JP2004252626A - 情報端末装置へのメッセージ伝達方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報を増やすことが任意メッセージも含めて可能とし、メッセージに拡張性をもたせ、メッセージの見逃しもなくし、使用の応用範囲を拡範して、聴覚障害者のみならず、健常者にとっても使用勝手が優れたものとする情報端末装置へのメッセージ伝達方法とする。
【解決手段】生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を情報端末装置に送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した個々のセンサーはシリアル出力を持ち、その個々のセンサーで検出されるメッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させることとする。
【選択図】 図2
【解決手段】生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を情報端末装置に送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した個々のセンサーはシリアル出力を持ち、その個々のセンサーで検出されるメッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させることとする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関し、特に聴覚障害者用として開発され、各種情報をバイブレータとLCD表示で告知することとした腕時計型情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関し、従来より対象者まで拡大して使用用途を広げることができることとする情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関する。
【0002】
【特許文献】
特開2000−207661号,「シルウォッチカタログ」(株式会社東京信友),防災情報伝達システムカタログ(株式会社情報システム総合研究所)
【0003】
【従来の技術】
上記した各種文献のものも含め、本発明が対象とする腕時計型とした情報端末装置は、主として聴覚障害者への情報伝達手段として使用されることを目的としており、その構成は図1として示すようになっていた。
【0004】
この従来のシステムとしての動作は、例として玄関に来客があると、その来客を専用の来客センサーが検知し、その検出信号を無線送信機1−1へ送出する。無線送信機1−1はセンサーからの信号を受信すると、腕時計型として使用者に装着されている情報端末装置(受信機)1−2へ予め登録してあるコード番号を無線送信する。
【0005】
情報端末装置1−2は無線送信機1−1からコード番号を受信すると内蔵しているバイブレータを振動させると共にコード番号に対応した表示(この場合はゲンカン)をLCDに表示するという構成になっている。即ち、この従来の構成は、情報端末装置1−2にあっては、着信があるとバイブレータを振動させて、その着信があったことを知らせ、LCDには単に個々のセンサーの検出場所に対応した表示がなされるものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術では、以下のような問題点があった。その一つとして、表示文字数の限界による絶対的な情報伝達不足が挙げられる。情報端末装置を腕時計型というコンパクトなものにしている制約からLCDに表示できる文字数はたかだか数文字(既製品ではカナ、英数字で5文字となっている)となってしまう。表示される文字サイズを小さくすれば、あと数文字の追加も可能ではあるが、高齢化社会ということもふまえて、文字のサイズはできるだけ大きくしたいという方向に反してしまう。つまり、従来では単にFAX(ファックス)、来客(ライキャク)、警報(ケイホウ)等の検出したセンサー名の表示のみにとどまり、より多くの適格な情報の伝達ができず、不便さを強いられることとなっていた。
【0007】
問題点の二つめとして任意メッセージの表示ができ得ないことがあり、情報の多様化に対応できずにいることである。従来は腕時計型としてコンパクト化した情報端末装置内に予め登録されている、いくつかの限定された文字表示のみとなっている。これは情報端末装置の内部スペース、消費電力の制限によって無限のデータメモリを内蔵することができないことによる。また、前記した登録文字を変更するにはCPU内に記憶されているデータの変更をしなければならず、容易には行なえない欠点があった。このことによって、聴覚障害者をはじめ、災害弱者はリアルタイムでの情報が不可欠となる防災面で、大雨や台風等の自然の異常音、付近住民による呼びかけ(火災、浸水、土砂災害等)や防災上極めて有効な防災無線放送も聞こえず、刻々と変化する種々の緊急情報がタイムリーに届かない事により避難等の対応が遅れてしまう問題が発生していた。
【0008】
社会の情報化がすすみ、さらにユビキタス社会の到来が予測される現在にあって、情報を享受できる人とできない人との間での格差が大きな問題となっており、任意のメッセージが表示できないことは重要な課題である。
【0009】
次の問題点として、メッセージの拡張性がないことが挙げられる。従来では、単に検出したセンサー名の表示がなされるのみで、予め登録してある以外のセンサー(ガス警報、火災警報、振動等)を接続しても情報端末装置内のメッセージ文字の書き換えをしない限り検出したセンサー名を表示することができない。このように、後から種々のセンサーを追加してもそのメッセージを有効に伝達できない問題があった。
【0010】
また、従来の技術ではバイブレータ振動パターンが一定であるという問題もあった。従来は腕時計型とした情報端末装置内に組み込まれているCPUメモリの制限からバイブレータの振動パターンは一種類固定となっている。そのために、必ずLCDの表示文字を読んで確認をしないとメッセージの内容、重要度が理解できないこととなっている。情報端末装置にLCDが組み込まれているので、メッセージの重要度の有無に関わらずバイブレータが振動する毎に直ちに手を休めて表示を見なければならない。このため、消費電力を極力少なくするため表示時間を短く制限していることから、手を休められない時にはメッセージを見逃す恐れもあった。
【0011】
さらには、送信メッセージ、受信メッセージが残らないという問題点もあった。従来は前記したように消費電力を極力少なくするために表示時間を短く制限している。そのために、見逃してしまうと何のメッセージであったか解らないという問題があった。これは無線送信機側にあっても格別に送信したメッセージはメモリに記憶されていないため見逃したメッセージは確認できない。特に、課題となるのは片方向通信のため、無線送信機は情報端末装置の受信可能、不可能に関わらず一方的に送信して終了するため重要なメッセージを見逃してしまうことがあった。
【0012】
【発明の目的】
