JP2004254455A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパアームの位置検知用センサマグネットを薄型化し、コストの低減や装置の小型軽量化を図る。
【解決手段】ワイパ装置の駆動源として使用される減速機構付き電動モータにおいて、ワイパアームの位置検知用センサマグネット41に、作動着磁域51と補正着磁域52を設ける。作動着磁域51は制動域53と駆動域54を備える。駆動域54の着磁角度は制動域53よりも大きい。補正着磁域52には補正N極56と補正S極55を設ける。補正N極56は駆動域54と異極性、補正S極55は制動域53と異極性に形成され、それぞれ同角度又は補正着磁域52を駆動域54と制動域53の着磁角度比で分割した値に補正N極56と補正S極55を設定する。補正N極56の存在により大きな着磁角度を有する駆動域54の磁束密度低下が抑えられる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、減速機構を有する電動モータに関し、特に、自動車等のワイパ装置に使用される減速機構付き電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両用ワイパ装置の駆動源には、車両に搭載されたバッテリ等の電源によって作動する電動モータが用いられている。このような電動モータは、出力軸の回転数を所要の回転数に減速するための減速機構が取り付けられ、減速機構付き電動モータとして一つのユニットとなっている。ワイパ装置にはこのモータユニットが1個又は2個使用され、それを駆動源としてワイパアームが上反転位置と下反転位置との間で揺動運動する。モータユニットを1個使用する場合には、運転席側と助手席側のワイパアームをリンクにて結合し、同期駆動させる。モータユニットを2個使用する場合には、運転席側、助手席側の各ワイパアームにモータユニットを取り付け、アマチュア軸や出力軸の回転を検出しつつ両ワイパアームを同期駆動させる。
【0003】
ワイパーシステムの取り付けスペースは、エンジンの大型化、ブレーキのマスターパワーの大型化により、年々小さくなって来ている。このため、近年では、モータを180°以内で正逆転させることにより、リンクの作動面積を半分以下に抑え、ワイパを小さなスペースで駆動可能とした方式も実用化されている。このモータ正逆転方式では、払拭角度内の任意の場所で反転動作可能なことから、下反転位置を設定した上でさらにその下方に格納位置を設定できる。そこで、高級車などでは、この方式を採用しワイパ格納機能を盛り込んだものも多く見受けられる。
【0004】
ワイパシステムにおいてモータ正逆転を行うには、任意の位置でモータ正逆転を行わせるため、ワイパアーム位置の検出が必要となる。ワイパアーム位置検出は、モータの回転に連動して発生するパルス数の加減算によって行われる。モータ回転軸には多極着磁マグネットが取り付けられ、その回転に伴う磁極変化を捉えてパルス信号を出力するホールIC等のセンサがマグネットに対向して配置される。パルスのカウントは、モータユニット出力軸の回転位置の基準となる1点(原点位置)でリセットされパルスずれの発生を防止している。
【0005】
パルスリセット信号を得るため、出力軸にもまたセンサマグネットが取り付けられる。センサマグネットに対しては、所定の基準位置にその磁極が差し掛かると基準信号が出力されるようにホールIC等のセンサが配置される。センサマグネットからリセット信号が出力されると、その時点からのパルス加減算により、基準位置からのモータ回転角度が算出される。そして、これに減速比やリンク比等を考慮することにより現在のワイパアーム位置が検出される。なお、モータ回転パルスの周期から、ワイパアーム移動速度も検出できる。
【0006】
一方、ワイパシステムでは、スイッチをOFFした位置にかかわらず、ワイパブレードが格納位置(又は下反転位置)まで戻って停止するいわゆるオートストップ動作が採用されている。ところが、このオートストップ動作を行わせるためには、ワイパブレードの動作領域を「制動域」と「駆動域」とに区分する必要がある。すなわち、格納位置や下反転位置近傍に設けられ、スイッチOFFに伴いワイパアームを所定位置に停止させるための「制動域」と、制動域に至るまでワイパアームを駆動させる「駆動域」を設定する必要がある。従って、ワイパアーム位置検出においても、これらの領域を識別する必要がある。
