JP2004253552A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板処理装置は、基板に対してレジストを塗布すると、形成されたレジスト膜の膜厚を測定する(ステップS104)。基板処理装置のコントローラは、このレジスト膜の膜厚に応じて、基板周縁側のエッジ領域を露光する際の最適な露光量を決定する(ステップS106)。そして、決定された露光量によって、基板に対してエッジ露光処理が行われる(ステップS109)。これにより、露光すべきエッジ領域を高精度に露光することができ、剥がれたレジストによる基板の汚染等を防止することができる。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」という。)の上に形成されるレジスト膜を露光する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、半導体や液晶ディスプレイなどの基板製品の回路は、レジスト(フォトレジスト)の塗布、露光、現像、エッチング等の一連の基板処理工程であるフォトリソグラフィ工程により形成される。
【0003】
このようなフォトリソグラフィ工程では、レジスト膜が形成された基板を搬送する際に、搬送ロボットが把持する外縁の把持部分や、収納器に収納して搬送する際の基板と収納器の内壁との接触部分等において、摩擦によりレジストが剥がれ、剥がれたレジストが基板汚染の原因となることがある。
【0004】
このため、従来から、パターン形成のための露光処理とは別に、基板におけるパターンが形成される領域より周縁側のエッジ領域のみのレジスト膜を露光するエッジ露光処理を行い、基板周辺部の不要レジストを除去している(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−335216号公報
【特許文献2】
特開2001−196298号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなエッジ露光処理においては、レジスト膜への入射光と基板表面からの反射光とが干渉し合うことから、露光密度はレジスト膜の厚み方向に対し一定とはならない。このことから、固定された露光量でエッジ露光を行うと、レジスト膜の膜厚に応じて露光密度の強弱が生じ、露光精度が不安定となる。
【0007】
しかしながら、従来のエッジ露光処理においては、レジスト膜の膜厚によらず固定された露光量で露光を行っていた。このため、エッジ露光をすべき領域が適切に露光されず、パターンが形成される領域に影響を与えたり、レジストの剥がれが生じる可能性があった。このようにして剥がれたレジストは、パーティクルとなって基板に付着し、正しいパターン形成を阻害して、歩留まりを低下させる原因となる。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、露光すべき領域を適切に露光することができる技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成するレジスト塗布手段と、前記レジスト膜の膜厚を測定する測定手段と、前記基板のパターンを形成すべき領域より周縁側の前記レジスト膜を露光する露光手段と、前記測定手段により測定された前記レジスト膜の膜厚に応じて、前記露光手段が露光する際の露光量を規定するパラメータ値を決定する露光量決定手段と、を備えている。
【0010】
また、請求項2の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成するレジスト塗布手段と、前記レジスト膜の膜厚を第1の膜厚として測定する測定手段と、前記レジスト膜の膜厚が前記第1の膜厚から、該第1の膜厚より小となる第2の膜厚へ変化する特定の処理を前記基板に施す特定処理手段と、前記第2の膜厚となった前記レジスト膜を露光する露光手段と、前記測定手段により測定された前記第1の膜厚に応じて、前記露光手段が露光する際の露光量を規定するパラメータ値を決定する露光量決定手段と、を備えている。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の基板処理装置において、前記露光手段は、露光光を発光し、前記基板に前記露光光を照射する照射手段と、前記露光光が照射される位置に対して相対的に前記基板を移動させる移動手段と、を備え、前記露光量決定手段は、前記露光量を規定するパラメータ値として、前記移動手段が前記基板を移動させる速度を決定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の基板処理装置において、前記照射手段は、前記基板の露光を行う時間帯のみ前記露光光を発光することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項1または2に記載の基板処理装置において、前記露光手段は、露光光を発光し、前記基板の周縁側に露光光を照射する照射手段、を備え、前記露光量決定手段は、前記露光量を規定するパラメータ値として、前記照射手段から照射される前記露光光の光量を決定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記レジスト塗布手段がレジストを塗布した後、前記露光手段が露光するまでに特定の処理を前記基板に施す特定処理手段、をさらに備え、前記測定手段は、前記レジスト塗布手段、前記特定処理手段および前記露光手段のいずれかのハウジング内部に併設されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項2に記載の基板処理装置において、前記測定手段は、前記レジスト塗布手段および前記特定処理手段のいずれかのハウジング内部に併設されることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8の発明は、基板を処理する方法であって、レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜の膜厚を測定する工程と、測定された前記レジスト膜の膜厚に応じて、前記基板のパターンを形成すべき領域より周縁側の前記レジスト膜を露光する際の露光量を決定する工程と、を備えている。
【0017】
また、請求項9の発明は、基板を処理する方法であって、レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜の膜厚を第1の膜厚として測定する工程と、前記レジスト膜の膜厚が前記第1の膜厚から、該第1の膜厚より小となる第2の膜厚へ変化する特定の処理を前記基板に施す工程と、測定された前記第1の膜厚に応じて、前記第2の膜厚となった前記レジスト膜を露光する際の露光量を決定する工程と、を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
<1.第1の実施の形態>
<1−1.基板処理システムの構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。基板処理システム100は、基板に対してレジスト塗布処理、レジスト膜の露光処理、現像処理等の処理を行うものであり、スピンナ1と、パターン露光装置2と、システム全体を統括するホストコンピュータ3とを備えている。スピンナ1はレジスト塗布処理および現像処理等を行う基板処理装置であり、一方、パターン露光装置2はスピンナ1から受け渡された基板に対してパターン形成のための露光処理を行う基板処理装置である。
