JP2000301768A - 印刷方法及び印刷装置 - Google Patents

印刷方法及び印刷装置

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JP2000301768A
JP2000301768A JP11608799A JP11608799A JP2000301768A JP 2000301768 A JP2000301768 A JP 2000301768A JP 11608799 A JP11608799 A JP 11608799A JP 11608799 A JP11608799 A JP 11608799A JP 2000301768 A JP2000301768 A JP 2000301768A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トナー等の使用量を節約する省資源モード機
能を設け、印刷すべき画像巾の黒画素を減らす間引き処
理を行うことにより、トナーやインクの使用量を節約す
る。 【解決手段】 印刷データを4線のデータ線30a〜3
0dに順次分配する。そして、データマスク回路21の
フリップフロップ217の出力を切り替えることによ
り、マスクするデータ線を切り替える。信号aを「H」
にするようにトナーセーブレジスタ22をセットする
と、データ間引き回路20が動作可能になる。信号b
は、データマスク回路21の動作開始時の初期化用信号
で、「L」から「H」に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法及び印刷
装置に関し、特にトナーやインクを節約するための印刷
方法及び印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ装置、ファクシミリ装置、デジ
タル複写装置等の印刷装置では、電子写真方式が多く採
用されている。この電子写真方式を採用するレーザプリ
ンタでは、半導体レーザ発光器で射出されたレーザ光を
ポリゴンミラーで走査しながら、感光ドラム上に静電潜
像を形成し、その静電潜像にトナーを付着させて記録用
紙に転写させ、印刷するようになっている。
【0003】また、LEDプリンタでは、半導体レーザ
光の代わりに、LEDを有する印刷ヘッドにより印刷す
べき画像に対応したドット位置に光を照射させて、感光
ドラムに静電潜像を形成し、同様に印刷を行う。
【0004】一方、インクジェット方式の印刷装置で
は、印刷すべき画像に対応させてインクを印刷ヘッドの
ノズルから噴射して記録紙上に付着させることで、印刷
を行う。
【0005】このような電子写真方式や、インクジェッ
ト方式の印刷装置では、通常、トナーやインクはトナー
カートリッジやインクカートリッジから供給されるが、
トナーやインクの消費量は印刷装置のランニングコスト
に直接的に影響する。
【0006】そこで、従来はランニングコストの低減を
目的として、印刷装置にトナー等の使用量を節約する省
資源モード機能を設け、印刷すべき画像中の黒画素を減
らす間引き処理を行うことにより、トナーやインクの使
用量を節約している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
間引き処理では、次のような欠点があった。単に黒画素
間の画素を間引きするだけなので、文字や画像の解像度
が低下してしまう。即ち、解像度の低い印刷装置に間引
き処理を適用すると、通常、細線が1ドット幅や2ドッ
ト幅で形成されているため、単純な間引き処理では、細
線が不連続となったり、不鮮明になったりする。また、
画像情報そのものが間引き処理のため欠落するので、文
字や細線、画像がかすれたり解像度が低下してしまう。
【0008】このような欠点を補うために、黒画素の間
引き処理の際に、画像のエッジ部分を形成する黒画素を
ソフトウェア処理で検出して、その部分を間引きの対象
としないように印刷データを補正し、これにより、文字
や線画の輪郭を保持し、文字や線画の解像度を向上させ
ている。
【0009】しかし、ソフトウェア処理方式は、高解像
度印刷を行うために解像度を2倍に設定すると、扱う印
刷データ量が4倍になり、印刷データ量が急に増えてし
まうため印刷処理に時間を要してしまう。また、高速印
刷では、例えば、印刷時間を半分に設定すると、2倍以
上の高速なソフトウェア処理が要求されるため、高速対
応のCPUや演算処理部が必要となり、このため印刷装
置が高価になる欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を有する。 〈構成1〉本発明方法は、印刷データを印刷ヘッドに供
給する印刷方法であって、前記印刷データを複数のデー
タ線に分配し、省資源モード時に、前記複数のデータ線
の一部を選択的にマスクすることを特徴とする。
【0011】〈構成2〉本発明方法において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドを、省資源モードに
印刷濃度を大きくすべく制御してもよい。
【0012】〈構成3〉本発明方法において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドは、感光部を露光さ
せるための発光素子を含み、前記感光部の経時的劣化に
対応させて前記発光素子の発光量を増大させるべく前記
印刷ヘッドを制御することを特徴とする。
【0013】〈構成4〉他の本発明装置は、印刷データ
が供給される印刷ヘッドを備える印刷装置であって、前
記印刷データを分配するための複数のデータ線と、省資
源モード時に、前記複数のデータ線の一部を選択的にマ