【0007】
そこで、従来より、前述のようなモータユニットでは一般に、先のセンサマグネットの極性を両領域に対応させ、それをホールICにて判別してワイパアームが何れの領域にあるかを検出する方式が使用されている。そこでは、センサマグネットをS極部とN極部の2極構成とし、例えば、制動域と「S極」、駆動域と「N極」を対応させる。そして、「S極」が検出されている間は制動域、「N極」が検出されている間は駆動域のようにワイパアームの現存領域を識別する。
【0008】
【特許文献1】特開平9−13793号公報
【特許文献2】特開平11−301409号公報
【特許文献3】特開2002−262515号公報
【特許文献4】特願2002−363041号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、下反転位置近傍に設定される制動域とそれ以外の領域を占める駆動域とは、その領域幅が大きく異なるため、各領域に対応するセンサマグネットの着磁面積が大幅に異なってくる。すなわち、制動域として例えば60°のN極を設けた場合、駆動域を示すS極は300°となり、両者には5倍の開きが生じる。ところが、マグネットをこのように大きく異なる面積で2極着磁した場合、広い面積の磁極では磁束密度が小さくなる傾向がある。先の例で言えば、60°のN極に比して、300°のS極は磁極中心部における磁束密度の低減幅が大きく、N極よりも磁束密度が小さくなる。
【0010】
ホールICにおいて磁極極性を検出する場合、ある極性を検知している旨のセンサ信号を維持するには、ある程度以上の磁束密度が必要である。従って、誤検出防止のため、大きい磁極の側でも十分な磁束密度を確保する必要があり、その分、マグネットの厚みを大きくしなければならない。このため、より軸方向に大きなマグネットが必要となり、コスト的にも、また、重量や装置体格の点でも不利となるという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、ワイパアームの位置検知用センサマグネットを薄型化し、コストの低減や装置の小型軽量化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の減速機構付き電動モータは、回転軸を有するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、前記出力軸に設けられ、着磁角度を異にする複数の磁極を備える作動着磁域と複数の磁極を備える補正着磁域とが形成されたセンサマグネットと、前記センサマグネットの前記作動着磁域に対向して配置された磁気検出素子とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、センサマグネットに作動着磁域の他に補正着磁域を設けたので、作動着磁域において着磁角度が大きい磁極の磁束密度の低下を抑えることができる。このため、作動着磁域の磁束密度を大きくすることができ、マグネットを厚くしなくとも磁気検出素子から所定の信号を出力可能な磁束密度を確保することが可能となる。従って、位置検出精度を低下させることなくセンサマグネットを薄型化でき、マグネットのコストや重量の低減が可能となると共に、モータユニットの小型軽量化を図ることも可能となる。
【0014】
前記減速機構付き電動モータおいて、前記センサマグネットをリング状に形成し、前記補正着磁域と前記作動着磁域を周方向に隣接して設けても良い。また、前記作動着磁域に、第1磁極と、前記第1磁極よりも大きい着磁角度を有する第2磁極とを設け、前記補正着磁域に、前記第1磁極と異極性の第3磁極と、前記第3磁極よりも大きい着磁角度を有する前記第2磁極と異極性の第4磁極とを設けても良い。この場合、前記第1磁極と前記第3磁極の着磁角度を等しく、前記第2磁極と前記第4磁極の着磁角度を等しくしても良い。また、前記第3磁極と前記第4磁極の着磁角度の比を、前記第1磁極と前記第2磁極の着磁角度の比と等しくしても良い。
【0015】
