JP2004254580A - 野菜移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】タバコ苗等の比較的大きなポット苗を移植する野菜移植機において、移植開孔器の上下動の際に掛かる荷重により、移植開孔器が脱落することの無い、移植開孔器の支持構成を提供する。
【解決手段】移植開孔器151は、エンジン103からの動力により上下方向に移動される開孔器支持軸159と、機体フレームに取付けたガイド手段153に案内されるガイド体171とにより、左右で支持されると共に、ガイド手段153には、ガイド体171の前後動を規制する前後ガイドレール253と、ガイド体171の左右動を規制する左右ガイドレール254とを備え、ガイド体171は、左右方向の支持軸175およびベアリング178に支持される前後ガイドローラ173と、前後方向の支持軸176に支持される左右ガイドローラ174とを備えた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器を備える野菜移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、野菜移植機において、開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器を備え、該移植開孔器は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成とし、移植開孔器の構成を、次のようなものとしたものが存在する。
移植開孔器は、エンジンからの動力により上下方向に移動される移動体と、機体フレームに取付けたガイドレールに案内されるガイドローラとにより、左右で支持される構成としたものである。以上構成により、移動体の上下動により移植開孔器自体が上下に移動させられる。加えて、ガイドローラの移動範囲をガイドレール上に規制することで、移植開孔器の姿勢が制御されて、畝中への突入姿勢が調整される。
このような野菜移植機の一例としては、特許文献1に示される技術である。特許文献1における野菜移植機で、先端軸46が前記移動体であり、機体に設けるガイドレール48にガイドローラとしての案内コロ47が上下摺動自在とされている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−103817号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
タバコ苗等の比較的大きなポット苗を移植する野菜移植機においては、移植開孔器もそれに応じて大型化する。このとき、移植開孔器の支持部(移動体およびガイドローラ)に掛かる荷重も、他の苗(ポット苗)の場合と比べて、大きなものとなる。
そして、比較的大きな移植開孔器により移植作業を行う場合には、移植開孔器による畝中への突入の際などに、移植開孔器自体に加わる荷重が、比較的小型の移植開孔器を備える場合に比して、無視できないものとなってしまう。また、移動体とガイド体とで移植開孔器を支持する構成のため、駆動側の移動体に対し、従動側のガイド体に偏荷重が加わる場合もあり得る。つまり、移植開孔器が上下動する際に加わる荷重により、ガイドレールからガイドローラが外れて、移植開孔器が野菜移植機本体から脱落する可能性がある。
特に、特許文献1に示される技術では、移動体が楕円軌道を描きながら上下動し、ガイドレールがガイドローラの前後動を規制する構成である。この楕円軌道は、前後方向(機体の進行方向)および上下方向の変位を含む楕円軌道であって、左右方向には変位しない。この構成では、移植開孔器の支持部は、移植開孔器の前後方向に掛かる荷重に対しては、抵抗力が高いが、左右方向に掛かる荷重に対しては、抵抗力が高くはならない。つまり、大型化した移植開孔器においては、移植開孔器が上下動する際にかかる荷重により、移植開孔器が左右方向で脱落する可能性がある。
そこで、本発明は、タバコ苗等の比較的大きなポット苗を移植する野菜移植機において、移植開孔器の上下動の際に掛かる荷重により、移植開孔器が脱落することの無い、移植開孔器の支持構成を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器を備え、該移植開孔器は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成とした野菜移植機において、
移植開孔器は、エンジンからの動力により上下方向に移動される移動体と、機体フレームに取付けたガイド手段に案内されるガイド体とにより、左右で支持されると共に、
ガイド手段には、ガイド体の前後動を規制する前後ガイド部と、ガイド体の左右動を規制する左右ガイド部とを備えたものである。
【0006】
請求項2においては、ガイド体は、左右方向の支持軸に支持される前後ガイドローラと、前後方向の支持軸に支持される左右ガイドローラとを備え、
前後ガイド部は前後ガイドローラを案内するガイドレールとし、左右ガイド部は左右ガイドローラを案内するガイドレールとしたものである。
【0007】