そこで、本発明は上記した種々の問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、情報を増やすことが任意メッセージも含めて可能とし、メッセージに拡張性をもたせ、メッセージの見逃しもなくし、使用の応用範囲を拡範して、聴覚障害者のみならず、健常者にとっても使用勝手が優れたものとする情報端末装置へのメッセージ伝達方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は第一に生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を情報端末装置に送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した個々のセンサーはシリアル出力を持ち、その個々のセンサーで検出されるメッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させることを特徴とし、前記した情報端末装置は腕時計型としてあることを特徴とし、前記した情報端末装置へ送信する送信機は無線送信機とし、この無線送信機はメッセージを無線区間にだけ付加される情報に付けて送信することを特徴とし、前記した無線送信機には送信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、随時読み出せる表示器と操作ボタンを有することを特徴とし、前記した情報端末装置はスクロール操作キーを持ち、メッセージをスクロールしてLCDの表示文字数の制限を越えて任意に表示することができることを特徴とし、前記した情報端末装置は、着信があるとまずメッセージ毎に、そのメッセージ内容の重要性等の付加情報の文字データ属性に応じた表示を行なうことを特徴とし、前記した情報端末装置のバイブレータは送信機から送られてくる振動パターンに従い任意に振動することを特徴とし、前記した情報端末装置は、受信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、後に操作キーの操作でメッセージを確認することができることを特徴としている。
【0014】
次に、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記したLCDは一行にメッセージ文字を交互に表示させることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した情報端末装置はブザーも内蔵し、着信があった場合、バイブレータの振動と共にブザーも鳴動することを特徴とし、前記した情報端末装置にはテキスト音声の合成部を有していることを特徴とし、前記したテキスト音声の合成部はLCDに表示する文字を音声で読み上げスピーカより出力することを特徴とし、前記したバイブレータの振動、ブザーの鳴動、テキスト音声の合成は単独もしくは任意の組み合せで使用されることを特徴としている。
【0016】
【作用】
上記した構成としたことによって、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法はメッセージとして表示する情報量が増大し、適格な伝達ができ、メッセージ内容が記憶されることで一時的に見逃しがあっても後に確認が可能となる。加えて、ブザーや音声を加えることで聴覚障害者のみならず健常者を対象としても使用範囲、用途は拡大され、日常生活に限らず、多様な業種にあっての通信手段としても実効性があるものとなり、使用勝手も非常に良好なものとなるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図2乃至図10を参照して説明する。なお、従来例を示す図1と共通する部分には共通の符号を付す。図2は本発明の実施例1を示す全体構成図、図3は同じくシリアル出力センサーの構成図、図4は同じく無線送信機の構成図、図5は同じく腕時計型とした情報端末装置の構成図、図6は同じく正面イメージ図、図7は同じく無線区間のフレームフォーマットの例を示す図、図8は同じく実施例2の腕時計型とした情報端末装置の正面イメージ図、図9は同じくNo.1の無線送信機がONした場合の例を示す図、図10は同じく実施例3の腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【0018】
まず、図2乃至図6として示す実施例1を説明すると、この全体構成には無線送信機1−1と腕時計型とした情報端末装置1−2のほかに、来客や警報等を検知する各種センサー2−1、シリアル通信機器2−2、シリアル出力センサー2−3が含まれ、特に図示しないが電波の不感地帯対応のために、中間に無線中継器が入る場合もある。
【0019】
前記したシリアル出力センサー2−3には各種センサー2−1からの入力信号が入る入力検出回路2−4が備えられている。この入力検出回路2−4に接続された入力信号は信号判定部2−5を通ってメッセージ送出部2−6へ接続される。このメッセージ送出部2−6にはID記億部2−8及びメッセージ記憶部2−9も接続されており、これらの信号はシリアル出力部2−9よりシリアルデータとして出力される。
【0020】
この実施例1における無線送信機1−1にあって、各センサー機器からの信号はその信号の種類に応じてセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19に接続され、各々送信処理制御部2−15へ接続される。この送信処理制御部2−15には操作用のコールボタン2−20、メッセージ再生ボタン2−21、メッセージが表示されるメッセージ表示部2−10、送信ID記億部2−16、送信メッセージ記憶部2−17及び時計部2−18が接続されている。送信処理制御部2−15の出力として無線送信部2−11を経由し、送信アンテナ2−12へ接続される。
【0021】
また、実施例1の情報端末装置1−2は前記した送信アンテナ2−12からの送信信号を受ける受信アンテナ2−23を備え、その受信アンテナ2−23は無線受信部2−22に接続され、その出力は受信処理部2−25に接続される。この受信処理部2−25にはアップ、ダウン、スクロールが可能な操作キー2−24、表示用のメッセージ表示部2−10、着信があったことを装着者に知らせるバイブレータ2−26、受信ID記億部2−27、受信メッセージ記憶部2−28及び時計部2−18が接続される。
【0022】
腕時計型とした情報端末装置1−2には前記したメッセージ表示部2−10で機能するLCD表示部2−29及び操作キー2−24が外観に表出され、その他に時刻設定やアラーム設定等のためのボタンが配置されている。バイブレータ2−26は装置内に実装されている。
【0023】
ここで、上記構成とした実施例1の動作を説明する。この実施例1は主として聴覚障害者が日常生活を行なうためのもので、生活情報や警報信号等の情報を各センサーが検知すると、それをバイブレータ2−26の振動及びLCD表示部2−29における文字表示によって随時通知する。即ち、来客や警報を各種センサー2−1、2−2、2−3が検知すると、その検知を無線送信機1−1へ検知したセンサーのID番号と文字メッセージを送出する。
【0024】
