JP2002367792A - 放電ランプ点灯装置および機器 - Google Patents

放電ランプ点灯装置および機器

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JP2002367792A
JP2002367792A JP2001168225A JP2001168225A JP2002367792A JP 2002367792 A JP2002367792 A JP 2002367792A JP 2001168225 A JP2001168225 A JP 2001168225A JP 2001168225 A JP2001168225 A JP 2001168225A JP 2002367792 A JP2002367792 A JP 2002367792A
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discharge
discharge lamp
frequency pulse
lighting device
pair
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JP2001168225A
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Eiji Abe
英治 阿部
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のパルス点灯より高い発光効率が得られる
放電ランプ点灯装置およびこれを用いた機器を提供す
る。 【解決手段】内面側に蛍光体層を備えるとともに内部に
希ガスを主体とする放電媒体を封入した放電容器11、
および少なくとも一方は放電容器11の外面に配設され
た一対の電極13、13を備えた放電ランプDDLと、
正負の高周波パルス電圧を交互に出力して放電ランプD
DLの一対の電極13、13間に印加する高周波パルス
発生手段HFGとを具備している。高周波パルス発生手
段HFGは、一の高周波パルス電圧の印加による放電ラ
ンプDDLの発光が当該高周波パルス電圧の印加終了後
実質的に継続している期間中に、次の反対極性の高周波
パルス電圧を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は希ガスを主体とする
放電媒体を封入するとともに、少なくとも一方が外面に
配設された一対の電極を備えた放電ランプを点灯する放
電ランプ点灯装置およびこれを用いた機器に関する。
【0002】
【従来の技術】希ガスを封入した放電ランプは、希ガス
放電により放射される紫外線で蛍光体を発光させるもの
で、発光量が周囲温度に対する依存性が少ないので、低
温時の光束立ち上がり特性が良好であるという長所を有
しているが、水銀蒸気放電を利用する放電ランプに比べ
て発光効率が低いという問題がある。
【0003】これに対して、希ガス放電により発生した
紫外線で蛍光体層を励起して可視光を放射する放電ラン
プをパルス点灯することにより、発光効率が向上するこ
とが特開昭58−135563号公報、特開平2−17
4097号公報、特公平8−12794号公報および特
開平9−199285号公報などに記載されている。
【0004】図8は、従来の放電ランプ点灯装置を示す
回路図である。図において、放電ランプ点灯装置は、高
周波発生手段110および放電ランプ120によって構
成されている。
【0005】高周波発生手段110は、フライバック形
コンバータを主体として構成されていて、直流電源11
1、フライバックトランス112の1次巻線112aお
よびスイッチング手段113の直列閉回路を形成し、フ
ライバックトランス112の2次巻線112bの両端間
に放電ランプ120を接続している。なお、スイッチン
グ手段113は、ドライブ回路114により駆動されて
高周波スイッチングする。
【0006】放電ランプ120は、透光性放電容器12
1および一対の外部電極122、122を備えて構成さ
れている。透光性放電容器121の内部には希ガスを主
体とする放電媒体が封入され、また透光性放電容器12
1の内壁面に蛍光体層が形成されている。そして、一対
の外部電極122、122は、フライバックトランス1
12の2次巻線112bの両端に接続するとともに、そ
の一方が接地されている。
【0007】そうして、スイッチング手段113が駆動
回路114により駆動されて高周波スイッチングを行な
う中で、スイッチング手段113のオフ時にフライバッ
クトランス112の2次巻線112bに高周波電圧が誘
起され、負極性の高周波パルス電圧が放電ランプ120
の一対の外部電極122、122間に印加される。その
ため、放電ランプ120は、高周波パルス点灯を行な
う。
【0008】図9は、従来の放電ランプ点灯装置におけ
る各部の電圧、電流および発光の波形を示す波形図であ
る。図において、(a)は高周波パルス電圧、(b)は
ランプ電流、(c)は発光、の波形をそれぞれ示す。
【0009】放電ランプ120が点灯すると、希ガス放
電のアフターグローおよび蛍光体の残光により高周波パ
ルス電圧およびランプ電流の休止期間中も発光が徐々に