【0020】
スピンナ1およびパターン露光装置2は、通信回線4を介してホストコンピュータ3に接続されており、ホストコンピュータ3の制御下において、所定の基板処理を行う。なお、図1においては、スピンナ1、パターン露光装置2およびホストコンピュータ3のみが記載されているが、基板処理システム100は、他の基板処理装置をさらに備えていてもよい。
【0021】
図2は、基板処理システム100の主たる機能構成を機能ブロックにて示す図である。図に示すように、スピンナ1、パターン露光装置2およびホストコンピュータ3はそれぞれ、制御装置となるコントローラ11,21,31を備えている。これらのコントローラ11,21,31はそれぞれ、演算処理を行うCPU、各種のデータを記憶するROMおよびRAM、ならびに、通信回線4を介して通信を行う通信部を備えるとともに、ハードディスクなどの不揮発性の記憶装置12,22,32と接続されている。
【0022】
コントローラ11,21,31のそれぞれのROMには、自装置に応じた制御用プログラムが記憶されており、種々の制御機能は、この制御用プログラムに従ってCPUが演算処理を行うことにより実現される。また、ホストコンピュータ3と、スピンナ1あるいはパターン露光装置2との間の通信は、コントローラ11,21,31の通信部により実現される。
【0023】
ホストコンピュータ3は、基板処理システム100に含まれる基板処理装置の動作を統括的に制御するものであり、その記憶装置32には基板の処理手順を記したレシピデータが記憶されている。スピンナ1およびパターン露光装置2は、このレシピデータをホストコンピュータ3から受け取ることで、定められた処理手順に従って基板処理を行うこととなる。以下、スピンナ1およびパターン露光装置2についてそれぞれ説明する。
【0024】
<1−2.スピンナ>
まず、スピンナ1について説明する。図3は、スピンナ1の概略構成を示す斜視図である。図に示すように、スピンナ1は主として、インデクサID、ユニット配置部MPおよびインターフェイスIFから構成される。なお、図3には、方向を明確にするために、Z方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を付している。
【0025】
インデクサIDは、移載ロボットTFおよび載置ステージ15を備えている。載置ステージ15には、4つのキャリアCをY軸方向に沿って配列して載置することができる。それぞれのキャリアCには、多段の収納溝が刻設されており、それぞれの溝には1枚の基板を水平姿勢にて収容することができる。したがって、各キャリアCには、複数の基板が水平姿勢かつ多段に所定の間隔を隔てて積層した状態にて収納される。
【0026】
移載ロボットTFは、Y軸方向に沿って移動可能である。これとともに、移載ロボットTFは、Z軸方向の昇降動作、XY平面内の回転動作およびX軸方向の進退移動が可能な1本の移載アームを備えている。したがって、移載ロボットTFは、移載アームを3次元的に移動させることができる。インデクサIDは、このような移載ロボットTFの動作により、キャリアCから未処理の基板を取り出してユニット配置部MPに受け渡すとともに、ユニット配置部MPから処理済の基板を受け取ってキャリアCに収納することができる。
【0027】
ユニット配置部MPは、基板に所定の処理を施す各種の処理ユニットを備えている。ユニット配置部MPの前面側(Y軸−側)には2つの塗布処理ユニットSCが配置され、また、背面側(Y軸+側)には、2つの現像処理ユニットSDが配置されている。塗布処理ユニットSCは、いわゆるスピンコータであり、基板を回転させつつその基板主面に均一にレジストを塗布するレジスト塗布処理を行う(詳細は後述)。また、現像処理ユニットSDは、いわゆるスピンデベロッパであり、露光後の基板上に現像液を供給することによって現像処理を行う。塗布処理ユニットSCと現像処理ユニットSDとは搬送路16を挟んで対向配置されている。
【0028】
また、塗布処理ユニットSCの上部には2つの、現像処理ユニットSDの上部には3つの熱処理ユニット13がそれぞれ配置されている。熱処理ユニット13には、基板を加熱して所定の温度にまで昇温するホットプレート、および、基板を冷却して所定の温度にまで降温するクールプレートが組み込まれている。なお、ホットプレートには、レジスト塗布処理前の基板に密着強化処理を行う密着強化ユニットや、露光後の基板の加熱処理(PEB処理)を行う露光後ベークユニットが含まれる。さらに、塗布処理ユニットSCの上部の2つの熱処理ユニット13のX軸−側には、エッジ露光ユニットEEWが配置されている。エッジ露光ユニットEEWは、基板のパターンを形成すべき領域より周縁側のエッジ領域におけるレジスト膜を露光するエッジ露光処理を行う(詳細は後述)。
【0029】
塗布処理ユニットSCと現像処理ユニットSDとの間に挟まれた搬送路16には搬送ロボットTRが配置されている。搬送ロボットTRは、X軸方向に沿って移動可能である。これとともに、搬送ロボットTRは、Z軸方向の昇降動作、XY平面内の回転動作およびX軸,Y軸方向の進退移動が可能な2本の搬送アームを備えている。この搬送ロボットTRの搬送アームにより、ユニット配置部MPに配置された各処理ユニットの間で所定の処理手順にしたがって処理対象となる基板が循環搬送される。また、搬送ロボットTRは、インデクサIDの移載ロボットTFおよびインターフェイスIFとの間でも基板の受け渡しを行うことができる。
【0030】
インターフェイスIFは、レジスト塗布処理済の基板をユニット配置部MPから受け取って、隣接配置されるパターン露光装置2に受け渡すとともに、パターン露光後の基板をパターン露光装置2から受け取ってユニット配置部MPに戻す機能を有する。この機能を実現するためにインターフェイスIFには基板の受け渡しを行うための受渡ロボット(図示省略)が配置されている。また、インターフェイスIFにはユニット配置部MPでの処理時間とパターン露光装置2での処理時間との差を解消するために基板を一時収納するバッファ部も設けられている。なお、本明細書では、上述した基板の搬送を担う移載ロボットTF、搬送ロボットTRおよび受渡ロボット等を総称して、基板搬送部14(図2参照)という。
【0031】
<1−2−1.塗布処理ユニット>
次に、レジスト塗布処理を行う塗布処理ユニットSCについて説明する。図4は、塗布処理ユニットSCの要部概略構成を示す図である。図に示すように、塗布処理ユニットSCは主として、基板Wを保持して回転させる基板回転機構51と、基板Wに対してレジストを吐出するレジスト吐出機構52とを備えている。塗布処理ユニットSCの処理対象となる基板Wは、搬送ロボットTRにより、ハウジング50に形成される搬出入口50aを介して搬出入される。
【0032】
基板回転機構51は、基板Wの裏面を真空吸着することによって基板Wを略水平姿勢に保持するスピンチャック511を備えている。スピンチャック511の下面側中央部には、スピンモータ513のモータ軸512が垂設されている。このスピンモータ513が駆動してモータ軸512を回転させることにより、スピンチャック511およびそれに保持された基板Wも略水平面内にて回転する。