スクするデータマスク回路とを含むことを特徴とする。
【0014】〈構成5〉本発明装置において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドを、省資源モード時
に印刷濃度を大きくすべく制御する濃度制御回路を更に
含むことを特徴とする。
【0015】〈構成6〉本発明装置において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドは、感光部を露光さ
せるための発光素子を含み、前記感光部の経時的劣化を
検知する劣化検知手段と、前記感光部の経時的劣化に対
応する発光量設定値が格納される格納部と、前記発光量
設定値に基づいて前記印刷ヘッドの発光素子を制御する
発光量制御回路とを含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】〈具体例1〉本具体例では、印刷
装置としてLEDプリンタ部を有し、読取装置としてス
キャナ部を有し、更に、原稿のイメージ情報の送受信や
コピーを行うためのファクシミリ装置を有し、接続ケー
ブルを介してパーソナルコンピュータ(PC)と接続す
ることで、PCの印刷装置や読取装置として用いられた
り、LANに接続されてLANの端末として用いられる
多機能装置が示されている。
【0017】図2は本発明を適用した多機能装置のブロ
ック図である。この多機能装置1は、CPU2と、SR
AMやDRAM等で構成されるRAM3と、FLASH
メモリ4と、画像処理LSI5と、印刷制御回路やI/
O回路等が組み込まれている専用のASIC(アプリケ
ーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サー
キット)6と、オペレータが操作するための操作パネル
7と、電話回線に接続されるNCU(通信制御部)8
と、モデム9と、LANへ接続されるLAN接続用I/
F回路10と、PC(パーソナルコンピュータ)に接続
するためのPC接続用汎用I/F回路11とを備えてい
る。
【0018】そして、この多機能装置1は、更に、イメ
ージセンサ12や図示せぬスキャナモータ等の機構部を
含むスキャナ部13と、LEDヘッド14及び図示せぬ
ドラムユニット、定着器、感光ドラムを回転させるモー
タ、記録紙を給紙する給紙ユニット等を有する印刷エン
ジン15を含むプリンタ部16を備えている。尚、17
はハンドセットでNCU8へ接続される。
【0019】CPU2には、データバス等を含むコモン
バスを介して、RAM3や、プログラムや各種データが
保持されるFLASHメモリ4、イメージセンサ12か
らの読み取り画像データを処理する画像処理LSI5、
ASIC6が接続されている。また、コモンバスには操
作パネル7、NCU8、モデム9、LAN接続用I/F
回路10、PC接続用汎用I/F回路11が接続されて
いる。
【0020】以上の構成を有する多機能装置1におい
て、FAX受信動作を説明すると、電話回線からNCU
8を介してアナログデータがモデム9に送られる。モデ
ム9はアナログデータを、デジタルデータに変換する。
デジタルデータに変換された受信画像データは、RAM
3に一時的に蓄えられる。このような受信画像データは
圧縮コーティング(MH/MRコーティング)されてい
るため、CPU2を介してデコードされ、再度、RAM
3にイメージデータに展開して蓄えられる。ASIC6
は印刷エンジン15を制御しながら、この展開されたイ
メージデータを画像処理LSI5に供給して印刷画像処
理を行わせ、印刷データとしてLEDヘッド14へ供給
する。
【0021】印刷エンジン15では、LEDヘッド14
の駆動により感光ドラムを露光させて静電潜像を形成さ
せる。そして、この静電潜像にトナーを付着させ、記録
紙に転写する。転写されたトナーを定着器にて記録紙に
熱定着させることにより、記録紙に印刷が行われる。
尚、CPU2はFLASHメモリ4のプログラムを読み
込みながら、上記各デバイスへアクセスして以上の制御
を行う。
【0022】次に、コピー動作では、スキャナ部13に
吸入された原稿は、イメージセンサ12でアナログデー
タとして読み取られる。このアナログデータは、A/D
コンバータで多値のデジタルデータに変換され、画像処
理LSI5に送られる。
【0023】画像処理LSI5では、シェーディング補
正や、エッジ強調処理等を行い画像データを整形し、多
値デジタルデータを、更に2値化処理や誤差拡散処理な
どの画像処理を行い、RAM3へ一時的に格納させる。
RAM3に蓄えられたイメージデータは、上述したと同
様にASIC6にて展開され、LEDヘッド14へ印刷
データとして送られ、上記したように記録紙への印刷が
行われる。
【0024】更に、PCからの印刷命令時の動作では、
先ず、PC18から、ドライバを介して圧縮あるいはP
CL言語に変換された印刷データが送られてくる。この
データは、PC接続用汎用I/F回路11を介してRA
M3へ一時的に蓄えられる。RAM3に一時的に蓄えら
れた圧縮データ、若しくはPCL記述データは、伸長若
しくは、ビットマップデータへ展開されて、イメージデ
ータとして再度、RAM3に蓄えられる。RAM3に蓄
えられたイメージデータは、上述したと同様にASIC
6の印刷エンジン15の制御及びLEDヘッド14への
印刷データとして供給され、PC18からの受信画が印
刷される。
【0025】LANから印刷データが送られてくると、
PC18からの印刷データと同様に処理される。即ち、
LANから、IPアドレスを指定されて、印刷データが
送られてくるが、このデータをLAN接続用I/F回路
10を介して受信し、一時的にRAM3へ蓄える。以
