JP2004249566A - Ledプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データの幅に応じて無用のストローブ信号の印加をせず、電力消費を軽減し得るLEDプリンタを提供する。
【解決手段】画像データの幅に応じた設定データをレジスタ(B)46に記憶し、レジスタ(A)41には各STR信号の幅を記憶し、カウンタ(A)42で、この幅だけclkをカウントし、カウントアップ数をカウンタ(B)43でカウントする毎にMPX47の選択出力を1歩進する。A3サイズの場合、全ビットに対応するOR回路48−0、……、48−7の出力が「0」でSTR生成回路49−0、……、49−7から順次、全STR信号が選択される。B5(縦)サイズの場合、5ビット分に対応するOR回路48−0、……、48−4の出力が「0」で、STR生成回路49−0、……、49−4から順次STR0、……、STR4信号が選択される。STR5、……、STR7は選択されない。
【選択図】 図3
【解決手段】画像データの幅に応じた設定データをレジスタ(B)46に記憶し、レジスタ(A)41には各STR信号の幅を記憶し、カウンタ(A)42で、この幅だけclkをカウントし、カウントアップ数をカウンタ(B)43でカウントする毎にMPX47の選択出力を1歩進する。A3サイズの場合、全ビットに対応するOR回路48−0、……、48−7の出力が「0」でSTR生成回路49−0、……、49−7から順次、全STR信号が選択される。B5(縦)サイズの場合、5ビット分に対応するOR回路48−0、……、48−4の出力が「0」で、STR生成回路49−0、……、49−4から順次STR0、……、STR4信号が選択される。STR5、……、STR7は選択されない。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、LEDアレイを時分割して駆動するLEDプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、良く知られたLEDプリンタは、多数個のLEDが配列されてなるLEDアレイの各LEDを駆動するのに、LEDアレイ全体を2、4、8等複数に区分し、各区分毎にストローブ信号を印加し、時分割駆動を行っている〔例えば、特許文献1参照〕。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−297022号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のLEDプリンタでは、記録される用紙のサイズに関わらず、全部のストローブ信号が出力されている。そのため、プリントに全く寄与しないLEDヘッドの部分にも、ストローブ信号が印加されており、印加されたドライバの素子のオンにより、無駄な電力が消費されるという問題がある。この電力消費は、LEDが発光しなくても生じるものである。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、画像データの幅に応じて無用のストローブ信号の印加をせず、電力消費を軽減し得るLEDプリンタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のLEDプリンタは、複数の部分に分割され、それぞれの部分にストローブ信号を供給することにより、発光するLEDプリントヘッドと、画像データの幅を判定する判定手段と、判定手段により判定された画像データの幅に基づき、供給するストローブ信号を選択する選択手段とを備えている。
【0007】
この発明のLEDプリンタでは、画像データの幅に応じて、ストローブ信号を選択する。例えば、画像データの種別がハガキ→B5→A4→B4→……と、幅が大となるに応じて、多くのストローブ信号を選択する。
【0008】
この発明のLEDプリンタにおいて、前記画像データは、その幅情報とともに記憶されており、前記選択手段は、幅情報を抽出して、ストローブ信号の選択情報を生成し、ストローブ信号を生成すると良い。
【0009】
また、このLEDプリンタにおいて、前記LEDプリントヘッドに画像データを供給するための画像データ処理手段を備え、前記画像データ処理手段内のレジスタにストローブ信号の選択情報を書き込むことにより、ストローブ信号を選択することとしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。図1に、この発明の実施形態画像形成装置全体の概略構成を示すブロック図を示す。
【0011】
この画像形成装置は、ファクシミリ機能とコピー機能とを備えたいわゆる複合機として構成したもので、MPU1と、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2と、MODEM3と、ROM4と、RAM5と、画像メモリ6と、通信用CODEC7と、スキャナ8と、表示部9と、操作部10と、プリント用CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11と、プリンタ用画像処理回路12と、LEDプリントヘッド13と、ページメモリ14と、LANI/F15と、プリンタ機構制御部16と、システムバス17と、イメージバス18とを備える。
