JP2004251649A - 情報処理システム及びこれに用いる情報処理サーバ、クライアント端末 - Google Patents

情報処理システム及びこれに用いる情報処理サーバ、クライアント端末 Download PDF

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健 大野
Masayuki Watabe
眞幸 渡部
Minoru Togashi
実 冨樫
Yukihiro Ito
幸宏 伊東
Tatsuhiro Konishi
達裕 小西
Toshihiko Ito
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Abstract

【課題】入力形態の異なる複数のクライアント端末がそれぞれ通信ネットワークを介して情報処理サーバに接続されてなる情報処理システムにおいて、入力操作を比較的簡単に行えるクライアント端末での操作時に、操作手順に誤りが生じやすいクライアント端末を用いた場合の入力操作の手順をユーザに教示して、その操作手順をユーザに習得させるようにする。
【解決手段】PC10からの入力操作に応じて情報処理サーバ30で目的地設定等の処理を行う際に、車載ナビゲーション装置20からの入力操作で同一の処理を行う場合の車載ナビゲーション装置20での操作手順を、操作シミュレーション画面としてPC10のモニタ11上に表示させる。ユーザはPC10での入力操作時にこの操作シミュレーション画面を参照することによって、車載ナビゲーション装置20での入力操作を習得することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報検索処理等の各種処理を実行する情報処理サーバと、入力形態の異なる2種以上のクライアント端末とが通信ネットワークを介して相互に接続されてなる情報処理システム及びこれに用いる情報処理サーバ、クライアント端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等の通信ネットワークが広く普及することに伴って、例えば情報検索処理等の各種処理を実現するためのアプリケーションソフトをデータセンタ等で運用し、インターネット等の通信ネットワーク経由でデータセンタにアクセスしたユーザに対して各種のサービスを提供する、いわゆるASP(Application Service Provider)型の情報処理システムが注目を集めている。このようなASP型の情報処理システムでは、高度な情報処理はデータセンタに設置された情報処理サーバにて実行され、ユーザ側のクライアント端末では、情報処理サーバとの間で情報通信を行う機能を備えるだけで高度なサービスが享受できるため、高度情報化社会に適合した有効なサービス形態として、今後益々普及していくものと思われる。
【0003】
特に、近年では、車載ナビゲーション装置等の車載機器や携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)といった移動体端末の発展もめざましく、このような移動体端末をASP型の情報処理システムにおけるクライアント端末として用いて、情報サーバからの情報を利用できるようにする試みも各方面において種々検討されている。
【0004】
例えば、ナビゲーションシステムの分野においては、車載ナビゲーション装置からインターネット経由で情報処理サーバにアクセスできるようにして、高度な情報検索等の処理を情報処理サーバ側で行わせ、車載ナビゲーション装置では必要な情報を情報処理サーバからダウンロードできるようにする通信型のナビゲーションシステムが提案されている(例えば、特許文献1等を参照。)。
【0005】
また、このような通信型のナビゲーションシステムにおいては、車載ナビゲーション装置の他に、ユーザの自宅にあるPC(Personal Computer)等からも情報処理サーバにアクセスできるようにして、例えばドライブプランを自宅のPCで作成して情報処理サーバに保存しておき、この情報処理サーバに保存しておいたドライブプランを車載ナビゲーション装置に取り込んで車載ナビゲーション装置で利用できるようにするといったサービスを行うものも提案されている(例えば、特許文献2等を参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−139324号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平11−53376号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような情報処理システムにおいて、車載ナビゲーション装置と自宅のPCといったように、それぞれ入力形態の異なる端末をクライアント端末として情報処理サーバに接続させる場合には、情報処理サーバは、各クライアント端末に対してそれぞれの入力形態に応じた入力画面を提供するようにしている。すなわち、PCのように入力手段としてキーボードを有し、文字情報を直接入力可能なクライアント端末に対しては、文字情報の入力窓を有する入力画面を提供し、車載ナビゲーション装置のように文字情報を直接入力する入力手段を持たないクライアント端末に対しては、文字情報のリストを順次表示しながら所望の文字情報を選択させる入力画面を提供するようにしている。
【0009】
ここで、PCのように文字情報を直接入力可能なクライアント端末では、情報処理サーバに所望の処理を実行させるための入力操作は比較的簡単に行うことができるが、車載ナビゲーション装置のように画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作を行うクライアント端末では、情報処理サーバに同様の処理を実行させるための入力操作が、PC等で行う入力操作に比べて極めて煩雑なものとなる。特に、階層構造を有する複数の文字情報リストが順次表示され、これらリストの中から必要な情報を順次選択していくことで文字情報の絞り込みを行うといった入力操作を行う場合には、操作手順を誤ると目的とする文字情報になかなか辿り着かず、入力操作に多大な労力及び長時間を要するといった問題が生じる。
【0010】
このような車載ナビゲーション装置等における入力操作の操作手順は、当該車載ナビゲーション装置等での入力操作を繰り返し行って、その操作に慣れることである程度習得できるが、操作に慣れるまでは操作手順の誤りが生じやすく、ユーザに不便さを感じさせてしまう場合が多い。