さらに、前記減速機構付き電動モータにおいて、前記出力軸が所定状態にあるとき前記出力軸の所定部位が対向する基準位置に配置された第1磁気検出素子と、前記第1磁気検出素子と所定角度離れた位置に配置された第2磁気検出素子とをさらに設け、前記センサマグネットが、前記出力軸が前記基準位置に対し一方向側にあるとき前記第1及び第2磁気検出素子が共に前記第2磁極に対向し、前記出力軸が前記基準位置に対し他方向側にあるとき前記第1及び第2磁気検出素子の少なくとも一方が前記第1磁極に対向するようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である減速機構付きの電動モータを駆動源としたワイパ装置の概略を示す説明図、図2は図1の電動モータの構造を示す断面図である。図3は、図2に示すウォームギヤの噛み合い状態を示す一部切欠断面図である。
【0017】
図1に示すワイパ装置は、車体に揺動自在に設けられた運転席側のワイパアーム1aと助手席側のワイパアーム1bとを有している。各ワイパアーム1a,1bには、運転席側のワイパブレード2aと助手席側のワイパブレード2bが取り付けられている。ワイパブレード2a,2bはワイパアーム1a,1b内に内装された図示しないばね部材等によりフロントガラス3に弾圧的に接触している。車体には2つのワイパ軸4a,4bが設けられており、ワイパアーム1a,1bはその基端部でワイパ軸4a,4bにそれぞれ取り付けられている。
【0018】
ワイパブレード2a,2bが、下反転位置Aと上反転位置Bとの間、つまり図中一点鎖線で示す払拭範囲5を揺動運動することにより、フロントガラス3に付着した雨や雪などが払拭される。ワイパブレード2a,2bは、ワイパ休止時には下反転位置Aよりも下側に位置する格納位置Cへ移動して格納部6に格納される。格納部6は図示しない車体のボンネットの内部に設けられている。ワイパブレード2a,2bを格納部6に格納することにより、車両の前方視界が向上する。なお、ワイパブレード2a,2bには、制御上の基準位置として、下反転位置Aよりも15°ほど上方に原点位置(基準位置)Oが設定されている。
【0019】
ワイパアーム1a,1bを揺動運動させるため、このワイパ装置には2つの減速機構付き電動モータ7a,7b(以下、モータ7a,7bと略記する)が設けられている。図2に示すように、モータ7a,7bは、モータ本体8と減速機構9とで構成されている。モータ本体8のモータハウジング10は、底付き円筒状に形成されている。減速機構9のケーシング11は、モータハウジング10とほぼ同寸法の円筒状に形成された軸受部11aと歯車室11bおよび通信部11cとを有している。これらの部材は、モータハウジング10の開口端10aとケーシング11の軸受部11aとを接した状態で、図示しない締結部材により連結されている。
【0020】
モータハウジング10の内周面には、互いに異なる磁極を向かい合わせて配置された2つの永久磁石12,13が設けられており、モータハウジング10の内部に磁界を形成している。モータハウジング10の内部には、この磁界内に位置してアマチュア14が設けられている。アマチュア14の回転軸15は、自動調心形の軸受16,17に回転自在に支持されている。軸受16,17は、モータハウジング10の底部10bと軸受部11aに設けられている。
【0021】
アマチュア14は、複数のスロットが形成されたアマチュアコア18を有している。スロットにはそれぞれ銅線が巻き付けられてアマチュアコイル19が形成されている。アマチュアコア18の図中左側にはコミュテータ20が軸着されている。コミュテータ20は、回転軸15に固定された樹脂製の胴部20aと、その外周に互いに絶縁されて放射状に配置された複数の整流子片20bを備えている。各整流子片20bはアマチュアコイル19に接続されている。
【0022】
軸受部11aの内部にはブラシホルダ21が設けられている。ブラシホルダ21には2つのブラシ22,23が取り付けられている。ブラシ22,23は整流子片20b方向に向けて付勢されており、その状態で整流子片20bと接触する。通信部11cには、配線24によりブラシ22,23と接続された電源端子25が設けられている。電源端子25に対し図示しない制御部から電流を供給することにより、ブラシ22,23にそれぞれ逆向きの電流が供給される。
【0023】
アマチュアコイル19は磁界中に位置しているため、アマチュアコイル19にコミュテータ20を介して整流された電流を流すと、フレミングの左手の法則に基づきアマチュア14に回転力が発生する。従って、アマチュアコイル19に流れる電流を制御することにより、回転軸15の回転角度や回転方向もしくは回転速度などを制御できる。
【0024】