【0033】
また、基板回転機構51には、回転する基板Wから飛散するレジストを受け止めて回収するカップ514が設けられている。カップ514は図示を省略するカップ昇降機構と連結され、スピンチャック511に対して相対的に昇降自在とされている。
【0034】
レジスト吐出機構52は主として、基板Wに対してレジストを吐出するノズル521と、ノズル521を回動させる回動モータ523とを備えている。ノズル521は、その長手方向が水平方向に沿うように基板Wの上方に配置される。ノズル521の先端部には吐出口521aが形成されており、図外のレジスト供給装置から供給される液状のレジストを、基板Wに対して鉛直上方から吐出(滴下)することができるようになっている。また、ノズル521の基端部には回動モータ523の回動軸522が垂設されており、回動モータ523が駆動するとノズル521が略水平面内にて回動される。このノズル521の回動動作により、基板Wの中心位置の直上と、基板Wの上方より待避する待避位置との間で、ノズル521の吐出口521aが移動される。
【0035】
レジスト塗布処理にあたっては、まず、処理対象となる基板Wが、搬送ロボットTRにより搬入される。この基板Wの搬入時には、カップ514の上端よりもスピンチャック511が突き出た状態となるようにカップ514が配置されるとともに、ノズル521の吐出口521aは、待避位置に待避されている。搬入された基板Wがスピンチャック511に保持されると、カップ514が所定位置まで上昇され、図4に示す如く、基板Wの周囲にカップ514が配置される。
【0036】
次に、ノズル521を回動させて、吐出口521aを基板Wの中心位置の直上まで移動させる。そして、基板Wの表面に対して吐出口521aから所定量のレジストを吐出させ、基板Wの中心位置にレジストの液溜り(コア)を形成させる。続いて、スピンチャック511とともにそれに保持された基板Wを所定速度で回転させ、回転の遠心力を利用して液溜りとなっているレジストを基板W全体に対して行き渡らせる。これにより、基板Wの表面全体に対してレジストが均一に塗布され、基板W上にレジスト膜が形成されることとなる。なお、回転する基板Wから飛散したレジストはカップ514の内壁面によって受け止められ、下方の排出口(図示省略)へ導かれる。
【0037】
塗布処理ユニットSCは、このようにして基板W上にレジスト膜を形成することとなるが、塗布処理ユニットSCのハウジング50内部には、形成されたレジスト膜の膜厚を測定する膜厚測定装置7が併設されている。
【0038】
膜厚測定装置7は、測定用光源71と、測定ヘッド部72と、測定処理部(図示省略)とを備えている。測定用光源としては、例えばハロゲンランプが用いられる。測定ヘッド部72は、投光および受光が可能に構成され、測定用光源71から与えられる膜厚測定用の光を基板Wに照射するとともに、その膜厚測定用の光の基板Wからの反射光と、レジスト膜の表面からの反射光とが重畳された重畳反射光を受光する。測定処理部は、測定ヘッド部72が受光した重畳反射光に基づいて基板W上に形成されたレジスト膜の膜厚を導出する。
【0039】
測定用光源71および測定ヘッド部72は一体的に構成され、水平駆動機構73に接続されている。この水平駆動機構73は、レジスト膜の膜厚測定が可能な基板W上の測定位置と、カップ514が配置される位置よりも外側となる待避位置との間で、測定ヘッド部72(および測定用光源71)を水平方向に移動させることができる。
【0040】
レジスト塗布処理中においては、測定ヘッド部72は、飛散するレジストとの接触による汚染を防止するため、待避位置に移動される。そして、基板W上にレジスト膜が形成されカップ514が下降されると、測定ヘッド部72が測定位置まで移動され、形成されたレジスト膜の膜厚を測定する。本実施の形態では、測定対象となる基板Wの測定位置は、パターンを形成すべき領域より周縁側のエッジ領域としている。これにより、基板Wのパターンを形成すべき領域のレジスト膜に膜厚測定用の光の照射による影響を与えないようにしている。このようにして膜厚測定装置7によって測定されたレジスト膜の膜厚は、コントローラ11に送信されることとなる。
【0041】
<1−2−2.エッジ露光ユニット>
次に、エッジ露光処理を行うエッジ露光ユニットEEWについて説明する。図5は、エッジ露光ユニットEEWの要部概略構成を示す図である。図に示すように、エッジ露光ユニットEEWは主として、基板Wを保持して回転させる基板回転機構61と、基板Wの周縁部を検出するラインセンサ62と、基板Wのエッジ領域を露光するエッジ露光装置63とを備えている。エッジ露光ユニットEEWの処理対象となる基板Wは、搬送ロボットTRにより、ハウジング60に形成される搬出入口60aを介して搬出入される。
【0042】
基板回転機構61は、塗布処理ユニットSCの基板回転機構51とほぼ同様のものであり、基板Wを保持するスピンチャック611、スピンチャック611の下面側中央部に垂設されるモータ軸612、および、スピンチャック611を回転させるスピンモータ613を備えている。したがって、この基板回転機構61により、基板Wは略水平姿勢にて保持されつつ、略水平面内にて回転することとなる。
【0043】
ラインセンサ62は、スピンチャック611に保持された基板Wの周縁部を部分的に上下から挟み込むようにして設けられており、挟み込んだ基板Wの周縁部の位置を検出する。
【0044】
エッジ露光装置63は、エッジ露光用光源631と、露光ヘッド部632とを備えている。エッジ露光用光源631は、露光光を発光して露光ヘッド部632に与えるものであり、例えば、水銀ランプが用いられる。露光ヘッド部632は、エッジ露光用光源631から与えられる露光光を、内蔵したレンズを介して基板Wの表面に照射し、基板Wのエッジ領域に形成されたレジスト膜を露光する。また、エッジ露光用光源631は、実際に基板のエッジ領域の露光を実行する時間帯のみ露光光を発光し、それ以外の時間帯(基板の搬出入などの時間帯など)では消灯する。
【0045】
エッジ露光用光源631および露光ヘッド部632は一体的に構成され、水平駆動機構633に接続されている。この水平駆動機構633により、露光ヘッド部632(およびエッジ露光用光源631)は水平方向に移動することができる。
【0046】
エッジ露光処理にあたっては、まず、処理対象となる基板Wが、搬送ロボットTRにより搬入され、スピンチャック611に保持される。続いて、ラインセンサ62により、基板Wの周縁部の位置が検出される。そして、この検出結果に基づいて、基板Wのうちエッジ露光をすべきエッジ領域が特定され、特定されたエッジ領域を露光できるように、露光ヘッド部632が基板Wのエッジ領域の上方に移動される。
【0047】
露光ヘッド部632が移動されると、スピンチャック611とともにそれに保持された基板Wが回転される。これとともに、エッジ露光装置63のエッジ露光用光源631が露光光の発光を開始し、基板Wのエッジ領域の露光が行われる。基板Wは回転されているため、エッジ露光装置63からの露光光が照射される位置に対して相対的に基板W上の露光される位置が移動される。したがって、図6に示す如く、基板Wのパターンを形成すべき領域PAの周縁側となるエッジ領域EAのレジスト膜の全体が露光されることとなる。このようにしてエッジ領域EAの全体の露光が完了すると、エッジ露光用光源631の露光光の発光および基板Wの回転が停止され、エッジ露光処理が完了する。
