JP2004253247A - 放電灯装置 - Google Patents
放電灯装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004253247A JP2004253247A JP2003042389A JP2003042389A JP2004253247A JP 2004253247 A JP2004253247 A JP 2004253247A JP 2003042389 A JP2003042389 A JP 2003042389A JP 2003042389 A JP2003042389 A JP 2003042389A JP 2004253247 A JP2004253247 A JP 2004253247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rectangular wave
- drive signal
- circuit
- wave drive
- pulse transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
【課題】電流波形のピーク値高を抑制ないし低減し、放射ノイズの低減化を図った安定性に優れた放電灯装置の提供。
【解決手段】直流電源11に直列に接続される駆動信号回路13と、前記駆動信号回路13から出力される一対の矩形波駆動信号12a,12bをそれぞれ入力する複数個のパルストランスT1,T2と、前記各パルストランスT1,T2に入力する一対の矩形波駆動信号12a,12bを互いに位相を異ならせる制御手段15a,15bと、前記駆動信号回路13が出力する矩形波駆動信号12a,12bに対応して介挿させた第1及び第2のスイッチング素子S1,S2と、前記スイッチング素子S1,S2及びパルストランスT1,T2一次側L1の間に直列に介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4と、前記各パルストランスT1,T2の二次側L2端子間に接続配置された放電電極の少なくとも一方が発光管外周面に設けられた蛍光ランプ14a,14bと、を有することを特徴とする放電灯装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】直流電源11に直列に接続される駆動信号回路13と、前記駆動信号回路13から出力される一対の矩形波駆動信号12a,12bをそれぞれ入力する複数個のパルストランスT1,T2と、前記各パルストランスT1,T2に入力する一対の矩形波駆動信号12a,12bを互いに位相を異ならせる制御手段15a,15bと、前記駆動信号回路13が出力する矩形波駆動信号12a,12bに対応して介挿させた第1及び第2のスイッチング素子S1,S2と、前記スイッチング素子S1,S2及びパルストランスT1,T2一次側L1の間に直列に介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4と、前記各パルストランスT1,T2の二次側L2端子間に接続配置された放電電極の少なくとも一方が発光管外周面に設けられた蛍光ランプ14a,14bと、を有することを特徴とする放電灯装置である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高輝度化が図られ、かつ駆動信号回路における放射ノイズが低減されたバックライト用光源などに適する放電灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばパーソナルコンピューター、ナビゲーション、ワードプロセッサーなどに使用される液晶表示装置は、パーソナルコンピューターなどの普及とともに、高性能、長寿命化、安全性などが要求されている。そして、それらの構成においては、バックライト用光源として、一般的に、冷陰極蛍光ランプを使用しているが、光源系のさらなる高性能化も期待されている。
【0003】
この期待に対応して、図6(a)に構成例を一部切り欠き横断面的に、また、図6(b)に図6(a)のA−A線に沿った縦断面的に、それぞれ示す外部電極蛍光ランプが開発されている。すなわち、内壁面に管軸方向に沿った帯状の光放射部1を残して蛍光体皮膜2が形成され、かつキセノンを主体とした希ガス(放電媒体)が気密に封入されたガラス管3と、前記光放射部1を避けてガラス管3の外周面に互いに絶縁隔離し、かつガラス管3のほぼ全長に亘って設けた一対の外面電極4a,4bと、前記外面電極4a,4bの配置面を被覆する光透過性の保護膜5とを有する外部電極形蛍光ランプが使用されている。
【0004】
また、この種の外部電極形蛍光ランプとして、図7に横断面的に示すように、一方の放電電極がガラス管内に封装された構造の蛍光ランプも同様に使用されている。すなわち、内壁面に蛍光体皮膜2が形成され、かつキセノンを主体とした希ガス(放電媒体)が気密に封入されたガラス管3と、前記ガラス管2の一端側にリード端子6を導出して封装された内部電極7と、前記ガラス管3の外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って所要のピッチで螺旋状に捲装された外部電極4と、前記外部電極4の配置面を被覆する光透過性の保護膜5とを有する片側外部電極蛍光ランプも使用されている。
【0005】
ここで、ガラス管3は、外径1.2〜10.0mm程度、長さ50〜800mm程度で、たとえばキセノンガスを主体とした希ガスが放電媒体として封入されている。なお、図6(b)及び図7において、8a,8b,8は外部電極4a,4b,4のリード端子である。また、外部電極4a,4b,4の配置面を被覆する保護膜5は、たとえば透光性の熱収縮チューブである。
【0006】
上記外部電極蛍光ランプは、外部電極リード端子8a,8b間、あるいはリード端子6を介して内部電極7に、リード端子8を介して外部電極4に、それぞれ電圧供給線9,10を介して電源11側から所要の矩形波電圧(たとえば1〜3KV)を印加すると、両外部電極4a,4bあるいは内部電極7、外部電極4による放電が開始し、ガラス管3内で紫外線を放射する。こうして放射された紫外線が、ガラス管3内壁面の蛍光体皮膜2によって可視光線に変換され、発光効率が良好で、安定した点灯が行われる蛍光ランプとして機能する。
【0007】
上記のような外部電極蛍光ランプを使用するバックライト用光源おいては、外部電極蛍光ランプの複数個を並列ないし平面的に配置し、発光面を広大化する手段が採られている。図8は、この点灯・駆動回路の構成を示したものであり、直流電源11に直列に接続され一対の矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路13と、前記駆動信号回路13から出力された一対の矩形波駆動信号12a,12bを第1及び第2のスイッチング素子S1,S2を介してそれぞれ入力する複数のパルストランスT1,T2と、前記各パルストランスT1,T2の二次側L2端子間に、それぞれ接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bとを有する放電灯装置が使用されている。なお、スイッチング素子S1,S2は、通常、半導体スイッチング素子である。
【0008】
ここで、矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路(インバータ駆動信号ユニット)13は、スイッチング素子S1,S2、及びスイッチング素子S1,S2の少なくとも一方側に、必要に応じて、直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子L1側に接続する。つまり、駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bは、スイッチング素子S1がオンで、スイッチング素子S2がオフのときはコンデンサC2側に、また、スイッチング素子S1がオフで、スイッチング素子S2がオンのときはコンデンサC1側にと、交互に繰り返して電流が流れる。なお、誘導成分を有する回路素子L3,L4は、たとえば抵抗体、インダクタ、ダイオード、トランジスタ、FETフォトカプラ、あるいはこれらを含む複合素子などである。
