JPH01214340A - 血圧モニタ装置 - Google Patents

血圧モニタ装置

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JPH01214340A
JPH01214340A JP63041676A JP4167688A JPH01214340A JP H01214340 A JPH01214340 A JP H01214340A JP 63041676 A JP63041676 A JP 63041676A JP 4167688 A JP4167688 A JP 4167688A JP H01214340 A JPH01214340 A JP H01214340A
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JP
Japan
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pulse wave
blood pressure
cuff
pulse
pressure value
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Pending
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JP63041676A
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English (en)
Inventor
Minoru Niwa
実 丹羽
Chikao Harada
親男 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOORIN DENSHI KK
Colin Electronics Co Ltd
Original Assignee
KOORIN DENSHI KK
Colin Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、脈波センサの取付位置に対応した血圧・測定
が可能な血圧モニタ装置に関するものである。
従来技術 一般に、生体の一部をカフにて圧迫することによりその
生体の血圧値を測定する一方、生体の末梢部の動脈から
発生する脈波を脈波センサにより検出し、測定された実
際の血圧値と脈波センサにより検出された脈波との対応
関係を適宜求めて、その関係から実際の脈波に基づいて
生体の血圧値を常時算出するとともに、そのように算出
された血圧値により前記生体の血圧値を監視する形式の
血圧モニタ装置が考えられている。
かかる従来の血圧モニタ装置においては、カフおよび脈
波センサの装着条件、すなわち、脈波センサをカフが圧
迫する動脈の下流に装着するか否かに応じて、実際の血
圧値と脈波との対応関係を決定する際に、血圧測定のた
めのカフによる圧迫開始前に検出された脈波を用いる方
法と、その圧迫開始後に検出された脈波を用いる方法の
いずれを採用するかが予め設定されるのである。これは
、脈波センサがカフが圧迫する動脈の下流側において装
着されたときには、血圧測定時のカフによる圧迫状態に
おいては脈波センサにより検出される脈波の大きさが小
さく歪んでしまうことから、圧迫開始後の脈波を用いた
場合には前記対応関係が正確に得られないためである。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、上述のような従来の装置においては、た
とえば、脈波センサをカフが圧迫する動脈の下流に装着
しないことを前提としてその作動が予め設定されること
が多く、このような場合に、測定者等が脈波センサをカ
フの下流側の動脈上に誤って装着してしまうと、圧迫開
始後の小さく歪んだ脈波に基づいて血圧値と脈波の大き
さとの対応関係が決定されて、血圧測定の精度が充分に
得られないという問題があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり
、その要旨とするところは、生体の一部をカフにて圧迫
することによりその生体の血圧値を測定する血圧測定手
段と、生体の末梢部の動脈から発生する脈波を検出する
脈波センサと、前記血圧測定手段により測定される血圧
値と前記脈波センサにより検出される脈波との関係を適