【0011】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、情報処理サーバに所望の処理を実行させるための入力操作を比較的簡単に行えるクライアント端末での操作時に、操作手順に誤りが生じやすいクライアント端末を用いた場合の入力操作の手順をユーザに教示して、その操作手順をユーザに習得させるようにした情報処理システム、及びこれに用いる情報処理サーバ、クライアント端末を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報処理システムは、入力形態の異なる第1のクライアント端末と第2のクライアント端末とがそれぞれ通信ネットワークを介して情報処理サーバに接続され、これら第1のクライアント端末又は第2のクライアント端末からの入力操作に応じて、情報処理サーバにおいて各種処理が実行されるものである。
【0013】
第1のクライアント端末は、文字情報を直接入力可能な端末であり、第2のクライアント端末は、画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われる端末である。情報処理サーバは、これら第1のクライアント端末や第2のクライアント端末に対して、それぞれの入力形態に応じた入力画面を提供すると共に、これらの入力画面を用いて第1のクライアント端末又は第2のクライアント端末から入力操作が行われると、それに応じて各種処理を実行する。
【0014】
そして、特に本発明に係る情報処理システムにおいては、第1のクライアント端末からの入力操作に応じて情報処理サーバが各種処理を実行する際に、同一の処理を第2のクライアント端末からの入力操作で実行する場合の第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面を、第1のクライアント端末に表示させるようにしている。
【0015】
また、本発明に係る情報処理サーバは、以上のような情報処理システムに用いられる情報処理サーバであって、第1のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する際に、同一の処理を第2のクライアント端末からの入力操作で実行する場合の第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して第1のクライアント端末に送信し、第1のクライアント端末に、以上のような操作シミュレーション画面を表示させるようにしている。
【0016】
また、本発明に係るクライアント端末は、以上のような情報処理システムに用いられるクライアント端末(第1のクライアント端末)であって、情報処理サーバから提供される入力画面を用いて文字情報を直接入力する入力操作によって情報処理サーバに各種処理を実行させる際に、同一の処理を第2のクライアント端末からの入力操作で情報処理サーバに実行させる場合の第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して、この操作シミュレーション画面を表示するようにしている。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、比較的簡単に入力操作を行える第1のクライアント端末から入力操作を行い、これに応じて情報処理サーバで各種処理が実行されるときに、第2のクライアント端末からの操作入力で情報処理サーバに同様の処理を実行させるための操作手順を示す操作シミュレーション画面が第1のクライアント端末に表示されるので、ユーザは、第1のクライアント端末での操作を通じて第2のクライアント端末での操作手順を習得することができ、実際に第2のクライアント端末で入力操作を行うときに、操作手順を誤ることなく適切に入力操作を行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、ここでは、ユーザの自宅に設置されたPCと車載ナビゲーション装置とがそれぞれインターネット経由で情報処理サーバに接続され、これらPCや車載ナビゲーション装置からの入力操作に応じて、情報処理サーバで各種処理が実行されてナビゲーションに関する各種サービスが提供される通信型ナビゲーションシステムに本発明を適用した例について具体的に説明するが、本発明は、この例に限らず、文字情報を直接入力可能なクライアント端末の他に、携帯電話機やPDAといったように、画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われるクライアント端末が、通信ネットワークを介して情報処理サーバに接続される情報処理システムに対して広く適用可能である。
【0019】
本発明を適用した通信型ナビゲーションシステムのシステム構成を図1に概略的に示す。この通信型ナビゲーションシステム1は、キーボード11を用いて文字情報を直接入力可能なPC10(第1のクライアント端末)と、画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われる車載ナビゲーション装置(第2のクライアント端末)20と、情報検索処理等の各種処理を実行してナビゲーションに関する各種サービスを提供する情報処理サーバ30とを備え、これらが通信ネットワークであるインターネット40を介して相互に接続されてなるものである。
【0020】
PC10は、入力手段としてのキーボード11と、表示手段としてのモニタ12と、当該PC10における各種処理を司る制御部13と、インターネット40を利用した情報通信を制御する通信制御部14とを有している。そして、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、このPC10と情報処理サーバ30との間でインターネット40を介して情報通信が行われ、PC10からの入力操作に応じて情報処理サーバ30にて各種処理が実行され、情報サーバ30からナビゲーションに関する各種サービスが提供されるようになっている。
【0021】
具体的には、PC10から通信制御部14の制御によって情報処理サーバ30に対するアクセスがなされると、情報処理サーバ30からPC10に対して、PC10の入力形態に応じた入力画面、すなわち、キーボード11を用いて文字情報を直接入力するための文字入力窓を有する入力画面の表示データが送信される。この表示データは、通信制御部14を介して制御部13に取り込まれ、制御部13がこの表示データに基づいた表示制御を行うことで、モニタ12に以上のような入力画面が表示される。そして、この入力画面を用いてPC10からの入力操作が行われ、例えば、キーボード11を用いて文字情報が入力され、それに関連する情報提供を要求する旨の指示が入力されると、それに応じて情報サーバ30で情報検索等の処理が行われ、その結果がPC10に返信される。PC10では、その処理結果が、例えばモニタ12の前記入力画面上にて表示されることになる。
【0022】
