JP2004252886A - 基準電圧発生回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源電圧除去比の小さく、安定な基準電圧を発生することが困難電圧あった。
【解決手段】定電流回路11の出力端にはキャパシタ12を用いたローパス・フィルタLPFが接続されている。このローパス・フィルタLPFを通して基準電圧発生部13に電源を供給することにより、基準電圧発生部13では除去しきれない高周波の電源電圧変動が基準電圧発生部13に供給されることが防止される。このため、全体としての電源電圧除去能力を向上できる。
【選択図】 図1
【解決手段】定電流回路11の出力端にはキャパシタ12を用いたローパス・フィルタLPFが接続されている。このローパス・フィルタLPFを通して基準電圧発生部13に電源を供給することにより、基準電圧発生部13では除去しきれない高周波の電源電圧変動が基準電圧発生部13に供給されることが防止される。このため、全体としての電源電圧除去能力を向上できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDC/DCコンバータICに適用される基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば出力トランジスタを内蔵し電圧を低下させるタイプの所謂Buck型DC/DCコンバータICが開発されている。このBuck型DC/DCコンバータICは、DC/DCコンバータのスイッチング動作に同期して平均負荷電流以上に電源電流が変化する。電源電流が変化すると、ICチップ外部とICチップを接続する例えばボンディングワイアなどの電気抵抗やインダクタンスによって電圧が降下したり変化したりする。このため、ICチップに供給される電源電圧がDC/DCコンバータのスイッチングに同期して変化する。
【0003】
図6は、この種のDC/DCコンバータに適用される従来の基準電圧発生回路の一例を示している。この基準電圧発生回路は、誤差増幅器1と、電圧検出回路2とにより構成されている。誤差増幅器1は電源端子3と接地端子4との間に接続され、反転入力端と非反転入力端は電圧検出回路2の出力端に接続されている。誤差増幅器1の出力端は、出力端子5に接続され、電圧検出回路2の入力端は、出力端子5、6に接続されている。出力端子6は接地端子4に接続され、さらに出力端子5、6にはDC/DCコンバータ7が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の基準電圧発生回路において、DC/DCコンバータ7のスイッチング動作に応じて発生する高周波雑音は電源電圧に重畳される。この高周波雑音が重畳された電源電圧は誤差増幅器1に供給される。このため、誤差増幅器1から出力される基準電圧に高周波雑音が重畳される。したがって、この基準電圧発生回路は、高い電源電圧除去比を得ることが困難である。
【0005】
このように、従来の基準電圧発生回路は、DC/DCコンバータから発生される高周波雑音により電源電圧の変動を受け易い、すなわち、電源電圧除去比が小さい。このように電源電圧除去比が小さい基準電圧発生回路をDC/DCコンバータに適用した場合、基準電圧発生回路から発生される基準電圧がDC/DCコンバータのスイッチング動作に同期して変化する。このため、DC/DCコンバータの出力電圧が設計値と異なり、出力電圧が安定しないなどの問題を生じる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電源電圧除去比が大きく、安定な基準電圧を発生することが可能な基準電圧発生回路を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の基準電圧発生回路は、上記課題を解決するため、電源が供給され定電流を出力する定電流回路と、前記定電流回路の出力端と基準電位との間に接続されてローパス・フィルタを構成するキャパシタと、前記定電流回路の出力端に接続され、前記ローパス・フィルタの出力を電源として動作し基準電圧を発生する基準電圧発生部とを具備し、前記基準電圧発生部の出力が抵抗性素子を介して前記定電流回路の出力端に接続されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す基準電圧発生回路を示している。図1に示す基準電圧発生回路は、定電流回路11、キャパシタ12、基準電圧発生部13、抵抗性素子14、第1、第2の電源端子15、16、第1、第2の出力端子17、18により構成されている。
【0010】
前記定電流回路11は第1、第2の電源端子15、16に接続されている。第1の電源端子15には直流電圧VDDが供給され、第2の電源端子16には基準電位、例えば接地電位VSSが供給されている。定電流回路11は、電源を受けて所定の定電流を発生する。この定電流回路11の出力端と第2の電源端子16の間にはローパス・フィルタLPFを構成する、例えば5pFの容量を有するキャパシタ12が接続されている。このため、定電流回路11から出力される定電流から高周波成分が除去される。さらに、定電流回路11の出力端と第2の電源端子16の間には、基準電圧発生部13、及び抵抗性素子14が接続されている。