宜求め、その関係から実際の脈波に基づいて前記生体の
血圧値を常時算出する演算手段とを備え、その演算手段
により算出された血圧値により前記生体の血圧値を監視
する形式の血圧モニタ装置であって、(al前記カフに
よる圧迫開始前の脈波を記憶するための第1記憶手段と
、(bl前記カフによる圧迫開始後の脈波を記憶するた
めの第2記憶手段と、fcl前記演算手段が前記関係を
求めるに先立って、前記脈波センサの装着位置に関連し
て、前記第1記憶手段に記憶された脈波と第2記憶手段
に記憶された脈波とを択一的に選択するために操作され
る手動選択手段と、を含むことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、第1図のクレーム対応図に示すよう
に、演算手段において血圧測定手段により測定された血
圧値と脈波センサにより検出された脈波との関係を求め
るのに先立って、手動選択手段が操作されることにより
第1記憶手段に記憶された脈波と第2記憶手段に記憶さ
れた脈波とが択一的に選択されて、そのように選択され
た脈波と血圧値との関係が求められることにより、その
関係から実際の脈波に基づいて血圧値が決定されるので
ある。したがって、本発明によれば、カフと脈波センサ
との装着状態に応じて測定者等が手動選択手段を操作す
ることにより、対応関係を決定する際にカフによる圧迫
開始前の脈波を用いるか或いは圧迫開始後の脈波を用い
るかが決定されるので、脈波センサの装着状態に対応し
て血圧値と脈波との間の関係が決定されて、血圧測定が
高い精度で為されるという効果が得られる。
実施例 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は、本実施例の血圧モニタ装置の構成を説明する
図であり、図において、生体の上腕部などに巻回されて
それを圧迫するゴム袋状のカフ10には、内部にマイク
ロフォン12が設けられている。また、カフ10には、
圧力センサ14.切換弁16.および電動ポンプ18が
配管19を介してそれぞれ接続されている。マイクロフ
ォン12は、生体の上腕部から発生する脈音(コロトコ
フ音)を検出し、脈音を表す脈音信号SOをバンドパス
フィルタ20に供給する。バンドパスフィルタ20はた
とえば30〜80Hz程度の周波数成分を有する信号を
通過させるものであって、通過した脈音信号SOをA/
D変換器22を介してCPU24に供給する。圧ガセン
サ14は、カフ10内の圧力(カフ圧P)を検出してそ
のカフ圧Pを表すカフ圧信号SPをCPU24へ出力す
る。
切換弁16は、カフ10と電動ポンプ18との間を圧力
供給状態、律速排気状態、急速排気状態の3つの状態に
切り換えてカフ圧Pを調節するものである。すなわち、
圧力供給状態においては切換弁16の律速排気口および
急速排気口が閉じられて電動ポンプ18からカフ10に
対して圧力が供給され、カフ圧Pが予め定められた目標
カフ圧に到達すると律速排気状態に切り換えられて予め
定められた血圧測定に適当な所定の速度にてカフェ0内
が絞りを備えた律速排気口から排気され、そのカフ10
の律速降圧期間において血圧が測定されると同時に急速
排気状態に切り換えられて急速排気口からカフlO内が
急速に排気されるのである。
CPU24は、データバスラインを介してROM26.
RAM28.I10ポート27と連結されており、RO
M26に予め記憶されたプログラムに従ってRAM2B
の一時記憶機能を利用しつつ信号処理を実行し、電動ポ
ンプ18に接続された駆動回路31に対して0N10F
F信号を供給して駆動回路31からの電動ポンプ18に
対する電力供給を制御することにより電動ポンプ18の
起動および停止を制御するとともに、切換弁16に指令
信号を出力して切換動作を実行させることによりカフ圧
Pを上述のように調節する。同時に、CPU24は、一
連の血圧測定動作を実行し、脈音信号SOおよびカフ圧
信号SPに基づいて、コロトコフ音が発生および消滅し
たときのカフ圧Pをそれぞれ最高血圧値および最低血圧
値として決定するとともに、血圧表示器29に決定した
血圧値を表示させる。血圧表示器29は、CPU24か
ら供給された表示信号に従って第3図に示すように横軸
21および縦軸23がそれぞれ時間および血圧(vm 
Hg )を表す二次元図表が設けられたブラウン管上に
、上端Aおよび下端Bがそれぞれ最高血圧値および最低