請求項3においては、ガイド体には、前後ガイドローラおよび左右ガイドローラを、それぞれ上下方向に複数備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
【0009】
本発明の一実施の形態である野菜移植機101について、図面を用いて説明する。
図1は野菜移植機101の全体構成を示す側面図であり、図2は野菜移植機101の全体構成を示す平面図であり、図3は移植開孔器151の昇降機構を示す後面図であり、図4は移植開孔器151の昇降機構を示す側面図であり、図5は移植開孔器151のガイド機構を示す平面図であり、図6は移植開孔器151のガイド機構を示す側面図である。
【0010】
まず、野菜移植機101の全体構成より説明する。
図1、図2において、野菜移植機101は、シャーシフレーム102上の前後に、エンジン103、ミッションケース104を配置し、ミッションケース104上部から後方に、ハンドル部材となるハンドルフレーム106をシャーシフレーム102から水平方向に連設している。また、シャーシフレーム102より後方に向けて左右で作業部支持フレーム105・105が延設される。
そして、野菜移植機101の機体フレームが、シャーシフレーム102、ハンドルフレーム106、作業部支持フレーム105・105と、ミッションケース104等により構成されている。
該ハンドルフレーム106の中途部上には、苗供給装置107が配置され、苗供給装置107の下方には苗移植装置120が配置され、苗供給装置107および苗移植装置120により苗植付けのための作業部が構成される。また、ハンドルフレーム106後部は運転操作部109とされている。
【0011】
シャーシフレーム102の前部には、左右に前輪支持アーム111・111が回動自在に設けられ、各前輪支持アーム111に前輪112・112が枢支される。また、シャーシフレーム102の後部には、左右にチェーンケース116・116が回動自在に設けられ、各チェーンケース116に後輪117・117が枢支される。
前後の前輪支持アーム111とチェーンケース116とは、シャーシフレーム102に設ける油圧シリンダ228とリンク機構を介して連結され、前輪支持アーム111とチェーンケース116とが連動する構成とされる。そして、シャーシフレーム102の昇降機構が構成されている。
【0012】
また、図3に示すように、ミッションケース104の後上部には、該ミッションケース104の内部より、左右にそれぞれ延出する作業部駆動軸114L・114Rが設けられている。
左方に延出する作業部駆動軸114Lには、苗移植装置120に備える移植開孔器151を昇降駆動するためのスプロケット127が固設されている。スプロケット127よりチェーン331を介して動力が伝達されて、苗移植装置120が駆動される。
一方、右方に延出する作業部駆動軸114Rには、苗供給装置107の苗搬送ポットを駆動するためのスプロケット(図示せず)が固設されている。そして、該スプロケットよりチェーンを介して動力が伝達されて、苗供給装置107が駆動される。
【0013】
図2に示すように、苗供給装置107には、円盤状の回転台135が水平に設けられ、該回転台135は、作業部駆動軸114Rからの駆動伝達を受けて回転駆動する。回転台135には、複数の苗搬送ポット140・140・・・が同一の円周上で保持されるものとなっている。苗搬送ポット140には、作業者により苗が挿入されて保持される。
そして、回転台135の回転に伴って回転する苗搬送ポット140の移動軌跡の適宜位置(平面視移植開孔器151と重複する部位)より苗を落下させて、苗移植装置120の移植開孔器151に苗が投入される。ここで、苗搬送ポット140には、底面を開閉可能とするシャッタが設けられており、シャッタの閉鎖時は苗の保持状態とされ、シャッタの開放時に苗の落下が行われる。
また、機体の左右にそれぞれ苗載置台131・131が配置され、これらの苗載置台131・131上には苗が載置され、この苗を作業者が手動で、苗供給装置107上の苗搬送ポット140へ供給する。
【0014】
ミッションケース104の後部で苗供給装置107の下方に苗移植装置120が配置される。苗移植装置120には、開閉かつ上下昇降する移植開孔器151が備えられている。該移植開孔器151は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成とされている。
各移植開孔器151は、自らの移動経路の上死点側で苗供給装置107より苗を受け取る。より詳しくは、前記適宜位置の苗搬送ポット140より落下する苗が、移植開孔器151に上方より投入される。
また、各移植開孔器151は、自らの移動経路の下死点側で畝125中に突入して開放状態となって、畝125中に苗の植付穴を形成すると共に、該植付穴に苗を落下させる。
そして、移植開孔器151の後方に配置した覆土輪119・119・・・により、苗の根部に土を寄せて覆土して、一つの苗の移植作業が完了する。
【0015】
次に、図3、図4を用いて、移植開孔器151の昇降機構について説明する。