減少しながら所定時間継続する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
希ガス放電を利用する放電ランプをパルス点灯すること
により発光効率が向上するが、市場は一層高い発光効率
を要求していて、従来はこれに応えることができなかっ
た。
【0011】本発明は、従来のパルス点灯より高い発光
効率が得られる放電ランプ点灯装置およびこれを用いた
機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電ラ
ンプ点灯装置は、内面側に蛍光体層を備えるとともに内
部に希ガスを主体とする放電媒体を封入した放電容器、
および少なくとも一方は放電容器の外面に配設された一
対の電極を備えた放電ランプと;正負の高周波パルス電
圧を交互に出力して放電ランプの一対の電極間に印加す
る高周波パルス発生手段と;を具備していることを特徴
としている。
【0013】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0014】<放電ランプについて>放電ランプは、少
なくとも放電容器、放電媒体および一対の電極を備え、
一対の電極の少なくとも一方が放電容器の外面に配設さ
れているとともに、放電容器の内部に封入される放電媒
体が希ガスを主体としていて、いわゆる誘電体バリア放
電を行なう構成である。
【0015】(放電容器について)放電容器は、その材
質が気密性と動作温度に対する耐熱性とを備えている誘
電体であればどのようなものであってもよいが、通常は
軟質ガラス、硬質ガラスまたは半硬質ガラスが用いられ
る。照明に可視光を利用する場合には、利用する可視光
のみを透過すればよい。また、照明に紫外線を利用する
場合は、石英ガラスなどの紫外線透過性の放電容器を用
いることができる。なお、ここで「照明」とは、放電ラ
ンプの発光を利用することの全てを意味する広い概念で
ある。
【0016】また、放電容器の形状は、制限されない。
したがって、放電容器は、その照明の目的に応じて所望
の形状をなしていることが許容される。たとえば、管
状、平板状などをなすことができる。管状であっても、
直管、曲管のいずれであってもよい。さらに、曲管は円
環形、半円形、U字形、W字形、鞍形またはスパイラル
形などをなしていることができる。また、放電ランプが
管状をなる場合であっても、管の太さおよび長さは任意
であり、用途に適したサイズを選定すればよい。
【0017】(蛍光体層について)蛍光体層は、放電容
器の内面側に形成される。蛍光体の種類は、放電ランプ
の用途に応じて既知の蛍光体の中から自由に選択するこ
とができる。たとえば、読取用の場合、カラー用におい
ては3波長発光形蛍光体を用いることができる。また、
モノクローム用においては緑色発光形の蛍光体を用いる
ことができる。なお、「放電容器の内面側」とは、放電
容器の内面に直接蛍光体層を形成するばかりでなく、放
電容器の内面にまず保護膜を形成し、その上に蛍光体層
を形成するなど、間接的に蛍光体層を形成することを許
容する意味である。
【0018】(放電媒体について)放電媒体は、希ガス
を主体としている。希ガスとしては、キセノンが好まし
いが、要すればクリプトン、アルゴン、ネオンおよびヘ
リウムのいずれか1種または任意の複数種を混合して用
いることができる。なお、「希ガスを主体とする」と
は、希ガスに加えてハロゲンなどを含むことを許容し、
放電の主体が希ガスによるものであればよいことを意味
する。
【0019】(一対の電極について)一対の電極は、少
なくともその一方が放電容器の外面に配設されている。
以下、便宜上、放電容器の外面に配設されている電極を
「外部電極」、放電容器の内部に配設されている電極を
「内部電極」という。一対の電極の態様としては、一対
の電極がともに外部電極の態様、および一方が外部電極
で他方が内部電極の態様を採用することができる。一対
の電極のうち少なくとも一方が外部電極であれば、放電
容器の壁を誘電体とする静電容量が電極間に介在するの
で、誘電体バリヤ放電を生起させることができる。
【0020】外部電極は、放電容器の外面にほぼ接触し
て配設される。そして、好適には導電性薄膜からなる。
導電性薄膜としては、アルミニウム、銀、銅などの導電
性金属の箔、後述する透光性樹脂シートに被着した導電
性金属の蒸着膜、めっき膜や導電性金属箔、導電性ペー
ストをスクリーン印刷して形成した塗布膜、ITO膜、
NESA膜などを利用することができる。外部電極が導
電性薄膜からなる場合、外部電極をリボン状に形成して
もよいし、波形状などの異形形状にすることもできる。
【0021】しかし、外部電極は、導電性薄膜に限定さ
れるものではなく、要すればコイル、メッシュ構造体な
どの導電物質製であって、放電容器の外面にほぼ接触し
て配設される形態にすることができる。なお、外部電極
が放電容器の外面に「ほぼ接触して配設されている」と
は、外部電極の全体が放電容器の表面の外面に接触して
いることが望ましいが、これは必須要件ではなく、概ね
において外部電極が放電容器の外面に接触していればよ
いことを意味する。さらに、外部電極は、少なくともそ
の一部が放電容器の長手方向すなわち軸方向に延在して