無線送信機1−1はセンサーからのシリアル信号を受信したデータ内容を確認してOKであれば、その内容を送信アンテナ2−12から送信し、同時にその内容をメッセージ記憶部2−17で記憶する。情報端末装置1−2は無線送信機1−1からの信号を受信アンテナ2−23で受信し、バイブレータ2−26を振動させると共にメッセージを受信メッセージ記憶部2−28で記憶し、LCD表示部2−29にメッセージを表示する。
【0025】
シリアル出力センサー2−3はセンサーに応じた検出回路が構成されている。例えば、センサーとして火災報知器の報知音信号検出(マイク)が接続されているとすると、火災報知器からの信号によってシリアル出力センサー2−3はONとなって無線送信機1−1にシリアル出力センサー2−3に付与されたIDと予め記憶されている文字メッセージがシリアル出力で接続される。
【0026】
この場合、文字メッセージの例として「No.1カサイハッセイ(火災発生)」とすると、センサーが火災報知器の報知音を検出して無線送信機1−1へこのメッセージを送出する。送出するメッセージの内容は図7として示している無線区間のフレームフォーマット例において、プリアンブルとシンクコードを除いた部分となる。
【0027】
無線送信機1−1は、各種センサーからの信号がその信号の種類に応じてセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19に入力され、送信処理制御部2−15へ接続される。コールボタン2−20は呼び出し用のボタンで、それも送信処理制御部2−15へ接続される。
【0028】
送信処理制御部2−15はセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19、コールボタン2−20からの入力信号があると、その内容を確認して、図7に示す無線区間のフレームフォーマット例に従って送信データを構成し、無線送信部2−11へ送出する。
【0029】
無線送信部2−11は送信アンテナ2−12に接続されており、そこから送信データを無線で送信する。また、同時に各センサーからの入力信号は時計部2−18からの時刻データとともに送信メッセージ記憶部2−17に記憶される。操作用のコールボタン2−20の操作により、必要な情報を選択し、メッセージ表示部2−10に入力された時刻と共に表示される。
【0030】
腕時計型の情報端末装置1−2では無線送信機1−1からの信号は受信アンテナ2−23で受信され、無線受信部2−22に接続され、その出力は受信処理部2−25に接続される。受信処理部2−25では無線受信部2−22で復調されたデータを解析し、IDが予め受信ID記億部2−27に記憶されているIDと一致すると、着信があったと認識をすることとなる。
【0031】
着信があったと認識されると、そのことを通知するバイブレータ2−26を無線送信機1−1から指定された振動パターンで振動させ、まず、文字データ属性に従ったタイトルをメッセージ表示部2−10(2−29)に表示させる。操作キー2−24の操作によってメッセージ内容がスクロールされ、メッセージ表示部2−10(2−29)に表示される。同時に着信したメッセージは時計部2−18からの時刻データと共に受信メッセージ記憶部2−28に記憶される。操作キー2−24の操作によって随時必要な情報を選択し、入力された時刻と共にメッセージ表示部2−10(2−29)に表示される。
【0032】
また、LCD表示部2−29は複数の段に分割され、図6では上段に時刻表示、下段にメッセージが表示されるようにしてある。操作キー24にはメッセージ内容をスクロール表示する左右方向を向いた矢印キーと、表示可能文字毎にステップさせる上下方向を向いたキーとがあり、これらのキーは複数記憶されているメッセージを呼び出し選択するためにも使用される。ここで、スクロール表示は、メッセージ内容を表示可能文字数が5つとすれば1文字づつ送る表示をいい、ステップスクロールは5文字づつを一時に表示変更していく操作をいう。
【0033】
情報端末装置1−2内に実装され、着信を装着者に通知するバイブレータ2−26は無線送信機1−1からの信号によって任意の振動パターン発生をする。この振動パターンは基本時間、パターン長とON/OFF時間長から指定する。個々の指定方法例を表1に示す。
【0034】
【表1】
ここで、基本時間Tはバイブレータ2−26を振動させる時間のベースとなるものであり、基本時間0.0秒はバイブレータ2−26を振動させないことを意味する(表示テスト等)。ON/OFF時間T×0はその部分を振動させないことを示し、例えば4回目のバイブレータ2−26を振動させない場合は0指定とする。
【0035】
また、基本時間指定と、ON/OFF時間指定の組み合せで振動パターンを表わすことができる。ここで、3つの振動パターンの例につき、その指定方法を表2として示す。(尚、ビット配分については図7として示す無線区間のフレームフォーマット例を参照。)
【0036】
【表2】
【0037】
次に、図8、図9により示す実施例2はLCD表示部2−29の表示方式を変更したものであり、LCD表示部2−29を1行とし、操作キー2−24をなくした構成としてある。この実施例2にあっては、例えば無線送信機1−1が2台あり、このうちセンサーNo.1がONとなってNo.1側のメッセージを無線送信する場合、情報端末装置1−2は「No.1キンキュウ」というメッセージを受信すると、バイブレータ2−26を振動させると共にLCD表示部2−29に「No.1」と「キンキュウ」の文字を交互に表示することとなっている。
【0038】
さらに、図10として示す実施例3は音声系出力を追加したものであり、具体的にはブザー4−1、スピーカ4−2、テキスト音声合成部4−3が追加してある。この音声系出力の追加は前記した実施例2の構成に追加してもよく、ブザー4−1とスピーカ4−2及びテキスト音声合成部4−3とは同時に必要はなく、ブザー4−1のみの単独またはスピーカ4−2及びテキスト音声合成部4−3の単独でもよい。
【0039】
この実施例3では着信があるとバイブレータ2−26と同様のパターンでブザー4−1が鳴動する。このバイブレータ2−26とブザー4−1は同時に動作させても、各々個別に動作させてもよい。テキスト音声合成部4−3では送られてきたテキスト文字のメッセージを音声に変換してスピーカ4−2より出力するものである。
【0040】
本実施の形態は上記のように構成されている。この構成によって聴覚障害者に限らず、騒音場所での着信情報伝達、両手を使う作業者への情報伝達、病院等で衛生面から手で機器を握ることができない業務、呼び出し音を発生させてはならない場所での情報伝達等にそのまま適用でき、健常者用として一般業務にも使用できる。このために、防災、防犯、工事作業現場、病院、バリアフリー関連、レジャー産業をはじめ一般企業向け等としても幅広く利用される。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は上記のように構成され動作する。まず、第一の発明にあっては個々のセンサーがシリアル出力を持ち、メッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させるために、腕時計型とした情報端末装置はすべてのメッセージ内容を予め記憶する必要がなく、そのままこの情報を表示させれば済むので、小型化、低消費電力化ができる。また、検出するセンサーが新たに追加されても、そのセンサーの情報はセンサー側にメッセージ情報として記憶されているので、単にセンサーを追加するだけで済み、検出センサーの追加、削除が容易に行なわれ、システム変更に柔軟に対応できる。即ち、新規のセンサーが開発された時にも何らの変更なく使用できる。