移植開孔器151の左右の一側方(本実施例では左側)には、ロータリケース152が配置され、該移植開孔器151の他側方には、移植開孔器151の昇降をガイドするガイド手段153が上下方向に設けられ、これらを連結するアーム157やリンク等とともに設けられている。ロータリケース152は機体フレームに支持され、ガイド手段153は機体フレームに固定され、ロータリケース152とガイド手段153との間に移植開孔器151が配設され、該移植開孔器151は前記苗供給装置107の下方で上下昇降するように構成されている。
【0016】
図3、図4に示すように、ロータリケース152の側面にはスプロケット155が固設されており、該スプロケット155と前記スプロケット127との間には、チェーン331が巻回されて、作業部駆動軸114Lよりロータリケース152に動力が伝達される。
なお、スプロケット155の中心を回動自在に支持する支点軸154が、ロータリケース152内に挿入されている。該支点軸154は、作業部支持フレーム105に固設されている。
したがって、ロータリケース152が、スプロケット155と共に支点軸154回りに回動する一方で、支点軸154に対してロータリケース152が相対回転する。そして、該ロータリケース152の回転によりロータリケース152内のギヤや軸等が回転されて、ロータリケース152の一端部に設けるアーム157が回転駆動される。
【0017】
アーム157の他端部(反ロータリケース152側の端部)には、開孔器支持軸159が固設されており、該開孔器支持軸159は移植開孔器151を支持する開孔器支持体160に回動自在に設けられている。
ここで、開孔器支持軸159は、エンジン103より動力を得て移動する移動体である。そして、ロータリケース152およびアーム157を介して駆動される前記の構成により、開孔器支持軸159は、楕円軌道を描きながら上下動する。そして、開孔器支持軸159に支持される移植開孔器151も、開孔器支持軸159と共に、楕円軌道に沿って移動する。
【0018】
ここで、ロータリケース152およびアーム157は、左右方向に対して垂直な平面内でのみ回転するものであり、左右方向に変位することは無い。このため、開孔器支持軸159の描く楕円軌道も、前後方向(機体の進行方向)および上下方向の変位を含む楕円軌道であって、左右方向には変位しない。
したがって、移植開孔器151の姿勢を制御するためには、少なくとも、移植開孔器151の前後動を規制する必要がある。この前後動の規制手段としても機能するのが、詳しくは後述するガイド手段153およびガイド体171である。
【0019】
また、移植開孔器151は、自らを支持する開孔器支持軸159およびガイド体171のうち、開孔器支持軸159がロータリケース152およびアーム157の駆動により昇降されて、自らが昇降されるものとなっている。つまり、移植開孔器151は、開孔器支持軸159が昇降し、ガイド体171が追従して昇降する構成であるので、畝中への突入時などに、従動側のガイド体171に偏荷重がかかる場合もあり得る。
ここで、詳しくは後述するガイド手段153およびガイド体171は、前記偏荷重が加わった際にも、ガイド手段153よりガイド体171が脱落することのない構成とされている。そして、移植開孔器151の昇降を確実なものとしている。
【0020】
図3、図4に示すように、移植開孔器151は、くちばし状に開閉する前後一対の爪体128・129を備えており、爪体128・129は枢支軸164により枢支されている。そして、爪体128・129の揺動により、移植開孔器151が開閉する構成となっている。
移植開孔器151は開孔器支持体160により支持されるものとなっており、該開孔器支持体160には前記ガイド手段153に案内されるガイド体171や、開閉カム161等が設けられている。なお、枢支軸164とカップ160aとの間には、バネ169が介装されており、該バネ169は、爪体128・129が閉状態となる様に付勢している。
開閉カム161は、ロータリケース152と開孔器支持体160とを連結する前記アーム157(支持軸159)に固定されており、移植開孔器151の昇降に伴って回転する。そして、開閉カム161の回転により、該開閉カム161と爪体129とを連結するリンク165が作動して、爪体128・129の開閉が行われるようになっている。
移植開孔器151の上方には、漏斗状のカップ160aが配置され、前記苗供給装置107よりカップ160aに苗が入り易くし、カップ160aより爪体128・129間に苗が受け渡される。
【0021】
移植開孔器151の昇降をガイドする構成について説明する。
前述したように、野菜移植機101の機体フレームに設けるガイド手段153に、移植開孔器151に設けるガイド体171が案内されて、移植開孔器151の昇降がガイドされるものとなっている。以下、ガイド体171がガイド手段153に案内される構成について、詳しく説明する。
【0022】
図4、図5に示すように、ガイド手段153は、前後ガイドレール253と左右ガイドレール254とからなっている。
図5に示すように、両ガイドレール253・254はいずれも、延出方向(上下方向)の断面がコ字形状となっている。
前後ガイドレール253は、コ字形の断面の開放側が、左側(もしくは右側)を向くように配置されるものとなっており、後述の前後ガイドローラ173が前記開放側から、つまり左側(もしくは右側)から挿入される。また、左右ガイドレール254は、コ字形の断面の開放側が、前側(もしくは後側)を向くように配置されるものとなっており、後述の左右ガイドローラ173が前記開放側から、つまり前側(もしくは後側)から挿入される。