血圧値を表すバーグラフ25を逐次連続的に表示するよ
うになっている。
また、CPU24には、脈波センサ32がA/D変換器
34を介して接続されている。動脈の脈動を電気信号に
変換するための半導体歪センサ或いは圧電素子などから
構成される脈波センサ32は、第4図に示すように、そ
の両端部に図示しない一対のファスナを設けたバンド3
6に取り付けられており、脈波を採取し易い場所である
生体の手首近傍の撓骨の上に配置されるとともにバンド
36を生体の手首に巻回して前記ファスナを互いに密着
させることにより、撓骨上に位置する撓骨動脈に対して
たとえば10〜100wHg程度の一定の圧力で局部的
に押圧されるようになっている。
なお、本実施例においては、脈波センサ32はカフ10
とは異なる腕において装着されるが、カフ10と開院、
すなわちカフ10が圧迫する動脈の下流に装着されても
良いことは勿論である。
脈波センサ32は、撓骨動脈から脈波を検出し、その脈
波を表す脈波信号SMをA/D変換器34を介してCP
U24に供給する。そして、脈波信号SMは、RAM2
8内に備えられた2つの第1リングバツフア42および
第2リングバツフア44内においてそれぞれ所定数が順
次記憶されるようになっており、CPU24において、
それら第1および第2リングバフファ42.44のうち
カフ10および脈波センサ32の装着状態に応じて選択
されたいずれかに記憶された所定数の脈波の大きさの平
均値と実際の血圧値との対応関係が求められるようにな
っている。すなわち、第1リングバ7フア42内には、
カフ10による圧迫の開始直前までに検出された脈波が
順次記憶され、また第2リングバツフア44内には、そ
の圧迫開始後に検出された脈波が順次記憶されるように
なっており、脈波センサ32がカフ10と開院に装着さ
れた場合、つまりカフ10から下流に伸びる動脈上に脈
波センサ32が装着された場合には、第1リングバツフ
ア42内に記憶された脈波に基づいて血圧値と脈波との
対応関係が決定され、そうでない場合には第2リングバ
ツフア44内の脈波に基づいてその対応関係が決定され
るのである。
したがって、本実施例においては、第1リングバツフア
42が第1記憶手段として、また第2リングバツフア4
4が第2記憶手段としてそれぞれ機能する。なお、本実
施例においては、RAM28内の第1リングバツフア4
2および第2リングバツフア44のバッファ数はそれぞ
れ8個とされているが、この数は、呼吸周期と同等若し
くはその整数倍(本実施例においては2倍)の長さに略
相当する期間内に脈波が発生する数である。また、CP
U24にはクロック信号源38から所定周波数のパルス
信号CKが供給されている。
さらに、CPU24には、切換スイッチ40が接続され
ている。この切換スイッチ40は、カフ10と脈波セン
サ32とが互いに異なる動脈上、たとえば異腕において
上腕部と手首近傍にそれぞれ装着された場合に切換操作
されるものであり、その切換操作に応答して出力信号S
AがCPU24に供給されると、前記のように血圧値と
脈波との対応関係が求められる際に、RAM2 Bの第
2リングバフフア44内に記憶されたカフ10による圧
迫開始後の所定数の脈波が用いられるようになっている
。これに対して、その対応関係が求められる際に出力信
号SAが供給されていない場合には、RAM28の第1
リングバツフア42内に記憶された圧迫開始前の所定数
の脈波が用いられるようになっている。したがって、本
実施例においては、切換スイッチ40が手動選択手段と
して機能する。
以下、本実施例の作動を第5図のフローチャートに従っ
て説明する。
先ず、図示しない電源スィッチが投入されるとス・チッ
プSlが実行され、図示しない起動停止押を口が押圧操
作されたか否か、すなわちCPU24に起動停止信号が
供給されているか否かが判断される。カフ10が生体の
上腕部などに巻回された後起動停止信号が出力されると
、次にステップS2が実行されてタイマの計数内容Tが
零にリセットされ、その後再びクロック信号源38から
供給されるパルス信号CKの計数を開始する。次に、ス
テップS3が実行されて、脈波センサ32により脈波が
検出される毎に、RAM28内の第1リングバツフア4
2にその検出された脈波が記憶されるとともに、続くス
テップS4において、脈波センサ32により検出された