【0012】
MPU1は、この装置を構成する各部を制御する機能を有する。NCU2は、電話回線網(PSTN)との接続を制御すると共に、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応した選択(ダイヤル)信号を送出する機能及び呼出信号を検出するための機能を備えている。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。或いは、これらに加えてV.34に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。
【0013】
ROM4は、この装置を制御するためのプログラムを記憶する。RAM5は、MPU1が処理するデータ等を一時的に記憶する。RAM5にはプリントジョブテーブル5aを備えている。このプリントジョブテーブルには、プリントジョブの有無、用紙サイズ、解像度等を記憶する。画像メモリ6は、受信した画像データやスキャナ7で読み取った画像データを記憶する。通信用CODEC7は、読み取った画像データを送信するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信した画像データを復号(デコード)する。スキャナ8は、FAX送信するとき、又はコピーするときに原稿の画像データを読み取る。表示部9は、装置からオペレータへの伝達情報等を表示する。操作部10は、テンキー、FAXキー、COPYキー、スタートキー、ワンタッチキー等の操作キースイッチを有する。プリント用CODEC11は、プリントすべきデータを復号する。プリンタ用画像処理回路12は、ページメモリ13に格納された印字すべき画像データを読み出し、画像処理を施し、LEDプリントヘッド14に印字データ信号、STR信号等を供給する。このプリンタ用画像処理回路12では、ストローブ信号を選択生成するストローブ信号選択回路12aを含む。ストローブ信号選択回路12aは、プリントすべき画像データの幅に応じたストローブ信号を選択する。この実施形態装置では、プリンタ用画像処理回路12、LEDプリントヘッド13の構成及び処理に特徴がある。
【0014】
図2は、LEDプリントヘッド13の回路部を示すブロック図である。LEDアレイLは、ここでは、8ブロックのLEDアレイL0、L1、……、L7に分割区分されており、各LEDアレイL0、L1、……、L7は、それぞれドライバ31−0、31−1、……、31−7によって、時分割駆動される。シフトレジスタ32にストアされた画像データは、ラッチ回路33を経て、各ドライバ31−0、31−1、……、31−7より、各LEDアレイL0、L1、……、L7に与えられ、各ドライバ31−0、31−1、……、31−7は、プリンタ用画像処理回路12のストローブ信号選択回路12aより加えられるストローブ信号STR0、STR1、……、STR7によって駆動される。もっとも、ここに示すLEDプリントヘッド13の回路部は、すでに良く知られたものである。
【0015】
図3は、プリンタ用画像処理回路12に含まれるストローブ信号選択回路12aの構成を示すブロック図である。このストローブ信号選択回路12aは、システムバス17を経て入力されるストローブ信号の幅データを記憶するレジスタ(A)41と、クロック信号clkをカウントするカウンタ(A)42と、カウンタ(A)42の出力をカウントするカウンタ(B)43と、ノット回路44と、AND回路45と、画像データの幅に応じた種別コード(プリントジョブテーブル5aに記憶されている)をシステムバス17より取り込み、記憶するレジスタ(B)46と、マルチプレクサ47と、レジスタ(B)46の各セルの出力とマルチプレクサ47の各出力を、それぞれ個別に受けるOR回路48−0、48−1、……、48−7と、このOR回路48−0、48−1、……、48−7の0(ロー)出力を受けて、それぞれストローブ信号STR0、STR1、……、STR7を生成するストローブ生成回路49−0、49−1、……、49−7とを備えている。
【0016】
レジスタ(B)46には、図7に示すように、画像データの幅に応じた内容が記憶されている。用紙サイズA3に相当する幅の場合には、0(LSB)から7(MSB)まで「0」が記憶される。ここでの「0」は、ストローブ信号を選択するための信号である。用紙サイズB4に相当する幅の場合には、LSBのみが「1」で、他のビットは「0」が記憶される。ここでの「1」は、ストローブ信号の非選択を示す信号である。幅が小さく用紙サイズがハガキの縦に相当する場合は、0(LSB)から第4ビットまでは「1」で、第5ビットからMSBまでが「0」となる。そのため、図5に示すように、プリントすべき画データの幅がA3用紙に相当する場合は、第1のストローブ信号STR0から最後のストローブ信号STR7まで選択出力され、すべてのドライバ31−0、31−1、……、31−7が動作する。これに対し、例えば幅がB5用紙の縦に相当する場合は、図6に示すように、第1のストローブ信号STR0からストローブ信号STR4まで選択出力され、ドライバ31−0、31−1、……、31−4が動作する。しかし、ストローブ信号STR5、……、STR7は、選択されないので、ドライバ31−5、……、31−7は動作しない。したがって、無駄な電力消費を避けることができる。図7に示すように、この実施形態では、用紙サイズA3に相当する場合は、8個すべてのストローブ信号STR0、……、STR7を選択し、用紙サイズB4に相当する場合は、STR7を除く、7個のストローブ信号を選択し、用紙サイズはがき(縦)の場合は、3個のストローブ信号STR0、……、STR2のみを選択するようにして、画像データの幅に応じてストローブ信号を選択している。