【0042】
情報端末装置を腕時計型としてあることによって、装着したまま外出し、種々のサービスを提供している場所へ行っても、情報端末装置に何の変更をする必要もなく、そのままサービスのメッセージを受け、表示することができる。また、シリアル出力としてあるので、センサーと無線送信機との間に、有線、無線の伝送路を介して遠隔接続が容易に可能となる。即ち、遠隔地における情報を手元の情報端末装置で確実に確認することができる。このことは、センサーからの情報に限らず、一般情報も伝送し、情報端末装置に表示することができるので、一般の連絡、通報にもそのまま利用することができる。つまり、任意のメッセージが表示できることとなり、情報の多様化に対応できる。
【0043】
また、無線送信機は、送信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し随時読み出すことができるので、情報端末装置で受信できなかったメッセージを確認することができる。無線送信機は片方向通信であるので、情報端末装置の受信可能、不可能に関わらず一方的に送信しているので、送信データがあったか否かの確認ができることとなる。
【0044】
腕時計型とした情報端末装置はスクロール操作キーを有しており、メッセージの文字表示をスクロールして見ることができるので、LCDの表示文字数の制限を越えて任意に表示することができる。LCDに文字表示させるにはLCDドライバによりなされるが、文字数が少ないほどLCDドライバを小型化でき、低消費、コストの低減を図れる。これによってメッセージ情報伝達能力が飛躍的に向上して情報の多様化に対応できる。
【0045】
情報端末装置は、メッセージの着信があると、まず文字データ属性に応じた表示を行なうので、長いメッセージの場合、一々スクロールして内容を読まなくとも、緊急、重要なメッセージであるか否かを一目で判別できる。つまり、メッセージ毎に、そのメッセージの重要性等の情報が付加されてくるので、これに応じた表示、例えば「キンキュウ(緊急)」「シキュウ(至急)」「レンラク(連絡)」等の表示がまずなされるので、手が離せない場合等には内容によって後で見ることもできる。
【0046】
情報端末装置内に実装されているバイブレータの振動パターンを任意に変えられるので、上記した文字データ属性とあわせて振動をさせることができる。つまり、バイブレータの振動パターンによって着信データの重要性等の判断ができるので、手が離せない場合等には、後でメッセージを見て確認することができる。
【0047】
情報端末装置は受信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、随時読み出せるので、手が離せない場合、後でメッセージを見て確認することができる。
【0048】
次に、本願の第2の発明によると、LCD表示部の1行にメッセージ文字を交互に表示させるので、単純な1行表示をさせるのに比べより多くの情報を伝達することができる。つまり、交互表示によってLCDはそのままで情報量を2倍以上とすることができる。LCDの表示は1行のみでよいので低コスト、低消費電力がはかれる。また、複雑な操作ボタンが不要となり、1行の文字表示であるために表示面積を多くとることができ、表示文字を大きくすることができ、高齢化社会への対応もできることとなる。
【0049】
そして、本願の第3の発明によると、ブザーの鳴動によって着信が知らされるので、ナースコール等として健常者への適用も可能となる。また、バイブレータの振動パターンと同様にブザーの鳴動パターンを変えることでメッセージの内容を識別することが可能となる。
【0050】
また、メッセージの内容を音声で通知するので、視覚障害者への対応も可能となる。加えて、バイブレータが内蔵されていることで、健常者、視覚障害者への音声呼び出しが、騒音時でも確実に着信を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例1を示す全体構成図である。
【図3】シリアル出力センサーの構成図である。
【図4】無線送信機の構成図である。
【図5】腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【図6】正面イメージ図である。
【図7】無線区間のフレームフォーマットの例を示す図である。
【図8】実施例2の腕時計型とした情報端末装置の正面イメージ図である。
【図9】No.1の無線送信機がONした場合の例を示す図である。
【図10】実施例3の腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【符号の説明】
1−1 無線送信機
1−2 腕時計型とした情報端末装置
2−1 センサー
2−2 シリアル通信機器
2−3 シリアル出力センサー
2−4 入力検出回路
2−5 信号判定部
2−6 メッセージ送出部
2−7 シリアル出力部
2−8 ID記億部
2−9 メッセージ記憶部
2−10 メッセージ表示部
2−11 無線送信部
2−12 送信アンテナ
2−13 センサー入力部
2−14 シリアル通信機器入力部
2−15 送信処理制御部
2−16 送信ID記憶部
2−17 送信メッセージ記憶部
2−18 時計部
2−19 シリアル出力センサー入力部
2−20 コールボタン
2−21 メッセージ再生ボタン
2−22 無線受信部
2−23 受信アンテナ
2−24 操作キー
2−25 受信処理制御部
2−26 バイブレータ
2−27 受信ID記億部
2−28 受信メッセージ記憶部
2−29 LCD表示部
3−1 LCD表示部(1行)
4−1 ブザー
4−2 スピーカ
4−3 テキスト音声合成部
【発明の属する技術分野】
本発明は情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関し、特に聴覚障害者用として開発され、各種情報をバイブレータとLCD表示で告知することとした腕時計型情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関し、従来より対象者まで拡大して使用用途を広げることができることとする情報端末装置へのメッセージ伝達方法に関する。
【0002】
【特許文献】
特開2000−207661号,「シルウォッチカタログ」(株式会社東京信友),防災情報伝達システムカタログ(株式会社情報システム総合研究所)
【0003】
【従来の技術】
上記した各種文献のものも含め、本発明が対象とする腕時計型とした情報端末装置は、主として聴覚障害者への情報伝達手段として使用されることを目的としており、その構成は図1として示すようになっていた。
【0004】