脈波が前記所定数すなわち8拍に到達したか否かが判断
される。すなわち、ステップS4の判断は、脈波が連続
して8拍検出されて第1リングバツフア42内に記憶さ
れるまで否定されて、その都度ステップS3が実行され
るが、第1リングバフフア42内に一連の8個の脈波が
順次記憶されると、ステップS4の判断が肯定されて、
第1リングバフフア42の記憶動作が停止されると同時
に続くステップS5が実行されるのである。
ステップS5が実行されると、圧力供給状態となるよう
に切換弁16が切り換えられて電動ポンプ18からカフ
10に対して圧力流体が供給される。これによりカフ圧
Pが上昇し、ステップS6においてそのカフ圧Pが予め
定められた目標カフ圧P、に到達したか否かが判断され
る。また、ステップS5においては、カフ10による上
腕部の圧迫開始直後から脈波センサ32により検出され
た一連の脈波がRAM2B内の第2リングバツフア44
に所定数ずつ順次記憶されることが開始されるのである
。なお、目標カフ圧P+ は予想される生体の最高血圧
値よりも高い圧力で、たとえば180mHg程度に設定
されており、カフ圧Pが目標カフ圧P1に到達すると、
続いてステップs7が実行される。
ステップS7においては、電動ポンプ18が停止させら
れるとともに切換弁16が律速排気状態に切り換えられ
て、カフ圧Pが徐々に降下させられる。そして、このよ
うな状態において、本実施例の血圧測定手段に対応する
ステップS8の血圧測定ルーチンが実行されて、カフ1
oの上記律速降圧期間における脈音信号SOが表すコロ
トコフ音の発生および消滅に基づいてカフ圧信号SPか
ら実際の最高血圧値H(xm Hg )および最低血圧
値L (mHg)が決定され且つそれら実際の血圧値H
およびLがRAM28に記憶される。ステップS8が終
了すると、ステップS9が実行されて最高および最低血
圧値がそれぞれ決定されたか否かが判断され、最高およ
び最低血圧値が共に決定されると、直ちにステップSI
Oが実行されることにより切換弁16が急速排気状態に
切り換えられてカフ10内が急速に排気されるが、その
判断が否定されると、再びステップS8が実行されて血
圧測定動作が再実行される。
続くステップ311においては、前記切換スイッチ40
からの出力信号SAが供給されているか否か、すなわち
脈波センサ32がカフ10とは異なる腕に装着されてい
るか否かが判断される。出力信号SAが供給されていな
い、すなわち開院に装着されていると判断されると、ス
テップS13が実行されるが、本実施例においては、カ
フ10と脈波センサ32とは互いに異なる腕において上
腕部および手首近傍にそれぞれ装着されているので、切
換スイッチ40が切換操作されることから、出力信号S
Aが供給されていると判断されて、ステップS12が実
行される。
ステップS12においては、第2リングバツフア44内
においてそれまでに記憶されたカフ10による圧迫開始
後の最新8個の脈波M、・・・・M3の各最高値および
最低値の平均値A@0およびA′″i1が算出されると
ともに、それら平均値A′″1XおよびA′1に基づい
てそれぞれ最高血圧値SYSおよび最低血圧値DI−A
を求めるための関係式: %式%(1) における定数におよびaが決定される。すなわち、ステ
ップS8において決定された実際の血圧値HおよびLが
最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAに代入される
ことにより、定数におよびaが算出されるのである。こ
こで、最高血圧値と脈波の最高値、および最低血圧値と
脈波の最低値との間には比例関係が成立することが判っ
ていることから、定数におよびaは、血圧値をY軸とし
且つ脈波の大きさをX軸とした場合において、傾きおよ
びY軸の切片をそれぞれ表している。なお、脈波の大き
さが零のときであっても血圧値は必ずしも零とはならな
いことから、Y切片aが加えられることによって、血圧
値と脈波との関係がより正確なものとなる。
なお、脈波センサ32がカフ10と開院に、すなわちカ
フlOが圧迫する動脈の下流に装着されている場合には
、ステップS13が実行されてステップS3において第
1リングバツフア42に記憶されたカフ10による圧迫
開始前の脈波の各最高値および最低値の平均値がそれぞ
れ算出されるとともに、それらの平均値と最高および最