【0017】
このストローブ信号選択回路12aにおいて、B5(縦)の画像を示すサイズデータ11100000がレジスタ(B)46に記憶されると、OR回路48−0、48−1、……、48−7の一方の入力端には0、0、……、1が入力される。また、レジスタ(A)41には、ストローブ信号の幅を示す信号が記憶される。この状態でHSYNC(「0」)が加えられると、これによりカウンタ(B)43がリセットされ、OR回路48−0への出力を選択する信号をマルチプレクサ47に入力する。一方、カウンタ(A)42は、AND回路45より入力されるHSYNC(「0」)によりリセットされ、その後、クロック信号clkをカウントする。カウント値がレジスタ(A)41の記憶値より小さい間は、カウンタ(A)42はキャリーが出ず「1」であり、それが反転されて「0」でマルチプレクサ47よりOR回路48−0の他方の入力端に入力される。OR回路48−0は入力が「0」、「0」で、出力「0」を出力し、STR生成回路49−0より、ストローブSTR0を出力する。
【0018】
カウンタ(A)42がレジスタ(A)41の記憶値だけカウントするとキャリー「0」を出力する。このキャリーにより、AND回路45を経て、カウンタ(A)42自身をリセットするとともに、カウンタ(B)43を1歩進する。このカウンタ(B)43の1歩進により、マルチプレクサ47はOR回路48−1への出力を選択する。そして、カウンタ(A)42も、再びクロック信号clkのカウントを開始し、ストローブ信号の幅分だけ、カウントを維持する。この間、カウンタ(A)42は、出力が「1」であり、これが反転されて「0」でマルチプレクサ47より、マルチプレクサ47で選択された第7ビットに対応するOR回路48−1の他方の入力端に入力される。そのため、OR回路48−1の入力が「0」、「0」で出力「0」となり、STR生成回路49−1より、ストローブSTR1を出力する。
【0019】
以上のようにして、マルチプレクサ47は、ストローブ信号の幅に相当する期間の経過毎に、選択出力をOR回路48−2、OR回路48−3、……へと順次移動し、応じてSTR生成回路49−2、49−3、……と順次、ストローブ信号STR2、STR3、……を選択出力する。マルチプレクサ47が第3ビット目の出力を選択するタイミングに至ると、対応するOR回路48−5の他方の入力端へは「0」が上記と同様に入力されるが、OR回路48−5の一方の入力は、レジスタ(B)46より「1」が入力されている。そのため、OR回路48−5の入力は「0」、「1」であり、出力が「1」となるので、STR生成回路49−5は、ストローブ信号STR5を出力しない。以下、同様にして、ストローブ信号STR6、STR7も出力しない。このようにB5(縦)サイズの画像の場合には、ストローブ信号STR0、……、STR4は選択出力されるが、ストローブ信号STR5、……、STR7は選択されない。
【0020】
次に、図4に示すフロー図を参照して、上記実施形態装置のプリント処理動作を説明する。先ず、ステップST1においては、RAM5のプリントジョブテーブル5aを参照して、プリントジョブがあるか否か判定する。プリントジョブがなければリターンする。一方、プリントジョブがあれば、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、プリンタを起動する。次に、ステップST3へ移行する。
【0021】
ステップST3においては、RAM5のプリントジョブテーブル5aより、その当該ジョブの用紙サイズ、解像度を抽出する。次に、ステップST4へ移行する。ステップST4においては、用紙サイズに基づいて、レジスタ(B)46の内容を決定する。続いて、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、レジスタ(A)41及びレジスタ(B)46にデータを書き込む。そして、ステップST6へ移行する。
【0022】
ステップST6においては、CODEC11に用紙サイズ、解像度の情報を設定する。次に、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、CODEC11を起動するとともに、ページメモリ14に2値画像データの展開を開始する。続いて、ステップST8へ移行する。ステップST8においては、プリント可能か否かを判定する。プリント可能な場合は、ステップST9へ移行する。
【0023】