歯車室11bの内部には回転軸15が突出している。回転軸15の先端部15aは、歯車室11bのモータ本体8とは反対側に位置する壁面26の近傍に位置している。図3に示すように、回転軸15の歯車室11bの内部に位置する外周面には、それぞれねじ方向が逆向きに形成された2つのウォーム27,28が形成されている。歯車室11bの内部には、ウォーム27,28と噛み合うように2つのウォームホイル29,30が設けられてウォームギヤ31が構成されている。ウォームホイル29,30にはそれぞれピニオンギヤ32,33が同軸に設けられている。ピニオンギヤ32,33には、減速機構9の出力軸34と一体に形成された回転体としての駆動歯車35が噛み合う。回転軸15の回転は、ウォームギヤ31と各ピニオンギヤ32,33および駆動歯車35とにより減速されて出力軸34へ伝達される。
【0025】
モータ7a,7bの出力軸34は、それぞれワイパ軸4a,4bに機械的に連結されている。ワイパ軸4a,4bは、出力軸34と一体に回転するようになっている。回転軸15が回転するとウォーム27,28はウォームホイル29,30により回転軸15の軸方向に働くスラスト力を受ける。このとき、各ウォーム27,28はねじ方向が逆向きに形成されていることから、このスラスト力は互いに逆方向に働く。これにより、回転軸15のスラスト方向の移動が抑制され、回転軸15にはスラスト軸受等を設ける必要がない。なお、本実施の形態では、減速機構9としてウォームギヤ31とピニオンギヤ32,33および駆動歯車35とによる2段減速機構を用いているが、これに限らず、ウォームギヤのみを用いた1段減速のものや、遊星歯車機構などを用いたものでも良い。
【0026】
ケーシング11の壁面26には、回転軸15に垂直にプリント基板36が取り付けられている。プリント基板36には、通信部11cに位置する接続端子40が取り付けられている。接続端子40より、図示しない制御部からの電源供給や検出信号の伝達が行われる。
【0027】
プリント基板36上には、第1のセンサとして2個の絶対位置検出用のホールIC37a,37bと、第2のセンサとして相対位置検出用のホールIC38,39が取り付けられている。この場合、ホールIC37a,37bには、磁極変化と共に磁極の種類、すなわち、被検出対象がN極かS極かを判定可能なものが使用される。なお、本実施の形態では、相対位置検出用センサとしてホールICを用いているが、これに限らず、フォトダイオードなどを用いた光学式のエンコーダや赤外線センサなど、他の方式のセンサを用いても良い。
【0028】
ホールICは磁界の変化を電流に変換することによりパルス信号を発信するセンサであり、ホールICの被検出部材としては磁石が必要である。相対位置検出用のホールIC38,39の被検出部材としては、回転軸15の先端部15aに多極着磁マグネット42(以下、マグネット42と略記する)が取り付けられている。マグネット42は回転軸15と一体に回転するようになっており、回転方向に向けて6極に着磁されている。
【0029】
ホールIC38,39は、プリント基板36の面上にマグネット42と対向する位置に、それぞれマグネット42の回転方向に対して位相を90°ずらして取り付けられている。回転軸15が回転すると、ホールIC38,39は、回転軸15が1回転するにつき6周期分のパルスが出力される。このパルスは、接続端子40を介して図示しない制御部に向けて発信され、これをカウントすることにより回転軸15の回転角度が検出できる。また、ホールIC38,39の位相が90°ずれているため、ホールIC38,39が発信するパルスの出現順序は回転軸15の回転方向により相違する。従って、このパルスの出現順序により、回転軸15の回転方向が検出できる。さらに、ホールIC38,39により検出されるパルスの周期により回転軸15の回転速度を検出することもできる。
【0030】
絶対位置検出用のホールIC37a,37bの被検出部材としては、駆動歯車35の側面の図中下側の外周部にリング状のセンサマグネット41が取り付けられている。センサマグネット41は駆動歯車35と一体に回転するようになっており、回転方向に向けて4極に着磁されている。図4は、センサマグネット41の構成を示す説明図である。
【0031】