低血圧値SYS、DTAとから、旧式(1)および(2
)と同様にして傾きおよびY切片が算出される。
以上のように、ステップSllの判断に従って、血圧値
SYSおよびDIAと脈波の大きさとの間の対応関係が
求められると、次にステップS14において、第2リン
グバツフア44内に記憶された最新の脈波M、に続いて
脈波が検出されているか否かが判断されて、検出されて
いると判断されると、続くステップS15が実行されて
、脈波M。
直後の脈波M、が読み込まれるとともに脈波M。
の最高値M * s xおよび最低(! M −i−が
決定される。
そして、ステップS16においては、前記ステップS1
2において既に血圧値SYSおよびDIAと脈波の大き
さとの対応関係が決定されているので、これら最高値M
、、8および最低値M s i aを(1)および(2
)式にそれぞれ代入することにより、最高血圧値SYS
および最低血圧値DIAが推定されるとともに、ステッ
プS17においてそれら最高血圧値SYSおよび最低血
圧値DIAが血圧表示器29によって表示される。した
がって、本実施例においては、ステップS12.ステッ
プS13゜ステップS15.およびステップ316が演
算手段に対応する。
ステップ318においては、起動停止押釦が再操作され
んか否かが判断される。再操作されたと判断された場合
にはステップSlまで戻されるが、再操作されていない
と判断された場合には、ステップS19が実行されてタ
イマの計数内容Tが予め定められた計数内容T0に到達
したか否かが判断される。この計数内容T0は上記ステ
ップS12において決定した対応関係を補正するために
、改めて対応関係式の定数を決定し直す時間間隔に対応
するもので、たとえば5〜10分程度に設定される。し
たがって、計数内容TがToに到達した場合にはステッ
プ82以下が再び実行されることとなるが、この段階で
は計数内容Tが未だToに達していないので、ステップ
314以下が実行されて、M9に続く一連の脈波M、。
、 Ml、・・・・が検出される毎に最高血圧値SYS
および最低血圧値DIAが推定されて連続的に表示され
る。
以上のようにステップ314以下の作動が繰り返される
過程で、ステップS19においてタイマの計数内容Tが
Toに到達したと判断されると、ステップ82以下が再
び実行されることにより、ステップSllにおいて再度
脈波センサ32の装着状態が判断されるとともに、前回
と同様に脈波センサ32がカフ10と異腕に装着されて
いる場合には、ステップS8において新たに決定された
実際の最高血圧値Hおよび最低血圧値りと、平均値A 
l@ a XおよびA sinとに基づいて、ステップ
S12において対応関係式の定数におよびaが再び求め
られる。また、ステップSllにおいて今度は脈波セン
サ32がカフ10と開院に装着されていると判断された
場合には、血圧値HおよびLと、ステップS3にて記憶
された圧迫開始前の最新8個の脈波の各最高値および最
低値の各平均値とに基づいて、ステップS13において
対応関係が決定される。そして、そのように決定された
新しい対応関係から、一連の脈波の最高値および最低値
に基づいて連続的に血圧値が決定され且つ表示されるの
である。
以上のように、本実施例の血圧モニタ装置においては、
切換スイッチ40が切換操作されたか否かによって、ス
テップSllにおいて脈波センサ32の取付位置が判断
され、その判断に従って、第1リングバツフア42に記
憶されたカフ10による圧迫開始前の脈波と、第2リン
グバツフア44に記憶されたカフ10による圧迫開始後
の脈波のいずれを用いて血圧値と脈波の大きさとの対応
関係を求めるかが選択されて、そのように選択された脈
波に基づいて決定された対応関係から、実際の脈波に基
づいて血圧値が連続的に決定されるのである。したがっ
て、本実施例によれば、脈波センサ32の実際の取付位
置に応じて、脈波と血圧値との関係を決定する際に圧迫
開始前の脈波を用いるか或いは圧迫開始後の脈波を用い
るかを選択することができるので、血圧値と脈波との関
係が正確に求められて血圧測定が精度良く為されるので
ある。
また、本実施例においては、生体の呼吸周期よりも長い
時間、すなわち呼吸周期の2周期分に略相当する時間内
において求められた8個の脈波の最高値および最低値の
各々の平均値が算出されるとともに、生体の実際の血圧