下、PC18からの印刷データ処理と同様である。
【0026】尚、FAXの送信動作時には、スキャナ部
13が原稿を吸入すると、イメージセンサ12が原稿を
読み取り、A/Dコンバータで読み取ったアナログデー
タがデジタル変換されて、画像処理LSI5に送られ
る。画像処理LSI5では、シェーディング補正や、デ
ジタルデータに対して強調処理等を行うことで画像デー
タを整形し、更に2値化処理や誤差拡散処理などの画像
処理を行い、RAM3へ一時的に蓄える。
【0027】一時的に蓄えられたこのデータに対して、
FAX用のMH−MR圧縮(コーデェング)をCPU2
を介して行われ、再度、RAM3に一時的に蓄えられ
る。そして、CPU2がNCU8を介して電話回線に発
呼し、回線がつながるとモデム9を介してコーティング
された送信データを、アナログデータに変換して、電話
回線に送出する。
【0028】図1は、本発明の具体例1に係るデータ間
引き回路を示す。このデータ間引き回路20は、データ
マスク回路21とトナーセーブセットレジスタ(CPU
I/F回路)22から成り、ASIC6内に設けられて
いる。
【0029】データマスク回路21は、図1に示すよう
に、フリップフロップ217と、このフリップフロップ
217のQ出力及び反転Q出力に一方の入力が接続され
ているオアゲート215,216とを有し、オアゲート
215,216の他方の入力にはインバータ218が接
続されている。各オアゲート215,216の出力に
は、アンドゲート214,212の一方の入力と、アン
ドゲート213,211の一方の入力が接続されてい
る。これらアンドゲート211,212,213,21
4の他方の入力には、データ線30a,30b,30
c,30dがそれぞれ接続されている。
【0030】トナーセーブセットレジスタ22には、イ
ンバータ218とフリップフロップ217のリセット端
子が接続されている。
【0031】図3は、LEDヘッド14の内部の駆動回
路を示す。この駆動回路40は、上記アンドゲート21
1〜214の出力に接続されているシフトレジスタ4
1,42,43,44と、これらのシフトレジスタの出
力側に接続されているラッチ回路45とを備えている。
ラッチ回路45の出力側には多数のアンドゲート46が
接続され、これらのアンドゲート46の出力側には発光
素子としてのLED47が接続されている。各アンドゲ
ート46は各シフトレジスタ41〜44に対応して4つ
の群に分かれ、他方の入力にストローブ信号1乃至4が
入力される。
【0032】ところで、RAM3に蓄えられたイメージ
データは、印刷のためにASIC6内に送られ、ASI
C6内の図示せぬラインバッファに1ライン単位で格納
される。この格納された1ラインのデータは、1ライン
の同期信号発生後、ラインバッファから読み出され、左
右余白分のマージンが追加される。若しくはデータのマ
スク処理により白データ化される。左右余白の追加され
たデータは、LEDヘッド14のデータ線幅に合わせる
ために4ビット幅のデータに変換され、図1のデータ線
30a〜30dに分配されて送出される。即ち、RAM
3に展開されたイメージデータは、画像処理LSI5を
介して印刷画像処理された後、各データ線30a〜30
dに送り出される4画素毎の印刷データであり、本具体
例のデータ間引き回路20にて後述するように間引き処
理される。
【0033】トナーセーブセットレジスタ22からの出
力信号bは、データマスク回路21の動作開始時の初期
化用信号で、「L」から「H」に切り替える。さて、信
号aを「H」にするようにトナーセーブセットレジスタ
22をセットすると、データ間引き回路20が動作可能
になる。そして、フリップフロップ217に入力される
LSYNC信号は1ラインの同期信号で、副走査方向に
1ライン進む毎に発生するパルス信号である。
【0034】図4はデータ間引き回路20の動作タイミ
ングチャートである。トナーセーブセットレジスタ(C
PUI/F回路)の信号aを「H」にする。この状態
で、最初のラインのLSYNC信号がフリップフロップ
217に入ると、フリップフロップ217のQ出力は
「H」に、反転Q出力は「L」となる。一方、信号aが
「H」の場合、インバータ218の出力は「L」となる
ため、オアゲート215,216の一方の入力は「L」
となる。従って、オアゲート215の出力cには反転Q
出力「L」が現れ、オアゲート216の出力dにはQ出
力「H」が現れる。
【0035】このように、1ライン目においてオアゲー
ト216の出力が「H」、アンドゲート211,213
の一方の入力が「H」となるので、アンドゲート21
1,213の出力には、印刷データDATA1,DATA3の値
がそのまま現れる。
【0036】また、1ライン目においてオアゲート21
5の出力cは「L」のため、アンドゲート212,21
4の一方の入力が「L」となるので、アンドゲート21
2,214の出力は「L」出力に固定され、印刷データ
DATA2,DATA4が出力されない。即ち、偶数ドットの印
刷データDATA2及びDATA4がマスクされてLEDヘッド
14に供給されるので、偶数ドットは印刷されない。
【0037】よって、偶数ドット分のトナーが印字に利
用されないため、その分だけトナーがセーブ(節約)さ
れる。
【0038】次のライン(図4では2ライン目)にな
り、LSYNC信号が入力されると、フリップフロップ
217の出力が反転する。即ち、オアゲート215の出
力cが「H」となり、アンドゲート212,214の入
力が「H」となるので、アンドゲート212,214か
ら印刷データDATA2,DATA4が出力される。一方、オア
ゲート216の出力dは「L」なので、アンドゲート2