【0009】
図9は、パルストランスT1,T2に対する矩形波駆動信号の入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形を模式的に示すもので、パルストランスT1,T2に対しては同期的(同位相)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、矩形波駆動信号が同期的(同位相)に動作・入力するため、その入力電流は、必然的に、ピーク値も高くなり、図10に模式的に示すような電流波形を採っている。そして、コンデンサC1,C2を介して矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側端子L2間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bが点灯する構成を採っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記、従来の放電灯装置の場合は、次のような不具合がある。先ず、図8に図示した放電灯点灯方式の場合、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯・駆動すると、駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bは、スイッチング素子S1,S2を介して所定のタイミングで、パルストランスT1,T2へ同時に入力電流が流れる。
【0011】
ここで、外部電極蛍光ランプ13の出力効率を良くするために、立ち上がり及び立ち下がりの急峻な矩形波駆動信号電圧をスイッチング素子S1,S2に印加すると、繰り返し行われるスイッチング素子S1,S2のオン→オフ時に、誘導成分を有する回路素子(L3,L4)の作用によって、さらには、電流波形のピーク値の高さなどと相俟って、急峻で高圧なサージパルスなどが発生するという問題がある。つまり、誘導成分を有する回路素子(L3,L4)などに蓄えられた電気エネルギーが、スイッチング素子S1,S2のオン→オフ時に、エネルギーの逃げ場がなくなって、サージパルスという形態の現象が発生して、放射ノイズ源として作用するという問題がある。
【0012】
図11(a),(b)は、上記点灯回路から発生する放射ノイズのレベルを、それぞれAM放送周波数帯域及びFM放送周波数帯域について示すグラフで、横軸は周波数、縦軸はノイズレベル(dB)を示している。なお、点灯周波数は20kHzである。
【0013】
この放射ノイズが高い場合は、周辺の他の電子機器類、たとえばラジオの音声などに悪影響が及び易い。特に、電子機器類の電子的な制御が広く行われている現状においては、他の電子機器類に対して誤動作の原因となる恐れもあり、点灯回路における放射ノイズが問題視される。そして、放射ノイズの低減策として、駆動信号回路13などをシールドケースに収納する方式、あるいは駆動信号回路13自体の内部構成をシールド化する構成などが考慮・検討されている。しかし、上記シールドケース化の構成は、点灯装置の大形化を招来して、結果的に、装着・使用する電子機器類のコンパクト化を損なうことになる。また、回路内部のシールド化は、構造を複雑化するだけでなく、コストアップとなって実用的と言えない。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電流波形のピーク値高を抑制ないし低減し、放射ノイズの低減化を図った安定性に優れた放電灯装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、直流電源に直列に接続される駆動信号回路と、
前記駆動信号回路から出力される一対の矩形波駆動信号をそれぞれ入力する複数個のパルストランスと、
前記各パルストランスに入力する一対の矩形波駆動信号を互いに位相を異ならせる制御手段と、
前記駆動信号回路が出力する矩形波駆動信号に対応して介挿させた第1及び第2のスイッチング素子と、
前記スイッチング素子及びパルストランス一次側の間に直列に介挿させた誘導成分を有する回路素子と、
前記各パルストランスの二次側端子間に接続配置された放電電極の少なくとも一方が発光管外周面に設けられた蛍光ランプと、
を有することを特徴とする放電灯装置である。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載の放電灯装置において、位相を異ならせて矩形波駆動信号を入力する手段が、ダイオード素子、トランジスタ素子、MOSFET素子、フォトカプラーの群から選んだ少なくとも1種であることを特徴とする。
【0017】
すなわち、請求項1及び2の発明に係る放電灯装置は、少なくとも一方の放電電極が発光管外周面に設けられた複数個の外部電極蛍光ランプを並列的に、安定、かつ低消費電力で点灯させるため、駆動信号回路から外部電極蛍光ランプに対して矩形波駆動信号を送る点灯駆動方式の改良である。換言すると、矩形波駆動信号が流れる回路に、誘導成分を有する回路素子などを介挿させる一方、前記蛍光ランプに対応するパルストランスに入力する矩形波駆動信号の位相をズラし(非同位相)、矩形波駆動信号のピーク値高さを低減化することによって、放射ノイズの発生を抑止する一方、サージ電圧発生などを抑制・防止し、信頼性の向上、及び輝度の向上などを図ったことを骨子とする。
【0018】
請求項1及び2の発明において、直流電源に直列に接続される矩形波駆動信号を出力する駆動信号回路は、たとえばマイクロコンピュータと、発振器などとを具備したものである。
【0019】
請求項及び2の発明において、駆動信号回路から出力される矩形波駆動信号を入力する各パルストランスは、この種放電灯の点灯駆動に、一般的に使用されるものであるが、各パルストランスに対して非同期(位相を異ならせて)に、矩形波駆動信号(矩形波の電流・電圧)が入力されるようになっている。つまり、駆動信号回路から出力される一対の矩形波駆動信号は、駆動信号回路での出力時もしくは出力後、パルストランス毎に、互いに位相を異ならせて対応する半導体スイッチング素子、及び半導体スイッチング素子の一方側に、直列介挿させた誘導成分を有する回路素子を介して、各パルストランスの一次端子側に供給される。
【0020】
ここで、矩形波駆動信号の位相を異ならせる手段は、たとえば反転回路であり、駆動信号回路内に位相の異なった矩形波駆動信号の対を複数組発生する構成、あるいは駆動信号回路と半導体スイッチング素子との結線に反転回路を介挿する構成などが採られ。
【0021】
そして、各パルストランスに対しては、位相の異なった一対の矩形波駆動信号が入力されることになり、このとき、一方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオンで、他方の半導体スイッチング素子がオフのときは、パルストランスの一次側を介してコンデンサ側にと電流が流れ、パルストランスに入力される。なお、他方の矩形波駆動信号出力は、対応する半導体スイッチング素子がオフしているため、パルストランス側へ電流が流れない。逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオンで、一方の半導体スイッチング素子がオフのときは、コンデンサ側、パルストランスの一次側を介して他方の半導体スイッチ側にと電流が流れ、パルストランスに入力される。なお、一方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオフしているため、この半導体スイッチング素子を介してコンデンサ側に電流が流れない。
【0022】
つまり、パルストランス毎に分けて所要の矩形波電流が流され(矩形波電圧印加され)るので、駆動点灯回路における電流波形のピーク値も低く抑えられることになる。したがって、サージ電圧の発生や放射ノイズの発生を効果的に抑制・防止できる。
【0023】
請求項1及び2の発明において、直列に介挿させる誘導成分を有する回路素子としては、たとえば抵抗値0.05〜10Ω程度の抵抗素子、コイルないしインダクタ素子、ダイオード素子、トランジスタ素子、MOSFET素子、フォトカプラーなどが挙げられる。