値HおよびLが測定され、その実際の血圧値HおよびL
と最高値の平均値および最低値の平均値との対応関係が
決定されて、その対応関係から対応関係決定後に検出さ
れた脈波に基づいて血圧値SYSおよびDIAが決定さ
れる。したがって、本実施例によれば、生体の呼吸周期
よりも長い時間内に発生した8個の脈波の平均値を用い
て、血圧値と脈波の大きさとの対応関係が決定されるの
で、その対応関係が生体の呼吸による影響を受は難く、
高い血圧測定の精度が得られるのである。
また、本実施例によれば、生体の一部を一定の時間間隔
毎に圧迫するだけで血圧値がモニタされるので、生体の
一部を比較的高い圧力で連続的に圧迫する方式と比較し
て、長時間にわたって連続的に血圧測定を行う場合であ
っても不快感、欝血などの生体に対して与えられる苦痛
が大幅に軽減されるという効果が得られる。また、生体
の最高血圧値と最低血圧値とが同時に且つ動脈の一拍毎
に連続測定し得るため、密度の高い医学的情報を得るこ
とができるという利点がある。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実
施例において上述の実施例と共通する部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
第6図に示すように、ステップ312或いはステップ3
13において決定される上腕血圧値と脈波との間の対応
関係がずれたと思われる状態、たとえば手首近傍の脈波
検出部の体動或いは末梢血流抵抗変化などが脈波から判
断された場合には、その関係を求め直すためのステップ
S20を設けても良い、脈波検出部の体動が生じて脈波
センサ32の押圧条件が変化したり、また末梢血管の収
縮或いは拡張などにより末梢血流抵抗が変化すると、上
腕血圧値と撓骨動脈波に基づいて決定される血圧値との
対応関係がずれるからである。上記ステップS20は、
たとえば第5図のステップS15と316との間に設け
られ、撓骨脈波の異常を判断する。このステップ320
では、たとえば、脈波検出部の体動に関しては、撓骨脈
波の振幅、基線(たとえば零ボルト線)から撓骨脈波の
ピーク値までの大きさが単位時間(たとえば5sec)
内に50%以上変化したときに異常と判定する。
あるいは、撓骨脈波の発生時期が正常時の発生周期より
もたとえば30%以上ずれたときに異常と判定する。ま
た、末梢血流抵抗の変化に関しては、第7図に示すよう
に、撓骨脈波に対してその切痕()7チ)の位置を示す
値(たとえば切痕から上ピーク値までの大きさA/切痕
から下ピーク値までの大きさB)が単位時間内に30%
以上変化したときに異常と判定する。あるいは、撓骨脈
波の一部であって心臓拡張期に対応する部分(切痕以降
の立ち下がり部分C)の変化率(傾斜)が大きく変化し
たときに異常と判定する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても好適に実施される。
たとえば、前述の実施例においては、脈波センサ32が
カフ10が圧迫する動脈の下流に装着されていない場合
に切換スイッチ40が切換操作されることにより、脈波
センサ32の装着状態が検出されるようになっていたが
、これに替えて、異なる信号を出力する切換スイッチを
二つ設けて、脈波センサ32の二種類の装着状態に対応
してどちらかの切換スイッチを切換操作するようにして
も良いのである。また、切換スイッチ40に替えて、レ
バー、回転スイッチなどの他の選択手段を設けても良い
ことは言うまでもない。
前述の実施例において、圧迫開始前の脈波および圧迫開
始後の脈波はRAM28内の第1および第2リングバッ
ファ42.44にそれぞれ記憶されていたが、RAM2
8内に所定数、たとえば16個のバッファを有するリン
グバッファを一つ設けて、そのリングバッファの2つに
分けた半分を圧迫開始前の脈波を記憶するための第1リ
ングバツフア42として用い、残り半分を圧迫開始後の
脈波を記憶するための第2リングバツフア44として用
いるようにしても良いのである。
また、前述の実施例においては、血圧値と脈波との対応
関係から血圧値を連続的に決定する際には、脈波が検出
される毎に読み込まれるとともに、直ちにその脈波に基
づいて血圧値が決定されるようになっていたが、たとえ
ば、第2リングバツフア44の記憶動作を前記対応関係