【0011】
前記基準電圧発生部13は、例えばバンドギャップ型の電圧検出回路13a、誤差増幅器13b、電流吸収用のNチャネルMOSトランジスタ13cにより構成されている。トランジスタ13cは抵抗性素子14と第2の電源端子16の相互間に接続されている。電圧検出回路13aの両入力端は、前記トランジスタ13cの両端部に接続されている。電圧検出回路13aの両出力端は、誤差増幅器13bの非反転入力端及び反転入力端にそれぞれ接続されている。この誤差増幅器13bの出力端はトランジスタ13cのゲート電極に接続されている。トランジスタ13cと抵抗性素子14の接続ノードには第1の出力端子17が接続され、第2の出力端子18は第2の電源端子16に接続されている。第1、第2の出力端子17、18の相互間に平滑用キャパシタ19を接続してもよい。
【0012】
図2は、前記定電流回路11の一例を示すものであり、図2において、図1と同一部分には同一符号を付している。この定電流回路11は、例えば特公平2−21009に示されたものである。
【0013】
図2に示す定電流回路11は、例えばPチャネルMOSトランジスタ21、22、NチャネルMOSトランジスタ23、24、25、抵抗R、負荷Lにより構成されている。図2に示す回路を図1に適用する場合、負荷Lは不要であり、トランジスタ25とのドレインより定電流が出力される。トランジスタ21、22はミラー回路を構成し、トランジスタ23、24、25もミラー回路を構成している。この定電流回路11は、電圧変動が最も小さい接続点、すなわち、トランジスタ23のドレインから電流取り出し用バイアス電圧を取り出している。このため、この定電流回路11は、本発明の一部として使用するのに適している。
【0014】
上記定電流回路11の詳細な動作は省略するが、定電流回路11に流れる電流は、電源電圧にもMOSトランジスタの閾値電圧にも依存せず、トランジスタのディメンジョンの比、抵抗R、及びトランジスタの特性定数K(テーリング領域の傾きに対応する)のみによって決定される。ここで、トランジスタ21、22、23、24のディメンジョン、すなわち、(チャネル幅)×(チャネル長)をそれぞれS21、S22、S23、S24とした場合、高周波あるいはパルス性の電源雑音の影響を排除するのに最適な(S24/S22)・(S21/S23)の値は、例えば3〜4となる。この値となるように各トランジスタのディメンジョンが設定される。また、この最適値は、回路シミュレーションによって求めることができる。
【0015】
一方、図1に示すキャパシタ12は、適用する集積回路の製造プロセスで最も専有面積が小さくローパス・フィルタとしての効果を得ることができる種類を選択する必要がある。例えば図1の円内に示すように、MOSトランジスタのゲートとドレイン、ソース間の容量を利用したキャパシタが有効である。また、巨大な1個のキャパシタは等価直列抵抗が大きくなる傾向がある。このため、入力端子と出力端子が三端子あるいは四端子に分かれた微細な複数のキャパシタを直列又は並列接続する。このような構成とすることにより、キャパシタの等価直列抵抗や直列インダクタンスの影響を避けることが可能である。
【0016】
前記基準電圧発生部13において、電圧検出回路13aは第1の出力端子17から出力される基準電圧に応じた誤差電圧を検出する。この電圧検出回路13aから出力される誤差電圧は誤差増幅器13bに供給される。この誤差増幅器13bは誤差電圧に応じて基準電圧が高過ぎる場合、トランジスタ13cに流れる電流を増加させ、基準電圧が低過ぎる場合、トランジスタ13cに流れる電流を減少させる。
【0017】
前記抵抗性素子14は、例えば拡散抵抗等の抵抗器、ダイオード接続されたMOSトランジスタやバイポーラトランジスタ、或いは、それらを組み合わせた回路により構成される。ダイオード接続されたMOSトランジスタは、電圧をシフトする作用と小信号に対する抵抗としての作用を併せ持つ。このため、ダイオード接続されたMOSトランジスタは、誤差増幅器13bの動作電源電圧が基準電圧よりも高い場合に使用する。
【0018】
上記構成において、図1に示す回路の動作について説明する。
【0019】
定電流回路11は、基準電圧発生部13に定電流を供給する。しかし、第1の電源端子15に供給される電圧が、例えば雑音により変化すると、出力電流が変化する。出力電流の変化の割合は雑音の周波数が高いほど大きくなる傾向がある。キャパシタ12は、定電流回路11の出力電流に含まれる周波数の高い成分を抑え、基準電圧発生部13に供給される電源電圧の変動を抑制する。
【0020】
基準電圧発生部13は、第1の出力端子17から出力される基準電圧が、所定の電圧よりも高いとき、トランジスタ13cに流れる電流を増加させ、基準電圧が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタ13cに流れる電流を減少させる。定電流回路11の出力電流は、抵抗性素子14を介して基準電圧発生部13の出力端子に接続されている。このため、前記トランジスタ13cに流れる電流の増減により、第1の出力端子17から出力される基準電圧がほぼ所定の電圧に制御される。