この従来のシステムとしての動作は、例として玄関に来客があると、その来客を専用の来客センサーが検知し、その検出信号を無線送信機1−1へ送出する。無線送信機1−1はセンサーからの信号を受信すると、腕時計型として使用者に装着されている情報端末装置(受信機)1−2へ予め登録してあるコード番号を無線送信する。
【0005】
情報端末装置1−2は無線送信機1−1からコード番号を受信すると内蔵しているバイブレータを振動させると共にコード番号に対応した表示(この場合はゲンカン)をLCDに表示するという構成になっている。即ち、この従来の構成は、情報端末装置1−2にあっては、着信があるとバイブレータを振動させて、その着信があったことを知らせ、LCDには単に個々のセンサーの検出場所に対応した表示がなされるものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術では、以下のような問題点があった。その一つとして、表示文字数の限界による絶対的な情報伝達不足が挙げられる。情報端末装置を腕時計型というコンパクトなものにしている制約からLCDに表示できる文字数はたかだか数文字(既製品ではカナ、英数字で5文字となっている)となってしまう。表示される文字サイズを小さくすれば、あと数文字の追加も可能ではあるが、高齢化社会ということもふまえて、文字のサイズはできるだけ大きくしたいという方向に反してしまう。つまり、従来では単にFAX(ファックス)、来客(ライキャク)、警報(ケイホウ)等の検出したセンサー名の表示のみにとどまり、より多くの適格な情報の伝達ができず、不便さを強いられることとなっていた。
【0007】
問題点の二つめとして任意メッセージの表示ができ得ないことがあり、情報の多様化に対応できずにいることである。従来は腕時計型としてコンパクト化した情報端末装置内に予め登録されている、いくつかの限定された文字表示のみとなっている。これは情報端末装置の内部スペース、消費電力の制限によって無限のデータメモリを内蔵することができないことによる。また、前記した登録文字を変更するにはCPU内に記憶されているデータの変更をしなければならず、容易には行なえない欠点があった。このことによって、聴覚障害者をはじめ、災害弱者はリアルタイムでの情報が不可欠となる防災面で、大雨や台風等の自然の異常音、付近住民による呼びかけ(火災、浸水、土砂災害等)や防災上極めて有効な防災無線放送も聞こえず、刻々と変化する種々の緊急情報がタイムリーに届かない事により避難等の対応が遅れてしまう問題が発生していた。
【0008】
社会の情報化がすすみ、さらにユビキタス社会の到来が予測される現在にあって、情報を享受できる人とできない人との間での格差が大きな問題となっており、任意のメッセージが表示できないことは重要な課題である。
【0009】
次の問題点として、メッセージの拡張性がないことが挙げられる。従来では、単に検出したセンサー名の表示がなされるのみで、予め登録してある以外のセンサー(ガス警報、火災警報、振動等)を接続しても情報端末装置内のメッセージ文字の書き換えをしない限り検出したセンサー名を表示することができない。このように、後から種々のセンサーを追加してもそのメッセージを有効に伝達できない問題があった。
【0010】
また、従来の技術ではバイブレータ振動パターンが一定であるという問題もあった。従来は腕時計型とした情報端末装置内に組み込まれているCPUメモリの制限からバイブレータの振動パターンは一種類固定となっている。そのために、必ずLCDの表示文字を読んで確認をしないとメッセージの内容、重要度が理解できないこととなっている。情報端末装置にLCDが組み込まれているので、メッセージの重要度の有無に関わらずバイブレータが振動する毎に直ちに手を休めて表示を見なければならない。このため、消費電力を極力少なくするため表示時間を短く制限していることから、手を休められない時にはメッセージを見逃す恐れもあった。
【0011】
さらには、送信メッセージ、受信メッセージが残らないという問題点もあった。従来は前記したように消費電力を極力少なくするために表示時間を短く制限している。そのために、見逃してしまうと何のメッセージであったか解らないという問題があった。これは無線送信機側にあっても格別に送信したメッセージはメモリに記憶されていないため見逃したメッセージは確認できない。特に、課題となるのは片方向通信のため、無線送信機は情報端末装置の受信可能、不可能に関わらず一方的に送信して終了するため重要なメッセージを見逃してしまうことがあった。
【0012】
【発明の目的】
そこで、本発明は上記した種々の問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、情報を増やすことが任意メッセージも含めて可能とし、メッセージに拡張性をもたせ、メッセージの見逃しもなくし、使用の応用範囲を拡範して、聴覚障害者のみならず、健常者にとっても使用勝手が優れたものとする情報端末装置へのメッセージ伝達方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は第一に生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を情報端末装置に送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した個々のセンサーはシリアル出力を持ち、その個々のセンサーで検出されるメッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させることを特徴とし、前記した情報端末装置は腕時計型としてあることを特徴とし、前記した情報端末装置へ送信する送信機は無線送信機とし、この無線送信機はメッセージを無線区間にだけ付加される情報に付けて送信することを特徴とし、前記した無線送信機には送信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、随時読み出せる表示器と操作ボタンを有することを特徴とし、前記した情報端末装置はスクロール操作キーを持ち、メッセージをスクロールしてLCDの表示文字数の制限を越えて任意に表示することができることを特徴とし、前記した情報端末装置は、着信があるとまずメッセージ毎に、そのメッセージ内容の重要性等の付加情報の文字データ属性に応じた表示を行なうことを特徴とし、前記した情報端末装置のバイブレータは送信機から送られてくる振動パターンに従い任意に振動することを特徴とし、前記した情報端末装置は、受信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、後に操作キーの操作でメッセージを確認することができることを特徴としている。
【0014】
次に、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記したLCDは一行にメッセージ文字を交互に表示させることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した情報端末装置はブザーも内蔵し、着信があった場合、バイブレータの振動と共にブザーも鳴動することを特徴とし、前記した情報端末装置にはテキスト音声の合成部を有していることを特徴とし、前記したテキスト音声の合成部はLCDに表示する文字を音声で読み上げスピーカより出力することを特徴とし、前記したバイブレータの振動、ブザーの鳴動、テキスト音声の合成は単独もしくは任意の組み合せで使用されることを特徴としている。