決定後においても続行させて、対応関係決定後に検出さ
れる一連の脈波を第2リングバツフア44に順次記憶さ
せることにより、その第2リングバツフア44内におけ
る脈波のうちの最新の脈波を用いて前記関係から血圧値
を決定するようにしても良いのである。
また、前述の実施例において、脈波センサ32は撓骨動
脈上に装着されていたが、たとえば頚動脈1足前動脈な
どの、皮膚近傍に位置して比較的脈波が検出し易い他の
動脈上に装着しても良いのである。
また、前述の実施例において、第1および第2リングバ
ッファ42.44内にそれぞれ記憶された脈波の所定数
は8個、すなわち呼吸の2周期分の長さに略相当する時
間内に発生する数とされていたが、呼吸周期と同等の時
間内に得られる3〜4個の脈波、若しくはそれ以上の個
数、好適には、呼吸周期の整数倍の時間内に発生する数
の脈波が記憶されれば良いのである。また、RAM28
内において、圧迫開始直前の一つの脈波と、圧迫開始後
において血圧値と脈波との対応関係を決定する直前の脈
波とを記憶し、それら脈波の各最高値および最低値を削
代(1)および(2)にそれぞれ代入することにより、
対応関係を求めるようにしても差支えない。
また、前述の実施例においては、脈波センサ32はバン
ド36によって手首近傍の撓骨動脈上に固定され且つそ
の撓骨動脈に対して一定の押圧力で押圧されているが、
これに対して、たとえば生体の手の指にカフを巻回し、
そのカフ圧を所定圧まで上昇させるとともに、生体の脈
拍に同期してカフ内に発生する圧力振動波をカフに接続
された圧力センサにより検出し且つその圧力振動波に対
応する脈波信号を圧力センサからCPU24に対して出
力するようにしても良い。このとき、カフに対する圧力
供給は調圧弁により制御されており、脈波信号の大きさ
、たとえば振幅、信号電力などがCPU24にて算出さ
れ且つその大きさが飽和したか否かが検出されて、飽和
したときには調圧弁に指令信号が出力されてその時点の
カフ圧が維持されるようになっている。なお、脈波信号
の大きさが飽和するようにカフ圧を変化させるのではな
く、カフ内が予め定められた好適な圧力となるように制
御しても差支えないのである。
また、バンド36に替えて、脈波センサ32を収容する
流体容器、およびその流体容器内において生体表面に接
触するように脈波センサ32を固定して流体容器内を密
閉するゴム類などのダイアフラムなどを設けて、それら
流体容器およびダイアフラムを生体表面の動脈直上部に
固定し、流体容器内に調圧弁などにより調圧された圧力
流体が供給されるとダイアフラムの作用により脈波セン
サ32が動脈に対して好適な押圧力で押圧されることに
より脈波が検出されるようにすることもできる。また、
脈波センサ32を流体容器の内部、流体容器上、或いは
流体容器外に設けるとともに、ダイアフラムにて流体容
器の生体への接触面を塞ぐことにより、流体容器内の流
体およびダイアフラムを介して、脈波に対応する圧力振
動波が脈波センサ32にて検出されるようにしても良い
また、たとえば、指などの生体の一部において所定距離
離れた2位置に電極を固着するとともにその指に微弱な
電流を流すことによって2電極間に発生するインビダン
スから脈波に対応する振動波を検出するようにしても良
い。さらに、指などの比較的厚みの薄い部位の上下に投
光器および受光器を設けて、その部位に位置する動脈を
通過するように投射された光を受光器において受光し、
受光された光の波長の変化から動脈の脈動を検出するこ
ともできる。
また、前述の実施例では、実際の血圧値と脈波の大きさ
とが比例関係にあることを前提としてそれらの対応関係
が求められているが、血圧値が脈波の大きさの二次関数
で表される対応関係を求めたり、予めプログラムされた
血圧値と脈波の大きさとの対応関係を表す複数種類のデ
ータマツプの中から、被測定者である生体の血圧値およ
び脈波の大きさに基づいて一つのデータマツプを選択す
ることにより対応関係を求めたりするなど、その他の方
法で対応関係を求めるようにしても差し支えない。
また、前述の実施例においては、血圧値と脈波の大きさ
との対応関係において傾きKおよびY切片aが用いられ
ていたが、傾きのみを用いるようにしても良いのである
。この場合には、最高血圧値SYSと脈波の最高値の平
均値、および最低血圧値DIAと脈波の最低値の平均値
との間の比例関係はそれぞれ異なるものとして2種類の