【0024】
請求項1及び2の発明において、蛍光ランプは、外部電極蛍光ランプが装着される。ここで、外部電極蛍光ランプは、一方の放電電極が発光管内に封装され、他方の放電電極が発光管外周面に配置された構成、両放電電極が発光管外周面に離隔して対向配置された構成のいずれでもよい。
【0025】
請求項1及び2の発明では、少なくとも一方の放電電極が発光管(ガラス管)外周面に設けられている外部電極蛍光ランプを並列的に配置した構成において、矩形波駆動信号によって各外面電極蛍光ランプを駆動・点灯するに当たり、外面電極蛍光ランプ毎に、位相を異ならせて矩形波駆動信号を流す構成を採っている。
【0026】
つまり、同期的な矩形波駆動信号の印加方式を採らないため、結果的に、矩形波電流(矩形波電圧)のピーク値も低く抑えられる。したがって、点灯回路で発生し易い放射ノイズやサージパルスを容易に低減・防止でき、安定した高輝度の点灯が維持されるだけでなく、周辺の電子機器類に悪影響を及ぼす恐れの解消なども図られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1、図2、図3、図4(a),(b)、及び図5を参照して実施例を説明する。
【0028】
図1は、第1の実施例に係る放電灯装置の概略構成及び駆動動作を説明するための回路図である。図1において、11は直流電源、13は前記直流電源11に直列に接続され、矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路、T1,T2は前記駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bを交互に、それぞれ入力するパルストランスである。また、14a,14bは前記パルストランスT1,T2の二次側L2端子間にそれぞれ接続配置された外部電極蛍光ランプである。なお、この外面電極蛍光ランプは、上記図6もしくは図7に図示した場合と同様の構成と成っている。
【0029】
ここで、駆動信号回路(インバータ駆動信号ユニット)13から出力する矩形波駆動信号12a,12bは、パルストランスT1に対して半導体スイッチング素子S1,S2を介して一次端子L1側に接続し、また、このパルストランスT1の一次端子L1側に対し、共通して接続する側に半導体スイッチング素子S1,S2と直列して誘導成分を有する回路素子L3,L4が介挿されている。
【0030】
一方、パルストランスT2に対し、前記矩形波駆動信号12a,12bは、位相差を1〜180度付ける反転回路15a,15b及び半導体スイッチング素子S1,S2を介して一次端子L1側に接続し、また、このパルストランスT2の一次端子L1側に対し、共通して接続する側に半導体スイッチング素子S1,S2と直列して誘導成分を有する回路素子L3,L4が介挿されている。
【0031】
つまり、この実施例に係る回路構成は、前記図8に図示した回路構成において、パルストランスT2側の半導体スイッチング素子S1,S2側に入力する矩形波駆動信号12a,12bが反転回路15a,15bによって位相をズラ(位相差付け)される構成と成っている点で特徴付けられる。
【0032】
上記回路構成においては、駆動信号回路13から出力される一対の矩形波駆動信号12a,12bが位相差を付けられて、対応する半導体スイッチング素子S1,S2、及び半導体スイッチング素子S1,S2の一方側に直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子側L1に接続する。そして、一方の矩形波駆動信号12aに対応するスイッチング素子S1がオンで、他方のスイッチング素子S2がオフのときは、誘導成分を有する回路素子L3、及びパルストランスT1,T2の一次側L1を介してコンデンサC1,C2側にと電流が流れ、非同期にパルストランスT1,T2に入力される。このとき、他方の矩形波駆動信号12bは、対応するスイッチング素子S2がオフしているため、パルストランス12側へ電流が流れない。
【0033】
逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子S2がオンで、一方の半導体スイッチング素子S1がオフのときは、コンデンサC1,C2側、パルストランスT1,T2の一次側L1、誘導成分を有する回路素子L4を介して他方の半導体スイッチS2側にと電流が流れ、パルストランスT1,T2に入力される。このとき、一方の矩形波駆動信号出力は、対応する半導体スイッチング素子S1がオフしているため、この半導体スイッチング素子S1を介してコンデンサC1,C2側に電流が流れない。
【0034】
この点灯駆動において、外部電極蛍光ランプ14a,14bに対する矩形波電流(矩形波電圧)の供給・印加は、所定(たとえば180度)の位相ズレで行われる。すなわち、図2に模式的に示すように、パルストランスT1,T2に対する入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形は、パルストランスT1,T2に対しては一方側が反転されて非同期的(位相ズレ)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、非同期的(位相ズレ)に動作・入力するため、その入力電流波形のピーク値は、必然的に、大幅に低減化されて、図3に模式的に示すような電流波形となっている。そして、コンデンサC1,C2を介して位相ズレさせた矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側L2端子間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する。
【0035】
上記放電灯装置において、矩形波駆動信号12a,12bとし、5μs/div、5.0V/divを反転回路15a,15bによって位相をズラし、パルストランスT1,T2の一次端子L1側にそれぞれ印加した。なお、ここで、外部電極蛍光ランプ14a,14bは、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの図6に図示した外部電極蛍光ランプである。
【0036】
図4(a),(b)は、上記点灯回路から発生する放射ノイズのレベルを、それぞれAM放送周波数帯域及びFM放送周波数帯域について示すグラフで、横軸は周波数、縦軸はノイズレベル(dB)を示している。なお、点灯周波数は20kHzである。図4(a),(b)を従来の点灯回路の放射ノイズのグラフ図11(a),(b)との比較から分かるように、従来の放電灯装置に較べて5db程度、放射ノイズが低減している。
【0037】
図5は、第2の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図である。この実施例に係る放電灯装置は、パルストランスT1,T2に入力する矩形波駆動信号を位相の異なった矩形波駆動信号12a,12b、12a′,12b′に分けた構成とした他は、第1の実施例の場合と同様である。すなわち、矩形波駆動信号を出力する駆動信号回路13として、位相の異なった矩形波駆動信号12a,12bの対と12a′,12b′の対とを出力するような回路構成もしくは回路機能を有する駆動信号回路を使用した点で特徴付けられたものであり、その他の構成は、実施例1の場合と同様なので、構成についての説明を省略する。
【0038】
上記回路構成においては、位相差がたとえば180度に設定されて駆動信号回路13から出力される第1の矩形波駆動信号対12a,12b、第2の矩形波駆動信号対12a′,12b′が対応する半導体スイッチング素子S1,S2、及び半導体スイッチング素子S1,S2の一方側に直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子側L1に供給される。そして、一方の矩形波駆動信号12a,12a′に対応するスイッチング素子S1がオンで、他方のスイッチング素子S2がオフのときは、誘導成分を有する回路素子L3、及びパルストランスT1,T2の一次側L1を介してコンデンサC1,C2側にと電流が流れ、非同期にパルストランスT1,T2に入力される。このとき、他方の矩形波駆動信号12b,12b′は、対応するスイッチング素子S2がオフしているため、パルストランス12側へ電流が流れない。