【0016】
【作用】
上記した構成としたことによって、本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法はメッセージとして表示する情報量が増大し、適格な伝達ができ、メッセージ内容が記憶されることで一時的に見逃しがあっても後に確認が可能となる。加えて、ブザーや音声を加えることで聴覚障害者のみならず健常者を対象としても使用範囲、用途は拡大され、日常生活に限らず、多様な業種にあっての通信手段としても実効性があるものとなり、使用勝手も非常に良好なものとなるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図2乃至図10を参照して説明する。なお、従来例を示す図1と共通する部分には共通の符号を付す。図2は本発明の実施例1を示す全体構成図、図3は同じくシリアル出力センサーの構成図、図4は同じく無線送信機の構成図、図5は同じく腕時計型とした情報端末装置の構成図、図6は同じく正面イメージ図、図7は同じく無線区間のフレームフォーマットの例を示す図、図8は同じく実施例2の腕時計型とした情報端末装置の正面イメージ図、図9は同じくNo.1の無線送信機がONした場合の例を示す図、図10は同じく実施例3の腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【0018】
まず、図2乃至図6として示す実施例1を説明すると、この全体構成には無線送信機1−1と腕時計型とした情報端末装置1−2のほかに、来客や警報等を検知する各種センサー2−1、シリアル通信機器2−2、シリアル出力センサー2−3が含まれ、特に図示しないが電波の不感地帯対応のために、中間に無線中継器が入る場合もある。
【0019】
前記したシリアル出力センサー2−3には各種センサー2−1からの入力信号が入る入力検出回路2−4が備えられている。この入力検出回路2−4に接続された入力信号は信号判定部2−5を通ってメッセージ送出部2−6へ接続される。このメッセージ送出部2−6にはID記億部2−8及びメッセージ記憶部2−9も接続されており、これらの信号はシリアル出力部2−9よりシリアルデータとして出力される。
【0020】
この実施例1における無線送信機1−1にあって、各センサー機器からの信号はその信号の種類に応じてセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19に接続され、各々送信処理制御部2−15へ接続される。この送信処理制御部2−15には操作用のコールボタン2−20、メッセージ再生ボタン2−21、メッセージが表示されるメッセージ表示部2−10、送信ID記億部2−16、送信メッセージ記憶部2−17及び時計部2−18が接続されている。送信処理制御部2−15の出力として無線送信部2−11を経由し、送信アンテナ2−12へ接続される。
【0021】
また、実施例1の情報端末装置1−2は前記した送信アンテナ2−12からの送信信号を受ける受信アンテナ2−23を備え、その受信アンテナ2−23は無線受信部2−22に接続され、その出力は受信処理部2−25に接続される。この受信処理部2−25にはアップ、ダウン、スクロールが可能な操作キー2−24、表示用のメッセージ表示部2−10、着信があったことを装着者に知らせるバイブレータ2−26、受信ID記億部2−27、受信メッセージ記憶部2−28及び時計部2−18が接続される。
【0022】
腕時計型とした情報端末装置1−2には前記したメッセージ表示部2−10で機能するLCD表示部2−29及び操作キー2−24が外観に表出され、その他に時刻設定やアラーム設定等のためのボタンが配置されている。バイブレータ2−26は装置内に実装されている。
【0023】
ここで、上記構成とした実施例1の動作を説明する。この実施例1は主として聴覚障害者が日常生活を行なうためのもので、生活情報や警報信号等の情報を各センサーが検知すると、それをバイブレータ2−26の振動及びLCD表示部2−29における文字表示によって随時通知する。即ち、来客や警報を各種センサー2−1、2−2、2−3が検知すると、その検知を無線送信機1−1へ検知したセンサーのID番号と文字メッセージを送出する。
【0024】
無線送信機1−1はセンサーからのシリアル信号を受信したデータ内容を確認してOKであれば、その内容を送信アンテナ2−12から送信し、同時にその内容をメッセージ記憶部2−17で記憶する。情報端末装置1−2は無線送信機1−1からの信号を受信アンテナ2−23で受信し、バイブレータ2−26を振動させると共にメッセージを受信メッセージ記憶部2−28で記憶し、LCD表示部2−29にメッセージを表示する。
【0025】
シリアル出力センサー2−3はセンサーに応じた検出回路が構成されている。例えば、センサーとして火災報知器の報知音信号検出(マイク)が接続されているとすると、火災報知器からの信号によってシリアル出力センサー2−3はONとなって無線送信機1−1にシリアル出力センサー2−3に付与されたIDと予め記憶されている文字メッセージがシリアル出力で接続される。
【0026】
この場合、文字メッセージの例として「No.1カサイハッセイ(火災発生)」とすると、センサーが火災報知器の報知音を検出して無線送信機1−1へこのメッセージを送出する。送出するメッセージの内容は図7として示している無線区間のフレームフォーマット例において、プリアンブルとシンクコードを除いた部分となる。
【0027】
無線送信機1−1は、各種センサーからの信号がその信号の種類に応じてセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19に入力され、送信処理制御部2−15へ接続される。コールボタン2−20は呼び出し用のボタンで、それも送信処理制御部2−15へ接続される。
【0028】
送信処理制御部2−15はセンサー入力部2−13、シリアル通信機器入力部2−14、シリアル出力センサー入力部2−19、コールボタン2−20からの入力信号があると、その内容を確認して、図7に示す無線区間のフレームフォーマット例に従って送信データを構成し、無線送信部2−11へ送出する。
【0029】
無線送信部2−11は送信アンテナ2−12に接続されており、そこから送信データを無線で送信する。また、同時に各センサーからの入力信号は時計部2−18からの時刻データとともに送信メッセージ記憶部2−17に記憶される。操作用のコールボタン2−20の操作により、必要な情報を選択し、メッセージ表示部2−10に入力された時刻と共に表示される。
【0030】
腕時計型の情報端末装置1−2では無線送信機1−1からの信号は受信アンテナ2−23で受信され、無線受信部2−22に接続され、その出力は受信処理部2−25に接続される。受信処理部2−25では無線受信部2−22で復調されたデータを解析し、IDが予め受信ID記億部2−27に記憶されているIDと一致すると、着信があったと認識をすることとなる。