傾きKを求めるようにしても良い。
また、前述の実施例で、血圧測定手段においては、マイ
クロフォン12によって採取されたコロトコフ音の発生
・消滅に基づいてカフ10の降圧過程で血圧値が決定さ
れるに前方式が採用されていたが、生体の脈波の大きさ
の変化に基づいて血圧値を決定するオシロメトリック方
式や、超音波によって動脈表壁の波動を検出し、その波
動の大きさの変化に従って血圧値を決定する超音波方式
など、その他の血圧測定方法を採用することもでき、さ
らにカフ10の昇圧過程で血圧測定を行うことも可能で
ある。
また、前述のステップ316においては1つの脈波に関
する最高値M s a xおよび最低値M、iが決定さ
れていたが、呼吸周期と同等若しくはその整数倍の時間
内に得られる個数、たとえば8個の連続した脈波の最高
値および最低値を移動平均を取ることにより求めても良
い。このようにすれば、−層呼吸の影響が除去されて高
精度の血圧モニタが可能となる。
さらに、前述の実施例では連続測定された最高および最
低血圧値がブラウン管上に表示されるようになっている
が、同時にチャート等の記録紙にプリントして記録する
ようにしても良く、また、その他の種々の表示手段若し
くは記憶手段を採用し得る。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図である。第2図は本発
明の一実施例である血圧モニタ装置の構成を説明する図
である。第3図は第2図における血圧表示器に表示され
る血圧のトレンドの一例を示す図である。第4図は第2
図の脈波センサが生体の手首に装着された状態を示す図
である。第5図は第2図の装置の作動を説明するフロー
チャートである。第6図は本発明の他の実施例の作動の
要部を説明するフローチャートである。第7図は脈波の
切痕位置、或いは心臓拡張期に対応する部分を説明する
図である。 10:カフ 32:脈波センサ 40:切換スイッチ(手動選択手段) 42:第1リングバツフア(第1記憶手段)44:第2
リングバツフア(第2記憶手段)出願人  コーリン電
子株式会社 第1図 第3図 第4図 /

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 生体の一部をカフにて圧迫することにより該生体の血圧
    値を測定する血圧測定手段と、該生体の末梢部の動脈か
    ら発生する脈波を検出する脈波センサと、前記血圧測定
    手段により測定される血圧値と前記脈波センサにより検
    出される脈波との関係を適宜求め、該関係から実際の脈
    波に基づいて前記生体の血圧値を常時算出する演算手段
    とを備え、該演算手段により算出された血圧値により前
    記生体の血圧値を監視する形式の血圧モニタ装置であっ
    て、 前記カフによる圧迫開始前の脈波を記憶するための第1
    記憶手段と、 前記カフによる圧迫開始後の脈波を記憶するための第2
    記憶手段と、 前記演算手段が前記関係を求めるに先立って、前記脈波
    センサの装着位置に関連して、前記第1記憶手段に記憶
    された脈波と第2記憶手段に記憶された脈波とを択一的
    に選択するために操作される手動選択手段と、 を含むことを特徴とする血圧モニタ装置。
JP63041676A 1988-02-24 1988-02-24 血圧モニタ装置 Pending JPH01214340A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5980571A (en) * 1997-12-11 1999-11-09 Colin Corporation Substitute-heart control apparatus
WO2011105195A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 オムロンヘルスケア株式会社 血圧情報測定装置および血圧情報測定装置用カフの装着状態判別方法
JP2016025935A (ja) * 2009-10-29 2016-02-12 シーエヌシステムズ メディジンテクニク アクチェンゲゼルシャフト 血圧測定のデジタル式制御方法

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