【0048】
このエッジ露光処理における露光量(以下、「エッジ露光量」という。)は、スピンモータ613による露光中の基板Wの回転速度、あるいは、エッジ露光装置63が照射する露光光の光量により調整される。すなわち、基板Wの回転速度または露光光の光量をパラメータ値とし、このパラメータ値によりエッジ露光量が規定されることとなる。具体的には、基板Wの回転速度を遅くするほど、露光すべきエッジ領域の一部分に照射される露光光の総量は増えるためエッジ露光量は増加し、逆に、基板Wの回転速度を速くするほどエッジ露光量は低下する。また、エッジ露光装置63が照射する露光光の光量を増加するほどエッジ露光量は増加し、露光光の光量を低下するほどエッジ光量は低下することとなる。このようなエッジ露光量を規定するパラメータ値(以下、「エッジ露光パラメータ値」という。)すなわち基板Wの回転速度または露光光の光量は、膜厚測定装置7により測定されたレジスト膜の膜厚に応じて決定される。
【0049】
ところで図2に示すように、上述した塗布処理ユニットSC、現像処理ユニットSD、熱処理ユニット13、エッジ露光ユニットEEW、膜厚測定装置7および基板搬送部14はそれぞれコントローラ11に接続され、コントローラ11の制御下にて所定の基板処理を行う。したがって、基板処理に係る各種の処理条件はコントローラ11により決定される。コントローラ11が決定する処理条件には、エッジ露光パラメータ値も含まれ、コントローラ11がレジスト膜の膜厚に応じてエッジ露光パラメータ値を決定することとなる。
【0050】
<1−3.パターン露光装置>
次に、パターン露光装置2について説明する。図2に示すように、パターン露光装置2は主として、基板W上のレジスト膜を露光してレジスト膜にパターンを形成するパターン露光処理を行うパターン露光ユニット23と、基板の搬送を担う基板搬送部24とを備えている。基板搬送部24は、レジスト膜が形成された基板をスピンナ1のインターフェイスIFから受け取ってパターン露光ユニット23に受け渡すとともに、露光後の基板をパターン露光ユニット23から受け取ってスピンナ1のインターフェイスIFに戻す機能を有している。
【0051】
図7は、パターン露光ユニット23の要部概略構成を示す図である。パターン露光ユニット23は、露光方式としてステップ・アンド・スキャン方式が採用されており、図に示すように主として、基板Wに露光光を照射する照射部81と、基板Wを載置する基板保持部82とを備えている。
【0052】
照射部81は、Krfエキシマレーザ光源などのパターン露光用光源811を備えている。パターン露光用光源811から発光された露光光は、ビーム成形光学系812a、NDフィルタ812b、偏向ミラー812c、照明光学系812d、照明絞り812e、視野絞り812f、偏向ミラー812gおよび集光レンズ812hなどの光学系を通過することによりスリット状の照明光束に成形され、回路のパターンが形成された露光用のマスクであるレチクルRに照射される。
【0053】
レチクルRは、レチクルステージ813により吸着保持される。このレチクルステージ813は、固設されるレチクルベース814上を水平方向に移動可能に構成されている。したがって、レチクルステージ814が移動することにより、これに保持されたレチクルRも水平方向に移動することとなる。
【0054】
レチクルRを通過したスリット状の露光光は、投影レンズ815を通過して、レジスト膜が形成された基板Wにスリット状に照射される。この投影レンズ815により、レチクルRに形成されたパターンは、縮小されて基板W上に結像投影される。
【0055】
基板Wは、基板保持部82のウェハステージ821により吸着保持される。このウェハステージ821も、固設されるウェハベース822上を水平方向に移動可能に構成されており、ウェハステージ821に保持される基板Wも水平方向に移動可能となっている。これにより、照射部81からの露光光が照射される位置に対して相対的に基板Wが移動することとなる。
【0056】
パターン露光処理にあたっては、まず、レジスト膜が形成された基板Wがウェハステージ821に吸着保持され、照射部81からの露光光が照射される位置に基板W上の露光すべき領域が位置するように基板Wが移動される。続いて、パターン露光用光源811が露光光の発光を開始するとともに、レチクルステージ813とウェハステージ821とが、パターンの縮小倍率に応じた速度でそれぞれ同期走査(移動)される。これにより、基板Wのレジスト膜が順次露光され、レジスト膜にレチクルRのパターンが形成される。この動作を繰り返すことにより、基板Wのパターンを形成すべき領域PA(図6参照)の全領域にパターンが形成されることとなる。なお、パターン露光用光源811は、実際に基板の領域PAの露光を実行する時間帯のみ露光光を発光し、それ以外の時間帯(基板の搬出入などの時間帯など)では消灯する。
【0057】
このパターン露光処理における露光量(以下、「パターン露光量」という。)は、ウェハステージ821による基板Wの移動速度(走査速度)、あるいは、照射部81が照射する露光光の光量をパラメータ値として、このパラメータ値により調整される。すなわち、基板Wの移動速度または露光光の光量をパラメータ値とし、このパラメータ値によりパターン露光量が規定されることとなる。具体的には、基板Wの移動速度遅を遅くするほど、露光すべき領域の一部分に照射される露光光の総量は増えるためパターン露光量は増加し、逆に、基板Wの移動速度を速くするほどパターン露光量は低下する。また、照射部81が照射する露光光の光量を増加するほどパターン露光量は増加し、露光光の光量を低下するほどパターン光量は低下することとなる。
【0058】
このようなパターン露光量を規定するパラメータ値(以下、「パターン露光パラメータ値」という。)すなわち基板Wの移動速度または露光光の光量は、上記エッジ露光パラメータ値と同様に、スピンナ1の膜厚測定装置7により測定されたレジスト膜の膜厚に応じて決定されることとなるが、詳細は後述する。なお、図2に示すように、パターン露光ユニット23および基板搬送部24は、それぞれコントローラ21に接続され、コントローラ21の制御下にて所定の処理を行う。したがって、パターン露光パラメータ値を含む各種の処理条件はコントローラ21により決定される。
【0059】
<1−4.基板処理システムの処理>
次に、上記のように構成される基板処理システム100が行う処理について説明する。図8は、基板処理システム100が行う処理の流れを示す図である。図8において、符号S1で示す処理はスピンナ1で行われる処理を、符号S2で示す処理はパターン露光処理2で行われる処理を、符号S3で示す処理はホストコンピュータ3で行われる処理をそれぞれ示している。また、図中破線で示す矢印は、処理対象となる基板Wが搬送される流れを示している。
【0060】
まず、スピンナ1において、未処理の基板Wが移載ロボットTFによりキャリアCから取り出された後、搬送ロボットTRにより密着強化ユニットに搬送され、基板Wに対して密着強化処理がなされる(ステップS101)。密着強化処理がなされると、基板Wはクールプレートに搬送されて常温程度にまで冷却されてから(ステップS102)、塗布処理ユニットSCに搬送される。