【0031】
着信があったと認識されると、そのことを通知するバイブレータ2−26を無線送信機1−1から指定された振動パターンで振動させ、まず、文字データ属性に従ったタイトルをメッセージ表示部2−10(2−29)に表示させる。操作キー2−24の操作によってメッセージ内容がスクロールされ、メッセージ表示部2−10(2−29)に表示される。同時に着信したメッセージは時計部2−18からの時刻データと共に受信メッセージ記憶部2−28に記憶される。操作キー2−24の操作によって随時必要な情報を選択し、入力された時刻と共にメッセージ表示部2−10(2−29)に表示される。
【0032】
また、LCD表示部2−29は複数の段に分割され、図6では上段に時刻表示、下段にメッセージが表示されるようにしてある。操作キー24にはメッセージ内容をスクロール表示する左右方向を向いた矢印キーと、表示可能文字毎にステップさせる上下方向を向いたキーとがあり、これらのキーは複数記憶されているメッセージを呼び出し選択するためにも使用される。ここで、スクロール表示は、メッセージ内容を表示可能文字数が5つとすれば1文字づつ送る表示をいい、ステップスクロールは5文字づつを一時に表示変更していく操作をいう。
【0033】
情報端末装置1−2内に実装され、着信を装着者に通知するバイブレータ2−26は無線送信機1−1からの信号によって任意の振動パターン発生をする。この振動パターンは基本時間、パターン長とON/OFF時間長から指定する。個々の指定方法例を表1に示す。
【0034】
【表1】
ここで、基本時間Tはバイブレータ2−26を振動させる時間のベースとなるものであり、基本時間0.0秒はバイブレータ2−26を振動させないことを意味する(表示テスト等)。ON/OFF時間T×0はその部分を振動させないことを示し、例えば4回目のバイブレータ2−26を振動させない場合は0指定とする。
【0035】
また、基本時間指定と、ON/OFF時間指定の組み合せで振動パターンを表わすことができる。ここで、3つの振動パターンの例につき、その指定方法を表2として示す。(尚、ビット配分については図7として示す無線区間のフレームフォーマット例を参照。)
【0036】
【表2】
【0037】
次に、図8、図9により示す実施例2はLCD表示部2−29の表示方式を変更したものであり、LCD表示部2−29を1行とし、操作キー2−24をなくした構成としてある。この実施例2にあっては、例えば無線送信機1−1が2台あり、このうちセンサーNo.1がONとなってNo.1側のメッセージを無線送信する場合、情報端末装置1−2は「No.1キンキュウ」というメッセージを受信すると、バイブレータ2−26を振動させると共にLCD表示部2−29に「No.1」と「キンキュウ」の文字を交互に表示することとなっている。
【0038】
さらに、図10として示す実施例3は音声系出力を追加したものであり、具体的にはブザー4−1、スピーカ4−2、テキスト音声合成部4−3が追加してある。この音声系出力の追加は前記した実施例2の構成に追加してもよく、ブザー4−1とスピーカ4−2及びテキスト音声合成部4−3とは同時に必要はなく、ブザー4−1のみの単独またはスピーカ4−2及びテキスト音声合成部4−3の単独でもよい。
【0039】
この実施例3では着信があるとバイブレータ2−26と同様のパターンでブザー4−1が鳴動する。このバイブレータ2−26とブザー4−1は同時に動作させても、各々個別に動作させてもよい。テキスト音声合成部4−3では送られてきたテキスト文字のメッセージを音声に変換してスピーカ4−2より出力するものである。
【0040】
本実施の形態は上記のように構成されている。この構成によって聴覚障害者に限らず、騒音場所での着信情報伝達、両手を使う作業者への情報伝達、病院等で衛生面から手で機器を握ることができない業務、呼び出し音を発生させてはならない場所での情報伝達等にそのまま適用でき、健常者用として一般業務にも使用できる。このために、防災、防犯、工事作業現場、病院、バリアフリー関連、レジャー産業をはじめ一般企業向け等としても幅広く利用される。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る情報端末装置へのメッセージ伝達方法は上記のように構成され動作する。まず、第一の発明にあっては個々のセンサーがシリアル出力を持ち、メッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させるために、腕時計型とした情報端末装置はすべてのメッセージ内容を予め記憶する必要がなく、そのままこの情報を表示させれば済むので、小型化、低消費電力化ができる。また、検出するセンサーが新たに追加されても、そのセンサーの情報はセンサー側にメッセージ情報として記憶されているので、単にセンサーを追加するだけで済み、検出センサーの追加、削除が容易に行なわれ、システム変更に柔軟に対応できる。即ち、新規のセンサーが開発された時にも何らの変更なく使用できる。
【0042】
情報端末装置を腕時計型としてあることによって、装着したまま外出し、種々のサービスを提供している場所へ行っても、情報端末装置に何の変更をする必要もなく、そのままサービスのメッセージを受け、表示することができる。また、シリアル出力としてあるので、センサーと無線送信機との間に、有線、無線の伝送路を介して遠隔接続が容易に可能となる。即ち、遠隔地における情報を手元の情報端末装置で確実に確認することができる。このことは、センサーからの情報に限らず、一般情報も伝送し、情報端末装置に表示することができるので、一般の連絡、通報にもそのまま利用することができる。つまり、任意のメッセージが表示できることとなり、情報の多様化に対応できる。
【0043】
また、無線送信機は、送信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し随時読み出すことができるので、情報端末装置で受信できなかったメッセージを確認することができる。無線送信機は片方向通信であるので、情報端末装置の受信可能、不可能に関わらず一方的に送信しているので、送信データがあったか否かの確認ができることとなる。
【0044】
腕時計型とした情報端末装置はスクロール操作キーを有しており、メッセージの文字表示をスクロールして見ることができるので、LCDの表示文字数の制限を越えて任意に表示することができる。LCDに文字表示させるにはLCDドライバによりなされるが、文字数が少ないほどLCDドライバを小型化でき、低消費、コストの低減を図れる。これによってメッセージ情報伝達能力が飛躍的に向上して情報の多様化に対応できる。
【0045】
情報端末装置は、メッセージの着信があると、まず文字データ属性に応じた表示を行なうので、長いメッセージの場合、一々スクロールして内容を読まなくとも、緊急、重要なメッセージであるか否かを一目で判別できる。つまり、メッセージ毎に、そのメッセージの重要性等の情報が付加されてくるので、これに応じた表示、例えば「キンキュウ(緊急)」「シキュウ(至急)」「レンラク(連絡)」等の表示がまずなされるので、手が離せない場合等には内容によって後で見ることもできる。