11,213の出力は「L」出力に固定され、印刷デー
タDATA1,DATA3が出力されない。即ち、奇数ドットの
印刷データDATA1及びDATA3がマクスされてLEDヘッ
ド14に供給されるので、奇数ドットは印刷されない。
【0039】図5はLEDヘッド14へのデータ転送タ
イミングチャートを示す。HDDATA1〜4はLEDヘッド
へのマスク処理後の印刷データである。HDCLKはL
EDヘッド14へデータを転送するクロック信号であ
り、この立ち下がりでLEDヘッドのシフトレジスタ4
1〜44には、マスク処理後の印刷データHDDATA1〜4
が順次転送される。
【0040】1ライン分の印刷データが転送し終わる
と、ASIC6がHDLD信号を発生させ、LED1ラ
インに対応するラッチ回路45に、シフトレジスタ41
〜44に順次転送された印刷データをロードさせる。ST
RB1〜4はLED47を発光させるためのストローブ信
号であり、ラッチ回路45の値が1(「H」)に対応す
るLED47が発光する。これらストローブ信号のHi
ghの時間幅で、各LED47の発光時間(発光エネル
ギー)が設定されている。
【0041】ところで、印刷データHDDATA1は、図3に
示すように、順次シフトレジスタ41へ先頭から詰め込
まれる。他の印刷データHDDATA2,3,4も同様にシフ
トレジスタ42,43,44に順次詰め込まれる。1ラ
インの印刷データの転送が終了すると、HDLD信号を
発生させ、シフトレジスタ内のデータをラッチ回路45
にロードする。ロード値が「H」の場合ストローブ信号
STRB1,2,3,4が供給されると、LED47が発光
し、図示せぬ感光ドラムに静電潜像が形成され、印刷エ
ンジン15で印刷される。LED47を発光させるスト
ローブ信号は、本具体例では、LED47を4ブロック
に分割して、時間をずらして発光させている。
【0042】以上のように、データ線数を4線式と複数
化し、この複数のデータ線を奇数線、偶数線に分けてマ
スクすることで、主走査方向の印刷データの間引きが非
常に簡単に行える。また、副走査方向も、副走査方向の
周期を示すLSYNC信号を検出して、奇数線、偶数線
の切り替えを行うことでライン単位に交互にマスクする
ようにデータ線を切り替えるようにしてあるので、非常
に簡単な構成の回路で印刷データの間引き処理を簡単に
実現してトナーを節約した印刷を行うことができる。
【0043】更に、この具体例1によれば、ソフトウェ
アによる間引き処理の介在がないので、CPU2への負
担が無く、ハード的にも簡単である。そして、データ線
を4線にすることで、現状のクロック速度でも、4倍の
印刷データの高速化が可能であるという効果がある。ま
た高解像度化に対しても、1ライン周期が同じであれば
4倍の高解像度化が可能であるという効果がある。
【0044】〈具体例2〉具体例1の回路構成は、LE
Dヘッドの分解能や、イメージドラムの高解像度化が進
み隣接するドットのない孤立ドットの再現性が十分に得
られている場合に大きな効果があり、現状、600dp
i程度の印刷装置に大きな効果がある。ところで、LE
Dヘッドを1200dpiや2400dpiのように高
解像度にしていくと、1ドット当たりの照射面積が解像
度に応じて小さくなり、露光エネルギーも小さくなるた
め、ID(イメージドラム)としては十分な高解像の再
現性のあるものが要求される。しかしながら、LEDヘ
ッドの高解像度化が先に進み、IDの高解像度再現性
は、その後の開発になることが多い。
【0045】一方、通常の文書を印刷する場合は、解像
度が十分高ければ、1ドットの再現性が低くても、斜め
線や丸みのある曲線を解像度が高いために滑らかに描く
ことができるので、高品質な画像を得ることができる。
【0046】しかし、トナー消費量を抑えるために具体
例1のように千鳥パターンで印刷した場合、それぞれの
ドットが他のドットとのつながりが少なく、ほとんどが
孤立ドットであると考えてよく、画像の再現性が悪くな
ったり、ばらついたりすると、トナーセーブ時に細線
や、画像の抜けやかすれが発生する虞れがある。具体例
2はこの問題を解決したものである。
【0047】本具体例では、図6に示すように、濃度制
御回路50をASIC6内に、更に設けた点に特徴があ
る。図6において、51はノーマルモード(トナーセー
ブで無い)のストローブ値を記憶しておくレジスタで、
52はトナーセーブモード時のストローブ値を記憶して
おくレジスタである。53はセレクタ回路でトナーセー
ブON/OFF信号の値によって、ノーマルモード時の
ストローブ値とトナーセーブモード時のストローブ値を
どちらか一方に選択して切り替えて、LEDストローブ
発生回路54へ供給する。
【0048】トナーセーブモードストローブ値は、ノー
マルモードストローブ値よりも大きい値(光量が大きく
なる値)に設定されている。光量が大きくなる値を与え
ることで、露光エネルギーを大きくし、トナーが安定し
て感光ドラムに付着するようにする。また露光エネルギ
ーをノーマル時設定よりも大きい値とすることにより、
感光ドラムの露光量のばらつきを吸収して安定した静電
潜像を形成することが可能である。
【0049】次に、濃度制御回路50の動作を説明す
る。トナーセーブオフ(ノーマルモード)時には、トナ
ーセーブON/OFF信号がOFFなので、レジスタ5
1のノーマルモードストローブ値がセレクタ回路53で
選ばれて、LEDストローブ発生回路54へ与えられ
る。LEDストローブ発生回路54では、図5のタイミ
ングチャートと同様に、ストローブ信号STRB1〜4をノ
ーマルストローブ幅で発生させて、LED47を発光さ
せる。トナーセーブオン時は、CPU2がトナーセーブ