【0021】
上記実施形態において特徴的なのは、抵抗性素子14を有することである。抵抗性素子14は、基準電圧発生部13の電源端子の電圧を基準電圧出力よりも高くする作用を有している。この抵抗性素子14が無い場合、基準電圧発生部13の出力端から基準電圧発生部13の電源端へ帰還ループが形成される。この帰還ループにより、トランジスタ13cの動作に応じて生じた基準電圧の変化により基準電圧発生部13の電源電圧が変化される。このため、基準電圧発生部13の動作が不安定になりやすい。しかし、抵抗性素子14を設けることにより、前記帰還ループが形成されることを防止できる。したがって、基準電圧発生部13の動作を安定化できる。尚、帰還ループの形成を防止するため、抵抗性素子14の抵抗値は、配線の寄生抵抗より高く、定電流回路13の出力インピーダンスより低く設定する必要がある。
【0022】
図3及び図4は、図1に示す基準電圧発生回路の具体的な回路図である。図3は、図1の定電流回路11を示し、図4は、図1の基準電圧発生部13及び抵抗性素子14を示している。
【0023】
図3、図4に示す回路は、図1に示す回路構成とほぼ一致するが、実用のために、種々の回路が追加されている。図3、図4において図1と同一部分には同一符号を付している。
【0024】
図3において、定電流回路本体31は、PチャネルMOSトランジスタ21、22、21a、NチャネルMOSトランジスタ23、24、24a、及び抵抗Rにより構成されている。トランジスタ21とトランジスタ21aは、カスコード接続され、トランジスタ24とトランジスタ24aは、カスコード接続されている。このようにトランジスタをカスコード接続することにより、電源電圧除去比を向上できる。
【0025】
バイアス回路32は、PチャネルMOSトランジスタ32a、NチャネルMOSトランジスタ32b、32cにより構成されている。このバイアス回路32は、カスコード接続されたトランジスタ24aのゲートバイアスを生成している。バイアス回路33は、PチャネルMOSトランジスタ33a、NチャネルMOSトランジスタ33b、33cにより構成されている。このバイアス回路33は、カスコード接続されたトランジスタ21aのゲートバイアスを生成している。
【0026】
尚、カスコード接続されたトランジスタのゲートバイアスは、電源電圧とトランジスタの閾値電圧の関係によって大きく変わる。バイアス回路32、33は、例えば電源電圧がトランジスタの閾値電圧の約5倍である場合用に設計されている。
【0027】
起動回路34は、PチャネルMOSトランジスタ34a、34b、34c、NチャネルMOSトランジスタ34d、34e、34f、34gにより構成されている。この起動回路34は、定電流回路11の起動時のオーバーシュートを抑制し、定電流回路11を確実に起動する。
【0028】
バイアス電流出力回路35は、PチャネルMOSトランジスタ35a、NチャネルMOSトランジスタ35b、35c、35dにより構成されている。このバイアス電流出力回路35は、誤差増幅器13bのバイアス電流ISNKを出力する。
【0029】
定電流出力回路36は、PチャネルMOSトランジスタ36a、36b、36c、36d、36e、NチャネルMOSトランジスタ36f、36g、36h、36iにより構成されている。この定電流出力回路36は、定電流回路本体31の出力電流に応じて定電流IOUTを出力する。トランジスタ36d、36eの出力インピーダンスは、抵抗性素子14より高く設定されている。この出力インピーダンスは、キャパシタ12とともにローパス・フィルタを構成する。
【0030】
遮断回路37は、PチャネルMOSトランジスタ37a、37b、37g、37h、37i、37j、NチャネルMOSトランジスタ37c、37d、37k、37l、37m(図4に示す)により構成されている。この遮断回路37は、遮断制御信号PDBが例えば接地電位(VSS)とされると、前記定電流回路本体31、バイアス回路32、33、起動回路34、バイアス電流出力回路35、定電流出力回路36、及び基準電圧発生部13の動作を停止させる。このため、基準電圧発生回路全体の消費電流を削減できる。
【0031】
一方、図4に示す基準電圧発生部13において、電圧検出回路13aは、PNPトランジスタ41a、41b、抵抗41c、41d、41e、及び位相補償用キャパシタ41fにより構成されている。トランジスタ41a、41bのエミッタ面積比は、例えば180:9に設定されている。この電圧検出回路13aは、例えばバイポーラトランジスタ41a、41bのベース、エミッタ電流密度比の対数、及び絶対温度に比例した電圧差と、抵抗41c、41d、41eによって生じる電圧降下の差を誤差電圧として出力する。バンドギャップリファレンス回路としては、バイポーラトランジスタを用いた回路に限らず、ダイオードのアノード電流密度比を利用する回路を用いることも可能である。
【0032】