【0046】
情報端末装置内に実装されているバイブレータの振動パターンを任意に変えられるので、上記した文字データ属性とあわせて振動をさせることができる。つまり、バイブレータの振動パターンによって着信データの重要性等の判断ができるので、手が離せない場合等には、後でメッセージを見て確認することができる。
【0047】
情報端末装置は受信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、随時読み出せるので、手が離せない場合、後でメッセージを見て確認することができる。
【0048】
次に、本願の第2の発明によると、LCD表示部の1行にメッセージ文字を交互に表示させるので、単純な1行表示をさせるのに比べより多くの情報を伝達することができる。つまり、交互表示によってLCDはそのままで情報量を2倍以上とすることができる。LCDの表示は1行のみでよいので低コスト、低消費電力がはかれる。また、複雑な操作ボタンが不要となり、1行の文字表示であるために表示面積を多くとることができ、表示文字を大きくすることができ、高齢化社会への対応もできることとなる。
【0049】
そして、本願の第3の発明によると、ブザーの鳴動によって着信が知らされるので、ナースコール等として健常者への適用も可能となる。また、バイブレータの振動パターンと同様にブザーの鳴動パターンを変えることでメッセージの内容を識別することが可能となる。
【0050】
また、メッセージの内容を音声で通知するので、視覚障害者への対応も可能となる。加えて、バイブレータが内蔵されていることで、健常者、視覚障害者への音声呼び出しが、騒音時でも確実に着信を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例1を示す全体構成図である。
【図3】シリアル出力センサーの構成図である。
【図4】無線送信機の構成図である。
【図5】腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【図6】正面イメージ図である。
【図7】無線区間のフレームフォーマットの例を示す図である。
【図8】実施例2の腕時計型とした情報端末装置の正面イメージ図である。
【図9】No.1の無線送信機がONした場合の例を示す図である。
【図10】実施例3の腕時計型とした情報端末装置の構成図である。
【符号の説明】
1−1 無線送信機
1−2 腕時計型とした情報端末装置
2−1 センサー
2−2 シリアル通信機器
2−3 シリアル出力センサー
2−4 入力検出回路
2−5 信号判定部
2−6 メッセージ送出部
2−7 シリアル出力部
2−8 ID記億部
2−9 メッセージ記憶部
2−10 メッセージ表示部
2−11 無線送信部
2−12 送信アンテナ
2−13 センサー入力部
2−14 シリアル通信機器入力部
2−15 送信処理制御部
2−16 送信ID記憶部
2−17 送信メッセージ記憶部
2−18 時計部
2−19 シリアル出力センサー入力部
2−20 コールボタン
2−21 メッセージ再生ボタン
2−22 無線受信部
2−23 受信アンテナ
2−24 操作キー
2−25 受信処理制御部
2−26 バイブレータ
2−27 受信ID記億部
2−28 受信メッセージ記憶部
2−29 LCD表示部
3−1 LCD表示部(1行)
4−1 ブザー
4−2 スピーカ
4−3 テキスト音声合成部
Claims (13)
- 生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を情報端末装置に送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した個々のセンサーはシリアル出力を持ち、その個々のセンサーで検出されるメッセージ記憶部のメッセージをシリアル伝送させることを特徴とする情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置は腕時計型としてあることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置へ送信する送信機は無線送信機とし、この無線送信機はメッセージを無線区間にだけ付加される情報に付けて送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した無線送信機には送信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、随時読み出せる表示器と操作ボタンを有することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置はスクロール操作キーを持ち、メッセージをスクロールしてLCDの表示文字数の制限を越えて任意に表示することができることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置は、着信があるとまずメッセージ毎に、そのメッセージ内容の重要性等の付加情報の文字データ属性に応じた表示を行なうことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置のバイブレータは送信機から送られてくる振動パターンに従い任意に振動することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置は、受信したメッセージを時刻と共にその内容を記憶し、後に操作キーの操作でメッセージを確認することができることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記したLCDは一行にメッセージ文字を交互に表示させることを特徴とする情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 生活情報や警報信号等の各種情報を個々のセンサーで検知し、その情報を腕時計型とした情報端末装置に無線送信し、前記情報端末装置は着信をバイブレータで装着者に通知し、メッセージをLCDに表示する伝達方法において、前記した情報端末装置はブザーも内蔵し、着信があった場合、バイブレータの振動と共にブザーも鳴動することを特徴とする情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記した情報端末装置にはテキスト音声の合成部を有していることを特徴とする請求項10に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記したテキスト音声の合成部はLCDに表示する文字を音声で読み上げスピーカより出力することを特徴とする請求項11に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
- 前記したバイブレータの振動、ブザーの鳴動、テキスト音声の合成は単独もしくは任意の組み合せで使用されることを特徴とする請求項10、請求項11または請求項12に記載の情報端末装置へのメッセージ伝達方法。
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