いる大きさを備えていることができる。そして、放電容
器の外周方向においては、全周または外周の一部をなす
角度範囲内に配設することができる。さらにまた、外部
電極がコイル、メッシュ構造体および透明導電膜により
構成されている場合、これらの構成は外部電極を透過し
て、または外部電極の隙間を通過して、光が外部に導出
されるので、放電容器の全周に配設することができる。
これに対して、外部電極が金属箔により構成されている
場合、予め金属箔を後述する透光性樹脂シートの一面に
貼着し、透明樹脂シートに塗布した粘着剤によって放電
容器の外面に貼着することによって配設することができ
る。しかし、金属箔を直接放電容器の外面に貼着するこ
ともできる。さらに、放電容器の軸方向に対して外部電
極の幅が変化していてもよい。
【0022】次に、外部電極を放電容器の外面に接触さ
せるには、予め外部電極の接触面に粘着剤を被着させて
おき、粘着剤によって放電容器に貼着することができ
る。しかし、放電容器の外部電極接触予定部に接着剤を
塗布し、その上から外部電極を貼着してもよい。さら
に、粘着剤や接着剤を用いないで、単に外部電極を接触
予定部に当接し、その上から放電容器の全周にわたって
粘着剤を施与した透光性樹脂シートを巻き付けてもよ
い。
【0023】さらに、対をなす電極の配置について説明
する。すなわち、電極配置は、以下に示す種々の態様の
中から任意に選択することができる。
【0024】1 内外電極形配置 内外電極形配置は、一または複数の内部電極と、一また
は複数の外部電極とを組にした電極配置である。また、
この配置は、内部電極が短寸のものと、放電容器の長手
方向に沿って延在する長寸のものとに分かれる。
【0025】(1)短寸の内部電極を用いる電極配置 この電極配置においては、通常の内部電極形の蛍光ラン
プに使用するのと同様な短寸の電極を用いる。
【0026】(1−1)放電容器の一端に単一の内部電
極を配置し、放電容器の外面に単一の外部電極を配置す
る電極配置 (1−2)放電容器の両端に一対の内部電極を配置し、
放電容器の外面に単一の外部電極を配置する電極配置 この電極配置の場合、一対の内部電極をともに点灯回路
の一極に接続し、外部電極を点灯回路の他極に接続する
構成と、一対の点灯回路を用意してそれぞれの点灯回路
の一極を内部電極に別に接続し、外部電極を一対の点灯
回路の他極に同電位にして接続する構成とがある。
【0027】(1−3)放電容器の両端に内部電極を配
置し、放電容器の外面に一対の外部電極を配置する電極
配置 この電極配置の場合、内部電極と外部電極とを1対1で
対向させる。
【0028】(1−4)放電容器の両端および中間にそ
れぞれ内部電極を配置し、単一の外部電極を共通に対向
させる配置 (1−5)放電容器の両端および中間にそれぞれ内部電
極を配置し、放電容器の外面に内部電極に対向する外部
電極を配置する電極配置 (2)長寸の内部電極を用いる電極配置 この電極配置においては、放電容器の長手方向の実質的
全長にわたって延在する長さの内部電極を用いる。内部
電極の両端が放電容器の両端を気密に貫通して外部に導
出されている構造と、内部電極の一端のみが放電容器の
一端を気密に貫通して外部に導出されているが、他端は
放電容器の他端近傍の内部に位置している構造とがあ
る。
【0029】2 外部電極形配置 この配置は、放電容器の外面に一対の外部電極を離間対
向して配置する。外部電極は、一対または複数対を放電
容器の長手方向に沿って配置することができる。なお、
アパーチャ形の場合は、外部電極をアパーチャからの光
投射を実質的に阻止しないように配置しなければならな
い。
【0030】一対の電極は、少なくともその一方が放電
容器の内部に放電媒体を通じて放電を生起するように配
設されているのであれば、放電容器の内部および外部の
いずれであってもよい。
【0031】<高周波パルス発生手段について>高周波
パルス発生手段は、放電ランプに所要値の電圧、所要の
電力で、かつ、反対極性の高周波パルスエネルギーを交
互に供給して誘電体バリヤ放電を行なわせる手段であ
リ、その回路構成は限定されない。たとえば、高周波で
スイッチングすることにより高周波パルス電圧を発生す
るスイッチング手段、および高周波電圧を出力する出力
トランスを備え、出力トランスの2次巻線に誘起する高
周波パルス電圧を出力するように構成することができる
なお、本発明において「高周波」とは、1KHz以上の
周波数をいい、好ましくは20〜100KHzをいう。
また、放電ランプが複数対の電極を備えている場合に
は、複数の高周波パルス発生手段を用いる。この場合、
単一の出力トランスに複数の2次巻線を配設して、各2
次巻線を複数の放電ランプに接続するようにした構成を
含む。高周波パルス電圧が十分な休止期間のあるランプ
電流が通流するようにデューティを調整することがで
き、その結果ランプ電流の休止期間中に放電ランプに十
分なアフターグローを生じさせることができる。
【0032】高周波を発生するための回路方式として
は、各種のインバータやスイッチングレギュレータを用
いるのが一般的であるが、これに限定されるものではな
く、たとえば発振器および電力増幅器から構成されてい
る高周波発生手段であってもよい。