【0039】
逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子S2がオンで、一方の半導体スイッチング素子S1がオフのときは、コンデンサC1,C2側、パルストランスT1,T2の一次側L1、誘導成分を有する回路素子L4を介して他方の半導体スイッチS2側にと電流が流れ、パルストランスT1,T2に入力される。このとき、一方の矩形波駆動信号12a,12a′出力は、対応する半導体スイッチング素子S1がオフしているため、この半導体スイッチング素子S1を介してコンデンサC1,C2側に電流が流れない。
【0040】
この点灯駆動において、外部電極蛍光ランプ14a,14bに対する矩形波電流(矩形波電圧)の供給・印加は、所定(たとえば180度)の位相ズレで行われる。すなわち、前記図2に模式的に示したように、パルストランスT1,T2に対する入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形は、パルストランスT1,T2に対しては一方側が反転されて非同期的(位相ズレ)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、非同期的(位相ズレ)に動作・入力するため、その入力電流波形のピーク値は、必然的に、大幅に低減化されて、前記図3に模式的に示したような電流波形となっている。そして、コンデンサC1,C2を介して位相ズレさせた矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側L2端子間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する。
【0041】
この放電灯装置において、矩形波駆動信号12a,12bとし、5μs/div、5.0V/divを反転回路15a,15bによって位相をズラし、パルストランスT1,T2の一次端子L1側にそれぞれ印加した。なお、ここで、外面電極蛍光ランプ14a,14bは、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの図6に図示した外部電極蛍光ランプである。この点灯動作において、点灯回路の放射ノイズを調べた結果、図4(a),(b)に図示した場合と同様であった。
【0042】
上記各実施例に係る放電灯装置は、半導体スイッチング素子S1,S2を介してパルストランスT1,T2に入力する電圧波形(矩形波信号電流)は、予め所要の位相差を付けられているため、ピーク電流値も低く抑制される一方、半導体スイッチング素子S1,S2のオン→オフで生じるサージパルスを回路内で抑制する。したがって、放射ノイズの発生が効果的に抑制・防止されるだけでなく、半導体スイッチング素子S1,S2の破壊・損傷なども防止され、安定、かつ周辺に悪影響を及ぼすことのない点灯が容易に確保される。
【0043】
なお、詳細な説明を省略するが、前記図9に図示した構成の外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する回路構成においても、上記各実施例の駆動波形信号を位相差を付ける手段を付設することによって、同様に放射ノイズの低減などを図ることができた。
【0044】
本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を採ることができる。たとえば、並列的に配置するパルストランス数及び外部電極蛍光ランプ数は、3個以上であってもよい。この場合、各トランスに供給される矩形波駆動信号12a,12b、12a′,12b′、12a′′,12b′′、…は、相互の位相差が180度以下の任意の値に選定されている。
【0045】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明によれば、矩形波駆動信号によって、並列に配置された外部電極蛍光ランプを駆動・点灯するに当たり、各外部電極蛍光ランプに矩形波駆動信号が位相差を付けられて入力する構成を採っている。つまり、各外部電極蛍光ランプに対応するパルストランスには、位相をズラして矩形波電流(矩形波電圧)が選択的に反復・印加えされる回路構成となっている。したがって、各パルストランスに同期的に矩形波電流を入力(流す)場合に較べて、パルストランスに入力される矩形波電流のピーク値も低く抑えられるため、放射ノイズが低減化する。また、前記矩形波電流ピーク値の低減化は、半導体スイッチング素子のオン→オフで生じるサージパルスを容易に低減・回避できるので、サージパルスに伴う放射ノイズの抑制、及び半導体スイッチング素子の損傷・破損の恐れがなくなり、信頼性の高い放電灯装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図。
【図2】第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力タイミングチャート、ランプ電圧波形及びランプ電流波形を示す模式図。
【図3】第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力波形図。
【図4】(a),(b)は第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに印加する矩形波駆動信号の周波数と放射ノイズの関係例を示す特性図。
【図5】第2の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図。
【図6】(a),(b)は外部電極蛍光ランプの要部構成例を示す断面図。
【図7】外部電極蛍光ランプの他の要部構成例を示す断面図。
【図8】従来の放電灯駆動装置の概略構成及び回路動作を説明するための回路図。
【図9】従来の放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力タイミングチャート、ランプ電圧波形及びランプ電流波形を示す模式図。
【図10】従来の放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力波形図。
【図11】(a),(b)は第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに印加する矩形波駆動信号の周波数と放射ノイズの関係例を示す特性図。
【符号の説明】
11……直流電源
12a,12b,12a′,12b′……矩形波駆動信号
13……駆動信号回路
11a,11b……矩形波駆動信号
14a,14b……外部電極蛍光ランプ
15a,15b……反転回路
T1,T2……パルストランス
S1,S2……スイッチング素子
L3,L4……誘導成分を有する回路素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、高輝度化が図られ、かつ駆動信号回路における放射ノイズが低減されたバックライト用光源などに適する放電灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばパーソナルコンピューター、ナビゲーション、ワードプロセッサーなどに使用される液晶表示装置は、パーソナルコンピューターなどの普及とともに、高性能、長寿命化、安全性などが要求されている。そして、それらの構成においては、バックライト用光源として、一般的に、冷陰極蛍光ランプを使用しているが、光源系のさらなる高性能化も期待されている。
【0003】
この期待に対応して、図6(a)に構成例を一部切り欠き横断面的に、また、図6(b)に図6(a)のA−A線に沿った縦断面的に、それぞれ示す外部電極蛍光ランプが開発されている。すなわち、内壁面に管軸方向に沿った帯状の光放射部1を残して蛍光体皮膜2が形成され、かつキセノンを主体とした希ガス(放電媒体)が気密に封入されたガラス管3と、前記光放射部1を避けてガラス管3の外周面に互いに絶縁隔離し、かつガラス管3のほぼ全長に亘って設けた一対の外面電極4a,4bと、前記外面電極4a,4bの配置面を被覆する光透過性の保護膜5とを有する外部電極形蛍光ランプが使用されている。