図4に示すように、センサマグネット41には、作動着磁域51と補正着磁域52が設けられている。作動着磁域51には、外周側がN極に着磁された制動域53(第1磁極)と、同じくS極に着磁された駆動域54(第2磁極)が設けられている。駆動域54(S極)の着磁角度は制動域53(N極)のそれよりも大きくなっており、ここでは、駆動域54は145°、制動域53は55°に着磁されている。補正着磁域52には、補正S極55(第3磁極)と補正N極56(第4磁極)とが設けられている。補正N極56は116°、補正S極55は44°に着磁されている。補正N極56と補正S極55の着磁角度は、制動域53や駆動域54とバランス良く設定する方が望ましく、ここでは、補正着磁域52を駆動域54と制動域53の着磁角度比(145:55)で分割した値に設定している。
【0032】
センサマグネット41は、駆動歯車35の回転に伴ってホールIC37a,37bの前で回転する。ところが、当該モータ7a,7bは正逆転駆動されるため、センサマグネット41の全周はホールIC37a,37bの前を通過せず、制動域53と駆動域54を合わせた200°分だけがその前を通過する。すなわち、センサマグネット41の残り160°分は未使用領域となり、その部分の極性は問われず、また、単一の極性である必要もない。そこで、当該モータ7a,7bでは、図4に示すように、未使用領域を補正着磁域52とし、補正N極56と補正S極55を設け、駆動域54での磁束密度の低減を抑制している。
【0033】
図5は、センサマグネット41の角度位置と磁束密度との関係を示す説明図である。図5に破線にて示したように、補正着磁域52を設けない場合、駆動域54の磁束密度は磁極中央にて大きく低下する。すなわち、補正着磁域52がない場合は、駆動域54の磁束密度はあたかもスパンの長いケーブルのように中央部が弛みがその値が低下する。これに対し、当該センサマグネット41では、図5に実線にて示したように、補正着磁域52の存在により磁束密度の低下が抑えられ、駆動域54の磁束密度が高められている。つまり、先の喩えで言えば、補正着磁域52によりケーブルのスパンが短くなり、その弛みが減少し磁束密度の低下が抑制される。
【0034】
このように、センサマグネット41では、駆動域54における磁束密度を大きくすることができ、マグネットを厚くしなくとも、ホールIC37a,37bからのセンサ信号を維持することができる。従って、位置検出精度を低下させることなくセンサマグネット41を薄型化でき、マグネットのコストや重量の低減が可能となると共に、モータユニットの小型軽量化やレイアウト性の向上も図られる。
【0035】
次に、当該モータの動作を説明する。図示しないワイパスイッチをオンすると、制御部からブラシ22,23にそれぞれ逆向きの電流が供給され、コミュテータ20によって整流された電流がアマチュアコイル19に流れる。この電流によりアマチュアコイル19に回転力が発生して回転軸15が回転する。回転軸15の回転は、減速機構9のウォームギヤ31とピニオンギヤ32,33および駆動歯車35とにより減速されて出力軸34に伝達される。出力軸34が回転すると、それに伴って、ワイパ軸4a,4bに取り付けられたワイパアーム1a,1bが作動する。
【0036】
図6は、ホールIC37a,37bとセンサマグネット41との関係を示す説明図である。前述のように、センサマグネット41には制動域53と駆動域54が設けられており、駆動歯車35が回転すると、それに伴ってホールIC37a,37bの前を通過する磁極が変化する。そして、ホールIC37a,37bにて検出される極性の組み合わせや変化形態によりワイパアーム1a,1bの位置が認識できるようになっている。
【0037】
ここで、ワイパアーム1a,1bが格納位置のときには、ホールIC37a,37bには、センサマグネット41のS極とN極がそれぞれ対向する。従って、その検知信号は、図6(a)に示すように「37a:S,37b:N」となる。出力軸34が回転し、ワイパアーム1a,1bが下反転位置に来ると、ホールIC37aもセンサマグネット41のN極が対向するようになり、ホールIC37a,37bの検知信号は、図6(b)に示すように「37a:N,37b:N」となる。さらに出力軸34が回転し、ワイパアーム1a,1bが原点位置に来ると、ホールIC37aがセンサマグネット41のN極からS極に移動する。このとき、ホールIC37a,37bの検知信号は、図6(c)に示すように「37a:N→S,37b:S」となる。そして、ワイパアーム1a,1bが上反転位置に来ると、ホールIC37a,37bにセンサマグネット41のS極が共に対向し、ホールIC37a,37bの検知信号は、図6(d)に示すように「37a:S,37b:S」となる。