【0033】また、高周波発生手段は、正負の高周波パ
ルス電圧を交互に出力するように構成されている。誘電
体バリヤ放電を行なう放電ランプは、少なくとも一方の
電極が外部電極であって、印加電圧を高くしなければな
らないので、昇圧形の出力トランスを用いて昇圧するよ
うに構成すると都合がよい。このような構成において
は、出力トランスの1次側で交互の高周波パルス電圧を
発生するように切り換えなどの制御をして高周波発生動
作を行なうように構成することができる。1次側におい
て制御する構成は動作電圧が低いので、回路を比較的に
安価に構成することが可能になる。しかし、要すれば、
出力トランスの2次側で交互の高周波パルス電圧を発生
するように制御して高周波発生動作を行なうように構成
することもできる。
【0034】さらに、放電ランプがアフターグローを生
じるよう高周波パルス電圧の休止期間を十分に確保する
ために、高周波パルス電圧のオンデューティを適切に設
定することが好ましい。このため、スイッチング手段の
デューティを所望に制御することができる。なお、スイ
ッチング手段のスイッチング制御は、他励形および自励
形のいずれであってもよい。
【0035】<本発明の作用について>放電ランプは、
高周波パルス電圧が少なくとも一方が外部電極からなる
一対の電極間に印加されると、放電容器の壁を誘電体と
した誘電体バリヤ放電が放電容器内に発生して、パルス
状のランプ電流が高周波発生手段から放電ランプに流入
する。そして、放電により放電媒体から紫外線が放射す
る。そして、放電容器の内面側の蛍光体層を紫外線が照
射するので、蛍光体が励起されて可視光など紫外線より
波長の相対的に長いたとえば可視光などの光を発生す
る。この光を外部へ導出して利用することができる。
【0036】上記パルス電流が流れ終わった後も放電ラ
ンプ内の誘電体バリヤ放電は継続する。これをアフター
グローという。アフターグローは、時間とともに減衰し
てやがて終了する。このアフターグローを利用すること
により、発光効率を高めることが可能になる。
【0037】本発明においては、正負の高周波パルス電
圧が交互に放電ランプに印加されるので、従来の正負い
ずれか一方の極性の高周波パルス電圧を印加するのに比
べて、一つの放電ランプに対して二つの高周波発生手段
を配設したのと同様な動作が行なわれる。すなわち、一
方の極性の高周波パルス電圧が印加された後に適当な時
間差すなわち休止期間の後に、他方の極性の高周波パル
ス電圧が印加されるといった具合に、反対極性の高周波
パルス電圧の印加が交互に行なわれる。したがって、い
ずれか一方の極性の高周波パルス電圧における一周期中
に放電ランプが2度誘電体バリヤ放電を行なうことにな
る。その間、高周波パルス電圧の印加の結果、流れるラ
ンプ電流が後述するように低減することがなくなり、紫
外線放射の実質的な低下を生じない。このため、蛍光体
層の紫外線照射によって蛍光体を高い効率で励起するこ
とができる。しかも、上記の一周期の間に2回紫外線放
射が行なわれる。
【0038】これに対して、従来の放電ランプ点灯装置
において、高周波パルス電圧の発生周期をたとえば1/
2すなわち繰り返し周波数を2倍にした場合にも、単位
時間内に印加される高周波パルス電圧の印加回数を本発
明におけるのと同じにすることができる。ところが、放
電ランプのランプ電圧が約1/2に低下する。これに伴
ってランプ電流のピーク値も低くなり、発光効率が低下
してしまうという問題がある。
【0039】請求項2の発明の放電ランプ点灯装置は、
高周波パルス発生手段は、一の高周波パルス電圧の印加
による放電ランプの発光が当該高周波パルス電圧の印加
終了後実質的に継続している期間中に、次の反対極性の
高周波パルス電圧を発生することを特徴としている。
【0040】本発明においては、高周波パルス電圧の周
期を発光の実質的継続期間との関係において規定してい
る。すなわち、前の高周波パルス電圧の印加に伴う発光
が、当該印加の終了後実質的に継続している間に、反対
極性の次の高周波パルス電圧が放電ランプの電極間に印
加されるように構成されている。なお、発光が「実質的
に継続している」とは、発光ピークの10%以上の発光
が残存している状態をいう。発光が継続しているとき
に、次の反対極性の高周波パルス電圧が印加されて再び
励起されるため、蛍光体の発光効率が高くなる。
【0041】請求項3の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1または2記載の放電ランプ点灯装置において、
高周波パルス発生手段は、共通の2次巻線および一対の
1次巻線を備えた出力トランス、各1次巻線に対してス
イッチされた電流を交互に通流させる一対のスイッチン
グ手段、ならびに各1次巻線に流れる電流を一方向に規
制する電流通流方向規制手段を備えていることを特徴と
している。
【0042】本発明は、正負の高周波パルス電圧を交互
に出力するための好適な回路構成を規定している。
【0043】出力トランスは、少なくとも一対の1次巻
線と共通の2次巻線とを備えている。しかし、所要によ
り、制御のための3次巻線や複数の放電ランプに高周波
パルス電圧を供給するために複数の2次巻線を備えてい