ステップST9においては、プリントを開始する。つまり、ページメモリ14よりの2値画像データを画像処理して、LEDプリントヘッド13へ転送を開始する。ここでのプリント処理において、画像サイズに応じたストローブ信号の選択によるプリント処理が実行される。次に、ステップST10へ移行する。ステップST10においては、画像データ復号終了か否かを判定する。判定で、復号終了の場合は、ステップST11へ移行する。ステップST11において、プリント用CODEC11でのCODECを停止し、ステップST12へ移行する。
【0024】
ステップST12においては、プリント終了か否かを判定する。プリント終了の場合は、ステップST13へ移行する。一方、プリント終了でない場合は、待機する。ステップST13においては、次のプリントジョブがあるか否か判定し、次のジョブがあれば、ステップST3へ戻り、再度ステップST3〜ST13の処理を繰り返す。一方、ステップST13において、次のプリントジョブがない場合は、ステップST14へ移行する。ステップST14においては、プリントを停止し、リターンする。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、複数の部分に分割され、それぞれの部分にストローブ信号を供給することにより、発光するLEDプリントヘッドと、画像データの幅を判定する判定手段と、判定手段により判定された画像データの幅に基づき、供給するストローブ信号を選択する選択手段とを備えているので、画像データの幅に応じて、ストローブ信号を選択することができ、全くLEDが発光していないことが分かっている、つまり画像データの幅外の区分については、ストローブ信号を選択できないことにより、電力の浪費を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施される複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態複合機のLEDプリントヘッドの回路構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態複合機のプリンタ用画像処理回路に含まれるストローブ信号選択回路の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施形態複合機におけるプリンタ処理を説明するフロー図である。
【図5】同実施形態複合機において、A3サイズの画像データをプリントする場合のストローブ信号選択を説明するタイムチャートである。
【図6】同実施形態複合機において、B5(縦)サイズの画像データをプリントする場合のストローブ信号選択を説明するタイムチャートである。
【図7】同実施形態複合機における用紙サイズと、そのサイズ種別データとの対応を示す図である。
【符号の説明】
1 MPU
5 RAM
5a プリントジョブテーブル
11 プリント用CODEC
12 プリント用画像処理回路
13 LEDプリントヘッド
14 ページメモリ
31−0、31−1、……、31−7 ドライバ
41 レジスタ
42 カウンタ(A)
43 カウンタ(B)
46 レジスタ(B)
47 マルチプレクサ
49−0、49−1、……、49−7 ストローブ信号生成回路
STR0、STR1、……、STR7 ストローブ信号
【発明の属する技術分野】
この発明は、LEDアレイを時分割して駆動するLEDプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、良く知られたLEDプリンタは、多数個のLEDが配列されてなるLEDアレイの各LEDを駆動するのに、LEDアレイ全体を2、4、8等複数に区分し、各区分毎にストローブ信号を印加し、時分割駆動を行っている〔例えば、特許文献1参照〕。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−297022号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のLEDプリンタでは、記録される用紙のサイズに関わらず、全部のストローブ信号が出力されている。そのため、プリントに全く寄与しないLEDヘッドの部分にも、ストローブ信号が印加されており、印加されたドライバの素子のオンにより、無駄な電力が消費されるという問題がある。この電力消費は、LEDが発光しなくても生じるものである。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、画像データの幅に応じて無用のストローブ信号の印加をせず、電力消費を軽減し得るLEDプリンタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のLEDプリンタは、複数の部分に分割され、それぞれの部分にストローブ信号を供給することにより、発光するLEDプリントヘッドと、画像データの幅を判定する判定手段と、判定手段により判定された画像データの幅に基づき、供給するストローブ信号を選択する選択手段とを備えている。
【0007】
この発明のLEDプリンタでは、画像データの幅に応じて、ストローブ信号を選択する。例えば、画像データの種別がハガキ→B5→A4→B4→……と、幅が大となるに応じて、多くのストローブ信号を選択する。
【0008】
この発明のLEDプリンタにおいて、前記画像データは、その幅情報とともに記憶されており、前記選択手段は、幅情報を抽出して、ストローブ信号の選択情報を生成し、ストローブ信号を生成すると良い。