【0061】
塗布処理ユニットSCに搬送された基板Wは、上述した手法によりレジストが均一に塗布され、レジスト膜が基板W上に形成される(ステップS103)。レジスト膜が形成されると、該レジスト膜の膜厚が膜厚測定装置7により測定され、測定された膜厚はスピンナ1のコントローラ11に送信される(ステップS104)。
【0062】
コントローラ11は、測定されたレジスト膜の膜厚を受信すると、受信したレジスト膜の膜厚をホストコンピュータ3に送信する(ステップS105)。これとともに、受信したレジスト膜の膜厚に基づいて、当該膜厚に最適なエッジ露光量を決定する。すなわち、エッジ露光パラメータ値である基板Wの回転速度、または、露光光の光量が決定されることとなる。このエッジ露光パラメータ値の決定においては、レジスト膜の膜厚と、その膜厚に最適なエッジ露光パラメータ値とを関連付けたデータテーブルが参照される。このデータテーブルは、計測などにより求められたデータに基づいて予め作成されて記憶装置12に記憶されている(ステップS106)。
【0063】
一方、ホストコンピュータ3に送信されたレジスト膜の膜厚は、ホストコンピュータ3のコントローラ31に受信され(ステップS301)、さらに、コントローラ31によりパターン露光装置2に送信(転送)される(ステップS302)。
【0064】
パターン露光装置2に送信されたレジスト膜の膜厚は、パターン露光装置2のコントローラ21に受信される(ステップS201)。そして、コントローラ21は、受信したレジスト膜の膜厚に基づいて、当該膜厚に最適なパターン露光量を決定する。すなわち、パターン露光パラメータ値である基板Wの移動速度、または、露光光の光量が決定されることとなる。このパターン露光パラメータ値の決定においても、レジスト膜の膜厚と、その膜厚に最適なパターン露光パラメータ値とを関連付けたデータテーブルが参照される。このデータテーブルは、計測などにより求められたデータに基づいて予め作成されて記憶装置22に記憶されている(ステップS202)。
【0065】
このようにしてエッジ露光パラメータ値およびパターン露光パラメータ値が決定されている間、レジスト膜が形成された基板Wは、ホットプレートに搬送される。ホットプレートに搬送された基板Wには、レジスト膜と基板Wとの密着性を強固にするために、プリベークと呼ばれる加熱処理(露光前の焼きしめ処理)がなされる(ステップS107)。このプリベークにより、レジスト膜中の余分な溶媒成分が蒸発されるため、レジスト膜の膜厚は変化することとなる。
【0066】
図9は、レジスト膜のプリベーク前の膜厚と、プリベーク後の膜厚とを比較する図である。図中左側がプリベーク前の、図中右側がプリベーク後の基板W上のレジスト膜Reの状態をそれぞれ示している。図に示すように、プリベーク前のレジスト膜Reの膜厚を第1の膜厚T1とすると、プリベーク後のレジスト膜Reの膜厚は、溶媒成分の蒸発に相当する厚みT3分、第1の膜厚T1より小となる第2の膜厚T2に変化することとなる。
【0067】
このプリベークが施された基板Wは、クールプレートに搬送されて常温程度にまで冷却された後(ステップS108)、エッジ露光ユニットEEWに搬送される。エッジ露光ユニットEEWに搬送された基板Wは、コントローラ11に決定されたエッジ露光パラメータ値(基板Wの回転速度、または、露光光の光量)に従って、エッジ露光処理が行われる。すなわち、レジスト膜の膜厚に最適なエッジ露光量にて、基板のパターンを形成すべき領域PAより周縁側のエッジ領域EAのレジスト膜が露光される(ステップS109)。
【0068】
したがって、露光すべきエッジ領域EAを高精度に露光することができることとなる。このようにエッジ領域EAを高精度に露光することにより、パターンを形成すべき領域PAのレジスト膜に影響を与えることを防止することができるとともに、その後の基板Wの搬送中において摩擦により剥がれたレジストがパーティクルとなって基板Wを汚染することを防止することができる。
【0069】
また、エッジ露光パラメータ値を決定する際に用いられるレジスト膜の膜厚は、プリベーク前に測定された第1の膜厚T1である。一方、実際のエッジ露光が行われるときのレジスト膜の膜厚は、プリベーク後の第2の膜厚T2となっている。すなわち、第1の膜厚T1に応じたエッジ露光量にて、第1の膜厚T1より小となる第2の膜厚T2に対してのエッジ露光処理が行われることとなる。このように、実際にエッジ露光を行う際の第2の膜厚T2より大となる第1の膜厚T1に応じてエッジ露光パラメータ値を決定することで、エッジ露光量は図9中に示した厚みT3分に相当する許容範囲が確保される。
【0070】
ここで例えば、正確に第2の膜厚T2に応じてエッジ露光パラメータ値を決定した場合は、エッジ露光ユニットEEWの露光精度が何らかの要因で不安定になると、実際のエッジ露光において露光アンダーになるなどの不適切な露光になる可能性がある。しかしながら、本実施の形態のように、第1の膜厚T1に応じてエッジ露光パラメータ値を決定し、エッジ露光量の許容範囲を確保することで、不適切な露光となることを防止することができる。その結果、露光すべきエッジ領域EAを適切に露光することができることとなる。
【0071】
また、エッジ露光パラメータ値として、スピンモータ613による基板Wの回転速度を決定した場合は、膜厚によってはこの回転速度を上げることができるため、エッジ露光処理における露光時間(すなわち、処理時間)を短縮することができる。その結果、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。さらに、本実施の形態においては、エッジ露光用光源631は、実際に基板の露光を行う時間帯のみ露光光を発光するものであるため、露光時間が短縮されると、エッジ露光用光源631の露光光の総発光時間も短縮される。その結果、エッジ露光用光源631にかかる負荷を低減させることができ、エッジ露光用光源631の耐用期間を延長することができる。
【0072】
一方、エッジ露光パラメータ値として、エッジ露光装置63が照射する露光光の光量を決定した場合は、膜厚によってはエッジ露光用光源631の露光光の総発光光量を減少させることができる。その結果、この場合においても、エッジ露光用光源631にかかる負荷を低減させることができ、エッジ露光用光源631の耐用期間を延長することができることとなる。
【0073】
このようにしてエッジ露光処理が完了すると、次に、基板Wはスピンナ1のインターフェイスIFから、パターン露光装置2の基板搬送部24に受け渡され、パターン露光ユニット23に搬送される。パターン露光ユニット23に搬送された基板Wは、コントローラ21に決定されたパターン露光パラメータ値(基板Wの移動速度、または、露光光の光量)に従って、パターン露光処理が行われる。すなわち、レジスト膜の膜厚に最適なパターン露光量にて、基板のパターンを形成すべき領域PAが露光される(ステップS203)。したがって、レジスト膜にパターンを高精度に形成することができることとなる。
【0074】