誤差増幅器13bは、PチャネルMOSトランジスタ42a、42b、42c、42d、NチャネルMOSトランジスタ42e、42fにより構成されている。この誤差増幅器13bは、定電流源を必要とするタイプの回路により構成されている。このため、トランジスタ42a、42bからなる定電流源は、図3に示すバイアス電流出力回路35から供給されるバイアス電流ISNKによりバイアスされている。この誤差増幅器13bは、電圧検出回路13aの出力電圧に応じてトランジスタ13cを制御する。
【0033】
抵抗性素子14は、例えばPチャネルMOSトランジスタ43aにより構成されている。
【0034】
図3に示す定電流回路11は、カスコード接続されたトランジスタを多用し、図4に示す基準電圧発生部13は、カスコード接続されたトランジスタを使用していない。この理由は、第1に、基準電圧発生部13に供給される電源電圧が安定化され、基準電圧発生部13から出力される基準電圧が十分に安定化されているため、基準電圧発生部13において、トランジスタのカスコード接続による電源電圧除去能力を必要としないこと。第2に、基準電圧発生部13をなるべく低い電源電圧で動作させるためである。
【0035】
図5は、上記実施形態と従来の基準電圧発生回路の電源電圧除去比を比較して示している。図5より明らかなように、−40dB以上の電源電圧除去比が得られる周波数は、図6に示す従来の回路の場合、100kH程度までである。これに対して、第1、第2の実施形態の場合、500MHz程度の高周波においても、−40dBの電源電圧除去比を得ることができる。したがって、上記実施形態の基準電圧発生回路は、高い電源電圧除去比を備えた基準電圧発生回路であると言える。
【0036】
上記実施形態によれば、定電流回路11により定電流を発生させ、この定電流をキャパシタ12を用いたローパス・フィルタを介して基準電圧発生部13に電源として供給している。このため、基準電圧発生部13では除去することが困難な高周波の電源電圧変動を低減させることができる。したがって、高周波領域まで、高い電源電圧除去能力を得ることができる。
【0037】
また、定電流回路11は、出力インピーダンスが高いため、組み合わせるキャパシタの容量が小さくてもローパス・フィルタの遮断周波数を充分に低くすることができる。このため、抵抗とキャパシタによりローパス・フィルタを構成する場合よりも、回路の専有面積を小さくできる利点を有している。
【0038】
さらに、基準電圧発生部13の出力端は、抵抗性素子14を介して基準電圧発生部13の電源端子に接続され、基準電圧発生部13の出力端と基準電圧発生部13の電源端子との間に帰還ループが形成されることを防止している。このため、基準電圧発生部13の動作を安定化することができ、より一層電源電圧除去能力を向上することができる。
【0039】
また、図3に示す構成において、定電流回路本体31は、カスコード接続されたトランジスタ21とトランジスタ21a、及びトランジスタ24とトランジスタ24aを有している。このため、より一層電源電圧除去比を向上できる。
【0040】
尚、本発明は、上記第1、第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、電源電圧除去比が大きく、安定な基準電圧を発生することが可能な基準電圧発生回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図。
【図2】図1に示す定電流回路の一例を示す回路図。
【図3】図1に示す回路を具体的に示す回路図。
【図4】図1に示す回路を具体的に示す回路図。
【図5】本発明と、従来の回路の電源電圧除去比を比較して示す特性図。
【図6】従来の基準電圧発生回路の一例を示す回路構成図。
【符号の説明】
11…定電流回路、
12…キャパシタ、
LPF…ローパス・フィルタ、
13…基準電圧発生部、
13a…電圧検出回路、
13b…誤差増幅器、
13c…トランジスタ、
14…抵抗性素子。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDC/DCコンバータICに適用される基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば出力トランジスタを内蔵し電圧を低下させるタイプの所謂Buck型DC/DCコンバータICが開発されている。このBuck型DC/DCコンバータICは、DC/DCコンバータのスイッチング動作に同期して平均負荷電流以上に電源電流が変化する。電源電流が変化すると、ICチップ外部とICチップを接続する例えばボンディングワイアなどの電気抵抗やインダクタンスによって電圧が降下したり変化したりする。このため、ICチップに供給される電源電圧がDC/DCコンバータのスイッチングに同期して変化する。
【0003】