【0004】
また、この種の外部電極形蛍光ランプとして、図7に横断面的に示すように、一方の放電電極がガラス管内に封装された構造の蛍光ランプも同様に使用されている。すなわち、内壁面に蛍光体皮膜2が形成され、かつキセノンを主体とした希ガス(放電媒体)が気密に封入されたガラス管3と、前記ガラス管2の一端側にリード端子6を導出して封装された内部電極7と、前記ガラス管3の外周面に、管軸方向ほぼ全長に亘って所要のピッチで螺旋状に捲装された外部電極4と、前記外部電極4の配置面を被覆する光透過性の保護膜5とを有する片側外部電極蛍光ランプも使用されている。
【0005】
ここで、ガラス管3は、外径1.2〜10.0mm程度、長さ50〜800mm程度で、たとえばキセノンガスを主体とした希ガスが放電媒体として封入されている。なお、図6(b)及び図7において、8a,8b,8は外部電極4a,4b,4のリード端子である。また、外部電極4a,4b,4の配置面を被覆する保護膜5は、たとえば透光性の熱収縮チューブである。
【0006】
上記外部電極蛍光ランプは、外部電極リード端子8a,8b間、あるいはリード端子6を介して内部電極7に、リード端子8を介して外部電極4に、それぞれ電圧供給線9,10を介して電源11側から所要の矩形波電圧(たとえば1〜3KV)を印加すると、両外部電極4a,4bあるいは内部電極7、外部電極4による放電が開始し、ガラス管3内で紫外線を放射する。こうして放射された紫外線が、ガラス管3内壁面の蛍光体皮膜2によって可視光線に変換され、発光効率が良好で、安定した点灯が行われる蛍光ランプとして機能する。
【0007】
上記のような外部電極蛍光ランプを使用するバックライト用光源おいては、外部電極蛍光ランプの複数個を並列ないし平面的に配置し、発光面を広大化する手段が採られている。図8は、この点灯・駆動回路の構成を示したものであり、直流電源11に直列に接続され一対の矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路13と、前記駆動信号回路13から出力された一対の矩形波駆動信号12a,12bを第1及び第2のスイッチング素子S1,S2を介してそれぞれ入力する複数のパルストランスT1,T2と、前記各パルストランスT1,T2の二次側L2端子間に、それぞれ接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bとを有する放電灯装置が使用されている。なお、スイッチング素子S1,S2は、通常、半導体スイッチング素子である。
【0008】
ここで、矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路(インバータ駆動信号ユニット)13は、スイッチング素子S1,S2、及びスイッチング素子S1,S2の少なくとも一方側に、必要に応じて、直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子L1側に接続する。つまり、駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bは、スイッチング素子S1がオンで、スイッチング素子S2がオフのときはコンデンサC2側に、また、スイッチング素子S1がオフで、スイッチング素子S2がオンのときはコンデンサC1側にと、交互に繰り返して電流が流れる。なお、誘導成分を有する回路素子L3,L4は、たとえば抵抗体、インダクタ、ダイオード、トランジスタ、FETフォトカプラ、あるいはこれらを含む複合素子などである。
【0009】
図9は、パルストランスT1,T2に対する矩形波駆動信号の入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形を模式的に示すもので、パルストランスT1,T2に対しては同期的(同位相)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、矩形波駆動信号が同期的(同位相)に動作・入力するため、その入力電流は、必然的に、ピーク値も高くなり、図10に模式的に示すような電流波形を採っている。そして、コンデンサC1,C2を介して矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側端子L2間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bが点灯する構成を採っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記、従来の放電灯装置の場合は、次のような不具合がある。先ず、図8に図示した放電灯点灯方式の場合、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯・駆動すると、駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bは、スイッチング素子S1,S2を介して所定のタイミングで、パルストランスT1,T2へ同時に入力電流が流れる。
【0011】
ここで、外部電極蛍光ランプ13の出力効率を良くするために、立ち上がり及び立ち下がりの急峻な矩形波駆動信号電圧をスイッチング素子S1,S2に印加すると、繰り返し行われるスイッチング素子S1,S2のオン→オフ時に、誘導成分を有する回路素子(L3,L4)の作用によって、さらには、電流波形のピーク値の高さなどと相俟って、急峻で高圧なサージパルスなどが発生するという問題がある。つまり、誘導成分を有する回路素子(L3,L4)などに蓄えられた電気エネルギーが、スイッチング素子S1,S2のオン→オフ時に、エネルギーの逃げ場がなくなって、サージパルスという形態の現象が発生して、放射ノイズ源として作用するという問題がある。
【0012】
図11(a),(b)は、上記点灯回路から発生する放射ノイズのレベルを、それぞれAM放送周波数帯域及びFM放送周波数帯域について示すグラフで、横軸は周波数、縦軸はノイズレベル(dB)を示している。なお、点灯周波数は20kHzである。
【0013】
この放射ノイズが高い場合は、周辺の他の電子機器類、たとえばラジオの音声などに悪影響が及び易い。特に、電子機器類の電子的な制御が広く行われている現状においては、他の電子機器類に対して誤動作の原因となる恐れもあり、点灯回路における放射ノイズが問題視される。そして、放射ノイズの低減策として、駆動信号回路13などをシールドケースに収納する方式、あるいは駆動信号回路13自体の内部構成をシールド化する構成などが考慮・検討されている。しかし、上記シールドケース化の構成は、点灯装置の大形化を招来して、結果的に、装着・使用する電子機器類のコンパクト化を損なうことになる。また、回路内部のシールド化は、構造を複雑化するだけでなく、コストアップとなって実用的と言えない。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電流波形のピーク値高を抑制ないし低減し、放射ノイズの低減化を図った安定性に優れた放電灯装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、直流電源に直列に接続される駆動信号回路と、
前記駆動信号回路から出力される一対の矩形波駆動信号をそれぞれ入力する複数個のパルストランスと、
前記各パルストランスに入力する一対の矩形波駆動信号を互いに位相を異ならせる制御手段と、
前記駆動信号回路が出力する矩形波駆動信号に対応して介挿させた第1及び第2のスイッチング素子と、
前記スイッチング素子及びパルストランス一次側の間に直列に介挿させた誘導成分を有する回路素子と、
前記各パルストランスの二次側端子間に接続配置された放電電極の少なくとも一方が発光管外周面に設けられた蛍光ランプと、