ることが許容される。また、出力トランスの2次巻線に
誘起する出力電圧を印加することによって、放電ランプ
が誘電体バリヤ放電を行なうので、2次巻線に誘起され
る電圧を高く設定する必要があり、したがって出力トラ
ンスは、昇圧形である。
【0044】また、出力トランスの一対の1次巻線は、
2次巻線に反対極性の電圧を誘起するように、その極性
が設定される。すなわち、それぞれの1次巻線に同一方
向の電流を通流する場合には互いに極性を異なるように
巻装する。それぞれの1次巻線に通流する電流の通流方
向が異なる場合には、同一極性に巻装する。
【0045】スイッチング手段は、各1次巻線に対して
それぞれ配設され、各1次巻線に通流する電流を所定周
期で、かつ、互いに位相をずらして、交互にスイッチン
グする。そして、電圧ドライブ形および電流ドライブ形
のいずれの半導体スイッチ素子をも用いることができ
る。前者としては、たとえばMOSFETが該当する。
また後者としては、たとえばバイポーラトランジスタが
該当する。しかし、電力変換効率を高くして、高周波発
生手段を小形化するためには、前者の方が有利である。
【0046】電流通流方向規制手段は、各1次巻線に流
れる電流を一方向に規制するための手段であり、スイッ
チング手段が電流通流方向規制機能を有する場合には、
スイッチング手段がこれを兼ねることができる。しか
し、スイッチング手段が電流通流方向規制機能を有する
場合であっても、耐圧を高めるなどの目的のために、ス
イッチング手段とは別に電流通流方向規制手段を用いる
ことができる。これに対して、MOSFETの場合に
は、寄生ダイオードを通じて逆電流が流れるので、これ
と別に電流通流方向規制手段を直列に接続する必要があ
る。また、電流通流方向規制手段として用いることがで
きる最も一般的な素子は、ダイオードであるが、これに
限定されない。
【0047】以上説明した出力トランスの一方の1次巻
線およびスイッチング手段は、一方の直流−高周波間変
換回路を構成するよう直流電源に所要に接続される。直
流−高周波間変換回路としては、たとえばフライバック
形、フォワード形、プッシュプル形およびフルブリッジ
形などの既知の回路方式を適宜採用することができる。
他方の1次巻線においてもスイッチング手段および直流
電源と所要に接続して、他方の直流−高周波間変換回路
を構成する。しかし、出力トランスの2次巻線は、一方
および他方の直流−高周波間変換回路に対して共通に作
用する。また、一方および他方のスイッチング手段は、
そのスイッチングが同一の周期で、かつ、位相差をもっ
て行なわれるように制御する。
【0048】そうして、本発明においては、一方の1次
巻線およびスイッチング手段が高周波間変換動作をする
と、出力トランスの2次巻線に一方の極性の高周波パル
ス電圧を生じる。また、他方の1次巻線およびスイッチ
ング手段が高周波間変換動作をすると、出力トランスの
2次巻線に他方の極性の高周波パルス電圧を生じる。そ
して、これらの高周波パルス電圧は、交互に発生する。
したがって、放電ランプの一対の電極間に印加され、誘
電体バリヤ放電が生起する。なお、一方のスイッチング
手段のスイッチングにより一方の1次巻線に電流が通流
すると、2次巻線に高周波パルスが誘起されるだけでな
く、他方の1次巻線に逆方向の電流が流れようとする
が、電流通流方向規制手段がこれを阻止する。このた
め、2次巻線から所要の高周波パルス電圧を効果的に取
り出すことができる。
【0049】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1〜3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置に
おいて、正負の高周波パルス電圧は、それぞれの極性ご
とに繰り返し周波数が20〜100kHzであることを
特徴としている。
【0050】本発明は、好適な繰り返し周波数を規定し
ている。繰り返し周波数が20kHz未満では可聴周波
数のため、可聴ノイズの問題を生じ、100kHz超で
は放射ノイズが比較的多くなる。
【0051】そうして、本発明においては、繰り返し周
波数が上記の範囲であるため、放電ランプ点灯装置の設
計が容易で、比較的安価に得られる。
【0052】請求項5の発明の機器は、機器本体と;機
器本体に装備された請求項1ないし4のいずれか一記載
の放電ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴と
している。
【0053】本発明は、内部に希ガスを主体とする放電
媒体を封入した気密な放電容器、および少なくとも一方
は放電容器の外面に配設された一対の電極を備え、放電
ランプ点灯装置の出力端に接続された放電ランプの発光
を利用する目的のあらゆる機器に適応するものである。
【0054】「機器本体」とは、機器を構成する全ての
要素から放電ランプ点灯装置を除いた部分をいう。
【0055】機器としては、たとえば照明器具、画像読
取装置およびこれを組み込んだファクシミリ、スキャナ
および複写機など、液晶などのバックライト装置、なら
びに車載用計器の指針などである。
【0056】特に本発明において用いる放電ランプは、
少なくとも一方の電極が放電容器の外面に配設されてい