図6は、この種のDC/DCコンバータに適用される従来の基準電圧発生回路の一例を示している。この基準電圧発生回路は、誤差増幅器1と、電圧検出回路2とにより構成されている。誤差増幅器1は電源端子3と接地端子4との間に接続され、反転入力端と非反転入力端は電圧検出回路2の出力端に接続されている。誤差増幅器1の出力端は、出力端子5に接続され、電圧検出回路2の入力端は、出力端子5、6に接続されている。出力端子6は接地端子4に接続され、さらに出力端子5、6にはDC/DCコンバータ7が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の基準電圧発生回路において、DC/DCコンバータ7のスイッチング動作に応じて発生する高周波雑音は電源電圧に重畳される。この高周波雑音が重畳された電源電圧は誤差増幅器1に供給される。このため、誤差増幅器1から出力される基準電圧に高周波雑音が重畳される。したがって、この基準電圧発生回路は、高い電源電圧除去比を得ることが困難である。
【0005】
このように、従来の基準電圧発生回路は、DC/DCコンバータから発生される高周波雑音により電源電圧の変動を受け易い、すなわち、電源電圧除去比が小さい。このように電源電圧除去比が小さい基準電圧発生回路をDC/DCコンバータに適用した場合、基準電圧発生回路から発生される基準電圧がDC/DCコンバータのスイッチング動作に同期して変化する。このため、DC/DCコンバータの出力電圧が設計値と異なり、出力電圧が安定しないなどの問題を生じる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電源電圧除去比が大きく、安定な基準電圧を発生することが可能な基準電圧発生回路を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の基準電圧発生回路は、上記課題を解決するため、電源が供給され定電流を出力する定電流回路と、前記定電流回路の出力端と基準電位との間に接続されてローパス・フィルタを構成するキャパシタと、前記定電流回路の出力端に接続され、前記ローパス・フィルタの出力を電源として動作し基準電圧を発生する基準電圧発生部とを具備し、前記基準電圧発生部の出力が抵抗性素子を介して前記定電流回路の出力端に接続されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す基準電圧発生回路を示している。図1に示す基準電圧発生回路は、定電流回路11、キャパシタ12、基準電圧発生部13、抵抗性素子14、第1、第2の電源端子15、16、第1、第2の出力端子17、18により構成されている。
【0010】
前記定電流回路11は第1、第2の電源端子15、16に接続されている。第1の電源端子15には直流電圧VDDが供給され、第2の電源端子16には基準電位、例えば接地電位VSSが供給されている。定電流回路11は、電源を受けて所定の定電流を発生する。この定電流回路11の出力端と第2の電源端子16の間にはローパス・フィルタLPFを構成する、例えば5pFの容量を有するキャパシタ12が接続されている。このため、定電流回路11から出力される定電流から高周波成分が除去される。さらに、定電流回路11の出力端と第2の電源端子16の間には、基準電圧発生部13、及び抵抗性素子14が接続されている。
【0011】
前記基準電圧発生部13は、例えばバンドギャップ型の電圧検出回路13a、誤差増幅器13b、電流吸収用のNチャネルMOSトランジスタ13cにより構成されている。トランジスタ13cは抵抗性素子14と第2の電源端子16の相互間に接続されている。電圧検出回路13aの両入力端は、前記トランジスタ13cの両端部に接続されている。電圧検出回路13aの両出力端は、誤差増幅器13bの非反転入力端及び反転入力端にそれぞれ接続されている。この誤差増幅器13bの出力端はトランジスタ13cのゲート電極に接続されている。トランジスタ13cと抵抗性素子14の接続ノードには第1の出力端子17が接続され、第2の出力端子18は第2の電源端子16に接続されている。第1、第2の出力端子17、18の相互間に平滑用キャパシタ19を接続してもよい。
【0012】
図2は、前記定電流回路11の一例を示すものであり、図2において、図1と同一部分には同一符号を付している。この定電流回路11は、例えば特公平2−21009に示されたものである。
【0013】
図2に示す定電流回路11は、例えばPチャネルMOSトランジスタ21、22、NチャネルMOSトランジスタ23、24、25、抵抗R、負荷Lにより構成されている。図2に示す回路を図1に適用する場合、負荷Lは不要であり、トランジスタ25とのドレインより定電流が出力される。トランジスタ21、22はミラー回路を構成し、トランジスタ23、24、25もミラー回路を構成している。この定電流回路11は、電圧変動が最も小さい接続点、すなわち、トランジスタ23のドレインから電流取り出し用バイアス電圧を取り出している。このため、この定電流回路11は、本発明の一部として使用するのに適している。
【0014】