ON/OFF信号をオンにするので、レジスタ52のト
ナーセーブモードストローブ値がセレクタ回路53で選
ばれて、LEDストローブ発生回路54へ与えられる。
【0050】LEDストローブ発生回路54では、図7
に示すように、ストローブ幅が長くなったストローブ信
号STRB1〜4を順次発生させて、LED47の発光光量
を増大させる。このように、LED47の光量を大きく
して、露光エネルギーをノーマル時設定よりも大きくす
ることで、単独ドットに対しての感光ドラムの露光量の
ばらつきを吸収して安定した静電潜像を形成することが
可能である。更に、光量が大きくなることで、露光エネ
ルギーが大きくなるので、トナーが安定して感光ドラム
に付着し、従って、トナーセーブ時の個々のドットの再
現性が高まり、細線の抜けやかすれが無くなるので、ト
ナーセーブでありながら、高画質な画像の印刷が可能に
なる。即ち、トナーセーブモードの印刷では、黒ベタ部
分では、濃度はノーマル印字に比べて薄くなるが、細線
などは、再現性は十分にあるため、ノーマル印字に引け
を取らない印刷画質で印刷が可能である。
【0051】以上、詳細に説明したように、トナーセー
ブモード時のLEDの発光量を上げることで、1ドット
の再現性を向上させることができる。従って、孤立ドッ
トを発生しやすいトナーセーブモードにおいても、孤立
ドットに対応するトナーの付着が不安定になることを防
ぐことができ、印字がかすれたり、画像が劣化すること
がなくなるという効果がある。更に、トナーセーブモー
ドでありながら、黒ベタ部では、ノーマル画像に対して
若干薄くなるが、細線の再現性などはノーマル印字とほ
ぼ同一の高画質の印刷が可能になるという効果がある。
【0052】〈具体例3〉感光体の表面は、光を感光す
るための感光コーティング処理が施されているが、この
層圧は約10ミクロン程で極めて薄い。このコーティン
グ面は、通常チャージローラ、LEDヘッド、現像ロー
ラ、転写ローラ及びクリーニングローラと接触してい
る。
【0053】従って、印字枚数と共に徐々に感光部が摩
耗してしまう。感光部が摩耗すると、感光部を露光させ
るためのエネルギーのばらつきが大きくなったり、露光
するために必要な光量が増えてくる。このため、1ドッ
トの再現性が低下するため、細線やトナーセーブ時の単
独ドットに対応するトナーの付着が不安定になり、かす
れ易くなってしまうという問題がある。本具体例3で
は、経時変化により1ドットの再現性が低下してしまう
不具合を解決したものである。
【0054】本具体例3では、図6の濃度制御回路を改
良し、かつ図9のドラム回転検出部63を設けたもので
ある。図8は、改良を加えた濃度制御回路60を示し、
51はノーマルモードのストローブ値を記憶しておくレ
ジスタで、52はトナーセーブモード時のストローブ値
を記憶しておくレジスタである。53はセレクタ回路で
トナーセーブON/OFF信号の値によって、ノーマル
モード時のストローブ値とトナーセーブモード時のスト
ローブ値を切り替えて、LEDストローブ発生回路54
へ供給する。
【0055】本具体例3では、ドラムの回転寿命に合わ
せて、CPU2(図2参照)からトナーセーブストロー
ブ設定値を、自由に設定できるように、トナーセーブス
トローブ設定レジスタ61が追加されている。このレジ
スタ61には、ドラムの寿命に合わせてトナーセーブモ
ードのストローブ値が徐々に大きい値(光量が大きくな
る値)になるように設定される。尚、62はノーマルモ
ードストローブ設定値を設定するためのノーマルストロ
ーブ設定レジスタである。
【0056】ドラム回転検出部63は、図9に示すよう
に、ドラムモータパルスカウント部64と、ドラム回転
カウント部65と、ドラム回転数レジスタ66とを有し
ている。ドラムモータパルスカウント部64は、ドラム
モータを回転させるパルス数を数える。ドラム回転カウ
ント部65は、ドラムの1回転に相当するモータパルス
数をカウントすると、ドラム回転数レジスタ66のカウ
ント値を1カウントアップする。
【0057】図10は本具体例3の動作を説明するフロ
ーチャートである。先ず、印刷開始命令(ステップS
1)を受けると、CPU2はトナーセーブモードか否か
の判断(ステップS2)を行う。即ち、トナーセーブモ
ードを示すフラグの設定部を設け、トナーセーブモード
でなければ、ノーマルモードのストローブ値が選択され
てステップS3以降の通常の印字がされる(ステップS
9)。トナーセーブモードであれば、ステップS4へ進
み、CPU2は、レジスタ66のドラム回転カウント数
を読み出し、カウント値が5,000未満であれば、寿命の
1/3に達しておらず感光体もそれほど劣化していない
と判断して、トナーセーブモード時のストローブ設定値
(ノーマルモードより光量アップした値:この実施例で
は2ランクアップ)(ステップS5)をトナーセーブス
トローブ設定レジスタ61及びトナーセーブモードスト
ローブレジスタ52にセットし、印刷を開始する。
【0058】図11はストローブ値設定テーブルを示
す。例えば、ノーマル時のヘッドランク10のLEDヘ
ッドが装置にセットされていると、トナーセーブモード
時の2ランクアップは、ヘッドランク10のストローブ
幅が37.6μsになるように、002Fhをセットする。
また、ノーマルストローブ設定レジスタ62には、ノー
マル時のヘッドランク10で示す32.8μsのストロ
ーブ値幅を得るように0029hをセットしておく。
【0059】次に、ドラム回転カウント数が5,000以上
であれば、ステップS6へ進み、10,000未満であれば、
+4ランクアップのストローブ値を図11のストローブ
値設定テーブルの値から読み出し、同様にレジスタ6