また、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1では、情報処理サーバ30にて実行された処理の結果を、PC10からの指示に応じて情報処理サーバ30に保存しておくことができるようになっている。すなわち、情報処理サーバ30にて実行された処理の結果がPC10に返信されて表示されたときに、前記入力画面を用いてPC10からその処理結果を保存する旨の指示が入力されると、それに応じて情報処理サーバ30で処理結果が保存される。この保存された処理結果は、後に、PC10や車載ナビゲーション装置20からのダウンロード要求があったときに読み出され、これらPC10や車載ナビゲーション装置20にダウンロードできるようになっている。したがって、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、例えば、ユーザが自宅のPC10から情報処理サーバ30にアクセスしてドライブプランを作成し、これを情報処理サーバ30に保存しておいて、後にこのドライブプランを車載ナビゲーション装置20にダウンロードして利用するといった利用形態が可能である。
【0023】
車載ナビゲーション装置20は、入力手段としてのジョイスティック21と、表示手段としてのモニタ22と、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して自車両の現在位置を検出する現在位置検出部23と、当該車載ナビゲーション装置20における各種処理を司る制御部24と、無線通信機41及びインターネット40を利用した情報通信を制御する通信制御部25とを有している。そして、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、この車載ナビゲーション装置20と情報処理サーバ30との間で無線通信機41、無線通信基地局42及びインターネット40を介して情報通信が行われ、車載ナビゲーション装置20からの入力操作に応じて情報処理サーバ30にて各種処理が実行され、情報サーバ30からナビゲーションに関する各種サービスが提供されるようになっている。
【0024】
具体的には、車載ナビゲーション装置20から通信制御部25の制御によって情報処理サーバ30に対するアクセスがなされると、情報処理サーバ30から車載ナビゲーション装置20に対して、車載ナビゲーション装置20の入力形態に応じた入力画面、すなわち、ジョイスティック21を用いて入力操作を行うための入力画面の表示データが送信される。この表示データは、通信制御部25を介して制御部24に取り込まれ、制御部24がこの表示データに基づいた表示制御を行うことで、モニタ22に、ジョイスティック21を用いて入力操作を行うための入力画面、具体的には、例えば階層構造を有する複数の文字情報リストを順次表示させながら、その文字情報リストの中から所望のものをジョイスティック21を用いて選択することで文字情報の絞り込みを行う入力画面が表示される。
そして、この入力画面を用いて車載ナビゲーション装置20からジョイスティック21を用いた入力操作が行われ、例えば指定した文字情報に関連する情報提供を要求する旨の指示が入力されると、それに応じて情報サーバ30で情報検索等の処理が行われ、その結果が車載ナビゲーション装置20に返信される。車載ナビゲーション装置20では、その処理結果がモニタ22に表示されることになる。
【0025】
また、例えば車載ナビゲーション装置20からジョイスティック21を用いて自車両周辺の地図データを要求する旨の指示が入力され、その指示が現在位置検出部23にて検出された自車両の現在位置を示す位置情報と共に情報処理サーバ30に送信されると、それに応じて情報処理サーバ30で自車両周辺の地図データをデータベースから読み出す処理が行われ、読み出された地図データが車載ナビゲーション装置20に返信される。車載ナビゲーション装置20では、その地図データ上に現在位置検出部23にて検出された自車両の現在位置がマップマッチングされて、モニタ22に表示されることになる。
【0026】
なお、本例の車載ナビゲーション装置20では、入力手段としてジョイスティック21を用いているが、画面表示される文字情報リストの中から所望のものを選択することで入力操作が行われる入力手段であれば、ジョイスティック21以外にも例えばジョグダイヤルやタッチパネル等、他の入力手段を用いるようにしてもよい。入力手段としてタッチパネルを用いた場合には、入力手段がモニタ22と一体に構成されることになる。
【0027】
また、車載ナビゲーション装置20と情報処理サーバ30との間でインターネット40を利用した情報通信を可能にする無線通信機41としては、例えば、ユーザ所有の携帯電話機等が有効に適用可能であり、また、車載ナビゲーション装置20自体に無線通信機能を組み込むことも可能である。
【0028】
情報処理サーバ30は、通信制御部31と、ナビゲーションサーバ装置32と、情報検索部33と、データベース34と、ユーザ情報記憶部35と、端末画面作成部36とを有して構成される。
【0029】
通信制御部31は、インターネット40を利用した情報通信を制御するものであり、特にこの情報処理サーバ30における通信制御部31は、例えばCGI(Common Gateway Interface)等の接続インターフェースを備えており、PC10や車載ナビゲーション装置20からのアクセスに対して認証等を行う機能を有している。
【0030】
ナビゲーションサーバ装置32は、PC10や車載ナビゲーション装置20からの入力操作に応じて、ナビゲーションに関する各種のサービスを実現するためのものであり、例えば、ナビゲーション用の地図データや経路情報、道路交通情報等を提供する。具体的には、このナビゲーションサーバ装置32は、例えば電子メールサーバやHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバ、アプレットサーバ等のようにHTML(Hyper Text Markup Languages)で記述されたテキストファイルと画像データ等から構成されるWebページに付加的な機能を組み込む外部プログラムサーバとを備えており、PC10や車載ナビゲーション装置20からの入力操作を解析して、これに応じて、例えばナビゲーション用の地図データや経路情報、道路交通情報等を取得し、Webページとしてインターネット40経由でPC10や車載ナビゲーション装置20に提供する。
【0031】
情報検索部33は、PC10や車載ナビゲーション装置20からの入力操作に応じて、ナビゲーションに関する各種のサービスをナビゲーションサーバ装置32にて実現する際に必要となる各種情報を、データベース34やユーザ情報記憶部35から検索して取得するものである。すなわち、データベース34には、地図データやそれに付随する各種の情報、例えば地図上に現れる地名や施設名等の各種情報が格納されており、情報検索部33は、検索キーワードをもとにこのデータベース34を検索することによって、必要な情報を取得する。また、ユーザ情報記憶部35には、PC10や車載ナビゲーション装置20を利用するユーザに関する情報、例えば、ユーザIDやユーザの嗜好情報、車載ナビゲーション装置20による操作履歴、上述したようにPC10を利用して作成されたドライブプラン等の情報が保存されており、情報検索部33は、PC10や車載ナビゲーション装置20からの入力操作に応じて必要な場合には、このユーザ情報記憶部35から必要な情報を取得する。
