調節部10の排気弁が排気し、静脈閉塞部(マンシェット)3がこの排気を受けて上腕の閉め付けの解放を開始する(ステップS13)。
【0050】
続いて、計時部11で計測中の時間を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした時間を記憶する(ステップS14)。
【0051】
続いて、インピーダンス変換部12で変換中の前腕のインピーダンス(減圧加速中の静脈状態のインピーダンス)を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした前腕のインピーダンス(減圧加速中の静脈状態のインピーダンス)を記憶する(ステップ15)。
【0052】
続いて、静脈閉塞部(マンシェット)3で上腕の閉め付けの解放している圧力を圧力調節部10の圧力センサで検出し、演算・制御部14において0mmHgの圧力に達したかを判断する(ステップS16)。0mmHgの圧力に達してない場合(ステップS16でNO)には、ステップS13に戻って処理を繰り返す。一方、0mmHgの圧力に達してた場合(ステップS16でYES)には、圧力調節部10は、排気弁においての排気状態を継続し、0mmHgの圧力を保持し続ける(ステップS17)。
【0053】
計時部11で計測中の時間を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした時間を記憶する(ステップS18)。
【0054】
続いて、インピーダンス変換部12で変換中の前腕のインピーダンス(減圧一定時の静脈状態のインピーダンス)を、演算・制御部14においてサンプリングし、記憶部13においてこのサンプリングした前腕のインピーダンス(減圧一定時の静脈状態のインピーダンス)を記憶する(ステップS19)。
【0055】
続いて、静脈閉塞部(マンシェット)3で上腕を閉めつけの解放の保持を開始してからの計時部11で計測した所定時間の経過を演算・制御部14において判断する(ステップS20)。ここで、所定時間とは、閉塞解放により収縮(回復)した静脈状態の安定化を確保しうる時間であり、本件では30秒としている。所定時間が経過していない場合(ステップS20でNO)には、ステップS17に戻って処理を繰り返す。一方、所定時間が経過した場合(ステップS20でYES)には、演算・制御部14において静脈伸展性の評価指標として、静脈年齢と静脈硬化度とを求め(ステップS21)、表示部8において、図7に示すように、静脈年齢や静脈硬化度の判定結果や血管系疾患の可能性についてのアドバイス等を表示し(ステップS22)、終了する。
【0056】
ここで、静脈伸展性の評価指標(静脈年齢、静脈硬化度)を求めるステップS21においての処理について具体的に詳述する。
【0057】
ステップS20でYESの後、インピーダンス変化勾配演算手段15において、まず、インピーダンス変化率を演算する(ステップS51)。より具体的に詳述すると、ステップS3において記憶部13で記憶した最初の前腕のインピーダンス(無押圧時の静脈状態のインピーダンス)を上述した(1)式のIsに代入し、ステップS5で静脈閉塞部(マンシェット)3が上腕の閉め付けを開始してから記憶部13で記憶した前腕のインピーダンス(押圧加速中、押圧一定時、減圧加速中及び無押圧時の静脈状態のインピーダンス)を上述した(1)式のIwに代入し、インピーダンス変化率Icrを演算する。
【0058】
続いて、インピーダンス変化勾配演算手段15において、インピーダンス変化率と経過時間との傾き(絶対値)を演算する(ステップS52)。より具体的に詳述すると、例えば、上述してきたインピーダンス変化率と経過時間との関係が図4に示すグラフであった場合には、ステップS51において先に演算したインピーダンス変化率をY、ステップS5で静脈閉塞部(マンシェット)3が上腕の閉め付けを開始してからステップ12のYESで計時部11が所定時間を経過するまでに記憶部13で記憶した経過時間をXとし、最小二乗法により相関式Y=−α×logX+βを演算し、押圧加速中及び押圧一定時におけるインピーダンス変化率の経過時間に対する傾き(絶対値)α(数値)を特定する。
【0059】
続いて、静脈伸展性評価指標判定手段16において、静脈年齢と静脈硬化度とを特定する(ステップS53)。より具体的に詳述すると、まず、記憶部13に予め記憶している図5のグラフに示すような静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾き(絶対値)との関係データ(相関式Va=−γ×Sit+δ)の変数項であるSitに、インピーダンス変化勾配演算手段15で特定した押圧加速中及び押圧一定時におけるインピーダンス変化率の経過時間に対する傾き(絶対値)α(数値)を代入し、数値化した静脈年齢を演算する。次いで、記憶部13に予め記憶している図6の表に示すような静脈年齢と静脈硬化度との関係データから先に求めた静脈年齢に対応する静脈硬化度を特定する。例えば、先に求めた数値化した静脈年齢が26歳であった場合には、これに対応する静脈硬化度レベル0を特定する。また、この際、静脈年齢26歳に対応する血管系疾患“非常に低い”の可能性も特定し、本サブルーチンを抜ける。
【0060】