を有することを特徴とする放電灯装置である。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載の放電灯装置において、位相を異ならせて矩形波駆動信号を入力する手段が、ダイオード素子、トランジスタ素子、MOSFET素子、フォトカプラーの群から選んだ少なくとも1種であることを特徴とする。
【0017】
すなわち、請求項1及び2の発明に係る放電灯装置は、少なくとも一方の放電電極が発光管外周面に設けられた複数個の外部電極蛍光ランプを並列的に、安定、かつ低消費電力で点灯させるため、駆動信号回路から外部電極蛍光ランプに対して矩形波駆動信号を送る点灯駆動方式の改良である。換言すると、矩形波駆動信号が流れる回路に、誘導成分を有する回路素子などを介挿させる一方、前記蛍光ランプに対応するパルストランスに入力する矩形波駆動信号の位相をズラし(非同位相)、矩形波駆動信号のピーク値高さを低減化することによって、放射ノイズの発生を抑止する一方、サージ電圧発生などを抑制・防止し、信頼性の向上、及び輝度の向上などを図ったことを骨子とする。
【0018】
請求項1及び2の発明において、直流電源に直列に接続される矩形波駆動信号を出力する駆動信号回路は、たとえばマイクロコンピュータと、発振器などとを具備したものである。
【0019】
請求項及び2の発明において、駆動信号回路から出力される矩形波駆動信号を入力する各パルストランスは、この種放電灯の点灯駆動に、一般的に使用されるものであるが、各パルストランスに対して非同期(位相を異ならせて)に、矩形波駆動信号(矩形波の電流・電圧)が入力されるようになっている。つまり、駆動信号回路から出力される一対の矩形波駆動信号は、駆動信号回路での出力時もしくは出力後、パルストランス毎に、互いに位相を異ならせて対応する半導体スイッチング素子、及び半導体スイッチング素子の一方側に、直列介挿させた誘導成分を有する回路素子を介して、各パルストランスの一次端子側に供給される。
【0020】
ここで、矩形波駆動信号の位相を異ならせる手段は、たとえば反転回路であり、駆動信号回路内に位相の異なった矩形波駆動信号の対を複数組発生する構成、あるいは駆動信号回路と半導体スイッチング素子との結線に反転回路を介挿する構成などが採られ。
【0021】
そして、各パルストランスに対しては、位相の異なった一対の矩形波駆動信号が入力されることになり、このとき、一方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオンで、他方の半導体スイッチング素子がオフのときは、パルストランスの一次側を介してコンデンサ側にと電流が流れ、パルストランスに入力される。なお、他方の矩形波駆動信号出力は、対応する半導体スイッチング素子がオフしているため、パルストランス側へ電流が流れない。逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオンで、一方の半導体スイッチング素子がオフのときは、コンデンサ側、パルストランスの一次側を介して他方の半導体スイッチ側にと電流が流れ、パルストランスに入力される。なお、一方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子がオフしているため、この半導体スイッチング素子を介してコンデンサ側に電流が流れない。
【0022】
つまり、パルストランス毎に分けて所要の矩形波電流が流され(矩形波電圧印加され)るので、駆動点灯回路における電流波形のピーク値も低く抑えられることになる。したがって、サージ電圧の発生や放射ノイズの発生を効果的に抑制・防止できる。
【0023】
請求項1及び2の発明において、直列に介挿させる誘導成分を有する回路素子としては、たとえば抵抗値0.05〜10Ω程度の抵抗素子、コイルないしインダクタ素子、ダイオード素子、トランジスタ素子、MOSFET素子、フォトカプラーなどが挙げられる。
【0024】
請求項1及び2の発明において、蛍光ランプは、外部電極蛍光ランプが装着される。ここで、外部電極蛍光ランプは、一方の放電電極が発光管内に封装され、他方の放電電極が発光管外周面に配置された構成、両放電電極が発光管外周面に離隔して対向配置された構成のいずれでもよい。
【0025】
請求項1及び2の発明では、少なくとも一方の放電電極が発光管(ガラス管)外周面に設けられている外部電極蛍光ランプを並列的に配置した構成において、矩形波駆動信号によって各外面電極蛍光ランプを駆動・点灯するに当たり、外面電極蛍光ランプ毎に、位相を異ならせて矩形波駆動信号を流す構成を採っている。
【0026】
つまり、同期的な矩形波駆動信号の印加方式を採らないため、結果的に、矩形波電流(矩形波電圧)のピーク値も低く抑えられる。したがって、点灯回路で発生し易い放射ノイズやサージパルスを容易に低減・防止でき、安定した高輝度の点灯が維持されるだけでなく、周辺の電子機器類に悪影響を及ぼす恐れの解消なども図られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1、図2、図3、図4(a),(b)、及び図5を参照して実施例を説明する。
【0028】
図1は、第1の実施例に係る放電灯装置の概略構成及び駆動動作を説明するための回路図である。図1において、11は直流電源、13は前記直流電源11に直列に接続され、矩形波駆動信号12a,12bを出力する駆動信号回路、T1,T2は前記駆動信号回路13から出力される矩形波駆動信号12a,12bを交互に、それぞれ入力するパルストランスである。また、14a,14bは前記パルストランスT1,T2の二次側L2端子間にそれぞれ接続配置された外部電極蛍光ランプである。なお、この外面電極蛍光ランプは、上記図6もしくは図7に図示した場合と同様の構成と成っている。
【0029】
ここで、駆動信号回路(インバータ駆動信号ユニット)13から出力する矩形波駆動信号12a,12bは、パルストランスT1に対して半導体スイッチング素子S1,S2を介して一次端子L1側に接続し、また、このパルストランスT1の一次端子L1側に対し、共通して接続する側に半導体スイッチング素子S1,S2と直列して誘導成分を有する回路素子L3,L4が介挿されている。
【0030】
一方、パルストランスT2に対し、前記矩形波駆動信号12a,12bは、位相差を1〜180度付ける反転回路15a,15b及び半導体スイッチング素子S1,S2を介して一次端子L1側に接続し、また、このパルストランスT2の一次端子L1側に対し、共通して接続する側に半導体スイッチング素子S1,S2と直列して誘導成分を有する回路素子L3,L4が介挿されている。
【0031】
つまり、この実施例に係る回路構成は、前記図8に図示した回路構成において、パルストランスT2側の半導体スイッチング素子S1,S2側に入力する矩形波駆動信号12a,12bが反転回路15a,15bによって位相をズラ(位相差付け)される構成と成っている点で特徴付けられる。
【0032】
上記回路構成においては、駆動信号回路13から出力される一対の矩形波駆動信号12a,12bが位相差を付けられて、対応する半導体スイッチング素子S1,S2、及び半導体スイッチング素子S1,S2の一方側に直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子側L1に接続する。そして、一方の矩形波駆動信号12aに対応するスイッチング素子S1がオンで、他方のスイッチング素子S2がオフのときは、誘導成分を有する回路素子L3、及びパルストランスT1,T2の一次側L1を介してコンデンサC1,C2側にと電流が流れ、非同期にパルストランスT1,T2に入力される。このとき、他方の矩形波駆動信号12bは、対応するスイッチング素子S2がオフしているため、パルストランス12側へ電流が流れない。
【0033】
逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子S2がオンで、一方の半導体スイッチング素子S1がオフのときは、コンデンサC1,C2側、パルストランスT1,T2の一次側L1、誘導成分を有する回路素子L4を介して他方の半導体スイッチS2側にと電流が流れ、パルストランスT1,T2に入力される。このとき、一方の矩形波駆動信号出力は、対応する半導体スイッチング素子S1がオフしているため、この半導体スイッチング素子S1を介してコンデンサC1,C2側に電流が流れない。