【0032】
端末画面作成部36は、上述したPC10や車載ナビゲーション装置20の入力形態に応じた入力画面や、ナビゲーションサーバ装置32によりナビゲーションに関する各種サービスを提供するための画面、すなわち、ナビゲーション用の地図データや経路情報、道路交通情報等を記述した画面をWebページとして作成するものである。特に、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、PC10からの入力操作に応じて情報処理サーバ30のナビゲーションサーバ装置32においてナビゲーションに関する各種のサービスを提供する処理を実行する際に、端末画面生成部36が、同様の処理を車載ナビゲーション装置20からの入力操作で実行する場合の車載ナビゲーション装置20における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成するようになっている。そして、この操作シミュレーション画面が、例えば、PC10用の入力画面の一部として組み込まれてPC10に送信され、PC10のモニタ12に表示されるようになっている。
【0033】
以上が本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1の概要であるが、次に、この通信型ナビゲーションシステム1において特徴的な部分である操作シミュレーション画面の表示について、具体的な例を挙げながら説明する。
【0034】
本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1において、情報処理サーバ30からの表示データに基づいてPC10のモニタ12に表示される入力画面の一例を図2に示す。この図2に示す入力画面は、自然対話形式による入力操作でドライブプランの作成を行えるようにした入力画面であり、情報処理サーバ30からの返答文を表示するための表示窓51、キーボード11を用いて文字情報を入力するための文字入力窓52、地図画像を表示するための表示窓53、車載ナビゲーション装置20での操作手順を示す操作シミュレーション画面を動画的に表示するための表示窓54、操作シミュレーション画面をテキストデータで表示するための表示窓55、作成中のドライブプランを表示するための表示窓56、文字入力窓52に入力した入力文と表示窓51に表示された情報処理サーバ20からの返答文とからなる一連の対話を表示するための表示窓57、文字入力窓52に入力した入力文に対応して情報処理サーバ20で実行された情報検索処理の結果を表示するための表示窓58を有している。
【0035】
これら入力画面の各表示窓は、それぞれWebページとして作成された入力画面上における独立したフレームとして構成されており、各フレーム毎にHTMLで記述されたテキストデータや画像データに基づいた表示が行われ、各フレーム毎に表示の更新が行われるようになっている。
【0036】
本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、以上のようなPC10のモニタ12に表示される入力画面に表示窓54,55が設けられ、キーボード11を用いた入力操作に応じて情報処理サーバ20で各種処理が実行される際に、同様の処理を車載ナビゲーション装置20からの入力操作で実行する場合の車載ナビゲーション装置20における操作手順を示す操作シミュレーション画面が、これら表示窓54,55に表示されるようにしたことを主な特徴としている。これにより、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1では、ユーザがPC10での操作を通じて車載ナビゲーション装置20での操作手順を習得することができ、実際に車載ナビゲーション装置20で入力操作を行うときに、操作手順を誤ることなく適切に入力操作を行うことが可能となるといった効果が得られる。
【0037】
すなわち、車載ナビゲーション装置20では、上述したように、ジョイスティック21を用いて画面表示される文字情報リストの中から所望のものを順次選択していくことで文字情報を絞り込むといった入力操作が行われるが、このような入力操作はPC10でのキーボード11を用いた入力操作に比べて非常に煩雑で、操作に不慣れなユーザにとっては操作手順の誤りが生じやすい。そこで、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、PC10の入力画面に設けられた表示窓54,55に車載ナビゲーション装置20での操作手順を示す操作シミュレーション画面を表示させ、PC10での操作を通じて車載ナビゲーション装置20からの入力操作をユーザに習得させることによって、実際に車載ナビゲーション装置20で入力操作を行うときに、操作手順を誤ることなく適切に入力操作を行えるようにしている。
【0038】
PC10の入力画面に設けられた表示窓54に動画的に表示される操作シミュレーション画面は、車載ナビゲーション装置20のモニタ22に表示される入力画面と同様の表示形態とされる。すなわち、例えば図3に示すように、階層構造を有する複数の文字情報リスト(図3に示す例ではジャンルのリスト、飲食店の種類のリスト、県名のリスト、市区町村名のリスト)を順次表示させながら文字情報の絞り込みを行う入力画面が車載ナビゲーション装置20のモニタ22に表示されることに対応して、PC10の入力画面に設けられた表示窓54には、図2に示したような、車載ナビゲーション装置20のモニタ22に表示される入力画面を模した画面が表示される。そして、この画面を、ジョイスティック21を用いた選択操作によって文字情報の絞り込みを行う際の操作手順に即して動画的に遷移させることで、車載ナビゲーション装置20での入力操作の操作手順をユーザに教示して、その操作手順を習得させるようにしている。
【0039】
また、PC10の入力画面に設けられた表示窓55にテキストデータとして表示される操作シミュレーション画面は、表示窓54に表示される操作シミュレーション画面の画面遷移に呼応して、車載ナビゲーション装置20での操作内容を示すテキストデータを段階的に表示させることで、車載ナビゲーション装置20での入力操作の操作手順をユーザに教示して、その操作手順を習得させるようになっている。
【0040】
ここで、以上のような本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1において、ユーザがPC10のモニタ12に表示された入力画面を利用して経由地や目的地を設定する入力操作を行った場合を例に挙げ、そのときの一連の処理の流れを図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0041】