以上のように、本発明の静脈伸展性評価指標計測装置は、記憶部13で静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係データ、及び静脈年齢と静脈硬化度との関係データを予め記憶し、静脈閉塞部3で上腕の静脈を50mmHgの一定圧で押え付けた状態とし、圧力調節部10でこの静脈を50mmHgの一定圧で押え付けた状態にするための圧力を加減調節し、計時部11でこの静脈の押え付けを開始してからの経過時間を計り、電極部で前腕に4kHzの周波数の電流を流すと共にその際の電圧を検出し、インピーダンス変換部12でこの検出した電圧からインピーダンスに変換し、インピーダンス変化勾配演算手段15でインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを求め、静脈伸展性評価指標判定手段16でこのインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する静脈年齢を求め、更に、この静脈年齢に対応する静脈硬化度を求め、表示部8で静脈年齢及び静脈硬化度を表示する。このため、本発明は、他人の介在することなしに手軽に静脈年齢及び静脈硬化度を得ることができる。
【0061】
なお、上述した実施の形態の中で、静脈閉塞部3において上腕の静脈を一定圧で押え付ける状態の圧力を50mmHgとしたが、これは、特に最適に上腕の静脈を主として押圧状態にするための圧力である。上腕の静脈を一定圧で押え付ける状態の圧力は、30mmHg以上90mmHg以下であれば実施可能である。
【0062】
また、電極部において前腕に流す電流の周波数を4kHzとしたが、これは、特に最適に前腕の静脈に電流が流れる状態にするための周波数である。前腕に流す電流の周波数は、1kHz以上500kHz以下であれば実施可能である。
【0063】
また、インピーダンス変化勾配演算手段15において、静脈閉塞部(マンシェット)3が上腕の閉め付けを開始して(ステップS5)から所定時間を経過する(ステップ12のYES)まで(図4に示すところの測定経過時間10秒から40秒まで)の30秒間に対するインピーダンス変化率を演算した相関式から傾きを特定したが、この30秒間の一部の時間帯に対するインピーダンス変化率を演算した相関式から傾きを求めて実施可能である。例えば、静脈閉塞部(マンシェット)3が上腕の閉め付けを開始して(ステップS5)から17秒まで(図4に示すところの測定経過時間10秒から27秒まで)の17秒間に対するインピーダンス変化率を最小二乗法により演算した相関式(図4においてはY=−ε×X+ζとなる。)から傾き(絶対値)ε(数値)を特定してもよい。
【0064】
また、インピーダンス変化勾配演算手段15において、静脈閉塞部(マンシェット)3が上腕の閉め付けの解放をして(ステップS13)からの経過時間帯に対するインピーダンス変化率を演算した相関式から傾きを演算しても実施可能である。例えば、マンシェットでの上腕の閉め付けを解放後(ステップS13)、3秒から6秒まで(図4に示すところの測定経過時間43秒から46秒まで)の3秒間に対するインピーダンス変化率を演算した相関式から傾きを演算してもよい。
【0065】
また、記憶部13おいて、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈年齢との関係データ、及び静脈年齢と静脈硬化度との関係データを記憶し、静脈伸展性評価指標判定手段16において、インピーダンス変化勾配演算手段15求めたインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きから静脈年齢、静脈硬化度の順に求めたが、静脈硬化度、静脈年齢の順に求めてもよい。この場合には、記憶部13において、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈硬化度との関係データ、及び静脈硬化度と静脈年齢との関係データを記憶すれば、静脈伸展性評価指標判定手段16で同様に静脈硬化度、静脈年齢の順に求めることができる。
【0066】
また、静脈伸展性の評価指標として静脈年齢と静脈硬化度とを求めたが、いずれか一方だけを求めてもよい。また、静脈伸展性の評価指標としては、静脈年齢や静脈硬化度に限らなくともよい。静脈伸展性を評価する指標として、認識性を得ることができるものであればよく、特に疾患との関連予測をにつながるものであればなおよい。
【0067】
また、腕の静脈伸展性の評価指標を計測したが、脚その他身体部位の計測も同様に実施可能である。例えば、静脈閉塞部3を大腿に巻いて閉め付け、電極5を下腿に配置して計測すればよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の静脈伸展性評価指標計測装置は、静脈閉塞部で身体部位の一部分の静脈を押圧状態又は押圧状態から減圧状態とすることで、この身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈の膨張又は収縮(回復)による容積変化を電極部で検出し、インピーダンス変換部でインピーダンスに変換し、インピーダンス変化勾配演算手段でインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを求め、静脈伸展性評価指標判定手段で静脈の膨張又は収縮(回復)による容積変化の評価指標、すなわち、静脈伸展性の評価指標を特定し、表示部でこの静脈伸展性の評価指標を表示することができる。したがって、他人の介在することなしに手軽に静脈伸展性の評価指標を求めて知ることができる。
【0069】
また、押圧状態を30mmHg以上90mmHg以下の一定圧で押え付けた状態とすることで、身体部位の一部分の静脈を主としてを閉塞することができ、また、押圧状態を特に50mmHgの一定圧で押え付けた状態にすることで身体部位の一部分の静脈を主として確実に閉塞することができる。
【0070】