【0034】
この点灯駆動において、外部電極蛍光ランプ14a,14bに対する矩形波電流(矩形波電圧)の供給・印加は、所定(たとえば180度)の位相ズレで行われる。すなわち、図2に模式的に示すように、パルストランスT1,T2に対する入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形は、パルストランスT1,T2に対しては一方側が反転されて非同期的(位相ズレ)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、非同期的(位相ズレ)に動作・入力するため、その入力電流波形のピーク値は、必然的に、大幅に低減化されて、図3に模式的に示すような電流波形となっている。そして、コンデンサC1,C2を介して位相ズレさせた矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側L2端子間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する。
【0035】
上記放電灯装置において、矩形波駆動信号12a,12bとし、5μs/div、5.0V/divを反転回路15a,15bによって位相をズラし、パルストランスT1,T2の一次端子L1側にそれぞれ印加した。なお、ここで、外部電極蛍光ランプ14a,14bは、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの図6に図示した外部電極蛍光ランプである。
【0036】
図4(a),(b)は、上記点灯回路から発生する放射ノイズのレベルを、それぞれAM放送周波数帯域及びFM放送周波数帯域について示すグラフで、横軸は周波数、縦軸はノイズレベル(dB)を示している。なお、点灯周波数は20kHzである。図4(a),(b)を従来の点灯回路の放射ノイズのグラフ図11(a),(b)との比較から分かるように、従来の放電灯装置に較べて5db程度、放射ノイズが低減している。
【0037】
図5は、第2の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図である。この実施例に係る放電灯装置は、パルストランスT1,T2に入力する矩形波駆動信号を位相の異なった矩形波駆動信号12a,12b、12a′,12b′に分けた構成とした他は、第1の実施例の場合と同様である。すなわち、矩形波駆動信号を出力する駆動信号回路13として、位相の異なった矩形波駆動信号12a,12bの対と12a′,12b′の対とを出力するような回路構成もしくは回路機能を有する駆動信号回路を使用した点で特徴付けられたものであり、その他の構成は、実施例1の場合と同様なので、構成についての説明を省略する。
【0038】
上記回路構成においては、位相差がたとえば180度に設定されて駆動信号回路13から出力される第1の矩形波駆動信号対12a,12b、第2の矩形波駆動信号対12a′,12b′が対応する半導体スイッチング素子S1,S2、及び半導体スイッチング素子S1,S2の一方側に直列介挿させた誘導成分を有する回路素子L3,L4を介してパルストランスT1,T2の一次端子側L1に供給される。そして、一方の矩形波駆動信号12a,12a′に対応するスイッチング素子S1がオンで、他方のスイッチング素子S2がオフのときは、誘導成分を有する回路素子L3、及びパルストランスT1,T2の一次側L1を介してコンデンサC1,C2側にと電流が流れ、非同期にパルストランスT1,T2に入力される。このとき、他方の矩形波駆動信号12b,12b′は、対応するスイッチング素子S2がオフしているため、パルストランス12側へ電流が流れない。
【0039】
逆に、他方の矩形波駆動信号出力に対応する半導体スイッチング素子S2がオンで、一方の半導体スイッチング素子S1がオフのときは、コンデンサC1,C2側、パルストランスT1,T2の一次側L1、誘導成分を有する回路素子L4を介して他方の半導体スイッチS2側にと電流が流れ、パルストランスT1,T2に入力される。このとき、一方の矩形波駆動信号12a,12a′出力は、対応する半導体スイッチング素子S1がオフしているため、この半導体スイッチング素子S1を介してコンデンサC1,C2側に電流が流れない。
【0040】
この点灯駆動において、外部電極蛍光ランプ14a,14bに対する矩形波電流(矩形波電圧)の供給・印加は、所定(たとえば180度)の位相ズレで行われる。すなわち、前記図2に模式的に示したように、パルストランスT1,T2に対する入力タイミング、対応したランプ電圧波形及びランプ電流波形は、パルストランスT1,T2に対しては一方側が反転されて非同期的(位相ズレ)に動作・入力している。ここで、並列配置されているパルストランスT1,T2に対して、非同期的(位相ズレ)に動作・入力するため、その入力電流波形のピーク値は、必然的に、大幅に低減化されて、前記図3に模式的に示したような電流波形となっている。そして、コンデンサC1,C2を介して位相ズレさせた矩形波電圧が連続的にパルストランスT1,T2に印加(パルストランスT1,T2に入力)され、二次側L2端子間に接続配置された外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する。
【0041】
この放電灯装置において、矩形波駆動信号12a,12bとし、5μs/div、5.0V/divを反転回路15a,15bによって位相をズラし、パルストランスT1,T2の一次端子L1側にそれぞれ印加した。なお、ここで、外面電極蛍光ランプ14a,14bは、たとえばガラス管外径3.2mm、長さ170mm、ランプ入力Vp−p2000Vの図6に図示した外部電極蛍光ランプである。この点灯動作において、点灯回路の放射ノイズを調べた結果、図4(a),(b)に図示した場合と同様であった。
【0042】
上記各実施例に係る放電灯装置は、半導体スイッチング素子S1,S2を介してパルストランスT1,T2に入力する電圧波形(矩形波信号電流)は、予め所要の位相差を付けられているため、ピーク電流値も低く抑制される一方、半導体スイッチング素子S1,S2のオン→オフで生じるサージパルスを回路内で抑制する。したがって、放射ノイズの発生が効果的に抑制・防止されるだけでなく、半導体スイッチング素子S1,S2の破壊・損傷なども防止され、安定、かつ周辺に悪影響を及ぼすことのない点灯が容易に確保される。
【0043】
なお、詳細な説明を省略するが、前記図9に図示した構成の外部電極蛍光ランプ14a,14bを点灯する回路構成においても、上記各実施例の駆動波形信号を位相差を付ける手段を付設することによって、同様に放射ノイズの低減などを図ることができた。
【0044】
本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を採ることができる。たとえば、並列的に配置するパルストランス数及び外部電極蛍光ランプ数は、3個以上であってもよい。この場合、各トランスに供給される矩形波駆動信号12a,12b、12a′,12b′、12a′′,12b′′、…は、相互の位相差が180度以下の任意の値に選定されている。
【0045】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明によれば、矩形波駆動信号によって、並列に配置された外部電極蛍光ランプを駆動・点灯するに当たり、各外部電極蛍光ランプに矩形波駆動信号が位相差を付けられて入力する構成を採っている。つまり、各外部電極蛍光ランプに対応するパルストランスには、位相をズラして矩形波電流(矩形波電圧)が選択的に反復・印加えされる回路構成となっている。したがって、各パルストランスに同期的に矩形波電流を入力(流す)場合に較べて、パルストランスに入力される矩形波電流のピーク値も低く抑えられるため、放射ノイズが低減化する。また、前記矩形波電流ピーク値の低減化は、半導体スイッチング素子のオン→オフで生じるサージパルスを容易に低減・回避できるので、サージパルスに伴う放射ノイズの抑制、及び半導体スイッチング素子の損傷・破損の恐れがなくなり、信頼性の高い放電灯装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図。