1,52にセットして(ステップS7)印刷を開始す
る。尚、本具体例ではドラムの寿命は、15,000回転に設
定している。
【0060】更に、ドラム回転カウント数が10,000以上
であれば、+6ランクアップのストローブ値をストロー
ブ値設定テーブルから読み出し、同様にレジスタ61,
52に設定(ステップS8)して印刷を開始する。尚、
ドラム回転カウント数が15,000以上であれば、操作パネ
ルにドラム寿命である旨の表示を行い、トナーストロー
ブ値は、10,000以上の場合と同じ、+6ランクアップの
ストローブ値を設定して印刷を開始する。
【0061】以上のように、感光ドラムの寿命を前期、
中期、後期の三段階に分けて、その寿命に応じてトナー
セーブモード時のストローブ値を段階的に大きく設定す
ることで、感光ドラムの経時変化による画質劣化を補正
することができる。本具体例では、感光ドラムの寿命を
三段階に分けているが、もっと細かくすることも可能で
ある。例えば、1,000回転単位で徐々に光量値を変化さ
せれば、経時劣化に対してよりきめ細かい対応が可能に
なる。
【0062】また、本具体例では、感光ドラムの回転数
をカウントして、感光ドラムの経時変化に対応させてい
るが、記録紙の印刷枚数などを代わりとしても全く問題
がない。更に、ドラム回転カウント機能をハード構成で
実施しているが、ソフト的にカウントしても、全く同様
の効果が得られる。
【0063】以上、詳細に説明したように、感光ドラム
回転数をカウントして、カウント数に対応させてトナー
セーブモード時のLEDの発光量を増加させているの
で、感光ドラムの感光部の経時的劣化があっても画質を
維持できる。また、経時的劣化を補正すると、経時変化
に対しても孤立した各ドットの再現性を上げることがで
きる。即ち、経時的劣化の影響を受けやすい孤立したド
ットを使うトナーセーブモード時の印刷画像において
も、経時的劣化に左右されずに、印字がかすれたりしな
い一定の高画質印刷を行うことができる。
【0064】〈具体例4〉本具体例4では、データ間引
き回路が改良され、印刷データの間引き位置を任意に選
択できるようにしたものである。これにより、上記具体
例1と同様に1ドット毎に千鳥に間引くこともできる
し、データを連続して間引くことも可能となる。
【0065】図12は本具体例4に係るデータ間引き回
路70の構成図である。このデータ間引き回路70はA
SIC6の中に設けられている。データ間引き回路70
は、CPUI/F回路71と、ライン切り替え回路72
と、セーブドット設定回路73と、データマスク回路7
4とから成る。
【0066】CPUI/F回路71は、トナーセーブセ
ットレジスタ71aと、イネーブル信号を出力する端子
と、リセット信号を出力する端子とを有している。ライ
ン切り替え回路72は、フリップフロップ441を有
し、反転Q出力が帰還されている。セーブドット設定回
路73は、エクスクルシブ(EX)オアゲート451,
452,453,454を有し、各EXオアゲートの一
方の入力にフリップフロップ441の出力Qが接続され
ている。これらEXオアゲートの他方の入力には、トナ
ーセーブセットレジスタ71aが接続されている。
【0067】データマスク回路74は、オアゲート43
5,436,437,438を有し、各オアゲートの一
方の入力に各EXオアゲート451〜454の各出力側
が接続されている。各オアゲート435〜438の他方
の入力には、CPUI/F回路71のイネーブル端子が
インバータ411を介して共通に接続されている。ま
た、データマスク回路74は、アンドゲート431,4
32,433,434を有し、各アンドゲート431〜
434の一方の入力に各オアゲート435〜438の出
力側が接続されている。そして、各アンドゲート431
〜434の他方の入力にデータ線1〜4がそれぞれ接続
されている。
【0068】印刷データDATA1〜4は、RAM3(図2
参照)に展開されたイメージデータが、画像処理LSI
5を介して、画像処理された後、送り出される画素毎の
データであり、具体例1と同様である。CPUI/F回
路71のイネーブルレジスタに「H」を書き込むことで
イネーブル端子からの出力信号iは「H」となり、デー
タマスク回路74のオアゲート435〜438が有効に
なる。また、リセット端子の出力信号eは、マスク開始
時の初期化用信号で、通常は「H」にして使用する。L
SYNC信号は1ラインの同期信号で、副走査方向に1
ライン分の印刷データの処理が終了すると、発生される
パルス信号である。
【0069】図13、図14は本具体例4のデータ間引
き回路の動作タイミングチャートである。CPUI/F
回路71のトナーセーブセットレジスタ71aへ「11
00」を書き込むと、該回路71のu,f,g,h出力
はそれぞれ「H」,「H」,「L」,「L」となる。C
PUI/F回路71のイネーブル端子のi信号を「H」
にして、最初の1ラインのLSYNC信号が、ライン切
り替え回路72のフリップフロップ441に入ると、そ
の波形の立ち上がりで、フリップフロップ441の出力
Qは「H」となり、反転Q出力は「L」となる。従っ
て、セーブドット設定回路73のEXオアゲートの45
4,453,452,451の出力信号p,o,n,m
は、「L」,「L」,「H」,「H」となる。
【0070】一方、CPUI/F回路71のイネーブル
端子の出力信号iは「H」なので、インバータ411は
「L」に反転する。このため、オアゲート438,43
7,436,435の一方の入力が「L」となるため、
それぞれの出力信号t,s,r,qの値には、上記信号
p,o,n,mの値「L」,「L」,「H」,「H」が
現れる。つまり、信号r,qは、「H」となるため、ア