【0023】
また、図2、図5に示すように、ガイド手段153は、ハンドルフレーム106の右側前端部と、右側の作業部支持フレーム105との間で、支持されるものとなっている。
なお、ハンドルフレーム106および作業部支持フレーム105は、前述したように、野菜移植機101の機体フレームの一部である。
【0024】
図5、図6に示すように、移植開孔器151に設ける前記ガイド体171は、本体となる基部フレーム177を備えている。基部フレーム177は、前後板部177aと左右板部177bとを連結した平面視L字型の形状である。
また、前後板部177aにはガイド体支持軸170が左右方向に貫通して固設され、移植開孔器151の開孔器支持体160を該ガイド体支持軸170の左側で支持されるものとなっている。移植開孔器151の左側では、前述したように、楕円軌道に沿って移動する開孔器支持軸159に支持される。
【0025】
ガイド体171には、ベアリングで構成される前後ガイドローラ173・173および左右ガイドローラ174・174が備えられている。
前後ガイドローラ173は、基部フレーム177の上下に一対設けられており、上側のガイドローラ173は前記ガイド体支持軸170の外側(右側)で支持され、下側のガイドローラ173はガイド体支持軸170下方で平行に設けた左右方向の支持軸175に支持されるものとなっている。
そして、前後ガイドローラ173・173は、前後ガイドレール253内に挿入されて、該前後ガイドレール253の形成方向(上下方向)に沿って摺動自在となっている。
また、各左右ガイドローラ173は前後方向の支持軸176に支持されると共に、左右ガイドレール254内に挿入されて、該左右ガイドレール254の形成方向(上下方向)に沿って摺動自在となっている。
支持軸175・176は、ガイド体171の本体となる基部フレーム177に固設されるものとなっている。より詳しくは、前後板部177aにはベアリング178の下方に支持軸175が固設され、左右板部177bには支持軸176・176が上下で固設されるものとなっている。
【0026】
前述したように、移植開孔器151は、左右方向には変位しない楕円軌道に沿って、上下動するものである。
ここで、前後ガイドローラ173が前後ガイドレール253に案内されることにより、移植開孔器151の前後動の規制が行われる。この前後動の規制により、上下動する移植開孔器151の前後動が規制されて、移植開孔器151の姿勢が制御され、畝125への突入姿勢や、苗供給装置107からの苗の受取時(苗の落下時)の姿勢が適切なものとされる。
また、左右ガイドローラ174が左右ガイドレール254に案内されることにより、移植開孔器151の左右動の規制が行われる。
つまり、ガイド手段153は、ガイド体171の前後動および左右動を案内するものである。そして、ガイド手段153において、前後ガイドレール253がガイド体171の前後動を規制する前後ガイド部を構成し、左右ガイドレール254がガイド体171の左右動を規制する左右ガイド部を構成している。
【0027】
以上において、野菜移植機101は、開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器151を備え、該移植開孔器151は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成である。
また、移植開孔器151は、エンジン103からの動力により上下方向に移動される移動体(開孔器支持軸159)と、機体フレームに取付けたガイド手段153に案内されるガイド体171とにより、左右で支持されるものとなっている。
さらに、ガイド手段153には、ガイド体171の前後動を規制する前後ガイド部(前後ガイドレール253)と、ガイド体の左右動を規制する左右ガイド部(左右ガイドレール254)とを備えるものとしている。
【0028】
このため、前後ガイド部により、上下動する移植開孔器151の姿勢が制御される。加えて、左右ガイド部により、偏荷重に対する抵抗性が高められて、移植開孔器151に畝突入時等に大きな荷重が加わることがあっても、ガイド体171がガイド手段153から外れて、移植開孔器151が脱落することが防止される。
【0029】
なお、本実施の形態では、ガイド体171は前後ガイドローラ173・173および左右ガイドローラ174・174を備え、ガイド手段153はこれらのガイドローラを摺動自在に案内する前後ガイドレール253・253および左右ガイドレール254・254を備えるものとしているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、LMガイド(直動案内)におけるレールをガイド手段とし、該レールに沿って摺動する移動体をガイド体としてもよい。この構成であっても、ガイド体の前後方向および左右方向の移動を規制することが可能である。つまり、ガイド体は回転体に限定されるものでなければ、一対のガイド部も前後用と左右用とで別体としたガイドレールに限定されるものでもない。