る外面電極であるから、電極の間に形成されるスリット
から外部に導出する構成を採用しやすいので、画像読取
装置やバックライト装置に好適である。しかし要すれ
ば、外面電極を透光性または外部電極内の隙間を光が出
射するような構成にすれば、発光の導出に指向性がなく
なるので、指向性のない方が設計しやすい照明器具など
として利用することもできる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0058】図1は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態を示す回路図である。
【0059】図2は、同じく放電ランプの正面図であ
る。
【0060】図3は、同じく放電ランプの拡大横断面図
である。
【0061】図4は、同じく放電ランプの外部電極およ
び透光性樹脂シートの展開図である。
【0062】図1において、DC1は第1の直流電源、
DC2は第2の直流電源、HFGは高周波発生手段、D
DLは放電ランプである。
【0063】<第1および第2の直流電源DC1、DC
2について>第1および第2の直流電源DC1、DC2
は、それぞれ商用交流を整流し、平滑化してなり、負極
が接地されている。なお、C1、C2は平滑コンデンサ
である。
【0064】<高周波発生手段HFGについて>高周波
発生手段HFGは、昇圧形の出力トランスTおよびスイ
ッチング手段Q1、Q2、電流通流方向規制手段D1、
D2およびドライブ回路GDCを備えている。出力トラ
ンスTは、図示極性の一対の1次巻線wp1、wp2お
よび共通の2次巻線wsを備えた絶縁形として構成され
ている。スイッチング手段Q1、Q2は、それぞれMO
SFETからなる。電流通流方向規制手段D1、D2
は、それぞれダイオードからなる。ドライブ回路GDC
は、スイッチング手段Q1、Q2のゲート・ソース間に
ゲートドライブ信号を供給する。ゲートドライブ信号G
DS1、GDS2は、同一繰り返し周波数で、かつ、位
相が異なる。
【0065】また、出力トランスTの第1の1次巻線w
p1、電流通流方向規制手段D1およびスイッチング手
段Q1は、直列接続して第1の直流電源DC1の両極間
に接続している。同様に、出力トランスTの第2の1次
巻線wp2、電流通流方向規制手段D2およびスイッチ
ング手段Q2は、直列接続して第2の直流電源DC2の
両極間に接続しているなお、第1および第2の直流電源
DC1、DC2の負極は接地されている。
【0066】<放電ランプDDLについて>放電ランプ
DDLは、その一対の外部電極13、13が出力トラン
スTの2次巻線wsの両端間に接続することにより、高
周波発生手段HFGから付勢されるように構成されてい
る。
【0067】また、放電ランプDDLは、放電容器1
1、蛍光体層12、一対の外部電極13、13、アパー
チャ14、透光性樹脂シート15、透光性絶縁チューブ
16を具備している。
【0068】放電容器11は、細長くて両端が気密に封
止されたたとえば直径8mm、実効長さ272mmのガ
ラスバルブ11aからなり、一端に排気チップオフ部1
1bを備え、内部に放電媒体としてキセノンが封入され
ている。
【0069】蛍光体層12は、放電容器11の内面に長
手方向に沿ったスリット状の部分を除いて形成されてい
る。
【0070】一対の外部電極13、13は、それぞれア
ルミニウム箔からなり、図4に示すように、蛇行して波
形状をなしているが、全体としては図2および図3に簡
略化して示すように、平行に離間対向して放電容器11
の外面に貼着することにより配設されている。そして、
外部電極12は、予め後述する透光性樹脂シート15の
一面に貼着され、透光性樹脂シート15を放電容器11
の外周に巻き付けることによって放電容器11の外面の
所定位置に配設される。
【0071】また、外部電極13は、波形状の電極主部
13a、端子接続部13bおよび端子13cからなる。
電極主部13aは、波形状をなして放電容器11の長手
方向の大部分にわたり延在するように構成されている。
端子接続部13bは、電極主部13aの一端に接続して
配設され、端子13cとの接触面積が大きくなるように
方形状に形成されている。端子13cは、端子接続部1
3bに導電性接着剤により接着されているとともに、透
光性樹脂シート15および透光性熱収縮チューブ16か
ら外部へ突出している。
【0072】アパーチャ14は、放電容器11の長手方
向に沿って蛍光体層12がスリット状に形成されていな
い部分により形成されている。したがって、放電容器1
1のアパーチャ14の部分は、ガラスバルブ11aを介
して放電容器11の内部が素通しになって見える。
【0073】透光性樹脂シート15は、透明なPETか
らなり、放電容器11の実質的全長にわたる長さで、か
つ、放電容器11の周囲方向に対してアパーチャ14の
上から被覆するような幅を有している。上述したよう
に、一面に一対の外部電極13、13を所定間隔で貼着
し、さらにその上にアクリル系粘着剤を施与して放電容
器11の外面に貼着されている。これにより一対の外部
電極13、13は、アパーチャ14を挟んでその両側位
置に配設されるが、アパーチャ14の上にも透光性樹脂