【0038】
一方、上反転位置から下反転位置に向かうときには、ワイパアーム1a,1bが原点位置に来ると、ホールIC37aがセンサマグネット41のS極からN極に移動する。このとき、ホールIC37a,37bの検知信号は、図6(c)に示すように「37a:S→N,37b:S」となる。これらの推移をまとめたものが図7の表である。図7に示すように、各制御ポイントにおいてホールIC37a,37bで検出される磁極の組み合わせが異なっており、その組み合わせを判定することにより、現在のワイパアーム1a,1bの位置を概ね知ることができる。また、原点通過時の磁極変化を捉えることにより、ワイパアーム1a,1bの移動方向も検出できる。つまり、ここでは2個のホールIC37a,37bにより4カ所の位置を認識できる。なお、センサマグネット41の磁極は、SとNの部位がそれぞれ逆の極性であっても良い。
【0039】
そこで、ワイパアーム1a,1bが上反転位置と下反転位置の間にあるとき電源が切られた場合を考える。このときワイパアーム1a,1bのパルスカウントは消滅し、再起動時にはワイパアーム1a,1bの位置は不明な状態となる。従って、このままモータを駆動すると前述のようにワイパアーム1a,1bの正確な位置は把握できず、オーバーランの恐れもある。これに対し、当該モータでは、ともかくワイパアーム1a,1bの位置を把握するため、まずワイパアーム1a,1bを原点位置Oの方向へ駆動する。この際、ワイパアーム1a,1bが上反転位置と原点位置Oの間にあるときは、ホールIC37a,37bからの信号は「37a:S,37b:S」となる。一方、ホールIC37a,37bからの信号が「37a:S,37b:S」以外の組み合わせのときには、ワイパアーム1a,1bは原点位置Oよりも下反転位置側にある。
【0040】
従って、ホールIC37a,37bの信号が「37a:S,37b:S」のときには、ワイパアーム1a,1bを下反転位置側に向けて作動すれば必ず原点位置Oを通過する。また、ホールIC37a,37bの信号が「37a:S,37b:S」以外のときには、ワイパアーム1a,1bを上反転位置側に向けて作動すれば必ず原点位置Oを通過する。すなわち、2個のホールIC37a,37bからの信号の組み合わせを吟味することにより、ワイパアーム1a,1bが原点位置Oに対してどちら側に位置するのかが判定できる。そして、それに合わせてワイパアーム1a,1bを原点位置Oに向けて起動すれば、やがてワイパアーム1a,1bは必ず原点位置Oを通過し、その時点でその位置が確定する。
【0041】
ワイパアーム1a,1bの位置を原点位置通過によって確認した後は、通常のパルスカウント制御を行う。すなわち、原点位置Oを基点として、制御部はホールIC38,39のパルスのカウントを開始し、カウントされたパルス数により出力軸34の回転角度を検出する。例えば、ワイパアーム1a,1bが上反転位置Bに向けて作動する場合、ホールIC38,39が発信するパルスの出現順序、あるいは、原点位置OにおけるホールIC37aの信号変化により、ワイパアーム1a,1bが上反転位置Bに向けて作動していること、つまりワイパアーム1a,1bの作動方向が検出される。そして、出力軸34の回転角度と回転方向とによりワイパアーム1a,1bの絶対位置が検出される。
【0042】
ワイパアーム1a,1bが作動を続け、予め定められた所定のパルス数がカウントされると、制御部はワイパアーム1a,1bが上反転位置Bであることを認識する。これに伴い、ブラシ22,23に供給する電流の向きが変更される。ブラシ22,23に逆向きの電流が供給されると、アマチュアコイル19に生じる回転力の方向が逆向きとなりモータが逆転する。モータ逆転により、ワイパアーム1a,1bは上反転位置Bにおいて作動方向を逆向きに変更し、下反転位置Aに向けて作動する。
【0043】
そして、ワイパアーム1a,1bが原点位置Oを通過すると、ホールIC37aの信号がS→Nとなり、ホールIC38,39のパルスのカウントがリセットされる。その後、下反転位置Aへ向けてパルスカウントが行われ、予め定められた所定のパルス数がカウントされると、制御部はワイパアーム1a,1bが下反転位置Aであることを認識する。これに伴い再びモータが逆転され、ワイパアーム1a,1bは上反転位置Bに向けて作動する。これらの動作を繰り返すことにより、ワイパアーム1a,1bが下反転位置Aと上反転位置Bとの間で揺動運動し、ワイパブレード2a,2bによる払拭動作が行われる。