【0030】
また、ガイド体171は、左右方向の支持軸175に支持される前後ガイドローラ173・173と、前後方向の支持軸176に支持される左右ガイドローラ174・174とを備え、前後ガイド部は前後ガイドローラ173を案内する前後ガイドレール253とし、左右ガイド部は左右ガイドローラを案内する左右ガイドレール254としている。
【0031】
このため、ガイド手段153によるガイド体171の前後動および左右動の規制を、滑らかに行うことができ、移植開孔器151が上下動に際して抵抗を受けることが少なく、移植開孔器151の駆動による異音の発生や耐久性の向上に繋がる。
【0032】
また、ガイド体171には、前後ガイドローラ173および左右ガイドローラ174を、それぞれ上下方向に複数備えるものとしている。
【0033】
このため、ガイドローラがガイドレールから一層外れにくくなり、上下動する移植開孔器151の姿勢が制御と、移植開孔器151が脱落防止とがより一層確実となる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器を備え、該移植開孔器は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成とした野菜移植機において、
移植開孔器は、エンジンからの動力により上下方向に移動される移動体と、機体フレームに取付けたガイド手段に案内されるガイド体とにより、左右で支持されると共に、
ガイド手段には、ガイド体の前後動を規制する前後ガイド部と、ガイド体の左右動を規制する左右ガイド部とを備えたので、
前後ガイド部により、上下動する移植開孔器の姿勢が制御される。加えて、左右ガイド部により、偏荷重に対する抵抗性が高められて、移植開孔器に畝突入時等に大きな荷重が加わることがあっても、ガイド体がガイド手段から外れて、移植開孔器が脱落することが防止される。
【0035】
請求項2記載の如く、ガイド体は、左右方向の支持軸に支持される前後ガイドローラと、前後方向の支持軸に支持される左右ガイドローラとを備え、
前後ガイド部は前後ガイドローラを案内するガイドレールとし、左右ガイド部は左右ガイドローラを案内するガイドレールとしたので、
ガイド手段によるガイド体の前後動および左右動の規制を、滑らかに行うことができ、移植開孔器が上下動に際して抵抗を受けることが少なく、移植開孔器の駆動による異音の発生や耐久性の向上に繋がる。
【0036】
請求項3記載の如く、ガイド体には、前後ガイドローラおよび左右ガイドローラを、それぞれ上下方向に複数備えたので、
ガイドローラがガイドレールから一層外れにくくなり、上下動する移植開孔器の姿勢が制御と、移植開孔器が脱落防止とがより一層確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜移植機101の全体構成を示す側面図である。
【図2】野菜移植機101の全体構成を示す平面図である。
【図3】移植開孔器151の昇降機構を示す後面図である。
【図4】移植開孔器151の昇降機構を示す側面図である。
【図5】移植開孔器151のガイド機構を示す平面図である。
【図6】移植開孔器151のガイド機構を示す側面図である。
【符号の説明】
101 野菜移植機
103 エンジン
159 開孔器支持軸(移動体)
151 移植開孔器
153 ガイド手段
171 ガイド体
173 前後ガイドローラ
174 左右ガイドローラ
175 支持軸
176 支持軸
253 前後ガイドレール
254 左右ガイドレール

Claims (3)

  1. 開閉かつ上下昇降可能とする移植開孔器を備え、該移植開孔器は、閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させる構成とした野菜移植機において、
    移植開孔器は、エンジンからの動力により上下方向に移動される移動体と、機体フレームに取付けたガイド手段に案内されるガイド体とにより、左右で支持されると共に、
    ガイド手段には、ガイド体の前後動を規制する前後ガイド部と、ガイド体の左右動を規制する左右ガイド部とを備えた、ことを特徴とする野菜移植機。
  2. ガイド体は、左右方向の支持軸に支持される前後ガイドローラと、前後方向の支持軸に支持される左右ガイドローラとを備え、
    前後ガイド部は前後ガイドローラを案内するガイドレールとし、左右ガイド部は左右ガイドローラを案内するガイドレールとした、ことを特徴とする請求項1に記載の野菜移植機。
  3. ガイド体には、前後ガイドローラおよび左右ガイドローラを、それぞれ上下方向に複数備えた、ことを特徴とする請求項2に記載の野菜移植機。
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CN102440105A (zh) * 2010-10-08 2012-05-09 井关农机株式会社 移植机
CN103004343A (zh) * 2012-12-13 2013-04-03 戚海秀 一种农作物插播机

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