【0009】
また、このLEDプリンタにおいて、前記LEDプリントヘッドに画像データを供給するための画像データ処理手段を備え、前記画像データ処理手段内のレジスタにストローブ信号の選択情報を書き込むことにより、ストローブ信号を選択することとしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。図1に、この発明の実施形態画像形成装置全体の概略構成を示すブロック図を示す。
【0011】
この画像形成装置は、ファクシミリ機能とコピー機能とを備えたいわゆる複合機として構成したもので、MPU1と、NCU(網制御回路:Network Control Unit)2と、MODEM3と、ROM4と、RAM5と、画像メモリ6と、通信用CODEC7と、スキャナ8と、表示部9と、操作部10と、プリント用CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )11と、プリンタ用画像処理回路12と、LEDプリントヘッド13と、ページメモリ14と、LANI/F15と、プリンタ機構制御部16と、システムバス17と、イメージバス18とを備える。
【0012】
MPU1は、この装置を構成する各部を制御する機能を有する。NCU2は、電話回線網(PSTN)との接続を制御すると共に、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応した選択(ダイヤル)信号を送出する機能及び呼出信号を検出するための機能を備えている。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。或いは、これらに加えてV.34に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。
【0013】
ROM4は、この装置を制御するためのプログラムを記憶する。RAM5は、MPU1が処理するデータ等を一時的に記憶する。RAM5にはプリントジョブテーブル5aを備えている。このプリントジョブテーブルには、プリントジョブの有無、用紙サイズ、解像度等を記憶する。画像メモリ6は、受信した画像データやスキャナ7で読み取った画像データを記憶する。通信用CODEC7は、読み取った画像データを送信するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信した画像データを復号(デコード)する。スキャナ8は、FAX送信するとき、又はコピーするときに原稿の画像データを読み取る。表示部9は、装置からオペレータへの伝達情報等を表示する。操作部10は、テンキー、FAXキー、COPYキー、スタートキー、ワンタッチキー等の操作キースイッチを有する。プリント用CODEC11は、プリントすべきデータを復号する。プリンタ用画像処理回路12は、ページメモリ13に格納された印字すべき画像データを読み出し、画像処理を施し、LEDプリントヘッド14に印字データ信号、STR信号等を供給する。このプリンタ用画像処理回路12では、ストローブ信号を選択生成するストローブ信号選択回路12aを含む。ストローブ信号選択回路12aは、プリントすべき画像データの幅に応じたストローブ信号を選択する。この実施形態装置では、プリンタ用画像処理回路12、LEDプリントヘッド13の構成及び処理に特徴がある。
【0014】
図2は、LEDプリントヘッド13の回路部を示すブロック図である。LEDアレイLは、ここでは、8ブロックのLEDアレイL0、L1、……、L7に分割区分されており、各LEDアレイL0、L1、……、L7は、それぞれドライバ31−0、31−1、……、31−7によって、時分割駆動される。シフトレジスタ32にストアされた画像データは、ラッチ回路33を経て、各ドライバ31−0、31−1、……、31−7より、各LEDアレイL0、L1、……、L7に与えられ、各ドライバ31−0、31−1、……、31−7は、プリンタ用画像処理回路12のストローブ信号選択回路12aより加えられるストローブ信号STR0、STR1、……、STR7によって駆動される。もっとも、ここに示すLEDプリントヘッド13の回路部は、すでに良く知られたものである。
【0015】
図3は、プリンタ用画像処理回路12に含まれるストローブ信号選択回路12aの構成を示すブロック図である。このストローブ信号選択回路12aは、システムバス17を経て入力されるストローブ信号の幅データを記憶するレジスタ(A)41と、クロック信号clkをカウントするカウンタ(A)42と、カウンタ(A)42の出力をカウントするカウンタ(B)43と、ノット回路44と、AND回路45と、画像データの幅に応じた種別コード(プリントジョブテーブル5aに記憶されている)をシステムバス17より取り込み、記憶するレジスタ(B)46と、マルチプレクサ47と、レジスタ(B)46の各セルの出力とマルチプレクサ47の各出力を、それぞれ個別に受けるOR回路48−0、48−1、……、48−7と、このOR回路48−0、48−1、……、48−7の0(ロー)出力を受けて、それぞれストローブ信号STR0、STR1、……、STR7を生成するストローブ生成回路49−0、49−1、……、49−7とを備えている。