また、所定周波数を1kHz以上500kHz以下とすることで、静脈の膨張又は収縮(回復)による容積変化を確実に検出することができ、所定周波数を特に4kHzとすることで、静脈の膨張又は収縮(回復)による容積変化をより確実に検出することができる。
【0071】
また、静脈伸展性評価指標を静脈年齢、静脈硬化度とすることで、静脈年齢又は静脈硬化度が血管系疾患と関連性を有するために、血管系疾患の予測など有用な情報についての評価ができる。また、静脈伸展性評価指標判定手段で特に静脈年齢と静脈硬化度との両方を求めることで、血管系疾患の予測などについての評価が多面的な観点からできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる静脈伸展性評価指標計測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる静脈伸展性評価指標計測装置の使用及び動作手順について示すメインフローチャートである。
【図3】静脈伸展性の評価指標を判定処理するためのサブルーチンフローチャートである。
【図4】インピーダンス変化率と経過時間との関係を計測した一例を示すグラフである。
【図5】静脈年齢とインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きとの関係を示すグラフである。
【図6】静脈年齢と静脈硬化度との関係を示す表である。
【図7】静脈伸展性の評価結果についての表示例を示す表示部である。
【符号の説明】
1 本体
2 エア管
3 静脈閉塞部
4 コード
5 電極
5a 通電用電極
5b 計測用電極
6 電源スイッチ
7 設定スイッチ
8 表示部
9 電源
10 圧力調節部
11 計時部
12 インピーダンス変換部
13 記憶部
14 演算・制御部
15 インピーダンス変化勾配演算手段
16 静脈伸展性評価指標判定手段

Claims (18)

  1. 身体部位の一部分の静脈を押圧状態にする静脈閉塞部と、前記静脈閉塞部に対して前記身体部位の一部分の静脈を押圧状態にするための圧力を加減調節する圧力調節部と、前記静脈閉塞部で前記身体部位の一部分の静脈の押圧を開始してからの経過時間を計る計時部と、前記計時部で前記経過時間を計る際に前記身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈に所定周波数の電流を供給すると共に電圧を検出する電極部と、前記電極部で供給する前記所定周波数の電流を生成すると共に前記電極部で検出した前記電圧からインピーダンスに変換するインピーダンス変換部と、前記インピーダンス変換部で変換した前記インピーダンスと前記計時部で計った前記経過時間とに基づいてインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを演算するインピーダンス変化勾配演算手段と、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと第1の静脈伸展性評価指標との関係データを予め記憶する記憶部と、前記記憶部に予め記憶した前記関係データから前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記第1の静脈伸展性評価指標を特定する静脈伸展性評価指標判定手段と、前記静脈伸展性評価指標判定手段で特定した前記第1の静脈伸展性評価指標を表示する表示部とを備える静脈伸展性評価指標計測装置。
  2. 前記押圧状態とは、30mmHg以上90mmHg以下の一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする請求項1記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  3. 前記押圧状態とは、50mmHgの一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする請求項1記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  4. 前記所定周波数が1kHz以上500kHz以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  5. 前記所定周波数が4kHzであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  6. 前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  7. 前記記憶部は、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈年齢との関係データとして、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きをSit、静脈年齢をVa、係数をγ及びδとする相関式Va=−γ×Sit+δを記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に予め記憶した前記相関式から前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記静脈年齢を演算することを特徴とする請求項6記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  8. 前記記憶部は、前記第1の静脈伸展性評価指標と第2の静脈伸展性評価指標との関係データを更に予め記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に更に予め記憶した前記関係データから先に特定した前記第1の静脈伸展性評価指標に対応する前記第2の静脈伸展性評価指標を特定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  9. 