ンドゲート432,431からはデータ線1,2の印刷
データDATA1,DATA2がそのまま出力される。これに対
し、t,s,は「L」となるため、アンドゲート43
4,433の出力は、それぞれ「L」に保持される。こ
のためデータ線2,3の印刷データDATA3,DATA4は、
マスクされる。即ち、3+4n,4+4nのドットが印
刷されず、1+4n,2+4nのドットが正常に印刷さ
れる(nは正数)。
【0071】次のラインの印刷データを処理するため、
LSYNC信号がフリップフロップ441に入力される
と、Q出力が「L」となるため、データ線3,4が選択
され、印刷データDATA3,4に対応する3+4n,4+
4nのドットが正常に印刷され、印刷データDATA1,2
に対応する1+4n,2+4nドットが印刷されない。
【0072】図15は、LEDヘッド14(図2参照)
へ送られる信号のタイミングチャートである。Nライン
目では、印刷データDATA4,DATA3が間引かれている。
また、N+1ライン目では、反対に、印刷データDATA
2,DATA1が同様に間引かれている。
【0073】ところで、本具体例4では、副走査方向に
1ライン毎に間引き位置を変更している。しかし、2ラ
イン、3ライン単位でCPU2からトナーセーブセット
レジスタの値をセットすることで2ライン、3ラインの
間引き処理を同一位置で行うことが可能である。この場
合、リセット端子の出力信号eを「L」に固定すると、
フリップフロップのQ出力は、「L」となる。従って、
出力信号u,f,g,hを、1ライン目は、「H」,
「H」,「L」,「L」、2ライン目も同様に「H」,
「H」,「L」,「L」に設定すると、出力信号n,m
及びr,qが「L」になり、印刷データDATA1,DATA2
が2ライン分間引きされる。そして、3ライン目、4ラ
イン目において出力信号u,f,g,hを「L」,
「L」,「H」,「H」とすると、逆に印刷データDATA
3,DATA4が2ライン分間引きされる。従って、2×2
ドットの間引きが実現できる。このように副走査方向に
も連続して同一位置を間引きすることが可能である。
【0074】このように、CPU2がライン単位の制御
をすれば、副走査方向の間引きの自由度が増す。また、
本具体例では、データ線が4線である場合について説明
したが、印刷の高解像度化、高速化が進むにつれて6
線、8線、16線とデータ線数を上げても、全く同様に
発明が適用可能である。更に、本具体例4は、上記具体
例2及び3の構成と組み合わせることで、濃度制御を行
ったり、感光体の経年的劣化に対応させることができ
る。
【0075】以上のように、印刷データの間引き位置を
任意に選択することが可能なので、1200dpi以上
の印刷解像度に対しては、例えば、2ドット単位対応の
間引きを設定し、解像度に適した間引き位置の設定を行
うことができる。即ち、更に印字解像度が2400dp
i等に設定されると、感光体のドット単位の露光面積が
小さくなり、一つのドットに数個のトナーしか付着でき
なくなる。このため、1ドット単独での再現性が極端に
不安定になってしまう。しかるに、本具体例4では、印
刷すべきドット位置を連続的に設定できるので、露光面
積を大きくして、安定してトナーを付着させ、画像の再
現性を向上させることができる。
【0076】上記各具体例では、トナーを用いるLED
ヘッド方式について説明したが、インジェット方式の印
刷方式においても、同様に適用可能である。即ち、イン
クジェット方式のインクセーブモード時に、間引かれな
いドットの濃度やインク量を上げることで、画像の再現
性を保持したまま画像の抜けやかすれを抑えることが、
同様に可能である。例えば、ピエゾ方式のインクジェッ
トプリンタの場合には、ピエゾ素子に与える電圧レベ
ル、電圧印加時間等を制御することで、濃度の設定及び
経年的劣化に対応できる。
【0077】また、レーザビーム方式においては、レー
ザビームをシリアルデータで変調して印字するが、この
シリアルデータに変換する前の例えば、メモリから読み
出す際のパラレルデータ等に本発明を適用することが可
能である。更に、本発明は、パラレルに送られる印刷デ
ータをシリアルデータに変換することで、シリアルデー
タ転送においても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例1に係るデータ間引き回路の説
明図である。
【図2】本発明を適用した多機能装置のブロック図であ
る。
【図3】LEDヘッドの駆動回路図である。
【図4】具体例1のデータ間引き回路の動作タイミング
チャートである。
【図5】具体例1のLEDヘッドへのデータ転送タイミ
ングチャートである。
【図6】具体例2の濃度制御回路図である。
【図7】具体例2のデータ転送タイミングチャートであ
る。
【図8】具体例3の濃度制御回路図である。
【図9】具体例3のドラム回転検出部の説明図である。
【図10】具体例3の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】ストローブ値設定テーブルの説明図である。
【図12】具体例4に係るデータ間引き回路の構成図で
ある。
【図13】具体例4のデータ間引き回路の動作タイミン
グチャート(その1)である。
【図14】具体例4のデータ間引き回路の動作タイミン
グチャート(その2)である。
【図15】LEDヘッドへのデータ転送タイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 多機能装置 2 CPU 3 RAM 4 FLASHメモリ 5 画像処理LSI 6 ASIC(アプリケーション。スペシフィック。イ