先ず、PC10から情報処理サーバ30に対してアクセスがなされ、情報処理サーバ30での認証処理後、これらの間での通信リンクが確立されると、情報処理サーバ30からPC10に入力画面の表示データが送信されて、PC10のモニタ12に図2に示したような入力画面が表示される。そして、この入力画面の文字入力窓52からキーボード11を用いた文字情報の入力が行われると、それについての返答が情報処理サーバ30から返信され、このようなやり取りが繰り返されることよって、自然対話形式による情報検索等の処理が実現される(ステップS1)。
【0042】
以上のような自然対話形式による情報検索等を行う中で、ユーザの意向に沿った検索結果が得られ、それを経由地や目的地に設定する旨の指示入力がPC10からなされると(ステップS2)、この時点で対話が一時中断されて、情報処理サーバ30によりPC10からの指示に応じたドライブプランが組み立てられ、その結果がPC10に返信されて、PC10の入力画面に設けられた表示窓56に表示される。
【0043】
また、このとき、情報処理サーバ30では、車載ナビゲーション装置20からの入力操作によって同様の経由地や目的地を設定する場合の最適な操作手順が判断され、それに基づいて、PC10の入力画面に表示する操作シミュレーション画面の遷移順序が決定される(ステップS3)。
【0044】
すなわち、車載ナビゲーション装置20のモニタ22には、図3に示したように、階層構造を有する複数の文字情報リストを順次表示させながら文字情報の絞り込みを行う入力画面が表示され、車載ナビゲーション装置20での入力操作は、この入力画面上でジョイスティック21を用いて表示する文字情報リストを順次指定しながら、指定した文字情報リストの中から所望のものを選択していく方式が採られる。したがって、このような表示する文字情報リストの指定や、指定した文字情報リストの中から所望のものを選択する一連の手順が、車載ナビゲーション装置20での入力操作の操作手順であり、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、車載ナビゲーション装置20での一連の最適な操作手順が、操作シミュレーション画面の画面遷移によってPC10の入力画面上にてユーザに教示されるようになっている。ステップS3では、このような車載ナビゲーション装置20での一連の最適な操作手順を示すための操作シミュレーション画面の遷移順序が決定されることになる。
【0045】
車載ナビゲーション装置20の入力画面に順次表示させる文字情報リストとしては様々なものが考えられるが、一般的には、階層構造を有する種別のリストと地名のリストとが表示されるものが多い。例えば、種別のリストは、大まかな種別を示す「ジャンル」のリストと、この「ジャンル」のリストの中から選択されたものの更に細かな種別を示す「〜の種類」のリストとの2階層のリストからなり、また、地名のリストは、「県名」のリストと「市区町村名」のリストとの2階層のリストからなる。そして、これら「ジャンル」、「〜の種別」、「県名」、「市区町村名」がそれぞれ項目として入力画面に表示され、この項目を指定したときに、例えば図5に示すように、該当する項目の文字情報リストが表示されるようになっている。なお、図5は、項目として「ジャンル」が指定された場合に「ジャンル」の文字情報リストが表示された例を示している。
【0046】
以上のような各項目の指定は、最終的に表示する文字情報リスト中に含まれる文字情報の数が、目的とする文字情報を含めて例えば50件程度に絞り込まれるまで行われる。そして、これら各項目の指定順序、すなわち操作シミュレーション画面の遷移順序は、情報処理サーバ30の情報検索部33が、各項目の属性を検索条件として、指定項目を変更したり増やしたりして検索条件を変えながらデータベース34を順次検索したときに、最も合理的に文字情報の数が絞り込まれる順序に決定される。
【0047】
このとき、各項目の指定順序を決定する処理、すなわち操作シミュレーション画面の遷移順序を決定する処理は、種別のリストと地名のリストとの何れを優先させて表示させるかを予め定めておくことで、効率よく行えることになる。そこで、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、図2に示したように、PC10の入力画面の一部に、種別のリストと地名のリストとの何れを優先させて表示させるかを指定するためのエリアを設けて、その優先順位をユーザに指定させることで、情報処理サーバ30での処理負担の軽減を図るようにしている。また、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1では、上述したように、情報処理サーバ30のユーザ情報記憶部35に車載ナビゲーション装置20による操作履歴が記憶されるようになっているので、情報処理サーバ30においてこの操作履歴に基づき優先順位を決めておくようにしてもよい。このように、車載ナビゲーション装置20による操作履歴に基づいて種別のリストと地名のリストとの何れを優先させた表示順序とするかを決定するようにした場合には、ユーザの操作傾向を反映したかたちでの操作シミュレーション画面がPC10の表示画面上に表示されることになり、車載ナビゲーション装置20での操作手順を違和感を感じさせることなくユーザに習得させることが可能となる。
【0048】
PC10の入力画面に表示する操作シミュレーション画面の遷移順序が決定されると、次に、情報処理サーバ30の端末画面作成部36において、操作シミュレーション画面の表示データが作成される(ステップS4)。ここで、車載ナビゲーション装置20からの入力操作が例えば4つの手順で完結する場合、操作シミュレーション画面は動画的に遷移する4枚の画面で構成されることになり、情報処理サーバ30の端末画面作成部36は、これら4枚の画面の表示データをHTMLデータで作成する。そして、これら4枚の画面の表示データのうち、1枚目から3枚目の画面の表示データには、所定時間経過後に画面のリフレッシュ、すなわち画面の更新を行う旨を記述する。
【0049】
情報処理サーバ30の端末画面作成部36にて作成された操作シミュレーション画面の表示データは、ナビゲーションサーバ装置32のHTTPサーバに転送され、ここからインターネット40経由でPC10へと送信される。そして、PC10の制御部13がこの表示データに基づく表示制御を行うことによって、モニタ12の入力画面上に、車載ナビゲーション装置20での操作手順を示す操作シミュレーション画面が表示されることになる(ステップS5)。
【0050】