前記第1の静脈伸展性評価指標は、静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであり、前記第2の静脈伸展性評価指標は、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢である場合には静脈硬化度、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈硬化度である場合には静脈年齢であることを特徴とする請求項8記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  10. 前記記憶部は、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと静脈年齢との関係データとして、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きをSit、静脈年齢をVa、係数をγ及びδとする相関式Va=−γ×Sit+δを記憶し、更に静脈年齢と静脈硬化度との関係データとして、静脈年齢が39歳以下の場合には静脈硬化度が0レベル、静脈年齢が40歳以上49歳以下の場合には静脈硬化度が1レベル、静脈年齢が50歳以上59歳以下の場合には静脈硬化度が2レベル、静脈年齢が65歳以上の場合には静脈硬化度が3レベルとする対応データを記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に予め記憶した前記相関式から前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記静脈年齢を演算し、更に前記記憶部に予め記憶する前記対応データから先に演算した前記静脈年齢に対応する前記静脈硬化度を特定することを特徴とする請求項9記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  11. 身体部位の一部分の静脈を押圧状態から減圧状態にする静脈閉塞部と、前記静脈閉塞部に対して前記身体部位の一部分の静脈を押圧状態から減圧状態にするための圧力を加減調節する圧力調節部と、前記静脈閉塞部で前記身体部位の一部分の静脈の減圧を開始してからの経過時間を計る計時部と、前記計時部で前記経過時間を計る際に前記身体部位の一部分の静脈と同一循環経路であって心臓から遠くなる静脈に所定周波数の電流を供給すると共に電圧を検出する電極部と、前記電極部で供給する前記所定周波数の電流を生成すると共に前記電極部で検出した前記電圧からインピーダンスに変換するインピーダンス変換部と、前記インピーダンス変換部で変換した前記インピーダンスと前記計時部で計った前記経過時間とに基づいてインピーダンス変化率の経過時間に対する傾きを演算するインピーダンス変化勾配演算手段と、インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きと第1の静脈伸展性評価指標との関係データを予め記憶する記憶部と、前記記憶部に予め記憶した前記関係データから前記インピーダンス変化勾配演算手段で演算した前記インピーダンス変化率の経過時間に対する傾きに対応する前記第1の静脈伸展性評価指標を特定する静脈伸展性評価指標判定手段と、前記静脈伸展性評価指標判定手段で特定した前記第1の静脈伸展性評価指標を表示する表示部とを備える静脈伸展性評価指標計測装置。
  12. 前記押圧状態とは、30mmHg以上90mmHg以下の一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする請求項11記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  13. 前記押圧状態とは、50mmHgの一定圧で押え付けた状態であることを特徴とする請求項11記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  14. 前記所定周波数が1kHz以上500kHz以下であることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  15. 前記所定周波数が4kHzであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  16. 前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  17. 前記記憶部は、前記第1の静脈伸展性評価指標と第2の静脈伸展性評価指標との関係データを更に予め記憶し、前記静脈伸展性評価指標判定手段は、前記記憶部に更に予め記憶した前記関係データから先に特定した前記第1の静脈伸展性評価指標に対応する前記第2の静脈伸展性評価指標を特定することを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
  18. 前記第1の静脈伸展性評価指標は、静脈年齢又は静脈硬化度のいずれかであり、前記第2の静脈伸展性評価指標は、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈年齢である場合には静脈硬化度、前記第1の静脈伸展性評価指標が静脈硬化度である場合には静脈年齢であることを特徴とする請求項17記載の静脈伸展性評価指標計測装置。
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