上記定電流回路11の詳細な動作は省略するが、定電流回路11に流れる電流は、電源電圧にもMOSトランジスタの閾値電圧にも依存せず、トランジスタのディメンジョンの比、抵抗R、及びトランジスタの特性定数K(テーリング領域の傾きに対応する)のみによって決定される。ここで、トランジスタ21、22、23、24のディメンジョン、すなわち、(チャネル幅)×(チャネル長)をそれぞれS21、S22、S23、S24とした場合、高周波あるいはパルス性の電源雑音の影響を排除するのに最適な(S24/S22)・(S21/S23)の値は、例えば3〜4となる。この値となるように各トランジスタのディメンジョンが設定される。また、この最適値は、回路シミュレーションによって求めることができる。
【0015】
一方、図1に示すキャパシタ12は、適用する集積回路の製造プロセスで最も専有面積が小さくローパス・フィルタとしての効果を得ることができる種類を選択する必要がある。例えば図1の円内に示すように、MOSトランジスタのゲートとドレイン、ソース間の容量を利用したキャパシタが有効である。また、巨大な1個のキャパシタは等価直列抵抗が大きくなる傾向がある。このため、入力端子と出力端子が三端子あるいは四端子に分かれた微細な複数のキャパシタを直列又は並列接続する。このような構成とすることにより、キャパシタの等価直列抵抗や直列インダクタンスの影響を避けることが可能である。
【0016】
前記基準電圧発生部13において、電圧検出回路13aは第1の出力端子17から出力される基準電圧に応じた誤差電圧を検出する。この電圧検出回路13aから出力される誤差電圧は誤差増幅器13bに供給される。この誤差増幅器13bは誤差電圧に応じて基準電圧が高過ぎる場合、トランジスタ13cに流れる電流を増加させ、基準電圧が低過ぎる場合、トランジスタ13cに流れる電流を減少させる。
【0017】
前記抵抗性素子14は、例えば拡散抵抗等の抵抗器、ダイオード接続されたMOSトランジスタやバイポーラトランジスタ、或いは、それらを組み合わせた回路により構成される。ダイオード接続されたMOSトランジスタは、電圧をシフトする作用と小信号に対する抵抗としての作用を併せ持つ。このため、ダイオード接続されたMOSトランジスタは、誤差増幅器13bの動作電源電圧が基準電圧よりも高い場合に使用する。
【0018】
上記構成において、図1に示す回路の動作について説明する。
【0019】
定電流回路11は、基準電圧発生部13に定電流を供給する。しかし、第1の電源端子15に供給される電圧が、例えば雑音により変化すると、出力電流が変化する。出力電流の変化の割合は雑音の周波数が高いほど大きくなる傾向がある。キャパシタ12は、定電流回路11の出力電流に含まれる周波数の高い成分を抑え、基準電圧発生部13に供給される電源電圧の変動を抑制する。
【0020】
基準電圧発生部13は、第1の出力端子17から出力される基準電圧が、所定の電圧よりも高いとき、トランジスタ13cに流れる電流を増加させ、基準電圧が所定の電圧よりも低いとき、トランジスタ13cに流れる電流を減少させる。定電流回路11の出力電流は、抵抗性素子14を介して基準電圧発生部13の出力端子に接続されている。このため、前記トランジスタ13cに流れる電流の増減により、第1の出力端子17から出力される基準電圧がほぼ所定の電圧に制御される。
【0021】
上記実施形態において特徴的なのは、抵抗性素子14を有することである。抵抗性素子14は、基準電圧発生部13の電源端子の電圧を基準電圧出力よりも高くする作用を有している。この抵抗性素子14が無い場合、基準電圧発生部13の出力端から基準電圧発生部13の電源端へ帰還ループが形成される。この帰還ループにより、トランジスタ13cの動作に応じて生じた基準電圧の変化により基準電圧発生部13の電源電圧が変化される。このため、基準電圧発生部13の動作が不安定になりやすい。しかし、抵抗性素子14を設けることにより、前記帰還ループが形成されることを防止できる。したがって、基準電圧発生部13の動作を安定化できる。尚、帰還ループの形成を防止するため、抵抗性素子14の抵抗値は、配線の寄生抵抗より高く、定電流回路13の出力インピーダンスより低く設定する必要がある。
【0022】
図3及び図4は、図1に示す基準電圧発生回路の具体的な回路図である。図3は、図1の定電流回路11を示し、図4は、図1の基準電圧発生部13及び抵抗性素子14を示している。
【0023】
図3、図4に示す回路は、図1に示す回路構成とほぼ一致するが、実用のために、種々の回路が追加されている。図3、図4において図1と同一部分には同一符号を付している。
【0024】
図3において、定電流回路本体31は、PチャネルMOSトランジスタ21、22、21a、NチャネルMOSトランジスタ23、24、24a、及び抵抗Rにより構成されている。トランジスタ21とトランジスタ21aは、カスコード接続され、トランジスタ24とトランジスタ24aは、カスコード接続されている。このようにトランジスタをカスコード接続することにより、電源電圧除去比を向上できる。
【0025】
バイアス回路32は、PチャネルMOSトランジスタ32a、NチャネルMOSトランジスタ32b、32cにより構成されている。このバイアス回路32は、カスコード接続されたトランジスタ24aのゲートバイアスを生成している。バイアス回路33は、PチャネルMOSトランジスタ33a、NチャネルMOSトランジスタ33b、33cにより構成されている。このバイアス回路33は、カスコード接続されたトランジスタ21aのゲートバイアスを生成している。