このパターン露光処理においても、実際の露光対象となるレジスト膜の膜厚はプリベーク後の第2の膜厚T2であり、パターン露光パラメータ値を決定する際に用いられるレジスト膜の膜厚は第1の膜厚T1である。つまり、第1の膜厚T1に応じたパターン露光量にて、第1の膜厚T1より小となる第2の膜厚T2に対してのパターン露光処理が行われることとなる。したがって、実際にパターン露光を行う際の第2の膜厚T2より大となる第1の膜厚T1に応じてパターン露光パラメータ値が決定されるため、上述したエッジ露光量と同様に、パターン露光量においても許容範囲が確保される。これにより、不適切な露光となることを防止することができ、レジスト膜にパターンを高精度に形成することができることとなる。
【0075】
また、パターン露光パラメータ値として、ウェハステージ821による基板Wの移動速度を決定した場合は、レジスト膜の膜厚によってはこの移動速度を速くすることができるため、パターン露光処理における露光時間(すなわち、処理時間)を短縮することができる。その結果、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。さらに、本実施の形態においては、パターン露光用光源811は、実際に基板の露光を行う時間帯のみ露光光を発光するものであるため、露光時間が短縮されると、パターン露光用光源811の露光光の総発光時間も短縮される。その結果、パターン露光用光源811にかかる負荷を低減させることができ、パターン露光用光源811の耐用期間を延長することができる。
【0076】
一方、パターン露光パラメータ値として、照射部81が照射する露光光の光量を決定した場合は、レジスト膜の膜厚によってはパターン露光用光源811の露光光の総発光光量を減少させることができる。その結果、この場合においても、パターン露光用光源811にかかる負荷を低減させることができ、パターン露光用光源811の耐用期間を延長することができることとなる。
【0077】
このようにしてパターン露光処理が完了すると、基板Wはパターン露光装置2の基板搬送部24から、スピンナ1のインターフェイスIFに受け渡され、露光後ベークユニットに搬送される。そして、露光によって生じたレジスト膜中の酸触媒の化学反応を活性化するために、基板の加熱処理(PEB処理)が行われる(ステップS110)。さらに、基板Wは、クールプレートに搬送されて常温程度にまで冷却された後(ステップS111)、現像処理(現像工程)が行われ、現像処理が完了すると、処理済みの基板Wが移載ロボットTFに受け渡されてキャリアCに収納されることとなる。
【0078】
以上説明したような一連の処理が、基板処理システム100が行う1枚の基板Wについての基板処理工程であるが、この基板処理システム100においては、処理時間に比較的余裕のあるスピンナ1にてレジスト膜の膜厚を測定し、その測定結果に応じてパターン露光装置2がパターン露光処理を行うようにしている。このため、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。また、パターン露光装置2としては、一般的なパターン露光装置の簡単な仕様変更(制御プログラムの変更)のみで実現が可能であるため、高価であるパターン露光装置2に関して新たな生産コストが生じることもない。
【0079】
また、スピンナ1の膜厚測定装置7により測定されたレジスト膜の膜厚は、エッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)およびパターン露光量(パターン露光パラメータ値)の双方の決定に利用されるため、レジスト膜の膜厚の測定を複数回行う必要がない。したがって、基板処理工程全体におけるスループットをさらに向上することができることとなる。
【0080】
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、第1の膜厚T1に応じてエッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)およびパターン露光量(パターン露光パラメータ値)を決定するようにしていたが、本実施の形態では、実際に露光を行う際のレジスト膜の膜厚である第2の膜厚T2に応じてこれらを決定するようにしている。
【0081】
本実施の形態の基板処理システム100の構成は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、膜厚測定装置7が塗布処理ユニットSCではなく、エッジ露光ユニットEEWのハウジング60の内部に併設されている点で相違している。
【0082】
図10は、本実施の形態のエッジ露光ユニットEEWの要部概略構成を示す図であり、図5に示す第1の実施の形態のものと同様の機能を有する部材に関しては同一の符号を付している。図に示すように、本実施の形態のエッジ露光ユニットEEWは、図5に示すものにさらに膜厚測定装置7を備えたものとなっている。
【0083】
この膜厚測定装置7は、第1の実施の形態の塗布処理ユニットSCに併設されていたものと同様のものであり、測定用光源71と、測定ヘッド部72と、測定処理部(図示省略)とを備えている。この膜厚測定装置7の測定用光源71および測定ヘッド部72も一体的に構成されており、これらはエッジ露光装置63の水平駆動機構633に接続されている。
【0084】
すなわち、本実施の形態の水平駆動機構633は、エッジ露光装置63および膜厚測定装置7の双方を水平方向に移動させることができるようにされている。このようにエッジ露光装置63および膜厚測定装置7が水平移動機構を兼用することで、エッジ露光ユニットEEWを小型化することができるが、もちろん、独立した水平移動機構をそれぞれ備えていてもよい。
【0085】
図11は、本実施の形態の基板処理システム100が行う処理の流れを示す図である。図11においても、図8と同様に、符号S1で示す処理はスピンナ1で行われる処理を、符号S2で示す処理はパターン露光処理2で行われる処理を、符号S3で示す処理はホストコンピュータ3で行われる処理をそれぞれ示し、図中破線で示す矢印は、処理対象となる基板Wが搬送される流れを示している。
【0086】
まず、第1の実施の形態と同様にして、スピンナ1において、基板Wに対して密着強化処理(ステップS121)、冷却処理(ステップS122)およびレジスト塗布処理がなされる(ステップS123)。これにより、基板W上には、第1の膜厚T1のレジスト膜が形成される。続いて、レジスト膜の膜厚の測定が行われることなく、基板Wに対してプリベークがなされる。このプリベークにより、レジスト膜中の余分な溶媒成分が蒸発され、基板Wのレジスト膜の膜厚が第1の膜厚T1から第2の膜厚T2に変化する(ステップS124)。
【0087】
プリベークが施された基板Wは、クールプレートに搬送されて常温程度にまで冷却された後(ステップS125)、エッジ露光ユニットEEWに搬送される。基板Wがエッジ露光ユニットEEWに搬送されると、まず、膜厚測定装置7が基板W上のレジスト膜の膜厚を測定する測定位置まで移動され、第2の膜厚T2が膜厚測定装置7により測定される。測定された第2の膜厚T2は、スピンナ1のコントローラ11に送信される(ステップS126)。
【0088】
続いて、コントローラ11は、受信した第2の膜厚T2をホストコンピュータ3に送信するとともに(ステップS127)、第2の膜厚T2に基づいて、当該膜厚に最適なエッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)を決定する(ステップS128)。
【0089】