【図2】第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力タイミングチャート、ランプ電圧波形及びランプ電流波形を示す模式図。
【図3】第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力波形図。
【図4】(a),(b)は第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに印加する矩形波駆動信号の周波数と放射ノイズの関係例を示す特性図。
【図5】第2の実施例に係る放電灯装置の概略構成を示す回路図。
【図6】(a),(b)は外部電極蛍光ランプの要部構成例を示す断面図。
【図7】外部電極蛍光ランプの他の要部構成例を示す断面図。
【図8】従来の放電灯駆動装置の概略構成及び回路動作を説明するための回路図。
【図9】従来の放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力タイミングチャート、ランプ電圧波形及びランプ電流波形を示す模式図。
【図10】従来の放電灯装置のパルストランスに対する矩形波駆動信号の入力波形図。
【図11】(a),(b)は第1の実施例に係る放電灯装置のパルストランスに印加する矩形波駆動信号の周波数と放射ノイズの関係例を示す特性図。
【符号の説明】
11……直流電源
12a,12b,12a′,12b′……矩形波駆動信号
13……駆動信号回路
11a,11b……矩形波駆動信号
14a,14b……外部電極蛍光ランプ
15a,15b……反転回路
T1,T2……パルストランス
S1,S2……スイッチング素子
L3,L4……誘導成分を有する回路素子
Claims (2)
- 直流電源に直列に接続される駆動信号回路と、
前記駆動信号回路から出力される一対の矩形波駆動信号をそれぞれ入力する複数個のパルストランスと、
前記各パルストランスに入力する一対の矩形波駆動信号を互いに位相を異ならせる制御手段と、
前記駆動信号回路が出力する矩形波駆動信号に対応して介挿させた第1及び第2のスイッチング素子と、
前記各パルストランスの二次側端子間に接続配置された放電電極の少なくとも一方が発光管外周面に設けられた蛍光ランプと、
を有することを特徴とする放電灯装置。 - 位相を異ならせて矩形波駆動信号を入力する手段が、ダイオード素子、トランジスタ素子、MOSFET素子、フォトカプラーの群から選んだ少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の放電灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003042389A JP2004253247A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 放電灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003042389A JP2004253247A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 放電灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004253247A true JP2004253247A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33025678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003042389A Pending JP2004253247A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 放電灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004253247A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288872A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Rohm Co Ltd | インバータ装置ならびにそれを用いた発光装置および画像表示装置 |
JP2007288822A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Rohm Co Ltd | インバータならびにそれを用いた発光装置および画像表示装置、電源装置 |
-
2003
- 2003-02-20 JP JP2003042389A patent/JP2004253247A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288822A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Rohm Co Ltd | インバータならびにそれを用いた発光装置および画像表示装置、電源装置 |
JP2007288872A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Rohm Co Ltd | インバータ装置ならびにそれを用いた発光装置および画像表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2006120809A1 (ja) | 誘電体バリア放電ランプ点灯装置 | |
WO2007094179A1 (ja) | 誘電体バリア放電ランプ装置及び液晶用バックライト | |
JP3462306B2 (ja) | 冷陰極放電ランプおよびランプの点灯装置ならびに照明装置 | |
JP2001143662A (ja) | 蛍光ランプ | |
US20030146718A1 (en) | Image display apparatus and method for operating the same and lamp unit for image display apparatus | |
JP2004253247A (ja) | 放電灯装置 | |
JP2002231478A (ja) | 放電ランプ点灯装置および機器 | |
JP2004207491A (ja) | パルストランス及び放電灯点灯装置 | |
JP2002075674A (ja) | 放電灯駆動装置 | |
JP2000106144A (ja) | 内外電極形放電ランプおよび照明装置 | |
JP2003142285A (ja) | 放電灯装置 | |
JP2010061844A (ja) | 光源装置およびプロジェクタ | |
JPH06163006A (ja) | 蛍光ランプ装置 | |
JP2005005204A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3233278B2 (ja) | 放電ランプの点灯方法及び点灯装置 | |
WO2003039207A1 (fr) | Appareil a lampe a decharge | |
JP2002246194A (ja) | 放電灯駆動装置 | |
JP2002075675A (ja) | 放電灯駆動装置 | |
JP2003187995A (ja) | 放電灯装置 | |
JP2004215463A (ja) | 電源装置、バックライト装置、および液晶表示装置 | |
JP2000077033A (ja) | 蛍光ランプ及び照明装置 | |
JP2002367792A (ja) | 放電ランプ点灯装置および機器 | |
JP4123817B2 (ja) | バックライトシステム | |
JP2003217886A (ja) | 放電ランプ点灯装置および画像読取装置組込機器 | |
JP2003347081A (ja) | 誘電体バリア放電灯の点灯回路および照明装置 |