シート15が貼着されている。
【0074】透光性絶縁チューブ16は、透明フッ素樹
脂からなり、外部電極13、13およびアパーチャ14
の上から放電容器11の全周を被覆している。
【0075】<回路動作について>高周波発生手段HF
Gは、ドライブ回路GDCから交互に供給されるゲート
ドライブ信号GDS1、GDS2によってスイッチング
手段Q1、Q2が交互にスイッチングすることにより、
出力トランスTの2次巻線ws間に高電圧の正負の高周
波パルス電圧を交互に誘起して出力する。さらに詳述す
ると、ドライブ回路GDCからゲートドライブ信号GD
S1が出力してスイッチング手段Q1のゲート・ソース
間に印加すると、スイッチング手段Q1がオンし、直流
電源DC1から第1の1次巻線wp1に電圧が印加され
て、1次電流が流れ、第1の1次巻線wp1の自己イン
ダクタンスに電磁エネルギーが蓄積される。ゲートドラ
イブ信号GDS1が終了してスイッチング手段Q1がオ
フすると、蓄積されていた電磁エネルギーが放出され
て、2次巻線wsに負極性の2次電圧が誘起されて放電
ランプDDLに印加されるので、放電ランプDDLは誘
電体バリヤ放電を生じて負極性の2次電流が流れる。適
当な休止期間の後に、今度はドライブ回路GDCからゲ
ートドライブ信号GDS2が出力してスイッチング手段
Q2のゲート・ソース間に印加すると、スイッチング手
段Q2がオンし、直流電源DC2から第2の1次巻線w
p2に電圧が印加されて、1次電流が流れ、第2の1次
巻線wp2の自己インダクタンスに電磁エネルギーが蓄
積される。ゲートドライブ信号GDS2が終了してスイ
ッチング手段Q2がオフすると、蓄積されていた電磁エ
ネルギーが放出されて、2次巻線wsに正極性の2次電
圧が誘起されて放電ランプDDLに印加されるので、放
電ランプDDLは誘電体バリヤ放電を生じて正極性の2
次電流が流れる。
【0076】図5は、本発明の放電ランプ点灯装置の一
実施形態におけるスイッチング手段の動作を説明するタ
イミングチャートである。図において、(a)はゲート
ドライブ信号GDS2、(b)はゲートドライブ信号G
DS1、(c)はスイッチング手段Q2のスイッチン
グ、(d)はスイッチング手段Q1のスイッチング、
(e)はランプ電圧すなわち出力トランスTの出力電
圧、をそれぞれ示す。
【0077】図6は、本発明の放電ランプ点灯装置の一
実施形態におけるランプ電圧、ランプ電流および発光の
波形を示す波形図である。図において、(f)はランプ
電圧、(g)はランプ電流、(h)は発光、をそれぞれ
示す。なお、(F)のランプ電圧は、図5の(e)と同じ
である。
【0078】図から理解できるように、放電ランプが実
質的に発光の継続中に反対極性のランプ電流が流れるの
で、再び発光が発生していて、連続的に発光している。
本実施形態においては、図8に示す従来の放電ランプ点
灯装置と比較して10%以上の発光効率向上が得られ
た。
【0079】図7は、本発明の照明装置の一実施形態と
しての画像読取装置を示す概念的断面図である。
【0080】図において、21は画像読取光学系、22
は信号処理装置、23は原稿載置面、24は点灯回路、
25はケースである。
【0081】画像読取光学系21は、本実施形態におい
ては蛍光ランプ21a、ミラー21b、集積レンズ21
cおよび電荷結合素子21dを主たる構成要素としてい
る。なお、図示しないが、蛍光ランプ、セルフォニック
レンズおよび電荷結合素子を主たる構成要素とすること
もできる。蛍光ランプ21aは、図2ないし図4に示す
構造である。そして、そのアパーチャから出射した光
は、原稿載置面23を介して図示しない原稿に向けて照
射される。原稿からの反射光は、ミラー21bで所定方
向へ反射され、集積レンズ21cで集光され、電荷結合
素子21dすなわちCCDで受光されるように配置され
ている。
【0082】信号処理装置22は、受光手段21bの出
力信号を処理して画像信号を形成する。
【0083】点灯回路24は、蛍光ランプ21aを高周
波で点灯する。
【0084】ケース25は、以上の各構成要素を内部に
収納している。
【0085】そうして、画像読取光学系21と、原稿載
置面23とを相対的に走査する。すなわち、いずれか一
方または双方が反対方向へ図示しない駆動機構により駆
動されて移動していく過程で、電荷結合素子21dが移
動方向に対して直角方向に順次原稿面からの反射光を受
光して行く。なお、本実施形態の画像読取装置は、複写
機、イメージスキャナおよびファクシミリなどのOA機
器に適応する。
【0086】
【発明の効果】請求項1ないし4の各発明によれば、内
面側に蛍光体層を備え内部に希ガスを主体とする放電媒
体を封入した放電容器、および少なくとも一方は放電容
器の外面に配設された一対の電極を備えた放電ランプ
と、正負の高周波パルス電圧を交互に出力して放電ラン
プの一対の電極間に印加する高周波パルス発生手段とを
具備していることにより、いずれか一方の極性の高周波
パルス電圧における一周期中に放電ランプが2度誘電体
バリヤ放電を行なうとともに、流れるランプ電流が低減
することがなく、紫外線放射の低下もないため、蛍光体
層の紫外線照射によって蛍光体を高い効率で励起する放