また、ホストコンピュータ3に送信された第2の膜厚T2は、ホストコンピュータ3から、さらに、パターン露光装置2に転送され(ステップS321,S322)、パターン露光装置2のコントローラ21に受信される(ステップS221)。そして、コントローラ21が、受信した第2の膜厚T2に基づいて、当該膜厚に最適なパターン露光量(パターン露光パラメータ値)を決定する(ステップS222)。すなわち、エッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)およびパターン露光量(パターン露光パラメータ値)の双方は、第2の膜厚T2に応じて決定されることとなる。
【0090】
スピンナ1のコントローラ11においてエッジ露光パラメータ値が決定されると、決定されたエッジ露光パラメータ値に従って、エッジ露光処理が行われる(ステップS129)。そして、エッジ露光処理が完了すると、次に、基板Wはパターン露光装置2に受け渡され、コントローラ21に決定されたパターン露光パラメータ値に従って、パターン露光処理が行われる(ステップS223)。すなわち、第2の膜厚T2に応じた露光量にて、エッジ露光処理およびパターン露光処理がなされることとなる。
【0091】
パターン露光処理が終了すると、以降は、第1の実施の形態と同様にして、スピンナ1において、基板Wに対してPEB処理(ステップS130)、冷却処理(ステップS131)および現像処理がなされ、一連の基板処理工程が終了することとなる。
【0092】
以上のように第2の膜厚T2に応じてエッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)およびパターン露光量(パターン露光パラメータ値)の双方を決定するようにしても、エッジ領域を高精度に露光することができ、パターンを高精度に形成することができる。
【0093】
また、本実施の形態の基板処理システム100においても、処理時間に比較的余裕のあるスピンナ1にてレジスト膜の膜厚を測定し、その測定結果に応じてパターン露光装置2がパターン露光処理を行うようにしているため、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。また、スピンナ1の膜厚測定装置7により測定された第2の膜厚T2は、エッジ露光量(エッジ露光パラメータ値)およびパターン露光量(パターン露光パラメータ値)の双方の決定に利用されるため、レジスト膜の膜厚の測定を複数回行う必要がなく、基板処理工程全体におけるスループットをさらに向上することができることとなる。
【0094】
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0095】
例えば、上記実施の形態においては、エッジ露光パラメータ値として、基板Wの回転速度および露光光の光量のうちのいずれかを決定するようにしていたが、これらの双方を決定するようにしてもよい。同様に、パターン露光パラメータ値として、基板Wの移動速度および露光光の光量の双方を決定するようにしてもよい。また、エッジ露光量あるいはパターン露光量を調整するために、露光光が通過する光学系の一部に所定のフィルタを介挿するようにしてもよい。
【0096】
また、上記実施の形態においては、エッジ露光処理はパターン露光処理の直前に行われていたが、パターン露光処理の直後に行われるようになっていてもよい。
【0097】
また、上記実施の形態のパターン露光装置2は、露光方式としてステップ・アンド・スキャン方式が採用されているものとして説明を行ったが、ステップ・アンド・リピート方式が採用されていてもよい。
【0098】
また、膜厚測定装置7によるレジスト膜の膜厚の測定は、全ての基板に対して行う必要はなく、同一条件にて処理される複数の基板のうち最初に処理される基板のみに対して行うようにしてもよい。例えば、キャリアCに収納される複数の基板のうちの最初に処理されるものや、一のレシピデータに従って処理される複数の基板のうちの最初に処理されるもののみに対してレジスト膜の膜厚の測定を行うようにする。そして、他の基板に関しては、最初の基板において測定された膜厚に基づいて決定されるエッジ露光パラメータ値およびパターン露光パラメータ値を用いるようにする。このようにすれば、全ての基板に関してレジスト膜の膜厚の測定が行われないため、基板処理工程のスループットをさらに向上することができる。
【0099】
また、膜厚測定装置7は、スピンナ1のいずれの箇所に設けられてもよい。ただし、第1の実施の形態のようにレジスト膜の膜厚として第1の膜厚T1を測定するには、基板Wに対してレジスト塗布処理がなされた直後からプリベークを行う直前まで(図8のステップS103の直後からステップS107の直前まで)の間に膜厚の測定を行う必要がある。したがって、この間に基板Wが配置される塗布処理ユニットSCおよびホットプレートのいずれかのハウジングの内部に、膜厚測定装置7が併設されることが好ましい。また、第2の実施の形態のようにレジスト膜の膜厚として第2の膜厚T2を測定するには、基板Wに対してプリベークがなされた直後からエッジ露光処理を行う直前まで(図11のステップS124の直後からステップS129の直前まで)の間に膜厚の測定を行う必要がある。したがって、この間に基板Wが配置されるホットプレート、クールプレートおよびエッジ露光ユニットEEWのいずれかのハウジングの内部に、膜厚測定装置7が併設されることが好ましい。このようにすることで、膜厚測定装置7を設置するためのスペースを設ける必要が無いため、基板処理装置を小型化することができる。これとともに、レジスト膜の膜厚の測定のみのために基板Wを搬送する必要が無いため、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができることとなる。
【0100】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、基板の周縁側のレジスト膜を露光する際の露光量を規定するパラメータ値をレジスト膜の膜厚に応じて決定するため、露光すべき領域を高精度に露光することができる。その結果、パターンを形成すべき領域のレジスト膜に影響を与えることや、剥がれたレジストがパーティクルとなって基板を汚染することを防止することができる。
【0101】
また、請求項2の発明によれば、露光対象となるレジスト膜の膜厚である第2の膜厚は、測定対象となる第1の膜厚より小となるため、第1の膜厚に応じて露光量を規定するパラメータ値を決定することにより露光量の許容範囲が確保される。これにより、露光において露光アンダーなどの不適切な露光になることを防止することができ、露光すべき領域を適切に露光することができる。
【0102】
また、請求項3の発明によれば、レジスト膜の膜厚に応じて基板を移動させる速度を決定することから、膜厚によっては基板を移動させる速度を速くすることができるため、露光時間を短縮することができる。その結果、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。
【0103】
また、請求項4の発明によれば、照射手段は基板の露光を行う時間帯のみ露光光を発光することから、露光時間が短縮されると、照射手段の露光光の総発光時間も短縮される。その結果、照射手段にかかる負荷を低下させることができ、照射手段の耐用期間を延長することができる。