このとき、操作シミュレーション画面が例えば4枚の画面で構成されている場合、情報処理サーバ30からPC10に対しては、先ず最初の画面の表示データが送信されてモニタ12の入力画面上に最初の画面が表示される。そして、所定時間経過後にPC10から情報処理サーバ30に対して画面の更新要求が送信され、これに応じて情報処理サーバ30からPC10に対して2枚目の画面の表示データが送信されてモニタ12の入力画面上に次の画面が表示される。以上のような処理が、PC10のモニタ12の入力画面上に4枚目の画面が表示されるまで繰り返され、4枚目の画面のデータには画面のリフレッシュを行う旨の記述がないので、4枚目の画面が表示された段階で処理が終了する。これにより、PC10のモニタ12の入力画面上には、4枚の画面が動画的に遷移する操作シミュレーション画面が表示されることになる。
【0051】
ここで、ユーザがPC10のモニタ12に表示された入力画面を利用して、静岡県浜松市にある遊園地「浜名湖○×」を目的地に設定する入力操作を行った場合に、入力画面の表示窓54,55に表示される操作シミュレーション画面の遷移例について、図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は種別のリストを優先させる場合の例であり、図7は地名のリストを優先させる場合の例である。
【0052】
種別のリストを優先させる場合には、先ず、図6(A)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「ジャンル」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中からレジャー施設を選択すべきことを教示する画面が表示される。このとき、表示窓55には、検索手順を表示する旨のテキストデータが表示される。
【0053】
図6(A)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図6(B)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「レジャー施設の種類」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中から遊園地を選択すべきことを教示する画面が表示される。このとき、表示窓55には、「ジャンル」の項目ではレジャー施設が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0054】
図6(B)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図6(C)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「県名」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中から静岡県を選択すべきことを教示する画面が表示される。このとき、表示窓55には、「ジャンル」の項目ではレジャー施設が選択され、「レジャーの種類」の項目では遊園地が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0055】
図6(C)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図6(D)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「目的施設」の文字情報リストの中から目的とする「浜名湖○×」を選択すべきことを教示する画面が表示される。すなわち、図6(A)から図6(C)までの操作によって、検索対象となる文字情報が50件程度以下に絞り込まれており、その段階で「目的施設」の項目及びそのリストが表示されることになる。図6(D)に示す画面では、その「目的施設」のリストの中から目的とする「浜名湖○×」を選択すべきことを教示している。このとき、表示窓55には、「ジャンル」の項目ではレジャー施設が選択され、「レジャーの種類」の項目では遊園地が選択され、「県名」の項目では静岡県が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0056】
地名のリストを優先させる場合には、先ず、図7(A)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「県名」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中から静岡県を選択すべきことを教示する画面が表示される。
このとき、表示窓55には、検索手順を表示する旨のテキストデータが表示される。
【0057】
図7(A)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図7(B)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「市区町村名」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中から浜松市を選択すべきことを教示する画面が表示される。このとき、表示窓55には、「県名」の項目では静岡県が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0058】
図7(B)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図7(C)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「ジャンル」の項目を指定してその文字情報リストを表示させ、その中からレジャー施設を選択すべきことを教示する画面が表示される。このとき、表示窓55には、「県名」の項目では静岡県が選択され、「市区町村名」の項目では浜松市が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0059】
図7(C)に示す画面が表示されて所定時間が経過すると、次に、図7(D)に示すように、PC10の入力画面の表示窓54には、「目的施設」の文字情報リストの中から目的とする「浜名湖○×」を選択すべきことを教示する画面が表示される。すなわち、図7(A)から図7(C)までの操作によって、検索対象となる文字情報が50件程度以下に絞り込まれており、その段階で「目的施設」の項目及びそのリストが表示されることになる。図7(D)に示す画面では、その「目的施設」のリストの中から目的とする「浜名湖○×」を選択すべきことを教示している。このとき、表示窓55には、「県名」の項目では静岡県が選択され、「市区町村名」の項目では浜松市が選択され、「ジャンル」の項目ではレジャー施設が選択されていることを示すテキストデータが表示される。
【0060】