【0016】
レジスタ(B)46には、図7に示すように、画像データの幅に応じた内容が記憶されている。用紙サイズA3に相当する幅の場合には、0(LSB)から7(MSB)まで「0」が記憶される。ここでの「0」は、ストローブ信号を選択するための信号である。用紙サイズB4に相当する幅の場合には、LSBのみが「1」で、他のビットは「0」が記憶される。ここでの「1」は、ストローブ信号の非選択を示す信号である。幅が小さく用紙サイズがハガキの縦に相当する場合は、0(LSB)から第4ビットまでは「1」で、第5ビットからMSBまでが「0」となる。そのため、図5に示すように、プリントすべき画データの幅がA3用紙に相当する場合は、第1のストローブ信号STR0から最後のストローブ信号STR7まで選択出力され、すべてのドライバ31−0、31−1、……、31−7が動作する。これに対し、例えば幅がB5用紙の縦に相当する場合は、図6に示すように、第1のストローブ信号STR0からストローブ信号STR4まで選択出力され、ドライバ31−0、31−1、……、31−4が動作する。しかし、ストローブ信号STR5、……、STR7は、選択されないので、ドライバ31−5、……、31−7は動作しない。したがって、無駄な電力消費を避けることができる。図7に示すように、この実施形態では、用紙サイズA3に相当する場合は、8個すべてのストローブ信号STR0、……、STR7を選択し、用紙サイズB4に相当する場合は、STR7を除く、7個のストローブ信号を選択し、用紙サイズはがき(縦)の場合は、3個のストローブ信号STR0、……、STR2のみを選択するようにして、画像データの幅に応じてストローブ信号を選択している。
【0017】
このストローブ信号選択回路12aにおいて、B5(縦)の画像を示すサイズデータ11100000がレジスタ(B)46に記憶されると、OR回路48−0、48−1、……、48−7の一方の入力端には0、0、……、1が入力される。また、レジスタ(A)41には、ストローブ信号の幅を示す信号が記憶される。この状態でHSYNC(「0」)が加えられると、これによりカウンタ(B)43がリセットされ、OR回路48−0への出力を選択する信号をマルチプレクサ47に入力する。一方、カウンタ(A)42は、AND回路45より入力されるHSYNC(「0」)によりリセットされ、その後、クロック信号clkをカウントする。カウント値がレジスタ(A)41の記憶値より小さい間は、カウンタ(A)42はキャリーが出ず「1」であり、それが反転されて「0」でマルチプレクサ47よりOR回路48−0の他方の入力端に入力される。OR回路48−0は入力が「0」、「0」で、出力「0」を出力し、STR生成回路49−0より、ストローブSTR0を出力する。
【0018】
カウンタ(A)42がレジスタ(A)41の記憶値だけカウントするとキャリー「0」を出力する。このキャリーにより、AND回路45を経て、カウンタ(A)42自身をリセットするとともに、カウンタ(B)43を1歩進する。このカウンタ(B)43の1歩進により、マルチプレクサ47はOR回路48−1への出力を選択する。そして、カウンタ(A)42も、再びクロック信号clkのカウントを開始し、ストローブ信号の幅分だけ、カウントを維持する。この間、カウンタ(A)42は、出力が「1」であり、これが反転されて「0」でマルチプレクサ47より、マルチプレクサ47で選択された第7ビットに対応するOR回路48−1の他方の入力端に入力される。そのため、OR回路48−1の入力が「0」、「0」で出力「0」となり、STR生成回路49−1より、ストローブSTR1を出力する。
【0019】
以上のようにして、マルチプレクサ47は、ストローブ信号の幅に相当する期間の経過毎に、選択出力をOR回路48−2、OR回路48−3、……へと順次移動し、応じてSTR生成回路49−2、49−3、……と順次、ストローブ信号STR2、STR3、……を選択出力する。マルチプレクサ47が第3ビット目の出力を選択するタイミングに至ると、対応するOR回路48−5の他方の入力端へは「0」が上記と同様に入力されるが、OR回路48−5の一方の入力は、レジスタ(B)46より「1」が入力されている。そのため、OR回路48−5の入力は「0」、「1」であり、出力が「1」となるので、STR生成回路49−5は、ストローブ信号STR5を出力しない。以下、同様にして、ストローブ信号STR6、STR7も出力しない。このようにB5(縦)サイズの画像の場合には、ストローブ信号STR0、……、STR4は選択出力されるが、ストローブ信号STR5、……、STR7は選択されない。
【0020】
次に、図4に示すフロー図を参照して、上記実施形態装置のプリント処理動作を説明する。先ず、ステップST1においては、RAM5のプリントジョブテーブル5aを参照して、プリントジョブがあるか否か判定する。プリントジョブがなければリターンする。一方、プリントジョブがあれば、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、プリンタを起動する。次に、ステップST3へ移行する。
【0021】