電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0087】請求項2の発明によれば、加えて高周波パ
ルス発生手段が一の高周波パルス電圧の印加による放電
ランプの発光が当該高周波パルス電圧の印加終了後実質
的に継続している期間中に、次の反対極性の高周波パル
ス電圧を発生することにより、発光が継続しているとき
に、次の反対極性の高周波パルス電圧が印加されて再び
励起されるため、蛍光体の発光効率が高くなる放電ラン
プ点灯装置を提供することができる。
【0088】請求項3の発明によれば、加えて高周波パ
ルス発生手段が共通の2次巻線および一対の1次巻線を
備えた出力トランス、各1次巻線に対してスイッチされ
た電流を交互に通流させる一対のスイッチング手段、な
らびに各1次巻線に流れる電流を一方向に規制する電流
通流方向規制手段を備えていることにより、簡単な回路
構成で正負の高周波パルス電圧を交互に出力する放電ラ
ンプ点灯装置を提供することができる。
【0089】請求項4の発明によれば、加えて正負の高
周波パルス電圧がそれぞれの極性ごとに繰り返し周波数
が20〜100kHzであることにより、回路設計が容
易で、比較的安価に放電ランプ点灯装置を提供すること
ができる。
【0090】請求項5の発明によれば、機器本体および
機器本体に装備された請求項1ないし5の放電ランプ点
灯装置を具備していることにより、請求項1ないし4の
発明の効果を有する機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
を示す回路図
【図2】同じく放電ランプの正面図
【図3】同じく放電ランプの拡大横断面図
【図4】同じく放電ランプの外部電極および透光性樹脂
シートの展開図
【図5】本発明の放電ランプ点灯装置の一実施形態にお
けるスイッチング手段の動作を説明するタイミングチャ
ート
【図6】本発明の放電ランプ点灯装置の一実施形態にお
けるランプ電圧、ランプ電流および発光の波形を示す波
形図
【図7】本発明の照明装置の一実施形態としての画像読
取装置を示す概念的断面
【図8】従来の放電ランプ点灯装置を示す回路図
【図9】従来の放電ランプ点灯装置におけるランプ電
圧、ランプ電流および発光の波形を示す波形図
【符号の説明】
11…放電容器 13…外部電極 D1…電流通流方向規制手段 D2…電流通流方向規制手段 DC1…第1の直流電源 DC2…第2の直流電源 DDL…放電ランプ GDC…ドライブ回路 HFG…高周波発生手段 Q1…スイッチング手段 Q2…スイッチング手段 T…出力トランス wp1…第1の1次巻線 wp2…第2の1次巻線 ws…2次巻線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面側に蛍光体層を備えるとともに内部に
    希ガスを主体とする放電媒体を封入した放電容器、およ
    び少なくとも一方は放電容器の外面に配設された一対の
    電極を備えた放電ランプと;正負の高周波パルス電圧を
    交互に出力して放電ランプの一対の電極間に印加する高
    周波パルス発生手段と;を具備していることを特徴とす
    る放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】高周波パルス発生手段は、一の高周波パル
    ス電圧の印加による放電ランプの発光が当該高周波パル
    ス電圧の印加終了後実質的に継続している期間中に、次
    の反対極性の高周波パルス電圧を発生することを特徴と
    する請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】高周波パルス発生手段は、共通の2次巻線
    および一対の1次巻線を備えた出力トランス、各1次巻
    線に対してスイッチされた電流を交互に通流させる一対
    のスイッチング手段、ならびに各1次巻線に流れる電流
    を一方向に規制する電流通流方向規制手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の放電ランプ点
    灯装置。
  4. 【請求項4】正負の高周波パルス電圧は、それぞれの極
    性ごとに繰り返し周波数が20〜100kHzであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の放電ラ
    ンプ点灯装置。
  5. 【請求項5】機器本体と;機器本体に装備された請求項
    1ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004112444A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 Harison Toshiba Lighting Corporation 放電灯点灯装置
WO2023286344A1 (ja) * 2021-07-12 2023-01-19 ウシオ電機株式会社 光源装置、誘電体バリア放電ランプの点灯回路、誘電体バリア放電ランプの点灯方法

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