【0104】
また、請求項5の発明によれば、レジスト膜の膜厚に応じて照射手段が照射する露光光の光量を決定するため、膜厚によっては照射手段の露光光の総発光光量を減少させることができる。その結果、照射手段にかかる負荷を低下させることができ、照射手段の耐用期間を延長することができる。
【0105】
また、請求項6の発明によれば、測定手段を設置するためのスペースを設ける必要が無いため、基板処理装置を小型化することができる。これとともに、レジスト膜の膜厚の測定のみのために基板を搬送する必要が無いため、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。
【0106】
また、請求項7の発明によれば、測定手段を設置するためのスペースを設ける必要が無いため、基板処理装置を小型化することができる。これとともに、レジスト膜の膜厚の測定のみのために基板を搬送する必要が無いため、基板処理工程全体におけるスループットを向上することができる。
【0107】
また、請求項8の発明によれば、基板の周縁側のレジスト膜を露光する際の露光量をレジスト膜の膜厚に応じて決定するため、露光すべき領域を高精度に露光することができる。その結果、パターンを形成すべき領域のレジスト膜に影響を与えることや、剥がれたレジストがパーティクルとなって基板を汚染することを防止することができる。
【0108】
また、請求項9の発明によれば、露光対象となるレジスト膜の膜厚である第2の膜厚は、測定対象となる第1の膜厚より小となるため、第1の膜厚に応じて露光量を決定することにより露光量の許容範囲が確保される。これにより、露光において露光アンダーなどの不適切な露光になることを防止することができ、露光すべき領域を適切に露光することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理システムの概略構成を示す図である。
【図2】基板処理システムの機能構成を機能ブロックにて示す図である。
【図3】スピンナの概略構成を示す斜視図である。
【図4】塗布処理ユニットの概略構成を示す図である。
【図5】第1の実施の形態のエッジ露光ユニットの概略構成を示す図である。
【図6】基板のパターンを形成すべき領域と、エッジ領域とを示す図である。
【図7】パターン露光ユニットの概略構成を示す図である。
【図8】第1の実施の形態の基板処理システムの処理の流れを示す図である。
【図9】レジスト膜の膜厚のプリベーク前後での変化を示す図である。
【図10】第2の形態のエッジ露光ユニットの概略構成を示す図である。
【図11】第2の実施の形態の基板処理システムの処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 スピンナ
2 パターン露光装置
3 ホストコンピュータ
7 膜厚測定装置
23 パターン露光ユニット
63 エッジ露光装置
81 照射部
82 基板保持部
100 基板処理システム
EEW エッジ露光ユニット
SC 塗布処理ユニット
SD 現像処理ユニット
Claims (9)
- 基板を処理する基板処理装置であって、
レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成するレジスト塗布手段と、
前記レジスト膜の膜厚を測定する測定手段と、
前記基板のパターンを形成すべき領域より周縁側の前記レジスト膜を露光する露光手段と、
前記測定手段により測定された前記レジスト膜の膜厚に応じて、前記露光手段が露光する際の露光量を規定するパラメータ値を決定する露光量決定手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 基板を処理する基板処理装置であって、
レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成するレジスト塗布手段と、
前記レジスト膜の膜厚を第1の膜厚として測定する測定手段と、
前記レジスト膜の膜厚が前記第1の膜厚から、該第1の膜厚より小となる第2の膜厚へ変化する特定の処理を前記基板に施す特定処理手段と、
前記第2の膜厚となった前記レジスト膜を露光する露光手段と、
前記測定手段により測定された前記第1の膜厚に応じて、前記露光手段が露光する際の露光量を規定するパラメータ値を決定する露光量決定手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
前記露光手段は、
露光光を発光し、前記基板に前記露光光を照射する照射手段と、
前記露光光が照射される位置に対して相対的に前記基板を移動させる移動手段と、
を備え、
前記露光量決定手段は、前記露光量を規定するパラメータ値として、前記移動手段が前記基板を移動させる速度を決定することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項3に記載の基板処理装置において、
前記照射手段は、前記基板の露光を行う時間帯のみ前記露光光を発光することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
前記露光手段は、
露光光を発光し、前記基板の周縁側に露光光を照射する照射手段、
を備え、
前記露光量決定手段は、前記露光量を規定するパラメータ値として、前記照射手段から照射される前記露光光の光量を決定することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置において、
前記レジスト塗布手段がレジストを塗布した後、前記露光手段が露光するまでに特定の処理を前記基板に施す特定処理手段、
をさらに備え、
前記測定手段は、前記レジスト塗布手段、前記特定処理手段および前記露光手段のいずれかのハウジング内部に併設されることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項2に記載の基板処理装置において、
前記測定手段は、前記レジスト塗布手段および前記特定処理手段のいずれかのハウジング内部に併設されることを特徴とする基板処理装置。 - 基板を処理する方法であって、
レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜の膜厚を測定する工程と、
測定された前記レジスト膜の膜厚に応じて、前記基板のパターンを形成すべき領域より周縁側の前記レジスト膜を露光する際の露光量を決定する工程と、
を備えることを特徴とする基板処理方法。 - 基板を処理する方法であって、
レジストを塗布して基板上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜の膜厚を第1の膜厚として測定する工程と、
前記レジスト膜の膜厚が前記第1の膜厚から、該第1の膜厚より小となる第2の膜厚へ変化する特定の処理を前記基板に施す工程と、
測定された前記第1の膜厚に応じて、前記第2の膜厚となった前記レジスト膜を露光する際の露光量を決定する工程と、
を備えることを特徴とする基板処理方法。
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2003
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