なお、以上は、地名のリストを優先させる場合に、最初に「県名」の項目を指定し、次に「市区町村名」の項目、「ジャンル」の項目といった順序で各項目をを指定するようにした例について説明したが、地名のリストを優先させる場合であっても、大まかな種別を示す「ジャンル」の項目については最初に指定するようにした方が、より合理的な操作手順となることも考えられる。このような場合には、最初に「県名」の項目を指定し、次に「市区町村名」の項目、「ジャンル」の項目といった指定順序としてもよい。
【0061】
以上のように、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、ユーザがPC10のモニタ12に表示された入力画面を利用して、例えば「浜名湖○×」を目的地に設定する入力操作を行った場合に、入力画面の表示窓54,55に、図6(A)から図6(D)或いは図7(A)から図7(D)のように遷移する操作シミュレーション画面が表示されるので、ユーザはこの操作シミュレーション画面を参照することで、車載ナビゲーション装置20からの入力操作によって「浜名湖○×」を目的地に設定する操作手順を習得することができる。
【0062】
なお、以上は、ユーザがPC10からの入力操作によって目的地の設定等を行った場合に、同様の処理を車載ナビゲーション装置20からの入力操作で行う場合の操作手順を操作シミュレーション画面としてPC10のモニタ12に表示させる例について説明したが、このような操作シミュレーション画面の表示は、目的地の設定等に限らず、PC10からの入力操作によって情報処理サーバ30にて実現される各種処理を実行する際に、適宜行うようにしてもよい。例えば、本発明を適用した通信型ナビゲーションシステム1においては、上述したように、ユーザがPC10からの入力操作によってドライブプランを作成して、これを情報処理サーバ30に保存しておき、後にこのドライブプランを車載ナビゲーション装置20にダウンロードして利用することができるようになっているが、PC10からドライブプランを情報処理サーバ30に保存する入力操作が行われたときに、そのドライブプランを車載ナビゲーション装置20からの入力操作によって車載ナビゲーション装置20にダウンロードする際の操作手順を、操作シミュレーション画面としてPC10のモニタ12に表示させるようにしてもよい。
【0063】
この場合、PC10のモニタ12上に表示される操作シュミレーション画面は、車載ナビゲーション装置20からの入力操作によって情報処理サーバ30に保存されたドライブプランをダウンロードする際の入力画面に対応して、例えば図8に示すように、動画的に遷移する3枚の画面で構成される。これら操作シミュレーション画面を構成する3枚の画面の表示データは、上述した例と同様に、ドライブプランを情報処理サーバ30に保存する旨の入力操作がPC10からなされたときに、情報処理サーバ30の端末画面作成部36においてHTMLデータで作成される。このとき、1枚目の画面の表示データと2枚目の画面の表示データには、所定時間経過後に画面のリフレッシュを行う旨が記述される。そして、操作シミュレーション画面を構成するこれら3枚の画面の表示データが、所定時間経過毎に情報処理サーバ30からPC10へと順次送信されて、PC10の制御部13によってこれら表示データに基づく表示制御が行われる。これにより、PC10のモニタ12上には、例えば図8に示すように、3枚の画面が動画的に遷移する操作シミュレーション画面が表示されることになる。
【0064】
すなわち、PC10のモニタ12上には、先ず、図8(A)に示すように、「Top Menu」の中から「Myページ」の項目を選択すべきことを教示する画面が表示される。そして、所定時間経過すると画面の更新が行われ、図8(B)に示すように、「Myページ」の中から「Myドライブプラン」の項目を選択すべきことを教示する画面が表示される。さらに所定時間経過すると再度画面の更新が行われ、図8(C)に示すように、「Myドライブプラン」の中から所望のドライブプランを選択すべきことを教示する画面が表示される。
【0065】
以上のように、ユーザがドライブプランを情報処理サーバ30に保存する旨の入力操作をPC10から行った場合に、PC10のモニタ12上に、図8(A)から図8(C)のように遷移する操作シミュレーション画面を表示させるようにすれば、ユーザはこの操作シミュレーション画面を参照することで、車載ナビゲーション装置20からの入力操作によって情報処理サーバ30に保存したドライブプランをダウンロードする際の操作手順を習得することができ、実際に車載ナビゲーション装置20でドライブプランのダウンロードを行うときに、操作手順を誤ることなく適切な操作を行うことが可能となる。
【0066】
なお、以上は、操作シミュレーション画面の表示データを情報処理サーバ30の端末画面生成部36にて作成し、この表示データをPC10へと送信してPC10のモニタ12に操作シミュレーション画面を表示させるようにした例について説明したが、PC10の制御部13に操作シミュレーション画面の表示データを作成するためのソフトフェアを組み込んでおくようにすれば、操作シミュレーション画面の表示データをPC10において独自に作成して、モニタ12に操作シミュレーション画面を表示させることも可能である。また、このときのソフトウェアは、必要に応じて情報処理サーバ30からインターネット40経由でPC10にダウンロードさせることもできる。
【0067】
このように、操作シミュレーション画面の表示データをPC10において独自に作成して、PC10のモニタ12に操作シミュレーション画面を表示させるようにした場合には、インターネット40を経由したデータの送信に伴う時間的なロスによって操作シミュレーション画面の表示に遅れが生じるといったこともなく、また、情報処理サーバ30の処理負担を軽減させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信型ナビゲーションシステムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】PCのモニタに表示される入力画面の一例を示す図である。
【図3】車載ナビゲーション装置のモニタに表示される入力画面の一例を示す図である。
【図4】ユーザがPCのモニタに表示された入力画面を利用して経由地や目的地を設定する入力操作を行った場合の一連の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】車載ナビゲーション装置のモニタに表示される入力画面の一例を示す図であり、「ジャンル」の項目が指定されて「ジャンル」の文字情報リストが表示された例を示す図である。
【図6】PCのモニタに表示される操作シミュレーション画面の遷移例を示す図であり、種別のリストを優先させた場合の画面遷移例を示す図である。
【図7】PCのモニタに表示される操作シミュレーション画面の遷移例を示す図であり、地名のリストを優先させた場合の画面遷移例を示す図である。