ステップST3においては、RAM5のプリントジョブテーブル5aより、その当該ジョブの用紙サイズ、解像度を抽出する。次に、ステップST4へ移行する。ステップST4においては、用紙サイズに基づいて、レジスタ(B)46の内容を決定する。続いて、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、レジスタ(A)41及びレジスタ(B)46にデータを書き込む。そして、ステップST6へ移行する。
【0022】
ステップST6においては、CODEC11に用紙サイズ、解像度の情報を設定する。次に、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、CODEC11を起動するとともに、ページメモリ14に2値画像データの展開を開始する。続いて、ステップST8へ移行する。ステップST8においては、プリント可能か否かを判定する。プリント可能な場合は、ステップST9へ移行する。
【0023】
ステップST9においては、プリントを開始する。つまり、ページメモリ14よりの2値画像データを画像処理して、LEDプリントヘッド13へ転送を開始する。ここでのプリント処理において、画像サイズに応じたストローブ信号の選択によるプリント処理が実行される。次に、ステップST10へ移行する。ステップST10においては、画像データ復号終了か否かを判定する。判定で、復号終了の場合は、ステップST11へ移行する。ステップST11において、プリント用CODEC11でのCODECを停止し、ステップST12へ移行する。
【0024】
ステップST12においては、プリント終了か否かを判定する。プリント終了の場合は、ステップST13へ移行する。一方、プリント終了でない場合は、待機する。ステップST13においては、次のプリントジョブがあるか否か判定し、次のジョブがあれば、ステップST3へ戻り、再度ステップST3〜ST13の処理を繰り返す。一方、ステップST13において、次のプリントジョブがない場合は、ステップST14へ移行する。ステップST14においては、プリントを停止し、リターンする。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、複数の部分に分割され、それぞれの部分にストローブ信号を供給することにより、発光するLEDプリントヘッドと、画像データの幅を判定する判定手段と、判定手段により判定された画像データの幅に基づき、供給するストローブ信号を選択する選択手段とを備えているので、画像データの幅に応じて、ストローブ信号を選択することができ、全くLEDが発光していないことが分かっている、つまり画像データの幅外の区分については、ストローブ信号を選択できないことにより、電力の浪費を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施される複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態複合機のLEDプリントヘッドの回路構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態複合機のプリンタ用画像処理回路に含まれるストローブ信号選択回路の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施形態複合機におけるプリンタ処理を説明するフロー図である。
【図5】同実施形態複合機において、A3サイズの画像データをプリントする場合のストローブ信号選択を説明するタイムチャートである。
【図6】同実施形態複合機において、B5(縦)サイズの画像データをプリントする場合のストローブ信号選択を説明するタイムチャートである。
【図7】同実施形態複合機における用紙サイズと、そのサイズ種別データとの対応を示す図である。
【符号の説明】
1 MPU
5 RAM
5a プリントジョブテーブル
11 プリント用CODEC
12 プリント用画像処理回路
13 LEDプリントヘッド
14 ページメモリ
31−0、31−1、……、31−7 ドライバ
41 レジスタ
42 カウンタ(A)
43 カウンタ(B)
46 レジスタ(B)
47 マルチプレクサ
49−0、49−1、……、49−7 ストローブ信号生成回路
STR0、STR1、……、STR7 ストローブ信号
Claims (3)
- 複数の部分に分割され、それぞれの部分にストローブ信号を供給することにより、発光するLEDプリントヘッドと、画像データの幅を判定する判定手段と、判定手段により判定された画像データの幅に基づき、供給するストローブ信号を選択する選択手段とを備えたことを特徴とするLEDプリンタ。
- 前記画像データは、その幅情報とともに記憶されており、前記選択手段は、幅情報を抽出して、ストローブ信号の選択情報を生成し、ストローブ信号を生成することを特徴とする請求項1記載のLEDプリンタ。
- 前記LEDプリントヘッドに画像データを供給するための画像データ処理手段を備え、前記画像データ処理手段内のレジスタにストローブ信号の選択情報を書き込むことにより、ストローブ信号を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のLEDプリンタ。
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