【0044】
また、図示しないワイパスイッチをオフの位置とすると、ワイパアーム1a,1bがワイパスイッチをオフしてから最初に下反転位置Aとなったことが検出されると、制御部はワイパアーム1a,1bを下反転位置Aから格納部6に向けて作動させる。このときもホールIC38,39のパルスのカウントは続行され、所定のパルス数がカウントされた時点で制御部はワイパアーム1a,1bが格納位置Cに達したことを認識し、ブラシ22,23に供給する電流を停止させる。
【0045】
このように当該モータでは、電源遮断等により異常停止が生じても、異常停止位置からの復帰の際に、ワイパアーム1a,1bを必ず原点位置Oを通過する方向に作動させる。そして、原点位置Oの通過によりデータのリセットを行った後、上又は下反転位置に到達するように動作させる。このため、異常停止後の再起動時に現在位置が認識できず、オーバーランやストッパとの当接などの事態が生じるのを防止でき、スムーズな再起動動作が実現できる。しかも、そのために要するセンサ数はホールIC37a,37bの2個で足りる。
【0046】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態における各部の角度、すなわち、駆動域54や制動域53、補正着磁域52及びその中の補正N極56と補正S極55の着磁角度はあくまでも一例であり、前記の値には限定されない。駆動域54と制動域53の合計角度を180°、補正着磁域52を180°とし、駆動域54と補正N極56を同角度(例えば135°)、制動域53と補正S極55を同角度(例えば45°)に設定しても良い。このように、駆動域54と補正N極56、制動域53と補正S極は、可能な限り同じ角度とする方が望ましい。しかしながら、実施の形態のようにそれらを同角度にできない場合には、なるべく近い角度、若しくは、同分割比とし、それらをバランス良く配置することが好ましい。
【0047】
また、センサマグネット41と対向するセンサ(ホールIC)は2個には限定されず、1個にて極性を判別して回転位置検出を行う場合や、3個以上のセンサを使用する場合にも本発明は適用可能である。なお、センサマグネット41の磁極(N,S)は逆でも良く、その場合にはホールIC37a,37bにて検知される磁極は図6,7の逆となる。
【0048】
一方、前述の実施の形態においては、当該モータを自動車のワイパ装置に適用した場合について説明したが、これに限らず、パワーウインドなどの他の車両電装品や、家電製品等に用いることも可能である。また、本実施の形態では、両方のワイパアームを各々個別のモータ7a,7bで駆動しているが、本発明は、単一のモータとリンク機構により両方のワイパアーム1a,1bを作動させる形式のものにも適用できる。さらに、前述の実施の形態では、本発明を並行払拭型ワイパ装置に適用した場合について説明したが、本発明は対向払拭型ワイパ装置(オポジットタイプ)にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明の減速機構付き電動モータによれば、着磁角度を異にする複数の磁極を備える作動着磁域と複数の磁極を備える補正着磁域とが形成されたセンサマグネットを出力軸に設けると共に、このセンサマグネットの作動着磁域に対向して磁気検出素子を配置するようにしたので、補正着磁域の存在により作動着磁域における着磁角度が大きい磁極の磁束密度の低下が抑えられる。このため、作動着磁域の磁束密度を大きくすることができ、マグネットを厚くしなくとも磁気検出素子から所定の信号を出力可能な磁束密度を確保することが可能となる。従って、センサマグネットを薄型化でき、マグネットのコストや重量の低減が可能となると共に、モータユニットの小型軽量化を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である減速機構付きの電動モータを駆動源としたワイパ装置の概略を示す説明図である。
【図2】図1の電動モータの構造を示す断面図である。
【図3】図2に示すウォームギヤの噛み合い状態を示す一部切欠断面図である。
【図4】センサマグネットの構成を示す説明図である。