【0026】
尚、カスコード接続されたトランジスタのゲートバイアスは、電源電圧とトランジスタの閾値電圧の関係によって大きく変わる。バイアス回路32、33は、例えば電源電圧がトランジスタの閾値電圧の約5倍である場合用に設計されている。
【0027】
起動回路34は、PチャネルMOSトランジスタ34a、34b、34c、NチャネルMOSトランジスタ34d、34e、34f、34gにより構成されている。この起動回路34は、定電流回路11の起動時のオーバーシュートを抑制し、定電流回路11を確実に起動する。
【0028】
バイアス電流出力回路35は、PチャネルMOSトランジスタ35a、NチャネルMOSトランジスタ35b、35c、35dにより構成されている。このバイアス電流出力回路35は、誤差増幅器13bのバイアス電流ISNKを出力する。
【0029】
定電流出力回路36は、PチャネルMOSトランジスタ36a、36b、36c、36d、36e、NチャネルMOSトランジスタ36f、36g、36h、36iにより構成されている。この定電流出力回路36は、定電流回路本体31の出力電流に応じて定電流IOUTを出力する。トランジスタ36d、36eの出力インピーダンスは、抵抗性素子14より高く設定されている。この出力インピーダンスは、キャパシタ12とともにローパス・フィルタを構成する。
【0030】
遮断回路37は、PチャネルMOSトランジスタ37a、37b、37g、37h、37i、37j、NチャネルMOSトランジスタ37c、37d、37k、37l、37m(図4に示す)により構成されている。この遮断回路37は、遮断制御信号PDBが例えば接地電位(VSS)とされると、前記定電流回路本体31、バイアス回路32、33、起動回路34、バイアス電流出力回路35、定電流出力回路36、及び基準電圧発生部13の動作を停止させる。このため、基準電圧発生回路全体の消費電流を削減できる。
【0031】
一方、図4に示す基準電圧発生部13において、電圧検出回路13aは、PNPトランジスタ41a、41b、抵抗41c、41d、41e、及び位相補償用キャパシタ41fにより構成されている。トランジスタ41a、41bのエミッタ面積比は、例えば180:9に設定されている。この電圧検出回路13aは、例えばバイポーラトランジスタ41a、41bのベース、エミッタ電流密度比の対数、及び絶対温度に比例した電圧差と、抵抗41c、41d、41eによって生じる電圧降下の差を誤差電圧として出力する。バンドギャップリファレンス回路としては、バイポーラトランジスタを用いた回路に限らず、ダイオードのアノード電流密度比を利用する回路を用いることも可能である。
【0032】
誤差増幅器13bは、PチャネルMOSトランジスタ42a、42b、42c、42d、NチャネルMOSトランジスタ42e、42fにより構成されている。この誤差増幅器13bは、定電流源を必要とするタイプの回路により構成されている。このため、トランジスタ42a、42bからなる定電流源は、図3に示すバイアス電流出力回路35から供給されるバイアス電流ISNKによりバイアスされている。この誤差増幅器13bは、電圧検出回路13aの出力電圧に応じてトランジスタ13cを制御する。
【0033】
抵抗性素子14は、例えばPチャネルMOSトランジスタ43aにより構成されている。
【0034】
図3に示す定電流回路11は、カスコード接続されたトランジスタを多用し、図4に示す基準電圧発生部13は、カスコード接続されたトランジスタを使用していない。この理由は、第1に、基準電圧発生部13に供給される電源電圧が安定化され、基準電圧発生部13から出力される基準電圧が十分に安定化されているため、基準電圧発生部13において、トランジスタのカスコード接続による電源電圧除去能力を必要としないこと。第2に、基準電圧発生部13をなるべく低い電源電圧で動作させるためである。
【0035】
図5は、上記実施形態と従来の基準電圧発生回路の電源電圧除去比を比較して示している。図5より明らかなように、−40dB以上の電源電圧除去比が得られる周波数は、図6に示す従来の回路の場合、100kH程度までである。これに対して、第1、第2の実施形態の場合、500MHz程度の高周波においても、−40dBの電源電圧除去比を得ることができる。したがって、上記実施形態の基準電圧発生回路は、高い電源電圧除去比を備えた基準電圧発生回路であると言える。
【0036】
上記実施形態によれば、定電流回路11により定電流を発生させ、この定電流をキャパシタ12を用いたローパス・フィルタを介して基準電圧発生部13に電源として供給している。このため、基準電圧発生部13では除去することが困難な高周波の電源電圧変動を低減させることができる。したがって、高周波領域まで、高い電源電圧除去能力を得ることができる。
【0037】