ンテグレーテッド・サーキッド) 14 LEDヘッド 20 データ間引き回路 21 データマスク回路 22 トナーセーブセットレジスタ(CPUI/F回
路) 30a〜30d データ線 211〜214 アンドゲート 215,216 オアゲート 217 フリップフロップ 218 インバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月10日(2000.8.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を有する。 〈構成1〉本発明は、印刷データを印刷ヘッドに供給
し、複数の印刷ドットにより印刷する印刷方法であっ
て、省資源モード時に、ライン毎の複数の印刷ドット
を、非間引き印刷ドットが連続するように間引くことを
特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】〈構成2〉他の発明は、印刷データを印刷
ヘッドに供給し、複数の印刷ドットにより印刷する印刷
方法であって、省資源モード時に、ライン毎に印刷ドッ
トを間引くと共に、印刷濃度を大きくすべく制御するこ
とを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】〈構成3〉上記二発明において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドは、感光部を露光さ
せるための発光素子を含み、前記感光部の経時的劣化に
対応させて前記発光素子による露光エネルギーを増大さ
せるべく前記印刷ヘッドを制御することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】〈構成4〉本発明装置は、印刷データが供
給されると印刷ドットにより印刷する印刷ヘッドを備え
る印刷装置であって、省資源モード時に、ライン毎の複
数の印刷ドットを、非間引き印刷ドットが連続するよう
に間引く間引き回路を含むことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】〈構成5〉他の本発明装置は、印刷データ
が供給されると印刷ドットにより印刷する印刷ヘッドを
備える印刷装置であって、省資源モード時に、ライン毎
に印刷ドットを間引く間引き回路と、前記省資源モード
時に、印刷濃度を大きくすべく制御する濃度制御回路
含むことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】〈構成6〉本発明装置において、前記印刷
データの供給される前記印刷ヘッドは、感光部を露光さ
せるための発光素子を含み、前記感光部の経時的劣化を
検知する劣化検知手段と、前記感光部の経時的劣化に対
応する露光エネルギー設定値が格納される格納部と、前
露光エネルギー設定値に基づいて前記印刷ヘッドの発
光素子を制御する発光素子制御回路とを含むことを特徴
とする。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを印刷ヘッドに供給する印刷
    方法であって、 前記印刷データを複数のデータ線に分配し、 省資源モード時に、前記複数のデータ線の一部を選択的
    にマスクすることを特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷データの供給される前記印刷ヘ
    ッドを、省資源モード時に印刷濃度を大きくすべく制御
    することを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷データの供給される前記印刷ヘ
    ッドは、感光部を露光させるための発光素子を含み、 前記感光部の経時的劣化に対応させて前記発光素子の発
    光量を増大させるべく前記印刷ヘッドを制御することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 印刷データが供給される印刷ヘッドを備
    える印刷装置であって、 前記印刷データを分配するための複数のデータ線と、 省資源モード時に、前記複数のデータ線の一部を選択的
    にマスクするデータマスク回路とを含むことを特徴とす
    る印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷データの供給される前記印刷ヘ
    ッドを、省資源モードに印刷濃度を大きくすべく制御す
    る濃度制御回路を更に含むことを特徴とする請求項4記
    載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷データの供給される前記印刷ヘ
    ッドは、感光部を露光させるための発光素子を含み、 前記感光部の経時的劣化を検知する劣化検知手段と、 前記感光部の経時的劣化に対応する発光量設定値が格納
    される格納部と、 前記発光量設定値に基づいて前記印刷ヘッドの発光素子
    を制御する発光量制御回路とを含むことを特徴とする請
    求項4記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7715051B2 (en) 2003-08-27 2010-05-11 Oki Data Corporation Image forming apparatus and method for forming an image according to image drawing data
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