【図5】センサマグネットの角度位置と磁束密度との関係を示す説明図である。
【図6】ホールICとセンサマグネットとの関係を示す説明図である。
【図7】各制御ポイントにおいてホールICが検出する磁極の組み合わせを示す表である。
【符号の説明】
1a,1b ワイパアーム
2a,2b ワイパブレード
3 フロントガラス
4a,4b ワイパ軸
5 払拭範囲
6 格納部
7a,7b 減速機構付き電動モータ
8 モータ本体
9 減速機構
10 モータハウジング
10a 開口端
10b 底部
11 ケーシング
11a 軸受部
11b 歯車室
11c 通信部
12,13 永久磁石
14 アマチュア
15 回転軸
15a 先端部
16,17 軸受
18 アマチュアコア
19 アマチュアコイル
20 コミュテータ
20a 胴部
20b 整流子片
21 ブラシホルダ
22,23 ブラシ
24 配線
25 電源端子
26 壁面
27,28 ウォーム
29,30 ウォームホイル
31 ウォームギヤ
32,33 ピニオンギヤ
34 出力軸
35 駆動歯車
36 プリント基板
37a,37b ホールIC
38,39 ホールIC
40 接続端子
41 センサマグネット
42 多極着磁マグネット
51 作動着磁域
52 補正着磁域
53 制動域(第1磁極)
54 駆動域(第2磁極)
55 補正S極(第3磁極)
56 補正N極(第4磁極)
A 下反転位置
B 上反転位置
C 格納位置
O 原点位置

Claims (6)

  1. 回転軸を有するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構とを有する減速機構付き電動モータであって、
    前記出力軸に設けられ、着磁角度を異にする複数の磁極を備える作動着磁域と複数の磁極を備える補正着磁域とが形成されたセンサマグネットと、
    前記センサマグネットの前記作動着磁域に対向して配置された磁気検出素子とを有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータおいて、前記センサマグネットはリング状に形成され、前記補正着磁域と前記作動着磁域は周方向に隣接して設けられることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1又は2記載の減速機構付き電動モータおいて、前記作動着磁域は、第1磁極と、前記第1磁極よりも大きい着磁角度を有する第2磁極とを備え、前記補正着磁域は、前記第1磁極と異極性の第3磁極と、前記第3磁極よりも大きい着磁角度を有する前記第2磁極と異極性の第4磁極とを備えることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項3記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記第1磁極と前記第3磁極は着磁角度が等しく、前記第2磁極と前記第4磁極は着磁角度が等しいことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  5. 請求項3記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記第3磁極と前記第4磁極の着磁角度の比は、前記第1磁極と前記第2磁極の着磁角度の比に等しいことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  6. 請求項3〜5の何れか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、
    前記出力軸が所定状態にあるとき前記出力軸の所定部位が対向する基準位置に配置された第1磁気検出素子と、前記第1磁気検出素子と所定角度離れた位置に配置された第2磁気検出素子とをさらに有し、
    前記センサマグネットは、前記出力軸が前記基準位置に対し一方向側にあるとき前記第1及び第2磁気検出素子が共に前記第2磁極に対向し、前記出力軸が前記基準位置に対し他方向側にあるとき前記第1及び第2磁気検出素子の少なくとも一方が前記第1磁極に対向することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
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