【図8】車載ナビゲーション装置からの入力操作によって情報処理サーバに保存されたドライブプランをダウンロードする際の操作手順を教示する操作シミュレーション画面の遷移例を示す図である。
【符号の説明】
1 通信型ナビゲーションシステム
10 PC
11 キーボード
12 モニタ
20 車載ナビゲーション装置
21 ジョイスティック
22 モニタ
30 情報処理サーバ
32 ナビゲーションサーバ装置
33 情報検索部
34 データベース
35 ユーザ情報記憶部
36 端末画面作成部
40 インターネット

Claims (9)

  1. 文字情報を直接入力可能な第1のクライアント端末と、画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われる第2のクライアント端末と、前記第1及び第2のクライアント端末にそれぞれの入力形態に応じた入力画面を提供すると共に、これらの入力画面を用いた前記第1又は第2のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する情報処理サーバとを備え、これらが通信ネットワークを介して相互に接続されてなる情報処理システムであって、
    前記第1のクライアント端末からの入力操作に応じて前記情報処理サーバが各種処理を実行する際に、同一の処理を前記第2のクライアント端末からの入力操作で実行する場合の前記第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面を、前記第1のクライアント端末に表示させることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理サーバは、前記第1のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する際に、同一の処理を前記第2のクライアント端末からの入力操作で実行する場合の前記第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して前記第1のクライアント端末に送信し、前記第1のクライアント端末に前記操作シミュレーション画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理サーバは、前記第2のクライアント端末に対して、階層構造を有する複数の文字情報リストを順次表示させながら文字情報の絞り込みを行う入力画面を提供し、
    前記第1のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する際に、同一の処理を前記入力画面を用いた前記第2のクライアント端末による文字情報の絞り込みによって実行する場合の前記第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して前記第1のクライアント端末に送信し、前記第1のクライアント端末に前記操作シミュレーション画面を前記第1のクライアント端末に表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記階層構造を有する複数の文字情報リストには、少なくとも種別のリストと地名のリストとが含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理サーバは、前記種別のリストと前記地名のリストとの何れかを優先させた表示順序を決定し、決定された表示順序で前記複数の文字情報リストを順次表示させながら文字情報の絞り込みを行う操作シミュレーション画面を前記第1のクライアント端末に表示させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理サーバは、前記第2のクライアント端末による操作履歴を記憶しておき、この操作履歴に基づいて、前記種別のリストと前記地名のリストとの何れを優先させた表示順序とするかを決定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記情報処理サーバは、前記第1のクライアント端末からの入力操作に応じて実行した処理の結果を第1のクライアント端末からの指示に応じて保存しておき、その処理結果を前記第2のクライアント端末からの要求に応じて第2のクライアント端末に送信する機能を有し、
    前記第1のクライアント端末により前記処理結果を保存する旨の指示がなされたときに、前記第2のクライアント端末により保存した処理結果の送信を要求する場合の操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して前記第1のクライアント端末に送信し、前記第1のクライアント端末に前記操作シミュレーション画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 文字情報を直接入力可能な第1のクライアント端末及び画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われる第2のクライアント端末と通信ネットワークを介して相互に接続され、前記第1及び第2のクライアント端末にそれぞれの入力形態に応じた入力画面を提供すると共に、これらの入力画面を用いた前記第1又は第2のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する情報処理サーバであって、
    前記第1のクライアント端末からの入力操作に応じて各種処理を実行する際に、同一の処理を前記第2のクライアント端末からの入力操作で実行する場合の前記第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して前記第1のクライアント端末に送信し、前記第1のクライアント端末に前記操作シミュレーション画面を表示させることを特徴とする情報処理サーバ。
  9. 画面表示される文字情報リストからの選択によって入力操作が行われる他のクライアント端末と共に、通信ネットワークを介して情報処理サーバに相互に接続され、この情報処理サーバから提供される入力画面を用いて文字情報を直接入力する入力操作によって、前記情報処理サーバに各種処理を実行させるクライアント端末であって、
    前記入力画面を用いて文字情報を直接入力する入力操作によって前記情報処理サーバに各種処理を実行させる際に、同一の処理を前記第2のクライアント端末からの入力操作で前記情報処理サーバに実行させる場合の前記第2のクライアント端末における操作手順を示す操作シミュレーション画面の表示データを作成して、この操作シミュレーション画面を表示することを特徴とするクライアント端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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