また、定電流回路11は、出力インピーダンスが高いため、組み合わせるキャパシタの容量が小さくてもローパス・フィルタの遮断周波数を充分に低くすることができる。このため、抵抗とキャパシタによりローパス・フィルタを構成する場合よりも、回路の専有面積を小さくできる利点を有している。
【0038】
さらに、基準電圧発生部13の出力端は、抵抗性素子14を介して基準電圧発生部13の電源端子に接続され、基準電圧発生部13の出力端と基準電圧発生部13の電源端子との間に帰還ループが形成されることを防止している。このため、基準電圧発生部13の動作を安定化することができ、より一層電源電圧除去能力を向上することができる。
【0039】
また、図3に示す構成において、定電流回路本体31は、カスコード接続されたトランジスタ21とトランジスタ21a、及びトランジスタ24とトランジスタ24aを有している。このため、より一層電源電圧除去比を向上できる。
【0040】
尚、本発明は、上記第1、第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、電源電圧除去比が大きく、安定な基準電圧を発生することが可能な基準電圧発生回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図。
【図2】図1に示す定電流回路の一例を示す回路図。
【図3】図1に示す回路を具体的に示す回路図。
【図4】図1に示す回路を具体的に示す回路図。
【図5】本発明と、従来の回路の電源電圧除去比を比較して示す特性図。
【図6】従来の基準電圧発生回路の一例を示す回路構成図。
【符号の説明】
11…定電流回路、
12…キャパシタ、
LPF…ローパス・フィルタ、
13…基準電圧発生部、
13a…電圧検出回路、
13b…誤差増幅器、
13c…トランジスタ、
14…抵抗性素子。
Claims (5)
- 電源が供給され定電流を出力する定電流回路と、
前記定電流回路の出力端と基準電位との間に接続されてローパス・フィルタを構成するキャパシタと、
前記定電流回路の出力端に接続され、前記ローパス・フィルタの出力を電源として動作し基準電圧を発生する基準電圧発生部とを具備し、
前記基準電圧発生部の出力が抵抗性素子を介して前記定電流回路の出力端に接続されたことを特徴とする基準電圧発生回路。 - 前記抵抗性素子は、抵抗器、ダイオード接続されたトランジスタ、及びこれらを組み合わせた回路のうちの1つにより構成されることを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
- 前記ローパス・フィルタは、前記定電流回路の出力インピーダンスと、前記キャパシタにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
- 前記基準電圧発生部は、前記基準電圧発生部の前記出力端と前記抵抗性素子との接続ノードに接続され、前記基準電圧と所定の電圧との誤差電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電圧検出回路により検出された前記誤差電圧を増幅する誤差増幅器と、
前記接続ノードと前記所定の電位と間に接続され、前記誤差増幅器の出力信号に応じて導通制御されるトランジスタと
を具備することを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。 - 前記電圧検出回路は、バンドギャップ・リファレンス回路を含むことを特徴とする請求項4記載の基準電圧発生回路。
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JP2009507307A (ja) * | 2005-09-07 | 2009-02-19 | エヌエックスピー ビー ヴィ | シャントフィードバックが行われる電圧調整器 |
US7756266B2 (en) | 2005-11-03 | 2010-07-13 | Industrial Technology Research Institute | Device for voltage-noise rejection and fast start-up |
JP2010186360A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | New Japan Radio Co Ltd | バイアス電流発生回路 |
US7944255B2 (en) | 2009-03-16 | 2011-05-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | CMOS bias circuit |
CN110828440A (zh) * | 2019-09-03 | 2020-02-21 | 东莞市华彩威科技有限公司 | 一种集成恒流控制芯片的封装led |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044867A patent/JP2004252886A/ja active Pending
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